JP2001517524A - 縫合することなく生物接着剤を使用して吻合する技術及びそのための装置 - Google Patents
縫合することなく生物接着剤を使用して吻合する技術及びそのための装置Info
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Abstract
Description
官に対し血液の流れを再び形成するために血管を接合することがしばしば必要と
される。そのように血管を接合することは血管吻合と呼ばれる。従来、血管吻合
部位を閉じる主な方法は手で行う縫合であった。この方法は、多くの外科的専門
分野及び外科的処置において選択肢として残っている。多くの外科的処置では、
十分な時間が存在し、外科手術部位は手で縫合して血管を吻合するのに適してい
る。例えば多くの心臓バイパス手術において従来使用されてきた麻酔薬を摂取す
る外科的アプローチでは、血管吻合に必要とされる縫合を手で行うために、アク
セスして部位を固定することが必要となっていた。
の中が開かれる。標準的な冠状動脈バイパス手術のアプローチは出過ぎているた
め、病気及び死亡を回避するためにコストが嵩んでしまう。出過ぎていない外科
手術方法にすることにより、治癒時間が短くなり、痛みも少なくなり、手術後の
合併症も少なくなるであろう。
内視鏡心臓手術の記述があるが、内視鏡心臓バイパス手術は可能になっていなか
った。内視鏡心臓バイパス手術には血管吻合に関して少なくとも二つの主要な技
術的な問題点がある。まず第一に、外科手術において露出させること及び手によ
る操作を行うことが、縫合を手で行うことまでもを考慮していない。第二に、血
管内の血液が動いているときに鼓動している心臓に隣接する血管の吻合を行わな
ければならない。それゆえ、内視鏡心臓バイパス手術中に血管吻合を行うために
は、少なくとも一つの血管内の血液が動いているときに手で縫合することなく血
管を吻合する方法が必要になる。現段階において、例えば腹腔鏡又は内視鏡のた
めのウインドーのような小さい外科手術ウインドーを通して血管を吻合する適切
な血管吻合技術は、少なくとも一つの血管内の血液が動いているか手術領域の器
官が動いている状況下では存在していない。
限的な事項を除いても、縫合を手で行うことは、時間がかかってしまうという問
題点を更に有する。それゆえ、縫合を手で行う場合のような強度及び信頼性があ
りつつ迅速に行うことが可能な血管吻合方法が常に求められていた。時間のかか
らない吻合技術により手術時間は短くなり、その結果、特には長くかかった外科
手術処置に伴う患者の病気及び死亡が減少するであろう。本発明は、血管を迅速
に吻合する方法を提供することによりこの問題点を解決する。
れらの体器官を接合し、それらの体器官の間を血液又は他の物質が移動可能なよ
うにそれらの体器官を接合するのに十分な量の生物接着剤を付する方法に関する
。本発明で使用される生物接着剤は、毒性がなく迅速に固まる架橋蛋白質材料で
ある。この方法は、器官を側面同士、端面と側面とで、あるいは端面同士接合す
るのに適用可能であり、好適には血管、リンパ管又は腸路器官に使用される。こ
の方法は、鼓動している心臓の動脈で手術が行われているときのような、器官の
一つが動いている状況下での手術に特に有益である。
るのに使用されるとき、第一の管腔から第二の管腔内にそれらの開口を通してガ
イドワイヤを延ばす工程と、各管腔内にバルーンを位置決めするためにガイドワ
イヤに沿ってダブルバルーンカテーテルを送る工程と、血管が移動しないように
して開口を並置して維持するためにバルーンを膨張させる工程とを更に含む。こ
の方法は、左冠状動脈の枝に対し内胸動脈を接合しつつ心臓の鼓動中に内視鏡心
臓バイパス手術を行うのに好適である。
て維持するダブルバルーンカテーテルに関する。特には本発明は、第一長手管腔
と環状の膨張可能な近位バルーンと環状の膨張可能な遠位バルーンとを備えた可
撓性の細長い第一構造体を有する装置に関する。手術中、接合すべき中空の体器
官の一方の管腔内に環状の膨張可能な遠位バルーンが配置されるように、環状の
膨張可能な遠位バルーンは細長い第一構造体の遠位部分のまわりに設けられる。
環状の膨張可能な近位バルーンは細長い第一構造体のまわりであって遠位バルー
ンの近位側に設けられる。装置は更に、細長い第一構造体内に液体又は気体で近
位バルーン及び遠位バルーンを膨張させるための別個の更なる長手管腔を有する
ことが可能である。あるいは、細長い第一構造体は、近位バルーン用管腔と遠位
バルーン用管腔とである二つの更なる長手管腔を有する。装置は更に、第一長手
管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第二構造体を有する。細長い第二
構造体の遠位端部は、組織に穴をあけるための先端部又は針を有する。細長い第
二構造体は更に、細長い第二構造体の近位端部から穴をあけるための先端部の遠
位端部まで延びている長手管腔を有する。
延長可能であり、延ばされた位置に固定されることもできる。その結果、接合す
べき器官の壁に穴をあけるのに穴をあけるための先端部を使用することが可能に
なる。細長い第二構造体は、それを固定することができる第二格納位置を有する
。格納位置において、穴をあけるための先端部は細長い第一構造体内に格納され
ており、器官の組織を傷つけることがない。
とが可能である。ガイドワイヤは、ガイドワイヤの遠位端部が細長い第二構造体
の穴をあけるための先端部の遠位端部を越えて遠位側に延ばされているガイド位
置と、ガイドワイヤの遠位端部が穴をあけるための先端部の内側に格納されてい
る非ガイド位置との二つの位置に移動可能である。
は離れる側に移動可能なように互いに摺動可能である。この実施形態では、装置
は、環状の膨張可能な近位バルーンが遠位部分のまわりに配置された可撓性の細
長い第一構造体を有する。細長い第一構造体は更に、細長い第一構造体内に延び
ている長手管腔を有する。装置は更に、第一長手管腔内に摺動可能に収容された
可撓性の細長い第二構造体を有し、細長い第二構造体はその遠位部分のまわりに
設けられた環状の膨張可能な遠位バルーンを有する。この装置が手術位置にある
とき、遠位バルーンは第二体器官内に収容され、近位バルーンは第一体器官内に
収容される。本実施形態のこの装置は、膨張可能な近位バルーンと膨張可能な遠
位バルーンとが互いに近づいている並置位置と、膨張可能な近位バルーンと膨張
可能な遠位バルーンとの距離がその並置位置の場合に比べて大きい非並置位置と
の二つの位置を近位バルーン及び遠位バルーンについて有する。
第二長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第三構造体とを有する。
細長い第三構造体の遠位端部は組織に穴をあけるための先端部を形成する。この
装置は、組織に穴をあけるための先端部が細長い第二構造体の遠位端部を越えて
遠位側に延びている穴あけ位置と、組織に穴をあけるための先端部が細長い第二
構造体内に格納されている格納位置とを有し、それらの位置に装置は任意に固定
可能である。
管腔内に摺動可能に収容されているガイドワイヤとを有することが可能である。
ガイドワイヤは、ガイドワイヤの遠位端部が穴をあけるための先端部の遠位端部
を越えて遠位側に延びているガイド位置と、ガイドワイヤの遠位端部が細長い第
三構造体の穴をあけるための先端部の内側に格納されている非ガイド位置との二
つの位置に移動可能である。
まで細長い第一構造体内で延びている長手管腔と、膨張可能な遠位バルーンから
細長い第二構造体の第二近位端部まで細長い第二構造体内で延びている長手管腔
とを有することが可能である。
内側に凹部を有する複数の器官を接合する方法を提供する。詳細には本発明は、
中空の体器官を接合する方法であって、体器官の開口が並置して維持され、本発
明の生物接着剤を使用して体器官が接合される方法を提供する。生物接着剤の使
用量は、例えば図1〜図3に示すように開口を通って物質が一方の器官から他方
の器官まで移動することができるように開口が連通すべく、接合された器官をシ
ールするのに十分な量である。
ではないが、静脈、動脈、リンパ管、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸、
直腸、尿膀胱、尿管、胆嚢、胆管、膵管、心膜、腹膜、及び胸膜を含む。好適に
は、接合すべき体器官は、静脈、動脈及び腸路の部分である。最適には接合すべ
き器官は動脈である。
段を使用して器官の壁を切開することにより、接合すべき器官に形成可能である
。開口は、格納可能な針を備えた装置を使用しても形成可能である。これらの開
口は、開口を並置して維持するのに使用される器具が器官の凹部内に導入可能な
ように十分に大きい。開口の寸法は、(例えば腸の内容物における液体と半液体
との関係のように)吻合が機能しようとしているか、物質が吻合部位を通過して
しまおうとしているかにより決定可能である。あるいは、管状器官の端部であっ
たり、外傷により既に形成されている場合のように、開口が器官に既に存在して
いてもよい。
状態に維持されることができる。この装置は、開口同士が互いに向かい合って接
した状態になるように開口を位置決めする補助を行うことができる。開口が一緒
に把持されているとき、二つの器官の境界位置に吻合部位が形成され、そこに本
発明の生物接着剤が付される。例えば膨張されると器官内に固定される膨張可能
なバルーンを使用して、装置を各器官に取付けることが可能である。膨張可能な
バルーンは、開口を通って延びる手段により互いに取付け可能である。例えば本
発明の装置は、吻合部位を膨張可能であり、吻合すべき管腔を接触させて維持し
つつ接着処置を行うことが可能である。
物接着剤が硬化すると、接合された開口を通して二つの器官の内部は連通可能に
なる。二つの器官が連通するとは、典型的には接合された器官の対の場合のよう
に体液又は他の物質が一方の器官から他方の器官内に流れることが可能なことを
意味する。吻合部位を通って流れることができる材料の例としては、限定ではな
いが、血液、尿、リンパ液、胆汁、膵液、飲食物及び化膿排泄物のような液体及
び半固体が含まれる。
的には約30秒〜約5分で)硬化可能であり、好適には湿った状態で硬化可能で
あり、更に生物学的組織及び合成材料の両方に対し結合可能であり、かつ、吻合
部位を固定するのに十分な強度を提供可能な無毒接着剤である。蛋白質に特徴づ
けられる材料及び架橋剤からなる生物接着剤組成物はこのような特質を有する。
蛋白質及び架橋剤を含む生物接着剤組成物は、本明細書に参考として組み込まれ
ている米国特許第5,385,606 号に開示されており、本発明の方法に使用するのに
好適な生物接着剤である。
3質量%蛋白質材料と、2)存在する蛋白質20〜60部毎の1質量部をなす質
量比のジ又はポリアルデヒドとの二つの成分を含む。この二つの部分は混合され
、結合すべき表面上で反応せしめられる。結合部が形成されるのは非常に迅速で
あり、一般に結合部が完成するのに1分を必要としない。結果として得られる接
着は非常に強力であり、一般に引裂き強度が400〜600g/cm2 の結合に
なる。1300g/cm2 の引裂き強度が得られている。
押し出して付される。生物接着剤は、二つの器官の境界面上に押し出され、二つ
の吻合された器官を共に確実に保持するために吻合部位を包囲しつつ開口を連通
せしめる。可撓性の又は剛性のある内視鏡による吻合の間、生物接着剤は、内視
鏡を通して向けられた付与装置により、又は異なる開口を介して手術領域に導入
された付与装置により付される。
他の外科手術処置に使用可能であることに注目すべきである。実行可能な吻合の
例としては、限定ではないが、動脈の吻合、静脈の吻合、リンパ管の吻合、胃食
道の吻合、胃十二指腸の吻合、胃空腸の吻合、空腸間又は空腸内の吻合、回腸、
結腸及び直腸、尿管膀胱の吻合、胆嚢又は胆管の十二指腸への吻合、及び膵管の
十二指腸への吻合が含まれる。、好適には、この方法は脈管の吻合及び胃腸の吻
合に使用される。より好適には、この方法は動脈の吻合に使用される。
面と側面とで接合又は吻合する方法に関する。
脈に血流を供給するための左冠状動脈の枝に対する内側胸動脈(以下「IMA」
という)の吻合を後述するように実行可能である。
プされる。IMAは目標吻合部位よりも遠位側の位置において完全に切開され、
残りの処理のために動脈が持ち上げられる。動脈壁を切開することにより、開口
又は動脈切開がIMAに施される。次いで、IMAを吻合すべき動脈であるホス
ト動脈が分離され、適切な部位に動脈切開が施される。冠状バイパス手術の場合
、ホスト動脈はしばしば左冠状動脈の枝であり、典型的には左冠状動脈(以下「
LAD」という)の下行(心室間)枝である。
開部を固定するためにダブルバルーンカテーテルが使用可能である。ダブルバル
ーンカテーテルは、切開された遠位端部を介してIMA内に導入され、IMA内
を吻合部位に向かって近位側に通される。次いで、カテーテルはIMAの動脈切
開部を通ってLADの動脈切開部内に通される。次いでカテーテルは、ダブルバ
ルーンカテーテルの一のバルーン(近位バルーン)がIMA内に配置され、第二
バルーン(遠位バルーン)がLAD内に配置されるように、LAD内の近位側の
適切な距離の位置まで送られる。
張される。遠位バルーンが膨張されて固定された後、IMAは、動脈切開部が直
接並置するようにLADに沿って位置決めされる。次いで近位バルーンは、IM
A内に固定されるように膨張される。この構成により、鼓動している心臓の動き
にかかわらず動脈切開部を並置して保持することが可能になる。
切開部のまわりに付される。カテーテルは、生物接着剤が吻合部位の一体性を維
持するのに十分な強度になるまで、バルーンを膨張させた状態で吻合部位内に維
持される。
ぼめられ、カテーテルが取り出される。IMAの遠位端部は縫合、ステープル又
はクリップを使用してくくることができ、近位のクランプはIMAから取り外さ
れる。この結果、IMAから吻合部位を通ってLAD内に流れる血流が形成され
る。
ヤ6と、一体拡延装置8と、二つの膨張可能なバルーン9及び10とを備えたカ
テーテル装置(図4)がIMA30の管腔内に導入され、所望の動脈切開位置ま
で送られることができる。LAD32に対しIMA30を位置決めした後、図4
a及び図4bに示すように、針4が延ばされ、IMA30の壁とLAD32の壁
との両方に開口を形成するために使用される。図4bに示すように、LAD32
内の針により、ガイドワイヤ6がLAD32内に送られる。次いで図4cに示す
ように、IMA30から両方の動脈切開部を通ってLAD32内までガイドワイ
ヤ6を延ばして残したまま、針4がカテーテル装置内に格納される。カテーテル
装置は、一体拡延装置8が両方の動脈切開部を通して押動され、動脈切開部が拡
げられるように、ガイドワイヤ6に沿って進められる。ここで使用される一体拡
延装置8は、カテーテル装置の遠位端部にテーパ状であって一般に円錐形の外形
を備えた部分を有する。この一体拡延装置の近位の周囲はカテーテル装置の外径
とほぼ同様になっており、遠位の周囲は近位の周囲よりも小さくなっている。カ
テーテル装置は、遠位バルーン9がLAD32内に横設されるまでLAD32内
に更に挿入される。次いで遠位バルーン9が膨張され、LAD32内に遠位バル
ーン9が固定される。次いで近位バルーン10が膨張され、IMA30内に近位
バルーン10が固定され、図4dに示すようにIMA30とLAD32とが並べ
られて固定される。次いで図4eに示すように吻合部位をシールするために生物
接着剤34が付される。吻合部位36の一体性を維持するのに十分な強度に生物
接着剤34がなるまで、典型的には約30秒から5分の間、カテーテル装置はそ
のまま残される。次いでカテーテル装置が取り外され、図4fに示すように吻合
部位36に対し遠位側のIMA30がクリップ止めされるか、又はくくられる。
次いで吻合部位に対し近位側のクランプがIMAから取り外される。
ることも可能である。つまり、他方のバルーンが固定された状態で、一方のバル
ーンがその他方のバルーンの側又はその反対側に摺動する。例えば、調節可能な
ダブルバルーンカテーテルが、IMAの切開した遠位端部から導入され、IMA
内を近位側に送られ、IMAの動脈切開部及びLADの動脈切開部を通してLA
D内に送られる。次いで近位バルーン及び遠位バルーンが動脈切開部にすぐ隣接
して位置決めされる。バルーンの位置決め後、LAD内に遠位バルーンを固定す
るのに十分なだけ遠位バルーンが膨張される。次いで近位バルーンがIMA内で
膨張される。次いで遠位バルーンが近位バルーンの側に近づけられる、又は摺動
され、二つのバルーン間の距離及び二つの動脈切開部間の距離が小さくされる。
近位バルーン及び遠位バルーンがそれぞれの動脈切開部のすぐ内側で互いにすぐ
向き合って配置されるまで両方のバルーンが互いに近づく側に移動される。この
ように摺動させて調節することにより、動脈切開部が正確に位置合わせされる。
必要な場合、調節可能なダブルバルーンカテーテルは、定められた関係に二つの
バルーンを保持する固定機構を有することが可能である。二つのバルーンを位置
決めして固定することは接着処置に特に役立つ。
可能な針4と、延びることができるガイドワイヤ6と、一体拡延装置と、膨張可
能な遠位バルーン9と、膨張可能な遠位バルーン9に対し摺動可能な近位栓子装
置13とを有する。ここで使用される栓子装置は、カテーテル装置の拡げられた
環状部分であって、その拡げられた環状部分に隣接するカテーテルハウジングの
直径よりも大きい直径を有する部分のことをいう。栓子装置の直径は、膨張され
ると膨張可能な遠位バルーンの直径とほぼ同様になり、格納可能な針により形成
された開口よりも大きい。栓子装置はカテーテル装置と一体であることが可能で
あり、あるいは、Oリングのように別個の取り外し可能な部材であることも可能
である。
る。図5に示すこのカテーテル装置は可撓性の管状構造体1であり、この構造体
1はその長手方向に延びている少なくとも一つの穴2を有する。好適にはこの装
置は一つの大きい中央穴と二つの小さい穴とを有する。管状の第一構造体1内に
は可撓性の第二構造体3が配置され、第二構造体3は管状の第一構造体内を摺動
可能であり、大きい中央穴2内に配置される。管状の第二構造体3の遠位端部に
は中空の格納可能な針4が取付けられている。管状の第二構造体3とそれに取付
けられた針4とは、針が器官の壁に穴をあけ得るように延ばされた位置に針4を
保持するための手段5と、針4が管状の第一構造体1の中央穴2内に完全に引っ
込められ得るように針4を格納するための手段とを針の反対側の端部(近位端部
)に有する。
造体3及び針4内で摺動可能なガイドワイヤ6を有する。ガイドワイヤ6の近位
端部には、針4の遠位端部を通してガイドワイヤ6を延ばすための手段7と、針
が格納されている時にガイドワイヤを延ばされた位置に維持するための手段とが
配置されている。管状の第一構造体1と管状の第二構造体3とは共にガイドワイ
ヤ6上を摺動可能であり、必要な場合には共に固定可能である。管状の第一構造
体1は遠位端部8がテーパ状にされている。あるいは、管状の第一構造体1の遠
位端部にテーパ状の別個の拡延装置を取付けることも可能である。
、膨張可能な第二バルーン10は膨張可能な第一バルーンの近位側に配置されて
いる。膨張可能な第一バルーン及び膨張可能な第二バルーンは、ポート(11及
び12)あるいは液体又は気体を使用してバルーン9及び10を膨張させるため
の他の手段に取付けられている。好適には、膨張可能な第一バルーン及び膨張可
能な第二バルーンは、膨張された二つのバルーンの間の二つの構造物の壁が押し
つぶされる又は損傷を受けることなくそれらの壁を並置することができるように
十分な間隔を隔てて位置決めされている。それらの構造物が血管であるとき、二
つのバルーンを分離する距離は好適には約1〜2mmである。この距離は接合す
べき器官に依存して変わる。
は内視鏡心臓バイパス手術に使用可能な寸法にされる。
14に取付けられる。この摺動装置14は、接合すべき器官の壁が並置して保持
されるように膨張可能なバルーンの位置を固定するための手段を有する。あるい
は、膨張可能な第二バルーンは栓子装置13に置換可能であり、その栓子装置1
3は、針により形成された動脈切開部よりも大きく、摺動装置14に取付けられ
ている。例えば、栓子装置13は摺動装置14と一体の部分である。あるいは、
栓子装置13は、図5bに示すように摺動機構に取付けられたOリングのような
、摺動装置14に取付けられる別個の構造体である。栓子装置13は膨張可能な
第二バルーン10と同様に動脈切開部を互いに並置して保持するのに役立つ。
混合された。一方の溶液は45質量%ウシ血清アルブミンを含有し、第二の溶液
は10質量%グルタルアルデヒドを含有した。アルブミン溶液とグルタルアルデ
ヒド溶液とはアルブミンとグルタルアルデヒドの体積比が4:1で混合された。
採取された人の伏在静脈が互いに隣接して位置決めされ固定された。静脈を切開
することにより両方の静脈に小さい開口が形成された。開口の寸法は、その開口
を通して血管内膜切除シャントを導入するのに必要な寸法とされた。シャントの
一端が一方の静脈(静脈1)の管腔内に送られ、その静脈の開口及び第二静脈(
静脈2)の開口を通して第二静脈内に送られた。静脈1内に配置された遠位バル
ーンが膨張され、二つの血管が手で共に押しつけられ、切開部が直接並置された
。生物接着剤が混合され、よいシールを行うために切開部のまわりを物質が完全
に覆うように注意しながら付された。吻合部位が接着剤により完全に覆われた後
、接着剤が2分間硬化され、シャントが取り外された。
器が一方の静脈に取付けられた。カニューレを通して液体が送られ、血管を通る
流れのデモンストレーションが行われた。注射器の反対側の血管の端部にクラン
プが配置され、カニューレを通して液体が更に注入され、第二静脈から液体が観
察された。切開部間の開口は開通していた。第二血管の一端がクランプされ、他
端に圧力ゲージが取付けられた。次いで液体が加えられ、吻合部位に漏れが発生
することなく370mmHgの圧力が達成された。漏れ検査の後、吻合部位の反
対側で両方の血管が開かれ、吻合部位が露出された。吻合部位はきれいなままで
あり、血管同士は近接したまま並置されており、切開しろはすり減っていなかっ
た。
混合された。一方の溶液は45質量%ウシ血清アルブミンを含有し、第二の溶液
は10質量%グルタルアルデヒドを含有した。アルブミン溶液とグルタルアルデ
ヒド溶液とはアルブミンとグルタルアルデヒドの体積比が4:1で混合された。
豚の心臓と採取された人の伏在静脈とが互いに隣接して位置決めされ固定された
。静脈に開口が形成され、心臓のLADに切開部が形成された。開口及び切開部
の両方は血管内膜切除シャントを導入するのに必要な寸法に形成された。シャン
トの一端が、静脈の切開端を通して静脈の管腔内に送られ、静脈の開口及びLA
Dの切開部を通してLAD内に送られた。LAD内に配置された遠位バルーンが
膨張され、静脈とLADとが手で共に押しつけられ、開口と切開部とが直接並置
された。次いで近位バルーンが膨張された。生物接着剤が混合され、よいシール
を行うために切開部のまわりを物質が完全に覆うように注意しながら付された。
吻合部位が接着剤により完全に覆われた後、接着剤が2分間硬化され、シャント
が取り外された。
に接続され、三方弁がカニューレに取付けられた。一つのポートに対し水を含ん
だ注射器が取付けられた。三方弁の第二ポートに対し圧力モニタが取付けられた
。次いで吻合部位に対しLADの近位側及び遠位側の両方がクランプされ、伏在
静脈がカニューレの反対側の端部においてクランプされた。次いで水が注入され
、吻合部位のまわりで漏れが発生することなく圧力が370mmHgまで上昇し
た。漏れ検査の後、吻合部位の反対側で両方の血管が開かれ、吻合部位が露出さ
れた。吻合部位はきれいなままであり、血管同士は近接したまま並置されており
、切開しろはすり減っていなかった。
本発明の鼓動する心臓の冠状バイパス処置を生体外で行うことのデモンストレー
ションとなる。
ャントは管状部分により分離された二つの膨張可能なバルーンとそれらの膨張可
能なバルーンを膨張させるための手段とを有する。しかしながら、血管内膜切除
シャントは心臓バイパス処置に使用することができない。というのは、液体がシ
ャント及び両方のバルーンを通って流れてしまう中央穴を血管内膜切除シャント
が有するからである。そのような穴により、血液は吻合すべき動脈から流出して
しまい、それゆえ、出血してしまうからである。それゆえ、血管内膜切除シャン
トは実験室で技術のデモンストレーションを行うのに有益であるが、実際の外科
手術状況下では有益ではない。
能であることが理解されるであろう。それゆえ、そのような変形、修正及び置換
は本発明の範囲内に含まれるものである。
共に保持するために膨張されたバルーン44及び46とそれらに対する生物接着
剤48の相対位置とを示す。
位を示す。破線は血管内に血液の流れの向きを示す。
Claims (56)
- 【請求項1】 第二開口を備えた中空の第二体器官に対し第一開口を備えた
中空の第一体器官を接合する方法であって、 吻合部位を形成するために前記第一開口と前記第二開口とを並置する工程と、 流体が前記第一体器官と前記第二体器官との間を流通するように前記第一開口
を前記第二開口に接合するために前記吻合部位に生物接着剤を付する工程とを含
む、方法。 - 【請求項2】 前記流体が血液である、請求項1に記載の方法。
- 【請求項3】 前記流体が半固体材料である、請求項1に記載の方法。
- 【請求項4】 前記生物接着剤が蛋白質と架橋剤とを含む、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項5】 前記生物接着剤の架橋剤が、ジアルデヒドとポリアルデヒド
とそれらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記架橋剤がグルタルアルデヒドである、請求項4に記載の
方法。 - 【請求項7】 前記蛋白質がウシ血清アルブミンである、請求項4に記載の
方法。 - 【請求項8】 前記生物接着剤が、27〜53質量%蛋白質材料と、蛋白質
材料20〜60部毎の架橋剤1質量部とを含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 前記生物接着剤が、45質量%ウシ血清アルブミン溶液4部
と、10質量%グルタルアルデヒド溶液1部とを含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 前記第一体器官と前記第二体器官とが管状器官である、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 前記第一体器官と前記第二体器官とが側面同士接合される
、請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 前記第一体器官と前記第二体器官とが端面と側面とにおい
て接合される、請求項10に記載の方法。 - 【請求項13】 前記第一体器官と前記第二体器官とが端面同士接合される
、請求項10に記載の方法。 - 【請求項14】 前記第一体器官と前記第二体器官とが、静脈、動脈、リン
パ管、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸、尿膀胱、尿管、胆嚢、胆
管、膵管、心膜、腹膜、及び胸膜からなる群から選択される、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項15】 前記第一体器官及び前記第二体器官が動脈である、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項16】 前記動脈が内胸動脈及び下行前左冠状動脈である、請求項
15に記載の方法。 - 【請求項17】 前記第一体器官及び前記第二体器官が運動している器官の
存在下で接合される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項18】 前記第一開口及び前記第二開口の少なくとも一方が外科的
に形成される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項19】 前記開口が、メス、ラジウム外科ユニット、レーザー、ト
ロカール、及び針からなる群から選択された外科的切開装置を使用して形成され
る、請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 前記第一開口及び前記第二開口の少なくとも一方が非外科
的外傷により形成されたものである、請求項1に記載の方法。 - 【請求項21】 前記第一開口と前記第二開口とを並置する工程が、 前記開口を通して手術位置までダブルバルーンカテーテル装置を導入する工程
を更に含み、遠位バルーンが前記第一体器官又は前記第二体器官内に収容され、
近位バルーンが他方の体器官内に収容され、更に 前記近位バルーン及び前記遠位バルーンを膨張させることにより、前記第一体
器官及び前記第二体器官内に第一バルーン及び第二バルーンをそれぞれ固定し、
前記第一開口と前記第二開口とを並置する工程を更に含む、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項22】 中空の第二体器官に対し中空の第一体器官を接合する装置
であって、 (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性で細長い第一構造
体を具備し、第一長手管腔が前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細
長い第一構造体内で延びており、更に (b)前記細長い第一構造体の遠位部分のまわりに配置された環状の膨張可能
な遠位バルーンと、 (c)前記細長い第一構造体のまわりであって前記膨張可能な遠位バルーンよ
りも近位側に配置された環状の膨張可能な近位バルーンとを具備し、 手術位置に位置しているときに、前記装置が前記遠位バルーンを前記第二体器
官内に位置決めすると共に、前記近位バルーンを前記第一体器官内に位置決めす
ることができる、装置。 - 【請求項23】 前記第一長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長
い第二構造体を更に具備し、 前記細長い第二構造体が第二近位端部から第二遠位端部まで延びており、前記
第二遠位端部が組織に穴をあけるための先端部を形成しており、 前記組織に穴をあけるための先端部が、穴あけ位置に位置しているときに前記
第一遠位端部を越えて遠位側に延びており、格納位置に位置しているときに前記
細長い第一構造体内に格納されている、請求項22に記載の装置。 - 【請求項24】 前記膨張可能な遠位バルーンから前記第一近位端部まで前
記細長い第一構造体内で延びている第三長手管腔と、 前記膨張可能な近位バルーンから前記第一近位端部まで前記細長い第一構造体
内で延びている第四長手管腔とを更に具備する、請求項22に記載の装置。 - 【請求項25】 前記第二近位端部から前記組織に穴をあけるための先端部
の遠位端部まで延びている前記細長い第二構造体内で延びている第二長手管腔と
、 前記第二長手管腔内に摺動可能に収容されたガイドワイヤとを更に具備し、前
記ガイドワイヤが第三近位端部から第三遠位端部まで延びており、 前記第三遠位端部が、ガイド位置にあるときに前記穴をあけるための先端部の
遠位端部を越えて遠位側に延ばされ、非ガイド位置にあるときに前記穴をあける
ための先端部の遠位端部を越えて延びていない、請求項23に記載の装置。 - 【請求項26】 前記穴をあけるための先端部が長手管腔を備えた針を有す
る、請求項23に記載の装置。 - 【請求項27】 前記穴あけ位置及び前記格納位置の少なくとも一方に前記
細長い第二構造体を解除可能に固定することができる穴あけ先端部固定機構を更
に具備する、請求項23に記載の装置。 - 【請求項28】 前記ガイド位置及び前記非ガイド位置の少なくとも一方に
前記ガイドワイヤを解除可能に固定することができるガイド固定機構を更に具備
する、請求項25に記載の装置。 - 【請求項29】 前記膨張可能な近位バルーンと前記膨張可能な遠位バルー
ンとの間の距離が約1mm〜約2mmである、請求項22に記載の装置。 - 【請求項30】 外科手術内視鏡を通して使用することができるように前記
装置の外径が十分に小さい、請求項22に記載の装置。 - 【請求項31】 前記第一遠位端部の外形がテーパ状であり、第一遠位端部
の遠位側直径が第一遠位端部の近位側直径よりも小さい、請求項22に記載の装
置。 - 【請求項32】 中空の第二体器官に対し中空の第一体器官を接合する装置
であって、 (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性の細長い第一構造
体と、 (b)前記細長い第一構造体の第一遠位部分のまわりに配置された環状の膨張
可能な近位バルーンと、 (c)前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細長い第一構造体内で
延びている第一長手管腔と、 (d)前記第一長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第二構造体
とを具備し、前記細長い第二構造体が第二近位端部から第二遠位端部まで延びて
おり、更に (e)前記細長い第二構造体の第二遠位部分のまわりに設けられた環状の膨張
可能な遠位バルーンを具備し、 前記装置が手術位置に位置しているときに、前記遠位バルーンが前記第二体器
官内に収容され、前記近位バルーンが前記第一体器官内に収容される、装置。 - 【請求項33】 前記第二近位端部から前記第二遠位端部まで前記細長い第
二構造体内で延びている第二長手管腔と、 前記第二長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第三構造体とを更
に具備し、前記細長い第三構造体が第三近位端部から第三遠位端部まで延びてお
り、前記第三遠位端部が組織に穴をあけるための先端部を形成し、 前記組織に穴をあけるための先端部が、穴あけ位置に位置しているときに前記
第二遠位端部を越えて遠位側に延びており、格納位置に位置しているときに前記
細長い第二構造体内に格納されている、請求項32に記載の装置。 - 【請求項34】 前記第三近位端部から前記組織に穴をあけるための先端部
まで前記細長い第三構造体内で延びている第三長手管腔と、 前記第三長手管腔内に摺動可能に収容されたガイドワイヤとを更に具備し、前
記ガイドワイヤが第四近位端部から第四遠位端部まで延びており、 前記第四遠位端部は、ガイド位置にあるときに前記穴をあけるための先端部の
遠位端部を越えて遠位側に延びており、非ガイド位置にあるときに前記穴をあけ
るための先端部の遠位端部を越えて延びていない、請求項33に記載の装置。 - 【請求項35】 前記膨張可能な近位バルーンから前記第一近位端部まで前
記細長い第一構造体内で延びている第四長手管腔と、 前記膨張可能な遠位バルーンから前記第二近位端部まで前記細長い第二構造体
内で延びている第五長手管腔とを更に具備する、請求項32に記載の装置。 - 【請求項36】 前記環状の膨張可能な近位バルーンが栓子である、請求項
32に記載の装置。 - 【請求項37】 前記環状の膨張可能な近位バルーンがOリングにより置換
される、請求項32に記載の装置。 - 【請求項38】 第二開口を備えた中空の第二体器官に対し第一開口を備え
た中空の第一体器官を吻合する方法であって、 A.前記中空の第一体器官内に装置を挿入する工程を含み、前記装置が (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性の細長い第一構造
体を具備し、第一長手管腔が前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細
長い第一構造体内で延びており、更に (b)前記細長い第一構造体の遠位部分のまわりに配置された環状の膨張可能
な遠位バルーンと、 (c)前記細長い第一構造体のまわりであって前記膨張可能な遠位バルーンの
近位側に配置された環状の膨張可能な近位バルーンとを具備し、更に B.吻合部位を形成するために前記第一開口と前記第二開口とを並置する工程
と、 C.前記膨張可能な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容されかつ前記膨張
可能な近位バルーンが前記第一体器官内に収容される位置まで前記第一開口及び
前記第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第一構造体及び前記細長い
第二構造体を進める工程と、 D.前記第一開口と前記第二開口とが互いに隣接している吻合位置に前記第一
体器官及び前記第二体器官を固定するために前記近位バルーン及び前記遠位バル
ーンを膨張させる工程と、 E.生物接着剤を前記吻合部位に付することにより前記第二開口に対し前記第
一開口を接合する工程とを含む、方法。 - 【請求項39】 中空の第二体器官に対し中空の第一体器官を吻合する方法
であって、 A.前記中空の第一体器官内に装置を挿入する工程を含み、前記装置が (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性の細長い第一構造
体を具備し、第一長手管腔が前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細
長い第一構造体内で延びており、更に (b)前記細長い第一構造体の遠位部分のまわりに配置された環状の膨張可能
な遠位バルーンと、 (c)前記細長い第一構造体のまわりであって前記膨張可能な遠位バルーンの
近位側に配置された環状の膨張可能な近位バルーンと、 (d)前記第一長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第二構造体
とを更に具備し、前記細長い第二構造体が第二近位端部から第二遠位端部まで延
びており、前記第二遠位端部が組織に穴をあけるための先端部を形成し、 前記組織に穴をあけるための先端部が、穴あけ位置に位置しているときに前記
第一遠位端部を越えて遠位側に延びており、格納位置に位置しているときに前記
細長い第一構造体内に格納されており、更に B.吻合部位を形成するために前記第二体器官の第二壁に対し前記第一体器官
の第一壁を並置する工程と、 C.前記穴あけ位置まで前記細長い第二構造体を延ばす工程と、 D.前記第一壁及び前記第二壁のそれぞれに第一開口及び第二開口を形成する
ために前記第一壁及び前記第二壁に穴あけする工程と、 E.前記格納位置まで前記細長い第二構造体を格納する工程と、 F.前記膨張可能な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容されかつ前記膨張
可能な近位バルーンが前記第一体器官内に収容される位置まで前記第一開口及び
前記第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第一構造体及び前記細長い
第二構造体を進める工程と、 G.前記第一開口と前記第二開口とが互いに隣接している吻合位置に前記第一
体器官及び前記第二体器官を固定するために前記近位バルーン及び前記遠位バル
ーンを膨張させる工程と、 H.前記第二開口に対し前記第一開口を接合するために生物接着剤を前記吻合
部位に付しつつ、前記第一体器官と前記第二体器官との間を流体が流通するのを
維持する工程とを含む、方法。 - 【請求項40】 前記装置が、 前記第二近位端部から前記組織に穴をあけるための先端部の遠位端部まで延び
ている前記細長い第二構造体内を延びている第二長手管腔と、 前記第二長手管腔内に摺動可能に収容されたガイドワイヤとを更に具備し、前
記ガイドワイヤが第三近位端部から第三遠位端部まで延びており、 前記第三遠位端部は、ガイド位置にあるときに前記穴をあけるための先端部の
遠位端部を越えて遠位側に延びており、非ガイド位置にあるときに前記穴をあけ
るための先端部の遠位端部を越えて延びていない、請求項39に記載の方法。 - 【請求項41】 工程Fが、 前記膨張可能な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容されかつ前記膨張可能
な近位バルーンが前記第一体器官内に収容される位置まで前記第一開口及び前記
第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第一構造体及び前記細長い第二
構造体を進める前に、前記ガイド位置まで前記ガイドワイヤを延ばし、前記第三
遠位端部が前記第二体器官内に収容される工程を更に含む、請求項40に記載の
方法。 - 【請求項42】 前記膨張可能な遠位バルーンを膨張させた後に前記非ガイ
ド位置に前記ガイドワイヤを格納する工程を更に含む、請求項41に記載の方法
。 - 【請求項43】 前記膨張可能な近位バルーン及び前記膨張可能な遠位バル
ーンが流体により膨張される、請求項38又は39に記載の方法。 - 【請求項44】 前記中空の第一体器官及び前記中空の第二体器官が動脈で
ある、請求項39に記載の方法。 - 【請求項45】 前記第一体器官が内胸動脈であり、前記第二体器官が下行
前左冠状動脈である、請求項39に記載の方法。 - 【請求項46】 第二開口を備えた中空の第二体器官に対し第一開口を備え
た中空の第一体器官を吻合する方法であって、 A.前記中空の第一体器官内に装置を挿入する工程を含み、前記装置が (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性の細長い第一構造
体と、 (b)前記細長い第一構造体の第一遠位部分のまわりに配置された環状の膨張
可能な近位バルーンと、 (c)前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細長い第一構造体内で
延びている第一長手管腔と、 (d)前記第一長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第二構造体
とを具備し、前記細長い第二構造体が第二近位端部から第二遠位端部まで延びて
おり、更に (e)前記細長い第二構造体の第二遠位部分のまわりに設けられた環状の膨張
可能な遠位バルーンを具備し、更に B.吻合部位を形成するために前記第一開口と前記第二開口とを並置する工程
と、 C.第二位置まで前記細長い第二構造体を延ばす工程と、 D.前記膨張可能な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容される位置まで前
記第一開口及び前記第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第二構造体
を進める工程と、 E.前記膨張可能な遠位バルーンを膨張させることにより前記第二体器官内に
前記遠位バルーンを固定する工程と、 F.前記膨張可能な近位バルーンを膨張させることにより前記第一体器官内に
前記近位バルーンを固定する工程と、 G.第一位置に前記細長い第二構造体を格納することにより前記膨張可能な近
位バルーンと前記膨張可能な遠位バルーンとの間で前記第一開口及び前記第二開
口を並置する工程と、 H.前記第一体器官と前記第二体器官との間で流体を流通させるために前記第
二開口に対し前記第一開口を接合すべく前記吻合部位に生物接着剤を付する工程
とを含む、方法。 - 【請求項47】 中空の第二体器官に対し中空の第一体器官を吻合する方法
であって、 A.前記中空の第一体器官内に装置を挿入する工程を含み、前記装置が (a)第一近位端部から第一遠位端部まで延びている可撓性の細長い第一構造
体と、 (b)前記細長い第一構造体の第一遠位部分のまわりに配置された環状の膨張
可能な近位バルーンと、 (c)前記第一近位端部から前記第一遠位端部まで前記細長い第一構造体内で
延びている第一長手管腔と、 (d)前記第一長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第二構造体
とを具備し、前記細長い第二構造体が第二近位端部から第二遠位端部まで延びて
おり、更に (e)前記細長い第二構造体の第二遠位部分のまわりに設けられた環状の膨張
可能な遠位バルーンと、 (f)前記第二近位端部から前記第二遠位端部まで前記細長い第二構造体内で
延びている第二長手管腔と、 (g)前記第二長手管腔内に摺動可能に収容された可撓性の細長い第三構造体
とを具備し、前記細長い第三構造体が第三近位端部から第三遠位端部まで延びて
おり、前記第三遠位端部が組織に穴をあけるための先端部を形成し、 前記組織に穴をあけるための先端部が、穴あけ位置に位置しているときに前記
第二遠位端部を越えて遠位側に延びており、格納位置に位置しているときに前記
細長い第二構造体内に格納されており、更に B.吻合部位の位置で前記第二体器官の第二壁に対し前記第一体器官の第一壁
を並置する工程と、 C.前記穴あけ位置まで前記細長い第三構造体を延ばす工程と、 D.前記第一壁及び前記第二壁のそれぞれに第一開口及び第二開口を形成する
ために前記第一壁及び前記第二壁に穴あけする工程と、 E.前記格納位置まで前記細長い第三構造体を格納する工程と、 F.第二位置まで前記細長い第二構造体を延ばす工程と、 G.前記膨張可能な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容される位置まで前
記第一開口及び前記第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第二構造体
を進める工程と、 H.前記膨張可能な遠位バルーンを膨張させることにより前記第二体器官内に
前記遠位バルーンを固定する工程と、 I.前記膨張可能な近位バルーンを膨張させることにより前記第一体器官内に
前記近位バルーンを固定する工程と、 J.前記細長い第二構造体を第一位置に格納することにより前記膨張可能な近
位バルーンと前記膨張可能な遠位バルーンとの間で前記第一開口及び前記第二開
口を並置する工程と、 K.前記第一体器官と前記第二体器官との間で流体を流通させるために前記第
二開口に対し前記第一開口を接合すべく前記吻合部位に生物接着剤を付する工程
とを含む、方法。 - 【請求項48】 前記装置が、 前記第三近位端部から前記組織に穴をあけるための先端部まで前記細長い第三
構造体内で延びている第三長手管腔と、 前記第三長手管腔内に摺動可能に収容されているガイドワイヤとを更に具備し
、前記ガイドワイヤが第四近位端部から第四遠位端部まで延びており、前記第四
遠位端部が、ガイド位置にあるときに前記穴をあけるための先端部の遠位端部を
越えて遠位側に延びており、非ガイド位置にあるときに前記穴をあけるための先
端部の遠位端部を越えて延びていない、請求項47に記載の方法。 - 【請求項49】 工程Gが、 前記ガイド位置まで前記ガイドワイヤを延ばす工程を更に含み、前記膨張可能
な遠位バルーンが前記第二体器官内に収容される位置まで前記第一開口及び前記
第二開口を通して前記第二体器官内に前記細長い第二構造体を進める前に、前記
第四遠位端部が前記第二体器官内に収容される、請求項48に記載の方法。 - 【請求項50】 前記膨張可能な近位バルーンが栓子である、請求項46又
は47に記載の方法。 - 【請求項51】 前記中空の第一体器官及び前記中空の第二体器官が動脈で
ある、請求項48に記載の方法。 - 【請求項52】 縫合することなく二つの血管を側面同士吻合する方法であ
って、 A.第一血管を隔離する工程と、 B.前記第一血管の壁に第一開口を形成する工程と、 C.第二血管を隔離する工程と、 D.前記第二血管の壁に第二開口を形成する工程と、 E.第一バルーンが前記第一血管内に収容されかつ第二バルーンが前記第二血
管内に収容されるように、複数バルーン付きカテーテルを位置決めする工程と、 F.吻合部位を形成するために前記第一開口と前記第二開口とを並置して固定
すべく前記第一バルーン及び前記第二バルーンを膨張させる工程と、 G.血液が前記第一血管と前記第二血管との間を流れることができるように前
記第一開口と前記第二開口とを接合するために前記吻合部位に生物接着剤を付す
る工程とを含む、方法。 - 【請求項53】 前記第一血管が内胸動脈であり、前記第二血管が左冠状動
脈の枝である、請求項52に記載の方法。 - 【請求項54】 前記方法が工程Dと工程Eとの間に 第一動脈から前記第一開口及び前記第二開口を通して第二動脈までガイドワイ
ヤを延ばす工程と、 前記ガイドワイヤに沿って前記第一開口及び前記第二開口を通して前記複数バ
ルーン付きカテーテルを導入する工程とを更に含む、請求項53に記載の方法。 - 【請求項55】 前記第一バルーンと前記第二バルーンとの間の距離が摺動
して増加又は減少可能であり、前記方法が 前記第一血管内で前記第一バルーンを膨張させる工程と、 前記第二血管内で前記第二バルーンを膨張させる工程と、 膨張した前記第一バルーン及び前記第二バルーンを互いの側に摺動させること
により前記第一開口と前記第二開口とを直接続けて並置させる工程とを更に含む
、請求項52に記載の方法。 - 【請求項56】 前記複数バルーン付きカテーテルが、第一バルーン及び第
二バルーンの相互間の距離を固定するのに適した固定機構を具備し、前記方法が
、接着剤を付する前に第一バルーン及び第二バルーンの相互間の距離を固定する
工程を更に含む、請求項55に記載の方法。
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