JP2001517314A - 容量性回転角および角速度センサーならびにこれを用いた測定装置 - Google Patents

容量性回転角および角速度センサーならびにこれを用いた測定装置

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Abstract

(57)【要約】 予め中心角が決められ、互いに絶縁した導電性扇形電極(5i)を持つ第一固定子(2)、この第一固定子に平行して配置され受信電極(6)である第二固定子(4)、また、回転軸に対して垂直な扇形翼(8a,8b)が少なくとも一つあり、第一および第二固定子の間に平行に設置され軸の回りを回転し、軸(7)に取り付けられたローター(3)を持つ容量性回転角センサー。この際、送信電極の中心角の合計は2π(360°)よりも小さく、理想的にはπ/12(30°)と5π/6(300°)の間にあり、また、各ローター翼の中心角は、n隣接する送信電極の中心角合計と基本的に一致するが、少なくとも一つの固定子の一方の端は、抜けている部分(2a)があり、これによって組み立ての際に、ローターを含む回転軸(7)を車軸に放射状に差し込むことができる。このため、この固定子(2)の中心角は360°よりも小さく、第二固定子(4)の電極(6)の中心角は、第一固定子(2)の全電極の中心角合計とほぼ一致する。

Description

【発明の詳細な説明】 容量性回転角および角速度センサーならびにこれを用いた測定装置 本発明は、予め中心角が決められ、互いに絶縁している導電性扇形電極を持つ 第一固定子、第一固定子と平行に配置され、受信電極を持つ第二固定子、そして 車軸の周りを回転し、回転軸に対して垂直に設置された扇形の翼を持ち、軸にセ ットされ、第一固定子と第二固定子との間に平行して取り付けられたローターか らなる容量性回転角センサーに関するが、この際、全ての送信電極の中心角の合 計は2π(360°)よりも小さく、できればπ/12(30°)と5π/6( 300°)の間であるのが望ましく、また、各ローター翼の中心角は、n隣接す る送信電極の中心角の合計と基本的に同じである。更に、本発明は、容量性回転 角センサーによって回転角度を決める測定装置に関する。 前述の容量性回転角センサーおよび測定装置は、例えば本願出願人の米国特許 第5,598,153号に記載されている。この周知の回転角センサーには、4 ないし8の扇形送信電極あるが、これは2πの回転角を完全に覆う。受信電極は 輪状電極の形状をなす。ローターには、1ないし2つの扇形翼があるが、各翼の 形状は、ローター翼の中心角が第一固定子の二つの送信電極の中心角合計と同じ になるよう、その条件に合わせて決める。この容量性回転角センサーを用いた測 定装置には、第一固定子の4ないし8の送信電極と電気接続し、4つの出口を持 つ励起ユニットと、第二固定子の受信電極と接続し、回転角を決定する評価ユニ ットとが装備されている。前述のセンサーの持つ幾何学的特性と励起あるいは信 号評価を持つことで、構造が単純で生産コストが安いにもかかわらず、360° の角度についてきわめて高い測定精度が実現する。この測定精度は、ローターの ずれ、傾きといったマイナス要因によって影響を受けることはない。 冒頭の発明は、先に述べたセンサーあるいはこれに付属する測定装置を、少な いペースで、また/あるいはセンサーの構成要素を簡単にし、これによって特定 構成部品の交換が簡単におこなえるようにし、同時に、高い測定精度を保ちなが ら単純で安いコストで組み立てられるよう、更に開発することを目的の一つとし ている。 冒頭で示したセンサーでは、少なくとも一つの固定子の一方の端は抜き取られ た部分があり、これによって組み立ての際に、ローターを含め回転軸を車軸部分 に放射状に押し込むことができるが、これによってこの固定子の中心角は360 °よりも小さく、第二固定子の電極の中心角は第一固定子の電極全体の中心角の 合計とほぼ一致する。本発明によるこの措置によって、センサーをより少ないス ペースで組み立てることができる。特に、固定子が互いに別々に、またローター に何の影響もおよぼすことなく取り外したり、組み入れることができる。この際 、固定子は電極面積が小さくなっているため、円板状である必要はない。本発明 によるセンサーはスペースが小さくて済み、また組み立てもきわめて簡単である が、2πの角度を非常に高い精度で把握することができる。 本発明によるセンサーの実施応用例では、第一固定子の電極に外部からの影響 による界磁の歪みを大幅に防ぐ2つのシールド電極を含めることによって、測定 精度が大幅に改善されることが明らかにされている。 送信部分の円は一部が抜き取られているために、送信電極を対で励起させる際 に、電極のペアが直接隣接して配置されていない状況が起こることが考えられる が、この場合には、この電極対の周辺では、直接隣接している対と比べ、界磁の 配分が異なる結果を招く可能性がある。この対策として、本発明の実施応用とし て望ましいのは、固定子2n+1(n≧4)の送信電極であり、どの時点にも、 予め決められたn送信電極がn隣接する送信電極と電気的に互いに接続でき、こ れによって、どの時点にも隣接する送信電極とは接続していない送信電極が必ず 一つ残るという結果となる。この配置によって、送信電極の対をどのように自由 に励起しても、ペアとなった電極同士は必ず直接隣接していることになる。これ によって、すべての電極対で界磁の分配は均一になる。 更に、受信電極が、中心角が全ての送信電極の中心角の合計と基本的に一致し ている扇形の形態をし、また、固定ポテンシャルとつながっている受信電極全体 を囲むシールド電極で制限されているのが望ましい。これによって受信電極の必 要なスペースも少なくて済み、取り付け取りはずしが簡単である。 2π(360°)以上の回転角の測量が可能でなければならないセンサーでは 、ローターは少なくとも2つの、それぞれが同じ中心角を持つ扇形の翼から形成 されているのが望ましい。ローターの位置と回転角を明確にしかも簡単に合わせ るためには、ローターの翼のうちの最低2つは半径の長さが異なるようにし、こ の際、送信電極を持つ第一固定子は、回転軸からの距離が短い翼の半径よりも長 いが、長い翼の半径の範囲には入る電極を、少なくともこの他に2つ持つように する。ローター翼の長さが異なり、これに相応する固定子電極を持つことで、ロ ーターの絶対値に関する確実な追加情報が簡単に入手できる。 実際に利用する際には、固定子の端の放射状の2辺に配置された二つの境界電 極を除いた全ての送信電極がみな同一の中心角であるのが望ましい。これによっ て、中心角と場合によって境界電極も、受信面で誘導される個々の送信部分が平 均して同じ大きさになるように、予想される界磁配分に適合させることができる 。予想される界磁配分に合わせて送信電極の寸法を決めることによって、センサ ーの測定領域全体を通して測定精度が一定に保たれる。 この他センサーの測定精度は、第一固定子の端にあたる放射状の2辺方向に扇 形シールド電極を取り付け、第二固定子の受信電極の中心角が全ての送信電極お よび2つのシールド電極の中心角の合計と基本的に一致することによって、更に 改善される。この方法によって、必要とするスペースは若干増えるものの、セン サーの端部分は理想的にシールドされ、これによって外部からの影響によるセン サー内部の界磁のゆがみを大幅に防ぐことができる。センサー部品の単純な構造 および部品が交換可能である点については何の影響も及ぼさない。 本発明の範囲で2つの望ましい実用例を挙げるが、これに限られるわけではな い。この場合には、第一固定子は各々およそπ/8(22.5°)の中心角を持 つ8ないし9の送信電極を持ち、ローターには中心角がおよそπ/2(90°) の翼が最低1、できれば2つ直線上に配置されているか、あるいは第一固定子に はおよそπ/12(15°)の中心角を持つ送信電極が8ないし9、またロータ ーには等間隔に配置され、中心角がおよそπ/3(60°)である翼が最低1つ 、できれば3つ取り付けられているのが望ましい。 前述の発明によって、回転角センサーは、絶対的あるいは相対的な回転角の位 置を決めるためだけではなく、回転角速度を決定するためにも有益であることが 明らかである。 2n+1(n≧4)の固定子と送信電極を持つ本発明による回転角センサーで 、どの時点でも、予め決められたn送信電極が隣接するn送信電極と電気接続可 能だとすれば、どの時点でも、隣接する送信電極とつながっていない送信電極が 必ず1つ用意されていることになるが、これは以下の特徴が組み合わさって、特 に望ましい測定装置となる。一つの受信信号を受信し、処理するために第二固定 子の受信電極とつながっている評価ユニットで、この際評価ユニットは、受信信 号と送信信号とを分ける分離装置と、回転角あるいは回転角速度を決定するユニ ットとを持つ。また、予め決められた第一周期に少なくとも二つの隣接する送信 電極につき同一の予め決められた第一送信信号を送るために、また、予め決めら れた第二周期に、最低2つの隣接する送信電極に対して同一の予め決められた第 二送信信号を送るために取り付けられた励起ユニットである。また、これには第 一送信信号を送られた送信電極対は、第二の送信信号を送られた送信電極対に対 して最低一つの電極分ずれて配置され、また、二つの周期においてそれぞれ、端 に配置された送信電極の最低一つは接地接続している。 この他、励起ユニットと評価ユニットとは、励起ユニットに電気高周波信号に よって送信信号を変調するためのユニットが、また、評価ユニットに搬送周波増 幅器と高周波信号用の復調器とがそれぞれ取り付けられることによって、さらに 改良される。高周波変調(狭帯域システム)によって、センサーは障害となる異 界磁および、受信盤の第二固定子における導電薄層によって起きる漏れ電流の影 響を受けることが少なくなる。 回転角センサーの受信電極に搬送周波と同調されている振動性回路を取り付け ると、信号対雑音比は大幅に改善される。この際、振動性回路のコンデンサーは 、受信電極の容量を持っている。 本発明による測定装置ではこの他、第一周期と第二周期の間に、また第二周期 の後のニュートラルな周期の間に、基本的にローターの位置がどこであるかに関 係なく、受信電極において中位の変位電流が誘導されるように選択された励起信 号を送るように励起ユニットを調整することもできる。これによって評価ユニッ トに装備された帯電増幅器あるいは搬送周波増幅器が、測定のおこなわれていな い時間帯にローターの位置に関係なく、ほぼ中間の位置に戻される。 本発明のその他の利点および特徴は以下の説明において示すが、本発明はその 実施例に限定されない。本発明に関する添付図面の各図では、以下のものが示さ れている。 図1aおよび1bは、本発明による容量性回転角センサーの最初の実施例を透 視図(図1a)で、また各コンポーネントを分解図(図1b)で示したものであ る。 図2aおよび2bは、本発明による容量性回転角センサーの二つめの実施例を 透視図(図2a)で、また各コンポーネントを分解図(図2b)で示したもので ある。 図3は、図1aと図1bに沿ってセンサーの実施例を応用したものである。 図4は、本発明による測定装置の実施例を示す図である。 図5は、図4による測定装置の励起信号を図式化した例である。 まず図1aと図1bにおいて、第一の固定式固定子2、回転軸の周囲を回転す るローター3および、同様に固定された第二の固定子4を持つ容量性回転角セン サー1が示されているが、ここでは互いに向き合っている固定子2,4の内面は 互いに平面平行するように取り付けられ、また、以下の送信および受信電極が付 いている。 第一の固定子2の内面には、導電性で相互に絶縁している送信電極51,52 ,53,54,55,56,57,58,59,510,511があり、それぞれは、予め 中心角が決められた扇形をしており、個々の放射状の辺が互いに直接隣接する形 で配置しているが、これによって第一固定子2の電極面でできている面は全て扇 形をし、その中心角は、51,52,53,54,55,56,57,58,59,510 ,511の個々の送信電極の中心角の合計と基本的に一致する。本発明の範囲にお いて、全ての送信電極51,52,53,54,55,56,57,58,59,510, 511の中心角の合計は2πよりも小さく、π/12と5π/6の間にあるのが望 ましい。本発明を最も理想的に実現するには、中心角はπ/2と3π/2の間に あるとよい。 第二の固定子4の内面には、扇形をした電気伝導受信電極6が一つだけあるが 、この中心角は送信電極51,52,53,54,55,56,57,58,59,510 ,511全ての中心角の合計と基本的に一致し、また受信電極6全体を囲み、固定 電位とつながっているシールド電極によって区切られている。 第一固定子2と第二固定子4との間に、回転軸に対して垂直に、また、固定子 2,4の内側に対して平行に取り付けられたローター3は、直線上に二つの翼8 a,8bを持ち、これは回転軸の回りを旋回する軸に取り付けられている。ロー ター3の翼8a,8bは、金属などの導電性の素材あるいは、誘電性の材料から つくる。この他、本発明によるセンサーでは、ローターの両面を全体が接触して いる導体プレートなどによって被膜を電気化合した、金属被膜をかぶせた誘導性 素材から作ることもできる。 ここで示した実施例では、ローター3の翼8aと8bとのそれぞれの中心角は 、例えば52,53,54,55など4つの送信電極の中心角の合計と同じであるが 、この際、送信電極は、例えば送信電極対52,53など隣接する2つの電極がど の時点でも同じ送信信号を受け取るように励起する。この電気界磁を考察すると 、一つの翼の中心角には常に2つの送信面の中心角の合計が配分される形である が、この際、どの送信面も2つの隣接する電極面から形成されている。送信電極 の励起のしかたに関する詳細は、図4と図5でさらに詳しく説明する。 図1a、1bに示されている11個の送信電極51,52,53,54,55 ,56,57,58,59,510,511のうち、端にある2つの電極51と511は、 センサーへの外部からの影響をシャットアウトし、また、一番外側にある送信電 極52,510の電界のひずみを防ぐシールド電極としても使用する。境界電極の 中心角は、受信面6の誘電の電荷量が平均して同じになるように、予定している 界磁分布に合わせる。この他、障害となる放射状の界磁の侵入からセンサーを保 護するために、固定子4の受信電極6を、固定子2の端電極51,511と同様に 、一般におこなわれているように、接地などの固定ポテンシャルの上に置かれて いるように、シールド電極61によって完全に囲むこともできる(図4の受信電 極の図を参照)。残った9つの送信電極52,53,54,55,56,57,58, 59,510はどの時点でも常に対になっている8つの電極が電気電圧信号によっ て励起されるが、これによって、第一固定子2は常に、例えば最初の 測定段階で送信電極53/54,55/56,57/58,そして59/510が接続し ている場合(図1b上参照)、第二測定段階では送信電極は52/53,54/55 ,56/57,58/59が接続する(図1b下参照)といったように、測定サイク ルの間に一つの送信電極の回転角の分だけずれていく、4つの送信面を持つこと になる。この際、第一の測定段階では、送信電極510が、また第二測定段階では 送信電極52が利用されていないことになり、例えばシールド電極51,511とと もに接地電位に置かれる。 前述の測定サイクルは基本的に、8つの送信電極(例えば52,53,54,55 ,56,57,58,59)しか持たない固定子2によっても実現するが、しかしな がらこの方法では、測定のある段階で互いに接続している電極(例52/59)が 直接隣合っていない状態が発生する。これによって、この電極対の電界では端の 辺が2つ増えることになり、当然界磁のひずみも大きくなる。したがって、この 場合には、測定精度は落ちると見られる。 能動送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510の中心角は全て 基本的に一致し、ここで示した実施例ではπ/8であるが、この電極の大きさを 合わせる際に起きた端電極52,510の界磁のゆがみは補整することができる。 4つの送信電極の合計によって大きさがπ/2と決められたローターの翼8a, 8bは、送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510の端における 界磁のゆがみによって、4つの送信電極の幾何学的サイズの大きさと異なって、 予想される送信電界に適合させることができる。これによって、ローター3の各 翼8a,8bについて、発明にしたがってπ/2±Δの中心角となるが、この際 のデルタは、送信面の実際の電界の大きさに適合させた中心角である。この他中 心角を適合させる方法として、翼の大きさを適合させるために、放射状に延びて いる翼の角を平行移動させるやりかたもある。受信電極6の中心角は、9つの能 動送信電極と2つのシーリング電極では、11π/8である。 図2aと図2bでは、本発明による回転角センサー1の他の実施例が示されて いるが、その構造は図1a,1bとほぼ同じである。したがって、以下の説明で は、同じ部品については同じ記号を用いることにし、また部品の詳しい説明は省 く。 先の実施例と異なるのは、図2a,2bでは、送信電極52,53,54,55, 56,57,58,59,510の中心角はπ/12,あるいは1つの送信電極対はπ /6の点である。これにより、ローター3の一つの翼の中心角は、発明に従うと 2π/3となる。測定領域を2πとするためには、この実施例ではローター3は 3つの翼8a,8b,8cを持つことになる。 受信電極6は、9つの送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510 と2つのシールド電極51,511を使用した場合、2π/3+π/4=11π /12の中心角を持った扇形の形状をしている。 図2a,2bによるセンサーの機能のしかたは、図1a,1bと同じであるが 、しかしこのセンサーの方が使用するスペースは更に小さい。 図3には、図1a,1bによるセンサー1の実施応用例が示されているが、こ こでは、2π以上の回転角の絶対測定が可能である。この応用例では、能動送信 電極52,53,54,55,56,57,58,59,510の外周に沿って、互いにそ して送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510 とも電気絶縁している扇形をした送信電極512,513があるが、それぞれが能動 送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510の送信範囲の中心角全 体の半分に延びている。9つの能動送信電極を持つ前述の実施例では、追加送信 電極512,513の中心角はそれぞれ9π/16である。8つの送信電極しか使用 しなかった場合には、追加送信電極512,513の中心角の値はπ/4である。 この追加送信電極512と513とを簡単なやりかたで測定の中に組み込むために 、ここで示している実施例では、ローター3の翼8aと8bとは半径の長さを違 えている。例えば翼8aの長さは、追加送信電極512と513との上まで届かない が、一方翼8bの長さはこの追加送信電極512と513とに届くように選択する。 これによって測定結果では、二つの翼8aと8bとのうちどちらが第一固定子の 送信面にあるかがはっきり読み取れる。この追加電極512,513については、測 定装置に関連してさらに詳しく説明する。 図2a,2bで示されている回転角センサーでは、絶対位置に関する追加情報 を長さが異なる3つのロータ翼によって、アナログで得ることができる。 図4では、図1aのセンサー1を使った発明に従った測定装置の実施例を示し ている。測定装置は基本的に,冒頭で触れている本内容とみなすことのできる申 請者のUS5,598,153の構造とほぼ一致する。 この測定装置には、2つの分離可能な電圧信号から発し、能動送信電極52, 53,54,55,56,57,58,59,510用の4つの異なる励起信号を発生さ せる励起ユミット9を持つ。この4つの信号は励起ユニット9によって、能動送 信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510と接続している9つの出 力に供給される。励起信号による能動性送信電極52,53,54,55,56,57 ,58,59,510のセレクティブな励起例は図5に関連して示されている。 ここで示した実施例では、測定装置には搬送周波発生器によって供給される高 周波発生器11が装備されているが、これは励起ユニット9の出口の信号を、数 100kHzから数100MHz,例えば10.7MHzの範囲の高周波信号で 変調する。この高周波変調(狭帯域システム)とこれに続く搬送周波増幅器と復 調器12によって、センサーは妨害異界磁と第二固定子4(受信盤)上の誘電性 薄層による漏れ電流の影響を受けることが減る。 信号対雑音比は、センサーのある場所で、周波数と同調しているLC振動回路 などによって直接事前選択をおこなうと、大幅に改善される。このことは図4に 示されている。Cとは、場合によっては平行に接続された覆水器を含む接地に対 する受信電極6の容量を、またLは誘導性インダクタンスを指す。共振周波数が 例えば先に示した10.7MHzであるLC回路によって、増幅器12の入力部 分で任意に選択して電圧を高めることができるが、LC回路の品質は当然その範 囲に適切なものである。 上記に示し、また図4で示した送信電極の高周波励起の実施例は決してこれだ けに限るものではない。励起信号は、予め変調しなくとも送信電極52,53,54 ,55,56,57,58,59,510に供給することができる。この場合には、評 価ユニットの中には搬送周波増幅器と復調器の代わりに通常電荷増幅器が取り付 けられている。 ローター3が、能動送信電極52,53,54,55,56,57,58,59 ,510の範囲でどの角の位置にあるかによって、制御信号と選択した対の送信 電極の励起と関連して、受信電極において一定の変位電流が発生する。場合によ って、電荷増幅器あるいは搬送周波増幅器とその後ろに取り付けられた復調器に よって電圧信号に変換された変位電流は、通常はプログラミングできるマイクロ プロセッサーあるいは応用の決まった回路(ASIC)で実現する評価回路13 の中で,選択した励起信号に応じて分離段階で二つの分析信号に分かれるが、後 ろに接続した電子機器によって回転角あるいは場合によって回転角速度が算出で きる。評価回路13の機能のしかたに関しては、先のUS5,598,153, Aで説明しているため、ここでは詳しく述べる必要はない。 図5では、送信電極52,53,54,55,56,57,58,59,510の励起信 号、対になって接続する方法に関する例が示されている。励起信号S1、S2、S3 、S4は時間的に連続する2つの方形波信号U1とU2とを順列に足して、例えば S1=U1+U2;S2=−U1+U2;S3=U1−U2;S4=−U1−U2となる(U S5,598,153Aの図4参照)が、この際、励起信号S1,S2,S3,S4 の2つの可能なポテンシャルは簡略化するために、U=0とU=+Uに決める。 つまり、励起信号のポテンシャルは、もともとの信号U1,U2に対して、U0= +U/2のオフセット電圧分移動する。 図4の実施例では、どの測定工程も連続しておこなわれる2つの測定段階から なる。 最初の測定段階(t=0からt=T)では、この4つの信号は最初の励起モデ ルAの中で、対に接続した隣接する送信電極と予め決められたように配置される 。例えば信号S1は電極53と54、信号S2は電極59と510,信号S3は電極57 と58、また信号S4は電極55と56というように。送信電極52はこの測定段階 では使用されず、このため接地電位で励起される。 この最初の測定段階の後に、いわゆるニュートラルな段階(t=Tからt=T1 )のためにニュートラルな励起モデルが作られる。このニュートラルな励起モ デルは主として、評価ユニットの電荷もしくは搬送周波増幅器をニュートラルな 受信信号によって中央位置に持っていき、分離ステップと評価ユニットによる測 定信号評価のために一定の時間を提供することを目的としている。 続く第二の測定段階(t=T+T1からt=T1+2T)では、上記の4つの信 号S1,S2,S3,S4は決められた二つ目の励起見本Bの中で、対で接続してい る隣接する送信電極と予め決められたように配置されるが、こちらは第一の測定 段階に対して、1つの電極分だけずれて配置される。上記の例では、信号S1が 電極52と53,信号S2は電極58と59、信号S3が電極56と57,信号S4は電 極54と55に配置されるということである。送信電極510はこの測定段階では使 用されず、接地電位で励起される。 二回目の測定段階の後も、t=T1+2Tからt=T1+2T+T2の間隔でニ ュートラルな段階が導入されるが、これは次の測定工程まで続く。 図5による励起信号によって本発明のセンサーを励起させる方法はいくつもあ る。その例が図5の( )、あるいは[ ]で記載された電極番号で示されてい る。( )で示された電極番号の励起見本は、主として8つの能動送信電極しか 持たないセンサー用と考えられる。 送信電極を励起させるために、上述の方形波信号以外にも基本的に任意に、時 間もしくは周波領域で分離できる(直交)関数を選択することができる。例えば サイン/コサイン関数、ウォルシュ関数あるいは、有理周波比の関数があるが、 この際励起ユニット9は、例えば2つの分離できる関数から構成されている4つ の信号を送る。 図3による実施例としては、2πの角度のローターの位置を明確に決定するた めに、励起ユニットによって、更に2つの、時間的に分離できる信号が送信電極 512,513用に用意される。上記で示された実施例では、例えば第一測定段階の ニュートラル段階の間に、送信電極の一番め、例えば512が接地電位(U=0) で供給できるが、一方第二電極513では、直流電圧信号(U=+U)が置かれる 。これに対して第二の測定段階におけるニュートラル段階では、例えば第一の送 信電極512には直流電圧信号(U=+U)が、また、第二送信電極513には接地 電位(U=0)が適用される。このような追加情報によって、評価ユニットを通 して2πの角度領域におけるローターの正確な位置があきらかにされる。この場 合、測定装置に関しては、励起ユニット9に、追加した送信電極のために、さら に2つの出力が加えられ、これを適切な信号によって励起するといった簡単な変 更をおこなえばいい。さらに、評価ユニット13には、送信信号を分離しこの信 号を評価する論理が加えらる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月24日(1999.2.24) 【補正内容】 請求の範囲 1.組み立てる際にローターを含む軸(7)を車軸に放射状に押し込むことを可 能にするために、少なくとも一つの固定子には抜かれている部分(2a)があり 、全ての送信電極の中心角の合計は2πよりも小さく、できればπ/12と5π /6の間にあり,固定子(2)の中心角は360°よりも小さく、第二固定子( 4)の電極の中心角が第一固定子(2)の中心角合計と基本的に同じであり、さ らに、第一固定子(2)の電極には2つのシールド電極(51と52)を含むこと を特徴とする、予め中心角が決められ、導電性で互いに絶縁しているいくつかの 扇形電極(5i)から成る第一固定子(2)、受信電極(6)であり第一固定子 と平行して配置された第二固定子(4)、および回転軸に向け垂直である扇形の 翼(8a,8b)が少なくとも1つあり、第一と第二固定子の間に平行に取り付 けられ軸(7)にセットされ、車軸の回りを旋回するローター(3)からなり、 この際送信電極の中心角合計が2π(360°)よりも小さく、できればπ/1 2(30°)と5π/6(300°)の間にあるのが望ましく、また、ローター 翼の各中心角が、n隣接する送信電極の中心角の合計と基本的に同じである容量 性回転角センサー。 2.固定子2n+1(n≧4)には送信電極(52,53,54,55,56,57, 58,59,510)があり、どの時点でも、予め決まったn送信電極が隣接するn 電極と互いに電気で接続し、これによってどの時点でも、隣接している送信電極 とは接続していない送信電極が一つ残るということを特徴とする請求項1に記載 の回転角センサー。 3.受信電極(6)が扇形をし、その中心角が基本的に全送信電極(52,53, 54,55,56,57,58,59,510)の中心角の合計と同じであり、また、固 定ポテンシャルとつながっている受信電極(6)全体を包括するシールド電極( 61)によって制限されていることを特徴とする請求項1または2に記載の回転 角センサー。 4.ローター(3)に最低2つの各々が同じ中心角を持つ扇形翼(8a,8b, 8c)が付いていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回転 角センサー。 5.ローターの少なくとも2つの翼(8a,8b)は半径が異なり、この際送信電極 (52,53,54,55,56,57,58,59,510)を持つ第一固定子(2)に は、回転軸からの距離が短い方の翼(8a)の半径よりは大きいが、長い翼(8 b)の半径の範囲の中に入る電極(512,513)が最低2つ含まれていることを 特徴とする請求項4に記載の回転角センサー。 6.固定子(2)の放射状方向の端にある2つの境界電極(52,510)を除い た全ての送信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)は、中心 角が同じであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の回転角セ ンサー。 7.第一固定子(2)の放射状方向に延びている辺には扇形のシールド電極(51 ,511)が配置され、第二固定子(4)の受信電極(6)の中心角が全ての送 信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)と2つのシールド電 極(51,511)の中心角の合計と基本的に同じであることを特徴とする請求項 1ないし6のいずれかに記載の回転角センサー。 8.第一固定子(2)にはそれぞれ中心角がおよそπ/8(22.5°)の送信 電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)が8ないし9個、また 、ローター(3)には直線上に配置され、中心角がおよそπ/2(90°)の翼 (8a,8b)が最低1つ、できれば2つあることを特徴とする請求項1ないし 7のいずれかに記載の回転角センサー。 9.第一固定子(2)には、中心角がおよそπ/12(15°)の送信電極(52 ,53,54,55,56,57,58,59,510)が8ないし9個、また 、ローター(3)は中心角がおよそπ/3(60°)で等間隔に配置された翼( 8a,8b,8c)が最低1つ、できれば3つ持つことを特徴とする請求項1な いし7のいずれかに記載の回転角センサー。 10.最低4つの異なる電気分離可能な送信信号を調達する第1固定子(2)の 送信電極と接続している励起ユニット(9)、第二固定子(4)の受信電極と接 続し、一つの受信信号を受信し処理し、受信信号と送信信号を分離する分離装置 と回転角あるいは回転角速度を特定するユニット(13)が付いている評価ユニ ット(13)、一つの送信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510 )に付き一つの出口に接続され、予め決められた第一の周期(t=0からt= T)に少なくとも2つの隣接する送信電極(53/54,55/56,57/58,59 /510)につき予め決められた同じ第一の送信信号(S1,S2,S3,S4)を 提供し、また、予め決められた第二周期(t=T+T1からt=T1+2T)に、 2つの隣接する送信電極(52/53,54/55,56/57,58/59)につき、 一致して予め決められた2つめの送信信号(S1,S2,S3,S4)を供給し、こ れが第一回めの送信信号で送られた送信電極対と第二回めの送信信号で送られた 送信電極対と最低1電極分だけずれて配置され、それぞれ2つの周期で、端に配 置する送信電極(510,52)が接地接続するために取り付けられた励起ユニッ トという、周知の特性のコンビネーションを特徴としている請求項2ないし8の いずれかに記載の容量性回転角センサーによって回転角を特定するための測定装 置。 11.励起ユニット(9)には高周波信号を持つ送信信号を変調するためのユニ ット(11)が、評価ユニットには、この高周波信号のための復調器(12)付 き搬送周波増幅器がついていることを特徴とする請求項10に記載の測定装置。 12.回転角センサー(1)の受信電極(6)に、搬送周波と同調してある振動 回路(L,C)が配置され、この際この振動回路のコンデンサー(C)が受信電 極(6)の容量を持っていることを特徴とする請求項11に記載の測定装置。 13.励起ユニット(9)が第一周期(t=0からt=T)と第二周期(t=T +T1からt=T1+2T)の間に、また、第二周期(t=T1+2Tからt=T1 +2T+T2)の後のニュートラルな周期(t=Tからt=T+T1とt=T1+ 2Tからt=T1+2T+T2)の間にローター(3)の位置がどこにあるかにか かわらず、受信電極(6)に平均的な変位電流が誘導されるよう選択した励起信 号を供給するために調整されていることを特徴とする請求項10に記載の測定装 置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.組み立てる際にローターを含む軸(7)を車軸に放射状に押し込むことを可 能にするために、少なくとも一つの固定子には抜かれている部分(2a)があり 、これによって固定子(2)の中心角は360°よりも小さく、第二固定子(4 )の電極の中心角が第一固定子(2)の中心角合計と基本的に同じであることを 特徴とする、予め中心角が決められ、導電性で互いに絶縁しているいくつかの扇 形電極(5i)から成る第一固定子(2)、受信電極(6)であり第一固定子と 平行して配置された第二固定子(4)、および回転軸に向け垂直である扇形の翼 (8a,8b)が少なくとも1つあり、第一と第二固定子の間に平行に取り付け られ軸(7)にセットされ、車軸の回りを旋回するローター(3)からなり、こ の際送信電極の中心角合計が2π(360°)よりも小さく、できればπ/12 (30°)と5π/6(300°)の間にあるのが望ましく、また、ローター翼 の各中心角が、n隣接する送信電極の中心角の合計と基本的に同じである容量性 回転角センサー。 2.第1固定子(2)の電極に2つのシールド電極(51と52)を含むことを特 徴とする請求項1に記載の回転角センサー。 3.固定子2n+1(n≧4)には送信電極(52,53,54,55,56,57, 58,59,510)があり、どの時点でも、予め決まったn送信電極が隣接するn 電極と互いに電気的に接続し、これによってどの時点でも、隣接している送信電 極とは接続していない送信電極が一つ残るということを特徴とする請求項1また は2に記載の回転角センサー。 4.受信電極(6)が扇形をし、その中心角が基本的に全送信電極(52,53 ,54,55,56,57,58,59,510)の中心角の合計と同じであり、また、 固定ポテンシャルとつながっている受信電極(6)全体を包括するシールド電極 (61)によって制限されていることを特徴とする請求項1ないし3のい ずれかに記載の回転角センサー。 5.ローター(3)に最低2つの各々が同じ中心角を持つ扇形翼(8a,8b, 8c)が付いていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の回転 角センサー。 6.ローターの少なくとも2つの翼(8a,8b)は半径が異なり、この際送信 電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)を持つ第一固定子(2 )には、回転軸からの距離が短い方の翼(8a)の半径よりは大きいが、長い翼 (8b)の半径の範囲の中に入る電極(512,513)が最低2つ含まれているこ とを特徴とする請求項5に記載の回転角センサー。 7.固定子(2)の放射状方向の端にある2つの境界電極(52,510)を除い た全ての送信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)は、中心 角が同じであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の回転角セ ンサー。 8.第一固定子(2)の放射状方向に延びている辺には扇形のシールド電極(51 ,511)が配置され、第二固定子(4)の受信電極(6)の中心角が全ての送 信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)と2つのシールド電 極(51,511)の中心角の合計と基本的に同じであることを特徴とする請求項 1ないし7のいずれかに記載の回転角センサー。 9.第一固定子(2)にはそれぞれ中心角がおよそπ/8(22.5°)の送信 電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510)が8ないし9個、また 、ローター(3)には直線上に配置され、中心角がおよそπ/2(90°)の翼 (8a,8b)が最低1つ、できれば2つあることを特徴とする請求項1ないし 8のいずれかに記載の回転角センサー。 10.第一固定子(2)には、中心角がおよそπ/12(15°)の送信電極( 52,53,54,55,56,57,58,59,510)が8ないし9個、またロータ ー(3)は中心角がおよそπ/3(60°)で等間隔に配置された翼(8a,8 b,8c)が最低1つ、できれば3つ持つことを特徴とする請求項1ないし8の いずれかに記載の回転角センサー。 11.最低4つの異なる電気分離可能な送信信号を調達する第1固定子(2)の 送信電極と接続している励起ユニット(9)、第二固定子(4)の受信電極と接 続し、一つの受信信号を受信し処理し、受信信号と送信信号を分離する分離装置 と回転角あるいは回転角速度を特定するユニット(13)が付いている評価ユニ ット(13)、一つの送信電極(52,53,54,55,56,57,58,59,510 )に付き一つの出口に接続され、予め決められた第一の周期(t=0からt= T)に少なくとも2つの隣接する送信電極(53/54,55/56,57/58,59 /510)につき予め決められた同じ第一の送信信号(S1,S2,S3,S4)を 提供し、また、予め決められた第二周期(t=T+T1からt=T1+2T)に、 2つの隣接する送信電極(52/53,54/55,56/57,58/59)につき、 一致して予め決められた2つめの送信信号(S1,S2,S3,S4)を供給し、こ れが第一回めの送信信号で送られた送信電極対と第二回めの送信信号で送られた 送信電極対と最低1電極分だけずれて配置され、それぞれ2つの周期で、端に配 置する送信電極(510,52)が接地接続するために取り付けられた励起ユニッ トという、周知の特性のコンビネーションを特徴としている請求項3ないし9の いずれかに記載の容量性回転角センサーによって回転角を特定するための測定装 置。 12.励起ユニット(9)には高周波信号を持つ送信信号を変調するためのユニ ット(11)が、評価ユニットには、この高周波信号のための復調器(12)付 き搬送周波増幅器がついていることを特徴とする請求項11に記載の測定装置。 13.回転角センサー(1)の受信電極(6)に、搬送周波と同調してある振動 回路(L,C)が配置され、この際この振動回路のコンデンサー(C)が受信電 極(6)の容量を持っていることを特徴とする請求項12に記載の測定装置。 14.励起ユニット(9)が第一周期(t=0からt=T)と第二周期(t=T +T1からt=T1+2T)の間に、また、第二周期(t=T1+2Tからt=T1 +2T+T2)の後のニュートラルな周期(t=Tからt=T+T1とt=T1+ 2Tからt=T1+2T+T2)の間にローター(3)の位置がどこにあるかにか かわらず、受信電極(6)に平均的な変位電流が誘導されるよう選択した励起信 号を供給するために調整されていることを特徴とする請求項11に記載の測定装 置。
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