JP2001516555A - 回復性物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 外側の保持手段（１２２）とのかみ合わせによって外側方向に膨張した形状に保持される弾性チューブ状内部部材（１２０）を含んでなる回復性物品であって、内部部材（１２０）の外面が、延在する複数の溝を備え、保持かみ合わせを与えるために保持手段（１２２）が溝を占め、保持かみ合わせが、保持手段の分子構造特性の実質的な変化なしに機械的に弱められるように配置され、それによって、未膨張形状の方向へチューブ状内部部材（１２０）を回復できる。

Description

【発明の詳細な説明】 回復性物品 本発明は、長い基材を包囲するための回復性物品および方法に関する。基材は 、ケーブル、例えば電力用または通信用ケーブル、特にケーブル接合部であって よい。ケーブル接合部は、２つまたはそれ以上のケーブルの接続または添え継ぎ 、ケーブルの終端、例えば、スイッチギアや変圧器のような電気機器に接続され た終端ラグまたはブッシングへのケーブルの終端を含んでいてよい。終端は、ア ダプタ、例えばエルボを含んでいてよい。 以下、２本の電力ケーブル間のインライン接続を参照して本発明を説明するが 、これは例示であって、限定するためではないことは理解されるべきである。 ２本の電力ケーブル間の接続は、ケーブルの一方または両方がポリマーまたは 紙絶縁ケーブルであるかにかかわらず、電気絶縁層を含む外保護アレンジメント 内に封入される必要がある。熱収縮技術は、この目的のためにレイケム社や他の 会社から販売される製品を用いて長年の間採用されてきた。しかしながら、熱を 必要としない技術も採用されている。プッシュオンスリーブおよびエルボが入手 できるが、熱収縮性製品とは異なり、厳格な範囲規格を持ち、従って大量の在庫 を必要とする。他のいわゆる冷間適用手段は、径方向に膨張され、包囲すべきケ ーブル接続部の最大外径よりも大きい内径を有する剛直な保持部材上に装着され るチューブ状エラストマースリーブを必要とする。後者の一例は、ＵＳ−Ａ−３ ６１５７９８に例示されているような、３Ｍから販売されているＰＳＴスリーブ である。そのようなスリーブは、強靭で柔軟性のある材料の連続した細いストリ ップからなる、接続された隣接コイルを有する剛直な閉鎖ヘリックス形状の内部 保持部材を有している。保持部材は、ケーブル接続部の上に装着され、次いでヘ リックスストリップが解かれると、延伸されていた絶縁弾性カバーは接続部上へ 収縮する。しかし、特に塹壕やマンホールの狭い空間で作業をしなければならな い場合、伸びたケーブルの周囲で保持ストリップを螺旋状に解かなければならな いことは、不便である。冷間適用アレンジメントの別の例は、ＵＳ−Ａ−３８２ ４３３１（ＡＭＰ）に開示されている。その例では、弾性チューブ状カバーは容 易に除去できるワンピース外部支持部材により、延伸状態に支持され、カバーの 各端部は、支持部材の外側面上に折り返されている。カバーおよび支持部材は、 Ｉ−ビーム形状の分割用ストリップにより増大した直径の状態で保持される長手 方向にスリットされたチューブ形の内部スリーブ上に装着される。ケーブル接続 部上に配置した時、スリットから長手方向に分割用ストリップを除去することに より、内部チューブが収縮し、次いで、カバーから自由に抜き去ることができる 。その後、カバー端部を、隣接するケーブル部分上に展開し、外部支持部材を取 り除く。このようなアレンジメントは、取り除かなければならない内部および外 部保持部材を必要とすることが分かる。ＥＰ−Ｂ−０５３０９５２（３Ｍ）は、 弾性チューブが延伸状態で内部支持コア上に保持されているカバーアッセンブリ を開示している。コアは、チューブにより加えられる力を超える力が加えられる と、コアが破壊されて弾性チューブが基材上に収縮するような脆さである。崩壊 したコアの破片は、チューブ内に残るので、チューブへの適合を促進するために は、できるだけ小さくなくてはならない。 これらのアレンジメントの場合、保持部材は、基材ケーブルに適用されるべき スリーブの内部に配置される。したがって、スリーブは、例えば、それに適用さ れるゲル、マスチックまたは接着剤の内部被覆を都合よく有することができない 。この問題は、ＵＳ−Ａ−４４１０００９（Sigmaform）に記載される回復性ア ッセンブリによって解決され、そこでは、内部エラストマーチューブが、その外 側表面を囲み、固定された外側剛直チューブを有することによって、径方向の延 伸状態で保持されている。外側チューブは、剛直熱硬化性接着剤ポリウレタンで あり、それによって外側チューブは、充分に接着して、内部チューブを延伸状態 で保持しているが、衝撃力によって内部チューブから剥離しうる。ＵＳ−Ａ−４ ０７０７４６（レイケム）は、エラストマースリーブが、結合した外側束縛手段 によって径方向の膨張状態で維持されている回復性チューブ状物品を開示してい る。束縛手段は充分に強く、通常の貯蔵状態でスリーブを膨張形態で維持するが 、溶媒によって攻撃されやすく、その結果、充分に結合が弱まり、エラストマー スリーブは束縛手段からはずれ、本来の状態に回復することができる。ＵＳ−Ａ −４２３３７３１（レイケム）は、中空部材の２つの部品の間に配置され、２つ の部 品を回復経路から離すキーパーによって維持される寸法不安定性配置に膨張され た中空弾性部材を含んでなる寸法安定回復性物品を開示する。キーパーは、加熱 および／または化学処理によって、例えば溶媒にさらすときの化学的分解によっ て、弱化または形状を変化する材料から形成される。１つの態様において、溶融 性材料の単一くさびを、ベリリウム銅合金のスリットチューブの周囲の裂目に挿 入する。他の態様において、エンジニアリングプラスチック材料からできたチュ ーブ状部材が、膨張配置を維持するために挿入されたポリカーボネートのストリ ップの間の外面上にバチ形突起を有する。ＥＰ−Ａ０５９０４６９(Kabelmetal) は、膨張チューブの外面に螺旋状に適用された輪郭の形態で熱可塑性ブレーシン グ手段によって膨張した状態に保持されている回復性エラストマーチューブ状物 品を開示している。 本発明の目的は、ゲル、接着剤またはマスチック材料のいずれの内部層とも接 触しないように、例えば被覆として内部に適用されてよいか、または包囲される べき基材のまわりに設置してよい有益な外的保持手段によって膨張配置で保持さ れる回復性物品、およびその製造方法を提供することである。 したがって、本発明の１つの要旨において、外側の保持手段とのかみ合わせに よって外側方向に膨張した形状に保持される弾性チューブ状内部部材を含んでな る回復性物品であって、内部部材の外面が、延在する複数の溝を備え、保持かみ 合わせを与えるために保持手段が溝を占め、保持かみ合わせが、保持手段の分子 構造特性の実質的な変化なしに機械的に弱まるように配置され、それによって、 未膨張形状の方向へチューブ状内部部材を回復できる物品を提供する。 好ましくは、保持手段の形状を変化によって、保持かみ合わせは機械的に弱ま る。 本発明の物品は、熱の適用または化学的な処理、例えば溶媒の適用を行わない 機械的な弱化によって回復するように配置されているので、基材への設置が簡素 化できるという利点を有する。 好ましくは、保持手段は、各溝にしっかりと適合するような複数のストリップ を含んでなる。各ストリップは、長手方向に沿って分離した位置でキャビティを 実質的に満たす長手方向に間隔のあいた複数の保持手段を有し、各ストリップの 連続保持手段は、互いに連結している。保持手段は、連結によって一体であって よく、高モジュラスポリマー材料からなってよい。または、連続の裏打層によっ て提供されうる連結は、例えば、エラストマー層から形成されてよく、分離した 保持手段は、高モジュラス材料から形成されてよい。しかしながら、好ましくは 、各ストリップは、例えば実質的に均一な横断面を有することによって、長手方 向に沿って各点で溝を実質的に満たしてよい。 保持手段が複数のストリップを有してなる態様において、物品は、例えば環状 で、１つまたはそれ以上（好ましくは２つ）の支持体を、実質的に円形横断面配 置でチューブ状部材（好ましくは保持ストリップによって）を維持するように含 んでよい。各支持体は、保持ストリップおよび／またはチューブ状部材の径方向 内側へ好ましく配置される。各支持体は、チューブ状部材の末端に近接して、好 ましくはチューブ状部材の外側に配置されてよい。 （ａ）２つの部品が互いにかみ合っているとき、保持手段の一体性が維持され 、（ｂ）２つの部品の１つが、溝にかみ合っている他方の部品から外れるときに 、他の部品が形状を変化するように配置され、それによって保持かみ合わせを弱 めることを促進する２つの部品を、保持手段の各ストリップが含んでよい。旋回 式の動きによって内部部品の形状が変化してよい。 １つの態様において、保持手段は内部部材の凹凸のある(castellated)外面に ある各溝にかみ合う複数の高モジュラス材料ストリップを有してよく、各ストリ ップは、潤滑剤を保持するより低いモジュラスシース内に囲まれている。保持の 解除は、一端から他端へ外側シースにスリットを入れることによって行い、その 結果潤滑剤がストリップを溝の外へ押し出す内部部材の回復力を促進する。スリ ットは、対応する保持ストリップにかみ合わせられる、内部へ突出している切断 表面を有する環状リングによってもたらされる。 さらなる態様において、保持手段は、内部部材の全周囲に延在しキャビティの 上部に延在するように結合されている層によって形成されていてよい。保持配置 において、物品を回復可能にする配置にヒンジ作用するように、層は、キャビテ ィ内へ偏向されていてよく、例えば物品の一端から他端へ漸進的に外側へフリッ プしていてよい。 好都合には、弾性内部部材の外面にある溝は、凹凸形状を有することによって 形成されてよい。 好都合には、内部部材の外面にあるキャビティ、例えば長手方向の溝は、保持 手段の維持を高めるために内に内曲している。 キャビティの形状は、貯蔵および適用場所への輸送中の予想される条件下で、 内部部材が膨張形状で維持されることを確実にし、物品を基材に適用する際に不 当な力を必要とせず、好ましくは手動で解除されるようなものである。従って、 内部部材と保持手段の中間面の形状は、例えば（ｉ）チューブ状内部部材および 保持手段の材料、特に相対硬度、および（ｉｉ）回復を引き起こそうとする膨張 したチューブ状部材内の力（これは、材料、部材の膨張倍率および厚さに依存す る）などの因子に依存する。したがって、例えば非常に膨張した、比較的高いモ ジュラス材料からできた厚い壁の内部部材は、比較的高い回復力の故に、保持手 段による比較的強い機械的連結を要する。 内部部材は、ポリマー、好ましくはエラストマー材料からできている。 チューブ状内部部材の一端または両端は、有利には、斜めに切られた（特に面 取りされた）内面を有してよい。このことは、チューブ状部材がその周りへ回復 する基材（例えばケーブル）にチューブ状部材の末端が突きささることを防ぐの に役立つ。 内部部材は、電気ケーブルスプライス、終端などのための包囲体の一部を形成 してよく、例えばジョイントをまたぐ電気的連続および／またはジョイントの電 気的スクリーニングを形成するための導電性材料から形成されてよい。チューブ 状内部部材は、内面に１つまたはそれ以上の共押出されてよい付加的な層を有し てよい。例えば、電気絶縁層および／または電気応力勾配緩和ポリマー層を、内 部部材と一緒にその内側へ共押出してよい。そのような付加的な層は、基材、例 えばケーブルスプライスとの整合性を高めるように、より弾性にすることによっ て、内部部材とは異なる機械的特性を有してよい。ファラデーケージを与えるた めに、他の層の長手方向の一部分に沿ってのみ延在する最内の導電性層があって もよい。ゲル、マスチックまたは接着剤の内側層は、例えば空気および／または 湿気を排除するために基材との封止および適合性を高めるために供給される。そ のようなシーラント層は別個に基材に適用することもできる。 本発明の他の要旨において、本発明の１つの要旨に従って回復した物品に包囲 された基材、例えばケーブルジョイント、終端またはエルボを提供する。 保持手段は、流動性形態、例えば砂または他の粒状材料で適用されてよく、ポ リマーまたは他の適した材料を巻きつけることによって適切に保持されていてよ い。流動性材料は、巻きつけを必要とするまたはしない硬化性または加硫性材料 、例えば石膏、セメント、硬化性エポキシ樹脂系または他の熱硬化性樹脂であっ てよい。 しかしながら、一般に、保持手段が流動性であろうとなかろうと、貯蔵および 輸送の間に保持手段の維持を高めるために、外側シースで本発明の物品を包囲す ることが望ましい。 保持手段は、発泡体、好ましくは高密度発泡体を有してよく、例えば内部部材 の外面の溝に適合するようにストリップに形成されてよく、あるいは膨張したキ ャビティを満たすように現場で発泡してよい。 保持手段は、特にストリップ形状であるときは、横断方向の圧縮に良好な抵抗 を示し、一方、内部部材の長手方向では、より可撓性または脆さを示す材料から 形成され、それによって制御された除去、すなわち内部部材の制御された回復が 促進される。厚紙、例えば約０．９ｍｍの厚さのクラフトボードの複合層を有し てなる材料は適した材料であることが分かった。木製ラス、繊維ボードまたはプ ラスターボードも適した材料である。後者の場合、全体で約１０ｍｍの重なり厚 さを有する厚紙の層の間に積層した９ｍｍの厚さのプラスター層を有するボード が適していることが分かった。そのような保持手段は、比較的費用がかからず、 生分解性でもある。しかしながら、本発明の物品の保持手段は、ポリマー製、好 ましくは生分解性であってよいと考えられる。 保持手段はチューブ状内部部材の外面に押出されてよい。 本発明のさらなる要旨において、保持手段が一端から他端にかけて内部部材が 剥離されている本発明の１つの要旨にしたがった、回復した物品に包囲された電 気要素、例えば電気ケーブルスプライス、終端またはエルボを有してよい長い基 材を提供する。 本発明に従った各回復性物品を、添付図面を参照して説明する： 図１は、回復性物品の１態様の等角図である； 図２は、図１の物品の側面図である； 図３は、インライン電力ケーブルスプライスの一部を形成する図１および図２ の物品の等角図である； 図４および５は、回復性物品の別の態様の部分側面図である；および 図６は、保持ストリップのさらに別の態様の等角図である。 図１および図２は、内部弾性部材１２０が長手方向に溝が付けられた外面を有 する回復性物品を示し、１２本の溝のそれぞれは、保持ストリップ１２２により 満たされている。各ストリップ１２２は、一般に中空四角形の外側部分１２４か らなり、その外側部分は、潰れるまたは弱化した内壁１２６を有し、内壁は、長 手方向に沿って内部の剛直チューブ１２８によって保持されている。１２本のチ ューブ１２８が、長手方向に引き抜かれると、膨張した物品１２０の径方向の回 復によりその外周は小さくなる傾向があるので、横方向の力が保持部分１２４の 側壁に作用する。これらの力は、弱化した内壁１２６を内へ折りたたみ、部分１ ２４を溝から押し出し、膨張していない径の方向へ部材１２０を回復させるが、 基材（図示せず）に当接することにより完全な回復の達成は阻止される。 図３は、インライン電力ケーブルスプライス上へ回復した状態に上記の態様に 従った物品１４０を示す。物品１４０は、凹凸状の導電性弾性部材１４２および ポリマー電気絶縁材料からなる最内層１４４からなる。各ケーブルは外側ポリマ ージャケット１４６、折り返されたまれたアーススクリーンワイヤ１４８および 主誘電体１５０を有する。物品１４０の回復より先に、ケーブル導体（図示せず ）の接合器のまわりの領域は応力制御材料の層１６２内に包囲され、物品１４０ の回復によって下にある要素に適合するように圧縮され、それによってスプライ ス領域から空気を排除する。図示されていないが、外保護ジャケットを、物品１ ４０を包囲し、各ケーブルジャケット１４６を封止するために、図３に示される ようなスプライスに適用されてよいと理解される。ケーブルワイヤ１４８の間の 導電性層１４２によってジョイントを横切る電気的連続性も得られる。有利には 、外保護ジャケットは、イギリス特許出願第９６２６３６４．５号に記載され ているようなものである。 図４は、回復性物品のさらなる態様のセグメントの側面図を示し、この図では 、弾性内部部材の外面の隣接ランド８２の間の溝８０が２部分型保持ストリップ ８４によって満たされている。ストリップ８４の中央支持部品８６はヒンジを形 成する細い中間ブリッジを有する一般にＨ形状である。保持ストリップ８４の他 の部品は、一対のサイドストリップ８８からなり、サイドストリップ８８は、中 央部分８６に対して、ランド８２の側面に対する摩擦界面よりも低い摩擦界面を 提供するように作用する。 図５は、図４の物品の変形例を示し、この例では、中央支持部品９０が丸みを 帯びた外側角を有する一般に中空の四角形であり、サイドストリップ９２が、凹 凸状内部部材の溝の対応した形状を有する側壁に従い、かつ保持部品９０の保持 力を高めるために、くさび状になっている。 さらなる態様において、保持手段のサイドピース、例えばサイドストリップ８ ８または９２を使用することによって達成される摩擦の減少は、内部部材または 保持部品８４、９０の溝の側面に低い摩擦材料を噴霧被覆することによってまた はグリースの適用によっても達成され得る。 図６を参照すると、押出成形ポリマー保持ストリップ９０は、２つの部品、す なわち膨張された凹凸状内部部材の溝にかみ合わせるように配置された一般にＨ 形状の部品９２および外側スナップオンカバー９４からなる。維持用外側カバー ９４を取り除くと、部品９２のＨ形状によって、ストリップ９０はヒンジとして 作用できる。したがって、一端から他端までの剥離作業によってカバー９４を除 去すると、内部弾性部材、例えば図１の部材内で、周方向の回復が生じ、部品９ ２の径方向内側のレッグ上に圧力が加わり、横部材を中心として内側にたわみ、 部品９２は溝の外側へ追い出される。 他のアレンジメントにおいて、図６に示される２部品型保持手段の外側部品、 すなわちスナップオンカバー部品９４は、長手方向に沿って軸方向に、内部部品 ９２のＨの上（外側）部分内のＶ形状に沿ってスリットされてよい。外側部分を 割ることによって、内部部品が解放され、前記のように形状が変化し、内部弾性 部材の溝からはじき出される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィンフィールド，フィリップ・ローラン ド イギリス、エスエヌ６・６ディエス、ウィ ルトシャー、スウィンドン、ラットン、チ ャーチフィールド・ハウス (72)発明者 テーリンガー，ヨーゼフ ドイツ連邦共和国デー―83128ハルフィン グ、ゾンネンドルフ４番 (72)発明者 ガンズブーラー，ジョージ イギリス、エスエヌ５・９ユーエヌ、ウィ ルトシャー、スウィンドン、ショー、ナイ ン・エルムズ、ハープトゥリー・クロース ４番 (72)発明者 レウィントン，ショーン・マイケル イギリス、エスエヌ３・５ディティ、ウィ ルトシャー、スウィンドン、トッターダウ ン・クロース９番 (72)発明者 コスティガン，フィリップ イギリス、エスエヌ３・５エイイー、ウィ ルトシャー、スウィンドン、コビンガム、 レイブンズクロフト41番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．外側の保持手段とのかみ合わせによって外側方向に膨張した形状に保持さ れる弾性チューブ状内部部材を含んでなる回復性物品であって、内部部材の外面 が、延在する複数の溝を備え、保持かみ合わせを与えるために保持手段が溝を占 め、保持かみ合わせが、保持手段の分子構造特性に実質的な変化なしに機械的に 弱まるように配置され、それによって、未膨張形状の方向へチューブ状内部部材 を回復できる物品。 ２．保持かみ合わせが、保持手段の形状の変化によって機械的に弱まる請求項 １に記載の物品。 ３．保持手段が、各溝にしっかりと適合するように配置された複数のストリッ プを含んでなる請求項１または２に記載の物品。 ４．各ストリップが長手方向に沿って各点で溝を実質的に満たしている請求項 ３に記載の物品。 ５．（ａ）２つの部品が互いにかみ合っているとき、保持手段の一体性が維持 され、（ｂ）２つの部品の１つが、溝にかみ合っている他方の部品から解除され るときに、他の部品が形状を変化するように配置され、それによって保持かみ合 わせを弱めることを促進する２つの部品を、各ストリップが有してなる請求項４ に記載の物品。 ６．旋回式の動きによって内部部品の形状が変化する請求項５に記載の物品。 ７．１つの部品が他の部品用連結カバーを有する請求項５または６に記載の物 品 ８．ストリップの２つの部品が互いに一体となっている請求項５〜７のいずれ かに記載の物品。 ９．２つの部品が互いにヒンジ止めされている請求項５〜８のいずれかに記載 の物品。 １０．ストリップの裂目が保持かみ合わせを弱める請求項３〜８のいずれかに 記載の物品。 １１．１つの部品が他の部品に挿入され、それによって弱めることを妨げる請 求項５または６に記載の物品。 １２．内部部材の外面が凹凸形状であることによって溝が形成されている請求 項１〜１１のいずれかに記載の物品。 １３．溝が内曲していて、それによって保持手段の保持力を向上する請求項１ 〜１２のいずれかに記載の物品。 １４．実質的に同時にすべての溝の保持手段を弱めるように配置された解放手 段を有してなる請求項１〜１３のいずれかに記載の物品。 １５．保持手段が、各溝にしっかりと適合するように配置された少なくとも末 端領域で中空である複数のストリップと、形を変化して溝から除去されるように ストリップ内でかみ合わせるための解除手段を有してなる請求項１〜１４のいず れかに記載の物品。 １６．複数の溝が物品の長手方向、好ましくは互いに平行に延在している請求 項１〜１５のいずれかに記載の物品。 １７．保持手段が（ａ）粒子状材料；または（ｂ）硬化材料；または（ｃ）高 密度発泡材料；または（ｄ）圧縮繊維材料を含んでなり；材料が、要すれば包囲 カバーによって適所に維持されている請求項１〜１６のいずれかに記載の物品。 １８．保持手段が、形状安定性、好ましくは生分解性材料を含んでなる請求項 １〜１７のいずれかに記載の物品。 １９．保持手段がポリマーである請求項１８である物品。 ２０．チューブ状内部部材が導電性である請求項１〜１９のいずれかに記載の 物品。 ２１．チューブ状内部部材がポリマー、好ましくはエラストマー材料から形成 されている請求項１〜２０のいずれかに記載の物品。 ２２．チューブ状内部部材が、好ましくは一体に装着されている付加的な径方 向内部弾性のチューブ状アレンジメントを有してなる請求項１〜２１のいずれか に記載の物品。 ２３．付加的なチューブ状アレンジメントが、内部弾性チューブ状部材より弾 性である少なくとも１つのチューブ状部材を有してなる請求項２２に記載の物品 。 ２４．付加的なチューブ状アレンジメントが、電気絶縁チューブ状部材および ／または電気応力制御チューブ状部材を有してなる請求項２２または２３に記載 の物品。 ２５．付加的チューブ状アレンジメントがポリマー材料から形成される請求項 ２２〜２４のいずれかに記載の物品。 ２６．ファラデーケージを与えるように、好ましくは物品の長手方向の中央領 域にのみ位置された、付加的なチューブ状アレンジメントの径方向内部の最内導 電性層を有してなる請求項２２〜２５のいずれかに記載の物品。 ２７．実質的に真円筒状の請求項１〜２６のいずれかに記載の物品。 ２８．添付図面に実質的に記載されている回復性物品。 ２９．請求項１〜２８のいずれかに記載の回復性物品を有してなり、電気ケー ブルスプライス、終端またはエルボを有してなる電気要素。