JP2001515734A - 非競合的共増幅法 - Google Patents

非競合的共増幅法

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Abstract

(57)【要約】 増幅後の操作が必要なく、同じ反応速度論に当てはまる少なくとも二つの配列を含み、相互活性的に標識されたハイブリダイゼーションプローブを利用する均質な検出を含む核酸ハイブリダイゼーションアッセイを開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、許可番号NO1 AI 45244及びRO1 AI 35015の下で政府の援助を得、両
者の許可は、National Institutes of Healthによって授与された。米国政府は 、本発明につき特定の権利を有する。
【0002】 本発明は、核酸標的を検出するための増幅アッセイに関する。
【0003】
【従来の技術】
本出願は、標的配列の指数的増幅を使用するアッセイに関する。該標的配列は
、RNAまたはDNAであり得る。「標的配列の増幅」によって、我々は、標的
配列それ自体の増幅を含み、及びその転写物の増幅もまた含むことを意図し、R
NA標的配列は、逆転写によって最初にDNA転写物が作製され、次いで該DN
A転写物が増幅されることによって増幅される。「指数的増幅」によって、我々
は、プラス鎖及び相補的なマイナス鎖の両者を含む生成物(「アンプリコン」)
を生産する増幅反応を意味する。
【0004】 標的配列、コントロール配列、アンプリコン及びプローブを指す場合、我々は
、プラス及びマイナス鎖の両者を含むことを意図する。かくして、標的配列との
コントロール配列の交差ハイブリダイゼーション、または増幅の間の二つの標的
配列の交差ハイブリダイゼーションを指す場合、我々は、一方のマイナス鎖に対
する他方のプラス鎖のハイブリダイゼーションを意図する。同様に、我々が標的
配列に対するプローブのハイブリダイゼーションを指す場合、我々は標的配列自
体のプラス鎖またはマイナス鎖のそれぞれに対する、または標的配列のプラス鎖
のコピーまたはマイナス鎖のコピーであるアンプリコンに対する該プローブのハ
イブリダイゼーションを含むことを意図する。
【0005】 標的配列の増幅を利用するアッセイにおいて、いくつかの反応スキームが使用
される。最も広く使用されているものは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法で
ある。それは従来技術の詳述及び本発明の詳述の提示のためにここで使用される
であろう。しかしながら、本発明は、核酸配列ベース増幅(NASBA)、転写
介在性増幅(TMA)、自己維持配列複製(3SR)(Guetelli等, (1990))及び
鎖置換増幅(SDA)(Walker等, (1992))を含む、他の反応スキームにも適用さ
れると解されよう。
【0006】 ポリメラーゼ連鎖反応法は周知である。PCRは、例えばインビトロ診断、遺
伝子解析、法医学、食料及び農作物試験、並びに親子関係試験を含む、多くの目
的のためにDNA及びRNA標的の存在を検出するアッセイの一部としての増幅
を含む、DNA及びRNA(RT−PCR)標的を増幅するための最も広範に使
用される技術である。PCRは、単一細胞のレベルでさえ検出するために使用さ
れる(インシトゥーPCR)
【0007】 定量的なPCRアッセイもまた周知である。DNA及びRNAのための定量的
なPCRアッセイは、疾患の進行を研究するために広く使用されている(例えば
Clementi等, 1993参照)。定量的PCRアッセイの一つの型は、コントロール分
子及び標的配列を含む(または含むと疑われる)サンプルを同時に増幅すること
を含む。既知の量のコントロール分子を含む容器を、未知の量の標的を含む容器
、最も一般的にはチューブまたはウェルまたはスライドグラスと共に熱サイクル
する。該標的のためのPCRプライマーのペアに加えて、各コントロール分子の
ためのPCRプライマーのペアが必要である。増幅に引き続き、増幅された生成
物(アンプリコン)の量が比較される。一般的にはClementi等, 1994及びKahn等
, 1992を参照。多少はプライマー間の増幅効率の差異が存在するため、サンプル
間の相対的定量のみが可能である。
【0008】 別の型の定量的PCRアッセイは、定量的競合的PCR(QC PCR)であ る。この方法においては、標的配列と同様であるが、究極的には識別可能である
コントロール分子が、同じペアのプライマーに対する標的配列と競合する。競合
的増幅に引き続き、合成された二つの生成物(アンプリコン)が、例えばゲル電
気泳動を使用してサイズによって識別される。一般的にはWang等, 1989及びBeck
er-Andre, 1991を参照。サンプル間の相対的定量以上のことが可能である一方で
、QC PCRは、固有の欠点及び制限を有する。増幅後の操作が必要とされる 。これは、アッセイを複雑化し、処理量を減少し、労働を増加し、アンプリコン
の再利用による非試験サンプルの混入の危険を生ずる。アッセイデザインは、未
知の標的の効率と非常に近い効率で増幅する競合物−コントロールのための必要
性によって複雑化する。相応な定量のためには、最高のQC PCRアッセイが 、典型的には5倍の希釈物である競合物−コントロールの段階的な希釈物を含む
複数のチューブで実施されるが、いくつかのアッセイにおいてはより優れた精度
のために2倍の希釈物で実施される。該標的と競合物−コントロールの間の増幅
効率の差異は通常、誤差が後の直線期の間ではあまりに大きくなるため、指数的
増幅期で分析を強要する。(Mullis及びFaloona, 1987)。精度は制限され、並行 的なアッセイの間で最小50%で変化する。
【0009】 より最近開発された型の定量的PCRアッセイは、5'-ヌクレアーゼアッセイ 及び「リアルタイムPCR」と称されている。一般的にはGibson等, 1996; Heid
等, 1996; Gelfand等, 1993; 及びLivak等, 1996参照。この方法は、二つの異な
る蛍光色素、例えばFAMのようなレポーター色素及びTAMRAのようなクエ
ンチング色素で標識された直線状DNA配列である検出プローブを利用する。Th
e Perkin-Elmer Corporation (Foster City, California (U.S.A))のApplied Bi
osystems Divisionから得られる商業的なキットが、商標名TaqManTMの名で入手 可能である。標的(未知のオリジナルまたはアンプリコン)にハイブリダイズし
ない場合、クエンチング色素はレポーター色素を部分的に消す。PCRサイクル
のアニーリング工程の間、該プローブは該標的配列にハイブリダイズし、PCR
サイクルの伸長工程の間、該プローブはDNAポリメラーゼの5'→3'ヌクレオチ
ド分解活性によって切断される。切断により、クエンチング色素からレポーター
色素が放出され、蛍光の増大を引き起こす。蛍光は、PCR増幅を通してモニタ
ーできる。The Perkin-Elmer CorporationのApplied Biosystems Divisionから 入手可能な装置、ABI PRISM 7700は、リアルタイムで同時に96個のチューブの
蛍光をモニターする。リアルタイムPCRに適した改良されたプローブが開発さ
れている。Tyagi及びKramer, 1996を参照。「分子標識」と称されるこのプロー ブは、ステム−ループ構造を有し、直線状プローブよりも高いバックグランドに
対する信号の割合を有し、且つ改良された対立遺伝子識別を有する。PCRサイ
クルのアニーリング工程の間、分子標識プローブは、標的配列にハイブリダイズ
して蛍光を発するが、PCRサイクルの伸長工程の間、該プローブは該標的から
遊離し、重合を妨げない。
【0010】 PCR効率におけるサンプル−サンプル間のバリエーションのために、早期指
数的増幅期から得たデータのみが、使用されるべきである。制限されたデータは
、蛍光がバックグランドに対して検出可能であるPCRサイクルの数(サイクル
閾値)の決定を可能とする。サイクル閾値は、初期の標的濃度の対数の割合で減
少する。標的の周知の開始濃度の希釈シリーズのサイクル閾値から標準曲線が作
製され、未知の量の標的配列を含むサンプルのサイクル閾値が、該サンプル中に
存在する標的配列の量を決定するために該標準曲線と比較できる。リアルタイム
PCRは、QC PCRよりも広い動的範囲を有する。重要なことに、それは、 増幅後の空のチューブから生ずる重大な欠点に苦しむことはない。それは、増幅
の前に加えられたプローブで均質な検出を利用する。言うまでもなく、増幅効率
におけるバリエーションのために、精度は制限される。例えば、Gibson等, (199
6)は、二つのセットのチューブを使用してリアルタイムPCRを実施した。各セ
ットは、コントロール分子と固定量の未知の分子の三重の2倍の希釈物を含んだ
。サイクル閾値についての標準曲線を作製するために、2倍の希釈物の平均して
三重のサンプルの使用、及び未知の平均して三重のサンプルの使用にも関わらず
、二つの別の実験における未知物質の定量は、30パーセントまで異なった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一態様は、増幅後の操作が必要なく、同じ反応速度論に当てはまる少
なくとも二つの配列を含み、相互活性的に標識されたハイブリダイゼーションプ
ローブを利用する均質な検出を含む核酸ハイブリダイゼーションアッセイである
【0012】 本発明の別の態様は、リアルタイムPCRの30パーセントの可変性に対して
精度が顕著に改良された、定量的な均質なPCRアッセイである。
【0013】 本発明の別の態様は、高い精度を有する一方に対する他方の相対量、または両
者の絶対量のいずれかで、サンプル中の二つの共増幅可能な交差ハイブリダイゼ
ーション性の標的の量を検出するための、特にPCRアッセイを含む均質な核酸
ハイブリダイゼーションアッセイである。
【0014】 本発明のこれら及び他の態様は、添付された図面を含む本明細書から明らかで
あろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】
PCR反応のアニーリング工程の間、交差ハイブリダイズする二つ以上の異な
る配列は、単一セットのプライマーを使用して共増幅できる。「交差ハイブリダ
イゼーション」によって、我々は、各配列のアンプリコンが、それら自身だけで
なく他方の配列のアンプリコンに対してもハイブリダイズすることを意図する。
上記配列については、該配列の増幅が関連する;それらは同じ反応速度論で引き
続いて増幅され、単一のアンプリコンとして機能する。我々はこれを、非競合的
増幅と称する。それは、QC PCRにおけるような競合的増幅とは異なる(競 合的増幅では、二つの配列が単一セットのプライマーに対して競合し、異なる反
応速度論で引き続いて増幅され、一つの配列が他方を犠牲にして伸長する)。該
差異は、チューブが増幅に引き続くさらなる操作のために空にされない均質な検
出アッセイにおける定量及び相対的定量に関して顕在化する。
【0016】 本発明のアッセイにおける検出は、プローブが一つの鎖にハイブリダイズする
かまたは一本鎖構造で遊離しているかに依存して信号が変化する、少なくとも二
つの相互活性標識を有するハイブリダイゼーションプローブを意味する、「二重
標識化ハイブリダイゼーションプローブ」と称するものを利用する。蛍光標識が
好ましく、上記プローブを表し説明するために使用されるであろう。相互活性標
識を有さない従来の蛍光的に標識されたプローブが使用される場合必要とされる
ような、非結合プローブからの結合プローブの分離が必要ではないため、上記プ
ローブは均質なアッセイにとって適している。上述のように、我々は、二重標識
化ハイブリダイゼーションプローブの二つの異なる型を認識している。一方は、
Heid等, 1996; Gibson等, 1996; Livak等, 1996;及びGelfand等, 1993に記載さ れた「Taqman」プローブとして周知である直線状プローブであり、これらの文献
の全てがここで完全に含まれる。該プローブは、増幅される配列の非プライマー
部分に相補的な直線状オリゴヌクレオチドである(つまり、それは例えばPCR
プライマーといったプライマーの間でハイブリダイズする)。該プローブは、F
AMのようなレポーター色素及びTAMRAのようなクエンチング色素で、互い
から分離された二つのヌクレオチドについて標識される。該プローブが一つの鎖
にハイブリダイズしない場合、クエンチャーがレポーターの蛍光を部分的に消す
。PCRのアニーリング工程の間のように、該プローブが標的配列にハイブリダ
イズする場合、それはPCRの伸長工程の間で一つのコピーを生産するDNAポ
リメラーゼの通り道を塞ぐ。DNAポリメラーゼは該プローブを切断し、それに
よってクエンチャーからレポーターを永久的に切断する。上記プローブは、単一
のヌクレオチド程度の小さい差異を有する二つの配列の間で識別することを意味
する、「対立遺伝子識別」に対して制限された能力しか有さない。
【0017】 本発明に従ったアッセイにおいて有用な二重標識化ハイブリダイゼーションプ
ローブの第二の型は、プローブ配列がループであり、隣接腕配列が二本鎖ステム
を形成するヘアピンプローブである。各腕は、典型的にはフルオロホア及びクエ
ンチャーである少なくとも二つの相互活性標識の一つを含む。蛍光的に標識され
た分子標識は、それらが標的にハイブリダイズした場合、蛍光生産性の構造変化
を受ける。蛍光部分は、一つの腕の末端に共有結合し、クエンチング部分は、他
の腕の末端に共有結合する。ステムは、これらの二つの部分を互いに近接して維
持し、フルオロホアの蛍光をエネルギー転移によって消させる。クエンチャーが
、熱のようなフルオロホアから受け取ったエネルギーを放出する非蛍光的クロモ
ホアであるために、蛍光は生じない。プローブが標的分子に遭遇した場合、それ
はステムハイブリッドより長く安定なプローブ−標的ハイブリッドを形成する。
プローブ−標的ハイブリッドの剛性及び長さは、ステムハイブリッドの同時的存
在を妨害する。結果として、分子標識は、ステムハイブリッドが解離し、フルオ
ロホア及びクエンチャーが互いに離れ、蛍光を回復する同時的構造再編成を受け
る。これらのプローブが標的に結合すると、900倍程度まで蛍光が増大する。
他のものの中ではフルオロホアEDANS及びクエンチャーDABCYLを含む、各種の標 識ペアが使用され得る。「分子標識」と称されるこれらのプローブ、及びその調
製並びに均質なリアルタイムPCRアッセイにおける使用は、Tyagi及びKramer,
1996並びにTyagi等, 1996に記載され、これらの文献はここで完全に含まれる。
それぞれ5ヌクレオチドの長さの相補的腕に隣接する15ヌクレオチドの長さの
プローブ断片を含む分子標識プローブの、単一ヌクレオチドによって差異を有す
る標的の間を効果的に識別する能力が記載されている。本発明に従うアッセイに
おける二重標識化プローブとして使用するには、分子標識プローブが好ましい。
特に、7−25ヌクレオチドの長さのプローブ配列及び3−8ヌクレオチドの長
さの隣接腕配列を有する蛍光的に標識された分子標識が好ましい。
【0018】 標的配列の非競合的増幅、好ましくはPCR増幅を利用するアッセイの一つの
実施態様は、未知の量の標的配列についての定量的アッセイである。標的配列と
交差ハイブリダイズするであろう共増幅化DNA鎖が、既知の量で利用される。
場合によりこれをコントロール分子と称する。標的配列に対して特異的なプロー
ブ及び共増幅物に対して特異的なプローブが使用される。好ましいプローブは、
単一の塩基対ミスマッチに対して識別可能である蛍光因子/クエンチャー標識化
分子標識プローブである(Tyagi及びKramer (1996))。これらのプローブに関して
、コントロール分子は一つのヌクレオチドを除いて標的配列と同一である。上述
のTaqManTMプローブのような、信号が標的(オリジナル標的またはアンプリコン
)の量の関数である他の二重標識化プローブもまた使用され得る。多くの例にお
いて、コントロール分子DNAの希釈系列を含む一連のPCR増幅反応が使用さ
れるであろう。
【0019】 我々は、コントロール分子に対する標的配列の割合が、直線増幅期を含むPC
R反応を通して一定であることを発見した。かくして、該割合は、両プローブの
蛍光がバックグランドのレベル以上であるいずれかのサイクルで測定され得る。
より好ましくは、該割合は、多くのサイクルで測定され、非常に正確な定量を提
供するために平均化され得る。当業者は、該割合を計算する手段を理解するであ
ろう。
【0020】 各種の組み合わせのプローブが使用され得る。例えば、コントロールに対して
特異的なプローブ(好ましくは少なくとも一つのヌクレオチド、好ましくは未知
の標的配列の相当する部分における一つのヌクレオチドによって異なるコントロ
ール配列の一部に相補的なもの)並びに未知及びコントロールの両者に対して特
異的なプローブ;未知の配列に特異的なプローブ並びに未知及びコントロールの
両者に特異的なプローブ;コントロールに特異的なプローブ及び未知の配列に特
異的なプローブ;さらにはコントロールに特異的なプローブ、未知の配列に特異
的なプローブ、及びコントロールと未知の両者に特異的な第三のプローブ(コン
トロールと未知の両者に存在する配列に明らかに相補的なもの)。これらの実施
態様のそれぞれにおいて、未知の標的の濃度を容易に計算できる割合を得ること
が可能である。三つのプローブの使用が特に好ましい:一つは未知の標的配列に
特異的なもの、一つはコントロールに特異的なもの、及び一つは両者に特異的な
もの、つまり標的及びコントロールの両者に等しくハイブリダイズするようにデ
ザインされたもの。三つのプローブの使用は、さらなるデータ及び内的コントロ
ールを提供する。上述のABI PRISM 7700のような装置が、自動的に計算するよう
にプログラム設定できる。しかしながら、該方法は、PCR増幅の間またはその
最後での単一の読み取りを使用できるために非常に正確である。
【0021】 非競合的PCRアッセイの別の実施態様は、例えば薬剤耐性の突然変異体であ
る病原体といった対立遺伝子または突然変異体のような二つの緊密に関連する標
的配列の割合を検出するためのアッセイである。単一のヌクレオチドによって異
なる遺伝学的対立遺伝子を含むアンプリコン、及び単一のヌクレオチドによって
、例えば細菌またはウイルスといった野生型病原体とは異なる薬剤耐性の突然変
異体を含むアンプリコンは、非競合的増幅のために必要とされるような交差ハイ
ブリダイズをするであろう。二つの未知の配列が非競合的PCR反応において共
増幅する場合、第一の未知のものから得られた子孫アンプリコンの、第二の未知
のものから得られた子孫アンプリコンに対する割合は、直線増幅期を含む増幅の
間を通して一定に維持される。例えば野生型DNA集団における2パーセント程
度の突然変異体DNAを識別できることが示される。この実施態様は、既知の量
のコントロールを使用して正確に定量可能であることが、上述の議論から明らか
であろう。
【0022】 もし他に定義するところがなければ、ここで使用される全ての技術的及び科学
的用語は、本発明が属する分野の当業者によって共通に理解されている意味と同
じ意味を有する。ここで開示されたものと同じ方法及び材料が、本発明の実施ま
たは試験において使用可能であるが、適切な方法及び材料は、以下に記載される
。ここで挙げられる全ての印刷物、特許出願、特許、及び他の参考文献は、完全
に参考として含まれる。矛盾ある場合には、定義を含めて本出願が優先するであ
ろう。さらに、ここで記載される材料、方法、及び実施例は、説明のみを意味し
、制限することを企図するものではない。
【0023】 例えば患者における病原体の正確な定量といった本発明の他の特徴及び利点は
、以下の詳細な説明、図面及び請求の範囲から明らかであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に従った非競合的増幅において、少なくとも二つの密接に関連した交差
ハイブリダイゼーション分子の増幅は、単一のセットの反応速度論を有する単一
のアンプリコンとして生ずる。個々の増幅は関連している。2,3,4または5
の分子が、例えば単一のPCR反応において生じ得る。それぞれの元の分子から
得られたアンプリコンの画分は、増幅の間を通して一定に維持される。
【0025】 競合的増幅を使用して、既知のコントロールに対する未知の生成物の割合を計
算し、元のサンプルにおける未知の標的の分子の数に外挿することによって定量
が実施される。該反応は、以下の等式によって記載される: C/U=C0(1+effC)n/U0(1+effU)n 式中、C0はコントロール分子の初期量であり、 U0は未知の分子の初期量であり、 Cはコントロール分子の最終量であり、 Uは未知の分子の最終量であり、 effは増幅の効率であり(effCはコントロール分子の増幅の効率で あり、effUは未知の分子の増幅の効率である)、そして nはPCRサイクルの数である(Clementi等, 1994に従う)。
【0026】 本発明に従った非競合的増幅を使用すると、effU及びeffCは等しくな
り、そのため等式は以下のように単純化される: C/U=C0/U0 式中、C0は共増幅物の初期濃度であり(それは例えばコントロール、対立遺伝 子または突然変異体である)、そして Cは共増幅物の最終濃度である。
【0027】 C0が定量的アッセイ実施態様のように既知である場合、定量的PCRは単純 であり、PCR増幅を通して高い精度を維持する。
【0028】 異なるフルオロホアを使用する通常の場合である、異なる蛍光強度を有するプ
ローブを提供するために、定量は、差異について矯正するための因子kの使用を
含む。分子標識プローブを使用する際、我々はkがPCR増幅を通して一定に維
持されることを示した。かくして因子kは、n=kuとして表され、式中nは一
つの分子標識の蛍光であり、uは他の分子標識の蛍光である。該関係は、いくつ
かの方法で使用できる。uが未知の配列に特異的な分子標識の測定された蛍光で
あり、nが共増幅物に特異的な分子標識の測定された蛍光である場合、 C/U=n/ku、または U0=C0ku/nである。
【0029】 uが未知の配列に特異的な分子標識の測定された蛍光であり、nが未知及び共
増幅物の両者に特異的な分子標識の測定された蛍光である場合、濃度等式は: C/U=(n−ku)/ku、または U0=C0ku/(n−ku)となる。
【0030】 kは例えば未知及び共増幅物の既知の量でPCR反応から計算され、C0は既 知であるため、u及びnのみが非常に正確にU0を与えるために定量アッセイに おいて測定される必要がある。精度は、C0の初期測定並びにu及びnを測定す る選択された装置の能力にのみ制限される。
【0031】 以下の実施例は、本発明を説明することを意味し、本発明を制限することを意
味しない。
【0032】
【実施例】
実施例1:DNAサンプルにおけるPCRの予期せぬ速度論は、野生型及び突然
変異体配列の混合物の存在のために生ずる 本発明の基礎を提供する実験は、予期せぬ観測によって刺激付けられた。本発
明者は、M. tuberculosis rpoB標的に対する分子標識PCRアッセイを規則
的に実施する。野生型rpoB配列に特異的な分子標識を使用する一つのDNA
サンプルの分子標識−PCRは、首尾一貫して予期せぬ結果を与えた。このサン
プルは、コントロールDNAの等しいモル濃度と同等なサイクル閾値を有した。
しかしながら、蛍光強度は、その濃度によって予測されるものよりサイクル閾値
の後遅延して増大し、予測される値の約50%で平衡に達した。この結果は、野
生型及び突然変異体配列の混合物のサンプル中の存在のためであると思われ、そ
の場合突然変異体配列は、野生型配列による分子標識蛍光を阻害する。
【0033】 この可能性を調査するために、以下の実験を実施した。M. tuberculosis株M23
5及びJ24は、516コドンでの単一のGがTヌクレオチドに置換する点を除いて
同一のDNA rpoB遺伝子配列を有する。M235 rpoB配列に特異的な分子
標識を構築した。この分子標識は、適切な標的の存在下のみで蛍光を発すること
が見出された。M235及びJ24分子の両者を増幅するプライマーペアを使用して8 回のPCR反応を実施した。各チューブにおける合計のDNAの量は、一定に維
持されたが、M235及びJ24 DNAの異なる割合を含んだ。各反応チューブは、同
量のPCR反応混合物及びM235rpoBに特異的な分子標識を含んだ。チューブ
1はM235の10ngを含み、チューブ2はM235の9.9ng及びJ24の0.1n gを含み、チューブ3はM235の9ng及びJ24の1ngを含み、チューブ4は各 株の5ngを含み、チューブ5はM235の1ng及びJ24の9ngを含み、チュー ブ6はM235の0.1ng及びJ24の9.9ngを含み、チューブ7はJ24の10n
gを含み、そしてチューブ8は染色体DNAを含まず、分子標識のみのコントロ
ールとして機能した。M235に特異的な分子標識は、一連の蛍光曲線を生じた。チ
ューブ2−8で得られたデータが、図1に示されている。各曲線はほぼ等しいサ
イクルで始まり、各曲線の傾斜及び最終平衡蛍光値は、PCR反応の開始時点で
存在するM235 DNAの画分に平行に減少した。通常条件の下では、サイクル閾 値はM235 DNAの各10倍の希釈物でほぼ3サイクル増大するので、これらの 発見は予期せぬものであった。この実験において、チューブ2からチューブ6に
亘るサイクル閾値(M235の9.9ngから0.1ngまで、99倍の希釈物)は
、ほぼ同一性を表した。さらに、通常条件の下で生じるもの(即ちサイクル閾値
に引き続く増大する蛍光の初期傾斜が、全てのDNA希釈物で同一である)とは
対照的に、この実験の条件の下では、各反応に対する蛍光曲線の傾斜は45度の
範囲で異なった。
【0034】 M235の蛍光の減少は、これもPCR反応において存在しているJ24 DNAが、
プライマー及び他の試薬についての競合物として機能するのであれば、部分的に
説明可能である。もし二つのアンプリコンが、QC PCRにおいてプライマー を共有するのであれば、より多くの種が平衡期に到達する場合、少数の種の増幅
が、共有されたプライマーの消失のために同様に平衡に到達するであろう。しか
しながら、上記競合は、M235サイクル閾値をも増大するはずである。この実験に
おいては、全てのサンプルに対するサイクル閾値は明白に同じであるが、DNA
濃度によって予測されるものに対して減少した。図2は、5倍高い濃度のプライ
マーが使用されたことを除いて図1に示された実験について記載されたように実
施された実験から得たデータを示す。図1と2の比較は、より高い濃度のプライ
マーを使用することによって平衡期に入ることを妨げるPCRにおける増幅の速
度論が、本質的により低い濃度のプライマーを含むPCRのそれと同じであった
ことを示す。この結果は、該反応の予期せぬ速度論が、該プライマーに対する競
合のために生ずる可能性を排除した。M235の量を一定に維持し、「競合物」J24 の変化する量を加えたさらなる実験を実施した。2%程度のJ24 DNAは、M235
蛍光における測定可能な減少を引き起こした。
【0035】 上述の増幅速度論は、もしM235及びJ24を含むPCRが、個々のPCR増幅速 度論で二つの別の分子を含むことをもはや考慮されないのであれば、説明するこ
とができるのみである。代わりに、J24及びM235アンプリコンは、関連した速度 論及び増幅効率を有する相互作用分子として機能した。これは、競合物と未知の
増幅物が、同じ標的配列及び共有したプライマーのためほぼ同等な増幅効率を有
する別の反応物として機能するQC PCRアッセイが存在することとは相対す る。従来のQC PCRアッセイにおいては、競合物及び未知の配列の増幅効率 は、決して同等ではない。これは、競合物及び未知の配列が同等な割合で存在す
る場合、定量が最も正確に常に見出される事実によって実験的に示される。一つ
の標的が過剰に存在する場合、増幅効率における差異は増大し、それは増大した
大きな誤差を導く。しかしながら、分子標識は、同じPCRプライマーを使用し
、互いに一つのみの塩基対によって異なるアンプリコンの間で識別可能である。
上述の発見は、これらの条件の下で両分子が一つのアンプリコンとして増幅する
ことを示唆する。該反応の早期で、プライマーが大過剰で存在する場合、プライ
マーアニーリングとeffM235(M235の増幅の効率)及びeffJ24(J2
4の増幅の効率)は同等である;該反応の後期で、PCR生成物が蓄積し始め、 鋳型/鋳型アニーリングが増幅効率に影響する場合、M235/J24異種二本鎖アニー
リングが、M235/M235及びJ24/J24同種二本鎖アニーリングと同じくらい頻繁に生
じる。M235とJ24のPCR増幅は、各標的の初期の相対的濃度に関わらず、PC Rサイクルの指数、直線及び平衡期を通じて密接に関連しているので、effM
235及びeffJ24は常に同等である。
【0036】 実施例2:関連したPCR及び関連しないPCRの速度論は異なる 関連したPCR及び関連しないPCR反応の間の差異が、理想化したPCR反
応を示す図3及び図4に説明されている。図3において、上部の曲線は、10の
分子で開始するPCR増幅を示す。該分子は4のサイクルについて指数的に増幅
し、2のサイクルについて直線状で増大し、次いで平衡期で究極的に終結するラ
グ期に入る。中央及び下部の曲線は、もし独立の反応が1/2(中央の曲線)ま
たは1/5(下部の曲線)の標的分子の数(即ちそれぞれ5分子及び2分子)で
開始されたならば、同じ速度論を有するPCR反応がどのように現れるかを示す
。各PCR反応は、独立的である。直線及び平衡期は、所定の数の標的分子が生
産された後に始まる;各反応は、異なる数のPCRサイクルの後に指数期を抜け
、曲線は互いに平衡に落ち着く。図3に示されたモデルは、競合物の存在しない
別のチューブにおける一連のDNAの希釈物が増幅されるPCR反応において実
験的に確認された。
【0037】 図4に示されたモデルは、同数の分子が同じPCR反応の一部である場合どの
ように増幅されるかを説明する。図3と同様に、図4の上部の曲線は、4のサイ
クルで指数的に、2のサイクルで直線状に増幅され、次いでラグ期に入り、平衡
で終結する10の分子の増幅を示す。しかしながらこの場合、全ての曲線は同じ
PCR反応を表す。中央及び下部の曲線は、もし該分子の1/2または1/5が
視覚化されるのであれば、同じ増幅がどのように現れるかを示す。上部の曲線に
おいて、直線増幅期は、プライマーの制限効果及び鋳型アニーリングのため、4
のサイクルの後に開始する。中央及び下部の曲線において、PCR反応における
全ての同一の分子が同じ条件の下にあるため、直線増幅期は4のサイクルの後に
生ずる。図3における状況とは異なり、全部のアンプリコンの数に対する、各曲
線で表される開始セットから得られた子孫アンプリコンの割合は、該PCRの全
ての段階で同一性を維持し、該曲線はもはや平行に上昇しない。例えば、該反応
の開始時点で該分子の1/2は、該反応の各段階で存在する該分子の1/2を生
産するように増幅するであろう。一つは該分子の全てを視覚化し(上部曲線)、
一つは該分子の1/2を視覚化し(中央曲線)、さらに一つは該分子の1/5を
視覚化する(下部曲線)ように、三つの分子標識が構築されたならば、同じデー
タが得られるであろう。図4の著しい特徴点は、該PCR反応の全ての直線増幅
期が単一の点に外挿されることである(サイクル数2で交差する線によってこの
場合示される)。この現象は、関連した反応が、分子数(蛍光)及びPCRサイ
クルによってプロットされる場合はいつでも生じなければならない。
【0038】 実施例1における上述の実験の発見(図1及び2)は、これらのモデルに照ら
して容易に説明できる。J24及びM235は、同一の増幅効率を有する一つの関連し たPCR反応と同じような分子増幅で機能する。分子標識は、M235を検出し、J2
4を検出しないので、全反応の画分のみが視覚化される。各曲線は、M235アンプ リコンによる全PCR反応の画分を表す。該曲線は、同じサイクル閾値を有する
ように思われる(図1及び2)。しかしながら、これは、PCRプロットのスケ
ールと、該PCR反応が直線増幅期に近づく場合のみでベースライン以上の蛍光
を検出する該アッセイの感度によって引き起こされる誤解である。各曲線の直線
増幅期が単一の点に外挿されるため、各曲線は同じサイクル閾値から生ずるよう
である。段階的に小さくなるM235 DNA分子での蛍光の減少は、図4によって 予測されるものと正確に平行でもある。いずれかのサイクルでの蛍光のレベルは
、該PCR反応の開始時点でのM235分子数に直接比例する。
【0039】 これらの発見は、以下の結論を導く。十分な長さの二つのDNA分子が、プラ
イマー領域にはない一つのみの塩基対によって異なる場合、それらは同一の増幅
効率を有する関連したPCR反応物として増幅する。上記の状況では、二つの標
的はもはや「競合物」ではなく、むしろ非競合的な反応において等しく沈降する
「共増幅物」である。この型の共増幅物を使用して、等式:C/U=C0(1+ effC)n/U0(1+effU)nは、C/U=C0/U0に単純化し得る(式 中、C0は共増幅物の初期濃度であり、Cは共増幅物の最終濃度である)。C0
通常既知であるため、C及びUの両者が測定され、共増幅物を使用した定量的P
CRは単純であり、PCR反応の全ての段階で非常に正確である。一つのさらな
る発見は、分子標識を使用する同じPCRチューブにおいてC及びUを測定する
ことを可能にする(実施例3参照)。
【0040】 実施例3:一つ以上の分子標識の使用は、アンプリコンの正確な定量を可能にす
る 異なるフルオロホアで作製されるが、同じPCRアンプリコンとハイブリダイ
ズするように構築された分子標識は、PCR反応の同じチューブ内で同時に使用
でき、それらの蛍光の割合は一定である。この割合は、PCR反応の何れの時点
(指数的または直線状)でも変化せず、後のアッセイまたは鋳型の異なる初期濃
度でも、複数の分子標識の同じ混合物が使用されている限り変化しない。
【0041】 それぞれM. tuberculosis rpoB遺伝子の134塩基対アンプリコンにおけ
る異なる配列にハイブリダイズするようにデザインされた、二つの分子標識を構
築した。一つの分子標識はフルオレセインで標識し、他方はテキサスレッドで標
識した。反応を5個の異なるチューブで実施し、それぞれはPCR反応緩衝液に
おける両分子標識の同一の量を含むが、染色体M. tuberculosis DNA株M235の
異なる量を含む。PCR反応を50サイクル実施した。各分子標識の蛍光スペク
トルを、該PCR反応を通して同時に測定した。各分子標識は、異なる量の蛍光
を生じたが、蛍光曲線はPCR反応の過程を通して平行に上昇した。各分子標識
の蛍光の割合を、所定のPCRサイクルで計算できる。この割合は、実施された
50サイクルまでのいずれかのサイクル数で一定を維持する。蛍光の割合は、二
つの異なる実験を比較した場合同一を維持する。これは、同じ標的にハイブリダ
イズする二つの分子標識の混合物について、蛍光割合を得ることができることを
示す。この割合は、第二の分子標識の蛍光を計算するために一つの分子標識の蛍
光の測定と組み合わせることができる。
【0042】
【参考文献】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、M. tuberculosis株J24から得たrpoB遺伝子配列の
PCR増幅反応速度論に対する、各反応チューブにおいて異なる濃度で存在する
Mycobacterium tuberculosis株M235 rpoB遺伝子配列のPCR増幅反応速度 論を示す線図である。二つの株から得たrpoB遺伝子配列は、561位で単一
のヌクレオチドによって異なる。
【図2】 図2は、5倍高い濃度のPCRプライマーを使用することを除
いて、図1に示されたものと同じ条件で実施した実験から得た線図である。
【図3】 図3は、異なる数の鋳型分子を含む三つの個々のPCR反応に
おける増幅の理論的速度論を示す線図である。
【図4】 図4は、図3に示された全ての三つのPCR反応におけるもの
と同数の鋳型分子を含む単一のPCR反応における増幅の理論的速度論を示す線
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サンジェイ・ティアギ アメリカ合衆国・ニューヨーク・10010・ ニューヨーク・ウォーターサイド・プラ ザ・20・アパートメント・16イー (72)発明者 デイヴィッド・アランド アメリカ合衆国・ニューヨーク・10522・ ドッブズ・フェリー・ジャドソン・アヴェ ニュ・115 (72)発明者 ジャックリン・ヴェット オランダ・NL−6511・エルピー・ニメイ ェン・トゥイーデ・ヴァルシュトラート・ 57 (72)発明者 エイミー・ピアテック アメリカ合衆国・ニューヨーク・12477・ ソーガティーズ・ソウヤーキル・テラス・ 9 Fターム(参考) 4B024 AA11 CA01 CA09 CA11 CA20 HA08 HA11 HA14 HA19 4B063 QA01 QA12 QQ42 QQ52 QR56 QR66 QS25 QS34 QX02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標的DNA配列に対する非競合的定量的増幅アッセイであり
    、該アッセイは以下の工程: 上記標的DNA配列を含む疑いのあるサンプルの少なくとも一つの量に対して、
    上記標的DNA配列と共増幅され、上記標的DNA配列またはその相補物にハイ
    ブリダイズする、上記標的配列とは異なる配列を有するDNAコントロール分子
    の既知の量を加えること; 上記混合物に、増幅反応のための少なくとも一つの量の試薬を加えること; もし存在するのであれば、上記コントロール分子と上記標的DNA配列の両者の
    アンプリコンを生産するため、両者を共増幅すること; 二重標識化ハイブリダイゼーションプローブ中の配列に相補的な配列に対するハ
    イブリダイゼーションに応答して生産される蛍光信号を生ずることが可能な二重
    標識化ハイブリダイゼーションプローブで、溶液中の上記アンプリコンを検出す
    ること、上記プローブは以下のものよりなる群から選択された少なくとも二つの
    プローブを含む: (a)上記標的配列またはその相補物に反応するが、上記コントロール分子また
    はその相補物には反応しない第一のプローブ; (b)上記コントロール分子またはその相補物に反応するが、上記標的配列また
    はその相補物には反応しない第二のプローブ;及び (c)標的配列またはその相補物及びコントロール分子またはその相補物に反応
    する第三のプローブ、 ここで、上記プローブに対する上記アンプリコンの結合は、上記プローブによっ
    て生産された信号によって検出可能である;及び 上記増幅反応の間の少なくとも一時点で上記少なくとも二つのプローブから生ず
    る信号の割合を利用して、上記標的DNA配列の開始量を測定すること; を含むことを特徴とするアッセイ。
  2. 【請求項2】 該増幅反応がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)であることを
    特徴とする請求項1記載のアッセイ。
  3. 【請求項3】 該増幅反応が鎖置換増幅(SDA)であることを特徴とする
    請求項1記載のアッセイ。
  4. 【請求項4】 該増幅反応が自己維持配列増幅(3SR)であることを特徴
    とする請求項1記載のアッセイ。
  5. 【請求項5】 該増幅反応が標的介在性増幅(TMA)であることを特徴と
    する請求項1記載のアッセイ。
  6. 【請求項6】 上記プローブが分子標識プローブであることを特徴とする請
    求項1記載のアッセイ。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つの分子標識プローブが、単一のヌクレオチド
    によって異なる標的間を識別することを特徴とする請求項6記載のアッセイ。
  8. 【請求項8】 共増幅可能であり交差ハイブリダイズするサンプル中の第一
    の配列及び第二の配列という少なくとも二つの異なる核酸配列の相対量を測定す
    るためのアッセイであり、該アッセイは以下の工程: 増幅反応によって上記配列を共増幅すること; 二重標識化ハイブリダイゼーションプローブ中の配列に相補的な配列に対するハ
    イブリダイゼーションに応答して生産される蛍光信号を生ずることが可能な二重
    標識化ハイブリダイゼーションプローブで、溶液中の上記アンプリコンを検出す
    ること、上記プローブは以下のものよりなる群から選択された少なくとも二つの
    プローブを含む: (a)上記第一の配列またはその相補物に反応するが、上記第二の配列またはそ
    の相補物には反応しない第一のプローブ; (b)上記第二の配列またはその相補物に反応するが、上記第一の配列またはそ
    の相補物には反応しない第二のプローブ;及び (c)上記第一の配列またはその相補物及び上記第二の配列またはその相補物に
    反応する第三のプローブ、 ここで、上記プローブに対する上記アンプリコンの結合は、上記プローブによっ
    て生産された信号によって検出可能である;及び 上記増幅反応の間の少なくとも一時点で上記少なくとも二つのプローブの上記信
    号に基づく割合を利用して、上記サンプル中の上記少なくとも二つの配列の割合
    を測定すること; を含むことを特徴とするアッセイ。
  9. 【請求項9】 該増幅反応がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)であることを
    特徴とする請求項8記載のアッセイ。
  10. 【請求項10】 該増幅反応が鎖置換増幅(SDA)であることを特徴とす
    る請求項8記載のアッセイ。
  11. 【請求項11】 該増幅反応が自己維持配列増幅(3SR)であることを特
    徴とする請求項8記載のアッセイ。
  12. 【請求項12】 該増幅反応が標的介在性増幅(TMA)であることを特徴
    とする請求項8記載のアッセイ。
  13. 【請求項13】 上記プローブが分子標識プローブであることを特徴とする
    請求項8記載のアッセイ。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの分子標識プローブが、単一のヌクレオチ
    ドによって異なる標的間を識別することを特徴とする請求項13記載のアッセイ
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