JP2001515331A - モジュール型時間−空間交換機 - Google Patents

モジュール型時間−空間交換機

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Abstract

(57)【要約】 本発明は回線交換用の交換機構造に関する。本発明によれば、時間−空間(TS)交換機コアの空間交換機能部が切り離されて、交換機アダプター基板群に配置され、また、TS交換機コア自体は、交換機アダプター基板と関連付けられたより小型で独立したTSモジュールの配列に分割される。各交換機アダプター基板群は、その配列中のTSモジュールの予め定められた行と協同してその行のTSモジュールに対してデータを入力するようになっており、また、その配列中のTSモジュールの予め定められた列と協同してその列のTSモジュールからデータを出力するようになっている。こうすることで、多数のサブラック中に交換機構造を実現して、異なるサブラック間に妥当な数の相互接続を備えることが可能となり、したがって、真のモジュール型TS交換機構造が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) 本発明は、一般には、電気通信, データ通信および交換技術に関し、更に詳細
には、回線交換用の新しい交換機アーキテクチャに関する。
【0002】 (発明の背景) 交換は、基本的に、電気通信またはデータ通信システム内の加入者間の情報の
流れを管理して、彼らが互いに通信できるようにする問題である。したがって、
交換機は通信システムの基本構成要素である。交換機は、ある加入者がシステム
内の任意の遠く離れた加入者と接続されることを許容する。
【0003】 回線交換と呼ばれる特別なタイプの交換に従えば、加入者情報は、通常、タイ
ムスロットを割り当てられ、また、実際の交換はこれらのタイムスロット上で実
行される。このことから、この場合に、交換機は、交換機の任意の一入力地点か
ら任意の一出力地点へ加入者情報が交換または接続されるようにタイムスロット
を操作する構造として定義できよう。
【0004】 交換機の基本構築ブロックは、一般に、時間(T)交換ステージおよび空間(
S)交換ステージである。いろんなふうに時間交換ステージと空間交換ステージ
とを組み合わせることによって、多様な交換機構造が得られる。そのような交換
機構造の例には、時間−空間−時間(TST)交換機と、空間−時間−空間(S
TS)交換機と、時間−空間(TS)交換機と、TSST交換機と、SSTSS
交換機とがある。
【0005】 時間−空間(TS)交換機は、その数多くの利点のために特に興味を持たれて
いる。なかでも、そして、非常に重要なことに、TS交換機は、放送に関しても
また2地点間の接続に関しても本質的に厳密にノンブロッキング的である。その
他のタイプの交換機では、2点間ブロッキングは、公知のクロス(Clos)原
理を適用することによって緩和できる。例えばTST交換機に関しては、クロス
原理は、2地点間接続でノンブロッキングを実現するためには内部タイムスロッ
トの数を2倍にすべきであると述べている。しかし、放送となれば、TST交換
機ではブロッキングが発生するであろう。
【0006】 TS交換機構造のその他の利点の例を次に列挙する。 − 交換機を通しての遅延が小さい − 簡単な経路選択 − 簡単な制御経路。
【0007】 更に、TS交換機で広く使用されている音声記憶用メモリがより安価になって
きて、TS交換機構造はより大型の交換機に対しても興味あるものとなっている
【0008】 しかし、TS交換機構造の音声記憶,制御記憶およびマルチプレクサ間の内部
接続の膨大な量および複雑さのために、TS交換機は、一般に、分割不能で非モ
ジュール的なものであると考えられている。すべての接続を実際に実現するため
には、TS交換機の内部構成部品を互いに密に配置する必要がある。このため、
TS交換機は単一のサブラックの形で提供される必要がある。このことから、サ
ブラックの寸法がTS交換機の最大容量に対する制限を設定しており、利用可能
なサブラックは実際に寸法が限られている。従来の大型TS交換機は128Kの
容量を持つが、技術を最大限に活用し、可能な限り多くの部品およびケーブル接
続を同一サブラックへ押し込めば、最新技術のTS交換機は216Kまでに達す
る。多くの電気通信応用では、もっと大きい容量、例えば256Kまたは512
Kが要求されており、従来のTS交換機構造では不十分となっている。
【0009】 更に、従来の128Kまでという容量範囲内の容量まで、より小型の従来のT
S交換機に対して容量拡張を提供する簡単なやり方は存在しない。例えば、16
Kの容量で実現される従来のTS交換機を容量64Kにまで拡張することは容易
な仕事ではない。このことから、従来のTS交換機構造は最大容量に関して不十
分であるだけでなく、容量拡張に関しても柔軟でないことになる。
【0010】 欧州特許出願第0,558,291A2号は、時間交換機および空間交換機に
対して適用可能な再構成可能交換機メモリを開示しており、それによって1つの
タイプの交換機ユニットによって2つの非常に異なる時間交換機能を能率的に実
現できるようになっている。欧州特許出願第0,558,291A2号はまた、
再構成可能なSTM交換ユニットを開示しており、それは1ビットモードまたは
5ビットモードのいずれかで機能できるようになっており、それによって交換機
の細分性を変えることができるようになっている。この欧州特許出願に従えば、
拡張を提供する簡便な方法は、より多くの交換機ユニットを使用してそれらを並
列に動作させることである。
【0011】 出願番号第WO95/32599号の国際特許出願は、デジタル信号交換用の
交差接続アーキテクチャを開示しており、そこでは、入力ステージが並列的な時
間−空間(TS)交換ブロックで構成され、中央ステージが時間および空間交換
機(STS;TxT−S)によって形成される並列的なブロックで構成され、出
力ステージが並列的な空間−時間(ST)交換機ブロックで構成されている。こ
のアーキテクチャをノンブロッキングなものとするためには、中央ステージのブ
ロックの数はブロックの最小数の2倍にされる。明らかに、この国際特許出願第
WO95/32599号は複雑な多段式交換アーキテクチャに関する。
【0012】 (発明の概要) 本発明はこれらおよびその他の従来技術の欠点を克服する。
【0013】 本発明の一般的な目的は、回線交換用の堅牢で柔軟な交換機アーキテクチャを
提供することにある。
【0014】 本発明の他の目的は、ノンブロッキング性と容量に関するスケーリング可能性
とが組み合わされたモジュール型交換機構造を提供することにある。
【0015】 モジュール型交換機はコストおよび柔軟性に関して有利である。例えば、比較
的低コストになるように単一の交換機モジュールまたは数個のモジュールを備え
る小型の交換機から開始することが可能である。後の段階でより大容量に対する
需要が発生すれば、適当な数の別の交換機モジュールを容易に追加して交換機全
体を大型化することができる。
【0016】 更に、それらの利点すべてを備える時間−空間(TS)交換機構造をモジュー
ル型交換機アーキテクチャのベースとして利用することが望ましい。
【0017】 特に、256Kや512Kまたはそれ以上のより大容量をこの新しいモジュー
ル型TS交換機アーキテクチャで実現することは容易に行われるべきである。
【0018】 これらおよびその他の目的は、添付の特許請求の範囲に定義されるように本発
明によって解決される。
【0019】 本発明による一般的な考え方は、時間−空間(TS)交換機コアの空間(S)
交換機機能の部分を切り離して、この空間機能の部分を交換機アダプター基板群
に配置し、比較的大型のTS交換機コアを、それら交換機アダプター基板に付随
するより小型の独立したTSモジュールの配列に分割することである。各交換機
アダプター基板群は、TSモジュールの予め定められた行と協同してデータをモ
ジュールへ入力し、また、TSモジュールの予め定められた列と協同してデータ
をモジュールから出力する。
【0020】 空間(S)交換機機能を2つの部分、TSモジュールの第1の部分と交換機ア
ダプター基板の第2の部分とに分割し、TSモジュールと交換機アダプター基板
とを適当な方法で相互接続することによって、交換機構造を多数のサブラックに
構築し、異なるサブラック間に妥当な数の相互接続を持たせることが可能となり
、それによって、TSモジュールおよび交換機アダプター基板に基づく真にモジ
ュール的な交換機アーキテクチャを得ることができる。このことはまた、512
K以上の大型のTS交換機構造を構築することを可能にする。
【0021】 本発明による交換機アーキテクチャは次のような利点を提供する。 − 厳密なノンブロッキング性 − コスト,柔軟性および簡便性に関するモジュール構造のあらゆる特長を含む
(例えば、8Kから512Kまたはそれ以上の容量を備えた)モジュール性 − 簡単な経路選択 − 交換機を通しての短い遅延。
【0022】 本発明によって提供されるその他の利点は、本発明の実施形態についての以下
の説明を読むことで理解されよう。
【0023】 本発明に特徴と信じる新規な特徴は添付の特許請求の範囲に提示されている。
しかし、本発明自体は、それの他の特徴および利点とともに、後続の特定の実施
形態の詳細な説明を添付図面と一緒に読んで参照することによって最も良く理解
されよう。
【0024】 (本発明の実施形態の詳細な説明) 本発明のより良い理解のためには、時間−空間交換機ユニットの原理を説明す
ることから始めるのが役に立つ。時間−空間交換機を定義する一般的なやり方は
、書き込まれたデータがすべての出力からアクセスできるように、多数の音声記
憶に対してすべての入力を書き込むことができるようになっているのが交換機ユ
ニットであるということである。以下では、時間−空間交換機ユニットの例が提
示されることになっている。しかし、その他のタイプの時間−空間交換機ユニッ
トを利用することも可能であることから、この例が本発明の範囲を制限するもの
でないことは理解されるべきである。
【0025】 図1は、時間−空間(TS)交換機ユニットの例の模式図である。TS交換機
ユニット10は、基本的に、ユーザー情報の形でデータを記憶する音声記憶SS
の配列を含む。TS交換機ユニット10は、音声記憶SSに関連するマルチプレ
クサMUXおよび制御記憶CSを更に含む。TS交換機ユニット10は、水平ハ
イウエイHWHと呼ばれる多数の入力ラインに接続された多数の入力端子IN0
〜IN7と、垂直ハイウエイHWVと呼ばれる多数の出力ラインに接続された多
数の出力端子OUT0〜OUT7とを含む。
【0026】 ユーザー情報は、入力端子IN0〜IN7へ、続いて音声記憶SSへの水平ハ
イウエイHWH上へ供給される。音声記憶配列の与えられた1つの行にある各音
声記憶SSは同じ入力端子に接続され、その行のすべての音声記憶SSが同じ組
のデータを受信することになる。
【0027】 更に、音声記憶SSの各列は、その列の音声記憶SSの各々からのデータの読
出しを制御する各制御記憶CSに関連付けられている。音声記憶SSからのデー
タの読出しは、時間−空間交換機ユニット10にそれの時間交換機能を与える。
【0028】 音声記憶SSの各列はまた、各制御可能マルチプレクサMUXに関連付けられ
ており、その列の各音声記憶SSがマルチプレクサMUXに接続されている。図
1では、簡単のためおよび図面を見易くするために、1列のすべての音声記憶S
Sを共通のマルチプレクサMUXと接続するために1本のラインが示されている
。しかし、その列の各音声記憶SSからマルチプレクサMUXへは別々の接続が
存在していることが理解されるべきである。マルチプレクサMUXは、対応する
制御記憶CSに接続され、また、それによって制御される。そして、マルチプレ
クサMUXは、制御記憶CSに記憶された制御情報に応答して、その列のどの音
声記憶SSからデータを読み出すべきかを決定する。出力端子OUT0〜OUT
7はマルチプレクサMUXと外部の垂直ハイウエイHWVとの間のインタフェー
スとして働く。制御可能なマルチプレクサMUXは時間−空間交換機ユニット1
0にそれの空間交換機能を与える。
【0029】 上述したように、TS交換機は、本質的には、厳密にノンブロッキング的であ
る。TS交換機の他の固有な利点は、簡単な経路選択である。というのは、出力
における与えられた多数位置から入力における与えられた多数位置へは1つの経
路しか存在せず、また、この経路はこれらの多数位置間の接続のために常に利用
可能であるためである。
【0030】 図1に示されたTS交換機ユニット10は、8×8配列の音声記憶SSを備え
た8本の入力ラインHWHおよび8本の出力ラインHWVを有している。一例と
して、各入力ラインHWHが8192個のタイムスロットを処理し、各音声記憶
SSが8192個の位置を有すると仮定すれば、結果は伝統的な64KのTS交
換機ユニットとなるであろう。
【0031】 この開示全体を通して、1Kの交換機ユニットというときは、それは、実際に
は、1024個の多数位置(MUP)の交換機ユニットを意味する。同様に、6
4Kの交換機ユニットは、65536個の多数位置の交換機ユニットを意味する
【0032】 従来は、一例として128KのTS交換機が必要であれば、出力ライン数と一
緒に入力ライン数も2倍にしなければならない。すなわち、8の代わりに16と
し、音声記憶配列は8×8から16×16の配列へ増大する。すべての相互接続
を実際に実現するためには、TS交換機の接続数は劇的に増大するし、音声記憶
は単一のサブラック内に互いに近接して配置しなければならない。この事実のた
めに、より大型のTS交換機の構造は、従来は、実際に実現することがほとんど
不可能であった。
【0033】 この問題は、TS交換機構造全体をモジュール化することによって本発明によ
り解決される。本発明によれば、TS交換機コアの空間交換機能の部分は切り離
されて、交換機アダプター基板群に配置され、また、TS交換機コア自体は、よ
り小型で独立した、交換機アダプター基板に付随するTS交換機ユニットまたは
TSモジュールの配列に分割される。各交換機アダプター基板群は、TSモジュ
ールの予め定められた行と協同してモジュールへのデータの入力を行い、また、
TSモジュールの予め定められた列と協同してモジュールからのデータの出力を
行う。このように、TS交換機構造を多数のサブラックで実現して、異なるサブ
ラック間の相互接続数を妥当なものとすることが可能であり、それにより、真に
モジュール的なTS交換機構造が得られる。交換機のモジュール性は、比較的小
型の構築ブロックを取り扱うので解決できないレベルにまで技術的な複雑さが悪
化することは決してないということを意味する。
【0034】 図2は、本発明の第1の実施形態によるTSモジュールに基づくモジュール型
交換機構造の全体アーキテクチャの例の模式図である。モジュール型交換機構造
20は、TS交換機モジュールXMB0−0〜XMB7−7とも呼ばれるTS交
換機ユニットの配列21を含み、また、群SAB0−7,SAB8−15,..
..,SAB56−63に配置された多数の交換機アダプター基板22を含む。
各交換機アダプター基板群は、これらのTSモジュールXMBの音声記憶に記憶
すべきデータを入力する配列21のTSモジュールXMBの予め定められた行と
関連付けられている。各交換機アダプター基板群はまた、その列のTSモジュー
ルXMBから選ばれたデータを出力する配列21のTSモジュールXMBの予め
定められた列と関連付けられている。交換機アダプター基板SABは、一般的に
は、交換機構造20の出力インタフェースであるとともに入力インタフェースと
しても働く。
【0035】 各交換機アダプター基板群と各TSモジュールの予め定められた列との関連付
けが図2に示されており、ここで、各交換機アダプター基板群は、TSモジュー
ルXMBのその対応する列と一緒に実線で囲まれている。図2の太線は図面を見
易くするためだけのものである。各交換機アダプター基板群とTSモジュールの
各予め定められた行との関連付けは、まったく直接的であるために、図2には示
していない。
【0036】 通常、交換機アダプター基板SABおよびTSモジュールXMBはサブラック
に配置されるので、各サブラックには次のものが含まれる。 − 1群の交換機アダプター基板 − サブラックの交換機アダプター基板と一緒に初期の交換機を作り上げるTS
モジュール − サブラックの交換機アダプター基板に相互接続され、また、他のサブラック
の交換機アダプター基板とのインタフェースともなり得る可変数のTSモジュー
ル。これらのTSモジュールは、交換機を初期の交換機の容量以上に拡張するた
めに使用される。
【0037】 図3は、本発明の第1の実施形態による、2×2配列のTSモジュールを備え
る交換機構造の例のより詳細な模式図である。交換機構造30は、2×2配列と
して配置可能な4個のTSモジュールXMB0−0〜XMB1−1と、16個の
交換機アダプター基板SAB0〜SAB15とを含む。簡単のために、交換機ア
ダプター基板SAB0,SAB1,SAB15だけが示されている。交換機アダ
プター基板SAB0〜SAB15は、各群に8枚の基板、第1の群にはSAB0
〜SAB7、第2の群にはSAB8〜SAB15として、2群に配置されている
。この例では、各TSモジュールXMBは、64KのTS交換機ユニットであり
、好ましくは図1に示されたものと類似であり、8×8の音声記憶配列と8個の
入力端子INと8個の出力端子OUTとを備えている。
【0038】 第1の群のアダプター基板SAB0〜SAB7は第1行のTSモジュールXM
B0−0〜XMB0−1と関連付けられており、また、その群の各交換機アダプ
ター基板SABは、入力端子位置に関連するTSモジュール音声記憶SSに交換
機アダプター基板からのデータを転送する、その行のTSモジュールXMB0−
0,XMB0−1の各予め定められた入力端子位置と関連付けられている。これ
に対応して、第2の群のアダプター基板SAB8〜SAB15は第2行のTSモ
ジュールXMB1−0,XMB1−1と関連付けられている。第2の群SAB8
〜SAB15の各交換機アダプター基板SABは、入力端子位置に関連する音声
記憶にデータを転送する、第2行のTSモジュールXMB1−0,XMB1−1
の各予め定められた入力端子位置と関連付けられている。
【0039】 この特別な例では、各交換機アダプター基板SABは、前面の多数の入力デジ
タルリンク用の入力インタフェースと、時間多重化ユニット32と、分配地点3
3と、制御可能セレクター34と、制御記憶35と、時間多重分離ユニット36
とを含む。時間多重化ユニット32は、入力リンクからのデータを時間多重化さ
れたデータの単一の流れに多重化し、また、時間多重化ユニット32の出力端子
は、時間多重化ユニット32からの多重化されたデータの流れを受信する分配地
点33に接続されている。分配地点33は、予め定められた入力端子位置にある
TS交換機モジュール入力端子INに接続され、水平ハイウエイ・インタフェー
スを介して多重化されたデータをそれに分配することによって、その位置にある
入力端子INに接続された関連する行の各TSモジュールのすべての音声記憶S
Sが多重化されたデータを受信するようにする。
【0040】 図3を参照すると、交換機アダプター基板SAB0の分配地点33は、TSモ
ジュールXMB0−1の第1の入力端子とともにTSモジュールXMB0−0の
第1の入力端子に接続されていることが分かる。SAB1の分配地点はXMB0
−0およびXMB0−1の第2の入力端子に接続されており、一方、SAB15
の分配地点はXMB1−0およびXMB1−1の最後の入力端子に接続されてい
る。
【0041】 各群の交換機アダプター基板はまた、配列のTSモジュールXMBの予め定め
られた列と関連付けられている。第1の群のアダプター基板SAB0〜SAB7
はTSモジュールXMB0−0,XMB1−0の第1の列と関連付けられており
、また、その群の各交換機アダプター基板SABはその列のTSモジュールXM
B0−0,XMB1−0の各予め定められた出力端子位置と関連付けられており
、その位置にある出力端子OUTからデータをフェッチするようになっている。
これと同じようにして、第2の群のアダプター基板SAB8〜SAB15はTS
モジュールXMB0−1,XMB1−1の第2の列と関連付けられている。
【0042】 制御可能セレクター34は、予め定められた出力端子位置にある交換機モジュ
ール出力端子OUTに接続されて、そこからデータを受信するようになっている
。制御記憶CS35は、セレクター34に接続されて、セレクター34を制御す
る制御情報を保持する。制御可能セレクター34は、制御記憶CS35に保持さ
れている制御情報に応答して、セレクター出力データとして、予め定められた出
力端子位置にある出力端子OUTの1つからデータを選択する。この例では、セ
レクター34は、好ましくは、2/1MUXであり、セレクター34の出力は、
多数の出力デジタルリンク用の出力インタフェースを有する時間多重分離ユニッ
ト36に接続されている。
【0043】 もう一度図3を参照すると、交換機アダプター基板SAB0の制御可能セレク
ター34は、TSモジュールXMB1−0の第1の出力端子とともにTSモジュ
ールXMB0−0の第1の出力端子にも接続されていることが分かる。SAB1
のセレクターはXMB0−0およびXMB1−0の第2の出力端子に接続され、
一方、SAB15のセレクターはXMB0−1およびXMB1−1の最後の出力
端子に接続されている。
【0044】 TSモジュールのマルチプレクサ8/1MUXはTS交換機構造30の空間交
換機能の第1の部分として働き、また、交換機アダプター基板の制御可能セレク
ター34は空間交換機能の第2の部分として働く。この機能の分割がモジュール
型交換機構造を可能とする。しかし、制御可能セレクター34の機能は実際には
TSモジュールXMBから得られるデータの大きな組からデータの縮小された組
を選ぶことであることを強調すべきである。
【0045】 分配地点33の入力端子が時間多重化ユニット32に代わって交換機アダプタ
ー基板の入力インタフェースとして働くことができること、および、セレクター
34の出力端子が時間多重分離ユニット36に代わって交換機アダプター基板の
出力インタフェースとして働くことができることが理解されるべきである。
【0046】 もちろん、当業者には理解されるであろうように、交換機全体は、交換機構造
30のみではなく、制御ユニット(不図示)やクロックおよび同期信号発生シス
テム(不図示)のような補助装置をも含む。
【0047】 図4は、TSモジュールXMBおよび交換機アダプター基板SABに基づいて
異なるサイズの交換機構造を設計する原理を示す模式図である。例えば、各TS
モジュールXMBが64KのTS交換機ユニットであると仮定する。そうすると
、128Kの交換機構造を得るためには、2×2配列として配置可能な4個のT
S交換機モジュールXMBと、2群の交換機アダプターSAB0−7,SAB8
−15とを用いなければならない。192Kの交換機構造のためには、3×3配
列として配置可能な9個のTS交換機モジュールXMBと、3群の交換機アダプ
ターSAB0−7,SAB8−15,SAB16−23とを使用しなければなら
ない。本発明によるモジュール型TS交換機の概念はより大型の交換機を可能と
する。更に別の交換機モジュールXMBおよび交換機アダプター基板SABを使
用することによって、512Kまたはそれ以上のTS交換機構造が容易に得られ
る。下記の表1は、各TS交換機モジュールが8×8配列の音声記憶を備えた6
4Kの全容量を有し、各交換機アダプター基板が8/1セレクターを有すること
を仮定するときに、交換機全体の寸法とTS交換機モジュールXMBおよび交換
機アダプター基板SABの必要とされる数量との関係を示す。
【0048】
【表1】
【0049】 16K交換機は、全64Kのうちの16Kを使用する単一のTSモジュールと
2個の関連の交換機アダプター基板とを含み、一方、8K交換機は、全64Kの
うちの8Kを使用する単一のTSモジュールと単一の交換機アダプター基板とを
含む。表1には、本発明の概念が非常に小型の交換機に対してどのように適用さ
れるかを例示するために、8K交換機および16K交換機が示されている。
【0050】 もちろん、8Kよりも小さいまたは64Kよりも大きい交換機モジュールを使
用することも可能であることは理解されるべきである。第1の例として、各音声
記憶が512個の多数位置を保持することができる場合、2×2配列の音声記憶
を備えるTS交換機モジュールは1K交換機ユニットを構成するであろう。第2
の例として、各音声記憶が8192個の多数位置を保持することができる場合、
16×16配列の音声記憶を備えるTS交換機モジュールは128K交換機ユニ
ットを構成するであろう。後者の場合、128KのTS交換機モジュールの8×
8配列と、128KのTS交換機モジュールと一緒に動作するように設計された
8群の交換機アダプター基板とを使用することによって、1024Kの全容量を
備える交換機構造が得られるであろう。
【0051】 更に、ワード指向TS交換機モジュールに加えて、ビット指向TS交換機モジ
ュールを使用することができる。本発明の一実施形態において、TS交換機モジ
ュールの少なくとも1個は、ビット指向時間−空間交換機ユニットを含む。
【0052】 本発明は、2つの異なるタイプのユニット、時間−空間交換機モジュールXM
Bおよび交換機アダプター基板SABだけに基づいて真のモジュール型TS交換
機構造を提供することが示された。比較的低コストとするように数個のユニット
だけを備える小型のTS交換機構造から出発することができる。後で、より大き
い交換機容量が必要となれば、より多くのユニットを追加することによってTS
交換機構造は容易に拡張される。このようにすれば、実際のコストは実際の容量
要求に密接に対応することになるであろう。加えて、主要な構築ブロックすなわ
ちTSモジュールおよび交換機アダプター基板が共通であるため、類似または同
一のソフトウエアおよび保守ルーチンがすべてのサイズの交換機で利用されるで
あろう。
【0053】 (512K交換機の例) 図5は、本発明の第1の実施形態による512K交換機の例の模式的ブロック
図である。通信交換機50は、実際の交換機能用の交換機構造52と、交換機構
造52の回路にクロック信号および同期信号を供給するクロックおよび同期シス
テム56と、交換機構造52の交換動作を制御する制御ユニット58とを含む。
交換機構造52が64KのTS交換機モジュールに基づいて構築されれば、上の
表1から分かるように、512Kの交換機構造用として64個のTS交換機モジ
ュールが必要である。したがって、512Kの交換機構造52は、基本的に、8
×8配列として配置可能な64個のTS交換機モジュール53と、各群に8個の
交換機アダプター基板を備える8群に配置可能な64個の交換機アダプター基板
54とを含む。TSモジュールの配列53の行はR0からR7と名づけられ、ま
た、列はC0からC7と名づけられている。図2と同じように、TSモジュール
それ自体はXMB0−0からXMB7−7として示され、また、交換機アダプタ
ー基板の8群はSAB0−7からSAB56−63として示されている。
【0054】 まず、各群の交換機アダプター基板は、交換機モジュール配列53の予め定め
られた行のTS交換機モジュールXMBと関連付けられており、その行のTS交
換機モジュールにデータを入力するようになっており、また、交換機モジュール
配列53の予め定められた列のTS交換機モジュールと関連付けられており、そ
の列のTS交換機モジュールからデータを出力するようになっている。次の表2
はこの関係を示している。
【0055】
【表2】
【0056】 交換機アダプター基板は、一般に、交換機(50)全体だけでなく交換機構造
(52)の入力インタフェースおよび出力インタフェースとして働く。
【0057】 更に、各交換機アダプター基板SABは4本のデジタルリンク用の入力インタ
フェース(不図示)を有する。ここで、各デジタルリンクは196Mb/sのビ
ットレートで2048個のタイムスロットを輸送することができる。デジタルリ
ンクは、8192個のタイムスロットを輸送することができる水平ハイウエイ・
インタフェース(不図示)へ多重化される。好ましくは、水平ハイウエイ・イン
タフェースは、8本のハイウエイと、786Mb/sの合計データレートとを有
する。多重化されたデータは、交換機アダプター基板の共通分配地点(不図示)
から、許可されたすべての水平ハイウエイ上に送出される。
【0058】 読者に本例の交換の複雑さを実感してもらうためにビットレートを示したが、
正確な周波数と解釈されるべきではない。
【0059】 一例として、配列53の各TSモジュールが図1に示されるものと類似してい
ると仮定する。そうすると、各TS交換機モジュールは、8×8の音声記憶配列
として配置可能な64個の音声記憶と、音声記憶の各行当たりに1個の8個の入
力端子IN0〜IN7と、音声記憶の各列当たりに1個の8個の出力端子OUT
0〜OUT7と、8個のマルチプレクサと、8個の制御記憶とを有する。各ハイ
ウエイ・インタフェースは8192個のタイムスロットを輸送することができる
ので、各音声記憶は8192個の多数位置を保持するように設計される。このこ
とは、各TS交換機モジュールが8×8192=65536個の多数位置すなわ
ち64Kの交換機ユニットの容量を有することを意味する。動作周波数は約65
MHzである。TSモジュールの各マルチプレクサは、音声記憶配列の各列と関
連付けられており、その列の音声記憶がマルチプレクサの入力に接続されるよう
になっている。マルチプレクサの出力端子は、TS交換機モジュールの出力端子
OUT0〜OUT7にそれぞれ接続されている。音声記憶配列の各列には、その
列のすべての音声記憶に接続され、かつ、同じ音声記憶列と関連付けられたマル
チプレクサに接続された制御記憶と関連付けられている。各制御記憶は、以下を
制御する制御情報を保持する。 − 音声記憶列の音声記憶の各々からのデータの読出し − 音声記憶列のどの音声記憶から、マルチプレクサによってデータを取り出す
べきか。
【0060】 与えられた群の交換機アダプター基板の各交換機アダプター基板は、この群の
交換機アダプター基板と関連付けられたTSモジュールの行のTSモジュールの
各予め定められた入力端子位置と関連付けられている。データは、与えられた入
力端子位置にある交換機モジュール入力端子に交換機アダプター基板の分配地点
から水平ハイウエイ上を分配される。各TSモジュールでは、音声記憶配列の予
め定められた行の各音声記憶は同じ入力端子に接続され、その音声記憶行のすべ
ての音声記憶が水平ハイウエイから同じ組のデータを受信することを可能として
いる。与えられたTSモジュールでは、同じ群の交換機アダプター基板の異なる
交換機アダプター基板から出ている水平ハイウエイに異なる入力端子が接続され
ていることを理解することが大切である。
【0061】 与えられた群の交換機アダプター基板の各交換機アダプター基板はまた、この
群の交換機アダプター基板と関連付けられたTSモジュールの列のTS交換機モ
ジュールの各予め定められた出力端子位置と関連付けられており、また、8本の
ハイウエイの垂直ハイウエイ・インタフェースを介して、この出力端子位置にあ
る交換機モジュール出力端子に接続された制御可能セレクター(不図示)を含ん
でいる。この垂直ハイウエイ・インタフェースは、8192個のタイムスロット
を輸送することができ、全体で786Mb/sのデータレートを有する。制御可
能セレクターは、この出力端子位置にあるすべての出力端子からデータを受信し
て、出力端子の1つからのデータを選んでセレクター出力データとする。セレク
ター出力データは、時間多重分離されて、交換機アダプター基板から4本の出力
デジタルリンク上へ送出される。各デジタルリンクは、196Mb/sのビット
レートで2048個のタイムスロットを輸送することができる。
【0062】 次の表3は、一方で交換機アダプター基板間の、他方で入力端子位置と出力端
子位置との間の関係を示す。
【0063】
【表3】
【0064】 一例として、表3は、交換機アダプター基板SAB0は、行R1の入力端子位
置IN0と関連付けられており、また、列C1の出力端子位置OUT0と関連付
けられていることを示している。
【0065】 交換機の与えられた1入力多数位置(MUP)と与えられた1出力多数位置(
MUP)との間の2点間接続は、一般に、制御ユニット58に接続確立命令を与
える全体制御システム(不図示)の制御下で確立される。その後、制御ユニット
58は、全体制御システムからの命令に従って交換機構造52の対応する制御記
憶をセットし、したがって、入力MUPと出力MUPとの間に回線を生成する。
【0066】 本発明による交換機構造はデータを回線交換することができ、また、各群の交
換機アダプター基板は、TSモジュールの予め定められた行と協同して回線交換
すべきデータをその行のTSモジュールへ入力し、かつ、TSモジュールの予め
定められた列と協同してその列のTSモジュールの出力端子で利用可能なデータ
の選ばれたサブセットを出力する。交換技術における当業者は、交換機を通るデ
ータの一般的な流れとともに、交換機によって処理されるデータのサブセット間
の関係を理解するのに何ら問題はないはずである。
【0067】 用語「音声記憶」は、音声データ用の記憶を意味するだけでなく、一般にユー
ザー情報を記憶するための任意のメモリとして解釈されるべきであることを理解
されたい。用語「音声記憶」は、それが電気通信および交換技術に関連してメモ
リとして一般に受け入れられ共通に使用されていることから選ばれた。
【0068】 全群の交換機アダプター基板を単一の回路基板上に配置することが可能である
ため、交換機アダプター基板という用語よりも交換機アダプターユニットという
用語がより適切であるかもしれない。しかし、各交換機アダプターユニットを単
一の回路基板上に提供するときは、交換機アダプター基板という用語が適切であ
ることはもちろんである。
【0069】 より小型の交換機構造に対しては、各TSモジュールを別々の回路基板上に設
けることが便利である。より大型の交換機構造に対しては、同一基板上にいくつ
かのTSモジュールを配置するのがより有利であるかもしれない。後者の場合、
TSモジュールは、回路基板上に列ごとに配置され、同じ列に属するすべてのT
Sモジュールが同じ回路基板上に設けられることが好ましい。
【0070】 もちろん、回路基板上に交換機アダプター基板およびTSモジュールを配置す
る他のやり方もまた可能である。
【0071】 (第2の実施形態) 図6は、本発明の第2の実施形態によるモジュール型交換機構造の全体アーキ
テクチャの一例の模式図である。図6に示されたモジュール型交換機構造60の
全体アーキテクチャは、図2の交換機構造20のそれと類似している。交換機構
造60は、TS交換機モジュールXMB0−1〜XMB7−6の配列61と、交
換機アダプターユニットとも呼ばれ、群SAB0−7,SAB8−15,...
,SAB56−63に配置された複数の交換機アダプター基板62とを含む。し
かし、図6から分かるように、配列61には対角TSモジュール61が存在せず
、したがって、配列61は不完全である。図2の交換機構造20に示された対角
TSモジュールに対応する交換機能は、ここでは、図6の交換機構造60の交換
機アダプター基板SABに含まれている。TS交換機モジュールXMB0−1〜
XMB7−6は図1に示されたTS交換機ユニットに類似していることが好まし
い。
【0072】 本発明の第1の実施形態と同じように、各群の交換機アダプター基板は、配列
61のTSモジュールXMBの予め定められた行と関連付けられており、これら
のTSモジュールの音声記憶に記憶すべきデータを入力するようになっている。
各群の交換機アダプター基板はまた、配列61のTSモジュールの予め定められ
た列と関連付けられており、その列のTSモジュールXMBから選ばれたデータ
を出力するようになっている。各群の交換機アダプター基板とTSモジュールの
各列との関係が図6に示されており、ここで、各群の交換機アダプター基板はT
SモジュールXMBのそれに対応する列と一緒に実線で囲まれている。図6の太
線は図面を見易くするためだけのものである。
【0073】 与えられた対角TSモジュールに対応する交換機能は、ここでは、分割されて
、対角TSモジュールが位置していたTSモジュール列と関連付けられた交換機
アダプター基板の群に含まれており、それによって、この交換機アダプター基板
群の各交換機アダプター基板は部分TSモジュールを含むようになっている。好
ましくは、先に対角TSモジュールを構成していた音声記憶列は、ここでは、交
換機アダプター基板に移動されて、1つの交換機アダプター基板群の各交換機ア
ダプター基板の部分TSモジュールが各音声記憶列を含むようになっている。も
ちろん、各部分TSモジュールはまた、その音声記憶列と関連付けられたマルチ
プレクサおよび制御記憶を含んでいる。このことは、図8に関連して後でもっと
詳しく説明する。
【0074】 このように、各交換機アダプター基板は、それ自身の時間−空間交換機能を含
んでいる。したがって、単一の交換機アダプター基板だけを含む小型のTS交換
機構造から出発することが可能である。そのような小型の交換機構造に対しては
、交換機アダプター基板自身がTS交換機能を含んでいるため、TSモジュール
は必要でない。交換機構造は全群の交換機アダプター基板に容易に拡張されるが
、それでもTSモジュールは使用しなくてよい。このことから、小型の交換機構
造に対しては、1つのタイプの回路基板、交換機アダプター基板のみが必要であ
る。しかし、2群またはそれ以上の群の交換機アダプター基板が必要な場合には
、非対角TSモジュールが必要とされる。
【0075】 以下の表4は、本発明の第2の実施形態による場合の、全体の交換機サイズと
必要とされるTS交換機モジュールXMBおよび交換機アダプター基板SABの
数との関係を示す。各交換機アダプター基板は8Kの交換容量を有することと、
1群の8個の交換機アダプター基板が64Kの交換容量を有することと、各TS
モジュールが64KのTS交換機ユニットであることとが仮定されている。
【0076】
【表4】
【0077】 対角TSモジュールの交換機能を交換機アダプター基板に含めることによって
、本発明の第2の実施形態による交換機構造における必要なTSモジュールの数
は第1の実施形態と比べて減少するであろう。このことは表4および表1から明
らかである。
【0078】 もっと大型の交換機構造に対しては、2群またはそれ以上の群の交換機アダプ
ター基板を必要とするため、交換機アダプター基板およびそれに対応するTSモ
ジュールは、通常は、サブラックに配置される。各サブラックは、典型的には、
次のものを含む。 − サブラック内で交換を実行できる1群の交換機アダプター基板 − 他のサブラックで交換機アダプター基板をインタフェースできる選択可能な
数のTSモジュール。これらのTSモジュールは、交換機が1群の交換機アダプ
ター基板の容量以上に拡張されるときに使用される。
【0079】 図7は、本発明の第2の実施形態による1群の交換機アダプター基板の一例の
模式図である。この群は8個の交換機アダプター基板SAB0〜SAB7を含む
。簡単のために、交換機アダプター基板SAB0,SAB1,SAB7だけが示
されている。
【0080】 この特別な例では、各交換機アダプター基板SABは、前面にある多数の入力
デジタルリンク用の入力インタフェースと、時間多重化ユニット72と、部分時
間−空間交換機モジュールFTSSと、制御可能セレクター74と、制御記憶7
5と、時間多重分離ユニット76とを含む。
【0081】 時間多重化ユニット72は、入力リンクからのデータを7本の水平ハイウエイ
(HWH)および8本のローカル水平ハイウエイ(LHWH)へ多重化する。部
分時間−空間交換機モジュールFTSSは、8個の入力端子INおよび1個の出
力端子OUTを有し、また、1列の音声記憶SSと関連のマルチプレクサ8/1
MUXと制御記憶CSとを含む。7本の水平ハイウエイHWHは、配列61(図
6)の予め定められた行に属する非対角TSモジュールXMBをインタフェース
できる。8本のローカル水平ハイウエイLHWHの1本は、現在の交換機アダプ
ター基板の部分TS交換機モジュールFTSSに行き、また、残る7本のLHW
Hは、同じ交換機アダプター基板群の他の交換機アダプター基板に、特にそれの
部分TS交換機モジュールに接続されている。
【0082】 1群の交換機アダプター基板の各交換機アダプター基板SABは、本発明の第
1の実施形態と同じように(上の表3参照)、この交換機アダプター基板群と関
連付けられた行の非対角TS交換機モジュールXMB(図6)の予め定められた
入力端子位置と関連付けられ、また、この予め定められた入力端子位置のこの交
換機アダプター基板群に属する交換機アダプター基板SABの部分時間−空間モ
ジュールFTSSの入力端子と関連付けられている。
【0083】 図7を参照すると、交換機アダプター基板SAB0のLHWHは、SAB0の
部分TS交換機モジュールFTSS0の第1の入力端子に、SAB1のFTSS
1の第1の入力端子に、また、SAB7のFTSS7の第1の入力端子に接続さ
れていることが分かる。交換機アダプター基板SAB1のLHWHは、SAB1
の部分TS交換機モジュールFTSS1の第2の入力端子に、SAB0のFTS
S0の第2の入力端子に、また、SAB7のFTSS7の第2の入力端子に接続
されている。交換機アダプター基板SAB7のLHWHは、SAB7のFTSS
7の最後の入力端子に、SAB0のFTSS0の最後の入力端子に、また、SA
B1のFTSS1の最後の入力端子に接続されている。
【0084】 1群の交換機アダプター基板の各交換機アダプター基板SABはまた、本発明
の第1の実施形態と同じように(上の表3を参照)、この交換機アダプター基板
群と関連付けられた配列列の非対角TS交換機モジュールXMB(図6)の各予
め定められた出力端子位置と関連付けられている。制御可能セレクター74は、
この予め定められた出力端子位置にあるTS交換機モジュール出力端子に7本の
垂直ハイウエイHWVを介して接続されており、また、現在の交換機アダプター
基板の部分時間−空間交換機モジュールFTSSの出力端子OUTにローカル垂
直ハイウエイLHWHを介して接続されてそこからデータを受信するようになっ
ている。制御記憶CS75は、セレクター74に接続されており、セレクター7
4を制御する制御情報を保持している。制御可能セレクター74は、制御記憶C
S75に保持されている制御情報に応答して、上記出力端子の1つからのデータ
をセレクター出力データとして選択する。この例では、セレクター74は8/1
MUXであり、また、セレクター74の出力は、多数の出力デジタルリンク用の
出力インタフェースを有する時間多重分離ユニット76に接続されている。
【0085】 図8は、図1のそれと類似した模式図であり、多数の部分TS交換機モジュー
ルFTSS0〜FTSS7に分割されたTS交換機モジュールを示している。先
に述べたように、本発明の第2の実施形態では、与えられた対角TS交換機モジ
ュールに対応する交換機能は、与えられた交換機アダプター基板群の交換機アダ
プター基板に含まれている部分TS交換機モジュールに分割されている。1つの
対角TS交換機モジュールに先に位置していた各部分TS交換機モジュールは、
ここでは、この与えられた交換機アダプター群の各交換機アダプター基板へ移動
させられている。例えば、図7および図8から分かるように、部分TS交換機モ
ジュールFTSS0は交換機アダプター基板SAB0へ移動させられ、FTSS
1はSAB1へ移動させられ、更に、FTSS7はSAB7へ移動させられてい
る。このことから、図7に示された交換機アダプター基板群の交換機アダプター
基板SAB0〜SAB7の部分TS交換機モジュールFTSS0〜FTSS7は
一緒になって、その群の交換機アダプター基板SABからデータを受信し同じ群
の交換機アダプター基板SABへデータを供給するように動作するであろう完全
なTS交換機モジュールXMBに対応している。
【0086】 もちろん、TSモジュール交換機能の交換機アダプター基板への移動はすべて
の対角TSモジュールに対して実行される。しかし、そこから交換機能が交換機
アダプター基板の群へ移動させられるTS交換機モジュールは、対角TSモジュ
ールである必要はないことを理解されるべきである。その代わり、要求されるこ
とは、各群の交換機アダプター基板に関して、その交換機アダプター基板群の部
分時間−空間交換機能は一緒になって時間−空間交換機能を構成し、それが、a
)その交換機アダプター基板群内でデータの時間−空間交換を実行することがで
き、b)その交換機アダプター基板群の空間交換機能と協同することによってそ
の空間交換機能が時間−空間交換機能によって交換されたデータを選択的に出力
するということである。
【0087】 (制御情報の交換機構造への書込み) 上述したように、2点間接続は、一般に、予め定められた1つの入力多数位置
と予め定められた1つの出力多数位置との間に回線を生成するように交換機構造
の適当な制御記憶をセットする制御システムまたは制御ユニットの制御下におい
て確立される。本発明の交換機構造の空間交換機能は一般にTSモジュールと交
換機アダプター基板とに分割されるので、交換機アダプター基板のほかにTSモ
ジュールにも制御記憶が存在する。このことは、各接続に対して、制御システム
は予め定められた交換機アダプター基板の制御記憶に対してのみならず関連のT
Sモジュールの予め定められた制御記憶に対しても制御情報を提供しなければな
らないことを意味する。通常の手順は、制御システムの通信制御ソフトウエアに
両方の制御記憶をインタフェースさせるものである。
【0088】 本発明によれば、制御記憶への制御情報の書込みはより効率的なやり方で解決
される。この解答について、ここでは、図9を参照しながら説明する。
【0089】 図9は、2×2配列のTSモジュールを備えた交換機構造の一例の模式図であ
る。図9に示される交換機構造80は、図3に示された交換機構造30に類似し
ている。しかし、図9では、本発明による制御記憶に制御情報を設ける装置が示
されている。簡単のために、本発明の制御情報の点に関連する交換機構造80の
部分のみについて以下では説明することにする。本発明によれば、各2点間接続
に対して、制御システム(不図示)の通信制御ソフトウエアは、完全な2点間接
続を確立する制御情報をレジスタのような単一の書込み地点に書き込む。次に、
制御情報は、この地点からハードウエアリンクを経由して関連の制御記憶に供給
される。したがって、交換機構造80は、多数のレジスタ81および関連のハー
ドウエアリンク82,83,84を更に含む。各レジスタ81は、各交換機アダ
プター基板と関連付けられている。簡単のために、図9には単一のレジスタ81
および1組のハードウエアリンク82,83,84だけが示されている。レジス
タ81は、第1の制御コードC1および第2の制御コードC2を含む制御情報を
受信するように動作する。第1の制御コードC1は交換機アダプター基板SAB
0の制御記憶85に関連し、また、第2の制御コードC2は関連のTSモジュー
ルXMB0−0,XMB1−0の一方の制御記憶86/87に関連する。ハード
ウエアリンク82はレジスタ81を交換機アダプター基板SAB0の制御記憶8
5に接続する。ハードウエアリンク83,84は、選択的に駆動されて、レジス
タ81を制御記憶86,87にそれぞれ接続する。第1の制御コードC1はハー
ドウエアリンク82を介して制御記憶85に供給される。この第1の制御コード
C1は、制御記憶85と関連付けられたマルチプレクサ2/1MUXを制御する
が、駆動すべきハードウエアリンク83,84の一方も制御する。次に、第2の
制御コードC2は、駆動されたハードウエアリンク83/84上で、対応する制
御記憶86/87に供給される。好ましくは、各レジスタ81はそれの関連の交
換機アダプター基板上に配置される。
【0090】 本発明によれば、従来の非モジュール化TS交換機コア用の通信制御ソフトウ
エアと比較して、本発明の交換機構造用に通信制御ソフトウエアを変更する必要
は一般的にはない。このことについて例を参照しながら以下に説明する。
【0091】 まず、TSモジュールXMBへの各入力ラインが8192個のタイムスロット
を処理し、TSモジュールの各音声記憶SSおよび制御記憶CSが8192個の
位置を有して、交換機構造80全体が128Kの容量を有し、0から13107
1までの131072個のタイムスロットを処理できる能力があると仮定する。
【0092】 第1の例として、交換機全体80の入力タイムスロット65535がSAB0
によって取り出されるのであれば、制御システムソフトウエアは、SAB0と関
連付けられたレジスタ81に2進数コード0_1111_1111_1111_
1111の形でタイムスロット番号“65535”を書き込む。この例では、第
1の制御コードC1は最上位ビット“0”であり、第2の制御コードC2はタイ
ムスロット番号の残りのビットを含む。第1の制御コードC1は、ハードウエア
リンク82を介して交換機アダプター基板SAB0の制御記憶85に供給され、
制御記憶85と関連付けられたマルチプレクサ2/1MUXを制御する。この例
では、“0”は、マルチプレクサ2/1MUXがTSモジュールXMB0−0の
第1の出力とコンタクトするようにセットされることを意味する。第1の制御コ
ードC1はまた、ハードウエアリンク83,84の一方を駆動する。この例では
、“0”は、ハードウエアリンク83が駆動されることを意味する。したがって
、第2の制御コードC2は、TSモジュールXMB0−0の制御記憶86に供給
され、制御コードC2に対応するTSモジュールXMB0−0の入力タイムスロ
ットすなわちタイムスロット65535がTSモジュールXMB0−0の第1の
出力から取り出される。
【0093】 第2の例として、交換機全体80の入力タイムスロット131071がSAB
0によって取り出されるのであれば、制御システムソフトウエアは、そのタイム
スロット番号“131071”を2進数コード1_1111_1111_111
1_1111の形で、SAB0と関連付けられたレジスタ81に書き込む。第1
の制御コードC1は最上位ビットここでは“1”であり、第2の制御コードC2
はタイムスロット番号の残りのビットを含む。C1は“1”に等しいため、制御
記憶85と関連付けられたマルチプレクサ2/1MUXは他のTSモジュールX
MB1−0の第1の出力とコンタクトするようにセットされる。ここで、第1の
制御コードC1“1”はハードウエアリンク84を駆動し、第2の制御コードC
2はTSモジュールXMB0−1の制御記憶87に供給される。したがって、2
進数の制御コードC2に対応するTSモジュールXMB1−0の入力タイムスロ
ットすなわちXMB1−0のタイムスロット65535が、TSモジュールXM
B1−0の第1の出力から取り出される。
【0094】 もちろん、取り出された入力タイムスロットをどの出力タイムスロットに交換
すべきであるかを決定するアドレス情報を提供する必要はある。アドレス情報は
、制御コードC1,C2がそれぞれ書き込まれる制御記憶85,86/87の記
憶位置を決定する。好ましくは、従来の書込み論理回路は、問題の制御コードお
よびアドレスコードを受信し、関連のアドレスコードに従って対応する制御記憶
への制御コードの実際の書込みを実行する。
【0095】 通信制御ソフトウエアは、単に、等価な従来のTS交換機コアと同じように、
与えられた2点間接続と関連付けられた制御情報を単一地点に書き込む。このよ
うに、通信制御ソフトウエアは交換機構造の内部ハードウエア構成に関係なく、
従来のTS交換機コア用として既に開発されている通信制御ソフトウエアを使用
することができる。
【0096】 TSモジュールの大型配列では、第1の制御コードは、当然に、単一ビット以
上を含む。
【0097】 (サブレート交換) 例えばデジタル移動電話では、音声情報は、通常は、より低いビット転送レー
トが得られるように音声コーダーによって符号化される。音声符号化の基本原理
は、最終的に復号された信号が最も低いビットレートでできる限り良く聞こえる
ようにすることである。例えばGSMシステムでは、フルレートの伝送は、通常
は、13.0kbit/sのビットレートで実行されるが、D−AMPSシステ
ムでのフルレート伝送は7.95kbit/sで実行される。このことから、移
動電話と基地局コントローラとの間の通信は、一般に、例えば13.0kbit
/sのような比較的低いビットレートで実行される。しかし、基地局コントロー
ラと移動交換センターとの間の通信は、64.0kbit/sのようなもっと高
いビットレートで動作する通常の公衆伝送通信網をしばしば使用する。基地局コ
ントローラが13.0kbit/sのGSM通信を64.0kbit/s伝送通
信網上に直接交換するとすれば、多くの帯域幅容量が無駄になる。この場合、各
チャンネルは1つのタイムスロットのビット位置のほんの4分の1しか占有しな
いであろう。しかし、ワードレベルの代わりのビットレベルでこの通信を回線交
換することによって、通常の公衆伝送通信網によって提供される帯域幅容量を完
全に利用することが可能である。
【0098】 従来技術によれば、このことは、通常、2つの異なる交換機がそれらの接続を
セットアップするように動作させるように、通常の交換機と直列に接続された、
サブレート交換機とも呼ばれる外部ビット指向交換機を使用することによって解
決される。従来技術の解決策は多くの明らかな欠点を有する。まず第1に、サブ
レート交換機に接続される通常の交換機の入力および出力端子は、通常の通信に
は使用できないということである。第2に、サブレート交換機で交換すべき通信
は、まず、通常の交換機を介してサブレート交換機に交換される必要があり、そ
の後、そこから交換されて出力される前に、再び通常の交換機に戻される必要が
あるということである。このことは、当然、通信の本質的な遅延につながる。
【0099】 しかし、本発明の第2の実施形態によるモジュール型TS交換機構造をベース
として使用することによって、サブレート交換が主要交換機構造に効率的に統合
される。このことについて図10を参照しながら以下に説明する。
【0100】 図10は図7のそれと類似した模式図であり、本発明による1群の交換機アダ
プター基板の一例を示している。図7の図と図10のそれとの主要な差異は、部
分TSモジュールの代わりに、ビットレベルでの交換を可能とするために各交換
機アダプター基板に完全TSモジュールが設けられていることである。交換機ア
ダプター基板SAB0〜SAB7に含まれるTSモジュールは、ビット指向サブ
レート交換機モジュールSRS0〜SRS7として動作するように修正されてい
る。ワードレベルの代わりのビットレベルでの交換はまた、ワード指向交換用と
して必要な8/1MUXの各々と直列に接続された付加マルチプレクサ8/1M
UXを必要とする。このことは、もちろん、サブレート交換機モジュールSRS
の各制御記憶CSは1つだけでなく2個のマルチプレクサ8/1MUXと関連付
けられていることと、制御記憶CSが付加マルチプレクサを制御するための付加
制御情報を含んでいることとを意味する。各付加マルチプレクサ8/1MUXは
単一の選ばれたビットを出力し、また、サブレート交換機モジュールSRSのす
べての付加マルチプレクサからの出力ビットはビット/ワード変換器B/Wによ
ってデータワードに組み合わされる。
【0101】 一般に、ビット指向時間−空間交換機ユニットは、受信されたタイムスロット
ワードの選ばれたビットのビット位置およびタイムスロットワードの制御された
変更を実行する。
【0102】 交換機アダプター基板SAB0のサブレート交換機モジュールSRS0では、
ワード指向交換とビット指向交換とが真に統合されている。交換機モジュールS
RS0は更なるマルチプレクサMUXを含み、それは、ビット/ワード変換器B
/Wの出力端子および第1の音声記憶列の第1の8/1MUXの第2の出力端子
に接続されて、第1の8/1MUXから通常に交換されたデータワードを取り出
し、ビット/ワード変換器B/Wからサブレート交換されたデータワードを取り
出す。第1の音声記憶列と関連付けられた制御記憶CSもまた、そのMUXに接
続されて、そのMUXからのデータの選択を制御する更なる制御情報を含んでい
る。そのMUXが第1の音声記憶列の第1の8/1MUXの第2の出力端子から
のデータを選ぶように制御されれば、ワード指向交換が実行され、他方、そのM
UXがビット/ワード変換器B/Wからのデータを選択するように制御されれば
、ビット指向交換が実行される。
【0103】 しかし、ワードの交換はビットレベルと同様にワードレベルでも実行できるた
め、交換機アダプター基板SAB1,SAB7のサブレート交換機モジュールS
RS1,SRS7に示されているように、ビット/ワード変換器B/Wの出力を
用いるだけで交換を実行することも可能である。いずれにせよ、サブレート交換
機モジュールSRSの出力端子は、図7に関して説明したのと同じように、ロー
カル垂直ハイウエイ上で交換機アダプター基板セレクターに接続されている。そ
の他すべての点で、この交換機構造全体は図6および図7に関して説明したのと
類似している。
【0104】 このように、与えられた群の交換機アダプター基板内で完全なサブレート交換
が効率的に提供されるが、異なる群の交換機アダプター基板の間では通常の交換
が提供される。
【0105】 図10の交換機アダプター基板SAB0それ自体はワード指向およびビット指
向の交換が統合されているTS交換機を構成しているが、交換機アダプター基板
SAB1〜SAB7の各々はビット指向TS交換機を構成していることが理解さ
れるべきである。SAB0と同じタイプのいくつかの交換機アダプター基板を組
み合わせて、図10に示されたのと同じように、1群の交換機アダプター基板を
形成して、その中で統合された完全なサブレート交換が得られるようにすること
が可能である。更に、SAB1と同じタイプのいくつかの交換機アダプター基板
を組み合わせて1群の交換機アダプター基板を形成することも可能である。
【0106】 本発明による別の解決策は、サブレート交換機をTS交換機と“並列に”接続
することである。このようにすれば、TS交換機ユニットのすべての交換機端子
が通常の通信用に使用できて、サブレート交換機と直列に接続された通常の交換
機を使用する従来技術の解決策による遅延と比べて、サブレート交換通信の遅延
は低減される。この解決策について図11を参照しながら以下に説明する。
【0107】 図11は、TS交換機モジュールと並列に接続されたサブレート交換機の交換
機構造を示す模式図である。この交換機構造は、TSモジュールXMBと、関連
の群の交換機アダプター基板SAB0〜AB7と、TSモジュールXMBと並列
に接続されたサブレート交換機モジュールSRSとを含む。TSモジュールXM
Bは、図3に関して上で説明したのと本質的に同じようにして、交換機アダプタ
ー基板SAB0〜SAB7と協同する。しかし、単一のTSモジュールしか存在
しないので、交換機アダプター基板は交換機能に関しては透明であり、したがっ
て、この点では無視する。サブレート交換機モジュールSRSは、全体のハード
ウエア構成に関して言えば、TSモジュールと類似している。サブレート交換機
SRSは、音声記憶SSの配列と、関連のマルチプレクサおよび制御記憶とを含
む。しかし、サブレート交換機SRSの音声記憶SSは、ワード全体の代わりに
ビットを記憶場所に記憶するように用意されている。サブレート交換機SRSは
、入力端子INと出力端子OUTとを更に備えている。TSモジュールXMBの
予め定められた入力端子に供給されるタイムスロットはまた、サブレート交換機
SRSの入力端子INにも供給され、それにより、サブレート交換機SRSには
タイムスロットが連続して供給されることになる。サブレート交換機SRSでは
、受信されたタイムスロットのデータワードは、各データワードが多数のビット
BIT0〜BIT7に分割されるようにビットレベルに分解される。その後、各
ビットは、サブレート交換機SRSの各行の音声記憶に分配されて、その行のす
べての音声記憶SSに記憶される。関連の制御記憶CSによって制御されるマル
チプレクサ8/1MUXは、音声記憶からの選ばれたビットを出力するように動
作する。サブレート交換機SRSのマルチプレクサ8/1MUXの選ばれた出力
ビットは、TSモジュールXMBに送られる1つの完全なワードにビット/ワー
ド変換器で組み合わされる。
【0108】 TSモジュールXMBは、サブレート交換機SRSからデータを受信するため
の付加入力端子を更に含む。この付加入力端子は、TSモジュールXMBの予め
定められた8/1MUXからデータを受信する付加2/1MUXに接続されてい
る。この予め定められた8/1MUXと関連付けられた制御記憶CSもまた、付
加2/1MUXに接続されて、その2/1MUXを制御するための付加制御情報
を保持する。この2/1MUXがサブレート交換機SRSからの出力を受信する
ようにセットされれば、TSモジュールはサブレート交換をサポートするが、そ
の2/1MUXがTSモジュールの関連の8/1MUXからデータを受信するよ
うにセットされれば、TSモジュールは通常のワード指向交換をサポートする。
このように、通常の交換とともにサブレート交換がサポートされる。各TSモジ
ュールが64Kの容量を有すると仮定すれば、サブレート交換機SRSは8Kの
容量を有する。
【0109】 サブレート交換機をモジュール型交換機構造のTSモジュールの各々と並列に
接続することによって、サブレート交換とともに通常のワード指向交換をサポー
トする大型モジュール型TS交換機構造が、本発明の第1の実施形態による交換
機構造に基づいて得られる。これは図12に模式的に示されている。
【0110】 図12は、サブレート交換とともに通常の交換をサポートする異なるサイズの
交換機構造を設計する場合の原理を示す模式図である。図12の図は図4のそれ
と類似している。しかし、図12の異なる交換機構造は、交換機アダプター基板
SABとTSモジュールXMBおよびサブレート交換機モジュールSRSの集合
とに基づいている。これらの交換機構造は、各群の交換機アダプター基板の1個
の交換機アダプター基板に対して、関連のサブレート交換機モジュールSRSに
よってサポートされた完全なサブレート交換を有するであろう。
【0111】 図12の交換機構造は、図2から図4を参照して説明した交換機構造と比べて
、各サブレート交換機モジュールSRSに、現在確立されている接続と関連付け
られていない出力ビットを“0”にセットさせることによって、また、サブレー
ト交換機モジュールSRSから発せられるデータワードを選択的に受信するよう
に動作する各交換機アダプター基板SABに、関連のTSモジュール列のTSモ
ジュールXMBからデータを受信するORゲートを提供することによって、更に
修正されている。図13は、完全なサブレート交換能力と関連付けられた交換機
アダプター基板SABの関連部分の模式図である。交換機アダプター基板セレク
ター8/1MUXは関連の列のTSモジュールからデータを受信し、同じデータ
は、受信データに対してビット単位のOR演算を実行するORゲートへ分配され
る。交換機アダプター基板SABのORゲートの出力端子は、セレクター8/1
MUXから出力を受信する付加制御可能2/1MUXに接続されている。サブレ
ート交換のために、サブレート交換機モジュールSRSの出力データがTSモジ
ュールの2/1MUXを介して交換機アダプター基板に送られるときは、OR演
算の結果が交換機アダプター基板SABの2/1MUXによって時間デマルチプ
レクサに送られる。確立された接続と関連付けられていない出力ビットは“0”
にセットされるため、関連出力ビットはORゲートを通過するであろう。このよ
うに、モジュール型交換機構造用のサブレート交換が成功裏に実現する。
【0112】 交換機での交換,交換機制御および信号供給の手順に関するこれ以上の情報は
、例えば、テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソンのAXEシ
ステムのドキュメントに見い出されるであろう。
【0113】 上述した実施形態は単に一例として与えられたものであり、本発明がそれらに
限定されないことを理解されるべきである。本発明の精神から外れることなく、
述べられたものとは異なる特定の形態において本発明を具体化することはもちろ
ん可能である。ここに開示し特許請求する基本的な支配原理を保持するこれ以外
の修正および改善も本発明の範囲および精神内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 時間−空間交換機ユニットの例の模式図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態によるTSモジュールに基づくモジュール型交換機構
造の全体アーキテクチャの例の模式図である。
【図3】 2×2配列のTSモジュールを備えた交換機構造の例の模式図である。
【図4】 TSモジュールに基づいて異なる容量の交換機構造を設計する原理を示す模式
図である。
【図5】 本発明による512Kの交換機の例の模式的ブロック図である。
【図6】 発明の第2の実施形態によるモジュール型交換機構造の全体アーキテクチャの
例の模式図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態による1群の交換機アダプター基板の模式図である。
【図8】 多数の部分TS交換機モジュールに分割されたTS交換機モジュールを示す、
図1のそれと同様な模式図である。
【図9】 制御情報を書き込むための装置が設けられた2×2配列のTSモジュールを備
えた交換機構造の例の模式図である。
【図10】 各交換機アダプター基板がビットレベルで交換を可能とするように修正された
完全なTSモジュールを含む本発明による1群の交換機アダプター基板の例を示
す模式図である。
【図11】 サブレート交換機がTS交換機モジュールと並列的に接続されている本発明に
よる交換機構造を示す模式図である。
【図12】 サブレート交換とともに通常のワード指向交換をサポートする異なるサイズの
交換機構造を設計する原理を示す模式図である。
【図13】 完全なサブレート交換能力と関連付けられた交換機アダプター基板の関連部品
の模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを回線交換する交換機構造であって、 該交換機構造(20;30;52;60;80)が、 多数の時間−空間交換機モジュール(XMB)であって、該時間−空間交換機
    モジュールの列および行を備える配列(21;53;61)として配列可能な多
    数の時間−空間交換機モジュールと、 群に配置可能な多数の交換機アダプターユニット(SAB)であって、該交換
    機アダプターユニット(SAB)の群の各々が、前記交換機モジュール配列(2
    1;53;61)の予め定められた行の時間−空間交換機モジュール(XMB)
    と関連付けられて、該行の時間−空間交換機モジュール(XMB)にデータを入
    力するようになっており、また、前記交換機モジュール配列(21;53;61
    )の予め定められた列の時間−空間交換機モジュール(XMB)と関連付けられ
    て、該列の交換機モジュール(XMB)からデータを出力するようになっており
    、更に、前記交換機アダプターユニット(SAB)の群の各々が、関連の時間−
    空間交換機モジュール(XMB)からのデータを出力する過程で動作する空間交
    換機能を有している、多数の交換機アダプターユニット(SAB)と、 を具備することを特徴とする、データを回線交換する交換機構造。
  2. 【請求項2】 前記時間−空間交換機モジュール(XMB)の各々が、 データを受信する多数の入力端子(IN)と、 データを記憶する多数の音声記憶(SS)であって、該音声記憶(SS)が、
    列および行を有する音声記憶配列として配置可能であり、前記音声記憶配列の予
    め定められた行の各音声記憶(SS)が、同じ入力端子(IN)に接続されて、
    前記音声記憶行のすべての音声記憶(SS)が同じ組のデータを受信することを
    可能とする、多数の音声記憶(SS)と、 前記音声記憶配列の各列の音声記憶(SS)とそれぞれが関連付けられている
    多数のマルチプレクサ(MUX)と、 多数の制御記憶(CS)であって、該制御記憶(CS)の各々が、前記音声記
    憶配列の各列と関連付けられており、また、同じ音声記憶列と関連付けられた、
    次のことを制御する制御情報を保持するマルチプレクサ(MUX)と関連付けら
    れている、多数の制御記憶(CS)と、 − 音声記憶列の音声記憶(SS)の各々からのデータの読出し − 前記音声記憶列のどの音声記憶(SS)から前記マルチプレクサ(MUX)
    によって列出力としてのデータを取り出すべきか 前記マルチプレクサ(MUX)にそれぞれ接続されて、前記列出力を受信する多
    数の出力端子(OUT)とを含む、 請求項1記載のデータを回線交換する交換機構造。
  3. 【請求項3】 予め定められた群の交換機アダプターユニットの各交換機ア
    ダプターユニット(SAB)が、該群の交換機アダプターユニットと関連付けら
    れた交換機モジュール列の時間−空間交換機モジュール(XMB)の予め定めら
    れた出力端子位置と関連付けられており、また、該出力端子位置にある交換機モ
    ジュール出力端子(OUT)に接続された制御可能セレクター(34;74)で
    あって、前記位置におけるすべての交換機モジュール出力端子(OUT)から列
    出力を受信してそれらのうちから1つをセレクター出力データとして選ぶ制御可
    能セレクターを含むことを特徴とする、請求項2記載のデータを回線交換する交
    換機構造。
  4. 【請求項4】 各交換機アダプターユニット(SAB)が、セレクター制御
    情報を記憶する制御記憶(35;75)を含み、該制御記憶(35;75)が、
    前記セレクター(34;74)が前記セレクター制御情報によって制御可能とな
    るように前記制御可能セレクター(34;74)に接続されていることを特徴と
    する、請求項3記載のデータを回線交換する交換機構造。
  5. 【請求項5】 各交換機アダプターユニット(SAB)が、前記制御可能セ
    レクター(34;74)からの前記セレクター出力データに応答し、少なくとも
    1つの出力デジタルリンク用の出力インタフェースを有する時間多重分離ユニッ
    ト(36;76)を更に含むことを特徴とする、請求項3記載のデータを回線交
    換する交換機構造。
  6. 【請求項6】 予め定められた群の交換機アダプターユニットの各交換機ア
    ダプターユニット(SAB)が、該群の交換機アダプターユニットと関連付けら
    れた交換機モジュール行の時間−空間交換機モジュール(XMB)の予め定めら
    れた入力端子位置と関連付けられており、また、該入力端子位置にある交換機モ
    ジュール入力端子(IN)にデータを分配する手段(33)を含むことを特徴と
    する、請求項2記載のデータを回線交換する交換機構造。
  7. 【請求項7】 各交換機アダプターユニット(SAB)が、 少なくとも1本の入力デジタルリンク用の入力インタフェースと、 前記少なくとも1本の入力デジタルリンクからのデータを時間多重化データに
    多重化する時間多重化ユニット(32;72)であって、前記分配手段(33)
    に接続されて前記多重化データをそれに送る時間多重化ユニット(32;72)
    とを更に含むことを特徴とする、 請求項6記載のデータを回線交換する交換機構造。
  8. 【請求項8】 前記時間−空間交換機モジュール(XMB)が互いに独立し
    て動作することを特徴とする、請求項1記載のデータを回線交換する交換機構造
  9. 【請求項9】 前記交換機アダプターユニット(SAB)の各々が、縮小さ
    れた組のデータを関連の時間−空間交換機モジュール(XMB)から得られたデ
    ータから選択する空間交換機能ユニット(34,35;74,75)を含む、請
    求項1記載のデータを回線交換する交換機構造。
  10. 【請求項10】 前記時間−空間交換機モジュール(XMB)の少なくとも
    1個がワード指向時間−空間交換機ユニットを含むことを特徴とする、請求項1
    記載のデータを回線交換する交換機構造。
  11. 【請求項11】 前記時間−空間交換機モジュール(XMB)の少なくとも
    1個がビット指向時間−空間交換機ユニットを含むことを特徴とする、請求項1
    記載のデータを回線交換する交換機構造。
  12. 【請求項12】 前記交換機アダプターユニット(SAB)の各々が、別々
    の回路基板上に設けられている、請求項1記載のデータを回線交換する交換機構
    造。
  13. 【請求項13】 交換機アダプターユニットの各群が、別々の回路基板上に
    設けられている、請求項1記載のデータを回線交換する交換機構造。
  14. 【請求項14】 各時間−空間交換機モジュール(XMB)が、別々の回路
    基板上に設けられている、請求項1記載のデータを回線交換する交換機構造。
  15. 【請求項15】 交換機アダプターユニット(SAB)の各々と時間−空間
    交換機モジュール(XMB)のそれに関連の列とが、別々のサブラックに設けら
    れている、請求項1記載のデータを回線交換する交換機構造。
  16. 【請求項16】 データを回線交換する交換機構造であって、 該交換機構造(20;30;52)が、 多数の時間−空間交換機モジュール(XMB)であって、該時間−空間交換機
    モジュール(XMB)の列および行の配列(21;53)として配置可能であり
    、前記時間−空間交換機モジュール(XMB)の各々が、データを受信する入力
    端子(IN)と、データを時間−空間交換する手段(SS,MUX,CS)と、
    データを出力する出力端子(OUT)とを含む、多数の時間−空間交換機モジュ
    ール(XMB)と、 群に配置可能な多数の交換機アダプターユニット(SAB)であって、該交換
    機アダプターユニットの群の各々が、前記配列(21;53)の予め定められた
    行の時間−空間交換機モジュール(XMB)と関連付けられて該行の時間−空間
    交換機モジュール(XMB)にデータを入力するようになっており、また、前記
    配列(21;53)の予め定められた列の時間−空間交換機モジュール(XMB
    )と関連付けられて該列の交換機モジュール(XMB)からデータを出力するよ
    うになっている、多数の交換機アダプターユニット(SAB)と、 を具備し、 1群の交換機アダプターユニットの各交換機アダプターユニット(SAB)が
    、該群の交換機アダプターユニットと関連付けられた行の時間−空間交換機モジ
    ュール(XMB)の予め定められた入力端子位置と関連付けられており、また、
    該群の交換機アダプターユニットと関連付けられた列の時間−空間交換機モジュ
    ール(XMB)の予め定められた出力端子位置と関連付けられており、更に、前
    記入力端子位置にある交換機モジュール入力端子(IN)にデータを分配する手
    段(33)と、前記出力端子位置にある交換機モジュール出力端子(OUT)に
    接続され前記位置にあるすべての出力端子(OUT)からデータを受信して前記
    出力端子(OUT)の1つからのデータを選択出力データとして選択する制御可
    能セレクター(34)とを含み、前記分配手段(33)の入力端子が交換機アダ
    プターユニットの入力インタフェースとして働き、前記セレクター(34)の出
    力端子が交換機アダプターユニットの出力インタフェースとして働く、 ことを特徴とする、データを回線交換する交換機構造。
  17. 【請求項17】 データを回線交換する交換機構造であって、 該交換機構造(60)が、 配列(61)として配置可能な多数の時間−空間交換機モジュール(XMB)
    であって、前記配列(61)が前記時間−空間交換機モジュール(XMB)の列
    および行を含む、多数の時間−空間交換機モジュール(XMB)と、 群に配置可能な多数の交換機アダプターユニット(SAB)であって、該交換
    機アダプターユニットの群の各々が、前記配列(61)の予め定められた行の時
    間−空間交換機モジュール(XMB)と関連付けられて該行の時間−空間交換機
    モジュール(XMB)にデータを入力するようになっており、また、前記配列(
    61)の予め定められた列の時間−空間交換機モジュール(XMB)と関連付け
    られて該列の交換機モジュール(XMB)からデータを出力するようになってお
    り、前記交換機アダプターユニット(SAB)の群の各々が、関連の時間−空間
    交換機モジュール(XMB)からのデータを出力する過程で動作する空間交換機
    能を有する、多数の交換機アダプターユニット(SAB)と、 を具備し、 前記配列(61)の各時間−空間交換機モジュール(XMB)が、予め定めら
    れた群の交換機アダプターユニットからデータを受信するように動作し、また、
    別の予め定められた群の交換機アダプターユニットにデータを供給するように動
    作し、 各交換機アダプターユニット(SAB)が、部分時間−空間交換機能を更に含
    み、交換機アダプターユニットの各群に対して、交換機アダプターユニット群の
    部分時間−空間交換機能が一緒になって交換機アダプターユニット(SAB)群
    内でデータの時間−空間交換を実行するように動作する時間−空間交換機能を構
    成し、また、交換機アダプターユニット群の空間交換機能と協同することによっ
    て前記空間交換機能が前記時間−空間交換機能によって交換されたデータを選択
    的に出力する、 ことを特徴とする、データを回線交換する交換機構造。
  18. 【請求項18】 前記交換機アダプター基板の少なくとも1個の部分時間−
    空間交換機能がビット指向であることを特徴とする、請求項17記載のデータを
    回線交換する交換機構造。
  19. 【請求項19】 前記部分時間−空間交換機能が、ビット指向時間−空間交
    換機ユニットの構成になっており、動作時には、前記ビット指向時間−空間交換
    機ユニットによってデータとして受信されたタイムスロットワードの選ばれたビ
    ットのタイムスロットワードおよびビット位置の制御された変更を実行すること
    を特徴とする、請求項18記載のデータを回線交換する交換機構造。
  20. 【請求項20】 前記交換機アダプター基板の少なくとも1個の部分時間−
    空間交換機能が、ワード指向交換とビット指向交換とを交番的に実行するように
    動作することを特徴とする、請求項17記載のデータを回線交換する交換機構造
  21. 【請求項21】 前記交換機アダプター基板群の少なくとも1群の時間−空
    間交換機能がビット指向であることを特徴とする、請求項17記載のデータを回
    線交換する交換機構造。
  22. 【請求項22】 前記配列(61)の前記時間−空間交換機モジュール(X
    MB)の各々が、データを受信する入力端子(IN)と、データを時間−空間交
    換する第1の手段(SS,MUX,CS)と、データを出力する出力端子(OU
    T)とを有し、 前記部分時間−空間交換機能が、入力端子(FTSS−IN),データを時間
    −空間交換する第2の手段(FTSS−SS,−MUX,−CS)および少なく
    とも1つの出力端子(FTSS−OUT)を有する部分時間−空間交換機ユニッ
    ト(FTSS)の構成になっており、 1群の交換機アダプターユニットの各交換機アダプターユニット(SAB)が
    、該群の交換機アダプターユニットと関連付けられた行の時間−空間交換機モジ
    ュール(XMB)の予め定められた入力端子位置と関連付けられており、また、
    前記入力端子位置にある該群の交換機アダプター基板に属する交換機アダプター
    ユニット(SAB)の部分時間−空間交換機ユニット(FTSS)の入力端子(
    FTSS−IN)と関連付けられており、更に、該群の交換機アダプターユニッ
    トと関連付けられた列の時間−空間交換機モジュール(XMB)の予め定められ
    た出力端子位置と関連付けられており、また、前記入力端子位置における交換機
    モジュール入力端子(IN)に、また前記入力端子位置における部分交換機ユニ
    ット入力端子(FTSS−IN)にデータを分配する手段を含み、更に、前記出
    力端子位置にある交換機モジュール出力端子(OUT)および前記交換機アダプ
    ターユニット(SAB)の部分時間−空間交換機ユニット(FTSS)の出力端
    子(FTSS−OUT)に接続されて前記出力端子(OUT,FTSS−OUT
    )からデータを受信してセレクター出力データとして選択する制御可能セレクタ
    ー(74)を含む、 ことを特徴とする、請求項17記載のデータを回線交換する交換機構造。
  23. 【請求項23】 データの回線交換用の通信交換機であって、 該交換機(50)が、 交換機構造(52)であって、 多数の時間−空間交換機モジュール(XMB)であって、該時間−空間交換機
    モジュール(XMB)の列および行の配列(53)として配置可能な多数の時間
    −空間交換機モジュール(XMB)と、 群に配置可能な多数の交換機アダプターユニット(SAB,54)であって、
    前記交換機アダプターユニット(SAB)の群の各々が、前記交換機モジュール
    配列(53)の予め定められた行の時間−空間交換機モジュール(XMB)と関
    連付けられて該行の時間−空間交換機モジュール(XMB)にデータを入力し、
    また、前記交換機モジュール配列(53)の予め定められた列の時間−空間交換
    機モジュール(XMB)と関連付けられて該列の交換機モジュール(XMB)か
    らデータを出力し、前記交換機アダプターユニット(SAB)の群の各々が、関
    連の時間−空間交換機モジュール(XMB)からデータを出力する過程で動作す
    る空間交換機能を有し、前記交換機アダプターユニット(SAB)が、前記交換
    機(50)の入力インタフェースおよび出力インタフェースとして働くように動
    作する、多数の交換機アダプターユニット(SAB,54)と、 を含む、交換機構造(52)と、 該交換機構造(52)にクロック信号および同期信号を供給するクロック信号
    および同期信号発生システムと、 前記交換機構造(52)の交換動作を制御する制御ユニット(58)と、 を具備することを特徴とする、データの回線交換用の通信交換機。
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