JP2001514572A - 精密な芳香剤ディスペンサー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 芳香剤を散布する方法は芳香剤ディスペンサー配列（７４）を選択することを含み、各芳香剤ディスペンサー及びガス圧力制御機構（８０）に接続された加圧ガス源（８２）を有している。芳香剤ディスペンサー配列は加圧ガス管の端部近傍に配置されている。芳香剤ディスペンサー配列は材料に吸収された各種芳香剤を有する一連の吸収材料で製造されている。その方法は劇場、テレビまたはコンピュータゲームで使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 精密な芳香剤ディスペンサー装置本発明の背景 この発明は芳香剤を散布する精密な方法及び装置に関し、詳細には外部のクリ スマスツリーでの使用に適している芳香剤、顧客を引き付ける食物芳香剤、また は、いやなにおいを遮断するものと同様に大空間を芳香剤で満たす方法及び装置 に関する。この発明は1995年６月19日に出願された私の以前の特許出願No.08/49 2,401で、現在の米国特許5,610,674の一部継続出願である。 幾つかの芳香剤散布の適応は大空間を芳香剤で満たし、希に変更することを要 求する。１つの例は、各部屋に異なる一定の芳香剤を要求しショーの魅力を高め る特定の時代、場所などの雰囲気を持った小さな部屋に客を通すテーマ遊園地の 乗物システムである。他の例は、外部の人工的なクリスマスツリーのための常緑 植物の芳香剤、通る客をレストランに誘う食物の芳香剤、または、老人ホームの 不快なにおいを遮断する気持ちのよい芳香剤を含んでいる。大空間を満たす１つ の問題は濃度を制御する難しさである。一定の大容量の空気流量の芳香剤の濃度 を調整する簡単な方法は発生した芳香剤を広く分散することを必要とされる。本 発明は部分的に変更した芳香剤ディスペンサーでこの性能を成し遂げる。 精密な芳香剤の散布は、直接個々になされ、動画またはテレビを見ることに統 合され、ヴァーチャルリアリティまたはコンピュータゲームの映像を見ることに 統合され、見た映像及び付随の音声により示された環境の一部、または、その環 境に物理的に応答する十分な効果または幻影を現実的に経験することができるよ うになる。現存する劇場システム及びテレビ及びコンピュータゲーム及びヴァー チャルリアリティは通常、視覚映像に関連して使用される音声と共に視覚映像を 備えている。しかし、全体の見る環境ににおいの付加を組込む過去の試みは通常 、成功せず、広く受け入れられなかった。受け入れられなかった理由の１つは大 領域に散布した香りを供給することなく精密に個々の使用者に香りを供給する困 難性、及び見られる場面が変更される時に１つの香りを放散させると共に第２の 香 りを与える問題に対する困難性である。香りの感覚はその効果を失わせ、見られ る特別の場面に伴うより正確な香りを供給する傾向はない。 動画テレビ劇場の使用のため見る椅子と感覚刺激手段の組合せを供給しようと する１つの従来技術の特許はヘリグ（Hellig）への米国特許Ｎｏ.3,628,829で提 供され、椅子の上部のフードになる背もたれを有するアームレストを有する座席 を含んでいる。椅子は、椅子を振動する手段と、におい伝導管を含む椅子を結合 したにおい製造システムと、におい製造管を介して椅子に着席した観客の顔の方 に空気を動かす手段と同様に椅子を各種方向に固定する手段を含んでいる。椅子 は、空気通路と、観客の体の各種部分の方に芳香剤を方向付けする出口ポートと 、空気通路に芳香剤を与えると共ににおいを除去するために椅子の回りのにおい を排出するシステムを含んでいる。ヘリグのシステムはまた、椅子のフードと結 合した拡声器をも含んでいる。このにおい製造システムは使用者の頭部及び鼻の 回りの領域ににおい及び芳香剤の流れを導こうとし、その後、使用者の頭部の回 りの領域からそれを排出し、部分的に頭部を囲むことによりにおいを維持する。 しかし、正確な瞬間に各種香りの散布を正確に管理することは不可能であり、そ して、使用者の頭部領域に発生したにおいを除去する後れのため、これは限られ た成功である。 本発明は、散布される芳香剤の精密な制御で大容量領域に芳香剤を精密に散布 する装置の方に導かれる。方法及び装置はまた加圧ガス信号で遠隔制御した領域 に少量の芳香剤を精密に散布することもできる。本発明の概要 精密な大容量芳香剤ディスペンサーはそこに形成された複数の通路を有し、そ の１端部の投入プレナムとその他端部の排出プレナムとを有している。排出プレ ナムは順番に、芳香剤を散布するための排出口を有している。１以上の通路は、 吸収材料及び芳香剤を付加する開口等の芳香剤保持手段を有している。エアーコ ンプレッサ等の加圧ガス源はガスを押し込むハウジング投入プレナムに接続され 、複数の通路のそれぞれを通り、押し込まれたガスの幾らかがガスの流れへの妨 害なしに通路を通過している間、芳香剤を有する通路を通過するようになってい る。 回転可能なバッフル等のガス制御機構は、複数の通路のそれそれを通り加圧ガス の流量を制御するため通路の１端部に取付けられ、それにより、排出プレナムで 空気と芳香剤含有空気を混合し、制御濃度は通路のそれぞれを調整することに依 存する。電気ステッピングモータ等のガス制御機構の回転はバッフルを回転させ 、各通路の異なる部分を閉じて、芳香剤保持通路と塞がれていない通路を通過す るガスの間の割合を変化させる。 芳香剤を散布する方法は、複数の芳香剤ディスペンサーを有する芳香剤ディス ペンサー装置を選択し、それぞれのディスペンサーが芳香剤を所定領域に散布す るために配置された芳香剤放出部分を有すると共に各芳香剤ディスペンサーに接 続された加圧源と複数の芳香剤ディスペンサーのそれぞれの加圧ガス源の間に接 続されるとともに散布信号を受信し、異なる芳香剤を選択的に散布するため個々 の芳香剤ディスペンサーへの空気等の加圧ガスの放出を選択的に制御するために 接続されたガス圧力制御機構を有することを含んでいる。それぞれ選択された芳 香剤ディスペンサーは加圧ガス管の端部近傍に配置され、材料に吸収された芳香 剤を持続させる吸収材料を有するハウジングを有している。その方法は、選択し た芳香剤ディスペンサー装置ガス圧力制御を作動させる段階を含み、遠隔の芳香 剤ディスペンサー吸収材料を介して少なくとも１つのガス圧力管で所定量のガス を所定期間、前記芳香剤ディスペンサーの回りの空気に加え、それにより、芳香 剤含有ガスを所定位置で分散させる。ガス圧力制御はコンピュータ作動させるこ とができ、加圧ガスのパルスを通る芳香剤を少量加えたガスの遠隔からの散布制 御を行う。選択されたハウジングはまたその端部に１以上の柔軟な膜を有するこ とができ、膜は所定のガス圧力でのみ芳香剤含有ガスを排出させ、さもなければ 、そこを通して芳香剤の出口を閉塞する。選択された空気源は油のないエアーコ ンプレッサ、または、容器内の加圧ガスとすることができ、遠方に配置され、管 を介して遠方の芳香剤ディスペンサーに加圧ガスを導くように制御される。図面の簡単な説明 本発明の他の目的、特徴、及び利点は記載された説明及び図面から明らかであ り、 図１は、精密な芳香剤ディスペンサーのための概略図であり、 図２は、第２の精密な芳香剤ディスペンサーのための概略図であり、 図３は、一緒にくくられる複数の芳香剤ディスペンサーの斜視図であり、 図４は、芳香剤ディスペンサーの断面図であり、 図５は、第２芳香剤ディスペンサーの断面図であり、 図６は、芳香剤ディスペンサーの別の実施例の断面図であり、 図７は、芳香剤ディスペンサーの別の実施例の断面図であり、 図８は、大容量の芳香剤ディスペンサーの断面図であり、 図９は、図８の線９−９で切断した断面図であり、１つの位置にバッフルを有 しており、 図９Ａは、図９の断面図であり、異なる位置に回転するバッフルを有しており 、 図９Ｂは、図９の断面図であり、第３の位置に回転するバッフルを有しており 、 図１０は、図８の線１０−１０で切断した断面図である。好適な実施例の説明 図面を参照すると、図１及び図２には、精密な芳香剤ディスペンサーの２つの 概略図が示されている。図２では、最後のディスペンサーはそこから直接散布す る。図１では、個々の芳香剤のライン７３が遠方位置近傍に芳香剤を散布するた め散布端部７１に接続されるが、遠隔センサ７０は散布端部７１に接続され、セ ンサ７０に接続された電気導体７２を有している。芳香剤ディスペンサーの配列 ７４はライン７３に配置され、呼気センサからのフィードバック信号を含む電気 導体７２をも切断する急速切断器７５を通過する。呼気センサの電子モジュール ７６はラインに配置され、ショーの同時進行のコンピュータ制御装置７７に接続 されている。同じ制御配線７８はコンピュータ７７と電子マニホールドカード８ ０の間に接続され、加圧ガス源８２から接続された加圧ガスライン８１をも有し ている。真空ライン８３は真空バルブ８４及び真空ポンプ８５に及び１端部の芳 香剤フィルター８６及び急速切断器７５及び散布端部７１への真空ライン８７を 通って接続されている。真空ラインは、呼気センサ７０に応答する加圧ガス源８ ２からの圧力の下、個々の芳香剤ガスライン７３によって散布された後に芳香 剤を回収する。 図２は図１による別の実施例の概略図を示し、加圧ガス源８２と電子マニホー ルドカードと共にコンピュータ制御装置７７を有している。加圧ガス源８２から ガスライン８１を通って電子マニホールドカード８０に供給される。制御配線８ ８はコンピュータ制御装置をマニホールドカード８０に接続し、急速切断器９１ を通って芳香剤ディスペンサー配列９２への個々のガスライン９０の散布を制御 する。 図２の概略図はガス流量ラインの１端部で芳香剤を散布するが、図１の概略図 はガス流量ラインの中程で芳香剤を散布する。電子マニホールドカード８０は商 業上に利用可能な盤のいずれかを利用可能であり、ガス流量を制御し、芳香剤デ ィスペンサーを選択する。これらのカードは通常のマニホールドガス供給から個 々に制御されたガス排出ポートを供給し、コンピュータから標準の２４ピンコネ クターを介して直接制御可能な６，１２または２４ボルトＤＣソレノイドのいず れかを使用して、要求されれば、手動で制御可能である。ガス供給８２は加圧ボ トルに供給された清浄で乾燥したガス、噴霧器で使用される流体ガスのいずれか の源、またはエアーコンプレッサを介して行われる。加圧されボンベに詰められ たガスはＣＯ₂窒素または乾燥ガスまたは単なる加圧空気とすることができる。 供給ガスは使用者により吸い込まれるので、エアーコンプレッサが利用可能であ り油のない空気を供給する。ビデオゲームのため、低コストの油のない熱帯魚コ ンプレッサが利用可能である。ガスは本発明により通常の芳香剤ディスペンサー で約２〜５ｐｓｉに調整可能である。 図３〜７は芳香剤ディスペンサーの幾つかの実施例を示している。図３は分離 膜１３１を有して示された芳香剤ディスペンサー１３０であり、分離膜１３１は 芳香剤位置の上流に配置されており、分離膜１３２は芳香剤の下流に配置されて いる。有孔材料１３３はそこに芳香材料を保持する。膜１３２はそこに穿孔１３ ４を有している。膜の開口１３４は閉鎖したままであり、圧力がないときは本体 １３５内に芳香剤を密閉し、ガスライン１３６を介して圧力を加えることにより のみ芳香剤を散布する。膜１３１は細長い穿孔１３７を有し、圧力下の入ってく る空気をそこに通過させ、そこに芳香剤を保持する有孔材料１３３を通す。 図８に見られるように、複数のディスペンサー１３８は複数のガスライン１３６ を有して一緒に取付けられ、１つのガスラインはディスペンサーのそれぞれに取 り付けられ、各ライン１３６からの加圧ガス投入で複数の異なる芳香剤の散布を 供給し、所望のディスペンサーに選択的に加えられる。 図４は芳香剤ディスペンサーの先端９５であり、頻繁な補充性能での使用のた め示され、ディスペンサーを入れるガス用管９６及びディスペンサーを出る芳香 剤含有ガス用管９７を有している。管９７及び本体１００は、管壁を通って芳香 剤を移動させない材料、または、幾つかの非反応性金属と同様にガラス及び幾つ かのプラスチック等、芳香剤と化学的に反応しない材料でできている。テネシー 州、チャタヌーガのマイクロポリックスにより製造されたポリアミド毛細管は特 に、管９７によく適している。接着剤９８は１以上の管をディスペンサーの先端 ９５の本体１００に密閉する。本体１００はそこに芳香剤を保持し、そこに供給 される空気等のガスを散布の前に芳香剤を含有させる。図の矢印は、それが貯臓 器材料１０１内の芳香剤の煙霧と混ざる時に入ってくるガスによって取られる経 路を示している。貯臓器材料１０１は芳香剤の量を保持し、蛭石、紙、綿、炭素 粒子、または連続気泡ポリマー発泡体、または取囲むガスの雰囲気に徐々に放出 するため芳香剤の実質量を保持する合成吸収体等のポリマー球粒、または吸収材 、または有孔材料とすることが可能である。出口ポート１０２は芳香剤含有ガス を除去させ、入口管９６から最遠端部に配置されている。除去キャップ１０３は 本体１００の端部上に取付けられ、エラストマーカバー等の除去のできないキャ ップがまた供給されたとしても注射器で芳香剤を最充填することができ、芳香剤 の交換が可能である。 図５は図５のものと同様の芳香剤ディスペンサーを示す断面図であり、芳香剤 を含有する貯臓器材料１０５を有する本体１０４に延びるガス投入管９６を有す るが、ハウジング１０４の対向端部で管１０６を通ってディスペンサーを出る芳 香剤含有ガス用の管及び容器本体１０４を密閉するための接着剤１０７を有して いる。 図６及び７を参照すると、交換可能な廃棄芳香剤ディスペンサーが図６に示さ れている。ガス管１０８は順番に管本体１１１に取付けられる管のキャップ １１０にガスを供給する。ガスは成形された管のキャップ１１０の通路１１２を 介して容器１１１に供給され、該容器は吸収材または有孔貯臓器材料１１３及び 芳香剤含有ガスを散布するためそこを通る複数の孔１１５を有する端部キャップ １１４を有している。図６Ａの断面図は成形されたキャップ１１６を通りディス ペンサーの本体１１７に供給するガスライン１０８を有している。吸収材または 有孔貯臓器材料１１８はテフロン管１２０を通り及びその中に入るガスを有し、 テフロン管は容器１１７からキャップ１１６を通って延びる延長管１２１を有し ている。 ここの芳香剤散布方法は、図２の芳香剤ディスペンサー装置を選択し、該装置 は複数の芳香剤ディスペンサー９２を有し、それぞれの芳香剤ディスペンサーは 所定領域に芳香剤を散布するため配置された芳香剤放出部分を有すると共に各芳 香剤ディスペンサーに接続された加圧ガス源８２及び複数の芳香剤ディスペンサ ー９２のそれぞれの加圧ガス源８２の間に接続されると共に散布信号を受信し異 なる芳香剤を選択的に散布するため図３〜６の個々の芳香剤ディスペンサーへの 空気等の加圧ガスの放出を選択的に制御するために接続されたガス圧力制御機構 ８０を有している。各選択された芳香剤ディスペンサー９２は加圧ガス管９０の 端部近傍に配置され、材料に吸収された芳香剤をそこに持続させる吸収材料を有 するハウジングを有している。その方法は、図２の選択した芳香剤ディスペンサ ーを作動させる段階、所定期間、所定量のガスを少なくとも１つのガス圧力管９ ０に加え、遠方の芳香剤ディスペンサー吸収材料を通り芳香剤ディスペンサー９ ２の回りの空気に至り、それにより、所定位置で芳香剤含有ガスを散布する装置 ガス圧力制御機構８０を含んでいる。ガス圧力制御はコンピュータ７７作動可能 であり、加圧ガスのパルスを介して芳香剤含有ガスの遠隔散布を制御する。選択 したハウジングはまたその端部上に１以上の柔軟な膜を有し、膜は所定のガス圧 でのみ芳香剤含有ガスを排出させ、さもなければ、そこへの芳香剤の出口を閉塞 する。選択した空気源は油のないエアーコンプレッサまたは容器内の加圧ガスと することが可能であり、容器は遠方に配置され、管を通して遠方の芳香剤ディス ペンサーへ加圧ガスを導くように制御される。 今、図８，９，９Ａ，９Ｂ及び１０を参照すると、精密な芳香剤ディスペンサ ーの実施例は、建物の外部またはショッピングモールの開放領域等の大容量領域 での使用のため示されている。ディスペンサー１５０は導体１５２を通りボア１ ５３に接続されたタイマー１５１を有している。ボア１５３は、りす籠型ブロア または送風機、エアーコンプレッサ、加圧ガスの容器等の加圧空気源とすること ができる。ボア１５３はガス投入口１５５で芳香剤ディスペンサーハウジング１ ５４に接続され、空気は吸い込みマニホールド１５６及び投入プレナム領域１５ ７に入る。端部プレート１５８はプレナム１５７の端部を覆い、取付けられた軸 受１６０を有し、該軸受は１端部でシャフト１６１を支持し、一方、軸受１６２ はその他端部でシャフトを支持する。モータ１６３は電気ステッピングモータで あってもよいが、モータが３６０度の回転中にシャフトを進めるように、シャフ ト１６１に取付けられ、シャフトを回転させる。当然、シャフト１６１の機械的 または手動の回転はまた芳香剤ディスペンサーを制御するために使用可能である ことが明らかであろう。シャフト１６１は、図９，９Ａ及び９Ｂに見られるよう に、そこでの回転のためそこに取付けられたバッフル１６４を有している。ハウ ジング１５４は複数の通路１６５及び１６６を有している。通路１６５は吸収材 料１６７を有する芳香剤含有の通路であり、流体芳香剤を保持でき、通路１６５ を通過するガスまたは空気はそれが排出プレナム１６８に達する時に芳香剤を含 有するようになっている。通路１６６は妨害されずに、妨害されないガスまたは 加圧ガスが芳香剤を収集することなくそこを通過し、排出プレナム１６８に入る ようになっている。 バッフル１６４が形成されると共に回転し、通路１６５または１６６のいずれ かのほとんどまたは幾らかの部分を閉塞し、排出プレナム１６８に運ばれた芳香 剤量が１つまたは両方の通路を通り押し込められた空気量により制御されるよう になっている。図９Ｂに示されているように、空気は芳香剤通路１６５から遮断 され、ほとんどの空気は妨害されない通路１６６を通って押し込められ、プレナ ム１６８及びハウジング排出口１７０及び１７１で最小の芳香剤排出がある。バ ッフル１６４が図９に示されるように回転する時、それは全通路１６６を閉塞し 、すべての加圧ガスを押し込み、通路１６５及びそこに芳香剤を有する吸収材料 １６７を通過し、プレナム１６８に到達する芳香剤が最大設定となるようになっ ている。図９Ａでのように、バッフル１６４が回転する時、位置の間の中程で、 それは通路１６６及び１６５を通るおおよそ等しい空気量を押し込む。通路１６ ５の大領域はこの視野では開放されているが、空気はまた吸収材料１６７を通過 しなければならないことにより閉塞されることが注目されるだろう。通路を通過 する芳香剤含有空気及び純粋な空気はプレナム１６８で混合され、排出口１７０ 及び１７１から追い出される。排出口はそれに取付けられた管１７２を有してい てもよく、芳香剤含有ガスを示された実施例の所望の位置に導く。図面では、芳 香剤充填ポート１７３はキャップ１７４を有していてもよい。芳香剤は開口１７ ３に及びハウジング１５４の床板領域１７５に注がれ、その後そこに芳香剤を運 ぶ吸収材料１６７により吸収される。運んでいる材料１６７は、本発明の精神及 び範囲から逸脱することなく要求されるような、紙または綿材料または連続気泡 発泡体または吸収性粒子等の所望の材料とすることが可能である。 図８〜１０の精密な芳香剤ディスペンサーは特に、外部のような大容量空間内 に精密に芳香剤を散布するのに適しており、散布される芳香剤の量を変更するた めの良好な調整を提供し、それはステッピングモータ１６３を駆動しバッフルを 調整することにより遠隔でまたはコンピュータ制御で行うことができる。このタ イプの芳香剤ディスペンサーは特に外部の人工的なクリスマスツリー用常緑植物 芳香剤を製造することまたは食物芳香剤に適しており、顧客をレストランに引き 付けまたは老人ホームでの不快なにおいを遮断する。このタイプの領域での芳香 剤の濃度を制御するのは困難であり、この芳香剤ディスペンサーは、一定の大容 量の空気流量を使用し、発生した芳香剤を広く散布している間、芳香剤濃度を調 整する簡単な方法を提供する。 精密な芳香剤ディスペンサー及び芳香剤を散布する方法は芳香剤の放出が精密 に制御されることで提供される。複数の小さな管は、小さく集中した芳香剤を加 圧ガス源から遠方の領域に散布して放出するため、または、加圧ガス信号を使用 してガスの個々の管への放出制御をするために使用される。大領域での芳香剤散 布の精密な制御は異なる通路を通る空気の一定流量を制御することにより成し遂 げられる。この方法での芳香剤の正確な散布は必要とされる芳香剤の量を減少さ せ、個々に所望の感覚効果を創り出す。ディスペンサーはそこを加圧空気または ガスを通過させることにより芳香剤を浸した持続材料から芳香剤を有利に製造す る。本発明は示された形式に限定して解釈されるべきではなく、制限的よりむし ろ例示的と考慮されるべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の通路（１６５，１６６）を有すると共に１端部に投入プレナム（１５ ７）と他端部に排出プレナム（１６８）とを有し、前記排出プレナム（１６８ ）が排出口（１７０，１７１）を有し、少なくとも１つの前記通路が選択した 芳香剤を保持する芳香剤保持手段（１６７）を有する、芳香剤ディスペンサー ハウジング（１５４）と、 前記投入プレナム（１５７）に及び前記複数の通路（１６５，１６６）のそ れぞれを通って加圧ガスを押し込めるため前記ハウジング投入プレナム（１５ ７）に接続された加圧ガス源（１５３）と、 通過する加圧ガスが芳香剤を蒸発させる芳香剤保持手段を有する１つの前記 通路の少なくとも１つの前記芳香剤保持手段（１６７）の芳香剤と、 前記複数の通路（１６５，１６６）のそれぞれを通る加圧ガスの流量を制御 するため前記通路の前記１端部に取付けられ、それにより、前記排出プレナム （１６８）のガスと芳香剤含有ガスの混合物を供給し、それにより、前記排出 プレナム（１６８）の前記ハウジング排出ガスの芳香剤濃度を前記ガス圧力制 御機構によって制御する、ガス制御機構（１６４）と、 を含むことを特徴とする精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ２．前記ガス制御機構が前記ハウジング通路（１６５，１６６）の１端部に配置 されたバッフル（１６４）を含み、各通路に向かうガス量を調節し、それによ り通路を通過するガスの割合を変更する、請求項１による精密な大容量芳香剤 ディスペンサー（１５０）。 ３．前記ガス制御機構バッフル（１６４）が前記通路の部分を変更させて塞ぐよ うに配置された回転可能なバッフル（１６４）であり、各通路に向かうガス量 を変更し、それにより通路を通過するガスの割合を変更する、請求項２による 精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ４．前記ガス制御機構の回転可能なバッフルがそこに結合されたモータ（１６３ ）を有し、前記バッフル（１６４）を遠隔で変更し、前記通路の部分を塞ぎ、 通路を通過するガスの割合を変更する、請求項３による精密な大容量 芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ５．前記ガス制御機構のモータ（１６３）が段階的に前記バッフル（１６４）の 位置を動かすための電気ステッピングモータ（１６３）である請求項４による 精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ６．それぞれの前記芳香剤ディスペンサーが吸収された芳香剤を持続させるため の吸収材料（１６７）を有するハウジング（１５４）を含む請求項１による同 期した視覚映像の使用のための芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ７．前記バッフル（１６４）が各ハウジング通路（１６５，１６６）の異なる部 分を塞ぐように回転される複数の回転可能なバッフル板を有する請求項６によ る精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 ８．前記芳香剤保持手段（１６７）が紙である請求項７による精密な大容量芳香 剤ディスペンサー（１５０）。 ９．前記加圧ガス源（１５３）が空気を圧縮するための空気ブロア（１５３）を 含む請求項８による精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 10．前記加圧ガス源（１５３）が加圧空気で充填された加圧ガス容器である請求 項８による精密な大容量芳香剤ディスペンサー（１５０）。 11．前記ガス圧力制御機構（８０）に応答して前記複数のガス圧力管（７３，９ ０）のそれぞれに加圧ガスを別々に注ぐため、ガス圧力制御機構（８０）に接 続された加圧ガス源（８２）を有すると共に前記ガス圧力機構（８０）に接続 された複数のガス圧力管（７３，９０）を有し、そして、前記管の端部近傍の 前記複数のガス圧力管（７３，９０）の１つにそれぞれ接続された複数の芳香 剤ディスペンサー（７４，９２）を有すると共にそれぞれが吸収された芳香剤 を持続させるための吸収材料を備えたハウジングを有する芳香剤ディスペンサ ー装置を選択する段階と、 前記芳香剤ディスペンサー装置のガス圧力制御機構（８０）を作動して、所 定時間、所定容量のガスを少なくとも１つのガス圧力管（７３，９０）に注ぎ 、遠方の芳香剤ディスペンサー吸収材料を通って前記芳香剤デイスペンサーの 回りの空気に至り、それにより所定位置で芳香剤含有ガスを分散する段階と、 を含むことを特徴とする芳香剤散布方法。 12．加圧ガス源を有する芳香剤ディスペンサーを選択する段階が空気を加圧する ためのエアーコンプレッサ（８２）を選択することを含む請求項１１による芳 香剤散布方法。 13．選択された１端部を塞ぐ膜（１０２）を有する芳香剤ディスペンサーハウジ ング（１００，１０４，１１１，１１７）を選択し、所定の正圧でのみ芳香剤 含有ガスの排出を許す段階を含む請求項１２による芳香剤散布方法。 14．ハウジングの他端部を塞ぐ第２膜を有する芳香剤ディスペンサーハウジング （１００，１０４，１１１，１１７）を選択し、所定の正圧でのみ前記加圧ガ スラインからガスの侵入を許す段階の請求項１３による芳香剤散布方法。 15．吸収性の綿材料を有する芳香剤ディスペンサー（７４，９２）を選択する段 階の請求項１４による芳香剤散布方法。 16．加圧ガス源（８２）と、 前記加圧ガス源（８２）に接続されたガス圧力制御機構（８０）と、 前記ガス圧力制御機構（８０）に接続され、前記ガス圧力制御機構（８０） に応答して前記複数のガス圧力管（７３，９０）のそれぞれに加圧ガスを別々 に注ぐ複数のガス圧力管（７３，９０）と、 前記複数の管（７３，９０）の端部近傍の前記複数のガス圧力管（７３，９ ０）の１つにそれぞれ結合され、それぞれが吸収された芳香剤を持続させる吸 収材料（１０１，１０５，１１８，１１３）を有するハウジング（１００，１ ０４，１１１，１１７）を有する複数の芳香剤ディスペンサー（７４，９２） と、 を含み、 遠方のガス信号が吸収材料を通過する加圧ガスの容量により所定の芳香剤を 分散させ、そこの芳香剤を蒸発させる、 ことを特徴とする芳香剤ディスペンサー。