JP2001514064A - 衛生設備を貫流する水を滅菌する装置 - Google Patents
衛生設備を貫流する水を滅菌する装置Info
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Abstract
Description
Vランプと、 c)外部の電源と接続可能でありかつ収容開口部を有し、その収容開口部内に
UVランプのベース領域が導入可能であり、その場合に収容開口部とベース領域
が、UVランプの機能位置において互いに添接する接点を有する接続ベースと、
を有する、衛生設備を貫流する水を滅菌する装置に関する。
生物によって汚染された水に基づく危険が、ますます明白になってきている。従
って水の滅菌に、増大された重要性が認められている。これに関連して、その波
長が水内で一緒に案内される微生物を死滅させるのに適したUV光の照射によっ
て、流れる水を滅菌する実験が報告された。この微生物の、UVランプの領域に
おける滞留時間を増大させるために、付加的なフィルタ装置を使用することがで
きる。上述した実験から知られた、冒頭で挙げた種類の装置は、UVランプを接
続するために接続ベースを有し、その接続ベースの接点は外部の電源との直接ま
たは間接的なガルバニック接続を有していた。従ってUVランプを交換するため
に、装置のハウジングを開放しなければならないときには、外部の電源がオフに
され、あるいは分離されていなかった場合には、接点が電圧下にある危険が存在
していた。従って、原則的に衛生設備工事人の心理内にある、電気的な装置を扱
う上での気後れによって、冒頭で挙げた種類の装置の実験構造は、実際の使用に
は適していなかった。
保守の間電圧を導く部分との接触が確実に不可能であって、従って電気を扱うの
に慣れていない人々の側のこの装置の取扱いに対する躊躇が取り除かれるように
、構成することである。 この課題は、本発明によれば、 d)接続ベースは、取り外すことができるように差込み結合可能な2つの部分
に分割されており、そのうちの一方がハウジングに固定され、他方が収容開口部
を有し、 e)接続ベースの2つの部分は、それぞれコイルを有し、それらコイルは接続
ベースが組み立てられた場合に互いに入り組むように隣接し、その場合にハウジ
ングに固定された部分内のコイルが、外部の電源と接続可能であり、他方の部分
内のコイルが、この部分の収容開口部の接点と直接または間接的に接続され、 その場合に、 f)接続ベースの収容開口部が、UVランプのベース領域に対してシールされ
ている、 ことによって解決される。
に、間接的にも、ガルバニック接続は存在しない。接続ベースの一方の部分から
他方へのエネルギ伝達は、むしろ、トランスの形式に基づいて誘導的にのみ行わ
れ、その場合にこの「トランス」の一次巻線と二次巻線は接続ベースの異なる部
分上に配置されている。この本発明に基づく構成において、接続ベースの、ハウ
ジングに固定されている部分が取り除かれると、この部分には接点は設けられて
いない。外部の電源が接続ベースのこの第1の部分から分離されていない場合で
も、それに基づく危険は発生しない。接続ベースの2つの部分の分離によって、
即座に、接続ベースの2つの部分は、その収容開口部内に配置されている接点も
含めて、電圧がなくなる。常に装置の内部で保守作業を行う、たとえばUVラン
プを交換する人は、電流を導く部分との接続を恐れる必要はない。それによって
利用者にとっては大きな安全性という感情が生じ、それは特に水を案内する装置
の場合に、心理的に過小評価できない価値がある。
の首部を有し、接続ベースが組み立てられた状態においてその首部が他方の部分
の相補的な凹部内へ突出するように行われる。このようにしてこの2つの部分は
、雄と雌のコネクタ部分の「典型的な」構成を得る。接続ベースの2つの部分の
回転対称の結合によって、接続ベースが固定されているハウジング部分、たとえ
ば底の回動も可能である。この種の回動は、問題となるハウジング部分が、たと
えば螺合結合により残りのハウジング部分に取り外し可能に固定されている場合
に、重要となる場合もある。
れた状態において互いに対して同軸に、一方が他方の内部に配置されている。こ
れは、誘導性のエネルギ伝達の最良の効率をもたらす。 さらに、2つのコイルが、接続ベースのそれぞれの部分内に封入、特に鋳込ま
れることが推奨される。このようにして、もともと保守を要せず、従って接近で
きる必要もないコイルは、装置の内部で水に対して確実に遮蔽されている。
の制御電子装置によって調達される。従って、接続ベースの収容開口部を有する
部分が制御電子装置を有し、その制御電子装置の入力がその部分内のコイルと接
続され、その出力が収容開口部の接点と接続されている、本発明の構成は、特に
効果的である。従って現在では非常に小型に形成することのできる制御電子装置
は、このようにして接続ベースの、ハウジングが開放された際に自動的に電圧の
なくなる部分内に内蔵されている。
収容ハウジングの該当する部分内に封入、特に鋳込むことができる。 水中に存在する微生物に対するUVランプの作用を増強するために、ハウジン
グ内にフィルタ装置を配置することができ、そのフィルタ装置はハウジングの入
口と出口との間の経路上の水によって貫流され、かつUVランプの光によって照
射可能である。このフィルタ装置は、水が貫流する際に微生物を留めるので、微
生物はそれを死滅させるUVランプの光内により長く留まる。
る領域との間に弾性的なクッションが配置されている、本発明の実施形態は効果
的である。この弾性的なクッションは、まず、UVランプのベース領域を接続ベ
ースの収容開口部内へ、さらに接続ベースの収容開口部を有する部分を、ハウジ
ングに固定された他方の部分に対してていねいに押圧する。
うに定められている。したがってすべての寸法は、この種の貫流通路内に入るよ
うに定められている。全体を参照符号1で示される装置は、ほぼ円筒状のハウジ
ングジャケット2を有し、そのハウジングジャケットの両側の端面は、底3と蓋
4によって閉鎖されている。ハウジングジャケット2と底3又は蓋4との間の結
合は、図示の実施例においてはねじ5、6によって行われているので、ハウジン
グジャケット2の内部空間は、これらの構成部分を取り外した後に接近可能であ
る。
おり、その接続ベースは細長いUVランプ12を収容するために用いられる。 接続ベース2の詳細な構成が、図2に示されている。接続ベースは、互いに入
り組むように差し込まれる2つの部分10a、10bから組み立てられている。
ボルト8、9によって底3の凹部7内に固定されている固定の部分10aは、凹
部7の壁に対してOリング20によってシールされている。接続ベース部分10
aの、凹部7の内部にほぼ収容されている基部21には、円筒状の首部22が同
軸に形成されており、その首部内には、トランスの一次巻線として用いられる第
1のコイル23が、同軸に封入されている。この第1のコイルは、導線11を介
して図示されていない外部の電源と接続されている。
は、ほぼ円筒状の本体24を有し、その本体に下から円筒状の凹部25が形成さ
れている。凹部25の寸法は、2つの接続ベース部分10a、10bが図2に示
すように良好な嵌め合いで互いに差し込まれることができるように、固定の接続
ベース部分10aの首部22の寸法よりもわずかに大きい。
円筒状の本体24の下方に、第2のコイル26が第1のコイル23に対して同軸
かつこの第1のコイルを包囲するように、封入されており、この第2のコイルは
すでに述べたトランスの二次巻線として用いられる。凹部25の上方かつ第2の
コイル26の上方において、円筒状の本体24の内部に制御電子装置27が収容
されており、この制御電子装置は導線40を介して第2のコイル26と接続され
ている。同様に取り外し可能な接続ベース部分10bの円筒状のメイン部分24
内に封入されている制御電子装置27は、第2のコイル26の出力電圧に基づい
て、UVランプ12を駆動するのに必要な電圧を発生させる。
プ12のベース領域13を収容するための、上方へ向かって開放した円筒状の収
容開口部15を有する。UVランプ12のベース領域13と収容開口部15は、
バヨネット結合(図示せず)の形式に基づいて互いに結合されて、Oリング28
、29によって互いにシールされている。UVランプ12の取り付け位置におい
て、その接点30、31が収容開口部15の底に設けられた接点32、33に添
接し、これらの接点は導線41を介して制御電子装置27と接続されている。
おり、この中間プレートはハウジング2、3、4内へ下方から挿入されており、
その場合に回動位置を定めるために、半径方向に突出するリブ34が、ハウジン
グジャケット2の内壁に形成された溝35内へ導入されている。第1の中間プレ
ート17は上方へ向かって、ハウジングジャケット2の内壁の小さい段部36に
添接している(図1を参照)。第1の中間プレート17は、下方へ向かっては、
スペーサ片37を介して接続ベース10に支持されている。
18と処理室19に分割されている。流入室18は、底3と結合された接続ベー
ス10をほぼ包囲しており、処理室19はUVランプ12の発光体14を包囲し
ている。円筒状のハウジングジャケット2を貫通する側方の開口部38内に、屈
曲された接続スリーブ39が挿入溶接されており、その接続スリーブはハウジン
グ2、3、4の流入室18への水の供給に用いられる。蓋4には、軸平行の孔4
0が形成されており、その孔内に流出スリーブ41が螺合されており、その流出
スリーブを介して浄化された水が装置1から再び出て行く。
ト42が、第1の中間プレート17について上述したのと同様な方法で固定され
ている。もっとも、この第2の中間プレート42は上方からハウジング2、3、
4内へ導入されている。この中間プレートは、蓋4によってハウジングジャケッ
ト2の内壁に形成された段部43に対して圧接されている。
の発光体14は、全体として参照符号50を有するフィルタ装置によって包囲さ
れている。図示の実施例においては、フィルタ装置は適切な材料からなる燒結体
50からなり、その燒結体は図4に示す構成を有する。すなわち、燒結体は大体
において、ハウジング2、3、4の内部空間を2つの対向する半体51、52に
分割する壁の形状を有する。これら2つの部分室51、52をシールするために
、燒結体50の長手端縁は形状シール53、54を介してハウジングジャケット
2の内壁に添接している。燒結体50全体が軸方向の貫通孔55によって貫通さ
れており、その貫通孔内にUVランプ12の発光体14が収容されている。
体14の下方の領域を収容する中央の貫通開口部56と、リング部分形状の開口
部57とを有し、この開口部57は組み立てられた状態においてハウジング2、
3、4の内部の部分室51と連通する。 同様にして、第2の中間プレート42には中央の貫通開口部58が形成されて
おり、その貫通開口部内にUVランプ12の発光体14の上方の端部が挿入され
ている。リング部分形状の開口部59は、一方の側においてハウジング2、3、
4の内部の第2の部分室52と連通し、他方の側においては流出スリーブ41と
連通している。
クッション内へUVランプ12の発光体14の上方の端部が圧入されているので
、UVランプ12は装置1の内部でていねいに固定されている。 上述した装置1は、次のように作動する。 衛生設備、たとえばその貫流通路内に装置1が組み込まれている流出機器が開
放されると、水が接続スリーブ21を介してハウジング2の内部の流入室18へ
流入する。UVランプ12がスイッチオンされる。流入室18内へ達した水は、
そこからさらに第1の中間プレート17のリング部分状の開口部57を介して処
理室19の第1の部分室51内へ流入して、燒結体50を通過し、その場合にそ
の水内に含まれている濾過すべき粒子、特にアメーバのような微生物および同様
な単細胞生物が燒結体50によって留められる。このようにして浄化された水は
、処理室19の第2の部分室52内へ達して、その部分室から第2の中間プレー
ト42のリング部分状の開口部59を通り、かつ排出スリーブ41を通って流出
し、そこから図示されていない衛生設備の排出部へ流れる。
フィルタ体50内で分離された微生物は、UV照射の影響を受けて死滅する。 所定の駆動期間後にUVランプ12を交換しなければならない場合、あるいは
他の理由で装置1を修理しなければならない場合には、それは次のように行われ
る。
結合されている第1の接続ベース部分10bが第2の接続ベース部分10aから
分離される。その場合に装置1の内部装備全体、従って第2のコイル26、制御
電子装置27および接点32、33には、即座に電流がなくなる。いまは露出さ
れている固定の接続ベース部分10からは、危険は生じない。というのは、第1
のコイル23はこれ内に封入されているからである。
する第2の接続ベース部分10bを下方へ引き出すことができる。いまではUV
ランプ12の交換は、「濡れないところで」危険なしに可能となる。装置1を再
び組み立てることは、逆の順序で行われる。 たとえば所定の駆動時間後に燒結体が分離された汚れでいっぱいになった場合
に、その燒結体50へ接近しようとする場合には、これは、蓋4のねじを外すこ
とによって、上からも行うことができる。その場合には第2の中間プレート42
を上方へ引き出すことができ、その後燒結体50が露出される。この燒結体は、
図1の図示において、UVランプ12の発光体14を越えて上方へ引き出すこと
ができる。再び組み立てることは、逆の順序で行われる。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 a)水のための入口と出口を有するハウジングと、 b)ハウジングの内部に配置されてその照射が貫流する水へ向けられているU
Vランプと、 c)外部の電源と接続可能でありかつ収容開口部を有し、その収容開口部内に
UVランプのベース領域が導入可能であり、その場合に収容開口部とベース領域
が、UVランプの機能位置において互いに添接する接点を有する接続ベースと、
を有する、衛生設備を貫流する水を滅菌する装置において、 d)接続ベース(10)が、取り外しできるように差し込んで組み立てること
のできる2つの部分(10a、10b)に分割されており、前記部分の一方がハ
ウジング(2、3、4)に固定され、他方が収容開口部(15)を有し、 e)接続ベース(10)の2つの部分(10a、10b)がそれぞれコイル(
23、26)を有し、それらコイルはベース(10)が差し込み結合された場合
に互いに隣接し、その場合にハウジング(2、3、4)に固定された部分(10
a)内のコイル(23)は、外部の電源と接続可能であり、他方の部分(10b
)内のコイル(26)は、この部分(10b)の収容開口部(15)の接点(3
2、33)と直接または間接的に接続され、 その場合に、 f)接続ベース(10)の収容開口部(15)は、UVランプのベース領域(
13)に対してシールされている、 ことを特徴とする水を滅菌する装置。 - 【請求項2】 接続ベース(10)の2つの部分の一方(10a)は、円筒
状の首部(22)を有し、その首部は接続ベース(10)が組み立てられた状態
において、他方の部分(10b)の相補的な凹部(25)内へ突出することを特
徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 接続ベース(10)の2つの部分(10a、10b)内の2
つのコイル(23、26)は、接続ベースが組み立てられた状態において互いに
対して同軸に、一方が他方の内部に配置されていることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の装置。 - 【請求項4】 2つのコイル(23、26)は、接続ベース(10)のそれ
ぞれの部分(10a、10b)内に封入され、特に鋳込まれていることを特徴と
する請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項5】 収容開口部(15)を有する接続ベース(10)の部分(1
0b)が制御電子装置(27)を有し、前記制御電子装置の入力がこの部分(1
0b)内のコイル(26)と、その出力が収容開口部(15)の接点(32、3
3)と接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
装置。 - 【請求項6】 制御電子装置(27)は、接続ベース(10)の該当する部
分(10b)内に封入され、特に鋳込まれていることを特徴とする請求項5に記
載の装置。 - 【請求項7】 ハウジング(2、3、4)内にフィルタ装置(50)が配置
されており、前記フィルタ装置はハウジング(2、3、4)の入口(39)と出
口(41)との間の経路上の水によって貫流され、かつUVランプ(12)の光
によって照射可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載
の装置。 - 【請求項8】 UVランプ(12)の接続ベース(10)とは逆側の端部と
、ハウジング(2、3、4)の前記端部に隣接する領域(4)との間に、弾性的
なクッション(6)が配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれ
か1項に記載の装置。
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