JP2001514058A - ゴルフボールのディンプルパターン - Google Patents
ゴルフボールのディンプルパターンInfo
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Abstract
Description
ルフボールに関する。
9世紀末期に、プレーヤーは、ゴルフボールが古くなって丸鑿で一層削れたよう
になるとスピードが出て一層遠くに飛ぶことを発見した。すると、プレーヤーた
ちは、飛距離を大きくするために新品のゴルフボールの表面をハンマーを使って
でこぼこにし始めた。まもなく、製造業者は、このことが分かってゴルフボール
上にでこぼこの表面を成形し始めた。
ーンをなして配列された336個のディンプルを有していた。一般に、これらボ
ールは、外面のうち約60%がディンプルによって覆われていた。1983年に
Titleistは、TITLEIST 384を導入したが、このTITLEIST 384は、20面体パター
ンで配列された384個のディンプルを有するものであったが、これは驚くべき
ことではなかった。その外面の約76%がディンプルによって覆われていた。今
日のディンプル付きゴルフボールは、ディンプルのない類似のボールよりもほぼ
2倍近く遠くに飛ぶ。
者に付与された米国特許第4,560,168号は、ディンプルを横切らない6
つの大円を備えた20面体パターンに関する。このパターンは、20面体パター
ンの三角形領域を有している点において本発明と類似している。しかしながら、
この種のパターンは、表面被覆面積が比較的小さく、即ち、ディンプルにより覆
われるのは外面の75%未満である。
る。ドラグは、ボールの飛んでいく方向(飛行方向)から見て逆方向にゴルフボ
ールに働く空気抵抗である。ボールは空気中を飛んでいくと、ボールの周りの空
気は、互いに異なる速度を有し、かくして互いに異なる圧力を有する。空気は、
ボールの前部の淀み点で最大圧力を及ぼす。次に、空気はボールの側部に沿って
流れ、速度を増すと共に圧力を減少する。或る点で空気はボールの表面からはく
離し、低い圧力のウェーク(後流又は伴流ともいう)と呼ばれる大きな乱流領域
を後に残す。ボールの前の高い圧力とボールの後の低い圧力の差によって、ボー
ルは速度が落ちる。これは、ゴルフボールに関するドラグの大きな要因である。
して薄い層をなした空気が乱流状態のようになって流れる。乱流は、境界層を勢
いづけ、これがボールの周りに一層付着したままにするのに役立ち、それにより
ウェークの領域が減少する。これは、ボールの後ろの圧力を大幅に増加させ、実
質的にドラグを減少させる。
ールに対する上向きの力である。圧力の差は、ボールのバックスピンに起因して
生じる空気流のゆがみによって生じる。バックスピンに起因して、ボールの頂部
は空気流と共に動き、これにより、はく離がさらに後ろの箇所に移動する。逆に
、ボールの底部は空気流に逆らって動き、はく離箇所を前に移動させる。この非
対称形のはく離は、空気パターン中に弓なり部を生じさせ、これによりボールの
頂部上を流れる空気は一層早く動き、かくしてボールの下の空気よりも圧力が低
くなる。
ディンプルパターンを研究している。高いディンプル被覆度は、ディンプルが妥
当なサイズである場合にだけ飛距離にとって有利であるに。スペースにとても小
さなディンプルを詰め込むことによって得られるディンプル被覆面積は、あまり
有効ではない。というのは、とても小さなディンプルは、良好な乱流発生手段で
はないからである。今日、大抵のボールは依然として、ディンプル相互間に多く
の広いスペースを有しており、又はこれらスペースに非常に小さなディンプルを
詰め込んだものであり、これらは、平均的なゴルフボール速度では十分な乱流を
生じさせない。
ターンよりも驚くほど良好なディンプル詰込み度をもたらすゴルフボールディン
プルパターンに関する。従来型ゴルフボールは、隣り合うディンプル相互間に多
くの広いスペースを後に残すと共に(或いは)スペースを埋めるために小さなデ
ィンプルを用いるディンプルパターンを有している。本発明のゴルフボールは、
比較的大きなディンプルの組分けを回避した状態で著しく高い割合のディンプル
被覆面積をもたらすよう配列された複数のサイズのディンプルを備えた三角形領
域を有する。
び大きな三角形の内部にこれに隣接して位置する小さな三角形の状態に形成され
た第2の組をなすディンプルを有する。大きな三角形を形成する第1の組のディ
ンプルは、三角形の隅又は点上のディンプルから三角形の辺の中点に向かってサ
イズが大きくなっているディンプルから成る。かくして、三角形の辺の中点に近
いところ又はこの上に位置しディンプルは、大きな三角形上の最も大きなディン
プルある。三角形の辺に沿って位置する各ディンプルの直径は、三角形の頂点(
本発明では、三角形の点ともいう)又は隅に向かって位置する隣のディンプルの
直径に等しいか、又はこれよりも大きい。適当な寸法決めの行われたこのレイア
ウトにより、後述するように、ディンプルの被覆面積は、ゴルフボールの表面の
80%以上である。
るためにディンプルを横切らない3以下の大円経路が存在するように配列されて
いる。大円は、表面積のうちの相当な量を占め、3以上の大円の交差により、非
常に小さなディンプルで埋めなければならない非常に小さな角度が生じ、或いは
大きな隙間が生じる。
に配列されている。かくして、最も大きなディンプルは、ゴルフボール上により
等間隔を置いて位置し、互いにかたまって存在することはない。
一層重要なこととして、ディンプルの被覆面積は、乱流の発生に有効なほどは寄
与しない非常に小さなディンプルの単なる追加によっては達成されない。好まし
くは、ディンプルの総数は、約300個〜約500個であり、ディンプルのうち
少なくとも約80%は、約0.11インチ以上の直径を有している。より好まし
くは、ディンプルのうち少なくとも約90%は、約0.11インチ以上の直径を
有している。最適には、ディンプルのうち少なくとも約95%は、約0.11イ
ンチ以上の直径を有している。
ールである。このパターンは、362個のディンプルから作られた20個の三角
形から成り、ディンプルを横切らない大円を有するわけではない。大きな三角形
は各々、好ましくは、各辺に沿って奇数個(7個)のディンプルを有し、小さな
三角形は、各辺に沿って偶数個(4個)のディンプルを有している。ディンプル
を適切に充填するには、大きな三角形は小さな三角形よりもディンプルが9個多
い。第1の実施形態では、ゴルフボールは、全部で5つの互いに異なるサイズの
ディンプルを有している。大きな三角形の辺は、4つの互いに異なるサイズのデ
ィンプルを有し、小さな三角形の辺は、2つの互いに異なるサイズのディンプル
を有している。
ルフボールである。このパターンは、実質的に質的に大の実施形態の場合と類似
しているが、大きな三角形は、3つの互いに異なるサイズのディンプルで構成さ
れ、小さな三角形は、たった一つのサイズのディンプルで構成されている。第2
の実施形態では、392個のディンプルがあり、ディンプルを横切らない大円が
1つある。
ルである。このパターンは、約440個のディンプルで作られた8つの三角形か
ら成り、ディンプルを横切らない3つの大円を有している。
した最も小さな三角形の状態に形成された第3の組をなすディンプルを有してい
る。ディンプルを適切に充填するためには、大きな三角形は、小さな三角形より
もディンプルが9個多く、小さな三角形は、最も小さな三角形よりもディンプル
が9個多い。この実施形態では、ゴルフボールは、ゴルフボールの表面上に分布
して配置された6つの互いに異なるサイズのディンプルを有している。大きな三
角形は、5つの互いに異なるサイズのディンプルを有し、小さな三角形は、3つ
の互いに異なるサイズのディンプルを有し、最も小さな三角形は、2つの互いに
異なるサイズのディンプルを有している。
の外面に複数のディンプル11を有し、これらディンプル11は、2種類のサイ
ズのディンプルから成るディンプルパターンの状態に形成されている。第1の組
をなすディンプルAの直径は、約0.14インチ(約3.556mm)である。第
1の組のディンプルAは、20面体のディンプルパターンの外側の三角形12を
形成している。第2の組をなすディンプルBの直径は約0.16インチ(約4.
064mm)である。第2の組をなすディンプルBは、内側の三角形13及び中央
のディンプル14を形成している。ディンプル11は、ゴルフボールの外面の8
0%未満を覆い、隣り合うディンプル相互間には相当な数の広いスペース15、
即ち、直径が0.03インチ(0.762mm)以上のディンプルを入れることが
できるスペースが存在している。
ターンをなす複数のディンプル21を有している。20面体パターンでは、全体
としてディンプルから作られた20個の三角形領域がある。20面体パターンは
、ボールの頂部と底部の両方のところに形成された5つの三角形を有している。
5つの三角形は各々、極に位置するディンプルを点又は隅として共有している。
また、ボールの中央の周りに延びる10個の三角形がある。ディンプルを横切ら
ない大円の赤道をもたないゴルフボールを製造することが可能である。しかしな
がら、大抵のボールは、製造を容易にすると共に特に成形後のゴルフボールのバ
フ磨きを容易にするために赤道を有している。また、大抵のプレーヤーは、赤道
があるのを好み、したがってこの赤道を用いてパッドを整列させることができる
ようになる。かくして、20面体パターンは一般に、ディンプルを横切らない赤
道を作るために真ん中の部分の周りに修正が施された三角形を有している。三角
形の修正に関しては第2の実施形態を参照して後で詳細に説明する。
ィンプルBは、ディンプルAよりも直径が大きい。ディンプルCはディンプルB
よりも直径が大きい。ディンプルDはディンプルCよりも直径が大きい。ディン
プルEはディンプルDよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサイズは、以
下の表1に記載されている。
る。大三角形22の辺に沿って位置するディンプルは、辺の中点24に向かって
直径が大きくなっている。辺の中点24のところに位置するディンプルEは、辺
に沿って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点25のところに位
置するディンプルAは最も小さなディンプルである。この実施形態では、辺に沿
って位置する各ディンプルは、三角形の点又は隅に向かって隣のディンプルより
も大きい。
る。図3では、三角形の中心及び三角形の辺の中点のところに位置した4つのE
のディンプル、即ち最も大きな直径のディンプルがある。かくして、最も大きな
直径のディンプルが2つ隣り合って位置するということはない。これにより、デ
ィンプルの充填度及び空気力学的な一様性が向上している。
3の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三角形22は、小三角形
23よりもディンプルが9個多い。これにより、六角形の充填領域26が形成さ
れ、即ち、各ディンプルはボール上のディンプルの大抵のものについて6つの他
のディンプルによって囲まれている。例えば、中央のEディンプルは、6つのD
ディンプルによって囲まれている。好ましくは、ディンプルのうち少なくとも7
5%は、その隣に6つのディンプルがある。より好ましくは、大三角形25の頂
点を形成するディンプルAだけが六角形の充填領域を有していない。しかしなが
ら、ディンプルAはその隣のディンプルよりも小さいので、隣り合うディンプル
相互間の間隔は、図1に示す従来型ゴルフボールと比べた場合に驚くほど小さい
。
ことができ、この場合、第1のディンプルの中心と交わる第2のディンプルから
の2本の接線は任意の他のディンプルを横切ることはない。好ましくは、本発明
のゴルフボールでは、隣り合うディンプル相互間の間隔の30%未満は、0.0
1インチ(約2.794mm)よりも大きい。より好ましくは、隣り合うディンプ
ル相互間の間隔の15%未満は、0.01インチよりも大きい。かくして、図3
及び図4に示された実施形態のディンプルによって占められる表面積の割合は、
約85.7%であり、これに対し図1に示すボールについてディンプルによって
占められる表面は80%未満である。これは、従来型ゴルフボールが最大の被覆
面積を得るように設計されていることを考慮すると、非常に驚くべきことであり
、僅かにオーバーラップした幾つかのディンプルを有している。というのはこれ
らディンプルは互いに密接して配置されているからである。
。これは、ディンプルによって覆われる外側表面の割合を多くするが、製造を困
難にする。本発明のゴルフボールは、ディンプルを横切らない大円経路が3以下
存在するように配列されたディンプルを有する。20面体の実施形態では、好ま
しくは、ディンプルを横切らない大円経路は存在せず、或いは赤道にたった一つ
大円経路が存在するに過ぎない。
くは、本発明のゴルフボールは、全部で約300〜約500個のディンプルを有
する。より好ましくは、20面体の形式のパターンでは、ゴルフボールは、約3
50〜約450個のディンプルを有している。さらに、本発明のゴルフボールは
、約80%以上のディンプルによる被覆面積を有している。さらに、ディンプル
のうち少なくとも約80%の直径が約0.11インチ以上であり、ディンプルの
うち大部分が乱流境界層を生じやすくするほど十分大きいものであることが好ま
しい。より好ましくは、ディンプルは、少なくとも約90%が約0.11インチ
以上の直径を有するように寸法決めされている。最も好ましくは、ディンプルの
うち少なくとも約95%が、約0.11インチ以上の直径を有している。
図4に示す20面体パターンでは、大三角形の各辺に沿って7つのディンプルが
ある。さらに、小三角形の各辺は、偶数個のディンプルで作られた辺で構成され
ている。図3及び図4に示す20面体パターンでは、小三角形の各辺に沿って4
つのディンプルがある。
パターンをなす複数のディンプル21を有している。この実施形態では、この場
合もまた、5つの互いに異なるサイズのディンプルA〜Eがある。ディンプルB
は、ディンプルAよりも直径が大きい。ディンプルCはディンプルBよりも直径
が大きい。ディンプルDはディンプルCよりも直径が大きい。ディンプルEはデ
ィンプルDよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサイズは、以下の表2に
記載されている。
は、図7に示すように大きな三角形22及び小さな三角形23の状態に形成され
ている。大三角形22の辺に沿って位置するディンプルは、辺の中点24に向か
って直径が大きくなっている。辺の中点24のところに位置するディンプルDは
、辺に沿って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点25のところ
に位置するディンプルAは最も小さなディンプルである。この実施形態では、辺
に沿って位置する各ディンプルは、隣のディンプルに等しいか、又はこれよりも
大きい。即ち、ディンプルBはディンプルAよりも大きく、ディンプルDはディ
ンプルBよりも大きい。
ルを有し、小三角形23の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三
角形22は、小三角形23よりもディンプルが9個多い。これにより、六角形の
充填領域26が形成される。この場合も又、六角形充填領域をもたないディンプ
ルだけが、三角形の点のところに位置しており、即ちディンプルAである。図5
〜図8に示された第2の実施形態においてディンプルにより覆われた表面積の割
合は、約82%であり、これに対して、図1に示されたボールでは、ディンプル
により覆われた表面の割合は、80%未満である。
27がある。これは、第1の実施形態から見てディンプルによって覆われる外側
表面の割合を減少させるが、製造を容易にする。
ィンプルは全て約0.11インチ以上の直径を有している。
に大円経路27を作るよう修正が施された20面体パターンを有している。この
パターンは、余分なディンプルの列を挿入することによって修正が施されている
。文字付きのディンプルで識別される三角形部分内には、大円経路27の下に加
えられたD−C−C−Dのディンプルから成る余分の列28がある。かくして、
第2の実施形態における修正が施された20面体パターンは、第1の実施形態に
おける修正の施されていない20面体パターンよりもディンプルが30個多い。
度を有している。図5では、三角形の中心にはEディンプル、即ち、最も大きな
直径のディンプルが1つしかない。かくして、最も大きな直径のディンプルが2
つ隣り合うという場合はない。最も大きなディンプルDの次に大きなディンプル
は、大三角形の中点のところに分散配置されており、赤道に沿って余分なディン
プルが追加されているところを除き、2つの最も大きな直径のディンプルが2つ
隣り合うという場合はない。これにより、ディンプルの充填度及び空気力学的な
一様性が向上している。
パターンを有することができる。8面体のディンプルパターンでは、ボールを形
成する8つの球形三角形領域30がある。この実施形態では、6つの互いに異な
るサイズのディンプルA〜Fがある。ディンプルBは、ディンプルAよりも直径
が大きい。ディンプルCはディンプルBよりも直径が大きい。ディンプルDはデ
ィンプルCよりも直径が大きい。ディンプルEはディンプルDよりも直径が大き
い。ディンプルFはディンプルEよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサ
イズは、以下の表3に記載されている。
角形31、小さな三角形32及び最も小さな三角形33の状態に形成されている
。この実施形態では、大三角形31の辺に沿って位置する各ディンプルは、三角
形31の頂点34から中点35に向かって隣のディンプルに等しいか、或いはこ
れよりも大きい。辺の中点35のところに位置するディンプルEは、その辺に沿
って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点34のところに位置す
るディンプルAは最も小さなディンプルである。更に、この実施形態では、小さ
な三角形32の辺に沿って位置する各ディンプルは又、三角形32の点36から
中点37へ隣のディンプルに等しく、或いはこれよりも大きい。辺の中点37の
ところに位置するディンプルFは、三角形の辺に沿って位置する最も大きなディ
ンプルであり、三角形の点36のところに位置するディンプルCは、最も小さな
三角形である。
小三角形32の辺の各々は、偶数個のディンプルを有し、最も小さな三角形33
の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三角形22は、小三角形2
3よりもディンプルが9個多く、小さな三角形32は、最も小さな三角形33よ
りもディンプルが9個覆い。これにより、大きな三角形31の内部のディンプル
の全てについて六角形の充填領域が形成される。図9及び図10に示された第3
の実施形態においてディンプルにより覆われた表面積の割合は、約82%であり
、これに対して、従来型8面体ボールでは、ディンプルにより覆われた表面の割
合は、77%未満であり、大抵の場合、60%未満である。かくして、表面積が
著しく増大している。
つの大円経路38がある。これは、第1の実施形態から見てディンプルによって
覆われる外側表面の割合を減少させるが、製造を容易にする。
しくは、8面体タイプのパターンでは、ゴルフボールは、約300〜約500個
のディンプルを有している。この場合も又、ディンプルのうち少なくとも約80
%が約0.11インチ以上の直径を有し、より好ましくは、ディンプルのうち少
なくとも約90%が約0.11インチ以上の直径を有することが好ましい。
辺は奇数個のディンプルを有し、最も小さな三角形の辺は偶数個のディンプルを
有している。大三角形の辺に沿って10個のディンプルがあり、小三角形の辺に
沿って7個のディンプルがあり、最も小さな三角形の辺に沿って4個のディンプ
ルがある。
らかであるが、当業者であれば多くの設計変更例及び他の実施形態、例えば4つ
の三角形を有する4面体を想到できることは明らかである。したがって、請求の
範囲は、本発明の精神及び範囲から逸脱しないでかかの全ての設計変更例及び実
施形態を包含するものであることは理解されよう。
角図であり、ディンプルのサイズを示す図である。
角図であり、20面体により形成された三角形領域を示す図である。
あり、ディンプルのサイズを示す図である。
図である。
あり、ディンプルのサイズ及び20面体パターンから形成された三角形領域を示
す図である。
図である。
状態を示す図である。
域を示す図であり、ディンプルのサイズを示す図である。
である。
ルフボールに関する。
9世紀末期に、プレーヤーは、ゴルフボールが古くなって丸鑿で一層削れたよう
になるとスピードが出て一層遠くに飛ぶことを発見した。すると、プレーヤーた
ちは、飛距離を大きくするために新品のゴルフボールの表面をハンマーを使って
でこぼこにし始めた。まもなく、製造業者は、このことが分かってゴルフボール
上にでこぼこの表面を成形し始めた。
ーンをなして配列された336個のディンプルを有していた。一般に、これらボ
ールは、外面のうち約60%がディンプルによって覆われていた。1983年に
Titleistは、TITLEIST 384を導入したが、このTITLEIST 384は、20面体パター
ンで配列された384個のディンプルを有するものであったが、これは驚くべき
ことではなかった。その外面の約76%がディンプルによって覆われていた。今
日のディンプル付きゴルフボールは、ディンプルのない類似のボールよりもほぼ
2倍近く遠くに飛ぶ。
者に付与された米国特許第4,560,168号は、ディンプルを横切らない6
つの大円を備えた20面体パターンに関する。このパターンは、20面体パター
ンの三角形領域を有している点において本発明と類似している。しかしながら、
この種のパターンは、表面被覆面積が比較的小さく、即ち、ディンプルにより覆
われるのは外面の75%未満である。
る。ドラグは、ボールの飛んでいく方向(飛行方向)から見て逆方向にゴルフボ
ールに働く空気抵抗である。ボールは空気中を飛んでいくと、ボールの周りの空
気は、互いに異なる速度を有し、かくして互いに異なる圧力を有する。空気は、
ボールの前部の淀み点で最大圧力を及ぼす。次に、空気はボールの側部に沿って
流れ、速度を増すと共に圧力を減少する。或る点で空気はボールの表面からはく
離し、低い圧力のウェーク(後流又は伴流ともいう)と呼ばれる大きな乱流領域
を後に残す。ボールの前の高い圧力とボールの後の低い圧力の差によって、ボー
ルは速度が落ちる。これは、ゴルフボールに関するドラグの大きな要因である。
して薄い層をなした空気が乱流状態のようになって流れる。乱流は、境界層を勢
いづけ、これがボールの周りに一層付着したままにするのに役立ち、それにより
ウェークの領域が減少する。これは、ボールの後ろの圧力を大幅に増加させ、実
質的にドラグを減少させる。
ールに対する上向きの力である。圧力の差は、ボールのバックスピンに起因して
生じる空気流のゆがみによって生じる。バックスピンに起因して、ボールの頂部
は空気流と共に動き、これにより、はく離がさらに後ろの箇所に移動する。逆に
、ボールの底部は空気流に逆らって動き、はく離箇所を前に移動させる。この非
対称形のはく離は、空気パターン中に弓なり部を生じさせ、これによりボールの
頂部上を流れる空気は一層早く動き、かくしてボールの下の空気よりも圧力が低
くなる。
ディンプルパターンを研究している。高いディンプル被覆度は、ディンプルが妥
当なサイズである場合にだけ飛距離にとって有利であるに。スペースにとても小
さなディンプルを詰め込むことによって得られるディンプル被覆面積は、あまり
有効ではない。というのは、とても小さなディンプルは、良好な乱流発生手段で
はないからである。今日、大抵のボールは依然として、ディンプル相互間に多く
の広いスペースを有しており、又はこれらスペースに非常に小さなディンプルを
詰め込んだものであり、これらは、平均的なゴルフボール速度では十分な乱流を
生じさせない。
ターンよりも驚くほど良好なディンプル詰込み度をもたらすゴルフボールディン
プルパターンに関する。従来型ゴルフボールは、隣り合うディンプル相互間に多
くの広いスペースを後に残すと共に(或いは)スペースを埋めるために小さなデ
ィンプルを用いるディンプルパターンを有している。本発明のゴルフボールは、
比較的大きなディンプルの組分けを回避した状態で著しく高い割合のディンプル
被覆面積をもたらすよう配列された複数のサイズのディンプルを備えた三角形領
域を有する。
び大きな三角形の内部にこれに隣接して位置する小さな三角形の状態に形成され
た第2の組をなすディンプルを有する。大きな三角形を形成する第1の組のディ
ンプルは、三角形の隅又は点上のディンプルから三角形の辺の中点に向かってサ
イズが大きくなっているディンプルから成る。かくして、三角形の辺の中点に近
いところ又はこの上に位置しディンプルは、大きな三角形上の最も大きなディン
プルある。三角形の辺に沿って位置する各ディンプルの直径は、三角形の頂点(
本発明では、三角形の点ともいう)又は隅に向かって位置する隣のディンプルの
直径に等しいか、又はこれよりも大きい。適当な寸法決めの行われたこのレイア
ウトにより、後述するように、ディンプルの被覆面積は、ゴルフボールの表面の
80%以上である。
るためにディンプルを横切らない3以下の大円経路が存在するように配列されて
いる。大円は、表面積のうちの相当な量を占め、3以上の大円の交差により、非
常に小さなディンプルで埋めなければならない非常に小さな角度が生じ、或いは
大きな隙間が生じる。
に配列されている。かくして、最も大きなディンプルは、ゴルフボール上により
等間隔を置いて位置し、互いにかたまって存在することはない。
一層重要なこととして、ディンプルの被覆面積は、乱流の発生に有効なほどは寄
与しない非常に小さなディンプルの単なる追加によっては達成されない。好まし
くは、ディンプルの総数は、約300個〜約500個であり、ディンプルのうち
少なくとも約80%は、約0.11インチ以上の直径を有している。より好まし
くは、ディンプルのうち少なくとも約90%は、約0.11インチ以上の直径を
有している。最適には、ディンプルのうち少なくとも約95%は、約0.11イ
ンチ以上の直径を有している。
ールである。このパターンは、362個のディンプルから作られた20個の三角
形から成り、ディンプルを横切らない大円を有するわけではない。大きな三角形
は各々、好ましくは、各辺に沿って奇数個(7個)のディンプルを有し、小さな
三角形は、各辺に沿って偶数個(4個)のディンプルを有している。ディンプル
を適切に充填するには、大きな三角形は小さな三角形よりもディンプルが9個多
い。第1の実施形態では、ゴルフボールは、全部で5つの互いに異なるサイズの
ディンプルを有している。大きな三角形の辺は、4つの互いに異なるサイズのデ
ィンプルを有し、小さな三角形の辺は、2つの互いに異なるサイズのディンプル
を有している。
ルフボールである。このパターンは、実質的に質的に大の実施形態の場合と類似
しているが、大きな三角形は、3つの互いに異なるサイズのディンプルで構成さ
れ、小さな三角形は、たった一つのサイズのディンプルで構成されている。第2
の実施形態では、392個のディンプルがあり、ディンプルを横切らない大円が
1つある。
ルである。このパターンは、約440個のディンプルで作られた8つの三角形か
ら成り、ディンプルを横切らない3つの大円を有している。
した最も小さな三角形の状態に形成された第3の組をなすディンプルを有してい
る。ディンプルを適切に充填するためには、大きな三角形は、小さな三角形より
もディンプルが9個多く、小さな三角形は、最も小さな三角形よりもディンプル
が9個多い。この実施形態では、ゴルフボールは、ゴルフボールの表面上に分布
して配置された6つの互いに異なるサイズのディンプルを有している。大きな三
角形は、5つの互いに異なるサイズのディンプルを有し、小さな三角形は、3つ
の互いに異なるサイズのディンプルを有し、最も小さな三角形は、2つの互いに
異なるサイズのディンプルを有している。
の外面に複数のディンプル11を有し、これらディンプル11は、2種類のサイ
ズのディンプルから成るディンプルパターンの状態に形成されている。第1の組
をなすディンプルAの直径DA は、約0.14インチ(約3.556mm)である
。第1の組のディンプルAは、20面体のディンプルパターンの外側の三角形1
2を形成している。第2の組をなすディンプルBの直径DB は約0.16インチ
(約4.064mm)である。第2の組をなすディンプルBは、内側の三角形13
及び中央のディンプル14を形成している。ディンプル11は、ゴルフボールの
外面の80%未満を覆い、隣り合うディンプル相互間には相当な数の広いスペー
ス15、即ち、直径が0.03インチ(0.762mm)以上のディンプルを入れ
ることができるスペースが存在している。
ターンをなす複数のディンプル21を有している。20面体パターンでは、全体
としてディンプルから作られた20個の三角形領域がある。20面体パターンは
、ボールの頂部と底部の両方のところに形成された5つの三角形を有している。
5つの三角形は各々、極に位置するディンプルを点又は隅として共有している。
また、ボールの中央の周りに延びる10個の三角形がある。ディンプルを横切ら
ない大円の赤道をもたないゴルフボールを製造することが可能である。しかしな
がら、大抵のボールは、製造を容易にすると共に特に成形後のゴルフボールのバ
フ磨きを容易にするために赤道を有している。また、大抵のプレーヤーは、赤道
があるのを好み、したがってこの赤道を用いてパッドを整列させることができる
ようになる。かくして、20面体パターンは一般に、ディンプルを横切らない赤
道を作るために真ん中の部分の周りに修正が施された三角形を有している。三角
形の修正に関しては第2の実施形態を参照して後で詳細に説明する。
れらはそれぞれ、直径DA ,DB ,DC ,DD ,DE を有している。ディンプル
Bは、ディンプルAよりも直径が大きい。ディンプルCはディンプルBよりも直
径が大きい。ディンプルDはディンプルCよりも直径が大きい。ディンプルEは
ディンプルDよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサイズは、以下の表1
に記載されている。
る。大三角形22の辺に沿って位置するディンプルは、辺の中点24に向かって
直径が大きくなっている。辺の中点24のところに位置するディンプルEは、辺
に沿って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点25のところに位
置するディンプルAは最も小さなディンプルである。この実施形態では、辺に沿
って位置する各ディンプルは、三角形の点又は隅に向かって隣のディンプルより
も大きい。
る。図3では、三角形の中心及び三角形の辺の中点のところに位置した4つのE
のディンプル、即ち最も大きな直径のディンプルがある。かくして、最も大きな
直径のディンプルが2つ隣り合って位置するということはない。これにより、デ
ィンプルの充填度及び空気力学的な一様性が向上している。
3の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三角形22は、小三角形
23よりもディンプルが9個多い。これにより、六角形の充填領域26が形成さ
れ、即ち、各ディンプルはボール上のディンプルの大抵のものについて6つの他
のディンプルによって囲まれている。例えば、中央のEディンプルは、6つのD
ディンプルによって囲まれている。好ましくは、ディンプルのうち少なくとも7
5%は、その隣に6つのディンプルがある。より好ましくは、大三角形25の頂
点を形成するディンプルAだけが六角形の充填領域を有していない。しかしなが
ら、ディンプルAはその隣のディンプルよりも小さいので、隣り合うディンプル
相互間の間隔は、図1に示す従来型ゴルフボールと比べた場合に驚くほど小さい
。
ことができ、この場合、第1のディンプルの中心と交わる第2のディンプルから
の2本の接線は任意の他のディンプルを横切ることはない。好ましくは、本発明
のゴルフボールでは、隣り合うディンプル相互間の間隔の30%未満は、0.0
1インチ(約2.794mm)よりも大きい。より好ましくは、隣り合うディンプ
ル相互間の間隔の15%未満は、0.01インチよりも大きい。かくして、図3
及び図4に示された実施形態のディンプルによって占められる表面積の割合は、
約85.7%であり、これに対し図1に示すボールについてディンプルによって
占められる表面は80%未満である。これは、従来型ゴルフボールが最大の被覆
面積を得るように設計されていることを考慮すると、非常に驚くべきことであり
、僅かにオーバーラップした幾つかのディンプルを有している。というのはこれ
らディンプルは互いに密接して配置されているからである。
。これは、ディンプルによって覆われる外側表面の割合を多くするが、製造を困
難にする。本発明のゴルフボールは、ディンプルを横切らない大円経路が3以下
存在するように配列されたディンプルを有する。20面体の実施形態では、好ま
しくは、ディンプルを横切らない大円経路は存在せず、或いは赤道にたった一つ
大円経路が存在するに過ぎない。
くは、本発明のゴルフボールは、全部で約300〜約500個のディンプルを有
する。より好ましくは、20面体の形式のパターンでは、ゴルフボールは、約3
50〜約450個のディンプルを有している。さらに、本発明のゴルフボールは
、約80%以上のディンプルによる被覆面積を有している。さらに、ディンプル
のうち少なくとも約80%の直径が約0.11インチ以上であり、ディンプルの
うち大部分が乱流境界層を生じやすくするほど十分大きいものであることが好ま
しい。より好ましくは、ディンプルは、少なくとも約90%が約0.11インチ
以上の直径を有するように寸法決めされている。最も好ましくは、ディンプルの
うち少なくとも約95%が、約0.11インチ以上の直径を有している。
図4に示す20面体パターンでは、大三角形の各辺に沿って7つのディンプルが
ある。さらに、小三角形の各辺は、偶数個のディンプルで作られた辺で構成され
ている。図3及び図4に示す20面体パターンでは、小三角形の各辺に沿って4
つのディンプルがある。
パターンをなす複数のディンプル21を有している。この実施形態では、この場
合もまた、5つの互いに異なるサイズのディンプルA〜Eがあり、これらはそれ
ぞれ、直径DA ,DB ,DC ,DD ,DE を有している。ディンプルBは、ディ
ンプルAよりも直径が大きい。ディンプルCはディンプルBよりも直径が大きい
。ディンプルDはディンプルCよりも直径が大きい。ディンプルEはディンプル
Dよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサイズは、以下の表2に記載され
ている。
は、図7に示すように大きな三角形22及び小さな三角形23の状態に形成され
ている。大三角形22の辺に沿って位置するディンプルは、辺の中点24に向か
って直径が大きくなっている。辺の中点24のところに位置するディンプルDは
、辺に沿って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点25のところ
に位置するディンプルAは最も小さなディンプルである。この実施形態では、辺
に沿って位置する各ディンプルは、隣のディンプルに等しいか、又はこれよりも
大きい。即ち、ディンプルBはディンプルAよりも大きく、ディンプルDはディ
ンプルBよりも大きい。
ルを有し、小三角形23の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三
角形22は、小三角形23よりもディンプルが9個多い。これにより、六角形の
充填領域26が形成される。この場合も又、六角形充填領域をもたないディンプ
ルだけが、三角形の点のところに位置しており、即ちディンプルAである。図5
〜図8に示された第2の実施形態においてディンプルにより覆われた表面積の割
合は、約82%であり、これに対して、図1に示されたボールでは、ディンプル
により覆われた表面の割合は、80%未満である。
27がある。これは、第1の実施形態から見てディンプルによって覆われる外側
表面の割合を減少させるが、製造を容易にする。
ィンプルは全て約0.11インチ以上の直径を有している。
に大円経路27を作るよう修正が施された20面体パターンを有している。この
パターンは、余分なディンプルの列を挿入することによって修正が施されている
。文字付きのディンプルで識別される三角形部分内には、大円経路27の下に加
えられたD−C−C−Dのディンプルから成る余分の列28がある。かくして、
第2の実施形態における修正が施された20面体パターンは、第1の実施形態に
おける修正の施されていない20面体パターンよりもディンプルが30個多い。
度を有している。図5では、三角形の中心にはEディンプル、即ち、最も大きな
直径のディンプルが1つしかない。かくして、最も大きな直径のディンプルが2
つ隣り合うという場合はない。最も大きなディンプルDの次に大きなディンプル
は、大三角形の中点のところに分散配置されており、赤道に沿って余分なディン
プルが追加されているところを除き、2つの最も大きな直径のディンプルが2つ
隣り合うという場合はない。これにより、ディンプルの充填度及び空気力学的な
一様性が向上している。
パターンを有することができる。8面体のディンプルパターンでは、ボールを形
成する8つの球形三角形領域30がある。この実施形態では、6つの互いに異な
るサイズのディンプルA〜Fがあり、これらはそれぞれ、直径DA ,DB ,DC ,DD ,DE ,DF を有している。ディンプルBは、ディンプルAよりも直径が
大きい。ディンプルCはディンプルBよりも直径が大きい。ディンプルDはディ
ンプルCよりも直径が大きい。ディンプルEはディンプルDよりも直径が大きい
。ディンプルFはディンプルEよりも直径が大きい。好ましいディンプルのサイ
ズは、以下の表3に記載されている。
角形31、小さな三角形32及び最も小さな三角形33の状態に形成されている
。この実施形態では、大三角形31の辺に沿って位置する各ディンプルは、三角
形31の頂点34から中点35に向かって隣のディンプルに等しいか、或いはこ
れよりも大きい。辺の中点35のところに位置するディンプルEは、その辺に沿
って位置する最も大きなディンプルであり、三角形の頂点34のところに位置す
るディンプルAは最も小さなディンプルである。更に、この実施形態では、小さ
な三角形32の辺に沿って位置する各ディンプルは又、三角形32の点36から
中点37へ隣のディンプルに等しく、或いはこれよりも大きい。辺の中点37の
ところに位置するディンプルFは、三角形の辺に沿って位置する最も大きなディ
ンプルであり、三角形の点36のところに位置するディンプルCは、最も小さな
三角形である。
小三角形32の辺の各々は、偶数個のディンプルを有し、最も小さな三角形33
の辺の各々は、偶数個のディンプルを有している。大三角形22は、小三角形2
3よりもディンプルが9個多く、小さな三角形32は、最も小さな三角形33よ
りもディンプルが9個覆い。これにより、大きな三角形31の内部のディンプル
の全てについて六角形の充填領域が形成される。図9及び図10に示された第3
の実施形態においてディンプルにより覆われた表面積の割合は、約82%であり
、これに対して、従来型8面体ボールでは、ディンプルにより覆われた表面の割
合は、77%未満であり、大抵の場合、60%未満である。かくして、表面積が
著しく増大している。
つの大円経路38がある。これは、第1の実施形態から見てディンプルによって
覆われる外側表面の割合を減少させるが、製造を容易にする。
しくは、8面体タイプのパターンでは、ゴルフボールは、約300〜約500個
のディンプルを有している。この場合も又、ディンプルのうち少なくとも約80
%が約0.11インチ以上の直径を有し、より好ましくは、ディンプルのうち少
なくとも約90%が約0.11インチ以上の直径を有することが好ましい。
辺は奇数個のディンプルを有し、最も小さな三角形の辺は偶数個のディンプルを
有している。大三角形の辺に沿って10個のディンプルがあり、小三角形の辺に
沿って7個のディンプルがあり、最も小さな三角形の辺に沿って4個のディンプ
ルがある。
らかであるが、当業者であれば多くの設計変更例及び他の実施形態、例えば4つ
の三角形を有する4面体を想到できることは明らかである。したがって、請求の
範囲は、本発明の精神及び範囲から逸脱しないでかかの全ての設計変更例及び実
施形態を包含するものであることは理解されよう。
角図であり、ディンプルのサイズを示す図である。
角図であり、20面体により形成された三角形領域を示す図である。
あり、ディンプルのサイズを示す図である。
図である。
あり、ディンプルのサイズ及び20面体パターンから形成された三角形領域を示
す図である。
図である。
状態を示す図である。
域を示す図であり、ディンプルのサイズを示す図である。
である。
Claims (24)
- 【請求項1】 複数のディンプルが形成された外面を有するゴルフボールに
おいて、ディンプルは、複数の球形−三角形領域を形成し、各領域は、3つの辺
及び3つの点を有する大きな三角形の状態に形成された第1の組をなすディンプ
ル及び大きな三角形の内部にこれに隣接して位置する小さな三角形の状態に形成
された第2の組をなすディンプルを有し、大きな三角形を形成する第1の組のデ
ィンプルは、3つの点を形成し、第1の直径を有する第1のディンプルと、辺に
沿って位置し、第1の直径よりも大きな第2の直径を有する第2のディンプルと
から成り、第1の組の第2のディンプルの直径は、大きな三角形の点上に位置す
る第1のディンプルに近い隣のディンプルの直径に等しいか、又はこれよりも大
きく、ディンプルは、前記外面の80%以上を覆っていることを特徴とするゴル
フボール。 - 【請求項2】 前記ディンプルは、ディンプルを横切らない3つ以下の大円
経路が存在するように配列されていることを特徴とする請求項1記載のゴルフボ
ール。 - 【請求項3】 ディンプルの総数は、約350〜約450個であることを特
徴とする請求項1記載のゴルフボール。 - 【請求項4】 ディンプルのうち少なくとも約80%は、約0.11インチ
(約2.794mm)以上の直径を有していることを特徴とする請求項3記載のゴ
ルフボール。 - 【請求項5】 ディンプルのうち少なくとも約95%は、約0.11インチ
(約2.794mm)以上の直径を有していることを特徴とする請求項4記載のゴ
ルフボール。 - 【請求項6】 大きな三角形の各辺は、奇数個のディンプルで作られている
ことを特徴とする請求項1記載のゴルフボール。 - 【請求項7】 大きな三角形の各辺は、辺の中点のところに位置していて、
第2の直径よりも大きな直径を有する第3のサイズのディンプルを更に有してい
ることを特徴とする請求項6記載のゴルフボール。 - 【請求項8】 小さな三角形は、偶数個のディンプルで作られた辺で構成さ
れていることを特徴とする請求項7記載のゴルフボール。 - 【請求項9】 大きな三角形は、小さな三角形よりもディンプルが9個多い
ことを特徴とする請求項8記載のゴルフボール。 - 【請求項10】 小さな三角形の内部に位置していて、第3のサイズのディ
ンプルの直径よりも大きいか、又はこれに等しい直径を有する中央のディンプル
を更に有していることを特徴とする請求項9記載のゴルフボール。 - 【請求項11】 ゴルフボールの表面は、約20個の球形−三角形領域で構
成されていることを特徴とする請求項10記載のゴルフボール。 - 【請求項12】 ゴルフボールは、20面体のディンプルパターンを有して
いることを特徴とする請求項11記載のゴルフボール。 - 【請求項13】 大三角形の辺は、互いに異なる少なくとも3種類の直径を
有するディンプルから成り、ディンプルの直径は、三角形の点に近い辺上の隣の
ディンプルの直径に等しいか、又はこれよりも大きいことを特徴とする請求項1
記載のゴルフボール。 - 【請求項14】 小さな三角形の内部にこれに隣接して位置した最も小さな
三角形の状態に形成された第3の組をなすディンプルを更に有し、大きな三角形
は、小さな三角形よりもディンプルが9個多く、小さな三角形は、最も小さな三
角形よりせディンプルが9個多いことを特徴とする請求項1記載のゴルフボール
。 - 【請求項15】 小さな三角形の各辺は、小さな三角形の3つの点を形成し
、第3の直径を有する第3のサイズのディンプルと、小さな三角形の辺に沿って
位置し、第3の直径よりも大きな第4の直径を有する第4のサイズのディンプル
と、小さな三角形の辺の中点に位置し、第4の直径よりも大きな第5の直径を有
する第5のサイズのディンプルとで構成されていることを特徴とする請求項14
記載のゴルフボール。 - 【請求項16】 最も小さな三角形は、偶数個のディンプルで作られた辺で
構成されていることを特徴とする請求項15記載のゴルフボール。 - 【請求項17】 複数のディンプルが形成された外面を有するゴルフボール
において、ディンプルの少なくとも約80%は、約0.11インチ(約2.79
4mm)以上の直径を有し、ディンプルは、前記外面の80%以上を覆っているこ
とを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項18】 ディンプルの少なくとも約90%は、約0.11インチ(
約2.794mm)以上の直径を有していることを特徴とする請求項17記載のゴ
ルフボール。 - 【請求項19】 ディンプルの少なくとも約95%は、約0.11インチ(
約2.794mm)以上の直径を有していることを特徴とする請求項18記載のゴ
ルフボール。 - 【請求項20】 ディンプルの総数は、約300〜約500個であることを
特徴とする請求項17記載のゴルフボール。 - 【請求項21】 複数のディンプルが形成された外面を有するゴルフボール
において、ディンプルは、複数の球形−三角形領域を形成し、各領域は、3つの
辺及び3つの点を有する大きな三角形の状態に形成された第1の組をなすディン
プル及び大きな三角形の内部にこれに隣接して位置する小さな三角形の状態に形
成された第2の組をなすディンプルを有し、大きな三角形を形成する第1の組の
ディンプルは、3つの点を形成し、第1の直径を有する第1のディンプルと、辺
に沿って位置し、第1の直径よりも大きな第2の直径を有する第2のディンプル
とから成り、第1の組の第2のディンプルの直径は、大きな三角形の点上に位置
する第1のディンプルに近い隣のディンプルの直径に等しいか、又はこれよりも
大きく、前記ディンプルは、最も大きな直径のディンプルが隣り合うことはない
ように配列されていることを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項22】 前記ディンプルは、前記外面の80%以上を覆っているこ
とを特徴とする請求項21記載のゴルフボール。 - 【請求項23】 前記ディンプルは、最も大きな直径の次に大きな直径のデ
ィンプルが隣り合うことはないように配列されていることを特徴とする請求項2
1記載のゴルフボール。 - 【請求項24】 ディンプルの少なくとも約80%は、約0.11インチ(
約2.794mm)以上の直径を有していることを特徴とする請求項21記載のゴ
ルフボール。
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