JP2001513712A - 収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 収納装置は、縦方向に並んで配列された書類ポーチ等、複数の容器（１１）を担持する支持構造体（１）を備えている。支持構造体は、折り曲げ可能であり、もって、ポーチを間隔を詰めて配列し、あるいは、吊るして広げて配列することが出来る一対の離隔配置された側部材（４、５）を有している。支持部材（６）は前記側部材（４、５）の間に横方向に延び、そして、ポーチ（１１）は、支持部材の上に離脱可能に支持され、支持部材の間の開口部（３）を介して延びている。これらのポーチは、ポーチをそれから吊り下げるために、支持部材（６）を越えて後方に折り曲げられる閉止用フラップ（１５）を有している。ロケーティング用タブ（１０）は、ポーチ内の隙間（１６）を通過し、そして、ポーチを支持部材（６）に保持するために折り曲げられる。支持構造体は、側部材（４、５）と支持部材（６）とを形成する開口（３）が設けられたシート状の材料から形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 収納装置 本発明は、例えば、書類やその他の物品のための収納装置に係わる。本 発明は、特に、間隔を詰めた配列で、あるいは、吊るして広げた配列で配置する ことも可能で、着脱可能な容器を備えた支持構造を有する収納装置に関する。本 発明は、また、個別の容器としての支持構造と、その容器に関する。 国際公開公報ＷＯ８９／０６６０１号によれば、ストラップから両側に 吊り下げられた取り外し可能な複数のポーチ（小袋）を有し、ポーチが他のポー チの前面に重なって蛇腹（コンチェルチーナ）状に折り畳むことの可能な収納装 置が知られている。これらのポーチは、便利なように箱や袋（バッグ）等の中に 収納することができ、必要な場合には、それらポーチやその内容物を見たり出し 入れすることが出来るように、縦方向に展開される。それから、これらのポーチ は装置から縦方向に重なるように吊り下げられる。これらのポーチは、個別に、 装置から取り外すことが可能である。 このようは配列は、特に、書類をポーチ内に保持したままで移動しなが ら、きちんと配置し、収納するのに有利である。隣接するポーチは、他のそれぞ れのポーチの重量は保持しておらず、各ポーチの重量はその両側でストラップに より担持（分担）されている。これらのポーチは、各ポーチの上端の両側に配置 されたスナップファスナーによって、上記ストラップに離脱可能に固定されてい る。好ましい構成によれば、その上端には、補強部材が設けられている。 この国際公開公報ＷＯ８９／０６６０１号に記載された好ましい構成は 、例えば硬い枠（フレーム）を有する強いポーチを有しているが、しかしながら 、ある面において、より頑強でないポーチを使用することが可能な構成が好まし いことが認識されている。 ある一の観点から見ると、本発明は、縦方向に連続して配置された複数 の容器を担持する支持構造体を備えた収納装置であり、その支持構造体は折り曲 げ可能な一対の離れて配置された側部材を有し、もって、容器は間隔を詰めた配 列で、あるいは、吊るして広げた配列で配置することが可能であり、その支持構 造体は、側部材の間に横方向に延び、かつ、縦方向に複数が配置された支持部材 を備えており、これらの容器は、前記支持部材上に離脱可能に保持され、そして 、それら支持部材の間の開口部（ギャップ）を通って延びていることを特徴とす る。 すなわち、国際公開公報ＷＯ８９／０６６０１号のシステムと対比し、 容器−例えばポーチ−は、その端部だけで保持されるものでない。そこには、容 器を支持するための縦方向に延びた支持部材を含む支持構造体が設けられている 。これらの容器は、破損や過度の歪みを伴うことなく、その上端部においてその 内容物の重さに耐えることが出来るに十分な強度である必要はない。すなわち、 例えば、この容器は、比較的たわみ易い紙やプラスチックのポーチでよい。しか しながら、本発明は、より頑強な容器にも適用することもでき、その場合、縦方 向の支持部材が付加的な強度を提供することとなろう。 実際的に好適な実施例では、容器は、紙やプラスチックのたわみ易いシ ート状の材料からなる書類容器であり、そして、支持部材の上で折り返えされ、 かつ、その上端部に沿って設けた閉止用フラップを有しており、それ故、これら のポーチは支持部材から吊り下げられる。 国際公開公報ＷＯ８９／０６６０１号にもあるように、側部材は、種々 の形状を取り得る。それらは、延長した可撓性のストラップ、例えば、帯紐でも よく、あるいは、蝶番で一体にした固定部、例えば、適切な間隔で一体に形成さ れた蝶番が設けられたプラスチックの帯紐でもよい。横方向の支持部材は、側部 材に対して永久に固定され、あるいは、離脱可能に固定されてもよく、あるいは 、それらと一体に形成してもよい。側部材は、隣接する支持部材の間に蝶番によ り連結された部品の形態でもよい。構造体の折り畳みは、側部材が支持部材と合 わさる部分を単に蝶番で折り曲げることにより、あるいは、支持部材の間の側部 材の中央に折り畳み線を形成することにより達成される。 好適な実施例では、支持構造は、その内側に、縦方向に隔離して配置し て形成した開口部の間に形成された支持部材を備えた一枚のシート状の部材から 形成されている。このような構成は、例えば、これらの開口部が可撓性のプラス チック材料のシートから打ち抜される場合に、特に、製造が簡単である点で有利 である。蝶番は、側部材が支持部材と合わさる位置の材料をプレスすることによ り形成することができ、すなわち、構造体が希望するするように折り畳めること を確実にする単純な方法を提供している。また、異なるサイズのシートを利用し て支持構造体のサイズを選択させることも、また、単純である。すなわち、支持 構造体は、異なるタイプとサイズの容器と共に使用するように製造されるであろ う。例えば、ＣＤや写真などを保持するためのポーチが、適切なサイズのフレー ムと共に使用することが出来る。 支持構造体は、勿論、利用者のために供給され、例えば、書類入れ等の 利用者自身の容器を取り付けるようにすることも出来る。すなわち、本発明の他 の観点から見れば、縦方向に連続して配置される複数の容器を担持するための支 持構造体であり、この支持構造体は、隔離した配置された折り畳みが可能な一対 の側部材を有し、もって、その使用において、容器を間隔を詰めた配列で、ある いは、吊るして広げた配列で配置することも可能であり、前記支持構造体は、縦 方向に隔離され、側部材の間を横方向に延長した複数の支持部材を備え、その上 には容器が離脱可能に保持され得ることを特徴とする支持構造体が、提供されて いる。 これら容器は、一般的には、支持部材によって、その幅の少なくとも主 要部分にわったって支持される必要がある。これは、例えば、支持部材と容器に 沿って、縦方向に離隔して配置された一連のファスナー、例えば、スナップファ スナーや、フックとループのファスナーのパッチにより、あるいは、縦方向に延 びたフックとループのファスナーの帯紐や、離脱可能な接着剤によって達成され る。しかしながら、好ましくは、その容器には、支持部材を覆って折り曲げられ るフラップが、その上端に沿って設けられている。 このフラップは安全の目的だけに設けれてもよく、好適な実施例では、 容器には、２つの部分の間で折り曲げることのできるフラップがその上端に設け られている。その第１の部分では、フラップは容器の正面に横たわって、容器の 内部へ入る開口を覆う。これは、容器が支持構造体から取り外されて、個別に使 用され、あるいは、運ばれる時の容器の形態であろう。第２の部分では、容器の 後面に横たわって支持部材を覆うように折り返された時であり、支持部材上に容 器を支持している。すなわち、従来の閉止フラップを備えた書類入れが、何ら変 更もなしに容器として使用することが出来ることは明らかである。フラップを容 器の裏面に固定するため、例えば、その一方をフラップの正面に、そして、一方 を容器の後面にしたスナップファスナーやフックとループのファスナーを設け、 あるいは、それらの面の少なくとも一部に離脱可能で跡が残らない接着剤の一区 画を、ポーチの裏面上の対応するスロット中に挿入するためにポーチのフラップ から切り出した舌状部、あるいは、それとは逆にする等の手段を設けることが出 来る。さらに、フラップをポーチの裏に固定するのでなく、代わりに、フラップ 自体をが水平なバーに固定することも可能である。 かかる容器はそれ自体が新規であり、すなわち、他の観点から見た場合 、本発明は、正面と裏面と、上端部と、前記上端部に隣接して容器内部への出入 口を提供する開口と、そして、容器の正面にかぶさって少なくとも部分的のその 開口を覆う第１の部分と、前記開口部への出入口を提供するために容器の裏面に かぶさる第２の部分との間で移動可能となるように、前記上端部に蝶番で止めら れたフラップとを備えた容器であり、固着手段が、フラップを前記第２の位置に 固定するため、少なくともフラップと容器の裏面の一方に設けらていることを特 徴とする容器を提供している。 好ましくは、支持部材に対しては、通常中央部に正しく容器を配置する ための手段が設けられており、この容器は、例えばスナップファスナー等、個別 のファスナーによって取り付けられ、これらファスナーは、容器がが正しい位置 になることを確実にするのに適した位置に配置される。支持部材に跨って折り曲 げられたフラップによって容器が取り付けられた場合で、そして、そのフラップ が側部材の間の間隔と実質的に同一な幅を有する場合には、容器は側部材の間に ぴったりと配置される。加えて、あるいは、その代わりに、支持部材上に、容器 を正しい横方向の位置に配置するため、隙間を介して容器上にかみ合うための突 起部を設けることも出来る。好ましい実施例では、この突起部は、支持部材の上 端から延びたタブであり、その隙間は、フラップが容器の残りの部分と蝶番で止 められる領域に設けられる。このタブは、配置の目的のための特別のタブでもよ い。加えて、あるいは、その代わりとして、このタブは、ラベル等を担時するた めに位置したものでもよい。 かかる容器は、それ自体で新規であり、すなわち、他の観点から見た場 合、本発明は、正面と裏面と、上端部と、前記上端部に隣接して容器の内部への 出入口を提供する開口と、そして、容器の正面にかぶさって少なくとも部分的に その開口を覆う第１の部分と、前記開口への出入口を提供するために容器の裏面 にかぶさる第２の部分との間で移動可能となるよう、上端部に蝶番で止められた フラップとを備えた容器であり、隙間が前記容器の上端でフラップが容器の裏面 に蝶番で止められた領域に設けられており、前記隙間は前記容器の裏面の部材及 び／又はフラップの材料を貫通していることを特徴とする容器を提供している。 収納装置を、吊るして広げられた配列から間隔を詰めた配列に操作する 場合、利用者は、しばしば、１つ又はそれ以上の容器を押し上げることによって これを達成しようとするであろう。容器が上記で述べたフラップの配置を利用し て取り付けられると、この容器は、その支持部材から上昇する傾向になる。これ が困難を生じ、容器が支持部材から引き離されることにも至る。もしフラップが 容器の裏面に固定されていれば、取り付け領域は、結局は、容器の離脱を防止す るために支持部材の下側とかみ合う。容器の持ち上げ量は、取り付け領域の位置 によって決定され、容器の上端に近ければ近い程、持ち上げは少なくなる。すな わち、好ましくは、離脱可能な手段が、容器が支持部材から離れて上方に移動す ることを制限するために設けられている。同時に、かかる手段は、上述したよう に、フラップを容器の裏面に取り付けることによって設けることが出来、好まし くは、より特定の手段が設けられる。 従って、好ましい構成によれば、支持部材には、容器が支持部材から離 れて移動するのを制限するための離脱可能な配置手段が設けられている。好まし い実施例では、この配置手段は、支持部材を跨いで折り曲げられたフラップを有 する容器内の隙間を通って延びたタブ等のような、蝶番によって止められたエレ メント（要素）を備えており、このエレメントは、支持部材から離れて延びてお り、それ故、容器がエレメントを越えて隙間を備えた支持部材の上に配置される 第１の位置と、エレメントが隙間を通過し、容器が支持部材から離れて移動する のを規制するために前記容器と支持部材との上で曲げられる第２の位置との間で 、移動が可能である。 このような蝶番で止められたエレメントは、また、以前に述べたタブと して、容器を中心に配置する役目をも果たすであろう。好ましくは、この蝶番で 止めたエレメントは、プラスチック材料等から形成され、好ましくは、支持部材 と一体である。この支持部材が一片の材料から形成された場合には、蝶番で止め たエレメントは、他の構成部分と同時に形成することが出来る。 間隔を詰めた状態では、支持部材と容器は、バッグ、ケース、箱、机の 引き出しや、他の適当な容器や囲いの中に収納される。広げた状態では、この構 造体はフックやドアのフレーム等から吊り下げられ、そして、好ましくは、これ を行うことが許可されたフックのような適当な吊り下げ手段が設けられる。この 吊り下げられた状態では、容器は吊り下げられ、それぞれの開口部には出入口が ある。このことは、各容器が、その上部でアクセス可能で、その下部が、容器と 下側の支持部材の後になって、支持部材から吊り下げられなければならない。容 器の幅は、それ故、支持枠（フレーム）の側部材の間の自由空間を越えないよう にしなければならならず、それにより、容器は隣接する支持部材の間に形成され る開口部を通過することが出来る。 上記にも指摘したように、好適な実施例では、支持構造体は、部材の単 一のシートから製造されており、プラスチック、ボール紙、あるいは、その他の 意図された目的のために十分な強度を有する材料でもよい。これが、支持構造体 を製作する単純で安価な方法であり、すなわち、かかる構造体を要求するが離脱 可能な容器は必要としない収納容器に適用が可能である。容器は、支持部材に対 して接着剤で接着し、接合し、あるいは、取り付けられることが出来る。あるい は、この支持部材と一体に適切な容器を形成することも出来る。 すなわち、他の観点から見れば、本発明は、縦方向に連続して配置され た複数の容器を担持する支持構造体を備えた収納装置であり、前記支持構造体は 、折り畳みが可能な側部材を有し、もって、容器が間隔を詰めた配列でも、吊り 下げられて広げられた配列にでも配置でき、前記支持構造体は、前記容器が取り 付けられる縦方向に離隔して配置し、前記側部材の間に横に延びた複数の支持部 材を備えており、そして、前記支持構造体は、前記側部材と支持部材とを形成す る、縦方向に隔離されて配置されかつ横方向に延びた一連の開口部を備えたシー ト状の部材を備えていることを特徴とする収納装置を提供している。 さらに他の観点からは、本発明は、縦方向に連続して配置された複数の 容器を担持する支持構造体を備え、この支持構造体は、折り畳みが可能であり、 もって、容器が間隔を詰めた配列にでも、吊り下げられて広げられた配列にでも なる、一対の離隔して配置された側部材を有する収納装置の製造方法であって、 シート状の部材には、縦方向に離隔されて配置されて横方向に延びた一連の開口 部が設けられており、この開口部は、前記側部材と、前記側部材の間に横方向に 延びかつ縦方向に離隔して配置された複数の支持部材を形成しており、そして、 前記容器は前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする収納装置の製造 方法を提供している。 本発明の好適な実施例では、前記側部材、支持部材、そして、容器は、 一般的に長方形状であり、そして、適切な構成部品は互いに直交している。しか しながら、他の形状や構成も可能である。 さて、本発明の所定の好適な実施例が、添付の図面を参照して、一例と してのみ記述されるが、ここで、 図１は、本発明の実施例である収納装置支持構造体の正面図であり； 図２は、図１の構造体と共に使用される容器の斜視図であり； 図３は、前記容器の側面図であり； 図４は、吊り下げられて広げられた配列状態で、一部に容器を含んだ図 １の構造体の部分正面図であり； 図５は、部分的に間隔が狭められた配列状態で、一部に容器を含んだ図 １の構造体の部分側面図であり； 図６は、部分的に間隔が狭められた配列状態における、他の代替的な構 造体の部分図であり；そして、 図７は、他の代替的な容器の側面図である。 図１に戻り、支持構造体１は、可撓性のプラスチック材料の長方形のシ ートを備えている。このシートには同一の、縦方向に離隔して配置した、横方向 に延びた長方形の複数の開口部３が設けられており、これらは製造工程において シートから取り除かれる。これらは、一対の並列な縦方向の側部材４、５であり 、横方向に延び、ポーチの形状の容器を支持するために使用される支持部材６に よって、相互に接続されている。その上端部では、このシート２は、フック８が 設けられた支持ハンガー７のクロスバーに接合されており、これにより、構造体 は、いかなる適当な点、例えば、洋服ダンスの衣服レール、ドアや壁等の上のフ ックから、垂直に吊り下げられる。前記支持ハンガー７とフック８は、収納のた め、構造体の後ろに折り曲げられるように、蝶番で取り付けられるであろう。そ れらは、適当な硬いプラスチックから形成することも出来る。 各支持部材６には、その左側にラベル用タブ９が設けられ、そして、そ の上端部から上方に飛び出したロケーティング（配置）用タブ１０が中央に配置 されて設けられている。これらの双方は、上記シート状材料から一体に形成され ている。このラベル用タブ９は、受容可能に、例えば、接着剤のラベルとなって いる。ロケーティング用タブ１０は、支持部材６に蝶番で取り付けられ、この蝶 番は製造工程において押圧により形成される。 図１に示された構成は、たった４つの支持部材６だけの、図表上だけの ものである。実際的な実施例では、それらは１０個又はそれ以上となろう。 図２及び図３には、一般的に従来のタイプである、ガセット（まちで補 強が）された、書類用ポーチ１１形状の容器が示されている。この容器は、正面 １２、裏面１３、その上端部に隣接した開口１４、そして、上端部に沿って裏面 に蝶番で止めたフラップ１５とを有している。このフラップは、前記開口１４を 覆うため、正面にかぶさることが出来、また、ポーチの裏面にかぶさるように折 り曲げ返すことも出来る。蝶番の領域には、支持構造体の支持部材６のロケーテ ィング用タブ１０を受容するため、中央に配置された隙間１６が設けられている 。そこには、また、支持部材のラベル用タブ９を受容するため、より大きな隙間 １７が一方の側に設けられている。 図４は、吊り下げた状態における図１の前記支持構造体１の一部を示し ており、しかしながら、ここではポーチ１１が配置されている。ポーチは、必要 に応じ、水平の支持部材のいずれか又は全ての上に固定される。各ポーチは、そ のフラップ１５を裏面上にかぶさるように折り返しており、そして、支持部材６ 上に配置されている。ラベル用タブ９は、隙間１７を通過し、そして、ロケーテ ィング用タブ１０は隙間１６を通過している。ロケーティング用タブは、裏面に かぶさるように蝶番で後方に折り曲げれており、そして、ポーチが支持部材から 縦方向に離れて移動するのに抗している。この支持部材６は、ポーチのフラップ と裏面との間に配置されており、そして、ポーチの蝶番領域は、支持部材上に置 かれる。ポーチの横方向の移動は、隙間１６と１７内にかみ合っているタブと、 そして、支持構造体の側部材にかみ合っているポーチの側面とによって抗されて いる。 各ポーチの上端領域は、開口１４によって出入りが可能である。下方領 域は、隣接する支持部材間の開口部を、すなわち、支持部材と下方のポーチの後 方に通過するため、支持構造体の開口部３の一つを通過する。各ポーチは出入り することが出来、それぞれは、他のポーチの邪魔をせずに取り外したり交換する ことが出来る。ポーチの重さは支持構造体により支えられ、上方のポーチには伝 達されない。 図５は、間隔が詰まった配列での支持構造体とポーチを示している。側 部材４、５は、支持部材と合わさる場所の点１８、１９で蝶番によって折り曲げ られている。この状態で、この構造体は、必要により、ケース、ファイル用引き 出し等に収納することが出来る。ポーチは、なお、出入り、取り外し、又は交換 が可能である。この図は、如何にして、開口部１６を通過しているロケーティン グ用タブ１０が、ポーチが支持部材から離れた縦方向への移動に抗して折り返さ れているかを示している。ある場合において、その配列の間隔をさらに狭めた場 合、上記ポーチの正面が、ロケーティング用タブ１０をこの状態に維持する助け となる。タブ１０を裏面１３にかぶせる必要はなく、タブは支持部材からまさに 後方向に突出している。 図６は、代替的な支持構造体の一部を、側部材３４、３５と支持部材３ ６と一緒に示している。この構成では、側部材は、それらが支持部材３６と合わ さる場所の横断線にちようど沿って折り曲がってはいない。それらは、支持部材 の間の中程で、中間の線３７に沿って折り曲がっている。この実施例では、ラベ ル用のタブはない。拭き取りラベル３８等の表示手段が、支持部材上に設けられ ている。これらは、ポーチの内容についての情報を表示するために使用すること が出来、通常、対応する部材の上に固定されており、一瞥して何れのポーチが取 り外されているかを伝えることを容易にし、対応するラベルを明らかにする。 図７は、やはり、一般的な従来のガセット（まちで補強が）された書類 用ポーチ２１の形態である、他の代替的な容器を示している。これは、正面２３ と、裏面２３と、その上端に隣接した開口２４と、そして、上端に沿って裏面に 蝶番で止められたフラップ２５とを有している。このフラップは、開口２４を覆 うように正面にかぶさり、また、ポーチの裏面にかぶさるように折り返されるこ とも出来る。フラップ２５の正面には、スナップファスナー等の固定手段２６が 設けられ、そして、ポーチの裏面には提携手段２７が設けられ、もって、フラッ プが、支持部材に跨って、ポーチの裏面に離脱可能に固定されることが出来る。 上記に述べた収納装置は、品目の長期あるいは短期にわたる保管に利用 することが出来、かつ、運送や展示に使用することも出来る。品目の展示のため には、例えば、透明なポーチが使用されるであろう。 本発明の一定の好ましい実施例が示されて述べられたが、当業者にとっ ては、本発明の範囲から逸脱することなく、他の変形も行われ得ることは明らか であろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持する支持構造体 （１）を備えた収納装置であって、その支持構造体は折り曲げ可能な一対の離れ て配置された側部材（４、５）を有し、もって、容器は間隔を詰めた配列で、あ るいは、吊るして広げた配列で配置することが可能であり、その支持構造体（１ ）は、前記側部材（４、５）の間に横方向に延び、かつ、縦方向に離隔して配置 された複数の支持部材（６）を備えており、これらの容器は（１１）、前記支持 部材上に離脱可能に保持され、そして、それら支持部材の間の開口部（３）を通 って延びていることを特徴とする収納装置。 ２． 前記請求項１に記載した収納装置であって、 前記支持構造体（１）は、可撓性のシート状部材（２）から、前記支持部材（６ ）と前記側部材（４、５）が、その内部に形成した縦方向に離隔配置した開口部 （３）の間に形成されるように形成されたことを特徴とする収納装置。 ３． 前記請求項１又は２に記載した収納装置であって、 前記容器（１１）は、それぞれ、支持部材（６）上に延びるフラップ（１５）を 有していることを特徴とする収納装置。 ４． 前記請求項３に記載した収納装置であって、 前記容器（１１）は、裏面（１３）と、上端部と、前記上端部に隣接した開口（ １４）とを有し、前記フラップが、前記容器が前記支持構造体から取り外された 時には前記開口（１４）を覆う第１の位置と、支持部材（６）を覆って延びる第 ２の位置との間で移動可能なように、前記上端部に隣接した前記裏面に蝶番で止 められていることを特徴とする収納装置。 ５． 前記請求項４に記載した収納装置であって、 前記支持部材（６）には、前記容器（１１）が前記支持部材（６）から離れて移 動するのを規制するための、離脱可能な配置手段が設けられていることを特徴と する収納装置。 ６． 前記請求項５に記載した収納装置であって、 前記離脱可能な配置手段は、折り曲げ可能なタブ（１０）を、前記フラップ（１ ５）が前記裏面（１３）に蝶番で止められた領域内の隙間（１６）を貫通する前 記支持部材（６）上に備えていることを特徴とする収納装置。 ７． 前記請求項５又は６に記載した収納装置であって、 前記支持部材（６）には、前記裏面（１３）に蝶番で止められた領域内の隙間（ １６）を貫通するラベル用タブ（９）が設けられていることを特徴とする収納装 置。 ８． 前記請求項４から７の何れかに記載した収納装置であって、離脱可能な 固着手段（２６、２７）が、前記フラップ（１５）を、前記容器（１１）の前記 裏面に固着するために設けられていることを特徴とする収納装置。 ９． 前記請求項の何れかに記載した収納装置に使用するための支持構造体で あって、縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持する支持構造体 であり、前記支持構造体は、折り曲げ可能な一対の離れて配置された側部材（４ 、５）を有し、もって、容器は間隔を詰めた配列で、あるいは、吊るして広げた 配列で配置することが可能であり、前記支持構造体（１）は、前記側部材（４、 ５）の間に横方向に延び、かつ、縦方向に離隔して配置された複数の支持部材（ ６）を備えており、この支持部材上に前記容器が離脱可能に支持されることを特 徴とする支持構造体。 １０． 前記請求項６又は７記載した収納装置に使用するための容器であって、 正面（１２）と裏面（１３）と、上端部と、前記上端部に隣接して容器の内部へ の出入口を提供する開口（１４）と、そして、容器の正面にかぶさって少なくと も部分的にその開口（１４）を覆う第１の部分と、前記開口への出入口を提供す るために容器の裏面（１３）にかぶさる第２の部分との間で移動可能となるよう 、 上端部に蝶番で止められたフラップ（１５）とを備えた容器であり、前記隙間（ １６、１７）が前記容器の上端で前記フラップ（１５）が容器の裏面に蝶番で止 められた領域に設けられており、前記隙間は前記容器の裏面（１３）の部材及び ／又はフラップの材料を貫通し、前記支持構造体（１）の支持部材上のタブ（１ ６、１７）を受容するように適合されていることを特徴とする容器。 １１． 前記請求項８記載した収納装置に使用するための容器であって、正面（ １２）と裏面（１３）と、上端部と、前記上端部に隣接して容器の内部への出入 口を提供する開口（１４）と、そして、容器の正面にかぶさって少なくとも部分 的にその開口（１４）を覆う第１の部分と、前記開口への出入口を提供するため に容器の裏面（１３）にかぶさる第２の部分との間で移動可能となるよう、上端 部に蝶番で止められたフラップ（１５）とを備えた容器であって、離脱可能な固 着手段（２６、２７）が、前記フラップ（１５）を前記容器（１１）の裏面（１ ３）に取り付けるために設けられていることを特徴とする容器。 １２． 前記請求項２に記載した収納装置に使用するための支持構造体であって 、縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持する支持構造体であり 、前記支持構造体は、折り曲げ可能な一対の離れて配置された側部材（４、５） を有し、もって、容器は間隔を詰めた配列で、あるいは、吊るして広げた配列で 配置することが可能であり、前記支持構造体（１）は、前記側部材（４、５）の 間に横方向に延び、かつ、縦方向に離隔して配置された複数の支持部材（６）を 備えており、この支持部材上には前記容器が離脱可能に支持され、そして、前記 支持構造体（１）は、前記側部材（４、５）と支持部材（６）とを形成する、縦 方向に離隔されかつ横方向に延びた一連の開口部（３）を備えた材料のシート（ ２）を備えていることを特徴とする容器。 １３． 複数の容器（１１）が縦方向に連続に配置され、前記支持構造体は、折 り曲げ可能な一対の離れて配置された側部材（４、５）を有し、もって、容器は 間隔を詰めた配列で、あるいは、吊るして広げた配列で配置することが可能であ る収容装置において使用するため、前記請求項１２に記載した支持構造体（１） を製造する方法であり、支持構造体（１）は、前記側部材（４、５）の間に横方 向に延び、かつ、縦方向に離隔して配置された複数の支持部材（６）を備えてお り、この支持部材上には前記容器が離脱可能に支持されて、そして、前記支持構 造体（１）は、前記側部材（４、５）と支持部材（６）とを形成する、縦方向に 離隔されかつ横方向に延びた一連の開口部（３）を備えた材料のシート（２）を 備えていることを特徴とする製造方法。 １４． 縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持するための支持 構造体であり、前記支持構造体は、折り曲げ可能な一対の離れて配置された側部 材（４、５）を有し、もって、容器は間隔を詰めた配列で、あるいは、吊るして 広げた配列で配置することが可能であり、前記前記支持構造体（１）は、縦方向 に離隔されて配置され、かつ、その上に前記容器が離脱可能に支持される前記側 部材の間を横方向に延びた支持部材（６）を備えていることを特徴とする支持構 造体。 １５． 縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持するための支持 構造体（１）を備えた収納装置であり、前記支持構造体は、折り曲げ可能な一対 の離れて配置された側部材（４、５）を有し、もって、容器（１１）は間隔を詰 めた配列で、あるいは、吊るして広げた配列で配置することが可能であり、前記 前記支持構造体（１）は、縦方向に離隔されて配置され、かつ、その上に前記容 器が離脱可能に支持される前記側部材の間を横方向に延びた支持部材（６）を備 えており、そして、前記支持構造体（１）は、前記側部材（４、５）と支持部材 （６）とを形成する、縦方向に離隔されかつ横方向に延びた一連の開口部（３） を備えた材料シート（２）を備えていることを特徴とする収納装置。 １６． 縦方向に連続して配置された複数の容器（１１）を担持するための支持 構造体（１）を備え、前記支持構造体は、折り曲げ可能な一対の離れて配置され た側部材（４、５）を有し、もって、容器（１１）は間隔を詰めた配列で、ある いは、吊るして広げた配列で配置することが可能な収納装置を製造するための方 法であり、材料シート（２）には、前記側部材（４、５）と前記側部材の間に横 方向に延びた縦方向に離隔して配置した複数の支持部材（６）を形成する、縦方 向に離隔して配置され、かつ、横方向に延びた一連の開口部（３）が設けられて いることを特徴とする製造方法。 １７． 正面（１２）と裏面（１３）と、上端部と、前記上端部に隣接して容器 の内部への出入口を提供する開口（１４）と、そして、容器の正面にかぶさって 少なくとも部分的にその開口（１４）を覆う第１の部分と、前記開口（１４）へ の出入口を提供するために容器の裏面（１３）にかぶさる第２の部分との間で移 動可能となるよう、上端部に蝶番で止められたフラップ（１５）とを備えた容器 （１１）であって、離脱可能な固着手段（２６、２７）が、前記フラップ（１５ ）を前記容器（１１）の裏面（１３）に取り付けるために設けられていることを 特徴とする容器。 １８． 正面（１２）と裏面（１３）と、上端部と、前記上端部に隣接して容器 の内部への出入口を提供する開口（１４）と、そして、容器の正面にかぶさって 少なくとも部分的にその開口（１４）を覆う第１の部分と、前記開口（１４）へ の出入口を提供するために容器の裏面（１３）にかぶさる第２の部分との間で移 動可能となるよう、上端部に蝶番で止められたフラップ（１５）とを備えた容器 （１１）であって、少なくとも１の隙間（１６、１７）が、前記容器の上端で前 記フラップ（１５）が容器の裏面に蝶番で止められた領域に設けられており、前 記隙間（１６、１７）は、前記容器（１１）の裏面（１３）の材料及び／又はフ ラップ（１５）の材料を貫通していることを特徴とする容器。