JP2001513580A - 紙原料篩分け装置および方法 - Google Patents

紙原料篩分け装置および方法

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JP2001513580A JP2000507065A JP2000507065A JP2001513580A JP 2001513580 A JP2001513580 A JP 2001513580A JP 2000507065 A JP2000507065 A JP 2000507065A JP 2000507065 A JP2000507065 A JP 2000507065A JP 2001513580 A JP2001513580 A JP 2001513580A
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Abstract

(57)【要約】 紙繊維原料の懸濁液を篩分けるための圧力篩分け装置は、単独の羽根車または箔部材(12)がスクリーン表面(10)の個別の部分にそって動くように支持または定置されるロータ(14、15、16)を用いる。この構造は、篩分けられるべき原料懸濁液上のロータ(14、15、16)の回転効率を改善することにより、また、単独の箔部材(12)が動作する乱されていない篩分け帯域を設けることによって、圧力スクリーンの運転効率を改善する。篩分け装置において、原料がスクリーン表面(10)を通過するときの原料濃度の増加にもとづいて単独の箔部材(12)が多箔部材と組み合わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [技術分野] 本発明は、紙繊維原料を篩分ける回転圧力篩分けに関するものである。
【0002】 [背景技術] ここで用いる「箔(フォイル)」または「衝動部材」という用語は、空気箔部
分が紙繊維原料を篩分けるための回転装置において衝動箔の代わりに広く用いら
れているけれども、空気箔部分に類似した流体力学的に形成された要素に必ずし
も限られない。しかし、これらの用語は、例えば、ドラム式ロータの表面上の突
起でもよい粉砕部材の任意の種類および形状に適用するように意図されている。
【0003】 パルプ・スラリの紙繊維の懸濁液から不純物を除去するかまたは分別するため
の紙繊維原料の圧力篩分けにおいて、スクリーンの別個の面積または表面に関し
て腕または支持ドラムに装着された多数の衝動部材を有するロータを設けること
は、一般的なことである。したがって、例えば、このような圧力スクリーンにお
いて、等しく離間された腕および取り付けられた箔は、例えば、Weberに特
許された米国特許第4,166,028号、Martinに特許された米国特許
第4,851,111号、Chupkaに特許された米国特許第5,078,2
75号に開示されているようなスクリーン表面に近接して回転するように装着さ
れてもよい。このような装置においては、正反対の関係で少なくとも2つの腕と
箔とが用いられ、5、8、11の箔を有する構造が試みられた。箔が半径方向に
延びる腕に支持されたこれらの実施例においては、3またはそれ以上の腕支持箔
の使用が好適でかつ一般的な形体になってきた。この選択は、金属疲労によるス
クリーンのたわみ、応力、可能な破損を低減するように、スクリーンそれ自体に
おいて衝動力のより均等な分布をつくるように一部では用いられてきた。ドラム
式ロータ上に、2またはそれを超える箔要素がロータまたはシリンダの任意の所
定の軸方向位置または範囲に対して用いられる。
【0004】 上述の米国特許第4,166,028号および同第4,851,111号に現
された種類の円筒形スクリーン・バスケットは、これら特許の実施例に示すよう
に、スクリーンの軸方向一端、上端または下端において到来する原料懸濁液を共
通して送給される。原料濃度はスクリーンの入口端において最低値になり、スク
リーンを通る水抽出の理由によって濃度が出口端において最大に増加する。回転
箔によって原料に分け与えられる篩分けエネルギは、繊維ネットワークを粉砕し
かつ繊維綿状沈殿物を破壊して個々の繊維および微細物をスクリーンの開口また
は溝を通過させるのに十分でなければならない。また、このエネルギは、繊維母
材内の汚染物質が緩み、受け入れられた繊維からスクリーンによって分離される
ようにする。
【0005】 篩分けはエネルギを消費するので、繊維団塊の流動化を必要とする最小に近く
までスクリーン板表面上の境界層内のエネルギ強さをもたらすことが望ましい。
エネルギ強さが大きすぎると、有効篩分けを低下させる混合乱流が起きる。一方
、箔によって分け与えられたエネルギ強さがスクリーン入口表面における境界層
で低すぎると、篩分け過程が有効ではなくなり、繊維懸濁液の初期の洗浄および
脱水のみが起きる。
【0006】 従来のスクリーン・ロータは円筒形スクリーンの軸方向長さにわたって均等な
強さをつくるので、より大きいエネルギ強さがより低い濃度のパルプを流動化す
るのに実際に必要とするよりも入口端または入口帯域に分け与えられる。その結
果、エネルギは浪費され、汚染物質がスクリーン開口をかいして押し出される。
エネルギ入力を制御することによってその状態を平衡にしようとする試みがなさ
れたとき、出口端におけるエネルギ強さがあまりにも低くなりすぎて濃縮された
原料を適正に流動化することができない。したがって、より多くのエネルギの効
果的篩分けは個々の篩分け帯域に対してロータおよび箔の設計を調整することに
よって達成されうる。
【0007】 円筒形スクリーンの軸方向長さにそう原料濃度の変化の補償は、ドラム式ロー
タの突起の間隔を入力端において最大の間隙にし、出力端において最小の間隙に
変えることによって試みられてきた。しかし、この補償技術は、それが入口端に
おけるスクリーン表面からの衝動誘導部材の相当な間隙を生じ、繊維マット粉砕
が有効篩分けに要求されるスクリーン入口表面において境界層を超えてしまう。
【0008】 したがって、より少ない全体的エネルギでもって効率的な篩分けを与える改良
されさロータ設計を必要としている。
【0009】 [発明の開示] 本出願人は、圧力篩分け装置において改良された動力、効率、篩分けが少なく
とも入口端においてスクリーンまたはロータの所定の環状位置または帯域にある
単独の回転箔要素を設けられたロータ構造によって達成されることを発見した。
この考えを組み込んだ実施例が開示される。
【0010】 スクリーン表面に近接した環状帯域のまわりの従来のシリンダ式スクリーン・
バスケット内で回転する単独の箔が、同一表面積に隣接した同一スクリーン帯域
で同一速度で回転する2またはそれを超える箔にくらべて、より少ないエネルギ
でスクリーン表面にある繊維マットを有効に粉砕する利点を有している。単独の
腕および箔が、バスケット内の流体団塊が回転する対応したより低い傾向があり
、そのために箔が進行する箔により誘導された乱流によって乱されていない円形
経路にわたって比較的に乱されていない流体領域を通過するという重要な利点を
有している。また、箔にわたる相対速度ベクトルは、箔がシリンダ内の流体団塊
を箔と同じ方向に回転させることによって減少されない。換言すれば、単独の箔
の使用は、箔と流体との間の相対速度が最大に留まり、表面にわたって箔移動の
実際の速度をより近似的に現す。したがって、箔の移動速度は、従来の多箔ロー
タと同じ生産速度を得ながら、減少されうる。
【0011】 本発明にもとづく単独の箔ロータは、単独で、他の単独の箔ロータと組み合わ
せて、篩分け部材内の高い原料濃度の領域で作動する従来の多箔ロータ部分と組
み合わせて用いられうる。試験結果は、箔式篩分け装置が、動力消費が単独の箔
の使用によって減少されうるように採用される箔の数に直接に関係していること
を示している。この発明は、より少ないエネルギが要求されるスクリーンの入口
部分に近い篩分け帯域に単独の箔を配置することによって、および単独の箔がス
クリーンの別個の環状部分または面積にわたって回転される設計の使用によって
、装置の篩分け容量を減少させずにより少ない箔を採用させる。
【0012】 本発明のさらに別の考え方は、不純物を有する水中の紙繊維原料の懸濁液を篩
分けまたは洗浄し、原料から不純物を除去する回転羽根車篩分け装置を作動する
方法である。その方法は、スクリーンが入口表面と出口表面との間に延びる開口
を有している場合に、スクリーンの入口表面に対して圧力をかけた状態で原料懸
濁液を加えること、スクリーン表面のうちの1つにのみ関しておよびその1つの
みに隣接して単独の粉砕部材を連続して動かすこと、原料中の繊維または不純物
によるスクリーン開口の目詰りを防止するように表面に単独の運動粉砕または圧
力衝動を発生することからなる。ここに開示することはスクリーンの入口表面に
のみ隣接する単独の粉砕部材の運動に関しているが、本発明の新規な考え方は粉
砕波、単独の粉砕波、または出口表面に加えられるべき衝動波を発生することに
よって達成され、そして、いずれの場合においても、本発明の利点は、粉砕部材
に関してスクリーンを回転させることによって、またはスクリーンに関して粉砕
部材を回転させることによって実現される。
【0013】 したがって、本発明の重要な目的は、スクリーン・シリンダの所定の軸方向位
置または帯域においてスクリーンの環状位置にそって掃く単独の箔要素のみを使
用する篩分け装置および方法を提供することにある。単独の箔要素は、腕、板、
ドラム、リング、または類似の手段によって支持されてもよい。
【0014】 本発明の別の目的は、スクリーン部材が単独の衝動箔のみがロータ等によって
相対的に動かされる原料入口または出口表面を有する上述した装置および方法を
提供することにある。シリンダ・スクリーンの所定の軸方向位置に対して単独の
箔のみを設けることは、ロータの平衡に疑問を生じる。平衡問題は、静的、動的
、外部流体動的力から来る。本発明の目的は、力のいくつかまたはすべてを平衡
にする手段を提供することにある。
【0015】 本発明の別の目的は、ロータが、少なくとも1つの帯域が1つのみの箔によっ
て流動化される篩分けられるべき紙原料材料の濃度の変化に対応してロータの異
なる位置において異なる数の箔を設けられている多数段ロータまたは多帯域ロー
タを提供することにある。
【0016】 本発明の別の目的は、ロータ速度が製紙原料のようなものを篩分けるさいに同
じ効果を得るように減速され、それによりエネルギ消費を低減する上述した種類
の篩分け装置を提供することにある。
【0017】 [発明を実施するための最良の形態] 図1および2において、本発明の第1実施例は、製紙業者の原料を篩分けする
圧力篩分け装置を一部断面で示す。その装置において、円筒形スクリーン10が
圧力ハウジング11に受けられる。全体の装置は、ここに組み入れられた前述し
たWeberの米国特許第4,166,028号に実質的に示されているもので
もよい。
【0018】 図1に示されかつ明細書全体に記載されている圧力篩分け装置は、ハウジング
11のまたはその中に一部を形成する周知の機能要素を含む。これは、原料懸濁
液がスクリーン10の内側表面にそってスクリーン10に加えられる入口17を
含む。原料懸濁液は、通常はスクリーンの下端からスクリーンにそって軸方向に
流れる。スクリーン内では、原料濃度はスクリーンの上端(原料濃度が高い)ま
で比較的に低い。篩分けられていない懸濁液の一部は、出口18を通ってスクリ
ーンの頂部で外方に動く拒絶部からなる。したがって、濃度は、スクリーン10
のスクリーン表面にそって変わる。したがって、スクリーン10は、ハウジング
11内の室をスクリーンの一方の側(この場合、スクリーンの内側)にある篩分
け帯域と、装置の出口19に連通しているスクリーンの半径方向反対側にある受
入れ帯域とからなる。
【0019】 図1および2において、単独の篩分け箔12は単独の腕15によってボス14
から支持される。腕15は、静的および可能な動的平衡のためにウエイト16に
よって重量を相殺される。本実施例においては、腕15の端に支持された箔12
は、スクリーン10の関連する内側または入口篩分け表面の全軸方向範囲にそっ
て延びていてもよい。
【0020】 図1および2に示す単独の箔ロータが試験され、そして、同一スクリーンにわ
たってより少ない馬力を必要とするような篩分け効果を実証した。2つの腕と2
つの箔が用いられるか、または2つ以上の箔が同じ篩分けスクリーンにそって用
いられる場合よりもより効果的であると考えられる。このことは、単独のスクリ
ーンが(高い相対ベクトルで)回転する原料流体懸濁液の比較的に乱されていな
い特性により、また、2またはそれを超える位置におけるよりもむしろ1つの回
転位置においてスクリーン・バスケット10の壁と箔12との間の入力エネルギ
集中によるものと考えられる。
【0021】 図3は、図1に示すもののようなスクリーンに使用するドラム式ロータを表す
。図1においては、2つの直径方向に対向する箔20、21が腕24、25にそ
れぞれ装着される。箔は、内側篩分け表面に関して互いに軸方向に離れて配置さ
れる。この場合、互いに重なって、各箔が円筒形スクリーンの個々の軸方向部分
上で動作する。腕24および25は、互いから180°だけずらされている。2
つの箔20および21は、軸方向に分離して配置された篩分け帯域26、27に
そってそれぞれ動くので、2つの箔は実質的に平衡にされたロータ内の流体懸濁
液の比較的に乱されていない帯域を通って動く。同様に、単独の箔は互いから軸
方向にずらされた3またはそれを超える部分に分割されるので、1つのみの箔部
分がスクリーン・シリンダ入口表面の1つの所定環状部分を掃く。
【0022】 単独の掃くロータを平衡にすることは、単独の箔が互いから180°ずらされ
た2つの部分に分割される場合に、ロータについて以下に述べるように、すべて
を満たされなければならないいくつかの要件からなる。
【0023】 1.重量による静的平衡 2.動的平衡:これは遠心力による軸受システムにかかる合成モーメントが
ないことを要求する。さらに離れた箔部分が、片持ち梁の設計において軸受シス
テムにより近い部分よりも軽く(多分短くもある)なければならない。重量団塊
は、軸受からの距離にほぼ逆比例する。
【0024】 3.液体圧力は、等しい半径方向力および/またはシャフトにかかる等しい
曲げモーメントをつくるように、平衡にされなければならない。最適化は、最も
円滑な動作システムを与えるように要求される。
【0025】 一般に、単独の箔の軸方向区分または部分は、不等または不安定捩りモーメン
トを避けるために、重量および形状において等しくなければならない。
【0026】 本発明の利点は、図4に示された多箔ロータ50に適用されることができる。
図4に示されたロータは、大スクリーンと共に用いられたときに、格別の利点を
有する。その大スクリーンにおいては、原料濃度の変化を認識しかつ蓄積するこ
とによって効率の点で著しい利得がある。この場合に、説明の便宜上、原料が底
からスクリーン室に矢印55に示すように入りつつあり、そのために、スクリー
ン52の下方端が内側表面にそって原料懸濁液の入口濃度にほぼ等しい原料を有
し、他方、スクリーンの上端に連通する拒絶出口がほぼ濃縮された、すなわち、
高原料濃度の原料を有すると、仮定される。
【0027】 スクリーン52の下方端は、入口端であり、その内側入口表面にそって低い濃
度の原料懸濁液を有し、腕62、63上のロータ50からそれぞれ装着された1
対の個々の箔60、61によって篩分けされると、仮定する。腕62、63は、
180°の間隔をあけて互いに対向される。箔60、61は、スクリーン52の
内側表面にそって個々の非重複環状帯域53、54においてそれぞれ動作する。
図1、2に関連して述べた従来の空気箔部分を有する各箔は、単独の腕および単
独の箔として動作する。
【0028】 中間帯域56において、1対の腕68は従来の直径方向に対向した箔70を支
持する。スクリーン52の拒絶部に対する出口帯域において、帯域57において
、最高原料濃度の帯域において、4つの等しく離間された箔80は腕82に装着
され、かつ、そのスクリーン帯域のスクリーン表面を掃く。ロータ50は、した
がって、箔60、61、70、80の各々が、それらが掃く個々の非重複スクリ
ーン表面に関して均等に近接走行できるように離間されているけれども、入口か
ら出口まで積極的に変化する篩分け衝動部材を設けられている。
【0029】 本発明は、円筒形スクリーン・バスケットに関連して記述されてきたが、方法
および装置は米国特許第5,078,275号に示される平らな環状スクリーン
のような非円筒形スクリーン・バスケットにも適用されうることは、当業者にと
って理解されるであろう。また、本発明の実施例がほぼ半径方向に延びる腕の延
長端に装着された箔または衝動部材に関連して記述されてきたが、米国特許第5
,318,186号に示されるような支持円筒形ドラムにこのような要素を装着
することも本発明の範囲内にある。図5は、本発明が採用するドラム式ロータの
一例を示す。ドラムの表面とスクリーン10との間に原料材料を共通して供給さ
れるドラム・ロータ90は、外部箔を設けられている。本実施例においては、3
つの箔92が示されている。各箔は、周囲のスクリーン個々の非重複環状部分を
覆うまたは反応するようにロータに配置される。ロータは、前述した仕方で平衡
にされてもよい。
【0030】 さらに、ここに示す任意のロータの設計は、上方への流れまたは下方への流れ
圧力スクリーンと共に用いられるか、または、入口表面がスクリーンの内側表面
もしくは外側表面となる圧力スクリーンに対して用いられてもよい。
【0031】 本発明はスクリーンの入口表面に隣接して回転する箔について記述されてきた
が、箔がスクリーンの外側表面にそって動く同じ利点が、達成されてもよい。
【0032】 一連の試験が、多箔ロータと比較して研究室スクリーンにおいて単独の箔ロー
タの相対効率を決定するためになされた。ラン番号8844、8845、884
6、8847、8848が本願の図1および2の技術にもとづいてつくられた単
独の箔ロータについてなされた試験結果が表1に示されている。それらのランは
、370、477、570、637、850rpmの速度においてそれぞれなさ
れた。24インチ(61cm)シリンダ・スクリーンにおいて、シリンダの全入
口表面を覆うように単独の箔を使用した。追加のラン8849、8850、88
51が表2に示され、同一スクリーン・シリンダで570rpmの速度でなされ
た。ラン8849は4つの箔を有し、各箔はシリンダの全高を覆う。ラン885
0は3つの箔を有し、また、ラン8851は6つの箔を有する。供給部は、0.
5重量%のゴム削り粒子によって汚染された再生ライナボードであった。効率は
送給部の粒子面積によって分割された受入れ部の粒子面積を引いた送給部粒子面
積の比として測定された。
【0033】 図6のグラフは、4つの箔を用いるラン8849と、3つの箔を用いるラン8
850と、そして6つの箔を用いるラン8851とを単独の箔を用いるラン88
46の測定された効率を比較している。単独の箔を用いる測定された効率は、多
箔を用いる任意の効率よりも実質的に高いことがわかる。
【0034】 図7は、単独の箔ロータを用いるラン8844−8848のロータ速度効率対
速度の比較を示す。速度が約570rpmにおいて最高の効率が生じ、その設計
が使用された特別な楔線シリンダについての速度を推奨した。
【0035】 表1、2および図6、7は、所定の速度について全体の効率が箔の増加数にお
いて減少し、箔の少ない数、すなわち1、のロータが最良の効率を有することを
示す。単独の箔ロータは、ロータ速度が350rpmから570rpmまで増加
したとき改善された効率を示し、ロータ速度が570rpmから850rpmま
で増加したとき低下した効率を示す。最高の効率は、特別な楔線スクリーンにつ
いて推奨された速度570rpmレベルのラン8846において得られた。これ
らの試験から単独の箔ロータは既存の多数箔紙原料篩分けシリンダの効率を改善
することが結論できる。
【0036】 [産業上の利用可能性] ここで述べた装置の方法形体は本発明の好適実施例を構成するが、本発明は正
確な方法または装置の形体に限定されるものではなく、添付した請求の範囲に限
定された発明の範囲から逸脱せずに変更がなされうることは理解されるであろう
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】 シリンダ開口面積=27.46平方インチ %効率=100%(送給部の粒子面積−受入れ部の粒子面積)/(送給部の粒子
面積)平方ミリメートルの面積を測定するためにハンドシートを走査しかつコン
ピュータ・ソフトウエアを使用することによって評価された粒子面積
【図面の簡単な説明】
【図1】単独の箔が円筒形形状のスクリーンの入口表面に隣接した腕に回転
できるように支持された圧力篩分け装置の一部断面側面図である。
【図2】図1の装置の概略平面図である。
【図3】1対の腕が互いに離間され、スクリーン・シリンダ・バスケットの
入口表面の別個の部分または帯域を相互に掃く各支持箔を示す本発明の変更例の
側面図である。
【図4】単独の箔および多数箔と共同した多帯域または多段ロータを示す本
発明の別の実施例の側面図である。
【図5】本発明にもとづくドラム式ロータの斜視図である。
【図6】%効率対箔の数を示すグラフである。
【図7】%効率対1つの箔を用いたロータ速度を示すグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月8日(2000.11.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 605 Clark Street,P.O. Box 160,Middletown,O hio 45042,United Stat es of America (72)発明者 セイファート,ピーター アメリカ合衆国オハイオ州45042,ミドル タウン,クロイスター・クリフツ・ドライ ブ 6705 (72)発明者 ヴィトリ,クリストファー・エム アメリカ合衆国オハイオ州45040,メイス ン,アウルウッド・ドライブ 6623 Fターム(参考) 4D071 AA03 AB43 DA20 4L055 CB26 CB35 FA22

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、2つの表面を有し、そのうちの一方の表面が篩
    分け帯域を画定するようになっていて前記ハウジング内にあるスクリーンと、前
    記ハウジング内にあるロータと、前記篩分け帯域において前記スクリーンに対し
    て密接に離間された関係で前記ロータに定置され、かつ、前記篩分け帯域にそっ
    て紙繊維原料の繊維を粉砕するように該帯域にそって前記ロータによって動かさ
    れる衝動部材とからなる紙繊維原料の懸濁液を篩分けるための篩分け装置。
  2. 【請求項2】単独の腕を含むロータをさらに有し、前記衝動部材が前記腕に
    装着され、それにより前記衝動部材が紙繊維原料の懸濁液を通って前記スクリー
    ンにそって動き、前記懸濁液が進行する腕または衝動部材によって乱されない、
    請求項1に記載の篩分け装着。
  3. 【請求項3】前記ロータはドラムであり、前記衝動部材が該ドラムに装着さ
    れている、請求項1に記載の篩分け装着。
  4. 【請求項4】前記スクリーンはシリンダの形体をしており、前記篩分け帯域
    が前記スクリーンの少なくとも環状部を画定する、請求項1に記載の篩分け装着
  5. 【請求項5】前記篩分け帯域は前記一方の表面のはぼ全面積からなる、請求
    項4に記載の篩分け装着。
  6. 【請求項6】前記ハウジングは前記シリンダにそって軸方向に一方の軸端か
    ら他方の軸端まで移動する間に原料懸濁液を篩分けられるようにする入口を有し
    、前記篩分け帯域は紙繊維原料の懸濁液がまず前記シリンダに入るように該シリ
    ンダに配置される、請求項4に記載の篩分け装着。
  7. 【請求項7】内側篩分け表面を有するほぼ円筒形のスクリーン・バスケット
    と、ロータと、該ロータから延びる1対の腕と、前記腕の各々に装着された篩分
    け箔とからなり、該篩分け箔は前記内側表面の別個の環状非重複部分にそって掃
    くように前記腕によって定置される、製紙業者の原料圧力篩分け装置。
  8. 【請求項8】円筒形スクリーンの表面にそって動くように装着された衝動部
    材を有するハウジングに装着され、前記スクリーンの表面が少なくとも環状入口
    帯域と、環状中間帯域と、環状出口帯域とを画定し、前記入口帯域が前記中間帯
    域および出口帯域におけるよりも実質的に低い濃度の原料を受けるようになって
    いる紙繊維原料の懸濁液を篩分けるロータであって、前記入口帯域にそって動く
    ように前記ロータによって定置された後記衝動箔を含む前記帯域にそって前記ロ
    ータによって動くように該ロータに支持された複数の衝動箔と、前記中間帯域に
    そって動くように前記ロータによって支持された複数の第1の箔と、前記出口帯
    域にそって動くように前記ロータによって支持された複数の第2の箔とからなる
    ロータ。
  9. 【請求項9】ハウジングと、該ハウジング内にあって該ハウジングを篩分け
    帯域と受入れ帯域とに分割する円筒形スクリーンと、前記ハウジング内にあるロ
    ータと、該ロータ上にあり前記篩分け帯域内の前記スクリーンにそって動くよう
    に前記ロータに定置された複数の衝動部材を画定する手段とからなり、前記篩分
    け帯域は原料のほぼ入口濃度で原料を篩分ける第1帯域部分を有し、前記ロータ
    は前記第1帯域部分に定置された前記箔のうちの1つのみを有し、前記ロータの
    回転時に前記1つのみの箔が進行する箔によって乱されていない原料を通って動
    く、紙繊維原料の懸濁液を篩分けるための圧力篩分け装置。
  10. 【請求項10】前記ロータは、該ロータに支持されかつ前記1つの帯域部分
    に直接隣接した前記スクリーンの第2環状帯域部分にそって動くことのできる複
    数の第1箔を有し、これにより原料が前記入口濃度よりも高い濃度で前記複数の
    第1箔によって篩分けられる、請求項9に記載の篩分け装置。
  11. 【請求項11】前記スクリーンは前記第2環状帯域に直接隣接した第3環状
    帯域を画定し、前記ロータは、該ロータに支持されかつ前記2帯域における濃度
    よりも高い濃度で原料懸濁液を篩分けるように前記第2帯域にそって動くことの
    できる複数の第2箔を有している、請求項10に記載の篩分け装置。
  12. 【請求項12】ハウジングと、内側篩分け表面を有していて前記ハウジング
    内にあるほぼ円筒形のスクリーンと、前記スクリーン内に定置されていて前記ハ
    ウジング内にありかつ1対の腕を有するロータと、前記腕の各々に装着された単
    独の篩分け箔とからなり、該篩分け箔は前記スクリーンの前記内側表面の別個の
    環状非重複部分にそって掃くように前記腕によって定置される、紙繊維原料の懸
    濁液を篩分ける圧力篩分け装置。
  13. 【請求項13】前記箔は互いに約180°だけ直径方向に対向されている、
    請求項12に記載の圧力篩分け装置。
  14. 【請求項14】不純物を有する水中の紙繊維原料の懸濁液不純物を除去して
    紙繊維原料から不純物を除去するための回転羽根車篩分け装置を作動する方法で
    あって、スクリーンが入口スクリーン表面と出口スクリーン表面との間に延びる
    開口を有する装置において、前記スクリーンの入口表面に対して圧力をかけた状
    態で前記原料懸濁液を飛散させること、前記スクリーン表面のうちの一方に関し
    て1つのみの粉砕部材を連続して動かすこと、前記原料繊維による前記スクリー
    ン開口の目詰りを防止するように前記スクリーンの一方の表面に単独の運動衝動
    を発生することからなる、方法。
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