JP2001511489A - 工業用布地およびその処理方法 - Google Patents
工業用布地およびその処理方法Info
- Publication number
- JP2001511489A JP2001511489A JP2000504322A JP2000504322A JP2001511489A JP 2001511489 A JP2001511489 A JP 2001511489A JP 2000504322 A JP2000504322 A JP 2000504322A JP 2000504322 A JP2000504322 A JP 2000504322A JP 2001511489 A JP2001511489 A JP 2001511489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- fabric
- industrial fabric
- yarns
- industrial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M10/00—Physical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. ultrasonic, corona discharge, irradiation, electric currents, or magnetic fields; Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements
- D06M10/04—Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements
- D06M10/06—Inorganic compounds or elements
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M10/00—Physical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. ultrasonic, corona discharge, irradiation, electric currents, or magnetic fields; Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements
- D06M10/02—Physical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. ultrasonic, corona discharge, irradiation, electric currents, or magnetic fields; Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements ultrasonic or sonic; Corona discharge
- D06M10/025—Corona discharge or low temperature plasma
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/0027—Screen-cloths
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/30—Protecting wire-cloths from mechanical damage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
プラズマ処理に附された、合成繊維またはヤーンを含有する工業的ファブリック。上記合成繊維を使用する場合、これがヤーンに形成された時に、または織成層もしくは不織層に形成された時に、繊維としてプラズマ処理に附される。このプラズマ処理は、酸素、空気またはアンモニアを含有するプラズマを使用することにより、親水性を増大させ、シラン、シロキサンまたはペルフルオロカーボンを含有するプラズマを使用することにより、親水性を増大させる。
Description
【０００１】 本発明は工業用のファブリックないし布地、およびその製造の間にこれに好ま
しい特性をもたらすための布地処理方法に関する。
しい特性をもたらすための布地処理方法に関する。
【０００２】 本発明は、ドライヤーファブリック、プレスベルト、シュープレススリーブ、
波形紙抄造プレベルを含むプレスフェルトを含めたあらゆる形態の抄紙機布地、
さらにはコンベアベルト、印刷ブランケット、シリコンウエハー研磨ベルト、フ
ィルタークロスに関する。
波形紙抄造プレベルを含むプレスフェルトを含めたあらゆる形態の抄紙機布地、
さらにはコンベアベルト、印刷ブランケット、シリコンウエハー研磨ベルト、フ
ィルタークロスに関する。
【０００３】 これらファブリックないし布地は、その、または複数層から成る複合布地の、
またはファブリックの少なくとも一層の湿潤特性を改善するための処理に附され
る。例えば米国特許５３７２８７６号明細書から、多孔性の疏水性材料から形成
される流動性制御層を含む抄紙機フェルトは公知である。また逆に、ＥＰ−Ａ７
６１８２号公報は、抄造された紙の面と、乾燥ないし脱水用ファブリックとの間
の膠着を改善するための、紙との接触する例に親水性材料面を有するドライヤー
ファブリックを開示している。
またはファブリックの少なくとも一層の湿潤特性を改善するための処理に附され
る。例えば米国特許５３７２８７６号明細書から、多孔性の疏水性材料から形成
される流動性制御層を含む抄紙機フェルトは公知である。また逆に、ＥＰ−Ａ７
６１８２号公報は、抄造された紙の面と、乾燥ないし脱水用ファブリックとの間
の膠着を改善するための、紙との接触する例に親水性材料面を有するドライヤー
ファブリックを開示している。
【０００４】 いずれの場合にも、液状媒体中に含有されている適当な組成物を施こして、コ
ーティング処理ないし化学的処理することにより、層ないし面の疏水性ないし親
水性がもたらされる。
ーティング処理ないし化学的処理することにより、層ないし面の疏水性ないし親
水性がもたらされる。
【０００５】 工業用の布地ないしファブリックの表面特性を処理し、改善するための方法、
手段として、近時、プラズマ処理技術が開発されている。ここで、「プラズマ」
と称するのは、励起により事物が正イオンおよび負イオンの形態で存在する事物
の流動状態である。極性分子は陰イオン基と陽イオン基に解離するが、遊離原子
は電子を失なって自由電子と、正に荷電した原子を形成し、励起の程度に応じて
、複数個の電子が原子シェルから放散される。プラズマは、著しく広い温度およ
び圧力の範囲（大気圧から真空に近い圧力まで）にわたって存在し得る。プラズ
マ状態に在る事物は荷電イオンの形態において存在するから、プラズマ雰囲気は
、化学的に極めて高エネルギー状態であり、選定された組成物のプラズマに各種
材料表面を被曝させて処理することが提案されている。
手段として、近時、プラズマ処理技術が開発されている。ここで、「プラズマ」
と称するのは、励起により事物が正イオンおよび負イオンの形態で存在する事物
の流動状態である。極性分子は陰イオン基と陽イオン基に解離するが、遊離原子
は電子を失なって自由電子と、正に荷電した原子を形成し、励起の程度に応じて
、複数個の電子が原子シェルから放散される。プラズマは、著しく広い温度およ
び圧力の範囲（大気圧から真空に近い圧力まで）にわたって存在し得る。プラズ
マ状態に在る事物は荷電イオンの形態において存在するから、プラズマ雰囲気は
、化学的に極めて高エネルギー状態であり、選定された組成物のプラズマに各種
材料表面を被曝させて処理することが提案されている。
【０００６】 本発明の目的は、限定的にではなく、例えば、抄紙機、コンベアベルト、印刷
ブランケット、濾過布などの工業的用途において、従来の液状媒体による処理、
コーティングに代えて、プラズマ処理により改変された表面特性を有するファブ
リックないし布地を提供することである。
ブランケット、濾過布などの工業的用途において、従来の液状媒体による処理、
コーティングに代えて、プラズマ処理により改変された表面特性を有するファブ
リックないし布地を提供することである。
【０００７】 本発明における工業的布地には、プラズマ処理に附された合成樹脂ヤーンない
し繊維から構成された層ないし布面も含まれる。
し繊維から構成された層ないし布面も含まれる。
【０００８】 本発明は、また他の観点からすれば、合成繊維ないしヤーンから成る布の少な
くとも一方の層ないし面をプラズマ処理に附する工程を包含する工業用布地の製
造方法に関する。
くとも一方の層ないし面をプラズマ処理に附する工程を包含する工業用布地の製
造方法に関する。
【０００９】 本発明は、さらに合成繊維ないしヤーンを含有する材料を導入し、処理後これ
を排出するためのプラズマ室を包含する工業用布地を製造するための装置に関す
る。
を排出するためのプラズマ室を包含する工業用布地を製造するための装置に関す
る。
【００１０】 このプラズマ処理の目的は、処理される繊維ないしヤーンの湿潤特性を改変す
ること、すなわちその表面を疏水性または親水性ならしめることである。
ること、すなわちその表面を疏水性または親水性ならしめることである。
【００１１】 あるいはまた、繊維ないしヤーン表面に、その後のコーティングないし染色処
理を改善するための活性化された部分がもたらされる。この処理は、グロー放電
誘電バリヤ放電またはスプレー放電プラズマを利用し得る。コロナ放電処理にく
らべて、これらプラズマ処理による改変特性は恒久的であり、はるかに耐久性が
ある。
理を改善するための活性化された部分がもたらされる。この処理は、グロー放電
誘電バリヤ放電またはスプレー放電プラズマを利用し得る。コロナ放電処理にく
らべて、これらプラズマ処理による改変特性は恒久的であり、はるかに耐久性が
ある。
【００１２】 その他の諸特性、例えば、ことにティッシュペーパー抄紙機の乾燥フェルト布
地における改善された軟質性、しわないし折目耐性、帯電防止特性も、プラズマ
組成の適当な選定により改善され得る。
地における改善された軟質性、しわないし折目耐性、帯電防止特性も、プラズマ
組成の適当な選定により改善され得る。
【００１３】 本発明方法の好ましい実施態様において、ファブリックないし布地の表面を、
例えば酸素、空気またはアンモニアを含有するプラズマに被曝させることにより
その親水性が増大する。
例えば酸素、空気またはアンモニアを含有するプラズマに被曝させることにより
その親水性が増大する。
【００１４】 本発明方法の好ましい他の実施態様において、布地表面を、Ｓｉ（ＣＨ3）4の
ようなシラン、Ｓｉ（ＯＣＨ3）4のようなシロキサン、または１−６Ｃのペルフ
ルオロアルカン、テトラフルオロエチレンのような過弗素化炭化水素、あるいは
これらの混合物を含有するプラズマに被曝されることによりその疏水性が増大す
る。
ようなシラン、Ｓｉ（ＯＣＨ3）4のようなシロキサン、または１−６Ｃのペルフ
ルオロアルカン、テトラフルオロエチレンのような過弗素化炭化水素、あるいは
これらの混合物を含有するプラズマに被曝されることによりその疏水性が増大す
る。
【００１５】 また、メタンのような炭化水素を含有するプラズマに表面を被曝させることに
より、例えば炭素の硬質コーティングが形成され得る。耐熱性コーティングが、
ハロゲン化炭化水素または不飽和アミン（例えばテトラクロロエチレン、１，１
，２−トリクロロエタン、アルキルアミンまたはトリクロロエチレン）を含有す
るプラズマの使用により施こされ得る。プラズマはヘリウムのようなガスにより
希釈され得る。
より、例えば炭素の硬質コーティングが形成され得る。耐熱性コーティングが、
ハロゲン化炭化水素または不飽和アミン（例えばテトラクロロエチレン、１，１
，２−トリクロロエタン、アルキルアミンまたはトリクロロエチレン）を含有す
るプラズマの使用により施こされ得る。プラズマはヘリウムのようなガスにより
希釈され得る。
【００１６】 合成繊維ないしヤーンは、織成ないし層形成前に、仮に層ないし布片を形成さ
せて、あるいは繊維ないしヤーンとしてプラズマ処理に附され得る。
せて、あるいは繊維ないしヤーンとしてプラズマ処理に附され得る。
【００１７】 本発明による処理装置は、布地の一方の面のみをプラズマ処理に附するように
構成されてもよい。
構成されてもよい。
【００１８】 本発明装置は、また被処理材料布地を連続的にプラズマ室中に導入し、処理の
間にプラズマ室内を走過し、処理後これをプラズマ室から排出するための手段を
包含することができる。あるいはまた材料布地をプラズマ室中にバッチ式に導入
し、処理終了後バッチ式にこれを排出することもできる。
間にプラズマ室内を走過し、処理後これをプラズマ室から排出するための手段を
包含することができる。あるいはまた材料布地をプラズマ室中にバッチ式に導入
し、処理終了後バッチ式にこれを排出することもできる。
【００１９】 プラズマ室の処理圧力は、０．１から３．０ミリバール、さらには大気圧まで
のまたはこれを超える圧力にすることができる。
のまたはこれを超える圧力にすることができる。
【００２０】 以下において、本発明によるプラズマ処理装置の概略を示す図面を参照しなが
ら、本発明方法を、さらに具体的に、ただし例示的に説明する。
ら、本発明方法を、さらに具体的に、ただし例示的に説明する。
【００２１】 好ましい実施態様において、布地１０、例えば抄紙機プレスフェルト、脱水乾
燥ないし紙形成ベルトのような工業的布地の全部または一部を形成するための合
成繊維ないしヤーンから成る織布もしくは不織布は、その供給源１１から給送さ
れる。図面では単一の給送ロールとして示されているが、実際には当業者に周知
のようにさらに案内装置、補正装置などが設けられている。布地１０は自動的密
封導入スロット１２を経て、プラズマ室１２内に導入され、プラズマ室走過によ
りプラズマ処理された後、同様の自動的密封排出スロット１４から排出される。
処理済布地１０は巻取装置１５において巻取られる。ここでは単に巻取ローラと
して示されているが、周知のように、実際上はさらに案内装置、補正装置などが
設けられている。
燥ないし紙形成ベルトのような工業的布地の全部または一部を形成するための合
成繊維ないしヤーンから成る織布もしくは不織布は、その供給源１１から給送さ
れる。図面では単一の給送ロールとして示されているが、実際には当業者に周知
のようにさらに案内装置、補正装置などが設けられている。布地１０は自動的密
封導入スロット１２を経て、プラズマ室１２内に導入され、プラズマ室走過によ
りプラズマ処理された後、同様の自動的密封排出スロット１４から排出される。
処理済布地１０は巻取装置１５において巻取られる。ここでは単に巻取ローラと
して示されているが、周知のように、実際上はさらに案内装置、補正装置などが
設けられている。
【００２２】 布地１０は、自動密閉スロット１２、１４を経て、プラズマ処理室１３内に導
入され、これから排出されるが、プラズマ処理は、一般的に著しい減圧、例えば
０．１から３．０ミリバールの圧力下で行なわれる。これは場合により雰囲気中
に放散されてはならない組成分を含有することもあり得る。
入され、これから排出されるが、プラズマ処理は、一般的に著しい減圧、例えば
０．１から３．０ミリバールの圧力下で行なわれる。これは場合により雰囲気中
に放散されてはならない組成分を含有することもあり得る。
【００２３】 上述の処理条件を達成するため、プラズマ室１３は、圧力制御装置１６の作用
下に、ポンプ手段により必要な減圧まで脱気される。プラズマ形成材料は１７か
ら室内に導入され、励起処理は、制御装置２０の作用下に、電極１８、１９間に
強烈な電界を形成することにより行なわれる。プラズマ形成材料の分子ないし原
子をイオン化し、イオン化基を形成し、あるいは自由電子および正荷電原子をも
たらすことによりプラズマが生起する。
下に、ポンプ手段により必要な減圧まで脱気される。プラズマ形成材料は１７か
ら室内に導入され、励起処理は、制御装置２０の作用下に、電極１８、１９間に
強烈な電界を形成することにより行なわれる。プラズマ形成材料の分子ないし原
子をイオン化し、イオン化基を形成し、あるいは自由電子および正荷電原子をも
たらすことによりプラズマが生起する。
【００２４】 このプラズマによる処理は、布地１０の一方面または両面を処理室内のプラズ
マに被曝させることにより行なわれる。
マに被曝させることにより行なわれる。
【００２５】 プラズマの組成は、処理の目的に応じて選定される。例えば布地の湿潤性（親
水性）を改善するためには、前述したように、空気、酸素、アンモニア、これら
の混合物からプラズマを生起させる。
水性）を改善するためには、前述したように、空気、酸素、アンモニア、これら
の混合物からプラズマを生起させる。
【００２６】 撥水性（疏水性）処理のためには、シロキサンまたは過弗素化炭素化合物から
プラズマを生起させる。
プラズマを生起させる。
【００２７】 このようなプラズマ処理により改善されもしくは増大せしめられる布地の特性
としては、柔軟性（酸素プラズマ）、防皺性（ＤＭＳＯ浸漬、次いで窒素プラズ
マ）、帯電防止（クロロ（クロロメチル）ジメチルシランプラズマ）、その他撥
油性、毛細管作用、染料受容性、染色深度、漂白性、紫外線耐性、難燃性などで
も挙げられる。
としては、柔軟性（酸素プラズマ）、防皺性（ＤＭＳＯ浸漬、次いで窒素プラズ
マ）、帯電防止（クロロ（クロロメチル）ジメチルシランプラズマ）、その他撥
油性、毛細管作用、染料受容性、染色深度、漂白性、紫外線耐性、難燃性などで
も挙げられる。
【００２８】 被処理布地は前述したように連続的に給送されるのではなく、バッチ式で装置
中に装填し、処理し、排出されることもできる。また布地の一方面のみを処理す
る場合、他方面をコンベアベルトに載置して、処理室内に装填され得る。
中に装填し、処理し、排出されることもできる。また布地の一方面のみを処理す
る場合、他方面をコンベアベルトに載置して、処理室内に装填され得る。
【００２９】 被処理材料は、織布もしくは被織布にされる前の合成繊維ないしヤーンであっ
てもよく、この場合、ことにコンベア給送またはプラズマ室に導入され、または
これから排出される網状体上のバッチ式処理に適する。
てもよく、この場合、ことにコンベア給送またはプラズマ室に導入され、または
これから排出される網状体上のバッチ式処理に適する。
【００３０】 撥水性（疏水性）布地は、例えば米国特許５３７２８７６号明細書に記載され
ているような種類の抄紙フェルトの流動制御層として使用されることができ、ま
た親水性（増大された湿潤性）布地は、前述のＥＰ−Ａ７６１８７２号公報に記
載された脱水、乾燥布地として使用され得る。
ているような種類の抄紙フェルトの流動制御層として使用されることができ、ま
た親水性（増大された湿潤性）布地は、前述のＥＰ−Ａ７６１８７２号公報に記
載された脱水、乾燥布地として使用され得る。
【００３１】 本明細書で使用される「ファブリック」、「布地」なる用語は、シンターフェ
ルト、抄紙機ファブリックのコーティング、不織布、フィルム、スパイラルリン
ク接合構造体（無端ベルトを形成するための）、例えばシンター粒子形成前の薄
膜、ポリマーマトリックス材料、その組成分などを含む。
ルト、抄紙機ファブリックのコーティング、不織布、フィルム、スパイラルリン
ク接合構造体（無端ベルトを形成するための）、例えばシンター粒子形成前の薄
膜、ポリマーマトリックス材料、その組成分などを含む。
【００３２】 被処理材料のプラズマ室への給送速度は、毎分５から１００ｍであり、現在の
ところから被処理布地幅は約２．７ｍ程度である。さらに幅の広い布地を処理し
得る大型の処理装置は、実際上、さらに大型のプラズマ室の充分な減圧をもたら
し得ない。従って、ファブリックを形成する前の繊維ないしヤーンを処理するの
が一般的に有利である。
ところから被処理布地幅は約２．７ｍ程度である。さらに幅の広い布地を処理し
得る大型の処理装置は、実際上、さらに大型のプラズマ室の充分な減圧をもたら
し得ない。従って、ファブリックを形成する前の繊維ないしヤーンを処理するの
が一般的に有利である。
【００３３】 前述のＥＰ−Ａ７６１８７２号公報に示されるようなドライヤーファブリック
の親水性表面は、これと、抄造された紙の表面との間の膠着が改善される。ある
種のドライヤーファブリックの場合には、汚染物の離脱を容易ならしめるために
疏水性表面にするのが好ましい場合もあり得る。従って、それぞれの処理目的に
応じて布地表面は親水性もしくは疏水性になされ得る。水の極めて薄い膜が、布
地のヤーン表面に吸引され、布地の隙間（透孔）から水が流動するために「潤滑
性」（流動性）がもたらされると考えられている。プレスフェルトにおけるバッ
トステープルファイバーは、フェルトが当初に水をよく吸収するようにこれを親
水性ならしめ、これによりフェルトプレスの始動時間が短縮される。しかしなが
ら、フェルト内のバットステープルファイバー（または基礎クロスヤーン）疏水
性層は、対再湿潤層ないし流動制御層を構成し、これは紙からフェルトへの当初
の水の流動の逆流を阻止する（米国特許５３７２８７６号明細書参照）。
の親水性表面は、これと、抄造された紙の表面との間の膠着が改善される。ある
種のドライヤーファブリックの場合には、汚染物の離脱を容易ならしめるために
疏水性表面にするのが好ましい場合もあり得る。従って、それぞれの処理目的に
応じて布地表面は親水性もしくは疏水性になされ得る。水の極めて薄い膜が、布
地のヤーン表面に吸引され、布地の隙間（透孔）から水が流動するために「潤滑
性」（流動性）がもたらされると考えられている。プレスフェルトにおけるバッ
トステープルファイバーは、フェルトが当初に水をよく吸収するようにこれを親
水性ならしめ、これによりフェルトプレスの始動時間が短縮される。しかしなが
ら、フェルト内のバットステープルファイバー（または基礎クロスヤーン）疏水
性層は、対再湿潤層ないし流動制御層を構成し、これは紙からフェルトへの当初
の水の流動の逆流を阻止する（米国特許５３７２８７６号明細書参照）。
【００３４】 本発明のさらに他の使用可能性は、長いニッププレスベルト、シュープレスス
リーブ、波形紙用プレスベルト、コンベアベルト、プリンティングブラケット、
シリコンウエーハ研磨ベルトなどのベルトを形成するポリマー材料を補強するた
めの繊維、ヤーン、フィルム、皮膜のプラズマ処理である。これら補強材料表面
上に形成される活性化された基は、マトリックスポリマーとの結合を改善する。
これは、ポリウレタンマトリックスを、ポリエステル製構造部材で補強する場合
にことに有用である。ポリエステルは秀れた寸法安定性を有するが、ポリウレタ
ンとの接着性が弱いからである。この処理により接着性はファクタ２から３だけ
改善され得る。この目的のためにはアンモニアまたは窒素のプラズマが好ましい
。また、ヤーン、繊維、フィルム、ファブリックを、本発明プラズマ処理するこ
とにより、フィルタークロス（ことに塵埃濾過用の）に疏水性コーティングをも
たらし、ケーキの剥離性を改善する。
リーブ、波形紙用プレスベルト、コンベアベルト、プリンティングブラケット、
シリコンウエーハ研磨ベルトなどのベルトを形成するポリマー材料を補強するた
めの繊維、ヤーン、フィルム、皮膜のプラズマ処理である。これら補強材料表面
上に形成される活性化された基は、マトリックスポリマーとの結合を改善する。
これは、ポリウレタンマトリックスを、ポリエステル製構造部材で補強する場合
にことに有用である。ポリエステルは秀れた寸法安定性を有するが、ポリウレタ
ンとの接着性が弱いからである。この処理により接着性はファクタ２から３だけ
改善され得る。この目的のためにはアンモニアまたは窒素のプラズマが好ましい
。また、ヤーン、繊維、フィルム、ファブリックを、本発明プラズマ処理するこ
とにより、フィルタークロス（ことに塵埃濾過用の）に疏水性コーティングをも
たらし、ケーキの剥離性を改善する。
【００３５】 布地ないしファブリックの片面のみをプラズマ処理する場合、例えば機械（抄
紙機など）側の面を親水性ならしめる。これにより、カウチロールと、フェルト
ピック端部間における形成された紙帯片の再湿潤が低減され、これに含有される
固体分が１から３％増大されるが、これは抄紙機の操業コストを著しく低減し得
る。
紙機など）側の面を親水性ならしめる。これにより、カウチロールと、フェルト
ピック端部間における形成された紙帯片の再湿潤が低減され、これに含有される
固体分が１から３％増大されるが、これは抄紙機の操業コストを著しく低減し得
る。
【００３６】 上述したプラズマ処理は、溶媒（水を含めて）を使用せず、使用される必要な
材料の量は著しく少なく（例えば、ファブリック１ｍ2当たり３０−１００ｍｇ ）、消費エネルギーも僅少（熱を吸収する水を使用しないので）であり、処理も
自動的に行なわれるので労働コストも無視し得る程度に僅少であり、これらを総
合して、被処理ファブリック単位面積当たりの全コストは極めて低額に止まる。
材料の量は著しく少なく（例えば、ファブリック１ｍ2当たり３０−１００ｍｇ ）、消費エネルギーも僅少（熱を吸収する水を使用しないので）であり、処理も
自動的に行なわれるので労働コストも無視し得る程度に僅少であり、これらを総
合して、被処理ファブリック単位面積当たりの全コストは極めて低額に止まる。
【００３７】 従って、本発明は、コンベアベルト、フィルタークロスを含むあらゆる工業的
ファブリックないし布地に適用可能であるが、ことに種々の形態の抄紙機クロス
の処理に適する。
ファブリックないし布地に適用可能であるが、ことに種々の形態の抄紙機クロス
の処理に適する。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年１月２４日（２０００．１．２４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】 工業用の布地ないしファブリックの表面特性を処理し、改善するための方法、
手段として、近時、プラズマ処理技術が開発されている。ここで、「プラズマ」
と称するのは、励起により事物が正イオンおよび負イオンの形態で存在する事物
の流動状態である。極性分子は陰イオン基と陽イオン基に解離するが、遊離原子
は電子を失なって自由電子と、正に荷電した原子を形成し、励起の程度に応じて
、複数個の電子が原子シェルから放散される。プラズマは、著しく広い温度およ
び圧力の範囲（大気圧から真空に近い圧力まで）にわたって存在し得る。プラズ
マ状態に在る事物は荷電イオンの形態において存在するから、プラズマ雰囲気は
、化学的に極めて高エネルギー状態であり、選定された組成物のプラズマに各種
材料表面を被曝させて処理することが提案されている。
手段として、近時、プラズマ処理技術が開発されている。ここで、「プラズマ」
と称するのは、励起により事物が正イオンおよび負イオンの形態で存在する事物
の流動状態である。極性分子は陰イオン基と陽イオン基に解離するが、遊離原子
は電子を失なって自由電子と、正に荷電した原子を形成し、励起の程度に応じて
、複数個の電子が原子シェルから放散される。プラズマは、著しく広い温度およ
び圧力の範囲（大気圧から真空に近い圧力まで）にわたって存在し得る。プラズ
マ状態に在る事物は荷電イオンの形態において存在するから、プラズマ雰囲気は
、化学的に極めて高エネルギー状態であり、選定された組成物のプラズマに各種
材料表面を被曝させて処理することが提案されている。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】 本発明の目的は、限定的にではなく、例えば、抄紙機、コンベアベルト、印刷
ブランケット、濾過布などの工業的用途において、従来の液状媒体による処理、
コーティングに代えて、プラズマ処理により改変された表面特性を有するファブ
リックないし布地を提供することである。
ブランケット、濾過布などの工業的用途において、従来の液状媒体による処理、
コーティングに代えて、プラズマ処理により改変された表面特性を有するファブ
リックないし布地を提供することである。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】 本発明における工業的布地には、プラズマ処理に附された合成樹脂ヤーンない
し繊維から構成された層ないし布面も含まれる。
し繊維から構成された層ないし布面も含まれる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】 本発明は、また他の観点からすれば、合成繊維ないしヤーンから成る布の少な
くとも一方の層ないし面をプラズマ処理に附する工程を包含する抄紙機ないしフ
ィルター用布地の製造方法に関する。
くとも一方の層ないし面をプラズマ処理に附する工程を包含する抄紙機ないしフ
ィルター用布地の製造方法に関する。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】 本発明は、さらに合成繊維ないしヤーンを含有する材料を導入し、処理後これ
を排出するためのプラズマ室を包含する抄紙機ないしフィルター用布地を製造す
るための装置に関する。
を排出するためのプラズマ室を包含する抄紙機ないしフィルター用布地を製造す
るための装置に関する。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】 このプラズマ処理の目的は、処理される繊維ないしヤーンの湿潤特性を改変す
ること、すなわちその表面を疏水性または親水性ならしめることである。
ること、すなわちその表面を疏水性または親水性ならしめることである。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】 あるいはまた、繊維ないしヤーン表面に、その後のコーティングないし染色処
理を改善するための活性化された部分がもたらされる。この処理は、グロー放電
誘電バリヤ放電またはスプレー放電プラズマを利用し得る。コロナ放電処理にく
らべて、これらプラズマ処理による改変特性は恒久的であり、はるかに耐久性が
ある。
理を改善するための活性化された部分がもたらされる。この処理は、グロー放電
誘電バリヤ放電またはスプレー放電プラズマを利用し得る。コロナ放電処理にく
らべて、これらプラズマ処理による改変特性は恒久的であり、はるかに耐久性が
ある。
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】 その他の諸特性、例えば、ことにティッシュペーパー抄紙機の乾燥フェルト布
地における改善された軟質性、しわないし折目耐性、帯電防止特性も、プラズマ
組成の適当な選定により改善され得る。
地における改善された軟質性、しわないし折目耐性、帯電防止特性も、プラズマ
組成の適当な選定により改善され得る。
【手続補正１０】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】 本発明方法の好ましい実施態様において、ファブリックないし布地の表面を、
例えば酸素、空気またはアンモニアを含有するプラズマに被曝させることにより
その親水性が増大する。
例えば酸素、空気またはアンモニアを含有するプラズマに被曝させることにより
その親水性が増大する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4L031 AA12 AB01 AB21 AB32 AB34 BA06 BA07 CB05 DA00 4L033 AA04 AB01 AC07 BA05 BA45 BA94 BA96 CA17 4L055 CE25 CE27 CE36 CE79 CF30 FA08 FA30
Claims (26)
- 【請求項１】 プラズマ処理に附された合成繊維ないしヤーンを含有する層
または組成部分を含む工業用ファブリック。 - 【請求項２】 表面がプラズマ処理に附された合成繊維ないしヤーンから成
る層を含むことを特徴とする、請求項１の工業用ファブリック。 - 【請求項３】 プラズマ処理に附された合成繊維ないしヤーンに、その後の
コーティングまたは染色処理を改善する活性化部分が形成されることを特徴とす
る、請求項１または２の工業用ファブリック。 - 【請求項４】 繊維ないしヤーンが、酸素、空気またはアンモニアを含有す
るプラズマで処理されていることを特徴とする、請求項１または２の工業用ファ
ブリック。 - 【請求項５】 繊維が、シラン、シロキサンまたはペルフルオロカーボンを
含有するプラズマで処理されていることを特徴とする、請求項１または２の工業
用ファブリック。 - 【請求項６】 上記シランがＳｉ（ＣＨ3）4であることを特徴とする、請求
項５の工業用ファブリック。 - 【請求項７】 上記シロキサンがＳｉ（ＯＣＨ3）4であることを特徴とする
、請求項５の工業用ファブリック。 - 【請求項８】 上記ペルフルオロカーボンが、１−６Ｃのペルフルオロアル
カンもしくはテトラフルオロエチレンまたはこれらの混合物であることを特徴と
する、請求項５の工業用ファブリック。 - 【請求項９】 繊維が炭化水素を含有するプラズマで処理されていることを
特徴とする、請求項１または２の工業用ファブリック。 - 【請求項１０】 繊維またはヤーンが、単一もしくは複数種類のハロゲン化
炭化水素もしくは不飽和アミンを含有するプラズマで処理されていることを特徴
とする、請求項１または２の工業用ファブリック。 - 【請求項１１】 プラズマがヘリウムで希釈されていることを特徴とする、
上記各項のいずれかの工業用ファブリック。 - 【請求項１２】 合成繊維またはヤーンを含有する層または組成部分の少な
くとも一方の面をプラズマ処理する工程を包含することを特徴とする、工業用フ
ァブリクの形成ないし製造方法。 - 【請求項１３】 上記プラズマ処理により、その後のコーティングまたは染
色処理を改善する活性化部分が形成されることを特徴とする、請求項１２の方法
。 - 【請求項１４】 プラズマが酸素、空気またはアンモニアを含有することを
特徴とする、請求項１２の方法。 - 【請求項１５】 プラズマがシラン、シロキサンまたはペルフルオロカーボ
ンを含有することを特徴とする、請求項１２の方法。 - 【請求項１６】 上記シランがＳｉ（ＣＨ3）4であることを特徴とする、請
求項１５の方法。 - 【請求項１７】 上記シロキサンがＳｉ（ＯＣＨ3）4であることを特徴とす
る、請求項１５の方法。 - 【請求項１８】 上記ペルフルオロカーボンが、１−６Ｃのペルフルオロア
ルカンもしくはテトラフルオロエチレンまたはこれらの混合物であることを特徴
とする、請求項１５の方法。 - 【請求項１９】 上記プラズマが、炭化水素を含有することを特徴とする、
請求項１２の方法。 - 【請求項２０】 上記プラズマが、単一もしくは複数種類のハロゲン化炭化
水素もしくは不飽和アミンを含有することを特徴とする、請求項１２の方法。 - 【請求項２１】 プラズマがヘリウムで希釈されていることを特徴とする、
上記１２項から２０項のいずれかの方法。 - 【請求項２２】 ファブリックの部分を形成する合成繊維もしくはヤーンを
含有する材料が、あるいはファブリックを形成するための材料が導入され、また
は処理後に排出されるプラズマ室を具備することを特徴とする、請求項１２の方
法を実施するための装置。 - 【請求項２３】 上記材料を連続的にプラズマ室に導入するための手段、処
理の間材料をプラズマ室中において走過させるための手段、および処理後に材料
をプラズマ室から排出するための手段を具備することを特徴とする、請求項２２
の装置。 - 【請求項２４】 合成繊維が、織成層もしくは不織層を形成するヤーンの形
態を成していることを特徴とする、上記各項のいずれかのファブリックまたは方
法。 - 【請求項２５】 合成繊維もしくはヤーンが、織成体層の形態を成しており
、少なくともその一方の面がプラズマ処理に附されることを特徴とする、上記各
項のいずれかのファブリックまたは方法。 - 【請求項２６】 上記ファブリックが、抄紙機ファブリック、工業的ベルト
またはフィルタークロスであり、またはその一部を成すことを特徴とする、上記
１項から１１項までのいずれかのファブリック。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9715508.9 | 1997-07-24 | ||
| GBGB9715508.9A GB9715508D0 (en) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | Industrial fabrics and method of treatment |
| PCT/GB1998/002168 WO1999005358A1 (en) | 1997-07-24 | 1998-07-20 | Industrial fabrics and method of treatment |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001511489A true JP2001511489A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=10816315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000504322A Pending JP2001511489A (ja) | 1997-07-24 | 1998-07-20 | 工業用布地およびその処理方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0998606A1 (ja) |
| JP (1) | JP2001511489A (ja) |
| AU (1) | AU8452698A (ja) |
| CA (1) | CA2298000A1 (ja) |
| GB (1) | GB9715508D0 (ja) |
| WO (1) | WO1999005358A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021025186A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | カイピン パートナー テキスタイルズ カンパニー リミテッド | ゼロ排水でデニム生地を染色するための環境に優しい処理方法 |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6146462A (en) * | 1998-05-08 | 2000-11-14 | Astenjohnson, Inc. | Structures and components thereof having a desired surface characteristic together with methods and apparatuses for producing the same |
| WO1999058755A1 (en) * | 1998-05-08 | 1999-11-18 | Asten, Inc. | Structures and components thereof having a desired surface characteristic together with methods and apparatuses for producing the same |
| WO1999058756A1 (en) * | 1998-05-08 | 1999-11-18 | Asten, Inc. | Structures and components thereof having a desired surface characteristic together with methods and apparatuses for producing the same |
| EP0978584B1 (en) | 1998-08-06 | 2009-07-29 | L'AIR LIQUIDE, Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude | Fibrous structure and absorbent article including such a fibrous structure |
| AU6051199A (en) * | 1998-09-21 | 2000-04-10 | Procter & Gamble Company, The | Durably wettable, liquid pervious webs |
| US6455447B1 (en) | 1998-12-18 | 2002-09-24 | Kimberly-Clark Corporation | Paper machine substrates resistant to contamination by adhesive materials |
| US6638579B2 (en) | 1999-12-15 | 2003-10-28 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process of making paper machine substrates resistant to contamination by adhesive materials |
| EP1158087A1 (en) * | 2000-02-04 | 2001-11-28 | SCA Hygiene Products AB | Fibrous structure |
| AU2001232528A1 (en) | 2000-02-04 | 2001-08-14 | L'air Liquide Societe Anonyme A Directoire Et Conseil De Surveillance Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Fibrous structure and absorbent article comprising said fibrous structure |
| EP1326718B2 (en) * | 2000-10-04 | 2007-09-05 | Dow Corning Ireland Limited | Method and apparatus for forming a coating |
| US6878419B2 (en) | 2001-12-14 | 2005-04-12 | 3M Innovative Properties Co. | Plasma treatment of porous materials |
| TW200409669A (en) | 2002-04-10 | 2004-06-16 | Dow Corning Ireland Ltd | Protective coating composition |
| US20040084162A1 (en) | 2002-11-06 | 2004-05-06 | Shannon Thomas Gerard | Low slough tissue products and method for making same |
| EP1591268A1 (en) * | 2004-04-26 | 2005-11-02 | CHIORINO S.p.A. | A method for treating the printing layer of a printing blanket or a varnishing plate |
| MX2007010955A (es) | 2005-03-09 | 2007-11-07 | Astenjohnson Inc | Telas para fabricacion de papel con recubrimiento de nanoparticulas resistente a contaminantes y metodo de aplicacion in situ. |
| US8058188B2 (en) | 2005-04-13 | 2011-11-15 | Albany International Corp | Thermally sprayed protective coating for industrial and engineered fabrics |
| GB0509648D0 (en) | 2005-05-12 | 2005-06-15 | Dow Corning Ireland Ltd | Plasma system to deposit adhesion primer layers |
| JP5062815B2 (ja) | 2006-11-01 | 2012-10-31 | イチカワ株式会社 | 湿紙搬送用ベルト |
| CN103882757B (zh) * | 2014-04-02 | 2016-05-18 | 江苏金呢工程织物股份有限公司 | 打磨无痕造纸毛毯及其制备方法 |
| EP2966207B1 (en) * | 2014-07-09 | 2019-05-22 | La Navetta S.r.l. | Multi-purpose apparatus for processing yarns or threads and the like |
| DK3101170T3 (en) * | 2015-06-03 | 2018-10-08 | Europlasma Nv | surface coatings |
| PL3359597T3 (pl) | 2015-10-05 | 2020-07-27 | Albany International Corp. | Kompozycje i sposoby do uzyskania ulepszonej odporności na ścieranie komponentów polimerowych |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2990608B2 (ja) * | 1989-12-13 | 1999-12-13 | 株式会社ブリヂストン | 表面処理方法 |
| TR27697A (tr) * | 1990-12-27 | 1995-06-19 | Karl Greifeneder | Bir tekstil substraturun özelliginin degistirilmesi metodu. |
| US5344462A (en) * | 1992-04-06 | 1994-09-06 | Plasma Plus | Gas plasma treatment for modification of surface wetting properties |
| IL110454A (en) * | 1993-08-07 | 1997-07-13 | Akzo Nobel Nv | Process for plasma treatment of antiballistically effective materials |
| SE514726C2 (sv) * | 1995-02-27 | 2001-04-09 | Sca Hygiene Prod Ab | Förfarande för framställning av hydroentanglat nonwovenmaterial med förhöjd våtstyrka samt material framställt genom förfarandet |
-
1997
- 1997-07-24 GB GBGB9715508.9A patent/GB9715508D0/en active Pending
-
1998
- 1998-07-20 WO PCT/GB1998/002168 patent/WO1999005358A1/en not_active Application Discontinuation
- 1998-07-20 EP EP98935174A patent/EP0998606A1/en not_active Withdrawn
- 1998-07-20 JP JP2000504322A patent/JP2001511489A/ja active Pending
- 1998-07-20 CA CA002298000A patent/CA2298000A1/en not_active Abandoned
- 1998-07-20 AU AU84526/98A patent/AU8452698A/en not_active Abandoned
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021025186A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | カイピン パートナー テキスタイルズ カンパニー リミテッド | ゼロ排水でデニム生地を染色するための環境に優しい処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1999005358A1 (en) | 1999-02-04 |
| GB9715508D0 (en) | 1997-10-01 |
| EP0998606A1 (en) | 2000-05-10 |
| CA2298000A1 (en) | 1999-02-04 |
| AU8452698A (en) | 1999-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001511489A (ja) | 工業用布地およびその処理方法 | |
| EP0467639B1 (en) | Atmospheric pressure plasma surface treatment process | |
| US9157191B2 (en) | Treatment of fibrous materials using atmospheric pressure plasma polymerization | |
| US8016894B2 (en) | Side-specific treatment of textiles using plasmas | |
| FI84085B (fi) | Urvattningsfoerfarande. | |
| FI82490C (fi) | Foerfarande foer behandling av luftgenomtraengliga substrat med skum. | |
| EP3080352B1 (en) | Plasma treatments for coloration of textiles | |
| EP0741815B1 (en) | Industrial fabric | |
| TWI752900B (zh) | 用於保護經處理之纖維的方法 | |
| Bae et al. | Size removal on polyester fabrics by plasma source ion implantation device | |
| EP1752025A1 (en) | Continuous and semi-continuous treatment of textile materials integrating corona discharge | |
| US7662259B2 (en) | Method for dewatering a fabric | |
| AU727965B2 (en) | Process for the antifelt finishing of wool with the aid of low-temperature plasma treatment | |
| JP3292924B2 (ja) | 連続式プラズマ・グラフト処理方法 | |
| JPH05295656A (ja) | コーティング布帛の製造方法 | |
| JPS58120860A (ja) | シ−ト状物質の低温プラズマ処理装置 | |
| EP2287394B1 (en) | Method for working polymeric and inorganic materials with plasma | |
| WO1999058756A1 (en) | Structures and components thereof having a desired surface characteristic together with methods and apparatuses for producing the same | |
| GB2285935A (en) | Wear-resistant reticular polymer-coated industrial fabric by transfer coating from release paper | |
| JP2005060894A (ja) | グラフト化基材製造装置 | |
| JPH0967768A (ja) | セルロース系繊維含有布帛の加工方法 |