【発明の詳細な説明】
分泌蛋白
発明の分野
本発明は、新規蛋白、ならびにこれらの蛋白の治療、診断および研究有用性に
関する。
発明の背景
蛋白性因子(例えば、リンホカイン、インターフェロン、CSFsおよびイン
ターロイキンのごときサイトカインを包含)の発見を目的とした方法は、この1
0年間に急速に成熟した。現在では常套的なハイブリダイゼーションクローニン
グおよび発現クローニング法は、発見された蛋白に直接関連した情報(すなわち
、ハイブリダイゼーションクローニングの場合には蛋白の部分DNA/アミノ酸
配列;発現クローニングの場合には蛋白の活性)に依存するという意味において
、新規ポリペプチドを「直接的に」クローン化する。シグナル配列クローニング
(現在よく認識されている分泌リーダー配列モチーフの存在に基づいてDNA配
列を単離する)、ならびに種々のPCRによるあるいは低い厳密性によるハイブ
リダイゼーションクローニング法のごとき、より最近の「間接的」クローニング
法は、リーダー配列のクローニングの場合には分泌されるという性質により、あ
るいはPCRによる方法の場合には細胞または組織源により、活性を有するとこ
とが知られている蛋白に関する多数のDNA/アミノ酸配列を使用可能にするこ
とによって現在の技術水準を高めてきた。本発明が関連するのはこれらの蛋白で
ある。
発明の概要
1の具体例において、本発明は、下記のものからなる群から選択されるポリヌ
クレオチドによりコードされる単離蛋白を含む組成物を提供する:
(a)配列番号:1のヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド;
(b)配列番号:1のヌクレオチド配列のヌクレオチド230からヌクレオチ
ド791までを含むポリヌクレオチド;
(c)配列番号:1のヌクレオチド配列のヌクレオチド311からヌクレオチ
ド791までを含むポリヌクレオチド;
(d)受託番号ATCC98026として寄託されたクローンAM931の全
長蛋白コーディング配列のヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド;
(e)受託番号ATCC98026として寄託されたクローンAM931のc
DNAインサートによりコードされる全長蛋白をコードしているポリヌクレオチ
ド;
(f)受託番号ATCC98026として寄託されたクローンAM931の成
熟蛋白コーディング配列のヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド;
(g)受託番号ATCC98026として寄託されたクローンAM931のc
DNAインサートによりコードされる成熟蛋白をコードしているポリヌクレオチ
ド;
(h)配列番号:2のアミノ酸配列を含む蛋白をコードしているポリヌクレオ
チド;
(i)生物学的活性を有する配列番号:2のアミノ酸配列のフラグメントを含
む蛋白をコードしているポリヌクレオチド;
(j)上記(a)〜(g)のポリヌクレオチドの対立遺伝子変種であるポリヌ
クレオチド;および
(k)上記(h)または(i)の蛋白の種相同体をコードしているポリヌクレ
オチド。
好ましくは、かかるポリヌクレオチドは、配列番号:1のヌクレオチド配列の
ヌクレオチド230からヌクレオチド791まで;配列番号:1のヌクレオチド
配列のヌクレオチド311からヌクレオチド791まで;受託番号ATCC98
026として寄託されたクローンAM931の全長蛋白コーディング配列のヌク
レオチド配列;または受託番号ATCC98026として寄託されたクローンA
M931の成熟蛋白コーディング配列のヌクレオチド配列を含む。他の好ましい
具体例において、ポリヌクレオチドは、受託番号ATCC98026として寄託
されたクローンAM931のcDNAインサートによりコードされる全長または
成熟蛋白をコードする。さらに他の好ましい具体例において、かかるポリヌクレ
オチドは配列番号:2のアミノ酸32からアミノ酸51までのアミノ酸配列を含
む蛋白をコードする。
他の具体例において、本発明は、以下のものからなる群から選択されるアミノ
酸配列を含む蛋白であって、他の哺乳動物蛋白を実質的に含まない蛋白を含む組
成物を提供する:
(a)配列番号:2のアミノ酸配列;
(b)配列番号:2のアミノ酸32からアミノ酸51までのアミノ酸配列;
(c)配列番号:2のアミノ酸配列のフラグメント;および
(d)受託番号ATCC98026として寄託されたクローンAM931のc
DNAインサートによりコードされるアミノ酸配列。
好ましくは、かかる蛋白は、配列番号:2のアミノ酸配列または配列番号:2
のアミノ酸32からアミノ酸51までのアミノ酸配列を含む。
本発明蛋白組成物は、さらに医薬上許容される担体を含んでいてもよい。かか
る蛋白と特異的に反応する抗体を含む組成物も、本発明により提供される。
本発明蛋白および医薬上許容される担体を含む治療上有効量の組成物を哺乳動
物対象に投与することを含む、医学的状態の予防、治療または改善のための方法
も提供される。本発明により提供される治療方法において、好ましくは、脈管形
成の阻害、血管内皮細胞の成長または増殖の阻害、腫瘍成長の阻害および脈管形
成依存的組織成長の阻害からなる群より選択される効果を生じるように対象が治
療される。
図面の簡単な説明
図1は、本明細書開示のクローンの寄託に用いたpED6およびpNotSベ
クターの図解である。詳細な説明 単離蛋白
現在決定されているヌクレオチドおよびアミノ酸配列を、本願において「開示
する各クローンおよび蛋白について以下に示す。いくつかの例において、配列は
仮のものであり、いくつかの不正確または不明確な塩基またはアミノ酸を含んで
いるかもしれない。既知方法により寄託クローンの配列決定を行うことにより各
クローンの実際のヌクレオチド配列を容易に決定することができる。次いで、推
定アミノ酸配列(全長ならびに成熟の両方)をかかるヌクレオチド配列から決定
することができる。適当な細胞中でクローンを発現させ、蛋白を集め、次いで、
その配列を決定することにより、個々のクローンによりコードされる蛋白のアミ
ノ酸配列も決定することができる。
各開示蛋白について、出願人は、出願時に利用可能な配列の情報を用いて最も
よく同定できる読み枠であると決定されたものを同定した。報告されている配列
の情報において一部不明確なものがあるので、報告した蛋白配列は「Xaa」な
るものを含む。これらの「Xaa」は、(1)ヌクレオチド配列が不明確であっ
たために同定できない残基、または(2)(ヌクレオチド配列が明確に決定され
たならば)出願人が存在するはずがないと考える決定ヌクレオチド配列中のスト
ップコドンを示す。
本明細書の用語「分泌」蛋白は、適当な宿主細胞において発現された場合、膜
を通過して輸送されるものをいい、輸送にはそのアミノ酸配列中のシグナル配列
の輸送も含まれる。「分泌」蛋白は、発現される細胞から全体的に分泌される蛋
白(例えば、可溶性蛋白)または部分的に分泌される蛋白(例えば、受容体)を
包含するが、これらに限らない。また「分泌」蛋白は、小胞体の膜を通過して輸
送されるものを包含するが、これに限らない。
蛋白「AM931」
本発明の1の蛋白は蛋白「AM931」として同定された。AM931をコー
ドする部分cDNAcクローンを、分泌蛋白をコードするcDNAに対して選択
的な方法を用いて、まずヒト胎児腎臓cDNAライブラリーから単離した。かか
る部分cDNAのヌクレオチド配列を決定し、BLASTA/BLASTXおよびFASTA検索プ
ログラムを用いてGenBankデータベースに対して検索した。検索により、I.M.A.G
.E.Consortiumにより報告されている「yh63e02.r1 Homo sapiens cDNA clone 13
4426 5'」と同定されているEST(GenBank受託番号R32076)に対する少
なくともある程度の同一性が明らかとなった。また、検索により、GenBank受託
番号N30331におけるヒットも見いだされた。当該ESTデータベースエン
トリーに対応するヒトcDNAクローンを、I.M.A.G.E.Consortiumライブラリー
の供給元であるGenome Systems,Inc.,St.Louis,MOに注文した。供給元から
受け取ったクローンを試験し、5’末端および3’UTRを含む全長クローン(
ポリAテイルを含む)であることがわかった。この全長クローンを本明細書にお
いて「AM931」ともいう。
出願人の方法によりAM931が分泌蛋白をコードするものであると同定され
た。
現在決定されているAM931のヌクレオチド配列を配列番号:1に示す。上
記ヌクレオチド配列に対応する、全長のAM931蛋白の正しい読み枠および推
定アミノ酸配列を配列番号:2に示し、それを出願人は正しいものであると確信
する。アミノ酸1から27までは推定リーダー/シグナル配列であり、推定成熟
アミノ酸配列はアミノ酸28から開始する。
クローンの寄託
クローンAM931を、1996年4月17日にAmerican Type Culture Coll
ectionに受託番号ATCC98026として寄託し、個々のポリヌクレオチドを
含む各クローンを該寄託物から得ることができる。各クローンはこの複合体寄託
物の形態で別々の細菌細胞(E.coli)中にトランスフェクションされた。
EcoRI/NotI消化(5’部位はEcoRI、3’部位はNotI)を
行ってかかるクローンに適するフラグメントを得ることにより各クローンを寄託
ベクターから取ることができる。各クローンを図1のpED6またはpNotS
ベクターのいずれかに入れて寄託した。cDNAを寄託ベクターから発現させて
もよい。
特定クローンを含む細菌細胞を、以下のようにして複合寄託物から得ることが
できる:
特定のクローンとして知られる配列になるよう、オリゴヌクレオチドプローブ
またはプローブを設計すべきである。この配列は本明細書中の配列、またはそれ
らの配列の組み合わせから誘導することができる。
好ましくは、オリゴヌクレオチドプローブの設計はこれらのパラメーターに従
うべきである:
(a)もしあったとしても、不明確な塩基(N)が最少である配列の領域とな
るように設計すべきである;
(b)Tmが約80℃(それぞれ、AまたはTについては2℃、GまたはCに
ついては4℃と仮定)となるように設計すべきである。
好ましくは、オリゴヌクレオチド標識に広く用いられる方法を用い、T4ポリ
ヌクレオチドキナーゼを用いてオリゴヌクレオチドをγ−32P−ATP(比活性
6000Ci/mmole)で標識すべきである。他の標識方法を用いることも
できる。好ましくは、取り込まれなかった標識をゲル濾過または他の確立されて
いる方法により除去すべきである。プローブ中に取り込まれた放射活性量をシン
チレーションカウンターで測定することにより定量すべきである。好ましくは、
得られたプローブの比活性は約4e+6dpm/pmoleとなるべきである。
好ましくは、全長クローンのプールを含む細菌培養物を融解し、100μlの
ストックを100μg/mlのアンピシリンを含有する25mlの滅菌Lブロス
を入れた滅菌培養フラスコへの接種に用いるべきである。好ましくは、培養物を
37℃で増殖させて飽和状態とすべきであり、好ましくは、飽和培養物を新鮮L
ブロスで希釈すべきである。好ましくは、これらの希釈物の一部をプレーティン
グして、150mmのペトリ皿中の100μg/mlのアンピシリンおよび1.
5%の寒天を含有するLブロスを含む個体細菌用培地上で37℃で一晩増殖
さえた場合5000個の明確な、しかもよく分離したコロニーが生じる希釈率お
よび体積を決定すべきである。明確な、しかもよく分離したコロニーを得るため
の他の既知方法を用いることもできる。
次いで、標準的なコロニーハイブリダイゼーション法を用いてコロニーをニト
ロセルロースフィルターに移し、溶解、変性、次いで、焼き付けを行うべきであ
る。
次いで、好ましくは、0.5%SDS、100μg/mlの酵母RNA、およ
び10mM EDTAを含有する6XSSC(20Xストックは175.3gN
aCl/リットル、88.2gクエン酸ナトリウム、NaOHでpH7.0とす
る)(150mmフィルター1枚あたり約10ml)中で穏やかに撹拌しながら
65℃で1時間インキュベーションする。次いで、好ましくはプローブをハイブ
リダイゼーションミックスに添加して濃度が1e+6dpm/mlより第または
これと等しくなるようにする。次いで、好ましくはフィルターを室温において撹
拌せずに500mlの2X SSC/0.5%SDSで洗浄し、好ましくはその
後、室温においておだやかに振盪しながら500mlの2X SSC/0.1%
SDSで洗浄する。65℃、30分ないし1時間、0.1X SSC/0.5%
SDSでの3回目の洗浄が最適である。次いで、好ましくはフィルターを乾燥し
、十分時間オートラジオグラフィーに供してX線フィルムに陽性物を可視化させ
る。他の既知ハイブリダイゼーション方法を用いることもできる。
陽性コロニーを拾い、培地中で増殖させ、次いで、標準的手順を用いてプラス
ミドDNAを単離する。次いで、制限分析、ハイブリダイゼーション分析または
DNA配列決定によりクローンを証明することができる。
生物学的活性を示すことのできる本発明蛋白のフラグメントも本発明に含まれ
る。蛋白のフラグメントは直鎖状であってもよく、あるいは例えばH.U.Saragovi
,et al.,Bio/Technology 10,773-778(1992)およびR.S.McDowell,et al.,J
.Amer.Chem.Soc.114,9245-9253(1992)(参照により両文献を本明細書に記
載されているものとみなす)に記載されたような既知方法を用いて環化させても
よい。多くの目的(蛋白結合部位の結合手を増加させることを包含)のために、
かかるフ
ラグメントを免疫グロブリンのごとキャリヤ分子に融合させてもよい。例えば、
蛋白のフラグメントを「リンカー」を介して免疫グロブリンのFc部分に融合さ
せてもよい。2価形態の蛋白については、かかる融合をIgG分子のFc部分に
対して行うことができる。他の免疫グロブリンイソタイプを用いてかかる融合物
を得てもよい。例えば、蛋白−IgM融合物は、10価形態の本発明蛋白を生じ
るであろう。
また本発明は全長および成熟形態の開示蛋白を提供する。かかる蛋白の全長形
態は、開示クローンのヌクレオチド配列の翻訳により配列表において同定されて
いる。かかる蛋白の成熟形態を、適当な哺乳動物細胞または他の宿主細胞におけ
る開示全長ポリヌクレオチド(好ましくは、ATCCに寄託されたもの)の発現
により得てもよい。蛋白の成熟形態の配列を全長形態のアミノ酸配列から決定し
てもよい。
また本発明は、本明細書開示のcDNA配列に対応する遺伝子を提供する。対
応遺伝子は本明細書開示の配列の情報を用いて既知方法により単離できる。かか
る方法は、同定のための開示配列の情報および/または適当なゲノムライブラリ
ーまたは他のゲノム材料の源にある遺伝子の増幅により得られるプローブまたは
プライマーの調製を包含する。
本発明蛋白が膜結合(例えば、受容体)である場合、本発明はかかる蛋白の可
溶性形態も提供する。かかる形態において、蛋白の細胞内および膜貫通ドメイン
の一部または全体を取り外して、蛋白が発現された宿主から十分に分泌されるよ
うにする。本発明蛋白の細胞内および膜貫通ドメインを、配列の情報からかかる
ドメインを決定するための既知手法により同定することができる。
開示蛋白の種相同体も、本発明により提供される。本明細書に示す配列から適
当なプローブまたはプライマーを作成し、次いで、所望種由来の適当な核酸源を
スクリーニングすることにより種相同体を単離し同定してもよい。
また本発明は、開示ポリヌクレオチドまたは蛋白の対立遺伝子変種を包含する
。すなわち、本発明は、本明細書開示のポリヌクレオチドがコードされるのと同
一、同種または関連のある蛋白をコードする単離ポリヌクレオチドの自然発生的
別形
態を包含する。
本発明蛋白をコードしている単離ポリヌクレオチドを、Kaufman et al.,Nucl
eic Acids Res.19,4485-4490(1991)に開示のpMT2またはpED発現ベクタ
ーのごとき発現制御配列に作動可能に連結して、蛋白を組み換え的に製造しても
よい。多くの適当な発現制御配列が当該分野において知られている。本明細書で
定義する「作動可能に連結」とは、本発明単離ポリヌクレオチドおよび発現制御
配列がベクターまたは細胞中に置かれ、連結されたポリヌクレオチド/発現制御
配列で形質転換(トランスフェクション)された宿主細胞により発現されるよう
になっていることを意味する。
多くのタイプの細胞は本発明蛋白の発現に適した宿主細胞として作用しうる。
哺乳動物細胞は、例えば、サルCOS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CH
O)細胞、ヒト腎臓293細胞、ヒト表皮A431細胞、ヒトColo205細
胞、3T3細胞、CV−1細胞、他の形質転換された霊長類細胞系、正常2倍体
細胞、1次組織のインビトロ培養から得られる細胞株、1次エクスプラント、H
eLa細胞、マウス細胞、BHK、HL−60、U937、HaKまたはJurkat
細胞を包含する。
別法として、酵母のごとき下等真核細胞または細菌のごとき原核細胞において
蛋白を製造することが可能である。潜在的に適当な酵母株は、Saccharomyces ce
revisiae、Schizosaccharomyces pombe、Kluyveromyces株、Candida、または異
種蛋白を発現可能な酵母株を包含する。潜在的に適当な細菌株は、Escherichia
coli、Bacillus subtilis、Salmonella typhimurium、または異種蛋白を発現可
能な細菌株を包含する。蛋白が酵母または細菌において生成される場合、その中
で生成された蛋白を、例えば適当部位のリン酸化またはグリコシレーションによ
り修飾して機能的蛋白を得る必要があるかもしれない。既知化学的または酵素的
方法を用いてかかる共有結合を行ってもよい。
本発明単離ポリヌクレオチドを1種またはそれ以上の昆虫発現ベクター中の適
当な制御配列に作動可能に連結し、昆虫発現系を用いることにより蛋白を得ても
よい。バキュロウイルス/昆虫細胞発現系のための材料および方法は、例えば
Invitrogen,San Diego,California,USAからのキット形態(MaxBacRキット)
で市販されており、かかる方法は当該分野においてよく知られており、SumTners
およびSmith,Texas Agricultural Experiment Station Bulletin No.1555(198
7)(参照により本明細書に記載されているものとみなす)に記載のようなものが
ある。本明細書で用いるように、本発明ポリヌクレオチドを発現可能な昆虫細胞
は「形質転換」されている。
組み換え蛋白の発現に適した培養条件下で形質転換宿主細胞を培養することに
より本発明蛋白を製造してもよい。次いで、得られた発現蛋白を、ゲル濾過およ
びイオン交換クロマトグラフィーのごとき既知精製プロセスを用いてかかる培養
物(すなわち、培養培地または細胞抽出物)から精製してもよい。また、蛋白の
精製は、蛋白に結合するであろう作用剤を含有するアフィニティーカラム;コン
カナバリンA−アガロース、ヘパリンートヨパールRまたはCibacrom blue 3GAセ
ファロースRのごときアフィニティーカラムによる1またはそれ以上のカラム工
程;フェニルエーテル、ブチルエーテル、またはプロピルエーテルのごとき樹脂
を用いる疎水性相互作用クロマトグラフィーを用いる1またはそれ以上の工程;
あるいは免疫アフィニティークロマトグラフィーを包含する。
別法として、本発明蛋白を精製容易形態として発現させてもよい。例えば、マ
ルトース結合蛋白(MBP)、グルタチオン−S−トンスフェラーゼ(GST)
またはチオレドキシン(TRX)との融合蛋白のごとき融合蛋白として発現させ
てもよい。かかる融合蛋白の発現および精製のためのキットは、それぞれNew En
glan BioLab(Beverly,MA)、Pharmacia(Piscataway,NJ)およびInVitrogenから
市販されている。蛋白にエピトープでタグを付し、次いで、かかるエピトープに
指向された特異的抗体を用いることにより精製することもできる。1のかかるエ
ピトープ(「フラッグ」)はKodak(New Haeven,CT)から市販されている。
最後に、疎水性RP−HPLC媒体、例えば懸垂メチルまたは他の脂肪族基を
有するシリカゲルを用いる1またはそれ以上の逆相高品質液体クロマトグラフィ
ー(RP−PLC)工程を用いてさらに蛋白を精製することができる。いくつか
またはすべての上記精製工程を種々組み合わせて用いて実質的に均一な単離組み
換
え蛋白を得ることもできる。かくして精製された蛋白は他の哺乳動物蛋白を実質
的に含まず、本発明により「単離蛋白」と定義される。
本発明蛋白をトランスジェニック動物の生産物として、例えば、蛋白をコード
しているヌクレオチド配列を含む体細胞または生殖細胞により特徴づけられるト
ランスジェニックウシ、ヤギ、ブタ、またはヒツジの乳の成分として発現させて
もよい。
既知の慣用的化学合成により蛋白を製造してもよい。合成的手段による本発明
蛋白の構築方法は当業者に知られている。合成的に構築された蛋白配列は、1次
、2次または3次構造および/またはコンホーメーション特性を共有することに
よって、蛋白活性をはじめとする共通の生物学的特性を有する可能性がある。よ
って、それらを、治療化合物のスクリーニングおよび抗体の生成にための免疫学
的プロセスにおいて、天然の精製蛋白の生物学的活性または免疫学的置換物とし
て使用してもよい。
本明細書に示す蛋白は、精製蛋白のアミノ酸配列に類似したアミノ酸配列によ
り特徴づけられるが、その中に自然にあるいは誘導体化によって修飾されていて
もよい。例えば、ペプチドまたはDNA配列の修飾は既知方法を用いて当業者に
より行われうる。蛋白配列中の目的とされる修飾は、コーディング配列中の選択
アミノ酸残基の変化、置換、交換、挿入または欠失を包含する。例えば、1個ま
たはそれ以上のシステイン残基を欠失させ、あるいは別のアミノ酸と交換して分
子のコンホーメーションを変化させてもよい。かかる変化、置換、交換、挿入ま
たは欠失のための方法は当業者によく知られている(例えば、米国特許第415
8584号参照)。好ましくは、かかる変化、置換、交換、挿入または欠失は蛋
白の所望活性を保持するものである。
全体的または部分的に蛋白活性を保持すると期待され、かくしてスクリーニン
グまたは他の免疫学的方法に有用でありうる蛋白配列の他のフラグメントおよび
誘導体も、本明細書の開示から当業者により作成されうる。かかる修飾は本発明
により包含されると確信される。用途および生物学的活性
AM931蛋白は脈管形成阻害活性を示すと考えられる(下記例参照)。また
AM931蛋白は血管内皮細胞の成長および増殖を阻害する。結果として、AM
931蛋白は脈管形成(すなわち血管系の形成)の阻害に効果的である。この活
性は、脈管形成が関与している腫瘍またはおよび他の症状の治療にも有用であろ
う。AM931蛋白による脈管形成の阻害は、正常な脈管形成が貢献するであろ
う状態の阻害または防止にもなるであろう。
さらに、本発明蛋白は下記の1またはそれ以上の用途または生物学的活性(本
明細書に引用されたアッセイに関連するものも含む)を示すと考えられる。本発
明蛋白に関して説明された用途または活性は、かかる蛋白の投与または使用によ
り、あるいはかかる蛋白をコードしているポリヌクレオチドの投与または使用(
例えば、遺伝子治療またはDNA導入に適したベクターのごとき)により提供さ
れうる。研究用途および有用性
本発明により提供される蛋白は、高処理量スクリーニングのための一群の多数
の蛋白を含む、生物学的活性を決定するためのアッセイに;抗体の生成または他
の免疫応答を誘導するために;生物学的液体中の蛋白(またはその受容体)のレ
ベルを定量的に決定するために設計されたアッセイにおける試薬(標識試薬を包
含)として;対応蛋白が優先的に発現される(構成的に、または組織分化もしく
は発達の特定段階において、または疾病状態において発現される)組織のマーカ
ーとして;ならびに、もちろん関連受容体またはリガンドを単離するために用い
てもよい。蛋白がもう1つの蛋白に結合または潜在的に結合する場合、結合する
他の蛋白を同定し、あるいは、または結合相互作用の阻害剤を同定するために蛋
白を使用することができる。これらの結合相互作用に関与する蛋白を用いて、結
合相互作用に関するペプチドまたは小型分子状阻害剤またはアゴニストのスクリ
ーニングを行うこともできる。
これらの研究用途のいずれかまたはすべては、研究用製品として商品化するた
めに試薬グレードまたはキットのフォーマットへと発展させることができる。
上記用途を実行するための方法は当業者によく知られている。かかる方法を開
示する文献は、"Molecular Cloning:A Laboratory Manual",2nd ed.,Cold Spr
ing Harbor Laboratory Press,Sambrook,J.,E.F.Fritsch and T.Maniatis
eds.,1989,および"Methods in Enzymology:Guide to Molecular Cloning Techn
iques",Academic Press,Berger,S.L.and A.R.Kimmel eds.,1987を包含す
るが、これらに限らない。栄養としての用途
本発明蛋白を栄養源または添加物として使用することができる。かかる用途は
、蛋白またはアミノ酸添加物としての用途、炭素源としての用途、窒素源として
の用途および炭水化物源としての用途を包含するが、これらに限らない。かかる
場合、本発明蛋白またはポリヌクレオチドを特定の生物のエサとして添加しても
よく、あるいは粉末、ピル、溶液、懸濁液またはカプセルの形態のごとき別個の
個体または液体調合物として投与することもできる。微生物の場合、微生物が培
養される培地に本発明蛋白またはポリヌクレオチドを添加することができる。
サイトカインおよび細胞増殖/分化活性
本発明蛋白はサイトカイン活性、細胞増殖活性(誘導もしくは阻害)または細
胞分化活性(誘導もしくは阻害)を示しうるか、またはある種の細胞集団におい
て他のサイトカインの産生を誘導しうる。今日まで見いだされてきた多くの蛋白
性因子(すべての既知サイトカインを包含)は、1またはそれ以上の因子依存的
細胞増殖アッセイにおいて活性を示しており、よって、アッセイはサイトカイン
活性の便利な確認法として役立つ。本発明蛋白の活性は、細胞系(32D、DA
2、DA1G、T10、B9、B9/11、BaF3、MC9/G、M+(pr
eBM+)、2E8、RB5、DA1、123、T1165、HT2、CTLL
2、TF−1、Mo7eおよびCMKを包含するが、これらに限らない)
のための多くの常套的な因予依存的細胞増殖アッセイのいずれかにより確認され
る。
本発明蛋白の活性を、とりわけ、下記方法により測定してもよい:
T細胞または胸腺細胞の増殖についてのアッセイは、Current Protocols in I
mmunology,Ed by J.E.Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.She
vach,W Strober,Pub.Greene Publishing Associates and Wiley-Interscienc
e(Chapter 3,In Vitro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19;Chap
ter 7,Immunologic studies in Humans);Takai et al.,J.Immunol.137:3494
-3500,1986;Bertagnolli et al.,J.Immunol.145:1706-1712,1990;Bertagno
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J.Immunol.149:3778-3783,1992;Bowman et al.,J.Immunol.152:1756-1761
,1994.
に記載されたものを包含するが、これらに限らない。
脾臓細胞、リンパ節細胞または胸腺細胞のサイトカイン生成および/または増
殖に関するアッセイは、Polyclonal T cell stimulation,Kruisbeek,A.M.and
Shevach,E.M.In Current Protocols in Imunology.J.E.e.a.Coliganeds.V
ol l pp.3.12.1-3.12.14,John Wiley and Sons,Toronto.1994;and Measurem
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ls in Immunolog.J.E.e.a.Coligan eds.Vol 1 pp.6.8.1-6.8.8,John Wiley
and Sons,Toronto.1994.
に記載されたものを包含するが、これらに限らない。
造血およびリンパ生成細胞の増殖および分化についてのアッセイは、Me
asurement of Human and Murine Interleukin 2 and Interleukin 4,Bottomly
,K.,Davis,L.S.and Lipsky,P.E.In Current Protocols in Immunology.J
.E.e.a.coligan eds.Vol 1 pp.6.3.1-6.3.12,John Wiley and Sons,Toront
o.1991;deVries et al.,J.Exp.Med.173:1205-1211,1991;Moreau et al.,
Nature 336:690-692,1988;Greenberger et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.
A.80:2931-2938,1983;Measurement of mouse and human interleukin 6-Norda
n,R.In Current Protocols in Immunology.J.E.e.a.Coligan eds.Vol 1 pp
.
6.6.1-6.6.5,John Wiley and Sons,Toronto.1991;Smith et al.,Proc.Natl
.Acad.Sci.U.S.A.83:1857-1861,1986;Measurement of human Interleukin
11-Bennett,F.,Giannotti,J.,Clark,S.C.and Turner,K.J.In Current
Protocols in Immunology.J.E.e.a.Coliganeds.Vol 1 pp.6.15.1 John Wil
ey and Sons,Toronto.1991;Measurement of mouse and human Interleukin 9-
Ciarletta,A.,Giannotti,J.,Clark,S.C.and Turner,K.J.In Current Pr
otocols in Immunology.J.E.e.a.Coligan eds.Vol 1 pp.6.13.1,John Wile
y and Sons,Toronto.1991.
に記載されたものを包含するが、これらに限らない。
抗原に対するT細胞クローンの応答についてのアッセイ(特に、増殖およびサ
イトカイン産生を測定することによりAPC−T細胞相互作用ならびに直接的な
T細胞の効果を同定する)は、Current Protocols in Immunology,Edby J.E.
Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.Shevach,W Strober,Pub.G
reene Publishing Associates and Wiley-Interscience(Chapter 3,In Vitro a
ssays for Mouse Lymphocyte Function;Chapter 6,Cytokines and their cellu
lar receptors;Chapter 7,Immunologic studies in Humans);Weinberger et al
.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:6091-6095,1980;Weinberger et al.,Eur
.J.Immun.11:405-411,1981;Takai et al.,J.Immunol.137:3494-3500,19
86;Takai et al.,J.Immunol.140:508-512,1988.
に記載されたものを包含するが、これらに限らない。
免疫刺激または抑制活性
また本発明蛋白は、本明細書記載のアッセイにおける活性(これらに限らない
)を包含する免疫刺激または免疫抑制活性を示すものであってもよい。蛋白は、
種々の欠乏症および障害(重症の免疫欠乏合併症(SCID)を包含)において
有用である可能性があり、例えば、Tおよび/またはBリンパ球の増殖をアップ
レギュレーションまたはダウンレギュレーションすることにおいて、ならびにN
K細胞および他の細胞集団の細胞溶解活性を有効ならしめることにおいて有用で
ありう
る。これらの免疫欠乏症は遺伝的なものであってもよく、またウイルス(例えば
、HIV)ならびに細菌または真菌感染により引き起こされろものであってもよ
く、あるいは自己免疫疾患により引き起こされるものであってもよい。より詳細
には、ウイルス、細菌、真菌または他の感染物質により引き起こされる感染性疾
患、例えば、HIV、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、ミコバクテリア、レシ
ュマニア、マラリアおよびカンジダ種のごとき種々の真菌感染症を、本発明蛋白
を用いて治療可能である。もちろん、この点において、免疫系に対するブースト
が指示される場合、すなわち、癌の治療において、本発明蛋白を用いてよい。
本発明蛋白を用いて治療してもよい自己免疫疾患は、例えば、多発性硬化症、
全身性の深在性エリトマーデス、リューマチ性関節炎、自己免疫性肺炎、Guilla
in-Barre症候群、自己免疫性甲状腺炎、インスリン依存性糖尿病、重症筋無力症
、対宿主移植片疾患および自己免疫性の炎症性の目の疾患を包含する。本発明の
かかる蛋白を、喘息または他の呼吸器系の疾患のごときアレルギー性反応および
症状の治療に用いてもよい。免疫抑制が望まれる他の症状(例えば、喘息(特に
アレルギー性喘息)および関連呼吸器系の問題を包含)を本発明蛋白を用いて治
療してもよい。免疫抑制が望まれる他の状態(例えば、器官移植を包含)を、本
発明蛋白を用いて治療してもよい。
本発明蛋白を用いて、多くのやり方で免疫応答を可能にすることもできる。ダ
ウンレギュレーションは、すでに進行中の免疫応答を阻害またはブロックする形
態のものであってもよく、あるいは免疫応答の誘導を妨害することを含むもので
あってもよい。T細胞応答を抑制することにより、あるいはT細胞中に特異的な
耐性を誘導することにより、あるいはその両方により活性化T細胞の機能を阻害
してもよい。一般的には、T細胞応答の免疫抑制は活性のある、非抗原特異的な
プロセスであり、T細胞を抑制剤に連続的に曝露することを必要とする。耐性と
は、T細胞における非応答性またはアネルギーを意味し、一般的には抗原特異的
であり耐性化剤への曝露を止めた後も持続するという点で免疫抑制とは異なる。
操作上は、耐性化剤の不存在下で特異的抗原に曝露した際のT細胞応答の欠如に
より耐性が示されうる。
1またはそれ以上の抗原機能(Bリンパ球抗原機能(例えばB7のごとき)を
包含するが、これに限らない)をダウンレギュレーションすることまたは妨害す
ること、例えば、活性化T細胞による高レベルのリンホカイン合成の妨害は、組
織、皮膚および器官の移植および対宿主移植片疾患(GVHD)において有用で
あろう。例えば、T細胞機能のブロックは組織移植における組織破壊を減少させ
るはずである。典型的には、組織移植において、移植片の拒絶反応は、組織片が
T細胞により外来のものと認識されることにより開始され、次いで、移植片を破
壊する免疫反応が起こる。免疫細胞上でのB7リンパ球抗原とその本来的なリガ
ンドとの相互作用を阻害またはブロックする分子(別のBリンパ球抗原(例えば
、B7−1、B7−3)の活性を有するモノマー形態のペプチドと混合された、
あるいは単独の、B7−2活性を有する可溶性でモノマー形態のペプチド)の移
植前の投与は、応答的な同時刺激シグナルを伝達することなく免疫細胞上の本来
のリガンドへの分子の結合を誘導する可能性がある。この点においてBリンパ球
抗原機能をブロックすることは、T細胞のごとき免疫細胞によるサイトカイン合
成を妨害し、かくして、免疫抑制剤として作用する。そのうえ、同時刺激の欠如
はT細胞の反応を失わせるのに十分でありうる。Bリンパ球抗原ブロッキング試
薬による長期の耐性の誘導により、これらのブロッキング試薬の繰り返し投与の
必要性が回避されうる。対象において十分な免疫抑制または耐性を達成するため
には、Bリンパ球抗原の組み合わせの機能をブロックすることも必要かもしれな
い。
器官移植拒絶反応またはGVHDを妨害することにおける個々のブロッキング
試薬の有効性を、ヒトにおける有効性を推定しうる動物モデルを用いて評価する
ことができる。使用可能な適当な系の例は、ラットにおける同種心臓移植片およ
びマウスにおける異種膵臓島細胞移植片を包含し、それらは両方ともインビボで
のCTLA41g融合蛋白の免疫抑制効果を試験するために使用された(Lenscho
w et al.,Science 257:789-792(1992)およびTurka et al.,Proc Natl.Acad.
Sci.USA,89:11102-11105(1992)に記載されている)。さらに、GVHDのネズ
ミモデル(Paul ed.,Fundamental Immunology,Ravan Press,New York,1989
,pp.846-847参照)を用いて、インビボでの当該疾患の進行に対するBリンパ球
抗
原機能のブロッキング効果を決定することができる。
また、抗原機能をブロックすることは自己免疫疾患の治療にとり治療的に有用
でありうる。多くの自己免疫疾患は、自己組織に対して反応性があり、疾病の病
理に関与するサイトカインおよび自己抗体の産生を促進するT細胞の不適当な活
性化の結果である。自己反応性T細胞の活性化を妨害することは疾病の徴候を減
少または除去しうる。Bリンパ球抗原の受容体:リガンド相互作用を破壊するこ
とによりT細胞の同時刺激をブロックする試薬の投与を用いてT細胞活性化を阻
害し、疾病プロセスに関与しうる自己抗体またはT細胞由来のサイトカインの産
生を妨害することができる。さらに、ブロッキング試薬は、疾病の長期の寛解を
導く可能性のある自己反応性T細胞の抗原特異的耐性を誘導しうる。自己免疫疾
患の予防または改善におけるブロッキング試薬の有効性を、ヒトの自己免疫疾患
についての十分に特徴づけられた多くの動物モデルを用いて決定することができ
る。例は、ネズミの実験的自己免疫脳炎、MRLlpr/lprマウスまたはN
ZBハイブリッドマウスにおける全身性深在性エリトマトーデス、ネズミ自己免
疫コラーゲン関節炎、NODマウスおよびBBラットにおける糖尿病、およびネ
ズミの実験的重症筋無力症(Paul ed.,Fundamental Immunology,Raven Press
,New York,1989,pp.840-856)を包含する。
免疫応答をアップレギュレーションするための手段としての抗原機能(好まし
くは、Bリンパ球抗原機能)のアップレギュレーションは治療に有用でもある。
免疫応答のアップレギュレーションは存在している免疫応答を促進する形態また
は最初の免疫応答を除去する形態であってよい。例えば、Bリンパ球抗原機能を
刺激することによる免疫応答の促進は、ウイルス感染の場合に有用でありうる。
さらに、インフルエンザ、通常のかぜ、および脳炎のごとき全身的なウイルス性
疾患を、刺激性形態のBリンパ球抗原を全身投与することにより改善してもよい
。
別法として、T細胞を患者から取り、本発明ペプチドを発現するACPsを付
加したウイルス抗原とともにインビトロにおいてT細胞を同時刺激するか、また
は刺激性形態の本発明可溶性ペプチドと一緒にし、次いで、インビトロで活性化
されたT細胞を患者体内に再導入することにより、感染患者における抗ウイルス
免疫応答を促進してもよい。抗ウイルス免疫応答を促進するもう1つの方法は、
感染細胞を患者から取り、本明細書記載の本発明蛋白をコードする核酸をそれら
にトランスフェクションして細胞がその表面に蛋白全体または一部を発現するよ
うにし、次いで、トランスフェクション細胞を患者体内に再導入することであろ
う。すると、感染細胞はインビボにおいて同時刺激シグナルをT細胞に伝えるこ
とができ、そのことによりT細胞を活性化することができよう。
もう1つの適用例において、抗原機能(好ましくは、Bリンパ球抗原機能)の
アップレギュレーションまたは促進は腫瘍免疫性の誘導において有用でありうる
。本発明の少なくとも1種のペプチドをコードする核酸でトランスフェクション
された腫瘍細胞(例えば、肉腫、黒色腫、リンパ腫、白血病、神経芽細胞腫、癌
腫)を対象に投与して対象中の腫瘍特異的耐性を克服することができる。所望な
らば、腫瘍細胞をトランスフェクションしてペプチドの組み合わせを発現させる
ことができる。例えば、患者から得た腫瘍細胞を、B7−2様活性を有するペプ
チドのみ、またはB7−1様活性および/またはB7−3様活性を有するペプチ
ドと組み合わせて発現することを指令する発現ベクターで、エクスビボにおいて
トランスフェクションすることができる。トランスフェクションされた腫瘍細胞
を患者に戻して、トランスフェクションされた細胞の表面上にペプチドを発現さ
せる。別法として、遺伝子治療法を用いてインビボでのトランスフェクションの
ために腫瘍細胞を標的化することができる。
腫瘍細胞表面上におけるBリンパ球抗原の活性を有する本発明ペプチドの存在
は、T細胞に必要な同時刺激シグナルを提供して、T細胞により媒介されるトラ
ンスフェクションされた腫瘍細胞に対する免疫応答を誘導する。さらに、MHC
クラスIまたはMHCクラスII分子を欠く腫瘍細胞、あるいは十分量のMHC
クラスIまたはMHCクラスII分子を再発現できない腫瘍細胞を、MHCクラ
スIα鎖蛋白およびβ2マイクログロブリン蛋白またはMHCクラスIIα鎖お
よびMHCクラスIIβ鎖蛋白の全体または一部(例えば、末端切断蛋白の細胞
質ドメイン)をコードしている核酸でトランスフェクションして、そのことによ
りクラスIまたはクラスIIMHC蛋白を細胞表面上に発現させることができる
。
Bリンパ球抗原(例えば、B7−1、B7−2、B7−3)の活性を有するペプ
チドと組み合わせた適当なクラスIまたはクラスII HMCの発現は、T細胞
により媒介されるトランスフェクションされた腫瘍細胞に対する免疫応答を誘導
する。所望により、不変鎖のごとき、MHCクラスII結合蛋白の発現をブロッ
クするアンチセンス構築物をコードしている遺伝子を、Bリンパ球抗原の活性を
有するペプチドをコードしているDNAとともに同時トランスフェクションして
腫瘍関連抗原の提示を促進し、腫瘍特異的免疫性を誘導こともできる。よって、
ヒト対象におけるT細胞により媒介される免疫応答の誘導は、対象における腫瘍
特異的耐性を克服するに十分でありうる。
本発明蛋白の活性を、特に、下記方法により測定してもよい:
胸腺細胞または脾臓細胞の細胞毒性に適したアッセイは、Current Protocols
in Immunology,Ed by J.E.Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.
Shevach,W Strober,Pub.Greene Publishing Associates and Wiley-Intersci
ence(Chapter 3,In Vitro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19;C
hapter 7,Immunologic studies in Humans);Herrmann et al.,Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA 78:2488-2492,1981;Herrmann et al.,J.Immunol.128:1968-19
74,1982;Handa et al.,J.Immunol.135:1564-1572,1985;Takai et al.,J.
Immunol.137:3494-3500,1986;Takai et al.,J.Immunol.140:508-512,1988
;Herrmann et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 78:2488-2492,1981;Herrmann
et al.,J.Immunol.128:1968-1974,1982;Handa et al.,J.Immunol.135:1
564-1572,1985;Takai et al.,J.Immunol.137:3494-3500,1986;Bowmanet al
.,J.Virology 61:1992-1998;Takai et al.,J.Immunol.140:508-512,1988;
Bertagnolli et al.,Cellular Immunology 133:327-341,1991;Brown et al.,
J.Immunol.153:3079-3092,1994.
に記載されたアッセイを包含するが、これらに限らない。
T細胞依存性免疫グロブリン応答およびイソタイプスイッチングのためのアッ
セイ(特に、T細胞依存性抗体応答を転調させ、Th1/Th2プロフィールに
影響する蛋白を同定する)は、Maliazewski,J.Immunol.144:3028-3033,1990に記
載されているアッセイを包含するが、これに限らず、さらにB細胞の機能のアッ
セイは、In vitro antibody production,Mond,J.J.and Brunswick,M.In Current
Protocols in Immunology J.E.Coliganeds.Val 1 pp.3.8.1-3.8.16,John Wiley
and Sons,Tronto 1994に記載のアッセイを包含する。
混合リンパ球反応(MLR)アッセイ(特に、主としてTh1およひCTL応
答を発生させる蛋白を同定する)は、Current Protocols in Immunology,Edby
J.E.Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.Shevach,W Strober,
Pub.Greene Publishing Associates and Wiley-Interscience(Chapter 3,In V
itro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19;Chapter 7,Immunologi
c studies in Humans);Takai et al.,J.Immunol.137:3494-3500,1986;Takai
et al.,J.Immunol.140:508-512,1988;Bertagnolli et al.,J.Immunol.1
49:3778-3783,1992.
に記載されたアッセイを包含するが、これらに限らない。
樹枝状細胞依存的アッセイ(特に、無処理のT細胞を活性化する樹枝状細胞に
より発現される蛋白を同定する)は、
Guery et al.,J.Immunol.134:536-544,1995;Inaba et al.,Journal
of Experimental Medicine 173:549-559,1991;Macatonia et al.,Journal of
Immunology 154:5071-5079,1995;Porgador et al.,Journal of Experimental
Medicine 182:255-260,1995;Nair et al.,Journal of Virology 67:4062-4069
,1993;Huang et al.,Science 264:961-965,1994;Macatonia et al.,Journal
of Experimental Medicine 169:1255-1264,1989;Bhardwaj et al.,Journal o
f Clinical Investigation 94:797-807,1994;and Inaba et al.,Journal of E
xperimental Medicine 172:631-640,1990.
に記載されたアッセイを包含するが、これらに限らない。
リンパ球生存/アポトーシスのアッセイ(特に、超抗体誘導後のアポトーシス
を防止する蛋白、ならびにリンパ球のホメオスタシスを調節する蛋白を同定する
)は、Darzynkiewicz et al.,Cytometry 13:795-808,1992;Gorczyca et al.,
Leukemia 7:659-670,1993;Gorczyca et al.,Cancer Research 53:1945-1951,
1993;Itoh et al.,Cell 66:233-243,1991;Zacharchuk,Journal of Immunolog
y 145:4037-4045,1990;Zamai et al.,Cytometry 14:891-897,1993;Gorczyca
et al.,International Journal of Oncology 1:639-648,1992.
に記載のアッセイを包含するが、これらに限らない。
初期段階のT細胞のコミットメント(commitment)および発達のアッセイは、
Antica et al.,Blood 84:111-117,1994;Fine et al.,Cellular Immunology 155:
111-122,1994;Galy et al.,Blood 85:2770-2778,1995;Toki et al.,Proc.Natl.
Acad.Sci.USA 88:7548-7551,1991に記載のアッセイを包含するが、これらに限ら
ない。
造血調節活性
本発明蛋白は、造血の調節において有用であり、それゆえ、骨髄およびリンパ
球欠乏症の治療において有用である。コロニー形成細胞または因子依存性細胞系
を支持する最低限の生物学的活性でさえも、造血の調節への関与を示している。
例えば、赤血球系前駆細胞のみの増殖を支持すること、あるいは他のサイトカイ
ンと組み合わされて、例えば種々の貧血の治療に有用性を示すこと、あるいは放
射線療法/化学療法と組み合わされて赤芽前駆細胞および/または赤芽細胞の産
生を刺激すること;顆粒球のごとき骨髄細胞および単球/マクロファージの増殖
を支持すること(すなわち、伝統的なCSF活性)、例えば、化学療法と組み合
わされて、引き続き起こる骨髄抑制を防止することに有用であり;巨核細胞の増
殖、次いで、血小板の増殖を支持すること、またそれにより血小板減少症のごと
き種々の血小板疾患を予防または治療することに有用であり、また一般的には血
小板輸液の代わりにあるいはそれと相補的に使用され;さらに/あるいは造血幹
細胞(成熟して上記のすべての造血細胞となり、それゆえ、種々の幹細胞疾患(
通常には、移植により治療される疾患であり、例えば、再生不良性貧血および発
作性ヘモグロビン尿症)において有用性がわかる)の増殖を支持することに有用
であり、さらにはインビボまたはエクスビボでの放射線/化学療法後(すなわち
、骨髄移植と組み合わされる)、あるいは遺伝子治療のために遺伝子操作された
後
の幹細胞コンパートメントの正常細胞としての再増殖においても有用である。
本発明蛋白の活性を、特に、下記方法測定してもよい。
種々の造血細胞系の増殖および分化に適したアッセイはすでに引用されている
。
胚の幹細胞の分化のアッセイ(特に、胚の分化造血に影響する蛋白を同定する
)は、Johansson et al.Cellular Biology 15:141-151,1995;Keller et al.,Mol
ecular and Cellular Biology 13:473-486,1993;McClanahan et al.,Blood81:29
03-2915,1993に記載のアッセイを包含するが、これらに限らない。
幹細胞生存および分化のアッセイ(特に、リンパー造血を調節する蛋白を同定
する)は、Methylcellulose colony forming assays,Freshney,M.G.In Cultur
e of Hematopoietic Cells.R.I.Freshney,et al.eds.Vol pp.265-268,Wi
ley-Liss,Inc.,New York,NY.1994;Hirayama et al.,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA 89:5907-5911,1992;Primitive hematopoietic colony forming cells w
ith high proliferative potential,McNiece,I.K.and Briddell,R.A.In Cult
ure of Hematopoietic Cells.R.I.Freshney,et al.eds.Vol pp.23-39,Wil
ey-Liss,Inc.,New York,NY.1994;Neben et al.,Experimental Hematology 22
:353-359,1994;Cobblestone area forming cell assay,Ploemacher,R.E.In
Culture of Hematopoietic Cells.R.I.Freshney,et al.eds.Vol pp.1-21
,Wiley-Liss,Inc..,New York,NY.1994;Long term bone marrow cultures i
n the presence of stromal cells,Spooncer,E.,Dexter,M.and Allen,T.
In Culture of Hematopoietic Cells.R.I.Freshney,et al.eds.Vol pp.16
3-179,Wiley-Liss,Inc.,New York,NY.1994;Long term culture initiating
cell assay,Sutherland,H.J.In Culture of Hematopoietic Cells.R.I.Fr
eshney,et al.eds.Vol pp.139−162,Wiley-Liss,Inc.,New York,NY.19
94.
に記載されたアッセイを包含するが、これらに限らない。
組織増殖活性
本発明蛋白は、骨、軟骨、鍵、靭帯および/または神経組織の成長または再生
、ならびに傷の治癒および組織修復に用いる組成物において、さらに熱傷、裂傷
お
よび潰瘍の治療において有用性を有する。
骨が正常に形成されない環境において軟骨および/または骨の成長誘導する本
発明蛋白は、ヒトおよび他の動物における骨折および軟骨損傷または欠損の治癒
における用途がある。本発明蛋白を用いるかかる調合物は、閉鎖性骨折ならびに
解放性骨折の軽減に有用であり、また人工関節の固定の改善にも有用である。骨
形成剤により誘導されるデノボ骨形成は、先天性の、外傷による、あるいは腫瘍
学的切除により誘発される脳顔面頭蓋の欠損の修復に貢献し、さらに美容整形外
科手術においても有用である。
本発明蛋白を歯周病の治療および他の歯の修復プロセスに用いてもよい。かか
る作用剤は、骨形成細胞を誘引する環境を提供し、骨形成細胞の増殖を刺激し、
あるいは骨形成細胞前駆体の分化を誘導しうる。本発明蛋白は、例えば、骨およ
び/または軟骨修復の刺激により、あるいは炎症または炎症プロセスにより媒介
される組織破壊のプロセス(コラゲナーゼ活性、破骨細胞活性等)をブロックす
ることにより、骨粗鬆症または骨関節炎の治療においても有用でありうる。
本発明蛋白によるものとしてもよい組織発生活性のもう1つのカテゴリーは鍵
/靭帯の形成である。鍵/靭帯様組織または他の組織が正常に形成されない環境
におけるかかる組織の形成を誘導する本発明蛋白は、ヒトおよび他の動物におけ
る鍵または靭帯の裂傷、変形および他の鍵または靭帯の欠損の治癒、に適用され
る。鍵/靭帯様組織誘導蛋白を用いるかかる調合物は、鍵または靭帯組織に対す
るダメージの予防ならびに鍵または靭帯の骨または他の組織への固定の改善に用
いてもよい。本発明組成物により誘導されるデノボ鍵/靭帯様組織形成は、先天
性の、外傷による、あるいは腫瘍学的切除により誘発される脳顔面頭蓋の欠損の
修復に貢献し、さらに鍵または靭帯の付着または修復のための美容整形外科手術
においても有用である。本発明組成物は、鍵−または靭帯−形成細胞を誘引する
ための環境を提供し、鍵−または靭帯−形成細胞の増殖を刺激し、鍵−または靭
帯−形成細胞の前駆体の分化を誘導し、あるいはインビボに戻した場合に組織修
復を行うようにエクスビボでの鍵/靭帯細胞または前駆体の増殖を誘導しうる。
本発明組成物は、鍵炎、手根骨トンネル症候群および他の鍵または靭帯の欠損に
も有用である。本発明組成物は、適当なマトリックスおよび/または当該分野で
よく知られた担体のごとき隔離剤を含んでいてもよい。
本発明蛋白は、神経細胞の増殖ならびに神経および脳組織の再生に、すなわち
、中枢および末梢神経系疾患およびニューロパシーならびに機械的疾患および外
傷性疾患(神経細胞または神経組織に対する変性、死もしくは外傷を包含)の治
療にも有用でありうる。より詳細には、末梢神経傷害、末梢ニューロパシーおよ
び局在化ニューロパシーのごとき末梢神経系の疾病、ならびにアルツハイマー病
、パーキンソン病、ハンチントン病、筋委縮性外側脊髄硬化症およびShy-Drager
症候群のごとき中枢神経系の疾病の治療に蛋白を使用してもよい。本発明により
治療してもよいさらなる症状は、脊髄疾患のごとき機械的疾患および外傷性疾患
、頭部外傷ならびに卒中のごとき脳血管系の疾患を包含する。化学療法または他
の医学的療法により引き起こされる末梢ニューロパシーは、本発明蛋白を用いて
治療可能である。
また本発明蛋白は、圧迫性潰瘍、血管機能不全に関連した潰瘍、外科的および
外傷による創傷等(これらに限らない)を包含する非治癒性創傷のより好ましく
迅速な閉口の促進にも有用でありうる。
また本発明蛋白は、器官(例えば、膵臓、肝臓、腸、腎臓、皮膚、内皮を包含
)、筋肉(平滑筋、骨格筋または心筋)、および血管(血管内皮を包含)組織の
ごとき他の組織の発生、あるいはかかる組織を構成している細胞の増殖促進のた
めの活性を示しうる。望ましい効果の一部は、線維症性瘢痕を抑制することによ
る正常組織の再生であってもよい。本発明蛋白は脈管形成活性も示しうる。
本発明蛋白は、腸の保護または再生、および肺または肝臓の線維症、種々の組
織の再灌流傷害、および全身的なサイトカインのダメージにより生じる症状の治
療にも有用でありうる。
本発明蛋白は、前駆体組織または細胞からの上記組織の分化促進または抑制;
あるいは上記組織の増殖抑制にも有用でありうる。
本発明蛋白の活性は、とりわけ、以下の方法により測定してもよい:
組織再生活性のアッセイは、国際公開WO95/16035(骨、軟骨、鍵)
;
国際公開WO95/05846(神経、ニューロン);国際公開WO91/07
491(皮膚、内皮)に記載されたアッセイを包含するが、これらに限らない。
創傷治癒活性のアッセイは、Maibach,HI and Rovee,DT,eds.,Year Book M
edical Publishers,Inc.,Chicago(Eaglstein and Mertz,J.Invest.Dermato
l 71:382−384(1978)により修飾されている)に記載されたものを包含するが、
これらに限らない。
アクチビン/インヒビン活性
また、本発明蛋白はアクチビン−またはインヒビン−関連活性を示しうる。イ
ンヒビン類は、卵胞刺激ホルモン(FSH)の放出抑制能により特徴づけられ、
アクチビン類は、卵胞刺激ホルモン(FSH)の放出刺激能により特徴づけられ
る。よって、本発明蛋白は、単独であるいはインヒビンαファミリーのメンバー
とのヘテロダイマーの形態で、メスの哺乳動物の繁殖力を減少させ、オスの哺乳
動物の精子形成減少させるインヒビンの能力に基づく不妊薬として有用でありう
る。十分な量の他のインヒビンの投与により、これらの哺乳動物において不妊を
誘導することができる。別法として、本発明蛋白は、ホモダイマーとしてあるい
はインヒビン−βグループの他の蛋白のサブユニットとのヘテロダイマーとして
、下垂体前葉細胞からのFSH放出の刺激におけるアクチビン分子の能力に基づ
いて、繁殖力を誘導する治療薬として有用でありうる。例えば、米国特許第47
98885号参照。また本発明蛋白は、性的に未成熟な哺乳動物における繁殖の
向上に有用である可能性があり、その結果、ウシ、ヒツジおよびブタのごとき家
畜の生存期間中の繁殖力が増大する。
本発明蛋白の活性は、とりわけ、下記方法により測定してもよい:
アクチビン/インヒビン活性のアッセイは、Vale et al.,Endocrinology 91:5
62-572,1972;Ling et al.,Nature 321:779-782,1986;Vale et al.,Nature 321:7
76-779,1986;Mason et al.,Nature 318:659-663,1985;Forage et al.,Proc.Natl
.Acad.Sci.USA 83:3091-3095,1986に記載のアッセイを包含するが、
これらに限らない。
化学走性/ケモキネシス活性
本発明蛋白は、哺乳動物細胞、例えば単球、好中球、T細胞、肥満細胞、好酸
球および/または内皮細胞の化学走性またはケモキネシス活性(例えば、ケモカ
インとして作用)を有する可能性がある。化学走性およびケモキネシス蛋白を用
いて所望細胞集団を所望作用部位に動員または誘引することができる。化学走性
またはケモキネシス蛋白は、組織に対する傷害および他の外傷の治療ならびに局
所的な感染の治療に特に有利である。例えば、リンパ球、単球または好中球の腫
瘍または感染部位への誘引は、腫瘍または感染因子に対する免疫応答を改善しう
る。
特定の蛋白またはペプチドは特定の細胞集団に対して化学走性活性を有してお
り、刺激可能な場合には、直接的または間接的にかかる細胞集団の方向または運
動を指令する。好ましくは、蛋白またはペプチドは、細胞の方向づけられた運動
を直接的に刺激する能力を有する。特定の蛋白が細胞集団に対する化学走性活性
を有するかどうかを、かかる蛋白またはペプチドを細胞化学走性の既知アッセイ
に用いることにより容易に決定することができる。
本発明蛋白の活性は、とりわけ、下記方法により測定してもよい:
化学走性活性のアッセイ(化学走性を誘導または妨害する蛋白を同定するアッ
セイ)は、細胞の膜を越えた移動を誘導する蛋白の能力ならびに1の細胞集団の
他の細胞集団への付着を誘導する蛋白の能力を測定するアッセイを含む。移動お
よび付着に適したアッセイは、Current Protocols in Immunology,Ed by J.E.
Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.Shevach,W.Strober,Pub.G
reene Publishing Associates and Wiley-Interscience(Chapter 6.12,Measure
ment of alpha and beta Chemokines 6.12.1-6.12.28;Taub et al.J.Clin.In
vest.95:1370-1376,1995;Lind et al.APMIS 103:140-146,1995;Muller et a
l Eur.J.Immunol.25:1744-1748;Gruber et al.J.of Immunol.152:5860-58
67,1994;Johnston et al.J.of Immunol.153:1762-1768,1994.
に記載のアッセイを包含するが、これらに限らない。
止血および血栓溶解活性
また、本発明蛋白は、止血または血栓溶解活性を示す可能性がある。結果とし
て、かかる蛋白は、種々の凝血疾患(血友病のごとき遺伝性疾患を包含)の治療
に有用であり、あるいは外傷、手術または他の原因により生じた傷害の治療にお
ける凝血および他の止血を促進しうる。本発明蛋白は、血栓の溶解または血栓形
成阻害ならびにそれらにより生じる症状(例えば、心筋梗塞および中枢神経系血
管の梗塞(例えば、卒中)のごとき)の治療および予防に有用でありうる。
本発明蛋白の活性を、とりわけ、下記方法により測定してもよい:
止血および血栓溶解活性のアッセイは、
Linet et al.,J.Clin.Pharmacol.26:131-140,1986;Burdick et al.,Thrombosis
Res.45:413-419,1987;Humphrey et al.,Fibrinolysis 5:71-79(1991);Schaub,Pr
ostaglandins 35:467-474,1988に記載のアッセイを包含するが、これらに限らな
い。
受容体/リガンド活性
また、本発明蛋白は、受容体、受容体リガンドまたは受容体/リガンド相互作
用の阻害剤もしくはアゴニストとしての活性を示しうる。かかる受容体およびリ
ガンドの例は、サイトカイン受容体およびそれらのリガンド、受容体キナーゼお
よびそれらのリガンド、受容体ホスファターゼおよびそれらのリガンド、細胞−
細胞相互作用に関与する受容体およびそれらのリガンド(細胞付着分子(セレク
チン、インテグリンおよびそれらのリガンドのごとき)ならびに抗原提示、抗原
認識、細胞性および体液性免疫応答の発生に関与する受容体/リガンド対などを
包含)を包含するがこれらに限らない。受容体およびリガンドは、関連する受容
体/リガンド相互作用に対する潜在的なペプチドまたは小型分子阻害剤のスクリ
ーニングにも有用である。本発明蛋白(受容体およびリガンドのフラグメントを
包含するが、これらに限らない)は、それ自体、受容体/リガンド相互作用の阻
害
剤として有用でありうる。
本発明蛋白の活性を、とりわけ、下記方法により測定してもよい:
受容体−リガンド活性の適当なアッセイは、Current Protocols in Immunolog
y,Ed by J.E.Coligan,A.M.Kruisbeek,D.H.Margulies,E.M.Shevach,W.S
trober,Pub.Greene Publishing Associates and Wiley-Interscience(Chapter
7.28,Measurement of Cellular Adhesion under static conditions 7.28.1-7.
28.22),Takai et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA84:6864-6868,1987;Biere
r et al.,J.Exp.Med.168:1145-1156,1988;Rosenstein et al.,J.Exp.Me
d.169:149−160 1989;Stoltenborg et al.,J.Immunol.Methods 175:59-68,
1994;Stitt et al.,Cell 80:661-670,1995.
に記載のアッセイを包含するが、これらに限らない。
抗炎症活性
本発明蛋白は抗炎症活性を示しうる。抗炎症活性は、刺激応答に関与している
細胞に刺激を与えることにより、細胞−細胞相互作用(例えば、付着のごとき)
を阻害または促進することにより、炎症プロセスに関与している細胞の化学走性
を阻害または促進することにより、細胞溢出を阻害または促進することにより、
あるいは炎症応答をより直接的に阻害または促進する他の因子の産生を刺激また
は抑制することにより発揮される。かかる活性を示す蛋白を用いて炎症の症状(
慢性もしくは急性症状を包含、感染に関連した炎症(敗血性ショック、敗血症も
しくは全身性炎症応答症候群(SIRS)のごとき)、虚血−再潅流傷害、エン
ドトキシンによる致命的傷害、関節炎、補体により媒介される超急性拒否反応、
腎炎、サイトカインもしくはケモカインにより誘導される肺の傷害、炎症性腸疾
患、クローン病またはTNFもしくはIL−1のごときサイトカインの過剰産生
から生じる疾病を包含するがこれらに限らない)を治療することができる。本発
明蛋白は、アナフィラキシーおよび抗原性物質もしくは材料に対する過敏症の治
療にも有用でありうる。腫瘍阻害活性
腫瘍の免疫学的治療または予防に関する上記活性のほかに、本発明蛋白は他の
抗腫瘍活性を示しうる。ある蛋白は腫瘍増殖を直接的または間接的に(例えば、
ADCCを介して)阻害しうる。ある蛋白は、腫瘍組織または腫瘍前駆体組織に
作用して、腫瘍増殖を支持するに必要な組織の形成を阻害し(例えば、脈管形成
を阻害することにより)、腫瘍増殖を阻害する他の因子、作用剤または細胞タイ
プの産生を引き起こすことにより、あるいは腫瘍増殖を促進する因子、作用剤ま
たは細胞タイプを除去または阻害することにより腫瘍阻害活性を示しうる。
他の活性
本発明蛋白は、下記のさらなる活性または効果の1つまたはそれ以上を示しう
る:細菌、ウイルス、真菌および他の寄生虫(これらに限らず)を包含する感染
性因子の殺傷;身長、体重、体毛の色、目の色、皮膚または他の組織の色素沈着
、または器官または身体部分のサイズまたは形態(例えば、豊胸またはその逆)
を包含する身体特性への影響(抑制または促進);摂食した脂肪、蛋白または炭
水化物の消化への影響;食欲、性欲、ストレス、認識(認識の疾患を包含)、鬱
(鬱病性疾患を包含)および暴力的行為(これらに限らず)を包含する行動特性
への影響;鎮痛効果または他の痛み軽減効果の提供;造血系以外の系統における
胚の幹細胞の分化および増殖の促進;ホルモンまたは内分泌活性;酵素の場合、
酵素欠乏の修正および関連疾患の治療;過剰増殖性疾患(例えば、乾癬のごとき
)の治療;免疫グロブリン様活性(例えば、抗体または補体に結合する能力);
ならびにワクチン組成物において抗原として作用してかかる蛋白またはかかる蛋
白と交差反応する他の物質もしくは存在に対する免疫応答を生じさせる能力。投与および用量
本発明蛋白(どのような源からであってもよく、組み換え法および非組み換え
法によるものを包含するが、これらに限らない)を、医薬上許容される担体と混
合して医薬組成物中に用いてもよい。かかる組成物は(蛋白および担体のほかに
)、
希釈剤、充填剤、塩類、バッファー、安定化剤、可溶化剤、および当該分野でよ
く知られた他の物質を含有していてもよい。用語「医薬上許容される」は、有効
成分の生物学的活性の有効性を妨害しない無毒の物質を意味する。担体の特性は
投与経路に依存する。本発明医薬組成物は、M−CSF、GM−CSF、TNF
、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、
IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL
−14、IL−15、IFN、TNF0、TNF1、TNF2、G−CSF、M
eg−CSF、スロンボポイエチン、幹細胞因子、およびエリスロポイエチンの
ごときサイトカイン、リンホカイン、または他の造血因子を含有していてもよい
。医薬組成物はさらに、蛋白活性を増強し、あるいは治療においてその活性また
は有用性を補う他の作用剤を含有していてもよい。かかるさらなる因子および/
または作用剤を医薬組成物に含有させて、本発明蛋白との相乗効果を発揮させ、
あるいは副作用を最小化してもよい。逆に、特定のサイトカイン、リンホカイン
、他の造血因子、血栓溶解因子または抗血栓因子、または抗炎症剤の処方に本発
明蛋白を含有させて、サイトカイン、リンホカイン、他の造血因子、血栓溶解因
子または抗血栓因子、または抗炎症剤の副作用を最小化してもよい。
本発明蛋白は、多量体(例えば、ヘテロダイマーまたはホモダイマー)または
それ自体もしくは他の蛋白との複合体となって活性でありうる。結果的に、本発
明医薬組成物は、かかる多量体または複合体形態の本発明蛋白を含むものであっ
てもよい。
本発明医薬組成物は、本発明蛋白と蛋白もしくはペプチド抗原との複合体の形
態であってもよい。蛋白および/またはペプチド抗原は、Bリンパ球ならびにT
リンパ球に対して刺激シグナルを送達するであろう。Bリンパ球はその表面免疫
グロブリン受容体を通して抗原に応答するであろう。Tリンパ球は、MHC蛋白
による抗原提示後、T細胞受容体(TCR)を通して抗原に応答するであろう。
MHCならびに宿主細胞のクラスIおよびクラスIIのMHC遺伝子によりコー
ドされたものを包含する構造上関連した蛋白は、Tリンパ球に対するペプチド抗
原の提示に役立つであろう。抗原成分は、精製MHC−ペプチド複合体のみとし
て、または直接T細胞にシグナルを送ることのできる同時刺激分予とともに供給
される。あるいはまた、B細胞上の表面免疫グロブリンおよび他の分子に結合し
うる抗体を、本発明医薬組成物と混合することもできる。
本発明医薬組成物はリポソーム形態であってもよく、その中で本発明蛋白はさ
らに他の医薬上許容される担体、脂質のごとき両親媒性作用剤(水溶液中でミセ
ルのような凝集体形態、不溶性単層、液状結晶またはラメラ層として存在)と混
合されている。リポソーム処方に適する脂質は、モノグリセリド、ジグリセリド
、スルファチジド、リゾレシチン、リン脂質、サポニン、胆汁酸等を包含するが
、これらに限らない。かかるリポソーム処方の製造は当業者のレベルの範囲内で
あり、例えば、米国特許第4235871、4501728、4837028、
および4737323号(参照によりそれらすべてを本明細書に記載されている
ものとみなす)に記載されたようなものである。
本明細書の用語「治療上有効量」とは、有意な患者の利益、例えば、かかる症
状の徴候の改善、治癒、治癒速度の増大を示すに十分な医薬組成物または方法の
各有効成分の合計量を意味する。単独で投与される個々の有効成分について用い
る場合、該用語は当該成分のみをいう。有効成分の組み合わせに用いる場合、逐
次投与あるいは同時投与にかかわらず治療効果を生じる有効成分量の合計量をい
う。
本発明の治療方法の実施において、治療上有効量の本発明蛋白を治療すべき症
状を有する哺乳動物に投与する。本発明方法に従って、単独またはサイトカイン
、リンホカインもしくは他の造血因子のごとき他の治療薬とともに本発明蛋白を
投与してもよい。1種またはそれ以上のサイトカイン、リンホカインまたは他の
造血因子と共投与する場合、本発明蛋白をサイトカイン、リンホカイン、他の造
血因子、血栓溶解因子もしくは抗血栓因子と同時または逐次投与してもよい。逐
次投与する場合、担当医師は、サイトカイン、リンホカイン、他の造血因子、血
栓溶解因子もしくは抗血栓因子と本発明蛋白との組み合わせにおける適切な投与
順序を決定するであろう。
本発明医薬組成物中または本発明の実施に用いる本発明蛋白の投与を種々の慣
用的方法、例えば、経口的摂食、吸入、または皮内、皮下、または静脈注射で行
うことができる。患者への静脈注射が好ましい。
治療上有効量の本発明蛋白を経口投与する場合、本発明蛋白は錠剤、カプセル
、粉末、溶液またはエリキシルの形態であろう。錠剤形態で投与する場合、本発
明医薬組成物はゼラチンのごとき固体担体またはアジュバントをさらに含有して
いてもよい。錠剤、カプセル、および粉末は、約5ないし95%の本発明蛋白、
好ましくは約25ないし90%の本発明蛋白を含有する。液体形態で投与する場
合、水、ペトロレウム、動物または植物起源の油脂、例えばピーナッツ油、鉱油
、大豆油、またはゴマ油、または合成油脂を添加してもよい。液体形態の医薬組
成物は、生理食塩溶液、デキストロースまたは他の糖類溶液、またはグリコール
類(例えばエチレングリコール、プロピレングリコールもしくはポリエチレング
リコール)をさらに含有していてもよい。液体形態で投与する場合、医薬組成物
は、約0.5ないし90重量%の本発明蛋白、好ましくは約1ないし50%の本
発明蛋白を含有する。
治療上有効量の本発明蛋白を静脈、皮内または皮下注射により投与する場合、
本発明蛋白はパイロジェン不含で、非経口的に許容される水溶液の形態であろう
。適切なpH、等張性、安定性を有するかかる非経口的に許容される蛋白溶液の
調製は、当業者の範囲内である。静脈、皮内、または皮下注射用の好ましい医薬
組成物は、本発明蛋白のほかに、注射用塩化ナトリウム、リンゲル溶液、注射用
デキストロース、注射用デキストロースおよび塩化ナトリウム溶液、注射用乳酸
含有リンゲル溶液、または当該分野で知られている他の担体を含有すべきである
。本発明医薬組成物は、安定化剤、保存料、バッファー、抗酸化剤、または当業
者に知られた他の添加物を含んでいてもよい。
本発明医薬組成物中の本発明蛋白の量は、治療すべき症状の性質および重さ、
ならびに患者がすでに受けていた治療の性質による。最終的には、担当医師が、
各患者を治療すべき本発明蛋白量を決定するであろう。まず、担当医師は、低用
量の本発明蛋白を投与し、患者の応答を観察する。最適治療効果が得られるまで
、より高用量の本発明蛋白を投与してもよく、最適治療効果が得られた時点で用
量
をさらに増加させない。本発明方法を実施するための種々の医薬組成物は、体重
1kgあたり約0.01μgないし約100mgの本発明蛋白(好ましくは、体
重1kgあたり約0.1μgないし約10mg、より好ましくは体重1kgあた
り0.1μgないし約1mgの本発明蛋白を含有すべきである。
本発明組成物を用いる静脈投与による治療の期間は、治療すべき疾病の重さな
らびに各患者の状態および応答により変化させられるであろう。本発明蛋白の各
適用期間は、連続静脈投与の場合12ないし24時間の範囲であると考えられる
。最終的には、担当医師が、本発明医薬組成物を用いる静脈投与による治療の期
間を決定するであろう。
本発明蛋白を用いて動物を免役して、本発明蛋白と特異的に反応するポリクロ
ーナルおよびモノクローナル抗体を得てもよい。蛋白全体またはそのフラグメン
トを免疫原として用いてかかる抗体を得てもよい。ペプチド免疫源はカルボキシ
末端にシステイン残基をさらに含んでいてもよく、キーホールリムペット・ヘモ
シアニン(KLH)のごときハプテンに結合する。かかるペプチドを合成する方
法は当該分野において知られており、例えば、
R.P.Merrifield,J.Amer.Chem.Soc.85,2149-2154(1963);
J.L.Krstenansky,et.al.,FEBS Lett.211,10(1987)に記載のごときものがある。
本発明蛋白に結合するモノクローナル抗体は、本発明蛋白の免疫検出用の有用な
診断薬でありうる。本発明蛋白に結合する中和抗体は、本発明蛋白に関連した症
状の治療薬として有用でありうるし、さらに本発明蛋白の異常発現が関与してい
るいくつかの形態の癌の治療におけるある種の腫瘍の治療において有用でありう
る。癌細胞または白血球細胞の場合、本発明蛋白に対する中和モノクローナル抗
体は、本発明蛋白により媒介されうる癌細胞の転移蔓延の検出および予防に有用
でありうる。
骨、軟骨、鍵または靭帯の再生に有用な本発明組成物に関して、治療方法は、
組成物を局所的、全身的、またはインプラントもしくはデバイスのごとく局部的
に投与することを包含する。投与する場合、本発明に使用する治療組成物は、も
ちろん、パイロジェン不含の生理学的に許容される形態である。さらに、望まし
くは、組成物をカプセル封入するかまたは粘性形態として注射して骨、軟骨また
は組織ダメージ部位に送達してもよい。局所投与は傷の治癒および組織修復に適
する。上記組成物中に含有されていてもよい本発明蛋白以外の治療上有用な作用
剤を、代替的または付加的に、本発明方法における組成物と同時または逐次投与
してもよい。好ましくは、骨および/または軟骨形成のためには、組成物は、蛋
白含有組成物を骨および/または軟骨ダメージ部位に送達し、骨および軟骨の発
生のための構造を提供し、さらに最適には体内に吸収されうるマトリックスを含
有するであろう。かかるマトリックスは、他の移植される医学的器具に現在使用
されている材料からできていてもよい。
マトリックス材料の選択は、生体適合性、生分解性、機械的特性、美容上の外
観および界面特性に基づく。組成物の特別な適用により適当な処方が決定されよ
う。組成物用として可能なマトリックスは生分解性で、化学的に知られた硫酸カ
ルシウム、リン酸三カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ポリ乳酸、ポリグリコ
ール酸およびポリ無水物であってもよい。他の使用可能な材料は生分解性で、生
物学的によく知られたもの、例えば、骨または皮膚のコラーゲンである。さらに
マトリックスは純粋な蛋白または細胞外マトリックス成分を含んでいてもよい。
他の可能なマトリックスは、焼結ヒドロキシアパタイト、バイオガラス、アルミ
ネート、または他のセラミックスのごとき生分解性でなく、化学的に知られたも
のである。マトリックスは上記タイプの材料の組み合わせ、例えばポリ乳酸およ
びヒドロキシアパタイトあるいはコラーゲンおよびリン酸三カルシウムを含んで
いてもよい。バイオセラミックスを、組成物中、例えばカルシウム−アルミネー
ト−ホスフェート中において変更してもよく、加工して孔サイズ、粒子サイズ、
粒子形状および生分解性を変化させてもよい。
150ないし800ミクロンの範囲の直径を有する多孔性粒子形態の乳酸およ
びグリコール酸の50:50(モル重量)のコポリマーが現在のところ好ましい
。いくつかの適用例においては、カルボキシメチルセルロースまたは自己由来の
血餅のごとき隔離剤を用いてマトリックスからの蛋白組成物の解離を防止するこ
とが有用であろう。
隔離剤の好ましいファミリーは、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルエオース、およびカルボキシメチルセルロースを包含するアルキルセ
ルロース(ヒドロキシアルキルセルロースを包含)のごときセルロース性材料で
あり、カルボキシメチルセルロース(CMC)のカチオン性の塩が最も好ましい
。他の好ましい隔離剤は、ヒアルロン酸、アルギン酸ナトリウム、ポリ(エチレ
ングリコール)、ポリオキシエチレンオキシド、カルボキシビニルポリマーおよ
びポリ(ビニルアルコール)を包含する。本発明に有用な隔離剤の量は、全処方
重量に対して0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量%であり、この量は
、ポリマーマトリックスからの蛋白の脱離を防止し、組成物の適切な取り扱いを
可能にする量であるが、前駆細胞がマトリックスから浸潤し、そのことにより前
駆細胞の骨形成活性を促進する機会を蛋白に付与するようにするには、あまり多
くないようにする。
さらなる組成物において、本発明蛋白が骨および/または軟骨の欠損、傷、ま
たは組織の治療に有益な他の作用剤と混合されていてもよい。これらの作用剤は
、上皮増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、形質転換増殖因
子(TGF−αおよびTGF−β)、およびインスリン様増殖因子(IGF)を
包含する。
また、目下のところ、治療組成物は獣医学的用途にも価値がある。詳細には、
ヒトのほかに、家畜およびサラブレッドのウマが本発明蛋白を用いるかかる治療
に望ましい患者である。
組織の再生に使用される蛋白含有医薬組成物の投与規則は、蛋白の作用を変化
させる種々の要因、例えば形成が望まれる組織重量、ダメージ部位、ダメージを
受けた組織の状態、傷のサイズ、必要な組織のタイプ(例えば、骨)、患者の年
齢、性別、および食事、感染の重さ、投与期間、ならびに他の臨床的要因を考慮
して医師が決定するであろう。用量は、復元に使用するマトリックスのタイプお
よび医薬組成物中の他の蛋白の含有に応じて変更されてもよい。例えば、IGF
I(インスリン様増殖因子I)のごとき他の既知増殖因子の最終組成物への添
加も
用量に影響しうる。組織/骨の増殖および/または修復を、例えばX線、組織形
態学的調査およびテトラサイクリン標識により定期的に評価することにより経過
をモニターすることができる。
本発明ポリヌクレオチドを遺伝子治療に用いることもできる。かかるポリヌク
レオチドをインビボまたはエクスビボで細胞に導入して哺乳動物対象中で発現さ
せることができる。核酸を細胞または生物に導入するための他の知られた方法に
より本発明ポリヌクレオチドを投与してもよい(ウイルスベクターに入れて、あ
るいは裸のDNAの形態として等があるが、これらに限らない)。
本発明蛋白存在下で細胞をエクスビボにおいて培養して増殖させ、あるいはか
かる細胞に対する所望効果を生じさせ、あるいはかかる細胞中に所望活性を生じ
させてもよい。次いで、処理された細胞を、治療目的で、インビボにおいて導入
することができる。
実施例1 AM931蛋白による脈管形成および内皮細胞増殖の阻害
AM931蛋白の脈管静止(脈管形成阻害)活性を、脈管静止活性のアッセイ
であるHUVC−内皮細胞増殖アッセイにおいて試験した。アッセイを96ウェ
ルプレートにおいて行った。一次ヒト請帯細胞(HUVECs)を、EGM培地
(Clonetics)/20%FCS(ウシ胎児血清)中、ウェルあたり3x103個撒
き、37℃で24時間インキュベーションした。次いで、細胞を、0.5%FC
S含有M199培地(M199−0.5%FCS)中で37℃で48時間飢餓状
態にした。AM931でトランスフェクションしたCOS−1細胞から得たなら
し培地または膜フラクションを、100ng/mlのEGFを含有するM199
−0.5%FCSで1:5、1:25、1:125および1:625に希釈した
。AM931の希釈物を飢餓細胞に添加し、37℃で72時間インキュベーショ
ンした。次いで、細胞を[3H]−チミジンにより6時間放射性標識した。放射
性標識細胞を液体シンチレーション計数用にPBSで洗浄し、トリプシン処理し
た。Kaleidographソフトウェア(Abelbeck Software)を用いて結果をプロット
した。
HUVEC増殖に対する種々の調合物の影響を図2Aおよび2Bに示す。図2
Aおよび2Bにおいて、「pED」は、発現ベクターのみでトランスフェクショ
ンされたCOS−1細胞からの模擬対照である。「AM931 CM(1)」お
よび「AM931 CM(2)」は、2種の別個のCOS−1細胞形質転換体か
らのならし培地である。「AM931 MF」は、2番目のCOS−1トランス
フェクションにより得た膜フラクションである。これらの結果は、脈管形成の阻
害(脈管静止)および血管内皮の増殖の阻害におけるAM931蛋白の活性を示
す。
本明細書に引用した特許および文献を、参照により全体が本明細書に記載され
ているものとみなす。 DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Secreted protein
Field of the invention
The present invention provides novel proteins and the therapeutic, diagnostic and research utility of these proteins.
Related.
Background of the Invention
Protein factors such as lymphokines, interferons, CSFs and
Methods involving the discovery of cytokines such as terleukin) are described in
It has matured rapidly in 0 years. Today's routine hybridization clonin
Cloning and expression cloning methods provide information directly related to the discovered protein (ie,
In the case of hybridization cloning, the partial DNA / amino acid of the protein
Sequence; depending on the activity of the protein in the case of expression cloning)
Cloning the new polypeptide "directly". Signal sequence cloning
(Based on the presence of the currently well-recognized secretory leader sequence motif,
Columns), as well as hive by various PCR or with low stringency
More recent "indirect" cloning, such as the redidation cloning method
This method is secreted in the case of cloning of the leader sequence.
Alternatively, depending on the cell or tissue source, the activity may be
Make available a large number of DNA / amino acid sequences for known proteins
This has raised the current technical level. The present invention relates to these proteins.
is there.
Summary of the Invention
In one embodiment, the present invention provides a polynucleotide selected from the group consisting of:
Provided is a composition comprising an isolated protein encoded by a nucleotide:
(A) a polynucleotide comprising the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 1;
(B) nucleotides from nucleotide 230 of the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 1
A polynucleotide comprising up to 791;
(C) nucleotide 311 of the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 1
A polynucleotide comprising up to 791;
(D) All of clone AM931 deposited under accession number ATCC 98026
A polynucleotide comprising a nucleotide sequence of a long protein coding sequence;
(E) c of clone AM931 deposited under accession number ATCC 98026
Polynucleotide encoding full-length protein encoded by DNA insert
Do;
(F) Synthesis of clone AM931 deposited under accession number ATCC 98026
A polynucleotide comprising the nucleotide sequence of a mature protein coding sequence;
(G) c of clone AM931 deposited under accession number ATCC 98026
Polynucleotide encoding mature protein encoded by DNA insert
Do;
(H) a polynucleotide encoding a protein comprising the amino acid sequence of SEQ ID NO: 2
Tide;
(I) Including a fragment of the amino acid sequence of SEQ ID NO: 2 having biological activity
A polynucleotide encoding a protein;
(J) Polynucleic acid which is an allelic variant of the polynucleotide of (a) to (g) above
Nucleotides; and
(K) a polynucleotide encoding a species homolog of the protein of (h) or (i) above
Otide.
Preferably, such a polynucleotide is of the nucleotide sequence SEQ ID NO: 1.
Nucleotides 230 to 791; nucleotides of SEQ ID NO: 1
Accession number ATCC98 from nucleotide 311 to nucleotide 791 of the sequence
No. 026 of full length protein coding sequence of clone AM931 deposited as No. 026
Reotide sequence; or clone A deposited under accession number ATCC 98026
M931 contains the nucleotide sequence of the mature protein coding sequence. Other preferred
In a specific example, the polynucleotide is deposited under accession number ATCC 98026.
Full length encoded by the cDNA insert of cloned AM931 or
Encodes a mature protein. In still other preferred embodiments, such polynucleotides
Otide comprises the amino acid sequence from amino acid 32 to amino acid 51 of SEQ ID NO: 2.
Encodes a protein.
In another embodiment, the present invention relates to an amino acid selected from the group consisting of:
A set comprising a protein comprising an acid sequence and substantially free of other mammalian proteins
Serve the product:
(A) the amino acid sequence of SEQ ID NO: 2;
(B) an amino acid sequence from amino acid 32 to amino acid 51 of SEQ ID NO: 2;
(C) fragments of the amino acid sequence of SEQ ID NO: 2; and
(D) c of clone AM931 deposited under accession number ATCC 98026
Amino acid sequence encoded by the DNA insert.
Preferably, such a protein is the amino acid sequence of SEQ ID NO: 2 or SEQ ID NO: 2
From amino acid 32 to amino acid 51.
The protein composition of the present invention may further contain a pharmaceutically acceptable carrier. Heel
Also provided by the present invention is a composition comprising an antibody that specifically reacts with the protein.
A therapeutically effective amount of a composition comprising the protein of the present invention and a pharmaceutically acceptable carrier,
For preventing, treating or ameliorating a medical condition, comprising administering to a subject
Is also provided. In the treatment method provided by the present invention, preferably, a vascular form is used.
Inhibition of growth, inhibition of vascular endothelial cell growth or proliferation, inhibition of tumor growth and vasculature
The subject is treated to produce an effect selected from the group consisting of inhibiting growth-dependent tissue growth.
Be treated.
BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES
FIG. 1 shows the pED6 and pNotS vectors used for depositing the clones disclosed herein.
FIG.Detailed description Isolated protein
Currently determined nucleotide and amino acid sequences are disclosed in
The clones and proteins used are shown below. In some examples, the array is
Provisional, containing some incorrect or unclear bases or amino acids
May be. By performing sequencing of the deposited clones by known methods,
The actual nucleotide sequence of the clone can be easily determined. Next,
Determine constant amino acid sequence (both full length and mature) from such nucleotide sequence
can do. Express the clone in the appropriate cells, collect the protein, and then
By determining its sequence, the amino acids of the proteins encoded by the individual clones can be determined.
The no acid sequence can also be determined.
For each disclosed protein, applicants must make the most use of the sequence information available at the time of filing.
Those that were determined to be well identifiable reading frames were identified. The array being reported
The reported protein sequence is "Xaa" because some information is unclear.
Including These “Xaas” are (1) unclear nucleotide sequences.
(2) (the nucleotide sequence is clearly determined
(If any) in the determined nucleotide sequence that the applicant believes cannot be present.
Indicates codon.
As used herein, the term "secreted" protein refers to a membrane when expressed in a suitable host cell.
Refers to the signal that is transported through
Transportation is also included. A “secreted” protein is a protein that is totally secreted from the cell in which it is expressed.
White (eg, soluble protein) or partially secreted protein (eg, receptor)
Including but not limited to: “Secreted” proteins are also transported across the ER membrane.
Includes, but is not limited to, what is sent.
Protein "AM931"
One protein of the present invention was identified as protein "AM931". AM931
Partial cDNAc clone to be selected for cDNA encoding secreted protein
Was first isolated from a human fetal kidney cDNA library using conventional methods. Heel
The nucleotide sequence of the partial cDNA is determined and the BLASTA / BLASTX and FASTA search
The program was searched against the GenBank database. I.M.A.G by search
`` Yh63e02.r1 Homo sapiens cDNA clone 13 reported by .E. Consortium
No. 4426 5 'to EST (GenBank accession number R32076).
At least some identity has been revealed. Also, GenBank contracted by search
A hit at number N30331 was also found. The EST database entry
The human cDNA clone corresponding to the tree was transferred to the I.M.A.G.E.Consortium library
Genome Systems, Inc., St. I ordered from Louis, MO. From the supplier
The clones received were tested and full length clones containing the 5 'end and 3' UTR (
(Including a poly A tail). This full-length clone is described herein.
It is also called "AM931".
AM931 was identified as encoding a secreted protein by Applicants' method.
Was.
The currently determined nucleotide sequence of AM931 is shown in SEQ ID NO: 1. Up
The correct reading frame and estimate of the full-length AM931 protein corresponding to the nucleotide sequence.
The constant amino acid sequence is shown in SEQ ID NO: 2, which applicant is convinced to be correct.
I do. Amino acids 1-27 are a putative leader / signal sequence,
The amino acid sequence starts at amino acid 28.
Depositing clones
Clone AM931 was transferred to American Type Culture Coll. On April 17, 1996.
, deposited under Accession No. ATCC 98026, and
Each containing clone can be obtained from the deposit. Each clone is deposited with this complex
Were transfected into separate bacterial cells (E. coli).
EcoRI / NotI digestion (EcoRI at 5 'site, NotI at 3' site)
Deposit each clone by performing and obtaining fragments suitable for such clones
Can be taken from the vector. Each clone was replaced with pED6 or pNotS in FIG.
Deposited in one of the vectors. Expression of cDNA from deposited vector
Is also good.
Bacterial cells containing a particular clone can be obtained from a composite deposit as follows.
it can:
Oligonucleotide probes to obtain sequences known as specific clones
Or a probe should be designed. This sequence is the sequence described herein, or
It can be derived from a combination of these sequences.
Preferably, the design of the oligonucleotide probe follows these parameters.
Should be:
(A) The region of the sequence where the number of unclear bases (N), if any, is minimal
Should be designed to:
(B) Tm of about 80 ° C. (2 ° C. for A or T, G or C, respectively)
About 4 ° C.).
Preferably, a method widely used for oligonucleotide labeling is used,
Oligonucleotides are converted to γ-32P-ATP (specific activity
6000 Ci / mmole). Other labeling methods may be used
it can. Preferably, the unincorporated label is gel filtered or otherwise established.
Should be removed by any method The amount of radioactivity incorporated into the probe
It should be quantified by measuring with a titration counter. Preferably,
The specific activity of the probe obtained should be about 4e + 6 dpm / pmole.
Preferably, a bacterial culture containing a pool of full-length clones is thawed and 100 μl of
Stock was added to 25 ml of sterile L-broth containing 100 μg / ml ampicillin
Should be used to inoculate sterile culture flasks containing. Preferably, the culture is
It should be grown at 37 ° C. to saturation, and preferably, the saturated culture should be fresh L
Should be diluted with broth. Preferably, some of these dilutions are plated
100 μg / ml ampicillin in a 150 mm Petri dish and
Grow overnight at 37 ° C. on solid bacterial medium with L-broth containing 5% agar
Dilution yields 5000 distinct and well-separated colonies.
And volume should be determined. To get clear, well-separated colonies
Other known methods can also be used.
The colonies are then nitted using standard colony hybridization techniques.
Transfer to a low cellulose filter for dissolution, denaturation and baking.
You.
Then, preferably, 0.5% SDS, 100 μg / ml yeast RNA, and
And 10 mM EDTA (20X stock is 175.3 gN
aCl / liter, 88.2 g sodium citrate, pH 7.0 with NaOH
) (About 10 ml per 150 mm filter) with gentle stirring
Incubate at 65 ° C for 1 hour. The probe is then preferably hived.
Add to the redidation mix and make the concentration more than 1e + 6dpm / ml
Make it equal to this. The filter is then preferably stirred at room temperature.
Wash without stirring with 500 ml of 2X SSC / 0.5% SDS, preferably the
Afterwards, 500 ml of 2X SSC / 0.1% with gentle shaking at room temperature
Wash with SDS. 65 ° C, 30 minutes to 1 hour, 0.1X SSC / 0.5%
A third wash with SDS is optimal. Then preferably dry the filter
And subject it to autoradiography for sufficient time to visualize positives on X-ray film.
You. Other known hybridization methods can also be used.
Positive colonies are picked, grown in medium, and then positively added using standard procedures.
Isolate the mid DNA. Then, restriction analysis, hybridization analysis or
Clones can be verified by DNA sequencing.
A fragment of the protein of the present invention that can exhibit biological activity is also included in the present invention.
You. Protein fragments may be linear or, for example, H.U.Saragovi
, Et al., Bio / Technology 10, 773-778 (1992) and R.S. McDowell, et al., J.
. Amer. Chem. Soc. 114, 9245-9253 (1992) (both references are incorporated herein by reference).
Cyclization using known methods such as those described in
Good. For many purposes, including increasing the number of valencies at the protein binding site,
Such
The fragment may be fused to a carrier molecule along with the immunoglobulin. For example,
A protein fragment is fused to the Fc portion of an immunoglobulin via a "linker".
You may let it. For a bivalent form of the protein, such a fusion could be made to the Fc portion of an IgG molecule.
Can be done against Such fusions using other immunoglobulin isotypes
May be obtained. For example, a protein-IgM fusion yields a decavalent form of the protein of the invention.
Will be.
The invention also provides the full length and mature forms of the disclosed proteins. Full length form of such a protein
Is identified in the sequence listing by translation of the nucleotide sequence of the disclosed clone.
I have. The mature form of such a protein can be prepared in a suitable mammalian cell or other host cell.
Of the disclosed full-length polynucleotide (preferably deposited with the ATCC)
May be obtained by The sequence of the mature form of the protein is determined from the amino acid sequence of the full-length form.
You may.
The present invention also provides a gene corresponding to the cDNA sequence disclosed herein. versus
The corresponding gene can be isolated by a known method using the sequence information disclosed herein. Heel
The method comprises the step of providing information on the disclosed sequence for identification and / or a suitable genomic library.
Or a probe obtained by amplification of a gene from a source of genomic material or
Preparation of primers.
When the protein of the present invention is membrane-bound (eg, a receptor), the present invention
Soluble forms are also provided. In such a form, the intracellular and transmembrane domains of the protein
And remove all or part of the protein so that it is sufficiently secreted from the host where the protein was expressed.
To do. Intracellular and transmembrane domains of the protein of the present invention are determined from sequence information.
The domain can be identified by a known method for determining the domain.
Species homologs of the disclosed proteins are also provided by the present invention. Suitable sequences from the sequences shown here
Create the appropriate probe or primer, then select an appropriate source of nucleic acid from the desired species.
Species homologs may be isolated and identified by screening.
The invention also encompasses allelic variants of the disclosed polynucleotides or proteins.
. That is, the present invention provides a polynucleotide encoding the polynucleotide disclosed herein.
Naturally occurring isolated polynucleotides encoding one or more homologous or related proteins
Different shape
State.
The isolated polynucleotide encoding the protein of the present invention is described in Kaufman et al., Nucl.
eic Acids Res. PMT2 or pED expression vector disclosed in 19, 4485-4490 (1991)
Operably linked to an expression control sequence such as
Good. Many suitable expression control sequences are known in the art. In this specification
"Operably linked" as defined herein refers to the isolated polynucleotide of the present invention and expression control
Polynucleotide / Expression control where the sequence is placed in a vector or cell and ligated
To be expressed by a host cell transformed (transfected) with the sequence
Means that
Many types of cells can serve as suitable host cells for expression of the proteins of the present invention.
Mammalian cells include, for example, monkey COS cells, Chinese hamster ovary (CH
O) cells, human kidney 293 cells, human epidermal A431 cells, human Colo205 cells
Vesicles, 3T3 cells, CV-1 cells, other transformed primate cell lines, normal diploid
Cells, cell lines obtained from in vitro culture of primary tissues, primary explants, H
eLa cells, mouse cells, BHK, HL-60, U937, HaK or Jurkat
Cells.
Alternatively, in lower eukaryotic cells such as yeast or prokaryotic cells such as bacteria.
It is possible to produce proteins. A potentially suitable yeast strain is Saccharomyces ce
revisiae, Schizosaccharomyces pombe, Kluyveromyces strain, Candida, or different
Includes yeast strains capable of expressing the seed protein. A potentially suitable bacterial strain is Escherichia
capable of expressing E. coli, Bacillus subtilis, Salmonella typhimurium, or heterologous proteins
Functional bacterial strains. If the protein is produced in yeast or bacteria,
The protein produced in the above step is, for example, phosphorylated or glycosylated at an appropriate site.
May need to be modified to obtain a functional protein. Known chemical or enzymatic
Such covalent bonding may be performed using a method.
The isolated polynucleotides of the present invention can be used in one or more insect expression vectors to
The protein can be obtained by operably linking to an appropriate control sequence and using an insect expression system.
Good. Materials and methods for baculovirus / insect cell expression systems are described, for example, in
Kit form from Invitrogen, San Diego, California, USA (MaxBacRkit)
And such methods are well known in the art and are available from SumTners
And Smith, Texas Agricultural Experiment Station Bulletin No. 1555 (198
7) (such as those described herein by reference)
is there. As used herein, insect cells capable of expressing the polynucleotide of the present invention
Has been "transformed".
Culturing transformed host cells under culture conditions suitable for expressing the recombinant protein
The protein of the present invention may be produced more. Next, the obtained expressed protein was subjected to gel filtration and filtration.
Such cultures using known purification processes, such as ion exchange chromatography
(I.e., culture medium or cell extract). Also, protein
Purification is performed on an affinity column containing an agent that will bind to the protein;
Canavalin A-agarose, Heparinto YopalROr Cibacrom blue 3GA
FalloseROne or more columns with affinity columns such as
Resin such as phenyl ether, butyl ether, or propyl ether
One or more steps using hydrophobic interaction chromatography using
Alternatively, it includes immunoaffinity chromatography.
Alternatively, the protein of the invention may be expressed in an easily purified form. For example,
Lactose binding protein (MBP), glutathione-S-tonspherase (GST)
Or expressed as a fusion protein such as a fusion protein with thioredoxin (TRX)
You may. Kits for expression and purification of such fusion proteins are available from New En
from glan BioLab (Beverly, MA), Pharmacia (Piscataway, NJ) and InVitrogen
It is commercially available. Tag a protein with an epitope, and then tag such epitope
Purification can also be achieved by using directed, specific antibodies. It takes 1
Pitopes ("flags") are commercially available from Kodak (New Haeven, CT).
Finally, a hydrophobic RP-HPLC medium such as a pendant methyl or other aliphatic group is added.
One or more reversed-phase high quality liquid chromatography using silica gel with
The protein can be further purified using the-(RP-PLC) step. A few
Or a substantially homogeneous isolation system using various combinations of all of the above purification steps.
Exchange
You can also get protein. The protein thus purified is substantially different from other mammalian proteins.
And is defined by the present invention as an "isolated protein".
The protein of the present invention may be used as a product of a transgenic animal.
Characterized by somatic or germ cells containing the nucleotide sequence
Expressed as an ingredient in milk of transgenic cows, goats, pigs, or sheep
Is also good.
The protein may be produced by known conventional chemical synthesis. The present invention by synthetic means
Methods for constructing proteins are known to those skilled in the art. The synthetically constructed protein sequence is primary
Sharing secondary or tertiary structure and / or conformational properties
Thus, they may have common biological properties, including protein activity. Yo
For the screening of therapeutic compounds and the generation of antibodies for the production of antibodies.
Process to replace the biologically active or immunological replacement of the naturally occurring purified protein
May be used.
The protein shown in the present specification has an amino acid sequence similar to that of the purified protein.
Which are modified naturally or by derivatization
Is also good. For example, modification of a peptide or DNA sequence can be accomplished by one of ordinary skill in the art using known methods.
More can be done. The desired modification in the protein sequence depends on the choice in the coding sequence.
Includes amino acid residue changes, substitutions, exchanges, insertions or deletions. For example, up to one
Or more cysteine residues have been deleted or exchanged for another amino acid.
The conformation of the child may be changed. Such changes, replacements, exchanges, insertions, etc.
Methods for deletion or deletion are well known to those skilled in the art (see, for example, US Pat.
No. 8584). Preferably, such changes, substitutions, exchanges, insertions or deletions
It retains the desired activity of white.
Expected to retain protein activity in whole or in part, thus screening
Or other fragments of the protein sequence that may be useful for immunological or other immunological methods.
Derivatives can also be made by those skilled in the art from the disclosure herein. Such modifications are the subject of the present invention.
Is believed to be encompassed byApplications and biological activities
AM931 protein is considered to exhibit angiogenesis inhibitory activity (see Examples below). Also
AM931 protein inhibits vascular endothelial cell growth and proliferation. As a result, AM
931 protein is effective in inhibiting angiogenesis (ie, formation of the vasculature). This activity
Gender may also be useful in treating tumors or other conditions in which angiogenesis is involved
U. Inhibition of angiogenesis by AM931 protein may contribute to normal angiogenesis
It may also inhibit or prevent the condition.
Further, the protein of the present invention may have one or more of the following uses or biological activities (the present invention).
(Including those associated with the assays cited herein). Departure
The use or activity described for a protein may be dependent upon the administration or use of such protein.
Or the administration or use of a polynucleotide encoding such a protein (
(E.g., a vector suitable for gene therapy or DNA transfer).
Can be.Research applications and usefulness
The proteins provided by the present invention are a family of multiple proteins for high-throughput screening.
For assays to determine biological activity, including proteins of interest; production of antibodies or other
A protein (or its receptor) in a biological fluid
Reagents (including labeling reagents) in assays designed to quantitatively determine
The corresponding protein is expressed preferentially (constitutively or with tissue differentiation or
Is expressed at a particular stage of development or in a disease state)
As well as, of course, to isolate the relevant receptor or ligand
You may. Bind when a protein binds or potentially binds to another protein
Proteins to identify other proteins and / or inhibitors of binding interactions
White can be used. Using proteins involved in these binding interactions,
Of peptide or small molecular inhibitor or agonist for binding interaction
Training can also be performed.
Any or all of these research uses may be commercialized as research products.
Can be developed to reagent grade or kit format.
Methods for performing the above applications are well known to those skilled in the art. Open this method
References shown are "Molecular Cloning: A Laboratory Manual", 2nd ed., Cold Spr.
ing Harbor Laboratory Press, Sambrook, J., E.F. Fritsch and T. Maniatis
eds., 1989, and "Methods in Enzymology: Guide to Molecular Cloning Techn.
iques ", Academic Press, Berger, S.L. and A.R. Kimmel eds., 1987
But not limited to these.Nutritional uses
The protein of the present invention can be used as a nutrient source or additive. Such uses
, As a protein or amino acid additive, as a carbon source, as a nitrogen source
And use as a carbohydrate source. Take
In some cases, the protein or polynucleotide of the present invention may be added as a food for a particular organism.
Well or separate, such as in the form of a powder, pill, solution, suspension or capsule
It can also be administered as an individual or as a liquid formulation. In the case of microorganisms,
The protein or polynucleotide of the present invention can be added to the medium to be cultured.
Cytokines and cell proliferation / differentiation activity
The protein of the present invention has cytokine activity, cell growth activity (induction or inhibition) or cell activity.
Can show blast differentiation activity (induction or inhibition) or in certain cell populations
To induce the production of other cytokines. Many proteins found to date
Sex factors (including all known cytokines) are dependent on one or more factors
Showing activity in cell proliferation assays, and thus the assay
Serves as a convenient way to confirm activity. The activity of the protein of the present invention is determined in cell lines (32D, DA
2, DA1G, T10, B9, B9 / 11, BaF3, MC9 / G, M + (pr
eBM +), 2E8, RB5, DA1, 123, T1165, HT2, CTLL
2, including but not limited to TF-1, Mo7e and CMK)
Confirmed by any of the many conventional cause-dependent cell proliferation assays for
You.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Assays for T cell or thymocyte proliferation are described in Current Protocols in I
mmunology, Ed by J. E. Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M. She
vach, W Strober, Pub. Greene Publishing Associates and Wiley-Interscienc
e (Chapter 3, In Vitro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19; Chapter
ter 7, Immunologic studies in Humans); Takai et al. Immunol. 137: 3494
-3500, 1986; Bertagnolli et al., J. Am. Immunol. 145: 1706-1712, 1990; Bertagno
lli et al., Cellular Immunology 133: 327-341, 1991; Bertagnolli, et al.,
J. Immunol. 149: 3778-3783, 1992; Bowman et al., J. Am. Immunol. 152: 1756-1761
, 1994.
But not limited thereto.
Cytokine production and / or expansion of spleen cells, lymph node cells or thymocytes
Assays for propagation are described in Polyclonal T cell stimulation, Kruisbeek, A.M. and
Shevach, E.M. In Current Protocols in Imunology. J.E.e.a. Coliganeds. V
ol l pp. 3.12.1-3.12.14, John Wiley and Sons, Toronto. 1994; and Measurem
ent of mouse and human Interferon γ, Schreiber, R.D. In Current Protoco
ls in Immunolog. J.E.e.a. Coligan eds. Vol 1 pp. 6.8.1-6.8.8, John Wiley
and Sons, Toronto. 1994.
But not limited thereto.
Assays for proliferation and differentiation of hematopoietic and lymphogenic cells
asurement of Human and Murine Interleukin 2 and Interleukin 4, Bottomly
, K., Davis, L.S. and Lipsky, P.E. In Current Protocols in Immunology. J
.E.e.a. coligan eds. Vol 1 pp. 6.3.1-6.3.12, John Wiley and Sons, Toronto
o. 1991; deVries et al. Exp. Med. 173: 1205-1211, 1991; Moreau et al.,
Nature 336: 690-692, 1988; Greenberger et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.
A. 80: 2931-2938, 1983; Measurement of mouse and human interleukin 6-Norda
n, R. In Current Protocols in Immunology. J.E.e.a. Coligan eds. Vol 1 pp
.
6.6.1-6.6.5, John Wiley and Sons, Toronto. 1991; Smith et al., Proc. Natl
. Acad. Sci. U.S.A. 83: 1857-1861, 1986; Measurement of human Interleukin
11-Bennett, F., Giannotti, J., Clark, S.C. and Turner, K. J. In Current
Protocols in Immunology. J.E.e.a. Coliganeds. Vol 1 pp. 6.15.1 John Wil
ey and Sons, Toronto. 1991; Measurement of mouse and human Interleukin 9-
Ciarletta, A., Giannotti, J., Clark, S.C. and Turner, K.J. In Current Pr
otocols in Immunology. J.E.e.a. Coligan eds. Vol 1 pp. 6.13.1, John Wile
y and Sons, Toronto. 1991.
But not limited thereto.
Assays for the response of T cell clones to antigens (particularly proliferation and
APC-T cell interaction as well as direct
To identify the effects of T cells) is described in Current Protocols in Immunology, Edby J. et al. E.
Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M. Shevach, W Strober, Pub. G
reene Publishing Associates and Wiley-Interscience (Chapter 3, In Vitro a
ssays for Mouse Lymphocyte Function; Chapter 6, Cytokines and their cellu
lar receptors; Chapter 7, Immunologic studies in Humans); Weinberger et al
., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 77: 6091-6095, 1980; Weinberger et al., Eur
. J. Immun. 11: 405-411, 1981; Takai et al., J. Am. Immunol. 137: 3494-3500, 19
86; Takai et al. Immunol. 140: 508-512, 1988.
But not limited thereto.
Immunostimulatory or suppressive activity
Further, the protein of the present invention has an activity in the assay described in the present specification (not limited thereto).
), And may exhibit immunostimulatory or immunosuppressive activity. Protein is
In various deficiencies and disorders, including severe immunodeficiency complications (SCID)
May be useful, for example, to increase the proliferation of T and / or B lymphocytes
In regulating or down-regulating, and N
Useful in enhancing the cytolytic activity of K cells and other cell populations
There
You. These immunodeficiencies can be genetic and can include viral (e.g.,
, HIV) and bacterial or fungal infections
Or may be caused by an autoimmune disease. More details
Include infectious diseases caused by viruses, bacteria, fungi or other infectious agents
Diseases, such as HIV, hepatitis virus, herpes virus, mycobacteria,
Various fungal infections, such as humania, malaria and Candida spp.
It can be treated using Of course, in this regard, a boost to the immune system
Is indicated, that is, in treating cancer, the protein of the present invention may be used.
Autoimmune diseases that may be treated using the protein of the present invention include, for example, multiple sclerosis,
Systemic deep elitomades, rheumatoid arthritis, autoimmune pneumonia, Guilla
in-Barre syndrome, autoimmune thyroiditis, insulin-dependent diabetes, myasthenia gravis
, Graft-versus-host disease and autoimmune inflammatory eye diseases. Of the present invention
Such proteins can be used to treat allergic reactions such as asthma or other respiratory disorders and
It may be used to treat symptoms. Other conditions for which immunosuppression is desired (eg, asthma (especially
Allergic asthma) and related respiratory problems) using the protein of the present invention.
You may be treated. Other conditions in which immunosuppression is desired (including, for example, organ transplantation)
The treatment may be performed using the inventive protein.
The proteins of the present invention can also be used to enable an immune response in a number of ways. Da
Unregulation can block or block an immune response already in progress
Or includes interfering with the induction of an immune response.
There may be. By suppressing the T cell response, or
Inhibits activated T cell function by inducing resistance or both
May be. Generally, immunosuppression of T cell responses is an active, non-antigen specific
Process, which requires continuous exposure of T cells to the inhibitor. Resistance and
Means non-responsive or anergic in T cells, generally antigen-specific
In that it persists after exposure to the tolerizing agent has ceased.
Operationally, the lack of a T cell response when exposed to a specific antigen in the absence of a resistance agent
More resistance may be shown.
One or more antigen functions (eg, B lymphocyte antigen function (eg, B7)
Including, but not limited to, down-regulating
For example, blocking high levels of lymphokine synthesis by activated T cells
Useful in tissue, skin and organ transplantation and graft versus host disease (GVHD)
There will be. For example, blocking T cell function reduces tissue destruction in tissue transplantation
Should be. Typically, in tissue transplants, graft rejection is
Initiated by T cells being recognized as foreign and then breaking the graft
A destructive immune response occurs. B7 Lymphocyte Antigen on Immune Cells and Its Native Riga
A molecule that inhibits or blocks interaction with another B lymphocyte antigen (eg,
, B7-1, B7-3), in the form of a monomer having the activity of
Or a single, soluble, monomeric peptide having B7-2 activity)
Pre-implant administration is essential for immune cells without transmitting responsive costimulatory signals.
May induce binding of the molecule to its ligand. B lymphocytes in this regard
Blocking antigen function depends on cytokine synthesis by immune cells such as T cells.
It interferes with growth and thus acts as an immunosuppressant. Besides, lack of co-stimulation
May be sufficient to cause a loss of T cell response. B lymphocyte antigen blocking test
The induction of long-term tolerance by drugs allows repeated administration of these blocking reagents.
The need can be avoided. To achieve sufficient immunosuppression or tolerance in the subject
May also need to block the function of the B lymphocyte antigen combination
No.
Individual blocking in preventing organ transplant rejection or GVHD
Evaluate the effectiveness of the reagents using animal models that can predict their effectiveness in humans
be able to. Examples of suitable systems that can be used include allografts in rats and allografts.
Xenogeneic pancreatic islet cell grafts in mice and
Was used to test the immunosuppressive effect of the CTLA41g fusion protein (Lenscho
w et al., Science 257: 789-792 (1992) and Turka et al., Proc Natl. Acad.
Sci. USA, 89: 11102-11105 (1992)). In addition, GVHD mice
Mimodel (Paul ed., Fundamental Immunology, Ravan Press, New York, 1989)
, Pp. 846-847) using B lymphocytes to progress the disease in vivo.
Anti
The blocking effect of the original function can be determined.
In addition, blocking antigen function is therapeutically useful for treating autoimmune diseases
It can be. Many autoimmune diseases are responsive to self-
Inappropriate activity of T cells to promote the production of cytokines and autoantibodies involved in
It is the result of sexualization. Interfering with the activation of self-reactive T cells reduces the symptoms of the disease.
Less or may be eliminated. Disrupting B lymphocyte antigen receptor: ligand interaction
Inhibit T cell activation using administration of a reagent that blocks T cell costimulation
Production of autoantibodies or T cell-derived cytokines that can harm and participate in the disease process
Can interfere with life. In addition, blocking reagents can provide long-term remission of disease
It may induce antigen-specific resistance of autoreactive T cells that may lead. Autoimmune disease
The effectiveness of blocking reagents in the prevention or amelioration of
Can be determined using a number of well-characterized animal models
You. Examples are murine experimental autoimmune encephalitis, MRLlpr / lpr mice or N
Systemic deep erythematosus and murine self-immunity in ZB hybrid mice
Plague collagen arthritis, diabetes in NOD mice and BB rats, and
Experimental rat myasthenia gravis (Paul ed., Fundamental Immunology, Raven Press)
, New York, 1989, pp. 840-856).
Antigen function as a means of up-regulating the immune response (preferred
Alternatively, up-regulation of B lymphocyte antigen function) is also therapeutically useful.
Up-regulation of the immune response may be
May be in a form that eliminates the initial immune response. For example, B lymphocyte antigen function
Enhancing the immune response by stimulating may be useful in the case of a viral infection.
In addition, systemic viral such as influenza, common cold, and encephalitis
Disease may be ameliorated by systemic administration of a stimulatory form of B lymphocyte antigen
.
Alternatively, T cells are taken from a patient and tagged with ACPs that express a peptide of the invention.
Co-stimulate T cells in vitro with added viral antigens, or
Is combined with a stimulating form of the soluble peptide of the invention and then activated in vitro
Re-introduced T cells into the patient, the anti-virus in infected patients
It may enhance the immune response. Another method of promoting an antiviral immune response is
Infected cells are taken from the patient and the nucleic acid encoding the protein of the invention described herein is
To allow cells to express all or part of the protein on their surface.
And then reintroduce the transfected cells into the patient.
U. The infected cells then transmit a costimulatory signal to the T cells in vivo.
Could thereby activate T cells.
In another application, antigen function (preferably B lymphocyte antigen function)
Up-regulation or promotion may be useful in inducing tumor immunity
. Transfection with a nucleic acid encoding at least one peptide of the invention
Tumor cells (eg, sarcoma, melanoma, lymphoma, leukemia, neuroblastoma, cancer
Tumor) can be administered to a subject to overcome tumor-specific resistance in the subject. Desired
Transfect tumor cells to express a combination of peptides
be able to. For example, a tumor cell obtained from a patient is transformed into a peptide having B7-2-like activity.
Peptide having only tide or B7-1-like activity and / or B7-3-like activity
Expression vector that directs expression in combination with
Can be transfected. Transfected tumor cells
To the patient to express the peptide on the surface of the transfected cells.
Let Alternatively, transfection in vivo using gene therapy methods
To target tumor cells.
Existence of the peptide of the present invention having B lymphocyte antigen activity on the surface of tumor cells
Provides the necessary co-stimulatory signals for T cells to provide T cell-mediated trafficking.
Induces an immune response against the transfected tumor cells. In addition, MHC
Tumor cells lacking class I or MHC class II molecules, or sufficient MHC
Tumor cells that cannot reexpress class I or MHC class II molecules are
I α chain protein and βTwoMicroglobulin protein or MHC class II α chain or
Or all or part of the MHC class II β chain protein (eg,
Transfection with the nucleic acid encoding the
Class I or class II MHC proteins can be expressed on the cell surface
.
Pep having the activity of a B lymphocyte antigen (eg, B7-1, B7-2, B7-3)
Expression of the appropriate Class I or Class II HMC in combination with Tide
Induces an immune response to transfected tumor cells mediated by
I do. If desired, block expression of MHC class II binding proteins, such as invariant chains.
A gene encoding an antisense construct that binds to B lymphocyte antigen
Co-transfection with DNA encoding the peptide
It can also enhance the presentation of tumor-associated antigens and induce tumor-specific immunity. Therefore,
Induction of an immune response mediated by a T cell in a human subject is indicative of a tumor in the subject
It may be sufficient to overcome specific resistance.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Suitable assays for thymocyte or spleen cell cytotoxicity are described in Current Protocols
in Immunology, Ed by J. E. Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M.
Shevach, W Strober, Pub. Greene Publishing Associates and Wiley-Intersci
ence (Chapter 3, In Vitro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19; C
hapter 7, Immunologic studies in Humans); Herrmann et al., Proc. Natl. Ac
ad. Sci. USA 78: 2488-2492, 1981; Herrmann et al., J. Am. Immunol. 128: 1968-19
74, 1982; Handa et al., J. Mol. Immunol. 135: 1564-1572, 1985; Takai et al., J. Am.
Immunol. 137: 3494-3500, 1986; Takai et al., J. Am. Immunol. 140: 508-512, 1988
Herrmann et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 78: 2488-2492, 1981; Herrmann
et al., J. Amer. Immunol. 128: 1968-1974, 1982; Handa et al., J. Am. Immunol. 135: 1
564-1572, 1985; Takai et al., J. Am. Immunol. 137: 3494-3500, 1986; Bowmanet al
., J. Virology 61: 1992-1998; Takai et al., J. Am. Immunol. 140: 508-512, 1988;
Bertagnolli et al., Cellular Immunology 133: 327-341, 1991; Brown et al.,
J. Immunol. 153: 3079-3092, 1994.
Including but not limited to the assays described in
Updates for T cell-dependent immunoglobulin response and isotype switching
Say (especially to modulate the T cell dependent antibody response to a Th1 / Th2 profile
Influencing proteins are identified in Maliazewski, J. Immunol. 144: 3028-3033, 1990.
Includes, but is not limited to, the assays described, and further enhances B cell function.
Say, In vitro antibody production, Mond, J.J. and Brunswick, M. In Current
Protocols in Immunology J.E.Coliganeds.Val 1 pp.3.8.1-3.8.16, John Wiley
and Sons, Tronto 1994.
Mixed lymphocyte reaction (MLR) assays (especially primarily Th1 and CTL
Identify the proteins that produce the answer), Current Protocols in Immunology, Edby
J. E. Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M. Shevach, W Strober,
Pub. Greene Publishing Associates and Wiley-Interscience (Chapter 3, In V
itro assays for Mouse Lymphocyte Function 3.1-3.19; Chapter 7, Immunologi
c studies in Humans); Takai et al. Immunol. 137: 3494-3500,1986; Takai
et al., J. Amer. Immunol. 140: 508-512, 1988; Bertagnolli et al., J. Am. Immunol. 1
49: 3778-3783, 1992.
Including but not limited to the assays described in
Dendritic cell-dependent assays (especially for dendritic cells that activate untreated T cells)
To identify more expressed proteins)
Guery et al. Immunol. 134: 536-544, 1995; Inaba et al., Journal
of Experimental Medicine 173: 549-559, 1991; Macatonia et al., Journal of
Immunology 154: 5071-5079, 1995; Porgador et al., Journal of Experimental
Medicine 182: 255-260, 1995; Nair et al., Journal of Virology 67: 4062-4069
Huang et al., Science 264: 961-965, 1994; Macatonia et al., Journal
of Experimental Medicine 169: 1255-1264, 1989; Bhardwaj et al., Journal o
f Clinical Investigation 94: 797-807, 1994; and Inaba et al., Journal of E
xperimental Medicine 172: 631-640, 1990.
Including but not limited to the assays described in
Lymphocyte survival / apoptosis assays (especially apoptosis after superantibody induction)
Identify Proteins That Prevent Lysis and that Regulate Lymphocyte Homeostasis
) Is Darzynkiewicz et al., Cytometry 13: 795-808, 1992; Gorczyca et al.,
Leukemia 7: 659-670, 1993; Gorczyca et al., Cancer Research 53: 1945-1951,
1993; Itoh et al., Cell 66: 233-243, 1991; Zacharchuk, Journal of Immunolog.
y 145: 4037-4045, 1990; Zamai et al., Cytometry 14: 891-897, 1993; Gorczyca
et al., International Journal of Oncology 1: 639-648, 1992.
But not limited thereto.
Early stage T cell commitment and development assays
Antica et al., Blood 84: 111-117, 1994; Fine et al., Cellular Immunology 155:
111-122, 1994; Galy et al., Blood 85: 2770-2778, 1995; Toki et al., Proc. Natl.
Acad. Sci. USA 88: 7548-7551, 1991, including but not limited to
Absent.
Hematopoietic regulatory activity
The proteins of the present invention are useful in regulating hematopoiesis and are therefore
Useful in the treatment of bulb deficiency. Colony forming cells or factor-dependent cell lines
Even minimal biological activity in support of has been implicated in regulating hematopoiesis.
For example, to support the growth of erythroid progenitor cells alone, or to
In combination with, for example, treatment of various anemias, or release
Production of erythroid progenitors and / or erythroblasts in combination with radiation therapy / chemotherapy
Stimulating viability; proliferation of bone marrow cells such as granulocytes and monocytes / macrophages
Support (ie, traditional CSF activity), eg, in combination with chemotherapy
In addition, it is useful in preventing subsequent myelosuppression;
Breeding, then supporting platelet growth, and thereby thrombocytopenia
It is useful for preventing or treating various platelet diseases, and
Used instead of or in addition to platelet infusion; and / or hematopoietic stem
Cells (mature to all of the above hematopoietic cells, and therefore various stem cell diseases (
Diseases that are usually treated by transplantation, such as aplastic anemia and development
It is useful for supporting the growth of the hemoglobinuria
And even after radiation / chemotherapy in vivo or ex vivo (ie,
Or combined with bone marrow transplantation) or genetically engineered for gene therapy
rear
It is also useful in the repopulation of the stem cell compartment as a normal cell.
In particular, the activity of the protein of the present invention may be measured by the following method.
Assays suitable for proliferation and differentiation of various hematopoietic cell lines have already been cited
.
Assays for embryonic stem cell differentiation, specifically identifying proteins that affect embryonic hematopoiesis
) Is Johansson et al. Cellular Biology 15: 141-151, 1995; Keller et al., Mol
ecular and Cellular Biology 13: 473-486,1993; McClanahan et al., Blood81: 29
Includes, but is not limited to, the assays described in 03-2915,1993.
Assays for stem cell survival and differentiation, specifically identifying proteins that regulate lymphoper hematopoiesis
) Is described in Methylcellulose colony forming assays, Freshney, M.G. In Cultur
e of Hematopoietic Cells. R.I. Freshney, et al. eds. Vol pp. 265-268, Wi
ley-Liss, Inc., New York, NY. 1994; Hirayama et al., Proc. Natl. Acad. Sc
i. USA 89: 5907-5911, 1992; Primitive hematopoietic colony forming cells w
ith high proliferative potential, McNiece, I.K. and Briddell, R.A. In Cult
ure of Hematopoietic Cells. R.I. Freshney, et al. eds. Vol pp. 23-39, Wil
ey-Liss, Inc., New York, NY. 1994; Neben et al., Experimental Hematology 22
: 353-359, 1994; Cobblestone area forming cell assay, Ploemacher, R.E. In
Culture of Hematopoietic Cells. R.I. Freshney, et al. eds. Vol pp. 1-21
, Wiley-Liss, Inc .., New York, NY. 1994; Long term bone marrow cultures i
n the presence of stromal cells, Spooncer, E., Dexter, M. and Allen, T .;
In Culture of Hematopoietic Cells. R.I. Freshney, et al. eds. Vol pp. 16
3-179, Wiley-Liss, Inc., New York, NY. 1994; Long term culture initiating
cell assay, Sutherland, H.J. In Culture of Hematopoietic Cells. R.I. Fr
eshney, et al. eds. Vol pp. 139-162, Wiley-Liss, Inc., New York, NY. 19
94.
Including but not limited to the assays described in
Tissue proliferation activity
The protein of the present invention may be used to grow or regenerate bone, cartilage, keys, ligaments and / or nerve tissue.
And compositions used for wound healing and tissue repair, further including burns, lacerations
You
And has utility in treating ulcers.
Book that induces cartilage and / or bone growth in an environment where bone is not formed normally
Inventive proteins cure healing of fractures and cartilage damage or defects in humans and other animals
There are applications in Such formulations using the protein of the present invention include closed fractures and
It is useful for reducing open fractures and improving fixation of artificial joints. Bone
De novo bone formation induced by plasticizers can be congenital, traumatic or tumor
Contributes to the repair of craniofacial deficits induced by radiological resection and further
It is also useful in general surgery.
The proteins of the present invention may be used in the treatment of periodontal disease and other tooth restoration processes. Heel
Agents provide an environment to attract osteogenic cells, stimulate the growth of osteogenic cells,
Alternatively, it can induce osteogenic cell precursor differentiation. For example, the protein of the present invention
And / or mediated by inflammatory or inflammatory processes
Block the process of tissue destruction (collagenase activity, osteoclast activity, etc.)
This may be useful in the treatment of osteoporosis or osteoarthritis.
Another category of tissue developmental activity that may be attributed to the proteins of the invention is the key.
/ Ligament formation. Environments where key / ligament-like or other tissues are not formed properly
The protein of the present invention that induces the formation of such a tissue in humans is useful in humans and other animals.
Applied to healing of key or ligament lacerations, deformations and other key or ligament defects
You. Such a formulation using a key / ligament-like tissue-inducing protein may be used for key or ligament-like tissue.
To prevent key or ligament fixation to bone or other tissue
May be. The de novo key / ligament-like tissue formation induced by the composition of the present invention
Sexual, traumatic, or oncological resection-induced craniofacial defects
Cosmetic surgery for contributing to the repair and also for attaching or repairing keys or ligaments
It is also useful in The composition of the present invention attracts key- or ligament-forming cells
Provide an environment for stimulating the proliferation of key- or ligament-forming cells,
Induction of precursors of band-forming cells or tissue repair when returned to vivo.
Ex vivo can induce the growth of key / ligament cells or progenitors ex vivo.
The compositions of the present invention can be used to treat keratitis, carpal tunnel syndrome and other key or ligament defects.
Is also useful. The composition of the present invention may comprise a suitable matrix and / or
It may include a sequestering agent, such as a well-known carrier.
The protein of the present invention is used for proliferation of nerve cells and regeneration of nerve and brain tissue,
, Central and peripheral nervous system diseases and neuropathy and mechanical diseases and
Treatment of traumatic diseases (including degeneration, death or trauma to nerve cells or nerve tissue)
Can also be useful for treatment. More specifically, peripheral nerve injury, peripheral neuropathy and
Diseases of the peripheral nervous system such as neuropathy and localized neuropathy, and Alzheimer's disease
, Parkinson's disease, Huntington's disease, amyotrophic lateral spinal sclerosis and Shy-Drager
Proteins may be used in the treatment of diseases of the central nervous system, such as the syndrome. By the present invention
Additional conditions that may be treated include mechanical disorders such as spinal cord disorders and traumatic disorders
And cerebrovascular diseases such as head trauma and stroke. Chemotherapy or other
Peripheral neuropathy caused by medical therapy of
It is treatable.
The protein of the present invention may also be used for pressure ulcer, ulcer associated with vascular dysfunction,
More preferred for non-healing wounds, including (but not limited to) wounds due to trauma
It may also be useful for promoting quick closure.
The protein of the present invention includes organs (eg, pancreas, liver, intestine, kidney, skin, endothelium).
), Muscle (smooth, skeletal or cardiac) and vascular (including vascular endothelium) tissue
To promote the development of other tissues or the proliferation of cells that make up such tissues.
Activity. Part of the desired effect is to reduce fibrotic scarring.
Regeneration of normal tissue. The proteins of the present invention may also exhibit angiogenic activity.
The protein of the present invention is useful for protecting or regenerating intestine, and for fibrosis of lung or liver,
Treatment of tissue reperfusion injury and symptoms caused by systemic cytokine damage
Can also be useful for treatment.
A protein of the present invention, which promotes or suppresses differentiation of the above-mentioned tissue from precursor tissue or cells;
Alternatively, it may be useful for suppressing the growth of the tissue.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Assay for tissue regeneration activity is described in WO 95/16035 (bone, cartilage, key)
;
International Publication WO95 / 05846 (nerves, neurons); International Publication WO91 / 07
491 (skin, endothelium), including but not limited to.
Wound healing activity assays are described in Maibach, HI and Rovee, DT, eds., Year Book M
edical Publishers, Inc., Chicago (Eaglstein and Mertz, J. Invest. Dermato
l 71: 382-384 (modified by 1978)).
Not limited to these.
Activin / inhibin activity
Also, the protein of the present invention may exhibit activin- or inhibin-related activity. I
Inhibins are characterized by their ability to inhibit the release of follicle stimulating hormone (FSH),
Activins are characterized by their ability to stimulate the release of follicle stimulating hormone (FSH).
You. Therefore, the protein of the present invention may be used alone or as a member of the inhibin α family.
In the form of a heterodimer with a female mammal, which reduces the fertility of a female mammal
May be useful as an infertility drug based on the ability of inhibin to reduce spermatogenesis in animals
You. Administration of sufficient amounts of other inhibins may result in infertility in these mammals.
Can be guided. Alternatively, the proteins of the present invention may be homodimers or
Is a heterodimer with other protein subunits of the inhibin-β group
Based on the ability of activin molecules to stimulate FSH release from anterior pituitary cells
And may be useful as therapeutic agents to induce fertility. For example, US Pat.
See 98885. In addition, the protein of the present invention is useful for reproduction in sexually immature mammals.
It may be useful for enhancement and, as a result, homes such as cattle, sheep and pigs
Increased fertility during the life of the animal.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Assays for activin / inhibin activity are described in Vale et al., Endocrinology 91: 5.
62-572,1972; Ling et al., Nature 321: 779-782,1986; Vale et al., Nature 321: 7
76-779, 1986; Mason et al., Nature 318: 659-663, 1985; Forage et al., Proc. Natl
Acad. Sci. USA 83: 3091-3095, 1986, including
Not limited to these.
Chemotaxis / chemokinesis activity
The protein of the present invention can be used for mammalian cells such as monocytes, neutrophils, T cells, mast cells, and eosinophils.
Chemotactic or chemokinetic activity of spheres and / or endothelial cells (eg,
Acting as in). Uses chemotaxis and chemokinesis proteins
And recruit or attract the desired cell population to the desired site of action. Chemotaxis
Alternatively, chemokinesis proteins may be used to treat and localize tissue injuries and other trauma.
It is particularly advantageous for treating localized infections. For example, tumors of lymphocytes, monocytes or neutrophils
Attraction to tumor or infected site may improve immune response to tumor or infectious agent
You.
Certain proteins or peptides have chemotactic activity for specific cell populations.
Direct or indirect, if stimulated, the direction or kinetics of such cell populations.
Command movement. Preferably, the protein or peptide has a directed movement of the cell.
Have the ability to directly stimulate Specific proteins have chemotactic activity on cell populations
Is used to determine whether such proteins or peptides have known chemotaxis
Can be easily determined.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Assay for chemotaxis activity (an assay to identify proteins that induce or interfere with chemotaxis)
Say) describes the ability of proteins to induce cell translocation across the membrane as well as the ability of one cell population to
Includes assays that measure the ability of a protein to induce adhesion to other cell populations. Moving
Assays suitable for and adhesion are described in Current Protocols in Immunology, Ed by J.E.
Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M. Shevach, W. Strober, Pub. G
reene Publishing Associates and Wiley-Interscience (Chapter 6.12, Measure
ment of alpha and beta Chemokines 6.12.1-6.12.28; Taub et al. J. Clin. In
vest. 95: 1370-1376, 1995; Lind et al. APMIS 103: 140-146, 1995; Muller et a
l Eur. J. Immunol. 25: 1744-1748; Gruber et al. J. of Immunol. 152: 5860-58
67, 1994; Johnston et al. J. of Immunol. 153: 1762-1768, 1994.
But not limited thereto.
Hemostasis and thrombolytic activity
Further, the protein of the present invention may exhibit hemostatic or thrombolytic activity. As a result
Thus, such proteins are useful in the treatment of various clotting disorders, including genetic disorders such as hemophilia.
Or in the treatment of injury caused by trauma, surgery or other causes.
Blood clots and other hemostasis. The protein of the present invention may be used to dissolve or form thrombus.
Growth inhibition and the symptoms resulting therefrom (eg, myocardial infarction and central nervous system blood)
It may be useful in the treatment and prevention of vascular infarcts (eg, stroke).
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Assays for hemostatic and thrombolytic activity
Linet et al., J. Clin. Pharmacol. 26: 131-140, 1986; Burdick et al., Thrombosis
Res. 45: 413-419, 1987; Humphrey et al., Fibrinolysis 5: 71-79 (1991); Schaub, Pr
ostaglandins 35: 467-474, 1988, including but not limited to
No.
Receptor / ligand activity
Further, the protein of the present invention may be a receptor, a receptor ligand or a receptor / ligand interaction.
May exhibit activity as inhibitors or agonists. Such receptors and
Examples of gand are cytokine receptors and their ligands, receptor kinases and
And their ligands, receptor phosphatases and their ligands, cells
Receptors involved in cell interactions and their ligands (cell adhesion molecules (SELEC
, Integrin and their ligands) and antigen presentation, antigens
Receptor / ligand pairs involved in the development of cognitive, cellular and humoral immune responses
Inclusive), but not limited to. Receptors and ligands are related receptors
Screening of potential peptide or small molecule inhibitors for body / ligand interactions
It is also useful for training. The protein of the present invention (receptor and ligand fragments
Include, but are not limited to, blocking the receptor / ligand interaction itself.
harm
It may be useful as an agent.
The activity of the protein of the invention may be measured, inter alia, by the following method:
Suitable assays for receptor-ligand activity are described in Current Protocols in Immunolog.
y, Ed by J.E. Coligan, A.M. Kruisbeek, D.H. Margulies, E.M. Shevach, W.S
trober, Pub. Greene Publishing Associates and Wiley-Interscience (Chapter
7.28, Measurement of Cellular Adhesion under static conditions 7.28.1-7.
28.22), Takai et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 84: 6864-6868, 1987; Biere
r et al. Exp. Med. 168: 1145-1156, 1988; Rosenstein et al., J. Am. Exp. Me
d. 169: 149-160 1989; Stoltenborg et al., J. Am. Immunol. Methods 175: 59-68,
1994; Stitt et al., Cell 80: 661-670, 1995.
But not limited thereto.
Anti-inflammatory activity
The protein of the present invention can exhibit anti-inflammatory activity. Anti-inflammatory activity is involved in the stimulus response
By stimulating cells, cell-cell interaction (eg, attachment)
Chemotaxis of cells involved in the inflammatory process by inhibiting or promoting
By inhibiting or promoting, by inhibiting or promoting cell extravasation,
Alternatively, it stimulates the production of other factors that more directly inhibit or promote the inflammatory response or
Is exhibited by suppressing. Symptoms of inflammation using a protein showing such activity (
Includes chronic or acute symptoms, infection-related inflammation (including septic shock, sepsis)
Or systemic inflammatory response syndrome (SIRS)), ischemia-reperfusion injury,
Fatal injury by dotoxin, arthritis, hyperacute rejection mediated by complement,
Nephritis, cytokine or chemokine induced lung injury, inflammatory bowel disease
Disease, Crohn's disease or overproduction of cytokines such as TNF or IL-1
(Including but not limited to diseases resulting from). Departure
Myelin protein is used to treat anaphylaxis and hypersensitivity to antigenic substances or materials.
Can also be useful for treatment.Tumor inhibitory activity
In addition to the activities described above for immunological treatment or prevention of tumors, the protein of the present invention
Can exhibit antitumor activity. Certain proteins directly or indirectly affect tumor growth (eg,
(Via ADCC). Certain proteins are found in tumor or progenitor tissue
Act to inhibit the formation of tissue necessary to support tumor growth (eg, angiogenesis)
Other factors, agents or cell types that inhibit tumor growth
Factors, agents or agents that cause the production of tumors or promote tumor growth
Alternatively, tumor-inhibiting activity may be exhibited by removing or inhibiting cell types.
Other activities
The proteins of the present invention may exhibit one or more of the following additional activities or effects:
: Infections, including but not limited to bacteria, viruses, fungi and other parasites
Sex factor killing; height, weight, hair color, eye color, skin or other tissue pigmentation
Or the size or form of an organ or body part (eg, breast augmentation or vice versa)
Effects on body characteristics (suppression or promotion), including: fat, protein or charcoal consumed
Effects of hydrate on digestion; appetite, libido, stress, cognition (including cognitive disorders), depression
Behavioral characteristics, including (but not limited to) depressive disorders and violent behavior
Effects; providing analgesic or other pain relief; in non-hematopoietic lineages
Promoting differentiation and proliferation of embryonic stem cells; hormonal or endocrine activity;
Correct enzyme deficiency and treat related disorders; hyperproliferative disorders (eg, such as psoriasis)
) Treatment; immunoglobulin-like activity (eg, the ability to bind antibodies or complement);
And such a protein or protein acting as an antigen in a vaccine composition.
Ability to generate an immune response to other substances or entities that cross react with white.Administration and dose
The protein of the invention (from any source, recombinant and non-recombinant)
Methods, including, but not limited to, those described above) with a pharmaceutically acceptable carrier.
They may be used together in a pharmaceutical composition. Such compositions comprise (in addition to the protein and carrier,
),
Diluents, fillers, salts, buffers, stabilizers, solubilizers, and
It may contain other well-known substances. The term "pharmaceutically acceptable"
A non-toxic substance that does not interfere with the effectiveness of the biological activity of the component. The characteristics of the carrier
Depends on the route of administration. The pharmaceutical composition of the present invention comprises M-CSF, GM-CSF, TNF
, IL-1, IL-2, IL-3, IL-4, IL-5, IL-6, IL-7,
IL-8, IL-9, IL-10, IL-11, IL-12, IL-13, IL
-14, IL-15, IFN, TNF0, TNF1, TNF2, G-CSF, M
eg-CSF, thrombopoietin, stem cell factor, and erythropoietin
May contain cytokines, lymphokines, or other hematopoietic factors such as
. The pharmaceutical composition further enhances the protein activity, or the activity or
May contain other agents that supplement its usefulness. Such additional factors and / or
Alternatively, an active agent is contained in the pharmaceutical composition to exert a synergistic effect with the protein of the present invention,
Alternatively, side effects may be minimized. Conversely, certain cytokines, lymphokines
Originated in prescribing other hematopoietic, thrombolytic or antithrombotic factors, or anti-inflammatory drugs
Containing light proteins, cytokines, lymphokines, other hematopoietic factors, thrombolytic factors
Side effects of offspring or antithrombotic factors or anti-inflammatory agents may be minimized.
The protein of the present invention may be a multimer (for example, a heterodimer or a homodimer) or
It may be active by itself or in a complex with other proteins. As a result,
The pharmaceutical composition comprises such a multimeric or complexed form of the protein of the present invention.
You may.
The pharmaceutical composition of the present invention may be in the form of a complex of the protein of the present invention and a protein or peptide antigen.
It may be in a state. Protein and / or peptide antigens can be
It will deliver a stimulus signal to the lymphocytes. B lymphocytes have their surface immunity
Will respond to antigen through globulin receptors. T lymphocytes are MHC proteins
Will respond to the antigen through the T cell receptor (TCR).
MHC and host cell class I and class II MHC genes
Structurally related proteins, including those that have been loaded, are peptide-antigens against T lymphocytes.
It will help to present the original. The antigen component was a purified MHC-peptide complex only.
Or with a co-stimulation schedule that can send signals directly to T cells
Is done. Alternatively, it binds to surface immunoglobulins and other molecules on B cells
The resulting antibodies can also be mixed with the pharmaceutical compositions of the present invention.
The pharmaceutical composition of the present invention may be in the form of liposome, in which the protein of the present invention is contained.
And other pharmaceutically acceptable carriers, amphipathic agents such as lipids (mice in aqueous solution).
Agglomerate form, such as insoluble monolayer, liquid crystal or lamellar layer)
Have been combined. Suitable lipids for liposome formulations are monoglycerides, diglycerides
, Sulfatizide, lysolecithin, phospholipids, saponins, bile acids, etc.
However, it is not limited to these. The preparation of such liposome formulations is within the level of ordinary skill in the art.
And, for example, U.S. Pat. Nos. 4,235,871, 4501728, 4837028,
And 4737323, all of which are described herein by reference.
Is considered).
As used herein, the term "therapeutically effective amount" refers to a significant patient benefit, e.g.,
Sufficient pharmaceutical composition or method to show improvement in symptoms of the condition, healing, increased rate of healing
It means the total amount of each active ingredient. Used for individual active ingredients administered alone
When used, the term refers only to that component. When used in combinations of active ingredients,
The total amount of active ingredients that produces a therapeutic effect, regardless of whether
U.
In practicing the treatment method of the present invention, a disease to be treated with a therapeutically effective amount of the protein of the present invention.
Administered to a mammal having a morphology. According to the method of the present invention, alone or with a cytokine
The protein of the invention together with other therapeutic agents such as lymphokines or other hematopoietic factors.
It may be administered. One or more cytokines, lymphokines or other
When co-administered with hematopoietic factors, the protein of the present invention may be administered with cytokines, lymphokines, and other
It may be administered simultaneously or sequentially with blood, thrombolytic or antithrombotic factors. Gradually
When administering the next dose, the attending physician will ask for cytokines, lymphokines, other hematopoietic factors, blood
Appropriate administration of thrombolytic factor or antithrombotic factor in combination with the protein of the present invention
Will determine the order.
The administration of the protein of the present invention in the pharmaceutical composition of the present invention or used in the practice of the present invention can be carried out by various conventional methods.
Administration methods, e.g., oral feeding, inhalation, or intradermal, subcutaneous, or intravenous injection.
I can. Intravenous injection into a patient is preferred.
When a therapeutically effective amount of the protein of the present invention is orally administered, the protein of the present invention may be in the form of a tablet or capsule.
, Powder, solution or elixir form. When administered in tablet form,
The pharmaceutical composition may further comprise a solid carrier such as gelatin or an adjuvant.
May be. Tablets, capsules, and powders contain about 5 to 95% of a protein of the present invention,
It preferably contains about 25-90% of the protein of the invention. Place to administer in liquid form
Oil, water, petroleum, oils of animal or vegetable origin, such as peanut oil, mineral oil
, Soybean oil, sesame oil, or synthetic fats and oils may be added. Pharmaceutical group in liquid form
The composition can be a saline solution, dextrose or other saccharide solution, or glycol
(Eg, ethylene glycol, propylene glycol or polyethylene glycol)
Recall). Pharmaceutical compositions when administered in liquid form
Is about 0.5 to 90% by weight of the protein of the present invention, preferably about 1 to 50%
Contains invention proteins.
When a therapeutically effective amount of the protein of the present invention is administered by intravenous, intradermal or subcutaneous injection,
The protein of the present invention may be in the form of a pyrogen-free, parenterally acceptable aqueous solution
. Of such a parenterally acceptable protein solution having the appropriate pH, isotonicity, and stability.
Preparation is within the skill of the art. Preferred medicament for intravenous, intradermal or subcutaneous injection
The composition comprises, in addition to the protein of the present invention, sodium chloride for injection, Ringer's solution,
Dextrose, dextrose and sodium chloride solution for injection, lactic acid for injection
Should contain Ringer's solution, or other carriers known in the art
. The pharmaceutical composition of the present invention may comprise a stabilizer, a preservative, a buffer, an antioxidant,
Other additives known to the consumer.
The amount of the protein of the invention in the pharmaceutical composition of the invention depends on the nature and severity of the condition to be treated,
As well as the nature of the treatment the patient has already received. Ultimately, your doctor
Each patient will determine the amount of the protein of the invention to be treated. First, the doctor in charge
Administer an amount of the protein of the invention and observe the patient's response. Until optimal therapeutic effects are obtained
Higher doses of the protein of the present invention may be administered and may be used once optimal therapeutic effect is obtained.
amount
Do not increase further. Various pharmaceutical compositions for carrying out the method of the present invention may
About 0.01 μg to about 100 mg of the protein of the present invention (preferably,
About 0.1 μg to about 10 mg per 1 kg of body weight, more preferably 1 kg of body weight
0.1 to about 1 mg of the protein of the present invention.
The duration of treatment by intravenous administration using the composition of the present invention depends on the severity of the disease to be treated.
And will vary depending on the condition and response of each patient. Each of the proteins of the present invention
The duration of application will range from 12 to 24 hours for continuous intravenous administration
. Ultimately, the attending physician will determine the stage of treatment by intravenous administration using the pharmaceutical composition of the present invention.
Will decide between.
Immunizing an animal with the protein of the present invention to specifically react with the protein of the present invention;
And monoclonal antibodies may be obtained. Whole protein or its fragment
Such antibodies may be obtained using immunoglobulin as an immunogen. Carboxy peptide immunogen
It may further contain a cysteine residue at the end, and can be used for keyhole rimpet hemoglobin.
Binds to haptens such as cyanine (KLH). Those who synthesize such peptides
The method is known in the art, for example,
R.P.Merrifield, J.Amer.Chem.Soc. 85, 2149-2154 (1963);
J.L. Krstenansky, et.al., FEBS Lett. 211, 10 (1987).
Monoclonal antibodies that bind to the protein of the present invention are useful for immunodetection of the protein of the present invention.
It can be a diagnostic. Neutralizing antibodies that bind to the protein of the present invention
And may be associated with abnormal expression of the protein of the present invention.
May be useful in the treatment of certain tumors in the treatment of some forms of cancer
You. In the case of cancer cells or white blood cells, a neutralizing monoclonal antibody against the protein of the present invention
The body is useful for detecting and preventing metastatic spread of cancer cells that can be mediated by the proteins of the present invention
It can be.
For compositions of the invention useful for bone, cartilage, key or ligament regeneration, the method of treatment comprises:
The composition can be administered locally, systemically, or locally as an implant or device.
Administration. When administered, the therapeutic composition used in the present invention comprises
Of course, it is a pyrogen-free, physiologically acceptable form. In addition,
Alternatively, the composition may be encapsulated or injected as a viscous form to provide bone, cartilage or
May be delivered to the site of tissue damage. Local administration is suitable for wound healing and tissue repair
I do. Therapeutically useful action other than the protein of the present invention which may be contained in the above composition
The agent is, alternatively or additionally, administered simultaneously or sequentially with the composition in the method of the present invention.
May be. Preferably, for bone and / or cartilage formation, the composition comprises
Delivering the white-containing composition to the site of bone and / or cartilage damage, and developing the bone and cartilage;
Provides a structure for living, and optimally contains a matrix that can be absorbed into the body
Will have. Such matrices are currently used for other implanted medical devices
It may be made from the materials that have been used.
The choice of matrix material depends on its biocompatibility, biodegradability, mechanical properties, cosmetic
Based on appearance and interface properties. The appropriate formulation will be determined by the particular application of the composition.
U. Possible matrices for the composition are biodegradable, chemically known sulfuric acid
Lucium, tricalcium phosphate, hydroxyapatite, polylactic acid, polyglyco
It may be oleic acid and polyanhydride. Other available materials are biodegradable,
Well-known in nature, for example, bone or skin collagen. further
The matrix may contain pure proteins or extracellular matrix components.
Other possible matrices include sintered hydroxyapatite, bioglass, aluminum
Not biodegradable, such as silicates or other ceramics,
It is. The matrix is a combination of materials of the above type, for example polylactic acid and
Including hydroxyapatite or collagen and tricalcium phosphate
May be. The bioceramics are added to the composition, for example, calcium-alumina.
It may be altered in the to-phosphate and processed to produce pore size, particle size,
The particle shape and biodegradability may be varied.
Lactic acid in the form of porous particles having a diameter in the range of 150 to 800 microns and
A 50:50 (molar weight) copolymer of biglycolic acid is presently preferred.
. In some applications, carboxymethylcellulose or autologous
Prevent the dissociation of the protein composition from the matrix using a sequestering agent such as a clot
And would be useful.
Preferred families of sequestrants are methylcellulose, ethylcellulose,
Roxyethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, hydroxypropyl
Alkylcells including methylcellose and carboxymethylcellulose
With cellulosic materials such as Lurose (including hydroxyalkylcellulose)
Yes, cationic salts of carboxymethylcellulose (CMC) are most preferred
. Other preferred sequestering agents are hyaluronic acid, sodium alginate, poly (ethylene)
Glycol), polyoxyethylene oxide, carboxyvinyl polymer and
And poly (vinyl alcohol). The amount of sequestrant useful in the present invention depends on the total formulation.
It is 0.5 to 20% by weight, preferably 1 to 10% by weight, and this amount is
Prevents protein desorption from the polymer matrix and ensures proper handling of the composition
In an amount that allows it, the progenitor cells invade the matrix,
To give proteins the opportunity to promote the osteogenic activity of carcinoma cells, there is not much
Not to be.
In a further composition, the protein of the present invention comprises a bone and / or cartilage defect, wound,
Alternatively, it may be mixed with other agents that are beneficial in treating the tissue. These agents are
, Epidermal growth factor (EGF), platelet-derived growth factor (PDGF), transformed growth factor
(TGF-α and TGF-β) and insulin-like growth factor (IGF)
Include.
At present, the therapeutic compositions are also valuable for veterinary use. For details,
In addition to humans, livestock and thoroughbred horses are treated with the protein of the present invention.
Is a desirable patient.
Rules of administration of protein-containing pharmaceutical compositions used for tissue regeneration alter the effect of proteins
Factors, such as tissue weight, damage site, and damage desired to be formed.
The condition of the tissue received, the size of the wound, the type of tissue required (eg, bone), the patient's year
Consider age, gender and diet, severity of infection, duration of administration, and other clinical factors
And your doctor will decide. The dose depends on the type of matrix used for reconstitution.
And depending on the content of other proteins in the pharmaceutical composition. For example, IGF
Addition of other known growth factors, such as I (insulin-like growth factor I) to the final composition
Addition
It can affect the dose. Tissue / bone growth and / or repair can be performed, e.g.
Progress through routine assessment by morphological survey and tetracycline labeling
Can be monitored.
The polynucleotide of the present invention can also be used for gene therapy. Such polynuks
Leotide is introduced into cells in vivo or ex vivo and expressed in a mammalian subject.
Can be made. Other known methods for introducing nucleic acids into cells or organisms
The polynucleotide of the present invention may be administered more (in a viral vector,
Or in the form of naked DNA, but is not limited thereto).
Culturing and growing the cells ex vivo in the presence of the protein of the invention, or
Produce the desired effect on such cells or produce the desired activity in such cells.
May be. The treated cells are then introduced in vivo for therapeutic purposes.
can do.
Example 1 Inhibition of angiogenesis and endothelial cell proliferation by AM931 protein
The vasostatic (angiogenesis inhibition) activity of AM931 protein was assayed for vasostatic activity.
HUVC-endothelial cell proliferation assay. 96 assays
Performed on the plate. Primary human umbilical cord cells (HUVECs) were transformed into EGM medium
(Clonetics) / 3x10 per well in 20% FCS (fetal calf serum)ThreeScatter
And incubated at 37 ° C. for 24 hours. The cells are then replaced with 0.5% FC
Starved at 37 ° C. for 48 hours in S-containing M199 medium (M199-0.5% FCS)
State. If obtained from COS-1 cells transfected with AM931
Medium or membrane fraction was washed with M199 containing 100 ng / ml EGF.
-Diluted 1: 5, 1:25, 1: 125 and 1: 625 with 0.5% FCS
. Add a dilution of AM931 to the starved cells and incubate at 37 ° C for 72 hours.
I did. The cells are then [ThreeRadiolabeled with [H] -thymidine for 6 hours. radiation
Wash labeled cells with PBS for liquid scintillation counting, trypsinize
Was. Plot results using Kaleidograph software (Abelbeck Software)
did.
The effect of various formulations on HUVEC growth is shown in FIGS. 2A and 2B. FIG.
In A and 2B, “pED” was transfected with the expression vector only.
Mock control from loaded COS-1 cells. "AM931 CM (1)"
And “AM931 CM (2)” are two separate COS-1 cell transformants
This is a conditioned medium. “AM931 MF” is the second COS-1 transformer
It is a membrane fraction obtained by the infection. These results indicate that angiogenesis is
Shows the activity of AM931 protein in harm (vasostasis) and inhibition of vascular endothelial proliferation
You.
The patents and publications cited herein are hereby incorporated by reference in their entirety.
It is assumed that
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C07K 14/435 A61K 37/02
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,JP,M
X
(72)発明者 マッコイ,ジョン・エム
アメリカ合衆国01867マサチューセッツ州
リーディング、ハワード・ストリート56
番
(72)発明者 レイシー,リサ・エイ
アメリカ合衆国01720マサチューセッツ州
アクトン、スクール・ストリート124番
(72)発明者 ラバリー,エドワード・アール
アメリカ合衆国01876マサチューセッツ州
トゥークスベリー、グリーン・ストリー
ト90番
(72)発明者 マーバーグ,デイビッド
アメリカ合衆国01720マサチューセッツ州
アクトン、オーチャード・ドライブ2番
(72)発明者 スパルディング,ビッキー
アメリカ合衆国01821マサチューセッツ州
ビラリカ、メドーバンク・ロード11番──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI Theme coat ゛ (Reference) C07K 14/435 A61K 37/02 (81) Designated country EP (AT, BE, CH, DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT, LU, MC, NL, PT, SE), AU, CA, JP, MX (72) Inventor McCoy, John M. Howard Redding, Reading, Massachusetts, USA 01867 Street 56 (72) Inventor Lacey, Lisa A. United States 01720 Acton, Mass., School Street 124 (72) Inventor Lavery, Edward Earl United States 01876 Massachusetts, Tuxbury, Green Street 90 (72) )invention Marburg, David United States 01720 Orton, Massachusetts, Orchard Drive No. 2 (72) Inventor Spalding, Vicky United States 01821 Villarica, Mass., No. 11 Meadowbank Road