JP2001510256A - ビットがロックしたアンダーリーマアームを備えたリバースサーキュレーションドリリングシステム - Google Patents

ビットがロックしたアンダーリーマアームを備えたリバースサーキュレーションドリリングシステム

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JP2001510256A
JP2001510256A JP2000503316A JP2000503316A JP2001510256A JP 2001510256 A JP2001510256 A JP 2001510256A JP 2000503316 A JP2000503316 A JP 2000503316A JP 2000503316 A JP2000503316 A JP 2000503316A JP 2001510256 A JP2001510256 A JP 2001510256A
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JP2000503316A
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エル. ホルト,アーディス
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エル. ホルト,アーディス
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B10/00Drill bits
    • E21B10/64Drill bits characterised by the whole or part thereof being insertable into or removable from the borehole without withdrawing the drilling pipe
    • E21B10/66Drill bits characterised by the whole or part thereof being insertable into or removable from the borehole without withdrawing the drilling pipe the cutting element movable through the drilling pipe and laterally shiftable

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  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】掘削穴から掘削した岩屑や掘削ビットをすばやくかつ効率的に取り除くことが可能なドリルビットアッセンブリを提供することを目的とする。 【解決手段】アンダーリーマドリルビットアッセンブリは、パイロットビット82および前記パイロットビットに作動可能に取り付けられた伸縮自在のアンダーリーマアーム88を有する。前記アンダーリーマアーム88は、リーマー作業のための突出した位置およびビットアッセンブリー全体の外径が、さく井ケーシングの内径より小さくなり、ビットアッセンブリーをさく井ケーシングから引き抜くことができる引き込まれた位置をとることができる。本発明のその他の特徴は、前記ビットアッセンブリが作動可能に二重壁パイプアッセンブリ12に取り付けられていることである。圧縮空気の供給は、二重壁パイプアッセンブリ12の環状部29を介して、ダウンホール用の空気衝撃式ハンマ13に対して行われる。ダウンホール用の空気衝撃式ハンマからの排出空気は、二重壁パイプアッセンブリ12の中央排出管43を介して掘削岩屑片を連続的に除去するために、ビットアッセンブリに向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地面を掘削(ドリリング)する装置(earth drilling equipment)に
関し、さらに詳しくは、ダウンホール用の空気衝撃式ハンマを有するドリリング
システム(down hole, pneumatic, percussive hammer drilling system)に関す る。
【0002】
【従来の技術】
本件出願は、本件出願人による同時係属中の関連出願である1996年7月1
日出願の米国出願第08/674,123号および1997年8月27日出願の米国出願第
08/790,066号からの一部係属出願である。この親出願に記載されているように、
アンダーリーマ(underreamer)は、ケーシングの挿入用のパイロットビットの回 りに延在する径方向に広がった領域を形成するために用いられる。
【0003】 偏芯して取り付けられたアンダーリーマは既知である。このようなアンダーリ
ーマは、アンダーリーミング作業用の軌道を移動するアームを備えており、また
工具を取り外すために掘削穴の軸方向に引き戻し可能(retractable)になってい る。しかしながら、このような偏芯して取り付けられたアンダーリーマ(eccentr
ically mounted underreamers)は、アンダーリーマが岩石の破片や埋まっている
金属目的物などに当たると、軸から離れてずれてしまうことがある。大きなドリ
ルビットにおけるズレは、ほとんどの掘削作業において問題となるものであり、
特に間隔が接近した穴を連続して掘削する場合に問題となる。また、このような
ズレは、掘削した地中の穴にケーシングを設置する場合に非常に邪魔になる。
【0004】 他の公知のアンダーリーミング装置は、外方向に変位可能な3個のビット取付
板を利用しており、それによって掘削穴の周囲より実質的に小さい全体的な作業
面を具体化している。このような小型の板は、過度に摩耗し、掘削作業が遅くな
る原因となる。アンダーリーミングは、クラウンまたはリング状ビットを使用す
ることによっても行うことができるが、これらのビットの部品は、掘削が終わっ
た際に、アンダーリームされた領域に残しておかなければならず、コストがかか
り、また掘削作業(drilling operations)の種類によっては使えない場合もある 。
【0005】 上述した本件出願人による米国出願第08/674,123号および以下において開示さ
れかつクレームされている追加された関連性のあるアンダーリーマの実施例では
、これらの問題の解決が企図されている。
【0006】 上述した既知のアンダーリーマにおける問題に加え、掘削穴から掘削した岩屑
(debris)や掘削ビット(drilling bits)をすばやくかつ効率的に取り除くことが 課題として残っている。本件出願人による米国特許第5,511,628号では、中央排 出口(central evacuation outlet)を備えた空気式ダウンホールドリルを開示さ れている(この公報の内容は、特許番号を挙げることにより本件出願に組み込ま
れる)。この米国特許第5,511,628号の装置は、ビットに形成された中央軸孔と それに接続された中央排出管を通じて、大きな岩屑片を連続的に排出できるよう
になっている。この装置では、圧縮空気が周囲の通路を介してドリルビットの下
側で中央排出管の中に向かうように下向きに送られる。この中央排出管を通る圧
縮空気の流れは、掘削孔から掘削片を連続して効率的に取り除き、またケーシン
グに沿った周囲の通路を通じて取り除くには大きすぎる掘削片も迅速に取り除く
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、掘削穴のアンダーリーミングのために掘削穴内で掘削面から掘
削した岩屑片を連続的に排出するリバースサーキュレーション空気ドリルと、掘
削作業(drilling operation)の間あるいは終了後にケーシングを介して直ちに取
り除くことについては、依然として要望がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、前述した従来例の欠点を解消するリバースサーキュレーションシス
テムにおいて具体化されている。
【0009】 従って、本発明の目的は、アンダーリーマアームが取り付けられたパイロット
ビットを有し、これらのアンダーリーマアームが前記パイロットビットと該アン
ダーリーマアームとの間の相対的な回転によって伸長したり引き込まれたりする
アンダーリーマを提供することにある。各アンダーリーマアームは、強化された
ボス(stremgthening boss)を備えている。この強化されたボスは、軸方向の軸受
け面(axial bearing surface)を有しており、これらの軸受け面がパイロットビ ットの対応する軸方向の面と係合している。これらのアームボスとビットの軸受
け面は、パイロットビットがパイロットビットに対して回転した際に、前記アー
ムを伸長させるような形状にされた面を備えている。これらの面は、前記アーム
をその伸長したアンダーリーミング位置においてロックするためにも設けられて
いる。ビットが逆方向に回転すると、ロッキングした面が離れ、前記アームはド
ライバ(driver)を垂直方向に動かさずに引き込まれる。
【0010】 本発明のもう一つの特徴は、前記ダウンホール用の空気衝撃式ハンマから排出
される圧縮空気によって連続してビットの汚れを落とすための設備を設けている
ことである。前記排出空気の流れは、ビットアッセンブリ中のポートを通り、中
央排出管へと排出される。第2の圧縮空気の流れは、連続して排出される岩屑片 の近傍においても生じる。1の実施態様では、この周囲の汚れを落とすための排
出空気は、ケーシングを加圧するためにさく井ヘッド(well-head)にて導入され る圧縮空気から供給される。
【0011】 本発明の上記の特徴およびその他の特徴は、図面を参照して行なう以下の実施
形態からより明らかとなるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、符号10で全体的に示されるリバースサーキュレーション
ドリリングシステム(逆回転掘削装置)は、ヘッドアッセンブリ(head assembl
y)11と、二重壁パイプアッセンブリ(dual wall pipe assembly)12と、ボア
ケーシング(bore casing またはwell casing(さく井ケーシング))14内の ダウンホール用の空気衝撃式ハンマ(down hole pneumatic hammer)13とを有し
ている。次に、図2および図3に示すように、ヘッドアッセンブリ11は、ビッ
トが前進するようにボアケーシング14を下向きに駆動させるためのケーシング
ドライバ15と、下向きに移動するボアケーシング14を回転させるための標準
的な設計のパワーヘッドアッセンブリ16とを有する。ケーシングドライバ15
は、圧縮空気がハンマ17の上下のチャンバーのいずれか一方に入れられた際に
、垂直方向に往復運動する空気衝撃式ハンマを備えている。このハンマ17がア
ンビル(anvil)18に衝突すると、アンビル18がケーシングキャップ19に衝 突するようになっている。ケーシングキャップ19は、通気孔(ポート)20を
介してボアケーシング14内の加圧を可能にするために、ケーシングキャップ1
9とダウンホールハンマアッセンブリ13の間のボアケーシング14の内側の表
面に対してシールされている。このケーシングの加圧によってこのケーシングと
ダウンホールハンマとの間に下向きの空気の流れが発生し、ダウンホールハンマ
とケーシングとの間でハンマの取り外しの邪魔になる岩屑(debris)が上方へ移動
することを防止する。パワーヘッドアッセンブリ16は、リンケージアッセンブ
リ21を介してアンビル18に連結され、前記二重壁パイプアッセンブリおよび
ダウンホールハンマに回転を伝達する。パワーヘッドアッセンブリ16は、二重
壁パイプアッセンブリ14の上端にねじ込まれた中心部材(central member)22
以外は、この分野で一般的に知られている設計となっている。この中心部材は、
前記二重壁パイプアッセンブリ14と連通し、岩屑排出経路(debris discharge path)をパワーヘッドを通ってエルボー(elbow)29まで延長する中心孔を含む。
前記中心部材22と二重壁パイプ14とのジョイントは、前記二重壁パイプアッ
センブリの内壁25と外壁26との間の環状部(annulus)24に空気を供給する ためのポート23を備えている。カラー27は、ジョイントの周囲に取り付けら
れており、空気取入口28を有し、それを通して圧縮された空気が後述するダウ
ンホールハンマを駆動するための二重壁パイプアッセンブリ12に送り込まれる
ようになっている。エルボー29は、中心部材22の上端に回転可能に取り付け
られかつシールされている。このエルボー29、中心部材22および二重壁パイ
プアッセンブリ12の内壁25は、一体となって、以下において詳述する掘削し
た岩屑をダウンホールハンマから連続的に排出するための中央部掘削岩屑排出管
を形成している。
【0013】 図4に示すように、二重壁パイプアッセンブリ12は、個々の部品から組み立
てられており、これらの部品のそれぞれが内側パイプ31と外側パイプ33とを
有している。それぞれの部品は、雄ネジ連結部33と雌ネジ連結部35とを向か
い合う端部に有している。雄ネジ連結部33および雌ネジ連結部35は、それぞ
れ通気口36および37を有しており、これらの通気口は、前記二重壁パイプア
ッセンブリ12の外側環状部24と連通している。この二重壁パイプアッセンブ
リは、その上端において、パワーヘッド16の中心部品22にねじ込まれている
。また、二重壁パイプアッセンブリ12は、その下端において、ボックス38に
連結されており、このボックスはダウンホールハンマ13のバックヘッド40に
ねじ込まれている。ポート42および44は、二重壁パイプアッセンブリの環状
部24と連通しており、圧縮された空気をそこからダウンホールハンマに通すた
めのルートをなしている。
【0014】 図5に示すように、ダウンホールハンマ13は、バックヘッド40にねじ込ま
れているボックス38を有している。スリーブ41およびハンマバレル42は、
バックヘッド40にねじ込まれている。中心に位置する排出管43は、スリーブ
41に押し付けられている。摩耗スリーブ44は、ハンマバレル40の周囲には
め込まれており、かつリング45の周囲かつバックヘッド40のショルダー46
に圧入されている。スリーブ41およびバレル42は、環状の上部エアーチャン
バー48を規定している。また、中心排出管43およびバレル42は、環状の下
部エアーチャンバー50を規定している。このバレル42の下端部は、ビットド
ライバ52に当接しており、さらに摩耗スリーブ44の中で摩耗スリーブ44を
センターバレル42に係合させるための円周方向のリップ54を有している。ハ
ンマ53は、バレル42の中に往復動作のために摺動可能に嵌合している。また
、ビットドライバ52は、ハンマ53の下側であってかつ中心排出管43の下端
を越えて、バレル41の中に摺動可能に嵌合している。このビットドライバ52
は、多数のキー56によってバレル42の中に保持されており、これらのキーの
それぞれがビットドライバ52のキー溝58および環状凹部60に嵌合している
。(ハンマバレルにビットドライバを取り付けるためにキーとキー溝に似た構造
を有する他のバレルアッセンブリの詳細については、上述した参照文献として組
み込まれた米国特許5,511,628号を参照のこと。)このキーとキー溝の組立体は 、掘削の間、ビットアッセンブリが二重壁パイプアッセンブリの前方へ進むこと
を可能にするものである。
【0015】 本発明におけるビットアッセンブリは、図6に示されている。図6に示すよう
に、ビットアッセンブリは、ビットドライバ52、パイロットビット82および
アーム88a-cを有している。パイロットビット82は、凹溝84を有するア ッパーシャンク83と、カム面85aおよび85bと、下部86とを有している
。下部86は、3つの周溝87aないし87cを有する。好ましくは、カーバイ
ト材料から成る硬化処理された掘削ボタン(drilling buttons)がパイロットビッ
トの周囲および底面の表面に取り付けられている(図7)。アーム88aないし
88cは、パイロットビット82の上に設けられ、後述するように所定の正確な
経路上をスライドする。これらのアームのそれぞれは、隆起したボス(raised bo
ss)89を備えており、このボスは、ビットドライバ52の対応する凹部90に受
け入れられるようになっている(図10)。
【0016】 この隆起したボス89は、いくつかの機能を有する。まず、ハンマからの衝撃
力が、ビットドライバ52、ボス89およびアーム88を介して、下向きにパイ
ロットビット52まで伝達される。次に、ボス89は、凹部90に受け入れられ
かつ保持されており、限られた円弧の範囲で回転し、アーム88を突出および後
退させる。アーム88がその後退位置にある場合、面91がカム面85aと隣接
している。この構成では、ビットアッセンブリ全体の外径は、ボアケーシングの
内径より小さく、そのためビットアッセンブリを掘削孔から引き抜くことができ
る。ビットドライバ52が時計回りに回転すると、アーム88はパイロットビッ
ト82を中心として時計回りに回転し、それにより角度のついた面85aが面9
2と係合し、アーム88を外向きに付勢する。前記アーム88の回転および突出
は、面92aが面85bに当接するとともに面92bが面85aに当接するまで
続き、アーム88をその突出位置にロックする。アーム88のロックを解除する
とともに後退させるには、ビットドライバ52を反対方向に回転させる。アーム
が完全に後退した位置では、アンダーリーマアッセンブリの全体の外径は、ケー
シングの内径より小さくなり、それによって、必要な場合には、ケーシングを介
してアンダーリーマビットアッセンブリを引き抜くことを可能にする。この特徴
は、必要な場合にケーシングを介して後退させたり引き抜いたりできない公知の
アンダーリーマを越える重要な進歩を意味している。
【0017】 作動中には、圧縮された空気がポート37、ラジアルポート60、環状部62
および軸方向64を通ってリング状チャンバー59に送出される。図5は、ハン
マ53の下向きのストローク状態を示している。この状態では、リップ66は、
リップ68と係合し、チャンバー48をシールしている。また、リップ72はリ
ップ74と係合し、チャンバー50をシールしている。この状態では、ポート7
8は閉鎖している。ピストン53が下降を続けると、ポート76が開放され、チ
ャンバー48から排気する。ほぼ同時に、リップ74がリップ72から離れ、ピ
ストン53がビットドライバ52と衝突した後にピストン53を上方位置へ上昇
させるための新たな圧縮空気をチャンバー50に充填させることを可能にする。
ピストン53が上昇すると、ポート78が開放され、チャンバー50の排気を行
う。また、リップ74はリップ72と係合し、チャンバー50をシールする。ポ
ート76は、ピストン53によってシールされ、またリップ66はリップ68か
ら離れ、チャンバー48に新たな圧縮空気の充填を行う。チャンバー48に新た
な圧縮空気が充填されると、ピストン53を下方に駆動し、新たなストロークを
開始する。ポート76および78から排出された圧縮空気は、ポート80(図5
A)に集められ、ビットアッセンブリを通して中央排出管43に排出され、ビッ
トによって取り除かれた掘削した岩屑や粉砕された土などを搬送する。アーム8
8aないし88cとパイロットビットとの間に掘削した岩屑がたまることに対す
る他の事前対策として、第6B図に示すビットアッセンブリの実施例では、ポー
ト91が設けられ、そこを通って圧縮空気が排出され、岩屑を除去するようにな
っている。
【0018】 このビットアッセンブリを通る圧縮空気の流れは、本質的に連続したものであ
り、それによって、掘削穴のドリル面(掘削面)から掘削した岩屑を連続的に排
出することができる。さらに、排出管および二重壁パイプアッセンブリの内壁の
直径がほぼ同一であるので、空気の速度が一定となり、また岩屑の除去を助ける
。この中央排出管による連続的な岩屑の除去は、連続的なドリル作業の促進につ
ながる。従って、掘削穴から掘削した岩屑を除去するためにドリル作業を中断し
、ビットを引き上げる必要性はほとんどない。また、掘削作業速度においても著
しい改善となる。さらに、岩屑は掘削されるとすぐに除去されるため、掘削穴か
ら比較的正確な「コア」の標本を得ることができる。本発明における上記の特徴
は、調査および環境の用途に有用である。
【0019】 本発明のその他の特徴は、パイロットビット104は、アンダーリーマアーム
が符号Cで示すケーシングの先端を越えて放射線状に広がり、突出位置にてロッ
クされた状態で、地面の内部へ進んで行くことである。ケーシングの動きは、比
較的大きなアンダーリーム領域によって、また必要な場合にはケーシングドライ
バ15によって、容易に行うことができる。図1および図3に示された1の実施
態様では、ドリルビットアッセンブリーが所定の距離以上にケーシングの前方に
進んだ場合、リンケージ(linkage)21は、バルブを操作し、空気衝撃ハンマー 17及び関連する通気孔のケーシングドライバー15に圧縮空気を供給する。
【0020】 本発明の他の実施態様を図11ないし図19に基づいて述べる。この実施態様
において、前記ビットアッセンブリは、図6に示され、前記実施態様で述べられ
ているように、相互が嵌合したドライバ100、アーム102a-c、およびパ イロットビット104を有している。しかしながら、この実施態様では、ポート
80からの圧縮された排出空気は、ビットドライバ、アームおよびパイロットビ
ットの内部のポートを通るようになっている。図1に示されているように、ハン
マーがポート80より排出した空気は、ポート106a-cを通ってビットドラ イバ内を通過する。前記ハンマーからの排出空気は、その後、アーム102a- c内に形成されたポート108a-cを各々通過する(図12)。図13には、 前記アームが前記ビットドライバの上に閉じ、かつ引き込まれた位置で取り付け
られた状態が示されている。ポート108a-cからの排出空気は、溝112a-
c、ポート114a-c、および中央排出管43(図5)を介してパイロットビ ット104(図14および図15)内のポート110a-cに流入する。ポート 106a-c、108a-cおよび110a-cは、それぞれ、アーム102a-c
が伸長した際、これらが一列に並ぶように設けられている。すなわち、開口10
6a、108aおよび110aが一列に並び、開口106b、108bおよび1
10bが一列に並び、開口106c、108cおよび110cが一列に並ぶよう
になっている。図16および図17に示されているように、ドライバ100がパ
イロットビット104に対し、アーム102a-cが閉じ、引き込まれた配置に なるように回転する際、(アーム102a-cをそれぞれ通る)ポート108a-
cは、ポート106a-cから各々部分的にずれ、(パイロットビットを通る) ポート110a-cは、(パイロットビットを通る)ポート108a-cから全体
的にずれるようになっている。前記アームが引き込まれた際にポート106a- c、ポート108a-cおよびポート110a-cを通る連続した空気の流れを促
進させるため、溝112a-cがアーム102a-cの下側に設けられている。図
15に示されているように、パイロットビット104もまた縦軸方向に伸びる溝
114a-c、および横軸方向に延びる溝116a-cを有している。溝114a
-c、および溝116a-cは、前記ボアケーシングの外部から圧縮空気を排出す
るための経路を形成すると共に、中央排出管43を通って圧縮空気を排出するた
めの経路を形成している。
【0021】 上記の発明の記述は完全なものではなく一例である。当業者は、以下の請求の
範囲から逸脱することなく、細部において様々な改良を施すことができることを
理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のドリリングアッセンブリの部分断面図である。
【図2】 図2は、図1に示すアッセンブリの拡大部分断面図であり、パワーヘッドアッ
センブリ、圧縮空気取り入れ口を有するカラーおよび二重壁パイプアッセンブリ
の上端を示している。
【図3】 図3は、図1に示すアッセンブリの拡大断面図であり、より詳細にケーシング
ドライバを示している。
【図4】 図4は、図1に示すアッセンブリの拡大断面図であり、二重壁パイプアッセン
ブリと、該二重壁パイプアッセンブリの下端をダウンホール用の空気衝撃式ハン
マに連結しているボックス・バックヘッドアッセンブリを示している。
【図5】 図5は、ダウンホール用の空気衝撃式ハンマアッセンブリの断面図であり、こ
の図にはビットアッセンブリも示されている。また、図5Aは、ダウンホール用
の空気衝撃式ハンマアッセンブリのハンマバレルについての選択的なデザインの
斜視図である。
【図6】 図6Aは、本発明のビットアッセンブリの第1実施形態の分解斜視図である。
【図7】 図7Aは、図6の実施形態におけるパイロットビットの斜視図である。また、
図7Bは、図7Aに示すパイロットビットの下面図である。
【図8】 図8は、図6Aに示す実施形態に用いられるアンダーリーマアームの斜視図で
ある。
【図9】 図9Aは、図8に示すアンダーリーマアームの背面図である。 図9Bは、図8に示すアンダーリーマアームの側面図である。
【図10】 図10は、図6Aに示す実施形態のビットドライバの下面図であり、アンダー
リーマアームを収容する凹部を規定する軸面と、アンダーリーマアームを支える
突出・引込用の軸面とを示している。
【図11】 図11は、本発明の第2実施態様におけるビットドライバの底面図である。
【図12】 図12は、図11に示す前記実施形態のアンダーリーマアームの底面図である
【図13】 図13は、図12に示された前記アームが、図11に示された前記ビットドラ
イバにおいて引き込まれた位置に取り付けられている。
【図14】 図14は、図13に示された前記ビットドライバおよびアンダーリーマアーム
と共に使用されるパイロットビットの上面図である。
【図15】 図15は、図14に示された前記パイロットビットの底面図である。
【図16】 図16は、図13に示された前記ビットドライバおよびアンダーリーマアーム
を示した図であり、前記アンダーリーマアームが突出した状態が示されている。
【図17】 図17は、図13に示された前記ビットドライバおよびアンダーリーマアーム
の部分拡大図である。
【図18】 図18は、図11ないし図17に示された前記ビットアッセンブリの圧縮空気
経路を示した部分切り欠き底面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW 【要約の続き】 ッセンブリに向けられている。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバとシャンク、ドリル周面、底面、および前記シャン
    クを通って前記底面からほぼ上方へ延びる孔を有するパイロットビットと前記ド
    ライバを回転可能に前記パイロットビットに連結する連結手段と前記ドライバと
    前記パイロットビットの中間位置に回転可能に取り付けられ、パイロットビット
    の領域の外側に位置することが可能なアンダーリミング面を備えたアンダーリー
    マアームと前記アンダーリーマアームの対応する領域と係合可能であって、前記
    ドライバと前記パイロットビットとの間における回転動作によって、前記アンダ
    ーリーマアームを突出した位置へ配置させ、前記アンダーリーマアームを突出し
    た位置にロックし、前記アンダーリーマアームを突出した位置から引き込ませる
    カム面と前記ドライバの外側の面と前記パイロットビットの前記孔との間に、少
    なくとも1つの空気通路を規定する面とを有していることを特徴とするダウンホ
    ール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの通路は、各アームと各アームに対応す
    るカム面との間の通路を含んでいることを特徴とする請求項1記載のダウンホー
    ル用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記通路は、圧縮された流体源と連通していることを特徴と
    する請求項2記載のダウンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッ
    センブリ。
  4. 【請求項4】 前記圧縮された流体は、圧縮空気を含んでいることを特徴と
    する請求項3記載のダウンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッ
    センブリ。
  5. 【請求項5】 前記圧縮空気は、作動的に前記ドリルビットアッセンブリに
    連結された第1の空気衝撃式ハンマから排出された圧縮空気を含んでいることを
    特徴とする請求項4記載のダウンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビッ
    トアッセンブリ。
  6. 【請求項6】 さらに、圧縮された流体源と連通している少なくとも1つの
    流路を規定する面と、前記カム面の少なくとも1つを規定する面を有しており、
    前記流路は、前記少なくとも1つのカム面を介して圧縮された流体を送出させる
    ことが可能なバルブを含んでいることを特徴とする請求項1記載のダウンホール
    用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 さらに、第1の空気衝撃式ハンマが配置されたケーシングと
    前記ケーシングに作動的に連結されたケーシングドライバとを有していることを
    特徴とする請求項1記載のダウンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビッ
    トアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記ケーシングドライバは、第2の空気衝撃式ハンマを有し
    ており、圧縮空気源が前記第2の空気衝撃式ハンマに接続されていることを特徴
    とする請求項7記載のダウンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットア
    ッセンブリ。
  9. 【請求項9】 さらに、前記第2の空気衝撃式ハンマおよび前記圧縮空気源
    に作動的に連結されたバルブを含んでいることを特徴とする請求項8記載のダウ
    ンホール用の空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記バルブは、前記ビットドライバと前記ケーシングの下
    端との間の垂直方向の所定のオフセットに応じて、圧縮空気が前記第2の空気衝
    撃式ハンマに導くことを特徴とする請求項9記載のダウンホール用の空気衝撃式
    ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記ドライバの外側の面と前記パイロットビットの前記孔
    との間に、少なくとも1つの空気通路を規定する面が、前記ドライバ、前記アン
    ダーリーマアームおよび前記パイロットビットのそれぞれを通る少なくとも一つ
    のポートを有することを特徴とする請求項1記載のダウンホール用の空気衝撃式
    ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
  12. 【請求項12】 さらに、前記ドライバの外側の面と前記パイロットビット
    の前記孔との間に、少なくとも1つの空気通路を規定する面が、前記アンダーリ
    ーマアームおよび前記パイロットビットをそれぞれ通る前記少なくとも一つのポ
    ートと連通する溝を有することを特徴とする請求項11記載のダウンホール用の
    空気衝撃式ハンマ装着用ドリルビットアッセンブリ。
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