JP2001509410A - 心臓拍出量の測定のための改善された方法及び装置 - Google Patents
心臓拍出量の測定のための改善された方法及び装置Info
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- JP2001509410A JP2001509410A JP2000501691A JP2000501691A JP2001509410A JP 2001509410 A JP2001509410 A JP 2001509410A JP 2000501691 A JP2000501691 A JP 2000501691A JP 2000501691 A JP2000501691 A JP 2000501691A JP 2001509410 A JP2001509410 A JP 2001509410A
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- A61B5/026—Measuring blood flow
- A61B5/029—Measuring or recording blood output from the heart, e.g. minute volume
Abstract
Description
応答が迅速でノイズが良好に減少される、改善された方法及び装置に関する。
によって1分間に供給される血液の体積として定義される。
er and Hooker,Bull John Hopkins Hosp.15:179)、動脈拍動圧力が心臓の一
回心拍出量に粗い指標として見なされ、心拍数との組み合わせにより心臓拍出量
が提供されことが示唆されている。このアプローチが、簡単で他の方法に勝って
いた。
ヌの一回心拍出量の定量、Circ.Res.,vol.26,5:611−23,1970において)
、一回心拍出量を決定するために心収縮期の領域を使用する方法を使用した。心
収縮期の領域は、心収縮期の間において、血圧と拡張終期圧との間の領域である
。l970年から、脈拍輪郭法の心収縮期領域技術に対する多くの修正が成され
た。例えば、動脈の適応性を変更すること及び末梢循環からの圧力波の反射を変
更する因子のみならず、年齢、身長及び重量のような補正係数も同様に加えられ
た。
在、脈拍輪郭分析は、心臓拍出量の重要性にもかかわらず、臨床医によってルー
チンとして使用されていない。これらの方法の主要な欠点のうちの1つは、血圧
波形の形態上の特徴を測定することの信頼性である。特に、大動脈弁の閉鎖を示
す重拍ノッチの位置は、心収縮期の領域を測定するために見つけなければならな
い。外科及び集中治療の間、重拍ノッチは検出されないかもしれず、あるいは圧
力波形に重ね合わされた他のマイナーな波に間違えられるかもしれない。
する他の方法を記述する。この方法は、伝送線として大動脈のシミュレーション
モデルを使用しており、Windkesselコンプライアンスで補足される、
当業界で知られている大動脈のための圧力体積関係を含む。
決定するために使用される。次いでシミュレーションが実行され、モデルで計算
される流量が大動脈の圧力と一致するまで、Windkesselのパラメータ
が採用される。次に、流量は、心収縮期の時間にわたって積分される。理想的に
は、この方法は、大動脈に配置される高忠実度な変換器を必要とする。末梢動脈
での圧力測定を補正する方法が言及されるが、この方法は現在臨床用の最も多い
圧力変換器によって与えられる乏しい周波数応答では、使用することができない
。すなわち、ノイズの存在下で、「反共振フィルター」はこのような圧力変換器
の乏しい品質によって消失する情報を回復することができない。
変換器の周波数応答を明確に説明しない。Lambert他(診断及び治療の心
臓カテーテル法における圧力測定(著者:Pepine他、Williams及
びWilkins、ボルチモア、283−97))は、付加された拡張管で、若
干の測定システムの反応が2Hz未満の周波数だけ正確である(5’’の範囲内
で)ことを見出した。 最後に、Hamilton(心臓拍出量の生理学(循環
8):527、1953)は、その心臓拍出量が患者の血圧波高及び引き続く他
の装置による較正によって導かれることを示唆した。
現在当業界で受け入れられている。本発明はまた、較正装置、例えば熱希釈法又
は標識希釈法と共に使用されるものである。例えば、標識希釈法はW093/0
9427において記述されている。W093/09427において記述される方
法は、非常に繰り返しが可能であり、心臓拍出量を与えるために唯一の点のみに
おける較正が要求される。しかし、本発明方法は、患者の心臓拍出量の変化の傾
向及び方向を示すために、較正なしで使用されてもよいことを理解されるであろ
う。
、脈拍輪郭分析を使用する心臓拍出量を測定する改善された方法を記述した。非
線形変換は、圧力で動脈系の特性が変化するのを修正するために使用され、次い
で、自己相関が心臓拍出量を導くために使用される。この技術は、上述で議論さ
れる先行技術の方法に対する改良であるが、更に改善された方法が必要とされる
。
臓外科を経ている患者に良好な結果を与えた。本発明は、標準状態下で数値的に
類似する結果を与える。しかし、圧力測定システムの周波数応答は、明確に説明
される。それはまた、より簡単に判断される方法に変更できる、強力な理論的構
成に基づく。
提供するものであり、次の工程を含む: (i)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記録
して保存する工程と; (ii)工程(i)で得られたデータを、基本振動のモジュラスを得るためにフー
リエ解析する工程と; (iii)工程(ii)で得られた基本振動のモジュラス並びに動脈血圧及び心拍数 に関するデータから、名目上の一回心拍出量を決定する工程と;及び (iv)工程(iii)で得られたデータから、名目上の心臓拍出量及び/又は体血 管抵抗を得る工程とを含む。
の期間を識別することによって、好適に達成される。動脈は、一般に非線形的性
質を有する。
重大には変化しないと仮定する。対応する平均動脈圧でのコンプライアンスは、
好適に使用される。あるいは、動脈のコンプライアンスに関して血圧を線形にす
る初期のステップの間、血圧は変換されてもよい。
ものであり、次の工程を含む: (a)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記録
して保存する工程と; (b)工程(a)で得られた波形を、動脈系の特性の変動を圧力で修正する非線
形変換を行う工程と; (c)工程(b)で得られたデータを、基本振動のモジュラスを得るためにフー
リエ解析する工程と; (d)工程(c)で得られた基本振動のモジュラス並びに心拍数及び任意な動脈
血圧に関するデータから、名目上の一回心拍出量を決定する工程と;及び (e)工程(d)で得られたデータから、名目上の心臓拍出量及び/又は体血管
抵抗を得る工程とを含む。
力を線形にする。
動を識別することによって好適に達成される。
述されるような自己相関方法、フーリエ解析、圧力波形のフィルタリング技術及
び/又は端部検出又は他の好適な技術を使用して決定してもよい。同じデータは
、名目上の一回心拍出量及び心拍数を決定するために好適に使用される。
に心拍数を掛けることによって好適に得られる。もしこれが拍動毎に行われる場
合、一回心拍出量及び心拍数データは、拍動の数だけ得られる。このデータが、
名目上の心臓拍出量及び体血管抵抗を導く多数の方法に使用されてもよいと認め
られる。
て、例えば大動脈、上腕動脈または橈骨動脈から連続的にモニターされる。従っ
て、患者の動脈血圧は、トランスデューサシステムまたは非観血的な方法で、動
脈のカテーテル性を使用してモニターされてもよい。圧力測定装置からの出力は
、少なくとも1つの拍動についての血圧を提供する。出力は、好適には正確に波
形の基本振動を再現するのに十分大きなサンプルレートを有するアナログ信号又
はデジタル信号であることが望ましく、好適には4秒までの時間である。血液圧
力データは一般に、拍動毎を基礎として分析される。
多くの数学又は物理学の教科書で詳述されている。フーリエ解析は、周期関数を
三角関数のフーリエ級数によって表されるのを可能にする: f(t)=a0/2+a1cos(2πt/T)+a2cos(4πt/T)+. ..+b1sin(2πt/T)+b2sin(4πt/T)+... ここで、a0、a1、b1及びb2は定数、tは時間、Tは周期である。
であると仮定する。実際には、心臓は不規則に拍動し非直線性があり、例えば動
脈圧が増大するにつれて動脈はより固くなる。しかし、導入される誤差は、他の
研究者により試験され、小さいことが見い出された(E.O.Attinger
,A.Anne及びD.A.MacDonald「生体系の分析のためのフーリ
エ級数の使用」、Biophysical Journal,第6巻,1966)。
誤差は、減少させることが可能である。従って、本発明の第2の局面において、
工程(a)において得られた血圧波形の非線形変換が実施され、圧力による動脈
系の特性の変動が補正される。次いで、補正された波形はフーリエ解析される。
脈系の圧力−体積関係を表す「照合」表により変換される。照合表の基本的な近
似は、当業界において既知である。一連の圧力−体積曲線は、Remingto
n他「人間の大動脈の体積弾性特性及び圧脈拍からの一回心拍出量の予測」(Am
.J.Physiol 153:298−308,1948年)に記述されている。
もよい。例えば、名目上の心臓拍出量は、名目上の一回心拍出量に心拍数を掛け
ることによって見出される。1以上の拍動が名目上の心臓拍出量を計算するため
に使用される場合、心臓拍出量は、各拍動の時間の合計によって割り算された一
回心拍出量の和として計算してもよい。
より較正されたデータに変換されてもよいことを理解されたい。これは、他の方
法に見い出されるように、名目上の一回心拍出量に補正係数を掛けることにより
実行され、真の一回心拍出量を与える。
上の体血管抵抗(SVR)は、平均動脈圧を名目上の心臓拍出量で割り算して計
算してもよい。真値はまた、真の心臓拍出量から得られてもよい。
本発明方法は、流体の管理に続く心臓拍出量における変化をモニターするために
使用され、あるいは、血管に作用する薬の管理がいつ必要とされるかを決定する
ために使用される。
議論するように、第1の方法の工程(i)、(iii)及び(iv)にほぼ対応する 。 本発明の方法は、1つの心拍動より大きい血液圧力データの時間に適用されても
よい。あるいは、もし拍動が別々に識別できる場合、すなわち、拍動毎の分析で
は、単一の拍動に適用されてもよい。単一の心拍動を識別する方法は、当業界に
おいて既知である。
、血圧測定装置又はモニターからデータを得ることができるIBM互換機コンピ
ュータまたはマッキントッシュコンピュータを含んでもよい。また、他の作業を
実行するためにソフトウェア及びハードウェアと一体化されていてもよい。例え
ば装置は、較正または他のモニタリング作業のために使用される方法と同様に、
本発明を実行することができる。コンピュータ上で動くコンピュータプログラム
は次に、視覚による表示装置に結果を表示するか、この情報が他の装置に出力す
ることができる。
供するものであり、次の手段を含む: (1)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記録
して保存する手段と; (2)基本振動のモジュラスを得る、動脈血圧波形のフーリエ解析を行う手段と
; (3)基本振動のモジュラス並びに動脈血圧及び心拍数に関するデータから、名
目上の一回心拍出量を導く手段と;及び (4)名目上の心臓拍出量及び/又は体血管抵抗を計算する手段とを備える。
するものであり、次の手段を含む: (A)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記録
して保存する手段と; (B)圧力で動脈系の特性の変動のために、補正する動脈血圧波形を変換するた
めの手段と; (C)波形の基本振動のモジュラスを得る、変換されたデータのフーリエ解析を
行う手段と; (D)基本振動のモジュラス並びに心拍数及び任意な動脈血圧に関するデータか
ら、名目上の一回心拍出量を決定する手段と;及び (E)名目上の心臓拍出量及び/又は体血管抵抗を計算する手段とを備える。
関するモデルに基づく。大動脈での流量の基本振動と大動脈での平均流量との間
の関係が仮定される。次に、各拍動の一回心拍出量は、平均流量に各拍動の持続
時間を掛けることによって計算できる。心臓拍出量は、所定時間にわたる一回心
拍出量を合計し時間で割り算することにより、所定時間にわたって計算できる。
この目的のためには、15秒の時間が代表的である。
理的なプロセスを記述する。これらは、4つのステージで記述される。ステージ
1:心室が大動脈に流れを生成し、心収縮期の間にピークを生じ、弛緩期の間(
応答能のある大動脈弁を仮定して)はほぼゼロである。ステージ2:心室からの
流れは上行大動脈で圧力を生成し、圧力−流量の関係は上行大動脈入力インピー
ダンスである。ステージ3:大動脈での圧力は末梢の動脈に伝達される。ステー
ジ4:末梢の動脈圧力(例えば橈骨動脈)は測定されるが、測定プロセスは歪を
導入する。本発明は、心臓によって放出される一回心拍出量に血圧の基本振動を
関連づけるために、各ステージに近似を使用する。これらの近似を以下に記述す
る。
縮期の間、流量は左心室が収縮を始めた後に増大する。流量は、ピークに達し、
その後降下する。次いで、流れは非常に短い時間逆方向となり、大動脈弁を閉じ
る。これにより、弛緩する心室に血液が戻るのを防止する。流れ波形の基本的な
モホロジーは、これらの物理的なプロセスによって制限される。したがって、大
動脈の流れの基本振動と平均の大動脈の流れとには、予測できる関係がある。心
拍数が増大するにつれて、心収縮期の期間は心拍周期のより大きい比率を占める
。これにより、心拍数が上がるにつれて、流れの基本振動に対する平均流量の比
率は低下する。したがって、基本振動は平均流量に関連付けられる。
関連づける。圧力/流れ波形すなわち心拍数の基本振動が生じる周波数領域で、
大動脈のインピーダンスのために近似を使用する。これは、1分間に30−15
0回の拍動又は0.5−2.5Hzである。また、体血管抵抗(SVR)及び動
脈の圧力変動として生じるインピーダンスの変化についても、近似が考慮される
。
生体内で研究された。特に、O'Rourke及びAvioloは、人間及び1 28セグメント数値モデルにおいて成された測定で、良好な一致が見出された(
M.F.O'Rourke及びA.P.Aviolo著、「人間全身の拍動流及 び圧力:人間全身の動脈ツリーの枝分かれモデル及び人間における研究」、Circ
ulationResearch、43巻、No.3、1980年3月)。このモデルは、範囲 0.5−2.5Hzにおいて、インピーダンス=1/周波数によって、良好に近
似される。
波数においてインピーダンスを増大するとき、SVRも増加する。これに加えて
、高血圧症で、動脈がより対応しない高血圧下で、血圧も大動脈の入力インピー
ダンスに影響を及ぼす。
響を及ぼすことができる。これは、末梢循環からの波反射の減少のためである。
インピーダンスにおける得られた変化を考慮するために、への順序で、拡大イン
デックスが計算されてもよい。これにより、波反射の大きさの指標をを与え、こ
の方法は、Nichols及びO'Rourke著「McDonald's Blood Flow in
Arteries」(ロンドン、アーノルド、1998)を参照される。
いて)、周波数、SVR及び平均血圧に依存する関係が使用される。近似は、拡
大インデックスの演算によってさらに改善されてもよい。
生ずる。この歪みは、動脈の分岐、動脈の特性インピーダンスの変化、及び動脈
及び細動脈間のインピーダンスの不整合に起因する末梢からの反射に起因する。
しかし、反射はより低い周波数において予測できる。
される)の性能は、Nichols及びO'Rourke著「McDonald's Blood
Flow in Arteries」(ロンドン、アーノルド、1998年)に記述されている。
本発明は、0.5−2.5Hzの心拍数で使用することを目的とする。測定シス
テムが、血圧波形すなわち心拍数周波数の基本振動数を再現するのに十分な周波
数応答性を有することは、重要である。測定システムが2.5Hz未満までの周
波数を再現できるだけであるならば、測定システムは心拍数が再現できる最大周
波数以下に留まる場合に使用されてもよい。血圧データを一回心拍出量と関連付
けるために使用される式は、ステージ1及び2に記述される関係を考慮するため
に必要である。2.5Hz未満の周波数についての物理的な効果は無視できるの
で、明確な補正はステージ3及び4では通常必要でない。
及び任意な心拍数から直接に計算できる。例えば: 名目上の心臓拍出量=血圧波形の基本振動のモジュラス/e+0.0092×MAPであ
る。
跡ラベル化HRとして線図に示されている。平均の動脈血圧はまた、痕跡MAP
として示されている。心臓は、房室結節性リズムすなわち、異常な電気的活性に
よって心臓が非効率的に機能するようになる状態であった。痕跡に変化して約2
7秒で、心臓は洞律動(正常)に変化した。心臓の性能での即時の増加は、次の
4つの拍動の平均動脈圧の変化によって示される。導かれた心臓拍出量もまた、
即座の増加を示しており、これにより、圧力の増加の原因は、より良好な心臓の
性能(末梢耐性の増加よりむしろ)に起因することが確認される。
ロセスの概略図である。
合を示す線図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 患者の心臓拍出量を測定する方法であって: (i)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記
録して保存する工程と; (ii)工程(i)で得られたデータを、基本振動のモジュラスを得るためにフ
ーリエ解析する工程と; (iii)工程(ii)で得られた基本振動のモジュラス並びに動脈血圧及び心拍 数に関するデータから、名目上の一回心拍出量を決定する工程と;及び、 (iv)工程(iii)で得られたデータから、名目上の心臓拍出量及び/又は体 血管抵抗を得る工程とを含む方法。 - 【請求項2】 動脈血圧は、工程(i)において10秒までの時間プロット
される請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 動脈血圧は、工程(i)において4秒までの時間プロットさ
れる請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 動脈血圧は、拍動毎を基礎に分析される請求項1に記載の方
法。 - 【請求項5】 名目上の一回心拍出量は、次の式: 名目上の一回心拍出量=血圧波形の基本振動のモジュラス/e+0.0092×MAP× HR (ここで、eは自然対数の底、MAPは平均の動脈血圧、HRは心拍数である
) から得られる請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 拡大インデックスは、工程(iii)における名目上の一回心 拍出量の計算に含まれる請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 【請求項7】 患者の心臓拍出量を測定する方法であって、 (a)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記
録して保存する工程と; (b)工程(a)で得られた波形を、動脈系の特性の変動を圧力で修正する非
線形変換を行う工程と; (c)工程(b)で得られたデータを、基本振動のモジュラスを得るためにフ
ーリエ解析する工程と; (d)工程(c)で得られた基本振動のモジュラス並びに心拍数及び任意な動
脈血圧に関するデータから、名目上の一回心拍出量を決定する工程と;及び (e)工程(d)で得られたデータから、名目上の心臓拍出量及び/又は体血
管抵抗を得る工程と を含む方法。 - 【請求項8】 動脈血圧は、工程(a)において10秒までの時間プロット
される請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 動脈血圧は、工程(a)において4秒までの時間プロットさ
れる請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 動脈血圧は、拍動毎を基礎として分析される請求項7に記
載の方法。 - 【請求項11】 工程(b)における変換は、データを平均した照合表を使
用し、次いで、表から見出して引き算する請求項7〜10のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項12】 名目上の一回心拍出量は、次の式: 名目上の一回心拍出量=血圧波形の基本振動のモジュラス/e+0.0092×MAP× HR (ここで、eは自然対数の底、MAPは平均の動脈血圧、HRは心拍数である
) から得られる請求項7〜11のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】 名目上の心臓拍出量は、名目上の一回心拍出量に心拍数を
掛けることによって得られる請求項7〜12のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項14】 拡大インデックスは、工程(d)における名目上の一回心
拍出量の計算に含まれる請求項7〜13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】 患者の心臓拍出量を測定する装置であって: (1)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記
録して保存する手段と; (2)基本振動のモジュラスを得る、動脈血圧波形のフーリエ解析を行う手段
と; (3)基本振動のモジュラス並びに動脈血圧及び心拍数に関するデータから、
名目上の一回心拍出量を導く手段と;及び (4)名目上の心臓拍出量及び/又は体血管抵抗を計算する手段と を備える装置。 - 【請求項16】 患者の心臓拍出量を測定する装置であって: (A)所定時間における血圧モニタリング機器からの患者の動脈血圧波形を記
録して保存する手段と; (B)圧力で動脈系の特性の変動のために、補正する動脈血圧波形を変換する
ための手段と; (C)波形の基本振動のモジュラスを得る、変換されたデータのフーリエ解析
を行う手段と; (D)基本振動のモジュラス並びに心拍数及び任意な動脈血圧に関するデータ
から、名目上の一回心拍出量を決定する手段と;及び (E)名目上の心臓拍出量及び/又は体血管抵抗を計算する手段と を備える装置。
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