JP2001508995A - 故障関連過電流から対象を保護するための装置および方法 - Google Patents

故障関連過電流から対象を保護するための装置および方法

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JP2001508995A JP52810998A JP52810998A JP2001508995A JP 2001508995 A JP2001508995 A JP 2001508995A JP 52810998 A JP52810998 A JP 52810998A JP 52810998 A JP52810998 A JP 52810998A JP 2001508995 A JP2001508995 A JP 2001508995A
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マーツ、エクベルイ
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ダン、ウィンドマール
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アセア、ブラウン、ボベリ、アクチエボラーグ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は発電所において電力ネットワーク(3)または高電圧設備に含まれる他の装置からの過電流に対して対象(1)を保護するための装置および方法に関し、前記装置は前記の対象と前記の電力ネットワーク/装置との間の線(2)におけるスイッチング装置(4)を含む。前記対象と前記電力ネットワーク/装置との間の線(2)は前記対象(1)へ向かう過電流を減少させる装備(5)へ接続され、前記装備(5)は過電流状態検出装備(11−13)の支援を得て前記のスイッチング装置(4)の遮断時間よりも実質的に短い期間内に過電流減少のために起動可能である。前記の過電流減少装備(5)は電極間隙を備えたスイッチ手段(10)を含み、前記電極間隙に過電流分流のための導電性を与えることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 故障関連過電流から対象を保護するための装置および方法 発明の分野と従来の技術 本発明は、発電所における故障関連過電流(fault-related overcurrents)か ら電気的対象(electric object)を保護するための装置に関する。更に、本発 明は過電流から対象を保護するための方法を含む。 問題となる電気的対象は、それが電力ネットワークに含まれ、かつ故障関連過 電流、即ち、実際の短絡電流に対して保護を必要とする限りどのような性質であ っても差し支えない。一例として、当該対象は、例えば、発電機、変圧器、また は、電動機のような磁気回路を有する電気装置によって形成されていても差し支 えないことに言及しておく。同様に、例えば、電力線およびケーブル、開閉装置 (switch gear equipment)等のような他の対象も問題とされることがあり得る 。本発明は、中電圧(medium voltage)および高電圧に対して適用されることを 意図するものである。IEC規格によれば、中電圧は1−72.5kVを意味し 、高電圧は>72.5kVである。従って、送電、二次送電、及び、配電レベル が含まれる。 従来のこの種の発電所においては、問題となる対象の保護に関して、遮断に際 して動電流分断(galvanic separation)を提供するような設計の従来型の遮断 器(スイッチング装置)に頼ってきた。この遮断器(circuit-breaker)は、非 常に大きい電流および電圧を遮断できるように設計されなければならないので、 慣性(inertia)が大きく比較的嵩ばる設計となり、遮断時間は必然的に比較的 長くなる。過電流とは主として、たとえば、被保護対象の電気絶縁システムにお ける故障の結果として被保護対象に関連して発生する短絡電流(short-circuit current)を意味するといえる。この種の故障は、外部の電力ネットワーク/装 置(equipment)の故障電流(短絡電流)が電弧(arc)を介して流れる傾向のあ ることを意味する。その結果、非常に大規模の故障になることがあり得る。スウ ェーデンの電力ネットワークの場合には、短絡電流/故障電流の大きさ(dimens ioning)は63kAであると規定されている。実際問題として、短絡電流は40 −50kAに達することがあるとされている。 前記遮断器に関する問題はその遮断時間が長いことである。遮断が完全に完成 するため遮断時間は(IEC規格)は150ミリ秒(ms)と規定されている。 前記の遮断時間に関する規定は、実際の場合に応じてこの遮断時間を50−13 0ms未満に短縮することが困難であることに対応している。その結果、被保護 対象内に故障がある場合には、遮断するために遮断器を作動させるに必要な全期 間中、当該対象を通って非常に大きい電流が流れることになる。この期間中は、 外部電力ネットワークの全故障電流が被保護対象にかなりの負荷をかけることに なる。従来は、被保護対象に関する損傷や完全破壊を回避するために、当該遮断 器の遮断時間にわたって被保護対象を通って流れる短絡電流/故障電流に耐えう るように(さしたる損傷なしに)被保護対象を製造してきた。被保護対象内の短 絡電流(故障電流)は、故障電流に対して当該対象自体が貢献する成分と、電力 ネットワーク/装置から発生する追加電流とによって構成される。当該対象自体 が故障電流に提供する貢献成分は遮断器の機能によって影響されないが、電力ネ ットワーク/装置から故障電流への貢献成分は遮断器の動作に依存する。かなり の期間にわたって被保護対象が大きい短絡電流/故障電流に耐えることができる ように被保護対象を製造するためには、高価な設計になるとともに性能の低下を 招くこととなり、本質的な欠点となる。 発明の目的 本発明の目的は、当該対象(object)のより良い保護を達成する、従って当該 対象にかかる負荷を減少させる装置と方法を設計する方法を考案することにあり 、実際には、比較的長い期間にわたって最大短絡電流/故障電流に耐えるように 被保護対象自体を設計する必要のないことを意味する。 発明の概要 本発明によれば、上記の目的は過電流減少装備により達成される、即ち、前記 の過電流減少装備は過電流状態検出装備の援助を得て過電流減少のために起動可 能であり、当該対象の保護のために当該発電所へ接続されるものとし、前記の過 電流減少装備は過電流を接地またはより低電位の他のユニットに転換するための 過電流ダイバータを有し、前記過電流ダイバータは、通常、実質的に電気絶縁さ れた電極間隙を備えたスイッチ手段と、電極間隙を経て過電流を転換するための 電気伝導性を電極間隙または少なくともその一部分に生じさせるか、又は、少な くとも生じ始めさせるための手段とを有する。 従って、本発明は迅速に作動するスイッチ手段を利用するという原理に基づく ものであり、前記のスイッチ手段は一切の過電流遮断を実際に実施することなし に、それでもなお、被保護対象に生じる歪を実質的に軽減し、従って損傷が一層 少なくなるるような範囲まで前記過電流を減少させる。前記の過電流減少/故障 電流減少は、従って、被保護対象への全エネルギ注入が、本発明に基づいたスイ ッチ手段を使用しない場合よりも実質的に更に少ないことを意味する。 請求項1記載のスイッチ手段に基づく本発明に従った解決方法は、満足な保護 機能を達成するために設定された要求条件を満足させることによって特に有利で あることを意味する。従って、極めて迅速なトリガ動作がスイッチ手段によって 実施可能であり、その結果、発生故障関連過電流は、電極間隙が電気伝導状態に なると直ちに、極めて短い遅延時間を以て、スイッチ手段を介して転換される。 ここで用いられる用語「トリガする」は、スイッチ手段を電気伝導状態にするこ とを意味する。当該スイッチ手段の構成により、非常に大きい電流を導通可能に するように前記スイッチ手段を容易にサイズ決定することが可能である。満足な 保護機能を得るためには、スイッチ手段を介して確立される導電性チャネルの抵 抗が非常に低いことが望ましい。これは、故障電流に対して保護されるべき対象 の歪をできる限り大幅に除去することを意味する。更に、請求項1記載のスイッ チ手段は、僅かな努力によって安全度の特に高いトリガ動作を使用し、機能させ ることが可能である。従って、発生故障電流を出来るかぎり早く転換するために は、重大な状況の下でトリガすることに失敗してはならない。一方において、本 発明に基づいたスイッチ手段は、トリガされない状態において電気的強度を非常 に高くするためのサイズ決定の可能性を提供する。従って自然絶縁破壊が発生す る確率は最小化しなければならない。電極間隙に導電性を生じさせるか、或いは 、少なくとも生じ始めさせるための手段は、本発明に従って、電極間隙にトリガ 用エネルギを放射エネルギーの形で供給するように構成されることが好ましい。 トリガするためには、少なくとも1つのレーザを使用することが特に好ましい。 a.o.に関する望ましい進展のために、放射エネルギーを電極間隙に供給す るための手段は、添付請求項の範囲において規定される。一実施例によれば、電 極間隙を電導状態にする確実性をできる限り高くするために、1つまたは複数の スポット又はエリアにおいて放射エネルギーが電極間隙に供給される。一代替案 によれば、電極の間に生成しようとする導電性通路における細長い部分に沿って 放射エネルギーを供給するようにエネルギー供給部材を設計しても差し支えない 。最適実施例によれば、この細長い部分は、完全に又は実質的に完全に、電極の 間の間隙を橋絡しても差し支えない。複数のスポット又はエリアが放射供給のた めに用いられる場合に、スポット又はエリアが遅延して連続的に提供されるよう な 方法で電極間の電導通路の伝播に対応して連続的にこれらのスポット又はエリア を使用することが可能であるが、本発明に従い、これらのスポット又はエリアを 実質的に同時に使用することが一般に好ましい。 更に、本発明によれば、管状形のボリュームに放射エネルギーを供給するため にエネルギのトリガを提供するための手段が用いられる。これは、電極の1つが そこを通って放射エネルギーが供給される開口部を備え、かつ、管状のボリュー ムに供給される放射エネルギーが開口部を備えた電極に比較的接近して用いられ る場合に特に望ましい。一代替実施例によれば、エネルギ電力供給手段は、実質 的に平行であって電極間に拡大する複数の細長い部分において放射エネルギーを 供給するように設計しても差し支えない。 更に、放射エネルギーは、電極間に位置する1つ又は複数のスポットにおいて 、電極の軸に対して横方向に位置する電極間隙に供給しても差し支えない。 本発明の更なる利点および特徴、特に本発明に基づく方法に関しては、以下の 記述および請求項の範囲から明らかになる。 図面の簡単な説明 添付図面を参照するこにより、本発明の一実施例について以下に更に詳細に記 述することとする。 図1は、本発明に基づいた解決方法の背景にある基本的な態様を示す純粋に概 念的な図である。 図2a‐2dは、本発明に基づく保護装置を用いた場合と用いない場合におけ る故障電流の展開およびエネルギーの展開について概念的に比較して図解するダ イアグラムである。 図3は、本発明に基づく装置の構想可能な設計を示す図面である。 図4は、過電流削減装備の実現可能な設計を示す略画的詳細図である。 図5−7は、図4の場合に類似する種々の変型例を示す図である。 図8は、電極間隙へエネルギーを供給するための光学システムを示す略図であ る。 図9は、電極の1つの側部に配置された代替光学システムを示す図である。 図10は、電極の1つに開口部を設ける必要なしに当該電極の1つのまわりに 同心関係を保って放射エネルギーを供給するように構成された光学システムに関 する更に別の一代替案である。 図11は、光ファイバの使用に基づいた光学システムを示す図である。 図12は、屈折性アクシコーン(axicone)により点光源から放射される光の 屈折を示す原理図である。 図13は、図16の場合に類似するが、コリメート済みのレーザビームに対す るアクシコーンの作用を示す図である。 図14は、電極間の細長い焦点部分の生成に屈折性アクシコーンが果たす機能 を示す図である。 図15は、図18における焦点部分に沿った電力密度を示すダイアグラムであ る。 図16は、図18の場合に類似するが、回折性光学構成要素の使用を示す図で ある。 図17は、反射性アクシコーンによって細長い部分における集中を示す図であ る。 図18は、異なる幾何学形を持つ焦点部分を生成できる回折性アクシコーン( キノフォーム)の使用を示す図である。 図19は、発電機、変圧器、及び、これに結合した電力ネットワークを含む発 電所において用いられる本発明に基づく装置を示す略図である。 図20は、電極に共通の軸に対して横方向に配置された電極間隙にエネルギー が供給される様子を示す図である。 図20aは、1つの単一スポット又はエリアに供給されつつある放射エネルギ ーを示し、この種スポット又はエリアが3個有る場合を図20bに示す。 図21aおよびbは、実質的に平行な数個の電導性チャネルが電極間に形成さ れるように放射エネルギーが供給される様子を示す図である。 図22は、図10に示す例に或る程度類似する一実施例を示す側面図である。 図23は、複数の個別キノフォーム(回折性光学素子)が1つの電極のまわり に配置された状態を示す。 好ましい実施の形態の詳細な説明 保護された対象(protected object)1を含む発電所を図1に示す。この対象 は、例えば発電機であっても差し支えない。この対象は、線路2を介して外部の 配電ネットワーク3に接続される。この種の電力ネットワークの代りに、符号3 で表されるユニットは発電所に含まれる他の何等かの設備によって形成されてい ても差し支えない。対象1内に故障が発生し、故障電流が当該対象を通って流れ るように電力ネットワーク/設備3から当該対象1に向かって故障電流が流れた 場合に、電力ネットワーク/設備3からの故障電流に対して当該対象1自体が第 一に保護されるような性質をもつように当該発電所が設計されているものとする 。この場合、前記の故障は、対象1内に形成された短絡(short-circuit)を意 味するものとする。短絡とは、複数の点の間における意図されない導通路である 。前記の短絡は、例えば電弧(arc)から成ることもあり得る。この短絡および その結果としての激しい電流(violent current)は、重大な損害および当該対 象1の全体的な故障(breakdown)を招く場合もある。 少なくとも何等かのタイプの電気的保護が当該対象1に施されている場合にお いて、現在問題としている当該対象にとって有害な短絡電流/故障電流は、保護 されている対象から電力ネットワーク/設備3に向かって流れる場合がある。本 発明の範囲内においては、当該対象に向かって流れる外部に起因する故障電流か らだけでなく反対方向へ流れる当該対象内の内部故障電流からも当該対象を保護 することが意図される。これについては下記に更に詳細に検討することとする。 以下の検討においては、記述を簡易化するために、符号3は常に外部電力ネッ トワークから成るものとみなす。ただし、故障時に際して対象1を通って流れる 激しい電流が前記設備によって引き起こされる限り、この種の電力ネットワーク の代りに他の何等かの設備であっても差し支えないことに留意されたい。 従来型の遮断器(circuit breaker)4は、対象1と電力ネットワーク3との 間の線路2上に配置される。この遮断器は、当該線路2に過電流が流れていると いう事実を表す情況を検知するための少なくとも1つの独自のセンサを有する。 この種の情況とは、電流/電圧状態を意味するが、現在故障中であることを表す 他の事象であっても差し支えない。例えば、当該センサは、電弧センサ又は短絡 音響(short circuit sound)等々を記録するセンサであっても差し支えない。 過電流が或るレベルを超過していることがセンサによって表示された場合、対象 1と電力ネットワーク3との間の接続を遮断するために遮断器4が起動される。 ただし、この場合、遮断器4は、短絡電流/故障電流全体を遮断しなければなら ない。従って、遮断器は、高く設定された必要条件に適合するように設計されな ければならず、これは、遮断機が事実上比較的低速で作動することを意味する。 図2aの電流/時間ダイアグラムにおいて、例えば対象1内における短絡のよう な故障が時間tfaultに発生した場合、図1の線路2に流れる故障電流の大きさ が急速にi1に達することを示す。この故障電流i1は、遮断器4により、tfaul t 後の少なくとも150ms以内の時点t1において遮断される。図2dは、i2 ・tダイアグラム、即ち、内部短絡の結果として被保護対象1において発生する エネルギーを示す。従って、短絡電流の結果として当該対象へ注入され るエネルギーは、図2dにおける外側長方形の全面積によって表される。 これに関連して、図2a−cにおける故障電流および図2dにおける電流は極 値のエンベロープを表すことが指摘される。簡易化のために、ダイアグラムには 1つの極性だけが図示されている。 遮断器4は、金属接点の分離によって動電流分断(galvanic separation)を 確立するような設計である。従って、一般に、遮断器4は必要な消弧用補助装置 を有する。 本発明によれば、対象1とスイッチング装置4との間の線路2は装置1および 全体的に5で表わされる装備に向かう過電流を減少させる装備に接続される。前 記の装備は、遮断器4の遮断時間よりも実質的に短い期間内に、過電流状態検出 装備の援助を得て過電流を減少させるように起動可能である。従って、この装備 5は、一切の動電流分断を確立する必要がないように設計される。従って、電力 ネットワーク3から被保護対象1に向かって流れる電流の完全除去を達成する必 要なしに電流減少を極めて急速に確立するような条件が設定される。図2bは、 図2aの場合と対照的に、時点t2においてレベルi2まで電流を減少させるため に、時点tfaultにおける短絡電流発生に際して、本発明に基づく過電流減少装 備(overcurrent reducing arrangement)5が起動されることを示す。従って、 tfaultからt2までの期間は、過電流減少装備5の反応時間を表す。装備5の課 題は故障電流を遮断することでなくて減少させるだけであるので、この装備は極 めて急速に反応させることが可能であり、これについては以下に更に詳細に検討 することとする。一例として、許容不可能な過電流状態が検出された後の2〜3 ms以内にレベルi1からレベルi2への電流減少が達成されることを意図したも のであることを挙げることが出来る。従って、1msよりも短い期間内で、更に 好ましくは1マイクロ秒よりも急速に電流減少を達成することが目標とされてい る。 図1に示すように、前記装置は、遮断器4と対象1との間の線路2内に配置さ れた別ブレーカー6を有する。この別ブレーカーは、遮断器4よりも更に低い電 圧および電流を遮断するように設計されており、その結果として、遮断器4より も一層短い遮断時間で作動するように設計される。別ブレーカー6は、電力ネッ トワーク3から対象1に向かう過電流が過電流減少装備5によって減少した後で あって、遮断器4の作動よりもかなり早い時期まで遮断しないように構成されて いる。過電流減少装備5によって減少した電流が別ブレーカーを流れ、このブレ ーカによって遮断されるような方法においては、別ブレーカー6は線路2に結合 されなければならないことが上記の説明から分かる。 図2bは、前記の別ブレーカー6の動作を示す。更に詳細には、このブレーカ ーは時点t3において遮断するように設計される。これは、過電流減少装備5に よって減少した電流i2の継続期間が寧質的に制限されること、即ち期間t2−t3 に制限されることを意味する。結果として、電力ネットワーク3からの故障電 流による被保護対象1へのエネルギ注入量は図2dに斜線で示される面積によっ て表され、エネルギ注入の著しい減少が達成されることが分かる。これに関連し て、特定のモデルによれば、エネルギーは電流の二乗に比例して増大するので、 電流が半分に減少すればエネルギ注入量は4分の1に減少することが指摘される 。故障電流が装備5を通って流れる様子を図2cに示す。 装備5および別ブレーカー6のサイズ決定は、別ブレーカー6によって遮断さ れるべき故障電流および電圧が装備5によってかなり低いレベルまで引き下げら れるように実施されるものと考えられる。前記別ブレーカー6の実際的な遮断時 間は1msである。ただし、別ブレーカー6を流れる電流が装備5によって少な くともかなりの程度まで引き下げられた後まで別ブレーカー6が遮断作動させら れることのないようにサイズ決定されなけばならない。 前記の装置が実現される状況について、更に詳細に図3に示す。ここで、本発 明が直流(HVDC=高圧直流)接続および交流接続に適用されることを指摘し ておく。前記の交流接続の場合、符号2の線路は、多相交流システムにおける位 相のうちの1つを形成するものと見なして差し支えない。ただし、故障が検出さ れた場合には全ての相に本発明に基づいた保護機能が適用されるか、または、故 障電流に電流減少機能を適用する場合には適用された1つ又は複数の当該相に限 って本発明に基づいた保護機能が適用されるように本発明に基づく装置を実現し ても差し支えないことに留意されたい。 一般的に符号5で示される過電流減少装備が過電流を接地8、或いは、電力ネ ットワーク3よりも電位の低い他のユニットに転換するための過電流ダイバータ (diverter)7を含むことが図3から分かる。従って、過電流ダイバータは、前 記電流が保護されるべき対象1に到達しないように線路2に流れる電流の少なく とも実質的な部分を転換するために接地または低電位8への短絡回路を急速に確 立する電流分割器を形成すると見なしても差し支えない。例えば、過電流ダイバ ータ7が確立することの出来る短絡と同じ大きさの短絡のような重大な故障が対 象1内に所在する場合には、一般的に、故障に近接して過電流ダイバータ7を設 けた結果として、電力ネットワーク3から対象1へ流れる電流をその半分まで減 少させることが達成されると言っても差し支えない。従って図2bと比較するこ とにより、図に示す電流レベルi2、即ちi1の約半分の値として示されるレベル が最悪の場合を表すと言っても差し支えのないことが分かる。標準的な状態の下 においては、被対象1内の短絡故障に匹敵する短絡よりも更に導電性の良好な短 絡を確立することが過電流ダイバータ7によって可能であり、その結果として過 電流ダイバータ7を経て故障電流の主要部分が接地または更に低い電位に向かっ て転換されることを目的とする。従って、標準的な故障の場合においては、故障 に際して対象1へ注入されるエネルギーは、更に低い電流レベルi2並びに更に 短い期間t2−t3の結果として図2dに示される注入エネルギーよりも遥かに小 さくなる。被保護対象1内の短絡故障に相当する短絡よりも幾分導電率の低い短 絡が確立されている場合であっても、或る程度の保護が得られることは明白であ る。 接地だけでなく電力ネットワーク/装置3よりも電位の低い他のユニットも符 号8に含まれることが指摘されている。従って、ユニット8は、他の電力ネット ワークまたは当該発電所に含まれる他の装置によって形成されても差し支えなく 、この場合、前記装置の電圧レベルは被保護対象1が接続される前記電力ネット ワーク/装置3のそれよりも低いものとする。 過電流ダイバータ7は、接地8または前記の低電位と、対象1と電力ネットワ ーク3との間の線路2との間に結合されたスイッチ手段を含む。このスイッチ手 段は制御部材9およびスイッチ部材10を含む。このスイッチ部材は、正常状態 において開く、即ち接地に対して絶縁されるように構成される。ただし、接地へ の転換によって電流減少を確立するために、スイッチ部材10は、極めて短期間 に、制御部材9を介して導電状態になることが可能である。 図3は、過電流状態検出設備が保護機能の起動を必要とするこの種の過度電流 状況検出に適した少なくとも1個、好ましくは数個のセンサ11−13を含むこ とを示す。更に、図3から、これらのセンサには、保護対象1内またはその近く に設置されたセンサ13が含まれても差し支えないことが分かる。更に、検波器 設備には、過電流減少装備5と線路2との接続部の上流における線路2の過電流 状態を検出するように適応されたセンサ11が含まれる。更に、以下に説明する ように、被保護対象1に向かって線路2を流れる電流、即ち過電流減少装備5に よって減少した電流を検知するために更に別のセンサ12を備えることが適切で ある。その上、例えば対象1に磁気的に蓄えられたエネルギーによって対象1か ら遠ざかる方向に流れる電流が発生する場合には、対象1から遠ざかる方向に線 路2を流れる電流をセンサ12並びにセンサ13が検知可能である。 センサ11−13は、必ずしも電流、及び/又は、電圧検知センサのみによっ て構成されなければならとは限らない。本発明の範囲内で使用するセンサは、保 護機能の発動を必要とする性質の故障の発生を示すあらゆる状態を検知可能なセ ンサであれば差し支えない。 前記装置は、故障電流が対象1から遠ざかる方向に流れるような故障が発生し た場合に、当該装置の制御ユニット14が別ブレーカー6を制御してこれを閉じ るように設計され、それでもなお前記の別ブレーカー6が開いている場合には、 更に、過電流減少装備5によって短絡電流を転換することが出来るように当該過 電流減少設備が起動される。例えば、対象1が変圧器で構成されている場合には 、そこで短絡が発生すると、先ず当該短絡によって変圧器へ流れる激しい電流が 発生し、この状態が検出されて、電流の転換のために装備5が起動される機能が 発揮される。変圧器1に向かって流れる電流が必要な程度まで低下すると、変圧 器1内に磁気的に蓄えられていたエネルギーが変圧器1から流れ出て装備5を経 て転換されるための時間が残されている程度に早期に、制御ユニット14の制御 によってブレーカー6がこの変圧器1に向かう電流を遮断する。 更に、前記装置は、符号14により一般的に表される制御ユニット(control unit)を含む。前記制御ユニットはセンサ11−13と過電流減少装備5と別ブ レーカ6に接続される。センサ11−13のうちの1つか又は複数のセンサを介 して対象1に向かう許容不可能な故障電流の発生を示す信号を制御ユニット14 が受け取ると、過電流減少装備5が即座に制御されて所要の電流減少を急速に提 供する。制御ユニット14は、電流または電圧が十分な程度まで引き下げられた ことをセンサ12が検知すると、過電流が所定レベル以下であれば、ブレーカー 6を制御して遮断動作を実施させるように構成可能である。この種の設計は、ブ レーカー6の設計遮断限度を超えた大電流をブレーカー6が遮断することのない 程度に電流が実際に低下するまでブレーカー6が遮断作動しないことを保証する 。 ただし、本実施例においては、上述した場合の代りに、電流減少を実施するよう に過電流減少装備が制御された後の前以て決定された所定の時点で遮断が行われ るようにブレーカー6が制御されても差し支えない。 遮断器4は、過電流状況を検出するための独自の検出器設備を備えるか、或い は、同様に過度電流減少装備の動作も制御する同じセンサ11−13からの情報 に基づき制御ユニット14を介して制御されても差し支えない。 図3は、別ブレーカー6が金属接点を有するスイッチ15を備えることを示す 。このスイッチ15は、遮断位置と閉じた位置との間で、操作部材16により、 結果的には制御ユニット14による制御によって作動可能である。分路線(shun t line:シャントライン)17は、このスイッチ15を介して並列接続され、前 記分路線は、接点からの電流伝導を分路線17に肩代わりさせることによりスイ ッチ15の接点の分離に際して電弧の回避を意図した1つ又は複数の構成要素1 8を有する。これらの構成要素は、電流を遮断するか又は制限するように設計さ れる。従って、構成要素成分18は、通常、分路線17における伝導通路を中断 された状態に維持するが、スイッチ15が開かれようとする際には分路線を閉じ 、その結果、電流がスイッチ15を通って分岐させられ、このようにして電弧が 発生しないか、或いは、電弧が発生したとしても能率的に消弧されるようにする ことが目的である。構成要素18は、制御するために制御ユニット14に接続さ れた1つ又は複数の関連制御部材19を有する。本発明の一実施例によれば、前 記構成要素18は、必要な過電圧防止装置(over-voltage arrester)30を有 する、例えばGTOサイリスタのような被制御可能な半導体構成要素である。 被保護対象1への分路線17によって作られた電流伝導通路における動電気分 離用の断路器(disconnector)20は、前記の1つ又は複数の構成要素18と直 列に配置される。この断路器20は、操作部材(operating member)21を介し て制御ユニット14によって制御される。分路線17に配置された独自の断路器 20を図3に示す。これは、勿論、不可欠ではない。断路器20は、前記直列結 合によって確立された伝導通路における真の動電流分断が保証される限り、前記 の1つ又は複数の構成要素18と直列結合することによって、結果的に、構成要 素18を通って電流が流れる可能性が皆無であるように線路2に配置されても差 し支えない。 前記装置は、上述した限りにおいては、以下のように作動する。故障がない場 合、遮断器4は、別ブレーカー6のスイッチ15と全く同じように閉じられてい る。分路線17における構成要素18は非導電状態にある。断路器20は閉じら れている。最後に、過電流減少装備5のスイッチ手段10は開いている、即ち、 非導電状態にある。この状況において、勿論、スイッチ手段10は、不用意に導 電状態になることのないように十分な電気的強度を有する。従って、大気情況( 落雷)または結合方法(coupling measures)の結果として線路2に発生した過 電圧状態によって、非導電状態にあるスイッチ手段10の耐電圧強度を超えるこ とはあってはならない。そのためには、当該スイッチ手段10と並列に少なくと も1つの過電圧防止装置(over-voltage arrester)22を結合することが適切 である。この例においては、この種の過電圧防止装置はスイッチ手段10の両側 に配置されている。従って、過電圧防止装置は、この装置を使用しなければ、ス イッチ手段10に不用意な絶縁破壊を生じる危険性を持つこの種の過電圧をそら すことを目的とする。 所定の線へ接続されるべきスイッチ手段10の当該線への接続部のどちらかの 側において線路2自体に接続されるべき過電圧ダイバータ22を図3に示す。原 則としては、少なくとも1つの過電圧ダイバータはスイッチ手段10に対してで きる限り近接した上流に接続することが望ましい。その代りに、図3に点線路2 6によって示される過電流ダイバータはスイッチ手段10と線路2との間に電気 接続部を形成する分岐線へ接続することができる。この種の構造は、スイッチ手 段10と少なくとも1つの過電圧ダイバータ22とを1つの単一電気装置に統合 することを可能にし、前記の電気装置は、1つの単一接続部を経て、線路2と電 導性接続部を作ることを可能にする。 過電流状態が幾つかのセンサ11−13、または、遮断器4、独自のセンサ( 遮断器4独自のセンサからの情報は、本発明に基づく過電流減少装備5の制御用 ベースとして使用可能であることを理解されたい)によって登録され、この過電 流状態が対象1の重大な故障が近いうちに予測されるような規模である場合には 、遮断器4が関係する限りでは遮断動作が開始される。更に、制御ユニット14 は、過電流減少装備5を制御し、この種の減少作用を実施させる。更に詳細には 、制御部材9を介してスイッチ手段10を電気的導通状態にする。既に述べたよ うに、少なくとも本質的な部分、即ち実際には接地または低電位に向かう電流の 主要部分がスイッチ手段10によって転換される結果として被保護対象1が電カ ネットワーク3からの全短絡電流から即座に解放されるので、これは非常に急速 に、即ち、遮断器4による遮断を実施するために必要な時間の何分の一かの短期 間に起きることもあり得る。別ブレーカー6を経て対象1に向かって流れる電流 が、スイッチ手段10の起動とブレーカー6の動作との間の時間差による純粋に 時間的な基礎に基づくか、または、線路2に流れる電流をセンサ12によって検 知することにより確立可能な必要程度まで減少すると、直ちに、スイッチ15の 操作部材16が、制御ユニット14を介して、スイッチ15の接点を開くように 制御される。電弧を消すか又は回避するために、例えばGTOサイリスタ又はガ ススイッチのような構成要素18は制御部材19を介して制御され、分路線17 の導電性を確立する。スイッチ15が開かれ、従って動電流分断が提供された場 合、構成要素18は、再び制御されて、分路線17を非導電状態にする。このよ うな方法において、電力ネットワーク3から対象1に向かう電流は能率的に遮断 される。分路線17が非導電状態になった後で、更に、制御ユニット14から その操作部材21を制御することにより、断路器20による動電流分断が実施可 能である。これら全ての事象が発生した場合、最後の事象として遮断器4による 遮断が起きる。第1の実施例に基づく過電流減少装備5並びに別ブレーカー6は 反復操作が可能であることに注意することが重要である。従って、遮断器4が遮 断状態になることがセンサ11−13によって確立された場合、スイッチ手段1 0は非導電状態にリセットされ、スイッチ15及び断路器20が閉じられ、その 結果、遮断器4が次回に閉じる場合には、保護装置は完全に動作可能である。 他の一実施例によれば、過電流減少装備5は、再度作動するために1つ又は複 数の部品の交換を必要とすることもあり得ることが考えられる。 本発明の一代替実施例に基づき、過電流減少装備5が閉じる状態になると直ち に1つ又は複数の構成要素18はが導電状態になり、これはその後でスイッチ1 5がおそらく開かれないかどうかには無関係であることが指摘される。以前に述 べたように、次に、制御ユニット14を介して、或いは、その代りに前記装備5 の閉鎖動作に完全に追従する制御機能によって構成要素18の制御が起きる。 図4は、符号10aで表されたスイッチ手段を備えた過電流減少装備5の第1 実施形態を示す。スイッチ手段10aは電極23およびこれらの電極の間の顕著 な間隙(gap)24を有する。今までに述べたように、前記のスイッチ手段は、 電極の間に電導性通路を形成するように電極間隙24をトリガするための手段2 5aを有する。制御部材9aは、制御ユニット14aを介して部材25aの動作 を制御するように構成される。この例において、手段25aは、間隙またはその 部分にプラズマを発生させることによって電極間隙に電気伝導性を持たせるか又 は持ち始めさせるように構成される。この場合、手段25aは電極間隙へのトリ ガ用エネルギーの極めて迅速な供給の実現が可能であることが不可欠である。従 って、トリガ用エネルギーは放射エネルギーの形で供給されることが好ましく、 結果的に、電極間隙におけるイオン化/プラズマの開始を実施できることが好ま しい。 本発明の好ましい一実施例によれば、手段25aは少なくとも1つのレーザを 含むことが好ましく、電極間隙へのエネルギー供給により、前記電極間隙の少な くとも一部分にプラズマのイオン化/成形を起こさせることが好ましい。 本発明に基づき、1個または数個のレーザ又は他の手段25aの援助により、 更に間隙24全体が即座に電気伝導状態になるような方法により完全な電極間隙 がそれぞれイオン化されてほぼ瞬間的にプラズマの形になるような方法で電極間 隙24にエネルギーが供給されることが好ましい。(通常は)制限付きで利用可 能なレーザエネルギー/効果の使用を節約および最適化するために、本発明の適 用に際して、間隙24の1つ又は複数の部分のみにイオン化/プラズマ形成を提 供できるように手段25aを構成しても差し支えない。図4に基づく実施例にお いて、1つの単一点または部分28に放射エネルギーを供給する手段25aを示 す。後で述べるように、更に本発明は1つ又は両方の電極も含む電極間隙におけ る複数の点または部分或いは電極の間に連続的または実質的に連続的に拡大する 1つ又は複数の棒様部分における放射エネルギーの適用を含む。 図4に示すように、即ち、線路2に接続された一方の電極23及び接地8に接 続されたもう一方の電極を用いて、線路2と接地8(または低電位の他のユニッ ト)との間にスイッチ手段10aを接続することにより、電界を発生する電極の 間に電圧差を生じる。手段25aが制御されてトリガすると直ちに電極の間にお いて絶縁破壊を伝達するか或いは生じさせる、即ち、電極間隙の1つ又は複数の 部分におけるイオン化/プラズマの成形を生じさせるために間隙24における電 界を利用することを意図したものである。確立されたイオン化/プラズマの形成 はこの方法で低抵抗の電気伝導性チャネル、即ち、電極23の間の電弧を生じさ せるために電極の間の間隙を短絡する電界によって動かされる。本発明はこの種 の電界の発生に関連した使用に制限されることを意図したものでないことを指摘 しておく。従って、手段25aは、この種の電界が存在しなくても同様に電極の 間に電気伝導性を確立することが可能でなくてはならないことを意図するもので ある。 電流転換のためにスイッチ手段10aを極めて迅速に閉じる必要があるために 、制限された部分、例えば、間隙のスポット状部分(spot like part)に限って イオン化された場合に、間隙24における電界強度が安全に閉じるに十分なだけ 高くなるようにスイッチ手段がサイズ決定されることが望ましい。ただし、他方 において、イオン化休止位置にある電極の間においてスイッチ手段10aが絶縁 破壊に対して極めて高い電気的強度を持つことが望ましい。従って、間隙24に おける電界強度は相対的に低くなくてはならない。これは、他方において、スイ ッチ手段が電極の間において電流転換電弧を確立させる速度の低下を意味する。 スイッチ手段を安全にトリガしようとする要求と、望ましくないトリガ動作に対 する高い電気強度との間の有利な関係を達成するために、本発明に基づき、完全 作動環境を考慮し、間隙が電気的分離を形成する場合、間隙24における電界強 度が一般的に自然絶縁破壊が発生する電界強度の30%を超過しないようにスイ ッチ手段が形成されることが好ましい。これは、自然絶縁破壊の発生確率を比較 的低くすることを意味する。 絶縁状態において電極間隙24における電界強度は、一般に自然絶縁破壊が生 じる電界強度の20%を超過しないことが適切であり、10%を超過しないこと が好ましい。他方において、イオン化/プラズマの成形開始に際して当該電極間 隙の一部に比較的迅速に電弧が成形されることを促進する電界強度を電極間隙2 4に生じさせるには、前記間隙の電界強度が、一般に自然絶縁破壊が生じる電界 強度の最低0.1%であり、最低1%(E4)であることが適切であり、最低5 %であることが好ましい。 図4に示すように、電極間隙24は適当なケーシング32に収納される。この 目的のためには、真空並びに気体または流体でさえも適当な媒体を間隙24に入 れても差し支えない。気体/流体の場合においては、イオン化可能であり、かつ トリガすることによってプラズマを発生させることが可能な方法において間隙内 の媒体が意図的に形成される。このような場合には、間隙24におけるイオン化 /プラズマの形成が電極23の間の或る点において始まることが適当である。た だし図4に示す場合には、間隙24内に真空または適当な媒体が存在するものと する。適当な光学システム27を介して一方の電極上またはその近辺の少なくと も1つの部分28に放射エネルギを集中するように図4に示すレーザ25aを操 作することによって、閉じる動作を開始させることが好ましい。これは、電極間 隙24におけるイオン化された環境/プラズマの確立のために電極が電子および イオンのエミッタとして作動し、このようにして電極間に電弧が形成されること を意味する。図4によれば、一方の電極23は開口部29を備え、レーザ25a は、光学システム27の支援を得て、この開口部を通って放射エネルギーを部分 28に放射するように構成される。 図5は、スイッチ手段の変形例10bを示す。この場合には、前記のシステム の代りにレーザ25b/光学装置27bは電極間の電極間媒体内に位置するトリ ガ用部分28bに放射エネルギーを集中する。従って、トリガに際してプラズマ はこの部分から電極を橋絡するまで展開される。 図6に示す前記スイッチ手段の変形例10cは、補助電極31が電極23cの 間に配置される点で図4に示すスイッチ手段とは異なる。前記の補助電極は、レ ーザ25cによって放射されたビームが当該補助電極31を貫いて通過できるよ うに適当な環状である。これらの電極は、電極23cの間の電界を平滑化するよ うに作動し、相互に分離可能であり、即ち、浮遊電位状態にある。補助電極によ って自然絶縁破壊に対する安全性が改良され、スイッチ手段のサイズが小さくな り、外部電界の影響に対する敏感度が低下する。補助電極は、レーザビーム/レ ーザパルスに露出しても差し支えなく、トリガ能力を一層促進するように自由電 荷を放出するように作成しても差し支えない。 図7は、図6に関して述べた場合に類似し、電極31dを追加することによっ て改変された前記スイッチ手段の変形例10dを示す。 当該スイッチ手段が絶縁状態にある場合における電極23間の電界強度状態に 関する上述の関係を達成するためには、勿論、当該スイッチ手段の特性を用途、 即ち、電極23に発生する電圧状態に適合させなければならない。勿論、利用可 能な作成段階において、電極の成形、電極間距離、電極間媒体、および、電極間 の構成要素に影響する可能性を持つ電界の存在について慎重に配慮される。 本発明においては回折性光学素子(diffractive optical element)を使用し ても差し支えない。回折性光学素子とは、その中において、光の伝播を決定する 波面が屈折というよりは回折によって形成される素子である。特定のタイプの回 折性光学装置は、光の振幅でなくて位相のみを変調するので、このタイプの構成 要素の透過率が非常に高い。純粋な位相変調は、光学素子の表面に浮彫構造(re lief structure)を設けることにより達成可能であり、この場合、当該素子の最 高機能を達成するためには、浮彫の高さが波長と同じオーダーでなければならな い。位相変調を達成する一代替方法は、当該光学素子の屈折率を変調することで あり、この変調はいくぶん困難である。回折性光学素子はホログラフィ技法(ho lographic technique)によって製造可能であるが、この技法はあらゆる任意の 機能の実現を可能にするわけではない。更に融通性のある製造方法は、コンピュ ータによる生成であり、この方法においては、光学機能がコンピュータにおいて 算定可能である。従って、原則として、全ての任意の光学機能が実現可能である が、従来型の屈折性および反射性光学装置では前記の機能を得ることが不可能な 場合が多い。結果として得られる面表面はその後で浮彫に転写、即ち、転送され る。例えば、半導体技術分野では、両者共公知である電子ビームリソグラフ又は 光学リソグラフにより転写される。この種のダトール(dator)生成位相制御表 面浮彫素子はしばしばキノフォーム(kinoforms)と呼ばれる。周知の例はフレ ネルレンズ(Fresnell lens)である。このレンズは、全ての回折性光学装置と 同様に、僅か2つの浮彫レベルから成る2進構造(binary structure)、または 、実質的に改良された回折効率(光学素子の機能効率)を提供する多重レベル浮 彫(multilevel relief)として設計可能である。 図8は、レンズシステム35を有する光学システム27eに基づいた実施例を 示す。この場合、前記の光学システムを経て到着するレーザパルスは、回折性光 学位相素子36、即ちキノフォームに伝達される。この素子は複数の焦点または 1つの単一入来レーザパルスから出発して生成されるスポット28eを持つよう に設計される。これらの焦点スポット28eは、電極23eの間の対称軸に沿っ て配分される。焦点スポット28eは電極23eの間の線に沿って配分されるの で、電極の間に更に安全な電気伝導通路の確立が達成され、これは、できる限り 低い電圧/電界強度において、できる限り短い時間的遅延を以て、できる限り高 い確立でトリガを実施することを意味する。 キノフォーム36は吸収率が低いので、極度に高い光学エネルギー密度に耐え ることが可能である。また、キノフォームは誘電材料から製造されるので、電極 間の電界をあらゆる深刻な程度に妨害することがない。 図8に基づく一実施形態において、放射エネルギーは、以前と同様に電極の1 つの開口部29eを介して供給される。図9は変形例を示す。この場合、概して 言えば図8に基づく実施例と比較して唯一の差は回折性光学素子(キノフォーム 36f)が電極23fの1つの外部に半径方向に配置されていることである。光 学素子36fは以前と同様にレーザ光を偏向させて電極間の意図した電気伝導通 路に沿って分配された多数のスポット又は点に集中させるように設計されている 。スポット28fを形成するビームの束は各々独自の偏向角度を持つ。従って、 ビ ームの束はそれぞれのスポット28fまで異なる距離を移動する。図9に基づき 電極の1つの側部にキノフォーム36fを設置した場合の利点は電界妨害が最小 になるように前記キノフォーム、が最も強い電界の側部に配置されることである 。レーザ光のための開口部が必要とされないので電極設計も簡素化される。 図10は、レーザ25gが光学システム27gを介して電極23gに一切の開 口部を必要とすることなしに電極間隙の長さに沿って配分された多数の焦点スポ ット又は点28gに対称的にレーザ放射を供給する一実施例を示す。光学システ ム27gは、隣接電極23gのまわりにレーザを偏向させるように構成されたプ リズムまたはビームディバイダ37を含む。この電極23gの周りには、レーザ ビームを、場合によっては更に別のレンズにより、所要の焦点スポット28gに 集中させ、結果的にこれらのスポットにプラズマ形成が生成されるように設計さ れた1つ又は好ましくは複数のキノフォーム36g(回折性光学素子)が装備さ れる。 図11は、電極23h間の種々の場所に配置された焦点スポット28hの形成 のための光ファイバ38を含む光学システム27hによってレーザビームが伝達 される変形例を示す。光ファイバ38は、レンズ39を経て光を放射するように 構成可能である。 図12は、アクシコーン(axicone)と呼ばれる円錐形のレンズの基礎的な原 理を示す。このようなアクシコーンは、回転に関して対称性を持ち、かつ屈折、 反射、偏向、または、これらの組み合わせによって、光が従来型の球形レンズの 場合のようにこの対称軸とただ1つの単一点において交差するのでなくこの軸の 実質的な範囲に沿った点またはスポットの連続した線に沿ってこの軸と交差する ような方法で当該素子の対称軸上の点源からの光を回折させることが可能な全て の光学素子であると定義される。 図13は、コリメート(collimated)された(非発散性)光ビームがアクシコ ーンによって同じ角度だけ屈折される状態を示す。回転に関する限り対称性を持 つ結果として、各ビームはどこかの点において対称軸を横切るはずである。 電極23i間に位置する細長い焦点部分28iにアクシコーン36iによって 光が集められることが図14から分かる。本発明の一実施例によれば、この細長 い焦点部分は電極の間全体に亙って連続的に拡大可能であるが、極間の間隙の僅 かな1部分だけをこの焦点部分とすることも可能である。図15は、強度と電極 間における距離との関係を示す。実線曲線は光ビームによる照度に関する元来ガ ウス強度分布である強度分布を示し、他方、断線曲線は一定強度分布の照度に関 する強度分布を示す。その他の件については、本発明が純粋に線形円錐形である ようなアクシコーンにのみ制限されない。従って、そのマントル様表面が線形円 錐から偏っていて焦点強度分布に直接影響するアクシコーンは本発明の範囲に含 まれる。 図16は、焦点部分28kに関する限り図14の場合と同様の結果が回折性光 学素子36k即ちキノフォームによって達成可能であることを示す。 図17は、電極23mの間の間隙における細長い焦点部分28mがアクシコー ン、更に明確には反射性アクシコーンによって達成可能であることを示す。 図18は、特別に設計された回折性アクシコーン36n、即ちキノフォームが 、それぞれ形状の異なる焦点部分28nと28n’を提供するように設計された 場合の一実施例を示す。この例においてそれは、焦点部分28nは細長く、アク シコーン36nと電極の対称軸上に配置される状態が示される。これとは対照的 に、図18の左側に示すように焦点部分28n’はその横断面が管状形である。 1つの開口部を備えた電極29nに比較的接近して管状焦点部分28n’の周囲 が配置されるので、この管状形は開口部29nを備えた電極23nにとって最も 有利である。図18において、両方の焦点部分28nと28n’は対称軸に沿っ ては実質的に一定強度であるが、焦点部分28nに関する限り、この対称軸に垂 直な 方向における強度分布は実質的にガウス成形されるか、或いは、ベッセル関数に 従って成形される。 例えば図8、9、10、14、16、18に示すような完全または実質的に円 錐形または回折性である共軸集束構成要素に関する利点は、放射エネルギーの効 率的な直線の伝播方向に沿って放射エネルギーを供給する電極に最も接近して最 初に形成されたプラズマボリュームが、供給電極から更に離れて位置するスポッ ト/部分に集中された放射エネルギーを遮蔽せず、反射せず、又は、これに重大 な程度に影響を及ぼさないことである。最初に形成されたプラズマボリュームに 対するこの「シャドゥ効果(shadow effect)」は、前記の利点が無ければ、放 射エネルギーが後で焦点に能率的に到達することを妨げる可能性がある。これは 、プラズマが放射エネルギーを反射または吸収する能力を持つことに起因する。 図19は発電機Ibが変圧器Iaを介して電力ネットワーク3aへ接続される 一実施例を示す。従って、被保護対象は変圧器1aおよび発電機1bで表される 。過電流減少装備5a及び別ブレーカー6a並びに普通の遮断器4aは、図1に おける対象1が図19における対象1aを形成すると推論される場合を示す図1 から実証される内容に外観的に類似した状態に配置される。この点に関しては、 図1に関連した記述を参照されたい。これは、発電機1bとの関係における過電 流減少装備5cおよび別ブレーカー6cの保護動作に関しても真である。従って 、この場合、発電機1bは図1の対象1に等価でなければならず、同時に変圧器 1aは、図1の装置3に等価でなければならない。従って、過電流減少装備5c および別ブレーカー6cは、従来型の遮断器4bと組合わされて、変圧器1aか ら遠ざかる方向へ流れる激しい電流に対して発電機1bを保護することができる 。 同様に、図19は、別ブレーカー6bと関連した別過電流減少装備5bを示す 。従って、過電流減少装備5aおよび5bが変圧器1aのどちらかの側に配置さ れることは明白である。別ブレーカー6a及び6bは、それぞれ、前記の過電流 減 少装備5a及び8bと変圧器1aとの間の接続部に配置されることに注意された い。別過電流減少装備5bは、発電機1bから変圧器へ向かって流れる激しい電 流から変圧器1aを保護することを意図するものである。対象IaとIbとの間 において安全機能が要求される方向とは無関係に遮断器4bが遮断作動すること が可能であることは明白である。 図20は、1つ又は複数のレーザ25oにより、電極23oの間の対称軸Xに 対して横方向に位置する1つ又は複数のスポットまたはエリア28oにおいて、 放射エネルギーが電極23o間の間隙にどのようにして供給されるかを示す。プ ラズマを形成するために、複数の異なるレーザ25oを用いて非常に高い電力を 電極間の間隙に供給するこが可能である。 図21bは、実質的に並列配置された複数の電気伝導性チャネルを電極23p の間に形成することが可能であることを示す。図21aは図21bの垂直図であ り、側面から見た電気伝導性チャネルは1列単一配置されている。ただし、複数 の電気伝導性プラズマチャネルを電極間において列(rows)だけでなく欄(colu mns)としても配列することが可能である。複数の同時電気伝導性チャネルが発 生すると、当該スイッチ手段の導電容量が増加する。 レーザ等から到着する放射を部分に分割し、これらの放射部分を回折性素子( キノフォーム36q)へ導くアクシコーン(屈折性または回折性)を光学システ ム27qが含む変形例を図22に示す。これらのキノフォームは、電極のまわり に配分され、そのうちの1つを符号23qを付記して図22に示す。図22と同 じ構造の斜視図を図23に示す。例4の場合においては、キノフォーム36qが 電極23qのまわりに配置され、放射エネルギーを、電極の対称軸に沿って表示 される多数のスポット又はエリア28qに回折によって集中させる状態を図23 に示す。実現に際して、数個の個別キノフォーム36qを使用すると、不可能で はないとしても1個の連続環状キノフォームを使用するよりも、より簡単かつ 安価であるはずである。 以上の記述は、本発明の基礎とされる創意に富んだアイデアに関する例示に過 ぎないことに注意されたい。従って、当該技術分野における当業者にとっては、 本発明の範囲から逸脱することなしに細部に亙る改変が可能であることが明白で あるはずである。一例としては、本発明に基づいてイオン化/プラズマ形成エネ ルギーを間隙24に供給するためにレーザを使用することが不可欠でないことを 挙げることができる。本発明に基づく迅速性および信頼性に関する要求が満たさ れる限り、例えば電子ガンのような他の放射源、或いは、他のエネルギ供給方法 を用いても差し支えない。遮断器4の比較的低速の遮断時間に起因する否定的効 果を軽減するために本発明に基づく装置が配置される場合には、本発明に基づく スイッチ手段10は、図1、3、及び、19に示す場合以外の運用可能な場合に おいても、故障関連過電流に対して電気対象を保護するために使用可能であるこ とに留意されたい。従って、本発明に基づくスイッチ手段は、この種の遮断器4 に動作上関係することが必ずしも必要とは限らない。最後に、本発明は交流と同 様に直流にも好適に適していることに留意されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,CZ,DE,D E,DK,DK,EE,ES,FI,FI,GB,GE ,GH,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU (72)発明者 トーマス、フォーゲルベルイ スエーデン国ルドビカ、ベルグスマンスガ タン、12 (72)発明者 ヤン、イスベルイ スエーデン国ベステロウス、カルルスガタ ン、27 (72)発明者 マーツ、レイヨン スエーデン国ベステロウス、ヒブラルガタ ン、5 (72)発明者 リー、ミン スエーデン国ベステロウス、ヘグビー、ス コグスベーグ、1 (72)発明者 アンデルス、スネソン スエーデン国オカルプ、フビランス、アレ ー、6 (72)発明者 ダン、ウィンドマール スエーデン国ビティンゲ、スメドストルペ ット、18 (72)発明者 グンナー、ルスベルイ スエーデン国ベステロウス、フェルバルタ ルガタン、12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 電気的対象(1)を故障関連過電流から保護するための発電所における 装置であって、過電流減少装備(5)を有し、前記過電流減少装備は過電流状態 検出装備(11−13)の支援によって過電流を減少させるために起動可能であ り、前記過電流減少装備は前記対象の保護のために発電所へ接続され、前記過電 流減少装備(5)は接地(8)または比較的低電位の他のユニットへ過電流を分 流するための過電流ダイバータ(7)を有し、前記過電流ダイバータ(7)はス イッチ手段(10)を有し、前記スイッチ手段は電極間隙(24)を有し、前記 電極間隙は通常は実質的に電気絶縁状態にあり、前記スイッチ手段は前記電極間 隙を介して過電流を分流するために前記の電極間隙または少なくともその一部に 導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせるための手段(25)を有し 、前記の電極間隙に導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせるための 前記手段(25)は前記間隙またはその一部にプラズマを形成するために放射エ ネルギーの形態のトリガ用エネルギーを前記電極間隙に供給することを特徴とす る装置。 2. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記の電極間隙また は少なくともその一部に導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせるた めの手段(25)は、少なくとも1つのレーザ(25)を有することを特徴とす る装置。 3. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記スイッチ手段( 10)はその絶縁状態においてその電極(23)の間に電界が存在するように構 成され、前記電界は電極間隙に導電性を生じさせるか又は生じさせ始める際に前 記電極の間での放電を促進または生成することを特徴とする装置。 4. 請求項3記載の装置であって、絶縁状態にある前記電極間隙(24)に おける前記電界の強度は、自然絶縁破壊が起きる電界強度よりも実質的に小さい ことを特徴とする装置。 5. 請求項3または4記載の装置であって、絶縁状態にある前記電極間隙( 24)における前記電界の強度は、自然絶縁破壊が起きる電界強度の30%を超 過せず、適切には20%を超過せず、望ましくは10%を超過しないことを特徴 とする装置。 6. 請求項3から5までのうちの任意の項に記載された装置であって、絶縁 状態にある前記電極間隙(24)における前記電界の強度は、自然絶縁破壊が起 きる電界強度の少なくとも0.1%以上であり、適切には少なくとも1%以上で あり、望ましくは少なくとも50%以上であることを特徴とする装置。 7. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記の電極間隙(2 4)に導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせるための手段(25) は、導電性を生じるように電極間隙がトリガされる最低電界強度が最低化される ような方法において放射エネルギーを供給するように構成されることを特徴とす る装置。 8. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記の電極間隙(2 4)に導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせるための手段(25) は、放射エネルギーの到着と電極間隙の導電能力発生との間の遅延時間が最短化 されるような方法において放射エネルギーを電極間隙に供給するように構成され ることを特徴とする装置。 9. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、スイッチ手段(10 )および前記の電極間隙に導電性を生じさせるか又は少なくとも生じ始めさせる ための手段(25)は、絶縁状態にあるスイッチ手段の前記電極間に存在する電 界強度と実質的に無関係に前記電極間隙における導電性が確立されるように構成 されることを特徴とする装置。 10. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、トリガ用エネルギ ーを電極間隙に供給するための手段(25a、c)は、電極(23)の少なくと も1つ又は少なくともその近辺において放射エネルギを供給するように構成され ることを特徴とする装置。 11. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、トリガ用エネルギ ーを電極間隙に供給するための手段(25b、d)は、前記の放射エネルギを前 記電極(23b、d)の間の前記間隙(24b、d)内の1つのスポット又はエ リアに位置決めするように構成されることを特徴とする装置。 12. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記のトリガ用エ ネルギーを前記電極間隙に供給するための部材(25、27e、f、g、h)は 、前記の放射エネルギを前記電極間の2つ以上のスポット又はエリア(28e、 f、g、h)に供給するように構成されることを特徴とする装置。 13. 請求項12記載の装置であって、トリガ用エネルギーを電極間隙に供 給するための手段は、前記の2つ以上の放射エネルギースポット又はエリアを前 記電極の間に伸延する線に沿って位置決めするように構成され、前記の線が前記 電極の間に所望される導電性通路の範囲に対応することを特徴とする装置。 14. 先行する任意の請求項に記載された装置であって、前記電極間隙にト リガ用エネルギーを供給するための手段(27i、k、m、n)は、前記の放射 エネルギーを1つ又は複数の細長い部分(28i,k、m、n)に供給するよう に構成され、その長さ方向の軸が実質的に前記電極の間に意図された前記導電性 通路の方向に沿って伸延することを特徴とする装置。 15. 請求項14記載の装置であって、トリガ用エネルギーを前記電極間隙 に供給するための手段(27n)は、前記の細長い焦点部分を管状形に成形する ようにされたことを特徴とする装置。 16. 請求項14または15記載の装置であって、トリガ用エネルギーを前 記電極間隙に供給するための前記手段は、前記の細長い部分を成形するようにさ れ、その結果として、前記の細長い部分が前記の電極間空間を完全にまたは実質 的に完全に橋絡することを特徴とする装置。 17. 請求項14または15の任意の1つに記載された装置であって、トリ ガ用エネルギーを前記電極間隙に供給するための手段(27n)は、前記電極間 隙内に2つ以上の細長い焦点部分(28n、n’)を形成するようにされ、前記 の焦点部分が前記電極間に意図された電導通路に沿って相互に継続して長さ方向 に位置決めされることを特徴とする装置。 18. 請求項1および10の任意の1つに記載された装置であって、トリガ 用エネルギーを前記電極間隙に供給するための手段は、前記の放射エネルギーを 前記電極の少なくとも1つ並びに前記電極の間に供給するようにされたことを特 徴とする装置。 19. 請求項12、13、及び、17の任意の1つに記載された装置であっ て、トリガ用エネルギーを前記電極間隙に供給するための手段(25、27)は 、前記のスポット又はエリアに前記放射エネルギーを前記のスポット又はエリア への供給の間の時間的な遅延間隔を保って次々に前記伝播方向において供給する ことにより前記電極間における電導通路の伝播が促進されるように前記放射エネ ルギーを前記のスポット又はエリアへ供給するように構成されることを特徴とす る装置。 20. 請求項10から19までのうちの任意の1つに記載された装置であっ て、前記電極間隙における前記電極の少なくとも1つは、トリガ用エネルギを供 給するための前記手段(25)がそこを通して前記の放射エネルギを方向付ける 開口部(29)を備えることを特徴とする装置。 21. 請求項15及び20記載の装置であって、前記電極間隙にトリガ用エ ネルギーを供給するための手段(27n)は、開口部(29n)を備えた当該電 極の近辺に管状の放射エネルギー部分(28n)が位置し、前記の管状放射エネ ルギー部分の軸と前記電極における前記開口部の軸とが実質的に同心であるよう に位置決めするようにされた装置。 22. 先行する請求項のうちの任意の1つに記載された装置であって、補助 電極(31,31d)が電界を均等化し、及び/又は、前記の補助電極が前記放 射エネルギーに露出されることによりトリガ過程に能動的に参加し、その結果、 自由電荷を放出することが可能であることを特徴とする装置。 23. 請求項10から22までのうちの任意の1つに記載された装置であっ て、トリガ用エネルギーを前記電極間隙に供給するための手段は、電磁波エネル ギーを制御するためのシステムを有することを特徴とする装置。 24. 請求項23記載の装置であって、前記の制御システムは、少なくとも 1つの屈折性、反射性、及び/又は、回折性素子を有することを特徴とする装置 。 25. 請求項24記載の装置であって、前記素子がアクシコーンによって形 成されたことを特徴とする装置。 26. 請求項24記載の装置であって、前記素子がキノフォームによって形 成されたことを特徴とする装置。 27. 請求項24記載の装置であって、前記素子が光ファイバ(38)を有 することを特徴とする装置。 28. 請求項24から27までのうちの任意の1つに記載された装置であっ て、前記制御システム(27f、h)は、前記電極の半径方向の外側に向かって 配置され、光束を前記電極の間の間隙に向かって方向付けるように構成されたこ とを特徴とする装置。 29. 請求項24から27までのうちの任意の1つに記載された装置であっ て、前記制御システム(27g)は、レーザパルスを電極の1つのまわりの角度 配置に分割するように適応させられることを特徴とする装置。 30. 先行する請求項のうちの任意の1つに記載された装置であって、少な くとも1つの過電圧ダイバータ(22)は、前記のスイッチ手段(10)に並列 接続されることを特徴とする装置。 31. 先行する請求項のうちの任意の1つに記載された装置であって、ここ に、前記の電気的対象(1)は電力ネットワーク(3)または発電所に含まれる 他の設備に接続され、前記装置は前記対象と電力ネットワーク/装置との間の線 路(2)におけるスイッチング装置(4)を有し、前記装置において、前記スイ ッチ手段(10)は前記対象(1)と前記スイッチング装置(4)との間の線路 (2)に接続され、前記スイッチング装置(4)の遮断時間よりも実質的に更に 短い期間内における過電流分流のために前記スイッチ手段(10)が起動可能で あることを特徴とする装置。 32. 請求項31記載の装置であって、前記スイッチング装置(4)が遮断 器によって形成されることを特徴とする装置。 33. 請求項21または32記載の装置であって、前記スイッチング装置( 4)と前記対象との間の線内に配置された別ブレーカー(6)を有し、前記の別 ブレーカーはスイッチング手段(10)と前記の対象(1)との間に配置され、 前記スイッチング装置(4)よりも低い電圧および電流を遮断し、従って、前記 スイッチング装置よりも短い遮断時間を実施することが可能であるようにされ、 前記対象(1)に対して近付くか又は遠ざかる過電流が前記スイッチ手段(10 )によって減少させられた場合であるが前記スイッチング装置よりも実質的に早 期に遮断するように前記の別ブレーカーが適応させられたことを特徴とする装置 。 34. 請求項33記載の装置であって、前記対象(1)に対して近付くか又 は遠ざかる過電流が所定のレベル以下であることが前記の検出設備によって指示 された場合に遮断する目的を以て前記の別ブレーカーの起動を達成するために前 記の検出設備(11−13)および前記の別ブレーカー(6)に接続された制御 ユニット(14)を有することを特徴とする装置。 35. 請求項33から34までのうちの任意の1つに記載されている装置で あって、前記の別ブレーカー(6)はスイッチ(15)を有し、導電性を接点か らシャントライン(17)に肩代わりさせることによって前記スイッチ(15) の接点の分離に際して電弧を回避するための1つ又は複数の要素(18)を備え たシャントライン(17)が前記スイッチをまたいで結合されたことを特徴とす る装置。 36. 請求項35記載の装置であって、シャントライン(17)における前 記の1つ又は複数の構成要素(18)は制御ユニット(14)を介した制御によ り導電性に近付くことが可能であることを特徴とする装置。 37. 請求項35または36記載の装置であって、前記の1つ又は複数の構 成要素(18)は被制御可能な半導体構成要素によって形成されることを特徴と する装置。 38. 請求項35から37までのうちの任意の1つに記載されている装置で あって、前記の1つ又は複数の構成要素(18)は、少なくとも1つの過電圧防 止装置(30)を備えたことを特徴とする装置。 39. 請求項35から38までのうちの任意の1つに記載されている装置で あって、動電流分断のための断路器(20)は、前記の1つ又は複数の構成要素 (18)と直列配置されたことを特徴とする装置。 40. 請求項39記載の装置であって、前記スイッチ(15)が制御されて 閉じられ、前記の1つ又は複数の構成要素(18)がシャントライン(17)を 遮断するための状態になった後で開くために、前記の断路器(20)は、それに よって制御されるべき制御ユニット(14)に結合されたことを特徴とする装置 。 41. 先行する請求項のうちの任意の1つに記載されている装置であって、 前記の保護される対象(1)は、磁気回路を備えた電気装置によって形成された ことを特徴とする装置。 42. 請求項41記載の装置であって、前記の対象は、発電機、変圧器、ま たは、電動機によって形成されたことを特徴とする装置。 43. 請求項1から42までのうちの任意の1つに記載されている装置であ って、前記対象は、例えばケーブルのような電力線によって形成されることを特 徴とする装置。 44. 先行する請求項のうちの任意の1つに記載されている装置であって、 2つのスイッチ手段(10)は、前記の対象を両側に対して保護するために当該 対象の両側に配置されたことを特徴とする装置。 45. 請求項1記載の装置であって、前記のスイッチ手段(10)および前 記の過電流状態検出装備(11−13)に接続された制御ユニット(14)を備 え、保護するために必要とされる場合に、前記制御ユニット(14)が前記の過 電流状態検出装備からの情報に基づいて前記のスイッチ手段を閉じるために制御 するように構成されたことを特徴とする装置。 46. 請求項45および請求項34、36、及び、40のうちの1つに記載 の装置であって、前記の過電流状態検出装備(11−13)からの情報に基づい て1つ及び同一制御ユニット(14)が前記スイッチ手段(10)および前記の 別ブレーカー(6)を制御するように構成されることを特徴とする装置。 47. 故障関連過電流に対して対象を保護するために、先行する請求項のう ちの任意の1つに記載されている装置を使用することを特徴とする方法。 48. 先行する請求項のうちの任意の1つの記載されている装置であって、 トリガ用エネルギーを前記の電極間隙に供給するための手段は、放射エネルギー を実質的に平行な複数の細長い焦点部分に集中するようにされ、前記手段の長さ 方向の軸が前記電極(図21)の間に向かう導電通路の方向に実質的に沿って配 置されることを特徴とする装置。 49. 発電所において電気的対象(1)を故障関連過電流から保護するため の方法であって、検出用の装備(11−13)によって過電流状態が検出された 場合にスイッチ手段(10)によって過電流分流が達成され、接地(8)または 比較的低電位の他の何等かのユニットに過電流を分流するように構成された前記 スイッチ手段(10)がトリガ手段(25)の支援を得て前記電極間隙へ放射エ ネルギーを供給することにより前記スイッチ手段内に存在する電極間隙(24) に導電性を与えることによって過電流を分流するために閉じることを特徴とする 方法。 50. 請求項49記載の方法であって、前記対象(1)に対して近付くか又 は遠ざかる過電流が前記スイッチ手段(10)によって減少させられた後で、ス イッチング装置(4)と前記対象(1)との間および前記スイッチ手段(10) と前記対象(1)との間の線路(2)内に配置された別ブレーカー(6)が遮断 のために起動されることを特徴とする方法。
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