JP2001508227A - 始動困難な無電極ランプを始動させる方法及び装置 - Google Patents

始動困難な無電極ランプを始動させる方法及び装置

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JP2001508227A JP50986998A JP50986998A JP2001508227A JP 2001508227 A JP2001508227 A JP 2001508227A JP 50986998 A JP50986998 A JP 50986998A JP 50986998 A JP50986998 A JP 50986998A JP 2001508227 A JP2001508227 A JP 2001508227A
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    • H05B41/382Controlling the intensity of light during the transitional start-up phase

Abstract

(57)【要約】 無電極ランプにおいて、フィルを格納するエンベロープ(4)と、ランプが始動するときエンベロープの所定領域近傍に位置する始動電極(10)と、放電を維持するために十分なマイクロ波またはRF電力をフィルへ結合する励起電力手段(15)と、エンベロープの内側に格納されかつセシウム、ナトリウム、カリウム及びルビジウムからなる群から選択された元素を含みランプを容易に始動させる物質(13)と、マイクロ波またはRF電力を取り去ったとき物質をエンベロープの所定領域に確実に存在させる手段と、物質に対して電界を印加するためにランプを始動させる電極に対して電力(14)を供給する手段と、ランプが始動した後に電極から電力(26)を取り去る手段とを有する。無電極ランプを始動させる方法において、エンベロープと該エンベロープ内の放電形成フィルからなる電球を設けるステップと、電界放射源をエンベロープの内面の所定領域に配置させるステップと、電界放射源から電界放射させるに十分な電界をエンベロープの所定領域に印加するステップと、放電を維持するために十分なフィルに対してマイクロ波またはRF電力を結合させるステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 始動困難な無電極ランプを始動させる方法及び装置 本発明は、高圧無電極ランプ及び/または陰電気性フィル(fill)を内包するも の等、始動困難な無電極ランプを始動させることを目的とする。 無電極ランプは、通常、マイクロ波またはラジオ波(R.F.)電力により作動 する。このようなランプの幾つか用途として、紫外線硬化、半導体処理、照明及 び投影がある。 無電極ランプは電極をもたないため、通常、電極を有するランプよりも始動が 困難である。この理由の一つは、電極を有するランプを始動させるために、電極 を取り巻く高電界により必要なイオン化を容易に実現できるからである。もちろ ん、無電極ランプでは、始動を支援するためのこのような電極の恩恵を受けられ ない。 さらに、無電極ランプには、特に始動が困難な種類のものがある。この種類に は、室温高圧での電球フィルが存在するランプが含まれ、その圧力が少なくとも 1気圧であり及び/またはフィルが陰電気性材料のものである。このランプを始 動するためには、印加される電界によりフィルをイオン化させなければならない 。しかしながら、フィルは高圧であるので、電球を取り巻く空気のようには容易 にイオン化しない。従って、周囲の空気が、先ず絶縁破壊して電球を短絡させて しまうため、全電界がフィルに印加されないこととなる。 陰電気性材料を含むフィルが始動困難である理由は、このフィルのイオン化に 自由電子の存在を必要とするからである。しかしながら、陰電気性材料は、この ような自由電子のシンクとして作用するため、イオン化を困難としてしまう。高 圧と陰電気性材料の双方を兼ね備えたフィルは、特に始動困難となる。 従来技術において、ランプ始動を改善するために様々な方式が提示されてきた が、一般的にいってそれらは、本発明に関連するランプほどの始動困難性をもつ ランプに関するものではない。例えば、PCT公開No.WO93/21655は、イオウ・ラン プまたはセレン・ランプに関し、始動を改善するためにセシウム等の物質の添加 を開示する。しかしながら当該PCT公開公報では、それらの物資が、本発明に関 連する種類のランプを始動させる手段としては用いられていない。 本発明は、始動困難なフィルを実用的な手法で始動させる解決手段を提供する 。本発明は、一般的に始動困難なフィルに適用可能であり、特に、高圧エキシマ ー形成フィルの始動に適用可能である。 本発明の一態様における、無電極ランプを始動させる方法においては、エンベ ロープとフィルとからなる電球が設けられ、電界放射源がエンベロープの内側の 所定領域に配置され、電界放射源から十分に電界放射させられるエンベロープの 該所定領域に電界が印加され、放電を維持するために十分なマイクロ波またはR .F.(高周波)電力がフィルへ接続される。 本発明は、添付の図而を参照することによりさらに理解されるであろう。 図1は、本発明の実施例の概略図である。 図2は、本発明の実施例の側面図である。 図3は、図2に示された実施例の前面図である。 図4は、図2に示された実施例の頂面図である。 図5は、伸長位置にある電極を示す図である。 図6は、後退位置にある電極を示す図である。 図7は、電球から伸びるサイドアームの詳細図である。 図8A及び図8Bは、電極先端の詳細図である。 図9は、反射器の平面図である。 図10は、マイクロ波ランプの部分図である。 図11は、XeClエキシマー・ランプのスペクトル図である。 図12は、水銀ベース・ランプのスペクトル図である。 図1は、無電極ランプ2を示しており、図示の実施例では、マイクロ波エネル ギー源15から電力を供給されている。エンベロープ4は、放電形成フィルを格 納し、概略的に示されたマイクロ波筐体6内に配置されている。好適例では、筐 体6は、反射器とメッシュとからなるマイクロ波室またはマイクロ波キャビティ であり、これは、フィルにより放射される放射線に対して透明であるが、マイク ロ波エネルギーに対しては実質的に反射的である。 マイクロ波エネルギーに加えて、ランプを始動させるために補助的エネルギー を適用することも汎用的である。例えば、フィルを照射する小型紫外線ランプを この目的用に用いてもよい。始動困難なランプにおいては、R.F.(高周波)エネ ルギーにより電力供給される補助的電極を用いることも知られている。しかしな がら、このような補助的エネルギー源を用いてさえ、始動し難い種類のランプが 存在する。このような種類の2つの例は、比較的高圧のフィルを具備する無電極 ランプ、及び/または、陰電気性種を含むフィルを具備する無電極ランプである 。 図1の実施例では、始動システムが示されており、本発明に関連する種類のラ ンプを効果的に始動させるべく共同的に機能する要素の組合せとして構成されて いる。電界放射源は、例えば、セシウム、カリウム、ルビジウム、及びナトリウ ムからなる群から選択された陽イオンまたは元素をもつ化合物等であり、エンベ ロープ内に格納されている。そして、この電界放射源をエンベロープの所定領域 に確実に位置させるための手段が設けられる。 始動電極は、エンベロープの所定領域において十分な強度の高電界を印加する べく設けられる。それにより、電界放射源から電界を放出させ、その結果、ラン プの始動プロセスを開始させるために十分な数の自由電子を発生させる。 本明細書で用いる「電界放射源」とは、比較的低い表面ポテンシャル障壁を有 する物質であり、十分な強度の電界を印加されたとき、電界放射により電子を発 生させることができる。電界放射は、高い静電界(>0.3V/オングストローム)の作 用の下における凝縮相の表面から別の相への電子放出として規定される。この現 象は、表面において変形したポテンシャル障壁を通り抜ける電子のトンネリング からなる。従って、真空装置内での電子発生、熱イオン的及び光電子的放出とい った、より標準的形態とは基本的に異なる。すなわち、これらの技術ではいずれ も、表面ポテンシャル障壁を乗り越えられる十分なエネルギーをもつ電子のみが 放出されるからである。 セシウムを含む物質は、フィルに添加されるものとして上記のPCT公開No.93/2 1655に開示されているが、電界放射源としては用いられていない。それらは、電 球の所定領域に位置しておらず、また、実質的な数の自由電子を発生させるプロ セスである電界放射を生じさせるに十分な強度ではない。 再び図1を参照すると、マイクロ波キャビティ壁の開口を通して延びるプロー ブ10が設けられており、その先端12は、エンベロープ4の近傍にある。好適 例においては、先端12が実際にエンベロープ壁に接触することにより、空気間 隙が存在したとしてもアーク放電が起こらないようにする。 R.F.(高周波)発振器14からの一連のR.F.パルスは、始動時にプローブへ 供給される。このプローブは、当該プローブとマイクロ波キャビティ壁及び/ま たは電球との間のアーク放電を防止するための絶縁手段により取り囲まれている 。本発明の好適例においては、この絶縁手段が、サイドアーム36と称する石英 製の厚壁の毛細管と、環状の絶縁ジャケット21に格納された六フッ化イオウ( SF6)等の絶縁気体20を含む。 電界放射源13は、バルクヘッドとして知られるプローブの下領域にあたるエ ンベロープの内面上に配置される。先ず物質をフィル内に入れることによりこの 領域に供給し、物質を十分に分解させ若しくは昇華させるべくエンベロープを加 熱した後、優先的に冷却する。それにより、この物質をバルクヘッド領域におい て凝縮させる。これは、電球をランプに設置する前に行ってもよい。プローブに より印加される電界は、物質13から電子を電界放射させるために十分な強度で ある。プローブからの電界に関係する電子とマイクロ波電界とが、ランプを始動 させる。好適例では、R.F.パルスが、マイクロ波電界のピークと同期して印加 される。 ランプが始動した後、プローブへのR.F.電力の供給が止められる。その後、 プローブは、ランプのエンベロープから後退させられ、キャビティの内側から外 へ出される。これにより、キャビティ内のマイクロ波電界との衝突や干渉を避け られる。これを実現するために、光検知器24がランプから発せられる光を検出 し、その後その信号が処理され、そしてプローブを後退させる後退手段を具備す るアクチュエータ26へ送られる。 ランプがその所望する目的のために使用された後、マイクロ波電力を取り去る ことによりランプがオフとなる。ランプがオフのとき、電界放射源が確実にバル クヘッド領域に位置することが重要であり、それにより、ランプが次に始動する とき、始動電界が印加されるこの領域に位置する電流放出源を用いることができ る。このことは、バルクヘッドをエンベロープ内の最も冷たい領域に配置するこ とによりこの箇所における電界放射源の凝縮を促進することで実現できる。ある いは、重力によりすなわちバルクヘッドをエンベロープ内の最も低い領域に配置 することによっても実現できる。 上記以外の物質を電界放射源として用いることもできる。例えば、炭化ケイ素 、炭素を、エンベロープの内面上のバルクヘッドに堆積させてもよい。とりわけ 、フィルへの単純な添加、化学蒸着、及びイオン注入を含む種々の方法により行 うことができる。 図1には、マイクロ波エネルギーにより電力供給される無電極ランプを示した が、本発明は、R.F.エネルギーにより電力供給される無電極ランプにも同様に 利用できることを注記する。さらに、棒状のランプ電球が示されているが、様々 な形状に用いることができる。 図2及び図3を参照すると、マイクロ波ランプは、金属製反射器30及び金属 製スクリーン32からなるキャビティを有するように示されている。このキャビ ティは、マイクロ波に対して実質的に反射的であるが、紫外線に対しては実質的 に透明である。電球34はキャビティ内に位置し、その中にフィルを有するが、 前述の通り、これは始動が困難である。 図1に示す通り、電界放射源は、エンベロープの内側のバルクヘッド領域に位 置している。バルクヘッド領域は、そこから延びるサイドアーム36を有してお り、これは図7に更に詳細に示される。エンベロープ及びサイドアームはともに 、石英から作製可能である。サイドアームを取り囲みかつこれと同心的に、した 環状ジャケット38があり、その中には絶縁気体を格納している。好適例では、 絶縁気体は六フッ化イオウ(SF6)である。 電極すなわちプローブ40は、静止したサイドアーム/絶縁気体の管構造内を 移動する。ランプ始動モードのときは、プローブが伸長位置にあってその先端が 電球エンベロープに接触している。幾つかの実施例では、電極が電球の近傍に位 置するのみでよい。しかしながら、更に厳しい始動条件に適用する場合には、高 い始動電界が印加されるため、実際に接触していることが必要である。 図5には、伸長位置にある電極が、より詳細に示され、一方、図6には、後退 位置にある電極が示されている。後退位置では、電極先端が、キャビティ壁と殆 ど同一平面にある。キャビティ壁により区切られる空間から電極をできるだけ後 退させることが望ましい。なぜなら、電極がアンテナとして機能するので、電球 へのマイクロ波電力の適切な結合が阻害されることになるからである。 電極は、エア・シリンダ42により動かされる。これは、一方向に圧力を作用 させることにより電極を挿入させるか、または、反対方向に電極を後退させる形 式のものである。エア・シリンダは、バネ付勢された嵌込み式ジョイント44を 介して作動する。嵌込み式ジョイント44は、最小限の圧力でプローブを電球上 に実際に接触させるべく配置されている。絶縁材料からなる円柱部材46は電極 と接続され、エア・シリンダにより開始された動きを電極に伝達する。絶縁フィ ン48は、G−10等の複合物から作製できる。 作動中は、エア・ジェット64からのエアを冷却することによりバルクヘッド 領域を常に冷却する。さらに、電極40は中空であるので、始動時にはその中を 通って冷却流体例えば高圧エアが供給され、バルクヘッド及びサイドアームを冷 やす。電極は、図8A及び図8Bに更に詳細に示されており、破線は内壁を表す 。電極は、端部に開口50を有し、プローブ先端近傍の側壁に多数の開口を有す る。これらにより、先端が電球エンベロープに接触したとき空気を逃がすことが できる。中空電極を通してエアを供給することの更なる利点は、この領域からイ オン化生成物を速やかに取り除くことにより、コロナ放電によって引き起こされ る電極損傷を最小限とすることである。このことはまた、ステンレス鋼等の耐火 性の低い材料で電極を作製できるという利点もある。 取付具54は、電極への高圧エア用のエア入口として設けられる。この取付具 の背面上の領域56は、電極へ供給される高電圧用の接点である。 従って、この装置が作動する際には、ランプを始動させるためにエア・シリン ダ42が起動されてバネ付勢ジョイント44を介して絶縁部材42を動かす。絶 縁部材46は、電極に取り付けられている。プローブへの電圧が除かれた後、エ ア・シリンダ42の更なる作動により絶縁部材46は反対方向へ後退させられる 。 電極とマイクロ波キャビティの間のアーク放電を防止するために、電極は絶縁系 に取り囲まれている。好適例では、厚壁の石英管(サイドアーム)36が、電球 の外壁に突き当てられ溶接されている。石英管は、絶縁系の第1層として機能す るのみでなく、電極の実際的な機械的調整と長い移動距離を実現する。環状ジャ ケット21は、サイドアーム36上に嵌められている。本発明の好適例では、ジ ャケットには、六フッ化イオウ(SF6)等の絶縁気体が充填されている。セラ ミック(アルミナ)等の固体、高分子固体(PTFE)、Fomblin(商標)若し くはKrytox(商標)等の高分子液体、流体(超純蒸留水)、または塩素若しくは 一酸化炭素等の消子気体とすることもできる。別の実施例では、絶縁のために、 装置全体を、紫外線透過性の高い絶縁耐力をもつ流体に浸漬してもよい。同心的 に配置された電極10、サイドアーム36及びジャケット21は、マイクロ波キ ャビティ2を貫通する。貫通部分におけるキャビティ縁は、貫通部分における電 界応力を低減するべく、十分に大きな縁径となるような輪郭に形成されている。 これは、コロナ放電によるジャケットへの損傷を防止する。ランプの主冷却エア 及び局所的外部冷却ジェット64は、溶接接合部の近傍からイオン化生成物を排 除し易くする。これにより、溶接接合部とキャビティ壁の間に、損傷のおそれの あるアーク放電を発生させないようにする。 好適例では、当業者には詳細に知られているR.F.電源が、約300ワットで 周波数2〜3MHzの約100KVのパルスを供給する。図2及び図3を参照すると 、電源は、高電圧プラズマ・スイッチング装置からなる「ギャップ」58を用い ている。概略すると、変圧器を介して配線電圧を昇圧してコンデンサ60に用い る。そして、コンデンサ60はそれを「ギャップ」へ供給する。「ギャップ」の 出力は、自動変圧器62の一次コイルへ供給され、更にその出力が電極へ与えら れる。部品65は、同調コンデンサである。この結果、バルクヘッド領域には、 約50MV/mの強度の電界が発生する。 電界放射源が、ランプ作動中に確実にバルクヘッド領域に留まるようにするた めの手段が必要である。あるいは、電界放射源が移動した場合に、それを次の始 動前に確実にバルクヘッド領域に戻すための手段が必要である。この目的のため に、冷却エアが、中空電極を通してバルクヘッド領域へ供給される。任意である が、始動時及び作動中にバルクヘッド領域へ冷却エアを供給するために、渦冷却 器を用いてもよい。渦冷却器から送り込まれるエア・ノズル64が、図2に示さ れ、ほぼバルクヘッド領域に向けられていることがわかる。図3に示す渦冷却器 66は、入口68からエアを送り込まれ、出口70から熱いエアを出口72から 冷たいエアを放出する。出口72は、導管(図示せず)を介してノズル64と接 続される。 ランプ作動中に電界放射源がバルクヘッド領域から移動した場合、それを元に 戻す方法がなければならない。本発明の一態様では、ランプが停止する前にフィ ルに対して熱パルスが与えられる。熱パルスにより物質の移動度が増すことによ って、電界放射源として用いられる十分な量の物質をバルクヘッド領域へ戻すこ とができる。そして、バルクヘッドはエンベロープの最も冷たい部分に設定され ているので、その物質はバルクヘッドにおいて凝縮することとなる。 好適例においては、電球への主冷却を瞬間的に中断することにより、熱パルス が供給される。ランプが消えているとき(待機モード)、冷却エアが、所定の期 間だけ、例えば5秒未満の間だけ瞬間的に中断される。この期間中はマイクロ波 電力がオンであるが、(ランプが待機モードである限り)この期間の終わりには オフとなり、電球への主冷却は元通りになる。 図9は、反射器30の構成を示す。特定のランプは2つのマグネトロンにより 電力供給され、それぞれのマグネトロンは各末端に配置されているので、反射器 の個々の末端には結合スロット80及び82が設けられている。複数の孔100 は、冷却エアを受け入れるためのものであり、環状ジャケット38は開口102 を通して入れられる。 図10は、1つのマグネトロン・ハウジング83の側面図を示す。導波管へ冷 却エアを受け入れるための冷却孔85が設けられ、冷却エアは電球を冷却するべ く結合スロットを通ってキャビティへ入る。エアは、円形開口90を通って照射 の真上へ送り込まれる。空圧制御されるフラップ92は、熱パルスのためにエア の流れを停止させる。熱パルスは、空圧作動器94を作動させることにより得ら れ、作動器94が上方へ移動することによりフラップ92を上へ動かして開口9 0を閉じる。フラップ92が開くと、エアは充填室を通りマグネトロンを通過さ せられる。エアは、マグネトロンから出た後、導波管成型物の孔85及び反射器 の孔を通ってマイクロ波キャビティ内へ入る。エアは、スクリーンを通ってこの システムから出る。 好適例では、エンベロープ内のフィルが、キセノン及び塩素からなるエキシマ ー形成フィルである。本発明により特に円滑に始動された例では、フィルが、室 温において約1530torrのキセノンと、約70torrの塩素を含んでいた。これ は、高圧でありかつ陰電気性物質からなるという点で、フィルを始動させること が困難なものである。過剰な(化学量論的組成を超える)ハロゲンの利点は、そ れによりフィラメントの放電を抑制するとともに、更に短い波長で余分にエネル ギーを供給するからである。 好適例では、電界放射源がセシウムを含み、塩化セシウム(CsCl)の化合 物である。特定の例では、約5〜200mgのCsClが含められる。 セシウムの特定塩として選択されるものは、塩化物である。なぜなら、エキシ マー放射は、塩化キセノンにより発生されるので、塩化セシウムがエキシマー放 射のスペクトルに大きく寄与しないからである。一般的に、スペクトルに寄与し ないように電界放射源を選択することが望ましい。このことは、電球壁の通常の 作動温度で著しく気化したり運動したりしない十分に高い融点をもちかつ他のい ずれの電球構成要素とも反応しないような電界放射源を選択することにより、実 現される。あるいは、放射線が、関係するスペクトル域から大きく離れているか またはその物質が完全にイオン化されるような電界放射源を選択することによっ ても実現される。さらに、この化合物は十分低い融点をもつものを選択すべきで ある。それにより、確実に点灯するために十分な量の化合物が、ランプ消灯時の 熱パルスまたは他の熱発生機構により気化でき、バルクヘッドへ戻ることができ る。一般に、前述の基準による通常の事例における化合物の選択は、本発明の一 態様とみなされる。 特定の例では、5800ワットのマイクロ波電力が、上述のキセノンと塩素と CsClを含有する電球へ与えられる。この電球は、長さ10インチ、内径15 mmである。得られるスペクトルは、図12に示される。 図1〜図11の構成は、フィルの始動において多くの困難を有するランプに広 く適用可能である。とりわけこれらには、様々な高圧の希ガス/ハロゲンの、ハ ロゲンのみの、及び希ガスのみのエキシマー(例えば、米国特許No.5,504,391を 参照のこと)、金属/希ガス・エキシマー、キセノン化タリウム・エキシマー、 水銀化タリウム・エキシマー、並びに様々な分子放射体を含むランプが含まれる 。幾つかの形式のランプにおいては、高い始動電界を印加する開示の構造により 、電界放射源の添加なしでランプを十分に始動させられるであろう。 この後者の範鴫に含まれるランプは、高圧の希ガスのフィルを有しかつハロゲ ン化金属を含むこともある水銀ベースの紫外線ランプである。水銀ベースの紫外 線ランプは、従来、数百torr未満程度の低圧の希ガスのフィルを格納している。 希ガスの圧力を実質的に増すことにより、例えば、室温で約1気圧より大きくす ることにより、実質的に更に大きな光出力を得ることができる。図2〜図9に示 した始動電極及び関連する構成は、前述の高い始動電界を印加するために適用す ることができる。 図13は、室温で約100〜200torrの圧力のアルゴンガスを有する標準的 な水銀ベースのランプの出力(実線)と、室温で約1900torrの圧力のキセノ ンガスを有する相当するランプの出力(破線B)を比較した図である。後者は、 本発明により始動させたものである。明らかなように、後者のランプの出力は、 実質的に前者のランプの出力よりも大きい。 以上、本発明により改良されたランプを開示した。本発明を、その好適例及び 説明のための例に関連して説明したが、当業者によれば様々に変形されるであろ う。従って、本発明は、請求の範囲により規定されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年4月13日(1998.4.13) 【補正内容】 明細書 始動困難な無電極ランプを始動させる方法及び装置 発明の分野 本発明は、高圧無電極ランプ及び/または陰電気性フィル(fill)を内包するも の等、始動困難な無電極ランプを始動させることを目的とする。 発明の背景 無電極ランプは、通常、マイクロ波またはラジオ波(R.F.)電力により作動 する。このようなランプの幾つか用途として、紫外線硬化、半導体処理、照明及 び投影がある。 無電極ランプは電極をもたないため、通常、電極を有するランプよりも始動が 困難である。この理由の一つは、電極を有するランプを始動させるために、電極 を取り巻く高電界により必要なイオン化を容易に実現できるからである。もちろ ん、無電極ランプでは、始動を支援するためのこのような電極の恩恵を受けられ ない。 さらに、無電極ランプには、特に始動が困難な種類のものがある。この種類に は、室温高圧での電球フィルが存在するランプが含まれ、その圧力が少なくとも 1気圧であり及び/または 本発明は、始動困難なフィルを実用的な手法で始動させる解決手段を提供する 。本発明は、一般的に始動困難なフィルに適用可能であり、特に、高圧エキシマ ー形成フィルの始動に適用可能である。 発明の概要 本発明の一態様における、無電極ランプを始動させる方法においては、エンベ ロープとフィルとからなる電球が設けられ、電界放射源がエンベロープの内側の 所定領域に配置され、電界放射源から十分に電界放射させられるエンベロープの 該所定領域に電界が印加され、放電を維持するために十分なマイクロ波またはR .F.(高周波)電力がフィルへ接続される。 本発明は、添付の図面を参照することによりさらに理解されるであろう。 図1は、本発明の実施例の概略図である。 図2は、本発明の実施例の側面図である。 図3は、図2に示された実施例の前面図である。 図4は、図2に示された実施例の頂面図である。 図5は、伸長位置にある電極を示す図である。 図6は、後退位置にある電極を示す図である。 図7は、電球から伸びるサイドアームの詳細図である。 図8Aは、図7に示した電極の端面図である。 図8Bは、図8Aに示した電極の側面図である。 これらの技術ではいずれも、表面ポテンシャル障壁を乗り越えられる十分なエネ ルギーをもつ電子のみが放出されるからである。 セシウムを含む物質は、フィルに添加されるものとして上記のPCT公開No.93/2 1655に開示されているが、電界放射源としては用いられていない。それらは、電 球の所定領域に位置しておらず、また、実質的な数の自由電子を発生させるプロ セスである電界放射を生じさせるに十分な強度ではない。 再び図1を参照すると、マイクロ波キャビティ壁の開口を通して延びるプロー ブ40が設けられており、その先端12は、エンベロープ4の近傍にある。好適 例においては、先端12が実際にエンベロープ壁に接触することにより、空気間 隙が存在したとしてもアーク放電が起こらないようにする。 R.F.(高周波)発振器14からの一連のR.F.パルスは、始動時にプローブへ 供給される。このプローブは、当該プローブとマイクロ波キャビティ壁及び/ま たは電球との間のアーク放電を防止するための絶縁手段により取り囲まれている 。本発明の好適例においては、この絶緑手段が、サイドアーム36と称する石英 製の厚壁の毛細管と、環状の絶縁ジャケット38に格納された六フッ化イオウ( SF6)等の絶縁気体20を含む。 電界放射源13は、バルクヘッドとして知られるプローブの下領域にあたるエ ンベロープの内面上に配置される。先ず物質をフィル内に入れることによりこの 領域に供給し、物質を十分に分解させ若しくは昇華させるべくエンベロープを加 熱した後、優先的に冷却する。それにより、この物質をバルクヘッド領域におい て凝縮させる。これは、電球をランプに設置する前に行ってもよい。プローブに より印加される電界は、物質13から電子を電界放射させるために十分な強度で ある。プローブからの電界に関係する電子とマイクロ波電界とが、ランプを始動 させる。好適例では、R.F.パルスが、マイクロ波電界のピークと同期して印加 される。 ランプが始動した後、プローブへのR.F.電力の供給が止められる。その後、 プローブは、ランプのエンベロープから後退させられ、キャビティの内側から外 へ出される。これにより、キャビティ内のマイクロ波電界との衝突や干渉を避け られる。これを実現するために、光検知器24がランプから発せられる光を検出 し、その後その信号が処理され、そしてプローブを後退させる後退手段を具備す るアクチュエータ26へ送られる。 ランプがその所望する目的のために使用された後、マイクロ波電力を取り去る ことによりランプがオフとなる。ランプがオフのとき、電界放射源が確実にバル クヘッド領域に位置することが重要であり、それにより、ランプが次に 始動するとき、始動電界が印加されるこの領域に位置する電流放出源を用いるこ とができる。このことは、バルクヘッドをエンベロープ内の最も冷たい領域に配 置することによりこの箇所における電界放射源の凝縮を促進することで実現でき る。あるいは、重力によりすなわちバルクヘッドをエンベロープ内の最も低い領 域に配置することによっても実現できる。 上記以外の物質を電界放射源として用いることもできる。例えば、炭化ケイ素 、炭素を、エンベロープの内面上のバルクヘッドに堆積させてもよい。とりわけ 、フィルへの単純な添加、化学蒸着、及びイオン注入を含む種々の方法により行 うことができる。 図1には、マイクロ波エネルギーにより電力供給される無電極ランプを示した が、本発明は、R.F.エネルギーにより電力供給される無電極ランプにも同様に 利用できることを注記する。さらに、棒状のランプ電球が示されているが、様々 な形状に用いることができる。 図2及び図3を参照すると、マイクロ波ランプは、金属製反射器30(図2を 参照)及び金属製スクリーン32からなるキャビティを有するように示されてい る。このキャビティは、マイクロ波に対して実質的に反射的であるが、紫外線に 対しては実質的に透明である。電球34はキャビティ内に位置し、その中にフィ ルを有するが、前述の通り、これは始動が困難である。 図1に示す通り、電界放射源は、エンベロープの内側のバルクヘッド領域に位 置している。バルクヘッド領域は、そこから延びるサイドアーム36を有してお り、これは図7に更に詳細に示される。エンベロープ及びサイドアームはともに 、石英から作製可能である。サイドアームを取り囲みかつこれと同心的に、した 環状ジャケット38(図2参照)があり、その中には絶縁気体を格納している。 好適例では、絶縁気体は六フッ化イオウ(SF6)である。 電極すなわちプローブ40は、静止したサイドアーム/絶縁気体の管構造内を 移動する。ランプ始動モードのときは、プローブが伸長位置にあってその先端が 電球エンベロープに接触している。幾つかの実施例では、電極が電球の近傍に位 置するのみでよい。しかしながら、更に厳しい始動条件に適用する場合には、高 い始動電界が印加されるため、実際に接触していることが必要である。 図5には、伸長位置にある電極が、より詳細に示され、一方、図6には、後退 位置にある電極が示されている。後退位置では、電極先端が、キャビティ壁と殆 ど同一平面にある。キャビティ壁により区切られる空間から電極をできるだけ後 退させることが望ましい。なぜなら、電極がアンテナとして機能するので、電球 へのマイクロ波電力の適切な結合が阻害されることになるからである。 図5及び図6を参照すると、電極は、エア・シリンダ42により動かされる。 これは、一方向に圧力を作用させることにより電極を挿入させるか、または、反 対方向に電極を後退させる形式のものである。エア・シリンダは、バネ付勢され た嵌込み式ジョイント44を介して作動する。嵌込み式ジョイント44は、最小 限の圧力でプローブを電球上に実際に接触させるべく配置されている。絶縁材料 からなる円柱部材46は電極と接続され、エア・シリンダにより開始された動き を電極に伝達する。絶緑フィン48は、G−10(商標)として知られる高圧複 合物であるガラス・エポキシ等から作製できる。 作動中は、図2に最もよく示される通り、エア・ジェット64からのエアを冷 却することによりバルクヘッド領域を常に冷却する。さらに、電極40は中空で あるので、始動時にはその中を通って冷却流体例えば高圧エアが供給され、バル クヘッド及びサイドアームを冷やす。電極は、図8A及び図8Bに更に詳細に示 されており、破線は内壁を表す。電極は、端部に開口50を有し、プローブ先端 近傍の側壁に多数の開口52を有する。これらにより、先端が電球エンベロープ に接触したとき空気を逃がすことができる。中空電極を通してエアを供給するこ との更なる利点は、この領域からイオン化生成物を速やかに取り除くことにより 、コロナ放電によって引き起こされる電極損傷を最小限とすることである。この ことはまた、ステンレス鋼等の耐火性の低い材料で電極を作製できるという利点 もある。 取付具54は、電極への高圧エア用のエア入口として設けられる。この取付具 の背面上の領域56は、電極へ供給される高電圧用の接点である。 従って、この装置が作動する際には、ランプを始動させるためにエア・シリン ダ42が起動されてバネ付勢ジョイント44を介して絶縁部材46を動かす。絶 緑部材46は、電極に取り付けられている。プローブへの電圧が除かれた後、エ ア・シリンダ42の更なる作動により絶縁部材46は反対方向へ後退させられる 。電極とマイクロ波キャビティの間のアーク放電を防止するために、電極は絶縁 系に取り囲まれている。好適例では、厚壁の石英管(サイドアーム)36が、電 球の外壁に突き当てられ溶接されている。石英管は、絶緑系の第1層として機能 するのみでなく、電極の実際的な機械的調整と長い移動距離を実現する。環状ジ ャケット38は、サイドアーム36上に嵌められている。本発明の好適例では、 ジャケットには、六フッ化イオウ(SF6)等の絶縁気体が充填されている。セ ラミック(アルミナ)等の固体、高分子固体(PTFE)、パーフルオロポリエ ーテル等の高分子液体、流体(超純蒸留水)、または塩素若しくは一酸化炭素等 の消子気体とすることもできる。別の実施例では、絶縁のために、装置全体を、 紫外線透過性の高い絶縁耐力をもつ流体に浸漬してもよい。同心的に配置された 電極40、サイドアーム36及びジャケット38は、マイクロ波キャビティ2を 貫通する。 貫通部分におけるキャビティ縁は、貫通部分における電界応力を低減するべく、 十分に大きな縁径となるような輪郭に形成されている。これは、コロナ放電によ るジャケットへの損傷を防止する。ランプの主冷却エア及び局所的外部冷却ジェ ット64は、溶接接合部の近傍からイオン化生成物を排除し易くする。これによ り、溶接接合部とキャビティ壁の間に、損傷のおそれのあるアーク放電を発生さ せないようにする。 好適例では、当業者には詳細に知られているR.F.電源が、約300ワットで 周波数2〜3MHzの約100KVのパルスを供給する。図2及び図3を参照すると 、電源は、高電圧プラズマ・スイッチング装置からなる「ギャップ」58を用い ている。概略すると、変圧器61を介して配線電圧を昇圧してコンデンサ60に 用いる。そして、コンデンサ60はそれを「ギャップ」へ供給する。「ギャップ 」の出力は、自動変圧器62の一次コイルへ供給され、更にその出力が電極へ与 えられる。部品65は、同調コンデンサである。この結果、バルタヘッド領域に は、約50MV/mの強度の電界が発生する。 電界放射源が、ランプ作動中に確実にバルクヘッド領域に留まるようにするた めの手段が必要である。あるいは、電界放射源が移動した場合に、それを次の始 動前に確実にバルクヘッド領域に戻すための手段が必要である。この目的のため に、冷却エアが、中空電極を通してバルクヘッド領域へ供給される。 任意であるが、ランプの始動中及び定常状態の作動中の双方においてバルクヘッ ド領域へ冷却エアを供給するために、渦冷却器を用いてもよい。渦冷却器から送 り込まれるエア・ノズル64が、図2に示され、ほぼバルクヘッド領域に向けら れていることがわかる。図3に示す渦冷却器66は、入口68からエアを送り込 まれ、出口70から熱いエアを出口72から冷たいエアを放出する。出口72は 、導管(図示せず)を介してノズル64と接続される。 ランプ作動中に電界放射源がバルクヘッド領域から移動した場合、それを元に 戻す方法がなければならない。本発明の一態様では、ランプが停止する前にフィ ルに対して熱パルスが与えられる。熱パルスにより物質の移動度が増すことによ って、電界放射源として用いられる十分な量の物質をバルクヘッド領域へ戻すこ とができる。そして、バルクヘッドはエンベロープの最も冷たい部分に設定され ているので、その物質はバルクヘッドにおいて凝縮することとなる。 好適例においては、電球への主冷却を瞬間的に中断することにより、熱パルス が供給される。ランプが消えているとき(待機モード)、冷却エアが、所定の期 間だけ、例えば5秒未満の間だけ瞬間的に中断される。この期間中はマイクロ波 電力 この化合物は十分低い融点をもつものを選択すべきである。それにより、確実に 点灯するために十分な量の化合物が、ランプ消灯時の熱パルスまたは他の熱発生 機構により気化でき、バルクヘッドへ戻ることができる。一般に、前述の基準に よる通常の事例における化合物の選択は、本発明の一態様とみなされる。 特定の例では、5800ワットのマイクロ波電力が、上述のキセノンと塩素と CsClを含有する電球へ与えられる。この電球は、長さ10インチ、内径15 mmである。得られるスペクトルは、図11に示されており、これはXeClエキ シマー・ランプのスペクトル図である。 図1〜図10の構成は、フィルの始動において多くの困難を有するランプに広 く適用可能である。とりわけこれらには、様々な高圧の希ガス/ハロゲンの、ハ ロゲンのみの、及び希ガスのみのエキシマー(例えば、米国特許No.5,504,391を 参照のこと)、金属/希ガス・エキシマー、キセノン化タリウム・エキシマー、 水銀化タリウム・エキシマー、並びに様々な分子放射体を含むランプが含まれる 。幾つかの形式のランプにおいては、高い始動電界を印加する開示の構造により 、電界放射源の添加なしでランプを十分に始動させられるであろう。 この後者の範鴫に含まれるランプは、高圧の希ガスのフィルを有しかつハロゲ ン化金属を含むこともある水銀ベースの紫外線ランプである。 水銀ベースの紫外線ランプは、従来、数百torr未満程度の低圧の希ガスのフィル を格納している。希ガスの圧力を実質的に増すことにより、例えば、室温で約1 気圧より大きくすることにより、実質的に更に大きな光出力を得ることができる 。図2〜図9に示した始動電極及び関連する構成は、前述の高い始動電界を印加 するために適用することができる。 図12は、室温で約100〜200torrの圧力のアルゴンガスを有する標準的 な水銀ベースのランプの出力(実線A)と、室温で約1900torrの圧力のキセ ノンガスを有する相当するランプの出力(破線B)を比較した図である。後者は 、本発明により始動させたものである。明らかなように、後者のランプの出力( 破線B)は、実質的に前者のランプの出力(実線A)よりも大きい。 以上、本発明により改良されたランプを開示した。本発明を、その好適例及び 説明のための例に関連して説明したが、当業者によれば様々に変形されるであろ う。従って、本発明は、請求の範囲により規定されるべきである。 請求の範囲 1. 無電極ランプにおいて、 a)フィルを格納するエンベロープと、 b)前記ランプが始動されるとき、前記エンベロープの所定領域近傍に位 置する始動電極と、 c)前記ランプの始動を容易にするべく、前記エンベロープの内側の前記 所定領域上に配置される電界放射源と、 d)前記電界放射源から放射させ放電させるべく該電界放射源に対して電 界を印加するために前記電極へ結合される始動電力源と、 e)放電を維持するべく前記フィルへ結合される励起電力源とを有する 無電極ランプ。 2. 放電の熱で気化された後の該電界放射源を前記所定領域に再堆積させるべ く、該所定領域へ送られる冷却流体の供給源をさらに有する請求項1のラン プ。 3. 前記物質が、セシウム、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムからなる 群から選択される元素を含む請求項1のランプ。 4. 前記始動電極が、該始動電極が前記所定領域近傍に位置する始動モードと 、該所定領域から離れて位置する作動モードとの間で切り換え可能である請 求項1のランプ。 5. 前記ランプが消灯される前に前記フィルに熱パルスが与えられことにより 、放電の熱で気化された後の前記物質が前記所定領域に再堆積される請求項 1のランプ。 6. 前記始動モードにおける前記始動電極が、前記所定領域に接触する請求項 4のランプ。 7. 空気の絶縁耐力よりも大きな絶縁耐力を有しかつ前記始動電極を取り巻く 絶縁体をさらに有する請求項1のランプ。 8. 前記絶縁体が、環状ジャケットに格納された絶縁気体を含む請求項7のラ ンプ。 9. 冷却流体の供給源へ接続するべく前記始動電極が中空である請求項1のラ ンプ。 10. 前記フィルが、室温で少なくとも1気圧の圧力を有する請求項1のラン プ。 11. 前記フィルが、エキシマー形成フィルである請求項1のランプ。 12. 前記フィルがキセノン及び塩素をベースとし、前記物質が塩化セシウム を含む請求項1のランプ。 13. a)前記電極を取り巻く絶縁気体を有し、 b)前記電極が中空であり、 c)前記エンベロープの前記所定領域へ向かって前記電極内へ供給される 冷却流体の供給源とを有する 請求項1のランプ。 14. 前記励起電力源がマイクロ波電力である請求項1のランプ。 15. 開口を有するマイクロ波キャビティを有し、前記電極が前記開口を通っ て移動可能である請求項14のランプ。 17. a)前記エンベロープへ取り付けられたサイドアームを有し、 b)前記プローブが前記サイドアーム内に配置され、 c)前記サイドアームを取り巻く環状絶縁ジャケットを有する 請求項1のランプ。 18. a)前記キャビティを規定する筐体を有し、 b)前記筐体が開口を有し、該開口を通って前記プローブが第1の位置と 第2の位置の間で移動可能である 請求項14のランプ。 19. a)冷却流体の供給源へ接続するべく前記プローブが中空であり、 b)前記プローブが、前記第1の位置にあるとき前記エンベロープに接触 する先端を具備し、 c)前記先端が、複数の径方向に向いた流体流動用の開口を有する 請求項18のランプ。 20. 前記絶縁体が、前記プローブを取り巻く絶縁気体を含む請求項1のラン プ。 21. 無電極ランプを始動させる方法において、 a)エンベロープ及び該エンベロープ内の放電形成フィルからなる電球を 設けるステップと、 b)前記エンベロープの内面上の所定領域に電界放射源を設けるステップ と、 c)前記電界放射源から電界放射を生じさせて放電を発生させるべく前記 所定の領域に電界を印加し、かつ、前記ランプが始動した後に該電界を停止 させるステップと・ d)前記放電を維持するべく前記フィルへ電力源を結合させるステップと を有する 無電極ランプの始動方法。 22. 前記放電の熱で気化された後に前記電界放射源を前記所定領域に再堆積 させるべく前記所定領域を好適に冷却するステップを有する請求項21の方 法。 23. 前記ランプが消灯される前に、前記フィルに対して熱パルスを適用する ステップをさらに含む請求項21の方法。 24. 前記フィルが、室温で少なくとも1気圧の圧力である請求項21の方法 。 25. 前記電界放射源が、セシウム、ナトリウム、カリウム、及びルビジウム からなる群からの元素を含む請求項21の方法。 26. 前記電界放射源がセシウムを含む請求項21の方法。 【図1】 【図2】【図3】【図4】 【図5】【図6】 【図7】【図8】 【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 セキック、ミオドラッグ 米国、メリーランド州 20904 シルヴァ ー・スプリング、ターンストーン・コート 12130 【要約の続き】 テップとを有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 無電極ランプを始動させる方法において、 エンベロープと該エンベロープ内の放電形成フィルとからなる電球を設け るステップと、 前記エンベロープの内面の所定領域に電界放射源を配置するステップと、 前記電界放射源から電界放射させるために十分な電界を前記エンベロープ の前記所定領域に印加するステップと、 放電を維持するために十分なマイクロ波電力またはR.F.電力を前記フィ ルへ結合させるステップとを有する 無電極ランプの始動方法。 2. 前記電界放射源が、前記エンベロープの前記所定領域を好適に冷却するこ とにより前記エンベロープの前記所定領域に配置させられる請求項1の方法 。 3. 前記ランプが、前記マイクロ波またはR.F.電力を取り去ることにより消 灯され、さらに前記電力を取り去る前に前記フィルに対して熱パルスを適用 するステップを含む請求項2の方法。 4. 前記フィルが、室温にて少なくとも1気圧の圧力で前記エンベロープ内に 存在する請求項1の方法。 5.前記電界放射源が、セシウム、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムから なる群から選択される陽イオンまたは元素を含む請求項1の方法。 6. 前記電界放射源が、セシウムを含む請求項5の方法。 7. 無電極ランプにおいて、 フィルを格納するエンベロープと、 前記ランプが始動されるとき、前記エンベロープの所定領域の近傍に位置 する始動電極と、 放電を維持するために十分なマイクロ波またはR.F.電力を前記フィルに 対して結合させる励起電力手段と、 前記ランプを容易に始動させるべく前記エンベロープの内側に格納される 、セシウム、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムからなる群から選択さ れ る元素を含む物質と、 前記マイクロ波またはR.F.電力を取り去ったとき、前記物質を前記エン ベロープの前記所定領域に確実に存在させる手段と、 前記ランプを始動させるべく、前記物質に対して電界を印加するために前 記電極へ電力を供給する手段と、 前記ランプが始動した後、前記電極から電力を取り去る手段とを有する 無電極ランプ。 8. 前記物質が電界放射源であり、かつ、前記電力を供給する手段が前記物質 から電界放射を起こさせるために十分な電界を印加する請求項7のランプ。 9. 前記始動電極が、前記エンベロープの前記所定領域の近傍に位置する始動 モードと前記近傍に位置しないランプ作動モードとの間で切り換え可能であ る請求項7または8のランプ。 10. 前記物質を前記エンベロープの前記所定領域に確実に存在させる手段が 、前記エンベロープの前記所定領域を好適に冷却する手段を有する請求項9 のランプ。 11. 前記物質を前記エンベロープの前記所定領域に確実に存在させる手段が 、前記フィルに対して熱パルスを適用する手段を有する請求項10のランプ 。 12. 前記ランプ始動モードにおいて、前記電極が前記エンベロープに接触す る請求項7のランプ。 13. 前記電極を取り巻く空気の絶縁耐力よりも大きな絶縁耐力を有する絶縁 手段をさらに有する請求項7のランプ。 14. 前記絶縁手段が、環状ジャケットに格納された絶縁気体を有する請求項 13のランプ。 15. 前記電極が中空であり、更に前記中空電極内に冷却流体を供給する手段 を有する請求項14のランプ。 16. 前記フィルの圧力が、室温において少なくとも1気圧である請求項7ま たは8のランプ。 17. 前記フィルが、エキシマー形成フィルである請求項7または8のランプ 。 18. エキシマー・ランプにおいて、 エキシマー形成フィルを含む無電極エンベロープと、 前記エンベロープの前記所定領域の近傍に位置する始動モードと前記近傍 に位置しないランプ作動モードとの間で切り換え可能である外部始動電極と 、 放電を維持するために十分なマイクロ波またはR.F.電力を前記フィルへ 結合する励起電力手段と、 前記ランプの始動を容易にするべく、前記エンベロープ内に格納され、か つ、セシウム、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムからなる群から選択 される元素を含む物質と、 前記マイクロ波またはR.F.電力を取り去ったとき、前記物質を前記エン ベロープの前記所定領域に確実に存在させる手段と、 前記ランプ始動モードのとき、前記物質に対して電界を印加するために前 記電極へ電力を供給する手段とを有する エキシマー・ランプ。 19. 前記物質が電界放射源であり、かつ、前記電力を供給する手段が前記物 質から電界放射を起こさせるために十分な電界を印加する請求項18のラン プ。 20. 前記物質が、前記ランプによる照射の放電スペクトルに大きく寄与しな い請求項19のランプ。 21. 前記物質がセシウムを含む請求項20のランプ。 22. 前記エキシマー形成フィルが特定のハロゲンを含み、かつ、前記物質が 、セシウム、ナトリウム、カリウム及びルビジウムからなる群から選択され た元素を含む化合物と前記特定のハロゲンである請求項20のランプ。 23. 前記エキシマー形成フィルがキセノン及び塩素をベースとし、かつ、前 記物質が、塩化セシウムの形態である請求項22のランプ。 24. 前記電極を取り巻く絶縁気体をさらに含み、前記電極が中空であり、か つ、冷却流体が前記エンベロープの前記所定領域へ向かって前記中空電極へ 供給される請求項18または19のランプ。 25. 前記フィルがマイクロ波電力により励起される請求項18または19の ランプ。 26. 開口を具備するマイクロ波キャビティを有し、前記ランプ作動モードに あるとき、前記電極が前記開口を通って後退させられる請求項25のランプ 。 27. 前記フィルの圧力が、室温において少なくとも1気圧である請求項18 または19のランプ。 28. マイクロ波電力を供給される無電極ランプにおいて、 マイクロ波キャビティと、 前記キャビティ内に配置された放電形成フィルを格納するエンベロープと 、 前記キャビティへマイクロ波電力を結合させる手段と、 前記エンベロープと接触する位置から前記エンベロープから離れた位置へ と移動可能な金属製プローブと、 前記プローブが前記エンベロープと接触しているとき、前記ランプを始動 するべく前記プローブへ電力を供給する手段と、 前記ランプが始動された後、前記プローブを前記エンベロープから離れた 位置へ後退させる手段と、 前記プローブと前記キャビティの間のアーク放電を防ぐべくこれらの間に 配置され、空気の絶縁耐力よりも大きな絶縁耐力を有する絶縁手段とを有す る マイクロ波電力を供給される無電極ランプ。 29. 前記絶縁手段が、前記プローブを取り巻く絶縁気体を有する請求項28 のランプ。 30. 前記絶縁手段が、前記エンベロープへ取り付けられかつ前記プローブを 取り囲む絶縁性サイドアームをさらに含み、前記絶縁気体が、前記サイドア ームを取り囲む環状絶縁ジャケットに封入されている請求項29のランプ。 31. 前記マイクロ波キャビティが、空間の境界を規定する筐体により設けら れ、前記筐体が開口を有し、前記プローブを後退させる手段が前記開口を通 して前記プローブを後退させるべく動作可能である請求項30のランプ。 32. 前記導電性プローブが中空であり、前記中空プローブを通り前記エンベ ロープへ向かって圧力下で冷却流体を流す手段をさらに有し、前記導電性プ ローブが該プローブの先端近傍にて径方向に向いた流体流通用の開口を有す る複数の請求項31のランプ。 33. ランプ電球において、 エキシマー形成フィルを格納する無電極エンベロープを有し、かつ、該エ ンベロープの内側に配置された電界放射源を有する ランプ電極。 34. 前記エキシマー形成フィルがキセノン及び塩素であり、前記電界放射源 が塩化セシウムである請求項33のランプ電極。
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