JP2001507625A - エラストマー系ドーム形チップを備えた扇形スプレーノズル - Google Patents

エラストマー系ドーム形チップを備えた扇形スプレーノズル

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JP2001507625A JP53091598A JP53091598A JP2001507625A JP 2001507625 A JP2001507625 A JP 2001507625A JP 53091598 A JP53091598 A JP 53091598A JP 53091598 A JP53091598 A JP 53091598A JP 2001507625 A JP2001507625 A JP 2001507625A
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Abstract

(57)【要約】 部分的であれ全体であれ詰まり続けるようなことのない、固体粒子を懸濁した流動体を小出しするためのノズルを提供する。このノズル(40)は、エラストマー系材料からつくられ、ドーム形チップ(48)を含んでいる。このドーム形チップ(48)は細長いオリフィスを提供するスリット(42)を有し、このオリフィスによって扇型スプレーパターンが生じ、その際、固体粒子がこのノズルを詰まり続けるようなことなく通過できるようになっている。このスリットは通常、静止期には閉じた状態に維持され、予備圧縮およびシャットオフ機能を提供する。一体型ノズルやノズル差し込み部といったように、ノズルのいくつかの態様がある。さらに、ノズルは手動式のポンプ装置に取り付けられて、スプレー送り出しシステムとして使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 エラストマー系ドーム形チップを備えた扇形スプレーノズル 技術分野 本発明は、流動体を扇形スプレーパターンで小出しするためのノズルに関する 。特にスプレーしにくい(固体物質を含むような)流動体を噴霧化するノズルに 関する。 背景技術 多くの流動体送り出しシステムが、流動体をスプレー形式で供給することを目 的としている。このような送り出しシステムは、被処理表面に比較的均一な流動 体コーティングを最も効率良く行うことができるものの一つである。消費製品を 噴霧化されたスプレー式で利用すると、その製品の使用量が減る、製品の適用に あたって取り散らかすことが少なくなる、そして汚れる機会が減るといったよう な具体的な利点が得られる。手動式で持ち運び可能なポンプスプレー式送り出し システムは、被処理表面に噴霧化されたスプレーを向けながら片方の手だけで保 持することができるので、各家庭で消費者が使用するのに便利であり好まれる。 したがって、ヘヤースプレー、化粧品、植物油などのような広い範囲の製品を、 噴霧化されたスプレー式で送り出しできるノズル付きのこのようなスプレー式送 り出しシステムは、顕著な商品価値を有するのである。 ポンプスプレー式送り出しシステムにおける一般的な問題点は、固体粒子が個 々にあるいは塊となって、ノズルの細い通路に詰まってしまうことがあるという ことである。したがって、その詰まったもの自体を洗浄できるノズルを有するこ とが望ましい。そのようなノズルとしては、別個に洗浄メカニズムを備えている ものでもよいが、このようなメカニズムは使用者があらためて何かしなければな らなかったり、他の部品をつけなければならなかったりする。理想的には、詰ま りはじめたところでノズルが自己洗浄作用を始めるようにつくられていることが 望ましい。 多くのポンプスプレー式送り出しシステムにかかわる別の問題点は、作動サイ クルの始まりと終わりとの間における流動体製品のスプレーのスタートアップと シャットオフにある。ほとんどのノズルにおいて、流動体の液圧や流量が増えて いくと製品を分散しにくくなる傾向があり、少なくなっていくと濃度が高く動き の遅い流れとして製品を出す傾向がある。そうすると、使用者にとって不便であ るばかりでなく、取り散らかったり製品の浪費が増える。この問題点を解決する ひとつの方法としては、通常は閉じた状態を維持し、開くための流動体の液圧が 最小ですむようなノズルを用いることである。このような予備圧縮機能によれば 、製品が早まってノズルから流れることが避けられるばかりでなく、容器の内側 と外側との圧力差によって逆向きに送り出されることも防げる。すなわち、この ようなノズルは輸送シールとして機能していることになる。しかし残念なことに 、通常閉じているノズルはポンプのプライミングも妨害することがある。したが って、シャットオフとプライミングとの間のバランスのとれたノズルが、性能向 上とともに信頼性を高めるものとして、極めて有用となる。 工業用の液体送り出しノズルのなかには、前述の問題点のいくつかを解決する ために、変形可能な出口を用いて他の部品やメカニズムを加えることなく自己洗 浄目的を達しようとするものがある。たとえばMeyerによる米国特許第3,21 4,102号は、噴霧化されたスプレーではなく濃度の高い液体の流れを出す変 形可能ノズルを開示している。また、他に工業ノズルで噴霧化されたスプレーを 出すのものがあるが、ほとんどは剛性のノズルを用いている。さらにたとえばBa lluによる米国特許第5,323,963号で開示されているノズルは、弾性変 形可能で通常は開いている排出開口部を有し、その出口領域の仕組みは可動性の 剛性保持カラーによって調整されている。しかしこのようなノズルだと、剛性保 持カラーによって構造調整されているため、十分な自己洗浄がされていない。 これら以外に工業用にコークス化防止物質のスプレーに使用するノズルが、US SRの発明者証第SU1729602A1号に開示されている。このスプレーは、た とえば、内側表面と外側表面が球状でスロット型の出口オリフィスを有した弾性 材料でできたノズルを有する。球状内側表面と外側表面は同心球面であり、ノズ ルの球状内側表面の直径の、その壁の厚さの二乗に対する比率が3.0から3. 7となっている。このタイプのスプレーの問題点のひとつは、噴霧化されたスプ レーではなく液流を出すということにある。またたとえば、Webbによる米国特許 第3,286,931号およびBaumgartenらによる米国特許第5,074,47 1号は、通常は閉じている自己洗浄オリフィスを開示しているが、これらも噴霧 化されたスプレーではなく濃度の高い液流を出す。残念なことに、これまで述べ たいずれのポンプスプレー式のパッケージでも、製品の流れをすばやくシャット アウトし、噴霧化されたスプレーパターンをきちんと定め、また手動式のポンプ をプライミングさせるための設備を有するものはなかった。 消費製品用のいくつかの送り出しシステムとしては他にも、中央にスリットが 切り込まれた単純な柔軟ダイアフラムを用いるものがある。このような噴霧器の 一例がLewieckiによる米国特許第3,428,223号に開示されているが、こ れは、エアゾール質の製品使用に限定されている。この噴霧器について、粘度の 高い植物油で手動式ポンプを使ってテストを行った。この方法のテストによれば 、Lewieckiの噴霧器は、静止期には詰まったり閉塞したりすることはなかったが 、結果的に生じたスプレーパターンの噴霧化は不完全で、結局、流動体製品の被 処理面への分布が不完全であった。したがって、固体物質が含まれた流動体を扇 形の噴霧化されたスプレーパターンに分散させることができて、しかもシャット オ フとプライミングとのバランスがとれている、ポンプスプレー式送り出しシステ ムのノズルは、これまでこの技術分野では開示されたことがなく、もしあれば非 常に有用となるはずである。 発明の概要 本発明の一態様では、内部に固体粒子を懸濁させている流動体を小出しすると きに用いられる、手で持ち運びのできるスプレー式送り出しシステムのノズルが 提供される。小出しされる流動体が固体粒子を含む植物油をベースにした料理油 であると好ましい。このスプレーノズルは、入口側部と出口側部とを備えたハウ ジングを含む。このハウジングは、入口側部を通る少なくとも1つの導管と、出 口側部に少なくとも1つのドーム形チップとを有する。ドーム形チップの外側表 面と内側表面は同心球面になっており、ドーム形チップの外側表面と内側表面と の間の厚さがおよそ0.005インチからおよそ0.04インチであると好まし い。内側表面の内径はおよそ0.02インチからおよそ0.1インチである。導 管は、ドーム形チップの内側表面のところで終端となっている。ドーム形チップ はチップをその内側表面から外側表面を通って延びるスリットを有し、その結果 、導管とスリットとの間で流動体が連通する。このスリットは通常閉じた状態で 維持されており、スプレーノズルはおよそ1,000psiからおよそ25,00 0psiの曲げ弾性率を有するエラストマー系材料でできている。ドーム形チップ は球台形、あるいは内側表面と外側表面が半球状となっていてもよい。このスプ レーノズルは、ドーム形チップ内の中央に位置するスリットを有する。あるいは スリットはドーム形チップに対してオフセットした位置に配置されていてもよい 。スプレーノズルは単一の一体型部品として成形されて、そのエラストマー系材 料が熱可塑性コポリエステルであると好ましい。また通気用の通路が設けられて いてもよい。この通気用通路は外側大気から導管まで延びて、流動体の漏れを最 小量 に抑えながら、排出通路を通気させる。あるいはこのスプレーノズルは、エラス トマー系の差し込み部と剛性の端部キャップとを含んだものでもよい。この剛性 の端部キャップは、中空で端部が開口していてもよい。この差し込み部は導管と ドーム形チップとを有し、そしてこの差し込み部は、スリットが開口端部の1つ と配置整合されるようにしている。この差し込み部は剛性の端部キャップ内に位 置して、その結果、スリットが開口端部のひとつと配置整合される。差し込み部 は、ドーム形チップを有する最上表面と、この最上表面と反対側の底表面とを有 し、最上表面と底表面のうち少なくとも1つは凹面形になっていてもよい。 本発明の別の態様において、流動体を小出しするためのスプレー式送り出しシ ステムが提供される。このスプレー式送り出しシステムは、手動式のポンプ装置 に取り付けられたスプレーノズルを含む。この手動式のポンプ装置は、入口通路 と、ポンプ室と、先端側端部を有する排出通路とを含む。これらの間ではすべて 流動体が連通している。スプレーノズルの導管と排出通路の端部とを流動体が連 通し、その結果、ポンプ装置の作動にあたって流動体が入口通路を通ってポンプ 室内に次いで排出通路を通って押圧され液圧を生成している。この液圧が導管内 でおよそ120psiからおよそ170psiであると好ましい。この液圧によって、 ドーム形チップのスリットが弾性的に開いて、細長い開口部を形成し、それを通 って流動体が扇形の噴霧化されたスプレーとして小出しされる。この流動体を保 存する容器が設けられていてもよい。手動式のポンプ装置が容器に取り付けられ ていて、その結果、入口通路と容器内の流動体とが連通している。あるいは、ス プレー式送り出しシステムが、エラストマー系の差し込み部と剛性の端部キャッ プを含むスプレーノズルを有していてもよい。この剛性の端部キャップは中空で 第1および第2の開口端部を有する。この差し込み部は導管とドーム形チップと を含み、この差し込み部は剛性の端部キャップ内に位置して、その結果スリット が第1開口端部と配置整合される。この端部キャップは、手動式のポンプ装置の 排出通路に第2開口端部によって取り付けられている。 図面の簡単な説明 この明細書は、本発明を特定的に指摘し明確に請求する請求範囲で終わるが、 以下の説明により請求の範囲と添附図面とを組み合わせて本発明がよりよく理解 されるであろう。この図面における同様の参照符号は同じ構成要素を示すもので あり、さらにこの図面では、 第1図は、本発明によるスプレー式送り出しシステムの、容器を仮想線で示し た斜視図であり、 第2図は、本発明による、第1図に示されたスプレー式送り出しシステムの部 分断面図であり、 第3図は、第1図のスプレーノズルの拡大斜視図であり、 第4図は、第3図のスプレーノズルの拡大平面図であり、 第5図は、第4図の線5−5によるスプレーノズルの断面図であり、 第6図は、第4図の線6−6によるスプレーノズルの断面図であり、排出通路 の一部を示しており、 第7図は、別の態様としての、端部キャップ内に配置されたドーム形チップを 有する差し込み部を備えたスプレーノズルの拡大断面図であり、 第8図は、凹面形の最上表面および底表面を有する差し込み部の拡大断面図で あり、 第9図は、第6図と同様の図面であって、オフセットした位置にスリットを有 するスプレーノズルの断面図であり、そして 第10図は、第2図と同様の図面であって、本発明による別のスプレー式送り 出しシステム構造の部分断面図である。発明の詳細な説明 第1図に示された特に好適な態様において、本発明は、流動体を小出しするた めの、全体を符号10で示した、手で持ち運びできるスプレー式送り出しシステ ムを提供する。スプレー式送り出しシステム10は、スプレーノズル40を含み 、このノズルはエラストマー系材料で形成されたドーム形チップ48を有し、手 動式のポンプ装置20と、流動体を保存する容器30(外形だけが示されている )とに、接続されている。 第2図に示されているように、入口管22は、それを貫通する入口通路23を 有し、ポンプ装置20から容器30内に下向きに延びている。エラストマー系の スプレーノズル40は、ポンプ装置20の排出管26に接続されている。排出管 26は、それを貫通して延びる排出通路27を有し、この排出通路27は先端側 端部と手前側端部とを有する。排出通路27の手前側端部はポンプ室28に接続 されている。スプレーノズル40と排出通路27の先端側端部との間で流動体が 連通しており、その結果、排出通路27を通過する流動体がスプレーノズル40 を通って流れ、そこから扇形パターンで小出しされる。 本発明の使用に適した手動式のポンプスプレータイプのメカニズムとしては多 様なものがある。このようなポンプ装置20の中で典型的なものの特徴と構成の より詳細な説明とが、参考のために本願に引用される、Tadaによる1972年1 0月31日発行の米国特許第3,701,478号に見い出される。この一般的 なタイプのポンプ装置20は、「922Industrial Sprayer」という登録商標で Continental Manufacturing社によって販売されている市場入手可能なバージョ ンのものである。このポンプ装置20がいまのところ好適であるが、これ以外に も標準的な手動式のポンプスプレーメカニズムで、この程度の能力で機能できる ものがたくさんある。たとえば、第10図に示されているようなスプレー式送り 出しシステム410に、往復フィンガーポンプタイプのポンプ装置420もまた 利用できる。この構成では、フィンガーボタン424が、作動子として、トリガ ー24(第1図に示されている)のかわりとなる。表示された他の構成要素とし ては、スリット442付きのドーム形チップ448を有しポンプ装置420内に 組み込まれたエラストマー系のスプレーノズル440、また流動体を保存する容 器430(外形だけが示されている)、ポンプ室428、そして、このポンプ室 428から容器430内で下向きに延びる入口通路423を内部に有する入口管 422がある。往復フィンガーポンプタイプのポンプ装置420においては、エ ラストマー系スプレーノズル440は、ノズル440と排出管426の排出通路 427との間で流動体が連通するように、フィンガーボタン424に接続され、 さらにこのフィンガーボタン424は、ポンプ室428内に滑動可能に入ってい るピストン429と往復して係合し、スプレー式送り出しシステム410を作動 させることができるようになっている。このような往復タイプのフィンガーポン プの典型的な操作は、たとえば、Linaらによる1991年1月22日発行された 米国特許第4,986,453号を参照されたい。あるいはまた、本発明のスプ レーノズル40は、流動体を押圧しその流動体を噴霧化されたスプレーとして小 出しする定圧システムや他の種々のシステムで利用することも可能である。 第2図に示されているように、ポンプ装置20を用いて、流動体を容器30か ら移動させその流動体を押圧し、そしてこの押圧された流動体をスプレーノズル 40を通ってスリット42を介して通過させる。現時点で好適なこの態様におい て、トリガー24は作動子として機能し、滑動可能にポンプ室28内に入ってい るピストン29と往復して係合し、スプレー式送りだしシステム10を作動させ ることができるようになっている。ポンプ装置20が、作動サイクルないしは小 出しサイクル1回につきおよそ1ccからおよそ3ccの流動体を小出しするように なっていると好ましい。本発明で用いられている手動式のポンプ装置20による 小出しサイクルの液圧は短時間しかもたない。圧が徐々に上がっていくのは、オ ペレーターが指に小出しするための力をかけてトリガー24を動かし始めている 間なので、作動中に生成されるこの液圧は短時間しかもたない。すなわち、この 圧は小出しサイクルの初期のうちに最大に達し、その間にトリガー24は作動ス トロークの終点に向かって動き、その後、作動ストロークが終わると急速に下が る。最大液圧はおよそ90psiより高いのが好ましく、最大液圧がおよそ120 からおよそ170psiであるとより好ましく、最大液圧がおよそ129からおよ そ157psiであるとさらにより好ましく、最大液圧がおよそ143psiであると 最も好ましい。流動体を小出しするのに必要とされる力は、ポンプ装置20を作 動させるためにオペレーターがトリガー24にかけなければならない力の大きさ である。小出しするためのこの力は、オペレーターの指や手にとって容易でしか も疲れさせない程度のものでなければならない。小出しするための力はおよそ3 in./sから6in./sの1回の動作あたりおよそ10lbfより小さいのが好ましく、 小出しするための力はおよそ5lbfからおよそ8lbfであるとさらに好ましい。 第3図は、スプレー式送り出しシステム10で用いられる、ドーム形チップ4 8を備えた単一の一体型部品として成形されたスプレーノズル40を示している 。スプレーノズル40は、ハウジング55を含み、これは円筒状であると好まし く、また入口側部46と出口側部44とを有する。ハウジング55はさらに出口 側部44においてノズル面58を有しており、このノズル面58には周縁部に位 置する面取り部59が設けられている。ノズル面58上には、スリット42を含 むドーム形チップすなわちドーム48がある。 第4図には、スプレーノズル40がドーム48とともに示されており、このド ームはその中央に配置されたスリット42を有する。スプレー式送り出しシステ ム10から流動体が小出しにされるときに生じる扇形スプレーパターンが非対称 であるためないしは細長い形状であるため、扇形スプレーパターンの方向を示し てオペレーターに役立たつようにすることは有用なことである。このためには、 たとえば第4図に示されたスプレーノズル40上の視覚的配置整合タブ50,5 1のような、視覚的あるいは視覚的/機能的特徴を1つもしくはそれより多く任 意に付け加えるとよい。視覚的配置整合タブ50および51がスリット42と配 置整合されるように方向づけられていると好ましく、こうすると流動体がスプレ ーノズル40から小出しにされるときに扇形スプレーパターンが予測可能な方向 で送り出されるようになる。したがって、オペレーターは、簡単かつ効果的に、 被処理表面に流動体の薄く均一なコーティングができるのである。 第5図および第6図に示されているように、ハウジング55は、入口側部46 を通って延び出口側部44ではスリット42のところで終端となっている内部凹 部45を有する。内部凹部45は、中間導管43と上流側導管49とを含む。中 間導管43は円筒状であると好ましく、上流側導管49は出口側部44で内部に ドーム形内側表面47を有すると好ましい。ドーム48はさらにまたドーム形外 側表面63を有し、これは内側表面47と同心球面であると好ましい。ここで用 いられているドーム形という用語は、半球に類似していること、あるいはほぼ半 球であること、もしくはほぼ球台の形状であることをいう。球台とは球の50% より小さくとも大きくともいずれでもよい。 内側表面47は中間導管43の径とほぼ等しい径を有していると好ましく、か くして、中間導管43と上流側導管49とが同一の径を有すると好ましい。中間 導管43と上流側導管49の内径は、およそ0.02in.からおよそ0.1in.で あると好ましく、およそ0.03in.からおよそ0.06in.であるとより好まし く、およそ0.04in.であると最も好ましい。ドーム48は、その内側表面4 7から外側表面63を通って貫通するスリット42を有して、その結果、上流側 導管49および内部凹部45とスリット42との間で流動体が連通する。内側表 面47と外側表面63との間のスペースがドーム48の厚さとなる。スリット4 2はまるまるこの厚さを貫通して延びている。ドーム48の厚さはおよそ0.0 05in.からおよそ0.04in.であると好ましく、およそ0.01in.からおよ そ0.02in.であると最も好ましい。ドーム48の厚さが均一でない場合には 、この厚さ範囲はスリット42のすぐまわりの領域についていう。スリット42 はドーム48に切り込まれてないしは形成されて、好ましくはドーム48の径と ほぼ等しい長さを有する。あるいは、スプレーノズル40がドーム48の径の長 さの一部分だけしかないスリット42を有していてもよい。このような短いスリ ット42の場合、流動体がスプレーノズル40から送り出されるとき生じる扇形 スプレーパターンの長軸(major axis)を短くできる。 スプレーノズル40の内部凹部45は、排出通路27の先端側端部に流動体が 連通した状態で取り付けられて、その結果、排出通路27を通過する流動体が、 中間導管43を通って流れ、上流側導管49を通って流れながらスリット42に 向かって集まり、そこから扇形スプレーパターンで小出しにされる。スプレーノ ズル40をポンプ装置20の排出通路27に取り付けるには種々の方法が利用で き、たとえばスナップ式固定、ねじ、その他がある。内部凹部45が、出口側部 44と入口側部46との間に配置されたショルダー65を含むと好ましい。スプ レーノズル40がポンプ装置20に適切に接続されて排出管26がショルダー6 5と接触し、その結果、スリット42とポンプ装置20との間で流動体が連通す る。任意に複数のショルダーを用いて中間導管43の内径に至るまで内部凹部4 5の内径を段階的に減らしていくことも可能である。内部凹部45によって、流 動体を排出通路27からスリット42まで案内しているということである。 スプレー式送り出しシステム10の送り出しサイクルの間、これは内部凹部4 5によるドーム型内側表面47までの移行となって、これによって、流動体がス プレーノズル40を通過させられたときに、上流側導管49内の流動体の流線は 高流速でスリット42に収束する。通常、スリット42は、静止期には閉じた状 態に維持されて、流動体がスリット42を通って流れるとわずかに開いて、流動 体が出るときすなわちスプレーノズル40の限界線から小出しにされるときに流 動体の流線からスリット42に平行な平面状液体シートが形成されるようになっ ていると好ましい。スプレーノズル40の外側に液体シートが帯形を形成しその あと液滴になり、扇形の噴霧化されたスプレーパターンとなって分散もしくは砕 解する。一般的に、この扇形スプレーパターンは、この横方向の断面が細長い、 楕円、もしくは長円形状となるように配列された流動体の液滴が分散されたもの から成っている。流動体の分散された液滴は、噴霧化されたスプレーのように細 かく分散されていてもよい。あるいはそれより大きくいくぶん大まかに分散され ていてもよい。それでもなお、これらの分散された液滴から、連続的あるいは集 中された流動体の流れにはならない。この扇形スプレーパターンが被処理表面に 接触すると、薄くて均一な流動体のコーティングが細長い形状を有してできあが る。 スリット42が通常、静止期には閉じた状態を維持されているにもかかわらず 、動的状態のもとでスプレー式送り出しシステム10が作動したとき、スリット 42がわずかに開いて、弾性的に変形し細長い立体楕円体オリフィスが生成され る。動的状態のもとで楕円体オリフィスを通って流れる流動体が、扇形スプレー パターンを形成する。スプレーノズル40の予備圧縮特性は、作動サイクルの始 まりの間に流動体を噴霧化するに十分な程度にスリット42を開くのに必要とさ れる液圧しきい値から生じるものである。同様に、スプレーノズル40のシャッ トオフ特性は、液圧が液圧しきい値より低いレベルまで下がったときの作動サイ クルの最後の段階から生じるものである。液圧しきい値のレベルは、引っ張り弾 性率および曲げ弾性率そしてドーム48の厚さと処理後の残留応力などの、ドー ム48のエラストマー系材料の弾性性質の関数である。この予備圧縮特性によっ て、液圧しきい値を越えない限り、流動体がスプレー式送り出しシステム10か らスプレーノズル40を通って漏れないので、スプレーノズル40は輸送シール とし ても活用できるのである。 さらに、内部に固体粒子が懸濁する流動体が小出しにされている間、詰まりを 起こさないようにするスプレーノズル40の能力は、ドーム48のエラストマー 系材料の弾性および柔軟性性質から生じたものである。特に、開口されたスリッ ト42が固体粒子によって閉塞されると、スリット42の背後の液圧が上がって スリット42をさらに変形させて、その結果、固体粒子がそのときの小出しサイ クルもしくは次の小出しサイクルの間にスリット42を通って流れてしまうよう になる。したがって、スリット42を弾性的に変形させるエラストマー系材料に よって、使用中に閉塞し続けるようなことを実質的に起こりにくくしている。こ れは、ノズルの自己洗浄特性として知られている。スリット42が閉塞するとい う表現は部分的にせよ全体的にせよ閉塞することをいう。固体粒子が、開口され たスリット42の中心部分もしくは相当部分を詰まらせると、スリット42から 出るのは、噴霧化されたスプレーではなく1つ、2つあるいはほんの数個の流動 体の流れとなってしまう。一方、粒子が完全に、開口されたスリット42を閉塞 して全体的な詰まりが起きると、流動体の流れを止めてしまう。固体粒子が個々 にではなく、流体力学的原因やエージングなどによってもっと小さな粒子が塊に なってスリット42の背後に形成されて開口されたスリット42を通って流れよ うとした場合も、同様の状況となる。すなわち、スリット42は予備圧縮、シャ ットオフ、輸送シールおよび自己洗浄特性を備えたスプレーノズル40を提供し ていることになる。 小さな通気用通路190がスプレーノズル40に組みこまれていてもよい。通 気用通路190は、作動サイクルのプライミング段階において空気の流通を助け るのに用いられる。この通気用通路190は、ドーム48のすぐそばなどいろい ろなところに配置できる。あるいはまた、スリット42に沿って配置されていて も構わない。通気用通路190はスプレーノズル40の外側大気から内部凹部4 5および排出通路27への通気を形成する。通気用通路190のサイズは、プラ イミング段階およびスプレー段階の両方でスプレーノズル40を操作する際に特 に重要である。すなわち、通気用通路190は空気が十分容易に通過できるだけ の大きさはあり、かつ、小出ししている間に流動体製品の漏れが最小量ですむだ けの小ささでなければならない。この漏れに関して、流動体がニュートン流体で あるならば、通気用通路190の径は、以下の式で近似的に得られる。 ここで、μは流動体粘度、Lは通気用通路190の長さ、Qleakは通気用通路1 90を通過する漏れの許容量、およびDは通気通路190の水圧直径(hydrauli c diameter)である。Qleakが、流動体製品が小出しにされるときの流速である 主要流速のおよそ1%であると好ましい。通気用通路190が適切な径を有し適 切に配置されていれば、スプレー式送り出しシステム10の作動の間に使用者が 気づくような漏れはおきない。 別の態様によれば、第7図に示されたスプレーノズル240は、ドーム形チッ プすなわちドーム220および排出管26のねじと合致するねじ270を有する 端部キャップ210とを含む。端部キャップ210は、剛性のプラスチックや金 属からつくられていてもよい。そしてスプレーノズル240は、スプレー式送り 出しシステム10の排出管26の先端側端部に取り付けることができる。エラス トマー系の差し込み部200が端部キャップ210に押し込まれるか、あるいは 端部キャップ210内に保持リング215で維持されることもできる。エラスト マー系の差し込み部200は、スリット280を備えたドーム220と、基部ハ ウジング230とを有する。流動体は、基部導管225,中間導管250、およ び上流側導管260を通過することによって、ハウジング230を通ってドーム 220に向かって流れる。中間導管250が基部導管225より小さな径を有す るのが好ましく、上流側導管260が中間導管250と同一の径を有してほぼ半 球形となっているのが好ましい。通気用通路290を介して空気が流通するが、 この通気用通路290は差し込み部200のハウジング230の周縁に側溝の形 で設けられて、スリット280と配置整合されていてもよいし、あるいは周縁に 沿って他のいろいろな配置をとっていてもよい。 第8図に示されたさらに別の態様のノズル差し込み部370は、凹面形の最上 表面375と凹面形の底表面380とを有する。最上表面および底表面375, 380が凹面形であることによって、ノズル差し込み部370が端部キャップ2 10にはめ込まれたとき、あるいは底表面380が排出管26の先端側端部に対 して押圧されたときですら、スリット342はわずかに開口するようになってい る。最上表面375もしくは底表面380が凹面形にされたことによって、端部 キャップ210が排出管26にねじ込まれたとき、スリット342の開口する大 きさを使用者がコントロールできるようになった。 スプレーノズル40のこれ以外の構造でも、ここで述べられた発明を具体化で きる。たとえば、上流側導管49が中間導管43からドーム48まで円筒状に延 びて、ドーム48を貫通してドーム形外側表面63まで延びているスリット42 を備えた平面状の内側表面47のところで終端となっていてもよい。中間導管4 3のあとに続く上流側導管49が中間導管43と同心球面になっていなくともよ い。こうすると、上流側導管49は、内部凹部45の軸からオフセットしてある いは傾いて、流動体の流れの方向を変えることができる。さらに、ドーム48の スリット42が第9図に示されたようにドーム48の軸に関してオフセットして あるいはオフセンターした位置にあってもよい。このようにすると、扇形スプレ ーパターンを、ドーム48の軸からあるいはスプレーノズル40の中心線からオ フセットさせた角度に向けることができる。他の態様としては、たとえば、静止 期にもわずかに開口しているスリット42でもよいし、あるいはドーム48の外 側形状で円すい形のもの、円すい台形のもの、四角錐形のもの、もしくは他の形 状のものでもよいし、さらに内側表面47で円すい形のもの、四角錐形のもの、 もしくは他にスリット42に向かって流動体の流れを収束させるような形のもの などがある。ここで述べられた構造と同等の構造を組み合わせて、あるいはその ような構造の一部同士を組み合わせて、さまざまな態様が他にもできる。 本発明によるスプレー式送り出しシステム10、ポンプ装置20、エラストマ ー系スプレーノズル40およびノズル差し込み部100については、何らかの適 切な方法で製造できるが、スプレーノズル40およびノズル差し込み部100を 成形する方法でいまのところ好適なのは、射出成形によるものである。スリット 42および180は、たとえばナイフやレーザーを用いて、加工の後の段階で、 何らかの適切なスライシング技法でつくることができる。さらにまた、容器30 は、よく知られた多様な材料、たとえば高密度ポリエチレン(high-density pol yethylene;HDPE)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalat e;PET)などを使って、吹き込み成形してつくることができる。 スプレーノズル40およびノズル差し込み部100は、エラストマー系材料( すなわちゴム状材料)から製造できる。エラストマー系材料の典型的なものは、 以下の範疇のいずれかに属する。すなわち、熱可塑性エラストマー類(thermopl astic elastomers;TPEs)、熱硬化性エラストマー、エチレン/オクタン(ある いはブテンまたはヘキセン、その他)共重合体、エチレン/ビニルアセーテート (ethylene/vinyl acetate;EVA)共重合体、および以上の混合物などである。 エラストマー系材料の範疇の簡単な説明と実例は以下のとおりである。 TPE類は、ASTM D1556スタンダードで「ゴム状材料で、従来の加硫ゴムと は異なって、熱可塑性材料として処理、リサイクルできるグループ」として定義 されて、3つの主な範疇に分類されている、つまり、1)ブロック共重合体、2 )ゴム/熱可塑性材との混合、および3)エラストマー系合金類(elastomeric alloys;EAs)である。より特定的には、ブロック共重合体は、スチレンゴム( たとえば、Shell ChemicalのKraton(登録商標))、コポリエステル(たとえば 、Du PontのHytrel(登録商標))、ポリウレタン(たとえば、BrayerのTexin( 登録商標))、およびポリアミド(たとえば、AtochemのPebax(登録商標))な どがある。ゴム/熱可塑性材との混合物(エラストマー系ポリオレフィン類、el astomeric polyolefins;TEOsとも呼称する)としては、エチレン−プロピレン −ジエン−モノマー(ethylene−propylene−diene−monomer;EPDM)ゴムとポ リオレフイン(たとえば、Advanced Elastomer Systems L.P.のVistaflex(登録 商標))の混合物、そしてニトリルゴムとPVC(たとえば、DexterのVynite(登 録商標))の混合物などがある。EA類は、動的に加硫されたエラストマー系材料 (EPDM、ニトリル、天然、およびブチルゴム)と、熱可塑性材料(主にPP)の存 在下で、組織をつくる。たとえば、Advanced Elastomer Systems L.P.のSantopr ene(登録商標)がある。TPE類についてはもっと多くのことが、文献から見い出 される。たとえば、ELASTOMER TECHNOLOGY HANDBOOK,N.P.Cheremisinoff,(ed .),CRC Press,Boca Raton,FL(1993)のM.T.Payne,and C.P.Rader,"Thermop lastic Elastomers:A Rising Star"、およびLegge,N.R.ら,(eds),THERMOPLAS TIC ELASTOMERS,Hanser Pub.,New York(1987)などがある。 熱硬化性エラストマー系材料に関して、典型的な例が、Dow Corningのシリコ ンエラストマー系材料のSilastic(登録商標)、Du Pontのフルオロエラストマ ー系材料のViton(登録商標)、そしてAmerican Gasket and Rubber社のBunaゴ ムなどがある。最後に、エチレン共重合体からの例としては、Dowの樹脂類のEng age(登録商標)(オクテンとの共重合体;メタロセン技法を用いている)およ びUnion CarbideのでFlexomer(登録商標)(ブタンおよび/またはヘキセンと の共重合体)があり、そしてEVA共重合体の例としては、Quantumの樹脂のUltrat here(登録商標)およびDu Pontの登録商標でELVAX(登録商標)がある。 エラストマー系材料の他の分類は、物理的および化学的組成よりも物性に基づ いて行われている。該当する物性の中に、硬度、ヤング(引っ張り)および曲げ 弾性率、および引っ張りおよび曲げ強さがある。物質硬度は、ASTM D2240 またはISO 868スタンダードにしたがって測定される。硬度の尺度(scale) としてはショアーAとショアーBがエラストマー系材料に最も頻繁に使われ、ショ アーDはもっと硬い材質の表示である。他のテストに対するASTM(ISO)スタンダ ードは、引っ張り弾性率にはD412(37)あるいはD638(R527)そし て曲げ弾性率にはD790(178)である。エラストマー系材料の化学的およ び物理的組成は、その物性とともに、ノズル材料の選定にあたって考慮すべき事 項である。小出しされる流動体が材料に作用する場合(たとえば、材料を溶解す るあるいは強力に吸収する)もしくは流動体が材料に作用される場合(たとえば 、そのエラストマー系材料から材料成分が出て流動体が汚れる)は特にそうであ る。材料と流動体の間に特に相互作用がない場合は、適切なノズル材料の選択に は物性だけ考慮すればよい。 スプレーノズル40やノズル差し込み部100がつくられるエラストマー系材 料の硬度は、およそ40ショアーAとおよそ60ショアーDの間が好ましく、およ そ65ショアーAとおよそ50ショアーDの間がより好ましく、およそ80ショア ーAとおよそ40ショアーDの間が最も好ましい。ノズルの材料の曲げ弾性率はお よそ1,000psi(およそ6.9MPa)とおよそ25,000psi(およそ17 2.4MPa)の間が好ましく、およそ2,000psi(およそ13.8MPa)とお よそ15,000psi(およそ103.4MPa)の間が好ましく、そしておよそ3 ,000psi(およそ20.7MPa)とおよそ9,000psi(およそ62.9MPa )の間がもっとも好ましい。 本発明のスプレー式送り出しシステム10は、実際にどのような流動体製品で あってもそれを分散するのに、よりコントロールされたより一貫された方法で用 いることができる。しかし、このスプレー式送り出しシステム10を、内部に固 体粒子が懸濁する粘性流動体を分散するために用いるのが、特に有利であること が見い出された。このような流動体は、粒子の実質的な質量、または容積分率を 含んでいる。このような流動体としては、たとえば、料理油、なベコーティング 、芳香油、口内洗浄剤、染料、ヘヤースプレー、潤滑油、液体石鹸、洗浄液、化 粧品、洗濯洗剤、食器洗い洗剤、前処理剤、硬表面洗浄剤、ペンキ、研磨材、窓 用洗剤、さび止め剤、表面コーティングなどがある。 これらの流動体に含まれている粒子は、ドーム48およびスリット42に導か れる上流側導管49の径と等しいかもしくは小さい最大寸法を有していると好ま しい。このスプレー式送り出しシステム10で用いられるのに好ましい液体は、 植物油が高い割合で配合された植物油をベースにした料理油である。この高い割 合とは、およそ80重量%から100重量%である。これらの植物油は植物油と しての性能を高めるために、レシチン、乳化剤、そしてフレーバー強化剤を、た とえばフレーバー固体物質や塩あるいはその他の固体粒子などの他の成分や固体 物質とともに、低い割合で含んでいるのが普通である。たとえば、Crosbyによる 1983年5月24日発行の米国特許第4,385,076号、およびMillisor による1983年5月17日発行の米国特許第4,384,008号を参照され たい。本発明のスプレー式送り出しシステム10で高性能を示す特に好適な料理 油は、植物油、レシチン、固体バターフレーバー粒子(およそ0.13%w/w) 、カロチン、他の液体フレーバーおよび塩粒子(およそ2%w/w)を含んでいる 。このとき、固体フレーバー粒子のおよそ95%からおよそ100%が425μ m(US.40mesh)より小さい粒径を有し、これらの粒子のおよそ15%からおよ そ40%が75μm(US.200mesh)より大きい粒径を有し、およそ30%から およそ50%が53μm(US.270mesh)以上の粒径を有し、およそ35%から およそ60%が38μm(US.400mesh)より大きい粒径を有し、塩粒子の99 .9%が、塊となっていない状態で、25μmより小さい粒径を有し、重み付き 平均粒径は10μmより小さい。ここで用いられている粒径という用語は、粒子 の全体幅もしくは径のことをいう。 流動体と材料との間の相互作用を引き起こすような組み合わせは、料理油と合 成ゴム、あるいはEA類そしてあるいはTEO類との組み合わせである。これらのエ ラストマー系材料は可塑剤を含んでおり、それが料理油内に出ることがあり、か くして料理油が汚れてしまう。したがって、これらの材料は相当する米国FDA規 則のCFR Title 21,Section 177.2600(すなわち「繰り返し使用を意図 されたゴム製品」のための規則)に適合しておらず、料理油を噴霧化させるノズ ルへの使用は認められない。他に相当する米国FDA規則としては、「食料容器の シーリングガスケットによる密閉」のためのCFR Title 21,Section 177. 1210や、[エチレン/ビニルアセテート共重合体類」のための177.13 50、「オレフィンポリマー類」のための177.1520、「ポリエステルエ ラストマー類」のための177.1590,および「スチレンブロック共重合体 類」のための177.1810などがある。固体状のバターフレーバーの粒子と 塩粒子を懸濁させた植物油をベースにした料理油を用いたとき、FDA規則CFR Tit le 21,Section 177.2600に特定された抽出試験を行う必要なしに適 切に用いることができる熱可塑性エラストマー系材料は、たとえば曲げ弾性率が 73°Fで4,000psiのHytrel(登録商標)3078のようなコポリエステ ル類である。 実施例 本発明によるスプレー式送り出しシステム10の一例をあげると、「922In dustrial Sprayer」があるが、これは、Hytrel3078エラストマー系材料から できた差し込み部を有しドーム形チップとポリプロピレン端部キャップを備えた ノズルが取り付けられた、手動時のポンプである。厚さがおよそ0.017in. で内径がおよそ0.04in.のドームを備えたノズルで、およそ5in./sの作動速 度で10,000回の作動サイクルのテストを行った。使用した流動体は、上述 の特に好適な料理油である。ここでは2,000回の作動ごとに詰まりがおこり やすくなった、しかしこれらの詰まりはそれぞれ直後の作動サイクルの間に(す なわち、次の15回以内の作動サイクルの間に)一掃された。 比較例として、本発明の同じポンプ式スプレーで、およそ250μmの短軸と およそ900μmの長軸とを有した楕円形オリフィスを有する典型的な剛性の扇 形スプレータイプのノズルが、取り付けられているものを用いた。ここでは、上 記と同じテストを行ったときに150作動サイクルという早さで詰まりがおこり やすくなった。そしてこの詰まりの多くは直後に一掃できずに、多数回(すなわ ち、100回あるいはそれより多くの回数)の小出しストロークを続けて、取り 除かなければならなかった。 本発明の特定の例と態様を示して述べてきたが、本発明の示唆から離れること なく、スプレー式送り出しシステム10とその組立や運転方法について、種々の 変更が可能である。本発明を述べる上で使用されている用語は、説明のために使 われているだけで限定するものではなく、その用語と同等で請求の範囲に含まれ るすべてのものを含めようとするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ロバート、エドワード、ストーリー アメリカ合衆国オハイオ州、ミドルタウ ン、ウェスト、アレクサンドリア、ロー ド、6594

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 流動体を小出しするためのスプレー式送り出しシステムにおいて、 (a)入口側部と出口側部とを備えたハウジングを含むスプレーノズルであっ て、前記ハウジングが、前記入口側部を通る少なくとも1つの導管と、前記出口 側部に少なくとも1つのドーム形チップとを有して、このドーム形チップが内側 表面と同心球面の外側表面を有しさらに前記外側表面と前記内側表面との間に0 .005インチから0.04インチの厚さを有し、前記内側表面が内径を有しこ の内径が0.02インチから0.1インチであり、前記導管が前記ドーム形チッ プの内側表面のところで終端となり、前記ドーム形チップが前記内側表面から前 記外側表面を通って貫通して延びるスリットを有し、その結果、前記導管と前記 スリットとの間で流動体が連通し、前記スリットは通常は閉じた状態に維持され 、さらに前記スプレーノズルが1,000psiから25,000psiの曲げ弾性率 を有するエラストマー系材料からできている、スプレーノズルと、 (b)手動式のポンプ装置であって、入口通路、ポンプ室と、先端側端部を有 する排出通路とを、これらすべての間で流動体が連通した状態で含み、前記スプ レーノズルの前記導管が前記排出通路の前記先端側端部に流動体が連通した状態 で取り付けられて、その結果、ポンプ装置の作動にあたって前記流動体が前記入 口通路を通って前記ポンプ室内に押圧されそれから前記排出通路を通って前記導 管内に120psiから170psiの液圧を生じさせ、この液圧によって前記ドーム 形チップの前記スリットが弾性的に開口し細長い開口部を形成しこの開口部を通 って前記流動体が扇形に噴霧化されたスプレーとなって小出しにされる、ポンプ 装置とを含むことを特徴とする前記送りだしシステム。 2. 前記スプレーノズルがエラストマー系の差し込み部と、剛性の端部キャ ップとを含み、前記剛性の端部キャップが中空で開口端部を有し、前記差し込み 部が前記導管と前記ドーム形チップとを有し、前記差し込み部が前記剛性の端部 キャップ内に配置され、その結果、前記スリットが前記開口端部の1つと配置整 合される、請求項1記載のスプレー式送りだしシステム。 3. 前記ノズル差し込み部が前記ドーム形チップに隣接する最上表面とこの 最上表面と反対側の底表面とを有し、前記最上表面と前記底表面のうち少なくと も1つが凹面形である、請求項2記載のスプレー式送り出しシステム。 4. 前記スプレーノズルが単一の一体型部品として成形されている、請求項 1記載のスプレー式送り出しシステム。 5. 前記ドーム形チップが球台形である、請求項1乃至4のいずれかに記載 のスプレー式送り出しシステム。 6. 前記エラストマー系材料が熱可塑性コポリエステルである、請求項1乃 至5のいずれかに記載のスプレー式送り出しシステム。 7. 前記スリットが前記ドーム形チップに対してオフセットした位置に配置 されている、請求項1乃至6のいずれかに記載のスプレー式送り出しシステム。 8. 通気用通路をさらに含み、この通路が外側大気から前記導管まで延びて 、前記排出通路の通気が流動体の漏れが最小の状態でできるようになっている、 請求項1乃至7のいずれかに記載のスプレー式送り出しシステム。 9. 前記流動体を保存する容器をさらに含み、前記手動式のポンプ装置が前 記容器に取り付けられて、その結果、前記入口通路が前記容器内に保存された前 記流動体と連通するようになっている、請求項1乃至8のいずれかに記載のスプ レー式送り出しシステム。 10. 前記流動体が、植物油をベースにして固体粒子を内部に懸濁させた料 理油である、請求項1乃至9のいずれかに記載のスプレー式送り出しシステム。
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