JP2001505757A - 過電流低減によって対象物を過電流に対して保護する装置および方法 - Google Patents

過電流低減によって対象物を過電流に対して保護する装置および方法

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アセア、ブラウン、ボベリ、アクチエボラーグ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、電力設備において電力ネットワーク(3)に接続された対象物(1)または電力設備の中に含まれるその他の機器を故障に関連する過電流から保護する装置および方法に関するものである。前記装置は、前記対象物とネットワーク/機器との間のライン(2)中に配置された開閉装置(4)を含む。対象物と開閉装置との間のライン(2)が対象物(1)に向かう過電流の低減構造(5)に対して接続され、この過電流低減構造(5)は開閉装置(4)の遮断時間より実質的に短い時間中に過電力状態検出構造(11−13)の支援によって過電流低減のために作動する。

Description

【発明の詳細な説明】 過電流低減によって対象物を過電流に対して保護する装置および方法 発明の分野および先行技術 本発明は、電力設備の電カネットワークに接続された物体または電力設備の中 に含まれるその他の機器を故障に関連する過電流から保護するために電力設備の 中に備えられる装置であって前記物体とネットワーク/機器との間のライン中に 配置された開閉装置を含む装置に関するものである。さらに本発明は物体を過電 流から保護する方法に関するものである。 問題の電気的対象物は、故障に関連する電流、すなわち実際上短絡電流に対す る保護を必要とする磁気回路を有する回転電機、例えば発電機、モータ(同期お よび非同期モータ)または同期補償器によって形成される。下記に詳細に説明す るように、この回転電機の構造は通常技術および非通常技術に基づいている。 本発明は中電圧または高電圧に関連して適用されるものとする。IEC規格に よれば、中電圧は1−72.5kVを指し、これに対して高電圧は>72.5k Vを指す。従って、送電、二次送電、および配電レベルが含まれる。 この種の先行技術の電力設備においては、問題の対象物の保護のために、回路 遮断に際して動電分離を生じるような設計の通常の回路遮断器(開閉装置)を使 用してきた。この回路遮断器は非常に高い電流と電圧を遮断できるように設計さ れなければならないので、この種の回路遮断器は比較的大きな慣性を有する大型 設計となり、これがその比較的長い遮断時間に反映する。主として目的とされる 過電流は保護される対象物の電気絶縁系統中の故障の結果として生じる短絡電流 である事を指摘しよう。このような故障は、外部ネットワーク/機器の故障電流 (短絡電流)が対象物の中に生じた電弧を通して流れようとする事を意味する。 その結果非常に大きな破壊電圧を生じる。スエーデンの電力ネットワークの場合 、限界短絡電流/故障電流は60kAである。実際に短絡電流は40−50kA に達する事ができる。 前記の回路遮断器ついての問題点はその長い遮断時間である。完全に実行され た遮断の限界遮断時間(IEC規格)は150ミリ秒(ms)である。この遮断 時間を実際の場合に対応して50−130ms以下まで低減させる事は困難を伴 う。その結果非保護対象物中に故障が存在する場合、回路遮断器の遮断動作に必 要な全体時間中に対象物を通して非常に高い電流が流れる。この時間中に、外部 電流ネットワークの全故障電流が非保護対象物に対して大きな負荷を加える。非 保護対象物に対する損害と完全破壊を防止するため、先行技術によれば非保護対 象物が回路遮断器の遮断時間中に大きな損害を受ける事なく短絡電流/故障電流 を通す事ができるように対象物を構成してきた。被保護対象物中の短絡電流(故 障電流)は、故障電流に対する対象物そのものの寄与と、ネットワーク/機器か ら発生する電流追加分とから成る事を事を注意しよう。故障電流に対する対象物 そのものの寄与は回路遮断器の動作によっては影響されないが、故障電流に対す るネットワーク/機器からの寄与は回路遮断器の動作に依存する。被保護対象物 を相当の時間中、高い短絡電流/故障電流に耐えるように被保護対象物を構成し なければならない事は、高価な設計と性能の減退の形の大きな不利益をもたらす 。 本明細書における回転電機は、主として下記において全体的に電力ネットワー クと呼ばれる配電ネットワークおよび送電ネットワークに接続するための発電機 として使用される同期電機を含むものとする。また同期電機はモータとして使用 され、また位相補償および電圧制御のために機械的アイドリング電機として使用 される。またこの技術分野は二重被給電機械、非同期コンバータ・カスケード、 外部電極電機、および同期磁束電機を含む。 このコンテキストにおける磁気回路はエア・ワウンドとする事ができるが、垂 直または配向された積層シートまたはその他の、例えば無定形物質または粉体ベ ース物質の磁気鉄心を含む事ができ、または交流磁束を可能とするためのその他 任意の機器、巻線、冷却系統を含む事ができ、また電機の固定子または回転子、 またはその両方の中に配置する事ができる。 従って本発明の主たる意図は、あらゆる種類の高電圧電力ネットワークに対し て直接に接続される非通常型回転電機を保護するにある。このような電機はその 磁気回路がネジ込み型導線を有するように設計され、この導線が固体絶縁素子に よって絶縁されまたこの導線の中にアースが合体される。 非通常型電機を説明のため、まず同期電機によって代表される回転電機を簡単 に説明する。この説明の第1部分はこの種の電機の磁気回路および先行技術によ るその構成法に関するものである。磁気回路は多くの場合に固定子の中に配置さ れるのであるから、下記において磁気回路を原則的に積層シート金属鉄心を有す る固定子として説明する。この磁気回路の巻線を固定子巻線と呼び、また積層鉄 心中に巻き込むために配置されたスロットを固定子スロットまたは単にスロット と呼ぶ。 多くの同期電機は回転子中に磁界巻線を有し、この場合、主磁束は直流電流に よって発生され、また固定子中に交流巻線を有する。同期電機は原則的に3相設 計であって、本発明は主としてこの種の電機に関するものである。場合によって は同期電機は突極を有するように設計される。しかし、2極または4極ターボ発 電機および二重給電型電機については円筒形回転子が使用される。後者は回転子 中に交流巻線を有し、またこれは電力ネットワークの電圧レベルに対応するよう に設計する事ができる。 大型同期電機の固定子本体はしばしば溶接構造の鋼板で製造される。積層鉄心 は原則的にワニス処理された0.35または0.5mm電機鋼板から成る。少な くとも中型または大型電機については、放射方向通気および冷却のため、積層鉄 心は放射方向または軸方向通気チャンネルを有するパッケージ状に分割される。 大型電機の場合、鋼板はセグメント状に打ち抜かれ、これらのセグメントが固定 子本体に対してクサビ/ダブテールによって固着される。積層鉄心は加圧フィン ガーおよび加圧プレートによって保持される。固定子巻線が積層鉄心中のスロッ トの中に配置され、これらのスロットは原則的に長方形または台形の断面を有す る。 多相交流巻線は単層巻線としてまたは2層巻線として設計される。単層巻線の 場合、スロットあたり1つだけコイル辺が存在し、2層巻線の場合、スロットあ たり2つのコイル辺が存在する。コイル辺とは、導線が高さおよび/または幅に おいて一緒に成されまた1つの共通コイル絶縁素子、すなわちアースに対する電 機の定格電圧に耐えるための絶縁素子を備えた1つまたは2つの導線を言うもの とする。2層巻線は通常、ダイヤモンド巻線として設計されるが、対応の単層巻 線はダイヤモンド巻線または平型巻線として設計される。ダイヤモンド巻線の場 合、単一のコイルスパン(または場合によっては2つのコイルスパン)が生じる が、平型巻線は同心巻線として設計される。すなわち大きく変動するコイルスパ ンを有する。コイルスパンとは、極ピッチに関連してまたは中間スロットピッチ の数において同等のコイルに属する2つのコイル辺間の円形測定された間隔を意 味するものとする。通常、巻線に所望の特性を与えるために、種々のコーディン グ変数、例えば分数ピッチが使用される。 巻線の型は、スロット中のコイル、すなわちコイル辺を固定子外部において、 すなわちコイル末端において相互に連結する方法を示す。代表的なコイル辺はい わゆるレーベル・バーによって形成される。この場合、レーベル・バーの一部が 冷媒のために中空に成されていた。レーべル・バーは複数の長方形の、並列に接 続された銅の導線から成り、これらのバーがスロットにそって360°交差配置 される。540°の交差配置およびその他の交差配置を有するリングランド・バ ーも存在する。循環電流を防止するために交差配置が必要である。各ストランド の間に、薄い絶縁素子、例えばエポキシ/ファイバグラスが存在する。スロット と導線間の主絶縁素子は例えばエポキシ/ファイバグラス/雲母から成り、また 外部に電界の平衡のために使用される薄い半導体アース電位層を有する。鋼板の 堆積の外部には外側半導体アース電位層を有しないが、放射方向電界を軸方向電 界に変換するためのいわゆるコロナ保護ワニスの形の電界制御素子を有する。こ れはコイル末端の絶縁がアースに対して高い電位で生じる事を意味する。電界制 御はしばしばコイル末端区域にコロナを発生させる問題点を示し、これは破壊的 な場合がある。 原則としてすべての大型電機は2層巻線と対応の大きなコイルとを有するよう に設計される。各コイルの一方の辺が一方の層の中に配置され、他方の辺が他方 の層の中に配置される。またこれは、コイルがコイル端において相互に交差する 事を意味する。2層以上が使用されると、これらの交差が巻線の作用を困難にし 、またコイル端を破壊する。 前述した内容は回転電機に関する古典的な技術に属するものと言う事ができよ う。 この数10年間に、回転電機に対して先行技術の設計および製造におけるより も高い電圧に関する要求が増大している。先行技術において良好なコイル生産性 を有する同期電機について達成できる最大電圧レベルは約25−30kVである 。また一般に、電力ネットワークに対する同期電機/発電機の接続はΔ/Y接続 されたいわゆるステップアップ変圧器を介して実施されなければならない事は周 知である。これは、電力ネットワークの電圧が原則的に回転電機の電圧より高い レベルにあるからである。従ってこの変圧器は同期電機と共に、電力設備の一体 的部分を成す。変圧器は余分のコストを成し、またシステムの全体効率が低下さ れるという欠点を伴なう。従ってはるかに高い電圧の電機を製造する事が可能な ら ば、ステップアップ変圧器を省略する事ができよう。 同期電機の設計に関する新しいアプローチの試みが特にエレクトロテヒニカ誌 1970、第1号、pp6−8に掲載の論文「水−油冷ターボ発電機TVM−3 00」、米国特許第4,429,244号「発電機の固定子」、およびソ連特許 文献CCCP特許955369に記載のされている。 エレクトロテヒニカ誌に掲載の水−油冷同期電機は20kVまでの電圧用であ る。この論文は油/紙絶縁素子から成る新規な絶縁システムを開示し、この絶縁 システムは固定子を完全に油の中に浸漬させる事ができる。この場合、油は絶縁 体として使用されると同時に冷媒として使用される。固定子中の油が回転子に向 かって漏出する事を防止するため、鉄心の内側面に誘電性油分離リングが備えら れている。固定子の巻線は油/紙絶縁体を備えた楕円形中空形状の導線から成る 。絶縁体を備えたコイル辺がクサビによって長方形断面を有するスロットの中に 固着される。中空導線中においても固定子壁体の孔の中においても、冷媒として 油が使用される。しかしこのような冷却システムは、コイル端において油と電気 との多数の接続部を伴なう。また厚い絶縁体は導線の曲率半径を増大させ、その 結果として巻線張り出しの寸法を増大させる。 前記の米国特許は、固定子巻線用の台形スロットを備えた積層薄板の磁気鉄心 を含む同期電機の固定子部分に関するものである。中立点に最も近く配置された 巻線部分の配置される回転子の内側に向かって固定子巻線の絶縁の必要性が小さ くなるのでスロットは先細を成す。さらに、鉄心の内側面に最も近い固定子部分 は誘電性油分離円筒体を成す。この部分はこのリングを有しない電機に対して磁 化要求を増大する。固定子巻線は、各コイル層について同一直径の油浸漬ケーブ ルから成る。これらのコイル層は、スロット中にクサビで固着されたスペーサに よって相互に分離される。この巻線について特殊な事は、この巻線が直列に接続 された2つのいわゆる半巻線から成る事である。2つの半巻線の一方が絶縁スリ ーブの中に配置され定心される。固定子巻線の導線は周囲の油によって冷却され る。システム中のこのように大量の油を使用する問題点は、漏れの危険性と、故 障条件から生じる多量の清掃作業である。スロットの外部に配置された絶縁スリ ーブ部分は円筒形部分と円錐形末端とを有し、この円錐形末端の機能はケーブル が積層鉄心から出る区域において電界強さを制御するにある。 ソ連特許955369から明かなように、同期電機の定格電圧を上昇させよう とする他の試みとして、油冷却固定子巻線はすべての層について同一サイズの通 常の高圧ケーブルを含む。ケーブルは、ケーブルの断面に対応しケーブル固定用 および冷媒用のスペースを有する円形放射方向開口として形成された固定子スロ ットの中に配置される。巻線の放射方向に配置された各層が絶縁管によって包囲 されまたその中に固定される。絶縁スペーサがこれらの管を固定子スロットの中 に固定する。油冷の故に、この場合にも油冷媒を内部エアギャップに対して密封 するために、内部誘電リングが必要とされる。このソ連特許明細書に図示の構造 は絶縁部品または固定子スロットを減少させない。この構造は各固定子スロット の間に非常に薄い放射方向ウエストを含み、これは大きなスロットから漏れる流 れを意味し、これが電機の磁化要求に大きく影響する。 前述した各参照文献による電機の設計は、固定子中の電磁物質が最適に使用さ れない事を意味する。固定子の歯部は磁気の観点からはコイル辺のケーシングに 対してできるだけ近く隣接しなければならない。各放射方向水準において最大幅 を有する固定子歯部を備える事が望ましい。歯部の幅は電機の損失に大きく影響 し、従って必要な磁化に影響するからである。これは特に高電圧電機にとって重 要である。スロットあたりの導線の数が高電圧に伴なって多くなるからである。 本発明の目的 本発明の主目的は対象物の保護を改良し従って対象物に対する負荷を低減させ る装置および方法を提供するにある。これは、対象物そのものが最大限度の短絡 電流/故障電流に比較的長い時間耐えるように設計される必要がない事を意味す る。 本発明の第2の目的は、回転電機に対して十分な保護を与えるような保護装置 および保護法を提供するにある。この装置の設計は非通常設計原理に基づき、こ れはこの設計が現在の通常電機と同程度の内部および外部から発生する故障関連 過電流に対する抵抗性を有しない事を意味する。 発明の概要 本発明によれば、前記の目的は、対象物と開閉装置との間のラインが過電流低 減構造に対して接続され、この過電流低減構造は開閉装置の遮断時間より実質的 に短い時間中に過電力状態検出構造の支援によって過電流低減のために作動する 事によって達成される。 このようにして、本発明は遮断のために最後に動電流分断を生じる開閉装置の みに依存するのでなく、過電流の実際の遮断を生じるのでなく、被保護対象物が 実質的に低いひずみを受け従って小量の損傷を受ける程度に過電流を低減させる 急速作動型過電流低減構造を使用する原理に基づいている。従って、過電流/故 障電流の減少とは、開閉装置が動電流分断を成す際に、被対象物中への全エネル ギー注入量が過電流低減構造の存在しない場合よりもはるかに小となるであろう 事を意味する。 本発明の特に好ましい実施態様によれば、すでに過電流低減構造によって低減 された電流が被保護対象物中に流入する時間を短縮させる手段が備えられている 。そのため本発明の装置は、回路遮断器と対象物との間のライン中に配置された 他のブレーカを含み、前記の他のブレーカは開閉装置より低い電圧と電流で遮断 を生じるように設計され、また従ってこのブレーカはその可動接点の運動量と重 量 が小であるので、開閉装置よりも短い遮断時間を有するように設計される。また 前記他のブレーカは被保護対象物にむかうまたは被保護対象物から離れる方向の 過電流が過電流低減構造によって低減されてしまうまでは遮断しないように構成 されている。さらに詳しくは前記の他のブレーカの可動接点の運動量が低電圧の 故に小となり、また低電流は大きな接点区域を必要としないので接点重量が低く 保持される。 請求の範囲においてさらに詳細に定義されるように、本発明はケーブルテクノ ロジーによって設計された磁気回路を有する回転電機に適用される。これらの電 機は一部の条件において、電位的故障に対して敏感となる。これらの設計は例え ば、現在電力分野で使用される通常の構造よりも低いインピーダンスを与えられ る事ができる。これは、現在の通常の電機によって示されるよりも故障関連過電 流に対する低い抵抗性を意味する。また電機が最初から今日の通常の電機よりも 高い電圧で作動するように設計されていれば、これによって生じる高い電界から 生じる絶縁システムに対する歪みがもちろん大きくなる。これはこのような電機 がより効率的であり、より経済的であり、機械的に軽く、信頼度が高く、運転コ ストが低くなり、一般に通常の電機よりも経済的であり、またこのような電機は 他の電磁装置に対して接続する事なく運転できる事を意味するが、このような電 機はその電流遮断の結果を除去しまた少なくとも低減させるための電気的保護に 関して大きな要求を提出する。従って本発明による保護装置とこのように設計さ れた回転電機との組合せはプラント全体の最適化を意味する。 本発明によって意図される電機は、上述したΔ/Y接続ステップアップ変圧器 が除去されうる程度に高い電圧で作動する。すなわち先行技術の電機よりも相当 に高い電圧を有する電機は、あらゆる型の高電圧で作動する電力ネットワークに 直接に接続する事ができるように意図されたものである。これは回転電機を備え たシステムの投資コストを低下させ、システムの全体効率を増大させうる事を意 味する。 本発明による回転電機は固定子に対する熱応力を大幅に低下させる。電機の一 時的過負荷はそれほど危険でなくなり、電機を損傷を生じるおそれなく、より長 い期間、過負荷運転する事が可能となる。これは、電力設備の所有者にとって大 きな利点になる。今日、電力設備の所有者は電機の操作上の擾乱に際して、法律 によって定められた送電必要条件を保証するため、迅速に他の装置に切り替えな ければならないからである。本発明による設計の回転電機を使用する場合、電機 を電力ネットワークに接続するためにシステム中に変圧器が含まれる必要がない ので、保守費用が大幅に低下される。 また本発明は電力ネットワークに直接に接続される同期補償装置を含む。 回転電機の出力を増大するため、交流コイル中の電流を増大する試みが成され ている事は知られている。これは、導電性材料を最適化する事により、すなわち 長方形回転子スロットの中に長方形導線を緊密に封入する事によって実施されて いた。その目的は、絶縁材料の量を増大しまたより温度抵抗性で、従って高価な 絶縁材料を使用する事によって、前記のようにして生じる温度上昇を処理するに あった。また高温と絶縁材料に対する磁界負荷は絶縁体の寿命に関する問題を生 じた。例えば雲母テープの含浸層を含む高圧装置に使用される比較的厚い壁体の 絶縁層においては、部分放電が深刻な問題を生じる。このような絶縁層の製造に 際して、空洞、細孔などが容易に発生し、絶縁体に高電解強さを加えた時にこれ らの中に内部コロナ放電が発生する。これらのコロナ放電は材料を徐々劣化させ 、絶縁体を通しての放電を生じるに至る。 回転電機の出力を技術的にまた経済的に調整可能に増大するためには、絶縁体 が前記のような現象によって放電しないようにしなければならない。これは、空 洞と細孔のリスクが最小限となるように製造された絶縁システムを使用して達成 する事ができる。そのため、巻線中に含まれる少なくとも1つの導線回りの絶縁 システムが前記絶縁材料から成る絶縁層を含み、この絶縁層の回りに半導体物質 の外側層が配置される。この絶縁層の内側に内側半導体物質層が配置される。前 記の少なくとも1つの導線は前記の半導体内側層の内部に配置される。 優れた熱抵抗を得るためには、内側層と外側層の少なくとも一方が絶縁物質と 同程度の熱膨張計数を有する事が望ましい。実際上、内側層および外側層と絶縁 物質は実質的に同等の熱膨張計数を有する。これは、内側層と外側層が絶縁物質 に対して界面全体にそって接合されているので、絶縁物質と内側層および外側層 が一体的部品を成し、相異なる熱膨張による欠陥が生じない事を意味する。絶縁 層の回りに配置された内側および外側の半導体層が等電位面を成し、従って絶縁 物質中の電界が絶縁物質全体にわたって均等に分布される事の結果として、絶縁 層に対する電機負荷が増大する。外側半導体層はアースまたはその他の低電位に 対して適当に接続されている。これは、このようなケーブルの場合に絶縁物質の 外側層がケーブルの全長にそってアース電位に保持される事を意味する。 また外側半導体層は導線の長さにそって適当な箇所で切断され、切断された各 部が直接にアース電位に接続される。外側半導体層の回りに、他の層、ケーシン グなど、例えば金属シールドおよび保護マントルを配置する事ができる。本発明 の改良として、コイルとスロットを備え、これらのコイルをスロットの中に長方 形ではなく丸く配置する事ができる。コイルの断面を丸くする事により、これら のコイルは一定の磁界によって包囲され、磁気分離を生じるような集中が避けら れる。またコイル中の電界がコイルの断面全体に均等に分布され、絶縁体に対す る局所的負荷が大幅に軽減される。さらに、コイルグルーブあたりのコイルの辺 数が増大して、導線中の電流を増大させる事なく電圧の増大が生じるように、円 形コイルをスロットの中に配置する方が容易である。 また導線を小部分、いわゆるストランドによって構成する事によって改良が得 られる。これらのストランドは相互に絶縁され、少数のストランドのみが非絶縁 状態に残されて、内側半導体層と接触し、導線と同一電位にする事ができる。 外側半導体層は、導線の長さにそって電位に等化が得られるような電機特性を 示さなければならない。しかし、外側層は電流が表面にそって流れるような導電 特性を示してはならない。これは損失を伴い従って望ましくない熱負荷を生じる からである。内側半導体層は電位等化を補償するのに十分な導電性を有して、こ の内側層の外側において電界の等化を生じなければならないが、他方そのために は抵抗が過度に小さくない必要がある。内側および外側層の抵抗は、10-6Ωc m、適当には10−3−1000Ωcm、好ましくは1−500Ωcmの範囲内 とする事が好ましい。 巻線を形成するために可撓性のケーブルを使用する事は、巻線作業がケーブル 挿入操作によって実施され、ケーブルが磁気鉄心のスロットの開口の中に挿入さ れる事を意味する。 外側半導体層はアース電位またはその他の比較的低い電位に接続されるのであ るから、この外側層は本質的に電界をこの層の内部に囲い込むように作用する。 電界を絶縁体の中に包囲するように外側および内側の半導体層によって包囲され た固体絶縁層を含む絶縁システムを使用する事は先行技術と比較して実質的な改 良を示し、液体またはガス絶縁物質を使用する必要を完全に無くす。 回転電機をあらゆる型の高圧電力ネットワークに直接に接続する際に生じる問 題点を解決するため、本発明による電機は下記の多くの特徴を有し、これらの特 徴の故に本発明の電機は古典的なテクノロジーおよび最近発表されたテクノロジ ーに関して先行技術と実質的に区別される。 −前述のように、巻線は1つまたは複数の固体絶縁導線を含むケーブルから成 り、絶縁層の回りに導電層を含む。この種の二、三の代表的導線はXLPEケー ブル(架橋ポリエチレン)またはEPゴム絶縁層を有するケーブル(EP=エチ レン−プロピレン)である。しかし、ケーブルは導線のストランドおよび半導体 層に関する限りさらに改良されなければならない。 −好ましくは円形断面を有するケーブルが使用される。しかし、封入密度をさ らに高めるためには、他の断面を有するケーブルを使用する事もできる。 −このようなケーブルを使用する事により、磁気鉄心はスロットと歯部に関し て本発明の新規な最適手法で設計する事が可能である。 −磁気鉄心の最良使用のため、トラッピング絶縁によって巻線を実施する。 −スロットの設計が巻線のケーブルの断面に適合させられ、これらのスロット は軸方向および相互に放射方向に延在する複数の円筒形開口として形成され、固 定子巻線の層間を走る開いたウエストを備える。 −溝の設計は配置されるケーブルの断面に対して調節される。 −スロットの設計はスロットのトラッピング絶縁に適合させられる。 −ストランドに関する改良は、巻線の導線が非絶縁ストランドおよび絶縁スト ランドの複数層から成り、これらの層が相互に結合されるが必ずしも相互に交差 されていないように構成されるにある。 −外側ケーシングに関する改良は、外側ケーシングが導線の長さにそって適当 箇所において切断され、切断された各部分がアース電位に直接に接続されるにあ る。 −巻線は好ましくはコイル端の数を減少させるため、好ましくは多層同心ケー ブル巻線として実施される。 これらの特徴は先行技術による電機に対して下記のような多数の利点を有する 。 −トラッピング絶縁は、放射方向伝搬とは独立にほとんど一定の歯部幅を使用 できる事を意味する。 −このようなケーブルの使用は、巻線の外側半導体層がその全長にそってアー ス電位に保持される事を意味する。 −重要な利点は、外側半導体層の外側のコイル端区域において電界がゼロに近 い事、および外側半導体層がアース電位にある時、電界を制御する必要がない事 である。これは、鉄心の中においても、コイル端区域においても、またはその遷 移区域においても電界集中が得られない事を意味する。 −絶縁および非絶縁の結合ストランドと、非交差ストランドの混合はそれぞれ 低い追加コストを含む。 要約すれば、本発明による回転電機は対応の先行技術の電機に対して多数の重 要な利点を示す。第1に本発明の電機はあらゆる型の高圧電力ネットワークに対 して直接に接続できる。第2の利点は、巻線全体においてアース電位が常に保持 される事にあり、これはコイル端区域がコンパクトに成されまたコイル端区域の 支承手段が実際にアース電位で適用される事を意味する。さらに重要な利点は油 ベース絶縁と冷却システムがなくなる事である。これは密封の問題が生じる事な くまた前述の誘電リングが必要ない事を意味する。また1つの利点は強制冷却全 体がアース電位で実施できる事である。本発明による回転電機の場合、設置の観 点からスペースおよび重量の大きな節約が得られる。本発明の電機についてもス テップアップ変圧器についても先行技術の絶縁設計を使用しないからである。 本発明、特に本発明による方法のさらに他の利点および特徴は下記の説明およ び請求の範囲から明かである。 図面の簡単な説明 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが、本発明はこれに 限定されない。図面において、 第1図は本発明の基本的原理を示す概略図、 第2a−d図は本発明による保護装置を使用した場合と使用しない場合の故障 電流とエネルギーの時間に対する展開を示すグラフ、 第3図は本発明による装置の可能な実施態様の概略回路図、 第4図は過電流低減構造の他の可能な設計を示す概略回路図、 第5図は発電機、変圧器およびこれらに接続された電力ネットワークを含む電 力設備に適用された本発明の装置を示す概略回路図、 第6図は本発明による保護装置によって保護するに適した型の回転電機の磁気 回路の巻線を形成するためのケーブルの一部破断斜視図、また 第7図は本発明による保護装置を使用するに適した回転電機中の磁気回路のセ クタ/極ピッチの実施態様の軸方向断面図である。 好ましい実施態様の詳細な説明 被保護対象物1を含む発電プラントを第1図に図示する。下記に説明するよう に、この対象物は例えば発電機から成る。この対象物はライン2によって外部配 電ネットワーク3に接続されている。3で示す装置は、配電ネットワークでなく 、電力設備中に収容されたその他の装置から成る事ができる。この電力設備は、 対象物1の中に故障が生じてネットワーク/装置3から対象物1に向かって故障 電流を発生し、この故障電流が対象物を通して流れる際に、主として対象物1そ のものがネットワーク/装置3からの故障電流に対して保護されるように構成さ れている。前記の故障は対象物1中において形成された短絡である場合がある。 短絡は2または2以上の地点間の意図されない電流導通路である。短絡は例えば 電弧から成る。この短絡とその結果としての激しい電流は相当の損害をもたらし 、場合によっては対象物1の全体的破壊を生じる可能性がある。 少なくともある種の型の被保護電気対象物1の場合、この対象物に対して有害 な短絡電力/故障電力が被保護対象物からネットワーク/装置3に向かって流れ る可能性のある事はすでに指摘されている。本発明の発明の主旨の範囲内におい て、本発明の装置は、対象物に向かって流れる外部電力から対象物を保護するた めのみならず、対象物の中を反対方向に流れる内部故障電力から対象物を保護す る目的で使用されるものである。この点については下記においてはさらに詳細に 説明する。 下記において、数字3は説明の簡単のため外部電力ネットワークから成るもの と記載されている。しかし、故障を生じた時に対象物1を通る激しい電力を生じ る限りこのようなネットワークではなくその他二、三の装置を含む事ができるも のと留意されたい。 対象物1とネットワーク3の間のライン2の中に通常の回路遮断器4が配置さ れている。この回路遮断器はライン2の中に過電流を生じた事実を表示する状況 を検出するための少なくとも1つのそれ自体のセンサを含んでいる。このような 状態は電流/電圧の故障のみならず、故障の存在する事を示すその他の状態であ る。例えばセンサは電弧センサとする事ができ、また短絡音響を記録するセンサ などとする事ができる。センサが一定レベル以上の過電流を表示する場合、回路 遮断器4が生かされて対象物1とネットワーク3との間の接続を遮断する。しか し回路遮断器4は全短絡電流/故障電流を遮断しなければならない。従って遮断 器は高度の要件を満たすように設計されなければならず、これは実際上遮断器が 比較的ゆっくりと作動する事を意味する。第2a図の電流/時間ダイヤグラムに ついて説明すれば、時間tfaultにおいて対象物1の中に故障、例えば短絡が生 じた時、第1図において数字2で示すライン2の中を流れる故障電流が急速に電 流量i1をとる。この故障電流i1は前記の時間tfault後の少なくとも150 ms以内の時間t1において回路遮断器4によって遮断される。第2b図はダイ ヤグラムi2/tを示し、従って短絡の結果として被保護対象物1の中に発生し たエネルギーを示す。従って短絡電流の結果として発生する対象物中へのエネル ギー注入は第2d図中の外側長方形の全面積によって表される。 この点について述べれば、第2a図乃至第2c図に示す故障電流は極端値の包 絡線を表す。説明の簡単のためダイヤグラムの中には一方の極性のみを示した。 回路遮断器4は、金属接点の分離によって動分流分断を生じるような設計であ る。従って、回路遮断器4は原則として電弧消去のための補助装置を必要とする 。 本発明によれば、対象物1と開閉装置4との間のライン2は、対象物1に向か う過電流を減少させる構造5に接続されている。この構造は、回路遮断器4の遮 断時間より実質的に短い時間中に過電流状態を検出する構成によって過電流を減 少させるように作動する。従ってこの構造5は、なんらの動電流分断を実施する 必要のないように設計されている。従って、ネットワーク3から被保護対象物1 に流れる電流を完全に除去する必要なく非常に急速に電流を低下させるための条 件が作られる。第2b図は第2a図の場合と異なり、本発明による過電流減少構 造5が時間tfaultにおける短絡電流の発生に際して生かされ、時間t2におい て過電流をレベルi2まで低下させる動作を示す。従って時間間隔tfault−t 2は過電流低下構造5の反作用時間を示す。構造5のタスクは故障電流を遮断す るのではなく単に低下させるのであるから、この構造は極めて迅速に反作用させ られ、この点については下記にさらに詳細に説明する。例えば、レベルi1から レベルi2への電流低下は、許容不能の過電流状態が検出された後1msまたは 数ms以内に実施される事を注意すべきである。従ってこの場合、電流減少を1 ms以下の短時間で、好ましくは1マイクロ秒より迅速に実施する事が意図され ている。 第1図に見られるように、本発明の装置はライン2の中に回路遮断器4と対象 物1との間に配置された全体として6で示す第2ブレ一力を含む。この第2ブレ ーカは回路遮断器4よりも低い電圧と電流において遮断するように設計され、従 って回路遮断器4よりも短い遮断時間で作動するように設計されている。第2ブ レーカ6は、ネットワーク3から対象物1に向かう過電流が過電流低減構造5に よって低減された後においてのみ、しかし回路遮断器4よりも実質的に早期に回 路を遮断するように構成されている。前述から明かなように、第2ブレーカ6は 、 過電流低減構造5によって低減された電流がこの第2ブレーカ6を通過してこれ によって遮断されるように、ライン2に対して接続されなければならない。 第2b図は第2ブレーカ6の動作を示す。この図においては、第2ブレーカ6 が時間t3において電流制限動作に入る事が示され、またこれは過電流減少構造 5によって減少された電流i2の持続時間が実質的に制限され、すなわち時間間 隔t2−t3に制限されている事を意味する。その結果、ネットワーク3からの 故障電流によって生じた被保護対象物1中へエネルギー注入は第2d図において 斜線で示した面積によって表される。注入エネルギーの劇的な減少の達成された 事が明らかである。この関連において、特定のモデルに従ってエネルギーは電流 の平方に比例して増大するのであるから、電流の半分の減少はエネルギー注入を 1/4に低下させる事を指摘しよう。第2c図においては、故障電流が装置5を 通して流れる傾向を示す。 構造5と第2ブレーカ6の構成は、構造5が故障電流と電圧を低下させ、これ がさらに第2ブレーカ6によって実質的に低いレベルまで制限されるように考案 されている。第2ブレーカに関する限りその実際の作動時間は1msである。し かし、構造5が第2ブレーカ6を通る電流を少なくとも実質的に低いレベルまで 減少させた後においてのみ第2ブレーカ6が電流を制限するように構成する事も 可能である。 第3図においては本発明の構造をさらに詳細に説明する。本発明は直流(およ びHVDC=高圧直流)接続にも交流電流接続にも応用可能である事を注意しよ う。交流を含む多相構造においては、ライン2は多相交流システム中の多相の1 つを成すとみなす事ができる。しかし、本発明による装置は、エラー検出の場合 にすべての相が本発明による保護機能を受けるように、または故障電流の得られ た単数または複数の相においてのみ電流制限を受けるように構成できる事を注意 しなければならない。 第3図から明かなように、全体として5で示す過電流低減構造は過電流をアー ス8またはネットワーク3よりも低電位の他のユニットに分流するための過電流 過電流転流器7を含む。従って、過電流過電流転流器は、ライン2の中を流れる 電流が保護される対象物に到達しないように、この電流の少なくとも実質的部分 を分流する目的で、アースまたはその他の低電位ユニット8への短絡を成す電流 デバイダを構成するものとみなす事ができる。対象物1の中において深刻な故障 、例えば過電流過電流転流器7が生じる事のできるのと同程度の短絡が生じた場 合、一般的に故障電流が過電流過電流転流器7に近づくに従ってこの過電流転流 器の作用の結果としてネットワーク3から対象物1に流れる電流の半分が低減さ れる言う事ができる。第2b図と比較して、この図においてi1の約半分として 示されている電流レベルi2は発生する最悪のケースと言う事ができよう。正常 状態において、目的は、過電流過電流転流器7が被保護対象物1中の短絡故障に 対応するより以上の導通性を有する短絡回路を成し、従って故障電流の主要部分 が過電流過電流転流器7によってアースまたはその他の低電位に分流されるよう にするにある。このようにして、通常故障の場合、対象物1中へのエネルギー注 入は、低電流レベルi2と短い時間間隔t2−t3との故に第2d図に図示の場 合よりも実質的に小さくなる。 過電流過電流転流器7は、アース8または低電位ユニット、対象物1、および ネットワーク3間のライン2との間に接続されたスイッチ手段を含む。このスイ ッチ手段は、制御部材9と開閉部材10とを含む。このスイッチ部材は例えば少 なくとも1つの半導体素子、例えばサイリスタから成り、このサイリスタは常態 において開き、アースに対して遮断しているが、制御部材9によって非常に短時 間で能動導通状態にもたらされて、アースに対する分岐によって電流低減を成す 事ができるように形成される。 第3図に示すように、過電流状態検出構造は、保護機能の作動を必要とするよ うな過電流状態を検出するに適した少なくとも1つの、好ましくは数個のセンサ 11−13を含む事ができる。また第3図から明らかなように、これらのセンサ は、対象物1の中にまたはその近傍に配置されたセンサ13を含む。さらに、過 電流検出構造は、この構造5とライン2の接続点の上流においてライン2中の過 電流状態を検出するように成されたセンサ11を含む。また下記に説明されるよ うに、検出される対象物1に向かってライン2の中を流れる電流、すなわち過電 流低減構造5によって低減された電流を検出するためのセンサ12が備える事が 適当である。さらにセンサ12、並びにセンサ13は、対象物1の中に磁気的に 貯蔵されたエネルギーが対象物位置から遠ざかる方向の電流を生じる場合、対象 物1から離れる方向にライン2の中を流れる電流を検出できる事を注意しよう。 センサ11−13は必ずしも電流検出センサおよび/または電圧検出センサの みによって構成される必要ない事を注意しよう。本発明の主旨の範囲内において 、これらのセンサは、−般に保護機能の開始を必要とするような性質の故障の発 生を示す任意の状態を検出する性質を有する事ができる。 対象物1から離れる方向に流れる故障電流が発生した場合、この装置において はその制御ユニット14が他のブレーカ6(開いていれば)を閉じるように制御 しまたさらに過電流低減構造5を生かして短絡電流がこの構造5によって分流さ れるように設計されている。 対象物1が例えば変圧器から成るように考案されている場合、対象物1中の短 絡発生に際して、短絡がまず変圧器中への激しい電流の流れを生じ、これが検出 されて構造5を生かして電流の分流を生じるように作動する。変圧器1に向かっ て流れる電流が所要程度まで低減された時、第2ブレーカ6が電流を低減させる が、この際に制御ユニット14によって、発電器1の中に磁気的に貯蔵されたエ ネルギーが発電器1から流出して構造5を通して分岐される時間より早くならな いように制御される。 さらに、この装置は全体として14で示す制御ユニットを含む。この制御ユニ ットはセンサ11−13、過電流低減構造5および第2ブレーカ6に対して接続 されている。この操作においては、制御ユニット14が1つまたは複数のセンサ 11−13から、対象物1へ向かう許容不能の故障電流の発生を示す信号を受け た時、過電流低減構造5が許容の電流低減を迅速に生じるように直ちに制御され る。制御ユニット14は、センサ12によって電流または電圧が十分に低減され た時に第2ブレーカ6を制御し、過電流が所定レベル以下に落ちた時に電流遮断 を生じるように構成されている。このような設定により、第2ブレーカ6がその 限度に適しない高電流を遮断するタスクを与えられない程度に実際に電流が低減 されてしまうまでは、第2ブレーカ6は電流を制限させられない。しかしこの実 施態様においては、電流低減構造5が電流を低減するように制御された一定時間 後に第2ブレーカ6が電流を制御するように設定する事も可能である。 回路遮断器4は過電流状態を検出するためそれ自体の検出器構造を含む事がで き、あるいは回路遮断器4は同一センサ11−13からの情報に基づいて制御ユ ニット14を通して制御されて、過電流低減構造5の操作を制御する事ができる 。 第3図に図示の実施態様において、第2ブレーカ6は金属接点を備えたスイッ チ15を有する。このスイッチ15は作動部材16によって遮断位置と閉鎖位置 との間を作動され、この作動部材16は制御ユニット14によって制御される。 分路17がこのスイッチ15の前後に並列に接続され、この分路は1つまたは複 数の成分18を含み、これらの成分18は分路17に接点からの電流導通を引き 受けさせる事によってスイッチ15の分離に際しての電弧を防止するためのもの である。これらの成分18は電流を遮断しまたは制限するように設計されている 。その目的は、常態において分路17中の導通路を中断するが、スイッチ15が 開かれる時に分路を閉鎖し、従って電流が分路17を通して分路され、このよう にして電弧を発生させず、または発生した電弧を効率的に消去させるにある。成 分 18は制御のために制御ユニット14に接続された1つまたは複数のそれ自体の 制御部材19を有する。本発明の1実施態様によれば、前記成分18は制御可能 の半導体成分、例えばGTOサイリスタであって、必要なサージ・アレスタ30 を備える。 被保護対象物1は、被保護対象物1への分路17によって形成される電流導通 路の中に動電流分断を成すための断路器20は前記の1つまたは複数の成分18 と直列に配置されている。この断路器20は作動部材21を介して制御ユニット 14によって制御される。第3図において断路器20は分路17そのものの中に 配置されるように図示されている。もちろんこれは絶対必要ではない。断路器2 0は前記1つまたは複数の成分18との直列接続によって形成される導通路の中 において動電流分断を保証する限りライン2の中に配置されて、従って電流が成 分18を通して流れる可能性がないようにすることができる。 前述の装置は下記のように作動する。故障のない場合、回路遮断器4は第2ブ レーカ6のスイッチ15と同様に閉鎖されている。分路17の中の部品18は非 導通常態にある。断路器20は閉鎖されている。最後に、過電流低減構造5のス イッチ手段10が開かれている。すなわち、このスイッチ10は非導通状態にあ る。もちろんこの状態において、スイッチ10は偶然に導通状態に入らない程度 の電気的強さを有しなければならない。従って、大気の環境(雷など)または接 続手段によってライン2の中に発生する過電圧状態は非導通状態のスイッチ手段 10の電圧力を超える事はできない。そのため、少なくとも1つのサージ・アレ スタ22をスイッチ手段10と並列に接続するのが適当である。この実施例にお いて、このようなサージ・アレスタ22がスイッチ手段10の両側に図示されて いる。従ってこれらのサージ・アレスタ22は、さもなければスイッチ手段10 を通しての偶然の突破を生じるような過電圧を分流する事を目的とする。 過電流状態がセンサ11−13のいずれかまたは回路遮断器4のそれ自体のセ ンサによって記録された時(もちろん、回路遮断器4それ自体のセンサからの情 報は本発明による過電流低減構造5の制御のベースとして使用できるものと了解 されたい)またこの過電流状態が対象物1の深刻な故障を予想される程度の大き さである場合、回路遮断器4の遮断機能が始動される。さらに制御ユニット14 が過電流低減構造5を制御してこのような低減を実施し、またこの制御はスイッ チ手段10を制御部材9を通して電気的導通状態に切り替える事によって実施さ れる。前述のようにこの動作は極めて迅速に生じる。すなわち回路遮断器4によ る遮断時間の一部の時間で生じる。その理由から、スイッチ手段10が短絡電流 の少なくとも大部分、実際上、ほとんどをアースまたはその他の低電位に分岐す る事により、被保護対象物はネットワーク3からの全短絡電流から即刻救助され る。また第2ブレーカ6を通して対象物1に向かってライン2の中に流れる電流 が所要の程度まで減少させられ、これがスイッチ手段10の動作とブレーカ6の 動作との時間差によって、またはライン12中を流れる電流を例えばセンサ12 によって検出する事によって確認した時、スイッチ15の作動部材16が制御ユ ニット14によって制御されてスイッチ15の接点を開く。電弧を消弧しまたは 防止するため、部品18、例えばGTOサイリスタまたはガススイッチが制御部 材19によって制御されて分路17を導通状態に成す。スイッチ15が開かれ従 って動電流分断を生じた時、部品18が再び制御されて分路17を非導通状態に もたらす。このようにして、ネットワーク3から対象物1に向かう電流が効率的 に遮断される。分路17を非導通状態にもたらした後に、さらに断路器20の作 動部材21を制御する事により断路器20によって動電流分断を実施することが できる。これらすべての事象が生じた時、最後の事象として手段回路遮断器4に よって遮断が実施される。第1実施態様による過電流低減構造5および第2ブレ ーカ6は繰り返し作動する事ができるように設計されている事を注意しなければ ならない。従ってセンサ11−13によって回路遮断器4が閉じた事が確認され た時、スイッチ手段10が非導通状態にリセットされまたスイッチ15と断路器 20が再び閉鎖されるので、次に回路遮断器4が閉じた時、保護装置は完全に作 動状態にある。他の実施態様によれば、構造5は再作動するために1つまたは複 数の部品を交換する必要のある場合がある。 本発明のさらに他の実施態様によれば、過電流低減構造5が閉鎖状態にもたら されるやいなや、スイッチ15が開かれるかいなかに関わらず、部品18は導通 状態にもたらされることができよう。次に前述のように部品18の制御を制御ユ ニット14によって実施し、または過電流低減構造5の追従を含む制御機能によ って実施することができよう。 第4図は過電流低減構造5の他の実施態様を示す。第3図に図示のような半導 体スイッチ手段を使用する代わりに、第4図による実施態様は電極23間のギャ ップ14の中に存在する媒体を制御部材9aによって導電性をとらせる段階を含 むように構成されている。この制御部材9aは、ギャップ24中の媒体またはそ の一部を導通状態に成しまたは少なくとも導通状態を開始させるため部材25の 動作を制御するように構成されている。この実施例において前記部材25は、ギ ャップ24中の媒体のイオン化またはプラズマ化を生じまたは少なくとも助長す る事によってこの媒体に導電性をとらせるように構成されている。好ましくは、 部材25が少なくとも1つのレーザを含み、このレーザがギャップ14中の媒体 に対するエネルギー供給によってイオン化を生じる。第4図から明かなように、 レーザビーム束の必要な偏光のためにミラー26を使用する事ができる。この点 について、第4図のこの実施態様の構成においては、電極ギャップ全体の中に手 段25が単独でイオン化/プラズマ化を生じるのではない事を指摘しよう。すな わち、ギャップに加えられた電界がイオン/プラズマ形成に役立つのであって、 ギャップ中の媒体の一部のみが部材25によってイオン化され、その後、ギャッ プ中の電界がギャップ全体の中にプラズマを形成させるという事である。この関 連において、電極ギャップの中には、種々のガスまたはガス混合物から成る媒体 のみならず真空も存在する事を指摘しなければならない。真空の場合、レーザに よるイオン化開始が少なくとも一方の電極において生じ、従ってこれが電極ギャ ップ中のイオン化環境/プラズマ環境の設立のための電子またはイオン伝動体と して作用する。 第5図に図示の実施態様は、発電機1bが変圧器1aを介して電流ネットワー ク3aに接続されている意味において通常の実施態様である。従って保護される 対象物は変圧器1aと発電機1bである。過電流低減構造5a、第2ブレーカ6 gおよび通常の回路遮断器4aは図示のように、第1図の場合と同様に配置され る。従ってこの点については、第1図に関する説明を参照されたい。発電機1b に対する過電流低減構造5cおよび第2ブレーカ6iの保護機能についても同様 である。従ってこの場合、発電機1bは第1図の対象物1と同等とみなされ、ま た変圧器1aは第1図の装置3と同等とみなされよう。従って過電流低減構造5 cおよび第2ブレーカ6iは通常の回路遮断器4bと共に変圧器1aから離れる 方向の急激な電流に対して発電機1bを保護する事ができよう。 第5図の追加の観点として、追加的過電流低減構造5bが対応の第2ブレーカ 6hと組合わされている。図示のように、変圧器1aの両側に過電流低減構造5 aと5bが配置されている。この場合、第2ブレーカ6gと6hはそれぞれ、過 電流低減構造5aおよび5bと反応器1aとの接続部分の中に配置されている事 を指摘しよう。追加的過電流低減構造5bは、発電機1bから変圧器1aへの電 流から、変圧器1aを保護するためのものである。図から明かなように、回路遮 断器4bは、対象物1aと1bとの間のどの方向において保護機能が望ましいか と関係なく、電流を遮断する事ができる。 第6図と第7図において、磁気回路または高電圧を有する回転電気装置が任意 の中間ステップアップ変圧器を使用する事なく、高圧電力ネットワーク3に直接 に接続可能であるようにした意味で、第5図の実施態様と相違する「非通常型」 実施態様を下記に説明する。 非通常型磁気回路を製造する事のできる重要な条件は導線とケーシングの両方 について固体絶縁された導線ケーブルを巻線として使用するにある。このような ケーブルは他の電力技術分野において標準ケーブルとして使用されている。前述 のように、このような標準型ケーブルの改良型実施態様が固定子巻線として使用 されている。本発明の説明のため、まず標準型ケーブルの簡単な説明を行う。内 側電流搬送導線は複数の非絶縁ストランドを含む。これらのストランドの回りに 、半導体内側ケーシングが配置される。この半導体内側ケーシングの回りに、固 体絶縁物質の絶縁層が配置される。このような固体絶縁物質の例は、架橋ポリエ チレン(XLPE)、あるいはエチレンープロピレン(EP)ゴムである。この 絶縁層が外側半導体層によって包囲され、この外側層がさらに金属被覆およびマ ントルによって包囲される。このようなケーブルを下記において電力ケーブルと 呼ぶ。 他の改良型ケーブルの好ましい実施態様を第6図に図示する。ケーブル51は 付図において電流搬送導線52を含み、この導線52は交差された非絶縁ストラ ンドと絶縁ストランドとを含む。電気機械的に交差された固体絶縁ストランドも 可能である。この導線の回りに、内側半導体層またはケーシング53が存在し、 このケーシングが固体絶縁物質の層54によって包囲されている。好ましい実施 態様において巻線として使用されるケーブルは金属被覆および外側シースを有し ない。外側半導体層中の誘導電流とこれに伴なう損失を避けるため、外側半導体 層は好ましくはコイル端において、すなわちシート・スタックから末端巻線への 移行部分において切断される。切断された各部分がアースに接続され、このよう にして外側半導体層55はケーブルの全長にわたってアース電位に保持される。 これは、これはコイル端の固体絶縁巻線の回りにおいて、接触可能面および一定 の使用期間後に汚れた表面がアースに対して無視可能の電位を有するにすぎず、 また従って無視可能の電場を有する事を意味する。 回転電気機器を最適化するため、磁気回路のそれぞれスロットおよび歯部の設 計が決定的重要性を有する。前述のように、スロットはコイル辺のケーシングに 対してできるだけ近接して接続されなければならない。また各放射方向レベルに おける歯部はできるだけ幅広い事が望ましい。これは電気機器の損失、磁化要件 などを最小限にするために重要である。 例えば前述のケーブルのような巻線導線に関しては、積層磁気鉄心を二、三の 観点から最適化する十分な可能性がある。下記において、回転電気機器の固定子 の磁気回路について述べる。第7図は本発明による電気機器の扇形心線/極ピッ チ56の軸方向断面図を示す。回転子極を備えた回転子が57で示されている。 通常のように、固定子は扇形シートから成る導電性シートの積層鉄心で構成され る。鉄心の放射方向外側末端の後部58から、複数の歯部59が放射方向内側に 回転子に向かって延在する。歯部の間に対応数のスロット60が配置されている 。本発明によるケーブル51を使用すれば、特に高圧電気機器のスロットの深さ を先行技術において可能な以上に深くする事ができる。回転子に向かって各巻線 層のケーブル絶縁の必要性が低下するのであるから、スロットは回転子に向かっ てその断面積が減少する。付図から明らかなように、スロットは実質的に各巻線 層の回りの円形軸線から成り、各層の間に狭いウエスト部分63を備える。言い 換えれば、これらのスロットと断面は「サイクル・チェーン・スロット」と呼ぶ 事ができる。このような高電圧機械においては比較的多数の層が必要とされ、ま た絶縁と外側半導体に関連して実際のケーブルサイズの可能性が制限されるので 、実際上それぞれケーブル絶縁と固定子スロットの望ましい連続的減少を達成す る事は困難である。第7図に図示の実施態様において、ケーブル絶縁体の相異な る3サイズを有するケーブルが使用され、それぞれ対応のサイズを有する3セク シ ョン64、65、66の中に配置されている。すなわち実際上変形サイクル・チ ェーン・スロットが得られる。またこの図は、固定子の歯部がスロットの深さ全 体にそって実際的に一定の放射方向幅を有するように成形できる事を示している 。 他の実施態様において、巻線として使用されるケーブルは前述のような通常の 電カケーブルとする事ができる。次に金属シールドおよびケーブルの被覆を剥が す事によって、外側半導体シールドの研摩を実施する。 本発明の主旨の範囲内において、使用されるケーブルサイズに対応して、また その絶縁、外側半導体層などに関連して、いわゆるサイクル・チェーン・スロッ トのその他多数の実施態様が存在する。 前述のように、回転電気器機の固定子および/または回転子の中に磁気回路を 配置する事ができる。しかし磁気回路の設計は、この磁気回路が固定子の中に配 置されるか回転子の中に配置されるかとは関係なく、おおむね前記の説明に対応 する。 巻線に関しては、多層型同心ケーブル巻線と記載される巻線を使用する事は好 ましい。このような巻線は、すべてのコイルを放射方向に相互の外側に配置され た同一グループの中に配置する事によって、コイル端の交差の数を最小限にした ものを意味する。またこのようにして固定子巻線の製造と各スロットの中への巻 線を挿入するための簡単な方法が得られる。 本発明は前記の説明のみに限定されるようにものなく、その主旨の範囲内にお いて任意に変更実施できる。例えば前記のスイッチ手段10として機械的スイッ チを使用できる事を注意しよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,DK,D K,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,Y U (72)発明者 ヤン、イスベルイ スエーデン国ベステロウス、カルルスガタ ン、27 (72)発明者 マーツ、レイヨン スエーデン国ベステロウス、ヒブラルガタ ン、5 (72)発明者 リー、ミン スエーデン国ベステロウス、ヘグビー、ス コグスベーグ、1 (72)発明者 アンデルス、スネソン スエーデン国オカルプ、フビランス、アレ ー、6 (72)発明者 ダン、ウィンドマール スエーデン国ビティンゲ、スメドストルペ ット、18 (72)発明者 ベルティル、ベルググレン スエーデン国ベステロウス、レンベルガガ タン、2ビー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 電力設備の電カネットワーク(3)に接続された対象物(1)または電 力設備の中に含まれるその他の機器を故障に関連する過電流から保護するために 電力設備の中に備えられる装置であって前記対象物とネットワーク/機器との間 のライン(2)中に配置された開閉装置(4)を含む装置において、対象物と開 閉装置との間のライン(2)が過電流低減構造(5)に対して接続され、この過 電流低減構造は開閉装置の遮断時間より実質的に短い時間中に過電力状態検出構 造(11−13)の支援によって過電流低減のために作動する事を特徴とする過 電流から電力設備の機器を保護する装置。 2. 前記の開閉装置(4)が回路遮断器によって形成される事を特徴とする 請求項1に記載の装置。 3. 前記の過電流低減構造(5)は過電流をアース(8)またはネットワー ク/機器より低い電位を有するその他のユニットに分流するための過電流過電流 転流器(7)を含む事を特徴とする請求項1または2に記載の装置。 4. 過電流過電流転流器(7)は、アースまたは前記低電位と、対象物(1 )とネットワーク/機器(3)との間のラインとの間に接続されたスイッチ手段 (10)を含む事を特徴とする請求項3に記載の装置。 5. 前記スイッチ(10)は少なくとも1つの半導体素子を含む事を特徴と する請求項4に記載の装置。 6. スイッチ(10a)が電極ギャップ(24)と、この電極ギャップまた は少なくともその一部に電気導電性を与えまたは少なくとも電気導電性を開始す るための手段(25)とを含む事を特徴とする請求項4に記載の装置。 7. 前記電極ギャップに導電性を与えまたは少なくとも導電性を開始する手 段(25)は、前記ギャップまたはその一部にプラズマの形をとらせるように構 成される事を特徴とする請求項6に記載の装置。 8. 前記電極ギャップに導電性を与えまたは少なくとも導電性を開始する手 段(25)は少なくとも1つのレーザを含む事を特徴とする請求項7に記載の装 置。 9. 開閉装置(4)と対象物との間のライン中に配置された第2ブレーカ( 6)を含み、前記第2ブレーカが前記過電流低減構造(5)と対象物(1)との 間に配置され、また開閉装置(4)より低い電圧および電流を遮断するように成 され、また従って開閉装置(4)より短い遮断時間を実行することができ、また 対象物(1)に向かうまたは対象物から離れる過電流が過電流低減構造(5)に よって低減された時にしかし開閉装置(4)よりも実質的に早期に、前記第2ブ レーカ(6)が遮断する事を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置 。 10. 対象物(1)に向かうまたは対象物から離れる過電流が検出構造(1 1−13)によって所定レベル以下にある事が表示された時、前記第2ブレーカ (6)を遮断のために作動させるように、前記検出構造および前記第2ブレーカ (6)に対して接続された制御ユニット(14)を含む事を特徴とする請求項9 に記載の装置。 11. 前記第2ブレーカ(6)はスイッチ(15)を含み、このスイッチ( 15)の前後に分路(17)が接続され、この分路(17)はスイッチ(15) の分離に際して、分路(17)にスイッチ接点からの電流を引き受けさせる事に よって電弧発生を防止するための1つまたは複数の部品(18)を有する事を特 徴とする請求項9または10に記載の装置。 12. 分路(17)の中の前記1つまたは複数の部品(18)は制御ユニッ ト(14)を通しての制御によって導通状態に閉鎖される事を特徴とする請求項 11に記載の装置。 13. 前記1つまたは複数の部品(18)は制御可能半導体部品から成る事 を特徴とする請求項11または12に記載の装置。 14. 前記1つまたは複数の部品(18)は少なくとも1つのサージ・アレ スタ(30)を備える事を特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の装 置。 15. 動電流分断用の断路器(20)が前記1つまたは複数の部品(18) と直列に配置されている事を特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の 装置。 16. 前記スイッチ(15)が閉鎖するように制御されまた前記1つまたは 複数の部品(18)が分路(17)を遮断する状態に配置された後に断路器(2 0)が開くように制御されるために制御ユニット(14)に接続されている事を 特徴とする請求項15に記載の装置。 17. 前記過電流低減構造(5)と並列に少なくとも1つのサージ・アレス タ(22)が接続されている事を特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載 の装置。 18. 対象物を両側から保護するために対象物の両側に2つの過電流低減構 造が配置されている事を特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の装置。 19. 過電流低減構造(5)と過電流状態検出構造(11乃至13)とに接 続された制御ユニット(14)を含み、前記制御ユニットは、保護上の理由から 正当化される場合には、前記過電流状態検出構造(5)からの情報の支援によっ て前記過電流低減構造(5)を閉鎖するように制御する事を特徴とする請求項1 に記載の装置。 20. 同一の制御ユニットが前記過電流状態検出構造(11乃至13)から の情報に基づいて、過電流低減構造(5)と第2ブレーカ(6)とを制御するよ うに成された事を特徴とする請求項19に記載の装置。 21. 被保護対象物(1)が電磁回路を備えた回転電機によって形成される 事を特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の装置。 22. 前記回転電機が発電機、モータまたは同期補償器によって形成される 事を特徴とする請求項29に記載の装置。 23. 発電機が水力発電機またはターボ発電機である事を特徴とする請求項 22に記載の装置。 24. 前記回転電機の磁気回路が高電圧用に設計されている事を特徴とする 請求項21乃至23のいずれかに記載の装置。 25. 磁気回路は巻線(27)を含み、前記巻線は少なくとも1つの電流搬 送導線(28)を含み、前記導線の回りに固体絶縁物質の絶縁層(30)が配置 され、半導体物質の外側層(31)が前記絶縁層の回りに配置され、また半導体 物質の内側層(29)が前記絶縁層(30)の内側に配置され、また前記少なく とも1つの導線が前記内側層(29)の内側に配置されている事を特徴とする請 求項21乃至24のいずれかに記載の装置。 26. 前記内側層および外側層(29、31)の少なくとも1つが前記絶縁 物質と実質的に同等の熱膨張係数を有する事を特徴とする請求項25に記載の装 置。 27. 前記内側層(29)が少なくとも1つの導線(28)と電気的に接触 する事を特徴とする請求項25または26に記載の装置。 28. 前記外側層(31)が本質的に等電位面を成す事を特徴とする請求項 25乃至27のいずれかに記載の装置。 29. 回転電機の磁気回路がケーブル(27)によって形成された巻線を含 む事を特徴とする請求項21乃至28のいずれかに記載の装置。 30. 回転電機が好ましくは36kVまたはこれ以上の高電圧用に設計され た電力ネットワーク(3)に直接に接続される事を特徴とする請求項21乃至2 9のいずれかに記載の装置。 31. 磁気回路が巻線用のスロット(36)を有する1つまたは複数の鉄心 (32)を含む事を特徴とする請求項25乃至30のいずれかに記載の装置。 32. 巻線が金属シールドおよびマントルを含む事を特徴とする請求項25 に記載の装置。 33. 磁気回路が回転電機の固定子および/または回転子の中に配置されて いる事を特徴とする請求項21乃至32のいずれかに記載の装置。 34. 外側半導体層(31)がアース電位に接続されている事を特徴とする 請求項25乃至28のいずれかに記載の装置。 35. 外側半導体層(31)が複数の部分に切断され、これらの各部分がア ース電位に接続されている事を特徴とする請求項25または34のいずれかに記 載の装置。 36. 外側半導体層(31)のアース電位への接続と共に、スロット(36 )の中およびコイル端区域中の半導体層外部の電界がゼロに近くなる事を特徴と する請求項34または35に記載の装置。 37. ケーブルが数本の導線から成る場合、これらの導線が交差させられる 事を特徴とする請求項25乃至36のいずれかに記載の装置。 38. 単数または複数の電流搬送導線(28)が複数層状に撚られた非絶縁 ワイヤおよび絶縁ワイヤを含む事を特徴とする請求項27に記載の装置。 39. 単数または複数の電流搬送導線(28)が複数層状に交差された非絶 縁ワイヤおよび絶縁ワイヤを含む事を特徴とする請求項27に記載の装置。 40. スロット(36)が複数の円筒形開口(38)によって形成され、こ れらの円筒形開口がその間の狭いウエスト部分(39)によって分離されている 事を特徴とする請求項31に記載の装置。 41. スロット(36)の円筒体開口(38)の断面積が鉄心の背部(34 )から連続的に減少するように設計されている事を特徴とする請求項40に記載 の装置。 42. スロット(36)の円筒体開口(38)の断面積が積層鉄心の背部( 34)から不連続的に減少するように設計されている事を特徴とする請求項40 に記載の装置。 43. 磁気回路を有する回転電機を故障に関連する過電流に対して保護する ための請求項1乃至42のいずれかに記載の装置の使用。 44. 電力設備において電力ネットワーク(3)に接続された対象物(1) または電力設備の中に含まれるその他の機器を故障に関連する過電流から保護す るために方法において、開閉装置(4)が前記対象物とネットワーク/機器との 間のラインの中に配置され、 前記方法は、 前記対象物(1)と前記開閉装置(4)との間においてラインに接続された過 電流低減構造(5)が、検出構造(11乃至13)によって過電流状態の検出さ れた時に、前記開閉装置(4)の遮断時間より実質的に短い時間内に過電流低減 のために生かされる事を特徴とする方法。 45. 過電流が過電流低減構造(5)によってアース(8)またはネットワ ーク/機器より低電位のその他のユニットに分流される事を特徴とする請求項4 4に記載の方法。 46. 対象物(1)に向かう方向または対象物から離れる方向の過電流が過 電流低減構造(5)によって低減された後に、開閉装置と対象物(1)との間に また過電流低減構造(5)と対象物(1)との間に配置された第2ブレーカ(6 )が遮断のために作動される事を特徴とする請求項44または45に記載の方法 。 47. 磁気回路を有する回転電機の形の対象物、特に発電機、モータまたは 同期補償器の保護のために過電流低減構造が使用される事を特徴とする請求項4 4乃至46のいずれかに記載の方法。
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