JP2001505339A - トランザクションカードの磁気ストライプへ値を送るシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、トランザクションカード（３２）の先進技術のメモリに保存される値を、該カードを用いて磁気ストライプ（４２）による取引きで利用できるようにするシステムおよび方法を開示するものである。また、本発明は、暗号化され且つ前記カードの磁気ストライプ（４２）に記録される専用のトランザクションナンバーを提供する。その専用のトランザクションナンバーは、トランスファする値や取引き量、暗証番号（ＰＩＮ）、並びにその他の関連情報で構成することができる。また、その専用のトランザクションナンバーは、任意データフィールド（１２）、非任意データフィールド、またはその両方の組合せに記録することができる。さらに、前記磁気ストライプに標識文字をも記録させて、専用のトランザクションナンバーの存在する金融機関のホストシステムに警告をするようにすることも可能である。また、本発明は、専用のトランザクションナンバーを暗号化する多数の技法を提供する。これらの技法は、集積回路のメモリ、オプティカルメモリ、および薄膜半導体のメモリ等の先進技術のメモリのセキュリティを使用して、公開キー／秘密キーによるシステムや同期クロックシステムを提供するようにすることからなる。また、前記専用のトランザクションナンバーは、工業規格のフォーマットや、２進コードや１６進コード等の別のフォーマットにすることも可能である。このようにして、前記専用のトランザクションナンバーを磁気ストライプによるトランザクションを行なう間に読取って、その専用のトランザクションナンバーにより表わされる値を利用して取引きを行なうようにすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 トランザクションカードの磁気ストライプへ値を送るシステムおよび方法 関連出願の相互参照 本出願は、１９９７年７月３日提出の米国仮出願第６０／０５１，６６８号の 利益を請求するものである。 発明の分野 本発明は、金融取引に用いるトランザクションカードに関する。特に、トラン ザクションカードの値を該カードにおける先進技術のメモリーから該カードにお ける磁気ストライプのメモリーへ転送するシステムおよび方法に関する。 背景技術 クレジットカードや、デビットカードや、ストアバリューカード等の磁気スト ライプのメモリを有する各トランザクションカードの排他的使用によって、より 先進で強力なカードの発展が阻害されているとの指摘がある。最近の技術の進歩 に伴い、スマートカードと呼ばれる集積回路のメモリや、オプチカルメモリや、 薄膜半導体メモリを有するトランザクションカードが、消費者に優れた機能性お よび安全性を与えるようになってきている。しかし、磁気ストライプカードとし か相互作用しないデバイスにインストールされた大量のベースが、最新技術のト ランザクションカードの商用的成功の大きな障害になっている。そこで、磁気ス トライプカード専用のデバイスにインストールされたベースと相互作用可能で、 且つ最新技術のメモリの先進の機能性と安全性を提供するトランザクションカー ドを１つにするシステムが望まれている。 磁気ストライプカードの利用法は共通であるが、その有用性は、各カードの比 較的限られた記憶容量により限られる。一般的なカードの磁気ストライプは、デ ータを保存しアクセスする３つのトラックを備えている。なお、これらトラック に保存するデータのロケーションおよび種類の判定基準は、国際基準化機構（Ｉ ＳＯ）による基準で認定される。一般に、このトラックのある特定部分には所定 の産業情報を保存しなければならないが、他の部分はオープンデータフィールド を有することができる。カード保有者の氏名や、口座番号や発行銀行のルーティ ングナンバー等の基準情報は、トラックに保存しなければならない。 例えば、現金自動振込支払機（ＡＴＭ）のトランザクションに磁気ストライプ カードを通すと、オンラインＡＴＭは、そのカードの口座番号情報を読み取り、 利用者に暗証番号（個人識別番号）（ＰＩＮ）を入力して身分を証明するよう促 す。また、ＡＴＭは、利用者にトランザクションを確認させて当座預金からの引 き出しを行なう等のトランザクションを決定するように促す。この場合、一般的 には、ＡＴＭは、オンラインシステムにおけるしかるべき口座番号にアクセスし 、入力されたＰＩＮがオンラインに保存された口座のＰＩＮと合うかどうかチェ ックする。さらに、口座残高をチェックして、そのトランザクションが勘定残高 を越えていないかどうかを確認する。ＰＩＮが合致し、且つ口座残高が充分であ る場合、ＡＴＭは、そのトランザクションの手続きを許可し、オンラインによる 課金情報の調整を行なう。なお、以上は、ＡＴＭによるトランザクション手続き のし方の一例であり、他の手続きや上記手続きの変更手続きをとることもある。 このように、トランザクションカードのＡＴＭでの使用によって、ＡＴＭにより 現金として支払われる資金の入手に利用可能なオンライン口座にアクセスするこ とができる。 磁気ストライプカードが顧客の氏名および口座番号で初期化された後は、それ 以降のデータは、カードの磁気ストライプ上には記録しないのが一般的である。 ストライプに含ませた情報は、単に識別を目的とした読取りを行ってオンライン システムにアクセスできるようにしているだけに過ぎず、従って、磁気ストライ プカードは、オンラインシステムを介してのみ利用可能な口座へアクセスするの に使用されるのに限られている。 これに対して、先進技術のメモリを有するカードは非常に機能的であり、デー タをメモリから読取りすることもメモリに書込みすることも可能である。適合す る先進技術のメモリとしては、スマートカードとしても知られている集積回路（ ＩＣ）のメモリが挙げられる。スマートカードは、大きさおよび外見は磁気カー ドに似ているが、背面側に磁気ストライプを設ける代りに、カード内にマイクロ コンピュータチップを埋め込んだものである。先進技術の集積回路のチップは、 スマートカードに約１６キロバイトのＥ−スクェアドメモリを保存する能力を与 えている。先進技術のメモリにはコンピュータ機能があるため、データ処理プロ グラムを保存し且つ動かす能力がある。スマートカードのような先進技術のメモ リの利点上の特徴の一つは、データを符号化してそのデータのセキュリティを保 証できるようにする暗号化技術を提供できる能力である。従って、先進技術のメ モリは、磁気ストライプのメモリには無い機能および安全面での利点がある。 しかし、上記したように、この先進技術のメモリをうまく利用できていない消 費者が多くいる。その理由は、消費者のエリア内の企業がトランザクションカー ドの先進技術のメモリへの読取りおよび書込みのできる装置を提供できていない からであるかもしれない。このような状況では、消費者は、自己のエリア内での 使用が限られるため、先進の機能性と安全性を備えたトランザクションカードを 得ようとしたがらないと思われる。しかし、地方の企業が先進技術のメモリを有 するカードの使える装置を提供できないかもしれない場合でも、依然として消費 者は、ネットワーク化したコンピュータ上での使用のような個人的使用を目的と したカードを望んでいると思われる。例えば、消費者は、スマートカードメモリ を有するトランザクションカードを、スマートカードの読取り／書込み装置や、 インターネット上の商人と通信関係にあるパーソナルコンピュータや携帯情報端 末と共に使用することができる。スマートカードにより消費者はインターネット を介して安全な電子取り引きを行なうことができる。同様に、消費者は、そのよ うなセットアップを利用して自己の銀行と通信し、金をスマートカード内の電子 パース（財布）内に送るようにすることができる。このように、たとえ地方の企 業が先進技術のカードの使用を受付けないとしても、消費者は他の理由でも先進 技術のカードの利用を望んでいると思われる。 さらには、ビジネスの国際化に伴い、世界の遠隔地における多くの地域社会が クレジットカードや、デビットカードやスマートカードのような最新の金融関係 デバイスの対象となるが、地域社会には技術の新たな進歩の全てを直ちにサポー トできるインフラストラクチャーを持たないため、地域社会がそれらデバイスを うまく利用できていないように思われる。このような問題はあるが、それらの地 域に予備知識を与えて、外部の企業がそれらの地域社会と効果的にトランザクシ ョンが行なえるようにすることが望ましい。さらには、そのような地域社会の消 費者は、最新のデバイスを利用した取引きを行なうのを望んでいるため、現行の システムと相互作用可能な先進技術のメモリを有する単一のカードが望まれてい る。 従って、これらの問題を解決して、消費者が、先進技術のメモリを有するトラ ンザクションカードを利用でき且つカードの磁気ストライプを読取るだけのデバ イスにインストールされた現行のベースの範囲内で先進技術のメモリの機能性と 安全性の特徴を利用できるようにすることが望まれている。 本発明の開示 本発明は、集積回路（ＩＣ）や、チップメモリ、すなわち“マートカード”や 、オプティカルストライプのメモリや、薄膜の半導体メモリ、等の先進技術の記 憶能力を有するトランザクションカードの、磁気ストライプカードを排他的に処 理する既成のネットワーク内での利用をレバレッジすることに関する。ネットワ ークとしては、自動現金振込支払機（ＡＴＭ’ｓ）、顧客アクセス端末（ＣＡ Ｔ’ｓ）、インターネット、商人側端末、および、その関連するファンドトラン スファ通信ネットワークであって、トランザクションカードの保有者が世界中の 様々なところで現金を得たり金銭値を送れたりできるネットワークが挙げられる 。また、本発明は、磁気ストライプのメモリを先進技術のメモリの一つまたはそ の組合せと組合せてそれらメモリを協働的に相互作用させる、カードを提供する ものである。その相互作用によって先進技術のメモリの能力の少なくとも一部が 磁気ストライプのメモリを介して利用することができる。特に、本発明は、トラ ンザクションカードにおける値を、集積回路のメモリ等の先進技術のメモリの範 囲内で、電子パースから磁気ストライプに安全に送るシステムおよび方法を提供 するものである。このように、本発明は、磁気ストライプのメモリカードを排他 的に処理する装置の現行のネットワークで、トランザクションカードの先進技術 のメモリの能力を利用できるようにするシステムおよび方法を提供するものであ る。 本発明は、磁気ストライプのメモリと少なくとも１つの先進技術のメモリとを 有するトランザクションカードにおける前記磁気ストライプのメモリを利用して 安全な金融取引きを行なう方法であって以下の各ステップ：すなわち、専用のト ランザクションナンバーを形成してファンドトランスファを行なうのに必要なデ ータを修正するステップ；および、その専用のトランザクションナンバーを前記 カードの磁気ストライプのメモリに保存するステップ、とからなる方法を提供す るものである。前記専用のトランザクションナンバーは、前記カードにおける前 記少なくとも１つの先進技術のメモリ内に記憶された値の少なくとも一部分にア クセスできるようにしている。また、前記先進技術のメモリは、集積回路メモリ 、オプティカルストライプのメモリ、および薄膜の半導体メモリの少なくとも１ つを含む。また、前記修正するステップは、前記カードの前記少なくとも１つの 先進技術のメモリの暗号化能力で前記専用のトランザクションナンバーを発生さ せることを含むことが好ましいが、前記専用のトランザクションナンバーは、先 進 技術のメモリおよび磁気ストライプのメモリに対し読取りおよび書込みが可能で 、前記カードと通信関係にある装置により暗号化するようにしてもよい。前記読 取りおよび書込み可能な装置は、携帯情報端末、現金自動振込支払機、顧客アク セス端末、および商人側端末からなる群から選択される装置からなる。さらに、 前記データを修正するステップは、公開キー／秘密キーによる暗号化システムお よび／または同期クロックによる暗号化システムを用いてデータを暗号化するス テップを含む。 また、前記保存するステップは、前記磁気ストライプのメモリの前記専用のト ランザクションナンバーを、任意データフィールド、非任意データフィールドお よび／またはその両方の組合せ、に記録するステップで構成することができる。 また、前記保存するステップが非任意データフィールドに記録するステップから なる場合、前記専用のトランザクションナンバーは、個人の口座番号の少なくと も一部分に代えて、記録するステップから構成することもできる。さらに、本発 明は、前記磁気ストライプのメモリの標識文字を記録して、前記磁気ストライプ を読取るシステムに前記専用のトランザクションナンバーが標準的な口座番号で ないことを表示するようにするようにしてもよい。前記標識文字は、任意データ フィールドまたは非任意データフィールドに記録するようにできる。 さらに、本発明は、マルチ−メモリトランザクションカードの値を先進技術の メモリから磁気ストライプのメモリへ送るシステムを開示するものである。この システムは、先進技術のメモリと磁気ストライプのメモリとを有するトランザク ションカードを備えてなり、前記先進技術メモリは、電子パースバリューを有す る電子パースを備えている。また、前記磁気ストライプのメモリは、個人の口座 番号を記録するための非任意データフィールドを備えてなり、前記磁気ストライ プのメモリは、任意データフィールドを有している。さらに、このシステムは、 前記先進技術のメモリおよび前記磁気ストライプのメモリと通信関係にある読取 り／書込み装置を備えている。そして、前記磁気ストライプのメモリに暗号化済 みの専用のトランザクションナンバーを記録し、また、その専用のトランザクシ ョンナンバーは、前記電子パースバリューの少なくとも一部分の転送を行なう。 前記先進技術のメモリは、集積回路メモリ、オプティカルメモリ、および薄膜 の半導体メモリの少なくとも１つを含む。前記読取りおよび書込み可能な装置は 、携帯情報端末、現金自動振込支払機、顧客アクセス端末、および商人側端末の 少なくとも１つを含む。前記専用のトランザクションナンバーは、トランザクシ ョンバリューとも呼ばれる金銭的値と、暗証番号とを含む。また、前記専用のト ランザクションナンバーは、前記先進技術のメモリおよび／または前記読取り／ 書込み装置によって暗号化される。さらに、このシステムは、前記磁気ストライ プのメモリの前記任意データフィールドまたは非任意データフィールドに記録さ れた標識文字を含んでいてもよい。 別の実施例では、磁気ストライプのメモリを表面に使用するマルチ−メモリト ランザクションカードの先進技術のメモリに保存した値を使用するためのシステ ムであって、このシステムは、先進技術のメモリと磁気ストライプのメモリとを 有するトランザクションカードを備えてなる。前記先進技術メモリは、電子パー スバリューを有する電子パースを備えた集積回路のメモリからなり、前記磁気ス トライプのメモリは、個人の口座番号を記録するための非任意データフィールド と、任意データフィールドとを有している。さらに、このシステムは、前記磁気 ストライプのメモリに記録される専用のトランザクションナンバーを有し、該専 用のトランザクションナンバーは、前記電子パースバリューの少なくとも一部分 を表わす。また、このシステムは、前記先進技術のメモリおよび前記磁気ストラ イプのメモリと通信関係にある読取り／書込み装置を有していて、この読取り／ 書込み装置は、前記専用のトランザクションナンバーを発生させる。そして、こ のシステムは、前記専用のトランザクションナンバーで表わされる前記電子パー スバリューの前記部分に相当する量のクレジットを分配する端末装置を有してい る。前記読取り／書込み装置と前記端末装置とは同じ装置であってもよい。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の基本的ステップのいくつかを表したフローチャートである： 図２は、本発明の実施例の模式図である； 図３Ａ−３Ｂは、本発明の他の実施例を表すフローチャートである。 本発明の詳細な説明 図１に言及すると、本発明に係るトランザクションカードの磁気ストライプの メモリを利用して安全な金融取引きを行なうシステムは、一般に、カードの磁気 ストライプのメモリにファンドトランスファするのに必要なデータをエンコード するステップを備えてなる（ブロック１０）。エンコードされたデータは、カー ドの磁気ストライプのメモリに標準形式で保存される専用のトランザクションナ ンバーを構成する（ブロック１２）。トランザクションにおいてカードの磁気ス トライプのメモリを利用する場合、専用のトランザクションナンバーを使ってト ランザクションが行なわれる（ブロック１４）。専用のトランザクションナンバ ーは、金融機関によりデコードされ、照合確認される（ブロック１６）。照合で 適性が確認されると、金融機関は、そのトランザクション成立の許可を与える（ ブロック１８および２０）。このようにして、トランザクションカードの磁気ス トライプのメモリを利用して安全な金融取引きが行われる。 本発明は、クレジットカードや、ＡＴＭカードや、デビットカードのような、 ある種身分証明書とも言える一般的なトランザクションカードを利用するもので ある。このカードは、表面にインプリントされた一連の番号を有している。この カードには、１４文字から１９文字までの文字をインプリントすることができ、 最初の４文字は、銀行がカードを発行する際のビンナンバーとしても知られてい るルーティングナンバーを表している。残りのナンバーは、一般には、そのカー ドの発行版とそのカードと関連する口座番号を表す。 また、このカードは、顧客の氏名、口座番号、および銀行のルーティングナン バー情報の保存に一般に利用される磁気ストライプのメモリを備えている。この 磁気ストライプのメモリには、情報を保存できる３つのトラックがある。これら のトラックに情報をいかに記録するかについてのフォーマットは、国際基準によ り統制されている。例えば、各トラックの内容は、参考までに挙げると、国際標 準化機構基準ＩＳＯ／ＩＥＣ７８１１−２：１９９５（Ｅ）により統制されてい る。このＩＳＯ／ＩＥＣ７８１１−２：１９９５（Ｅ）は、カードが金融のネッ トワークであまねく読取り可能で且つ受入れ可能なようにするため、全てのトラ ンザクションカードの磁気ストライプ情報のフォーマットの統一化を規定するも のである。このＩＳＯ基準は、磁気ストライプのメモリの各トラックにおけるエ ンコード技法、情報のフォーマットおよび情報量を統制している。 例えば、この基準は、２周波数記録法と呼ばれる２進コード化技法を、データ の各トラックへの記録に用いる技法として指定している。トラック１は、８．２ ７ビット／ミリおよび７９文字（英数字を含む）からなる。トラック２は、より 小さいビット密度であって、２．９５ビット／ミリおよび４０英数字からなり、 磁気ストライプの読取り装置により最もよく使用されるトラックであり、高い信 頼性と反復可能性のあるものでなければならない。また、トラック３は、読取り ／書込み用トラックとして指定されており、８．２７ビット／ミリおよび１０７ 数字からなる。本発明は、現行の磁気ストライプ読取り装置により読取り可能な 磁気ストライプのメモリのうち、前記トラックの一、好ましくはトラック２、に 専用のトランザクションナンバーを保存するようにしている。 専用のトランザクションナンバーは、現金自動振込支払機（ＡＴＭ）装置や、 商人側端末や、顧客のアクセス端末（ＣＡＴ’ｓ）等のネットワークに受付けら れ、且つ銀行により特定の口座として認識される一群の文字群である。例えば、 専用のトランザクションナンバーは、金融機関に特定の口座であることを示す１ つの文字と、利用者の暗証番号（個人識別番号）（ＰＩＮ）を表す複数の文字と 、口座番号の全てまたは一部を表す複数の文字と、そのトランザクションに必要 な金額を表す複数の文字とで構成することができる。この専用のトランザクショ ンナンバーは、そのような情報の基準に合うようにフォーマット化する際、磁気 ストライプのメモリの前記トラックの一つに記録させてもよい。このように、専 用のトランザクションナンバーは、一般の口座番号のように使って金融取引きを 行なうことができる。 図２に言及すると、トランザクションカードの磁気ストライプのメモリを利用 して安全な金融取引きを行なうようにした本発明に係る実施例のシステム３０は 、トランザクションカード３２と、金融機関のホストシステム３６と通信関係に あるトランザクションカード読取り／書込み装置３４および／または金融ネット ワーク４０を介して前記ホストシステム３６と通信関係にあるカード読取り／書 込み端末３８とから構成している。トランザクションカード読取り／書込み装置 ３４は、携帯情報端末（ＰＤＡ）や、カード３２にある様々なメモリの読取り／ 書込みが可能なその他の同様の装置であってもよい。また、端末３８は、商人側 の端末、ＡＴＭ、ＣＡＴ、および類似の装置であって、カードに少なくとも磁気 ストライプのメモリ４２を読取る能力を有するもの、好ましくは、先進技術のメ モリ４４を有するもの、とすることができる。トランザクションカード３２は、 磁気ストライプのメモリ４２、集積回路（ＩＣ）、スマートカードメモリ、オプ ティカルストライプのメモリ、および薄膜型半導体メモリ等の先進技術のメモリ ４４の少なくとも一つとから構成している。先進技術のメモリ４４は、メモリに パース金額４８を保存する電子パースアプリケーション４６を備えている。例え ば、口座金額５０を、前記ホストシステム３６の顧客の口座５４の範囲内で個人 の口座５２からスマートカードメモリ４４へ移すことができる。適合する個人口 座５ ２としては、直接口座振込（ＤＤＡ）５８、普通預金、等々が挙げられる。口座 金額５０は、金融機関のホストシステム３６と通信関係にあるＰＤＡ３４等のス マートカード読取り／書込み装置を利用するかネットワーク４０を介してホスト ３６と通信関係にあるＡＴＭ３８を介して、転送される。ネットワーク４０は、 カード３２が、電子ファンドトランスファ（ＥＦＴ）のネットワークや、電話の ネットワークや、インターネット等のホストシステム３６と通信することができ る通信ネットワークであればどのような通信ネットワークでもよい。ホストシス テム３６は、課金情報や、トランザクション、および金融機関の顧客の口座５４ の残高勘定の全てを追跡記録し且つ保存する。トランスファが生じると、ホスト システム３６は、そのトランスファと関連するミラー口座すなわち仮口座５６、 カード番号および／または電子パース４６に送金する口座金額５０の計上に使用 されるスマートカードメモリを作り出す。 本発明は、磁気ストライプのメモリが先進技術のメモリ４４の電子パース４６ に保存したパース金額４８を使用できるようにするものである。上記したように 、口座金額５０は、ネットワーク４０との相互作用によりトランザクションカー ド３２上の先進技術のメモリ４４の電子パース４６に送ることも可能である。ま た、その金額は、一方の先進技術のメモリから同一カードにおける他の先進技術 のメモリへ送ることもできるし、一方のカードから他のカードへ送ることも可能 である。同様に、他のカードの磁気ストライプのメモリまたは先進技術のメモリ や、カードの読取り／書込み装置のメモリや、他の同様の装置等の複数の情報源 から磁気ストライプへ金額を転送することも可能である。 図２および図３Ａ−３Ｂについて言及すると、口座金額４８を磁気ストライプ のメモリ４２に送るには、ＰＤＡ３４や、ＡＴＭ３８や、商人側端末３８や、あ るいはカードにおける先進技術のメモリや磁気ストライプのメモリに対して読取 り／書込み可能な、他の同様な電子装置に、カード３２を挿入して行なうことが できる（図３Ａ，ブロック６０）。ＰＤＡ３４および／または端末３８は、例え ば口座金額４８のような値を先進技術のメモリ４４の電子パース４６から磁気ス トライプ４２に転送することが可能なアプリケーションを備えている（図３Ａ、 ブロック６２）。このアプリケーションにより、カード保有者は、転送すべき金 額等のトランザクションデータのセットや、電子パースの識別（番号）や、専用 ＰＩＮ等々を指定することができる（図３Ａ，ブロック６４）。このアプリケー ションは、トランザクションデータのエンコード化と専用のトランザクションナ ンバーへの変換とを行わしめるものである（図３Ａ，ブロック６６および図１、 ブロック１０）。専用のトランザクションナンバーは、磁気ストライプのメモリ に記録される（図３Ａ，ブロック６８、および図１、ブロック１２）。また、こ のアプリケーションは、電子パース４６の金額４８等の転送アカウントを、磁気 ストライプのメモリ４２へ転送した金額分減少させる（図３Ａ，ブロック７０） 。このようにして、金銭的な値は、先進技術のメモリから磁気ストライプのメモ リに転送され、そのとき、その値は、専用のトランザクションナンバーという形 で利用される。 一旦その専用のトランザクションナンバーが磁気ストライプのメモリ４２に記 録されると、トランザクションカード３２は、トランザクションにおいて利用可 能となり、先進技術のメモリ４４から転送された金銭的値を使えるようになる。 例えば、図２および図３Ａ−３Ｂについて述べると、トランザクションカード３ ２をＡＴＭ３８に挿入して現金を受取ることができる。すなわち、磁気ストライ プのメモリ４２を通してＡＴＭ３８とのトランザクションを開始する（図３Ａ， ブロック７４）。銀行のルーティングナンバーおよび専用のトランザクションナ ンバーがＡＴＭ３８で読取られる（図１、ブロック１４参照）。この場合、ＡＴ Ｍ３８は、暗証番号（個人識別番号）（ＰＩＮ）および取引額を入力するように 促す（図３Ａ，ブロック７６）。ＰＩＮおよび取引額を入力すると、ＡＴＭ３８ は、ＰＩＮと、取引額と、専用のトランザクションナンバーとからなるトランザ クションファイルを、金融のネットワーク４０を介して、銀行ルーティングナン バーにより識別される金融機関のホストシステム３６に送る（図３Ａ，ブロック ７８）。ホストシステム３６が開き、そのファイルをデコードし、そのナンバー をハイライトする標識をミラー／仮口座５６と関連づけられた専用の口座番号と して認識する（図３Ａ，ブロック８０および図１、ブロック１６参照）。ホスト システム３６は、そのＰＩＮおよびミラー／仮口座５６を照合して、ミラー／仮 口座５６における残額が取引き額以上であるかどうかを確認する（図３Ａ，ブロ ック８２および図１、ブロック１６）。確認すると、ホストシステム３６は、Ａ ＴＭ３８に対して許可または拒否の返答を行ない、ミラー口座５６の残額が、専 用のトランザクションナンバーで識別される磁気ストライプのメモリ４２に転送 されたパース金額４８以下かどうかによって、取引額相当の現金を開放したり拒 否したりする（図３Ｂ，ブロック８４および図１、ブロック１８）。トランザク ションが許可された場合には、取引き額で指示された金額分、ミラー口座５６の 残額を減らす（図３Ｂ，ブロック８６）。許可の返答の場合、ＡＴＭ３８は、取 引き額に対する現金を出す（図３Ｂ，ブロック８８−９０、および図１、ブロッ ク２０）。一方、拒否の返答の場合、ＡＴＭ３８は、別のトランザクションを促 すか、そのセッションを終了することができる（図３Ｂ，ブロック９０）。この ようにして、先進技術のメモリの値は、磁気ストライプのメモリのトランザクシ ョンにおいて利用される。 本発明は、専用のトランザクションナンバーを確実に安全なものにする多くの 代替手段を提供する。実施例の一つでは、専用のトランザクションナンバーを、 トランザクションカードのスマートカードのメモリからシークレットを用いてエ ンコードする。なお、シークレットは、金融機構の公開キーから構成することが でき、また金融機関の公開キーで暗号化した如何なる情報も、金融機関が関連の 秘密キーを用いない限り暗号の解読はできない。斯くして暗号化した情報の安全 性を確保するようにしている。さらに、このシークレットは、おそらく金融機関 によってスマートカードのメモリ内に収められ、シークレットを必要とするトラ ンザクションの安全性を確保するように為されることになろう。 なお、シークレットは、金融機関の承認を得た信用のおける第三者により提供 されるようにすることもできる。この実施例の場合、ファンドトランスファを実 行するのに必要なデータを、スマートカードのメモリのシークレットを用いて暗 号化し、暗号文を専有のトランザクションナンバーという形で表すようにしてい る。このようにして、データの暗号化に用いる公開キーと関連付けされた秘密キ ーを有する金融機関しか、その専用トランザクションナンバーの暗号の解読はで きないようにしている。 別の実施例では、専用のトランザクションナンバーの安全性を、暗号化システ ムと関連付けした非常に正確なクロックを用いたタイムスタンプでそのナンバー をエンコードすることで確保するようにしている。なお、クロックは、証明用装 置で使用されているものと同様のものである。このクロックと暗号化システムと をＰＤＡもしくは他の同等装置に記憶させ、且つホストシステムに設けられたク ロックおよび暗号化システムと同期状態にする。この結果、エンコード済みデー タはその時点特有の特定の暗号化公式で関連付けするタイムスタンプのあるエン コード済みデータになる。結果として、タイムスタンプで記録した特定時間にエ ンコードしたデータのセットは、１セットのみの暗号化済みデータになるだけで あるから、特定のトランザクションナンバー上のタイムスタンプを読取ることに より、ホストシステムは暗号化公式を判定することができ、因って特定のトラン ザクションナンバーを復号化（解読）することができる。 上記したように、専用のトランザクションナンバーは、とりわけ、ＰＩＮとト ランザクションの値との情報で構成することができる。このＰＩＮは、一般に磁 気ストライプのメモリによるトランザクション用のカードと関連付けられた同じ ＰＩＮであってもよいし、また、専用のトランザクションナンバーと併用するた めに作られた専用のトランザクションＰＩＮであってもよい。取引きの時点で供 給されたＰＩＮと専用のトランザクションナンバーに含まれるＰＩＮとを比較対 照することで、本発明のセキュリティはさらに向上する。二つのＰＩＮが符号す ることを確認することによって、本システムは、承認された者によりトランザク ションが行われていることを保証するのに役立つ。 また、専用のトランザクションナンバーは、ＰＩＮと金額と口座番号との組み 合わせを表す圧縮フォーマットに含ませることもできる。例えば、２進コードや 、１６進コードを使用してもよい。例えば口座番号を記録する磁気ストライプの トラック２のビットを使用して、専用のトランザクションナンバーを表す２進コ ードや１６進コードを記録するようにもできる。現行の磁気ストライプ読取り装 置は、このコードを読取って、それをＩＳＯ／ＩＥＣ７８１１―２：１９９５（ Ｅ）で確認される現在の規格に従い翻訳する。ただし、上記したように、ビット の１つを使用して、その番号が専用のトランザクションナンバーである旨の信号 をホストシステムに送るようにしているため、ホストシステムは、その番号をＩ ＳＯ基準に規定されている番号から２進数や１６進数等のコーディングシステム に基づく番号に変換する。２進または１６進コーディングシステムの使用により 、専用のトランザクションナンバー用の圧縮フォーマットにすることができ、口 座番号よりは多くの情報を表わすようにできるが、磁気ストライプにおける同一 量の空白に収められる。 ２進コードを使用することにより、本システムは次のように作用する。磁気ス トライプのトラック２では、１文字につき５ビットを使用する４０文字が利用可 能である。一般には、文字の多くはハードウェアの制御用に保存されるため、総 文字数の一部分だけを使用して情報を保存するようにしている。従って、一般に は１９文字だけを使用して、この文字分で銀行のルーティングナンバーおよび顧 客の口座番号を保存することができると仮定する。これら１９文字は、合計９５ ビットを表わす。２進コードを使用すれば、これら９５ビットは、０から（２⁹⁵ ―１）まで、あるいは、０から３．９６１４×１０²⁸までの数を表わすことがで きる。ただし、ビット・シーケンスのいく分かはハードウェアの制御用に保存さ れる。従って、ＰＩＮや、口座番号や、取引き額や、その他あらゆる関連情報を 表わす非常に大きな数を磁気ストライプにエンコードするのに利用可能なビット は多数ある。なお、コーディング技法によっては、英数字を認識させるようにし てもよい。従って、前記専用のトランザクションナンバーは、ＰＩＮ、トランザ クションナンバー、口座番号、標識、および、共に暗号化される他の如何なる英 数字表示からも構成することができる。 また、専用のトランザクションナンバーの各ビットを分解して、情報の様々な 部分を別々に表わすようにしてもよい。例えば、銀行のルーティングナンバーは 一般に４桁であるから、００００から９９９９まで値域を定めることができる。 ２進コードを使うと、００００から９９９９までの数字を１４ビットで表わすこ とができる。例えば、銀行のルーティングナンバーが６２１８である場合、２進 法では次のように表わされる。 ビット： ０ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０ １１ １２ １３ 記録形態：０ １ ０ １ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ １ １ ０ ２進法：０＋２＋０＋８＋０＋０＋６４＋０＋０＋０＋０＋２０４８＋４０ ９６＋０＝６２１８ また、銀行のルーティングナンバーの各文字を２進法で個別に表わしてもよい 。ただし、この方法は、各文字が４ビットを必要とするため、さほど効果的では ない。例えば、各文字は、次のように表わすことができる。 文字： ６ ２ １ ８ ビット： ０ １ ２ ３ ０ １ ２ ３ ０ １ ２ ３ ０ １ ２ ３ 記録形態： ０ １ １ ０ ０ １ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ また、例えば、利用可能なビット総数が２文字列に分解される場合は、使用す るビット数をより少なくすることができる。第１列のビットは、数ｘまでカウン トアップし、次の列のビットは、ｘ＋１からｙまでカウントする。ここで、ｘ、 ｘ＋１およびｙは、数字を表わす。この場合、これら２文字列のビットは、総計 するか結合して１つの数にする。当業者なら理解できるように、圧縮フォーマッ トに長い文字列の英数字または数字だけの文字を表わすのに使用可能なスキーム は多数ある。 また、別の実施例では、専用のトランザクションナンバーは、ＩＳＯ／ＩＥＣ ７８１１−２：１９９５（Ｅ）で認定されているコード化した文字セットを用い た磁気ストライプのメモリに記録する。この専用のトランザクションナンバーは 、任意データフィールド、非任意データフィールド、あるいは双方の組合わせに 記録するこどが可能である。磁気ストライプのトラック２の非任意データフィー ルドの一例は、銀行のルーティングナンバーと個々の口座番号とからなる個人識 別番号（ＰＡＮ）用に保存された１９文字からなる。同様に、トラック２には、 任意データとして使用可能な１３文字がある。これら文字の各々は、４ビットか らなる。専用のトランザクションナンバーを非任意データフィールドに記録する 際、その専用のトランザクションナンバーは、ＰＡＮ全体もしくは少なくとも一 部分に書込むか記録する。同様に、専用のトランザクションナンバーは、１３文 字からなる任意データフィールド全体または一部に記録することができる。最後 に、一実施例では、専用のトランザクションナンバーをＰＡＮ全体に記録するこ ともできるし、また、少なくとも１つの文字の標識を任意データフィールドまた は非任意データフィールドに記録して、磁気ストライプを読取るシステムに対し てＰＡＮ域における番号が専用の番号であることを指示するようにしてもよい。 例えば、専用のトランザクションナンバーを１０文字から構成することもでき るが、この場合、６文字を使用してトランスファする取引き額や値を構成し、残 りの４文字を使用して専用のトランザクションＰＩＮを構成することができる。 トランザクションカードの値を集積回路のメモリから磁気ストライプのメモリに 送りたい場合、カードを、読取り／書込み装置に挿入して、取引き額および専用 のＰＩＮを表示する。この情報は、暗号化されて専用のトランザクションナンバ ーを形成し、そして磁気ストライプ上に記録される。ＩＳＯ基準に認定されてい る記録技法を使って、専用のトランザクションナンバーを構成する１０文字は、 コード化した文字セットにより１か０かで記録される合計４０ビットからなる。 本発明のシステムは、４０ビットからなる暗号化された専用のトランザクショ ンナンバーを記録する前に、その暗号化された専用のトランザクションナンバー に使用できない４ビット列が含まれていないかどうかの評価を行なう変更子を備 えている。何故なら、ＩＳＯ基準のコード化した文字セットに認定されているよ うに、そのようなビット列は、ハードウェアの制御用に保存されるものであるか らである。もし暗号化された専用のトランザクションナンバーにそのようなビッ ト列が含まれている場合には、変更子は、そのようなビット列を含まない訂正済 みの専用のトランザクションナンバーにすると共に、ナンバーが訂正済みである ことを専用のトランザクションナンバーを読取るシステムに指摘する、専用のト ランザクションナンバーの一部からなる、訂正ポインタを提供する。 最後に、標識文字が、任意データフィールドまたは非任意データフィールドに 記録される。この標識文字は、ホストシステムにより認識され、一般の口座番号 と混同しないようにようにその専用のトランザクションナンバーと識別される。 このように、本発明は、値をトランザクションカードの磁気ストライプのメモリ に安全に送るシステムおよび方法を提供するものである。 以上好適実施例を引用して本発明の説明を行なったが、他の実施例でも同じ効 果を奏することができる。本発明の変更例や修正例は当業者にとっては明らかな ものがあり、以下のクレームは、そのような変更例や同等の変更を全て包含しよ うとするものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 クワン，ジョセフ シー アメリカ合衆国 カリフォルニア州90068、 ハリウッド、パラマウント ドライヴ 2034 (72)発明者 リクステイン，ヘンリー アメリカ合衆国 カリフォルニア州90402、 サンタモニカ、ドュライド ロード 544 【要約の続き】 キー／秘密キーによるシステムや同期クロックシステム を提供するようにすることからなる。また、前記専用の トランザクションナンバーは、工業規格のフォーマット や、２進コードや１６進コード等の別のフォーマットに することも可能である。このようにして、前記専用のト ランザクションナンバーを磁気ストライプによるトラン ザクションを行なう間に読取って、その専用のトランザ クションナンバーにより表わされる値を利用して取引き を行なうようにすることが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．磁気ストライプのメモリと少なくとも１つの先進技術のメモリとを有するト ランザクションカードにおける前記磁気ストライプのメモリを利用して安全な金 融取引きを行なう方法であって、以下の各ステップからなる方法： （ａ）専用のトランザクションナンバーを形成してファンドトランスファを 行なうのに必要なデータを修正するステップ；および （ｂ）その専用のトランザクションナンバーを前記カードの磁気ストライプ のメモリに保存するステップ。 ２．前記専用のトランザクションナンバーが、前記カードにおける前記少なくと も１つの先進技術のメモリ内に記憶された値の少なくとも一部分にアクセスでき るようにしたことを特徴とする、請求項１に記載の安全な金融取引きを行なう方 法。 ３．前記メモリが、集積回路メモリ、オプティカルストライプのメモリ、および 薄膜半導体のメモリの少なくとも１つを含むことを特徴とする、請求項２に記載 の安全な金融取引きを行なう方法。 ４．前記修正するステップが、前記カードの前記少なくとも１つの先進技術のメ モリの暗号化能力により前記専用のトランザクションナンバーを発生させること を含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全な金融取引きを行なう方法。 ５．前記少なくとも１つの先進技術のメモリが、集積回路のメモリ、オプティカ ルのメモリ、および薄膜半導体のメモリの少なくとも１つを含むことを特徴とす る、請求項４に記載の安全な金融取引きを行なう方法。 ６．前記少なくとも１つの先進技術のメモリが、集積回路メモリを含むことを特 徴とする、請求項４に記載の安全な金融取引きを行なう方法。 ７．前記修正するステップが、先進技術のメモリおよび磁気ストライプのメモリ に読取りおよび書込み可能な装置の暗号化能力により前記専用のトランザクショ ンナンバーを発生させることを含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全な 金融取引きを行なう方法。 ８．前記読取りおよび書込み可能な装置が、携帯情報端末、現金自動振込支払機 、顧客アクセス端末、および商人側端末からなる群から選択される装置であるこ とを特徴とする、請求項７に記載の安全な金融取引きを行なう方法。 ９．前記データを修正するステップが、公開キー／秘密キーによる暗号化システ ムを用いでデータを暗号化するステップを含むことを特徴とする、請求項１に記 載の安全な金融取引きを行なう方法。 １０．前記データを修正するステップが、同期クロックによる暗号化システムを 用いてデータを暗号化するステップを含むことを特徴とする、請求項１に記載の 安全な金融取引きを行なう方法。 １１．前記保存するステップが、前記磁気ストライプのメモリの任意データフィ ールドに前記専用のトランザクションナンバーを記録するステップを含むことを 特徴とする、請求項１に記載の安全な金融取引きを行なう方法。 １２．前記保存するステップが、個人の口座番号の少なくとも一部分に代えて、 非任意データフィールドに前記専用のトランザクションナンバーを記録するステ ップを含むことを特徴とする、請求項１に記載の安全な金融取引きを行なう方法 。 １３．前記磁気ストライプのメモリの任意のデータフィールドに標識文字を記録 するステップをさらに含んでなることを特徴とする、請求項１２に記載の安全な 金融取引きを行なう方法。 １４．マルチ−メモリトランザクションカードの値を先進技術のメモリから磁気 ストライプのメモリへ送るシステムであって、以下のものを備えてなることを特 徴とするシステム： 先進技術のメモリと磁気ストライプのメモリとを有するトランザクション カード； 前記先進技術メモリは、電子パースバリューを有する電子パースを備えて いる； 前記磁気ストライプのメモリは、個人の口座番号を記録するための非任意 データフィールドと、任意データフィールドとを有している； 前記先進技術のメモリと前記磁気ストライプのメモリと通信関係にある読 取り／書込み装置；および 前記磁気ストライプのメモリに記録された暗号化済みの専用のトランザク ションナンバー、該専用のトランザクションナンバーは、前記電子パースバリュ ーの少なくとも一部分の転送を行なう。 １５．前記先進技術のメモリが、集積回路のメモリ、オプティカルメモリ、およ び薄膜の半導体のメモリの少なくとも１つを含むことを特徴とする、請求項１４ に記載のマルテ−メモリトランザクションカードの値を送るシステム。 １６．前記読取りおよび書込み可能な装置が、携帯情報端末、現金自動振込支払 機、顧客アクセス端末、および商人側端末の少なくとも１つを含むことを特徴と する、請求項１４に記載のマルチ−メモリトランザクションカードの値を送るシ ステム。 １７．前記専用のトランザクションナンバーが、金銭的値と暗証番号とを含むこ とを特徴とする、請求項１４に記載のマルチ−メモリトランザクションカードの 値を送るシステム。 １８．前記専用のトランザクションナンバーを前記先進技術のメモリによって暗 号化することを特徴とする、請求項１４に記載のマルチ−メモリトランザクショ ンカードの値を送るシステム。 １９．前記専用のトランザクションナンバーを前記読取り／書込み装置によって 暗号化することを特徴とする、請求項１４に記載のマルチ−メモリトランザクシ ョンカードの値を送るシステム。 ２０．前記磁気ストライプのメモリの前記任意のデータフィールドに記録された 標識文字をさらに備えてなることを特徴とする、請求項１４に記載のマルチ−メ モリトランザクションカードの値を送るシステム。 ２１．磁気ストライプのメモリを表面に使用するマルチ−メモリトランザクショ ンカードの先進技術のメモリに保存した値を使用するためのシステムであって、 以下のものを備えてなることを特徴とするシステム： 先進技術のメモリと磁気ストライプのメモリとを有するトランザクション カード； 前記先進技術メモリは、電子パースバリューを有する電子パースを備えた 集積回路のメモリからなる； 前記磁気ストライプのメモリは、個人の口座番号を記録するための非任意 データフィールドと、任意データフィールドとを有している； 前記磁気ストライプのメモリに記録される専用のトランザクションナンバ ー、該専用のトランザクションナンバーは、前記電子パースバリューの少なくと も一部分を表わす； 前記先進技術のメモリと前記磁気ストライプのメモリと通信関係にある読 取り／書込み装置であって、前記専用のトランザクションナンバーを発生させる もの；および 前記専用のトランザクションナンバーで表わされる前記電子パースバリュ ーの前記部分に相当する量のクレジットを分配する端末装置。 ２２．前記読取り／書込み装置と前記端末装置とが同じ装置であることを特徴 とする、請求項２１に記載のシステム。