JP2001505238A - エラストマー共重合体組成物及びかかる組成物より製造した物品 - Google Patents

エラストマー共重合体組成物及びかかる組成物より製造した物品

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Abstract

(57)【要約】 エラストマー組成物は、スチレン端末ブロックが少なくとも約15重量%であり、スチレン端末ブロックの重量平均分子量が少なくとも約7、000ダルトン、エチレン−ブチレン中間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約60、000ダルトンである、単一種のS−EB−Sブロック共重合体と、組成物から作る浸漬成形品に触感を与えるに充分な量の可塑剤とを含む。医療用フィルム保護装置のような物品を調製するため、エラストマー組成物を浸漬成形を行うのに充分な量の溶媒に溶解する。所望製品の形状を有する型を溶液に浸漬して、型上にエラストマー組成物のフィルムを成長させる。浸漬成形によるエラストマーのフィルムはピンホールがなく、酸素及びオゾンの侵蝕に対する耐制を備える。フィルムは検査、外科及び工業用手袋及びコンドームのような製品への使用に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】 エラストマー共重合体組成物及びかかる組成物より製造した物品発明の属する分野 本発明は、エラストマー共重合体組成物及びこの種のエラストマー共重合体を 用いる浸漬成形品の製造に関する。 手袋、コンドームその他の医療用品のような薄くて伸縮自在の物品は長い間天 然ゴムからつくられてきた。この種の物品は、天然に産するゴムと水とのエマル ジョンである天然ゴムのラテックスに安定剤と加硫化学品とを添加して成形する のが通常の製造法である。凝集剤を予め塗布することもある、適当形状の型を、 一度又は数度ラテックス混合物中に浸漬して所望厚さの層を形成する。水を蒸発 させてゴムの連続するフィルムを残す。このフィルムを加硫して適当な機械的及 び物理的特性を付与しなければならない。 この種の用途に対して、天然ゴムは、強靭さ、高エラストマー及び良好な「触 感」又は風合いといった多くの利点を持っている。天然ゴムは、ピンホールが形 成されやすい、引裂クラッキングを発生させるオゾンの急速な侵蝕を受けやすい 、またクラッキングの原因で製品の物理的健全性を損なう酸化が貯蔵中に発生し やすい等のいくつかの欠点を有する。天然ゴムはまた、残留する表面活性剤、加 硫剤、安定剤、抗酸化剤、及び/又はゴム中の蛋白質のために抗アレルギー性で ない。刺激に弱いまたは過敏性の特に強い人やゴム製品を長期にわたって使用す る人は、アレルギー反応を起こすことがある。 浸漬成形による薄膜品に使用するために、各種の合成エラストマーポリマーが 開発されている。合成ゴム組成物を溶剤に溶かして真の溶液にすると、ピンホー ルが生じる可能性を大きく減少させることができる。市販されている合成ゴム組 成物の多くは、触感に問題がある等他の種々の欠点を有している。各組成物は要 求される特牲の一部を満足するけれども、それらの殆どは、人体と接触する実験 用及び外科用手袋、コンドーム及びその他の医療用製品のような多くの製品に要 求される強度、触感、耐環境性及び抗アレルギー性という複合的な要求を満足す るものではない。 合成エラストマーポリマー製品の技術における重要な進歩が、米国特許第5, 112,900号及び5,407,715号に記載されている。これらの特許は 、特定のスチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(S−EB−S)ブロック共 重合体溶液の調製及びそれらを用いる物品の浸漬成形を開示している。その結果 得られる物品は、手袋、コンドーム及び他の製品に用いる場合優れた弾性を示す 。それらは、ピンホールの発生率が低く、酸化及びオゾン化のような環境による 損壊に対して優れた耐性と抗アレルギー性とを有する。 従って、かかる配合物で形成する物品の製造法の改良及び製造コストの減少が 常に要望されている。本発明はかかる要望を充足し、さらに関連の利点を提供す るものである。課題を解決するための手段 本発明は、浸漬成形品を作るエラストマー溶液及びその製造方法並びにかかる 浸漬成形品を提供せんとするものである。本発明は、米国特許第5,112,9 00号及び5,407,715号の方式に付随する製造上の複雑さ及び均一性の 問題をそれらの利点を保持しながら克服する。 本発明によるエラストマー溶液は、本質的に単一種のS−EB−Sブロック共 重合体であるブロック共重合体成分よりなり、このS−EB−Sブロック共重合 体は少なくとも約15重量%のスチレン端末ブロックを有し、スチレン端末ブロ ックの分子量(重量平均分子量を明細書全体において用いる)は少なくとも約7 、000ダルトンであり、エチレン−ブチレン中間ブロックの分子量は少なくと も約60、000ダルトンである。この溶液はさらに、組成物から作る浸漬成形 品に触感を与えるに充分な可塑剤と、ブロック共重合体成分と可塑剤の安定溶液 を形成し且つ溶液から製品を浸漬成形するに充分な量の溶剤とを含む。 使用する可塑剤の量は、S−EB−Sブロック共重合体の性質に応じて選択す る。特に、S−EB−Sブロック共重合体と可塑剤の全量に対するスチレン端末 ブロックの体積百分率(本明細書中では「端末ブロック相体積百分率」と呼ぶが 、「ハードドメイン相体積百分率」とも呼ばれる)に応じて選択する。可塑剤の 量は、好ましくは、スチレン端末ブロックの端末ブロック相体積百分率が約20 % 未満になるようにする。かくして、S−EB−Sブロック共重合体のスチレン端 末ブロックの百分率が高くなればなるほど、使用される可塑剤の量が多くなる。 一方、可塑剤の量は、最終製品の強度が各製品に必要とされる受入れ可能なレベ ル以下に低下するほど多量であってはならない。 本発明の製法については、この溶液から浸漬成形により物品を製造する。この 方法では、上述したような溶液を用意するが、S−EB−Sブロック共重合体の 分子量は約175、00ダルトン未満である。この溶液に型を浸漬し、引き上げ た後、型の土のフィルムから溶媒を蒸発させて、型の形状を有する均一で伸縮自 在なフィルムが残るようにする。 本発明の方法は、高品質の手袋やコンドームのような製品の製造に役立つ。こ れらの製品は、良好な強度及び弾性と、50−500%の伸張度における低い変 形ストレスと高い弾性回復で示される天然ゴムに匹敵する触感とを併わせもつも のである。エラストマーで形成した薄い製品はピンホールの問題を回避すること ができる。換言すると、高い不浸透性を有する。エラストマー組成物は、オゾン に露されることによる引裂クラッキング及び経年変化によるクラッキングが生じ る傾向が低く、また手袋やコンドームのような薄い浸漬成形品に好適である。 上記と同様な性質は、米国特許第5,112,900号及び5,407,71 5号により製造した物品からも得られる。しかしながら、これらの特許方法では 、少なくとも2種、好ましくは3種の、異なるS−EB−S共重合体が必要とさ れる。種々の共重合体を用いるため製造工程が複雑となり、溶液の混合及び調製 を入念に行わなければならない。購入したS−EB−S共重合体材料の任意のも のの性質または溶液中の混合比率に比較的小さなばらつきがある場合でも、溶液 の粘度及び他の性質が変化する。浸漬成形ラインの使用パラメータ(例えば、溶 液温度、型引き上げレートなど)を状況に応じて調整する必要があるが、その場 合でも、長い操業期間の間に、最終製品に孔が生じたり手袋の指の間がつながっ たりするような欠陥が高率で発生することがある。また、勿論、多種類の共重合 体成分を用いるため、これら成分の注文、取扱い及び貯蔵等補給上の配慮が必要 である。これらの問題は克服不能なものではなく、米国特許及び本発明の譲受人 は、これらの方法により事業を成功裡に展開している。しかしながら、本発明の 方式 は、単一種のS−EB−Sブロック共重合体を用いることにより製造上の複雑さ が軽減し製品の歩留りが向上するという重要な利点を有する。 さらに、溶液中で2種または3種以上の共重合体を混合する堤合、最終製品中 にそれに応じた数の異なる分子量が存在する。個々の共重合体はそれぞれ、比較 的狭い分子量分布を持つように製造されるのが一般的であるため、溶液中で2種 の共重合体を混合すると、2つの異なる主要な分子量分布モードが存在すること になる。その結果、最終のポリマーネットワークにある程度の非均一性が導入さ れる。もっとも、この非均一性は米国特許により製造した製品では受入れ可能な ものである。単一種の共重合体を用いる本発明方式では、最終製品の顕微鏡組織 構造上の均一性が向上する。 本発明の他の特徴及び利点は、本発明の原理を例示する添付図面を参照しなが ら好ましい実施例についての以下の詳細な説明を読むと明らかになるであろう。 しかしながら、本発明は、この好ましい実施例に限定されるものではない。図面の簡単な説明 図1は、本発明を実施する方法のブロック図である。 図2は、手袋の斜視図である。 図3は、コンドームの斜視図である。 図4は、拡張バルーンの斜視図である。 図5は、膨脹可能なカフスの斜視図である。 図6は、外科用排液管の斜視図である。 図7は、外部カテーテルの斜視図である。 図8は、カテーテルバルーンの斜視図である。 図9は、器具カバーの斜視図である。 図10は、可塑材の相対量の関数である強度を示すグラフである。発明の実施の形態 図1は、本発明による物品の好ましい製造方法を示すブロック図である。参照 番号20において、単一種のS−EB−Sブロック共重合体を用意する。本明細 書中において「単一種」とは正確に1つの種類を意味し、1を越えるまたは1未 満のブロックの共重合体を包含しない。ブロック共重合体は、エチレン−ブチレ ン共重合体中央ブロックとスチレン端末ブロックとよりなるスチレン−エチレン −ブチレン−スチレン(S−EB−S)ブロック共重合体である。ポリスチレン 端末ブロックは通常、全分子中における重量%が少なくとも約15、好ましくは 少なくとも約30である。スチレン端末ブロックの分子量は、少なくとも約7、 000ダルトンである。エチレン−ブチレン中間ブロックの分子量は、少なくと も約60、000ダルトン、好ましくは約70、000ダルトンであり、最も好 ましくは約85、000ダルトンである。共重合体の全分子量は通常、約50、 000ダルトン乃至約300、000ダルトンである。本明細書で説明する浸漬 成形品の好ましい用途では、共重合体の全分子量は約175、000ダルトン未 満、好ましくは150、000ダルトン未満、最も好ましくは115、000ダ ルトン未満である。使用可能な市販のブロック共重合体は、Shell Kra tonのG1654X S−EB−Sブロック共重合体材料である。 S−EB−Sブロック共重合体は、スチレン−イソプレン−スチレン(S−I −S)及びスチレン−ポリブタジエン−スチレン(S−B−S)ブロック共重合 体類のような合成ゴム組成物中で使用されることのある他種のブロック共重合体 類とは区別されるべきものである。例えば、米国特許第3,933,723号に 記載されているように、S−I−S及びS−B−Sブロック共重合体類から薄い ゴムのような物品を作ることは既に知られている。この種のブロック共重合体類 の使用により、物品の加硫を省略することができるが、これらの物品は酸化及び オゾンによる損壊を免れない。 他の型の共重合体とは異なるS−EB−Sブロック共重合体を使用することは 、2つの理由から本発明の成功にとって必須の条件となる。第1に、S−EB− Sブロックエラストマー共重合体をベースとするエラストマー類は、オゾン又は 酸化性状態による浸蝕に対して耐性を持つのに対し、S−I−S及びS−B−S エラストマー類は、オゾンに露されると急速なクラッキングを生じ、酸化性状態 の下ではクラッキングを生じるか硬化してしまう。従って、後記の共重合体類は 共に、医療用及びその他の用途では害のある抗オゾン剤又は抗酸化剤のような特 殊な添加剤によって保護するにしても、損壊しやすい。上記のような特殊な添加 剤は、人によってはアレルギー反応を惹き起こすので、これら添加剤の使用は望 ま しくない。本発明によるエラストマー組成物は抗アレルギー性で、長時間ユーザ ーの皮膚が接触しても問題がない。加えて、特殊な添加剤の使用にも拘わらず、 特に物品を折りたたんだ状態で貯蔵した後、使用に先立ち又は使用時に引き伸ば す場合、引裂クラッキングによりS−I−S及びS−B−S組成物から作られた 物品がオゾンによるクラッキングを発生させて早期損壊を惹き起こす。 第2に、引張り強度、弾性及び用途により要求される触感の望ましい組合わせ を付与するために、S−EB−S共重合体類の機械的緒特性を変性することがで きる。S−EB−Sエラストマー共重合体類は、S−I−S及びS−B−Sエラ ストマー類と比べて高い引張り強度、低い弾性伸張度、及び50−500パーセ ントの伸張度で高いストレスを有する。S−EB−S共重合体を非芳香族のナフ テン系またはパラフィン系鉱油等の適当な可塑剤と適宜組合わせることにより、 弾性を上記の用途に理想的なものとする。可塑剤は、ポリスチレン端末部を膨潤 又は溶解するものであってはならない。 幾種かのS−EB−Sゴムの構造、特性及び幾つかの用途については、米国特 許第3,485,787号;第3,830,767号;第4,006,116号 ;第4,039,629号;第4,041,103号;第4,386,179号 ;第4,481,323号;第4,511,354号及び第4,613,640 号の各明細書に開示がある。 比較のために説明を加えると、米国特許第4.386.179号;第4,48 1,323号;第4,511,354号及び第4,613,640号は、0.1 乃至7〜10%のポリシロキサンと6〜60%の鉱油とを加えたエラストマー共 重合体類の組成物を開示している。上記範囲の量のポリシロキサンの添加は、シ リコンゴムの顕微鏡的特徴である表面平滑性を著しく向上させるために必須要件 である。体組織及び体液と接触する多くの医学的用途では、上記の表面平滑性の 向上が必要である。このような共重合体類と、ポリシロキサンと、鉱油の混合物 の場合には、高温度及び1500〜2500psi(ポンド/平方インチ)程度 の剪断圧力において安定な共重合体とポリシロキサンの組成物を形成する必要が ある。これらの化合物から溶液をつくり、浸漬成形により手袋やコンドームのよ うなエラストマー物品をこれらの組成物で形成するのは、実際上また商業上不可 能である。 S−EB−Sブロック共重合体には、オプションとして、そのポリスチレン端 末ブロックに適合する樹脂が添加されている。この端末ブロックに適合する添加 樹脂は、S−EB−Sブロック共重合体のガラス転移温度(Tg)を増加させる 。製品はTg及びそれより高い温度では多少粘着性を示すようになるため、ガラ ス転移温度が増加すると、添加なして可能であったよりも高い温度での最終製品 の使用が可能となる。かかる端末ブロック適合樹脂の一例は、ポリアルファメチ ルスチレンである。ポリスチレンのような端末ブロック適合スチレンを含有する 他のポリマーを用いてもよい。端末ブロック適合樹脂のかかる他のソースが存在 する場合には、それらの成分を端末ブロック相体積百分率の決定にあたり含める 。 参照番号22において、可塑剤を用意する。可塑剤は、メルク・インデックス (Merck Index)の第8版のエントリーズ(Entries)6971及び6972に記載さ れた精製石油パラフィン系炭化水素油である鉱油を用いるのが好ましい。好まし い鉱油は、77°Fにおける比重が0.87、77°Fにおける粘度が170セ ンチストークス、ヒルシュラー(Hirschler)分子量が492である。 参照番号24において、S−EB−Sブロック共重合体と可塑材の双方の溶剤 を用意する。好ましい溶剤はトルエンである。 S−EB−Sブロック共重合体は、固形物として製造業者から調達できる。参 照番号26において、物品を浸漬成形できる溶液を作るために、S−EB−Sブ ロック共重合体と鉱油可塑剤とを双方の溶剤、好ましくはトルエン、に溶解して S−EB−Sの濃度を最適濃度にする。ひとつのアプローチとして、ブロック共 重合体と鉱油をコーレス・ディスソルバー(Cowles dissolver)のような高剪断 混合機に入れ、溶剤を加え、均質な溶液を得るに充分な時間、通常は約1時間混 合することによって、本発明による配合物を調製する。脱泡のために溶液をある 時間、通常は数時間放置する。 使用可能な可塑剤の最小量は、S−EB−Sブロック共重合体の性質に関連し て決定する。特に、S−EB−Sブロック共重合体と可塑剤との全量に基づくス チレン端末ブロックの体積百分率に関連して決める。可塑剤の量は、スチレン端 末ブロックの端末ブロック相体積百分率が約20%未満になるようにする好まし い。溶液中の端末ブロック相体積百分率を20%未満にすると得られる最終製品 の顕微鏡組織的形態は、手袋、コンドーム及び他の伸縮自在な製品に必要な種類 の卓越した弾性を示す。一方、スチレン端末ブロックの端末ブロック相体積百分 率を約20%を超える値にした場合の形態は、柔軟性及び伸縮性に欠けるため、 薄膜製品の表面にクラッキング及び細孔が生ずる傾向がある。 溶液中に使用可能な可塑剤の最大量は、最終製品の機械的条件により決まる。 薄膜を形成させる溶液中の可塑剤の量を増加すると、最終製品の機械的強度が減 少する。 ここで計算方法を説明すると、S−EB−S分子のスチレン含有量は通常、重 量百分率で表わされるが、可塑剤の適量は体積百分率における分析に基づく。密 度情報を用いた簡単な計算が、重量百分率と体積百分率の間の変換を行うために 存在する。 S−EB−Sのトルエン溶液は、他の多くの溶媒と比べて濃厚溶液に最小の粘 性を与える。溶液を非常に濃厚にすると、溶媒回収作業で処理を要する溶媒の量 が減少するために浸漬成形プロセスのコストが向上する。トルエン溶液中のS− EB−Sは、混合物またはエマルジョンとは異なる真の安定した溶液である。こ のプロセスは、高剪断混合機を用い、均質な溶液が得られるまで充分な時間混合 するなどして、かかる溶液が得られるようにする必要がある。この溶液を濾過し て微細な異物を取り除く。 参照番号28において、浸漬成形により製造する物品の形状を有する型を用意 する。かかる型は市販されており、通常は、アルミニウム、ガラス、プラスチッ クまたは陶器で作られており、オプションとして、浸漬前に炭酸カルシウムのス ラリーやステアリン酸カルシウムのような剥離剤を被覆してもよい。図2−9は この方法により製造される幾つかの物品の例を限定なしに示す。 図2に示す手袋及び図3に示すコンドームは、本発明の現在において最も好ま しい用途である。 図4に示すような拡張バルーンは、医学的処置を行うために使用される。 図5に示すような膨脹自在のカフスは、器具を体内の所定位置に保持するため に使用される。カフスが器具を包囲する。開口部を介して器具を体内に挿入した 後、カフスを膨脹させて器具を所定位置にしっかりと保持する。 図6に示すような排液管は、体内から体外に延びる管であり、体内から流体を 排出するものである。 図7に示すような外部カテーテルは、ペニスに被せて尿を排出するものである 。 図8に示すようなカテーテルバルーンには幾つかの種類がある。しかしながら 、一般的に、カテーテルバルーンは膨脹自在のカフスと幾分似たような機能を果 たす。カテーテルがその意図した位置に到達すると、カテーテルバルーンを膨張 させる。 図9に示すような器具カバーにも幾つかの種類がある。一般的に、器具の或る 部分を所定時間身体と接触させねばならないことがある。器具カバーは、器具の 該当部分、例えば探針、を覆って保護し、該当部分が体部に触れないようにする 。 最も関心の高い上記各物品に共通する特徴は、伸縮自在であって、ある時間の 間身体(外部又は内部)と接触させねばならない医療関連の用途に使用されると いうことである。本発明のエラストマーは、周囲環境による損壊に対する耐性を 有するため、悪い周囲環境の影響を受けることが少なく、患者又は健康管理者に アレルギーその他の悪い反応を惹き起こさない。 参照番号30において、型をペンキ容器の中に浸漬してペンキの層を型に付着 させるのと全く同様に、溶液をいれたタンクに型を浸漬して、ゆっくりと引き上 げ、エラストマー溶液の薄い均一な層が型に付着して残るようにする。参照番号 32において、所定時間、型を空気流の中で乾燥させて、薄いエラストマー層中 の溶剤を周囲温度で蒸発させる。浸漬及び乾燥の結果得られて各層の厚さは、約 0.03〜0.20ミリメートルである。所要厚さの層を形成するために必要な 回数だけ浸漬工程を繰り返す。本発明の浸漬工程によって調製される薄膜物品の 厚さは、各層の厚さ及び層の数に応じて、約0.03乃至約1.0ミリメートル である。厚さ約0.03ミリメートル未満の層は健全性を保持するのが困難であ る。浸漬成形によって厚さ約1.0ミリメートル以上の物品と作ることは困難で あるが、かかる厚い物品を複数回浸漬工程を繰り返すことによって調製できるこ ともある。 その結果得られたエラストマーの層を、参照番号34において、80−95° Cの温度で10乃至20分間加熱することにより溶融させ、エラストマーの機械 的性質及び連続性を向上させる。 以下に説明する例は本発明の一面を示すが、本発明を限定するものとして理解 されるべきではない。当該技術分野における普通のやり方は、以下のように組成 物を特定する。共重合体は全量100%として特定し、その後、共重合体の全質 量重量に対する追加重量部として可塑剤を特定する。このような方法は、ゴム1 00部に対する部として表わされることが多く、“phr”で表示されることも ある。 受入れ可能なものとなるためには、手袋、コンドーム及び同様な製品は強度、 伸張度及び触感の基準を満足しなければならない。アメリカ合衆国試験・材料規 格協会は、ゴム製手術用手袋については規格ASTM D3577−88,ゴム 製実験用手袋については規格ASTM−D3578−77、ゴム製避妊具(コン ドーム)については規格ASTM−D3492−83を設定している。これらの 各規格は、特定条件下における特定製品の最小極限引張り強度を定めている。A STM−D3577−88のタイプI(天然ラテックス)手術用手袋について定 められた最小極限引張り強度は、24MPaである。ASTM3577−88の タイプII(合成ゴムラテックス又はゴムセメント)手術用手袋及びASTMD 3492−83のコンドームについて定められた最小極限引張り強度は、17M Paである。ASTM−D3578−77の実験用手袋のために定められた最小 極限引張り強度は、21MPaである。ASTM規格は、伸張度500%におけ る最大変形ストレスについても定めている。材料の触感または「風合い」は、中 間の伸張度における変形ストレス(モジュラス)を測定することにより客観的に 評価できる。必要な触感を得るためには、モジュラスは500%の伸張度で約7 .0MPa未満でなければならず、望ましくは、ASTM D3577−88、 タイプIの規格より厳しい条件を満足するためには、500%の伸張度で約5. 5MPa未満である。 最終製品の機械的諸特性として、ASTM規格の最小引張り強度と等しいかそ れ以上の引張り強度を持ち、ASTM規格の伸張度500%における引張りスト レス又は変形ストレスと同等又はそれ以下のモジュラスを有する必要がある。 上述した2つの例の機械的特性を測定した。第1の例では、引張り強度は26 .55MPaであり、損壊に至る伸張度は863%、500%の伸張度でのモジ ュラスは1.75MPaであった。第2の例では、引張り強度は24.01MP aであり、損壊に至る伸張度は885%、500%の伸張度でのモジュラスは1 .62MPaであった。これらの例は共にASTM規格の全てを満足するが、第 2の例は外科用手袋の規格をかろうじて満足する引張り強度を備えている。可塑 剤の量をそれよりも多くすると、ASTM D3577−88、タイプIの強度 条件を満足するには不十分な強度を有する最終製品が得られる可能性がある(し かしながら、他の製品のASTM 規格は満足する)。 かくして、適当な最終製品となる単一種のS−EB−Sブロック共重合体と併 用する可塑剤の量を評価するための簡単な方法が提供される。可塑剤の量の最小 限界値は、S−EB−Sブロック共重合体と可塑剤の混合物中のスチレンの端末 ブロック相体積百分率が約20%未満になるように選択する。可塑剤の最大限界 値は、例のデータについて図10に示すように選択する。強度(または他の限界 的特性)と可塑剤の量との相関関係を確立する。最終製品の条件(例えば、AS TM D3577で規定された24MPa)に従って限界レベルが指示される。 可塑剤の最大限界値は、充分な特性を与える限界であり、この例では約75ph rである。 これらの結果により、適量の可塑剤中の、入念に選択した単一種のS−EB− S共重合体系エラストマーはASTM規格を満足し、天然のラテックスの性質に 匹敵する、多くの場合それよりも優れた、機械的特性を有することが分かる。こ の結果は、本発明の材料は天然ゴムに匹敵するか、またはそれよりも卓越した機 械的機能を備え、それと同時にピンホール、酸素による侵蝕、オゾンによる侵蝕 が発生しやすく、アレルギーを発生させやすいというような天然ゴムの欠点を回 避することができるという意味で重要である。これら全ての特徴を備えた他の材 料は知られていない。 本発明は、手に入るこれまでの材料と比べて卓越した性質を有する、浸漬成形 品の製造に使用可能な改良型エラストマー配合物を提供する。本発明の特定の実 施例を例示の目的で詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱すること なく種々の変形例及び設計変更を想到できる。従って、本発明は後記の請求範囲 による場合を除き限定されるべきではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スチレン端末ブロックが少なくとも約15重量%であり、スチレン端末ブ ロックの重量平均分子量が少なくとも約7、000ダルトン、エチレン−ブチレ ン中間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約60、000ダルトンである、 単一種のS−EB−Sブロック共重合体よりなるブロック共重合体成分と、 組成物から作る浸漬成形品に触感を与えるに充分な量の可塑剤と、 ブロック共重合体成分と可塑剤との安定溶液を形成し、溶液から製品を浸漬成形 するに充分な量の溶媒と、 から本質的になるエラストマー溶液。 2.可塑剤の量が、ブロック共重合体と可塑剤との全量に対するスチレンの端 末ブロック相体積百分率が約20%を越えないような請求項1の溶液。 3.可塑剤が鉱油である請求項1の溶液。 4.溶媒がトルエンである請求項1の溶液。 5.S−EB−Sブロック共重合体のスチレン端末ブロックの重量百分率が少 なくとも約15%である請求項1の溶液。 6.エチレン−ブチレン中間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約70、 000ダルトンである請求項1の溶液。 7.エチレン−ブチレン中間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約85、 000ダルトンである請求項1の溶液。 8. S−EB−Sブロック共重合体の重量平均分子量が少なくとも約175 、000ダルトンである請求項1の溶液。 9. S−EB−Sブロック共重合体の重量平均分子量が少なくとも約150 、000ダルトンである請求項1の溶液。 10. S−EB−Sブロック共重合体の重量平均分子量が少なくとも約11 5、000ダルトンである請求項1の溶液。 11.スチレン端末ブロックが少なくとも約15重量%であり、スチレン端末 ブロックの重量平均分子量が少なくとも約7、000ダルトン、エチレン−ブチ レン中間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約60、000ダルトン、S− EB−Sブロック共重合体の重量平均分子量が約175、000ダルトン未満 である、単一種のS−EB−Sブロック共重合体と、 組成物から作る浸漬成形品に触感を与えるに充分な量の可塑剤と、 ブロック共重合体成分と可塑剤との安定溶液を形成し、溶液から製品を浸漬成形 するに充分な量の溶媒と、 から本質的になるエラストマー溶液を用意し、 型を溶液中に浸漬した後、その溶液から型を引き上げ、 型の上のフィルムから溶媒を蒸発させて、型の上に均一で伸縮自在のフィルム を残すステップよりなるエラストマー物品の調製法。 12.溶液を用意するステップは、ブロック共重合体と可塑剤との全量に対す るスチレンの端末ブロック相体積百分率が約20%を越えないような量の可塑剤 を用意する請求項11の方法。 13. 厚さが約0.03乃至1.0ミリメートルであり、 スチレン端末ブロックが少なくとも約15重量%であり、スチレン端末ブロッ クの重量平均分子量が少なくとも約7、000ダルトン、エチレン−ブチレン中 間ブロックの重量平均分子量が少なくとも約60、000ダルトン、S−EB− Sブロック共重合体の重量平均分子量が約175、000ダルトン未満である、 単一種のS−EB−Sブロック共重合体と、 組成物から作る浸漬成形品に触感を与えるに充分な量の可塑剤と、 からなるエラストマーにより形成された薄いフィルムよりなるエラストマー物品 。 14. S−EB−Sブロック共重合体葉は約30重量%のスチレン端末ブロ ックを有する請求項13の物品。 15.可塑剤の量は、ブロック共重合体と可塑剤との全量に対するスチレンの 端末ブロック相体積百分率が約20%を越えないような請求項13の物品。
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