JP2001504873A - 生分解性の熱可塑的に加工可能なポリマーに基づく活性物質含有成型体 - Google Patents

生分解性の熱可塑的に加工可能なポリマーに基づく活性物質含有成型体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、熱可塑的に加工可能な生物学的に分解可能なポリマー、好ましくはポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエステルウレタンおよびポリエステルウレタン尿素に基づく、新規な活性化合物含有成型体に関する。さらに、本発明は、それらの製造、および宿主動物自体、その周囲およびその環境における寄生虫を防除するためのそれらの使用に関する。成型品は、使用後、場合によっては、屋外または屋内植物において殺虫剤として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 生分解性の熱可塑的に加工可能なポリマーに基づく活性物質含有成型体 本発明は、活性化合物を含有し、そして熱可塑的に加工可能な、生物学的に分 解可能なポリマー、好ましくはポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエステ ルウレタンおよびポリエステルウレタン尿素に基づく新規な成型品、ならびにそ れらの製造、および宿主動物自体、その周囲およびその環境における寄生虫を防 除するためのそれらの使用であって、成型品が、使用後、場合によっては、屋外 または屋内植物における植物病原性昆虫を防除するために役立つ使用に関する。 有害生物(pest)を防除するための活性化合物を含有する成型品は、既知 である。それらは、活性化合物を含有するプラスチックのキャリヤー骨格からの 活性化合物の緩徐な放出に基づいている(例えば、Aries et al.米国特許第3 8 14 061号明細書、Greeberg同第3 918 407号明細書,Miller et al.同第3 944 66 2号明細書、Millionis et al.同第4 041 151号明細書、Pasarela同第4 145 409 号明細書、Greeberg and Cloud同第4 158 051号明細書、v.Bittera et al.同 第4 225 578号明細書、Mc Daniel et al.欧州特許出願公開第0 052 411号明細 書、Grubb et al.米国特許第3 852 416号明細書およびPearce同第4 536 388号 明細書、参照)。 実際に、既知成型品においてほとんど独占的に使用されるキャリヤーは、PV Cである。他のキャリヤーは、文献には記述されているけれども、今日まで、そ れらは、実際には、受け入れられていない。かくして、米国特許第4 195 075号 明細書は、なかんずく、熱可塑性エラストマー が、また、イヤー・タグ(ear tag)のために可能性のあるキャリヤーポ リマーであることを記述している。しかしながら、また、それは、この引用に記 載されているキャリヤーポリマーとしては、独占的に、可塑性PVCを用いる例 である。 このことも、また、驚くべきことではない。PVCは安価であり、そして容易 に入手可能である。また、それは、広範囲の他の物質、特に可塑剤と混和性があ る。活性化合物を含有するPVC体中で、これらの可塑剤は、キャリヤー中に溶 解された活性化合物を維持し、そして本体表面に、それを徐々に移送する機能を もっている。活性化合物は、そこで蒸発するか、または可塑剤とともに表面から こすり取られる。PVCキャリヤー、可塑剤および活性化合物の3成分の相互作 用は、成型品が、実際に、使用できるかどうか、またどの程度使用できるかを決 定する。 もし、系全体の1つの成分が変化すれば、系が、なお、実際に働くか否かを予 測することは、もはやできない。このことは、もし、活性化合物の移送における 重要な機能を実際にもっている可塑剤が、交換されるかまたは省略される場合に 、特に当てはまる。 種々の理由から、キャリヤー材料としてのPVCを置き換えることが望ましい 。 活性化合物を含有し、そして熱可塑的に加工可能なエラストマー(TPE)に 基づく成型品は、欧州特許出願公開第542 080号、同第542 081号および同第542 078号に記述されている。 既知の系は、しばしば、最初に使用された活性化合物の90重量%以上が、な おポリマー中に存在しているにもかかわらず、それらの作用が、急速に衰えてく るという欠点をもっている。これは、非常に非経済的で ある。 本発明による系は、それらが、宿主動物自体、その周囲およびその環境におけ る寄生虫を防除するために使用された後、それらに残留する活性化合物が、経済 的に利用されることを可能にする。この目的のために、それらは、場合によって は造粒または摩砕後に、土壌中で、植物における有害生物を防除するための薬剤 として使用される。 活性化合物を含有する本発明による成型品が、完全に、生物学的に分解されて 、それに含有される活性化合物が放出されることは驚くべきことである。専門家 は、ポリマー骨格中に組み入れられた活性化合物が、それ自体、生物学的に分解 可能であるポリマーの生物学的分解を阻害または抑制することを予期するに違い ない。 本発明は、下記の項に関する: 1.成型品が、キャリヤーとして生物学的に分解可能なポリマー、適当ならば 可塑剤および適当ならば慣用の添加剤を含有することを特徴とする、活性化合物 を含有する成型品。 2.成型品が、キャリヤーとして生物学的に分解可能なポリエステルアミド、 適当ならば可塑剤および適当ならば慣用の添加剤を含有することを特徴とする、 活性化合物を含有する成型品。 3.生物学的に分解可能なポリマー、好ましくは熱可塑性ポリエステルアミド が、活性化合物、適当ならば可塑剤および適当ならば慣用の添加剤と混合され、 そして混合物が、慣用の方式で加工されることを特徴とする、活性化合物を含有 する成型品の製造方法。 4.動物自体またはその周囲の寄生虫を防除するため、ならびに使用後、場合 によっては粉砕、造粒または摩砕された後、屋外または屋内植 物における植物病原性昆虫を防除するための、成型品、好ましくはテープ、大型 メダル(medallion)およびイヤー・タグとしての1または2(上記) によるポリマー混合物の使用。 生物学的に分解可能なポリマーは、立案規格書DIN54 900−1に記さ れている試験条件に合致するものである。 生物学的に分解可能なポリマーの例は、ポリカプロラクトン、ポリカプロラク トン−澱粉ブレンド、芳香族−脂肪族コポリエステル、ポリラクチド、ポリヒド ロキシ酪酸/吉草酸エステルおよび/またはそれらの澱粉ブレンド、ポリエステ ルアミド、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリウレタン尿素およびそれらのブレンド である。 適当なポリエステルアミドの製造は、欧州特許出願公開第641 817号に記述さ れている。特に、そこに記述されているポリエステルアミドが好適である。ポリ エステルアミドは、特に、本発明により適当である。 堆肥化可能なプラスチックとしての熱可塑性ポリエステルウレタンの製造およ び使用は、欧州特許第0 593 975号に記述されている。 適当なポリウレタン尿素の製造は、WO 96/1780およびWO 96/2161に記述さ れている。そこに記述されているポリウレタン尿素が、特に好適である。ポリウ レタン尿素は、特に、本発明により適当である。 熱可塑的に成型でき、そして尿素基を含有する、そのような生物学的に分解可 能なポリウレタンは、既知の方法によって、 a) a1)ヘキサメチレンジイソシアネート、または a2)ヘキサメチレンジイソシアネートと、混合物に基づき全量60重量%ま での1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシ アナトメチルシクロヘキサンおよび/または4,4’−ジイソシアナトジシクロ −ヘキシルメタンおよび/または1−メチル−2,4(6)−ジイソシアナトシ クロヘキサンとの混合物、 を含有するジイソシアネート成分、 からの、イソシアネート基に反応性である基に対して当量比1:1ないし2:1 のイソシアネート基に、 b) b1)(i)アジピン酸および/またはコハク酸、および(ii)少なくとも 1種の炭素原子2〜6個をもつアルカンジオールからの、ヒドロキシル基から計 算される分子量500〜10,000の少なくとも1種のポリエステルジオール 、または b2)そのようなポリエステルジオールと、成分b)の全重量に基づき32重 量%までの、炭素原子2〜6個をもち、そして場合によってはエーテル基を含有 するアルカンジオールとの混合物、 を含有するジオール成分、 c) c1)一般式 H2N−(−CH2−)n−NH−(−CH2m−SO3Me のジアミノスルホン酸塩、または c2)ジアミノスルホン酸塩と、成分c)の全重量に基づき90重量%までの エチレンジアミンとの混合物、 を含有する、イソシアネート基に反応性であり、そして成分b)およびc)に存 在する基の全量に基づき2〜50当量%の量におけるジアミン成分、適当ならば 、 d)成分b)、c)およびd)の全重量に基づき10重量%までの量における 一般式 H−X−O−R の親水性ポリエーテルアルコール、そして適当ならば、 e)イソシアネート基に反応性である基に対する当量比のイソシアネート基の 計算量には含まれない、水 を付加(adher)して製造されるが、 この場合、記述された一般式において、 mおよびnは、互いに独立して、数字2〜6を表し、 Meは、カリウムもしくはナトリウムを表し、 Rは、炭素原子1〜12個をもつ1価の炭化水素基を表し、そして Xは、分子量範囲88〜4000のポリアルキレンオキシド鎖を指し、そのア ルキレンオキシド単位は、少なくとも40%程度までのエチレンオキシド単位と 残りのものとしてプロピレンオキシド単位を含有する。 尿素基を含有するポリウレタンは、例えば、20〜50、好ましくは40〜5 0重量%濃度の水性分散液の形態で使用される。 ジイソシアネート成分a)は、好ましくは、もっぱらヘキサメチレンジイソシ アネートを含有する。 ジオール成分b)は、b1)少なくとも1種のポリエステルジオール、か、ま たはb2)少なくとも1種のポリエステルジオールb1)と、炭素原子2〜6個 をもち、そして場合によってはエーテル基を含有する少なくとも1種のアルカン ジオール32重量%まで、好ましくは10重量%までとの混合物か、いずれかを 含有する。 適当なポリエステルジオールb1)は、(i)アジピン酸および/ま たはコハク酸、および(ii)炭素原子2〜6個をもつアルカンジオールに基づ き、ヒドロキシル基含量から計算できる分子量500〜10,000、好ましく は1000〜2500のものであり、そして場合によっては、例えばエチレング リコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ コールおよび/または1,6−ヘキサンジオールのようにエーテル基を含有して もよい。ジオールとしてもっぱらエーテルグリコールおよび/または1,4−ブ タンジオールを用いて製造されたポリエステルジオールは、特に好適である。 炭素原子2〜6個をもち、場合によってはエーテル基を含有してもよく、そし て場合によっては、ヒドロキシル基を含有する鎖延長剤(chain−leng thening agent)として共に使用される必要があるアルカンジオー ルは、まさに例として挙げられる型のものである。 ジアミン成分c)は、c1)既に先に述べられた一般式のジアミノスルホン酸 塩、またはc2)そのようなジアミノスルホン酸塩と、イソシアネート基に反応 性である成分c)のアミノ基に基づき、たとえ全部でも90当量%まで、好まし くは70当量%までの量で、使用されるエチレンジアミンとの混合物、いずれか を含有する。特に好適なジアミノスルホン酸塩は、N−(2−アミノエチル)− 2−アミノエタンスルホン酸のカリウムもしくはナトリウム塩である。 ジアミン成分c)は、一般に、成分b)の重量に基づき1〜10、好ましくは 2〜5重量%の量で共に使用される。 場合によっては、共に使用される必要があるビルダー(builder)成分 d)は、一般式 H−X−O−R [式中、RおよびXは、既に先に与えられた意味をもつ] の親水性の単官能ポリエーテルアルコールを含有する。 好適なそのようなポリエーテルアルコールは、 Rが、炭素原子1〜4個をもつ脂肪族炭化水素基を表し、そして Xが、分子量範囲500〜4000のポリアルキレンオキシド鎖を表すが、こ れに存在するアルキレンオキシド単位の少なくとも40、特に少なくとも70、 特に好ましくは100%は、エチレンオキシド単位であり、そして残りのアルキ レンオキシド単位は、プロピレンオキシド単位である、 それらのものである。 そのような単官能ポリエーテルアルコールは、例えばメタノール、n−ブタノ ール、n−ヘキサノールもしくはn−ドデカノールのような適当なスターター分 子R−OHの、それ自体既知であるアルコキシル化によって、好ましくはエチレ ンオキシド、および適当ならば、先の説明に対応するアルキレンオキシド量の比 においてプロピレンオキシドを用いて製造される。前述のアルキレンオキシドは 、混合物として、そして/または連続的に、ここで使用されてもよい。 単官能ポリエーテルアルコールd)は、たとえ全部でも、成分b)、c)およ びd)の全重量に基づき10重量%まで、好ましくは3重量%までの量で使用さ れる。 尿素基を含有するポリウレタンの製造のために、場合によっては可能であり、 そして挙げられてもよい、さらなるビルダー成分は、e)水であり、これは、特 に、もしポリウレタン製造の最終段階において実施さ れるべき、予め製造されたNCOプレポリマーの鎖延長反応が、水性媒質におい て実施されるならば、特に水に溶解されたジアミンc)が、NCOプレポリマー のNCO基に基づいて当量以下の量で使用されるならば、反応物と見なされるべ きである。 これらのビルダー成分に加えて、原則として、例えばグリセロールもしくはト リメチロールプロパンのような微量の三官能化合物が、また可能であり、少量で ポリエステルb1)中に組み入れられても、または成分b2)の一部として遊離 形で使用されてもよい。そのような分岐分子の同時使用は、原則として、純粋に 幾何学的に線状のポリマーが再び生じるように、単官能化合物によって補償され ねばならない。 尿素基を含有するポリウレタンは、例として挙げられたビルダー成分から、い かなる所望の先行技術の方法によっても製造することができる。しかしながら、 好ましくは、それらは、既知のプレポリマー法によって、特に、NCOプレポリ マーもしくはセミ・プレポリマーが、成分b)と適当ならばd)、およびジイソ シアネート成分a)から、NCO/OH当量比1.5:1〜4:1、好ましくは 1.8:1〜2.5:1に付加して製造され、次いで、これが、鎖を延長しなが ら成分c)と反応される。 この方法では、プレポリマーもしくはセミ・プレポリマーは、一般に、温度2 0〜150℃において溶媒なしで製造され、次いで、適当な溶媒に溶解される。 もちろん、プレポリマーもしくはセミ・プレポリマーは、また、直接溶媒中で生 成することができる。特に適当な溶媒は、イソシアネート基に対して不活性であ り、そして水と無制限に混和するものである。好ましくは、アセトンが溶媒とし て使用される。 第2の反応段階では、この方法で製造されたプレポリマーもしくはセミ・プレ ポリマーが、鎖を延長しながら成分c)と反応される。この反応において、一方 のプレポリマーもしくはセミ・プレポリマーと他方のイソシアネートに反応性で ある成分c)のアミノ基の当量比は、1:1〜20:1、好ましくは1,2:1 〜4:1である。鎖延長反応は、溶液中、好ましくはアセトン溶液中か、または 、有機溶媒中プレポリマーもしくはセミ・プレポリマー溶液が、水中成分c)溶 液と合体されるような水性媒質中で、強い十分な混合とともに実施することがで きる。既に指摘されたように、プレポリマーもしくはセミ・プレポリマーのNC O基と水との反応による鎖延長反応もまた、適当であれば、ここで起きる。尿素 基を含有するポリウレタンに関して述べられた好適な2段階製造では、イソシア ネート基、および2つの反応段階でイソシアネート基に反応性である基の間の当 量比は、イソシアネート基に反応性である成分b)ないしd)の基に対するイソ シアネート基の全量比が、前述の比1:1〜2:1に対応するようになされた開 示文書の文脈において選ばれる。水は、前述の当量比の計算には、いかなる場合 も含まれない。 鎖延長反応は、一般に、温度範囲20〜50℃内で実施される。 本発明による成型品は、1種以上の熱可塑的に加工可能な、生物学的に分解可 能なポリエステルアミドを含有する。これらは、脂肪族エステル基と脂肪族アミ ド基を含有し、そして堆肥化可能である、すなわち既に、微生物の影響下の温和 条件下で完全に分解される、このタイプのポリマーを意味すると理解される。 エステルとアミドセグメントのランダム配列をもち、そして数平均分子量に基 づき、平均分子量5000〜100,000、好ましくは10, 000〜50,000、特に好ましくは10,000〜35,000をもつ、そ れらのポリエステルアミドが好適である。 特に好適なポリエステルアミドは、 − ジアルコール類、例えばエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、 1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール 等、 − トリアルコール類、 − ジカルボン酸類、例えばシュウ酸、コハク酸、アジピン酸等、 − ヒドロキシカルボン酸類、例えば乳酸、およびラクトン、例えばカプロラ クトン等、 − アミノアルコール類、例えばエタノールアミン、プロパノールアミン等、 − 環状ラクタム、例えばε−カプロラクタム、ラウリルラクタム等、 − ω−アミノカルボン酸類、例えばアミノカプロン酸等、 および/または − ジカルボン酸、例えばアジピン酸、コハク酸等およびジアミン、例えばヘ キサメチレンジアミン、ジアミノブタン等の混合物(1:1塩)、 および/または − エステル形成成分として、ヒドロキシルもしくは酸末端基をもち、そして 分子量200〜10,000をもつポリエステル、 からなる群からのモノマーから得られるものである。 特に好適なポリエステルアミドは、 − アミド形成成分として、環状ラクタム、例えばε−カプロラクタ ム、ならびに − エステル形成成分として、1,4−ブタンジオールおよびアジピン酸、 から得られ、 そしてエステル含量30〜80重量%、好ましくは35〜65重量%、特に好ま しくは35〜55重量%をもつものである。 ポリエステルアミドは、分岐剤(branching agent)0.1〜 5重量%、好ましくは0.1〜2重量%を含有することができる。好適な可能な 分岐剤は、三官能アルコール、例えばトリメチロールプロパンもしくはグリセロ ール、およびさらに四官能アルコール、例えばペンタエリトリトール、そしてま た、三官能カルボン酸、例えばクエン酸である。 本発明による成型品に含有されるポリエステルアミドは、既知であるか、また は既知の方法によって製造できる(欧州特許出願公開第0 641 817号、参照)。 ポリエステルアミドが含有できる可能な混合成分は、慣用の熱可塑的に加工可 能な、そして生物学的に分解可能なポリマーである。好適な可能なポリマーは、 ポリエステル、ポリエーテルエステル、コポリエステル、ポリアンヒドリド(p olyanhydride)、ポリエステルウレタン尿素、ポリエステルウレタ ン、熱可塑性多糖もしくは多糖誘導体、そしてまた、脂肪族および芳香族エステ ル基を含有するポリエステル、ポリエーテルエステルおよびポリエステルアミド である。 特に好適な混合成分は、ポリエステル、例えばポリラクチド、ポリグリコリド 、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノレート、ポリ アスパラギン酸およびポリ酒石酸エステル、そしてさらに、熱可塑性多糖、例え ばセルロースエステル、セルロースエーテル、セルロースエーテルエステルおよ び澱粉誘導体、例えば澱粉エステル、そしてまた熱可塑性澱粉である。 ポリエステルアミド中の付加的ポリマー成分の含量は、比較的広い範囲、特に 、一般には1〜80重量%、好ましくは5〜50重量%内で変えることができる 。 本発明による成型品は、1種以上の農化学的活性化合物を含有する。 本発明による成型品のために挙げられてもよい活性化合物は、好ましくは殺虫 剤、特に動物に使用される殺寄生虫剤である。殺虫剤は、昆虫のニコチン性アセ チルコリン受容体の作動薬もしくは拮抗薬、リン含有化合物、例えばリン酸もし くはホスホン酸エステル、天然に存在する、および合成のピレトロイド、カルバ メート、アミジン、幼若ホルモンおよび幼若ホルモン様物質である。 昆虫のニコチン性アセチルコリン受容体の作動薬もしくは拮抗薬は、例えば、 欧州特許第580 553号明細書,同464 830,428 941,425 978,386 565,383 091 ,375 907,364 844,315 826,259 738,254 859,235 725,212 600,192 060 ,163 855,154 178,136 636,303 570,302 833,306 696,189 972,455 000 ,135 956,471 372,302 389号明細書;ドイツ特許出願公開第3 639 877号およ び同第3 712 707号;日本特許出願公開第03 220 176号明細書、同第02 207 083 ,63 307 857,63 287 764,03 246 283,04 9371,03 279 359,03 255 072号 明細書;米国特許第5 034 524号明細書、同第4 948 798,4 918 086,5 039 686 ,5 034 404号明細書;PCT出願WO 91/17 656および91/4965;フラ ンス特許出願第2 611 114号;およびブラジル特許出願第88 03 621号から既知で ある。 それによって、これらの出版物に記述された化合物およびそれらの製造につい て、明白に引用されている。 これらの化合物は、好ましくは、一般式(A) [式中、 Rは、水素か、または、アシル、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロア リールもしくはヘテロアリールアルキルからなる群からの、場合によっては置換 される基を表し; Aは、水素、アシル、アルキルもしくはアリールからなるシリーズからの単官 能基を表すか、または基Zに結合されている二官能基を表し; Eは、電子求引基を表し; Xは、基−CH=もしくは=N−を表し、この場合、基−CH=は、 H原子の代わりに、基Zに結合されてもよい; Zは、アルキル、−O−R、−S−Rおよび からなるシリーズからの単官能基を表すか、 または基Aもしくは基Xに結合されている二官能基を表す] によって表すことができる。 式(A)の特に好適な化合物は、基が次の意味をもつものである: Rは、水素か、または、アシル、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロア リールおよびヘテロアリールアルキルからなるシリーズからの、場合によっては 置換される基を表す。 挙げられてもよいアシル基は、ホルミル、アルキルカルボニル、アリールカル ボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよび(アルキル−)−(ア リール)−ホスホリルであって、それらは入れ替わって置換されてもよい。 挙げられてもよいアルキルは、C1-10−アルキル、特にC1-4−アルキル、具 体的にはメチル、エチル、i−プロピルおよびsec−もしくはt−ブチルであ って、それらは入れ替わって置換されてもよい。 挙げられてもよいアリールは、フェニルもしくはナフチル、特にフェニルであ る。 挙げられてもよいアラルキルは、フェニルメチルもしくはフェネチルである。 挙げられてもよいヘテロアリールは、10個までの環原子と、ヘテロ原子とし てN,OもしくはS、特にNをもつヘテロアリールである。チエニル、フリル、 チアゾリル、イミダゾリル、ピリジルおよびベンゾチアゾリルが、具体的に、挙 げられてもよい。 挙げられてもよいヘテロアリールアルキルは、6個までの環原子と、ヘテロ原 子としてN,OもしくはS、特にNをもつヘテロアリールメチルもしくはヘテロ アリールエチルである。 例として、そして好適なものとして挙げられてもよい置換基は: 好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアルキル、例えばメ チル、エチル、n−およびi−プロピル、そしてn−,i−お よびt−ブチル;好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアル コキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−およびi−プロピルオキシ、そしてn −,i−およびt−ブチルオキシ;好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭 素原子をもつアルキルチオ、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−およびi−プ ロピルチオ、そしてn−,i−およびt−ブチルチオ;好ましくは1〜4個、特 に1または2個の炭素原子と、好ましくは1〜5個、特に1〜3個のハロゲン原 子をもち、そしてハロゲン原子が同一または異なり、そして好ましくはフッ素、 塩素もしくは臭素、特にフッ素であるハロゲノアルキル、例えばトリフルオロメ チル;ヒドロキシル;ハロゲン、好ましくはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素、 特にフッ素、塩素および臭素;シアノ;ニトロ;アミノ;アルキル基1個当たり 好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつモノアルキル−および ジアルキルアミノ、例えばメチルアミノ、メチルエチルアミノ、n−およびi− プロピルアミノ、そしてメチル−n−ブチルアミノ;カルボキシル;好ましくは 2〜4個、特に2または3個の炭素原子をもつカルボアルコキシ、例えばカルボ メトキシおよびカルボエトキシ;スルホ(−SO3H);好ましくは1〜4個、 特に1または2個の炭素原子をもつアルキルスルホニル、例えばメチルスルホニ ルおよびエチルスルホニル;好ましくは6または10個のアリール炭素原子をも つアリールスルホニル、例えばフェニルスルホニル、そしてヘテロアリールアミ ノおよびヘテロアリールアルキルアミノ、例えばクロロピリジルアミノおよびク ロロピリジルメチルアミノ、 である。 Aは、特に好ましくは、水素、および好ましくはRに関して与えられ た意味をもつ、アシル、アルキルおよびアリールからなるシリーズからの場合に よっては置換される基を表す。Aは、さらにまた、二官能基を表す。挙げられて もよい基は、好ましくは1〜4個、特に1〜2個のC原子をもつ場合によっては 置換されるアルキレンで、挙げられてもよい置換基は、先に挙げられた置換基で あり、そしてアルキレン基では、N,OおよびSからなるシリーズからのヘテロ 原子によおて中断されることも可能である。 AおよびZは、それらが結合されている原子と一緒になって、飽和または不飽 和の複素環を形成できる。複素環は、さらなる1または2個の同じか異なるヘテ ロ原子および/またはヘテロ基を含有できる。好適なヘテロ原子は、酸素、硫黄 もしくは窒素であり、そして好適なヘテロ基は、N−アルキルであり、この場合 、N−アルキル基のアルキルは、好ましくは、1〜4個、特に1または2個の炭 素原子を含有する。挙げられてもよいアルキルは、メチル、エチル、n−および i−プロピル、またはn−,i−およびt−ブチルである。複素環は、5〜7個 、好ましくは5または6個の環メンバーを含有する。 挙げられてもよい複素環の例は、イミダゾリジン、ピロリジン、ピペリジン、 ピペラジン、ヘキサメチレンイミン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、 ヘキサヒドロオキソジアジンおよびモルホリンであって、場合によっては、好ま しくはメチルによって置換されてもよい。 Eは、電子求引基を表し、そしてNO2、CNおよびハロゲノカルボニル、例 えば1,5−ハロゲノ−C1-4−カルボニル、特にCOCF3が、特に挙げられる 。 Xは、−CH=もしくは=N−を表す。 Zは、場合によっては置換される基アルキル、−OR、−SRもしくは−NR Rを表し、この場合、Rおよび置換基は、好ましくは、先に与えられた意味をも つ。 Zは、上記環に加えて、それが結合されている原子および基 と一緒になって、Xの代わりに、飽和または不飽和の複素環を形成できる。複素 環は、さらなる1または2個の同じか異なるヘテロ原子および/またはヘテロ基 を含有できる。ヘテロ原子は、好ましくは酸素、硫黄もしくは窒素であり、そし てヘテロ基は、好ましくはN−アルキルであり、この場合、N−アルキル基のア ルキルは、好ましくは、1〜4個、特に1または2個の炭素原子を含有する。挙 げられてもよいアルキルは、メチル、エチル、n−およびi−プロピル、または n−,i−およびt−ブチルである。複素環は、5〜7個、好ましくは5または 6個の環メンバーを含有する。 挙げられてもよい複素環の例は、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、ヘキ サメチレンイミン、モルホリンおよびN−メチルピペラジンである。 本発明により、特に好ましく使用することができる化合物として挙げられても よい化合物は、一般式(II)および(III): [式中、 nは、1もしくは2を表し、 Subst.は、前記置換基の1つ、特にハロゲン、具体的には塩素を表し、 A,Z,XおよびEは、先に与えられた意味をもつ] の化合物である。 次の化合物が、具体的に挙げられてもよい: 次の化合物が、具体的に選ばれてもよい: リン酸もしくはホスホン酸エステルは: O−(8−キノリル)フェニルチオリン酸O−エチル(キンチオホス)、 O−(3−クロロ−4−メチル−7−クマリニル)チオリン酸O,O−ジエチ ル(クマホス)、 O−フェニルグリオキシロニトリル−オキシム−チオリン酸O,O−ジエチル (ホキシム)、 O−シアノクロロベンズアルドキシム−チオリン酸O,O−ジエチル(クロル ホキシム)、 O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニル)ホスホロチオン酸O, O−ジエチル(ブロモホス−エチル)、 S,S’−メチレン−ジ(ホスホロジチオン酸)O,O,O’,O’−テトラ エチル(エチオン)、 S,S−ビス(O,O−ジエチルホスホロジチオン酸2,3−p−ジオキサン ジチオール、 ジエチルリン酸2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニル)−ビニル(ク ロロフェンビンホス)、 O−(3−メチル−4−メチルチオフェニル)チオノリン酸O,O−ジメチル (フェンチオン)、を含む。 カルバメートは: メチルカルバミン酸2−イソプロポキシフェニル(プロポキサル)、 n−メ チルカルバミン酸1−ナフチル(カルバリル)を含む。 合成ピレトロイドは、式B [式中、 R1およびR2は、ハロゲン、場合によってはハロゲン置換されるアルキルまた は場合によってはハロゲン置換されるフェニルを表し、 R3は、水素もしくはCNを表し、 R4は、水素もしくはハロゲンを表し、 R5は、水素もしくはハロゲンを表す] の化合物を含む。 好適な式Bの合成ピレトロイドは、 R1が、ハロゲン、特にフッ素、塩素もしくは臭素を表し、 R2が、ハロゲン、特にフッ素、塩素もしくは臭素、トリハロゲノメチル、フ ェニルもしくはクロロフェニルを表し、 R3が、水素もしくはCNを表し、 R4が、水素もしくはフッ素を表し、 R5が、水素を表す、 化合物である。 特に好適な式Bの合成ピレトロイドは、 R1が、塩素を表し、 R2が、塩素、トリフルオロメチルもしくはp−クロロフェニルを表し、 R3が、CNを表し、 R4が、水素もしくはフッ素を表し、 R5が、水素を表す、 化合物である。 特に挙げられてもよい式Bの化合物は、 R1が、塩素を表し、 R2が、塩素もしくはp−クロロフェニルを表し、 R3が、CNを表し、 R4が、4位のフッ素を表し、 R5が、水素を表す、 化合物である。 挙げられてもよい化合物は、具体的には: 3−[2−(4−クロロフェニル)−2−クロロビニル]−2,2− ジメチル−シクロプロパンカルボン酸[(α−シアノ−4−フルオロ−3−フェ ノキシ)ベンジル](フルメトリン)、 2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボ ン酸α−シアノ−(4−フルオロ−3−フェノキシ)−ベンジル(シフルトリン )、ならびにその鏡像異性体および立体異性体、 (±)−シス、トランス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチ ルシクロプロパンカルボン酸α−シアノ−3−フェノキシベンジル(デルタメト リン)、 2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボ ン酸α−シアノ−3−フェノキシベンジル(シペルメトリン)、 (±)−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチ ルシクロプロパンカルボン酸3−フェノキシベンジル(ペルメトリン)、 α−(p−Cl−フェニル)−吉草酸α−シアノ−3−フェノキシ−ベンジル (フェンバレレート)、 2−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トルイジノ)−3−メチ ル酪酸α−シアノ−3−フェノキシベンジル(フルバリネート)である。 アミジンは: 3−メチル−2−[2,4−ジメチル−フェニルイミノ]−チアゾリン、 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)−3−メチルチアゾリジン、 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)−3−(イソブチル−1−エ ニル)−チアゾリジン、 1,5−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−1,3,5−トリ アザペンタ−1,4−ジエン(アミトラッツ)、 を含む。 幼若ホルモンもしくは幼若ホルモン様物質は、置換ジアリールエーテル、ベン ゾイル尿素およびトリアジン誘導体を含む。幼若ホルモンおよび幼若ホルモン様 物質は、特に、次の式の化合物を含む: 置換ジアリールエーテルは、特に、一般式C[式中、 R1は、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノア ルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、ジオキシアルキレン、ジ オキシハロゲノアルキレン、CN、NO2、アルケニル、アルキニル、アルコキ シアルキル、アルコキシアルコキシもしくはヒドロキシアルコキシを表し、 R2は、R1について与えられた基を表し、 R3は、R1について与えられた基を表し、 R4は、水素、アルキル、ハロゲノアルキルもしくはハロゲンを表し、 R5は、R4について与えられた基を表し、 Hetは、ヘテロ原子をとおして残りの基に結合されてない、場合によっては 置換されるヘテロアリールを表し、 XおよびYは、互いに独立して、−O−もしくは−S−を表し、 Zは、−O−、−S−、−CH2−、−CHCH3−、−C(CH32−を表し 、 mおよびnは、互いに独立して、0,1,2もしくは3を表すが、それらの合 計は、2に等しいか、2を超える] の置換アルコキシジフェニルエーテルまたは置換ジフェニルメタンを含む。 特に好適な式Cの化合物は、 R1が、水素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキ シ、塩素もしくはフッ素を表し、 R2が、水素を表し、 R3が、水素、フッ素、塩素もしくはメチルを表し、 R4が、水素もしくはメチルを表し、 R5が、メチル、エチル、トリフルオロメチルもしくは水素を表し、 Hetが、フッ素、塩素、メチル、NO2、メトキシもしくはメチルメルカプ トによって、場合によっては置換されてもよいピリジルもしくはピリダジニルを 表し、 Xが、Oを表し、 Yが、Oを表し、 Zは、O、CH2もしくは−C(CH32−を表し、 mが、1を表し、 nが、1を表す、 化合物である。 次の化合物が、具体的に、挙げられてもよい: ベンゾイル尿素は、式(D): [式中、 R1は、ハロゲンを表し、 R2は、水素もしくはハロゲンを表し、 R3は、水素、ハロゲンもしくはC1-4−アルキルを表し、 R4は、ハロゲン、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ 、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、1−5−ハロ ゲノ−C1-4−アルキルチオ、フェノキシもしくはピリジルオキシを表し、これ らは、ハロゲノ、C1-4−アルキル、1−5 −ハロゲノ−C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、1−5−ハロゲノ−C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキルチオ によって、場合によっては置換されてもよい] の化合物を含む。 特に、挙げられてもよい化合物は:である。 トリアジンは、式(E) [式中、 R1は、シクロプロピルもしくはイソプロピルを表し; R2は、水素、ハロゲン、C1−C12−アルキルカルボニル、シクロプロピルカ ルボニル、C1−C12−アルキルカルバモイル、C1−C12−アルキルチオカルバ モイルもしくはC2−C6−アルケニルカルバモイルを示し;そして R3は、水素、C1−C12−アルキル、シクロプロピル、C2−C6−アルケニル 、C1−C12−アルキルカルボニル、シクロプロピルカルボニル、C1−C12−ア ルキルカルバモイル、C1−C12−アルキルチオカルバモイルもしくはC2−C6 −アルケニルカルバモイル、ならびに温血動物に無毒であるそれらの酸付加塩を 表す] の化合物を含む。 特に挙げられてもよい化合物は、下記の化合物である: 普通名プロポキサル、シフルトリン、フルメトリン、ピリプロキシフェン、メ トプレン、ジアジノン、アミトラッツ、フェンチオンおよびイミダクロプリドを もつ活性化合物が、特に選ばれてもよい。 活性化合物は、成型品中に、それだけでも、また互いに混合物としても、存在 することができる。 活性化合物は、成型品中に濃度0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量 %において存在する。 適当ならば、本発明による成型品は、可塑剤を含有する。動物における使用に 適する生物学的に分解可能なポリマーのための可塑剤は、次の物質類を含有する :グリセロールエステル、クエン酸エステル、乳酸エステル、グリセロール、ミ リスチン酸エステル、アジピン酸エステル、および適当な場合は、フタル酸エス テル。 可塑剤は、成型品中に濃度40重量%未満、好ましくは0〜30重量%におい て存在する。 本発明による成型品は、さらにまた、プラスチックのための慣用の添加剤を含 有する。慣用の添加剤は、例えば顔料、安定剤、流動剤(flow agent s)、潤滑剤、離型剤および充填剤である。 慣用の添加剤の例は、下記のとおりである: 1.酸化防止剤は、次のものを含む 1.1 アルキル化モノフェノール類、例えば2,6−ジ−tert−ブチル −4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール 、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチル−4−エチルフェノール、2,6 −ジ−tert−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert− ブチル−4−i−ブチルフェノール、2,6−ジ−シクロペンチル−4−メチル フェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール 、2,6−ジ−オクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロ ヘキシルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシメチルフェ ノール。 1.2 アルキル化ヒドロキノン類、例えば2,6−ジ−tert−ブチル− 4−メトキシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチル−ヒドロキノン、2, 5−ジ−tert−アミル−ヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデ シルオキシフェニル。 1.3 ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル類、例えば2,2’−チオ− ビス−(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオ−ビ ス−(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオ−ビ ス−(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオ−ビス −(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)。 1.4 アルキリデン−ビスフェノール類、例えば2,2’−メチレン−ビス −(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビ ス−(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレン− ビス−(4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)−フェノール)、2, 2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−シクロヘキシル−フェノール)、2 ,2’−メチレン−ビス−(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’− メチレン−ビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エ チリデン−ビス−(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エ チリデン−ビス−(6−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール)、2, 2’−メチレン−ビス−[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール )、2,2’−メチレン−ビス−[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノ ニルフェノール]、4,4’−メチレン−ビス−(2,6−ジ−tert−ブチ ルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス−(6−tert−ブチル−2−メ チルフェノール)、1,1−ビス−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ− 2−メチルフェニル)−ブタン、2,6−ジ−(3−tert−ブチル−5−メ チル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス −(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−ブタン、 1,1−ビス−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニ ル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコール−ビス−[3, 3−ビス−(3’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシ フェニル)−ブチレート]、ジ−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5 −メチル−フェニル)−ジシクロペンタジエン、ジ−[2−(3’−tert− ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−tert−ブチル− 4−メチル−フェニル]−テレフタレート。 1.5 ベンジル化合物、例えば1,3,5−トリス−(3,5−ジ−ter t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ジ −(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、3 ,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−メルカプト酢酸イソオ クチル、ビス−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベ ンジル)ジチオール−テレフタレート、イソシアヌル酸1,3,5−トリス−( 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)、イソシアヌル酸1 ,3,5−トリス−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチ ルベンジル)、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−ホス ホン酸ジオクタデシル、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル−ホスホン酸モノエチルエステル、カルシウム塩。 1.6 アシルアミノフェノール類、例えば4−ヒドロキシ−ラウリン酸アニ リド、4−ヒドロキシステアリン酸アニリド、2,4−ビス−オクチルメルカプ ト−6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−s−ト リアジン、N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)− カルバミン酸オクチル。 1.7 β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)− プロピオン酸 の1価−または多価アルコール、例えばメタノール、オクタデカノ ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ コール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ コール、ペンタエリトリトール、イソシアヌル酸トリス−ヒドロキシエチル、ジ −ヒドロキシエチル−シュウ酸ジアミドとのエステル類。 1.8 β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル )−プロピオン酸 の1価−または多価アルコール、例えばメタノール、オクタデ カノール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレ ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリト リトール、イソシアヌル酸トリス−ヒドロキシエチル、ジ−ヒドロキシエチル− シュウ酸ジアミドとのエステル類。 1.9 β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)− プロピオン酸のアミド類 、例えばN,N’−ジ−(3,5−ジ−tert−ブチ ル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヘキサメチレンジアミン、N,N ’−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル) −トリメチレンジアミン、N,N’−ジ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4 −ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヒドラジン。 2.UV吸収剤および光安定剤は、次のものを含む、 2.1 2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類、例えば5 ’−メチル、3’,5’−ジ−tert−ブチル、5’−tert−ブチル、5 ’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)、5−クロロ−3’,5’−ジ− tert−ブチル、5−クロロ−3’−tert−ブチル−5’−メチル、3’ −sec−ブチル−5’−tert −ブチル、4’−オクトキシ、3’,5’−ジ−tert−アミル、3’,5’ −ビス−(α、α−ジメチルベンジル)誘導体。 2.2 2−ヒドロキシベンゾフェノン類、例えば4−ヒドロキシ、4−メト キシ、4−オクトキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、4−ベンジル オキシ、4,2’,4’−トリヒドロキシ、2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメ トキシ誘導体。 2.3 場合によっては置換される安息香酸のエステル、例えばサリチル酸4 −tert−ブチル−フェニル、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチルフェ ニル、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス−(4−tert−ブチルベンゾイル )レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、3,5−ジ−tert−ブチル −4−ヒドロキシ安息香酸2,4−ジ−tert−ブチルフェニル、3,5−ジ −tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル。 2.4 アクリル酸エステル類、例えばα−シアノ−β、β−ジフェニルアク リル酸エチルもしくはイソオクチル、α−カルボメトキシ−ケイ皮酸メチル、α −シアノ−β−メチル−p−メトキシ−ケイ皮酸メチルもしくはブチル、α−カ ルボメトキシ−p−メトキシ−ケイ皮酸メチル、N−(β−カルボメトキシ−β −シアノビニル)−2−メチル−インドリン。 2.5 ニッケル化合物、例えば2,2’−チオ−ビス−[4−(1,1,3 ,3−テトラメチルブチル)−フェノール]のニッケル錯体、例えば場合によっ てはn−ブチルアミン、トリエタノールアミンもしくはN−シクロヘキシルジエ タノールアミンのような付加リガンドをもつ、1:1もしくは1:2錯体、ジブ チル−ジチオカルバミン酸ニッケル、 4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチル−ベンジル−ホスホン酸モノア ルキルエステル、例えばメチルもしくはエチルエステルのニッケル塩、ケトオキ シム、例えば2−ヒドロキシ−4−メチル−フェニルウンデシルケトンオキシム のニッケル錯体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールの 、場合によっては付加リガンドをもつニッケル錯体。 2.6 立体障害性アミン類、例えばセバシン酸ビス−(2,2,6,6−テ トラメチルピペリジル)、セバシン酸ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチ ルピペリジル)、n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ −ベンジル−マロン酸ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル) 、1−ヒドロキシエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペ リジンとコハク酸の縮合生成物、N,N’−(2,2,6,6−テトラメチル− 4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジアミンおよび4−tert−オクチルアミ ノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−s−トリアジンの縮合生成物、ニトロトリ 酢酸トリス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)、テトラキス −(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタ ン−テトラカルボン酸、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス−(3,3 ,5,5−テトラメチル−ピペラジノン)。 2.7 シュウ酸ジアミド類、例えば4,4’−ジ−オクチルオキシ−オキサ ニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブチル−オキ サニリド、2,2’−ジ−ドデシルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブチル− オキサニリド、2−エトキシ−2’−エチル−オキサニリド、N,N’−ビス− (3−ジメチルアミノ−プロピル) −オキサルアミド、2−エチルオキシ−5−tert−ブチル−2’−エチルオ キサニリド、およびそれらの2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−te rt−ブチル−オキサニリドとの混合物、o−およびp−メトキシ−、ならびに o−およびp−エトキシ−置換されるオキサニリドの混合物。 3.金属不活性化剤、例えばN,N’−ジフェニルシュウ酸ジアミド、N−サ リチラル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス−サリチロイルヒド ラジン、N,N’−ビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ ェニルプロピオニル)−ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−ト リアゾール、ビス−ベンジリデン−シュウ酸ジヒドラジド。 4.亜リン酸エステルおよび亜ホスホン酸エステル、例えば亜リン酸トリフェ ニル、亜リン酸ジフェニルアルキル、亜リン酸フェニルジアルキル、亜リン酸ト リ−(ノニルフェニル)、亜リン酸トリラウリル、亜リン酸トリオクタデシル、 ペンタエリトリトールジ亜リン酸ジステアリル、亜リン酸トリス−(2,4−ジ −tert−ブチルフェニル)、ペンタエリトリトール−ジ亜リン酸ジイソデシ ル、ペンタエリトリトール−ジ亜リン酸−ジ−(2,4−ジ−tert−ブチル フェニル)、ソルビトール−トリ亜リン酸トリステアリル、4,4’−ビフェニ レン−ジ亜ホスホン酸テトラキス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル) 、3,9−ビス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシ−2,4,8,1 0−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデセン。 5.過酸化物破壊化合物、例えば、β−チオジプロピオン酸のエステ ル、例えばラウリル、ステアリル、ミリスチルもしくはトリデシルエステル、メ ルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、ジ ブチルカルバミン酸亜鉛、ジオクタデシルジスルフィドおよびテトラキス−(β −ドデシルメルカプト)−プロピオン酸ペンタエリトリトール。 6.ポリアミド安定剤、例えばヨウ化物および/またはリン化合物との組み合 わせにおける銅塩および二価のマンガンの塩。 7.塩基性助安定剤、例えばメラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジア ミド、シアヌル酸トリアリル、尿素誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン 、高級脂肪酸のアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、例えばステアリン酸C a、ステアリン酸Zn、ステアリン酸Mg、リシノール酸Na、パルミチン酸K 、ピロカテコール酸アンチモンもしくはピロカテコール酸スズ。 8.核生成剤、例えば安息香酸4−tert−ブチル、アジピン酸、ジフェニ ル酢酸。 9.充填剤および補強剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸塩、ガラスファイバ ー、タルク、カオリン、雲母、硫酸バリウム、金属酸化物および水酸化物、カー ボンブラック、黒鉛。 10.その他の添加剤、例えば滑沢剤、乳化剤、顔料、光学光沢剤、難燃剤、 帯電防止剤、発泡剤。 本発明による成型品の製造では、種々の成分が、乾燥状態で既知の混合方法に よって混合され、そして既知の押し出しまたは射出成形法によって型に圧縮する ことができる。 さらにまた、個々の成分を、共通の溶媒に溶解し、次いで、適当な非 溶媒中でそれらを沈降させるか、または蒸発射出機によりその溶液を溶媒不含に することによって、個々の成分を混合することが可能である。沈降の際、好まし くは、溶液は、沈降槽中にノズルをとおして押し出され、そして形成される凝固 材料が、フィラメントとして引き出される(湿式紡糸法)。好ましくは、沈降は 、既知の乾式および湿式紡糸法によって実施される。 本発明による成型品の製造のための加工法の選択は、原則として、技術的に、 成型品材料のレオロジー的性質と所望の構造物の型に依存する。加工法は、加工 技術によるか、または成型性向により調整できる。工程は、それが通過するレオ ロジー状態に応じた工程技術に分類できる。したがって、注型、圧縮、噴霧およ び塗布(application)が、粘性成型品材料のためには可能であり、 そして射出成型、押し出し、カレンダー掛け、摩砕、および適当な場合、混練が 、弾粘性ポリマーには可能である。成型性向により分類すれば、本発明による成 型品は、注型、ディッピング、圧縮、射出成型、押し出し、カレンダー掛け、エ ンボシング、ブレンディング、サーモホーミング(thermoforming )、紡糸などによって製造できる。 これらの加工法は既知であり、そしてより詳細な説明を要しない。 本発明による成型品は、首輪、首輪用タグ(大型メダル)、耳、尾および足テ ープ、耳タグ、フィルム、剥離フィルム、粘着帯、帯、シートおよび粒剤である 。犬猫用首輪および大型メダルは、好適なものとして挙げることができる。 成型品は、宿主動物、例えば屋内動物、愛玩動物および家畜動物自体、宿主動 物周囲および宿主動物の環境において、寄生虫を防除するために 使用される。 屋内動物、愛玩動物および家畜動物は、哺乳動物、例えばウシ、ヤギ、ヒツジ 、ウマ、ブタ、イヌ、ネコを包含する。 有害生物は、次のものを含む: シラミ類(Anoplura)目からは、例えば、ハエマトピナス種(Haematopinus s pp.),リノグナタス種(Linognathus spp.),ソレノポテス種(Solenopotes s pp.)、ペヂクラス種(Pediculus spp.)、フチラス種(Phtirus spp.); ハジラミ類(Mallophaga)目からは、例えば、トリメノポン種(Trimenopon s pp.)、メノポン種(Menopon spp.)、エオメナカンタス種(Eomenacanthus spp .)、メナカンタス種(Menacanthus spp.)、トリコデクテス種(Trichodectes spp.)、フェリコーラ種(Felicola spp.)、ダマリネア種(Damalinea spp.) 、ボビコーラ種(Bovicola spp.); 双翅類(Diptera)目からは、例えば、ア エデス種(Aedes spp.)、クレックス種(Culex spp.)、シムリウム種(Simuli um spp.)、フレボトマス種(Phlebotomus spp.)、クリソプス種(Chrysops sp p.)、タバナス種(Tabanus spp.)、ムスカ種(Musca spp.)、ヒドロタエア種 (Hydrotaea spp.)、ムッシナ種(Muscina spp.)、ヘマトボスカ種(Haematob osca spp.)、ヘマトビア種(Haematobia spp.)、ストモキシス種(Stomoxys s pp.)、ファニア種(Fannia spp.)、グロッシナ種(Glossina spp.)、ルシリ ア種(Lucilia spp.)、カリフォラ種(Calliphora spp.)、アウクメロミイア 種(Auchmeromyia spp.)、コルジロビア種(Cordylobia spp.)、コクリオミイ ア種(Cochliomyia spp.)、クリソミイア種(Chrysomyia spp.)、サルコファ ーガ種(Sarcophag a spp.)、ウォルファールチア種(Wohlfahrtia spp.)、ガストロフィラス種( Gastrophilus spp.)、エステロミイア種(Oesteromyia spp.)、エデマゲナ種 (Oedemagena soo.)、ヒポデルマ種(Hypoderma spp.)、エストラス種(Oestr us spp.)、リノエストラス種(Rhinoestrus spp.)、メロファガス種(Melopha gus spp.)、ヒポボスカ種(Hyppobosca spp.)。 ノミ類(Siphonaptera)目からは、例えば、クテノセファリデス種(Ctenocep halides spp.)、エチドノファーガ種(Echidnophaga spp.)、セラトフィラス 種(Ceratophyllus spp.)。 マダニ類(後気門類(Metastigmata))目からは、例えば、ヒヤロマ種(Hyal omma spp.)、リピセファラス種(Rhipicephalus spp.)、ブーフィルス種(Boo philus spp.)、アムブリオマ種(Amblyomma spp.)、ヘマフィサリス種(Haema physalis spp.)、デルマセントル種(Dermacentor spp.)、イクソデス種(Ixo des spp.)、アルガス種(Argas spp.)、オルニトドラス種(Ornithodorus spp .)、オトビウス種(Otobiusspp.);および中気門類(Mesostigmata)目からは 、例えば、デルマニッサス種(Dermanyssus spp.)、オルニトニッサス種(Orni thonyssus spp.)、ニューモニッサス種(Pneumonyssus spp.)。 ケダニ類(前気門類(Prostigmata))目からは、例えば、ケイレチエラ種(C heyletiella spp.)、プソレルガテス種(Psorergates spp.)、ミオビア種(My obia spp.)、デモデックス種(Demodex spp.)、オルニトケイレチア種(Ornit hocheyletia spp.)、ネオトロンビクラ種(Neotrombicula spp.); 無気門類(Astigmata)目からは、例えば、アカラス種(Acarus spp.) 、ミオコプテス種(Myocoptes spp.)、プソロプテス種(Psoroptes spp.)、コ リオプテス種(Chorioptes spp.)、オトデクテス種(Otodectes spp.)、サル コプテス種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス種(Notoedres spp.)、ネミドコ プテス種(Knemidocoptes spp.)、シトヂテス種(Cytodites spp.)、ラミノシ オプテス種(Laminosioptes spp.)。 既に述べたように、使用後本発明による成型品は、造粒され、摩砕することが でき、そして結果として得られる材料は、農業の分野または庭園および装飾植物 の栽培において、植物病原性昆虫を防除するために使用することができる。 述べられた分野において発生する有害生物は、次のものを含む: 等脚類(Isopoda)目からは、例えば、オニスカス・アセラス(Oniscus asell us)、アルマヂリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、ポルセリオ・ スカバー(Porcellio scaber)。 倍脚類(Diplopoda)目からは、例えば、ブラニウラス・ガタラタス(Blaniul us Guttulatus)。 唇脚類(Chilopoda)目からは、例えば、ゲオフィラス・カルポファガス(Geo philus carpophagus)、スクチゲラ種(Scutigera spec.)。 結合類(Symphyla)目からは、例えば、スクチゲレラ・イマキュラタ(Scutig erella immaculata)。 シミ類(Thysanura)目からは、例えば、レピスマ・サッカリナ(Lepisma sac chrina)。 トビムシ類(Collembola)目からは、例えば、オニキウラス・アルマタス(On ychiurus armatus)。 ハサミムシ類(Dermaptera)目からは、例えば、ホルフィクラ・アウ リクラリア(Forficula auricularia)。 シロアリ類(Isoptera)目からは、例えば、レチクリテルメス種(Reticulite rmes spp.)。 ハジラミ類(Mallophaga)目からは、例えば、トリコデクテス種(Trichodect es spp.)、ダマリネア種(Damalinea spp.)。 アザミウマ類(Thysanoptera)目からは、例えば、ヘルシノスリップス・フェ モラリス(Hercinothrips femoralis)、スリップス・タバチ(Thrips tabaci) 。 異翅類(Heteroptera)目からは、例えば、オイリガスター種(Eurygaster sp p.)、ヂスデルカス・インテルメヂウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ ・カドラータ(Piesma quadrata)、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lec tularius)、ロヅニウス・プロリクサス(Rhodnius prolixus)、トリアトマ種 (Triatoma spp.)。 同翅類(Homoptera)目からは、例えば、アレウロデス・ブラシカエ(Aleurod es brassicae)、ベミシア・タバチ(Bemisia tabaci)、トリアロイロデス・バ ポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gos sypii)、ブレビコリネ・ブラッシカエ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミ ザス・リビス(Cryptomyzus ribis)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、ド ラリス・ポミ(Doralis pomi)、エリオソマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum )、ヒアロプテルス・アランヂニス(Hyalopterus arundinis)、フィロキセラ ・バスタトリックス(Phylloxera vastatrix)、ペムフィガス種(Pemphigus sp p.)、マクロシファム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、ミザス種(Myzus sp p.)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、ロパロシファ ム・パディ(Rhopalosiphum padi)、エムポアスカ種(Empoasca spp.)、オイ セリス・ビロバタス(Euscelis bilobatus)、ネフォテチックス・シンクチセプ ス(Nephotettix cincticeps)、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)、サイ セチア・オレアエ(Saissetia oleae)、ラオデルファックス・スツリアテラス (Laodelphax striatellus)、ニラパルバータ・ルゲンス(Nilaparvata lugens )、アオニヂエラ・アウランチイ(Aonidiella aurantii)、アスピヂオタス・ ヘデラエ(Aspidiotus hederae)、シュードコッカス種(Pseudococcus spp.) 、プシラ種(Psylla spp.)。 鱗翅類(Lepidoptera)目からは、例えば、ペクチノホラ・ゴシピエラ(Pecti nophora gossypiella)、ブパラス・ピニアリウ(Bupalus piniarius)、ケイマ トビア・ブルマータ(Cheimatobia brumata)、リトコレチス・ブランカルデラ (Lithocolletis blancardella)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padell a)、プルテラ・マキュリペニス(Plutella maculipennis)、マラコソマ・ノイ ストリア(Malacosoma neustria)、オイプロクチス・クリソロエア(Euproctis chrysorrhoea)、リマントリア種(Lymantria spp.)、バッキュラトリクス・ ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Ph yllocnistis citrella)、アグロチス種(Agrotis spp.)、オイクソア種(Euxo a spp.)、フェルチア種(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias in sulana)、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、ラフィグマ・エクシグア(Laphyg ma exigua)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、パノリス・フ ラメア(Panolis flammea)、プロデニア・リツラ(Prodenia litura)、スポ ドプテラ種(Spodoptera spp.) 、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpoca psa pomonella)、ピエリス種(Pieris spp.)、チロ種(Chilo spp.)、ピラウ スタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、エフェスチア・クエニエラ(Ephest ia kuehniella)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、チネオラ・ビ ッセリエラ(Tineola bisselliella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionell a)、ホフマノフィラ・シュードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella) 、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチキュラナ(Capua ret iculana)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、ク リシア・アムビゲラ(Clysia ambiguella)、ホマナ・マグナニマ(Homana magn anima)、トルトリックス・ビリダナ(Tortrix viridana)。 甲虫類(Coleoptera)目からは、例えば、アノビウム・プンクタタム(Anobiu m punctatum)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、ブルチジウ ス・オブテクタス(Bruchidius obtectus)、アカントセリデス・オブテクタス (Acanthoscelides obtectus)、ヒロツルペス・バジュラス(Hylotrupes bajul us)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリ ネアータ(Leptinotarsa decemlineata)、フェドン・コクレアリエ(Phaedon c ochleariae)、ヂアブロチカ種(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセ ファラ(Psylliodes chrysocephala)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、アトマリア種(Atomaria spp.)、オリザエフィラス・スリナメ ンシス(Oryzaephilus surinamensis)、アントノマス種(Antonomus spp.)、 シトフィラス種(Sitophilus spp.)、オチオリンカス・サルカタス(Otiorrhyn chus sulcatus)、コスモポリテス・ソルヂダス(Co smopolites sordidus)、セウトリンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchus ass imilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、デルメステス種(Dermestes spp.)、トロゴデルマ種(Trogoderma spp.)、アンスレナス種(Anthrenus spp .)、アタゲナス種(Attagenus spp.)、リクタス種(Lyctus spp.)、メリゲテ ス・エネウス(Meligethes aeneus)、プチナス種(Ptinus spp.)、ニプタス・ ホロレウカス(Niptus hololeucus)、ギビウム・シロイデス(Gibbium psylloi des)、トリボリウム種(Tribolium spp.)、テネブリオ・モリトール(Tenebri o molitor)、アグリオテス種(Agriotes spp.)、コノデラス種(Conoderus sp p.)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、アムフィマロン・ ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・ゼアランヂカ (Costelytra zealandica)。 膜翅類(Hymenoptera)目からは、例えば、ディプリオン種(Diprion spp.) 、ホプロカンパ種(Hoplocampa spp.)、ラシウス種(Lasius spp.)、モノモリ ウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ベスパ種(Vespa spp.)。 双翅類(Diptera)目からは、例えば、アエデス種(Aedes spp.)、アノフェ レス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、ドロソフィラ・メラ ノガスター(Drosophila melanogaster)、ムスカ種(Musca spp.)、ファニア 種(Fannia spp.)、カリフォラ・エリスロセファラ(Calliphora erythrocepha la)、ルシリア種(Lucilia spp.)、クリソミイア種(Chrysomyia spp.)、ク テレブラ種(Cuterebra spp.)、ガストロフィラス種(Gastrophilus spp.)、 ヒポボスカ種(Hyppobosca spp.)、ストモキシス種(Stomoxys spp.)、エスト ラス種(Oes trus spp.)、ヒポデルマ種(Hypoderma spp.)、タバナス種(Tabanus spp.) 、タニア種(Tannia spp.)、ビビオ・ホルツラナス(Bibio hortulanus)、オ シネラ・フリット(Oscinella frit)、ホルビア種(Phorbia spp.)、ペゴミイ ア・ヒオスシアミ(Pegomyia hyoscyami)、セラチリス・カピタータ(Ceratiti s capitata)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)。 ノミ類(Siphonaptera)目からは、例えば、クセノプシラ・ケオピス(Xenops ylla cheopis)、セラトフィラス種(Ceratophyllus spp.)。 クモ形類(Arac hnida)目からは、例えば、スコルピオ・マウラス(Scorpio maurus)、ラトロ デクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)。 次の実施例は、生物学的に分解可能なポリマーに基づく殺虫性成型品およびそ れらの製造を記すが、本発明を限定することなく、具体的に説明することを意図 する。 アジピン酸、1,4−ブタンジオールおよびε−カプロラクタムの縮合物が、 実施例におけるポリエステルアミドとして使用された。合成および生物学的分解 性は、欧州特許出願公開第641 817号に記述されている。実施例において使用さ れたポリエステルアミドは、アミド含量60重量%およびエステル含量40重量 %を含有し、高分子中にランダムに分布されている。 製造がWO96/1780の実施例1に記述されている固形物が、ポリウレタン尿素 として使用された。 実施例8〜11において使用されたポリウレタンは、欧州特許第0 593 275号 実施例2にしたがって製造され、そしてアジピン酸、エチレン グリコール、ネオペンチルグリコールおよびヘキサンジオールから構成された脂 肪族ポリエステル85.22重量%、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI )12.4重量%およびブタンジオール2.33重量%を含有する。 本発明による方法の実施では、操作は、一般に、成分が、すべての所望順序に おいて所望量で互いに混合され、次に、混合物が、撹拌または混練されながら温 度50℃〜180℃、好ましくは60℃〜160℃に加熱される。結果として形 成された糊状組成物または液状混合物は、ノズル、プレスまたは他の適当な装置 を用いて、熱可塑的に加工可能なポリマーのための慣用の方法によって、成型品 またはフィルムに変換することができる。 実施例 例1 ポリエステルアミド72gおよびトリアセチン11.1gを、25rpmのH aake混練機において、130℃で予め混合し、イミダクロプリド6.9gを 導入し、そして成分を、均質物が得られるまで約10分間50rpmにおいて混 練した。混合物を、120℃,200bar下で2分間圧縮して、厚さ1mmの 試験シートにした。180x50x1mmの小片を、開放下で保存し、そして放 出された活性化合物を、時々、表面から水でふき取り、HPLCによって定量し た。 例2〜11における操作は、例1のとおりであった。 例12〜19では、水性分散液、可塑剤および活性化合物を混合し、そして混 合物を乾燥し、例1のように圧縮した。 例2 組成物: ポリエステルアミド 60重量% 乳酸エチル 30重量% イミダクロプリド 10重量% 例3 組成物: ポリエステルアミド 60重量% ジアセチン 30重量% イミダクロプリド 10重量% 例4 組成物: ポリエステルアミド 95重量% イミダクロプリド 5重量% 例5 組成物: ポリエステルアミド 98重量% イミダクロプリド 2重量% 例6 組成物: ポリエステルアミド 90重量% トリアセチン 5重量% イミダクロプリド 5重量% 例7 組成物: ポリエステルアミド 96重量% トリアセチン 2重量% イミダクロプリド 2重量% 例8 組成物: ポリウレタン 90重量% イミダクロプリド 10重量% 例9 組成物: ポリウレタン 95重量% イミダクロプリド 5重量% 例10 組成物: ポリウレタン 80重量% トリアセチン 10重量% イミダクロプリド 10重量% 例11 組成物: ポリウレタン 90重量% トリアセチン 5重量% イミダクロプリド 5重量% 例12 組成物: ポリウレタン尿素 95重量% イミダクロプリド 5重量% 例13 組成物: ポリウレタン尿素 98重量% イミダクロプリド 2重量% 例14 組成物: ポリウレタン尿素 90重量% トリアセチン 5重量% イミダクロプリド 5重量% 例15 組成物: ポリウレタン尿素 96重量% トリアセチン 2重量% イミダクロプリド 2重量% 例16 組成物: ポリウレタン尿素 90重量% イミダクロプリド 10重量% 例17 組成物: ポリウレタン尿素 80重量% グリセロール 10重量% イミダクロプリド 10重量% 例18 組成物: ポリウレタン尿素 80重量% ジアセチン 10重量% イミダクロプリド 10重量% 例19 組成物: ポリウレタン尿素 80重量% トリアセチン 10重量% イミダクロプリド 10重量% 例20 本発明による試験シートを、インパクトカッターで1.4cm(市販首輪の幅 )の帯に切断した。それによって作製された首輪を、動物の首にできるだけしっ かりと(指幅の隙間で)固定した。試験を、イヌ(ビーグル)4匹で実施した。 さらにイヌ4匹を、未処置対照として使用した。動物に、処置前に2回、そして 処置後1週間隔で、約100匹のノミ[断食しているネコノミ、C.フェリス( C.felis)(ノミ類(Siphonaptera):ヒトノミ科(Pulicidae))、推定最高 4週令まで]を、太ももの内側領域に寄生させた。測定されたデータから、次の 結論が導かれた:処置後24時間内に、イヌにはノミがいなくなった。この試験 で測定された活性の持続期間は、少なくとも115日であった。その後、首輪を 除去し、そして残留活性は、寄生に対する継続的曝露によって最高七週間と決定 された。 例A ポリウレタン尿素分散液の製造 アジピン酸および、1,6−ヘキサンジオールとネオペンチルグリコール重量 比1.9:1の混合液から得た分子量1700のポリエステルジオール170g を、真空下で120℃、60分間、脱気する。塩化ベンゾイル0.2mlおよび 全部1度にヘキサメチレンジイソシアネート30.1gを、そのバッチに窒素下 で添加する。混合液を120℃で30分間撹拌した後、NCO含量は3.2%で ある。プレポリマーを、50℃においてアセトン500gに溶解し、その溶液を 室温まで冷却し、そして50%濃度のAAS塩水溶液9.7gおよびエチレンジ アミン1.51gおよび水20gの混合液を、すばやく撹拌しながらアセトン溶 液に添加する。混合液を15分間撹拌した後、水300gを添加し、そしてアセ トンを、60℃まで140mbar下で蒸発させる。505gが、蒸留残渣とし て残る。水11gで希釈後、40%濃度の希薄な液状白色ポリウレタン尿素分散 液が得られる。 分散液のサンプルを水で希釈し、ガラスプレート上に注ぎ、そして乾燥する。 200%未満で破れる伸びをもつ透明な非粘着性フィルムを得る。層の厚さは0 .25mmである。 例B アジピン酸とブタンジオールからの酸末端基をもつオリゴエステル、およびヘ キサメチレンジアミンとε−カプロラクタムからの、エステル含量40重量%を もつポリエステルアミド。 ブタンジオールとアジピン酸からの酸末端基をもつオリゴエステル(AN32 0)346g(1mol)、1,6−ヘキサメチレンジアミン116g(1mo l)およびカプロラクタム72.3g(0.64mol)を一緒に導入し、そし て混合物を、オートクレーブ中自然発生圧下で、 170℃まで徐々に加熱する。3時間後、オートクレーブを常圧に戻し、そして 水を溜去する。激しい蒸留により、混合液を220℃まで加熱し、そして真空を 適用する。最後に、重合が、油ポンプ真空下240℃で4時間で完了する。造粒 できる淡黄色生成物が得られる。DSCによる融点は123℃である。相対粘度 (m−クレゾール中濃度1重量%、25℃)は2.8である。 生物学的分解試験では、その材料は、14日目に102mgの微生物の増殖を 示す。 例C アジピン酸とヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール(モル比3:1)か らのヒドロキシル末端基をもつ平均分子量1790g/molのオリゴエステル 267.0g、およびエチレングリコールとアジピン酸からのヒドロキシル末端 基をもつ平均分子量1957g/molのオリゴエステル117.4gを、14 0℃に加熱し、そして真空下で30分間脱気する。次いで、1,4−ブタンジオ ール10.8gを添加し、そして脱気を、さらに10分間140℃で実施する。 その後、ジラウリン酸ジブチルスズ0.1gとヘキサメチレンジイソシアネート 57.2gを添加し、そして混合物を、それが粘稠になるまで急速に撹拌する。 全量を金属板上に注ぎ、そして100℃で10時間熱処理する。 テキストに記述された試験条件下で2週間後に、バイオマスの増殖少なくとも 60mg/lを可能にする薄い色のたわみ性の材料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU (72)発明者 グルツトマン,ホルスト ドイツ連邦共和国デー―51375レーフエル クーゼン・ヤコブ―カイザー―シユトラー セ3 (72)発明者 ヘーシエン,ケルステイン ドイツ連邦共和国デー―51381レーフエル クーゼン・アムフアルケンベルク4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 成型品が、キャリヤーとして生物学的に分解可能なポリマー、適当なら ば可塑剤および適当ならば慣用の添加剤を含有することを特徴とする、活性化合 物を含有する成型品。 2. 成型品が、キャリヤーとして生物学的に分解可能なポリエステルアミド 、適当ならば可塑剤および適当ならば慣用の添加剤を含有することを特徴とする 、活性化合物を含有する成型品。 3. 生物学的に分解可能なポリマーが、活性化合物、適当ならば可塑剤およ び適当ならば慣用の添加剤と混合され、そして混合物が、慣用の方式で加工され ることを特徴とする、活性化合物を含有する成型品の製造方法。 4. 動物自体、その周囲およびその環境における寄生虫を防除するためのテ ープ、大型メダルおよびイヤー・タグとしての、請求の範囲1および2記載のポ リマー混合物の使用。 5. 使用された成型品が、粉砕、造粒または摩砕された後、屋外または屋内 植物における植物病原性昆虫を防除するために使用されることを特徴とする、請 求の範囲4記載の使用。
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