JP2001504242A - ラチチュードの広いフィルム - Google Patents

ラチチュードの広いフィルム

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Abstract

(57)【要約】 2.0未満のガンマを有するフィルムを使用して解剖学的X線画像を形成することから成る、X線画豫を生成する方法。好ましくは、このフィルムは、フィルムの画像部分の当該領域についてその照明状態を最適化することができる、デジタル・フィルム・ビュアーなどのフィルム・ビュアーで見られる。

Description

【発明の詳細な説明】 ラチチュードの広いフィルム 発明の分野 本発明は一般にX線撮像に関し、詳細には、X線画像を見る改良した方法と関 連してラチチュードの広いX線フィルムを使用することに関する。 発明の背景 当技術分野で既知のX線フィルムは、例えば図1に示す感度応答曲線を特徴と する。この図は、露光および現像後の通常の医療用X線のスクリーン/フィルム の組合せの光学濃度を、入射X線の露光量の対数(log IT)の関数として 示している。フィルムの「ラチチュード」として定義される限定された露光量の 範囲にわたって、その結果生じる光学濃度は濃度値の有効範囲内となる。この範 囲内では、応答曲線は一般に、フィルムの「ガンマ」と呼ばれる平均勾配を有す るほぼ直線となる。フィルムのガンマが高くなれば、フィルムのラチチュードの 範囲内のlog ITの所与の変動に対して、相対的な画像のコントラストすな わち光学濃度の変動は大きくなる。図1およびこの発明の背景に記載のその他の 情報は、参照により本明細書に組み込むChurchill Livingst one(1988)によって出版されたD.P.Robertsによる「Rad iographic Imaging,A Practical Approa ch」、特にその第4章および第8章に基づくものである。 この書籍にさらに記載されるように、一般に使用されている医療用X線スクリ ーン・フィルムおよび視認装置では、濃度値の有効範囲は、約0.25超、約2 .0以下の正味濃度(ND、一般に0.2〜0.3となるフィルムの「固有カブ リ(basic fog)」は含まない)に限定される。約0.25以下のND では、図1から分かるように、画像のコントラストは一般に、微細な細部を観察 するには低すぎる。ND2.0を超えると、画像は一般に 細部をはっきりと識別するには暗くなりすぎるが、X線フィルムは一般には最大 で3.0〜4のNDまで達することができる。 医療用X線フィルムは一般に、画像の細部のコントラストを向上させるために 2.0〜2.5の範囲のガンマを有する。これより低いガンマ値では、不適当に 低い画像のコントラストとなり、それにより現像したフィルムの細部が見えなく なると考えられる。使用しなければならない高いガンマ値は、狭い濃度値の有効 範囲と相まって、必然的にフィルムのラチチュードを狭い露光範囲に制限する。 その結果として、ラチチュード外の画像の、薄暗い部分の細部は見えなくなる。 さらに、このラチチュードが制限された結果として、放射線を精密かつ適正に制 御しなければ、医療用X線画像が露光過度または露光不足になる可能性が高くな り、露光を調節および反復しなければならない。 同様のラチチュード制限は、フィルムにデジタル放射線写真データを表示する 際にも生じる。デジタル放射線写真は、熱ルミネセンス・パネル検出器(例えば デジタル放射線撮影のためにFuji Corporationで使用される) やセレン検出器、CCDまたはスクリーン/CCDライン・アレイなど、当技術 分野で既知の放射線感応検出器で対象のX線画像をとらえることによって取得さ れる。このようにして取得した画像は、通常は、非常に低いノイズしきい値およ び広いダイナミック・レンジを有する。例えば、多くのデジタル放射線撮影シス テムは、X線の値を12ビットの精度、すなわち4000中の1ポイントまで量 子化する。 ただし、医師が見るためにこのような情報がフィルムに表示されるときには、 画像のもとが何であるかに関わらず、広いダイナミック・レンジを有するフィル ムを見るという同じ問題があるので、使用される濃度値の範囲は、直接のX線フ ィルム生成に関しては上述した範囲に限定される。したがって、デジタル放射線 写真画像をフィルムにプリントする前に、画像中のグレイ・スケールの値の範囲 は一般に、当技術分野で既知の画像処理方法を使用して(例えばヒストグラム等 化技法を使用して)、所期の見る条件に適合するように圧縮および処理される。 特に、デジタル放射線写真画像は一般に、グレ アなど、コントラストの識別性についてのフィルム視認条件の影響を克服するた めに、約0.4〜1.7のO.D.範囲で表示される。その結果として、コント ラストの低い画像部分の可視性は低くなる。 この範囲の制限により、現在実用化されている従来の放射線撮影およびデジタ ル放射線撮影両方について、周知の診断上の制限がいくつか生じる。例えば、四 肢部を撮像する際には、骨構造を適切に視覚化する(例えば骨に病変があるかど うか、または骨折しているかどうかを判定する、あるいは足のX線画像中で小さ な骨を視覚化する)ために、一般に放射線レベルを調節する。しかし、同様の臨 床条件下で、外傷、病状、および/または病変は、周囲の軟組織中にも(または その中にのみ)存在する、または見える、あるいはその両方となる。現在のX線 画像の範囲が限定され、デジタル放射線写真画像の表示範囲が制限されることに より、このような外傷の影響を画像から判断することは困難か、または不可能と なる。場合によっては、軟組織および骨組織を両方とも視覚化するために複数回 の露光を行わなければならない。 従来のX線撮像およびデジタル放射線写真の表示におけるもう1つの周知の制 限例は、頭部の側面画像中で鼻の構造が実際には識別不可能であることである。 したがって、鼻の骨折は識別が困難または不可能である。 X線画像を視認する間にコントラストの低い細部の識別性および検出可能性を 高める為の様々な装置および方法が当技術分野では既知である。代表的な特許と しては、Cadenasの米国特許第2436162号、Hammondの米国 特許第4004360号、Armfieldの米国特許第4373280号、お よびPorkinchakの米国特許第4510708号があり、これらは参照 により本明細書に組み込む。一般に、これらの特許には、視認する際にフィルム のマージンをマスクする、X線フィルム用のライトボックス・視認装置が記載さ れている。マージンは低い濃度値ではあるるが有効な画像情報は有さない(フィ ルム露光中にX線から遮蔽されることによる)傾向があるので、これらをマスク することで、観察者の目に到達する背景光のレベルが低下し、暗い細部をより容 易に見ることができるように なる。 参照によりその開示を組み込むWO96/17269では、LCDアレイを使 用して、視認ボックスのフィルムの外側の部分をマスクする、または当該領域の 外側の領域をマスクするROIマスクを設ける。当該領域またはフィルム全体の 背景光を調節して、照射部分を最適に視認する状態を実現する。このタイプの装 置は、従来の放射線写真フィルムおよびデジタル放射線写真フィルム両方のコン トラストの低い細部の識別性および検出可能性は改善するが、これらのフィルム のその製造方法に基づく固有の制限は依然として残る。 発明の概要 本発明の目的は、ラチチュードの広いX線フィルムの画像を生成し、視認する 方法を提供することである。 本発明の一態様では、視認装置は、ラチチュードの広いX線フィルム画像中の 当該領域(ROI)の細部の可視性を向上させる。 本発明の一態様では、デジタル放射線写真画像は、光学濃度の範囲を増加させ 且つコントラストの可視性を改善した状態で提示される。 本発明は、ウェーバの法則によって要約される人間の視覚の原理に基づいてい る。大まかに言うと、この法則は、知覚できる最低限の刺激のコントラストδL の比が背景輝度Lの一次関数となる、すなわち比δL/Lが一定になると述べて いる。このことから、画像全体を照明して見るときには、X線画像、特にその画 像の暗い領域中のコントラストの低い微細な細部を、全体的に高い背景輝度に抗 して使用者が識別することは困難か、または不可能である。その結果として、当 技術分野で既知の医療用X線フィルムは比較的狭い有効範囲および高いガンマを 有さなければならず、その結果、上述のように狭いラチチュードの制限が生じる 。 本発明の好ましい実施形態では、フィルムの一部分をマスクする、かつ/また は照明状態を調節して可視性を最適化することにより、X線フィルム画像中のコ ントラストの低い微細な細部は、より容易に知覚可能となる。知覚 可能性を改善しようとするコントラストの低い細部を画像中のROI内に収め、 フィルムのROIの外側の部分をマスクすることが好ましい。 マスキングおよび調節の機能は、適応X線視認装置、好ましくはデジタル・フ ィルム・ビュアーを使用して実行されることが好ましく、その様々な態様は、米 国特許第5430964号、PCT特許公開WO91/10152、WO93/ 01564、WO95/14949、WO95/14950、WO95/169 34、WO96/35138、WO97/19371、WO97/01126、 およびWO97/01127に記載されており、その全ての開示は参照により本 明細書または前述のWO96/17269に組み込む。これらの装置により、使 用者は、より大きな画像内でROIを選択することが可能となり、その後この装 置は、ROIの外側の画像の残りの部分をマスクし、X線フィルムの後方照明を ROIを見るのに適したレベルに調節する。後方照明レベルは、使用者の目の感 度応答に一致するように最適化することが好ましい。複数のROIを選択して同 時に見ることもでき、任意選択で、各ROIにおける後方照明はそれぞれにつき 最適化される。さらに、視認装置の領域内の背景ライティングは、1つまたは複 数のROIの最適な後方照明レベルと連携するレベルに同時に調整されることが 好ましい。 別法として、見る際にフィルムの一部分をマスクする、当技術分野で既知のそ の他の方法および装置を使用することもできる。 このように、本発明の好ましい実施形態では、ラチチュードの広いX線フィル ムを使用してX線画像をとらえる。好ましくは、フィルムはスクリーン/フィル ムの組合せであり、その有効濃度範囲にわたって2.0未満の平均感度勾配ガン マを有する。より好ましくはフィルムは約1.8未満のガンマを有し、最も好ま しくは1.5にほぼ等しいガンマ、あるいは1.2または1.0程度に低いガン マを有する。 さらに好ましくは、フィルムの有効濃度範囲の上限がND2.0を大幅に超え て拡張され、フィルム画像の高濃度領域中の暗いROIを観察することができる ようになる。この有効範囲の拡張は、フィルムのマージンや、より好ましくは暗 いROIの外側の領域など、フィルムのより明るい領域をマス クし、任意選択で残りのマスクされていない領域の後方照明を最適化することに よって可能となる。より好ましくは、有効濃度範囲の上限は少なくともND2. 5、ND3.0、またはそれ以上に拡張され、最も好ましくは約ND2.8まで 拡張される。 上述のように、ROIを最適化して画像を見ることと併せてラチチュードの広 いフィルムを使用してX線画像を生成することで、従来の医療用X線フィルムよ り大幅に大きなダイナミック・レンジを有する画像を生成することが可能となる 。この文脈で、「ダイナミック・レンジ」という用語は、フィルムの有効範囲内 で知覚可能なグレイ・レベルの総数を指す。こうして、画像の高濃度部分または 低濃度部分のどちらでも細部を失うことなく、患者の体の比較的大きな領域を単 一のX線画像中でとらえることができる。その結果として、これらの画像を見る 医師は、以前に可能であった正確さより高い診断の正確さを達成することができ 、人体のコントラストの高い領域の細部を適切にとらえるのに必要な画像の数が 減少することによって患者の放射線被爆を低減させることもできる。 本発明のいくつかの好ましい実施形態では、デジタル放射線写真画像は、通常 のX線フィルムまたはより好ましくはラチチュードの広いフィルムを使用して、 以前より広い範囲の濃度値を使用してプリントされる。ラチチュードの広いフィ ルムを使用することで、それらのグレイ・スケール値の範囲の圧縮を、当技術分 野で既知のタイプのフィルムにプリントする場合に通常必要となる圧縮よりも大 幅に少なくして、画像をプリントすることが可能となる。概して、レーザ・マル チ撮像装置の医療用撮像フィルム(デジタル・データから画像を生成するために 使用されるフィルム)は一般に、O.D.0.2〜4の範囲のラチチュードを有 するが、この範囲は、画像を見る所期の方法すなわち従来のライト・ボックスに あわせて、画像を形成する過程で人為的に制限されたものである。どちらの場合 も、デジタル放射線写真画像中のコントラストの低い細部はより忠実に記録され 、フィルム媒体上ではっきりと見ることができる。 本発明のいくつかの実施形態たる別の態様は、X線撮像装置の露光制御回 路を修正して、拡大されたフィルムのラチチュードを利用することに関する。多 くのタイプの露光制御システムおよび露光決定プロトコルが当技術分野では既知 である。しかし、全てではないとしてもほとんどの露光システムおよびプロトコ ルは、特定の望ましいフィルムのラチチュードの利用に合わせて調整されている 。本発明の好ましい実施形態によれば、露光制御は、より大きなフィルムのラチ チュードが使用されるように調節される。手作業による露光制御を使用するX線 撮像装置およびプロトコルでは、技術者は、利用可能なフィルムのラチチュード が増大していることを考慮に入れることが好ましい。 本発明のいくつかの実施形態の別の態様は、X線管自体の作動電圧に関する。 一般に、電圧が上昇するにつれて、発生するX線の周波数および透過能力も上昇 する。多くの場合には、利用可能なフィルムのラチチュードを最大限に利用する ために、より高い電圧を使用する。本発明の好ましい実施形態では、X線管の作 動電圧を、好ましくは露光制御の変化に関連して低下させ、より周波数の低いX 線を発生させ、利用可能なフィルムのラチチュードをより良好に利用する。 したがって、本発明の好ましい実施形態によれば、2.0未満のガンマを有す るフィルムを使用して解剖学的X線画像を形成することから成る、X線画像を生 成する方法が提供される。 好ましくは、2.0未満のガンマを有するフィルムを使用してX線画像を形成 することは、1.8未満のガンマを有するフィルムの使用である。好ましくは、 1.8未満のガンマを有するフィルムの使用は、ほぼ1.2に等しいガンマを有 するフィルムの使用である。 別法として、またはこれに加えて、X線画像を形成することは、画像内の当該 領域およびその周囲の領域の制御された照明を使用して視認したときにその有効 濃度範囲の上限が少なくとも2.5NDとなるフィルムを使用してX線画像を形 成することを含む。 好ましくは、その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.5NDとなるフィルム の使用は、その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.8NDとなるフィ ルムの使用である。好ましくは、その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.8N Dとなるフィルムの使用は、その有効濃度範囲の上限が約3.0ND、またはそ れ以上となるフィルムの使用である。 本発明の好ましい実施形態では、解剖学的X線画像を形成することは、デジタ ル放射線写真画像データを獲得することと、このデータをフィルムに表示するこ ととを含む。別法として、解剖学的X線画像を形成することは、 制御可能なX線出力周波数範囲を有するX線撮像装置を使用してフィルム上に 画像を生成し、 フィルムの画像領域内で、使用可能な最大限のフィルムの濃度を利用するため に出力周波数範囲を調節すること、から成る。 別法として、またはこれに加えて、解剖学的X線画像を形成することは、 自動露光制御を有するX線撮像装置を使用してフィルム上に画像を生成し、 フィルムの画像領域内で、使用可能な最大限のフィルムの濃度を利用するため に自動露光制御を調節すること、を含む。 本発明の好ましい実施形態では、この方法は、画像を視認する条件を改善する ために照明を制御すること、を含む。 好ましくは、照明を制御することは、当該領域を視認する条件を改善するため に、画像内の当該領域を選択することと、当該領域およびその周囲の領域の照明 を制御することから成る。 別法として、またはこれに加えて、照明を制御することは、フィルムの一部分 をマスクすることを含む。 別法として、またはこれに加えて、照明を制御することは、照明強度を調節す ることを含む。 好ましくは、照明強度を調節することは、背景ライティング・レベルを調節す ることを含む。 本発明の好ましい実施形態によれば、デジタルX線画像を生成する方法であっ て、 表示フィルムを提供し、 このフィルム上に画像を生成することを含み、画像領域の最大濃度がND2. 0を超える方法も提供される。 本発明の好ましい実施形態によれば、調節可能なマスキングを有する視認ボッ クス上に表示するために表示フィルム上にデジタルX線画像を生成する方法であ って、 表示フィルムを提供し、 このフィルム上に画像を生成することを含み、 フィルム上の画像領域の最大濃度が視認ボックス上のフィルムの使用可能な最 大濃度に応じて選択される方法も提供される。 本発明の好ましい実施形態によれば、調節可能なマスキングを有する視認ボッ クス上に表示するためにフィルム上にX線画像を生成する方法であって、 フィルムを提供し、 自動露光制御を有するX線撮像装置を使用して、このフィルム上に画像を生成 し、 フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利 用するために、自動露光制御を調節する、 ことから成る方法も提供される。 本発明の好ましい実施形態によれば、調節可能なマスキングを有する視認ボッ クス上に表示するためにフィルム上にX線画像を生成する方法であって、 フィルムを提供し、 制御可能なX線出力周波数範囲を有するX線撮像装置を使用して、このフィル ム上に画像を生成し、 フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利 用するために、出力周波数範囲を調節する、 ことから成る方法も提供される。 好ましくは、調節は、前記出力周波数範囲を縮小することを含む。好ましくは 、調節は、前記X線撮像装置へのライン入力電圧を変化させることを含 む。 別法として、またはこれに加えて、調節は、周波数範囲を調節して軟組織のコ ントラストを向上させることを含む。 X線撮像装置が自動露光制御を有する本発明の好ましい実施形態では、この方 法は、 フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利 用するために、前記出力周波数範囲の調節と関連して自動露光制御を調節するこ とを含む。 視認ボックスが調節可能な後方ライティングを有する本発明の好ましい実施形 態では、画像領域の最大濃度は、利用可能な最大のライティング条件下でのマス クされたフィルムの使用可能な最大濃度に応じて選択される。 別法として、またはこれに加えて、フィルム上の画像領域は、ND2.0を超 える濃度を有する。 本発明の好ましい実施形態では、表示フィルムは写真フィルムであり、画像を 生成することは、このフィルムを光に露光させることを含む。 好ましくは、濃度はND2.5を超える。あるいは、濃度はND2.7を超え る。 本発明の好ましい実施形態では、フィルムは2.0未満のガンマを有する。あ るいは、前記フィルムは1.8未満のガンマを有する。あるいは前記フィルムは 1.2未満のガンマを有する。 本発明の好ましい実施形態によれば、デジタルX線画像がその上に生成され、 その上の画像領域がND2.0を超える濃度を有する透明画も提供される。 好ましくは、この透明画上の画像領域はND2.5を超える濃度を有する。あ るいは、この透明画上の画像領域はND2.9を超える濃度を有する。 本発明の好ましい実施形態では、透明画は露光した写真フィルムである。 本発明の好ましい実施形態によれば、2.0未満のガンマを有する医療用X線 フィルムも提供される。好ましくは、このフィルムは1.8未満のガンマを有す る。あるいは、このフィルムは1.5未満のガンマを有する。ある いは、このフィルムは1.2未満のガンマを有する。あるいは、このフィルムは 約1.0のガンマを有する。 本発明の好ましい実施形態によれば、医療用X線のスクリーン/フィルムの組 合せであって、 X線に反応して光を生成するスクリーンと、 スクリーンが生成した光によって露光される上述のフィルムと を含む組合せも提供される。 図面の簡単な説明 本発明は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明を図面とともに考慮すれば、 より完全に理解されるであろう。 図1は、当技術分野で既知の医療用X線フィルムの感度曲線を概略的に示すグ ラフ、 図2は、本発明の好ましい実施形態によるラチチュードの広いX線フィルムの 感度曲線を概略的に示すグラフ、 図3Aは、本発明の好ましい実施形態による、図2のラチチュードの広いフィ ルムを使用して取得したX線画像を示す概略図、及び 図3Bは、本発明の好ましい実施形態による、図3AのX線画像の当該領域を 見る方法を示す概略図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 ここで、本発明の好ましい実施形態による医療用X線画像の生成に使用される ラチチュードの広いX線フィルムのスクリーン/フィルムの組合せの感度曲線を 概略的に示す、図2を参照する。図1に示す特徴を有するラチチュードの狭いフ ィルムとの比較から、ラチチュードの広いフィルムが、 (1)ND0.25(または未満)〜約ND3.0となる、より大きな有効濃 度範囲と、 (2)例えば約1.5となる、より低い感度勾配ガンマと、したがって (3)log IT1.36〜3.19となるより広いラチチュードと を有することが分かるであろう。 このように、従来のラチチュードの狭いフィルムは、log IT1.36〜 2.05の1桁未満のX線露光量にわたって画像の細部をとらえることができる ものの、ラチチュードの広いフィルムではほぼ2桁にわたって細部をとらえるこ とができる。この広いラチチュードは、例えば、骨の厚い部分と薄い部分とを同 時に撮像する場合、ならびに胸部、骨、頭部、四肢部、およびその他のタイプの X線で通常は見られる広い露光範囲内で小さなコントラストの差をとらえる場合 に有効である。さらに、有効濃度範囲を拡大しなくても、ガンマの値を小さくす れば、やはり露光のラチチュードを広くすることができることは理解されるであ ろう。 図3Aは、ラチチュードの広いフィルム22を使用してとらえた図2に示す特 徴を有するX線画像20を、非常に概略的に示す図である。図3A(および図3 B)は、どのような特定の解剖学的構造を表すものでもなく、変化する濃度値が 本発明の好ましい実施形態に従ってどのように処理されるかを示すものである。 画像20は、ND0.5〜1.0の範囲の低い光学濃度を有する明るい領域24 および26、ならびに領域28などその他の中間濃度の領域、およびND2.5 程度の光学濃度を有する高濃度領域30を含む。画像20全体が後方照明されて いるときには、明るい領域24は、高濃度領域30の約100倍の平均輝度を有 することになる。高濃度領域内にある診断上重要な微細な細部、例えば医療用X 線画像ではよく見られる1%程度の局部的な濃度の変動は、領域24の明るさに よって「洗い流される」ことになる。こうした環境では、画像20を検査する医 師はおそらくこのような細部を観察し損なうことになる。 しかし、図3Bに概略的に示すように、本発明の好ましい実施形態に従って、 画像20の明るい領域24および26と中間領域28とをマスクし、高濃度領域 30内の当該領域(ROI)32のみが見えるようにすることにより、この問題 は解決される。このマスキングは、上述の米国特許第5430964号に記載の X線視認装置(図示せず)を使用して実施されることが好ましい。医師がROI 32を選択すると、その後視認装置が、画像20のそ の他全ての領域をマスクする。この装置は、自動的に、またはROI内の平均光 学濃度の測定値に応じて、または医師に制御されて、ROI32の照明レベルを 、この画像のこの高濃度部分に適したレベルまで高める。照明は、医師の目の感 度応答に最適に一致するように調節されることが好ましい。さらに、視認装置が ある室内のライティングを同時に弱め、暗い画像の可視性を向上させることが好 ましい。 こうした条件下では、図3Bに示すように、ROI32内で医師が観察する全 体的な光学濃度範囲は、約ND2.3からND2.7まで変化する。こうした条 件下では、1%程度すなわち±0.02以下のROI内の濃度変化が可視となる 。 同様の状況、および(それほど顕著ではないが)同様の可視性の改善は、フィ ルムの外側がマスクされたときにも当てはまる。 同様に、ラチチュードの広い変換関数を使用してX線強度値をフィルムの光学 濃度値に変換することにより、デジタル放射線写真画像をフィルムにプリントし 、以前より広い濃度範囲を得ることができる。例えば、ND0.1〜ND0.3 の濃度範囲、特にND2.0を超える、さらに好ましくはND2.5、2.8、 またはND3.0を超える高い濃度を利用する。これらの結果は、普通の高ガン マまたは低ガンマのフィルムを使用して達成することができる。ほとんどどのよ うなデジタル撮像装置でもプリントされた濃度の範囲を調節することができるの で、この方法により、いかなる特殊な機器も使用せず、またいかなる特殊なフィ ルムも使用せずに、放射線写真画像のコントラストの低い細部の識別性および検 出可能性を改善することができる。この方法でプリントされた画像は、上述のR OI視認方式またはマスク視認方式を使用して見ることが好ましい。プリント濃 度は、デジタル・フィルム・ビュアーで画像を見ることを見越して、また画像の 画像部分中のグレイ・スケールの範囲に応じて変化させることが好ましい。 特に、マスキング技術および調節可能な後方ライティングを使用できることに より、X線濃度から光学濃度への多様かつより最適なマッピングが生じ、より広 い可視光学濃度が考慮される。このようなより広い濃度範囲およびマ スキングを使用することで、自動的に、コントラストの低い細部がより良好に視 覚化される、すなわちコントラストの低い細部のビュアーによる識別性および検 出可能性が改善される。 ND0.1〜1.8の間の濃度範囲で生成される従来技術のデジタルX線画像 とは対照的に、本発明の画像のコントラスト識別性は、1桁から2桁またはそれ 以上高めることができる。 本発明のいくつかの実施形態の別の態様は、X線撮像装置の露光制御回路を修 正して、拡大されたフィルムのラチチュードを利用することに関する。多くのタ イプの露光制御システムおよび露光決定プロトコルが当技術分野では既知である 。しかし、全てではないとしてもほとんどの露光システムおよびプロトコルは、 特定の望ましいフィルムのラチチュードの利用に合わせて調整されている。本発 明の好ましい実施形態によれば、露光制御は、より大きなフィルムのラチチュー ドが使用されるように調節される。一例では、露光は、フィルムが「露光過度」 になるように設定される。フィルム・ビュアーおよび/またはデジタル・フィル ム・ビュアーの有効範囲が増大したことにより、このような露光過度は画質に悪 影響を及ぼさない。むしろそれは、この増大した利用可能なフィルムのラチチュ ードを利用している。上記で参照した特許および刊行物に記載したものなどのフ ィルム・ビュアーが利用可能な有効フィルム濃度範囲を増大させるので、程度は 下がるが、このような露光過度は標準タイプのフィルムを使用しても有効である ことを理解されたい。手作業による露光制御を使用するX線撮像装置およびプロ トコルでは、技術者は、露光を設定する際に利用可能なフィルムのラチチュード が増大していることを考慮に入れることが好ましい。 本発明のいくつかの実施形態の別の態様は、撮像用のX線を発生させるために 使用されるX線管の作動電圧に関する。一般に、電圧が上昇するにつれて、発生 するX線の周波数および透過能力も上昇する。多くの場合には、利用可能なフィ ルムのラチチュードを最大限に利用するために、より高い電圧を使用する。本発 明の好ましい実施形態では、X線管の作動電圧を、好ましくは露光制御の変化に 連関させて低下させ、より周波数の低いX線を発生さ せ、利用可能なフィルムのラチチュードをより良好に利用する。一例では、より 周波数の低いX線を使用して、軟組織へのそれらの吸収を高める。こうして、そ の結果生じる画像は、軟組織中、特に骨付近の細部をより多く示す。このような X線の硬度(すなわち周波数)の変化は、手作業による露光制御とともに適用す ることもできる。 上述の好ましい実施形態は特定のROIの外側のフィルム領域をマスクするこ とに基づいているが、当技術分野で既知のフィルムのマージンのみがマスクされ たX線画像を視認する方法および装置を使用して、本発明の原理を同様に適用す ることもできる。例えばデジタル放射線写真画像では、しばしばフィルム上に残 される明確な境界をマスクすることが望ましいこともある。マージンしかマスク しないときには、フィルムの有効濃度範囲の拡大は上記の好ましい実施形態の場 合ほど大きくならないこともある。しかし、背景光の量を減少させ、好ましくは フィルムの照明を最適に調整することで、依然として低ガンマ・フィルムを使用 することができ、より広い露光のラチチュードを取得し、見ることができる。 上述の好ましい実施形態は例示を目的として記載したものであり、本発明の完 全な範囲は請求の範囲によってのみ限定されることを理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月18日(1999.2.18) 【補正内容】 請求の範囲 1.調整可能なマスキングを有する視認ボックス上に提示される提示フィルム上 に医用デジタルX線画豫を生成する方法であって、 フィルムを提供し、 このフィルム上に画像を生成することを含み、 フィルム上の医療に必要な画像領域の最大濃度が視認ボックス上のフィルムの 使用可能な最大濃度に応じて選択される方法。 2.画像が、自動露光制御を有するX線撮像装置を使用して、作成されるX線画 像であり、 画像の作成が、フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能 な最大濃度に応じて、フィルムの濃度を与える出力周波数範囲を調整すること、 から成る請求項1に記載の方法。 3.画像が、制御可能なX線出力周波数範囲を有するX線撮像装置を使用して作 成されるX線画像であり、 画像の作成が、フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能 な最大濃度に応じて、フィルムの濃度を与える出力周波数範囲を調節することか ら成る、請求項1に記載の方法。 4.調節が、前記出力周波数範囲を縮小することを含む、請求項3に記載の方法 。 5.調節が、前記X線撮像装置へのライン入力電圧を変化させることを含む、請 求項4に記載の方法。 6.調節が、周波数範囲を調節して軟組織のコントラストを向上させることを含 む、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。 7.X線撮像装置が自動露光制御を有し、またフィルムの画像領域内で視認ボッ クス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利用するために、前記出力周波数範囲 の調節と関連して自動露光制御を調節することを含む、請求項3から6のいずれ か一項に記載の方法。 8.視認ボックスが調節可能な後方ライティングを有し、画像領域の最大濃度が 、利用可能な最大のライティング条件下でのマスクされたフィルムの使用可能な 最大濃度に応じて選択される、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。 9.画像がコンピュータによって生成されるデジタル画像であり、フィルムが写 真フィルムであり、画像を作成することがフィルムを露光することである、請求 項1に記載の方法。 10.フィルムを露光することが、画像領域の最大及び最小濃度が視認ボックス 上のフィルムの最大及び最小使用可能濃度に応じて選択されるような、強度と強 度分布を有する光にさらすことである、請求項9に記載の方法。 11.フィルム上の医療に必要な画像領域がND2.0を超える濃度を有する、 先行請求項のいずれか一項に記載の方法。 12.濃度がND2.5を超える、請求項11に記載の方法。 13.濃度がND2.7を超える、請求項11に記載の方法。 14.前記フィルムが2.0未満のガンマを有する、先行請求項のいずれか一項 に記載の方法。 15.前記フィルムが1.8未満のガンマを有する、請求項14に記載の方法。 16.前記フィルムが1.2未満のガンマを有する、請求項14に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2.0未満のガンマを有するフィルムを使用して解剖学的X線画像を形成す ることから成る、X線画豫を生成する方法。 2.2.0未満のガンマを有するフィルムを使用してX線画像を形成することが 、1.8未満のガンマを有するフィルムの使用である、請求項1に記載の方法。 3.1.8未満のガンマを有するフィルムの使用が、ほぼ1.2に等しいガンマ を有するフィルムの使用である、請求項2に記載の方法。 4.X線画像を形成することが、画像内の当該領域およびその周囲の領域の制御 された照明を使用して見たときにその有効濃度範囲の上限が少なくとも2.5N Dとなるフィルムを使用してX線画像を形成することを含む、前記請求項のいず れか一項に記載の方法。 5.その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.5NDとなるフィルムの使用が、 その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.8NDとなるフィルムの使用である、 請求項4に記載の方法。 6.その有効濃度範囲の上限が少なくとも2.8NDとなるフィルムの使用が、 その有効濃度範囲の上限が少なくとも3.0NDとなるフィルムの使用である、 請求項5に記載の方法。 7.解剖学的X線画像を形成することが、デジタル放射線写真画像データを獲得 することと、このデータをフィルムに表示することとを含む、前記請求項のいず れか一項に記載の方法。 8.解剖学的X線画像を形成することが、 制御可能なX線出力周波数範囲を有するX線撮像装置を使用してフィルム上に 画像を生成し、 フィルムの画像領域内で、使用可能な最大限のフィルムの濃度を利用するため に出力周波数範囲を調節すること、 から成る、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。 9.解剖学的X線画像を形成することが、 自動露光制御を有するX線撮像装置を使用してフィルム上に画像を生成し、 フィルムの画像領域内で、使用可能な最大限のフィルムの濃度を利用するため に自動露光制御を調節すること、 から成る、請求項1から6のいずれか一項または請求項8に記載の方法。 10.請求項1から9のいずれか一項の方法に従って生成されたX線画像を視認 する方法であって、画像を視認する条件を改善するために照明を制御することを 含む方法。 11.照明を制御することが、当該領域を視認する条件を改善するために、画像 内の当該領域を選択することと、当該領域およびその周囲の領域の照明を制御す ることから成る、請求項10に記載の方法。 12.照明を制御することが、フィルムの一部分をマスクすることを含む、請求 項10または11に記載の方法。 13.照明を制御することが、照明強度を調節することを含む、請求項9から1 2のいずれか一項に記載の方法。 14.照明強度を調節することが、背景ライティング・レベルを調節するこ とを含む、請求項13に記載の方法。 15.デジタルX線画像を生成する方法であって、 表示フィルムを提供し、 このフィルム上に画像を生成することを含み、画像領域の最大濃度がND2. 0を超える方法。 16.調整可能なマスキングを有する視認ボックス上に提示される提示デジタル X線画像を生成する方法であって、 表示フィルムを提示フィルム上に提供し、 このフィルム上に画像を生成することを含み、 フィルム上の画像領域の最大濃度が視認ボックス上のフィルムの使用可能な最 大濃度に応じて選択される方法。 17.調節可能なマスキングを有する視認ボックス上に提示されるX線画像を生 成する方法であって、 フィルムをフィルム上に提供し、 自動露光制御を有するX線撮像装置を使用して、このフィルム上に画像を生成 し、 フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利 用するために、自動露光制御を調節する、 ことから成る方法。 18.調節可能なマスキングを有する視認ボックス上に提示されるX線画像を生 成する方法であって、 フィルムをフィルム上に提供し、 制御可能なX線出力周波数範囲を有するX線撮像装置を使用して、このフィル ム上に画像を生成し、 フィルムの画像領域内で視認ボックス上のフィルムの使用可能な最大濃 度を利用するために、出力周波数範囲を調節する、 ことから成る方法。 19.調節が、前記出力周波数範囲を縮小することを含む、請求項18に記載の 方法。 20.調節が、前記X線撮像装置へのライン入力電圧を変化させることを含む、 請求項19に記載の方法。 21.調節が、周波数範囲を調節して軟組織のコントラストを向上させることを 含む、請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。 22.X線撮像装置が自動露光制御を有し、またフィルムの画像領域内で視認ボ ックス上のフィルムの使用可能な最大濃度を利用するために、前記出力周波数範 囲の調節と関連して自動露光制御を調節することを含む、請求項18から21の いずれか一項に記載の方法。 23.視認ボックスが調節可能な後方ライティングを有し、画像領域の最大濃度 が、利用可能な最大のライティング条件下でのマスクされたフィルムの使用可能 な最大濃度に応じて選択される、請求項16から22のいずれか一項に記載の方 法。 24.フィルム上の画像領域がND2.0を超える濃度を有する、請求項16か ら第23項のいずれか一項に記載の方法。 25.表示フィルムが写真フィルムであり、画像を生成することが、このフィル ムを光に露光させることを含む、請求項15または16に記載の方法。 26.濃度がND2.5を超える、請求項15または24に記載の方法。 27.濃度がND2.7を超える、請求項26に記載の方法。 28.前記フィルムが2.0未満のガンマを有する、請求項15から27のいず れか一項に記載の方法。 29.前記フィルムが1.8未満のガンマを有する、請求項15から27のいず れか一項に記載の方法。 30.前記フィルムが1.2未満のガンマを有する、請求項15から27のいず れか一項に記載の方法。 31.デジタルX線画像がその上に生成され、その上の画像領域がND2.0を 超える濃度を有する透明画。 32.その上の画像領域がND2.5を超える濃度を有する、請求項31に記載 の透明画。 33.その上の画像領域がND2.9を超える濃度を有する、請求項32に記載 の透明画。 34.透明画が露光した写真フィルムである、請求項31から33のいずれか一 項に記載の透明画。 35.2.0未満のガンマを有する医療用X線フィルム。 36.フィルムが1.8未満のガンマを有する、請求項35に記載の医療用X線 フィルム。 37.フィルムが1.5未満のガンマを有する、請求項35に記載の医療用X線 フィルム。 38.フィルムが1.2未満のガンマを有する、請求項35に記載の医療用X線 フィルム。 39.フィルムが約1.0のガンマを有する、請求項35に記載の医療用X線フ ィルム。 40.医療用X線のスクリーン/フィルムの組合せであって、 X線に反応して光を生成するスクリーンと、 スクリーンが生成した光によって露光される、請求項35から39のいずれか 一項に記載のフィルムと を含む組合せ。
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