JP2001502810A - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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JP2001502810A JP09532932A JP53293297A JP2001502810A JP 2001502810 A JP2001502810 A JP 2001502810A JP 09532932 A JP09532932 A JP 09532932A JP 53293297 A JP53293297 A JP 53293297A JP 2001502810 A JP2001502810 A JP 2001502810A
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ジョン グリアソン
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Abstract

(57)【要約】 非対称非球面角膜用のコンタクトレンズ。レンズは前側表面,後側表面及び基台を含む。後側及び前側表面は各々、中心光学部(36)と外側周辺角膜部(34)とを含む。後側表面は、レンズの後側表面上の共通中心点を起点として放射状に伸びる複数の境界線によって複数の局所表面セグメント(66)に分割される。局所表面セグメント(66)の各々は、レンズが目に装着された場合に、各々のレンズ局所表面セグメントの下にある角膜の対応する局所表面部の形状に従う。

Description

【発明の詳細な説明】 コンタクトレンズ 発明の分野 本発明は、一般にコンタクトレンズ及びコンタクトレンズの製造方法に関し、 特に非対称・非球面の個別適合コンタクトレンズ及びその製造方法に関する。 発明の背景及び概要 年齢40歳以下の人口の30ないし40%は、眼鏡、コンタクトレンズ、また は外科的手段による矯正を必要とする眼球屈折異常を呈している。屈折異常は、 目の主光学要素即ち角膜及びレンズが、入射光を網膜上に直接結像できない場合 に起きる。像が網膜より前に焦点を結ぶ場合は、近視が存在する。像が網膜の後 ろに焦点を結ぶ場合は、遠視が存在する。目または目の個々の構成要素の集束力 (focusing power)は、ジオプトリと呼ばれる単位で測定される。 視力障害(vision defects)を持つ40歳以下の患者の約20%は、コンタク トレンズが適合しない(移動してしまったり、非常に付けごこちが悪い)ため、 または必要な視力矯正が得られないため、またはその両方の理由から、コンタク トレンズを装着することができない。更に、現在コンタクトレンズを装着してい る多くの患者は、レンズを装着できる時間の長さ及び/またはコンタクトレンズ によって得られる視力に満足していない。 40歳以上では、目の水晶体が相対的に非弾性的になるので、視力矯正を必要 とする人口の割合が劇的に増加する。涙液層の質が低下し、既存のコンタクトレ ンズで経験される問題がずっと一般的かつ深刻になる。 標準的なコンタクトレンズは回転対称であると共に球面であり、強膜を一気に 跳び超えて(vault)、角膜上に静止する。しかし、ヒトの角膜は「非対称な非球 面」である。 「非球面」とは、角膜の「子午線」(これは地理学的子午線に類似した、角膜 の幾何学的中心を通過する角膜表面における想像上の線である)に沿った曲率半 径が一定ではないことを意味する。実際、角膜の曲率は、幾何学的中心から周辺 に向かって漸次平坦化する傾向がある。「非対称」とは、半子午線(half-meridi an)に沿った角膜の曲率のプロフィルが、同じ子午線の残りの半分と同一ではな い(つまり鏡像ではない)ことを意味する。更に、「非対称」とは、中心点(つ まり原点)を中心にして、角膜の曲率のプロフィルが中心点の反対側の角膜のプ ロフィルと同一ではないことをも意味する。角膜の非球面及び/または非対称の 程度は、患者ごとに異なり、また同一人の中でも異なる。 球面レンズは角膜の曲率及び形状と整合せず、従って適切に適合しない。患者 の角膜のいびつさが強いほど、適合性は悪化し、40歳以下の患者の約20%は 、標準的コンタクトレンズを装着することができない。 標準的なコンタクトレンズは回転対称である。場合によって、フィッタ(fitt er)はレンズを角膜に適合させようとして、円環体(toric),双円環体(bitoric) などの表面を形成する。これらのより複雑なレンズ設計は、本質的に回転対称の ままである。即ち、表面は回転の中心点を中心として形成される。円環体レンズ は現在、2通りの方法のどちらかにより形成される。最も一般的な第1の方法は 、レンズを旋盤に配置する前に、レンズをクリンプ(crimp)し、そうして歪ませ る。クリンプしたレンズを切削した後、伸ば(spring open)させる。第2の方法 は、旋盤上で直接円環体レンズを作成す る。 ヒトの角膜の表面は非対称な非球面であるので、純粋に球面のレンズは、角膜 の曲率及び形状とはうまく整合しない。レンズを円環体レンズとして設計した場 合、結果的に得られるレンズの表面は依然として回転対称である(即ち、これら のレンズは非対称な非球面ではない)。目によっては、レンズとその下の角膜の 非対称性との間の不一致が非常に大きいために、円環体レンズが角膜上に載らな かったり、満足な視力が得られないことがある。 これらの問題を緩和するために、製造者はレンズの後面の曲率が変化するレン ズを開発した。例えば、米国特許第5,114,628号は、角膜のトポグラフ ィックデータを使用して旋盤を制御して作成される非球面コンタクトレンズを開 示している。(’628特許で教示されているデータは、角膜の様々な位置にお ける角膜表面の傾斜に関する情報を提供しており、2次元の測定値を3次元的に 解釈したものに基づいている。)その結果得られるレンズは非球面(前側及び後 側表面の両方とも)であるが、本質的に対称である。こうしたレンズは一部の患 者には標準的な球面レンズよりよく適合するかもしれないが、重量が増し、レン ズ装着状態の涙交換(tear exchange)がうまくいかないといった他の問題は、患 者の視力または快適性を更に悪化させることがある。しかし、他の患者は球面レ ンズより付けごこちの悪さを経験することかある。従って、このタイプの非球面 対称レンズは、コンタクトレンズを快適に装着できる患者及び/または必要な視 力を達成するコンタクトレンズを装着する患者の数の実質的な改善を達成してい ない。 Hunterの米国特許第2,264,080号は、「輪郭削り(contoured) 」強膜レンズ、即ち角膜を意図的に飛び越えて(vault)角膜外に静止するレン ズの製造システムを開示している。Hunt- erは、目の表面の鋳型を形成し、次にこれを「テンプレート」として使用して 、レンズブランク(lens blank)の表面上で研削盤を機械的に放射状に誘導する ことを開示している。研削盤は、鋳型の子午線上のトポグラフィに関する情報を 受け取り、レンズブランクの表面上をレンズの子午線に沿って前後に移動する。 Hunterの強膜レンズは意図的に角膜から充分な離間距離を取り、角膜の表 面との接触を避けている。更に、彼の製造方法は、レンズの後側表面に「うね(r idge)」または「尖点(cusp)」を形成させるが、これは角膜にぴったり適合す るコンタクトレンズに存在する場合、摩擦を生じる可能性があり、装着者に不快 感を与えるであろう。更に、これらのうねは、コンタクトレンズの光学的部位(o ptical field portion)にまで伸び、患者の視野を妨害し、それによってコンタ クトレンズを役に立たなくしている。Hunterは意図的に、角膜表面の中央 光学領域(central optical zone)に従ってレンズの前側表面を形成することを 避けている。 従って、現在コンタクトレンズを装着できないあらゆる年齢の患者の数を減ら すかまたは無くし、現在コンタクトレンズを装着している患者に、より高い快適 性及び/または視力(乱視のより良い矯正を含む)を提供する、より良く適合す るコンタクトレンズが当技術分野で必要である。本発明と同一譲受人に譲渡され た両方ともLieberman(本発明者)の米国特許第5,502,518号 及び第5,570,142号はどちらも、角膜表面の少なくとも一部分に正確に 整合する後側表面を持つコンタクトレンズを目的としている。’518号及び’ 142号特許はより良く適合するコンタクトレンズの必要性を満たした。本発明 は’518号及び’142号特許を更に改善し、特にレンズの光学領域でレンズ の後側表面がその下の角膜の表面と更にぴったりと一致または整合し、その結果 、 涙液層へのレンズの影響が無くなり、従って視力が向上するように、レンズの表 面を各々が比較的小さい表面積を持つ複数の区域(セグメント)に分割すること によって、視力の向上を達成するものである。米国特許第5,502,518号 及び第5,570,142号を、参照によって全体的にここに組み込む。矛盾が ある場合には、定義も含めて本書の記述を優先する。 本発明者は驚くべきことに、多くの患者の角膜が実際には自然に、目の瞳孔軸 に対し様々な角度に傾斜していることを発見した。更に、角膜の傾斜の角度は、 個々の角膜内で傾斜が測定される直径によって変化する。更に詳しくは、角膜と 強膜(即ち角膜の基台)の交線は、角膜の「高点(High Point)」における接線 に平行な基準面に対し、傾斜している。従って、角膜のこの自然傾斜を考慮し、 その結果よりよく適合し、より高い光学的矯正を達成するコンタクトレンズを設 計することが、当技術分野で必要である。 本発明の目的は、角膜の自然傾斜を考慮したコンタクトレンズを提供すること にある。 本発明者はまた驚くべきことに、角膜が、基準座標系に対しZ軸上で最も遠く に離れた角膜上の特定の点、即ち「高点」を中心とする非対称性が最も低いこと を発見した。この点位置は必ずしも角膜またはコンタクトレンズの幾何学的中心 ではない。本発明の目的は、より優れた光学的矯正を達成するために、「高点」 を考慮に入れたコンタクトレンズを提供することにある。 本発明の他の目的は、装着者の角膜の一部分に非球面的かつ非対照的に整合及 び/または一致させることによって、より高い視力を提供する注文適合(custom -fit)コンタクトレンズを素早く経済的に製造することである。 本発明の他の目的は、非対称な非球面コンタクトレンズを角膜矯 正レンズとして利用することにある。更に詳しくは、レンズの中央光学部の後側 表面により平坦な形状を設けて角膜を移動させる一方、レンズの内側周辺光学部 を凹ませ(即ち、傾斜がより急な形状にし)、角膜をこの環状領域に放射状に突 出させる。 これらの目的は、角膜の表面モデリングによって得られる情報を利用し、この 情報を操作して、角膜の全体的な非球面非対称の形状に一致するだけでなく、高 点及び傾斜軸をはじめとする角膜の局部的形状をも考慮に入れたレンズを設計す ることによって、達成される。プロセスは、最初に角膜を走査して、角膜の表面 から導出される点群(point cloud)を形成することによって、開始される。次に 、この点群を任意の基準面に対する各点の高さと共に使用して、望ましくはコン ピュータ3Dモデリンググラフィックスを用いて、角膜整合表面(corneal matc hing surface)を生成する。次に、生成された角膜整合表面の高点を決定する。 この点を中心とする角膜の非対称性は最も低くなる。屈折は通常5°単位で測定 されるので、角膜整合表面から5°毎に1個づつ、72個の有極スプライン(po larspline)が生成される(5×72=360)。各スプラインは、5°の間隔 でその下の角膜の形状に一致する。好適な実施例では、スプラインの各々が高点 を起点にし、設計中のコンタクトレンズの予め定められた辺縁境界部まで放射状 に外向きに伸びる。各スプラインは次に、個々の中央及び周辺光学レンズ表面を モデル化するために円弧を形成することができる部分に分割される。個々の表面 セグメントの境界は、放射方向についてはスプラインによって規定され、円周方 向については、円筒形と角膜整合表面との交線によって各々形成され、そのうち の小さい方が大きい方に閉囲される第1または第1及び第2「ドライブレール( drive rail)」によって規定される。レンズの比較的小さい表面セグメントはこ のように、円弧、ス プライン、第1ドライブレール、第2ドライブレール、及びレンズの有界基台の 交線によって形成される周知の境界に基づき、周知の表面形成法によって形成さ れる。角膜矯正レンズもまた、同じ変形に基づいて作成することができる。 図面の簡単な説明 本発明の特徴及び利点は、図面に関連する好適な実施例についての以下の説明 から、いっそう充分に理解されるであろう。 図1A及び図1Bはそれぞれ、本発明に従って角膜上に載置されるコンタクト レンズの側面図(即ちY−Z面)及び平面図(即ちX−Z面)である。 図2は、コンタクトレンズを製造するシステムの略図である。 図3は、点群の略正面図である。 図4は、データ点を通して接続される複数のスプラインを持つ点群の略正面図 である。 図5は、データ点を通して接続される複数のスプラインを持つ点群の他の実施 例の第2略正面図である。 図6は、角膜整合表面と交差する1対の平面を含む角膜整合表面の斜視図であ る。 図7A及び図7Bはそれぞれ、図1A及び図1Bに示したコンタクトレンズの 平面図及び上面斜視図である。 図8は、本発明に係るコンタクトレンズの部分破断斜視図である。 図9は、矢印の方向に見た場合の図8の線9−9における断面図である。 図10は、角膜上に載置された、強膜スカートを持つコンタクトレンズの断面 図である。 図11は、レンズ表面の第1象限のみに配置した相対的に改善さ れた光パワーの領域を有する本発明の二焦点レンズの立面図である。 図12は、中央光学領域と外側周辺領域との間に非円形境界を有するレンズの 立面図である。 図13は、中心部及び円環状部を含む偏心中央光学領域を有するレンズの立面 図である。 図14は、角膜上に載置された角膜矯正コンタクトレンズの断面図である。 図15は、角膜の断面図である。 好適な実施例の詳細な説明 図1A及び図1Bを参照すると、本発明に係る非対称非球面コンタクトレンズ 10が示されている。コンタクトレンズ10は、装着者の目12に載置された状 態で示されている。目は角膜14及び強膜16を含む。レンズ10は、目の角膜 部分だけに静止することが望ましい。しかし、代替実施例では、レンズ10は強 膜スカートを含むことができ、従って強膜の一部分も覆う。 本発明の非対称非球面コンタクトレンズを製造するプロセスを、図2に流れ図 形式で概略的に示す。このプロセスは、角膜画像捕捉システム(Corneal Image Capture System)610,高さ分析プログラム(Elevation Analysis Program) 620,コンピュータ援用設計システム630,コマンドプロセッサ640及び レンズ成形システム650を含む。角膜画像捕捉システム610を高さ分析プロ グラム620と一緒に使用して、コンタクトレンズを装着する患者の角膜14の 3次元トポグラフィック図(topographic map)を生成する。 コンピュータ援用設計システム630は、角膜トポグラフィックデータをコマ ンドプロセッサ640を介してレンズ成形システム 650に送信する前に、それを編集または修正する際の補助として使用する。コ マンドプロセッサ640は、成形するレンズの表面を記述するトポグラフィック データをコンピュータ援用設計システム630から受け取り、レンズ成形システ ム650が必要とする1連のコマンド/制御信号を生成する。レンズ成形システ ム650はコマンドプロセッサ640から、特定の注文適合コンタクトレンズを 成形するためのレンズ成形システムの3次元(例えばデカルト座標、ラジアル座 標、球座標など任意の座標系におけるX,Y,Z)の運動を記述する1連のコマ ンドを受け取る。 角膜画像捕捉システム610及び高さ分析プログラム620は、好適な実施例 では、PARビジョン・システムズ社(PAR Visionム620は、プロセッサによって実行されるソフトウェアプログラムであること が望ましい。ブロセッサは注文設計することができ、あるいはIBMTM互換性P Cとすることもできる。プログラム620は、画素のX−Y対及び明るさに基づ いてX−Y対のデータの各々について第3次元要素、即ちZ座標を生成するアル ゴリズムを使用する。各点の高さ、即ちZ座標を計算する1つの方法は、患者の 角膜600から測定されたX−Y及ひ明るさの値を、例えば既知の半径の球など 、既知の高さを持つ何らかの基準表面の座標及び明るさと比較することによる。 (基準値は、プログラム620に予め保存しておくことができる。)高さ分析プ ログラムの最終出力は、角膜14の表面上の点群として知られる多数の点(望ま しくは2000点以上)のX−Y−Z座標である。後述するように、X−Y−Z 三幅対の数が多ければ多いほど、コンタクトレンズの成形の精度は高くなる。所 要の精度で角膜表面上の点の位置及び高さの両方の情報 を提供するX,Y,Z角膜データを生成できるどんな方法でも使用できることが 、当業者には明白であろう。この実施例では、X−Y面で見たときに、約150 0個の点を、各点がX方向及びY方向の両方に約200ミクロンの間隔をおくよ うに、格子状に配置する。 高さ分析プログラム620から出力されるX−Y−Zデータは、機械特定的な 様々な方法でフォーマットすることができ、その方法の全てが技術の熟練の範囲 内である。本発明の好適な実施例では、データはデータ交換ファイル(DXF) 形式でフォーマットする。DXF形式は産業標準フォーマットであり、これはデ ータの装置間転送に一般的に使用される。DXFファイルはASCIIデータファ イルであり、これは一般的に使用されるコンピュータ援用設計システム630の 大部分によって読み出すことができる。 図3及び図4を参照すると、Z軸に沿って見た場合の点群100(即ちX−Y 面)が示されている。各点は、患者の角膜上の特定の位置に対応する。データは 通常、約10mm×10mmの面積に限定される目の領域から生成される。従って、 50行ものデータ点がある。高さ分析プログラムによって出力されるデータ点か ら、コンピュータ援用設計システム630によって、患者の角膜の表面のトポグ ラフィに一致する表面108が生成される(図6参照)。好適な実施例では、コ ンピュータ援用設計システム630は、アリゾナ州スコッツデール(Scottsdale ,Arizona)のマニュファクチャリング・コンサルテイング・サービシズ社(Manuf acturing Consulting Servi-ces)から入手できるアンビル5000TM(Anvil 50 00TM)である。 好適な実施例では、角膜整合表面108は、点群100のデータ点を通る多数 のスプライン102を最初に生成することによって生成される。多数のデータ点 (即ち節点)を交差するスプラインの生成は、それ自体、当業者には周知であり 、入力データを入力してし まえば、アンビル5000TMプログラムによって達成することができる。表面モ デルの生成に関する更なる情報については、1996年10月11日出願の“Me thod and Apparatus for Improving Vis-ion”と称する出願人の係属中の米国特 許出願番号第08/731,334号を参照されたい。この出願の開示内容を、 参照としてここに盛り込む。好適な実施例では、周知の非有理一様Bスプライン 方程式(non-rational uniform B-spline formula)を使用してスプラインを生成 する。いうまでもなく、スプラインは、例えば三次スプライン方程式(cubic sp line formula)または有理一様Bスプライン方程式(rational uniform B-spline formula)など、他の周知の数学的スプライン方程式によって生成することもで きる。図4に示すように、現在の好適な実施例では、各々のスプライン102が 、X軸に平行な面内で伸びている。しかし、スプラインはY軸に平行な面にも伸 ばすことができる。次に、図5を参照すると、スプライン102’を生成するこ とができ、その一部はY軸に平行な面内で伸び、残りはX軸に平行な面内で伸び る。 走査された目の角膜表面108に一致する図6に示す表面108が次に、スプ ライン102または102’から生成される。多数のスプライン102から表面 を生成するために使用できる、多数の周知の数学的方程式が存在する。好適な実 施例では、よく知られたナーブ表面(nurb surface)方程式を使用して、スプラ イン102から角膜表面を生成する。1つの実施例では、目の走査面積が約10 mm×10mmであるため、約50のスプライン102が形成される。図4に示すよ うに、表面108の計算を容易にするために、少数(例えば5つ)の隣り合うス プラインに対し、皮膚表面セグメント104を形成する。隣り合う皮膚表面セグ メント104の一部は、共通の境界スプラインを共有する。こうして、各点群か ら約10個 の皮膚表面セグメントか生成される。次に、10個の皮膚表面セグメント104 は、当業者には周知の方法で、アンビル5000TMプログラムによってひとまと めに駆動され、1つの複合表面108を形成することができ、この表面は走査さ れた角膜の形状に一致する。(計算の簡便さが重要でない場合には、50のスプ ライン全部をまとめて使用し、中間段階を省いて表面を生成することができる。 )代替的に、皮膚表面セグメントは、複合表面を生成せずに使用することもでき る。また、皮膚表面セグメントはいくつでも所望する数だけ使用することができ 、10個に限定されない。 元のデータ点もスプライン102の節点も、ナーブ表面方程式を使用する場合 には表面の数学的生成のため、必ずしも表面108上に存在する必要はない。し かし、表面108は、これらの点を所定の許容差の範囲内と推定する。 生成された角膜整合表面108の高点(即ちZ値が最も高い点位置)が決定さ れる。次に、所定の直径の円柱106が、高点を通るZ軸に平行な軸(以下「局 所Z軸」という)に沿って角膜整合表面108に投影される。円柱106は8mm 〜9.5mmの直径を持つことか望ましく、円柱106と表面108との交線は円 106’を形成するが、これは、まだこれから成形すべきコンタクトレンズの外 法寸法である。高点を意図的にレンズの光学的部分の光学的中心とすることが望 ましい。レンズの光学的中心は、角膜の高点を中心に配置することが望ましい。 なぜなら、角膜の非球面性はこの点位置が最も低く、従ってこの点位置で最良の 光学的特性が得られるからである。しかし、二焦点レンズを使用する場合、瞳孔 の中心が高点からかなりずれる場合は、レンズの中心を瞳孔の中心に配置すると 便利である。(瞳孔の中心は必ずしも角膜の高点とは関係がない。)瞳孔に中心 を置く二焦点レンズの利点は、人が下を見るときに(例 えば読書のため)、レンズの度の高い部分を通して見ることになるということで ある。 コンタクトレンズの外側限界(即ちX−Y面で見た場合の直径8mm〜9.5mm の円)は、レンズの後側及び前側表面が測定された角膜データに基づいて形成さ れるようにするため、点群内に収めなければならない。設計システム630は無 指定時の状態として、レンズの光学的中心が角膜の高点の上に配置され、しかも 円106’が4.75mmの半径を持つように設定することが望ましい。次に、コ ンピュータ援用設計システム630は、例えばモニタ画面に、点群に対して無指 定時の円106’(X−Y面の)を示すことができるので、オペレータは、円1 06’が点群の範囲内に収まることを確認できる。また、システム630は、円 106’が点群100の範囲内に収まるかどうかを決定するように設定すること ができる。更に、円106’が完全に点群100の範囲内に入らない場合には、 ユーザは円106’が角膜データ点群100の範囲内に入るように円を操作する (即ち、中心点を移動したり、円の半径を変更する)ことができる。最悪の場合 、走査された目から得られたデータが不十分で、コンタクトレンズが患者の角膜 に適切に適合することが確認できない場合には、目を再走査する必要がある。代 替的に、点群の面積をより大きくすることもできる。円106’は、X−Y面で 見ると(即ち局所Z軸に沿って見ると)、単なる円であると理解される。実際に は、円106’は、局所Z軸から一定の寸法(即ち円柱106の半径)だけ間隔 をおいて配置される閉じた図形である。 ひとたび許容できる円が選択されると、円106’の局所Z軸(図6参照)を 含む想像平面が、生成された角膜整合表面108と交差する。例えば、平面11 0を参照されたい。平面110と表面108との交線は、第1曲線112を規定 する。次に平面110は 局所Z軸を中心にして、一定の間隔で、望ましくは5°毎に回転する。こうして 、第2平面が線114を通って伸びる。この第2平面と表面108との交線は第 2曲線116を規定する。これは、図6に破線で示されている。このプロセスは 、円の局所Z軸全体を中心にして5°毎に、72本(360°÷5°)の曲線が 生成された角膜整合表面108を通る平面の交線によって形成されるまで続行さ れる。各々の想像平面は、共通の局所Z軸を通って伸びる。曲線112または1 16の数は、制限なく増加、または減少することができる。しかし、その数は少 なくとも24であることが望ましい。 次に、72本の曲線の各々に数学的にスプラインを当てはめて(これはシステ ム630によって達成することができる)各曲線を規定し、この情報をコンピュ ータ援用設計システム630で処理できるようにすることができる。再び、様々 な周知のスプライン方程式のどれでも使用して、72本の曲線の各々にスプライ ン方程式を割り当てることができる。好適な実施例では、非有理一様bスプライ ン方程式を使用して、生成された表面108を交差する5°毎の各曲線を表わす スプラインを生成する。こうして、72本の曲線の各々に1本づつ、第2組の7 2本のスプラインが生成される。第2組のスプラインは各々が第3次方程式(即 ち、y=ax3+bx2+cx+d)であることが望ましい。スプライン上の節点 は、約1ないし2ミクロンの間隔をおくことが望ましい。図1Aに示すように、 本発明者は驚くべきことに、大半の患者の角膜14が、目の残りの部分に対して 自然に傾斜している(即ち、角膜の基台が瞳孔軸に直交しない)ことを発見した 。傾斜の角度は、同一人でも左右の目の間で異なる。また、傾斜角度は、同じ目 でも傾斜角度を角膜の基台で測定するか、それとも別の任意に投影した円柱部で 測定するかによって変化する。例えば、局所Z軸を中心に直径7mmの位置に おける傾斜角度は、驚くべきことに、無視できるほど小さく、直径3mmの位置に おける傾斜角度はしばしば、角膜の基台における傾斜角度と逆の角度になること が分かった。7mmの投影された円ではしばしば傾斜角度が無いという事実は、こ の直径は角膜の光学部分の外側範囲に対応しているので、非常に興味深い。傾斜 角度は、X軸及び/またはY軸に相対させることができる。 角膜の基台(即ち角膜と強膜との間の遷移部)は、目に対して傾斜している。 出願人が信じるところでは、角膜の基台は、X軸及びY軸のどちらを中心にして も、平均して約2〜3°傾斜している。実際、出願人は、最高6°までの傾斜角 度を記録した。従って、この傾斜を考慮しないコンタクトレンズは、水晶体の光 学部分と適切に適合せず、結果的に視力が低下する。 この傾斜角度αは、図1Aに示す点群の座標系のX軸及びY軸に対して測定さ れる。傾斜角度αを決定するために、まず角膜の高点18(即ち最高のZ値を持 つ点位置)が点群100から決定される。高点18に接する平面20が、Z軸に 対して垂直に引かれる。接する面20に平行な想像基準面24が、角膜基台22 と交差する。角度αは、基台22と基準面24とのなす角度である。この角度α は、目に対する角膜の3次元の傾斜角度である。原点を含むX−Y−Z システム)によって決定されることに注目されたい。レンズ10自体は、前側表 面28,後側表面30,及び基台または辺縁26を持つとみなすことができる。 前側及び後側表面28、30は各々、中央光学部32及び外側周辺部34を有す る(図7A及び図7B参照)。周辺部34の後側表面は、レンズを装着者に装着 した場合に、レンズの周辺部分の下にくる角膜の対応する周辺部分に、非対称的 及び非球面的に整合する。 コンタクトレンズの中央部32はレンズの光学部分であり、好適な実施例では 、直径が約7.0mm〜7.5mmである。中央光学部32は、内部(中心)光学部 36及び周辺光学部38で構成される。内部中心部35(及び従ってレンズ10 の)の幾何学的レンズ中心52は、角膜の最も高い点18上に位置することが望 ましい。しかし、二焦点レンズの場合、内部光学部36の幾何学的中心は、瞳孔 の中心の上に配置することができる。 レンズの内部光学部36と周辺光学部38との間の境界は、第1または内部ド ライブレール48として知られる。同様に、内部周辺光学部38と外部周辺トポ グラフィ部34との間の境界は、第2または外側ドライブレール50として知ら れる。ドライブレール48及び50は両方とも、所定の直径の円柱を局所Z軸に 沿って投影することによって生成される。これらの円柱と角膜整合表面108と の交線が、第1ドライブレール48及び第2ドライブレール50をそれぞれ規定 する。好適な実施例では、ドライブレール48は3mmの直径を持ち、ドライブレ ール50は7.0mm〜7.5mm、最も望ましくは約7mmの直径を持つ。レンズ自 体は約8.5mm〜11mmの外径を持ち、より望ましくは約9mm〜9.5mm、最も 望ましくは約9.0mmの外径を持つ。 レンズ10の表面を形成するために、現在の好適な実施例では、内部光学部3 6を最初に規定し、次に内側周辺部38を規定し、最後に外側周辺部34を規定 する。各部36,38,34では、後側表面を最初に規定し、その後で前側表面 を規定する。 次に図7A及び図7Bを参照すると、内部光学部36は、4つの円弧40,4 2,44,46によって4象限に分割される。円弧40〜46は、その下にある 角膜整合表面に基づいて決定される。円弧40〜46の各々は、共通の中心点5 2を起点とし、下にある角 膜表面に最もよく適合するように成形される。円弧は、生成された第2組のスプ ライン(112,116等)を使用することによって決定することが望ましい。 図7A及び図7Bに示すように、スプライン112は、上から下に(即ち局所Z 軸に沿って)見た場合、極または放射状に伸びる線に対応し、円弧42を生成す るために使用される。容易に理解されるように、円弧は3つの点で規定される。 好適な実施例では、これらの3つの点は、中心点52,第1ドライブレール48 と交差するスプライン112上の点,及び中心点52とドライブレール48との 間のスプライン112の放射方向の中点である。放射方向の中点は、上から見た 場合に中心点52とドライブレール48との間の放射方向の距離の2分の1の位 置に当たる。従って、ドライブレールが半径1.5mmの場合、スプラインの中点 は局所Z軸から0.75mmの放射方向の距離に位置する。残りの3つの円弧40 ,44,46も同様の方法で生成される。円弧40〜46は第2組の表面スプラ インから導出されるので、円弧40〜46は角膜の形状と一致すると言える。後 部表面か弓形の形状であるため、同じく弓形の形状を持ち、後部表面(並びに所 望の屈折矯正及びレンズ材)を参照することによって形成される前部表面は、屈 折矯正を達成する、即ち、光学的矯正を達成する上で有利に利用できる光学的特 性を有する。ひとたび表面の境界が規定されると、任意の周知の表面混合方程式 によって、レンズの内部中央部38の各内部光学的象限の後側表面(即ち、ドラ イブレール48の1/4の部分と任意の2つの隣り合う円弧40,42;42, 44;44,46;または46,40とによって区切られる表面)を生成するこ とができる。好適な実施例では、よく知られた方程式:Ax2+By2+Cz2+ Dxy+Eyz+Fx2+Gx+Hy+Jz+K=Oを使用して、各象限を2次 表面として生成する。ここでA,B,C, D,E,F,G,H,J及びKは定数である。後側表面は、隣り合う円弧の間に 、例えば共通中心点52から円弧40と42との間に、円弧40からドライブレ ール48に沿って第2円弧42の方向に混合される。これは、曲線40と42と の間に、中心52とレール48とにおいて前の円弧より間隔が徐々に小さくなる 点位置を通る1連の円弧を補間するものと考えることができる。従って、レンズ の後部光学象限表面は混合表面であり、これは技術的には「曲線駆動(curve-dr iven)」表面として知られる。次に、レンズの後側表面の中央レンズ部分の残り の3つの象限が同様の方法で生成される。 内部光学部36の生成された後側表面は、トポグラフィ駆動される。言い換え ると、レンズの内部中央部36の後側表面の形状は、その下にくる角膜の部分の 形状によって決定される。従って、レンズの光学部分の後側表面の各局所表面セ グメントは、局所表面セグメントの下にくる角膜のそれぞれの局所部分の形状に 従う。第2組の生成されたスプライン(112,116など)は、円弧40〜4 6によって密に近似化されるので、光学領域の後側表面は、角膜の形状に一致す るのではなく、角膜の形状に従う。前側表面は、前述の通り、周知のツァイス単 レンズ方程式(Zeiss Simple Lens formula)を使用して、必要な屈折矯正に基 づいて決定される半径を持つ2つの隣り合う円弧の間で混合することによって形 成される。 内部光学部の前側表面は、レンズの後側表面を生成した後で生成することが望 ましい。レンズの前部表面は、好適な光学的性質(例えば球面または円環体)が 得られるように成形する。円環体表面を成形する場合、前部表面は、円環体レン ズを成形するのに従来使用されている周知のツァイス単レンズ方程式を利用する ことによって、混合することができる。いうまでもなく、前部表面を成形できる 前に、技師(practitioner)は最初にコンピュータ援用設計システム 630に、装着者に必要な屈折矯正データを入力しなければならない。この情報 は、コンピュータ援用設計システム630がこの情報を使用してレンズの前部表 面の形状を決定することができるように、従来の方法で入力することができる。 隣り合う2つの円弧はどれも90°の間隔に配置されるので、ツァイス単レンズ 方程式は変形する必要がない。レンズの前部表面はこうして軸に基づいて成形さ れ、軸は更に後側表面の円弧に基づき、それと共通平面に、しかし後側表面の円 弧とはずらして形成され、レンズの最小限の厚さを維持しながら、屈折矯正が達 成される。 円弧40〜46は必ずしも90°である必要はなく、これは単にツァイス方程 式を使用する場合に便利というだけであることに注意されたい。また、軸は18 0°離して配置する必要はなく、多くの場合は半径も等しくないことに注意され たい。従って、レンズの前部または前側表面は、多重円環体であると言った方が 正確であるが、現在の用語法に一貫させるために、前部表面は円環体形状に成形 (torically shaped)されると言うことにする。 次に、レンズの周辺光学部38の成形のプロセスについて説明する。再び、現 在の好適な実施例では、レンズの後側表面を最初に決定する。図7A及び図7B に示すように、後側及び前側表面は両方とも、15°の局所表面セグメントに分 割される。各局所表面セグメントは、内側レール48の円周方向に伸びる24分 の1の部分(360°÷15°)及び外側レール50の円周方向に伸びる24分 の1の部分、並びに第1放射方向に伸びる円弧及び第2放射方向に伸びる円弧に よって区切られる。例えば、内部光学部の全ての局所表面セグメントの例である 局所表面セグメント54は、内側レール48及び外側レール50の24分の1部 分、並びに円弧56,58によって区切られる。円弧はすべて基本的に極方向ま たは放射方向 に伸び、円弧は原点52を起点にする。円弧56、58の形状は第2組の生成さ れたスプラインから導出され、従って、レンズのその部位の下にある角膜表面か ら導出される。言うまでもなく、円弧は全て、最小限その下の角膜の妨げになら ないように形成される。従って、必要な場合(即ち、円弧の1つが例えばコンタ クトに干渉したり、または角膜の表面と交差する場合)には、レンズの光学部全 体が「持ち上げ」られ、レンズの光学部の後側表面が、角膜の妨げにならないこ と(即ち間隔をおいて配置されること)を確実にする。 円弧(56及び58など)は、下にある角膜の形状に一致する第2組のスプラ インに依存することによって決定することが望ましい。円弧を規定するために使 用する第1点(例えば円弧56の場合の点62など)は、それぞれのスプライン が内側ドライブレール48と交差する点である。同様に、円弧の第2点(例えば 円弧56の場合の点64など)は、それぞれのスプラインが外側ドライブレール 50と交差する点である。それぞれの各スプライン(例えば図6の112,11 6)ドライブレール48とドライブレール50との間の放射方向の中点を、円弧 を規定するための第3点として利用する。3つの点で円弧を規定するので、円弧 は、これらの3つの点60,62及び64と交差する円曲線によって簡単に決定 する。局所表面セグメント54の形状は、2つの隣り合う円弧56,58の間、 及び内側ドライブレール48と外側ドライブレール50との間(即ち局所表面セ グメントの外側境界)に混合することによって得られる。この混合表面は、共通 の中心点(中央部36の中心点52)からではなく、内側ドライブレール48か ら導出されることに注意されたい。従って、これらの局所表面セグメント混合表 面は、当該技術分野では、曲線メッシュ表面(curve mesh surface)として知ら れる。レンズの光学部32の内側周辺部38に配置される残りの局所表面 セグメントの後側表面の形状は、局所表面セグメント54の場合と同様の方法で 決定される。全体的効果は、各表面セグメントが、その下にあるこの角膜表面部 分の形状に従うことである。 内側周辺光学部38の前部(即ち前側)表面も再び、ツァイス単レンズ方程式 を使用することによって決定される。しかし、このレンズ方程式は、90°の間 隔で屈折するように設定されているので、方程式を局所表面セグメントの数で割 らなければならない。この実施例のレンズは、図7A及び図7Bに示すように1 5°の間隔に分割され、従って90°毎に6つの局所表面セグメントがあるので (即ち90°÷15°=6)、この場合は6で割る。 次に、レンズの外側周辺部34を決定することができる。外側周辺部の後側表 面は、その下の角膜の形状に非対称的及び非球面的に一致することが望ましい。 外側周辺部34では、各セグメントの表面積を低下するために、局所表面セグメ ント66を5°のセグメントに縮小させることが望ましく、その結果得られるレ ンズの後側表面の形状を、角膜の実際の形状に最大可能な程度にまで一致させる 。各セグメント66は、第2ドライブレール50,基台26,第1スプライン6 8及び第2スプライン70によって区切られる。スプライン68,70は、その 下の角膜のトポグラフィックデータに基づく数学的に導出される曲線であり、レ ンズの後側表面がその下の角膜の形状に一致するように、下にある角膜に最適曲 線を提供する。ドライブレール26,50及びスプライン68,70の間に配置 されるレンズの後側表面を混合して、これらの境界の範囲内に平滑な曲線メッシ ュ表面を形成する。 外側周辺部34の前部表面は、コンタクトレンズの光学領域外に位置するので 、レンズに光学的能力(opatical power)を提供するように成形する必要はない 。従って、前部表面は、第2ドライブレ ール50におけるレンズと内側周辺光学部38との交線から、円106’と同延 のレンズ26の基台の所定の最小辺縁厚さまで、指数関数的急斜面となるように 、平滑な形状に成形することができる。言うまでもなく、レンズの基台で発生す る最小辺縁厚さはレンズ材によって異なり、コンタクトレンズに亀裂が形成され る危険性を最小化するために、薄くしすぎることはできない。外側周辺部34に おけるコンタクトレンズの前部表面は、装着者のまぶたに干渉しないように、レ ンズの中央光学領域32との接合部からレンズの基台まで平滑な移行部(blend) を提供しなければならない。 本発明の現在の好適な実施例では、外側周辺部34の前部表面28は、上下の まぶたが落ち着くためのうねを設けるため、断面で見た場合にS曲線の形状に成 形することができる(図9参照)。従って、レンズは目にここちよく適合し、ま ぶたは目にレンズを保持するのに役立つ。 次に図8及び図9を参照すると、レンズの縁面取り(edge fillet)82が示さ れている。縁面取り82は、レンズの後側表面30とレンズの前側表面28との 間に平滑な移行部が得られる最小曲率半径を使用するように決定される。レンズ の外側周辺部34には24個の局所表面セグメント66があるので、各局所表面 セグメント66に1つずつ、24個の異なる半径rを決定しなければならない。 縁面取り82とレンズの後側表面30との境界84は、両方の表面が同一勾配で 点84で交わるように混合される。つまり、縁面取り82を規定する円弧方程式 (arcuate equation)の第1導関数と、点84における後側表面の第1導関数と は等しい。同様に、縁面取り82とレンズの前側表面28との間の境界は点86 の位置にあり、両方の曲線が同一勾配でこの点で交わる。 後側及び前側表面の両方のレンズ表面データは次に、コンピュー タ援用設計システム630からコマンドプロセッサ640へ送られる。 この実施例では、コンピュータ援用設計システム630は、レンズの後側及び 前側表面、並びに縁面取り表面を含むすべての表面を記述するポストファイル(p ost file)を生成する。ポストファイルは次に、コマンドプロセッサ640に渡 される。この方法で、レンズの前側、後側及び縁面取り表面が、コマンド・プロ セッサからの情報に従って成形される。 コマンドプロセッサ640は、成形すべきレンズの表面を記述するX−Y−Z データが含まれるポストファイルを受け取り、成形システム650を制御する1 連のコマンドを生成する。コマンドプロセッサ640は、コンピュータ援用設計 システム630からX−Y−Zデータを受け取り、このデータを使用して、レン ズ成形システム650を制御するために必要な制御信号を生成し、レンズ成形シ ステム650はレンズブランクを成形する。コマンドプロセッサ640はレンズ 成形システム650に適応され、両ユニットとも一般的にレンズ成形システム6 50の製造者から入手することができる。 630のようなコンピュータ援用設計システムは、アリゾナ州スコッツデール のマニュファクチャリング・コンサルティング・サービシズ社からはアンビル5 000TMの商標で、カリフォルニア州ソーサリト(Sausalito,Arizona)のオー トデスク社(Autodesk)からはアティテュード(AttitudeTM),オートミルTM( AutoMILLTM)及びオートサーフ(AutoSURFTM)として、またコネチカット州マン チェスタ(Manchester,Conneticut)のキャドキー社(Cadkey Inc.)からはキャ ドキー(CADKEYTM)として市販されている。 従来、旋盤技術は、高精度または精密符号化フライス盤(encoded miller)がなかったので、レンズブランクを3次元で非対称に成形するのに適し ていなかった。しかし、英国レスター州(Leicester,England)のランク・テイラ ー・ホブソン社(Rank,Taylor,Hobson Ltd.)によって製造され、オプティフォ ーム・レース(Optiform LatheTM)の商品名で販売されている、最近開発された 旋盤は、高精度の精密符号化フライス盤を備えており、レンズ表面の少なくとも 15°間隔のセグメント毎にZ方向にレンズブランクを切削することができる。 好適な実施例では、レンズは、レンズの表面にうねができないように旋盤で製 造する。更に、レンズブランクから材料を削摩する一部のレーザ技術では、レン ズ表面にくぼみが形成されることがあり、従って適切ではない。本発明の代替実 施例では、レンズ成形システム650は、X,Y及びZ軸の運動が可能な3中心 線回転符号化フライス盤であるが、レンズブランクを平滑な移行部(即ち鋭角部 がない)と共に3次元で非対称に成形する能力を備えた他のシステムを代わりに 使用することもできる。 好適な旋盤加工工程では、旋盤切削工具は、レンズの放射方向の外側からレン ズの中心に向かって螺旋状に移動する。切削工具はZ方向に15°の間隔で1回 転につき±0.2mmずつ移動することができる。旋盤によるこうした制約のため 、レンズデータのZ軸における変動が1回転につき±0.2mm以内となるように 、レンズデータは直交軸に合わせて調整される。旋盤切削工具は、レンズブラン クが完全に1回転するたびに0.25ミクロン(即ち250Å)径方向に内向き に移動する。切削工具が半径方向に移動する距離は非常に小さいので、結果的に 得られる切削工具の螺旋運動は、レンズの表面に平滑な混合曲率(blended curva ture)を達成する。従って、ひとたび旋盤から取り出された切削レンズは、それ 以上研磨する必 要がない。現在はレンズの後側表面を最初に切削し、その後、レンズの前側表面 を切削する。 次に図11を参照すると、本発明の他の実施例では、中央光学部36の前部表 面28は異なる形状を取ることができる。例えば、中央光学部36の前部表面は 球面,円環面などとすることができる。従来、円環体レンズは、レンズの円環面 の形成における製造上の制約(90°未満の弧掃引の測定)が90°間隔で立て るように軸を制御するので、相互に90°の角度に配置された長軸及び短軸を有 する。しかし、実際の角膜の円環面部の長軸及び短軸は、相互に90°の角度に 配置されていない場合があり、大抵の場合は配置されていない。本発明によると 、患者が必要とする厳密な円環面関係に対応させるために、長軸と短軸とが相互 に90°以外の角度で配置される中央円環面部をはじめ、どのような形状でもレ ンズに切削することができる。長軸と短軸との角度が90°以外の場合、ツァイ ス単レンズ方程式は、長軸と短軸とが相互に90°以外の角度で配置されている という事実を考慮するために、変形しなければならない。いずれにしても、ここ で述べる表面モデリングでは、所望するどんな小さい弧掃引でも測定が可能であ り、また当業者は屈折弧(refraction arc)を適切に変えることができる。 本発明の他の実施例では、中央光学部32におけるレンズの前部表面は、中央 球面部36及び周辺円環面部38から構成することができる。中央部32の中央 球面部36は、直径が約2mm〜3.5mmであることが望ましい。中央球面部36 は、角膜の最高点(つまり最大のZ値を持つ角膜上の位置)の上に配置すること が望ましい。従って、レンズは、角膜の最高点位置でレンズが角膜に触れないよ うに成形される。中央部32は、一般的に約7mm〜7.5mmの直径である。中央 部32の中央球面部36の周囲に配置された環状部38 は、その下の角膜の形状に従って円環状に成形することが望ましい。要するに、 円環面は、相互にしばしは90°以外の角度で配置される長軸,短軸206,2 08を有する。そうしたレンズは「ピンホール」効果をもたらし、中央光線だけ を目に入射させる。中央球面部を使用するのは、球面に成形したレンズが最良の 光学的特性を発揮するからである。目の表面は非球面であるが、角膜はその最高 点を中心とすると最も球面的である(即ち、角膜のこの部分が最も対称的である )。従って、レンズが最良の光学的特性を発揮できるように、レンズの直径2mm 〜3.5mmの中央部分を球面にする一方、光学領域の残りの部分を円環面にする ことが受け入れられる。 中央部32の中央球面部36を角膜の最高点F”を中心にして配置することが 望ましいので、レンズの中央部32は、目の幾何学的中心GCからずれる場合が ある(図13参照)。更に、レンズの光学部は、レンズの幾何学的中心からずれ る。図12に示す他の実施例では、中央光学部32は、特に角膜の最高点が幾何 学的中心からかなりずれる場合には、上から見下ろしたときに、外側周辺部34 に対し円形の境界を持つ必要はない。レンズの外側部34は、レンズの後側表面 の充分な表面積を角膜の表面と非対称及び非球面的に一致させることができるよ うに、0.5mmないし2mmの幅(半径方向の寸法)を持たなければならない。従 って、角膜の最高点がレンズの幾何学的中心からずれる場合、外側トポグラフィ 部34と中央光学部32との間の境界は、図12に示すように角膜の最高点F” に隣り合う部分は特に、多少くぼませる必要があるかもしれない。 重度の円錐角膜を持つ人々のために、本発明は、レンズの外側周辺の後側表面 を非対称非球面にしたまま、中央光学部32の前側湾曲を円環面にすることがで きる。角膜の最大半径及び最小半径を測定することができ、軸が目の軸と一致す るように中央光学部の後側 円環面領域を作成することができる。上述の通り、大抵の場合、これらの長軸及 び短軸は、相互に対して90°の角度で配置されない。 従来のレンズ表面は形状が必然的に円形であるが(回転切削のため)、本発明 の成形技術及びデータを使用すると、そうした制約は存在しない。表面セグメン トを使用して、長円形(楕円形)レンズまたは切頭したレンズをはじめ、どんな レンズ形状でも旋盤加工することかできる。本発明の使用により可能になる様々 なレンズの形状により、技師はレンズ/まぶたの干渉の問題を解決するための新 しい方法を開発することが可能になる。まぶたとコンタクトレンズとの干渉は従 来、コンタクトレンズの問題点であった。まぶたを閉じると、まぶたがレンズの 辺縁に突き当たり、レンズがその中心位置からずれる傾向がある。切頭形など、 円形以外のレンズ形状を使用することによって、まぶたの力がコンタクトレンズ のより長い辺縁に分散し、従ってレンズの位置ずれの傾向が低下する。代替的に 、長円形のレンズを使用する場合、長円形の長軸を角膜の垂直子午線に沿って配 向することができる(つまり12時から6時の方向)。この配向では、レンズの 幅が最も狭い部分が、最初にまぶたと接触するようになるが(このため、まぶた からの力がレンズの狭い部分に集中すると思われる)、狭い部分は最大量の支え 面(bearing su-rface)によって支持されてもいる。非円形のレンズ設計は、レン ズがまぶたの動作によって押し退けられるのを防止しないまでも、緩和するのに 役立つことが予想される。同様に、角膜の最高点の位置の変化を考慮して、レン ズに付加的な意図しないプリズム効果を引き起こすことなく、光学的領域を外側 縁部に対し偏心させることができる。 角膜の非対称非球面の輪郭と一致する本発明のコンタクトレンズの非対称非球 面の後側表面または表面部により、レンズは先行技術 のどんなレンズよりずっと確実に角膜上に着座させることができ、また角膜に対 しあまり回転しなくなる。本発明のこの利点には幾つかの側面がある。第1に、 前述の通り、まぶたは、装着者がまばたきをしたときに、レンズの位置をずれさ せる傾向がある。本発明のレンズは角膜上に確実に着座するので、この位置ずれ の可能性はずっと少なくなる。たとえレンズがずれたとしても、表面張力により 、先行技術のどんなレンズよりずっと素早く正確に、その適切な配置(即ち「中 心」位置)に戻ることができる。先行技術の対称な非球面レンズは、レンズを角 膜上に適切に配向するために、レンズの下象限(inferior quadrant)(レンズの 6時の位置)に、バラスト即ち「おもり」、通常はレンズ材の追加質量を必要と する場合がある。重力によって、患者が直立したときに、先行技術のレンズの重 い方の部分が、角膜の下象限に回転する傾向がある。本発明のレンズでは、注文 レンズの非対称輪郭は、重力の作用によりレンズを配向するためのバラストを必 要とすることなく、レンズを角膜の中心位置に維持させる。レンズと角膜との一 致した輪郭は、レンズを角膜の中心位置に適切に配置するための「鍵」として作 用する。二焦点レンズの屈折率(dioptric power)の高い部分を(近い物体を見 るために)、レンズの下鼻象限(inferior nasal quadrant)に配置することが 望ましい(これについては以下で更に詳述する)。下鼻象限は、その非対称性( 及び非球面性)のために、本発明のレンズに独特のものであることに注意された い。つまり、右目用に適合させたレンズは右目だけに適合し、左目用に適合させ たレンズと交換することはできない。 本発明のレンズの自己位置合わせまたは自己中心合わせの他の利点は、二焦点 レンズまたは多焦点レンズの適用例で生じる。先行技術ではそうしたレンズは2 種類ある。第1種類は、二焦点レンズま たは多焦点レンズの屈折率が他の部分より高い部分が下象限にある。第2種類は 、二焦点レンズまたは多焦点レンズの中央部を遠方用に設定し、屈折率は径方向 に徐々に増加する。第1の種類のレンズを適切に配向するために、先行技術の方 法では、下象限にバラストを配置して、重力でレンズを配向させる。上述の通り 、患者が傾いた姿勢を取ると(例えばベッドで読書する場合)、レンズに対する 重力の影響は誤った方向に向けられ、レンズは位置合わせされた状態から回転し て浮動する傾向がある。第2種類の二焦点レンズまたは多焦点レンズはバラスト を必要としないが、中心視野がより小さい。本発明では、第1種類の二焦点レン ズまたは多焦点レンズが望ましい。本発明のレンズは位置合わせのためにバラス トを必要としないので、装着者は、レンズが位置合わせされた位置からずれたり 回転することなく、どんな姿勢でも取ることができる。更に、本発明の二焦点レ ンズまたは多焦点レンズの位置がずれた場合には、レンズは涙液層で浮動し、角 膜上のその適切な位置に素早く自己位置合わせする。 本発明は、親水性ポリマー(例えばヒドロゲル)、ポリ(メタクリル酸メチル )、または望ましいものとしてフルオロシリコンアクリレート(ポリマー・テク ノロジ一社(Polymer Technology)),フレキシブルフルオロポリマー(例えば オキュラー・サイエンシズ社(Ocular Sciences)のA-FPP),シロキサンアクリレ ート(クーパービジョン社(CooperVision)),スチリシリコン(オキュテク社 (Ocutec),1ブチルスチレン/シリコンアクリレート(PBH社),ポリスルホ ンフルオロシリコンアクリレート(プログレッシブ・オプチカル・リサーチ社( Progressive Optical Research))及びフルオロポリマー(アメリカン・ハイド ロン社(American Hydron))などの硬質ガス浸透性ポリマーなど、様々な市販の 材料から制限を 受けずに製造されるソフト,ハードまたはガス浸透性コンタクトレンズを包含す る。 上記のどの実施例でも、コンタクトレンズは、外側周辺部54から放射状に外 向きに伸びる強膜スカート90を含むことができる(図10参照)。強膜スカー ト90はその下の強膜にかぶさる。本発明のレンズは強膜から一気に移動せず、 強膜上に静止する。強膜部90により、レンズの辺縁は、快適性のために上まぶ たの下にくる。従って、レンズの後側表面の外側周辺部90は平均強膜の形状に 「従う」ので、強膜部90は強膜の上にかぶさる。 本発明の他の実施例では(図11参照)、屈折率が高い光学表面が、レンズ1 0’の、即ちレンズが載置される目に対して、下鼻部の内側周辺光学部38に設 けられる。屈折率が高いこの部分は、レンズの周辺光学領域全体には伸びない。 ここで図11を見ると、レンズ10’の内側中央光学部36(右目用に適応され たもの)が概略的に図示されている。 説明として、デカルト座標のx軸及びy軸が、それぞれ下側鼻象限(“INQ ”),上側鼻象限(“SNQ”),下側頭象限(“ITQ”)及び上側頭象限(“ST Q”)として表示された4つの象限を規定するために、中央部36内に十字形と して図示されている。レンズ10’のこれらの象限は、レンズが載置される目の 象限と対応するように表示されている。本発明では、レンズの制限された部分だ けが、読書またはその他の近距離活動(個人的衛生活動,料理など)に必要な改 善された光学的性能を有する。屈折率が高い表面は実質的に、内側周辺光学部3 8内に存在する下側鼻象限の部分だけに限定することが望ましい。しかし、本発 明のこの実施例で重要なことは、第1光学領域と比較して屈折率が高い第2光学 領域が、レンズの前側または後側表面の一方に非対称的に配置されるということ である。中 央部及び周辺部の相対的大きさは、個々の患者の考慮事項に関連して選択する必 要がある。 好適な実施例では、レンズ10’は、それぞれ第1及び第2屈折率を持つ第1 及び第2光学領域160,162を有する。第2光学領域162(より高い屈折 率を持つ)は、レンズの前側(外側を向いている)表面の中で比較的小さい部分 を占める一方、第1光学領域160(より低い屈折率を持つ)は、レンズ10’ の前側表面の残部を占める。第2光学領域162は、実質的にレンズの周辺部3 8の下側鼻象限内に位置することが望ましい。第2光学領域162は、第2ドラ イブレール50に対応する辺縁156まで伸びることができるが、そうしなくて もよい。従って、この好適な実施例に従って、図11は患者の右目に載置するよ うに適応されたレンズ10’を示す。左目に載置するように適応されたレンズは 、基本的に図11の鏡像となる。第1及び第2光学領域160,162のいずれ か一方または両方とも、レンズの後側表面には等しい利点及び便益が得られるよ うに成形することができるが、レンズの後側表面は通常トポグラフィ駆動される 。 第2光学領域162は、実質的にレンズの周辺部154内のINQに伸びるこ とが望ましいが、本発明はそのように限定されない。第2光学領域162は、9 0°より多少長い弧長にわたって、例えば30°〜100°に伸びることができ る。 屈折率が異なる第1及び第2光学領域160,162は、二焦点レンズを提供 する。第2光学領域162の屈折率は、レンズの残りの部分の屈折率より、任意 のジオプトリ数だけ、例えば必要に応じて3ジオプトリまたはそれ以上、大きく することができる。例えば、レンズの中央部152と、光学領域162を除く周 辺部154とは、合わせて第1光学領域160によって規定される屈折率を有す る。 透過する光線の大部分は、この中央部152を通過する。 レンズの中央部152は、球形であることが望ましい。第2光学領域162は 、実質的にレンズの周辺部38の中で、患者の左目については9時と6時との間 、患者の右目については6時と3時との間に位置することが望ましい。周辺部3 8のうち、領域162以外の部分は、第1光学領域160によって規定される焦 点距離を持つ。この配置により、第2光学領域162の高い屈折率がINQ内に 位置すること、望ましくはINQと同一の広がりを持つことが確保される。第2 光学領域162は、第1光学領域160とは異なる焦点距離を二焦点レンズに設 けるが、レンズの反対側、例えばレンズの上側頭側に対応する領域が無いので、 レンズ上に非対称に配置される。その結果、遠視用の既知の二焦点レンズに付随 する望ましくないバリ,コントラスト感度の損失,ハロー(halo)及びこれらの 影響の組み合わせが実質的に解消される。これは、遠距離の物体を見る場合には 、比較的少数の光線がレンズの第2光学領域162を通過し、近距離活動に必要 な光線の実質的に全部が、この部分を通過するためである。 次に図14及び図15を参照すると、本発明による角膜矯正コンタクトレンズ 310が示されている。角膜矯正レンズはその下にある角膜の上に意図的に支持 され、角膜表面をより均整が取れた比較的平坦な形状に変え、近視の矯正及び存 在する場合には乱視の矯正を図る。角膜矯正レンズは一般的にある時間だけ(例 えば夜間)装着し、他の期間には(例えば昼間)ユーザが外し、コンタクトレン ズまたは眼鏡の補助なしに、改善された視力で物を見ることができるようにする 。患者は、レテーナ角膜矯正レンズとして知られるものを定期的に装着するので 、角膜は基本的に、リテーナレンズを装着しない比較的短い時間だけ(例えば1 2〜18時間)、比較的硬 質のリテーナ角膜矯正レンズの後側表面の形状に変形した状態が維持される。( 一般的に患者は、所望の矯正が達成されるまで角膜の形状を徐々に調整する複数 の角膜矯正レンズを装着することに注意されたい。その後、患者はリテーナレン ズを、一般的に夜間、装着する。) 角膜矯正レンズ310は、補助具なしの目で最適視力を達成するために角膜を 意図的に変位させる好適な比較的平坦な形状に成形された後側表面を含む、直径 5mmの中央部300を有する。しかし、中央部300と直径約7mmの位置の外側 周辺部334との間に限定される内側周辺部302によって規定される弧状領域 では、角膜矯正レンズ310の後部表面は、角膜が中央部300の下にある部分 で放射状に変位するので、角膜がこの環状領域内で放射状に外側に湾曲するよう に、相対的に凹んだ(例えばより急勾配の)形状を有する。残りの外側周辺部3 34は、上述のコンタクトレンズの外側周辺部34に対応する。つまり、コンタ クトレンズの外側周辺部334の後側表面は、その下にある角膜の形状に非対称 かつ非球面的に一致する。レンズのこの部分は、角膜矯正レンズ310の中央部 300で行われるような角膜の変位は行わない。 次に図15を参照すると、角膜14の外側表面の自然な変形していない形状が 実線で示されている。角膜14は、本発明に係る角膜矯正レンズ310によって 角膜が変位した場合の角膜の形状を示すために、非常に誇張された状態か破線で 示されている。 角膜は、中心部300が体積V1だけ変位することが望ましい。更に、内側周 辺部338は、変位した角膜を内側周辺部で体積V2だけ突出させることできる ように、適切な寸法だけ凹ませる。好適な実施例では、中央部300によって変 位される体積V1は、角膜が内側周辺部338の下にある領域で突出する体積V 2と等しい。 従って、内側周辺部338は、少なくとも体積V1に対応する量だけ凹む。コン タクトレンズ310は、下にある角膜の中央部を変位しながら、依然として充分 な酸素が目に供給されるように、比較的硬質のガス浸透性材料から形成すること が望ましい。 いうまでもなく、中央部300及び内側周辺部338両方の前部表面は、使用 者の必要な屈折矯正が達成されるように、レンズ10の部分34,36及び38 について上述したのと同様の方法で、例えば球形の前部表面か円環形の前部表面 のいずれかが得られるように、成形することができる。 以上、本発明の好適な実施例について説明したが、上述の装置及び方法は本発 明の原理を説明しただけであって、以下で請求する本発明の精神及び範囲から逸 脱することなく、別の装置を思いつくことが当業者にはできることを理解された い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 非対称非球面角膜用のコンタクトレンズにおいて、 前側表面,後側表面及び基台を備え、前記後側及び前側表面は各々中心光学部 と外側周辺角膜部とを有し、前記後側表面は、レンズの前記後側表面上の共通中 心点を起点とする複数の放射状に伸びる境界線によって複数の局所表面セグメン トに分割され、前記局所表面セグメントの各々は、レンズが目に装着された場合 に、前記各々のレンズ局所表面セグメントの下にある角膜の対応する局所表面部 分の形状に従うことを特徴とするレンズ。 2. 前記レンズ局所表面セグメントが前記中心光学部内に配置されていること を特徴とする請求項1記載のレンズ。 3. 前記レンズ局所表面セグメントは少なくとも4個のセグメントを有するこ とを特徴とする請求項2記載のレンズ。 4. 前記レンズの局所表面セグメントは少なくとも24個のセグメントを有す ることを特徴とする請求項3記載のレンズ。 5. 前記前側表面が、レンズの前記前側表面上の共通中心点を起点とする複数 の放射状に伸びる境界線によって、複数の局所表面セグメントに分割されている ことを特徴とする請求項2記載のレンズ。 6. 前記後側表面及び前記前側表面の局所表面セグメントが前記中心光学部に 配置されていることを特徴とする請求項5記載のレンズ。 7. 前記レンズの局所表面セグメントは、前記後側表面では少なくとも4個の セグメントを有し、前記前側表面では少なくとも4個のセグメントを有すること を特徴とする請求項6記載のレンズ。 8. 前記レンズの局所表面セグメントが、前記後側表面では少なくとも24個 のセグメントを有し、前記前側表面では少なくとも24 個のセグメントを有することを特徴とする請求項7記載のレンズ。 9. 前記外側周辺角膜部の前記後側表面が、レンズの前記後側表面上の共通中 心点を起点とする複数の放射状に伸びる境界線によって複数の局所表面セグメン トに分割され、前記外側周辺角膜部に配置された前記局所表面セグメントの各々 は、レンズが目に装着された場合に、前記各々のレンズ局所表面セグメントの下 にある角膜の対応する部分に非対称的かつ非球面的に適合することを特徴とする 請求項1記載のレンズ。 10. 前記外側周辺角膜部に配置された前記レンズ表面セグメントが少なくと も4個のセグメントを有することを特徴とする請求項9記載のレンズ。 11. 前記外側周辺角膜部に配置された前記レンズ表面セグメントが少なくと も24個のセグメントを有することを特徴とする請求項10記載のレンズ。 12. 前記外側周辺角膜部に配置された前記レンズ表面セグメントが少なくと も72個のセグメントを有することを特徴とする請求項11記載のレンズ。 13. 前記中心光学部は内側中央部及び内側周辺部を有し、前記内側中央部及 び前記内側周辺部の前記後側及び前側表面各々が、前記各々後側及び前側表面の 前記共通中心点を起点とする前記複数の放射状に伸びる境界線によって複数の局 所表面セグメントに分割されていることを特徴とする請求項2記載のレンズ。 14. 前記内側中央部の前記後側表面において前記放射状に伸びる境界線は、 レンズが目に装着された場合に、前記放射状に伸びる境界線の下にある角膜の形 状に従う弓状曲線であることを特徴とする請求項13記載のレンズ。 15. 前記内側周辺部の前記後側表面において前記放射状に伸び る境界線は、レンズが目に装着された場合に、前記放射状に伸びる境界線の下に ある角膜の形状に従う弓状曲線であることを特徴とする請求項14記載のレンズ 。 16. 前記外側周辺角膜部の前記後側表面において前記放射状に伸びる境界線 は、レンズが目に装着された場合に、前記放射状に伸びる境界線の下にある角膜 の形状に適合するスプラインであることを特徴とする請求項9記載のレンズ。 17. 前記内側中央部の前記後側表面に配置された前記レンズ局所表面セグメ ントが複数の曲線駆動表面であることを特徴とする請求項15記載のレンズ。 18. 前記内側周辺部の前記後側表面に配置された前記レンズ局所表面セグメ ントが複数の曲線メッシュ表面であることを特徴とする請求項18記載のレンズ 。 19. 前記外側周辺部の前記後側表面に配置された前記レンズ局所表面セグメ ントが複数の曲線メッシュ表面であることを特徴とする請求項9記載のレンズ。 20. 前記レンズの前記後側及び前側表面が各々、外側強膜部を有することを 特徴とする請求項1記載のレンズ。 21. 前記中心光学部の前記前側表面が、中央球面形状部及び内側周辺円環形 状部によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ。 22. 前記内側周辺円環形状部は、相互に90°以外の角度をなして配置され る長軸及び短軸を有することを特徴とする請求項21記載のレンズ。 23. 前記中央球面形状部が前記レンズの幾何学的中心に対し偏心しているこ とを特徴とする請求項22記載のレンズ。 24. 前記中心光学部は、第2中心部及び環状部、少なくとも前 記第2中心部内の第1屈折領域、並びに、目に装着した場合に目に対しレンズの 鼻側に当たる前記環状部内の所定の位置に実質的に集中される、前記第1屈折率 領域より高い屈折率を持つ第2屈折率領域を含むことを特徴とする請求項1記載 のレンズ。 25. 前記第2屈折率領域が前記所定の位置のみに実質的に集中されることを 特徴とする請求項24記載のレンズ。 26. 前記所定の位置が目に対してレンズの下側に配置されていることを特徴 とする請求項25記載のレンズ。 27. 前記中心光学部の前記前側表面が球面であることを特徴とする請求項1 記載のレンズ。 28. 前記中心光学部の前記前側表面が円環面であることを特徴とする請求項 1記載のレンズ。 29. 前記中心光学部の前記前側表面の長軸及び短軸が、相互に90°以外の 角度をなして配置されていることを特徴とする請求項28記載のレンズ。 30. レンズが目に装着された場合に、前記レンズの中心が角膜の高点上に配 置されることを特徴とする請求項1記載のレンズ。 31. 非対称非球面角膜用のコンタクトレンズにおいて、 前側表面,後側表面及び基台を備え、前記後側表面は、非対称かつ非球面であ ってしかもレンズの基台と同一広がりを持つ外側周辺強膜部と、内側中心部とを 有し、前記外側周辺強膜部と前記中心部との間の境界線が非円形であることを特 徴とするレンズ。 32. 角膜を走査して、角膜の表面に対応するデータを生成するステップと、 そのデータから角膜整合表面を生成するステップと、 その角膜整合表面における高点を決定するステップと、 高点を中心に基台を生成するステップと、 前記角膜整合表面から放射状に伸びる複数のスプラインを生成することとし、 該複数のスプラインの各々が前記高点を起点とし、しかも前記基台に向かって放 射状に外向きに伸び、前記スプラインの各々が角膜の対応する局所表面部分に適 合するようにスプラインを生成するステップと、 第1ドライブレールを生成することとし、該第1ドライブレールが前記レンズ の光学部と前記レンズの後側表面のトポグラフィ整合部との間の境界線に対応す るように第1ドライブレールを生成するステップと、 スプラインと第1ドライブレールと基台との交線によって形成される境界線の 間の複数の局所表面セグメントを生成することとし、前記光学部の前記後側表面 の前記局所表面セグメントの各々が、レンズが目に装着された場合に、前記各々 のレンズ局所表面セグメントの下にある角膜の対応する局所表面部の形状に従う ように局所表面セグメントを生成するステップと、 前記複数の局所表面セグメントに適合する後側及び前側表面を持つコンタクト レンズを切削するステップと を有することを特徴とするコンタクトレンズの製造方法。 33. 第2レールを生成することとし、前記第1ドライブレールが前記第2ド ライブレールの直径より大きい直径を持つように第2ドライブレールを生成する ステップと、 スプラインと第1ドライブレールと第2ドライブレールとの交線によって形成 される境界線の間の複数の局所表面セグメントを生成するステップと を更に有することを特徴とする請求項32記載の方法。 34. 前記スプラインの各々から少なくとも1つの弧を生成することとし、前 記少なくとも1つの弧が前記レンズの前記光学部内に 伸び、前記少なくとも1つの弧が、レンズが目に装着された場合に、前記少なく とも1つの弧の下にある角膜の形状に従うように弧を生成するステップを更に有 することを特徴とする請求項32記載の方法。 35. 前記スプラインの各々から少なくとも1つの弧を生成することとし、前 記少なくとも1つの弧が前記レンズの前記光学部内に伸び、前記少なくとも1つ の弧か、レンズが目に装着された場合に、前記少なくとも1つの弧の下にある角 膜の形状に従うように弧を生成するステップを更に有することを特徴とする請求 項33記載の方法。 36. 各スプラインから2つの弧を生成し、前記2つの弧のうち第1の弧が前 記高点と前記第1ドライブレールとの間に伸び、前記弧のうち第2の弧が前記第 1ドライブレールと前記第2ドライブレールとの間に伸びていることを特徴とす る請求項35記載の方法。 37. 前記コンタクトレンズが、コンタクトレンズの基台と同一広がりを持つ 外側強膜部を含むことを特徴とする請求項32記載の方法。 38. 非対称非球面角膜を持つ目に使用するための角膜矯正コンタクトレンズ において、 前側表面,後側表面及び基台を備え、前記後側及び前側表面は各々中心光学部 と内側周辺光学部と外側周辺角膜部とを有し、前記中心光学部の前記後側表面は 前記中心光学部の下にある前記角膜の第1量を変位させ、前記内側周辺部の前記 後側表面は前記内側周辺光学部の下にある前記角膜の所定の第2変位量を受け取 ることを特徴とするレンズ。 39. 前記角膜の前記所定の第1変位量が、前記角膜の前記所定の第2変位量 に等しいことを特徴とする請求項38記載のレンズ。 40. 前記中心光学部の前記後側表面が前記内側周辺光学部の前記後側表面よ り平坦であることを特徴とする請求項38記載のレンズ。 41. 前記中心及び内側光学部の前側表面が球面形状であることを特徴とする 請求項39記載のレンズ。 42. 前記中心及び内側光学部の前側表面が円環面形状であることを特徴とす る請求項39記載のレンズ。 43. 前記外側周辺部の前記後側表面が、レンズが患者の目に装着された場合 に、レンズの前記外側周辺部の下にある角膜の対応する周辺部に非対称的かつ非 球面的に適合することを特徴とする請求項39記載のレンズ。
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