JP2001502660A - 有害菌類を防除するための組成物及びその防除方法 - Google Patents

有害菌類を防除するための組成物及びその防除方法

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Abstract

(57)【要約】 a)式I: で表されるp−ヒドロキシアニリン誘導体を少なくとも1種;及びb)式II:

Description

【発明の詳細な説明】 有害菌類を防除するための組成物及びその防除方法 本発明は、有害菌類を防除するための組成物及びこの種の組成物を用いて有害 菌類を防除する方法に関する。 式I: で表されるp−ヒドロキシアニリン誘導体は殺菌剤組成物の有効化合物として使 用されている。従って、式Iの化合物は、EP−A0339481、EP−A0 653418及び独特許出願19504599.8及び19540970.1に 開示されている。 EP−A545099には、式: [但し、Aが、2位において、メチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素又は沃 素で置換されたフェニル、或いは特定の芳香族又は非芳香族ヘテロシクル基(メ チル、塩素又はトリフルオロメチルで置換されても良い)を表し、そしてRが特 定の脂肪族基又は脂環式基(ハロゲンで置換されていても良い)、又はフェニル (C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又はハロゲン で置換されていても良い)を表す。] で表されるアニリド化合物が記載されている。 これらの化合物はボトリチスの防除に使用することができる。 EP−A589301には、上記と同じ式を有し、Aが下記式:[但し、R1がC1〜C4アルキルを表し、R2がハロゲン又はC1〜C4アルキルを 表し、R3がC1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、nが1又は2 を表し、そしてRが本質的に上記と同義である。] で表される環状基であるアニリド化合物が記載されている。 これらの化合物もボトリチスの防除に使用することができる。 WO93/11117には、式: [但し、QがC1〜C3アルキル、C2〜C3アルケニル、C2〜C3アルキニル、− (CH2mCH=または−(CH2m−X−(CH2m−を表し、 nが0又は1を表し、 mが、それぞれ相互に独立して0、1、2又は3を表し、 Xが、それぞれ独立にO又はSを表し、 R1が、特定の脂環式基を表し、 R2が、水素、弗素化メチル、メチル、エチル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6 クロロアルケニル、フェニル、アルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、 ハロアルキルチオアルキル、ハロアルコキシアルキル又はヒドロキシアルキルを 表し、 R3がハロメチル、ハロメトキシ、メチル、エチル、ハロゲン、シアノ、メチ ルチオ、ニトロ、アミノカルボニル又はアミノカルボニルメチルを表し、 R4が、水素、ハロゲン又はメチルを表し、 R5、R6及びR7が、それぞれ相互に独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1 〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C4アルコキ シ、C1〜C4アルキルチオ、C3〜C4シクロアルキル及びハロメトキシから選ば れる。] で表される化合物が記載されている。 これらの化合物は殺菌作用を有するが、それ自体では十分に広い範囲で満足で きる作用を示すものではない。 しかしながら、これらの活性化合物は、単独で使用された場合、その作用は一 時的になもので、即ち一定時間後、菌類の再成長が観察されることが分かった。 本発明の目的は、有害菌類防除用の上記化合物の活性度を改善することある。 本発明者等は、上記目的が、示されたこの種の化合物を組み合わせて使用した 場合に、達成されることを見出した。 従って、本発明は、有害菌類防除用組成物に関するものであって、その組成物 は、固体又は液体の担体中に、 a)式I: [但し、R1が、水素、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2個の下記 の基:即ち、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、シ クロアルケニル{これらの基の内の環状基は、1個、2個又は3個のハロゲン原 子、アルキル基及び/又はアルコキシ基を有していても良い}、及びアリール{ この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又 は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アル コキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を有していても 良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いC6〜C15ビシクロアルキル又はC7〜C15ビシクロ アルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキ シ又はハロアルコキシを表し; ZがH又はR4−(CO)−を表し; 上記R4が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲ ン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを 有していても良い)のいずれかを有していても良い}、 シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、 アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}、 OR5、又はNR67を表し; 上記R5が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は、1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロ ゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオ を有していても良い)を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表し ; R6が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロゲン 化されていても、及び/又は下記の基:即ち、アルキルチオ、シクロアルキル、 シクロアルケニル又はアリール(これらの基の内の芳香族基は、1個、2個又は 3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、 アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い)のいずれか を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表し ;そして R7が水素又はアルキルを表す。] で表されるp−ヒドロキシアニリン誘導体を少なくとも1種と; b)式II: A−CO−NR8−R9 (II) [但し、Aが、アリール、又はO、N及びSから選ばれる1個〜3個のヘテロ原 子を有する、芳香族もしくは非芳香族の5員又は6員の複素環基{このアリール 又は複素環基が、アルキル、ハロゲン、CHF2、CF3、アルコキシ、ハロアル コキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル及びアルキルスルホニルから相互 に独立して選択される1個、2個又は3個の置換基を適宜有しても良い。}を表 し; R8が、水素原子、アルキル又はアルコキシを表し; R9が、フェニル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルキニル オキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルオキシ及びシクロ アルケニルオキシから相互に独立して選ばれる1個、2個又は3個の置換基を適 宜有し、そして更に1個以上のハロゲンで置換されても良いフェニル又はシクロ アルキル{その脂肪族基又は脂環式基は部分的に又は完全にハロゲン化されてい ても、及び/又は脂環式基が1個、2個又は3個のアルキルで置換されても、及 びその内のフェニルは1〜5個のハロゲン原子及び/又はアルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ及びハロアルキルチオから相互 に独立して選択される1〜3個の置換基を有しても良い。}を表し;そしてその アミドフェニル基が、1個以上のアルキルにより置換され、及び/又はO及びS から選ばれるヘテロ原子を有していても良い飽和の5員環と適宜縮合する。]で 表されるアミド化合物を少なくとも1種とを、含有する。 本発明に関して、ハロゲンは弗素、塩素、臭素又は沃素、特に弗素、塩素又は 臭素を意味する。 用語「アルキル」は、直鎖及び分岐鎖アルキルを包含する。この場合、これら は、好ましくは直鎖又は分岐鎖のC1〜C12アルキル、特にC1〜C8アルキル、 さらにC1〜C6アルキル、さらにまたC1〜C4又はC1〜C3アルキルである。ア ルキル基の例としては、特に、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、 ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、 n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1, 1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル 、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチ ル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,2−ジメチルブチル、1, 3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、2, 2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピ ル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、 1−エチル−2−メチルプロピル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、1−エ チルペンチル、2−エチルペンチル、1−プロピルブチル、オクチル、デシル、 ドデシルを挙げることができる。 ハロアルキルは、上記のアルキルであって、部分的又は完全に1個以上ハロゲ ン原子、特に弗素又は塩素で置換されたものである。好ましくは1、2又は3個 のハロゲンを有するもので、特にジフルオロメチル又はトリフルオロメチルが好 ましい。 アルキル基及びハロアルキルに関する上記の注釈は、アルコキシ、ハロアルコ キシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル及びアルキルス ルホニル等における対応するアルキル及びハロアルキルに適用される。 アルケニル基は、直鎖及び分岐鎖アルケニルを包含する。この場合、これらは 、好ましくは直鎖又は分岐鎖のC2〜C12アルケニル、特にC2〜C6アルケニル である。アルケニル基の例としては、特に、2−プロペニル、2−ブテニル、3 −−ブテニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2 −ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−2−ブテニル、 2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテ ニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチ ル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プ ロペニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル 、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2 −ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2 −メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペ ンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メ チル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2− ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル 、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3 −ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチ ル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、1−エチル−2−ブテニ ル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3− ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル −2−プロペニル及び1−エチル−2−メチル−2−プロペニル、特に2−プロ ペニル、2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル及び3−メチル−2−ペンチ ニルを挙げることができる。 アルケニル基は、部分的に又は完全に1個のハロゲン、特に弗素及び塩素、で 置換されていても良い。ハロゲン原子は1個、2個又は3個有することが好まし い。 アルキニル基は、直鎖及び分岐鎖アルキニルを包含する。この場合、これらは 、好ましくは直鎖又は分岐鎖のC2〜C12アルキニル、特にC2〜C6アルキニル である。アルキニル基の例としては、特に、2−プロピニル、2−ブチニ ル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、3−ペンチ ニル、4−ペンチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル 、1−メチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル −2−プロピニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘ キシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メ チル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチ ニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,2−ジ メチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル− 3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、 1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル及び1−エチル−1−メ チル−2−プロピニルを挙げることができる。 上記アルケニル基、そのハロゲン置換基、及びアルキニル基に関する詳細は、 対応するアルケニルオキシ及びアルキニルオキシに適用できる。 シクロアルキル基はC3〜C7シクロアルキルであることが好ましく、例えばシ クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを挙げること ができる。シクロアルキル基が置換されている場合、置換基として1個、2個又 は3個のC1〜C4アルキルを有することが好ましい。 シクロアルケニル基はC4〜C7シクロアルケニルであることが好ましく、例え ばシクロブテニル、シクロペンテニル又はシクロヘキセニルを挙げることができ る。シクロアルケニル基が置換されている場合、置換基として1個、2個又は3 個のC1〜C4アルキルを有することが好ましい。 シクロアルコキシ基はC5〜C6シクロアルコキシであることが好ましく、例え ばシクロペンチルオキシ又はシクロヘキシルオキシを挙げることができる。シク ロアルコキシ基が置換されている場合、置換基として1個、2個又は3個のC1 〜C4アルキルを有することが好ましい。 シクロアルケニルオキシ基はC5〜C6シクロアルケニルオキシであることが好 ましく、例えばシクロペンテニルオキシ又はシクロヘキセニルオキシを挙げるこ とができる。シクロアルケニルオキシ基が置換されている場合、置換基として1 個、2個又は3個のC1〜C4アルキルを有することが好ましい。 ビシクロアルキルとしては、デカリニル、インダニル、ヒドロインダニル、ボ ルニル、ピナニル、カラニル、ノルボルニル及びビシクロ[2.2.2]オクタ ニルが好ましい。 ビシクロアルケニルは1個又は2個の二重結合を有し、インデニル、ピネニル 、ノルボルネニル及びノルボルナジエニルが好ましい。 アリールとしては、フェニルが好ましい。 ヘテロアリールは、N、O及びSから相互に独立して選択される1個、2個又 は3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の芳香族の複素環が好ましい。この場 合、特にピリジニル、ピリミジニル、チアゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、 イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピロリル、フラニル、チエ ニル又はトリアゾリルを挙げることができる。 複素環基(ヘテロシクリル)は、N、O及びSから相互に独立して選択される 1個、2個又は3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和の複素 環が好ましい。この場合、特にヘテロアリールで述べた基のジヒドロ、テトラヒ ドロ及びヘキサヒドロ誘導体である。ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イ ミダゾリジニル、ピリダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル 、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペリジニル又はモル ホリニルが好ましい。 式IIのAがフェニル基の場合、所望の位置に上記置換基を1個、2個又は3個 有することができる。好ましくは、これらの置換基が、相互に独立してアルキル 、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びハロゲン(特に塩素、臭素又は沃 素)である。フェニル基は、2位に置換基を有することが特に好ましい。 Aが5員複素環基の場合、特にフリル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリ ル、オキサゾリル、チエニル、トリアゾリル又はチアジアゾリル、或いは対応す るジヒドロ又はテトラヒドロ誘導体が、好ましい。チアゾリル又はピラゾリルが 好ましい。 Aが6員の複素環の場合、特にピリジル基又は下記式: [但し、基X及びYの一方がO、S又はNR20を表し、R20がHまたはアルキル を表し、基X及びYの他方がCH2、S、SO、SO2又はNR20を表す。点線は 適宜二重結合が存在しても良いことを意味する。] で表される基が好ましい。 6員の芳香族複素環基が、ピリジル基、特に3−ピリジル又は下記式: [但し、XがCH2、S、SO又はSO2を表す。] で表される基が特に好ましい。 上述の複素環基は、所望により上述置換基を1個、2個又は3個有していても 良く、これらの置換基は相互に独立して、アルキル、ハロゲン、ジフルオロメチ ル又はトリフルオロメチルから選ばれるのが好ましい。 特に好ましくは、Aが下記式: [但し、R10、R11、R13、R14、R15及びR16が相互に独立して水素、アルキ ル、特にメチル、ハロゲン、中でも塩素、CHF2又はCF3であることが好まし い。] で表される基である。 式IIの基R8は水素であることが好ましい。 式IIの基R9はフェニル基であることが好ましい。R9は置換基を少なくとも1 個有することが好ましく、特に2位に有することが好ましい。置換基はアルキル 、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲン又はフェニルから選択される。 基R9の置換基の方はそれぞれ置換されても良い。脂肪族又は脂環式置換基は 、この場合、部分的に又は完全にハロゲン化、特に弗素化又は塩素化されていて も良い。これらは1個、2個又は3個の弗素原子又は塩素原子を有することが好 ましい。基R9の置換基がフェニル基の場合、1〜3個のハロゲン原子、特に塩 素原子、及び/又は好ましくはアルキル及びアルコキシから選ばれる基により、 置換されていることが好ましい。フェニル基は、特にp−位置でハロゲン原子で 置換されていること、即ちp−ハロゲン置換フェニル基であることが好ましい。 基R9はまた飽和5−員環と縮合していても良く、この環は1〜3個のアルキル 置換基を有していても良い。従って、R9は、例えばインダニル、チアインダニ ル又はオキサインダニルである。特に4位で窒素原子に結合するインダニル 又は2−オキサインダニルが好ましい。 好ましい態様によれば、本発明の組成物はp−ヒドロキシアニリン誘導体とし て、Zが水素を表す際の式Iの化合物を含有する。 更に好ましい態様によれば、本発明の組成物は式Iの化合物を含んでいる。こ の式Iの化合物において、 Zは水素を表し; R1が、部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2 個の下記の基:即ち、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル{これら の基の内の環状基は、1個、2個又は3個のハロゲン原子及び/又はアルキル基 を有していても良い}、及びアリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化 されていても、及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、アルキル 及びハロアルキルを有していても良い}を有していても良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、及びアリール{これ らは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又は3 個の下記の置換基:即ち、アルキル、ハロアルキルを有していても良い}を有し ていても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキルを有していても良いC6 〜C15ビシクロアルキル又はC7〜C15ビシクロアルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル、ハロアルキルを表す。 特に好ましい態様によれば、本発明の組成物は式Iの化合物を含んでいる。こ の式Iの化合物において、 Zは水素を表し; R1が、部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2 個のアリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又 はアルキルを有していても良い}を有していても良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキルを有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケニ ル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキルを有していても良いビシクロアルキル又はビシクロアル ケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、特に好ましくは弗素、又はアルキル を表す。 特に好ましい態様によれば、本発明の組成物は、p−ヒドロキシアニリン誘導 体として表I.1に示す式Iの化合物を含有する。 表I.1:式Iの特に好ましい化合物 )(A)=EP−A653417 (B)=EP−A653418 (C)=独特許出願番号19504599.8 (D)=独特許出願番号19540970.1 特に好ましい態様によれば、本発明の組成物は、表I.2に示す式Iの化合物 を含有する。 表I.2:式Iの特に好ましい化合物(表I.1における参考文献及び式) 更に好ましい態様によれば、本発明の組成物は、アミド化合物として式II(但 し、Aがフェニル、ピリジル、ジヒドロピラニル、ジヒドロオキサチアニル、ジ ヒドロオキサチイニル、ジヒドロオキサチイニルオキシド、ジヒドロオキサチイ ニルジオキシド、フリル、チアゾリル、ピラゾリル又はオキサゾリルを表し、こ れらの基は、アルキル、ハロゲン、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルか ら相互に独立して選択された1個、2個又は3個の置換基を有していても良い) で表される化合物を含有する。 更に好ましい態様によれば、 Aが、2位でハロゲン、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メ トキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルで置換されてい ても良いピリジン−3−イル; 2位でメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素又は沃素で置換されていても 良いフェニル; 2−メチル−5,6−ジヒドロピラン−3−イル; 2−メチル−5,6−ジヒドロ−1,4−オキサチイン−3−イル又はその4 −オキシド又はその4,4−ジオキシド; 4位及び/又は5位でメチルで置換されていても良い2−メチルフラン−3− イル; 2位及び/又は4位でメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチ ルで置換されていても良いチアゾール−5−イル; 2位及び/又は5位でメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチ ルで置換されていても良いチアゾール−4−イル; 3位及び/又は5位でメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチ ルで置換されていても良い1−メチルピラゾール−4−イル;又は 2位及び/又は4位でメチル又は塩素で置換されていても良いオキサゾール− 5−イル; を表す。 更に好ましい態様によれば、本発明の組成物はアミド化合物として、式II(但 し、R9が1個、2個又は3個の上記置換基で置換されていても良いフェニルを 表す)で表される化合物を含有する。 更に好ましい態様によれば、本発明の組成物はアミド化合物として、式II{但 し、R9が、2位にて、下記の置換基: C3〜C6アルキル、C5〜C6シクロアルケニル、C5〜C6シクロアルコキシ、 C5〜C6シクロアルケニルオキシ(これらの基は1個、2個又は3個のC1〜C4 アルキルで置換されていても良い); 1〜5個のハロゲン原子及び/又はC1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル 、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ及びC1 〜C4ハロアルキルチオから相互に独立して選択される1〜3個の置換基で置換 されたフェニル; 1個、2個又は3個のC1〜C4アルキルで置換されていても良いインダニル又 はオキシインダニル; のずれかを有するフェニルを表す。} で表される化合物を含有する。 更に好ましい態様によれば、本発明の組成物はアミド化合物として式IIa: [但し、Aが、のいずれかを表し; 上記式中のXが、メチレン、硫黄、スルフィニル又はスルホニル(SO2)を 表し; R10が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素又は沃 素を表し; R11が、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R12が、水素又はメチルを表し; R13が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R14が、水素、メチル又は塩素を表し; R15が、メチル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルを表し; R16が、水素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表 し; R17が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ又は ハロゲンを表す。] で表される化合物を含有する。 特に好ましい態様によれば、組成物は、アミド化合物として式IIb: [但し、R18がハロゲンを表し;そして R19が、ハロゲンで置換されたフェニルを表す。] で表される化合物を含有する。 使用することができるアミド化合物は、EP−A−545099及び5893 01に記載されており、ここでは完全に参照している。 式IIのアミド化合物の製造は、例えばEP−A−545099又は58930 1に開示されており、同様な方法で実施することができる。 相乗作用を示すように、有効化合物I及びIIは、重量比で20:1〜1:20 の範囲、好ましくは10:1〜1:5の範囲、特に3:1〜1:1の範囲で、通 常使用される。 本発明は、有害菌類(細菌)、その生息領域、または有害菌類による被害から 保護されるべき資材、植物、種子、土壌、地表又は空間を上記で定義した組成物 で処理する方法に関するものでもある。これらの有効化合物は、同時に、正確に 一緒に、或いは別々に、又は連続的に施与することができる。 本発明の組成物は、例えば直接的に噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液、高濃度の 水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマルジョン、油性分散液、ペ ースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法 または注入法によって適用することができる。適用形態は、完全に使用目的に基 づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細且 つ均一な分配が保証されるべきである。 通常、植物に、活性化合物を噴霧又はダスト法にて施与するか、植物の種子を 活性化合物で処理する。 処方は、公知の方法で、例えば有効化合物を溶剤および/または担体(キャリ ヤー)で、場合により乳化剤および分散助剤を使用して増量することにより得ら れるが、この際希釈剤として水を使用する場合には、補助溶媒として別の有機溶 媒を使用することができる。このための好適な助剤としては、主として溶剤、例 えば芳香族化合物(例、キシレン)、塩素化芳香族化合物(例、クロロベンゼン )、パラフィン(例、石油留分)、アルコール(例、メタノール、ブタノール) 、ケトン(例、シクロヘキサノン)、アミン(例、エタノールアミン、ジメチル ホルムアミド)および水;キャリヤー、例えば磨砕天然鉱物(例、カオリン、ク レー、タルク、白亜)、磨砕合成鉱物(例、高分散性シリカ、珪酸塩);乳化剤 、例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例、ポリオキシエチレン−脂肪ア ルコールエーテル、アルキルスルホナート及びアリールスルホナート)及び分散 剤、例えばリグニン−亜硫酸廃液及びメチルセルロースが該当する。 界面活性剤としては次のものが挙げられる:芳香族スルホン酸、たとえばリグ ニンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ジブチルナフ タリンスルホン酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩 、脂肪酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキ ルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アルキルスルファート、ラウ リルエーテルスルファート、脂肪アルコールスルファート、並びに硫酸化ヘキサ デカノール、ヘプタデカノールおよびオクタデカノールの塩、並びに硫酸化脂 肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタリンおよびナフタリン 誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン或はナフタリンスルホン 酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン− オクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチル フェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、ト リブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアル コール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキシド−縮合物 、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、またはポリオ キシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタート、ソル ビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロース。 粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固体の担体物質とを混合または一緒 に磨砕することにより製造することができる。 粒状体、例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固体の担体物 質に結合することにより製造することができる。 固体の担体物質は、例えば鉱物土、例えば珪酸、シリカゲル、珪酸塩、滑石、 カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪 藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成物質; 肥料、例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素お よび植物性生成物、例えば穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉 末および他の固体の担体物質である。 重量比1:1で有効化合物を含有するものの製造例を下記に示す: I.90重量部の有効化合物と、10重量部のN−メチルピロリドンとの溶液 を得る。この溶液は微小液滴の形状で使用すると好ましい。 II.20重量部の有効化合物、キシレン80重量部、エチレンオキシド8乃 至10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに付加した付加生成 物10重量部、ドデシルベンゾールスルホン酸のカルシウム塩5重量部およびエ チレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物5重量部よりな る混合物を水に注入しかつ細分散させることにより分散液を得る。 III.20重量部の有効化合物、シクロヘキサノン40重量部、イソブタ ノール30重量部、エチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加 生成物20重量部よりなる水性分散液。 IV.20重量部の有効化合物、シクロヘキサノール25重量部、沸点210 乃至280℃の石油留分65重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油 1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる水性分散液。 V.80重量部の有効化合物、ジイソブチル−ナフタリン−1−スルホン酸の ナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルホン酸のナトリウム塩 10重量部および粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和し、かつハンマーミル 中において磨砕し、この混合物を水に細分散することにより噴霧液を得る。 VI.3重量部の有効化合物と細粒状カオリン97重量部が密に混和した混合 物。この噴霧液は有効物質3重量%を含有する。 VII.30重量部の有効化合物、粉末状シリカゲル92重量部およびこのシ リカゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン油8重量部が密に混和された混合 物。よりなる混合物と密に混和する。この製造は有効化合物に良好な接着性を付 与する。 VIII.40重量部の有効化合物、フェノールスルホン酸−尿素−ホルムア ルデヒド−縮合物のナトリウム塩10重量部、シリカゲル2重量部および水48 重量部よりなる安定な水性分散液。この分散液は更に水で希釈することができる 。 IX.20重量部の有効化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシウム 塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フェノールスル ホン酸−尿素−ホルムアルデヒド−縮合物のナトリウム塩20重量部およびパラ フィン系鉱油88重量部よりなる安定な油状分散液。 本発明の組成物は、広範囲な植物病理学的菌類、特にボトリチスに対して優れ た作用を示し、秀でている。これらは組織的に活性であり得る(即ち、それらは 処理植物に活性の喪失無しに吸収され、適宜植物中に移動する)場合もあり、ま た茎葉または土壌殺菌剤として使用可能である場合もある。 これらは種々の農作物、例えばコムギ、ライ麦、大麦、オート麦、稲、トウモ ロコシ、芝、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果実および観賞用植 物、および野菜、例えばキュウリ、豆類、ウリ、並びにこれら植物の種子におけ る多種細菌を防除するために特に重要である。 組成物は、菌類、または菌類から保護すべき種子、植物、資材或いは資材を細 菌活性有効量の有効化合物で処理することにより施与される。 施与は、資材、植物または種子が菌類で感染する前或いは感染した後に行われ る。 上記組成物は次のような植物病菌類の防除に特に適している。 穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うど ん粉病)、 ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichorace arum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fu liginea)、 リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leuco tricha)、 ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 リンゴのベンツリア・イネクアリス(Venturia inaeqalis ;腐敗病)、 穀物類のヘルミントスポリウム種(Helminthosporium)、 コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 イチゴ、ブドウ、野菜及び観賞用植物のボトリチス・キネレア(Botryt is cinerea;灰色カビ)、 ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora ara chdicola)、 コムギおよびオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Ps eudocercosporella herpotrichoides)、 イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae) 種々の植物のフサリウム(Fusarium)およびベルチキルリウム(Ve rticillium)種、 果実および野菜のアルテルナリア(Alternaria)種、 果実のモニリニア(Monilinia)種、及び 稲、野菜のスクレロチニア(Sclerotinia)種。 ボトリチスへの施与が好ましい。 組成物は、資材保護(木材貯蔵)に、例えばピーシロミセス・バリオッティー (Paecilomyces variotii)に対して、使用することもで きる。 殺菌剤組成物は、一般に有効化合物を0.1〜95重量%、好ましくは0.5 〜90重量%の量で含む。 所望の効果に応じて、施与率は、1ha(ヘクタール)あたり有効化合物0. 02〜3kgの範囲である。 種子を処理する場合、種子1kgにあたりに0.001〜50g、特に0.0 1〜10gの量の有効化合物が一般的に必要とされる。 本発明の組成物は、殺菌剤としての施与形態では、他の有効成分、例えば除草 剤、殺虫剤、生長抑制剤、殺菌剤または肥料を含有することも可能である。 各種殺菌剤を混合することにより、得られる殺菌効果の範囲が拡大する場合も 多い。 以下に本発明の化合物とともに使用可能な殺菌剤を列挙するが、これは組み合 わせの可能性を示すためのものであって、これらに限定するものではない。 硫黄、 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば 鉄(III)ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、 マンガンエチレンビスジオカルバマート、 マンガン−亜鉛−エチレンジアミン−ビス−ジチオカルバマート、 テトラメチルチウラムジスルフィド、 亜鉛−(N,N−エチレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯体、 亜鉛(N,N’−プロピレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯体、 亜鉛(N,N’−プロピレンビスジチオカルバマート)、 N、N’−ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド; ニトロ誘導体、例えば ジニトロ−(1−メチルヘプチル)フェニルクロトナート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−3,3−ジメチルアクリラ ート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニルイソプロピルカルボナート、 ジィソプロピル5−ニトロイソフタラート; 複素環式物質、例えば 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリンアセタート、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、 O,O−ジエチルフタルイミドホスホノチオエート、 5−アミノ−1−[ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル]−3−フェニル− 1,2,4−トリアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、 2−チオ−1,3−ジチオロ−β−[4,5−b]−キノキサリン、 1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンズイミダゾール−カルバミン酸メチル エステル、 2−メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾール、 2−(2−フリル)ベンズイミダゾール、 2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール、 N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド 、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロロメチルチオフタルイミド、 N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスル ファアミド、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジアゾール、 2−チオシアナートメチルチオベンゾチアゾール、 1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、 4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−5−イソキサゾロン、 2−チオピリジン−1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン及びその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン−4,4−ジオキシド、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−3−カルボキシアニリド、 2−メチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボンキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボン酸シクロヘキシルアミド、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキ シアミド、 2−メチルベンズアニリド、 2−ヨードベンズアニリド、 N−ホルミル−N−モルホリン−2,2,2−トリクロロエチルアセタール、 ピペラジン−1,4−ジイルビス(2,2,2−トリクロロエチル)ホルムア ミド、 1−(3,4−ジクロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−トリ クロロエタン、 2,6−ジメチル−N−トリデシルモルホリン及びその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシルモルホリン及びその塩、 N−[3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル]−シス −2,6−ジメチルモルホリン、 N−[3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル]ピペリ ジン、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラ ン−2−イルエチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオ キソラン−2−イルエチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェノキシエチル)− N’−イミダゾリル尿素、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノン、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール、 α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロロフェニル)−5−ピリミジン メタノール、 5−ブチル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルーピリミジン 、 ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジンメタノール、 1,2−ビス−(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 1,2−ビス−(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン; 及び、種々の殺菌剤、例えば ドデシルグアニジンアセタート、 3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキシシクロヘキシル)−2−ヒドロキ シエチル]グルタルイミド、 ヘキサクロロベンゼン、 DL−メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−2−フロイル−アラニ ナート、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2’−メトキシアセシル) アラリンのメチルエステル、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミ ノブチロラクトン、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(フェニルアセチル)アラニ ンのメチルエステル、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2,4−ジオ キソ−1,3−オキサゾリジン、 3−[3,5−ジクロロフェニル−(5−メチル−5−メトキシメチル]−1 ,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカルバモイルヒダント イン、 N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1, 2−ジカルボキシイミド、 2−シアノ−[N−(エチルアミノカルボニル)−2−メトキシイミノ]アセ トアミド、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル]−1H−1,2,4−ト リアゾール、 2,4−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾリル−1−メチル) ベンズヒドリルアルコール、 N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)− 5−トリフルオロメチル−3−クロロ−2−アミノピリジン、 1−((ビス−(4−フルオロフェニル)メチルシニル)メチル)−1H−1 ,2,4−トリアゾール; 1−[3−(2−クロロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)オキシイ ラン−2−イルーメチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、 ストロビルリン(strobilurin)、例えば メチルE−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテ ート、 メチルE−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イル オキシ]フェニル}−3−メトキシアクリラート、 メチルE−メトキシイミノ−[α−(2−フェノキシフェニル)]アセトアミ ド、 メチルE−メトキシイミノ[α−(2,5−ジメチルフェノキシ)−o−トリ ル]アセトアミド; アニリノピリミジン、例えばN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル) アニリン、 N−[4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン−2−イル]アニリン 、 N−(4−メチル−6−シクロプロピルピリミジン−2−イル)アニリン; フェニルピロール、例えば 4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−ピロ ール−3−カルボニトリル; 桂皮酸アミド、例えばN−3−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメ トキシフェニル)−アクリル酸モルホリン。 本発明の組成物の相乗作用を、下記の使用実施例により示す。使用される有効 化合物Iは、表I.2に示す式I.2.1、I.2.5及びI.2.7で表され る化合物である。 そして、使用されるアミド化合物は式II.1で表される化合物である。[使用実施例1] [ボトリチス・キネレア(灰色かび)に対する作用] 4〜5枚の葉を有するまでに育ったトウガラシの苗木(Neusiedler Ideal Elite種)に、有効成分80%及び乳化剤20%(共に乾燥 状態で)を含む組成物を液が滴るまで噴霧した。組成物が乾燥した後、ボトリチ ス・キネレア菌の分生胞子懸濁液を植物に噴霧し、これを22〜24℃、高湿度 に保管した。5日後、未処理の対照苗木には極めて激しく変質しており、壊死し た葉が大部分を占めた(100%感染)。 感染した葉の面積の百分率(%)を目視で決定し、未処理対照に対する%とす る有効性に換算した。有効性0は、未処理対照と同様に感染されており、有効性 100は感染が0%を示す。有効化合物の組合わせで予想される有効性は、コル ビーの式(S.R.Colby"Calculating synergystic and antagonistic responses of herbicide combinations",Weeds 15,20-22頁(1967))により決定され、観 察した(実測した)有効性と比較した。その結果を下記の表1に示す。 試験結果から、全ての混合比率での実測の有効性は、コルビーの式により予め 計算された有効性より高く、即ち相乗効果が認められた。 [使用実施例2] [コショーにおけるボトリチス・キネレア(灰色かび)に対する作用] 青コショーの薄片に有効成分80%及び乳化剤20%(共に乾燥状態で)を含 む組成物を液が滴るまで噴霧した。組成物が乾燥した後、果実薄片にボトリチス ・キネレアの胞子懸濁液(濃度2%のバイオマルト溶液1ml当たり1.7×1 06胞子を含む)を噴霧し、感染果実薄片を18℃、高湿度にて4日間保管した 。感染果実薄片上のボトリチスの発生を、その後目視で評価した(100%感染 )。 感染した葉の面積の百分率(%)を目視で決定し、未処理対照に対する%とす る有効性に換算した。有効性0は、未処理対照と同様に感染されており、有効性 100は感染が0%を示す。有効化合物の組合わせに予想される有効性は、コル ビーの式(S.R.Colby"Calculating synergystic and antagonistic responses of herbicide combinations",Weed 15,20-22頁(1967))により決定され、観察 した(実測した)有効性と比較した。その結果を下記の表2に示す。 試験結果から、全ての混合比率での実測の有効性は、コルビーの式により予め 計算された有効性より高く、即ち相乗効果が認められた。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月15日(1998.5.15) 【補正内容】 請求の範囲 1.a)式I: [但し、R1が、水素、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2個の下記 の基:即ち、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、シ クロアルケニル{これらの基の内の環状基は、1個、2個又は3個のハロゲン原 子、アルキル基及び/又はアルコキシ基を有していても良い}、及びアリール{ この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又 は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アル コキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を有していても 良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いC6〜C15ビシクロアルキル又はC7〜C15ビシク ロアルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキ シ又はハロアルコキシを表し; ZがH又はR4−(CO)−を表し; 上記R4が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲ ン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを 有していても良い)のいずれかを有していても良い}、 シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、 アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}、 OR5、又はNR67を表し; 上記R5が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は、1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロ ゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオ を有していても良い)を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表 し; R6が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロゲン 化されていても、及び/又は下記の基:即ち、アルキルチオ、シクロアルキル、 シクロアルケニル又はアリール(これらの基の内の芳香族基は、1個、2個又は 3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、 アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い)のいずれか を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表し ;そして R7が水素又はアルキルを表す。] で表されるp−ヒドロキシアニリン誘導体を少なくとも1種と; b)式II: A−CO−NR8−R9 (II) [但し、Aが、ピリジル、チアゾリル、ピラゾリル又はオキサゾリル{これらが 、アルキル、ハロゲン、CHF2、及びCF3から相互に独立して選択される1個 、2個又は3個の置換基を有しても良い。}を表し; R8が、水素原子、アルキル又はアルコキシを表し; R9が、1〜5個のハロゲン原子、及び/又はC1〜C4アルキル、C1〜C4ハ ロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキル チオ及びC1〜C4ハロアルキルチオから選択される1〜3個の置換基で置換され たフェニルを表す。] で表されるアミド化合物を少なくとも1種とを、固体又は液体の担体中に含有す る有害菌類防除用組成物。 2.式Iの化合物において、Zが水素である請求項1に記載の組成物。 3.式Iの化合物において、R1が、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2個の下記 の基:即ち、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル {これらの基の環状基が1個、2個又は3個のハロゲン原子及び/又はアルキル 、及びアリール(この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/ 又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、アルキル及びハロアルキルを有 していても良い)を有していても良い}を有していても良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、及びアリール{これ らは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又は3 個の下記の基:即ち、アルキル及びハロアルキルを有していても良い}を有して いても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキル又はハロアルキルを有していても良いC6〜C15シクロ アルキル又はC7〜C15シクロアルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル及びハロアルキルを表す請 求項2に記載の組成物。 4.式Iの化合物において、R1が、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又はアリール{この基は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又はアルキルを有していて も良い}を有していても良いアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキル基を有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケ ニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキルを有していても良いビシクロアルキル又はビシクロアル ケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、特に弗素もしくは塩素、又はアルキ ルを表す請求項3に記載の組成物。 5.式Iの化合物が、下記の表: で表される化合物である請求項1に記載の組成物。 6.式Iの化合物が、下記の表:で表される化合物である請求項1に記載の組成物。 8.アミド化合物として、式IIa: [但し、Aが、 のいずれかを表し; R11が、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R12が、水素又はメチルを表し; R13が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R14が、水素、メチル又は塩素を表し; R15が、メチル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルを表し; R16が、水素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表 し; R17が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又は ハロゲンを表す。] で表される化合物を含む請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。 9.アミド化合物として、式IIb: [但し、R18がハロゲンを表し;そして R19が、ハロゲンで置換されたフェニルを表す。] で表される化合物を含む請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。 10.アミド化合物として、下記の式: で表される化合物を含む請求項9に記載の組成物。 11.2構成部分から調製され、一方の部分が固体又は液体の担体中に有効化合 物Iを含み、そして他の部分が固体又は液体の担体中に式IIのアミド化合物を含 む請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。 12.請求項1〜11のいずれかに記載の組成物を用いて、有効化合物を同時に 、一緒に、或いは別々に、又は連続的に施与することにより、有害菌類又はその 生息環境を、又は菌類感染から保護すべき資材、植物、種子、土壌、地表或いは 空間を、処理する工程を含む有害菌類の防除方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月9日(1998.6.9) 【補正内容】 請求の範囲 7.アミド化合物として、Aが、下記の基: 2位においてハロゲン、メチル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルで 置換されても良いピリジン−3−イル、 2位及び/又は4位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良いチアゾール−5−イル、 2位及び/又は5位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良いチアゾール−4−イル、 3位及び/又は5位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良い1−メチルピラゾール−4−イル、 又は 2位及び/又は4位においてメチル又は塩素で置換されても良いオキサゾール −5−イル、 のいずれかである式IIで表される化合物を含む請求項1〜6のいずれかに記載の 組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43:40 43:32 43:16 43:08 37:22 37:18) (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ国、D―64646、ヘペンハイム、フ ォン―ガーゲルン―シュトラーセ、2 (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ国、D―67434、ハムバッハ、エル レンヴェーク、13 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ国、D―67117、リムブルガーホー フ、ドナースベルクシュトラーセ、9 (72)発明者 ケーレ,ハーラルト ドイツ国、D―67273、ボベンハイム、ア ム、ビュッシェル、13 (72)発明者 レツラフ,ギュンター ドイツ国、D―67354、レーマーベルク、 シラーシュトラーセ、34

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)式I: [但し、R1が、水素、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2個の下記 の基:即ち、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、シ クロアルケニル{これらの基の内の環状基は、1個、2個又は3個のハロゲン原 子、アルキル基及び/又はアルコキシ基を有していても良い}、及びアリール{ この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又 は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アル コキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を有していても 良いアルキル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア ルコキシ及びアリール{これらは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していて も良い}を有していても良いC6〜C15ビシクロアルキル又はC7〜C15ビシク ロアルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキ シ又はハロアルコキシを表し; ZがH又はR4−(CO)−を表し; 上記R4が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲ ン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを 有していても良い)のいずれかを有していても良い}、 シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、 アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}、 OR5、又はNR67を表し; 上記R5が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロ ゲン化されていても、及び/又は下記の基:即ちアルコキシ、ハロアルコキシ、 アルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール(これらの基の 内の芳香族基は、1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロ ゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオ を有していても良い)を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表 し; R6が、アルキル又はアルケニル{これらの基は部分的に又は完全にハロゲン 化されていても、及び/又は下記の基:即ち、アルキルチオ、シクロアルキル、 シクロアルケニル又はアリール{これらの基の内の芳香族基は、1個、2個又は 3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、 アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い)のいずれか を有していても良い}、又は シクロアルキル又はシクロアルケニル{これらの基は1個、2個又は3個の下 記の基:即ち、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシを有していて も良い}、又は アリール{この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は 1個、2個又は3個の下記の基:即ち、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキ ル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びアルキルチオを有していても良い}を表し ;そして R7が水素又はアルキルを表す。] で表されるp−ヒドロキシアニリン誘導体を少なくとも1種と; b)式II: A−CO−NR8−R9 (II) [但し、Aが、アリール、又はO、N及びSから選ばれる1個〜3個のヘテロ原 子を有する、芳香族もしくは非芳香族の5員又は6員の複素環基{このアリール 基又は複素環基が、アルキル、ハロゲン、CHF2、CF3、アルコキシ、ハロア ルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル及びアルキルスルホニルから相 互に独立して選択される1個、2個又は3個の置換基を適宜有しても良い。}を 表し; R8が、水素原子、アルキル又はアルコキシを表し; R9が、フェニル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルキニル オキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルオキシ及びシクロ アルケニルオキシから相互に独立して選ばれる1個、2個又は3個の置換基を適 宜有し、そして更に1個以上のハロゲンで置換されても良いフェニル又はシクロ アルキル{脂肪族基又は脂環式基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても 、及び/又は脂環式基が1個、2個又は3個のアルキルで置換されても、及びそ の内のフェニルは1〜5個のハロゲン原子及び/又はアルキル、ハロアルキル、 アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ及びハロアルキルチオから相互に独 立して選択される1〜3個の置換基を有しても良い。}を表し;そしてアミドフ ェニル基は、1個以上のアルキルにより置換され及び/又はO及びSから選ばれ るヘテロ原子を有していても良い飽和の5員環と適宜縮合しても良い。]で表さ れるアミド化合物を少なくとも1種とを、固体又は液体の担体中に含有する有害 菌類防除用組成物。 2.式Iの化合物において、Zが水素である請求項1に記載の組成物。 3.式Iの化合物において、R1が、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個又は2個の下記 の基:即ち、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル {これらの基の内の環状基は、1個、2個又は3個のハロゲン原子及び/又はア ルキル、及びアリール(この基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても、 及び/又は1個、2個又は3個の下記の置換基:即ち、アルキル及びハロアルキ ルを有していても良い)を有していても良い}を有していても良いアルキル、又 は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個の下記の基:即ち、アルキル、ハロアルキル、及びアリール{これ らは部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個又は3 個の下記の基:即ち、アルキル及びハロアルキルを有していても良い}を有して いても良いシクロアルキル又はシクロアルケニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキル又はハロアルキルを有していても良いC6〜C15シクロ アルキル又はC7〜C15シクロアルケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、アルキル及びハロアルキルを表す 請求項2に記載の組成物。 4.式Iの化合物において、R1が、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又はアリール{この基は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又はアルキルを有していて も良い}を有していても良いアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキル基を有していても良いシクロアルキル又はシクロアルケ ニル、又は 部分的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1個、2個、3個、 4個又は5個のアルキルを有していても良いビシクロアルキル又はビシクロアル ケニルを表し; R2及びR3が、相互に独立してハロゲン、特に弗素もしくは塩素、又はアルキ ルを表す請求項3に記載の組成物。 5.式Iの化合物が、下記の表:で表される化合物である請求項1に記載の組成物。 6.式Iの化合物が、下記の表:で表される化合物である請求項1に記載の組成物。 7.アミド化合物として、Aが、下記の基: フェニル、ピリジル、ジヒドロピラニル、ジヒドロオキシチイニル、ジヒドロ オキシチイニルオキシド、ジヒドロオキシチイニルジオキシド、フリル、チアゾ リル、ピラゾリル又はオキサゾリル{これらの基が、アルキル、ハロゲン、ジフ ルオロメチル及びトリフルオロメチルから相互に独立して選択される1個、2個 又は3個の置換基を有しても良い。} のいずれかである式IIで表される化合物を含む請求項1〜6のいずれかに記載の 組成物。 8.アミド化合物として、Aが、下記の基: 2位においてハロゲン、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メ トキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルで置換されても 良いピリジン−3−イル、 2位においてメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素又は沃素で置換されて も良いフェニル、 2−メチル−5,6−ジヒドロピラン−3−イル、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−1,4−オキサチイン−3−イル又はその4 −オキシド又はその4,4−ジオキシド、 4位及び/又は5位において、メチルで置換されていても良い2−メチルフラ ン−3−イル、 2位及び/又は4位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良いチアゾール−5−イル、 2位及び/又は5位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良いチアゾール−4−イル、 3位及び/又は5位においてメチル、塩素、ジフルオロメチル又はトリフルオ ロメチルで置換されても良い1−メチルピラゾール−4−イル、 又は 2位及び/又は4位においてメチル又は塩素で置換されても良いオキサゾール −5−イル、 のいずれかである式IIで表される化合物を含む請求項1〜6のいずれかに記載の 組成物。 9.アミド化合物として、R9が、1個、2個又は3個の請求項1に記載の置換 基で置換されていても良いフェニル基である式IIで表される化合物を含む請求項 1〜8のいずれかに記載の組成物。 10.R9が、2位において、下記の置換基: C5〜C6シクロアルケニル、C5〜C6シクロアルキルオキシ、C5〜C6シクロ アルケニルオキシ(これらの基は1個、2個又は3個のC1〜C4アルキルで置換 されていても良い)、 フェニル{1〜5個のハロゲン原子、及び/又はC1〜C4アルキル、C1〜C4 ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜 C4アルキルチオ及びC1〜C4ハロアルキルチオから相互に独立して選択される 1〜3個の置換基で置換されている。} のいずれかを有するフェニル基である請求項9に記載の組成物。 11.アミド化合物として、式IIa:[但し、Aが、 のいずれかを表し; Xが、メチレン、硫黄、スルフィニル又はスルホニル(SO2)を表し; R10が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素又は沃 素を表し; R11が、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R12が、水素又はメチルを表し; R13が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表し; R14が、水素、メチル又は塩素を表し; R15が、メチル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルを表し; R16が、水素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は塩素を表 し; R17が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又は ハロゲンを表す。] で表される化合物を含む請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。 12.アミド化合物として、式IIb: [但し、R18がハロゲンを表し;そして R19が、ハロゲンで置換されたフェニルを表す。] で表される化合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。 13.アミド化合物として、下記の式: で表される化合物を含む請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。 14.2構成部分から調製され、一方の部分が固体又は液体の担体中に有効化合 物Iを含み、そして他の部分が固体又は液体の担体中に式IIのアミド化合物を含 む請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。 15.請求項1〜11のいずれかに記載の組成物を用いて、有効化合物を同時に 、一緒に、或いは別々に、又は連続的に施与することにより、有害菌類又はその 生息環境を、又は菌類感染から保護すべき資材、植物、種子、土壌、地表或いは 空間を、処理する工程を含む有害菌類の防除方法。
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