JP2001501158A - シートの余白縁部タブを製作する際に使用するテープロール構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 一方の表面に接着剤を有するテーブを含み、該テープをテープロールから引き離して様々な長さの断片に切断することができるテープロール構造。該テープは、文字標示を受け入れてテープ断片の一部になる紙テープまたはコーティングを片面または両面に有する。したがって、テープ断片を接着剤によりシートの余白縁部に接着すると、前記紙テープまたはコーティング上に文字標示を書き込み、シート上に直ちにタブを形成することができる。好適な実施例では、一対のテープロール(12、14)がシェル(16)内に取り付けられ、前記一方のテープロール(12)は紙テープ(34)を支持し、前記他方のテープロール(14)は接着テープ(40)を支持する。前記２つのテープを各々のロールから引っ張ると、前記紙テープ(34)が移動して前記他方のロールの接着テープ(40)の1/2に接着係合する。次に、該テープが切断されて断片になり、タブが取り付けられるシートに接着される。

Description

【発明の詳細な説明】 シートの余白縁部タブを製作する際に使用するテープロール構造技術分野 本発明は、シートおよびその他の物体の表面に取り付ける可撓性接着テープの 改善に関し、特に、シートの縁部余白上にタブを製作する際に使用するテープロ ール構造に関する。背景技術 シートの縁部余白用の従来のタブは、透明のプラスチックから一般に製造され 、各々のタブは、紙片を受け入れるためのポケットを有し、紙片には、紙片をポ ケットに挿入する前に標示を書き込むことができる。従来のタブは、コストが高 く比較的剛性であり、長さに制限があって、何らかの適切な方法でシートの縁部 余白に接着され、紙片をシートに結合する。 従来のプラスチック製タブ保持具をシートに結合するのは厄介かつ面倒なこと である。タブをより容易かつ安価に使用できるように、かつタブの長さを変える ことができるようにする必要があり、したがって、タブの製作だけではなく、シ ートの縁部余白上にタブを配置することも単純化するように改良する必要があっ た。本発明は、こうした改良を提供する。発明の開示 本発明は、片面接着剤を有する透明かまたは半透明のテープを含むテープロー ル構造を提供し、このテープは、一般的な方法でテープロールから引き離して断 片に切断にすることができる。本発明 のテープには、文字標示を受け入れる手段が設けられ、こうした手段は、テープ が切断される際に切断される。したがって、標示を受け入れる手段は、テープ断 片の一部になる。したがって、テープ断片を接着剤によりシートの余白縁部に取 り付けると、標示を受入れ手段上に書き込むか、または他の方法で表示すること ができ、タブは直ちに１枚のシート上に形成され、他のタブは同様の方法で他の シートに結合することができる。し，たがって、本発明は、従来のタブ形成構造 の時間がかかってコストもかさむという欠点を避けるようにシートにタブを形成 する手段を提供し、標示の長さを変えることができる。 本発明の好適な実施例では、一対のテープロールがシェル内に取り付けられ、 一方のテープロールは紙テープから構成され、他方のテープロールは接着テープ から構成される。２つのテープを一緒に各々のロールから引っ張ると、紙テープ はそのロールから剥離して他方のロールの接着テープの一部、たとえば1/2に接 着係合する。次に、２つのテープが一緒に接着して短い断片に切断され、接着テ ープの切断断片の他の部分は、タブが取り付けられるシートに直ちに接着するこ とができる。各断片の紙テープは、上にタブが取り付けられるシートを明示また は特定する標示を受け入れて表面に書き込まれる。 本発明のもう１つの実施例は、テープの一部分または1/2の片面または両面に コーティングを備えることができるテープの単一ロールであり、コーティングは 、文字標示を受け入れることができる。テープの他の1/2には、タブを受け入れ るためにテープをシートに接着する接着剤が付与される。 単一テープロール概念のもう１つの実施例では、テープロールは、同じ中心軸 線の周囲に一緒に巻かれた２つのテープから成り、 一方のテープは接着テープ、他方のテープは紙テープであり、紙テープは文字標 示を受け入れるテープである。紙テープは、接着テープの一部分または1/2に直 接接着され、接着テープは、タブが取り付けられるシートの裏側に固定される。 したがって、タブは、最小限の時間と労力でテープロール構造から形成すること ができる。 本発明は、白色または他の色のコーティングを形成することができ、かつペン もしくはタイプライターからのインクまたは鉛筆からの鉛を受け入れて保持し、 従来のScotchタイプのテープを切断するのと同様に所望の長さの断片に切断する ことができる接着剤裏打ちテープを提供する。各々のテープ断片は、紙またはそ の他の材料のシートの裏側に容易かつ迅速に固定して、永久的または取外し可能 なタブを形成することができる。こうしたタブにより、シートを懸垂ファイルま たはマニラホルダーに配置する場合、またはシートをバインダのディバイダとし て使用する場合に、シートの識別および配置を容易に行うことができる。タブは 、書面を含むか、またはカラーコード組織として使用することができる。 本発明は、タブの形状構成が工場においてロールに組み込まれた予め巻かれた 形態から、標準3/4inモデルC15 Scotchテープディスペンサまたは同等品から直 接分配することができるテープ構造を提供する。本発明は、従来のテープディス ペンサ基部のくぼみまたは溝の中に落下し、テープを断片に切断する位置におい て標準の接着テープを紙片に積層するように作用するシェル状カートリッジから 分配することもできる。 本発明は、テープロールの接着テープと結合させた紙テープを使って単一テー プロールを製造できるか、または接着テープには、接着テープの片面または両面 の幅の1/2にコーティングを形成できることを意図する。コーティングは、白色 または着色してあって良い。 コーティングを形成する長所は、容易に製造でき、テープの幅に沿った平面度が 対称であり、その結果、テープの幅に沿ったテープロールの厚さを均一にするこ とができ、単一テープロールから、より多数のタブを使用できる点である。軽微 な短所を挙げると、このタブには、紙テープを結合する構造に固有の剛性が欠け る点である。 テープ断片は、余白縁部タブを形成するために使用することができ、断片は、 １つのファイルフォルダ内の数枚またはすべての文書または紙製シート上に迅速 に配置することができる。したがって、上にテープ断片を有する個々の書状また は文書を迅速に確認することができ、ファイル全体を調査する必要がない。 本発明により形成されたタブは、上にタブが取り付けられているシートの厚さ と実質的に同じ厚さであ，る。タブは、複写機内に平らに配置し、タイプライタ ー内に容易に巻き込むことができる。タブは、コピーを迅速かつ容易に取ること を可能にする。コピーは、オリジナルのシートを複写機のガラス上に平らに配置 することができるため歪みがない。これは、標準のプラスチックまたは接着式タ ブの場合は不可能である。本発明のタブは、シートの裏側からシートにテープで 接着されるので、タブを含むオリジナルから作成したコピーにタブは見えない。 本発明のタブは、シートの側部または上部に配置して、タイプライターに差し込 んで表面に文字をタイプし、手書きの文言が認められない用途において、専門的 な仕上げの製品を製作することができる。文言は、タブの両面に手書きするかま たはタイプ打ちすることもできる。 タブは、卓上のテープロール構造からいつでも使用でき、従来の接着テープ片 のサイズに切断するなど、迅速かつ容易に任意のサイズに切断することができる 。 本発明のその他の目的は、本発明の数種類の実施例を具体的に示 す添付の図面を参照しながら以下の説明を読むと明らかになるであろう。図面の簡単な説明 図１は、本発明の一実施例を構成するテープロール構造の側立面図であり、２ つの結合したテープを構造から外側に引き出した状態を示す。 図1Aは、図１にきわめて類似しているが、基部のくぼみ内のテープロール構造 を示す。 図1Bは、図１の線1B−1Bに沿って切った断面図である。 図２は、図１の線2−2に沿って切った拡大断面図である。 図３は、図１の線3−3の方向に見たテープ断片の上面図である。 図４は、図３のテープ断片をシートの裏面に結合したシートの部分斜視図であ る。 図５は、図４に類似の図だが、テープ断片は、文字標示を受け入れるテープ断 片上の手段の表面を示している。 図６は、本発明の第２実施例を構成するテープロールの側立面図を示す。 図6Aは、図６の線6A−6Aに沿って切った断面図である。 図6Bは、図6Aに類似の図だが、本発明のテープロールの別の実施例から構成し たテープ断片を示す。発明を実施するための最良の形態 本発明のテープロール構造の第１実施例は、参照符号10で示され、回転可能な テープロール12と、テープロール12から離して配置された回転可能なテープロー ル14とを含む。テープロール14は、テープロール12の回転軸線に平行な軸線周囲 で回転可能であ る。２つのテープロール12および14は、シェル(図１および図1B)内に再度取り付 けられ、シェルは、対向する側壁18および20(図1B)と、対向する一対の端部壁22 および24とを有する。シェルは、側壁18および20が分離して、一方または両方の ロールのテープ補給品が消耗した際に、テープロール12および14の一方または両 方を交換できるようになっている。 テープロール12は、軸26が半径方向ウェブ28により側壁18および20上に取り付 けられているので、軸26の軸線周囲で回転することができる。同様に、軸30は、 シェル16に結合された半径方向ウェブ32上にテープロール14を搭載するので、テ ープロール14は、軸26の軸線と平行な軸線周囲で回転することができる。 テープロール12および14はどちらかの方向に回転することができ、テープロー ル12は、図１を見た場合に反時計方向に回転するように設計され、テープロール 14は、図１を見た場合に時計方向に回転するように設計される。 テープロール12は、軸26を囲む外周ウェブ35上の多くの巻回つまり巻数の紙テ ープ34から形成される。テープ34は、テープロール12から離れて延在し、シェル 16内に間隔を置いて配置されたピン36の周囲に下方に延在する。ピン36は、テー プガイドとして使用され、紙テープ34を参照符号38で示された位置に送り、そこ で、テープ34は、テープロール14からのテープ40と接触して結合する。テープ40 は、その下面に接着剤層が形成され、その結果、紙テープ34は、テープ40の幅の 一部分にのみ付着する。テープ38の幅は一般にテープ40の幅の1/2であるから、 テープ38は、２つのテープ38および40が位置38付近で会合するとき、テープ40の 幅の1/2を有する側部部分に沿ってテープ40 に付着する。 図２および図３は、紙テープ34が接着テープ40の下面に付着して形成されるテ ープ断片41を示し、紙テープ34の幅は、テープ40の最大幅の1/2に実質的に等し く、テープ40の下部表面40aは、紙テープ34で被覆されず、なお接着剤が付与さ れており、プラスチックまたは紙シートなどのシート44の裏面42に付着する。図 ４に示すテープ断片は、テープ断片41の上部表面を露出するようにシート44に付 着する。テープ断片41は、図５では文字、数、語句などの文字標示を受け入れる 位置にあるように示されている。したがって、テープ断片41は、基部50により支 持されるカッターの刃60により切断位置46(図1)においてテープ断片がテープ34 および40から切断される際に自動的にタブになる。 テープロール構造10は、図1Aに示すテープロール構造10の下部部分を受け入れ る溝またはくぼみ52を有する従来の基部50(図1A)内に配置するのに適する。シェ ル16上には一対の突起54および56が形成され、これらの突起は、基部50の上部表 面58上に存在し、シェル16、ひいてはテープロール12および14を図1Aに示すよう に支持する。基部の外側端部には鋸刃状の切削刃60が備わっており、テープが基 部の平らな上部水平面を通過してその上に手で引っ張られた後に、接断点46にお いて２つのテープ34および40を切断する。シェル16をくぼみ52から引き上げると 、テープロール12および14をいつでも交換することができる。 テープ34および40は可撓性であり、容易に切断することができる。テープ40は 、透明または半透明で、その下部表面全体に接着剤を有することができる。 本発明のテープロール構造のもう１つの実施例は、参照符号70により一般に示 され、支持具上で適切な方法でウェブ構造71によ り回転するように取り付けられた単一テープロールを含み、ウェブは、中心ディ スク73が回転自在に取り付けられた軸72を取り付けるために使用される。プラス チック接着テープ74の形態のテープ構造はディスク73上に巻かれ、テープ74は白 色または着色ペンキのコーティングを有し、コーティングは、テープ74の下部表 面74a上の接着剤層に隣接するテープの下部表面に参照符号75(図6A)で示されて いる。ペンキの第２のコーティング76は、テープ74の上部表面に、必要ならコー ティング75の真上に配置することができる。コーティング75には、テープを使用 する際、ペンまたは鉛筆などで書き込むことができ、はさみまたは実施例10の刃 60のような刃などの適切な方法でテープを切断して形成された任意の長さのテー プ断片を使用して、シート44などのシートの端部タブ(図４および５)を形成する ことができる。 テープロール構造70のテープのもう１つの実施例は接着テープ80を含み、紙テ ープ82が、文字標示を受け入れる手段を形成する。紙テープ82は、テープ80の下 部表面に付着し、その結果、テープロール構造70は、上に紙テープ82が巻かれて いる接着テープ80を含んで完成テープロール構造を形成し、分配されるテープは 、最初、２つのテープロール上に２つのテープとして巻かれている。２つのテー プは、一緒に装着されたロールから離れても互いに結合した状態を保ち、テープ が断片に切断されると、シートの緑部余白に付着するタブを形成する。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1．断片に切断することができる可撓性テープのロールを含むテープ組立体で あって、前記テープが並置して長手方向に延在する一対の部分を有し、該部分が 互いに同体であり、前記部分の一方は、文字標示を受け入れる手段をその表面上 に、最初は前記ロール内において有し、他方の部分はその表面上に接着剤層を有 し、その結果、前記テープを前記ロールから引き離して切断するとテープ断片が 形成され、前記テープ断片の他方の部分は、シートの一方の縁部余白において該 シートに付着することができ、前記テープ断片の一方の部分は、前記縁部余白か ら側方に突出し、前記受入れ手段とともに、文字標示を表面上に書くことができ るタブを形成するテープ組立体。 2．前記受入れ手段が前記接着剤層と同じテープ面に存在する、請求項１記載 のテープ組立体。 3．前記受入れ手段が紙テープを含む、請求項１記載のテープ組立体。 4．前記紙テープが前記テープの一部分に接着される、請求項３記載のテープ 組立体。 5．前記受入れ手段がコーティングを含む、請求項１記載のテープ組立体。 6．前記コーティングがペンキ塗装である、請求項５記載のテープ組立体。 7．前記一部分が前記テープの両面に前記コーティングを有する、請求項５記 載のテープ組立体。 8．前記テープが透明である、請求項１記載のテープ組立体。 9．前記テープが半透明である、請求項１記載のテープ組立体。 10．前記テープの前記一部分の幅が実質的に等しい、請求項１ 記載のテープ組立体。 11．断片に切断することができる可撓性テープ構造を分配するテープロール手 段を含むテープ組立体であって、前記テープ構造が、並置して長手方向に延在す る一対の表面部分を有し、前記表面部分の一方が、文字標示を受け入れる手段を その表面上に、最初は前記ロール手段内において有し、他方の部分はその表面上 に接着剤を有し、前記テープ構造を前記ロール手段から引き離して切断するとテ ープ断片が形成され、その結果、該テープ断片の他方の表面部分は、シートの一 方の縁部余白において該シートに付着することができ、前記テープ断片の一方の 表面部分は、前記シートの余白から側方に突出し、前記受入れ手段とともに、文 字標示をその表面上に書くことができるタブを形成するテープ組立体。 12．前記テープロール手段が、第１のテープを分配する第１のテープロールと 、第２のテープを分配する第２のテープロールとを含み、前記一方のテープはそ の上に前記表面部分を有し、前記他方のテープは前記受入れ手段を画定する請求 項11記載のテープ組立体。 13．前記テープを前記第１および第２テープロールから引き離す際に前記第１ および第２のテープを互いに圧迫する手段を含む、請求項12記載のテープ組立体 。 14．前記圧迫手段が固定されたほぼ水平の上部表面を画定する、請求項13記載 のテープ組立体。 15．前記テープロールを取り付けるために前記テープロールに結合され、予め 決められた基準に対して回転する手段を含む、請求項12記載のテープ組立体。 16．前記取付手段がシェルと、前記テープロールを前記シェル上に回転自在に 取り付ける軸手段とを含む、請求項15記載のテー プ組立体。 17．前記シェルが、間隔を置いて配置された一対の側壁を備え、前記テープロ ールが前記側壁間に存在し、ウェブ手段が前記側壁に結合されて前記軸手段を前 記側壁に接続する、請求項16記載のテープ組立体。 18．前記軸手段が、テープロールごとに各々１つの軸を備え、前記軸がほぼ水 平である、請求項16記載のテープ組立体。 19．前記シェルの保持具を含む、請求項16記載のテープ組立体。 20．前記保持具が、前記シェルの下部を受け入れるくぼみを有する基部と、前 記シェルを前記基部の前記くぼみに嵌める前記シェル上の突起手段とを含む、請 求項19記載のテープ組立体。 21．前記基部が、前記テープが個々のテープロールから引き離される際に、前 記第１および第２のテープが移動して互いに係合する水平上部表面を有する、請 求項20記載のテープ組立体。 22．前記テープロールの一方が他方のテープロールの上にあり、前記第１のテ ープが、前記第１のテープロール上に巻かれた紙テープであり、第２のテープが 、前記第２のテープロール上に巻かれた接着テープであり、前記テープが前記ロ ールから引き離される際に前記第１および第２のテープが互いに係合するように 案内する案内手段を含む、請求項12記載のテープ組立体。 23．前記テープロール手段が、第１のテープの表面上に前記受入れ手段を有す る単一テープロールを含む、請求項11記載のテープ組立体。 24．前記受入れ手段が紙テープを含む、請求項23記載のテープ組立体。 25．前記受入れ手段が、表面に書き込み可能なコーティングを含む、請求項23 記載のテープ組立体。 26．長手方向に伸びるシート材料のロールであって、前記シート材料が、対向 する第１および第２のシート主面と、対向する第１および第２の側部縁部とを有 し、前記シート材料の前記ロールが、 前記シート材料の前記第１側部緑部に隣接する前記シート材料の前記第１のシ ート主面の一部分上においてのみ長手方向に整列配置された再配置可能感圧接着 剤を含む、シート材料のロール。