JP2001500758A - 玩 具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 玩具は、底をもつ踵とほぼ平らな底をもつ前底を有する靴を備え、踵の前記底と前底は互いに分離している。前記玩具は付加的に靴を置くことができる台を備え、前記台は結合手段を設け、ちょうど靴の踵が相補的結合手段を設けて靴を台に分離可能に結合できる。台上の前記結合手段が台に対して突出する複数の結合部分によって形成され、靴の踵の前記底が、靴の前底の底と一致しかつ踵での靴の幅に相当する幅をもつ平面に延在する。結果として、靴は変更されねばならないこともなく、平らな台と結合部分をもつ台の両方に安定して置くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 玩 具 本発明は、底をもつ少なくとも１つの踵と、ほぼ平らな底をもつ前底とを有し 、踵と前底の前記底が互いに分離している靴を備える玩具に関する。前記玩具は 上に靴を置くことができる台を付加的に備え、前記台には結合手段が設けられ、 靴の踵が相互に補足し合う結合手段を形成し、靴を分離可能に台に結合すること ができる。 このような玩具は、関連する靴を有する人形を開示する米国特許第３２３４６ ８９号に公知である。人形は人間の形に作られ、その両足は概ね剛性のある足首 関節を有するように構成されている。人形が１人で立てるように、玩具は穴を設 けた台を備え、人形の靴が、台の穴に挿入できる伸びた踵を備えるため、その穴 に靴を取り付けることができる。 人形は靴によって台に安定して取り付けられ、また伸びた踵は台の穴で回転可 能であるので、人形の足首は固いけれども、人形はこれによって台に対するさま ざまな位置をとることができる。他方、人形を平らな表面に置くことを望む場合 は、人形の靴を交換するだけでよい。 関節で接合され、靴が取り付けられる足首をもつ人形を備えた玩具もまた知ら れ、前記靴は踵と前底の下に凹部を有し、かつ関連する台上の結合スタッドにま たがって摩擦押し下げすることができ、前記結合スタッドは、２つの相互に直角 をなすモジュール方向を規定し、隣接する結合スタッド間に同じ相互モジュール 距離をもつ四角パターンに配置される。 最後に述べたタイプの人形は、平らな台のみならず結合スタッドを設けた台に も置くことができ、この点で関連する靴をもつ最初に述べた人形にまさる。多く のさまざまな位置をとる最後に述べた人形については、足首は関節で接合されな ければならず、また人形が結合スタッドを持つ台に取り付けられるとき、靴は２ つの直角をなすモジュール方向の１つに配向されなければならず、その結果人形 がとることができる位置は余り自然ではない。 本発明の目的は、靴の取り付けのための結合手段を有する台の上で人形が多く のさまざまな自然な位置をとることができ、靴をもつ人形を結合スタッドなしで 平らな台上に置くことができる、冒頭の項で述べたタイプの玩具を開示すること である。 この目的は、冒頭の項で述べた玩具が、台の結合手段を台より突き出る複数の 結合部分によって構成するという点でユニークであり、しかも靴の踵の底が靴の 前底の底と一致し、かつ、踵での靴の幅に相当する幅をもつ平面内に延在すると いう、請求項１に規定された玩具によって達成される。 靴の踵および前底の底はこれによって安定した係合面を形成し、平らな表面上 に靴、およびそれによって靴を備えた人形、を支持する。 靴は、突出する結合部分を備えた台に取り付けられるとき、すこし斜めに配置 されるが、この傾斜は踵の形のためたいへん小さく、そして取り付けた人形のも つ靴は、比較的広い踵と台の上の突出する結合部分との間の摩擦連結のため、依 然として安定に固定される。 さらに、靴の踵がその高さよりも大きな幅をもって形成されるので、安定性が 得られる。玩具の好ましい実施の形態において、靴の踵の底はほぼ回転対称に形 成される。踵は概ね外面が円筒形を有し、台に突出する結合部分は、靴の踵が台 に突出する結合部分の間で摩擦押し下げすることができる相互距離をもつ。踵の 底がほぼ円形に形成されること、踵がほぼ円筒状の管を形成すること、そして台 の少なくともいくつかの突出する結合部分が、踵に摩擦圧入することができる外 部寸法をもつスタッドとして形成されること、がとくに好都合である。これによ って、均整があるので靴、すなわち人形が踵を中心として回転できること、そし て人形がこれによって多くのより自然な位置をとることができることが確保され る。 靴は、人形の両脚の一体部分でもよく、また分離した部分でもよい。最後に述 べたケースでは、靴は結合手段を備えて人形の脚または足を支えなければならな い。とくに、自然に形作られた人形の足を支えることに適した靴との連結におい て、本発明は利点を提供し、人形の前足を支える前部分をもつ靴を組み立てるこ とが可能となり、靴のその部分が低い外形をもつことができる。これは、もし前 底も結合手段を備えると、可能ではないと思われる。 この連結において、靴は好都合の柔軟なプラスチック材料製にでき、これは人 形の足と靴との間のみならず、靴と台上に突出する結合部分との間の適切な結合 摩擦を達成しやすくする。 好ましい実施の形態では、台上に突出する結合部分と靴は、たとえいかに踵が 台上の結合部分と摩擦連結されても、靴の前底の少なくとも一部は台上に突出す る結合部分を結合部分の上部に係合することとなるように相互に寸法設定される 。これは安定性の増大を提供する。 付加的な安定性は、台上の結合部分の少なくともいくつかが一緒になって、こ れらの間に環状溝を形成する実施の形熊によって達成できる。そしてその中で靴 の踵と環状溝が、靴の踵が環状溝内に摩擦圧入できるように、相互に寸法設定さ れる。 とくに好ましい実施の形態において、本発明は、台上に突出する結合部分が、 円筒状のスタッドとして形成される結合部分の第１のタイプと、結合部分の第１ のタイプを各々が取り囲みこれによって環状溝を形成する結合部分の第２のタイ プとを備えることを特徴とする。結合部分の前記第１および第２のタイプは結合 ユニットを形成する。台上の前記結合部分はこのような結合ユニットによって形 成され、これらが隣接する結合ユニット間で相互に同じモジュール距離をもつパ ターンを形成する方法で、相互に台上に配置される。正確にはこの構造は、靴と 台との間を結合する際に、台に対してたとえどの方向に靴が向いても、概して言 うと、靴の前底は、構造上きわめて広い第２のタイプの結合部分によって常に支 持されることになるので、きわめて高い安定性をもたらす。 本発明の好ましい実施の形態を図面を参照してつぎに説明する。 図１は、本発明による靴をもつ台上に置いた人形の斜視図である。 図２は、本発明による結合スタッドを有する台に取り付けた靴を示す断面図で ある。 図３は、平らな台に置かれた本発明による靴の側面図である。 図４は、本発明による靴の底面図である。 図５は、本発明による靴と台との間の代替の結合可能性を示す説明略図である 。 図１は、本発明による脚２と１対の靴３を有する人形１を示し、前記靴は、突 出する結合部分を備えた台４に置かれる。 結合部分は、円筒状スタッド５として形成される第１タイプのものと、円筒状 スタッド５を取り囲み、これによって環状溝７を形成する結合リング６として形 成される第２タイプのものからなる。 台４に靴３を結合することのさまざまな可能性については、図４を参照して以 下により詳しく説明する。 図２は、本発明による台４ａに取り付けられた靴３の断面図である。前記靴３ は、とくに図４に示すように、円形に形成された踵８と前底１０を有する。気付 かれるように、踵８は円筒状の結合スタッド５にまたがって摩擦押し下げでき、 その結果靴３の前底１０は第２の結合スタッド５に置かれる。気付かれるように 、前底は結合スタッドに平らに係合しないが、摩擦連結を達成するために必要な 小さな落ち込みのため、この傾斜は小さく、そしてこの状態では、靴およびこの 靴をもつことができる人形を所定の位置に保持するために、実際の結合連結が絶 対必要となる。 他方、図３は靴３を全体が平らな台９に置いた状態を示し、本発明によれば靴 ３が、台９を前底１０と、本発明によれば前底１０と同じ高さの低い底をもつ踵 ８の両方に平らにかけることがわかる。 これは、靴３がスタッド５、６をもつ台４、４ａに結合した状態と、靴３は平 らな台９にただ置いた状態の双方で、靴３の安定な支持を提供する。 最後に、図５は、本発明の好ましい実施の形態を示し、図において台４ａ上に 突出する結合部分５、６が前記円筒状結合スタッド５と、結合スタッド５を放射 状に取り囲む結合リング６によって形成される。これは靴３の円形踵８の落ち込 みのために使用できる前記環状溝７になる。 気づかれるように、各結合スタッド５および取り囲む結合リング６は、結合ユ ニットを構成し、台４ａに突出する結合部分は複数のこのような結合ユニット５ 、６によって形成され、これらは四角パターンで配置され、四角パターンによっ て規定される相互に直角なモジュール方向および隣接する結合ユニット５、６間 のモジュール方向に沿う同じ相互距離をもつ。 図示のように、結合リングは交互に凸面および凹面となる外輪郭を有し、その 結果各結合リング６は４つの凸面１２と４つの凹面１１の部分をもつ。隣接する 結合リング６の凹面部分１１が互いに対面するとき、結合リングは２つの隣接す る結合リング６の間で靴３ａの踵８ａの挿入のための空間を残すように寸法設定 することができる。 ２つの隣接する結合リングの凹面部分がモジュール方向に対して斜め方向に互 いに対面するとき、結合リングは踵８ｂが４つの結合リング６の間に摩擦挿入で きるように寸法設定することができる。 靴３、３ａ、３ｂは、これによって多くの様々な方法で置かれることができ、 図５からわかりうるように、前底１０は靴の向きにかかわらず完全に支持される こととなり、このことは結合リング６が円筒の結合スタッド５よりもかなり大き な横断の寸法をもつので、本質的に達成される。 本発明に示された実施の形態は、本発明の基本的概念から逸脱することなく変 更できることが明らかである。したがって、台上に突出する結合部分が、示され ている形状から変化する形状をもつことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，Ｌ Ｕ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ， ＳＩ，ＳＫ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，Ｕ Ａ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．底をもつ踵とほぼ平らな底をもつ前底を有し、前記踵の前記底と前記前底が 互いに分離した靴を備え、さらに前記靴を置くことができる台を備え、前記台 には結合手段が設けられ、その場合ちょうど前記靴の前記踵が相互に補足する 結合手段を形成して、前記靴の前記踵が前記台に分離可能に結合できる玩具で あって、前記台上の前記結合手段が前記台に対して突出する複数の前記結合部 分によって形成され、前記靴の前記踵の前記底が、前記靴の前記前底の前記と 一致し、かつ前記踵での前記靴の幅に相当する幅をもつ平面に延在することを 特徴とする玩具。 ２．靴の踵がその高さより大きい幅で形成されることを特徴とする請求項１に記 載の玩具。 ３．踵の底がほぼ回転対称に形成され、かつ大体外面が円筒形状を有し、台に突 出する結合部分が靴の踵を台に突出する結合部分の間に摩擦押し込みすること ができる相互距離を有することを特徴とする請求項１に記載の玩具。 ４．踵の底がほぼ円形に形成され、踵がほぼ円筒状管を形成し、台に突出する結 合部分の少なくともいくつかが、踵に摩擦圧入できる外部寸法を有するスタッ ドとして形成されることを特徴とする請求項３に記載の玩具。 ５．靴が人形の脚または足の取り付けのための結合手段をもつことを特徴とする 前記請求項の１つに記載の玩具。 ６．靴の結合手段が人形の自然の足形部分を支えるためのくぼみによって形成さ れることを特徴とする請求項５に記載の玩具。 ７．靴が柔軟なプラスチック材料製であることを特徴とする請求項６に記載の玩 具。 ８．靴が人形の一体部分であることを特徴とする請求項１から４の一つに記載の 玩具。 ９．台に突出する結合部分および靴が、たとえいかに踵が台の結合部分と摩擦連 結されても、少なくとも靴の前底の部分が台に突出する結合部分をその結合部 分の上部にかけるように、相互に寸法設定されることを特徴とする請求項４に 記載の玩具。 １０．台の結合部分の少なくともいくつかがともにこれらの間に環状溝を形成し 、靴の踵と環状溝が相互に、靴の踵が環状溝に摩擦圧入できるように寸法設 定されることを特徴とする請求項４から９の一つに記載の玩具。 １１．台に突出する結合部分が円筒状スタッドを形成する結合部分の第１のタイ プと、各々が結合部分の第１のタイプを取り囲みこれによって環状溝を形成 する結合部分の第２のタイプを備え、結合部分の前記第１および第２のタイ プが結合ユニットを形成し、台の前記結合部分がこのような結合ユニットに よって形成され、これらが隣接する結合ユニット間の同じ相互モジュール距 離をもつパターンを形成する形で台上に相互に配置されることを特徴とする 請求項１０に記載の玩具。