JP2001359067A - 通信システム及びその通信方法 - Google Patents

通信システム及びその通信方法

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JP2001359067A
JP2001359067A JP2000174022A JP2000174022A JP2001359067A JP 2001359067 A JP2001359067 A JP 2001359067A JP 2000174022 A JP2000174022 A JP 2000174022A JP 2000174022 A JP2000174022 A JP 2000174022A JP 2001359067 A JP2001359067 A JP 2001359067A
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JP2000174022A
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Tsunehiro Makino
恒浩 牧野
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Canon Inc
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 QoS(Quality of Service)に応じたサー
ビスを持たない比較的低速な通信回線を介して動画像を
含むマルチメディアデータを伝送した場合でも、リアル
タイム性の高いオブジェクトに遅延やゆらぎが生じ、音
声や話者の映像の品質が低下するといった問題を解決
し、視聴者に不快感を与えないことを目的とする。 【解決手段】 マイク504、ビデオカメラ505、蓄
積部506から音声インターフェース511、映像イン
ターフェース512、データインターフェース513を
介して音声、映像、データを各オブジェクトとして入力
し、オブジェクト分離部514で話者映像と背景映像と
に分離し、各オブジェクト符号化部515〜518で符
号化する。そして、通信部519で、符号化データの長
さが一定の長さ以上の場合には一定の長さ毎に分割し、
各オブジェクト毎に分類して蓄積し、各オブジェクトに
対して要求されるリアルタイム性に基づき、蓄積された
符号化データを送信する優先順位を調停して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト符号
化方式を用いて符号化したデータを、比較的低速でQo
S(Quality of Service)に応じたサービスクラスの区
別を持たない伝送路を介して送信する通信システム及び
その通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像を送信するシステムとし
て、例えばテレビ会議システムが実用化されている。そ
して、このシステムに用いられる映像・音声の符号化方
式には、様々な方式が提案されている。
【0003】このような状況において、標準化が行われ
ているMPEG4などの符号化方式、即ち、部分的な映
像や音声などの各構成要素を個々のオブジェクトとして
取り扱い、個別に符号化できるオブジェクト符号化方式
が提案されている。
【0004】例えば、テレビ会議システムの場合の一例
を図1に示すならば、1つのシーン101を音声と映像
に分離し、更に映像のうち、話者映像と背景映像を分離
して話者映像オブジェクト102と背景映像オブジェク
ト103とし、不図示の音声オブジェクトと、その他の
オブジェクト(図1に示す例ではプレゼンテーション画
面のオブジェクト)104とを個別に符号化するもので
ある。
【0005】このような符号化方式を用いた場合、送信
側で、各オブジェクト毎に符号化が行われ、各オブジェ
クトの符号化データを多重化して1つのデータストリー
ムに纏めて送信する。一方、受信側では、送信側で多重
化されたデータストリームを各オブジェクト毎に分離し
て復号化し、各オブジェクトを合成して1つのシーンを
再構成している。
【0006】ここで一例として、このような複数のオブ
ジェクトに対してオブジェクト符号化方式を用いたテレ
ビ会議システムの場合の動作について、後述する実施形
態と対比するために、類似の構成とした図2を用いて簡
単に説明する。
【0007】ここでは説明を簡略化するために、送信側
テレビ会議装置201側にいる話者の映像を受信側テレ
ビ会議装置202側にいる視聴者へ送信する一方向の動
作についてのみ説明する。尚、オブジェクトとしては、
音声・話者映像・背景映像・プレゼンテーションデータ
の4つの要素を持つ場合について説明する。
【0008】送信側テレビ会議装置201において、送
信側の話者の音声はマイク204でピックアップされ、
音声インターフェース211を介して送信側テレビ会議
装置201に入力される一方、話者と背景の映像はビデ
オカメラ205で撮影され、映像インターフェース21
2を介して送信側テレビ会議装置201に入力される。
ここで、話者が視聴者にプレゼンテーションを行うため
にプレゼンテーション操作を行うと、記憶部206に蓄
積されているプレゼンテーションデータが読み出され、
データインターフェース213を介して送信側テレビ会
議装置201に入力される。
【0009】映像インターフェース212から出力され
る映像信号は、オブジェクト分離部214に入力され、
図1に示したような話者映像オブジェクト102と背景
映像オブジェクト103とに分離される。そして、音声
インターフェース211から出力される音声オブジェク
ト信号、オブジェクト分離部214から出力される話者
映像オブジェクト信号及び背景映像オブジェクト信号、
データインターフェース213から出力されるデータオ
ブジェクト信号は、それぞれ音声オブジェクト符号化部
215、話者映像オブジェクト符号化部216、背景映
像オブジェクト符号化部217、データオブジェクト符
号化部218により最適な方法で符号化される。
【0010】上述の各オブジェクト符号化部により符号
化されたデータは、多重化部220で多重化され、更に
送信側の通信部219により通信回線網203を経由し
て、受信側テレビ会議装置202内の受信側の通信部2
21に送信される。
【0011】一方、受信側テレビ会議装置202におい
て、受信側通信部221で受信されたデータは分離部2
28により各オブジェクト毎に分離され、それぞれ音声
オブジェクト復号化部222、話者映像オブジェクト復
号化部223、背景映像オブジェクト復号化部224、
データオブジェクト復号化部225により、それぞれ音
声オブジェクト信号、話者映像オブジェクト信号、背景
映像オブジェクト信号、データオブジェクト信号に復号
化される。
【0012】ここで、各オブジェクト復号化部により復
号化されたデータは、シーン合成部226に入力され、
図1に示したようなプレゼンテーションデータも含めた
1つの映像・音声のシーンとして合成され、映像・音声
インターフェース部227に転送され、表示器207で
表示及び再生される。
【0013】このように、オブジェクト符号化を用いた
テレビ会議システムにおいて、送信側の音声、映像、デ
ータの各オブジェクトがオブジェクト符号化され、多重
化された後、通信回線を介して受信側へ送信され、受信
側で各オブジェクト毎に分離し、復号化された後、1つ
のシーンに合成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画像
を送信するシステムにおける通信手段の面においては、
近年の通信回線の高速化の動きは目覚ましいものがある
ものの、一方では、通信回線のコストの問題から、低速
な通信回線を有効利用しなければならない局面も多くみ
られる。
【0015】このような状況において、低速回線を有効
利用するためには、多種のデータを1つの伝送路に送信
しなければならないが、この場合、データのリアルタイ
ム性を考慮して送信を行う必要がある。
【0016】例えば、上述の例を用いて説明すると、音
声、映像、データの各オブジェクトは、図2に示す音声
オブジェクト符号化部215、話者映像オブジェクト符
号化部216、背景映像オブジェクト符号化部217、
データオブジェクト符号化部218により、それぞれ符
号化され、図3に示すように、音声オブジェクト符号化
データ301〜305、話者映像オブジェクト符号化デ
ータ311〜315、背景映像オブジェクト符号化デー
タ321〜325、データオブジェクト符号化データ3
31となる。
【0017】また、それぞれ符号化された音声オブジェ
クト符号化データ301〜305、話者映像オブジェク
ト符号化データ311〜315、背景映像オブジェクト
符号化データ321〜325は、図3に示すt1,t2
3,t4,t5のタイミングで発生し、データオブジェ
クト符号化データ331はt1及びt2の間で発生するも
のとする。
【0018】これらの符号化データが多重化部220で
多重化されると、時間単位毎に発生した各符号化データ
が結合して、一纏まりのデータストリームの形となる。
このように多重化されたデータが、通信部219から送
信される状態を図4に示す。また、受信側通信部221
で受信した状態も同様と考えることができる。
【0019】しかしながら、上述のように複数のオブジ
ェクトを1つのデータストリームに多重化して送信する
場合、音声オブジェクト符号化データ301〜305や
話者映像オブジェクト符号化データ311〜315のよ
うなリアルタイム性の高いオブジェクトの符号化データ
が、データオブジェクト符号化データ331のようなリ
アルタイム性が低く、大きなデータサイズを持つものと
多重化されると、その多重化されたデータストリーム全
体の送信に時間がかかってしまう。
【0020】例えば、図4に示す多重化データ402は
サイズの大きなオブジェクト符号化データ331を多重
しているので、それに続く多重化データ403が送信さ
れるのはt4のタイミングよりも後になってしまう。そ
の結果、音声オブジェクト符号化データ302が受信さ
れるのはt2のタイミング付近であるのに対し、次の音
声オブジェクト符号化データ303が受信されるのは、
4のタイミング付近となる。
【0021】このように、単に多重化した場合、リアル
タイム性の高いデータ303が遅延してしまう、或いは
データ301,302の間隔とデータ302,303の
間隔が不揃いになるという「ゆらぎ」が生じる(受信側
で「ゆらぎ」問題を解消するためには、全てのデータを
遅延させてから復号化・再生を行う必要があり、全体的
な遅延を生む)こととなり、その結果、テレビ会議の音
声や話者の映像の品質が低下するという問題が起こる。
【0022】このような問題は、高速な回線であれば全
体が高速であるため、遅延やゆらぎが起こっても比較的
小さな値ですみ問題となりにくいが、低速な通信回線を
利用する場合には顕著な問題となる。また、通信回線が
ATM(非同期転送モード)のようにQoSに応じたサ
ービスを提供できるものではなく、通信回線がQoSに
対応しておらず、かつ、比較的低速な回線である場合に
問題となる。
【0023】本発明は、QoSに応じたサービスを持た
ない比較的低速な通信回線を介して動画像を含むマルチ
メディアデータを伝送した場合でも、リアルタイム性の
高いオブジェクトに遅延やゆらぎが生じ、音声や話者の
映像の品質が低下するといった問題を解決し、視聴者に
不快感を与えないことを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の映像及び音声を構成する各要素を
オブジェクトとして扱い、複数の映像及び音声のデータ
から各オブジェクト毎に複数のオブジェクトデータを分
離した後、複数のオブジェクトデータを合成して映像デ
ータ及び音声データに再構成し、映像及び音声を表示・
再生する通信システムにおいて、分離された複数のオブ
ジェクトデータに対して各オブジェクト毎に符号化する
符号化手段と、各オブジェクト毎に符号化された符号化
データを各オブジェクト毎に分類して蓄積する蓄積手段
と、各オブジェクトに対して要求されるリアルタイム性
に基づき、前記蓄積された符号化データを送信する優先
順位を調停して送信を行う送信手段と、送信された符号
化データを受信する受信手段と、受信された符号化デー
タに対して前記分割されたデータは再結合し、各符号化
データ毎に複数のオブジェクトデータに復号化する復号
化手段とを有することを特徴とする。
【0025】また、上記目的を達成するために、本発明
は、複数の映像及び音声を構成する各要素をオブジェク
トとして扱い、複数の映像及び音声のデータから各オブ
ジェクト毎に複数のオブジェクトデータを分離した後、
複数のオブジェクトデータを合成して映像データ及び音
声データに再構成し、映像及び音声を表示・再生する通
信システムの通信方法であって、分離された複数のオブ
ジェクトデータに対して各オブジェクト毎に符号化する
符号化工程と、各オブジェクト毎に符号化された符号化
データを各オブジェクト毎に分類して蓄積する蓄積工程
と、各オブジェクトに対して要求されるリアルタイム性
に基づき、前記蓄積された符号化データを送信する優先
順位を調停して送信を行う送信工程とを有することを特
徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0027】尚、本実施形態では、マルチメディア通信
システムとして、音声・話者映像・背景映像・プレゼン
テーションデータの4つの要素をオブジェクトとして有
するテレビ会議システムを例に説明する。
【0028】図5は、本実施形態におけるテレビ会議シ
ステムの構成を示すブロック図である。同図において、
501は送信側のテレビ会議装置、502は受信側のテ
レビ会議装置である。一般に、送信側テレビ会議装置5
01と受信側テレビ会議装置502とは同種のものであ
り、送受信は双方向に行われる場合が多いが、ここでは
説明を簡略化するために、送信側と受信側とに分けて、
送信側テレビ会議装置501側にいる話者の映像を受信
側テレビ会議装置502側にいる視聴者へ送信する一方
向の動作について説明する(尚、逆方向へ送信する場合
の動作についても同様である)。
【0029】503は通信回線であり、QoS(Qualit
y of Service)に応じたサービスクラスの区別を持たな
い比較的低速な回線である。一般的に、一つの通信回線
には多数の装置が接続され、複雑な構成や動作を伴うこ
とも多いが、ここでは簡略化して、送信側テレビ会議装
置501と受信側テレビ会議装置502との間が通信回
線503で接続され、通信回線503の帯域をすべて占
有しているものとして説明する。
【0030】送信側テレビ会議装置501において、5
04はマイク、505はビデオカメラ、506はプレゼ
ンテーションデータなどのデータを蓄積した記憶部であ
る。また、送信側テレビ会議装置501は、マイク50
4からの音声信号を入力する音声インターフェース部5
11、ビデオカメラ505からの映像信号を入力する映
像インターフェース部512、記憶部506からのデー
タを入力するデータインターフェース部513、映像イ
ンターフェース部512からの映像信号を話者映像信号
と背景映像信号に分離するオブジェクト分離部514、
音声インターフェース部511からの音声信号を符号化
する音声オブジェクト符号化部515、オブジェクト分
離部514で分離された話者映像信号を符号化する話者
映像オブジェクト符号化部516、オブジェクト分離部
514で分離された背景映像信号を符号化する背景映像
オブジェクト符号化部517、データインターフェース
部513からのデータを符号化するデータオブジェクト
符号化部518、符号化された各データを通信回線50
3を介して送信する送信側通信部519により構成され
ている。
【0031】そして、受信側テレビ会議装置502は、
通信回線503からのデータを受信する受信側通信部5
21、符号化された音声信号を復号化する音声オブジェ
クト復号化部522、符号化された話者映像信号を復号
化する話者映像オブジェクト復号化部523、符号化さ
れた背景映像信号を復号化する背景映像オブジェクト復
号化部524、符号化されたデータ信号を復号化するデ
ータオブジェクト復号化部525、復号化された各デー
タを合成して一つのシーンにするシーン合成部526、
合成された信号を出力する映像・音声インターフェース
部527により構成されている。また、507は合成さ
れた映像・音声を表示・再生する表示器である。
【0032】このような構成を有するテレビ会議システ
ムにおいて、送信側テレビ会議装置501から受信側テ
レビ会議装置502へ符号化データを送信する際に、送
信側通信部519が各オブジェクトのリアルタイム性に
応じた優先度で、送信制御を行う動作について説明す
る。
【0033】送信側テレビ会議装置501側にいる話者
の音声はマイク504によりピックアップされ、マイク
504からの音声信号が音声インターフェース511を
介して送信側テレビ会議装置501に入力されてデジタ
ル化される。同様に、話者の映像は背景の映像と共にビ
デオカメラ505で撮影され、ビデオカメラ505から
の映像信号が映像インターフェース8を介して送信側テ
レビ会議装置501に入力されてデジタル化される。
【0034】ここで、話者が視聴者にプレゼンテーショ
ンを行うためにプレゼンテーション操作を行うと、記憶
部506に蓄積されているプレゼンテーションデータが
読み出され、データインタフェース513を介して送信
側テレビ会議装置501に入力される。尚、記憶部50
6は送信側テレビ会議装置501と独立したパーソナル
コンピュータ等であっても良い。
【0035】映像インターフェース512から出力され
る映像信号は、オブジェクト分離部514に入力され、
図1に示したように、話者の映像の部分(オブジェク
ト)とそれ以外の背景の部分(オブジェクト)に分離さ
れ、話者映像オブジェクト信号と背景映像オブジェクト
信号として出力される。
【0036】ここで、音声インターフェース511から
出力される音声オブジェクト信号、オブジェクト分離部
514から出力される話者映像オブジェクト信号及び背
景映像オブジェクト信号、データインターフェース51
3から出力されるデータオブジェクト信号は、それぞれ
音声オブジェクト符号化部515、話者映像オブジェク
ト符号化部516、背景映像オブジェクト符号化部51
7、データオブジェクト符号化部518により最適な方
法で符号化される。そして、それぞれの符号化されたデ
ータには、時間情報が付加される。
【0037】上述の各オブジェクト符号化部により符号
化されたデータ、即ち、図3に示すような音声オブジェ
クト符号化データ301〜305、話者映像オブジェク
ト符号化データ311〜315、背景映像オブジェクト
符号化データ321〜325、データオブジェクト符号
化データ331は、送信側通信部519で一定以上の長
さの符号化データは一定の長さに分割され、送信すべき
プロトコルに対応したパケットとして通信回線503を
介して送信される。尚、これらの符号化データは前述し
た図3に示すタイミングで発生するものとする。
【0038】ここで、上述の送信側通信部519の詳細
な構成及び動作について説明する。図6は、送信側通信
部519の構成を示す図である。同図において、601
aは第1のデータ分割部であり、音声オブジェクト符号
化部515からの音声オブジェクト符号化データ301
〜305の長さが一定以上の場合は一定の長さ毎に分割
する。601bは第2のデータ分割部であり、話者映像
オブジェクト符号化部516からの話者映像オブジェク
ト符号化データ311〜315の長さが一定以上の場合
は一定の長さ毎に分割する。601cは第3のデータ分
割部であり、背景映像オブジェクト符号化部517から
の背景映像オブジェクト符号化データ321〜325の
長さが一定以上の場合は一定の長さ毎に分割する。60
1dは第4のデータ分割部であり、データオブジェクト
符号化部518からのデータオブジェクト符号化データ
331の長さが一定以上の場合は一定の長さ毎に分割す
る。
【0039】図7は、第1〜第4のデータ分割部により
分割された各符号化データを示す図である。図7に示す
例では、話者映像オブジェクト符号化データのうち、3
12,313が一定以上の長さであるため、312−1
及び312−2、313−1及び313−2に分割さ
れ、同様に背景映像オブジェクト符号化データ322は
322−1及び322−2に分割され、データオブジェ
クト符号化データ331は331−1〜4に分割され
る。
【0040】図6に戻り、分割後の各符号化データは、
第1キューイングメモリ602a、第2キューイングメ
モリ602b、第3キューイングメモリ602c、第4
キューイングメモリ602dにそれぞれ蓄積される。そ
して、各キューイングメモリに蓄積された符号化データ
は、送信調停部603により送信する優先順位の調停が
行われ、回線制御部604へ転送される。
【0041】ここで、図8及び図9を参照しながら送信
調停部603における調停と転送の動作について説明す
る。
【0042】図8は、本実施形態における送信調停部6
03の動作を示すフローチャートである。また、図9
は、回線制御部604へ転送される符号化データの一例
を示す図である。尚、図7に示すように、第1キューイ
ングメモリ602aには符号化データ301が、第2キ
ューイングメモリ602bには符号化データ311が、
第3キューイングメモリ602cには符号化データ32
1がそれぞれ蓄積されている状態にあるものとする。ま
た、各符号化データの中では、第1キューイングメモリ
602aに蓄積されているデータが最も優先度が高いも
のとする。
【0043】まず、ステップS801において、送信調
停部603は第1キューイングメモリ602aにデータ
が蓄積されているかチェックし、蓄積されていればステ
ップS802へ進み、蓄積されている符号化データ30
1を回線制御部604に転送する。その後、第1キュー
イングメモリ602aにデータがなくなるとステップS
803へ進み、次に優先度の高い第2キューイングメモ
リ602bにデータが蓄積されているかチェックする。
ここで、蓄積されていればステップS804へ進み、蓄
積されている符号化データ311を回線制御部604に
転送する。
【0044】更に、第1キューイングメモリ602a及
び第2キューイングメモリ602bにデータがなくなる
とステップS805へ進み、第3キューイングメモリ6
02cにデータが蓄積されているかチェックする。ここ
で、蓄積されていればステップS806へ進み、蓄積さ
れている符号化データ321を回線制御部604に転送
する。
【0045】次に、図7に示すように、やや時間をおい
て第4キューイングメモリ602dに符号化データ33
1−1〜4が蓄積されるが、この時点では第1〜第3キ
ューイングメモリ602a〜cにデータが蓄積されてい
ないため、ステップS807へ進み、第4キューイング
メモリ602dにデータが蓄積されているかチェックす
る。ここで第4キューイングメモリ602dにデータが
蓄積されるとステップS808へ進み、蓄積された符号
化データ331−1を回線制御部604に転送する。そ
の後、符号化データ331−1の転送が終了した時点で
も、第1〜第3キューイングメモリ602a〜cにデー
タが蓄積されていないため、第4キューイングメモリ6
02dにデータが蓄積されているかチェックする。ここ
で、第4キューイングメモリ602dに次に続く符号化
データ331−2が蓄積されるとステップS808にお
いて、符号化データ331−2を回線制御部604に転
送する。
【0046】この符号化データ331−2の転送が終了
する時点では、図7に示すように、第1キューイングメ
モリ602aには符号化データ302が、第2キューイ
ングメモリ602bには符号化データ312−1,31
2−2が、第3キューイングメモリ602cには符号化
データ322−1,322−2がそれぞれ蓄積されてい
る。この状態で、送信調停部603が図8に示すフロー
チャートに従って動作することにより、図9に示すよう
に回線制御部604には、符号化データ302,312
−1,312−2,322−1の順に転送される。
【0047】また、符号化データ322−1の転送が終
了する時点では、図7に示すように、第1キューイング
メモリ602aには符号化データ303が、第2キュー
イングメモリ602bには符号化データ313−1,3
13−2が、第3キューイングメモリ602cには符号
化データ323がそれぞれ蓄積されている。この場合も
送信調停部603が図8に示すフローチャートに従って
動作することにより、図9に示すように回線制御部60
4には、符号化データ303,313−1,313−
2,322−2,323の順に転送される。これ以降も
同様に、回線制御部604には、符号化データ304,
314,324,331−3,331−4,305,3
15,325の順に転送される。そして、回線制御部6
04では、転送された各符号化データをそれぞれパケッ
ト化し、通信回線503を経由して受信側テレビ会議装
置502へ送信する。
【0048】一方、受信側テレビ会議装置502では、
通信回線503からパケットを受信した受信側通信部5
21が分割された符号化データを復元し、それぞれ音声
オブジェクト符号化データ301〜305、話者映像オ
ブジェクト符号化データ311〜315、背景映像オブ
ジェクト符号化データ321〜325、データオブジェ
クト符号化データ331に分離し、音声オブジェクト復
号化部522、話者映像オブジェクト復号化部523、
背景映像オブジェクト復号化部524、データオブジェ
クト復号化部525にそれぞれ転送する。
【0049】これにより、音声オブジェクト復号化部5
22、話者映像オブジェクト復号化部523、背景映像
オブジェクト復号化部524、データオブジェクト復号
化部525で、それぞれ音声オブジェクト信号、話者映
像オブジェクト信号、背景映像オブジェクト信号、デー
タオブジェクト信号に復号化されるとともに、データス
トリームから取り出された時間情報に基づき、シーン合
成部526で、図1に示すようなプレゼンテーションデ
ータも含めた1つの映像・音声のシーンとして合成さ
れ、合成されたデータが映像・音声インターフェース部
527に転送される。そして、映像・音声インターフェ
ース部527でアナログの映像・音声信号に変換され、
表示器507へ送られ、表示・再生される。
【0050】このように、送信側通信部519が各オブ
ジェクトのリアルタイム性に合わせた優先送信制御を行
うことにより、比較的に低速の通信回線を用いても視聴
者に不快感を与えない通信を行うことができる。
【0051】[他の実施形態]前述した実施形態では、
送信側通信部519が一定以上の長さの符号化データを
一定の長さに分割して送信する場合について説明した
が、他の実施形態としてデータのリアルタイム性に応じ
た優先度を決め、データを送信中により高い優先度のデ
ータが発生した場合、送信中のデータを分割して送信を
中断し、より高い優先度のデータの送信を開始する制御
について説明する。
【0052】尚、他の実施形態におけるマルチメディア
通信システムとして、図5に示したテレビ会議システム
を例に説明する。
【0053】他の実施形態では、送信側テレビ会議装置
501の送信側通信部(詳細な構成については後述す
る)がデータのリアルタイム性に応じた優先度を決め、
データを送信中により高い優先度のデータが発生した場
合、送信中のデータを分割して送信を中断し、より高い
優先度のデータの送信を開始するように制御するもので
ある。
【0054】以下、他の実施形態における送信側通信部
の構成及び動作について説明する。図10は、他の実施
形態による送信側通信部の構成を示す図である。図示す
るように、図6に示す送信側通信部519と比較する
と、図10では第1のデータ分割部601a〜第4のデ
ータ分割部601dを削除し、送信調停部1002が後
述する図11に示すフローチャートに従って調停及び転
送の動作を行うように構成されている。
【0055】また、図3に示した音声オブジェクト符号
化データ301〜305、話者映像オブジェクト符号化
データ311〜315、背景映像オブジェクト符号化デ
ータ321〜325、データオブジェクト符号化データ
331が前述した実施形態と同様のタイミングで発生す
るものとする。その後、各符号化データは、それぞれ第
1キューイングメモリ1001a、第2キューイングメ
モリ1001b、第3キューイングメモリ1001c、
第4キューイングメモリ1001dにそれぞれ蓄積され
る。
【0056】各キューイングメモリに蓄積された各符号
化データは、送信調停部1002により送信する優先順
位を調停しながら、回線制御部1003に転送される。
【0057】図11は、他の実施形態による送信調停部
1002の動作を示すフローチャートである。また、図
12は、回線制御部604へ転送される符号化データの
一例を示す図である。
【0058】最初の時点では、第1キューイングメモリ
1001aには符号化データ301が、第2キューイン
グメモリ1001bには符号化データ311が、第3キ
ューイングメモリ1001cには符号化データ321が
それぞれ蓄積されている状態にある。この中では第1キ
ューイングメモリ1001aに蓄積されているデータが
最も優先度が高いことから、送信調停部1002は、ま
ず第1キューイングメモリ1001aにデータがあるこ
とをチェックし(S1101)、符号化データ301の
回線制御部1003への転送を開始し(S1102)、
終了まで(S1103のYes)転送を継続する(S1
104)。
【0059】次に、第1キューイングメモリ1001a
にデータがなくなると(S1101のNo)、その次に
優先度の高い第2キューイングメモリ1001bにデー
タがあることをチェックし(S1105)、符号化デー
タ311の回線制御部1003への転送を開始し(S1
106)、第1キューイングメモリ1001aにデータ
が入ってこない限り(S1107のNo)、終了まで
(S1109のYes)転送を継続する(S111
0)。更に、第1キューイングメモリ1001a及び第
2キューイングメモリ1001bにデータがなくなると
(S1101のNo,S1105のNo)、第3キュー
イングメモリ1001cにデータがあることをチェック
し(S1111)、符号化データ321の回線制御部1
003への転送を開始し(S1112)、第1キューイ
ングメモリ1001a及び第2キューイングメモリ10
01bにデータが入ってこない限り(S1113のN
o)、終了まで(S1115のYes)転送を継続する
(S1116)。
【0060】次に、やや時間をおいて、第4キューイン
グメモリ1001dに符号化データ331が蓄積される
が、この時点では第1〜第3キューイングメモリ100
1a〜1001cにはデータがないため(S1101の
No〜S1111のNo)、第4キューイングメモリ1
001dにデータがあることをチェックし(S111
7)、符号化データ331の回線制御部1003への転
送を開始し(S1118)、第1〜第3キューイングメ
モリ702−1〜3にデータが入ってこない限り(S1
119のNo)、終了まで(S1121のYes)転送
を継続する(S1122)。
【0061】但し、図3に示した例の場合では、符号化
データ331の転送中に第1〜第3キューイングメモリ
1001a〜1001cにデータが入ってくる(S11
19のYes)ため、この時点で転送中の符号化データ
331は分割され(S1120)、ここまで転送された
分は図12に示す符号化データ331−11となる。こ
のとき、第1キューイングメモリ1001aに符号化デ
ータ302が、第2キューイングメモリ1001bに符
号化データ312が、第3キューイングメモリ1001
cに符号化データ322がそれぞれ蓄積されている。こ
の状態で、送信調停部1002が図11に示すフローチ
ャートに基づいて動作することにより、図12に示すよ
うに、回線制御部1003には、符号化データ302,
312,322の順に転送される。
【0062】この符号化データ322の転送中に、また
第1〜第3キューイングメモリ1001a〜1001c
にデータが入ってくる(S1113のYes)ため、こ
の時点で転送中の符号化データ322は分割され(S1
114)、ここまで転送された分は図12に示す符号化
データ322−1となる。
【0063】これ以降も送信調停部1002が図11に
示すフローチャートに基づいて動作することにより、図
12に示すように、回線制御部1003には、符号化デ
ータ303,313、ついで符号化データ322の残り
の部分の322−2,323の順に転送される。その
後、符号化データ331の残りの部分が転送されるが、
このときも転送中に、第1〜第3キューイングメモリ1
001a〜1001cにデータが入ってくる(S111
9のYes)ため、再び符号化データ331は分割され
(S1120)、ここまで転送された分は符号化データ
331−12となる。
【0064】以下同様に、回線制御部1003には、符
号化データ304,314,324,331−13,3
05,315,325,331−14の順に転送される
こととなる。
【0065】また、回線制御部1003では、転送され
た各符号化データを、それぞれパケット化して通信回線
503に送信する。分割された符号化データもそれぞれ
分割されたままパケット化して通信回線503に送信す
る。
【0066】一方、受信側では、通信回線503からパ
ケットを受信した受信側通信部521は、分割された符
号化データを復元し、それぞれ音声オブジェクト符号化
データ301〜305、話者映像オブジェクト符号化デ
ータ311〜315、背景映像オブジェクト符号化デー
タ321〜325、データオブジェクト符号化データ3
31の形にし、音声オブジェクト復号化部522、話者
映像オブジェクト復号化部523、背景映像オブジェク
ト復号化部524、データオブジェクト復号化部525
に転送する。
【0067】このようにして、データのリアルタイム性
に応じた優先度を決めて、データを送信中により高い優
先度のデータが発生した場合は、送信中のデータを分割
して送信を中断し、より高い優先度のデータの送信を開
始することで、リアルタイム性に合わせた優先送信制御
を行うことができる。
【0068】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0069】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,
ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−
ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカー
ド,ROMなどを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像及び音声を構成する複数の要素をオブジェクトとし
て扱い、映像データ及び音声データから各オブジェクト
毎に複数のオブジェクトデータを分離した後、複数のオ
ブジェクトデータを合成して映像データ及び音声データ
に再構成し、映像及び音声を表示或いは再生する通信シ
ステムにおいて、複数のオブジェクトデータのうち、よ
り高いリアルタイム性が要求されるオブジェクトデータ
に対し、そのオブジェクトデータを符号化した符号化デ
ータを、より高い優先度をもって送信することにより、
QoSに応じたサービスを持たない比較的低速な回線を
介して伝送した場合でも、リアルタイム性の高いオブジ
ェクトに遅延やゆらぎが生じ、音声や話者の映像の品質
が低下するといった問題を解決し、視聴者に不快感を与
えないことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】オブジェクト符号化を用いたテレビ会議の画面
の例を示す図である。
【図2】従来のテレビ会議システムの構成を示す図であ
る。
【図3】オブジェクト符号化によりそれぞれ符号化され
たデータを示す図である。
【図4】各符号化データを多重化した送信用のデータス
トリームを示す図である。
【図5】本実施形態におけるテレビ会議システムの構成
を示すブロック図である。
【図6】図5に示す送信側通信部519の構成を示す図
である。
【図7】図6に示す第1〜第4のデータ分割部により分
割された各符号化データを示す図である。
【図8】本実施形態における送信調停部603の動作を
示すフローチャートである。
【図9】回線制御部604へ転送される符号化データの
一例を示す図である。
【図10】他の実施形態による送信側通信部の構成を示
す図である。
【図11】他の実施形態による送信調停部1002の動
作を示すフローチャートである。
【図12】回線制御部604へ転送される符号化データ
の一例を示す図である。
【符号の説明】
501 送信側テレビ会議装置 502 受信側テレビ会議装置 503 通信回線 504 マイク 505 ビデオカメラ 506 記憶部 507 表示器 511 音声インターフェース部 512 映像インターフェース部 513 データインターフェース部 514 オブジェクト分離部 515 音声オブジェクト符号化部 516 話者映像オブジェクト符号化部 517 背景映像オブジェクト符号化部 518 データオブジェクト符号化部 519 送信側通信部 521 受信側通信部 522 音声オブジェクト復号化部 523 話者映像オブジェクト復号化部 524 背景映像オブジェクト復号化部 525 データオブジェクト復号化部 526 シーン合成部 527 映像・音声インターフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 DA09 EA01 EA05 EG05 EG10 FE09 FE12 FE19 FF03 GA04 GB14 GB15 HA25 5C059 KK23 MA00 MB01 MB12 MB14 PP02 PP19 PP28 PP29 RB02 RC32 RE07 RE20 SS07 SS20 SS26 UA02 UA05 UA39 5C064 AA02 AC01 AC18 AD02 AD08 AD09 AD14 5K028 AA03 AA12 EE03 KK01 KK03 KK18 KK32 LL11 SS05 SS15 5K034 AA04 AA17 CC03 CC05 HH01 HH12 HH17 HH27 HH54 KK13 MM22 MM25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像及び音声を構成する各要素を
    オブジェクトとして扱い、複数の映像及び音声のデータ
    から各オブジェクト毎に複数のオブジェクトデータを分
    離した後、複数のオブジェクトデータを合成して映像デ
    ータ及び音声データに再構成し、映像及び音声を表示・
    再生する通信システムにおいて、 分離された複数のオブジェクトデータに対して各オブジ
    ェクト毎に符号化する符号化手段と、 各オブジェクト毎に符号化された符号化データを各オブ
    ジェクト毎に分類して蓄積する蓄積手段と、 各オブジェクトに対して要求されるリアルタイム性に基
    づき、前記蓄積された符号化データを送信する優先順位
    を調停して送信を行う送信手段と、 送信された符号化データを受信する受信手段と、 受信された符号化データに対して前記分割されたデータ
    は再結合し、各符号化データ毎に複数のオブジェクトデ
    ータに復号化する復号化手段とを有することを特徴とす
    る通信システム。
  2. 【請求項2】 更に、前記符号化データの長さが一定の
    長さ以上の場合には一定の長さ毎に分割する分割手段を
    有し、 前記送信手段は、分割された符号化データのうち、より
    高いリアルタイム性が要求されるオブジェクトに分類さ
    れている符号化データを優先的に送信することを特徴と
    する請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、現在送信中の符号化デ
    ータよりも、より高いリアルタイム性が要求されるオブ
    ジェクトの符号化データが蓄積された場合には、現在送
    信中の符号化データを分割して送信を中断し、当該蓄積
    された符号化データを優先的に送信することを特徴とす
    る請求項1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の映像及び音声を構成する各要素を
    オブジェクトとして扱い、複数の映像及び音声のデータ
    から各オブジェクト毎に複数のオブジェクトデータを分
    離した後、複数のオブジェクトデータを合成して映像デ
    ータ及び音声データに再構成し、映像及び音声を表示・
    再生する通信システムの通信方法であって、 分離された複数のオブジェクトデータに対して各オブジ
    ェクト毎に符号化する符号化工程と、 各オブジェクト毎に符号化された符号化データを各オブ
    ジェクト毎に分類して蓄積する蓄積工程と、 各オブジェクトに対して要求されるリアルタイム性に基
    づき、前記蓄積された符号化データを送信する優先順位
    を調停して送信を行う送信工程とを有することを特徴と
    する通信システムの通信方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記符号化データの長さが一定の
    長さ以上の場合には一定の長さ毎に分割する分割工程を
    有し、 前記送信工程は、分割された符号化データのうち、より
    高いリアルタイム性が要求されるオブジェクトに分類さ
    れている符号化データを優先的に送信することを特徴と
    する請求項4記載の通信システムの通信方法。
  6. 【請求項6】 前記送信工程は、現在送信中の符号化デ
    ータよりも、より高いリアルタイム性が要求されるオブ
    ジェクトの符号化データが蓄積された場合には、現在送
    信中の符号化データを分割して送信を中断し、当該蓄積
    された符号化データを優先的に送信することを特徴とす
    る請求項4記載の通信システムの通信方法。
  7. 【請求項7】 複数の映像及び音声を構成する各要素を
    オブジェクトとして扱い、複数の映像及び音声のデータ
    から各オブジェクト毎に複数のオブジェクトデータを分
    離した後、複数のオブジェクトデータを合成して映像デ
    ータ及び音声データに再構成し、映像及び音声を表示・
    再生する通信システムにおける通信方法のプログラムコ
    ードが記録されたコンピュータ読み出し可能な記憶媒体
    であって、 分離された複数のオブジェクトデータに対して各オブジ
    ェクト毎に符号化する符号化工程のコードと、 各オブジェクト毎に符号化された符号化データを各オブ
    ジェクト毎に分類して蓄積する蓄積工程のコードと、 各オブジェクトに対して要求されるリアルタイム性に基
    づき、前記蓄積された符号化データを送信する優先順位
    を調停して送信を行う送信工程のコードとを有すること
    を特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345184A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Toshiba Corp 映像圧縮装置
KR100879999B1 (ko) 2007-11-09 2009-01-22 광주과학기술원 브이디지를 이용한 멀티미디어 스트림 제공 방법, 이방법을 이용하는 멀티미디어 스트림 제공 시스템 및 그방법
JP2013502183A (ja) * 2009-08-14 2013-01-17 エスアールエス・ラブス・インコーポレーテッド オブジェクト指向オーディオストリーミングシステム

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