JP2001358759A - パケット交換方法及びシステム並びに記憶媒体 - Google Patents
パケット交換方法及びシステム並びに記憶媒体Info
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Abstract
チャネル数の増大化と複数回線上で接続される論理チャ
ネルの分散化とを実現する。 【解決手段】 一のパケット交換網と他のパケット交換
網とを相互接続するに際し、複数の回線に対して同一の
相手パケット交換網アドレスを割り当て、パケット交換
網相互間で論理的接続を行なう際に管理される論理チャ
ネルを前記複数回線上に割り当てる。
Description
換網を相互接続してなる通信システムに係り、特に、
X.75ハントグループ機能を有するパケット交換方法
及びシステム並びに記憶媒体に関する。
ット交換網)と他のパケット交換網(第2パケット交換
網)を相互接続する場合、国際標準X.75勧告に準拠
して接続される。同勧告では、相互接続する際の回線数
は単一を想定しており、同一相手パケット交換網と複数
本を接続した場合の動作、指針が示されてはいなかっ
た。
的回線は単一であり、その回線上で論理的接続可能なチ
ャネル(論理チャネルという)は4096本が上限とな
っている。
おいて、論理的接続可能なチャネル数4096を超える
論理接続要求が発生した場合、更に他のパケット交換網
(第3パケット交換網)を経由する方法、つまり第1パ
ケット交換網−第3パケット交換網−第2パケット交換
網による接続が考えられるが、今日のようにリアルタイ
ム性を要求されるシステムでは、レスポンスの低下を招
き、顧客サービスの低下をもたらす原因となっている。
は、第1パケット交換網−第2パケット交換網の回線と
第1パケット交換網−第3パケット交換網−第2パケッ
ト交換網の回線とがお互いに同期を取りながら調整する
機能が必要となるなど、第1パケット交換網中の交換機
は、負担が増加してしまう。
換網間の単一の回線上で接続できる論理チャネル数は4
096が上限であり、これを超える論理的接続要求が発
生した場合には、一旦他パケット交換網を経由する必要
があった。
て論理的接続を行なった端末間では、より多くのパケッ
ト交換機を経由することとなり、レスポンスの低下を招
くという不都合を生じていた。
間の回線が切断した場合、当該接続要求は拒否され、当
該回線が復旧するまで再接続は行なえないという不都合
もあった。
接続にあって、論理チャネル数の増大化と複数回線上で
接続される論理チャネルの分散化とを実現するパケット
交換方法及びシステム並びに記憶媒体を提供することに
ある。
パケット交換網間の一部回線が切断したとしても接続が
維持されるようにしたパケット交換方法及びシステムを
提供することにある。
に本発明の請求項1に係る発明は、一のパケット交換網
と他のパケット交換網とを相互接続するに際し、複数の
回線に対して同一の相手パケット交換網アドレスを割り
当て、パケット交換網相互間で論理的接続を行なう際に
管理される論理チャネルを前記複数回線上に割り当てる
ことを特徴とする。
求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、パ
ケット交換網の交換機に自動再発呼機能を持たせること
を特徴とする。
求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前
記パケット交換網は、X.75ハントグループ機能を有
することを特徴とする。
4に係る発明は、相互接続される複数のパケット交換網
を含むシステムにおいて、前記パケット交換網は、複数
の回線に対して同一の相手パケット交換網アドレスを割
り当てる手段と、前記パケット交換網相互間で論理的接
続を行なう際に管理される論理チャネルを前記複数回線
上に割り当てる手段とを具備することを特徴とする。
求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、パ
ケット交換網の交換機に自動再発呼機能を持たせること
を特徴とする。
求項6に係る発明は、請求項4に係る発明において、前
記パケット交換網は、X.75ハントグループ機能を有
することを特徴とする。
7に係る発明は、相互接続される複数のパケット交換網
を含み且つ外部から供給されたプログラムに従って所定
の動作を実行する通信システムに適用されるコンピュー
タ読み取り可能な前記記憶媒体であって、複数の回線に
対して同一の相手パケット交換網アドレスを割り当てる
ステップと、パケット交換網相互間で論理的接続を行な
う際に管理される論理チャネルを前記複数回線上に割り
当てるステップとを実行させるためのプログラムを記憶
したことを特徴とする。
方式は、第1パケット交換網と第2パケット交換網間の
接続回線を複数持たせ、第1パケット交換網から見た第
2パケット交換網(又は逆)への複数回線に同一の相手
パケット交換網番号(X.121によるDNICとPN
IC)を割り当て、お互いに管理する。
て、前記第1パケット交換網と前記第2パケット交換網
はそれぞれ、互いを接続する複数の回線(パケット交換
網間回線)上で接続される論理チャネルを予めパラメー
タ(設定値)で設定された値により、負荷分散(平坦
化)又は順次割り当て方式により割り当てを行なうこと
と、発呼時における回線切断時には、当該発呼要求を自
動迂回する手段をパケット交換機に持たせるようにして
いる。なお、これ以外の基本動作は国際勧告X.75に
準ずる。
方法及びシステムの実施形態を説明する。
ントグループ機能を有するパケット交換方法及びシステ
ム実現するためのネットワークシステムを示す概略構成
図である。
び第2パケット交換網15はそれぞれ単数又は複数のパ
ケット交換機11、14(PS−A,PS−B等)から構
成されている。またパケット交換機11及びパケット交
換機14はそれぞれ前記第1パケット交換網12、前記
第2パケット交換網15に属するパケット交換機群の一
部で、前記第1パケット交換網12と前記第2パケット
交換網15とのパケット交換網間回線17を収容してい
る。
第2パケット交換網15にはそれぞれパケット形態端末
13、16が接続されている。
前記パケット交換機11及び前記パケット交換機14に
は、当該回線をハントグループして管理するためのX.
75ハントグループテーブル11a、14aを有し、該
X.75ハントグループテーブル11a、14aにて新
規発呼による論理チャネルの負荷制御や回線切断時の論
理接続迂回制御を行う。
トグループテーブル11a及び14aには前記パケット
交換網間回線17を収容するパケット交換機のポート番
号一覧と、それを取りまとめたX.75ハントグループ
アドレス(前記DNIC又はPNIC)が登録されてい
る。つまり、X.75ハントグループテーブル11aに
は前記第2パケット交換網15の相手パケット交換網番
号(DNIC/PNIC)と収容ポート番号一覧が登録
され、またX.75ハントグループテーブル14aには
前記第1パケット交換網12の相手パケット交換網番号
(同)と収容ポートのー覧が登録されている。
び14aの概要を図2に示す。前述のように、同テーブ
ル11a及び14aには相手パケット交換網番号、パケ
ット交換網間回線を収容しているパケット交換機のポー
ト番号が予め登録されていて、パケット交換網間回線の
データリンクレベルの接続状態と新規接続呼が発生した
場合の割り当て対象回線識別子がリアルタイムに反映さ
れたテーブルを形成している。割り当て回線識別子は、
予め設定されたパラメータによって、ラウンドロビン動
作と順次サーチ動作との2種類の動作をする。
発生するたびに登録されている次のポートに移動する。
但し、次のポートが「障害中」の場合には、更に次のポ
ートへ移動するものとする。
の接続呼が当該ポートで接続できる上限値に達したら次
のポートへ移動する。但し、次のポートが「障害中」の
場合には更に次のポートへ移動するものとする。
作用について説明する。
する。すなわち、図1及び図2のシステム及び状態にお
いて、第1パケット交換網12に属する端末13が第2
パケット交換網15配下の端末16に向かって接続要求
を出したとする。パケット交換機11はX.75ハント
グループテーブル11aを参照し、接続呼を振り分ける
ポート番号を入手し、当該ポートへ接続要求パケットを
送信する。このとき、前記X.75ハントグループテー
ブル11aでは、割り当て回線識別子を次のポートへ移
動する。以下、新規接続呼が発生する毎にこの動作を繰
り返すことになる。この一連の動作の流れを示したのが
図3である。
換網間回線17へ順番に送出されていき、パケット交換
網間回線17上は論理チャネルが平坦化されることにな
る。
る。すなわち、図3において、ある時点でパケット交換
網間回線17の3番目の回線が何らかの原因により切断
されたとする。この切断と同時に新規接続呼が当該回線
上を流れようとするレア・ケースを考える。新規接続呼
は当該回線上をLAP−BのIフレームに乗ってパケッ
ト交換機12→パケット交換機15へ送信されるが、切
断によってパケット交換機B15に届かないため、パケ
ット交換機12はT1N2の時間、応答を待つ。
が無い場合、通常ならば当該接続呼は切断されてしまう
が、本発明の自動再発呼機能によって、X.75ハント
グループテーブル11aの次のポート番号が選択され、
当該接続呼は次のポートへ送出されることになる。
線はデータリンク切断となり、パケット交換機12及び
交換機15は当該回線を障害としてX.75ハントグル
ープテーブル11a、14aから一旦外す。
態におけるX.75ハントグループテーブルを示したの
が図5である。
ット交換網間接続を行なう際にX.75インタフェース
を確保しつつハントグループを行なうようにしたので、
従来までは論理端末接続の上限が4096という論理チ
ャネル数の制限を無くする、すなわち、論理チャネル数
の増大を図ることが可能となる。
能による接続呼自動迂回を行なうようにしたので、パケ
ット交換網を経由して接続するさまざまなシステムヘネ
ットワーク障害を感じさせない信頼性の高い通信サービ
スを提供することが可能となる。
ケット交換網又は交換機にハードウェア又はソフトウェ
アのいずれかによって装備することにより、課題を解決
するものであり、ハードウェア構成であるかソフトウェ
ア構成であるかは問うものではない。
媒体からコンピュータ等にインストールされたプログラ
ムの指示に基づき該コンピュータ等上で稼働しているO
S(オペレーティングシステム)や、データベース管理
ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)
等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行し
ても良い。
フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光
ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁
気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを
記憶でき、かつコンピュータ等が読み取り可能な有形の
記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であって
も良い。
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
体から本実施形態における処理が実行される場合も本発
明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成で
あっても良い。
憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態に
おける各処理を実行するものであって、一つのコンピュ
ータからなる装置、複数の装置がネットワーク接続され
たシステム等の何れの構成であっても良い。
っては、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイク
ロコンピュータ等も含み、プログラムによって本発明の
機能を実現することが可能な機器、装置を総称してい
る。
75ハントグループ方式は、第1パケット交換網と第2
パケット交換網間の接続回線を複数持たせ、第1パケッ
ト交換網から見た第2パケット交換網(又は逆)への複
数回線に同一の相手パケット交換網番号を割り当ててお
互いに管理し、また第1パケット交換網と第2パケット
交換網はそれぞれ、互いを接続する複数の回線上で接続
される論理チャネルを予めパラメータで設定された値に
より、負荷分散又は順次割り当て方式により割り当てを
行ない、発呼時における回線切断時には当該発呼要求を
自動迂回する手段をパケット交換機に持たせるようにし
ているので、パケット交換網の相互間接続にあって、論
理チャネル数の増大化と複数回線上で接続される論理チ
ャネルの分散化とを実現するパケット交換方法及びシス
テム並びに記憶媒体を提供することができる。
互接続図。
れたX.75ハントグループテーブルを示す図。
を示す図。
図。
75ハントグループテーブルを示す図。
機、 lla…パケット交換機11内部に展開されたX.75
ハントグループ、 12…第1パケット交換網、 13…第1パケット交換網12に属するパケット形態端
末、 14…第2パケット交換網15に属するパケット交換
機、 14a…パケット交換機14内部に展開されたX.75
ハントグループ、 15…第2パケット交換網、 16…第2パケット交換網15に属するパケット形態端
末、 17…第1パケット交換網と第2パケット交換網を互い
に接続するパケット交換網間回線。
Claims (7)
- 【請求項1】 一のパケット交換網と他のパケット交換
網とを相互接続するに際し、複数の回線に対して同一の
相手パケット交換網アドレスを割り当て、パケット交換
網相互間で論理的接続を行なう際に管理される論理チャ
ネルを前記複数回線上に割り当てることを特徴とするパ
ケット交換方法。 - 【請求項2】 前記パケット交換網の交換機は、自動再
発呼機能を有することを特徴とする請求項1記載のパケ
ット交換方法。 - 【請求項3】 前記パケット交換網は、X.75ハント
グループ機能を有することを特徴とする請求項1記載の
パケット交換方法。 - 【請求項4】 相互接続される複数のパケット交換網を
含む通信システムにおいて、 前記パケット交換網は、複数の回線に対して同一の相手
パケット交換網アドレスを割り当てる手段と、前記パケ
ット交換網相互間で論理的接続を行なう際に管理される
論理チャネルを前記複数回線上に割り当てる手段とを具
備することを特徴とするパケット交換システム。 - 【請求項5】 前記パケット交換網の交換機は、自動再
発呼機能を有することを特徴とする請求項4記載のパケ
ット交換システム。 - 【請求項6】 前記パケット交換網は、X.75ハント
グループ機能を有することを特徴とする請求項4記載の
パケット交換システム。 - 【請求項7】 相互接続される複数のパケット交換網を
含み且つ外部から供給されたプログラムに従って所定の
動作を実行する通信システムに適用されるコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体であって、 複数の回線に対して同一の相手パケット交換網アドレス
を割り当てるステップと、前記パケット交換網相互間で
論理的接続を行なう際に管理される論理チャネルを前記
複数回線上に割り当てるステップとを実行させるための
プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174053A JP2001358759A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | パケット交換方法及びシステム並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001358759A true JP2001358759A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18676167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000174053A Pending JP2001358759A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | パケット交換方法及びシステム並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
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2000
- 2000-06-09 JP JP2000174053A patent/JP2001358759A/ja active Pending
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