JP2001355649A - 分割式摩擦部材 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D13/58—Details
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 摩擦部材の原材料を削減すると共に、冷却流
体が圧力蓄積を生じることの無い分割式摩擦部材を提供
する。 【解決手段】 分割式摩擦部材１０は、円形で且つ紙の
ような摩擦層にて作られている。油溝２０が分割式摩擦
部材１０の部分１４ａ乃至１４ｅの各々を完全に貫通し
て伸び、内側部分２４及び外側部分２９を画成する。該
内側部分２４及び外側部分２９は、流体入口２５及び流
体出口２７に隣接してぞれぞれ配置された第一のすなわ
ち入口の架橋部分２２及び第二のすなわち出口の架橋部
分２３により接続される。
体が圧力蓄積を生じることの無い分割式摩擦部材を提供
する。 【解決手段】 分割式摩擦部材１０は、円形で且つ紙の
ような摩擦層にて作られている。油溝２０が分割式摩擦
部材１０の部分１４ａ乃至１４ｅの各々を完全に貫通し
て伸び、内側部分２４及び外側部分２９を画成する。該
内側部分２４及び外側部分２９は、流体入口２５及び流
体出口２７に隣接してぞれぞれ配置された第一のすなわ
ち入口の架橋部分２２及び第二のすなわち出口の架橋部
分２３により接続される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】円形の摩擦部材は当該技術で
周知であり且つクラッチアセンブリにてしばしば使用さ
れている。本明細書及び特許請求の範囲にて使用したク
ラッチアセンブリという語は一般的な用語として使用
し、多くの他の「クラッチ」に加えてトルクコンバータ
のような装置を含むものである。
周知であり且つクラッチアセンブリにてしばしば使用さ
れている。本明細書及び特許請求の範囲にて使用したク
ラッチアセンブリという語は一般的な用語として使用
し、多くの他の「クラッチ」に加えてトルクコンバータ
のような装置を含むものである。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第５，６６９，４７４号には、
トルクコンバータアセンブリ内で使用される円形の摩擦
ライニングを使用することが開示されている。この特許
には、摩擦ライニングに形成された油溝も開示されてい
る。
トルクコンバータアセンブリ内で使用される円形の摩擦
ライニングを使用することが開示されている。この特許
には、摩擦ライニングに形成された油溝も開示されてい
る。
【０００３】摩擦部材は、摩擦性外面を有する紙をベー
スとした摩擦材料でしばしば作られている。全体として
円形の摩擦部材が通常、金属ディスクである円形の支持
ディスクの一方の面又は両面に配置されている。次に、
この全体的なディスクアセンブリはクラッチアセンブリ
内に配置される。
スとした摩擦材料でしばしば作られている。全体として
円形の摩擦部材が通常、金属ディスクである円形の支持
ディスクの一方の面又は両面に配置されている。次に、
この全体的なディスクアセンブリはクラッチアセンブリ
内に配置される。
【０００４】また、分割式摩擦部材も当該技術分野で知
られている。分割式摩擦部材は、例えば、米国特許第
５，３３２，０７５号に記載されている。また、油のよ
うな、冷却流体に対する通路として機能するように摩擦
ライニングに溝を設けることも従来技術にて知られてい
る。
られている。分割式摩擦部材は、例えば、米国特許第
５，３３２，０７５号に記載されている。また、油のよ
うな、冷却流体に対する通路として機能するように摩擦
ライニングに溝を設けることも従来技術にて知られてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ディスクアセンブリの
冷却のために油が使用される。効率的に冷却するために
は、油量は多量でなければならない。従来技術分野にて
ある時期、従来技術の摩擦部材の溝の深さを摩擦部材の
厚さの約２５％乃至５０％としていた。しかし、冷却能
力を増すために、油溝が摩擦部材を完全に貫通して伸び
るようにすることは珍しいことではない。このことは、
支持プレートと直接接触する油からの熱伝導量を最大に
する。従来技術におけるこれらの貫通溝は、従来技術の
摩擦部材を弱体にし且つ支持プレートに取り付ける前
に、取り扱い難いものにすることが分かった。
冷却のために油が使用される。効率的に冷却するために
は、油量は多量でなければならない。従来技術分野にて
ある時期、従来技術の摩擦部材の溝の深さを摩擦部材の
厚さの約２５％乃至５０％としていた。しかし、冷却能
力を増すために、油溝が摩擦部材を完全に貫通して伸び
るようにすることは珍しいことではない。このことは、
支持プレートと直接接触する油からの熱伝導量を最大に
する。従来技術におけるこれらの貫通溝は、従来技術の
摩擦部材を弱体にし且つ支持プレートに取り付ける前
に、取り扱い難いものにすることが分かった。
【０００６】油溝が従来技術の摩擦部材を完全に貫通し
て伸びる場合、従来技術の摩擦部材を支持プレートに接
着した後に油溝を切込むか又はこれと代替的に、支持デ
ィスク又はプレートに接着する前に、従来技術の分割式
摩擦部材の部分を適正な位置に保持すべく支持リングの
ような別個の支持部材を使用することがしばしば必要で
あった。支持リングは接着後に除去した。
て伸びる場合、従来技術の摩擦部材を支持プレートに接
着した後に油溝を切込むか又はこれと代替的に、支持デ
ィスク又はプレートに接着する前に、従来技術の分割式
摩擦部材の部分を適正な位置に保持すべく支持リングの
ような別個の支持部材を使用することがしばしば必要で
あった。支持リングは接着後に除去した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、湿式運転用摩
擦クラッチ用のディスクアセンブリ内にて使用される改
良された分割式摩擦部材に関する。１つの好ましい用途
はトルクコンバータである。
擦クラッチ用のディスクアセンブリ内にて使用される改
良された分割式摩擦部材に関する。１つの好ましい用途
はトルクコンバータである。
【０００８】改良された分割式摩擦部材は、全体として
円形である。分割式摩擦部材は、両端を有する複数の円
弧状の分割した部分を備えている。両端は、各部分の隣
接する部分の合わさる端部と係合する。部分の各々は、
円弧状の部分の各々を外側部分と内側部分とに分離する
長い油溝を画成する。油溝の入口は、長い油溝の第一の
端部と接続し、油の出口は、長い油溝の第二の端部と接
続する。第一及び第二の架橋部分は、内側部分を外側部
分に接続する。
円形である。分割式摩擦部材は、両端を有する複数の円
弧状の分割した部分を備えている。両端は、各部分の隣
接する部分の合わさる端部と係合する。部分の各々は、
円弧状の部分の各々を外側部分と内側部分とに分離する
長い油溝を画成する。油溝の入口は、長い油溝の第一の
端部と接続し、油の出口は、長い油溝の第二の端部と接
続する。第一及び第二の架橋部分は、内側部分を外側部
分に接続する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１を参照すると、本発明による
分割式摩擦部材が図１に参照番号１０で示してある。摩
擦部材１０は円形であり且つ通常、紙のような材料で作
られている。しかし、摩擦部材１０は、プラスチック、
金属、ナイロン及び不織炭素材料を含む炭素のような他
の材料で作ることもできる。分割式摩擦部材１０は上面
１１及び底面１２を有している。分割式摩擦部材１０
は、複数の円弧状の部分１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４
ｄ、１４ｅを含んでいる。部分１４ａ乃至１４ｅの各々
は、両端１５、１６を有している。当該実施の形態にお
いて、一方の端部１５は、タブ１７を画成し、一方、他
方の端部１６は、相手のリセス部１８を画成する。部分
１４ａ乃至１４ｅの両端１５、１６は、図１に図示する
ように互いに合わさって、全体として円形の分割式摩擦
部材１０を形成する。
分割式摩擦部材が図１に参照番号１０で示してある。摩
擦部材１０は円形であり且つ通常、紙のような材料で作
られている。しかし、摩擦部材１０は、プラスチック、
金属、ナイロン及び不織炭素材料を含む炭素のような他
の材料で作ることもできる。分割式摩擦部材１０は上面
１１及び底面１２を有している。分割式摩擦部材１０
は、複数の円弧状の部分１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４
ｄ、１４ｅを含んでいる。部分１４ａ乃至１４ｅの各々
は、両端１５、１６を有している。当該実施の形態にお
いて、一方の端部１５は、タブ１７を画成し、一方、他
方の端部１６は、相手のリセス部１８を画成する。部分
１４ａ乃至１４ｅの両端１５、１６は、図１に図示する
ように互いに合わさって、全体として円形の分割式摩擦
部材１０を形成する。
【００１０】部分１４ａ乃至１４ｅの各々は、長い油溝
２０を画成する。図１に図示した当該実施の形態におい
て、油溝２０は、部分１４の円弧状の長さに沿って伸び
る蛇行路を有し且つ一対の架橋部分２２、２３を除い
て、部分１４を完全に貫通して伸びている。通常、２つ
の架橋部分が利用される。しかし、より多くの架橋部分
を使用することができ、これらは、本発明の範囲に属す
るものである。部分１４ａ乃至１４ｅの各々は、摩擦部
材１０の外周２６に隣接する油の入口２５を画成し、ま
た、摩擦部材１０の内周２８に隣接する油の出口２７を
画成する。好ましくは、架橋部分２２は油の入口２５に
隣接して配置され、また、架橋部分２３は油の出口２７
に隣接して配置される。溝２０と接続する追加的な油の
入口及び油の出口を設けることができる。油溝２０の他
のものは、上面１１から底面１２まで分割式摩擦部材１
０を完全に貫通して伸びている。この構造は、例えば、
摩擦部材１０を全体としてディスクアセンブリの支持プ
レート上に接着し又は配置した後に油溝をフライス削り
する場合と異なり、製造中に分割式摩擦部材１０をダイ
カットすることが可能である。
２０を画成する。図１に図示した当該実施の形態におい
て、油溝２０は、部分１４の円弧状の長さに沿って伸び
る蛇行路を有し且つ一対の架橋部分２２、２３を除い
て、部分１４を完全に貫通して伸びている。通常、２つ
の架橋部分が利用される。しかし、より多くの架橋部分
を使用することができ、これらは、本発明の範囲に属す
るものである。部分１４ａ乃至１４ｅの各々は、摩擦部
材１０の外周２６に隣接する油の入口２５を画成し、ま
た、摩擦部材１０の内周２８に隣接する油の出口２７を
画成する。好ましくは、架橋部分２２は油の入口２５に
隣接して配置され、また、架橋部分２３は油の出口２７
に隣接して配置される。溝２０と接続する追加的な油の
入口及び油の出口を設けることができる。油溝２０の他
のものは、上面１１から底面１２まで分割式摩擦部材１
０を完全に貫通して伸びている。この構造は、例えば、
摩擦部材１０を全体としてディスクアセンブリの支持プ
レート上に接着し又は配置した後に油溝をフライス削り
する場合と異なり、製造中に分割式摩擦部材１０をダイ
カットすることが可能である。
【００１１】溝２０が分割式摩擦部材１０を貫通して完
全に伸びるようにすることにより、所望の最高度の流体
冷却が実現される。架橋部分２２、２３には、通常、架
橋部分２２、２３をその厚さまで圧縮する成形ダイで形
成される。１つの好ましい実施の形態において、架橋部
分２２、２３は、内側部分２４及び外側部分２９と一体
である。油溝２０の残りの部分が、上面１１から底面２
２まで伸びている場合でさえ、架橋部分２２、２３は、
内側部分２４及び外側部分２９を共に単一体として保持
する。図１に図示した実施の形態において、入口の架橋
部分２２は、摩擦部材１０の上面１１及び底面１２によ
り画成される深さの５０％以内で圧縮される。架橋部分
２２、２３の高さすなわち厚さは、ライニングすなわち
摩擦部材１０の厚さの５０％乃至７５％の範囲である。
好ましくは、入口のすなわち第一の架橋部分２２は、摩
擦部材１０の厚さの７０％の厚さを有するようにする。
出口のすなわち第二の架橋部分２３は、摩擦部材１０の
厚さの約５０％の好ましい厚さを有する。このことは、
架橋部分２２を亙る油の流れを制限し、これにより、溝
２０内の油の圧力を調節することになる。
全に伸びるようにすることにより、所望の最高度の流体
冷却が実現される。架橋部分２２、２３には、通常、架
橋部分２２、２３をその厚さまで圧縮する成形ダイで形
成される。１つの好ましい実施の形態において、架橋部
分２２、２３は、内側部分２４及び外側部分２９と一体
である。油溝２０の残りの部分が、上面１１から底面２
２まで伸びている場合でさえ、架橋部分２２、２３は、
内側部分２４及び外側部分２９を共に単一体として保持
する。図１に図示した実施の形態において、入口の架橋
部分２２は、摩擦部材１０の上面１１及び底面１２によ
り画成される深さの５０％以内で圧縮される。架橋部分
２２、２３の高さすなわち厚さは、ライニングすなわち
摩擦部材１０の厚さの５０％乃至７５％の範囲である。
好ましくは、入口のすなわち第一の架橋部分２２は、摩
擦部材１０の厚さの７０％の厚さを有するようにする。
出口のすなわち第二の架橋部分２３は、摩擦部材１０の
厚さの約５０％の好ましい厚さを有する。このことは、
架橋部分２２を亙る油の流れを制限し、これにより、溝
２０内の油の圧力を調節することになる。
【００１２】図２には、架橋部分２２の位置における油
溝２０の断面図が図示されている。縮小面積の流路３０
が図示されている一方、図３には、架橋部分の下流側に
隣接する油溝２０の断面積が図示されている。完全に開
いた流路の部分３１が図示されている。
溝２０の断面図が図示されている。縮小面積の流路３０
が図示されている一方、図３には、架橋部分の下流側に
隣接する油溝２０の断面積が図示されている。完全に開
いた流路の部分３１が図示されている。
【００１３】部分１４の他端にて、出口の架橋部分２３
（図５参照）は、縮小した厚さを有し且つより開いた流
路３３を画成する。油溝２０は、図５の架橋部分の位置
における流路３３よりも狭小幅の流路３４を有する。流
路３３は、図４に図示した流路３４に見られるように、
同一の流動面積を提供し得るように幅が拡がっている。
このため、流路３３、３４の面積は等しいから、架橋部
分２３の位置にて流れが制限されたり、圧力が変化する
ことはない。
（図５参照）は、縮小した厚さを有し且つより開いた流
路３３を画成する。油溝２０は、図５の架橋部分の位置
における流路３３よりも狭小幅の流路３４を有する。流
路３３は、図４に図示した流路３４に見られるように、
同一の流動面積を提供し得るように幅が拡がっている。
このため、流路３３、３４の面積は等しいから、架橋部
分２３の位置にて流れが制限されたり、圧力が変化する
ことはない。
【００１４】通常、架橋部分２２、２３の厚さは、上面
１１及び底面１２により画成される、部分１４ａ乃至１
４ｅの全厚さの７５％乃至５０％である。上述したよう
に、第二の架橋部分２３が圧縮されて、より幅の広い通
路３３を形成して、流れを制限しないよう油溝の断面積
を保つ一方、第一の架橋部分２２は接着中に圧縮され
て、流量を制限し又は制御する。架橋部分は、入口又は
出口の絞り状態を制御するか又は架橋部分が非制限的と
なる設計とすることができる。
１１及び底面１２により画成される、部分１４ａ乃至１
４ｅの全厚さの７５％乃至５０％である。上述したよう
に、第二の架橋部分２３が圧縮されて、より幅の広い通
路３３を形成して、流れを制限しないよう油溝の断面積
を保つ一方、第一の架橋部分２２は接着中に圧縮され
て、流量を制限し又は制御する。架橋部分は、入口又は
出口の絞り状態を制御するか又は架橋部分が非制限的と
なる設計とすることができる。
【００１５】本発明によれば、摩擦部材１０が使用する
摩擦材料は、完全な摩擦材料リングが使用する摩擦材料
の量よりも著しく少ない。また、本発明は、接着後に油
溝を切込む場合か又は接着中に、支持リングを使用して
分離した部分と共に保持し、その後に、支持リングを除
去する場合と比べて、より経済的である。
摩擦材料は、完全な摩擦材料リングが使用する摩擦材料
の量よりも著しく少ない。また、本発明は、接着後に油
溝を切込む場合か又は接着中に、支持リングを使用して
分離した部分と共に保持し、その後に、支持リングを除
去する場合と比べて、より経済的である。
【００１６】本発明による分割式摩擦部材の別の実施の
形態が図６及び図７に図示されており、また、全体とし
て、参照番号４０で表示されている。この場合にも、こ
の分割式摩擦部材４０は、好ましくは、摩擦紙の層にて
作られ且つカバー、ピストン又はプレート４１上に取り
付けられる。トルクコンバータ内で使用されるとき、プ
レート４１は、通常、外周に又は内周上に駆動歯（図示
せず）を有する。当該実施の形態において、図７を参照
すると、第二の分割式摩擦部材４０は、プレート又はデ
ィスク４１の反対側部に取り付けられ、全体的なディス
クアセンブリ４２を形成する。分割式摩擦部材４０は、
相互に係止した複数の部分４４ａ乃至４４ｅを有する。
形態が図６及び図７に図示されており、また、全体とし
て、参照番号４０で表示されている。この場合にも、こ
の分割式摩擦部材４０は、好ましくは、摩擦紙の層にて
作られ且つカバー、ピストン又はプレート４１上に取り
付けられる。トルクコンバータ内で使用されるとき、プ
レート４１は、通常、外周に又は内周上に駆動歯（図示
せず）を有する。当該実施の形態において、図７を参照
すると、第二の分割式摩擦部材４０は、プレート又はデ
ィスク４１の反対側部に取り付けられ、全体的なディス
クアセンブリ４２を形成する。分割式摩擦部材４０は、
相互に係止した複数の部分４４ａ乃至４４ｅを有する。
【００１７】図６に最も良く図示するように、部分４４
ａ乃至４４ｅの各々は、リセス部４７を画定する第一の
端部４６と、タブ４９を画定する第二の端部４８とを有
する。部分４４ａ乃至４４ｅのタブ４９及びリセス部４
７は、隣接する部分と相互に係止されて、図７に図示す
るように、完全に円形の分割式摩擦部材４０を形成す
る。溝５１は、個々の部分４４ａ乃至４４ｅを通じて完
全に伸び且つ摩擦部材４０の外周５２に対して全体とし
て同心状の経路に従う。入口５４は、外周５２から伸
び、出口５６は、溝５１の他端から分割式摩擦部材４０
の内周５７まで伸びる。第一の架橋部分５９は、溝５１
に隣接して流体入口５４に設けられ、また、第二の架橋
部分６０は、溝５１に隣接する流体出口５６に設けられ
る。
ａ乃至４４ｅの各々は、リセス部４７を画定する第一の
端部４６と、タブ４９を画定する第二の端部４８とを有
する。部分４４ａ乃至４４ｅのタブ４９及びリセス部４
７は、隣接する部分と相互に係止されて、図７に図示す
るように、完全に円形の分割式摩擦部材４０を形成す
る。溝５１は、個々の部分４４ａ乃至４４ｅを通じて完
全に伸び且つ摩擦部材４０の外周５２に対して全体とし
て同心状の経路に従う。入口５４は、外周５２から伸
び、出口５６は、溝５１の他端から分割式摩擦部材４０
の内周５７まで伸びる。第一の架橋部分５９は、溝５１
に隣接して流体入口５４に設けられ、また、第二の架橋
部分６０は、溝５１に隣接する流体出口５６に設けられ
る。
【００１８】当該実施の形態において、架橋部分５９の
厚さは、分割式摩擦部材４０の厚さの５０％以上である
一方、第二の架橋部分６０は、分割式摩擦部材４０の厚
さの約５０％である。通常、架橋部分は、摩擦部材の厚
さの５０％乃至７５％の範囲の厚さまで圧縮される。こ
のため、油のような流体が入口５４に入ると、第一の架
橋部分５９における入口の面積は縮小し、これにより、
所望の程度だけ圧力を上昇させる一方、第二の架橋部分
６０の断面積は、油溝５１の隣接する面積に極く近似す
る。このことは、第二の架橋部分６０を亙る油のような
冷却流体が圧力蓄積を生じることなく、流れることを許
容する。
厚さは、分割式摩擦部材４０の厚さの５０％以上である
一方、第二の架橋部分６０は、分割式摩擦部材４０の厚
さの約５０％である。通常、架橋部分は、摩擦部材の厚
さの５０％乃至７５％の範囲の厚さまで圧縮される。こ
のため、油のような流体が入口５４に入ると、第一の架
橋部分５９における入口の面積は縮小し、これにより、
所望の程度だけ圧力を上昇させる一方、第二の架橋部分
６０の断面積は、油溝５１の隣接する面積に極く近似す
る。このことは、第二の架橋部分６０を亙る油のような
冷却流体が圧力蓄積を生じることなく、流れることを許
容する。
【００１９】本発明の範囲から又は特許請求の範囲から
逸脱せずに、上述の実施の形態に対し多くの修正を為す
ことが可能である。
逸脱せずに、上述の実施の形態に対し多くの修正を為す
ことが可能である。
【図１】本発明による分割式摩擦部材の平面である。
【図２】図１の線２―２に沿った拡大断面図である。
【図３】図１の線３―３に沿った拡大断面図である。
【図４】図１の線４―４に沿った拡大断面図である。
【図５】図１の線５―５に沿った拡大断面図である。
【図６】本発明による摩擦部材の別の実施の形態におけ
る部分の平面図である。
る部分の平面図である。
【図７】本発明による図６の分割式摩擦部材の実施の形
態を含む、ディスクアセンブリの斜視図である。
態を含む、ディスクアセンブリの斜視図である。
１０ 分割式摩擦部材 １１ 摩擦部材の上
面 １２ 摩擦部材の底面 １４ａ−１４ｅ 部分 １５ 部分の端部 １６ 部分の端部 １７ タブ １８ リセス部 ２０ 油溝 ２２ 入口の架橋部分 ２３ 出口の架橋部分 ２４ 内側部分 ２５ 油入口 ２６ 外周 ２７ 油出口 ２８ 内周 ２９ 外側部分 ３０ 流路 ３１ 完全に開いた流路部分 ３３ 流路 ３４ 流路 ４０ 分割式摩擦部材 ４１ プレート ４２ ディスクアセン
ブリ ４４ａ−４４ｅ 部分 ４６ 第一の端部 ４７ リセス部 ４８ 第二の端部 ４９ タブ ５１ 油溝 ５２ 外周 ５４ 流体入口 ５６ 流体出口 ５７ 内周 ５９ 第一の架橋部分 ６０ 第二の架橋部分
面 １２ 摩擦部材の底面 １４ａ−１４ｅ 部分 １５ 部分の端部 １６ 部分の端部 １７ タブ １８ リセス部 ２０ 油溝 ２２ 入口の架橋部分 ２３ 出口の架橋部分 ２４ 内側部分 ２５ 油入口 ２６ 外周 ２７ 油出口 ２８ 内周 ２９ 外側部分 ３０ 流路 ３１ 完全に開いた流路部分 ３３ 流路 ３４ 流路 ４０ 分割式摩擦部材 ４１ プレート ４２ ディスクアセン
ブリ ４４ａ−４４ｅ 部分 ４６ 第一の端部 ４７ リセス部 ４８ 第二の端部 ４９ タブ ５１ 油溝 ５２ 外周 ５４ 流体入口 ５６ 流体出口 ５７ 内周 ５９ 第一の架橋部分 ６０ 第二の架橋部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3J056 AA18 AA62 BA02 BE09 BE13 CA04 CA09 EA03 EA30 FA03 GA08 3J058 AA59 BA63 CB17 CB20 DD13 FA28 GA19 GA27 GA93
Claims (5)
- 【請求項１】 クラッチアセンブリ内で使用される分割
式摩擦部材において、該摩擦部材が全体として円形であ
り且つ上面及び底面を有し、該分割式摩擦部材が両端を
有する複数の円弧状部分を備え、該端部が、隣接する円
弧状の部分の合わさる端部と係合し、該部分の各々が、
円弧状部分の各々を外側部分と内側部分とに分離する長
い油溝を画成し、油溝の入口が該長い油溝の第一の端部
と接続し、油の出口が前記長い油溝の第二の端部と接続
し、第一及び第二の架橋部分が、前記外側部分と前記内
側部分との間を伸び、これにより、該第一及び第二の架
橋部分が、前記円弧状部分の前記内側部分及び外側部分
を接続する、分割式摩擦部材。 - 【請求項２】 請求項１による分割式摩擦部材におい
て、紙をベースとした摩擦層を備え、前記架橋部分の各
々が、前記紙をベースとした摩擦層の圧縮した一部分を
備える、分割式摩擦部材。 - 【請求項３】 請求項１による分割式摩擦部材におい
て、前記第一の架橋部分が前記油の入口に隣接し、前記
油溝が前記第一の架橋部分に隣接する流路面積を有し、
前記油溝が前記第一の架橋部分の縮小した流路面積を有
する、分割式摩擦部材。 - 【請求項４】 請求項１による分割式摩擦部材におい
て、前記第二の架橋部分が前記油の出口に隣接し、前記
溝が前記第二の架橋部分に隣接する流路面積を有し、前
記油溝が幅広であり且つ前記第二の架橋部分において同
一の流路面積を有する、分割式摩擦部材。 - 【請求項５】 請求項１による分割式摩擦部材におい
て、前記第一及び第二の架橋部分が、前記摩擦部材の厚
さの５０％乃至７５％の範囲の厚さを有する、分割式摩
擦部材。
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