JP2001355219A - 可搬式敷設体 - Google Patents

可搬式敷設体

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JP2001355219A
JP2001355219A JP2001068329A JP2001068329A JP2001355219A JP 2001355219 A JP2001355219 A JP 2001355219A JP 2001068329 A JP2001068329 A JP 2001068329A JP 2001068329 A JP2001068329 A JP 2001068329A JP 2001355219 A JP2001355219 A JP 2001355219A
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Atsushi Kobayashi
篤 小林
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TOA SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い、運搬、保管が容易で、しかも自然
界に放置した場合にも優れた環境適合性を有し、従来の
土嚢に代替可能な機能を有する遮断体としての可搬式敷
設体、さらには農業用資材としても使用可能な可搬式敷
設体を提供する。 【解決手段】 液体吸収性ポリマを保持したシート材の
両面に、炭化物を含有したセルローススポンジからなる
シート状物を配置した、液体の吸収が可能で該液体吸収
により膨潤する液体吸収・膨潤体を、透液性の外袋内に
収納したことを特徴とする可搬式敷設体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば大雨によ
る河川の決壊、家屋、地下空間等への浸水を土嚢に代わ
って効果的に防止することのできる遮断体や、培地やハ
ウス押さえ、水流制御敷設体等の農業用資材として好適
な可搬式の敷設体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大雨による河川の決壊、家屋等の
浸水を防止するため、土嚢の敷設が行われている。水害
の発生時期や規模を正確に予測することは不可能である
ため、土嚢の運搬、敷設作業は、適宜、迅速に行う必要
があるが、大雨等の場合には重機等による作業は大幅に
制限されるため、土嚢の運搬、敷設は主に人手により行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、土嚢
は、一般には布袋(たとえば、麻袋)等に土砂等を詰め
たものであるため、土嚢一袋の重量は非常に大きくな
り、災害時に迅速な敷設作業が困難な場合が多い。ま
た、大雨時等に重量物を取り扱う作業は、作業者の安全
の確保の面からも好ましいものではない。また、保管場
所の制約等のため、水害に備え多量の土嚢を予め所持す
ることは困難であり、急に土嚢が必要になった場合、こ
れに十分対応できなくなるおそれもある。さらに、水害
の危険が去った後は、土嚢を撤去する必要もあるが、撤
去作業も容易ではない。また、放置した場合には、周辺
環境に悪影響を及ぼすおそれもある。
【0004】なお、現在、不織布等に吸水性ポリマを保
持した遮断体も販売されているが、これらは漏水処理を
主目的としたものであり、到底、激流をせき止めること
はできない。また、従来のものは、完全に止水できるよ
うな形態になっていない。また、使用後、自然界に放置
した場合の環境適合性も十分とは言い難い。
【0005】本発明の課題は、取り扱い、運搬、保管が
容易で、しかも自然界に放置した場合にも優れた環境適
合性を有し、従来の土嚢に代替可能な機能を有する遮断
体としての可搬式敷設体、さらには農業用資材としても
使用可能な可搬式敷設体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の可搬式敷設体は、液体吸収性ポリマを保持
したシート材の両面に、炭化物を含有したセルロースス
ポンジからなるシート状物を配置した、液体の吸収が可
能で該液体吸収により膨潤する液体吸収・膨潤体を、透
液性の外袋内に収納したことを特徴とするものからな
る。
【0007】上記シート材とセルローススポンジシート
状物は、縫合または接着により一体化することが好まし
い。両者を一体化することにより、両者の位置関係に片
寄り等を生じさせることなく、常に所定の位置関係に保
つことができる。
【0008】また、本発明の可搬式敷設体は、場合によ
っては激流等に対する遮断体として敷設されるので、該
遮断体には取り扱い性、運搬性等を損なわない範囲内で
加重を与えることが好ましい。たとえば、シート材が複
数積層される場合には、シート材の間に加重体を収納す
ることができる。また、液体吸収・膨潤体を複数使用す
る構成を採用する場合には、液体吸収・膨潤体の間に加
重体を収納することができる。
【0009】上記加重体は、たとえば吸収液体よりも比
重の大きい粒状物(たとえば、小石、スラグ等)を、透
液性袋内に収納したものから構成することができる。こ
の透液性袋は、自然界において分解可能な材料から構成
することも可能である。粒状物については、周辺環境を
損なわない物質から構成することが好ましい。
【0010】上記透液性袋内には、複数の粒状物収納室
を形成することが好ましい。粒状物収納室を複数の小収
納室に分割して形成することにより、各収納室内に収納
された粒状物を容易に所定の収納形態に保つことができ
るようになり、透液性袋内における粒状物の片寄りを防
止することができる。また、上記透液性袋には、舌片を
設けることが好ましい。該舌片と液体吸収・膨潤体とを
縫合(たとえば、環縫い)すれば、加重体と液体吸収・
膨潤体を一体化でき、両者の相対位置関係を常時所定の
関係に保つことができる。また、縫合を解除すれば簡単
に加重体とシート材とセルローススポンジ状物に分離す
ることもできる。したがって、長期の保管等によりシー
ト材の液体吸収性ポリマが吸水や劣化したような場合に
は、シート材のみを容易に交換でき他の部材はそのまま
再利用することもできる。
【0011】上記液体吸収性ポリマを保持したシート材
は、たとえば紙材の一面に液体吸収性ポリマ層を設け、
さらに該ポリマ層の上に別の紙材を載置し、紙材の両側
あるいは片側から圧力を加えることにより簡単に製造す
ることができる。また、溶融した液体吸収性ポリマをシ
ートに練り込んでシート材を構成することもできる。積
層あるいは練り込まれる液体吸収性ポリマ量は、1シー
ト材あたり好ましくは30〜70g、より好ましくは4
0〜60gである。上記液体吸収性ポリマとしては、吸
収対象となる液体に応じて、水吸収用ポリマ、海水吸水
用ポリマ、油吸収用ポリマを選択することができる。ま
た、これら液体吸収性ポリマには市販の液体吸収性ポリ
マを使用することができるが、とくに、生分解性ポリマ
を用いることが好ましい。
【0012】上記炭化物を含有したセルローススポンジ
シート状物は、セルローススポンジに炭化物を含有した
もので優れた保液性および膨潤性能を有する。また、炭
化物を含有するセルローススポンジシート状物は、後述
のように天然素材から構成されるものであり、自然界に
放置した場合には生分解する。
【0013】上記炭化物を含有したセルローススポンジ
シート状物は、たとえば、炭化物を含有したセルロース
スポンジをシート状に裁断することにより形成できる。
炭化物は、セルローススポンジの全体に分散している。
【0014】セルローススポンジにおいて、使用するビ
スコースとしては、セルロースの含有量が好ましくは3
〜15%、より好ましくは5〜10%、苛性ソーダが好
ましくは2〜12%、より好ましくは6〜9%であり、
その重合度は好ましくは200〜600、より好ましく
は300〜500の組成物であるものが好ましく使用さ
れる。
【0015】炭化物含有セルローススポンジは、ビスコ
ース100部に対して、炭化物を好ましくは1〜30
部、より好ましくは5〜15部添加し焼成して製造す
る。炭化物は、セルローススポンジの全体に分散して存
在するものであるが、その添加量をセルロース固形分に
換算すると、セルロース固形分100部に対して好まし
くは6〜200部、より好ましくは30〜100部であ
る。炭化物含有量を調整することにより、吸水・保水性
の制御機能とセルローススポンジの生分解機能を促進す
ることができる。炭化物含有量が少なすぎると、上述の
両機能が惹起せず、また炭化物含有量が多すぎると、セ
ルローススポンジそのものが硬くなり、引っ張り強度も
弱くなる傾向にある。
【0016】炭化物の原料としては、たとえば、炭素を
含む可燃物を焼成して炭化したものを使用できる。かか
る可燃物としては、植物および有機物から選ばれた少な
くとも1種を用いることができる。要するに燃焼して炭
化物を形成するもの、たとえば、産業廃棄物や生活廃材
なども全て含まれる。中でも木材、紙、パルプ、穀物、
種類、飲食品などやそれらの加工品から焼成されて作ら
れる木炭(繊維質炭)や活性炭が好ましく使用され、さ
らに好ましくはかかる炭化物が、多孔質無機物で被覆さ
れたいわゆるセラミック炭を用いることが好ましい。セ
ラミック炭は、たとえば、粒状、粉状さらには泥状の可
燃物(約40%程度が好ましい)を、無機質粉体(約6
0%程度が好ましい)と湿式で混合、混練して、被覆構
造体を形成し、これを好ましくは600℃以上、より好
ましくは700℃以上で焼成することができる。この焼
成において、無機質粉体で被覆された可燃物は、無機質
粉体で保護されているので、燃焼しないで炭化される。
【0017】無機質粉体としては、ひる石、モンリロナ
イトを含むベントナイト、緑泥石、モンリロナイトを含
む粘土などの粉粒体を主体とする粘結材が必須材料とし
て使用されるが、その他に骨材として、黒曜石、無機質
廃棄物、鋳物砂、汚泥砂、レンガ、コンクリート、瓦、
スラグ、パーライト、ガラスなどの微粉体を併用するこ
とができる。ここで該粘結材は、好ましくは30重量%
以上、より好ましくは40重量%以上、特に好ましくは
50重量%以上含む無機質粉体組成物が好ましく使用さ
れる。
【0018】ここで重要なことは、可燃物も無機質粉体
も、微粒子化して水の存在下で混合して、可燃物を無機
質粉体で被覆しておくことである。かかる被覆構造体を
微粒子化するには、スプレー方式で噴霧することで所望
の粒径の被覆構造を有する炭化物を得ることができる。
特に繊維質炭は、焼成時の割れ防止に有効に作用するの
で、炭化物の主たる組成成分として使用するのが好まし
い。
【0019】炭化物の粒径としては、好ましくは5mm以
下のものが、セルローススポンジに混合させたときの、
保持性の上から好ましい。
【0020】炭化物は、セルローススポンジに含有させ
るが、その製造法は、たとえばビスコースと粒径5mm以
下に粉砕した炭化物と、発泡剤としての硫酸ナトリウム
(芒硝)の結晶を均一になるまで混合し、この混合物を
金型に充填した後、それを芒硝浴中で凝固・再生するこ
とにより、製造することができる。ここで、芒硝の添加
量はビスコース100部に対し、好ましくは300〜9
00部、より好ましくは500〜700部である。
【0021】このとき、セルローススポンジの強度を補
強したり、適度の硬さを付与するために、牛乳パックや
古紙からリサイクルしたパルプなどの粉砕物や、パー
ム、バガス、茶葉などの天然繊維素材を補強材として、
該ビスコースに添加することができる。その添加量はビ
スコース100部に対し、好ましくは1〜20部、より
好ましくは3〜10部である。
【0022】また、本発明に係る可搬式敷設体において
は、前記外袋が生分解性の布帛で形成されている構成と
することもできる。生分解性の布帛としては、天然繊維
を使用したものを採用でき、中でも、油ヤシ繊維やココ
ヤシ繊維を用いたものが、迅速に生分解されること、安
価に入手できることから、好ましい。
【0023】また、外袋は、基本的に必要な透液性を備
えていれば特に限定されないが、より良好な透液性を確
保するために、透液用の多数の小孔を有するものを使用
してもよい。
【0024】液体吸収性ポリマのシート材への配置形態
も特に限定されないが、たとえば、シート材に形成され
た複数の断続的な領域に液体吸収性ポリマを配置し、隣
接領域間部分が透液路に形成されている構成を好ましく
採用できる。このように、液体吸収性ポリマを複数の断
続的な領域に配置することにより、シート材に対し、液
体吸収性ポリマを適当量づつ均一に分散配置することが
できるので、全体としての液体吸収性能を均一に確保で
き、かつ、各領域に対して隣接する位置に透液路を形成
できるので、各領域に存在する液体吸収性ポリマに良好
にかつ迅速に吸収させることができるようになる。
【0025】また、外袋については、その平面形状を略
角形(たとえば、長方形や略正方形)に形成し、該角形
の対向する一対の辺部にそれぞれ襠を設けた構造とする
こともできる。襠を設けておくことにより、外袋が、液
体吸収・膨潤体の膨らみに伴って膨らむ際、実質的に抵
抗なく、所定の最大形状まで容易に膨らむことができる
ようになる。さらに、外袋が膨らんだ状態では、襠の部
分は、角形の外袋の側面を形成する。したがって、本発
明に係る可搬式敷設体を多数、接触状態で隣接配置した
場合、膨らんだ外袋の側面同士が実質的に面接触できる
ようになり、この間からの液漏れを効率よく防止できる
ようになる。
【0026】また、本発明に係る可搬式敷設体は、使用
時には上述の如く液体吸収により重量が大きくなり大形
になるが、使用後に迅速に撤去したい場合には、重量が
大きいことが撤去作業上の弊害になるおそれがある。こ
の撤去時の作業性向上が望まれる場合には、外袋内に、
アルカリまたは酸の水溶液を収容した、突き刺しにより
破断可能な水溶液収容袋を収納しておくことが好まし
い。水溶液収容袋の外袋内の配置位置はとくに限定しな
いが、外部から突き刺しにより容易に水溶液を流出させ
るためには、外袋の平面形状に対し、その中央部に適当
な面積をもって配置しておくことが好ましい。外袋内の
厚み方向の位置としては、たとえば、液体吸収・膨潤体
内に埋設してもよく、それと外袋内面との間に配置して
もよい。また、水溶液収容袋に適当な色をつけておく
と、外袋外部から、水溶液収容袋の存在位置を透視によ
り容易に視認することもできる。この水溶液は、外袋内
に流出されて、吸液している(とくに、吸水している)
液体吸収・膨潤体から液体(とくに、水分)を強制的に
吸い出す。吸い出された水分は、外袋を通して外部に排
出されるから、膨らんでいた可搬式敷設体は急速に小さ
くしぼみ、軽量になって容易に撤去できるようになる。
【0027】上記アルカリまたは酸の水溶液としては、
たとえば、塩化カルシウム、くえん酸、水酸化ナトリウ
ム、硫酸アンモニウムなどの水溶液を使用可能である
が、水分の吸い出し能力、価格などの点から、塩化カル
シウム水溶液が好ましい。
【0028】このような本発明に係る可搬式敷設体は、
従来の土嚢に代替可能な遮断体として好適であり、さら
に、培地やハウス押さえ、水流制御敷設体等の農業用資
材としても好適に使用できる。
【0029】上記のような可搬式敷設体は、シート材お
よびセルローススポンジシート状物からなる液体吸収・
膨潤体と布袋、あるいは液体吸収・膨潤体と加重体と布
袋とから構成されているので、たとえば布袋に土砂を詰
めた従来の土嚢に比べ、はるかに軽量であり、かつ保液
性、取り扱い性に優れている。さらに、保管時には、液
体吸収・膨潤体が膨潤前の状態にあるから、全体として
小型であり、保管スペースも大幅に削減することができ
る。そして、使用時には、液体吸収性ポリマが液体を吸
収して膨潤し、かつ、炭化物含有セルローススポンジが
液体を吸収して膨潤し、全体として所望の大きさまで膨
らみ、遮断体や農業用資材として最適な機能を果たすこ
とができる。
【0030】また、液体吸収性ポリマを保持したシート
材の両面には、炭化物を含有したセルローススポンジシ
ート状物が配置されているので、液体吸収性ポリマに吸
収される液体は、多孔質のセルローススポンジシート状
物を通過する。このため、吸収液体中に含まれる異物
は、たとえば泥水を吸水する場合等における異物は、該
セルローススポンジシート状物により効率的に濾過され
るので、液体吸収性ポリマの液体吸収性を高く保持する
ことができる。また、シート材の両面に配置されるセル
ローススポンジシート状物はそれ自体優れた保液性を有
しているので、液体吸収性ポリマによる液体吸収を促進
させることもできる。また、布袋内に収納される液体吸
収・膨潤体の外側は表面の粗いセルローススポンジシー
ト状物になっているので、外袋内における液体吸収・膨
潤体のずれを袋内面との接触抵抗により防止することが
できる。このため、液体吸収・膨潤体が外袋内で片寄り
液体吸収・膨潤体の膨潤が阻害されるおそれもない。
【0031】また、可搬式敷設体を構成する各部材は、
上述のように自然界に放置したとき腐食、あるいは生分
解するもの等から構成されているので、これを敷設する
ことにより周辺環境が損なわれるおそれを解消すること
ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る可搬式敷設
体の望ましい実施の形態について、図面を参照して説明
する。図1および図2は、本発明の第1実施態様に係る
可搬式敷設体を示している。図において、1は可搬式敷
設体を示しており、可搬式敷設体1は、液体吸収・膨潤
体2と、外袋3とからなっている。外袋3は、可搬式敷
設体1を従来の土嚢の代替用遮断体として使用する場合
には麻袋等が透液性、丈夫さの面から好適であり、農業
用資材として使用する場合には、生分解できる素材、た
とえば油ヤシ繊維やココヤシ繊維で形成した袋が、環境
上、農作上好適である。また、外袋3の透液性をより向
上したい場合には、複数の小孔、たとえばパンチング孔
を設けた袋を使用するとよい。また、液体吸収・膨潤体
2は、液体吸収性ポリマを保持したシート材4と、該シ
ート材4の両面に配置される炭化物を含有したセルロー
ススポンジシート状物5とからなっており、シート材4
とシート状物5は糸22により縫合され一体化されてい
る。
【0033】シート材4は、図2に示すように、合成紙
6の上にたとえば液体吸収性ポリマ7(約30〜70
g)をまぶし、さらにもう一枚の合成紙6を載置して加
圧(エンボス加工)し、合成紙6の間に液体吸収性ポリ
マ7を挟み込んだものからなっている。なお、合成紙6
の代わりに不織布等を使用してもよい。また、液体吸収
性ポリマ7は、吸収対象液体に応じて、水吸収用ポリ
マ、海水吸収用ポリマ、油吸収用ポリマを適宜選択して
使用することができる。本実施態様では、液体吸収性ポ
リマ7に生分解ポリマが使用されている。
【0034】シート材4は、1枚当り約30〜70gの
液体吸収性ポリマ7を保持している。また、シート材4
の枚数は、たとえば吸収対象液体の種類により変更する
ことができる。たとえば水を吸収する場合には、可搬式
敷設体に含まれるシート材4のトータル枚数を4枚(水
吸水用ポリマ約120〜280g、好ましくは160〜
200g)、海水、油を吸収する場合には、可搬式敷設
体に含まれるシート材4のトータル枚数を7枚(海水吸
水用、油吸水用ポリマ約210〜490g)程度に設定
すればよい。
【0035】炭化物を含有したセルローススポンジシー
ト状物5は、以下のようにして製造することができる。
たとえば、セルロース濃度9%、アルカリ濃度7%、補
強繊維(亜麻、ラミー、綿などの天然繊維)4.5%の
ビスコース100部に対し、セラミック炭(トーア商事
株式会社製のセラミック炭、粒径10〜100μmでペ
レット状にしたもの)10部と、スポンジを硬くするた
めに水分率50%のリサイクルミルクカートンを1〜5
mmに粉砕したものを10部、更にセルロースに気孔を形
成させてスポンジ化するために、芒硝の結晶を650部
と水を30部加え、1時間混合する。さらに、この混合
物を金型(109mm×210mm×555mm)に充
填し、約90℃の芒硝浴の中で、8時間煮沸し、熱凝固
・再生セルロース化して良好なセルローススポンジを得
て、適当な厚み(約2〜7mm程度、好ましくは約3〜
5mm程度)に裁断し、セルローススポンジシート状物
5を製造することができる。つまり、本発明の可搬式敷
設体に用いられるセルローススポンジシート状物5は全
て天然素材から構成されている。なお、シート状物5は
適当な大きさに裁断されたシートを複数枚、縫合または
接着したものから構成してもよい。なお、上記シート状
物5には、生分解性プラスチック(一般に「グリーンプ
ラ」と呼ばれている。)を、グリーンプラ識別基準を満
たすように含有させることができる。
【0036】また、シート状物5は、外袋3内に収納し
やすくするために、乾燥により収縮した状態で外袋3に
収納することが好ましい。しかし、シート状物5を乾燥
すると、素材の不均一性や乾燥の不均一性に起因して、
平面性の良好なシートではなく、多少でこぼこした状態
になることがある。このような状態では、シート材4等
と縫合等が難しくなることがあるので、縫合等を行う際
には、シート状物5をシート材4等に影響を及ぼさない
程度に若干湿潤させておくことが好ましい。そして、縫
合した後に、上記若干湿潤させたシート状物5を乾燥さ
せればよい。
【0037】また、上記シート状物5は、使用時には、
液体を吸収して平面方向にも厚み方向にも膨らみ、湿潤
した状態となる。この湿潤状態のシート状物5は、スポ
ンジ状物特有の優れた弾力性を有し、内部のシート材4
の膨潤に円滑に追従して膨らむことができるとともに、
膨らむ際に外袋3の内面に良好に密着することができ
る。とくに、シート状物5が外袋3内で平面方向にも厚
み方向にも実質的に均等に膨張することにより、シート
材4とそれを覆うシート状物5は、外袋3内で一体的に
均等に膨らむことができる。該膨張の形態は、最終的に
は外袋3によって拘束され、その状態で目標とする形状
(たとえば従来の土嚢と同じような形状)のものとな
る。
【0038】本実施態様のような可搬式敷設体1は、軽
量のシート材4、セルローススポンジシート状物5およ
び外袋3から構成されているので、布袋に土砂を詰め込
んだ従来の土嚢に比べて、大幅に軽量化できるので敷設
作業等における取り扱い性を向上できる。また、液体吸
収による膨潤前は全体として小型に構成できるから、保
管のためのスペースも大幅に削減することができる。ま
た、液体吸収性ポリマ7は、自重の約数十から数百倍の
液体を吸収できるとともに、セルローススポンジシート
状物5も自重の約20倍の液体を吸収する優れた保液性
を有しているので、同一容積の土嚢等に比べ保液性の点
でも優れている。また、液体吸収前は従来の土嚢等に比
べはるかに軽いので、取り扱い、運搬も極めて容易にな
る。そして、目標とする場所に敷設すれば、液体吸収に
よる膨潤により、従来の土嚢等と同程度の大きさに膨ら
むので、所望の液体遮断等の性能が発揮されることにな
る。
【0039】また、液体吸収性ポリマ7を保持したシー
ト材4の両面には、炭化物を含有したセルローススポン
ジシート状物5が配置されているので、液体吸収性ポリ
マ7に吸収される液体は、多孔質のセルローススポンジ
シート状物5を通過する。このため、吸収液体中に含ま
れる異物は、該セルローススポンジシート状物5により
効率的に濾過されるので、液体吸収性ポリマ7の液体吸
収性を高く保持することができる。また、シート材4の
両面に配置されるセルローススポンジシート状物5はそ
れ自体優れた保液性を有しているので、液体吸収性ポリ
マ7による液体吸収を促進させることもできる。また、
外袋3内に収納される液体吸収・膨潤体2の外側は表面
の粗いセルローススポンジシート状物5になっているの
で、外袋3内における液体吸収・膨潤体2のずれを防止
することができる。このため、液体吸収・膨潤体2の膨
潤が外袋3により阻害されるおそれもない。
【0040】また、可搬式敷設体1を構成する各部材
は、上述のように自然界に放置したとき腐食、あるいは
生分解するものから構成されているので、可搬式敷設体
1の敷設により周辺環境が損なわれるおそれを解消する
ことができる。
【0041】上記液体吸収性ポリマ7等による液体の吸
収は迅速に行われ、液体吸収性ポリマ7等が液体を吸収
した際には、可搬式敷設体1の重量が増加する。したが
って、激流等に対する遮断体として可搬式敷設体1を敷
設しても流出を防止することが可能となる。
【0042】図3は、本発明の第2実施態様に係る可搬
式敷設体8を示している。可搬式敷設体8は、液体吸収
・膨潤体10と加重体15と外袋9とから構成されてい
る。液体吸収・膨潤体10は、シート材11と炭化物を
含有したセルローススポンジシート状物12とからなっ
ている。
【0043】シート材11は、図4に示すように2枚の
合成紙13の間に液体吸収性ポリマ14を挟み込んだも
のからなっている。本実施態様においては、液体吸収・
膨潤体10は7枚のシート材11を有しており、シート
材11の間に加重体15が収納されている。
【0044】加重体15は、図5に示すように透液性袋
16と粒状物17とからなっている。粒状物17は、吸
収対象液体よりも比重の大きい物質の中から適宜選択す
ることができる。粒状物17には、たとえば小石、スラ
グ(たとえば、製鉄所で排出されるスラグ)等を用いる
ことができる。
【0045】透液性袋16内には、複数の粒状物収納室
18が形成されており、粒状物17は各粒状物収納室1
8内に収納されている。各粒状物収納室18は、透液性
袋16の長手方向に延びている。各粒状物収納室18に
粒状物17を収納することにより、全体として粒状物1
7の片寄りが防止され、透液性袋16の外形形状が所望
の形状に維持されるようになっている。
【0046】また、透液性袋16の両端にはシール部2
0が設けられており、該シール部20の先端には舌片1
9が設けられている。そして、本実施態様においては、
舌片19とシート材11、シート状物12とが糸22に
より縫合(たとえば、環縫い)され一体化されている。
【0047】加重体15の重量は、敷設場所等を考慮し
て自在に変更可能である。たとえば、粒状物の量や種類
を変更することで簡単に設定変更できる。なお、本願発
明者による検討により河川等の堤防に敷設するのであれ
ば、加重体15の重量は2〜5kg、好ましくは3〜5
kgで十分流出を防止できるとの結果が得られている。
この場合可搬式敷設体8の全体重量は約3〜6kg程度
であるから、取り扱い性が著しく損なわれることはな
い。
【0048】本実施態様においても上記第1実施態様の
作用に準じて軽量で取扱い性等に優れ、かつ環境適合性
を有する可搬式敷設体8を得ることができる。
【0049】図6は、本発明の第3実施態様に係る可搬
式敷設体23を示している。図6において、前記第2実
施態様と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を
省略する。可搬式敷設体23は、液体吸収・膨潤体2
4、25と加重体15と外袋9とから構成されている。
液体吸収・膨潤体24、25は、シート材11と炭化物
を含有したセルローススポンジシート状物12とからな
っている。
【0050】シート材11は、図4に示したように2枚
の合成紙13の間に液体吸収性ポリマ14を挟み込んだ
ものからなっている。本実施態様においては、液体吸収
・膨潤体24は3枚のシート材11を有しており、液体
吸収・膨潤体25は4枚のシート材11を有している。
そして、本実施態様においては、液体吸収・膨潤体2
4、25と加重体15の舌片19を糸22により縫合
(たとえば、環縫い)して液体吸収・膨潤体24、25
の間に加重体15が収納されている。
【0051】本実施態様においても上記第2実施態様の
作用に準じて軽量で取扱い性等に優れ、かつ環境適合性
を有する可搬式敷設体23を得ることができる。
【0052】図7は、本発明の第4実施態様に係る可搬
式敷設体の、液体吸収性ポリマ31を保持したシート材
32を示している。本実施態様においては、液体吸収性
ポリマ31が、シート材32に形成された複数の断続的
な領域に配置されており、隣接領域間部分が、透液路3
3に形成されている。
【0053】このように液体吸収性ポリマ31を複数の
断続的な領域に配置することにより、シート材32に対
し、液体吸収性ポリマ31を適当量づつ均一に分散配置
することができる。したがって、全体として液体吸収性
ポリマ31による均一な液体吸収性能を確保できる。さ
らに、各領域に対して隣接する位置に透液路33を形成
できるので、各領域に存在する液体吸収性ポリマ31に
良好にかつ迅速に液体を吸収させることができるように
なる。
【0054】図8は、本発明の第5実施態様に係る可搬
式敷設体41を示している。本実施態様においては、平
面形状が長方形の外袋42の対向する一対の辺部に、そ
れぞれ、襠43が設けられている。このように襠43を
設けておくことにより、外袋42が、内部に収納されて
いる液体吸収・膨潤体の膨らみに伴って膨らむ際、実質
的に抵抗なく、所定の最大形状まで容易に膨らむことが
できるようになる。さらに、外袋42が膨らんだ状態で
は、襠43の部分は、平面形状が長方形の外袋42の両
側面を形成する。したがって、このような可搬式敷設体
41を多数、隣接配置した場合、膨らんだ外袋42の襠
43によって形成された側面同士を実質的に面接触させ
ることができ、この間からの液漏れを効率よく防止でき
るようになる。
【0055】なお、上記のような襠43を有する外袋4
2を備えた可搬式敷設体41の作成は、たとえば次のよ
うに行うことができる。平面形状が角形の外袋42の一
対の辺部を開口部に、他の一対の辺部に襠43を設け、
開口部から外袋42内に内容物を収納した後、両開口部
をたとえば縫合して閉じる。このとき、内容物移動防止
のために、内容物の端部を外袋42と一体に縫合しても
よい。
【0056】図9は、本発明の第6実施態様に係る可搬
式敷設体51の内部横断面を示している。本実施態様に
おいては、外袋52内に、塩化カルシウム水溶液を収容
した、突き刺しにより破断可能な水溶液収容袋53が収
納されている。この水溶液収容袋53は、外部からの突
き刺しにより容易に穴をあけ、内部の水溶液を流出させ
ることが可能な、たとえば、ビニール製の袋に構成され
ており、本実施態様では、液体吸収・膨潤体の液体吸収
性ポリマ54中に埋設されている。また、水溶液収容袋
53には、外袋52とは異なる色付けが施されており、
外袋52を通して外部から水溶液収容袋53の存在位置
が視認できるようになっている。
【0057】このような可搬式敷設体51においては、
使用後、つまり、可搬式敷設体51が吸水により膨らん
だ後に、用済み後の可搬式敷設体51を迅速に撤去する
必要が生じた場合、外袋52の外部からの突き刺しによ
り水溶液収容袋53を破断させ、内部の塩化カルシウム
水溶液を流出させることができる。流出した塩化カルシ
ウム水溶液は、膨潤している液体吸収性ポリマ54やシ
ート状物に保持されている水分を、強制的に、大量にか
つ急速に吸い出すことができ、吸い出された水分は外袋
52を通して外部に排出されたり、蒸発により外部に排
出されたりし、膨潤していた液体吸収・膨潤体が迅速に
縮むとともに、軽量になり、極めて容易に撤去できるよ
うになる。
【0058】なお、上記実施態様では、水溶液収容袋5
3を外袋52内の中央部に設けるようにしたが、設置位
置はとくに限定されず、周辺部に設けることも可能であ
る。また、水溶液収容袋53の形状もとくに限定され
ず、角形の他、丸形のものでもよい。
【0059】本発明に係る可搬式敷設体は、水害用、海
岸等の防波堤用の土嚢としての、あるいはオイルの流
出、拡散を防止する土嚢等としての遮断体として幅広く
利用することができる。また、培地やハウス押さえ、水
流制御敷設体等の農業用資材としても幅広く利用するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可搬式敷設
体によれば、軽量で取扱い性に優れ、かつ環境適合性を
有する、遮断体や農業用資材として最適な可搬式敷設体
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る可搬式敷設体の断
面図である。
【図2】図1のシート材の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施態様に係る可搬式敷設体の断
面図である。
【図4】図3のシート材の拡大断面図である。
【図5】図3の加重体の平面図である。
【図6】本発明の第3実施態様に係る可搬式敷設体の断
面図である。
【図7】本発明の第4実施態様に係る可搬式敷設体のシ
ート材部分の平面図である。
【図8】本発明の第5実施態様に係る可搬式敷設体の外
観斜視図である。
【図9】本発明の第6実施態様に係る可搬式敷設体の内
部横断面図である。
【符号の説明】
1、8、23、41、51 可搬式敷設体 2、10、24、25 液体吸収・膨潤体 3、9、42、52 外袋 4、11、32 シート材 5、12 炭化物を含有したセルローススポンジシート
状物 6、13 合成紙 7、14、31、53 液体吸収性ポリマ 15 加重体 16 透液性袋 17 粒状物 18 粒状物収納室 19 舌片 20 シール部 22 糸 33 透液路 43 襠 53 水溶液収容袋

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体吸収性ポリマを保持したシート材の
    両面に、炭化物を含有したセルローススポンジからなる
    シート状物を配置した、液体の吸収が可能で該液体吸収
    により膨潤する液体吸収・膨潤体を、透液性の外袋内に
    収納したことを特徴とする可搬式敷設体。
  2. 【請求項2】 前記シート材と前記セルローススポンジ
    シート状物が縫合または接着により一体化されている、
    請求項1の可搬式敷設体。
  3. 【請求項3】 前記シート材が複数積層され、間に加重
    体が収納されている、請求項1または2の可搬式敷設
    体。
  4. 【請求項4】 前記液体吸収・膨潤体が複数収納され、
    間に加重体が収納されている、請求項1または2の可搬
    式敷設体。
  5. 【請求項5】 前記加重体が、吸収対象液体よりも比重
    の大きい粒状物を、透液性袋内に収納したものからな
    る、請求項3または4の可搬式敷設体。
  6. 【請求項6】 前記透液性袋内に、複数の粒状物収納室
    が形成されている、請求項5の可搬式敷設体。
  7. 【請求項7】 前記透液性袋に舌片が設けられており、
    該舌片が前記液体吸収・膨潤体と縫合されている、請求
    項5または6の可搬式敷設体。
  8. 【請求項8】 前記液体吸収性ポリマが、水吸収用ポリ
    マ、海水吸収用ポリマ、油吸収用ポリマのいずれかから
    なる、請求項1ないし7のいずれかに記載の可搬式敷設
    体。
  9. 【請求項9】 前記外袋が生分解性の布帛で形成されて
    いる、請求項1ないし8のいずれかに記載の可搬式敷設
    体。
  10. 【請求項10】 前記外袋が、透液用の多数の小孔を有
    する、請求項1ないし9のいずれかに記載の可搬式敷設
    体。
  11. 【請求項11】 前記液体吸収性ポリマが、前記シート
    材に形成された複数の断続的な領域に配置されており、
    隣接領域間部分が、透液路に形成されている、請求項1
    ないし10のいずれかに記載の可搬式敷設体。
  12. 【請求項12】 前記外袋の平面形状が略角形に形成さ
    れ、該角形の対向する一対の辺部にそれぞれ襠が設けら
    れている、請求項1ないし11のいずれかに記載の可搬
    式敷設体。
  13. 【請求項13】 前記外袋内に、アルカリまたは酸の水
    溶液を収容した、突き刺しにより破断可能な水溶液収容
    袋が収納されている、請求項1ないし12のいずれかに
    記載の可搬式敷設体。
  14. 【請求項14】 土嚢代替の遮断体である、請求項1な
    いし13のいずれかに記載の可搬式敷設体。
  15. 【請求項15】 農業用資材である、請求項1ないし1
    3のいずれかに記載の可搬式敷設体。
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WO2007132536A1 (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Higashinihon Co, Ltd. 大比重防護袋
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