JP2001354791A - 微多孔フィルム - Google Patents

微多孔フィルム

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JP2001354791A
JP2001354791A JP2000175212A JP2000175212A JP2001354791A JP 2001354791 A JP2001354791 A JP 2001354791A JP 2000175212 A JP2000175212 A JP 2000175212A JP 2000175212 A JP2000175212 A JP 2000175212A JP 2001354791 A JP2001354791 A JP 2001354791A
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JP
Japan
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weight
resin
film
microporous film
polypropylene
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Pending
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JP2000175212A
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English (en)
Inventor
Kenichi Inoue
憲一 井上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、延伸方向の引裂強度等の機械的強
度の低下が少ないとともに延伸ムラが発生せず、しか
も、ブロッキングの生じない微多孔フィルムを提供す
る。 【解決手段】 本発明の微多孔フィルムは、ポリオレフ
ィン系樹脂30〜60重量%及び無機充填剤70〜40
重量%からなるポリオレフィン系樹脂組成物100重量
部と、重量平均分子量が8万〜50万であるとともにク
ロス分別法により測定した樹脂溶出量が10℃以下の温
度で全ポリプロピレン系樹脂量の45〜80重量%であ
り、10℃を越え且つ70℃以下の温度で全ポリプロピ
レン系樹脂量の5〜35重量%であり、70℃を越え且
つ95℃以下の温度で1〜30重量%であり、95℃を
越え且つ125℃以下の温度で3〜35重量%であるポ
リプロピレン系樹脂0.1〜30重量部とからなるフィ
ルムを一軸延伸又は二軸延伸してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水衣料、防水カ
バー、衛生用材料又は包装用材料等に好適な湿気を通す
が水を通さない微多孔フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からポリオレフィン系樹脂に無機充
填剤を高充填した樹脂組成物からなるフィルムを一軸又
は二軸延伸してなる微多孔フィルムが提供されている。
このような微多孔フィルムとして、特開昭61−144
331号公報や特開平2−199135号公報には、ポ
リエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
100重量部に対して無機充填剤50〜400重量部、
更に、この無機充填剤をポリオレフィン系樹脂中に分散
させるための分散剤を添加してなる樹脂組成物をフィル
ム状に成形し、このフィルムを一軸延伸又は二軸延伸し
てなる微多孔フィルムが提案されている。
【0003】しかしながら、上記微多孔フィルムは、一
軸延伸した場合、延伸方向に沿って引き裂け易くなり、
機械的強度が極端に低下してしまうといった問題があ
り、又、二軸延伸した場合、得られるフィルムにムラが
発生したり、フィルムの柔軟性が低下したりするといっ
た問題点があった。
【0004】そこで、上記ポリオレフィン系樹脂にポリ
エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤又は液状ゴム等を
添加することも試みられているが、得られる微多孔フィ
ルムの多孔化が十分でなかったり或いは微多孔フィルム
同士がブロッキングを起こしてしまうといった別の問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、延伸方向に
沿った引裂強度等の機械的強度の低下が少ないとともに
延伸ムラが発生せず、しかも、ブロッキングの生じない
微多孔フィルムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の微多孔フィルム
は、ポリオレフィン系樹脂30〜60重量%及び無機充
填剤70〜40重量%からなるポリオレフィン系樹脂組
成物100重量部と、重量平均分子量が8万〜50万で
あるとともにクロス分別法により測定した樹脂溶出量が
10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の45〜
80重量%であり、10℃を越え且つ70℃以下の温度
で全ポリプロピレン系樹脂量の5〜35重量%であり、
70℃を越え且つ95℃以下の温度で全ポリプロピレン
系樹脂量の1〜30重量%であり、95℃を越え且つ1
25℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の3〜3
5重量%であるポリプロピレン系樹脂0.1〜30重量
部とからなるフィルムを一軸延伸又は二軸延伸してなる
ことを特徴とする。
【0007】上記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
のポリエチレン系樹脂、ホモポリプロピレン、プロピレ
ン−α−オレフィン共重合体が挙げられ、ポリエチレン
系樹脂が好ましく、重合活性点が均一であるメタロセン
触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレンがよ
り好ましい。なお、上記ポリオレフィン系樹脂は単独で
用いられても併用されてもよい。又、上記α−オレフィ
ンとしては、エチレン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン、1−オクテン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘプテン等が挙げられる。
【0008】そして、上記ポリオレフィン系樹脂のポリ
オレフィン系樹脂組成物中における含有量は、多いと、
微多孔フィルムに微孔を十分に形成させることができ
ず、又、少ないと、得られる微多孔フィルムの機械的強
度が低下したり、十分に延伸出来ずに微多孔フィルムに
微孔を十分に形成させることができないので、30〜6
0重量%に限定される。
【0009】又、上記ポリオレフィン系樹脂に添加され
る無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウムやタル
ク等が挙げられ、炭酸カルシウムが好ましい。そして、
上記無機充填剤は、その表面をステアリン酸、ラウリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸によって被覆しておいてもよ
い。
【0010】上記無機充填剤のポリオレフィン系樹脂組
成物中における含有量は、多いと、得られる微多孔フィ
ルムの機械的強度が低下したり、十分に延伸出来ずに微
多孔フィルムに微孔を十分に形成させることができず、
又、少なくても、微多孔フィルムに微孔を十分に形成さ
せることができないので、40〜70重量%に限定され
る。
【0011】上記ポリプロピレン系樹脂としては、重量
平均分子量及びクロス分別法による樹脂溶出量が上記範
囲内にあるものであれば、特に限定されず、例えば、下
記の方法により製造されたものを挙げることができる。
【0012】即ち、チタン化合物及びアルミニウム化合
物の存在下で、先ず、プロピレン単独、プロピレンとエ
チレン、或いは、プロピレンとα−オレフィンとを重合
し、チタン含有ポリプロピレン系樹脂を生成させ、続い
て、第二段階目以降の重合において、上記チタン化合物
及びアルミニウム化合物の存在下で、第一段階目で生成
したチタン含有ポリプロピレン系樹脂とプロピレンとエ
チレン、或いは、第一段階目で生成したチタン含有ポリ
プロピレン系樹脂とプロピレンとα−オレフィンとを共
重合させて得られたプロピレン−エチレン共重合体やプ
ロピレン−α−オレフィン共重合体が挙げられる。
【0013】そして、上記ポリプロピレン系樹脂の重量
平均分子量は、大きいと、フィルムへの成膜が困難とな
り、又、小さいと、得られる微多孔フィルムの機械的強
度が低下するので、8万〜50万に限定され、20万〜
40万が好ましい。
【0014】又、上記ポリプロピレン系樹脂をクロス分
別法により測定した際における10℃以下の温度での樹
脂溶出量は、多いと、得られる微多孔フィルムの機械的
強度が低下し、又、少ないと、得られる微多孔フィルム
の柔軟性が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂の4
5〜80重量%に限定される。
【0015】更に、上記ポリプロピレン系樹脂をクロス
分別法により測定した際における10℃を越え且つ70
℃以下の温度での樹脂溶出量は、多いと、得られる微多
孔フィルムの機械的強度が低下したり或いは延伸加工性
が低下して得られる微多孔フィルムの微孔の形成が不十
分となり、又、少ないと、得られる微多孔フィルムの柔
軟性が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂の5〜3
5重量%に限定される。
【0016】加えて、上記ポリプロピレン系樹脂をクロ
ス分別法により測定した際における70℃を越え且つ9
5℃以下の温度での樹脂溶出量は、多いと、得られる微
多孔フィルムの機械的強度が低下し、又、少ないと、延
伸加工性が低下して得られる微多孔フィルムの微孔の形
成が不十分となるので、全ポリプロピレン系樹脂の1〜
30重量%に限定される。
【0017】最後に、上記ポリプロピレン系樹脂をクロ
ス分別法により測定した際における95℃を越え且つ1
25℃以下の温度での樹脂溶出量は、多いと、得られる
微多孔フィルムの柔軟性が低下し、又、少ないと、得ら
れる微多孔フィルムの機械的強度が低下するので、全ポ
リプロピレン系樹脂の3〜35重量%に限定される。
【0018】なお、本発明においてクロス分別法は以下
の要領で行なわれる。即ち、ポリプロピレン系樹脂を先
ず140℃或いはポリプロピレン系樹脂が完全に溶解す
る温度とされたo−ジクロロベンゼンに溶解し、このポ
リプロピレン系樹脂を溶解させた溶液を一定速度で冷却
して予め用意した不活性担体表面に薄いポリマー層を結
晶性の高い順及び分子量の大きい順に生成させる。次
に、温度を連続的に又は段階的に昇温し、順次溶出した
成分の濃度を検出して組成分布(結晶性分布)を測定す
ることにより行なわれる。これを温度上昇溶離分別(T
REF=Temperature Rising El
ution Fractionation)という。
【0019】この温度上昇溶離分別と共に、上記順次溶
出した成分について、高温型GPCにより重量平均分子
量を測定する。本発明では、温度上昇溶離分別部分と高
温GPC(SEC=Size Exclusion C
hromatograph)部分とをシステムとして備
えている三菱油化社から商品名「CFC−T150A
型」で販売されているクロス分別クロマトグラフ装置を
使用した。
【0020】又、本発明のポリプロピレン系樹脂の重量
平均分子量は、上記クロス分別法により測定される値で
ある。
【0021】そして、上記フィルム中におけるポリプロ
ピレン系樹脂の含有量は、多いと、得られる微多孔フィ
ルムが柔軟になりすぎ、二次加工がし難くなり、又、少
ないと、得られる微多孔フィルムの引裂強度等の機械的
強度が低下するので、ポリオレフィン系樹脂組成物10
0重量部に対して0.1〜30重量部に限定される。
【0022】なお、上記フィルムには、得られる微多孔
フィルムの物性を損なわない範囲内において、顔料、酸
化防止剤、帯電防止剤、スリップ剤等を添加してもよ
い。
【0023】次に、上記微多孔フィルムの製造方法につ
いて説明する。上記微多孔フィルムの製造方法として
は、特に限定されず、例えば、従来から汎用されている
押出しTダイ法やインフレーションフィルム成形法等に
よって無延伸フィルムを成形し、このフィルムを従来か
ら汎用されている延伸方法を用いて一軸延伸又は二軸延
伸し、フィルムにその両面間に亘って貫通する微細な貫
通孔を多数貫設させる微多孔フィルムの製造方法が挙げ
られる。
【0024】
【実施例】(実施例1)直鎖状低密度ポリエチレン(密
度=0.920g/cm3 、メルトインデックス=2.
0g/10分)45重量%及び表面がステアリン酸で被
覆された炭酸カルシウム55重量%からなるポリエチレ
ン系樹脂組成物100重量部と、重量平均分子量が44
万であるとともにクロス分別法により測定した樹脂溶出
量が10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の4
8重量%であり、10℃を越え且つ70℃以下の温度で
全ポリプロピレン系樹脂量の19重量%であり、70℃
を越え且つ95℃以下の温度で5重量%であり、95℃
を越え且つ125℃以下の温度で28重量%であるポリ
プロピレン系樹脂(モンテルエスディケイサンライズ社
製 商品名「キャタロイ」、密度=0.890g/cm
3 、メルトインデックス=0.8g/10分)10重量
部とを押出機に供給し、溶融混練してTダイからフィル
ム状に押出した後、このフィルムを2.0倍に押出方向
(以下、「MD」と記す)に一軸延伸して厚さ25μm
の微多孔フィルムを得た。
【0025】(実施例2)直鎖状低密度ポリエチレン
(密度=0.919g/cm3 、メルトインデックス=
2.1g/10分)35重量%、直鎖状低密度ポリエチ
レン(密度=0.931g/cm3 、メルトインデック
ス=2.8g/10分)3重量%、低密度ポリエチレン
(密度=0.921g/cm3 、メルトインデックス=
1.0g/10分)7重量%及び表面がステアリン酸で
被覆された炭酸カルシウム55重量%からなるポリエチ
レン系樹脂組成物100重量部と、重量平均分子量が3
4万であるとともにクロス分別法により測定した樹脂溶
出量が10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の
48重量%であり、10℃を越え且つ70℃以下の温度
で全ポリプロピレン系樹脂量の19重量%であり、70
℃を越え且つ95℃以下の温度で5重量%であり、95
℃を越え且つ125℃以下の温度で28重量%であるポ
リプロピレン系樹脂(モンテルエスディケイサンライズ
社製 商品名「キャタロイ」、密度=0.890g/c
3 、メルトインデックス=0.8g/10分)10重
量部とを押出機に供給して溶融混練してTダイからフィ
ルム状に押出した後、このフィルムをMD方向に2.0
倍一軸延伸して厚さ25μmの微多孔フィルムを得た。
【0026】(比較例1)ポリプロピレン系樹脂を添加
しなかったこと以外は実施例1と同様にして微多孔フィ
ルムを得た。
【0027】(比較例2)直鎖状低密度ポリエチレン
(密度=0.920g/cm3 、メルトインデックス=
2.0g/10分)35重量%及び表面がステアリン酸
で被覆された炭酸カルシウム65重量%からなるポリエ
チレン樹脂組成物100重量部と、重量平均分子量が4
4万であるとともにクロス分別法により測定した樹脂溶
出量が10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の
48重量%であり、10℃を越え且つ70℃以下の温度
で全ポリプロピレン系樹脂量の19重量%であり、70
℃を越え且つ95℃以下の温度で5重量%であり、95
℃を越え且つ125℃以下の温度で28重量%であるポ
リプロピレン系樹脂(モンテルエスディケイサンライズ
社製 商品名「キャタロイ」、密度=0.890g/c
3 、メルトインデックス=0.8g/10分)35重
量部とを押出機に供給して溶融混練してTダイからフィ
ルム状に押出した後、このフィルムをMD方向に2.0
倍一軸延伸して厚さ25μmの微多孔フィルムを得た。
【0028】(比較例3)直鎖状低密度ポリエチレン
(密度=0.920g/cm3 、メルトインデックス=
2.0g/10分)10重量%及び表面がステアリン酸
で被覆された炭酸カルシウム90重量%からなるポリエ
チレン樹脂組成物100重量部と、重量平均分子量が4
4万であるとともにクロス分別法により測定した樹脂溶
出量が10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の
48重量%であり、10℃を越え且つ70℃以下の温度
で全ポリプロピレン系樹脂量の19重量%であり、70
℃を越え且つ95℃以下の温度で5重量%であり、95
℃を越え且つ125℃以下の温度で28重量%であるポ
リプロピレン系樹脂(モンテルエスディケイサンライズ
社製 商品名「キャタロイ」、密度=0.890g/c
3 、メルトインデックス=0.8g/10分)15重
量部とを押出機に供給して溶融混練してTダイからフィ
ルム状に押出した後、このフィルムをMD方向に2.0
倍一軸延伸して厚さ25μmの延伸フィルムを得たが、
該延伸フィルムには目視でも観察できる孔が形成されて
おり、微多孔フィルムは得られなかった。
【0029】上記の如くして得られた微多孔フィルム又
は延伸フィルムの通気性及び引裂強度を下記に示した方
法で測定し、その結果を表1に示した。
【0030】(通気性)微多孔フィルムの透気度をJI
S P8117に準拠した。なお、比較例3について
は、微多孔フィルムが得られなかったため測定できなか
った。
【0031】(引裂強度)微多孔フィルム又は延伸フィ
ルムの引裂強度をJIS K7128のトラウザー引裂
法に準拠して測定した。なお、表1中「TD」とは押出
方向に対して直角方向をいう。
【0032】(外観)微多孔フィルム又は延伸フィルム
の表面を目視観察し下記基準により判断した。 ○・・・良好 △・・・少しムラ有り ×・・・ムラが多い
【0033】(柔軟性)微多孔フィルム又は延伸フィル
ムの表面を指で押さえて下記基準により判断した。 ○・・・良好 △・・・やや固い ×・・・固い又は柔らかすぎる
【0034】(生産性)各実施例及び比較例と同様の製
造方法により得られる微多孔フィルム(延伸フィルム)
の厚さを50μm、40μm、30μm、25μmと変
化させ、微多孔フィルム(延伸フィルム)を得た。得ら
れた微多孔フィルム(延伸フィルム)を目視観察し、以
下のように評価した。 ○・・・いずれの厚さのものも良好 △・・・厚さを30μm以下にすると目視でも観察でき
るような大きな孔が生ずることがある。 ×・・・厚さが30μmを越えるものについても目視で
も観察できるような大きな孔等が多数発生する。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の微多孔フィルムは、上記の如き
構成を有するので、延伸方向の引裂強度等の機械的強度
の低下が少ないとともに延伸ムラが発生せず均一な品質
を有し、しかも、フィルイム同士がブロッキングを生じ
るといった不測の事態も発生しない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂30〜60重量%
    及び無機充填剤70〜40重量%からなるポリオレフィ
    ン系樹脂組成物100重量部と、重量平均分子量が8万
    〜50万であるとともにクロス分別法により測定した樹
    脂溶出量が10℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂
    量の45〜80重量%であり、10℃を越え且つ70℃
    以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂量の5〜35重量
    %であり、70℃を越え且つ95℃以下の温度で全ポリ
    プロピレン系樹脂量の1〜30重量%であり、95℃を
    越え且つ125℃以下の温度で全ポリプロピレン系樹脂
    量の3〜35重量%であるポリプロピレン系樹脂0.1
    〜30重量部とからなるフィルムを一軸延伸又は二軸延
    伸してなることを特徴とする微多孔フィルム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006514124A (ja) * 2003-06-19 2006-04-27 ボレアリス テクノロジー オイ 呼吸できるフィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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