JP2001354318A - 水流式整列装置 - Google Patents

水流式整列装置

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JP2001354318A
JP2001354318A JP2000176541A JP2000176541A JP2001354318A JP 2001354318 A JP2001354318 A JP 2001354318A JP 2000176541 A JP2000176541 A JP 2000176541A JP 2000176541 A JP2000176541 A JP 2000176541A JP 2001354318 A JP2001354318 A JP 2001354318A
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vegetables
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water flow
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Toshiya Uchikubo
利哉 内窪
Teruyoshi Hamauchi
輝義 浜内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路内で移送が遮断された物品を人手を介さ
ずに取り除くことにより、完全に自動整列が可能な水流
式整列装置を提供することを目的とする。 【解決手段】青果物7が投入される投入部1を上流側に
備えた水路2と、該水路2の下流側を複数の流路4に分
割するセパレータ7を有し、水流によって下流側へ移送
される前記青果物7を、前記流路4により、前記流路4
内を一列で移動するよう整列させる水流式整列装置にお
いて、前記流路4内に、前記青果物7が通過可能な間隔
を一側の前記セパレータ3に対して保持した状態で移動
可能に設けられ、前記流路4で詰まった前記青果物7を
押し出す押し部材27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を水流を介し
て下流側へ移送し整列する水流式整列装置に関する発明
で、例えば、野菜や果物などの青果物に対するラップ包
装等の加工処理の前工程等に適用されて最適な水流式整
列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水流式整列装置の一例として、例えば図
5,図6に示す特開平08−034414号公報が知ら
れている。図5は従来の水流式整列装置の側断面図を、
図6は図5の上視図(図5のA視図)を示す。
【0003】図5,図6に示すように、従来の水流式整
列装置には、上流側から下流側へと連続的に流れる水6
が満たされた水路2が設けられ、水路2の最上流側に
は、野菜,果実等の青果物7が一斉に投入できるよう十
分な容量を持つ投入部1が設けられている。又、水路2
の底板8は、水6の流水速度が漸次増速(上流側の流水
速度v1<下流側の流水速度v2)するよう、水流方向
Yに沿って水路2の水深が徐々に浅くなるよう傾斜して
構成されている。
【0004】水路2の下流側には、水路2を複数列(図
6では五列)の流路4に分割するセパレータ3が位置し
ている。又、水路2の全幅に渡って二本の支持軸9,1
0が流路4の上流側と下流側の二個所に架設されてお
り、支持軸9,10はセパレータ3を貫通し、セパレー
タ3を支持している。又、モータ11の駆動軸が支持軸
10に偏心して連結されており、モータ11の駆動軸の
回転によって、支持軸10は偏心回転が可能に構成され
ている。この支持軸10の偏心回転運動と、支持軸10
と同期回転可能に連動する支持軸9の回転運動により、
セパレータ3は上昇,前進,下降,後退動作を繰返すこ
とが可能となっている。
【0005】又、後述する作用の如く、セパレータ3の
上昇,前進,下降,後退動作を受ける青果物7の流路4
への方向転換を補助するために、少なくともセパレータ
3の上流側が水中に没水し、且つセパレータ3の上面が
水面に対し傾斜して構成されている。又、後述する作用
の如く、流路4の下流端にて自動的に一個ずつ行われる
青果物7のトレイ等への移載において、一つの流路4内
で下流端へ同時に複数の青果物7が到達することによる
移載ミスが生じないよう、青果物7は流路4内でその長
手方向が水流方向に向いた状態で一列に整列させる必要
があり、よって、流路4の幅Sは「青果物7の横幅の最
大幅W+所定の余裕値(<W)」に設定される。
【0006】水路2を経てその下流端へと流れ出た水6
は容器12へ回収された後、ポンプ13,冷水設備1
4,無公害殺菌処理設備15及びフィルタ16からなる
水循環装置5を介して上流側の投入部1へとフィードバ
ックされ、再度繰り返し利用される構成となっている。
無公害殺菌設備15として、例えばオゾン水処理設備や
イオン水処理設備等を用いることにより、水6内の細
菌,雑菌,カビ類が殺菌され、青果物7は衛生面,品質
面に関し常に良好に保たれる。
【0007】従来の水流式整列装置は、上述のように構
成されることにより、次のように作用する。先ず投入部
1に投入された青果物7は、浮上した順に水流によって
下流側へと少量ずつ送り出される。次に、投入部1から
送り出された各青果物7は、徐々に増速する流水によ
り、進行方向前後の互いの間隔を拡大しながら、下流端
側の流路4へと自動的に移送される。
【0008】流路4の入口部へ到達した青果物7のう
ち、長手方向が水流方向を向いた状態で流路4へ直進す
る青果物7は、流路4内へ進入した後、水流の推力を受
けてそのまま下流端まで一列に整列されて移送される。
一方、流路4内へ直進しない青果物7は、セパレータ3
の上面に設けられた傾斜面17と接触した後、水流の推
力及び前述のセパレータ3の上昇,前進,下降,後退動
作を受けて、その長手方向が水流方向へ向くよう流路4
へ方向転換し、流路4内へと進入する。その後、水流の
推力によって下流端まで一列に整列されて移送される。
【0009】そして、一列に整列されて流路4の下流端
まで到達した青果物7から順に、各流路4の下流端に並
べられた図示省略のトレイ,バケット等へと自動的に一
個ずつ移載された後、ラップ包装等の種々の加工処理が
施されていく。尚、トレイ,バケット等へ一個ずつ移載
する移載装置として、例えば、各青果物7を吸着して移
載する吸着式移載装置(図示せず)や、各青果物7を把
持して移載する把持式移載装置(図示せず)等が用いら
れる。
【0010】以上のように水流式整列装置は、作業者が
多量の青果物7を投入部1に投入するだけで、流水を介
して自動的に青果物7を流路4内で一列に整列し、後工
程へと移送することを目的としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の水流
式整列装置では次のような課題がある。前述のように流
路4の幅Sは、十分に広くない一定の範囲に限定される
ため、流路4内へ直進しないでセパレータ3の上面の傾
斜面17と接触する青果物7において、傾斜面17との
接触点と青果物7の一端までの距離Lが流路4の幅Sよ
り大きい場合が生じる。この場合、前述の作用の如く、
青果物7が水流の推力やセパレータ3の上昇,前進,下
降,後退動作を受けて方向転換する際、図7に示すよう
に、セパレータ3上に横向きに乗り上がってしまうこと
がある。こうなると、青果物7の重量や重心バランスに
よっては、青果物7を流路4へと方向転換する前述のセ
パレータ3の動作を以ってしても乗り上がりを解消する
ことができず、青果物7の移送が遮断され、流路4で詰
まってしまう。
【0012】又、同様に、流路4の幅Sが十分に広くな
い一定の範囲に限定されるため、青果物7及び後方から
移送されてきた別の青果物7´がほぼ同時に流路4内へ
進入した場合、図8に示すように、特に流路4の入口部
において青果物7が別の青果物7´の上に乗りあがり、
一つの流路4内に二つの青果物7,7´が重なり合って
詰まり、移送が遮断されてしまうこともある。こうなる
と、水流の推力やセパレータ3の上昇,前進,下降,後
退動作を以ってしても、解消することはできない。
【0013】一般に、青果物7の形状,重量,重心バラ
ンスは千差万別であり、又、青果物7は水流により移送
されるためその進行方向が安定しない。よって、従来の
水流式整列装置では、全ての青果物7が流路4内へ安定
して進入することがなく、上述のように移送が遮断され
てしまう場合がある。よって、移送が遮断された青果物
7をその都度人手によって取り除く必要があり、現実に
は、作業者は青果物7を投入部1に投入するだけでな
く、流路4内での青果物7の移送状態を作業者が常時監
視しなければならず、水流式整列装置の自動化(省力
化)の障害となっている。
【0014】本発明は、このような課題を解決するため
なされたものであり、流路内で移送が遮断され詰まった
物品を人手を介さず取り除くことにより、物品を流路内
へ連続して自動的に整列させることが可能な水流式整列
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明の水流式整列装置は、物品
が投入される投入部を上流側に備えた水路と、該水路の
下流側を複数の流路に分割するセパレータを有し、水流
によって下流側に移送された前記物品を、前記流路によ
り、前記流路内を一列で移動するよう整列させる水流式
整列装置であって、前記流路内に、前記物品が通過可能
な間隔を一側の前記セパレータに対し保持した状態で移
動可能に設けられ、前記流路で詰まった前記物品を押し
出す押し部材を有することを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の水流式整列装置は、請求
項1に記載の水流式整列装置において、前記水流に逆行
して移動可能に設けられた押し部材であることを特徴と
している。請求項3に記載の水流式整列装置は、請求項
1又は請求項2に記載の水流式整列装置において、前記
水路上に設けられた移動可能なバーに設けられた押し部
材であることを特徴としている。請求項4に記載の水流
式整列装置は、請求項3に記載の水流式整列装置におい
て、前記押し部材は各々の前記流路内に少なくとも1つ
配設され、且つ、同一の前記バーに配設される前記押し
部材は一列以上の前記流路間隔を空けて位置しているこ
とを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、特
に野菜,果実等の青果物を整列する水流式整列装置を用
いて、図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実
施形態に係る水流式整列装置の要部断面図を、図2は図
1の上視図(図1のB視図)を示す。尚、各図面におい
て従来技術と同一の要素には同一の符号を付してある。
【0018】本発明の実施形態に係る水流式整列装置に
ついて、まず始めに、従来の水流式整列装置と同様の構
成部位に関し、従来技術の説明で用いた図5,図6に基
づいて説明する。上流側から下流側へと連続的に流れる
水6が満たされた水路2が設けられ、水路2の最上流側
には、野菜,果実等の青果物7が一斉に投入できるよう
十分な容量を持つ投入部1が設けられている。投入部1
の下流側には、その側壁を形成する壁板18が設けられ
ている。尚、壁板18の高さは後述する作用の如く、投
入部1に投入された青果物7が、浮上した順に下流側の
水路2へ少量ずつ送り出されるよう適宜設定されてい
る。更に、水路2の底板8は、水6の流水速度が下流側
ほどに漸次増速するよう、水流方向Yに沿って水路2の
水深が徐々に浅くなるよう傾斜して構成されている。
尚、その傾斜角度は、後述する作用の如く、下流側にお
ける青果物7の進行方向前後の互いの整列間隔や水6を
対流させるポンプ13容量(流水速度)等の仕様に応じ
適宜設定される。
【0019】水路2の下流側には、水路2を複数列(図
6では5列)の流路4に分割するセパレータ3が、従来
技術と同様な構成により、水路2の全幅に渡って流路4
の上流側と下流側に架設された2本の支持軸9,10に
よって支持されている。又、モータ11の駆動軸が支持
軸10に偏心して連結されており、モータ11の駆動軸
の回転によって、支持軸10は偏心回転が可能に構成さ
れている。この支持軸10の偏心回転運動と、支持軸1
0と同期回転可能に連動する支持軸9の回転運動によ
り、セパレータ3は上昇,前進,下降,後退動作を繰返
すことが可能に構成されている。尚、駆動軸の支持軸1
0に対する偏心量及び偏心回転数(つまり、セパレータ
3の前記動作の動作量及び動作サイクル速度)は、後述
する青果物7に対する流路4内への方向転換作用時に、
青果物7へ傷が付かぬよう、又、青果物7の方向転換能
力が最良となるよう適宜設定される。
【0020】又、後述する作用の如く、セパレータ3の
上昇,前進,下降,後退動作を受ける青果物7の流路4
内への方向転換作用を補助するために、少なくともセパ
レータ3の上流側は水中に没水し、且つセパレータ3の
上面が水面に対し傾斜して構成されている。又、後述す
る作用の如く、流路4の下流端にて自動的に一個ずつ行
われる青果物7のトレイ等への移載において、一つの流
路4内で下流端へ同時に複数の青果物7が到達すること
による移載ミスが生じないよう、青果物7は流路4内で
その長手方向が水流方向に向いた状態で一列に整列させ
る必要があり、よって、流路4の幅Sは「青果物7の横
幅の最大幅W+所定の余裕値(<W)」、即ち一列の流
路4内に一つの青果物7が整列されるよう適宜設定され
ている。
【0021】そして、水路2を経てその下流端へと流れ
出た水6は、容器12へ回収された後、ポンプ13,冷
水設備14,無公害殺菌処理設備15及びフィルタ16
からなる水循環装置5を介して上流側の投入部1へとフ
ィードバックされ、再度繰り返し利用される構成となっ
ている。無公害殺菌設備15として、例えばオゾン水処
理設備やイオン水処理設備等を用いることにより、水6
内の細菌,雑菌,カビ類が殺菌され、青果物7は衛生
面,品質面に関し常に良好に保たれる。
【0022】以上が、本発明の実施形態に係る水流式整
列装置に関し、従来の水流式整列装置と同様の構成部位
の説明であって、次に、従来技術と異なる点、すなわ
ち、図1,図2に示すように、流路4内で移送が遮断さ
れた青果物7を押し出す棒状の押し部材27を流路4内
に設けた点について以下に詳述する。
【0023】図1及び図2において、流路4の下流側及
び上流側に、それぞれ軸20,21が水路2の上部に全
幅に渡って架設されている。軸20,21の両端部には
それぞれスプロケット22,23が設けられており、ス
プロケット22からスプロケット23へとエンドレスチ
ェン24が掛け渡されている。前記流路内に、前記物品
が通過可能な間隔を一側の前記セパレータに対し保持し
た状態で移動可能に設けられ、前記流路で詰まった前記
物品を押し出す押し部材、
【0024】エンドレスチェン24には水路2上に全幅
に渡って2本のバー25,26が架設されており、それ
ぞれのバー25,26には、流路4に対応して互いに一
列置きにシリコンゴム製の棒状の押し部材27が配設さ
れている。図1及び図2に示すように、棒状の押し部材
27は、流路4で詰まった青果物7を押し出すよう、青
果物7が通過可能な間隔、すなわち青果物7の横幅の最
大幅Wよりも大なる間隔を一側のセパレータ3に対し保
持した状態で流路4内に位置している。又、押し部材2
7の流路4内での取付位置は、前述した条件の範囲で適
宜調整可能に設けられている。そして、軸20の端部に
はモータ28が取り付けられており、モータ28の駆動
によって、図1に示すように、バー25,26に取付け
られた棒状の押し部材27が、流路4内を移動時に水流
方向Yと逆行して移動するよう構成されている。
【0025】本発明の実施形態に係る水流式整列装置
は、上述のように構成されることによって、次のように
作用する。先ず、投入部1に投入された青果物7が、浮
上した順に、水流の推力によって壁板18を超えて下流
側へと少量ずつ送り出される。次に、投入部1から送り
出された各青果物7は、徐々に増速する水路3内の流水
によって、進行方向前後の互いの間隔を拡大しながら、
下流端側の流路4へと自動的に移送されていく。
【0026】流路4の入口部へ到達した青果物7のう
ち、その長手方向が進行方向を向いたまま流路4へ直進
する青果物7は、水流の推力を受けて流路4内へ進入し
た後、そのまま下流端まで一列に整列されて移送され
る。又、流路4内へ直進しない青果物7のうち、大半
は、従来の水流式整列装置と同様の作用により、セパレ
ータ3の上面に設けられた傾斜面17に接触後、水流の
推力及び前述のセパレータ3の上昇,前進,下降,後退
動作を受けて、その長手方向が水流方向となるよう方向
転換し、流路4内へと進入した後、水流の推力によって
下流端まで一列で整列されて移送される。
【0027】一方、流路4内へ正常に進入せず、前述の
図7に示すように、セパレータ3上に乗り上がって移送
が遮断された青果物7は、図3に示すように、青果物7
が通過可能な間隔を一側のセパレータ3に対し保持した
状態で流路4内に位置する棒状の押し部材27が、乗り
上がった青果物7の片側の略先端部を押し出し、青果物
7をセパレータ3上で回転移動させ(図3の一点鎖線
部)、その場で流路4内に進入させる。その後、青果物
7は下流端まで流路4内で一列に整列されて移送され
る。
【0028】又、前述の図8に示すように、二つの青果
物7が一つの流路4内で重なって移送が遮断された場合
には、図4に示すように、青果物7が通過可能な間隔を
一側のセパレータ3に対し保持した状態で流路4内に位
置する棒状の押し部材27が、重なっている一方の青果
物7のみを押し出すため、もう一方の青果物7´は流路
4をそのまま通過することができる。押し出された青果
物7は流路4の上流側に戻され、再度流路4内への進入
を行なう。その後、青果物7は下流端まで流路4内で一
列に整列されて移送される。
【0029】そして、一列に整列されて流路4の下流端
まで到達した各青果物7から順に、各流路4の下流端に
並べられた図示省略のトレイ,バケット等へと自動的に
一個ずつ移載された後、ラップ包装等の種々の加工処理
が施されていく。尚、前述した増速する流水により各青
果物7は互いの間隔が十分に拡大されているため、複数
の青果物7が密集した状態で流路4の下流端に到達する
ことはなく、よってトレイ等への移載ミスは生じない。
尚、トレイ,バケット等へ一個ずつ移載する移載装置と
して、例えば、各青果物7を吸着して移載する吸着式移
載装置(図示せず)や、各青果物7を把持して移載する
把持式移載装置(図示せず)等が用いられる。ところ
で、棒状の押し部材27は、青果物7が通過可能な間隔
を一側のセパレータ3に対して保持した状態で流路4内
に位置しているため、流路4内で正常に移送されている
青果物7を押し出す(押し戻す)ことはない。
【0030】以上、本発明の水流式整列装置について、
特に野菜,果実等の青果物を整列する水流式整列装置に
ついて説明したが、本発明は上述した実施形態例に限定
されるものではなく、青果物以外の物品を整列する水流
式整列装置にも適用可能である。
【0031】又、押し部材27は上述した実施形態にお
けるシリコンゴム製の棒状部材に限らず、青果物7を押
し出すことが可能な剛性を有し、且つ、青果物7を傷つ
けない形状及び材質の部材であればよく、例えば外縁部
に丸みを帯びた板状部材や球体形状等でもよい。すなわ
ち、要は取り扱う青果物7の種類に応じて、押し部材2
7の形状や材質を選定すればよい。又、押し部材27が
配設されるバーの本数は上述した実施形態の2本に限る
ものではない。又、バーは、水路3の全幅に渡って架設
される構成に限らず、水路3の側端から必要とされる流
路4まで片持ちに横設される構成であってもよい。又、
各々の流路4内に少なくとも1つの押し部材27が配設
され、且つ、バーが複数本であり、同一のバーに配設さ
れる押し部材27が、一列以上の流路4間隔を空けて位
置していること(すなわち、本実施形態では二本のバー
に、流路4に対し一列置きに配設)が望ましいが、これ
に限定されるものではない。
【0032】更に、押し部材27をバーに配設し、バー
を駆動することによって各々の押し部材27を駆動する
上述の実施形態の構成に限らず、押し部材27を個別に
駆動する構成であってもよい。又、押し部材27は、上
述のように、流路4内に移動時に水流方向Yに逆行して
移動するよう駆動するのが望ましいが、特にこれに限定
されるものではなく、水流方向Yと同一方向であっても
よい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
本発明の水流式整列装置によれば、流路内に位置する押
し部材が流路内を移動することにより、流路で移送が遮
断され詰まった物品を自動的に移動させ、流路内の水流
に乗せることができるため、作業者は物品を投入部に投
入するだけで自動整列を行なうことが可能となる。
【0034】特に、押し部材は、物品が一列で整列され
るよう、流路幅が「青果物の横幅の最大幅+所定の余裕
値(<W)」に設定された流路内に、前記物品が通過可
能な間隔を一側のセパレータに対して保持するよう位置
しているため、正常に移送されている物品はセパレータ
と押し部材の間を通過して流れ、その移送が阻害される
ことはなく、又、遮断されている物品は効率良く押し出
され、流路内の水流へ乗せられることが可能である。よ
って、作業者は物品の移送状態を常時監視している必要
がなくなり、整列作業の一層の省力化及び自動化が可能
となる。
【0035】請求項2に記載の本発明の水流式整列装置
によれば、押し部材が流路内で水流に逆行して移動する
ため、特に詰まりの発生しやすい流路の入口部で重なり
合った物品を、幅の狭い流路側でなく、幅がより広く開
口している水路側(流路の外側)へ押し出すため、物品
を傷つけずに無理なく押し出すことができる。又、重な
り合った物品の一方は水路側へと押し戻され、再度流路
内へと進入,整列することが可能である。
【0036】請求項3に記載の本発明の水流式整列装置
によれば、水路上に設けられたバーの移動によって、バ
ーに配設された各々の押し部材を同期して移動可能であ
るため、各々の押し部材に対してそれぞれ駆動機構を設
ける必要が無く、よって、移送が遮断され詰まった物品
を押し出す構造をより簡素に構成することが可能とな
る。
【0037】請求項4に記載の本発明の水流式整列装置
によれば、各々の前記流路内に少なくとも1つの押し部
材が配設され、又、水路上に設けられた複数本のバーの
うちの同一のバーに配設された押し部材が、一列以上の
前記流路間隔を空けて位置しているため、セパレータ上
に乗り上がった物品の片側の略先端側のみをより確実に
押し出すため、その場で回転させて流路内に効率良く進
入させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る水流式整列装置の要
部の側断面図
【図2】 図1の上視図(図1のB視図)
【図3】 本発明の実施形態に係る水流式整列装置の押
し部材の作用例の説明図
【図4】 本発明の実施形態に係る水流式整列装置の押
し部材の他の作用例の説明図
【図5】 従来の水流式整列装置の側断面図
【図6】 図5の上視図(図5のA視図)
【図7】 従来の水流式整列装置の流路内で遮断された
青果物の状態図
【図8】 従来の水流式整列装置の流路内で遮断された
青果物の他の状態図
【符号の説明】
1 投入部 2 水路 3 セパレータ 4 流路 7 青果物 25 バー 26 バー 27 押し部材 28 モータ Y 水流方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が投入される投入部を上流側に備えた
    水路と、該水路の下流側を複数の流路に分割するセパレ
    ータを有し、水流によって下流側へ移送される前記物品
    を、前記流路により、前記流路内を一列で移動するよう
    整列させる水流式整列装置であって、前記流路内に、前
    記物品が通過可能な間隔を一側の前記セパレータに対し
    保持した状態で移動可能に設けられ、前記流路で詰まっ
    た前記物品を押し出す押し部材、を有することを特徴と
    する水流式整列装置。
  2. 【請求項2】前記押し部材が、前記水流に逆行して移動
    可能に設けられた押し部材であること、を特徴とする請
    求項1に記載の水流式整列装置。
  3. 【請求項3】前記押し部材が、前記水路上に設けられた
    移動可能なバーに設けられた押し部材であること、を特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の水流式整列装
    置。
  4. 【請求項4】前記バーが複数本設けられたバーであり、
    前記押し部材は各々の前記流路内に少なくとも1つ配設
    され、且つ、同一の前記バーに配設される前記押し部材
    は一列以上の前記流路間隔を空けて位置していること、
    を特徴とする請求項3に記載の水流式整列装置。
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