JP2001353618A - 往復動切断工具 - Google Patents

往復動切断工具

Info

Publication number
JP2001353618A
JP2001353618A JP2000178866A JP2000178866A JP2001353618A JP 2001353618 A JP2001353618 A JP 2001353618A JP 2000178866 A JP2000178866 A JP 2000178866A JP 2000178866 A JP2000178866 A JP 2000178866A JP 2001353618 A JP2001353618 A JP 2001353618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
reciprocating
counterbalance
slide shaft
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000178866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3734679B2 (ja
Inventor
Masahiko Ono
雅彦 小野
Tetsuhisa Kaneko
哲久 金子
Kazunori Tsuge
和則 柘植
Yasuhiro Kakiuchi
保広 垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2000178866A priority Critical patent/JP3734679B2/ja
Publication of JP2001353618A publication Critical patent/JP2001353618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734679B2 publication Critical patent/JP3734679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のレシプロソーにおける往復動機構は、駆
動軸上の2箇所に、スライド軸を往復動させるための揺
動アームと、カウンタバランスを往復動させるための揺
動アームを配置する構成であったので、レシプロソーを
その機長方向にコンパクト化することが困難であった。
本発明では、特に機長方向にコンパクト化を図ることが
できる往復動切断工具を提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング4に回転可能に設けた駆動軸
7と、駆動軸7に傾斜して回転可能に設けられ、駆動軸
7の回転により駆動軸7の軸方向に揺動する駆動部材2
5と、駆動部材25の揺動により軸方向に往復動するス
ライド軸30と、スライド軸30に対して軸方向に移動
可能に設けたカウンタバランス50と、ハウジング4
に、長手方向中央の支持軸部を介して前後に揺動可能に
設けられ、一端側が駆動部材25に連結され、他端側が
カウンタバランス50に連結され、駆動部材25の揺動
方向とは反対側に揺動してカウンタバランス50をスラ
イド軸30とは反対方向に往復動させる揺動部材42,
43を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばレシプロ
ソーやジグソー等の往復動切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記レシプロソーは、電動モー
タ等の駆動源により回転する駆動軸と、ブレード(切断
刃)を取り付けたスライド軸との間に往復動機構を介在
させ、この往復動機構により駆動軸の回転運動をスライ
ド軸の往復運動に変換する構成となっている。従来、レ
シプロソーにおける往復動機構には、例えば特許第28
60173号公報に開示された構成のものがあった。
【0003】この従来の往復動機構は、駆動軸上の2箇
所に軸受けを傾斜して取り付け、各軸受けを介して駆動
軸上に2本の揺動アームを回転可能に設け、一方の揺動
アームをスライド軸に連結し、他方の揺動アームをカウ
ンタバランスに連結して、駆動軸の回転に伴う上記2本
の揺動アームの揺動によりスライド軸とカウンタバラン
スを相互に反対方向に往復動させる構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の往復動機構によれば、駆動軸上の2箇所に揺動アー
ムを設ける構成であったので、そのためのスペースを確
保する必要があり、その結果当該レシプロソーの特に機
長方向のコンパクト化を図ることが困難であった。ま
た、2本の揺動アームを傾斜状態で別々に支持する必要
があるため、そのために必要な軸受けを2箇所分必要と
する等の点でコスト高になる問題があった。本発明は、
従来よりもコンパクト化および低コスト化を図ることが
できる往復動切断工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成の往復動切断工具とした。請求
項1記載の往復動切断工具によれば、カウンタバランス
を往復動させるための揺動部材は、スライド軸を往復動
させるための駆動部材に設けられている。このため、駆
動軸上には駆動部材を配置すれば足り、従来のようにス
ライド軸を往復動させるための部材とカウンタバランス
を往復動させるための部材の双方を駆動軸上に配置する
必要がない。このことから、駆動軸の軸方向(機長方
向)に関して従来よりも往復動切断工具のコンパクト化
を図ることができる。また、カウンタバランスを往復動
させるための揺動部材を駆動軸上に傾斜状態で支持する
必要がないので、従来駆動軸上の2箇所に配置した軸受
けを1箇所に減らすことができ、これにより当該往復動
切断工具の低コスト化を図ることができる。
【0006】請求項2記載の往復動切断工具によれば、
駆動軸が回転すると、該駆動軸に対して傾斜状態で回転
可能に設けた駆動部材が駆動軸の軸方向に揺動する。駆
動部材が揺動するとスライド軸がその軸方向に往復動す
る。一方、駆動部材には揺動部材の一端側が連結されて
いるので、該駆動部材が揺動すると揺動部材が支持軸部
を中心にして同じく駆動軸の軸方向に揺動する。揺動部
材の他端側はカウンタバランスに連結されているので、
該揺動部材が駆動軸の軸方向に揺動すれば、カウンタバ
ランスが駆動軸の軸方向に往復動する。カウンタバラン
スはスライド軸と同軸で該スライド軸に対して軸方向に
移動可能に支持されている。また、揺動部材は長手方向
中央の支持軸部を中心にして揺動するので、その一端側
と他端側は相互に反対方向に変位し、従ってカウンタバ
ランスはスライド軸とは反対方向へ往復動する。このよ
うに請求項2記載の構成によっても、カウンタバランス
を往復動させる揺動部材の一端側は、従来のように駆動
軸上ではなく、該駆動軸に傾斜状態で支持した駆動部材
に連結されているので、前記請求項1記載の構成と同様
の作用効果を得る。また、カウンタバランスはスライド
軸と同軸上を相互に反対方向に往復動するので、例えば
両者が離れた位置(同軸上ではない位置)で往復動する
構成に比して、往復動により発生する振動をより効率よ
く低減することができる。
【0007】なお、本明細書において、カウンタバラン
スとスライド軸との相互の位置関係における「同軸」と
の記載は、両者の重心の移動が同一線上でなされること
をいうものとする。また、厳密に同一線上でなされる場
合の他、両者の重心がずれている場合であっても両者が
見かけ上同軸上を往復動し、かつ本発明による作用効果
を大きく阻害しない範囲で重心がずれている場合を含む
ものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図3に基づいて説明する。本実施形態では、往復動切
断工具の一例としてレシプロソー1を例に挙げて説明す
る。図1はレシプロソー1の先端側ほぼ半分の内部構造
を示している。レシプロソー1の後ろ側には駆動モータ
が内蔵されている。図ではこの駆動モータの出力軸2の
みが示されている。この出力軸2の先端側は軸受け8を
介して当該レシプロソー1のハウジング4に回転可能に
支持されている。また、軸受け8の後ろ側において出力
軸2には、モータ冷却用のファン2bが取り付けられて
いる。この出力軸2にはピニオンギヤ2aが形成されて
おり、このピニオンギヤ2aは駆動ギヤ3に噛み合わさ
れている。駆動ギヤ3は、軸受け5,6を介してハウジ
ング4に回転可能に支持した駆動軸7に固定されてい
る。
【0009】駆動軸7には、スライド軸30をその軸方
向に往復動させるための駆動部材25が設けられてい
る。また、この駆動部材25には、カウンタバランス5
0を往復動させるための揺動部材42,43が設けられ
ている。駆動部材25と揺動部材42,43が本実施形
態におけるレシプロソー1の往復動機構20を構成して
いる。先ず、駆動軸7には軸受けホルダ21が固定され
ている。この軸受けホルダ21の外周には、駆動軸7に
対して傾斜する軸線を中心軸とする円柱形状をなす軸受
け座面22が形成されている。この軸受け座面22に
は、2個の軸受け23,24が取り付けられている。こ
の両軸受け23,24の外輪側には円筒形状をなす揺動
盤25bが取り付けられている。揺動盤25bの図示上
部には円柱体をなす揺動軸部25aが放射方向に突き出
して一体に形成されている。この揺動軸部25aには直
方体形状を有する支持ブロック26が回転可能に取り付
けられている。但し、この支持ブロック26は、止め輪
27により軸方向へは移動しないように揺動軸部25a
に取り付けられている。この支持ブロック26の詳細に
ついては後述する。
【0010】揺動軸部25aの先端面(図では上端面)
には、作動軸28が同軸に突き出して設けられている。
なお、図1に示すように本実施形態では、揺動軸部25
aの先端面に形成した支持孔に作動軸を挿入して段付き
ピン形状とした構成を例示しているが、この作動軸を揺
動軸部と一体に形成した構成としてもよい。この作動軸
28の先端部は、後述するカウンタバランス50の下面
に形成した逃がし溝50c、スライド軸30の下面に形
成した軸方向に長い逃がし溝30aを経て、スライド軸
30に取り付けた中間ピン29の支持孔29a内に軸方
向移動可能に挿入されている。中間ピン29は、スライ
ド軸30に径方向に貫通してかつ回転可能に取り付けら
れている。上記軸受け23,24、揺動盤25b、揺動
軸部25a、支持ブロック26および作動軸28等によ
り駆動部材25が構成されており、この駆動部材25が
請求項に記載した駆動部材に相当する。スライド軸30
は、軸受け31,32を介してハウジング4に軸方向移
動可能に支持されている。このスライド軸30の先端に
は、ブレードBを取り付けるためのクランプ装置33が
取り付けられている。このスライド軸30が軸方向へ往
復動することによりブレードBが往復動し、これにより
切断材を切断することができる。
【0011】次に、前記した支持ブロック26の両側面
には、支持孔26a,26aが形成されており、この両
支持孔26a,26aには支持ピン40,41がそれぞ
れ回転可能に挿入されている。両支持ピン40,41に
は、支持孔40a,41aがその径方向に貫通して形成
されている。両支持孔40a,41aには、以下説明す
る揺動部材42,43の下部軸部42a,43aがそれ
ぞれ軸方向移動可能に挿通されている。両揺動部材4
2,43は、その長手方向中央に支持軸部42b,43
bを有し、その下側端部に上記下部軸部42a,43a
を有し、その上側端部に上部軸部42c,43cを有し
ている。支持軸部42b,43bは、それぞれハウジン
グ4の側部内面に設けた支持孔4a,4bに回転可能に
挿入されており、これにより両揺動部材42,43が支
持軸部42b,43bを中心にして前後方向(図1にお
いて左右方向)に揺動可能な状態で、ハウジング4の側
部内面に相互に対向して支持されている。
【0012】両揺動部材42,43の上部軸部42c,
43cは、カウンタバランス50の両側部に回転可能に
支持した支持ピン51,52の支持孔51a,52aに
軸方向移動可能に挿通されている。カウンタバランス5
0は略直方体形状を有し、そのほぼ中央に長手方向(図
1において左右方向)に貫通して設けた摺動孔50aを
介して前記スライド軸30に軸方向移動可能に支持され
ている。カウンタバランス50の形状及びスライド軸3
0に対する径方向の相対位置は、カウンタバランス50
の重心がスライド軸の重心と同軸上を移動するように設
定されている。摺動孔50aの両側部には、前記中間ピ
ン29を逃がすための溝部50b,50bが形成されて
いる。また、カウンタバランス50の下面には、前記逃
がし溝50cが摺動孔50aに貫通して形成されてい
る。この逃がし溝50cは、カウンタバランス50の前
端面から後端面に至って形成されている。
【0013】次に、カウンタバランス50の後端面と、
軸受け32を取り付けたボス部4cの前端面との間には
圧縮ばね55〜55が介装されており、これによりカウ
ンタバランス50は往動方向(図1において右方)に付
勢されている。圧縮ばね55〜55は、スライド軸30
の周囲3箇所に配置されている。カウンタバランス50
の後端面には、スライド軸30の周囲3箇所に一定深さ
の保持孔50d〜50dが形成されている。各保持孔5
0dに圧縮ばね55の一端が挿入されて、各圧縮ばね5
5のスライド軸30回りの位置が固定されている。この
3箇所の圧縮ばね55〜55の位置は、これら3箇所の
圧縮ばね55〜55の合成付勢力の作用軸がスライド軸
30の軸線に一致するように設定されており、これによ
りカウンタバランス50のスライド軸30に対するこじ
りが発生しないようになっている。
【0014】図1及び図2に示すようにハウジング4の
前端面には、切断材に当接させるアタッチメント45が
取り付けられている。このアタッチメント45のハウジ
ング4の前端からの突き出し寸法を変更することによ
り、ブレードBの切断加工に供される部分(切断材に当
たる部分)を変更することができ、これによりブレード
Bを無駄なく使用でき、ひいてはその寿命を長持ちさせ
ることができる。
【0015】以上のように構成したレシプロソー1によ
れば、モータが起動してその出力軸2が回転すると、ピ
ニオンギヤ2aと駆動ギヤ3の噛み合いを通じて駆動軸
7が回転する。駆動軸7が回転すると、軸受けホルダ2
1が一体で回転する。この軸受けホルダ21には、駆動
軸7の軸線に対して傾斜する軸線を回転中心とする軸受
け23,24が取り付けられており、この軸受け23,
24を介して該駆動軸7には揺動盤25bが相対的に回
転可能に取り付けられている。このため、駆動軸7が回
転すると、駆動部材25の揺動軸部25aが前後方向に
揺動する。揺動軸部25aの先端は、スライド軸30に
取り付けた中間ピン29の支持孔29aに挿通されてい
る。このため、揺動軸部25aが前後方向に揺動する
と、スライド軸30が前後方向(図1において左右方
向)に往復動する。駆動部材25が前側に揺動するとス
ライド軸30が前進し、駆動部材25が後ろ側に揺動す
るとスライド軸30が後退する。スライド軸30が前後
方向に繰り返し往復動することによりその先端に装着し
たブレードBが往復動し、これにより切断材を切断する
ことができる。
【0016】一方、駆動部材25が前後に揺動すると、
揺動軸部25aに取り付けた支持ブロック26が前後に
揺動し、これにより揺動部材42,43が支持軸部42
b,43bを中心にして前後に揺動する。揺動部材4
2,43が前後に揺動することにより、カウンタバラン
ス50が前後方向に往復動する。カウンタバランス50
は、スライド軸30とは反対方向に往復動する。すなわ
ち、駆動部材25が前側に揺動すると(スライド軸30
が前進すると)、揺動部材42,43の下部軸部42
a,43aが前側に変位するので、揺動部材42,43
は図1において反時計回り方向に回動する。揺動部材4
2,43がこの方向に回動すると、その上部軸部42
c,43cは後ろ側に変位するのでカウンタバランス5
0は後退する。カウンタバランス50とハウジング4の
ボス部4dとの間には圧縮ばね55〜55が介装されて
いるので、カウンタバランス50はこの圧縮ばね55〜
55に抗して(圧縮ばね55〜55を押し縮めながら)
後退する。逆に、図1に示すように駆動部材25が後ろ
側に揺動すると(スライド軸30が後退すると)、揺動
部材42,43の下部軸部42a,43aが後ろ側に変
位するので、揺動部材42,43は図1において時計回
り方向に回動してその上部軸部42c,43cが前側に
変位し、これによりカウンタバランス50が前進する。
【0017】以上説明したように本実施形態のレシプロ
ソー1によれば、駆動軸7上の1箇所に傾斜して設けた
駆動部材25の揺動動作を利用して揺動部材42,43
を揺動させ、これによりカウンタバランス50を往復動
させる構成であるので、従来のように駆動軸上に2つの
揺動アームを設け、これを前後逆方向に揺動させて一方
がスライド軸を往復動させ、他方がカウンタバランスを
往復動させる構成に比して、駆動軸7の軸方向に関して
より少ないスペースで往復動機構20を組み込むことが
でき、これによりレシプロソー1を特にその機長方向に
ついてコンパクト化することができる。また、往復動機
構20の構成を従来に比して簡素化することができる。
【0018】さらに、従来駆動軸上の2箇所に傾斜状態
で配置していた軸受けを1箇所に減らすことができるの
で、当該レシプロソー1の低コスト化を図ることができ
る。
【0019】また、カウンタバランス50には、圧縮ば
ね55〜55の付勢力が作用している。この圧縮ばね5
5〜55の付勢力は、カウンタバランス50および両揺
動部材42,43を経て駆動部材25を後ろ側に揺動さ
せる方向に作用する。このため、駆動部材25は、モー
タ駆動力と圧縮ばね55〜55の付勢力との合計駆動力
により後ろ側に揺動し、従って、スライド軸30は、従
来の駆動モータのみによる場合に比して圧縮ばね55〜
55の付勢力分だけ大きな力で後退する。スライド軸3
0が後退してブレードBが引かれる時に切断材が切断さ
れるとすれば、本実施形態に係る往復動機構20により
モータの駆動力のみによる構成に比してより大きな力の
切断力を付与することができる。
【0020】また、カウンタバランス50の往復動に伴
うその重心の移動がスライド軸30の軸線上にほぼ沿っ
てなされるよう、該カウンタバランス50の形状及びス
ライド軸30に対する位置が設定されているので、従来
のように大きな距離だけ離れている場合に比して、偶力
(当該レシプロソー1を回転させようとする力)の発生
を抑制することができ、この点で当該レシプロソー1の
振動をより効率よく低減することができる。
【0021】さらに、駆動軸7の回転による駆動部材2
5の揺動により、スライド軸30が往復動して切断加工
がなされるとともに、スライド軸30とは反対方向にカ
ウンタバランス50が往復動する。このため、スライド
軸30の往復動により発生する振動と、カウンタバラン
ス50により発生する振動の位相が逆になり、従って双
方の振動が相互に吸収され、当該レシプロソー1の振動
は低減される。しかも、カウンタバランス50の往復動
に伴うその重心の移動がスライド軸30の軸線上にほぼ
沿ってなされるよう、該カウンタバランス50の形状及
びスライド軸30に対する位置が設定されている。この
ため、両者の重心が大きな距離だけ離れている場合に比
して、偶力(当該レシプロソー1を回転させようとする
力)の発生を抑制することができ、この点で当該レシプ
ロソー1の振動をより効率よく低減することができる。
【0022】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、カウンタバランス50の後面
とボス部4cの前面との間に圧縮ばね55〜55を介装
して、モータ駆動力のみによる構成に比してより大きな
切断力を得る構成を例示したが、この圧縮ばね55〜5
5を省略することもできる。また、往復動切断工具の一
例としてレシプロソー1を例示したが、ジグソー等のそ
の他の往復動切断工具にも同様に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレシプロソーの内部構
造を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るレシプロソーの内部構
造を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る往復動機構の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…レシプロソー(往復動切断工具) 7…駆動軸 20…往復動機構 21…軸受けホルダ 22…軸受け座面 25…駆動部材、25a…揺動軸部、25b…揺動盤 26…支持ブロック、26a…支持孔 28…作動軸 30…スライド軸 42,43…揺動部材 42a,43a…下部軸部、42b,43b…支持軸
部、42c,43c…上部軸部 50…カウンタバランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 和則 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 (72)発明者 垣内 保広 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 Fターム(参考) 3C040 AA12 DD07 LL18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の回転をスライド軸の往復運動に
    変換する駆動部材と、該駆動部材に設けられ、該駆動部
    材の動作により揺動してカウンタバランスを前記スライ
    ド軸とは反対方向に往復動させる揺動部材を備えた往復
    動切断工具。
  2. 【請求項2】 ハウジングに回転可能に設けた駆動軸
    と、該駆動軸の回転により該駆動軸の軸方向に揺動して
    スライド軸をその軸方向に往復動させる駆動部材と、前
    記スライド軸と同軸で移動するカウンタバランスと、前
    記ハウジングに、長手方向略中央の支持軸部を介して揺
    動可能に設けられ、一端側が前記駆動部材に連結され、
    他端側が前記カウンタバランスに連結されて、前記駆動
    部材とは反対方向に揺動して前記カウンタバランスを前
    記スライド軸とは反対方向に往復動させる揺動部材を備
    えた往復動切断工具。
JP2000178866A 2000-06-14 2000-06-14 往復動切断工具 Expired - Fee Related JP3734679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178866A JP3734679B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 往復動切断工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178866A JP3734679B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 往復動切断工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001353618A true JP2001353618A (ja) 2001-12-25
JP3734679B2 JP3734679B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=18680223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178866A Expired - Fee Related JP3734679B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 往復動切断工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3734679B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028494A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hitachi Koki Co Ltd セーバソー
JP2005319783A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Hilti Ag 往復型電動鋸
JP2008114343A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
US7396438B2 (en) * 2003-09-22 2008-07-08 Tembec Industries Inc. Lignocellulose fiber-resin composite material
CN106625446A (zh) * 2016-11-23 2017-05-10 浙江亚特电器有限公司 一种往复锯机头
CN113210728A (zh) * 2021-04-19 2021-08-06 江苏东成工具科技有限公司 往复式电动工具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028494A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hitachi Koki Co Ltd セーバソー
US7396438B2 (en) * 2003-09-22 2008-07-08 Tembec Industries Inc. Lignocellulose fiber-resin composite material
US7628889B2 (en) 2003-09-22 2009-12-08 Tembec Industries Inc. Lignocellulose fiber-resin composite material
CN1856623B (zh) * 2003-09-22 2010-11-24 泰姆贝克工业公司 木质纤维素纤维-树脂复合材料
US8202398B2 (en) 2003-09-22 2012-06-19 Tembec Industries Inc. Lignocellulose fiber-resin composite material
JP2005319783A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Hilti Ag 往復型電動鋸
JP2008114343A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
CN106625446A (zh) * 2016-11-23 2017-05-10 浙江亚特电器有限公司 一种往复锯机头
CN113210728A (zh) * 2021-04-19 2021-08-06 江苏东成工具科技有限公司 往复式电动工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3734679B2 (ja) 2006-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1188505B1 (en) Reciprocating cutting tools
JP4270887B2 (ja) 電動往復動式工具
US7254892B2 (en) Support mechanism for a reciprocating tool
JP2004130801A (ja) 往復動鋸
CN101134252B (zh) 往复式锯的驱动机构
CN102665986B (zh) 线锯机
US9573207B2 (en) Reciprocating cutting tool
BR102012013240B1 (pt) ferramenta elétrica
JP2002239835A (ja) 往復作動型工具
JP2001353618A (ja) 往復動切断工具
JP5818085B2 (ja) 往復動工具及び往復動工具に装着されるアタッチメント
JP3734680B2 (ja) 往復動切断工具
US6694625B1 (en) Power tool
JP3897653B2 (ja) 往復動式電動工具
US11554430B2 (en) Reciprocating tool
JP2013031906A (ja) 往復回転式電動工具
JP2008110410A (ja) 電動工具
JP2020011318A (ja) 作業工具
CN105377489A (zh) 具有内部导向衬套的往复工具
JPH072287B2 (ja) 手持ち式丸のこ
JP5019101B2 (ja) 電動工具
JP2009066688A (ja) フイルムラップ装置
JP4613903B2 (ja) 電動工具
JP2004142064A (ja) 加工工具
US20220168830A1 (en) Reciprocating tool

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees