JP2001352577A - 通信網における発着信動作競合回避装置および発着信動作競合回避方法 - Google Patents

通信網における発着信動作競合回避装置および発着信動作競合回避方法

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JP2001352577A
JP2001352577A JP2000169623A JP2000169623A JP2001352577A JP 2001352577 A JP2001352577 A JP 2001352577A JP 2000169623 A JP2000169623 A JP 2000169623A JP 2000169623 A JP2000169623 A JP 2000169623A JP 2001352577 A JP2001352577 A JP 2001352577A
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pgw
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JP2000169623A
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Satoo Yoshikawa
郷生 吉川
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NTT Docomo Inc
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット交換方式または回線交換方式の移動
体通信網または固定電話網のいずれにおいても、回線確
立時に発信動作と着信動作が競合した場合に両方の動作
を正常に完了させる。 【解決手段】 通信網における発信動作と着信動作の競
合を回避するための発着信動作競合回避装置(600)
であって、発信動作または着信動作があった場合にそれ
に先行する発信動作または着信動作に対する回線接続が
完了する前であるか否かを判定し、回線接続が完了前で
ある場合には先行する動作を優先させ後発の動作を待機
させる手段(602)と、先行する動作に対する回線接
続が完了したか否かを判定し(604)、回線接続が完
了した場合には待機していた後発の動作を実行する手段
(606)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網における発
着信動作競合回避装置および発着信動作競合回避方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電話網において回線確立時、すなわち発
信信号または着信信号の発信から回線接続までの間に、
発信動作と着信動作が競合した場合は、少なくとも一方
の動作が必ず呼損(ビジー)となる。その理由として
は、従来の音声電話では、利用形態に大きな飛躍がない
ので、発信動作と着信動作が回線確立時において電話網
(NW)内で交差(衝突)することは重要視されていな
いという背景があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
インターネットの普及により、非電話通信機能を具備す
る端末(電話)が市場に出てきている。インターネット
によるホームページ閲覧、検索、e−mail、オンラ
インショッピング等、ユーザは、次々に新しい利用形態
に遷移していく。その際、利用頻度が増すことによっ
て、電話網(NW)内での発信動作と着信動作の競合の
確率が増加すると考えられる。
【0004】以下に、PDC−P移動体通信システムに
おける移動パケット通信を一例として、回線確立時に発
信動作と着信動作が競合した場合、少なくとも一方の動
作が必ず呼損となるケースについて説明する。
【0005】図1は、移動体通信システムの構成の一例
を示す図であり、該システムの構成のうち本発明に関係
する部分のみを概念的に示している。
【0006】移動体通信システムは、少なくとも、PD
C−P(Personal Digital Cell
ular Telicommunication Sy
stem−Packet)ネットワーク100と接続ネ
ットワーク200とiモードサーバ300と情報提供者
IP(Information Provider)4
00とインターネット500とから構成される。PDC
−Pネットワーク100は、移動局MS(Mobile
Station)110と基地局BS(Base S
tation)120とパケット加入者系処理装置PP
M(Packet Processing Modul
e)130とパケット関門中継処理装置PGW(Pac
ket Gateway Module)140と移動
通信サービス制御装置M−SCP(Mobile−Se
rvice Control Point)150と移
動メッセージ用PGW M−PGW(Mobile M
essage−Packet Gateway Mod
ule)160とを含んでなり、接続ネットワーク20
0およびiモードサーバ300に通信回線を介して接続
され、PDC−P方式のパケット交換を行う機能を有す
る。移動局MS110は、例えば9600bit/sの
パケット通信機能およびブラウザ(閲覧ソフト)が搭載
されていてもよく、また例えば、株式会社エヌ・ティ・
ティ・ドコモ(会社名)が提供するiモード(サービス
名)端末等であってもよい。ここで、「iモード」は、
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(会社名)が提供す
る非音声サービスであって、電子メール機能やインター
ネットへのアクセス機能を有し、ユーザはiモード用電
話機だけで電子メールをはじめ、モバイルバンキングや
生活情報の検索など身近で便利なオンライン・サービス
がいつでもどこでも利用することが可能になるサービス
である。基地局BS120は、パケット加入者系処理装
置PPM130に接続され、移動局MS110と無線通
信を行う機能を有する。パケット加入者系処理装置PP
M130は、基地局BS120、パケット関門中継処理
装置PGW140および移動メッセージ用PGW M−
PGW160に接続され、パケットに対する種々の交換
処理を行う機能を有する。パケット関門中継処理装置P
GW140は、パケット加入者系処理装置PPM13
0、移動通信サービス制御装置M−SCP150、移動
メッセージ用PGW M−PGW160および接続ネッ
トワーク200に接続され、PDC−Pネットワーク1
00と接続ネットワーク200とのゲートウェアとして
の機能を有する。移動通信サービス制御装置M−SCP
150は、パケット関門中継処理装置PGW140に接
続され、移動通信サービスを制御する機能を有する。移
動メッセージ用PGW M−PGW160は、パケット
加入者系処理装置PPM130、パケット関門中継処理
装置PGW140およびiモードサーバ300に接続さ
れ、iモード通信を可能とするために移動局MS110
およびiモードサーバ300との通信プロトコルをそれ
ぞれ終端しそれらを相互に接続する機能を有する。接続
ネットワーク200は、パケット関門中継処理装置PG
W140に接続され、ネットワークサービスプロバイダ
NSP(Network Service Provi
der)や企業LAN等の他の事業者等により管理され
るネットワークである。iモードサーバ300は、1つ
または2つ以上のiモード用入出力仮想変換装置310
(Interface−Mobile Access
Exchange)を含んでなり、情報を提供する情報
提供者IP400(Information Prov
ider)に通信回線またはインターネット500を介
して接続され、iモード特有のサービスおよび機能を実
現する機能を有する。iモードサーバ300は、例え
ば、情報配信やメールの送受信機能および蓄積機能、i
モード契約者の顧客管理機能、情報提供者管理機能、お
よび情報量課金機能等を有する。iモード用入出力仮想
変換装置310は、移動メッセージ用PGW M−PG
W160とiモードサーバ300内の他の装置とを接続
する機能を有する。
【0007】図2は、図1に示すPDC−P移動体通信
システムにおいて発信動作と着信動作が競合する場合の
通信シーケンスの一例を示す図であり、該通信シーケン
スのうち本発明に関係する部分のみを概念的に示してい
る。
【0008】図2においては、移動局MS110の発信
動作が先に実行された後、回線接続応答前に、着信動作
が発生した場合を一例として説明する。
【0009】まず、移動局MS110は、パケット加入
者系処理装置PPM130に対してパケット通信登録要
求を送信する(ステップS202)。
【0010】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動通信サービス制御装置M−SCP150
に対してパケット発信情報読出を送信すると(ステップ
S204)、移動通信サービス制御装置M−SCP15
0は、内部に記録するパケット発信情報にアクセスし
て、パケット加入者系処理装置PPM130に対して応
答を送信する(ステップS206)。
【0011】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動局MS110に対してパケット認証要求
を送信すると(ステップS208)、移動局MS110
は、それに応じてパケット認証応答をパケット加入者系
処理装置PPM130に対して送信する(ステップS2
10)。
【0012】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動局MS110に対してパケット通信登録
応答を送信する(ステップS212)。
【0013】ついで、移動局MS110は、パケット加
入者系処理装置PPM130に対して仮想回線接続要求
を送信する(ステップS214)。
【0014】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、パケット関門中継処理装置PGW140に対
して接続先番号変換要求を送信すると(ステップS21
6)、パケット関門中継処理装置PGW140は、それ
に応じて応答をパケット加入者系処理装置PPM130
に対して送信する(ステップS218)。
【0015】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動メッセージ用PGWM−PGW160に
対して回線接続要求を行うと(ステップS220)、移
動メッセージ用PGW M−PGW160は、iモード
用入出力仮想変換装置310に対して接続通知を送信す
る(ステップS222)。このときに、iモード用入出
力仮想変換装置310から着信通知が移動メッセージ用
PGW M−PGW160に対して送信された場合、す
なわち発信動作と着信動作とが競合する場合には、移動
メッセージ用PGW M−PGW160は、移動通信サ
ービス制御装置M−SCP150に対してパケット着信
情報読出要求を行い(ステップS226)、移動通信サ
ービス制御装置M−SCP150は、内部に記憶したパ
ケット着信情報にアクセスし移動局MS110がパケッ
ト発信中か否か判定し、現在この移動局MS110が発
信中である場合にはパケット着信情報読出応答に通信中
である旨を設定して移動メッセージ用PGW M−PG
W160に対して送信する(ステップS230)。移動
メッセージ用PGW M−PGW160は、受信したパ
ケット着信情報読出応答を参照しこの移動局MS110
が通信中の場合には話中遭遇であると判断し、この着信
要求に対して呼損(ビジー)とする。
【0016】ついで、iモード用入出力仮想変換装置3
10は、発信動作に対する接続が完了した旨の接続通知
応答を移動メッセージ用PGW M−PGW160に対
して送信すると(ステップS232)、移動メッセージ
用PGW M−PGW160は、パケット加入者系処理
装置PPM130に対して回線接続応答を送信し(ステ
ップS234)、パケット加入者系処理装置PPM13
0は、移動局MS110に対して仮想回線接続応答を送
信する(ステップS236)。
【0017】これにより、移動局MS110からの発信
動作は完了し通信中となるが、競合した着信動作は呼損
(ビジー)となる。
【0018】なお、移動局MS110が回線確立後の通
信中にある状態、すなわち図2に示す例においては仮想
回線接続応答(ステップS236)後、この移動局MS
110に対して着信動作が実行されたときには、PDC
−P移動通信ネットワークにおいては着信動作は正常に
完了することができる。
【0019】このように、電話網において回線確立時、
すなわち発信信号または着信信号の発信から回線接続ま
での間(図2においては、ステップS202からステッ
プS236の間)に、発信動作と着信動作が競合した場
合は、少なくとも一方の動作が必ず呼損(ビジー)とな
るため、回線接続率が低下するという問題点がある。
【0020】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、電話
網において回線確立時に、発信動作と着信動作が競合し
た場合においても、両方の動作を正常に完了させること
により、回線接続率を向上させることができる通信網に
おける発着信動作競合回避装置および発着信動作競合回
避方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、通信網における発信動作と着信動作の競合を回避す
るための発着信動作競合回避装置であって、発信動作ま
たは着信動作があった場合にそれに先行する発信動作ま
たは着信動作に対する回線接続が完了する前であるか否
かを判定し、該回線接続が完了前である場合には先行す
る動作を優先させ後発の動作を待機させる手段と、前記
先行する動作に対する前記回線接続が完了したか否かを
判定し、該回線接続が完了した場合には待機していた前
記後発の動作を実行する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】これにより、発信動作または着信動作があ
った場合にそれに先行する発信動作または着信動作に対
する回線接続が完了する前であるか否かを判定し、該回
線接続が完了前である場合には先行する動作を優先させ
後発の動作を待機させる手段と、前記先行する動作に対
する前記回線接続が完了したか否かを判定し、該回線接
続が完了した場合には待機していた前記後発の動作を実
行する手段とを備えたので、電話網において回線確立時
に、発信動作と着信動作が競合した場合においても、両
方の動作を正常に完了させることができる。また、回線
接続率を向上させることができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発着信動作競合回避装置であって、前記通信網は、パ
ケット交換方式または回線交換方式の移動体通信網また
は固定電話網であることを特徴とする。
【0024】これにより、パケット交換方式または回線
交換方式の移動体通信網または固定電話網のいずれにお
いても、回線確立時に発信動作と着信動作が競合した場
合に両方の動作を正常に完了させることができる。
【0025】請求項3に記載の発明は、通信ノードであ
って、請求項1または請求項2に記載の発着信動作競合
回避装置を備えたことを特徴とする。
【0026】これにより、例えば、基地局BS120、
パケット加入者系処理装置PPM130、パケット関門
中継処理装置PGW140、移動通信サービス制御装置
M−SCP150、移動メッセージ用PGW M−PG
W160等のいずれの通信ノードに本装置を実装して
も、回線確立時に発信動作と着信動作が競合した場合に
両方の動作を正常に完了させることができる。
【0027】請求項4に記載の発明は、通信システムで
あって、請求項3に記載の通信ノードを備えたことを特
徴とする。
【0028】これにより、例えば、基地局BS120、
パケット加入者系処理装置PPM130、パケット関門
中継処理装置PGW140、移動通信サービス制御装置
M−SCP150、移動メッセージ用PGW M−PG
W160等のいずれの通信ノードに本装置を実装した通
信システムにおいて、回線確立時に発信動作と着信動作
が競合した場合に両方の動作を正常に完了させることが
できる。
【0029】請求項5に記載の発明は、通信網における
発信動作と着信動作の競合を回避するための発着信動作
競合回避方法であって、発信動作または着信動作があっ
た場合にそれに先行する発信動作または着信動作に対す
る回線接続が完了する前であるか否かを判定し、該回線
接続が完了前である場合には先行する動作を優先させ後
発の動作を待機させるステップと、前記先行する動作に
対する前記回線接続が完了したか否かを判定し、該回線
接続が完了した場合には待機していた前記後発の動作を
実行するステップとを備えたことを特徴とする。これに
より、発信動作または着信動作があった場合にそれに先
行する発信動作または着信動作に対する回線接続が完了
する前であるか否かを判定し、該回線接続が完了前であ
る場合には先行する動作を優先させ後発の動作を待機さ
せるステップと、前記先行する動作に対する前記回線接
続が完了したか否かを判定し、該回線接続が完了した場
合には待機していた前記後発の動作を実行するステップ
とを備えたので、電話網において回線確立時に、発信動
作と着信動作が競合した場合においても、両方の動作を
正常に完了させることができる。また、回線接続率を向
上させることができる。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発着信動作競合回避方法であって、前記通信網は、パ
ケット交換方式または回線交換方式の移動体通信網また
は固定電話網であることを特徴とする。
【0031】これにより、パケット交換方式または回線
交換方式の移動体通信網または固定電話網のいずれにお
いても、回線確立時に発信動作と着信動作が競合した場
合に両方の動作を正常に完了させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について詳細に説明する。
【0033】図3は、本発明の発着信動作競合回避装置
の構成の一例を示す図であり、該装置の構成のうち本発
明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0034】発着信動作競合回避装置600は、少なく
とも、先行動作判定・待機部602と先行動作完了判定
部604と待機動作実行部606とから構成される。先
行動作判定・待機部602は、発信動作または着信動作
があった場合に、先行する発信動作または着信動作が現
在実行中であり該動作に対する回線接続が完了する前で
あるか否かを判定する機能を有する。また、先行する動
作が現在実行中である場合には、先行する動作を優先さ
せ、後発の動作は待機させる機能を有する。先行動作完
了判定部604は、先行する発信動作または着信動作が
完了し回線接続が完了したか否かを判定する機能を有す
る。待機動作実行部606は、先行する発信動作または
着信動作が完了した場合に、待機していた動作を割込ん
で実行する機能を有する。
【0035】このように構成された本実施の形態におい
て、発着信動作競合回避装置600は、発着競合の認識
時に、どちらかを優先して回線を確立し、その後、待機
されたセッションの処理を割り込みさせることができ
る。
【0036】次に、このように構成された本実施の形態
における移動通信システムの動作の一例について、以下
に図4を参照して詳細に説明する。
【0037】図4は、図1に示すPDC−P移動体通信
システムにおいて発信動作と着信動作が競合する場合の
通信シーケンスの一例を示す図であり、該通信シーケン
スのうち本発明に関係する部分のみを概念的に示してい
る。ここで、図1を参照しながら説明したPDC−P移
動体通信システムの構成と同一または相当部分には同一
符号を付し、説明は省略乃至簡略化する。図4において
は、図2と同様に、移動局MS110の発信動作が先に
実行された後、回線接続応答前に、着信動作が発生した
場合を一例として説明する。
【0038】また、図4に示す例においては、移動メッ
セージ用PGW M−PGW160内に本発明の発着信
動作競合回避装置600を実装した場合を一例として説
明する。
【0039】まず、移動局MS110は、パケット加入
者系処理装置PPM130に対してパケット通信登録要
求を送信する(ステップS402)。
【0040】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動通信サービス制御装置M−SCP150
に対してパケット発信情報読出を送信すると(ステップ
S404)、移動通信サービス制御装置M−SCP15
0は、内部に記録するパケット発信情報にアクセスし
て、パケット加入者系処理装置PPM130に対して応
答を送信する(ステップS406)。
【0041】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動局MS110に対してパケット認証要求
を送信すると(ステップS408)、移動局MS110
は、それに応じてパケット認証応答をパケット加入者系
処理装置PPM130に対して送信する(ステップS4
10)。
【0042】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動局MS110に対してパケット通信登録
応答を送信する(ステップS412)。
【0043】ついで、移動局MS110は、パケット加
入者系処理装置PPM130に対して仮想回線接続要求
を送信する(ステップS414)。
【0044】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、パケット関門中継処理装置PGW140に対
して接続先番号変換要求を送信すると(ステップS41
6)、パケット関門中継処理装置PGW140は、それ
に応じて応答をパケット加入者系処理装置PPM130
に対して送信する(ステップS418)。
【0045】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動メッセージ用PGWM−PGW160に
対して回線接続要求を行うと(ステップS420)、移
動メッセージ用PGW M−PGW160は、iモード
用入出力仮想変換装置310に対して接続通知を送信す
る(ステップS422)。このときに、iモード用入出
力仮想変換装置310から着信通知が移動メッセージ用
PGW M−PGW160に対して送信された場合、す
なわち発信動作と着信動作とが競合する場合には、移動
メッセージ用PGW M−PGW160は、移動通信サ
ービス制御装置M−SCP150に対してパケット着信
情報読出要求を行い(ステップS426)、移動通信サ
ービス制御装置M−SCP150は、内部に記憶したパ
ケット着信情報にアクセスし移動局MS110がパケッ
ト発信中か否か判定し、現在この移動局MS110が発
信中である場合にはパケット着信情報読出応答に通信中
である旨を設定して移動メッセージ用PGW M−PG
W160に対して送信する(ステップS430)。この
とき、移動メッセージ用PGW M−PGW160に実
装された発着信動作競合回避装置600の先行動作判定
・待機部602は、受信したパケット着信情報読出応答
を参照しこの移動局MS110が通信中の場合には話中
遭遇であると判断し、移動メッセージ用PGW M−P
GW160に対してこの着信要求に対して処理を待機
し、発信処理を優先させるように指示する(ステップS
432)。
【0046】ついで、iモード用入出力仮想変換装置3
10は、発信動作に対する接続が完了した旨の接続通知
応答を移動メッセージ用PGW M−PGW160に対
して送信すると(ステップS434)、移動メッセージ
用PGW M−PGW160は、パケット加入者系処理
装置PPM130に対して回線接続応答を送信し(ステ
ップS436)、パケット加入者系処理装置PPM13
0は、移動局MS110に対して仮想回線接続応答を送
信する(ステップS438)。これにより、移動局MS
110からの発信動作は完了し通信中となる。
【0047】ついで、移動局MS110が回線確立後の
通信中にある状態、すなわち図4に示す例においては仮
想回線接続応答(ステップS438)後、移動メッセー
ジ用PGW M−PGW160に実装された発着信動作
競合回避装置600の先行動作完了判定部604は、先
行する発信動作が完了したか否かを判定する(ステップ
S440)。かかるステップS440の判定は、ステッ
プS432の実行後、タイマー起動等により一定時間経
過後に自動的に行ってもよい。
【0048】ついで、発着信動作競合回避装置600の
先行動作完了判定部604が先行する発信動作が完了し
たと判断した場合には、発着信動作競合回避装置600
の待機動作実行部606は、待機中の着信動作を移動メ
ッセージ用PGW M−PGW160に実行させ、移動
メッセージ用PGW M−PGW160は、パケット加
入者系処理装置PPM130に対して着信通知を送信す
る(ステップS442)。
【0049】ついで、パケット加入者系処理装置PPM
130は、移動局MS110に対して着信通知を送信し
(ステップS444)、移動局MS110はそれに応じ
て正常応答Ack(TLP:Transport La
yer Protocol)をパケット加入者系処理装
置PPM130に対して送信し(ステップS446)、
パケット加入者系処理装置PPM130はそれに応じて
正常応答Ack(TLP)を移動メッセージ用PGW
M−PGW160に対して送信する(ステップS44
8)。
【0050】このように、電話網において回線確立時、
すなわち発信信号または着信信号の発信から回線接続ま
での間に、発信動作と着信動作が競合した場合は、先行
動作を優先して処理を行い、先行動作完了後に後発動作
を実行するので、電話網において回線確立時に、発信動
作と着信動作が競合した場合においても、両方の動作を
正常に完了させることができ、回線接続率を向上させる
ことができる。
【0051】(他の実施の形態)上述した実施の形態に
おいては、発着信動作競合回避装置600を移動メッセ
ージ用PGW M−PGW160に実装した場合を一例
に説明したが、本発明はこの場合に限定されるものでは
なく、他の実施の形態においては、発着信動作競合回避
装置600を他の通信ノード(例えば、基地局BS12
0、パケット加入者系処理装置PPM130、パケット
関門中継処理装置PGW140、移動通信サービス制御
装置M−SCP150等)に実装してもよい。
【0052】また、上述した実施の形態においては、移
動体通信ネットワークを一例に説明したが、本発明はこ
の場合に限定されるものではなく、他の実施の形態にお
いては、固定網等を含む電話ネットワーク全般に適用し
てもよい。
【0053】さらに、上述した実施の形態においては、
発信が優先される場合を一例に説明したが、本発明はこ
の場合に限定されるものではなく、他の実施の形態にお
いては、着信を優先する場合の通信シーケンスに適用し
てもよい。
【0054】さらにまた、上述した実施の形態において
は、パケット交換方式を一例に説明したが、本発明はこ
の場合に限定されるものではなく、他の実施の形態にお
いては、回線交換方式に適用してもよい。
【0055】さらにまた、上述した実施の形態において
は、非音声の電話通信方式を一例に説明したが、本発明
はこの場合に限定されるものではなく、他の実施の形態
においては、音声通話の電話通信方式に適用してもよ
い。
【0056】さらにまた、上述した実施の形態において
は、パケット加入者系処理装置PPM130と移動通信
サービス制御装置M−SCP150と移動メッセージ用
PGW M−PGW160とiモード用入出力仮想変換
装置310と発着信動作競合回避装置600とを独立の
筐体として実現する場合を一例に説明したが、本発明は
この場合に限定されるものではなく、他の実施の形態に
おいては、これらのうちのいずれかを適宜相互に組み合
わせて1つの筐体として実施することができることは当
業者にとって自明である。
【0057】さらにまた、上述した実施の形態において
は、各実施形態を独立に実現する場合を一例に説明した
が、本発明はこの場合に限定されるものではなく、他の
実施の形態においては、各実施形態を適宜組み合わせて
実施することができることは当業者にとって自明であ
る。
【0058】さらにまた、上述した実施の形態において
は、移動体通信ネットワークは、株式会社エヌ・ティ・
ティ・ドコモ(会社名)のPDC/PDC―P方式を一
例に説明したが、本発明はこの場合に限定されるもので
はなく、他の実施の形態においては、無線方式が異なる
携帯電話網/携帯パケット網、PHS電話網/PHSパ
ケット網および無線呼出網にも適用してもよい。
【0059】さらにまた、上述した実施の形態において
は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(会社名)のサ
ービス、システム方式等を一例に説明したが、本発明は
この場合に限定されるものではなく、他の実施の形態に
おいては、同様の機能を有する他社のサービス、システ
ム方式等に適用してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、パケット交換方式または回線交換方式の移動体通
信網または固定電話網のいずれにおいても、回線確立時
に発信動作と着信動作が競合した場合に両方の動作を正
常に完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PDC−P移動体通信システムの構成の一例を
示す図である。
【図2】図1に示すPDC−P移動体通信システムにお
いて、発信動作と着信動作が競合する場合の通信シーケ
ンスの一例を示す図である。
【図3】本発明の発着信動作競合回避装置の構成の一例
を示す図である。
【図4】本発明による発着信動作競合回避装置を実装し
たPDC−P移動体通信システムにおいて、発信動作と
着信動作が競合する場合の通信シーケンスの一例を示す
図である。
【符号の説明】
100 PDC−Pネットワーク 110 移動局MS 120 基地局BS 130 パケット加入者系処理装置PPM 140 パケット関門中継処理装置PGW 150 移動通信サービス制御装置M−SCP 160 移動メッセージ用PGW M−PGW 200 接続ネットワーク 300 iモードサーバ 310 iモード用入出力仮想変換装置 400 情報提供者IP 500 インターネット 600 発着信動作競合回避装置 602 先行動作判定・待機部 604 先行動作完了判定部 606 待機動作実行部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K051 AA01 BB02 CC01 CC02 DD01 DD07 DD15 EE01 EE02 FF01 FF02 GG11 HH02 HH27 5K067 AA25 BB04 CC08 CC12 DD13 DD23 EE02 EE10 EE16 GG06 GG11 5K101 KK02 KK16 LL01 LL03 LL05 LL12 MM07 RR01 SS07 TT01 UU16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網における発信動作と着信動作の競
    合を回避するための発着信動作競合回避装置であって、 発信動作または着信動作があった場合にそれに先行する
    発信動作または着信動作に対する回線接続が完了する前
    であるか否かを判定し、該回線接続が完了前である場合
    には先行する動作を優先させ後発の動作を待機させる手
    段と、 前記先行する動作に対する前記回線接続が完了したか否
    かを判定し、該回線接続が完了した場合には待機してい
    た前記後発の動作を実行する手段とを備えたことを特徴
    とする発着信動作競合回避装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発着信動作競合回避装
    置であって、 前記通信網は、パケット交換方式または回線交換方式の
    移動体通信網または固定電話網であることを特徴とする
    発着信動作競合回避装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の発着信
    動作競合回避装置を備えたことを特徴とする通信網にお
    ける通信ノード。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信ノードを備えたこ
    とを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 通信網における発信動作と着信動作の競
    合を回避するための発着信動作競合回避方法であって、 発信動作または着信動作があった場合にそれに先行する
    発信動作または着信動作に対する回線接続が完了する前
    であるか否かを判定し、該回線接続が完了前である場合
    には先行する動作を優先させ後発の動作を待機させるス
    テップと、 前記先行する動作に対する前記回線接続が完了したか否
    かを判定し、該回線接続が完了した場合には待機してい
    た前記後発の動作を実行するステップとを備えたことを
    特徴とする発着信動作競合回避方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発着信動作競合回避方
    法であって、 前記通信網は、パケット交換方式または回線交換方式の
    移動体通信網または固定電話網であることを特徴とする
    発着信動作競合回避方法。
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