JP2001352213A - 偏波ダイバーシチアンテナ - Google Patents
偏波ダイバーシチアンテナInfo
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Abstract
射正面方向の側方でも高いダイバーシチ効果が得られる
偏波ダイバーシチアンテナを提供する。 【解決手段】 正方形に形成したアンテナ素子1をこの
アンテナ素子1に面が平行な地板2と共にアンテナ素子
1の対角線に沿って折り曲げ、アンテナ素子1の互いに
隣接する2辺にそれぞれ給電点3を設けた。
Description
つの偏波を放射する偏波ダイバーシチアンテナに係り、
特に、簡素な構成で水平面ビーム幅が広くでき、放射正
面方向の側方でも高いダイバーシチ効果が得られる偏波
ダイバーシチアンテナに関するものである。
イバーシチアンテナ(特開平9−232858号)が知
られており、その構造を図3に示す。この偏波ダイバー
シチアンテナは、垂直偏波、水平偏波の両偏波共用の正
方形のアンテナ素子21を地板22と平行に配置し、ア
ンテナ素子21の上辺および左辺にそれぞれ給電点23
を設け、アンテナ素子21の左右両側に無給電のホイッ
プアンテナ24を設けたものである。このホイップアン
テナ24の位置および大きさを変更することで水平面ビ
ーム幅を調整することができる。図3で、Z軸は鉛直
軸、X軸、Y軸は互いに直交する水平軸である。Y軸が
放射正面方向であり、水平面ビーム幅の中心となる。
チアンテナは、水平面ビーム幅を広げる場合、アンテナ
素子21の形状や大きさを変更しても水平面ビーム幅を
調整することが非常に困難であるため、ホイップアンテ
ナ24等の他部品を付加したり、多素子化することが必
要になる。このため、アンテナの構造が複雑化し、大き
さも大きくなってしまう。
適宜な位置からX軸方向にずれた位置では、アンテナ素
子21の面を斜めに臨むことになるので、相対的にアン
テナ素子21の開口面積が小さくなる。このため、放射
正面方向から側方へ離れるに従って、ダイバーシチ効果
を示す偏波識別度が低下してしまう。
し、簡素な構成で水平面ビーム幅が広くでき、放射正面
方向の側方でも高いダイバーシチ効果が得られる偏波ダ
イバーシチアンテナを提供することにある。
に本発明は、正方形に形成したアンテナ素子をこのアン
テナ素子に面が平行な地板と共に前記アンテナ素子の対
角線に沿って折り曲げ、前記アンテナ素子の互いに隣接
する2辺にそれぞれ給電点を設けたものである。
に、正方形に形成し対角線に沿って折り曲げた無給電素
子を設けてもよい。
る姿勢で設置してもよい。
図面に基づいて詳述する。
ダイバーシチアンテナは、金属導体板を正方形に形成し
たアンテナ素子1を、このアンテナ素子1より所定の距
離を隔ててアンテナ素子1に面が平行な金属導体板から
なる地板2と共にアンテナ素子1の対角線に沿って所定
の曲げ角で折り曲げ、対角線を挟んでアンテナ素子1の
互いに隣接する2辺にそれぞれ給電点3を設け、さら
に、アンテナ素子1の地板2とは反対側に、金属導体板
を正方形に形成し対角線に沿って折り曲げた無給電素子
4をアンテナ素子に所定の距離を隔てて設けたものであ
る。
ンテナ素子1よりも十分に大きいほぼ正方形に形成した
ものであるが、アンテナ素子1の対角線が地板2の中心
線と平行になるよう配置されているため、地板2は、中
心線に沿って折り曲げた形状になる。無給電素子4は、
アンテナ素子1より若干小さく形成され、無給電素子4
の対角線がアンテナ素子1の対角線と平行になるよう配
置されている。
板2に対し、アンテナ素子1および無給電素子4を固定
するものである。このスペーサ5による取付構造を簡素
にするため、地板2、アンテナ素子1、無給電素子4
は、アンテナ素子1の対角線そのもので2つ折りにする
のではなく、図1(b)に示したように、対角線を含ん
だ若干幅の曲げしろ6をそれぞれ設け、これら曲げしろ
6の両側で時計方向及び反時計方向に折り曲げてある。
曲げしろ6の片側片と反対側片とが形成する内角を曲げ
角θと定義する。スペーサ5は、地板2、アンテナ素子
1、無給電素子4の曲げしろ6間に介在し、曲げの内側
からボルトで固定されている。
スペーサであり、地板2に対しアンテナ素子1の端部を
固定し、また、アンテナ素子1に対し無給電素子4の端
部を固定するもので、それぞれ曲げの外側からボルトで
固定されている。これらスペーサ5,7,8により、地
板2、アンテナ素子1、無給電素子4は、それぞれ一定
間隔で固定されている。
線であり、地板2の曲げの内側から配線されている。給
電線9の外部導体は地板2に半田付けされている。10
は給電ピンであり、地板2を非接触で貫通した給電線9
の内部導体と給電点3とを連絡するようになっている。
子1の対角線が鉛直になる姿勢で設置される。鉛直方向
をA方向とする。この偏波ダイバーシチアンテナによる
電波の放射正面方向は、曲げの外側で、水平かつ曲げ角
θの中心線に平行なB方向となる。このとき、アンテナ
素子1には各給電点3からそれぞれ大地に対して±45
°の方向に給電されるため、この偏波ダイバーシチアン
テナは、±45°の2偏波を放射する±45°偏波ダイ
バーシチアンテナとなる。
の作用効果を説明する。
ナ素子1が対角線で折り曲げてあり、対角線の片側片、
反対側片のそれぞれから放射が行われるため、アンテナ
素子が一平面のものに比べ、水平面ビーム幅が広くな
る。図2に示した特性は、実験的に作成した本発明の偏
波ダイバーシチアンテナについてアンテナ素子の曲げ角
θと水平面ビーム幅との関係を実測して得たものであ
る。×印は、実測点であり、これら実測点に基づく特性
の推定線が示されている。図示のように、アンテナ素子
の曲げ角θと水平面ビーム幅との関係は、曲げ角θが鋭
角であるほど水平面ビーム幅が広い。従って、曲げ角θ
を適宜に設定することで、所望の水平面ビーム幅に広角
化された偏波ダイバーシチアンテナを得ることができ
る。
アンテナ素子1が対角線で折り曲げてあり、放射正面方
向の側方(C方向)からアンテナ素子の面を比較的直角
に近い角度で臨むことになり、アンテナ素子1の開口面
積が広くなる。例えば、図1(a)のように、側面から
でもアンテナ素子1の片側片を広い面積で視ることがで
きる。このように、放射正面方向から側方へ離れても、
アンテナ素子1の開口面積が広くなっているので、偏波
識別度は高く維持される。
は、アンテナ素子1と同様に折り曲げた無給電素子4を
アンテナ素子1に重ねているので、アンテナ素子1のみ
による周波数帯域幅に、無給電素子4がもたらす別の周
波数帯域幅を合成させるようにして、偏波ダイバーシチ
アンテナが使用可能な周波数帯域幅を広くすることがで
きる。
る。
ことなく、簡素な構成で水平面ビーム幅を広角化でき
る。よって、広角な水平面ビーム幅を持つアンテナの構
造を簡素にし、大きさを小さくすることができる。
識別度が得られるため、高いダイバーシチ効果が得られ
る。
ンテナの投影図であり、(a)は設置姿勢における側面
図、(b)は平面図である。
テナ素子曲げ角対水平面ビーム幅特性を示す特性図であ
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 正方形に形成したアンテナ素子をこのア
ンテナ素子に面が平行な地板と共に前記アンテナ素子の
対角線に沿って折り曲げ、前記アンテナ素子の互いに隣
接する2辺にそれぞれ給電点を設けたことを特徴とする
偏波ダイバーシチアンテナ。 - 【請求項2】 前記アンテナ素子の前記地板とは反対側
に、正方形に形成し対角線に沿って折り曲げた無給電素
子を設けたことを特徴とする請求項1記載の偏波ダイバ
ーシチアンテナ。 - 【請求項3】 前記アンテナ素子を前記対角線が鉛直に
なる姿勢で設置したことを特徴とする請求項1又は2記
載の偏波ダイバーシチアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177165A JP3729027B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 偏波ダイバーシチアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177165A JP3729027B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 偏波ダイバーシチアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001352213A true JP2001352213A (ja) | 2001-12-21 |
JP3729027B2 JP3729027B2 (ja) | 2005-12-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000177165A Expired - Fee Related JP3729027B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 偏波ダイバーシチアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3729027B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118368A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Denki Kogyo Co Ltd | ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ |
-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000177165A patent/JP3729027B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009118368A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Denki Kogyo Co Ltd | ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ |
JP4512630B2 (ja) * | 2007-11-09 | 2010-07-28 | 電気興業株式会社 | ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3729027B2 (ja) | 2005-12-21 |
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