JP2001347642A - 印刷機の乾燥装置 - Google Patents
印刷機の乾燥装置Info
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- JP2001347642A JP2001347642A JP2000172946A JP2000172946A JP2001347642A JP 2001347642 A JP2001347642 A JP 2001347642A JP 2000172946 A JP2000172946 A JP 2000172946A JP 2000172946 A JP2000172946 A JP 2000172946A JP 2001347642 A JP2001347642 A JP 2001347642A
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乾燥器からの熱で印刷器の機能に悪影響を与
えないようにし、又、異常に温度が上昇するのを抑制し
て印刷紙の発火を防止できるようにした印刷機の乾燥装
置を提供すること。 【解決手段】 印刷機１の近くに設けられ、印刷機で印
刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射して印刷紙の
インクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置におい
て、反射板２と赤外線ランプ３とを備えたハウジング４
とハウジングを覆う外箱５と、ハウジングと外箱との間
の空間６に冷却空気を供給するエア源とを備え、印刷紙
の乾燥中に上記空間内にエア源から冷却空気を供給して
外箱を冷却し印刷紙に対する異常過熱時に上記空間と赤
外線ランプ内に冷却空気を供給して赤外線ランプを冷却
させることを特徴とする。
えないようにし、又、異常に温度が上昇するのを抑制し
て印刷紙の発火を防止できるようにした印刷機の乾燥装
置を提供すること。 【解決手段】 印刷機１の近くに設けられ、印刷機で印
刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射して印刷紙の
インクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置におい
て、反射板２と赤外線ランプ３とを備えたハウジング４
とハウジングを覆う外箱５と、ハウジングと外箱との間
の空間６に冷却空気を供給するエア源とを備え、印刷紙
の乾燥中に上記空間内にエア源から冷却空気を供給して
外箱を冷却し印刷紙に対する異常過熱時に上記空間と赤
外線ランプ内に冷却空気を供給して赤外線ランプを冷却
させることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機で印刷され
た印刷紙の表面インクを印刷紙の排紙中の過程で赤外線
ランプからの赤外線の照射でセットし且つ乾燥させる印
刷機の乾燥装置に関する。
た印刷紙の表面インクを印刷紙の排紙中の過程で赤外線
ランプからの赤外線の照射でセットし且つ乾燥させる印
刷機の乾燥装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、印刷機で印刷された印刷紙の表
面インキは印刷機の近くに設けた乾燥器から照射された
赤外線でセットされ且つ乾燥される。
面インキは印刷機の近くに設けた乾燥器から照射された
赤外線でセットされ且つ乾燥される。
【０００３】乾燥器は赤外線ランプと反射板とを備え、
印刷機で印刷された印刷紙を排紙収容部方向に移送中に
印刷紙面上に赤外線を照射するようになっている。一般
に印刷に使用されるインキは赤外線乾燥型インキまたは
ＩＲインキであり、これは比較的赤外線エネルギーを吸
収しやすい原料で構成され、赤外線ランプから赤外線が
照射されると過熱されてセットと乾燥が促進される。そ
の結果、インキが安定し、排紙収容部に回収された多数
の印刷紙の裏写りを防止している。
印刷機で印刷された印刷紙を排紙収容部方向に移送中に
印刷紙面上に赤外線を照射するようになっている。一般
に印刷に使用されるインキは赤外線乾燥型インキまたは
ＩＲインキであり、これは比較的赤外線エネルギーを吸
収しやすい原料で構成され、赤外線ランプから赤外線が
照射されると過熱されてセットと乾燥が促進される。そ
の結果、インキが安定し、排紙収容部に回収された多数
の印刷紙の裏写りを防止している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の印
刷機の乾燥装置では、乾燥器が印刷機の近くに配置され
ているため、赤外線ランプから照射された赤外線の熱で
赤外線ランプを取付けているハウジングが過熱され、こ
の時ハウジングからの熱が印刷機に伝播して印刷機の印
刷機能に悪影響を与え、所望通りの美しい印刷物が得ら
れないおそれがある。
刷機の乾燥装置では、乾燥器が印刷機の近くに配置され
ているため、赤外線ランプから照射された赤外線の熱で
赤外線ランプを取付けているハウジングが過熱され、こ
の時ハウジングからの熱が印刷機に伝播して印刷機の印
刷機能に悪影響を与え、所望通りの美しい印刷物が得ら
れないおそれがある。
【０００５】又、印刷紙のインキ乾燥させる温度は普通
２８℃から３１℃に保持させておくのが好ましいが、何
らかの原因で赤外線ランプからの熱がこの温度より上昇
したような場合、又は機器に異常が発生して乾燥器の真
下で印刷紙が停止したような場合には、印刷紙が異常に
過熱されて発火するようなおそれがある。
２８℃から３１℃に保持させておくのが好ましいが、何
らかの原因で赤外線ランプからの熱がこの温度より上昇
したような場合、又は機器に異常が発生して乾燥器の真
下で印刷紙が停止したような場合には、印刷紙が異常に
過熱されて発火するようなおそれがある。
【０００６】そこで、本発明の目的は、乾燥器からの熱
で印刷器の機能に悪影響を与えないようにし、又、異常
に温度が上昇するのを抑制して印刷紙の発火を防止でき
るようにした印刷機の乾燥装置を提供することである。
で印刷器の機能に悪影響を与えないようにし、又、異常
に温度が上昇するのを抑制して印刷紙の発火を防止でき
るようにした印刷機の乾燥装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、印刷機の近くに設けられ、印刷機
で印刷された印刷紙の排紙中に赤外線を照射して印刷紙
のインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置におい
て、反射板と赤外線ランプとを備えたハウジングと、ハ
ウジングを覆う外箱と、ハウジングと外箱との間の空間
に冷却空気を供給するエア源とを備え、印刷紙の乾燥中
に上記空間内にエア源から冷却空気を供給して外箱を冷
却し、印刷紙に対する異常過熱時に上記空間と赤外線ラ
ンプ内に冷却空気を供給して赤外線ランプを冷却させる
ことを特徴とするものである。
め、本発明の手段は、印刷機の近くに設けられ、印刷機
で印刷された印刷紙の排紙中に赤外線を照射して印刷紙
のインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置におい
て、反射板と赤外線ランプとを備えたハウジングと、ハ
ウジングを覆う外箱と、ハウジングと外箱との間の空間
に冷却空気を供給するエア源とを備え、印刷紙の乾燥中
に上記空間内にエア源から冷却空気を供給して外箱を冷
却し、印刷紙に対する異常過熱時に上記空間と赤外線ラ
ンプ内に冷却空気を供給して赤外線ランプを冷却させる
ことを特徴とするものである。
【０００８】同じく、本発明のもう一つの手段は、印刷
機の近くに設けられ、印刷機で印刷された印刷紙の排紙
中に赤外線を照射して印刷紙のインクのセットと乾燥を
行う印刷機の乾燥装置において、上部に放射板を備え下
方が開放されているハウジングと、ハウジング内に設け
た複数の赤外線ランプと、ハウジングの外周を覆う外箱
と、ハウジング外周と外箱の内周との間に形成されて一
部が大気中に開放されている空間と、外箱の両サイドに
設けられて上記空間をそれぞれエア源に接続する第１の
エア供給口と、ハウジングの両サイドに設けられて上記
空間を各赤外線ランプ内に接続させる第２のエア供給口
とを備えていることを特徴とするものである。
機の近くに設けられ、印刷機で印刷された印刷紙の排紙
中に赤外線を照射して印刷紙のインクのセットと乾燥を
行う印刷機の乾燥装置において、上部に放射板を備え下
方が開放されているハウジングと、ハウジング内に設け
た複数の赤外線ランプと、ハウジングの外周を覆う外箱
と、ハウジング外周と外箱の内周との間に形成されて一
部が大気中に開放されている空間と、外箱の両サイドに
設けられて上記空間をそれぞれエア源に接続する第１の
エア供給口と、ハウジングの両サイドに設けられて上記
空間を各赤外線ランプ内に接続させる第２のエア供給口
とを備えていることを特徴とするものである。
【０００９】上記各手段においては、ハウジングの下方
に赤外線ランプと対向する反射板を設け、赤外線ランプ
と反射板との間を印刷紙が通過しているのが好ましい。
に赤外線ランプと対向する反射板を設け、赤外線ランプ
と反射板との間を印刷紙が通過しているのが好ましい。
【００１０】更に上記他の手段においては、第１のエア
供給口が、それぞれ第１，第２のエア回路を介してエア
源に接続され、一方のエア回路の途中に開閉弁を設け、
更に印刷紙の紙面温度を検知する検知器からの信号で上
記開閉弁を開閉制御するコントローラを設けているのが
好ましい。
供給口が、それぞれ第１，第２のエア回路を介してエア
源に接続され、一方のエア回路の途中に開閉弁を設け、
更に印刷紙の紙面温度を検知する検知器からの信号で上
記開閉弁を開閉制御するコントローラを設けているのが
好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
もとづいて説明する。
もとづいて説明する。
【００１２】本発明は従来と同じく、基本的には、図１
に示すように、印刷機１の近くに設けられ、印刷機１で
印刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射して印刷紙
Ｐのインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置であ
る。乾燥装置は反射板２と赤外線ランプ３とを備えたハ
ウジング４と、ハウジング４を覆う外箱５と、ハウジン
グ４と外箱５との間の空間６に冷却空気を供給するエア
源７とを備えている。印刷紙の乾燥中に上記空間６内に
エア源７から冷却空気を供給して外箱５を冷却し、印刷
紙Ｐに対する異常過熱時に上記空間６と赤外線ランプ３
内に冷却空気を供給して赤外線ランプ３を冷却させるよ
うになっている。
に示すように、印刷機１の近くに設けられ、印刷機１で
印刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射して印刷紙
Ｐのインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置であ
る。乾燥装置は反射板２と赤外線ランプ３とを備えたハ
ウジング４と、ハウジング４を覆う外箱５と、ハウジン
グ４と外箱５との間の空間６に冷却空気を供給するエア
源７とを備えている。印刷紙の乾燥中に上記空間６内に
エア源７から冷却空気を供給して外箱５を冷却し、印刷
紙Ｐに対する異常過熱時に上記空間６と赤外線ランプ３
内に冷却空気を供給して赤外線ランプ３を冷却させるよ
うになっている。
【００１３】印刷機１は従来と同じく、版胴ａと、イン
キ供給装置ｂと、湿水装置ｃと、ゴム胴ｄと、圧胴ｅ
と、排紙胴ｆとからなり、印刷機１で印刷された印刷紙
Ｐは排紙収容部ｇ方向に輸送中乾燥器Ｈで乾燥される。
キ供給装置ｂと、湿水装置ｃと、ゴム胴ｄと、圧胴ｅ
と、排紙胴ｆとからなり、印刷機１で印刷された印刷紙
Ｐは排紙収容部ｇ方向に輸送中乾燥器Ｈで乾燥される。
【００１４】乾燥器Ｈは、印刷機１の近くに設けられ、
印刷機で印刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射し
て印刷紙Ｐのインクのセットと乾燥を行う。乾燥器Ｈ上
部に放射板２を備え下方が開放されているハウジング４
と、ハウジング４内に並列に設けた複数のパイプ状赤外
線ランプ３と、ハウジング４の外周を覆う外箱５とで構
成されている。更にハウジング４外周と外箱５の内周と
の間に空間６が形成され、この空間６の一部が開口部
Ａ，Ｂを介して大気中に開放されている。
印刷機で印刷された印刷紙Ｐの排紙中に赤外線を照射し
て印刷紙Ｐのインクのセットと乾燥を行う。乾燥器Ｈ上
部に放射板２を備え下方が開放されているハウジング４
と、ハウジング４内に並列に設けた複数のパイプ状赤外
線ランプ３と、ハウジング４の外周を覆う外箱５とで構
成されている。更にハウジング４外周と外箱５の内周と
の間に空間６が形成され、この空間６の一部が開口部
Ａ，Ｂを介して大気中に開放されている。
【００１５】乾燥器Ｈは、外箱５の両サイドに設けられ
て上記空間６をそれぞれエア源７に接続する第１のエア
供給口８，８と、ハウジング４の両サイドに設けられて
上記空間６を各赤外線ランプ３内に接続させる第２のエ
ア供給口９，９とを備えている。
て上記空間６をそれぞれエア源７に接続する第１のエア
供給口８，８と、ハウジング４の両サイドに設けられて
上記空間６を各赤外線ランプ３内に接続させる第２のエ
ア供給口９，９とを備えている。
【００１６】ハウジング４と外箱５とは一体に設けられ
ていても良く、別々に設けていてもよい。空間６はハウ
ジング４の正面，背面，左右側面，上面全域を覆うよう
に設けられ、この空間６は図１３，図１４に示すように
背部の開口部Ａ，Ｂを介して大気中に開口している。
ていても良く、別々に設けていてもよい。空間６はハウ
ジング４の正面，背面，左右側面，上面全域を覆うよう
に設けられ、この空間６は図１３，図１４に示すように
背部の開口部Ａ，Ｂを介して大気中に開口している。
【００１７】反射板２はハウジング４の上壁を兼ねてお
り、この反射板２の上面と外箱５の上壁との間の空間に
おいて、図２に示すように左側のエア導入部ｍの開口面
積は右側のエア導入部ｎの開口面積より小さく形成する
のが好ましい。
り、この反射板２の上面と外箱５の上壁との間の空間に
おいて、図２に示すように左側のエア導入部ｍの開口面
積は右側のエア導入部ｎの開口面積より小さく形成する
のが好ましい。
【００１８】乾燥器Ｈは上記の構成のみでも使用可能で
あるが、更に、ハウジング４の下方に赤外線ランプ３と
対向する反射板１０を設け、赤外線ランプ３と反射板１
０との間を印刷紙が通過するようにするのが好ましい。
あるが、更に、ハウジング４の下方に赤外線ランプ３と
対向する反射板１０を設け、赤外線ランプ３と反射板１
０との間を印刷紙が通過するようにするのが好ましい。
【００１９】更に、乾燥器については、第１のエア供給
口８，８が、それぞれ第１，第２のエア回路１１，１２
を介してエア源７に接続され、一方のエア回路１２の途
中に開閉弁１３を設け、更に印刷紙Ｐの紙面温度を検知
する検知器１４からの信号で上記開閉弁３を開閉制御す
るコントローラ１５を設けている。
口８，８が、それぞれ第１，第２のエア回路１１，１２
を介してエア源７に接続され、一方のエア回路１２の途
中に開閉弁１３を設け、更に印刷紙Ｐの紙面温度を検知
する検知器１４からの信号で上記開閉弁３を開閉制御す
るコントローラ１５を設けている。
【００２０】検知器１４は図１に示すように輸送中の印
刷紙Ｐの近くに配置されており、印刷紙Ｐの温度を検知
するようにしている。
刷紙Ｐの近くに配置されており、印刷紙Ｐの温度を検知
するようにしている。
【００２１】開閉弁１３はこれが開いている時には送風
器等からなるエア源７の冷却用エアをそれぞれ第１，第
２のエア回路１１，１２に供給させ、これが閉じている
時には一方のエア回路１１側のみにエアを供給する。又
この開閉弁１３はエア源７からのエア又はエア回路１２
内のエアを大気中に排気できるようにもしている。
器等からなるエア源７の冷却用エアをそれぞれ第１，第
２のエア回路１１，１２に供給させ、これが閉じている
時には一方のエア回路１１側のみにエアを供給する。又
この開閉弁１３はエア源７からのエア又はエア回路１２
内のエアを大気中に排気できるようにもしている。
【００２２】次に作動について述べる。
【００２３】赤外線ランプ３からの赤外線は図１，図２
の矢印で示すように下方に直接照射されると共に放射板
２で反射して下方に照射される。この時印刷機１で印刷
された印刷紙Ｐが乾燥器Ｈの下方を排紙収容部ｇ方向に
向けて通過すると赤外線が印刷紙Ｐの表面に照射される
公知のようにインキをセットし乾燥させる。図２のよう
に反射板１０を設けていると印刷紙Ｐを通過した赤外線
は反射板１０で反射されて上方に再び照射される。この
為、印刷紙Ｐのインキは上下からの赤外線により酸化重
合が促進され、乾燥時間の短縮化とインキ表面の艶出し
の向上が図れる。
の矢印で示すように下方に直接照射されると共に放射板
２で反射して下方に照射される。この時印刷機１で印刷
された印刷紙Ｐが乾燥器Ｈの下方を排紙収容部ｇ方向に
向けて通過すると赤外線が印刷紙Ｐの表面に照射される
公知のようにインキをセットし乾燥させる。図２のよう
に反射板１０を設けていると印刷紙Ｐを通過した赤外線
は反射板１０で反射されて上方に再び照射される。この
為、印刷紙Ｐのインキは上下からの赤外線により酸化重
合が促進され、乾燥時間の短縮化とインキ表面の艶出し
の向上が図れる。
【００２４】上記印刷紙Ｐの乾燥と同時にエア源７から
は第１，第２のエア回路１１，１２と第１のエア供給口
８，８から外箱５内の空間６にエアが供給され、このエ
アはハウジング４の全域と外箱全域を冷却しながら排気
口Ａが大気に排出される。この為、ハウジング４と外箱
５とは常に一定の温度に保持され、印刷機１には熱によ
る悪影響を与えないようにしている。
は第１，第２のエア回路１１，１２と第１のエア供給口
８，８から外箱５内の空間６にエアが供給され、このエ
アはハウジング４の全域と外箱全域を冷却しながら排気
口Ａが大気に排出される。この為、ハウジング４と外箱
５とは常に一定の温度に保持され、印刷機１には熱によ
る悪影響を与えないようにしている。
【００２５】他方、何らかの原因で赤外線ランプ３が異
常に高温となったり、又は異常現象で印刷紙Ｐが赤外線
ランプ３の下方で停止して異常に加熱されたような場合
には、紙面温度を検出する検出器１４がこの高温を信号
としてコントローラ１５に印加し、次いでコントローラ
１５が開閉器１３を遮断する。
常に高温となったり、又は異常現象で印刷紙Ｐが赤外線
ランプ３の下方で停止して異常に加熱されたような場合
には、紙面温度を検出する検出器１４がこの高温を信号
としてコントローラ１５に印加し、次いでコントローラ
１５が開閉器１３を遮断する。
【００２６】この為、一方のエア回路１１のみからエア
が図２において、空間６の左側に供給される。この時空
間６の右側にはエアが供給されていないので空間６の左
右には差圧が発生し、これによりハウジング４に設けた
左右の第２のエア供給口９，９間にも差圧が発生し、左
側から供給されたエアは空間６の左側から右側に流れ、
同時に左側の第２のエア供給口９より各赤外線ランプ３
内にもエアが流れ、赤外線ランプ３を冷却し、赤外線ラ
ンプ３から照射される赤外線の温度を低下させる。これ
により印刷紙Ｐの紙面温度が例えば設定された温度２８
℃乃至３１℃に戻され、印刷紙Ｐの発火を防止する。
が図２において、空間６の左側に供給される。この時空
間６の右側にはエアが供給されていないので空間６の左
右には差圧が発生し、これによりハウジング４に設けた
左右の第２のエア供給口９，９間にも差圧が発生し、左
側から供給されたエアは空間６の左側から右側に流れ、
同時に左側の第２のエア供給口９より各赤外線ランプ３
内にもエアが流れ、赤外線ランプ３を冷却し、赤外線ラ
ンプ３から照射される赤外線の温度を低下させる。これ
により印刷紙Ｐの紙面温度が例えば設定された温度２８
℃乃至３１℃に戻され、印刷紙Ｐの発火を防止する。
【００２７】尚、空間６において左側のエア導入部ｍの
開口面積を右側のエア導入部ｎの開口面積を小さくする
ことによりジェット作用により右側に流れるエア流速を
速めることができる。
開口面積を右側のエア導入部ｎの開口面積を小さくする
ことによりジェット作用により右側に流れるエア流速を
速めることができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【００２９】(1) 各請求項の発明によれば、ハウジング
と外箱との間の空間にエアを供給するようにしたので、
ハウジングと外箱とが冷却され、乾燥装置が印刷機近く
に設けてあってもこれらのハウジングと外箱からの熱で
印刷機能が悪影響を与えるのが防止できる。又異常現象
が発生して印刷紙が異常に加熱されるような場合には赤
外線ランプが冷却されて照射される赤外線の温度を低下
できるので印刷紙の発火が防止できる。
と外箱との間の空間にエアを供給するようにしたので、
ハウジングと外箱とが冷却され、乾燥装置が印刷機近く
に設けてあってもこれらのハウジングと外箱からの熱で
印刷機能が悪影響を与えるのが防止できる。又異常現象
が発生して印刷紙が異常に加熱されるような場合には赤
外線ランプが冷却されて照射される赤外線の温度を低下
できるので印刷紙の発火が防止できる。
【００３０】(2) 請求項２の発明によれば、赤外線ラン
プからの赤外線と反射板から反射された赤外線とで表裏
両面が加熱され、インキのセットと乾燥の促進が図れ
る。 (3) 請求項３の発明によれば、印刷紙の温度が検知器で
検知されるので自動的に赤外線ランプの温度調整が可能
となり、自動的に印刷紙の発火を防止できる。
プからの赤外線と反射板から反射された赤外線とで表裏
両面が加熱され、インキのセットと乾燥の促進が図れ
る。 (3) 請求項３の発明によれば、印刷紙の温度が検知器で
検知されるので自動的に赤外線ランプの温度調整が可能
となり、自動的に印刷紙の発火を防止できる。
【図１】本発明に係る印刷機の乾燥装置の要部を示す略
示正面図である。
示正面図である。
【図２】図１の乾燥装置における乾燥器部分の拡大縦断
正面図である。
正面図である。
【図３】図２の乾燥器部分のＡ−Ａ線拡大縦断側面図で
ある。
ある。
【図４】図２の乾燥器の一部切欠斜視図である。
１ 印刷機 ２ 反射板 ３ 赤外線ランプ ４ ハウジング ５ 外箱 ６ 空間 ７ エア源 ８，９ エア供給口 １０ 反射板 １１，１２ エア回路 １３ 開閉弁 １４ 検知器 Ｐ 印刷紙 Ａ，Ｂ 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２６Ｂ 21/00 Ｆ２６Ｂ 23/04 Ｂ 23/04 25/00 Ｃ 25/00 Ｚ Ｂ４１Ｆ 33/14 Ｚ Ｆターム(参考） 2C020 CA05 CA09 2C250 EA00 EA21 EB50 3L113 AA08 AB06 AC10 AC20 AC44 AC51 AC57 AC69 AC81 BA30 BA32 CA04 CB06 CB23 CB28 DA21 DA24
Claims (4)
- 【請求項１】 印刷機（１）の近くに設けられ、印刷機
で印刷された印刷紙（Ｐ）の排紙中に赤外線を照射して
印刷紙のインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置
において、反射板（２）と赤外線ランプ（３）とを備え
たハウジング（４）と、ハウジングを覆う外箱（５）
と、ハウジングと外箱との間の空間（６）に冷却空気を
供給するエア源（７）とを備え、印刷紙の乾燥中に上記
空間内にエア源から冷却空気を供給して外箱を冷却し、
印刷紙に対する異常過熱時に上記空間と赤外線ランプ内
に冷却空気を供給して赤外線ランプを冷却させることを
特徴とする印刷機の乾燥装置。 - 【請求項２】 印刷機（１）の近くに設けられ、印刷機
で印刷された印刷紙（Ｐ）の排紙中に赤外線を照射して
印刷紙のインクのセットと乾燥を行う印刷機の乾燥装置
において、上部に放射板（２）を備え下方が開放されて
いるハウジング（４）と、ハウジング内に設けた複数の
赤外線ランプ（３）と、ハウジングの外周を覆う外箱
（５）と、ハウジング外周と外箱の内周との間に形成さ
れて一部が大気中に開放されている空間（６）と、外箱
の両サイドに設けられて上記空間をそれぞれエア源に接
続する第１のエア供給口（８）と、ハウジングの両サイ
ドに設けられて上記空間を各赤外線ランプ内に接続させ
る第２のエア供給口（９）とを備えていることを特徴と
する印刷機の乾燥装置。 - 【請求項３】 ハウジング（４）の下方に赤外線ランプ
（３）と対向する反射板（１０）を設け、赤外線ランプ
と反射板との間を印刷紙（Ｐ）が通過していることを特
徴とする請求項１又は２の印刷機の乾燥装置。 - 【請求項４】 第１のエア供給口（８）が、それぞれ第
１，第２のエア回路（１１）（１２）を介してエア源
（７）に接続され、一方のエア回路の途中に開閉弁（１
３）を設け、更に印刷紙の紙面温度を検知する検知器
（１４）からの信号で上記開閉弁を開閉制御するコント
ローラ（１５）を設けていることを特徴とする請求項２
の印刷機の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000172946A JP2001347642A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 印刷機の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000172946A JP2001347642A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 印刷機の乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001347642A true JP2001347642A (ja) | 2001-12-18 |
Family
ID=18675256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000172946A Pending JP2001347642A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 印刷機の乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001347642A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006037525A1 (de) * | 2004-10-01 | 2006-04-13 | Ist Metz Gmbh | Uv-bestrahlungsaggregat |
| CN105346228A (zh) * | 2015-11-19 | 2016-02-24 | 四川航达机电技术开发服务中心 | 印刷机烘干装置 |
| CN114633549A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-06-17 | 葛崇意 | 一种低温丝网印刷装置 |
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2000
- 2000-06-09 JP JP2000172946A patent/JP2001347642A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006037525A1 (de) * | 2004-10-01 | 2006-04-13 | Ist Metz Gmbh | Uv-bestrahlungsaggregat |
| CN105346228A (zh) * | 2015-11-19 | 2016-02-24 | 四川航达机电技术开发服务中心 | 印刷机烘干装置 |
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