JP2001346224A - 動画像内の特定物体検出方法及び装置 - Google Patents

動画像内の特定物体検出方法及び装置

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JP2001346224A JP2001087522A JP2001087522A JP2001346224A JP 2001346224 A JP2001346224 A JP 2001346224A JP 2001087522 A JP2001087522 A JP 2001087522A JP 2001087522 A JP2001087522 A JP 2001087522A JP 2001346224 A JP2001346224 A JP 2001346224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速かつ安定して精度よく特定の物体を検出す
る特定物体検出装置を提供する。 【解決手段】動画像を圧縮符号化した符号化データを復
号して少なくとも再生画像信号及び単位領域毎の符号化
モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画
像信号を生成する動画像復号化部100と、再生画像信
号、符号化モード情報及び参照画像信号を参照して動画
像内の移動物体を判定するマクロブロック移動物体判定
部111と、再生画像信号及び符号化モード情報を参照
して再生画像信号における所定の符号化モードの単位領
域における予め指定された少なくとも一つの特定色の有
無を判定するマクロブロック特定色判定部112と、移
動物体判定部111及び特定色判定部112の判定結果
から動画像内の特定物体を判定する特定物体判定部11
3を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像内の特定
物体検出方法及び装置に係り、特に動画像符号化装置ま
たは動画像復号化装置の出力から特定物体を検出する方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像内に存在する特定の物体を検出す
るためには、一般に画素値を調べる必要がある。しか
し、画素値に関わる処理は実際には非常に多くの計算量
を必要とする。例えば、動画像圧縮の国際標準であるI
TU−T H.261,H.263,ISO/IEC M
PEG−4等でよく用いられるCIFフォーマットの場
合、横352画素×縦288画素の101,376画素
という非常に多くの画素について処理を行う必要があ
る。このような計算量の多い処理に対しては、専用のハ
ードウェアを用意する必要があり、コスト面でも大きな
問題があった。
【0003】検出しようとする物体が移動物体の場合に
ついては、特開平9−252467号公報「移動物体検
出装置」に示されるように動画像符号化装置で作られた
動きベクトルを利用して動画像中の移動物体を検出する
手法が提案されている。この方法によれば、動画像符号
化装置で作成されるブロック毎の動きベクトルを移動物
体の検出に流用できるので、移動物体検出のために特別
に画素の動きを調べる必要がなく、必要な計算量を大幅
に減らすことができる。
【0004】しかし、このような動きベクトルを利用し
た移動物体検出方法では、動きベクトルが大きいブロッ
クや書き換わっているブロックが必ずしも移動物体とは
限らず、また移動物体の内部のブロックでも、書き換わ
っていないブロックが存在することがあるため、移動物
体の監視などに適用することを考えた場合、必ずしも必
要な映像を得ることができない。
【0005】一方、動画像中の特定色の物体を検出する
手法としては、例えば特願平10−0372386号に
記載されているように動画像符号化装置あるいは動画像
復号化装置と組み合わせて特定色の判定を行うことによ
り探索範囲を限定し、計算量を大幅に削減する提案がな
されている。
【0006】このように色を検出する場合には、照明条
件や撮影するカメラによっても微妙に違いがあり、正確
に検出を行うためには適切な検出範囲の色空間を設定し
てやる必要がある。しかし、これまでのYCbCr空間
やRGB空間での色空間の設定では、少ないパラメータ
で適切な検出範囲の色空間を指定することが難しく、類
似した複数の色を区別して検出することは難しい面があ
った。さらに、この従来技術では移動物体と色物体を別
々に検出しており、これらを同時に検出したり、色と動
きを統一的に使った特定の物体の検出を行うことはでき
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、個々
の画素値を調べて特定の物体を検出する方法では膨大な
計算量を必要とし、また計算量を減らすために動画像符
号化装置で求められた動きベクトルを用いて移動物体を
検出する方法では検出精度に問題があり、さらに動画像
符号化装置や動画像復号化装置と組み合わせて特定色を
判定を行う方法では少ないパラメータで適切な検出範囲
の色空間を設定することが難しく、しかも移動物体と色
物体を同時に検出したり、色と動きを統一的に使った特
定の物体の検出を行うことができないという問題点があ
った。
【0008】そこで、本発明は高速かつ安定して精度よ
く特定の物体を検出するために、色と動きを同時に検出
したり、色と動きを統一的に使った特定の物体の検出を
行うことを可能とした動画像内の特定物体検出方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の一つの態様では、動画像を圧縮符号化した
符号化データを復号して得られた再生画像信号及び単位
領域(例えば、マクロブロック)毎の符号化モード情報
(例えば、CODED/NOT_CODED)と1フレ
ーム前の再生画像信号である参照画像信号を参照して動
画像内の移動物体を判定する。一方、再生画像信号及び
符号化モード情報を参照して再生画像信号における所定
の符号化モードの単位領域における予め指定された少な
くとも一つの特定色の有無を判定する。そして、これら
移動物体及び特定色についての二つの判定結果から動画
像内の特定物体を判定する。このようにして判定された
特定物体の画像は、再生画像信号による動画像に合成し
て表示される。
【0010】本発明の他の態様によると、動画像を圧縮
符号化する過程で得られる局部復号画像信号及び単位領
域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像
信号である参照画像信号を参照して動画像内の移動物体
を判定する。また、局部復号画像及び符号化モード情報
を参照して局部復号画像信号における特定の符号化モー
ドの単位領域における予め指定された少なくとも一つの
特定色の有無を判定する。そして、これら移動物体及び
特定色についての二つの判定結果から動画像内の特定物
体を判定する。このようにして判定された特定物体の画
像は、局部復号画像信号による動画像に合成して表示さ
れる。
【0011】このように本発明では、動画像符号化/復
号化技術を利用し、復号化や符号化において得られる画
像信号や符号化モード情報を用いて動画像中の移動物体
及び動画像中の指定された特定色を少ない計算量で確実
に判定でき、これら移動物体と特定色の両判定結果を用
いて特定物体の検出を少ない計算量で高速かつ安定して
精度よく行うことができる。
【0012】特定物体の判定に際しては、特定物体の画
面上の大きさを指定することが好ましく、これによりカ
メラ全体の動きや微風などによる細かい物体の振動を排
除することができ、より細かい設定が可能となる。
【0013】また、特定色の判定に際しては、色相、彩
度及び明度によって色を指定することが望ましく、この
ような指定によるとYCbCr空間や、RGB空間での
指定と異なって、視覚的にパラメータ毎に選択しやすく
なり、複数色の指定も容易になる。
【0014】さらに、特定物体の判定は、(a)移動物
体と判定され、かつ該移動物体のうち特定色と判定され
た部分を特定物体として判定する、(b)移動物体と判
定された物体と、特定色と判定された物体を特定物体と
して判定する、及び(c)移動物体と判定され、かつ特
定色と判定された部分を含む移動物体を特定物体として
判定する、のうちの少なくとも一つの判定を行うことが
望ましく、これにより目的に応じた特定物体の検出が可
能となる。
【0015】また、本発明によるとコンピュータに動画
像内の特定物体を検出する処理を実行させるためのプロ
グラムであって、動画像を圧縮符号化した符号化データ
を復号して得られた再生画像信号及び単位領域毎の符号
化モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照
画像信号を参照して動画像内の移動物体を判定する移動
物体判定処理と、前記再生画像信号及び符号化モード情
報を参照して前記再生画像信号における所定の符号化モ
ードの単位領域における予め指定された少なくとも一つ
の特定色の有無を判定する特定色判定処理と、前記移動
物体判定処理及び特定色判定処理の判定結果から、動画
像内の特定物体を判定する特定物体判定処理とをコンピ
ュータに実行させるためのプログラム、あるいは該プロ
グラムを記録した記録媒体が提供される。
【0016】さらに、本発明によるとコンピュータに動
画像内の特定物体を検出する処理を実行させるためのプ
ログラムであって、動画像を圧縮符号化する過程で得ら
れる局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情
報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信
号を参照して動画像内の移動物体を判定する移動物体判
定処理と、前記局部復号画像及び符号化モード情報を参
照して前記局部復号画像信号における特定の符号化モー
ドの単位領域における予め指定された少なくとも一つの
特定色の有無を判定する特定色判定処理と、前記移動物
体判定処理及び特定色判定処理の判定結果から、動画像
内の特定物体を判定する特定物体判定処理とをコンピュ
ータに実行させるためのプログラム、あるいは該プログ
ラムを記録した記録媒体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 [第1の実施の形態]図1に、本発明の第1の実施形態
に係る動画像内特定物体検出装置の構成を示す。この動
画像内特定物体検出装置は、大きく動画像復号化部10
0と特定物体検出部110の2つの部分からなってい
る。以下、動画像復号化部100及び特定物体検出部1
10について順次説明する。なお、以下の説明はMPE
G方式に基づく動画像復号化装置に本発明を適用した場
合であり、単位領域はMPEG方式でいうマクロブロッ
クに相当する。
【0018】(動画像復号化部100について)動画像
復号化部100は、例えばMPEG方式に基づく動画像
復号化装置、いわゆるMPEGデコーダであり、この動
画像復号化部100には図示しないMPEGエンコーダ
のような動画像符号化部により動画像信号を圧縮符号化
して得られた符号化データが伝送路または蓄積系を介し
て入力される。
【0019】入力された符号化データは、入力バッファ
101に一度蓄えられる。入力バッファ101から読み
出された符号化データは、多重化分離部102により1
フレーム毎にシンタクスに基づいて分離された後、可変
長復号化部103に入力される。可変長復号化部103
では、可変長符号化されている量子化DCT係数情報、
符号化モード情報及び動きベクトル情報などの各シンタ
クスの情報がマクロブロック毎に復号される。なお、以
降の説明で処理対象となっている単位領域であるマクロ
ブロックを注目マクロブロックという。
【0020】可変長復号化部103において、注目マク
ロブロックの符号化モードがINTRA(フレーム内符
号化)ならば、可変長復号化部103から出力される符
号化モード情報に従って、符号化モード切替スイッチ1
09がオフ状態とされる。この場合、可変長符号化部1
03で復号化された量子化DCT係数情報が逆量子化部
104で逆量子化され、さらにIDCT部105で逆離
散コサイン変換されることにより、再生画像信号が生成
される。この再生画像信号は、加算器106を経由して
フレームメモリ107に参照画像信号として蓄積される
と共に、特定物体検出部110内の移動物体合成表示部
115に入力される。
【0021】一方、可変長復号化部103において、注
目マクロブロックの符号化モードがINTER(フレー
ム間符号化)及びNOT_CODED(非符号化)なら
ば、可変長復号化部103から出力される符号化モード
情報に従って、符号化モード切替スイッチ109がオン
状態とされる。この場合は、可変長復号化部103で復
号された予測誤差信号についての量子化DCT係数情報
が逆量子化部104で逆量子化され、さらにIDCT部
105で逆離散コサイン変換されることにより、予測誤
差信号が生成される。
【0022】そして、可変長復号化部103で復号化さ
れた動きベクトル情報に基づいて、動き補償部108に
おいてフレームメモリ107からの参照画像信号につい
て動き補償がなされ、この動き補償後の参照画像信号と
IDCT部105からの予測誤差信号が加算器106で
加算されることにより、再生画像信号が生成される。こ
の再生画像信号は、フレームメモリ107に参照画像信
号として蓄積されると共に、特定物体検出部110内の
移動物体合成表示部115に入力される。
【0023】(特定物体検出部110について)一方、
特定物体検出部110においては、動画像復号化部10
0内の可変長符号化部103から出力される符号化モー
ド情報と、加算器106から出力される再生画像信号及
びフレームメモリ107から出力される参照画像信号を
入力し、マクロブロック移動物体判定部111で注目マ
クロブロックが移動物体かどうかの判定を行い、その判
定結果をマクロブロック特定色判定部112及び特定物
体判定部113に送る。
【0024】マクロブロック特定色判定部112は、符
号化モード情報と再生画像信号からマクロブロック毎に
特定色の物体が含まれるかどうかの判定を行い、判定結
果を特定物体判定部113に送る。特定物体判定部11
3は、マクロブロック移動物体判定部111及びマクロ
ブロック特定色判定部112の判定結果に基づき、動画
像内の特定物体を検出する。
【0025】特定物体条件判定部114は、特定物体判
定部113によって判定する特定物体の条件、例えば物
体の大きさ及び特定色を指定する。具体的には、特定物
体の大きさとして例えば画面上の物体のマクロブロック
数の最大値Object Maxと最小値Object Minを指定する。
また、特定色としては次式に示すようにHSV(色相、
彩度、明度)色空間上で色の範囲を指定する。この特定
色指定信号は、マクロブロック特定色判定部112に入
力される。 D1[i]<H<D2[i] D3[i]<S<D4[i] D5[i]<V<D6[i] i=1…N ここで、D1[i]〜D6[i]は閾値である。D1
[i]〜D4[i]は0から255までの整数値、D5
[i],D6[i]は0から359までの整数値であ
り、Nは色数である。
【0026】(マクロブロック移動物体判定部111の
構成)図2は、マクロブロック移動物体判定部111の
具体的な構成を示すブロック図である。このマクロブロ
ック移動物体判定部111では可変長符号化部103か
らの符号化モード情報と、加算器106から出力される
再生画像信号とフレームメモリ107から出力される参
照画像信号との相関を計算する第1の相関計算器202
の出力と、再生画像信号と背景メモリ204からの背景
画像信号との相関を計算する第2の相関計算器203の
出力から、マクロブロック毎の背景/非背景の判定を行
い、非背景マクロブロックを移動物体と判定して、その
判定結果を特定物体判定部113に送る。背景メモリ2
04に保持されている背景画像信号は、マクロブロック
背景判定部201の判定結果に応じてオン・オフされる
背景メモリ更新スイッチ205を介して再生画像信号に
より更新される。
【0027】図3は、本実施形態における1フレーム毎
の特定物体検出処理の流れを示している。ここで、iと
jはフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック
のアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NBMは
フレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック数を
表している。2次元配列M[i][j]は、各マクロブ
ロックが背景マクロブロックか否かの情報を蓄える配列
であり、TRUEならば非背景物体マクロブロック、F
ALSEならば背景マクロブロックを表す。なお、配列
Mの初期値はFALSEであり、ステップS101によ
り設定される。このようにして、ステップS102〜S
106のループで各マクロブロック毎にステップS10
4のマクロブロック判定処理が実行される。具体的に
は、後に図7及び図8で説明する特定物体検出処理が行
われる。
【0028】(マクロブロック移動物体判定部111の
処理)図4は、図2に構成を示したマクロブロック移動
物体判定部111の処理の流れを示している。図3と同
様に、iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマク
ロブロックのアドレスをそれぞれ表している。2次元配
列M[i][j]は、各マクロブロックが背景マクロブ
ロックか否かの情報を蓄える配列であり、TRUEなら
ば非背景物体マクロブロック、FALSEならば背景マ
クロブロックを表す。なお、配列Mの初期値はFALS
Eである。この処理では、注目マクロブロックが背景マ
クロブロックか非背景マクロブロックかの判定を行い、
非背景マクロブロックを移動物体が存在するマクロブロ
ック(移動物体マクロブロック)と判定する。
【0029】まず、マクロブロック背景判定部201に
おいてマクロブロック毎に可変長復号化部103からの
符号化モード情報MODEの判定を行う(ステップS2
01)。この判定の結果、注目マクロブロックの符号化
モードがCODED(符号化=DCT係数有り)なら
ば、第1の相関計算器202により加算器106を介し
て得られるCODEDマクロブロックの再生画像信号と
フレームメモリ107に保持されている1フレーム前の
参照画像信号との相関値を計算し、この相関値と閾値T
H1との比較をマクロブロック背景判定部201で行う
(ステップS203)。
【0030】この比較の結果、もし第1の相関計算器2
02で計算された相関値が閾値TH1よりも大きい場
合、マクロブロック背景判定部201は注目マクロブロ
ックが非背景マクロブロック(移動体マクロブロック)
であると判定し、2次元配列M[i][j]にTRUE
を代入する(ステップS206)。第1の相関計算器2
02で計算された相関値が閾値TH1以下の場合、さら
に注目マクロブロックが背景マクロブロックか非背景マ
クロブロックかを判定するためにステップS204へ移
行する。
【0031】一方、ステップS201による判定の結
果、注目マクロブロックの符号化モードがNOT_CO
DED(非符号化、DCT係数無し)ならば、マクロブ
ロック背景判定部201は注目マクロブロックと同じ位
置の1フレーム前のマクロブロックの判定結果が背景マ
クロブロックであったかどうか、つまり2次元配列M
[i][j]がFALSEかどうかを判定する(ステッ
プS203)。このステップS203による判定の結
果、注目マクロブロックと同じ位置の1フレーム前のマ
クロブロックが背景マクロブロックだったならば、注目
マクロブロックも背景マクロブロックであると判定し、
2次元配列M[i][j]にFALSEを代入する(ス
テップS207)。
【0032】ステップS203による判定の結果、もし
注目マクロブロックと同じ位置の1フレーム前のマクロ
ブロックが背景マクロブロックでない場合は、次に注目
マクロブロックの位置に対応する背景画像信号が背景メ
モリ204内に存在するかのチェックを行う(ステップ
S204)。
【0033】ここで、注目マクロブロックの位置に対応
する背景画像信号が背景メモリ204に存在しない場
合、注目マクロブロックを新たな背景マクロブロックで
あると判定してステップS207へ移行する。また、注
目マクロブロックの位置に対応する背景画像信号が背景
メモリ204内に存在する場合は、第2の相関計算器2
04により注目マクロブロックの画像信号と背景メモリ
204内の注目マクロブロックに対応する位置の背景画
像信号との相関値を計算し、その相関値と閾値TH2と
の比較をマクロブロック背景判定部201で行う(ステ
ップS205)。
【0034】ステップS205での比較の結果、第2の
相関計算器204より計算された相関値が閾値TH2よ
りも大きい場合、注目マクロブロックは非背景マクロブ
ロック(移動体マクロブロック)であると判定して2次
元配列M[i][j]にTRUEを代入し(ステップS
206)、相関値が閾値TH2以下の場合は、注目マク
ロブロックは背景マクロブロックであると判定してステ
ップS209へ移行する。背景マクロブロックと判定し
た注目マクロブロックについては、背景メモリ204内
の注目マクロブロックに対応する位置の背景画像信号の
更新を行う(ステップS208)。
【0035】本実施形態では、第1、第2の相関計算器
202,204での相関値の計算として、正規化相関値
を用いる方法を例として示す。正規化相関値は、次式に
よって求められる。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、Fc (i,j)は注目マクロブロック
の再生画像信号の各画素の輝度値、Fr (i,j)は相関演
算の対象となるフレームの同一位置のマクロブロックの
各画素の輝度値である。また、μc ,μr ,σc ,σr
はそれぞれのマクロブロック内の各画素の輝度の平均値
及び標準偏差である。
【0038】なお、第1の相関計算器202での加算器
106より出力される再生画像信号とフレームメモリ1
07に保持されている1フレーム前の参照画像信号との
相関値の計算に当たっては、再生画像信号と1フレーム
前の参照画像信号との相関値を直接計算してもよいが、
可変長復号化部103からの動きベクトル情報及びDC
T係数情報から、注目マクロブロックの動きベクトルの
絶対値和Σ|MV|及びDCT係数の絶対値和Σ|CO
F|を計算し、それぞれの閾値と比較を行う方法であっ
てもよい。この場合、動きベクトルの絶対値和Σ|MV
|及びDCT係数の絶対値和Σ|COF|が閾値よりも
大きい場合、非背景マクロブロックと判定する。
【0039】(背景メモリ204の更新処理)図5は、
図4中の背景メモリ更新ステップS208の処理手順を
示している。図5において、Fc (i,j)は加算器106
から出力される注目マクロブロックの再生画像信号の各
画素の輝度値、B(i,j)は背景メモリ204内の背景画
像信号の各画素の輝度値をそれぞれ表す。
【0040】まず、既に背景メモリ204に注目マクロ
ブロックと同一位置のマクロブロックの背景画像信号が
書き込まれているか否かを判定し(ステップS30
1)、書き込まれている場合にはステップS302〜S
306のループにより、注目マクロブロックの再生画像
信号の各画素の輝度値Fc (i,j)を重み係数w(0以
上、1以下の実数)で重み付け平均して、背景メモリ2
04内のB(i,j)に足し込む(ステップS304)。
【0041】一方、背景メモリ204にまだ注目マクロ
ブロックと同一位置のマクロブロックの背景画像信号が
書き込まれていない場合には、ステップS307〜S3
11のループにより、注目マクロブロックの再生画像信
号Fc (i,j)を背景メモリ204内のB(i,j)に書き込む
(ステップS309)。
【0042】(マクロブロック特定色判定部112の処
理)図6は、図1中のマクロブロック特定色判定部11
2の処理の流れを示している。図3及び図4と同様に、
iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロ
ックのアドレスをそれぞれ表している。まず、マクロブ
ロック毎の符号化モードを調べる(ステップS40
1)。符号化モードがNOT_CODEDならば判定処
理を終了し、NOT_CODEDでないならば注目マク
ロブロックの画素値をYCbCr空間からHSV空間に
変換し(ステップS402)、図1の特定物体条件指定
部114によって指定された色空間(HSV空間)の範
囲に入っているかどうかチェックする(ステップS40
3)。特定物体条件指定部114によって複数色が指定
されている場合は、全ての色のHSV空間内の指定範囲
についてチェックを行う。
【0043】ここで、注目マクロブロックのHSV空間
に変換された画素値が特定物体条件指定部114による
指定範囲に入っていれば、特定色マクロブロックと判定
し、M[i][j]をTRUEに書き換え(ステップS
404)、指定範囲に入っていなければ、特定色はなか
ったと判定し、M[i][j]をFALSEに書き換え
る(ステップS405)。なお、ステップS402のY
CbCr→HSV変換は次式に従って行えばよい。
【0044】
【数2】
【0045】YCbCr→HSV変換は、この式の例に
限られず、他の式のHSV変換のものでも問題ない。ま
た、ここではHSV空間の区間データで色指定を行う方
法を示したが、YcbCr空間から一意に変換できる色
空間ならば、どのような色空間で指定しても実行でき
る。
【0046】(特定物体判定部113について)次に、
図7〜図9を用いて特定物体判定部113においてマク
ロブロック移動物体判定部111の処理とマクロブロッ
ク特定色判定部112の処理の結果から特定物体を判定
する処理について説明する。
【0047】図7は、特定物体判定部113で移動物体
でかつ特定色の物体を特定物体として判定する場合の処
理の流れを示している。まず、マクロブロック移動物体
判定処理を行い(ステップS501)、この処理により
移動物体と判定された部分についてのみ、マクロブロッ
ク特定色判定処理を行い(ステップS503)、その
後、特定物体包含処理を行う(ステップS504)。
【0048】図8は、特定物体判定部113で移動物体
及び特定色部分を特定物体として判定する場合の処理の
流れを示している。まず、マクロブロック移動物体判定
処理を行い(ステップS601)、その結果、移動物体
と判定されなかった部分についてのみマクロブロック特
定色判定処理を行い(ステップS603)、その後、特
定物体包含処理を行う(ステップS604)。
【0049】図9は、特定物体判定部113で特定色を
含む移動物体を特定物体として判定する場合の処理の流
れを示している。この場合は、マクロブロック移動物体
判定処理を行い(ステップS1001)、さらにマクロ
ブロック特定色判定処理を行う(ステップS100
2)。ただし、これらの検出結果は別々に保持しておく
ため、色物体の検出結果は配列M2に貯えられているも
のとする。その後、特定物体包含処理を行う(ステップ
S1003)。
【0050】図10〜図14は、図7のステップS50
4または図8のステップS604における特定物体包含
処理の具体的な流れを示した図である。ここで、nは特
定物体の数を示すカウンタ、S1〜S4は特定物体を包
含する長方形を探索する範囲を示すパラメータであり、
S1,S2は垂直方向のアドレスの始点と終点、S3,
S4は水平方向のアドレスの始点と終点である。
【0051】図10に示すように、探索範囲としてフレ
ーム全体を指定するように初期化を行う(ステップS7
01)。次に、指定された探索範囲で特定物体を包含す
る最小の長方形を探索する関数Rectangularを呼び出す
(ステップS702)。
【0052】図11〜図14は、関数Rectangular(ス
テップS702)の処理内容を示している。関数Rectan
gularは、探索範囲S1〜S4、特定物体の数n、各マ
クロブロックの静動判定結果の格納された2次元配列M
を入力とし、探索結果の長方形のアドレスを格納した1
次元配列B1〜B4と特定物体の数nを出力とする。
【0053】ここで、1次元配列HVは垂直方向の動マ
クロブロックの数のヒストグラムを作成するための作業
配列であり、1次元配列HHは水平方向の動マクロブロ
ックの数のヒストグラムを作成するための作業配列であ
る。また、変数VFLAGは水平方向のヒストグラムの
値が0でない状態の時にTRUEとなり、値が0の時に
FALSEとなるように変更されるフラグであり、変数
HFLAGは垂直方向のヒストグラムの値が0でない状
態の時にTRUEとなり、値が0の時にFALSEとな
るように変更されるフラグである。
【0054】まず、垂直方向の動マクロブロックの数の
ヒストグラムを作成するための作業配列HVの探索範囲
であるS1〜S2の範囲を値0で初期化する(ステップ
S801)。次のLOOP1とLOOP2の2重ループ
(S802〜S807)内では、探索範囲での垂直方向
の動マクロブロックの数のヒストグラムHV[i]を作
成している。すなわち、マクロブロック毎の静動判定結
果M[i][j]の値を比較し(ステップS804)、
値がTURE、つまり動マクロブロックならばHV
[i]をプラス1し(ステップS805)、FALSE
の場合は何もしないという動作をとっている。
【0055】次に、垂直方向のヒストグラムHV[i]
の中から、0でない連続した部分を探索する。まず、フ
ラグVFLAGをFALSEにセットする(ステップS
808)。次に、探索範囲S1からS2の順序で、ヒス
トグラムHV[i]が0でなく、VFLAGがFALS
Eであるかをチェックする(ステップS810)。この
条件に当てはまるのは、ヒストグラムHV[i]が0で
ない連続した部分の始点の部分である。従って、探索し
ている長方形の垂直方向の始点の候補となるので、1次
元配列B1[n]にアドレスiを格納し、VFLAGを
TUREにセットする(ステップS811)。
【0056】次に、ヒストグラムHV[i]が0あるい
は探索範囲の終点で、VFLAGがTUREであるかを
チェックする(ステップS812)。この条件に当ては
まるのは、ヒストグラムHV[i]が0でない連続した
部分の終点の部分である。従って、探索している長方形
の垂直方向の終点の候補となるので、もしヒストグラム
HV[i]が0の場合は1次元配列B2[n]にアドレ
スi−1を格納し(ステップS814)、そうでない場
合は1次元配列B2[n]にアドレスiを格納する(ス
テップS815)。そして、VFLAGを再びFALS
Eにセットする(ステップS811)。
【0057】次に、今度は水平方向の動マクロブロック
の数のヒストグラムHH[i]を作成するための作業配
列HVの探索範囲であるS3〜S4の範囲を値0で初期
化する(ステップS817)。次のLOOP4とLOO
P5の2重ループ(S818〜S823)では、探索範
囲での水平方向の動マクロブロックの数のヒストグラム
HH[i]を作成している。すなわち、マクロブロック
毎の静動判定結果M[i][j]の値を比較し(ステッ
プS804)、値がRURE、つまり動マクロブロック
ならば、HH[i]をプラス1し(ステップS80
5)、FALSEの場合は何もしないという動作をとっ
ている。次に、水平方向のヒストグラムHH[i]の中
から、0でない連続した部分を探索する。まず、フラグ
HFLへGをFALSEにセットする(ステップS82
4)。
【0058】次に、探索範囲S3からS4の順序で、ヒ
ストグラムHH[i]が0でなく、HFLAGがFAL
SEであるかをチェックする(ステップS826)。こ
の条件に当てはまるのは、ヒストグラムHH[i]が0
でない連続した部分の始点の部分である。従って、探索
している長方形の水平方向の始点の候補となるので、1
次元配列B3[n]にアドレスjを格納し、HFLAG
をTUREにセットする(ステップS827)。
【0059】次に、ヒストグラムHH[i]が0あるい
は探索範囲の終点で、HFLAGがTUREであるかを
チェックする(ステップS828)。この条件に当ては
まるのは、ヒストグラムHH[i]が0でない連続した
部分の終点の部分である。従って、探索している長方形
の水平方向の終点の候補となるので、もしヒストグラム
HH[i]が0の場合は1次元配列B4[n]にアドレ
スj−1を格納し(ステップS830)、そうでない場
合は1次元配列B4[n]にアドレスjを格納する(ス
テップS831)。そして、HFLAGを再びFALS
Eにセットする(ステップS832)。
【0060】ここで、一通りの垂直方向のヒストグラム
HV[i]と水平方向のヒストグラムHH[i]による
探索が終了したので、次に探索結果B1[n]〜B4
[n]が探索範囲S1〜S4と一致するかどうかをチェ
ックし(ステップS833)、一致する場合は長方形の
面積ObjectSizeを計算する(ステップS834)。も
し、この値が予め設定されていた物体の最小値ObjectMi
nより小さい場合や、物体の最大値ObjectMaxよりも大き
い場合は、オブジェクトと判定しない。それ以外の場合
は、もうこれ以上探索する範囲がないので、最小の長方
形が求まっていると判定し、物体と判定する(ステップ
S826)。そして、特定物体の数を表すnをプラス1
して(ステップS837)、次の特定物体の探索に移
る。
【0061】探索した結果B1[n]〜B4[n]が探
索範囲S1〜S4と一致しない場合は、探索した結果の
範囲にまだ複数の特定物体が存在するので、探索した結
果B1[n]〜B4[n]をS1〜S4に移し替えて
(ステップS838)、再び関数Rectangularを呼び出
す(ステップS839)。
【0062】なお、ステップS835においては、物体
の大きさで物体の判定を行っているが、大きさ以外のパ
ラメータ、例えば、物体の形や物体中に特定の色を含む
かなどの条件を設定することにより、検出を行うことも
可能である。
【0063】図15は、このようにして特定物体判定部
113で得られる判定結果の一例である。ここでは、2
つの特定物体を判定している。マクロブックのアドレス
の原点をフレームの左上とすると、それぞれの判定結果
はB1[0]〜B4[0]とB1[1]〜B4[1]の
ような配置で特定物体を判定している。
【0064】図16は、特定色を含む移動物体の検出を
行う場合の図7のステップS1003における特定物体
包含処理の具体的な流れを示した図であり、図14にお
けるステップS834〜S837の部分に相当する処理
を示している。その他の処理は、図11〜図14と同様
である。
【0065】まず、変数checkをFALSEで初期
化する(ステップS1011)。次に、移動物体を包含
する長方形の内部を探索するようにLOOP1〜LOO
P2(ステップS1012,S1013)を構成し、色
物体の検出結果の配列M2をチェックする(ステップS
1014)。ここで、移動物体を包含する内部に色物体
が検出されていた場合、変数checkをTRUEにし
(ステップS1015)、LOOP1,LOOP2を脱
出する。LOOP1,LOOP2の終了後(ステップS
1016,S1017)、変数checkがTRUEか
否かを調べ(ステップS1018)、TUREならば特
定色を含む移動物体として判定する(ステップS101
9)。そして、特定物体の数を表すnをプラス1して
(ステップS1020)、次の特定物体の探索に移る。
【0066】(特定物体合成表示部115について)特
定物体合成表示部115では、特定物体判定部113で
判定した特定物体の領域と再生画像信号を合成した画像
を作成して表示する。図17は、その具体的な流れ図で
ある。ここで、nは特定物体判定部113で判定された
フレーム内の特定物体数を示している。処理の流れとし
ては、特定物体毎にB1[i]〜B4[i]が特定物体
の4角のマクロブロックを表しているので、それを囲む
ような長方形を描き、再生画像と合成する(ステップS
902)。
【0067】図18は、このようにして特定物体合成表
示部115によって作成され表示された画像の例であ
り、再生画像中に3つの移動物体(この例では人間)が
表示され、これらのうち指定された特定色の二つの移動
物体を特定物体として他の物体と区別できるように、例
えば白抜きの長方形枠で囲まれている。
【0068】[第2の実施の形態]図19は、本発明の
第2の実施形態に係る動画像内特定物体検出装置の構成
を示す。この動画像内特定物体検出装置は、大きく動画
像符号化部300と特定物体検出部320の2つの部分
からなっている。
【0069】図19において、動画像符号化部300に
入力された入力動画像信号は、まずブロック化部301
でマクロブロックに分割される。各マクロブロックの入
力動画像信号は減算器302に入力され、ここで予測画
像信号との差分がとられて予測残差信号が生成される。
この予測残差信号とブロック化部301からの入力動画
像信号のいずれか一方が符号化モード選択スイッチ30
3によって選択され、DCT(離散コサイン変換)部3
04により離散コサイン変換される。DCT部304で
得られDCT係数データは、量子化部305で量子化さ
れる。量子化部305で量子化されたDCT係数データ
は二分岐され、一方は可変長符号化部314で可変長符
号化される。
【0070】量子化部305で量子化され二分岐された
DCT係数データの他方は、逆量子化部306及びID
CT(逆離散コサイン変抜)部307により量子化部3
05及びDCT部304の処理と逆の処理を順次受けた
後、加算器308でスイッチ313を介して入力される
予測画像信号と加算されることにより、局部復号画像信
号が生成される。局部復号画像信号はフレームメモリ3
09に蓄えられ、フレームメモリ309から動き補償部
310に入力される。動き補償部310では、予測画像
信号を生成するとともに、符号化モード選択部312に
必要な情報を送る。
【0071】符号化モード選択部312では、マクロブ
ロック単位に動き補償部310からの予測情報Pに基づ
いて、フレーム間符号化を行うマクロブロックとフレー
ム内符号化を行うマクロブロックを選択する。フレーム
内符号化(イントラ符号化)を行う場合は、符号化モー
ド選択スイッチ情報MをAとし、スイッチ情報SをAと
する。フレーム間符号化(インター符号化)を行う場合
は、符号化モード選択スイッチ情報MをBとし、スイッ
チ情報SをBとする。符号化モード選択スイッチ303
は符号化モード選択スイッチ情報Pに基づいて切り換え
られ、またスイッチ311はスイッチ情報Sに基づいて
切り換えられる。
【0072】ここで、符号化モードとしてイントラ符号
化モード(INTRA)、インター符号化モード(IN
TER)及び非符号化モード(NOT_CODED)が
あり、これらの符号化モードが各マクロブロック毎に対
応付けられている。INTRAマクロブロックはフレー
ム内符号化される画像領域、INTERマクロブロック
はフレーム間符号化される画像領域、NOT_CODE
Dマクロブロックは符号化不要の画像領域である。
【0073】一方、特定物体検出部320においては、
まず可変長符号化部314に入力された符号化モード情
報をマクロブロック移動物体判定部321とマクロブロ
ック特定色判定部322に入力し、その判定結果を特定
物体判定部323に入力する。特定色判定部323の判
定結果は、特定物体合成表示部325に入力されるとと
もに、動画像符号化部300の多重化部315に入力さ
れる。特定物体合成部325では、動画像符号化部30
0によって作成された局部復号画像信号と特定物体の合
成画像を作成して表示する。
【0074】マクロブロック移動物体判定部321、マ
クロブロック特定色判定部322及び特定物体合成表示
部325の具体的な処理内容は、第1の実施形態で説明
した処理と同一であるため、説明を省略する。
【0075】符号化制御部314は、符号化部317
(動画像符号化部300のうち多重化部315より前の
部分)での符号化情報と出力バッファ316のバッファ
量を基に符号化部317における量子化部305での量
子化ステップサイズ等のパラメータを制御する。可変長
符号化部314で符号化された符号化データは、特定物
体判定部323からの特定物体判定結果とともに多重化
部315で多重化され後、出力バッファ316で送信レ
ートが平滑化され、伝送系または蓄積系に伝送される。
【0076】[第3の実施形態]図20に、本発明の第
3の実施形態に係る動画像内特定物体検出装置の構成を
示す。この動画像内特定物体検出装置は、図19に示し
た動画像符号化部300と特定物体検出部320を組み
合わせた第2の実施形態に係る動画像内特定物体検出装
置から伝送系または蓄積系を介して伝送されてきた符号
化データを受け、この符号化データに基づき動画像内の
特定物体を検出する装置であり、動画像復号化部400
に特定物体合成表示部410を組み合わせて構成され
る。
【0077】まず、動画像復号化部400において、伝
送路または蓄積系から受信した符号化データは入力バッ
ファ401に一度蓄えられ、多重化分離部402により
フレーム毎にシンタクスに基づいて分離され、可変長復
号化部403に出力される。可変長復号化部403で
は、各シンタクスの情報の可変長符号が復号される。
【0078】符号化モード切替スイッチ409は可変長
復号化部403から出力されるマクロブロック毎の符号
化モード情報に従って制御され、符号化モードがINT
RAならばオフとなる。このとき、可変長復号化部40
3で復号化された量子化DCT係数情報は逆量子化部4
04で逆量子化され、IDCT部405で逆離散コサイ
ン変換処理されることにより、再生画像信号が生成され
る。この再生画像信号は、フレームメモリ407に参照
画像信号として蓄積されるとともに、特定物体合成表示
部410に入力される。
【0079】マクロブロックの符号化モードがINTE
R及びNOT_CODEDならば、符号化モード切替ス
イッチ409はオンとなり、可変長復号化部403で復
号化された量子化DCT係数情報は逆量子化部404で
逆量子化され、IDCT部405で逆離散コサイン変換
処理された後、加算器406に入力され、ここで可変長
復号化部403で復号化された動きベクトル情報に基づ
いて動き補償部408においてフレームメモリ407か
ら読み出される参照画像信号を動き補償した信号と関さ
れることにより、再生画像信号が生成される。この再生
画像信号は、フレームメモリ407に参照画像信号とし
て蓄積されるとともに、特定物体合成表示部410に入
力される。
【0080】一方、多重化分離部402で分離された特
定物体判定結果も特定物体合成表示部410に入力され
る。これにより特定物体合成表示部410では、再生画
像上に特定物体が合成表示される。
【0081】なお、以上の実施形態においては、マクロ
ブロック単位に処理を行う例を示したが、それよりの小
さな単位での処理でも、大きな単位での処理でも同様の
方法ができることは言うまでもない。また、以上の実施
形態では動画像符号化方式としてDCTと動き補償及び
可変長符号化を組み合わせた方式を例に説明したが、そ
の他の圧縮符号化技術、例えばウェーブレット変換等を
用いた場合でも同様に本発明に基づく動画像内の特定物
体検出を適用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば色
と動きを同時に検出したり、色と動きを統一的に使った
特定の物体の検出を行うことにより、高速かつ安定して
精度よく動画像内の特定物体を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る動画像内特定
物体検出装置の構成を示すブロック図
【図2】 同実施形態におけるマクロブロック移動物体
判定部の構成を示すブロック図
【図3】 同実施形態における特定物体検出処理の概略
的な流れを示すフローチャート
【図4】 同実施形態におけるマクロブロック移動物体
判定処理の流れを示すフローチャート
【図5】 同実施形態におけるマクロブロック移動物体
判定部内の背景メモリの更新動作を示すフローチャート
【図6】 同実施形態におけるマクロブロック特定色判
定部の処理の流れを示すフローチャート
【図7】 同実施形態における特定物体判定部において
移動物体でかつ色物体を検出する場合の処理の流れを示
すフローチャート
【図8】 同実施形態における特定物体判定部において
移動物体または色物体を検出する場合の処理の流れを示
すフローチャート
【図9】 同実施形態における特定物体判定部において
特定色を含む移動物体の検出を行う場合の処理の流れを
示すフローチャート
【図10】 同実施形態における特定物体判定部の特定
物体包含処理を示すフローチャート
【図11】 同実施形態における特定物体判定部の特定
物体包含処理を示すフローチャート
【図12】 同実施形態における特定物体判定部の特定
物体包含処理を示すフローチャート
【図13】 同実施形態における特定物体判定部の特定
物体包含処理を示すフローチャート
【図14】 同実施形態における特定物体判定部の特定
物体包含処理を示すフローチャート
【図15】 同実施形態における特定物体判定部の判定
結果の例を示す図
【図16】 同実施形態における特定物体判定部の特
定物体包含処理の図14との相違部分を示すフローチャ
ート
【図17】 同実施形態における特定物体合成表示部の
動作を示すフローチャート
【図18】 本発明の特定物体合成表示部の表示例を示
す図
【図19】 本発明の第2の実施形態に係る動画像内特
定物体検出装置の構成を示すブロック図
【図20】 本発明の第3の実施形態に係る動画像内特
定物体検出装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100…動画像復号化部 101…入力バッファ 102…多重化分離部 103…可変長復号化部 104…逆量子化部 105…IDCT部 106…加算器 107…フレームメモリ 108…動き補償部 109…符号化モード切替スイッチ 110…特定物体検出部 111…マクロブロック移動物体判定部 112…マクロブロック特定色判定部 113…特定物体判定部 114…特定物体条件指定部 115…特定物体合成表示部 201…マクロブロック背景判定部 202…相関計算部 203…相関計算部 204…背景メモリ 205…スイッチ 300…動画像符号化部 301…ブロック化部 302…減算器 303…符号化モード選択スイッチ 304…DCT部 305…量子化部 306…逆量子化部 307…IDCT部 308…加算器 309…フレームメモリ 310…動き補償部 311…スイッチ 312…符号化モード選択部 313…符号化制御部 314…可変長符号化部 315…多重化部 316…出力バッファ 317…符号化部 319…マクロブロック移動物体判定部 320…マクロブロック特定色判定部 321…特定物体判定部 322…特定物体条件指定部 323…特定物体合成表示部 324…特定物体検出部 400…動画像復号化部 401…入力バッファ 402…多重化分離部 403…可変長復号化部 404…逆量子化部 405…IDCT部 406…加算器 407…フレームメモリ 408…動き補償部 409…符号化モード切替スイッチ 410…特定物体合成表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 広幸 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 稲垣 完治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像を圧縮符号化した符号化データを復
    号して得られた再生画像信号及び単位領域毎の符号化モ
    ード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画像
    信号を参照して動画像内の移動物体を判定する移動物体
    判定ステップと、 前記再生画像信号及び符号化モード情報を参照して前記
    再生画像信号における所定の符号化モードの単位領域に
    おける予め指定された少なくとも一つの特定色の有無を
    判定する特定色判定ステップと、 前記移動物体判定ステップ及び特定色判定ステップの判
    定結果から、動画像内の特定物体を判定する特定物体判
    定ステップとを有する動画像内の特定物体検出方法。
  2. 【請求項2】動画像を圧縮符号化する過程で得られる局
    部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1
    フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を参
    照して動画像内の移動物体を判定する移動物体判定ステ
    ップと、 前記局部復号画像及び符号化モード情報を参照して前記
    局部復号画像信号における特定の符号化モードの単位領
    域における予め指定された少なくとも一つの特定色の有
    無を判定する特定色判定ステップと、 前記移動物体判定ステップ及び特定色判定ステップの判
    定結果から、動画像内の特定物体を判定する特定物体判
    定ステップとを有する動画像内の特定物体検出方法。
  3. 【請求項3】前記再生画像信号または前記局部復号画像
    信号を用いて動画像を表示するとともに、該動画像に合
    成して前記特定物体判定ステップで判定された特定物体
    の画像を表示するステップをさらに有する請求項1また
    は2記載の動画像内の特定物体検出方法。
  4. 【請求項4】前記特定色判定ステップに対して色相、彩
    度及び明度によって色を指定することを特徴とする請求
    項1または2記載の動画像内の特定物体検出方法。
  5. 【請求項5】前記特定物体判定ステップは、(a)前記
    移動物体判定ステップで移動物体と判定され、かつ該移
    動物体のうち前記特定色判定ステップで特定色と判定さ
    れた部分を前記特定物体として判定する、(b)前記移
    動物体判定ステップで移動物体と判定された物体と、前
    記特定色判定ステップで特定色と判定された物体を前記
    特定物体として判定する、及び(c)前記移動物体判定
    ステップで移動物体と判定され、かつ前記特定色判定ス
    テップで特定色と判定された部分を含む移動物体を前記
    特定物体として判定する、のうちの少なくとも一つの判
    定を行うことにより動画像内の特定物体を判定する請求
    項1または2記載の動画像内の特定物体検出方法。
  6. 【請求項6】動画像を圧縮符号化した符号化データを復
    号して少なくとも再生画像信号及び単位領域毎の符号化
    モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画
    像信号を生成する動画像復号化部と、 前記再生画像信号、符号化モード情報及び参照画像信号
    を参照して動画像内の移動物体を判定する移動物体判定
    部と、 前記再生画像信号及び符号化モード情報を参照して前記
    再生画像信号における所定の符号化モードの単位領域に
    おける予め指定された少なくとも一つの特定色の有無を
    判定する特定色判定部と、 前記移動物体判定部及び特定色判定部の判定結果から、
    動画像内の特定物体を判定する特定物体判定部とを有す
    る動画像内の特定物体検出装置。
  7. 【請求項7】動画像を圧縮符号化して符号化データを出
    力すると共に該圧縮符号化の過程で局部復号画像信号及
    び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部
    復号画像信号である参照画像信号を生成する動画像符号
    化部と、 前記局部復号画像信号、符号化モード情報及び参照画像
    信号を参照して動画像内の移動物体を判定する移動物体
    判定部と、 前記局部復号画像及び符号化モード情報を参照して前記
    局部復号画像信号における特定の符号化モードの単位領
    域における予め指定された少なくとも一つの特定色の有
    無を判定する特定色判定部と、 前記移動物体判定部及び特定色判定部の判定結果から、
    動画像内の特定物体を判定する特定物体判定部とを有す
    る動画像内の特定物体検出装置。
  8. 【請求項8】前記再生画像信号または前記局部復号画像
    信号を用いて動画像を表示するとともに、該動画像に合
    成して前記特定物体判定部で判定された特定物体の画像
    を表示する表示部をさらに有する請求項6または7記載
    の動画像内の特定物体検出装置。
  9. 【請求項9】前記特定色判定部に対して色相、彩度及び
    明度によって色を指定する手段を有する請求項6または
    7記載の動画像内の特定物体検出装置。
  10. 【請求項10】前記特定物体判定部は、(a)前記移動
    物体判定部で移動物体と判定され、かつ該移動物体のう
    ち前記特定色判定部で特定色と判定された部分を前記特
    定物体として判定する、(b)前記移動物体判定部で移
    動物体と判定された物体と、前記特定色判定部で特定色
    と判定された物体を前記特定物体として判定する、及び
    (c)前記移動物体判定部で移動物体と判定され、かつ
    前記特定色判定部で特定色と判定された部分を含む移動
    物体を前記特定物体として判定する、のうちの少なくと
    も一つの判定を行うことにより動画像内の特定物体を判
    定する請求項6または7記載の動画像内の特定物体検出
    装置。
  11. 【請求項11】コンピュータに動画像内の特定物体を検
    出する処理を実行させるためのプログラムであって、 動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して得られ
    た再生画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1
    フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を参照し
    て動画像内の移動物体を判定する移動物体判定処理と、 前記再生画像信号及び符号化モード情報を参照して前記
    再生画像信号における所定の符号化モードの単位領域に
    おける予め指定された少なくとも一つの特定色の有無を
    判定する特定色判定処理と、 前記移動物体判定処理及び特定色判定処理の判定結果か
    ら、動画像内の特定物体を判定する特定物体判定処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】コンピュータに動画像内の特定物体を検
    出する処理を実行させるためのプログラムであって、 動画像を圧縮符号化する過程で得られる局部復号画像信
    号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の
    局部復号画像信号である参照画像信号を参照して動画像
    内の移動物体を判定する移動物体判定処理と、 前記局部復号画像及び符号化モード情報を参照して前記
    局部復号画像信号における特定の符号化モードの単位領
    域における予め指定された少なくとも一つの特定色の有
    無を判定する特定色判定処理と、 前記移動物体判定処理及び特定色判定処理の判定結果か
    ら、動画像内の特定物体を判定する特定物体判定処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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