JP2001344513A - 選択可能な化粧品の情報提示システム及び化粧品販売促進方法 - Google Patents

選択可能な化粧品の情報提示システム及び化粧品販売促進方法

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JP2001344513A
JP2001344513A JP2000166705A JP2000166705A JP2001344513A JP 2001344513 A JP2001344513 A JP 2001344513A JP 2000166705 A JP2000166705 A JP 2000166705A JP 2000166705 A JP2000166705 A JP 2000166705A JP 2001344513 A JP2001344513 A JP 2001344513A
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cosmetic
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敦仁 中川
Nobuyuki Miyajima
信幸 宮島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門知識をもたない一般の消費者にも、自己
にとって適切な配合成分からなる化粧品及び香粧品の情
報を取得でき、また、この情報を提供することで化粧品
及び香粧品の購買を促すことができる選択可能な化粧品
の情報提示システム及び化粧品販売促進方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明の選択可能な化粧品の情報提示シ
ステムは、化粧品及び香粧品の配合成分とこの化粧品及
び香粧品とを対応づけた配合成分情報を記憶する第1の
記憶手段と、顧客に適した配合成分を特定あるいは推定
可能とする情報を含む顧客情報を記憶する第2の記憶手
段と、この配合成分情報と顧客情報とを照合し、顧客に
適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定する
とともに、決定された化粧品及び香粧品の情報からなる
提示情報を生成し、この提示情報を顧客に提示する情報
提示手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費者(顧客)個
々にとって適切な配合成分からなる化粧品及び香粧品の
情報を提示するシステム、及び、当該システムを用い
て、化粧品及び香粧品の購買を促す方法に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国において、化粧品は、安全性及び
品質の確保の観点から、薬事法により規制が行われ、事
前の承認・許可制や指定成分の表示等が行われている。
一方、欧米諸国においては、化粧品は企業の事故責任に
おいて供給されるものとしつつも、消費者保護の観点か
ら所要の規制がなされている。近年、消費者の需要の多
様化に対応して数多くの化粧品が次々と開発され市販さ
れている。また、化粧品は国際的商品としても流通して
おり、輸入化粧品が増大している。その一方で、企業の
製造物責任の考え方の進展と相まって、過去に見られた
化粧品による健康被害の恐れが最近では少なくなってき
ている。
【0003】こうした状況を背景に、欧米の規制制度と
の整合化を図り、消費者への必要な情報提供を確保しつ
つ規制を緩和する方向で検討がなされた。そして、薬事
法に基づく化粧品(薬事法分類上の化粧品)の承認許可
・表示等の規則に関しては、平成12年度末までに、現
行の種別毎の承認制を廃止し、欧米と同様に配合禁止・
制限成分リスト及び特定成分群の配合可能成分リストに
よる規制に移行するとともに、配合する全ての成分の名
称を表示する制度を導入することになった。これによ
り、消費者は、自分にとっての不適切な(例えば、アレ
ルギーを起こすような)成分を避けて化粧品を選ぶこと
が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、全配合成分の
名称が表示されるようになっても、配合される化学物質
は3684種(2000/03/17時点)にも上り、
専門知識をもたない消費者がラベル表示等を頼りに製品
を選択するのは困難である。また、同一の化学物質(配
合成分)であっても、薬事法で定義されている種別許可
成分名称や、一般的に知られている名称や、欧米で用い
られているINCI(International N
omenclature for Cosmetic
Ingredients)コード等異なる名称が使用さ
れていることから、上記と同様にラベル表示を頼りに製
品を選択することは困難である。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、専門知識をもたない一般の消費者にも、自己にとっ
て適切な配合成分からなる化粧品及び香粧品の情報を取
得でき、また、この情報を提供することで化粧品及び香
粧品の購買を促すことができる選択可能な化粧品の情報
提示システム及び化粧品販売促進方法を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の選択可能な化粧
品の情報提示システムは、化粧品及び香粧品の配合成分
と該化粧品及び香粧品とを対応づけた配合成分情報を記
憶する第1の記憶手段と、顧客に適した配合成分を特定
あるいは推定可能とする情報を含む顧客情報を記憶する
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された配
合成分情報と前記第2の記憶手段に記憶された顧客情報
とを照合し、顧客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及
び香粧品を決定するとともに、該決定された化粧品及び
香粧品の情報からなる提示情報を生成し、該提示情報を
顧客に提示する情報提示手段と、を具備することを特徴
とする。
【0007】なお、「顧客に適した配合成分」とは、顧
客の肌に合い(アレルギーなどの皮膚障害を発しない)
かつ顧客の好み(香り等の好み)に合う成分である。
【0008】また、前記選択可能な化粧品の情報提示シ
ステムにおいて、受信手段をさらに備え、顧客から送ら
れる前記顧客に適した配合成分を特定あるいは推定可能
とする情報を取得し、前記第2の記憶手段に記憶する構
成とすることが好ましい。
【0009】また、本発明の選択可能な化粧品の情報提
示システムにおいて、同一の配合成分に対し命名づけら
れた複数の名称と該配合成分とを対応づける配合成分名
称テーブルを記憶する第3の記憶手段をさらに備え、顧
客から送られる前記顧客に適した配合成分を特定あるい
は推定可能とする情報として配合成分の名称を受けた場
合、前記配合成分名称テーブルを参照して、所望の配合
成分を特定あるいは推定する構成とすることが好まし
い。
【0010】これにより、同一の配合成分に命名された
複数の名称の内、どの名称が入力されても、前記配合成
分名称テーブルをもとに所望の配合成分を特定あるいは
推定することができる。
【0011】また、本発明の選択可能な化粧品の情報提
示システムにおいて、化粧品及び香粧品に配合される配
合成分と、該配合成分に起因する症例とを対応付けた症
例基礎情報を記憶する第4の記憶手段をさらに備え、顧
客から送られる前記顧客に適した配合成分を特定あるい
は推定可能とする情報として、製品を特定する情報(例
えば、製品名)と該製品の使用により生じた症例に係る
情報とからなる症例情報を受けた場合、該製品を特定す
る情報と症例情報を前記顧客情報に含め前記第2の記憶
手段に記憶し、該製品を特定する情報及び症例情報と前
記第4の記憶手段に記憶された症例基礎情報と前記第1
の記憶手段に記憶された配合成分情報とを照合し、前記
症例情報に対応する配合成分を特定あるいは推定し、該
配合成分を前記顧客に不適切な配合成分として、前記顧
客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定
する際の判断条件の1つとすることが好ましい。
【0012】上記構成によれば、顧客自身が、自分に不
適切な配合成分を特定できなくとも、顧客に不適切な配
合成分を推定でき、該顧客に不適切な配合成分を含む化
粧品及び香粧品を識別できる提示情報を顧客に提示する
ことができる。
【0013】また、本発明の選択可能な化粧品の情報提
示システムにおいて、顧客から送られる前記顧客に適し
た配合成分を特定あるいは推定可能とする情報として、
製品を特定する情報(例えば、製品名)と該製品の使用
により生じた症例に係る情報とからなる症例情報が受け
た場合、該症例情報を前記顧客情報に含め第2の記憶手
段に記憶し、該症例情報が複数となる場合、該複数の症
例情報に含まれる複数の製品に共通して配合された配合
成分を特定し、該配合成分を前記顧客に不適切な配合成
分として、前記顧客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品
及び香粧品を決定する際の判断条件の1つとすることが
好ましい。
【0014】上記構成によれば、顧客自身が、自分に不
適切な配合成分を特定できなくとも、顧客に不適切な配
合成分をより精度よく推定できる。
【0015】また、本発明の選択可能な化粧品の情報提
示システムにおいて、前記症例情報を含む顧客情報から
得られる、より多くの顧客に対し不適切な配合成分に対
し、その数と症例の程度に応じて重み付けを行い、ある
いは、医療知識として知られている配合成分に対する症
例の程度に応じて該配合成分に重み付けを行い、前記顧
客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定
する際、前記重み付けされた配合成分の重みに応じて判
断することが好ましい。なお、この場合、顧客情報に含
まれる顧客に不適切な配合成分のデータに当該重みを付
加した形式で、該顧客情報を記憶する。また、この重み
付けは、定期的あるいは顧客情報の更新に応じて更新さ
せることがさらに好ましい。
【0016】本構成によれば、多くの顧客から得られた
症例情報に基づき、顧客に対し不適切な配合成分に重み
付けを行い、顧客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及
び香粧品を決定するので、顧客に対しより信頼性の高い
提示情報を提示することができる。
【0017】また、本発明の選択可能な化粧品の情報提
示システムにおいて、化粧品及び香粧品を販売する取扱
店に係る情報(店名、住所等)を記憶する第5の記憶手
段をさらに備え、前記顧客情報に顧客の地域情報(住所
等)が含まれる場合、該顧客の要求により、該顧客に対
し最寄りの取扱店に係る情報を提示することが好まし
い。
【0018】なお、上記第1〜5の記憶手段は、同一の
記憶装置からなるものでもよく、複数の記憶装置の組み
合わせからなるものでもよい。
【0019】また、本発明の化粧品販売促進方法は、請
求項1に記載の選択可能な化粧品の情報提示システムを
用いて、顧客に対し化粧品及び香粧品の購買を促進させ
る方法であって、顧客から、該顧客に適した配合成分を
特定あるいは推定可能とする情報含む顧客情報を取得す
る段階と、前記顧客情報を記憶する段階と、化粧品及び
香粧品の配合成分と該化粧品及び香粧品とを対応づけた
配合成分情報と、前記顧客情報とを照合し、顧客に適し
かつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定するとと
もに、該決定された化粧品及び香粧品の情報からなる提
示情報を生成し、該提示情報を顧客に提示する段階と、
前記提示情報の提示により、提示情報に示された化粧品
及び香粧品の購買を顧客に促す段階と、を含むことを特
徴とする。
【0020】また、本発明は、プログラム制御回路を含
むコンピュータ装置にインストールすることにより、該
コンピュータ装置が請求項1に記載のシステムを実現す
る装置となるソフトウェアが記録されたコンピュータ読
取可能な記録媒体であって、化粧品及び香粧品の配合成
分と該化粧品及び香粧品とを対応づけた配合成分情報を
記憶させる手順と、顧客に適した配合成分を特定あるい
は推定可能とする情報を含む顧客情報を記憶させる手順
と、前記配合成分情報と顧客情報とを照合し、顧客に適
しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定する手
順と、該決定された化粧品及び香粧品の情報からなる提
示情報を生成する手順と、該提示情報を顧客に提示する
手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録した記録媒体を提供することで、コンピュータを用
いて容易に選択可能な化粧品の情報提示システムを実現
できる。
【0021】なお、化粧品とは、洗顔クリーム、化粧
水、パック剤、マッサージクリーム、モイスチュアーク
リームのような基礎化粧品やファンデーション、白粉、
口紅、ほほ紅、アイシャドウ、アイライナー、ネイルエ
ナメルのようなメーキャップ化粧品や石鹸、液体洗浄
料、入浴剤、サンスクリーンクリーム、サンオイル、デ
オドラントスプレー、制汗剤、脱色・除毛クリームのよ
うなボディ化粧品やシャンプーなどの頭髪洗浄料やリン
ス、トリートメント、パーマネントローション、ヘアカ
ラー、ヘアブリーチ、カラーリンスのような頭髪処理剤
やヘアムース、ヘアリキッド、ポマード、ヘアチックの
ような整髪料や育毛剤、養毛剤、ヘアトニックのような
頭皮用品や歯磨き、口腔清涼剤、噂のような口腔用品を
言う。また、香粧品とは、シャンプー、リンス、ハンド
クリーム等の香りのついた製品で、化粧品の中でも雑貨
に近いものを言い、総称的には化粧品に含める。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態
である選択可能化粧品情報提示システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0023】選択可能化粧品情報提示システム1は、後
述する製品情報DB・2aと顧客情報DB・2bと配合
成分DB・2cと症例基礎情報DB・2dと配合成分名
称テーブル2eを記憶する記憶部2と、受信部3aと情
報提示部3bと日時検出部3cと更新検出部3dとから
なる処理部3とから構成される。情報提示部3bは、さ
らに照合部3b−1と提示情報生成部3b−2と送信部
3b−3とから構成される。
【0024】ここで、記憶部2に記憶される各DB(デ
ータベース)およびテーブルの詳細を説明する。
【0025】製品情報DB・2aには、製品(化粧品お
よび香粧品)毎に、製品名、メーカー名、メーカーのU
RL(Universal Resource Loca
ter)、配合成分、当該製品を紹介するコメント、当
該製品の画像データ(画像データそのものあるいは画像
データのリンク先アドレス)の各項目を含むデータが格
納される(図2参照)。
【0026】顧客情報DB・2bには、顧客毎に、顧客
毎に割り当てる個人コードと、顧客の氏名・性別・住所
・メールアドレスと、製品の検索対象(カテゴリー別)
と、顧客が製品に対し希望する希望性状1(pH:弱酸
性、弱アルカリ性、中性、なし)・希望性状2(香調:
無香料、フローラル系、…)と、忌避成分1〜n(nは
別途設定される正の整数)の各項目を含むデータが格納
される(図3参照)。なお、忌避成分とは、例えばその
成分によりアレルギーを起こすような、トラブルを引き
起こす恐れのある(顧客にとって不適切な)配合成分を
指すものとする。また、忌避成分1〜nに対し、当該忌
避成分が引き起こす症例等に応じて重み付けを行っても
よい。この重み付けは、例えば、忌避成分1〜nの各項
目に重み付けのためのフィールドを設定し、重み付けら
れた重みを設定するようにしてもよいし、忌避成分1の
項目から忌避成分nの項目の順に、より大きい重みを重
み付けする配合成分を設定するようにしてもよい。
【0027】配合成分DB・2cには、製品毎に、製品
名と、当該製品に含まれる配合成分1〜nの各項目を含
むデータが格納される(図4参照)。ここで、配合成分
DB・2cに登録される配合成分は、市販される化粧品
に配合されるものである。また、登録するデータを、当
該化粧品を生産するメーカーや販売会社から受けてもよ
い。選択可能化粧品情報提示システム1では、最終的に
顧客に選択可能な製品を案内、または販売するものであ
るため、このデータベースへの登録を当該製品の宣伝行
為ととらえ、メーカーや販売会社へ課金することも可能
である。
【0028】症例基礎情報DB・2dには、配合成分毎
に、配合成分の名称と、当該配合成分に起因して発する
症例(症例1〜m:mは別途定義される正の整数)の各
項目を含むデータが格納される(図5参照)。配合成分
名称テーブル2eには、配合成分毎に、当該配合成分に
割り当てられた成分コードと、薬事法で使用される種別
許可成分名称と、一般的に用いられる表示名称および表
示別名称と、INCIコードの各項目を含むデータが格
納される(図6参照)。化粧品に配合されている物質名
は、大別すると「化学物質名、種別許可成分名称、表示
名称、INCIコード、慣用名、商品名」など多数の命
名があり、配合成分名称テーブル2eには、顧客が知り
得る名称のすべてを含ませることが望ましい。
【0029】以上、記憶部2に記憶される各DBおよび
テーブルの詳細を説明した。次に、処理部3の各部の詳
細を説明する。
【0030】受信部3aは、インターネット等のネット
ワークを介して、顧客が使用する端末装置等から送られ
る登録情報を受信する。照合部3b−1は、顧客から送
られた登録情報に、忌避成分の名称が含まれる場合、配
合成分名称テーブル2eを参照して、当該忌避成分の名
称に対応する統一名称を抽出する。また、登録情報に、
忌避成分の名称ではなく、製品名称および症状(症例)
の情報が含まれる場合、配合成分DB・2cと症例基礎
情報DB・2dを参照し、製品名称および症状(症例)
の情報に基づき、忌避成分を特定あるいは推定する。そ
して、忌避成分の名称を統一名称とした登録情報の基づ
く顧客情報を顧客情報DB・2bに格納する。なお、統
一名称とは、選択可能化粧品情報提示システム1内で統
一的に用いる配合成分の名称であり、例えば、種別許可
成分名称を用いる。
【0031】提示情報生成部3b−2は、顧客情報に基
づき、当該顧客が希望する性状をもち、配合成分として
忌避成分の含有がより少ない(全く含まないものが望ま
しい)、顧客にとってより適切な製品を製品情報DB・
2aから抽出する。そして、抽出した製品情報からなる
提示情報を生成する。また、忌避成分が重み付けされて
いる場合、当該製品に含まれる配合成分の重みに応じて
評点を設定し、この評点を提示情報に含め顧客に提示す
るようにしてもよい。なお、この評点は、例えば、顧客
にとってより適切な配合成分からなる製品には高い点数
を付加する、というようにしてもよい。これにより、顧
客は、製品を選択する際の選択の基準として、この評点
を利用することができる。
【0032】なお、上記とは逆に、配合成分として忌避
成分を含む製品を製品情報DB・2aから抽出して、提
示情報に含ませ、当該提示情報を顧客に提供するように
してもよい。これにより、顧客は、自身に不適切な製品
を認識でき、その購入を避けることができる。提示情報
として忌避成分を含む製品を提示するか忌避成分を含ま
ない製品を提示するかは、顧客側端末装置で選択できる
ことがより好ましい。
【0033】送信部3b−3は、生成された提示情報
を、ネットワークを介して顧客が使用する端末装置宛送
信する。日時検出部3cは、設定された所定の時期(例
えば、肌質が変わる季節の変わり目の日時等)を検出
し、顧客に対し登録情報の再登録を促す通知を生成し、
送信部3b−3に、顧客情報としてもつ顧客のメールア
ドレス宛当該通知を送信させる。これは、肌質等が季節
により変わることから、予め定められた期間を経ると、
顧客に再度登録を促す通知をe−mail等で行い、あ
らためて症状(症例)等を登録してもらうことにより、
時期毎に最も適した製品を顧客が選択できるようにする
ものである。
【0034】更新検出部3dは、製品情報DB・2aが
更新されると、提示情報生成部3b−2に更新要求を発
し再度提示情報を生成させるとともに、送信部3b−3
に、顧客のメールアドレス宛更新された提示情報あるい
は更新通知を送信させる。これにより、顧客は一度の登
録により、継続的に最新の提示情報を得ることができ
る。
【0035】なお、記憶部2は、ハードディスク、光磁
気ディスク等の不揮発性の記録装置により構成されてい
る。また、この処理部3はメモリおよびCPU(中央演
算装置)等により構成され、処理部3の各機能を実現す
るためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして
実行することによりその機能が実現されるものとする。
また、選択可能化粧品情報提示システム1は、インター
ネット等のネットワークに接続可能なインターフェース
(図示せず)をもち、さらに、周辺機器として入力装
置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるもの
とする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の
入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Ca
thode Ray Tube)や液晶表示装置等のこと
をいう。
【0036】次に、このように構成された本実施形態の
選択可能化粧品情報提示システム1の動作、特には、基
本的処理を行う受信部3aおよび情報提示部3bの動作
を、図7、8を参照し説明する。
【0037】はじめに、受信部3aが、顧客が使用する
端末装置から送られる顧客の登録情報を受信する(ステ
ップS1、図8:)。次に、照合部3b−1は、受信
した登録情報に忌避成分として成分名称が設定されてい
るか判断する(ステップS2)。
【0038】次に、ステップS2の判断で、忌避成分と
して成分名称が設定されていると判定されると、照合部
3b−1は、配合成分名称テーブル2eを参照して、統
一名称を抽出する。そして登録情報に含まれる忌避成分
の名称を統一名称に変更する(ステップS3)。また、
ステップS2の判断で、忌避成分として成分名称が設定
されていないと判定されると、照合部3b−1は、さら
に製品名称および症状が設定されているか判断する(ス
テップS4)。
【0039】次に、ステップS4の判断で、製品名称お
よび症状が設定されていると判定されると、照合部3b
−1は、配合成分DB・2cと症例基礎情報DB・2d
を参照し、忌避成分を推定する(ステップS5)。これ
は、配合成分DB・2cに製品毎の配合成分の名称が格
納されており、また、症例基礎情報DB・2dに配合成
分毎の症例が格納されていることから、これらを参照
し、登録情報中の製品名と症状(症例)に対応する配合
成分を忌避成分として推定するものである。
【0040】次に、ステップS4の判断で、製品名称お
よび症状が設定されていないと判定されるか、ステップ
S3あるいはステップ5の処理の後、照合部3b−1
は、統一名称を用いた忌避成分名称を含む、登録情報に
基づく顧客情報を顧客情報DB・2bに格納する(ステ
ップS6)。
【0041】次に、提示情報生成部3b−2は、製品情
報DB・2aを参照し、提示情報に含める製品情報を顧
客情報に基づき抽出する。そして、抽出した製品情報に
基づき提示情報を生成する(ステップS7)。次に、送
信部3b−3は、ステップS7で提示情報生成部3b−
2が生成した提示情報を、当該登録情報を送信した顧客
の端末装置宛送信する(ステップS8、図8:)。
【0042】以上が、選択可能化粧品情報提示システム
1の受信部3aおよび情報提示部3bの基本的動作であ
る。
【0043】さらに、情報提示部3bは、前述した日時
検出部3cの機能により、日時検出部3cが生成した顧
客に対し登録情報の再登録を促す通知を顧客のメールア
ドレス宛当該通知を送信する(図8:)。また、さら
に情報提示部3bは、前述した更新検出部3dの機能に
より、更新検出部3dから更新要求を受けると再度提示
情報を生成し、顧客のメールアドレス宛更新された提示
情報あるいは更新通知を送信する(図8:)。
【0044】ここで、選択可能化粧品情報提示システム
1が、インターネット等のネットワークを介して、顧客
と所定の情報を受け渡すことができることから、いわゆ
るオンライン販売を実施することができる。すなわち、
選択可能化粧品情報提示システム1が提供する提示情報
に基づき製品を顧客に選択してもらうとともに、選択さ
れた製品の注文を受け(図8:)、当該製品の販売を
行うようにしてもよい。以上、選択可能化粧品情報提示
システム1の動作を説明した。
【0045】次に、図9〜14に示す顧客側端末装置に
おける表示画面例を参照し、当該端末装置における操作
例を説明する。
【0046】はじめに、顧客は、インターネット等のネ
ットワークを介して、選択可能化粧品情報提示システム
1に接続する。すると選択可能化粧品情報提示システム
1により、顧客側端末装置に、図9〜12に示すデータ
入力画面が表示される。図9〜12に示されるデータ入
力画面では、入力画面上部のタグ(「パーソナル」、
「忌避成分名称登録」、「製品名入力」、「希望性状登
録」)を選択することで、それぞれの入力画面に切り替
わる。
【0047】図9のパーソナル情報登録画面では、パー
ソナル情報(個人情報)である氏名、住所、メールアド
レス、性別を入力/選択する。
【0048】また、図10の忌避成分名登録画面では、
配合成分の内、顧客自身にとって忌避成分となる配合成
分の名称を選択する。ここでは、符号101の部分で配
合成分の名称の頭文字の種別(ア、カ、サ、タ、…)を
選択し、対応する配合成分の名称群を検索し、符号10
2部分に表示される検索された一連の名称の中から選択
する。
【0049】ここで選択される忌避成分は、多くの場合
皮膚科医師による診断の元パッチテストなどにより特定
される。顧客は、この診断を元に自宅の端末装置から選
択可能化粧品情報提示システム1にアクセスし登録す
る。化粧品に配合されている物質名は、前述のとおり多
数の命名があり、顧客が知る成分名はいずれの命名法に
よるものかは特定できない。選択可能化粧品情報提示シ
ステム1は、前述の通り、顧客がいずれの命名法による
物質名を登録しても対応可能な仕組みを備える。また、
本実施例では、頭文字で検索したものの中からさらに選
択肢で選ぶことにより、入力(選択)のミスを防ぐこと
が可能となる。
【0050】また、図11の製品名入力画面では、トラ
ブルのあった製品の名称と、その製品に起因した症状を
選択する。ここでは、符号111部分で製品のジャンル
(シャンプー&リンス、基礎化粧品、…)を選択し、対
応する製品の名称群を検索し、符号112部分に表示さ
れる検索された一連の名称の中から選択する。そしてさ
らに、符号113の部分で、その製品により生じた症状
を選択する。
【0051】また、図12の希望性状登録画面では、符
号121部分で、製品の酸性度(希望性状1(pH))
を選択し、符号122部分で、製品の香調(希望性状2
(香調))を選択する。
【0052】そして、符号91部分の「選択を登録」ボ
タンをクリックすることで、入力/選択した登録情報
が、ネットワークを介して選択可能化粧品情報提示シス
テム1へ送信される。また、登録内容を初期化する場合
(例えば、選択可能化粧品情報提示システム1から登録
内容の更新通知が来た場合等)には、符号92部分の
「登録を初期化」ボタンをクリックすることで、選択可
能化粧品情報提示システム1へ初期化要求が送られる。
なお、選択可能化粧品情報提示システム1は、端末装置
から初期化要求が送られると、顧客情報DB・2bに記
憶された当該顧客の顧客情報を初期化する。
【0053】以上のデータ入力から選択可能化粧品情報
提示システム1への登録情報の送信が、顧客によりなさ
れると、前述したように選択可能化粧品情報提示システ
ム1は、顧客側端末装置へ提示情報送信する。この提示
情報の表示例を図13に示す。この例では、符号131
部分に、検索結果として製品のリストを表示している。
そして顧客が所望の製品名を選択すると、当該製品の画
像が符号132部分に表示される。
【0054】さらに顧客がこの製品の詳細な情報を必要
とする場合、符号133部分の「詳細表示」ボタンがク
リックされることで、図14に一例示す詳細情報の表示
画面が表示される。ここでは、製品名、メーカー名、メ
ーカーのURL等の他、その製品の情報を紹介するコメ
ント(符号141部分)を表示している。
【0055】さらに顧客がこの製品を購入したい場合、
符号142部分の「取扱店」ボタンをクリックすること
で、当該製品を扱う取扱店の情報が選択可能化粧品情報
提示システム1から送られ端末装置に表示される(図示
せず)。この例では、記憶部2にさらに、取扱店の名
称、住所等のデータを含む情報が記憶される配荷データ
ベース(図示せず)をもち、処理部3が当該顧客の顧客
情報に含まれる住所に基づき最寄りの取扱店を検索・抽
出し、当該製品を購入可能な取扱店情報を端末装置宛送
信する。
【0056】さらにオンライン販売を実施する場合、例
えば図13の詳細情報の表示画面上に、「注文」ボタン
(図示せず)を設定し、この「注文」ボタンがクリック
されることで、選択可能化粧品情報提示システム1が注
文要求を受け付けるようにしてもよい。
【0057】上記に説明した実施の形態・実施例は、い
わゆる既製品である化粧品および香粧品を対象とし、顧
客に対し、適切な化粧品および香粧品の情報を提供する
ものである。この既製品である化粧品および香粧品は、
人体に対する安全性を考慮に入れ開発され、市場に出さ
れるが、これらの製品はマスプロ製品であるので最大公
約数的製品になり、すなわち多勢に好まれる香り、多勢
の消費者にとって安全な製品に落ち着く。
【0058】しかし香りなどは嗜好性が高いものであ
り、多様な性状をもつ製品群が要望されるが、メーカー
としてはマスプロ製品であるため、少数の種類に絞らざ
るを得ない。また、皮膚などに対する安全性では、大多
数の消費者に安全でも特定の消費者にとっては肌に合わ
ないものがある。また、養毛・育毛剤などの場合は、あ
る特定の有効成分が配合されているが、その有効成分は
全ての人に有効でなく、各人の脱毛、薄毛化の原因によ
って効く人と効かない人がいる。
【0059】このように、消費者自身の肌、毛髪、身体
に適した組成の化粧品(プライベート化粧品)を欲する
あるいは必要とする消費者層がいる。こうした消費者層
に対し、従来の流通と販売体制のもとで、これらの多様
な製品群を生産し小売店で販売するのは現実的に非常に
困難である。そこで、簡便にかつ短時間に希望の化粧品
を顧客に供給販売できるシステムが望まれる。以下で
は、顧客個人に適切な化粧品および香粧品を、要望に応
じて受注・生産・販売する、いわゆるオーダーメイドを
実施する場合の実施例を説明する。
【0060】はじめに、本実施例の全体構成を、図15
を参照して説明する。本実施例では、後述する、プライ
ベート化粧品を生産する生産装置4と、生産装置4を制
御する生産管理装置5と、インターネットに接続される
Webサーバ6と、Webサーバ6と連携し生産管理装
置5に生産指示を出す選択可能化粧品情報提示システム
1’とから構成される。
【0061】生産装置4は、化粧品の配合成分の内、特
定機能をもつ、製品の色・香りなどの嗜好性の高い要素
となる成分、それ以外の基剤、有効成分、添加剤、さら
には顧客の好みに応じた容器の種類も含めて、各組み合
わせによる製品群を生産する。なお、製品の色・香りを
だす色剤や香料は、添加剤のうち粘稠剤とか増粘剤が該
当し、これらの配合量を増減することにより、好みの色
・香りに合わせることができる。また、顧客の容器に対
する好みに対応するため、容器の色、模様、ラベルの色
模様ばかりでなく、顧客の名前表記も含めて、顧客が選
択できることが好ましい。
【0062】生産にあたっては初期配合から行うのでは
なく、基本的なベース部分(半製品)を常時準備してお
くことで、それに指定の香料、添加剤を加え小バッチで
仕上げることができる。あるいは、所定の原料が多いも
のと少ないか無配合ものの2種類の組を予め作っておい
て、常時ストックしておくことにより、この2種類の中
間的配合量のものは、これらを所望の成分となる配合比
率で配合することで、求めに応じて短時間にかつ少ない
労力で生産できる。こうして生産された「プライベート
化粧品」は、郵便、宅配便、コンビニエンスストアー店
頭受け取りシステム等の既存の物流ネットにより顧客の
手元に送られる。代金の支払いは、公知の電子決済シス
テム、クレジットカード、振込、現物引換現金払いで領
収し、後述の課金情報DBに代金決済の情報を記録す
る。
【0063】生産管理装置5は、選択可能化粧品情報提
示システム1’から生産指示を受け、複数の顧客の希望
を集約して生産効率のよい生産管理を行い、指示された
製品を生産するように生産装置4を制御する。Webサ
ーバ6は、インターネットを介して、顧客に提供サービ
スの情報を提供するとともに、顧客からの嗜好・要望に
関する情報や、アレルギー、皮膚障害、既往症などのメ
ディカル情報や、注文情報を受ける。
【0064】選択可能化粧品情報提示システム1’は、
Webサーバ6と連携し、顧客情報を管理するととも
に、顧客からの注文に応じて生産管理装置5に注文され
た製品の組成と数量のデータを含む生産指示命令を送
り、当該製品を生産装置4に生産させる。
【0065】ここで、選択可能化粧品情報提示システム
1’は、前述した選択可能化粧品情報提示システム1
に、さらに、製品の送品に係る情報を格納する送品情報
DBと、当該製品の販売に係る課金情報を格納する課金
情報DBと、製品の組成とこの組成に対する安全性、安
定性、使用性評価とを対応付けた情報を格納した組成特
性DBと、下記の組成選定部を備える構成(いずれも、
図示せず)をとる。また、Webサーバ6が受けた顧客
からの嗜好・要望に関する情報(個人要望情報)や、ア
レルギー、皮膚障害、既往症などのメディカル情報や、
注文情報を顧客情報に含め、顧客情報DB・2bに格納
する。
【0066】Webサーバ6および選択可能化粧品情報
提示システム1’は、はじめに、顧客から基本的なパー
ソナル情報を受け会員として登録し、次いで商品に対す
る好み、皮膚・毛髪などに関する問診結果、これまで同
種の商品を使用しての障害があった場合の状態、程度な
どのメディカル情報を受ける。さらに、顧客が実際に製
品を購入し使用している場合は、その商品の使い心地、
障害、効果、好みの程度などの評価結果、あるいは頭髪
のように採集できるものは適当量採取して郵送してもら
い、それを試験室で性状・特性などを分析した結果のデ
ータを、フィードバックデータとして顧客情報に含める
ようにしてもよい。
【0067】組成選定部は、顧客からの受注があったと
き、予めあるいは注文と同時に取得したパーソナル情
報、メディカル情報、個人要望情報を基に、顧客の体質
に合いかつ、好みを反映した最も好ましい製品の組成を
製品群から選定する。そして、生産管理装置5に当該組
成の製品の生産指示を出す。また上記フィードバックデ
ータを得ている場合はそのデータに基づき、より好まし
い製品を再選定し生産指示をする。
【0068】なお、顧客からのリクエストや情報の受け
付けは、インターネットの利用のほか、電話、ファック
ス、郵便等を利用し、選択可能化粧品情報提示システム
1’にデータ入力するようにしてもよい。また、本実施
例では、Webサーバ6と選択可能化粧品情報提示シス
テム1’を別構成要素としているが、これらを同一のコ
ンピュータシステム上に構築してもよい。
【0069】次に、本実施例からなるサプライセンター
と顧客間の処理・作業の流れを、図16〜18を参照し
て説明する。顧客側とサプライセンターとはインターネ
ットを介してアクセスされる。顧客は、予めインターネ
ットを利用して会員登録を済ませた複数の消費者であ
る。
【0070】図16に、顧客からサプライセンターに会
員登録をする際の処理・作業の流れを示している。 A1:顧客がサプライセンターのWebサーバ6上のホ
ームページに接続する。 A2:当システムの趣旨と手続き、製品の流れなどの説
明する説明画面データを、インターネットを介して送付
する。
【0071】A3:顧客は、会員として登録を希望する
場合に登録用画面を呼び出し、氏名、性別、生年月日、
職業、住所、電話・ファックス番号、Eメールアドレス
などのパーソナル情報(個人情報)と既往症、常服薬、
脂性・荒れ性などの肌の性質、毛質などのメディカル情
報とキーワードを設定して入力する。 A4:サプライセンターは各顧客にID番号を付与し、
キーワード、パーソナル情報とともに顧客情報DB・2
bに記録する(=登録)。 A5:サプライセンターは、顧客にID番号を通知す
る。
【0072】図17は、初回商品発注時の処理・作業の
流れを示している。 B1:顧客がサプライセンターのWebサーバ6上のホ
ームページに接続し、ID番号とキーワードを入力す
る。 B2:番号とキーワードが正しければ、この顧客のメデ
ィカル情報から判断して適切な持性をもつ製品の製品情
報(カタログ)を送信する。 B3:顧客は希望製品を選択しサプライセンターに送信
する。 B4:サプライセンターは選択された製品について提供
できる香りの種類、強さ、色の種類、色調、粘性の程度
の範囲などを送信する。
【0073】B5:顧客は、上記範囲内で自分の好みの
選択を行い、選択した要望情報(個人要求情報)および
発注要求をサプライセンターに送信する。 B6:サプライセンターでは該製品と顧客が選択した個
人要求情報を顧客情報DB・2bに記録する。 B7:サプライセンターは複数の顧客の希望を集約し、
生産効率のよい生産管理を行う。 B8:生産装置4は、生産管理装置5による制御に基づ
き指定商品を生産する。そして、生産された製品をサプ
ライセンターから配送する。顧客は物流ネットを通して
商品を受け取る。
【0074】図18は、2回目以降の製品発注時の処理
・作業の流れを示している。 C1:顧客が、前回購入した製品を使用中、使用終了
後、または使用している間に異常があった場合、適宜サ
プライセンターのWebサーバ6上のホームページに接
続する。 C2:サプライセンターは、前回購入された製品の評価
結果やその他使用時の所見などの情報を要求する。 C3:顧客は、上記の回答として、肌、毛髪、身体に対
する何らかの変化、異常に関する情報を入力する。また
嗜好的要望の項目で変更を希望する項目も入力する。
【0075】C4:顧客から受けたメディカル情報、個
人要望情報から、この顧客に適した特性の製品の組成
を、組成特性DBの情報を基に生成し、提案製品とその
製品説明・特性説明を顧客に送信する。 C5:顧客は上記提案製品に不満である場合、改善要望
依頼を送信する。提案製品に満足であれば発注する。 C6:サプライセンターは、顧客のメディカル情報、個
人要望情報を顧客情報DB・2bに時系列的に記録す
る。 C7:サプライセンターは、複数の顧客の希望を集約
し、生産効率のよい生産管理を行う。 C8:生産装置4は、生産管理装置5による制御に基づ
き指定商品を生産する。そして、生産された製品をサプ
ライセンターから配送する。顧客は物流ネットを通して
商品を受け取る。
【0076】以上、サプライセンターと顧客間の処理・
作業の流れを説明した。本実施例では、顧客の製品に対
する好みばかりでなく、皮膚、毛髪などの問診結果、こ
れまで同種の商品を使用しての障害があった場合の状
態、程度などの予め入力して情報から顧客に適した特性
の商品に絞ったカタログをインターネットで送信し、そ
の中から顧客は選択することができる。また、実際に提
供商品を使用し始めた後はその商品の使い心地、障害、
効果、好みの程度などの評価結果、あるいは頭髪のよう
に採集できるものは適当量採取して郵送してもらい、そ
れを試験室で性状、特性などを分析した結果のデータを
メディカルデータとして記録し次回の受注生産の際、そ
れらの情報を反映させた組成の商品を生産し提供するこ
とができる。
【0077】なお、上記で説明した各動作フローは一例
であり、上記の処理の流れに限定されるものではない。
また、本発明は、インターネットの他、LANやダイア
ルアップによるネットワークを利用してもよい。
【0078】また、図1における処理部3の機能を実現
するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラ
ムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行すること
により顧客が選択可能な化粧品の情報提示を行ってもよ
い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、
OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。ま
た、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利
用している場合であれば、ホームページ提供環境(ある
いは表示環境)も含むものとする。
【0079】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気
ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピ
ュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装
置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な
記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電
話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場
合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム
内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プロ
グラムを保持しているものも含むものとする。
【0080】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0081】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0082】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、化粧品及び香粧品の配合成分と該化粧品及び香
粧品とを対応づけた配合成分情報を記憶する第1の記憶
手段と、顧客に適した配合成分を特定あるいは推定可能
とする情報を含む顧客情報を記憶する第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段に記憶された配合成分情報と前
記第2の記憶手段に記憶された顧客情報とを照合し、顧
客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定
するとともに、該決定された化粧品及び香粧品の情報か
らなる提示情報を生成し、該提示情報を顧客に提示する
情報提示手段とを備えるので、専門知識をもたない一般
の消費者であっても、自身が満足できる自己にとって適
切な配合成分からなる化粧品及び香粧品の情報を、容易
に取得できる。また、前記提示情報の提示により、顧客
に対して提示情報に示された化粧品及び香粧品の購買を
促すことができる。すなわち、本発明により、メーカー
や販売会社は、化粧品及び香粧品の販売を促進させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】 製品情報DB内テーブル構成の一例である。
【図3】 顧客情報DB内テーブル構成の一例である。
【図4】 配合成分DB内テーブル構成の一例である。
【図5】 症例基礎情報DB内テーブル構成の一例であ
る。
【図6】 配合成分名称テーブルの一例である。
【図7】 同実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】 同実施の形態の情報の流れを示す図である。
【図9】 端末装置におけるデータ入力画面(パーソナ
ル情報入力)の一例である。
【図10】 端末装置におけるデータ入力画面(忌避成
分名登録)の一例である
【図11】 端末装置におけるデータ入力画面(製品名
入力)の一例である。
【図12】 端末装置におけるデータ入力画面(希望性
状登録)の一例である。
【図13】 端末装置における提示情報表示画面の一例
である。
【図14】 端末装置における提示情報表示画面(詳細
情報)の一例である。
【図15】 本発明の他の実施例の全体構成図である。
【図16】 顧客からサプライセンターに会員登録をす
る際の処理・作業の流れを説明する図である。
【図17】 初回商品発注時の処理・作業の流れを説明
する図である。
【図18】 2回目以降の製品発注時の処理・作業の流
れを説明する図である。
【符号の説明】
1…選択可能化粧品情報提示システム 2…記憶部 2a…製品情報DB 2b…顧客情報DB(第2の記憶手段) 2c…配合成分DB(第1の記憶手段) 2d…症例基礎情報DB(第4の記憶手段) 2e…配合成分名称テーブル(第3の記憶手段) 3…処理部 3a…受信部 3b…情報提示部(情報提示手段) 3b−1…照合部 3b−2…提示情報生成部 3b−3…送信部 3c…日時検出部 3d…更新検出部 4…生産装置 5…生産管理装置 6…Webサーバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品及び香粧品の配合成分と該化粧品
    及び香粧品とを対応づけた配合成分情報を記憶する第1
    の記憶手段と、 顧客に適した配合成分を特定あるいは推定可能とする情
    報を含む顧客情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された配合成分情報と前記第
    2の記憶手段に記憶された顧客情報とを照合し、顧客に
    適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定する
    とともに、該決定された化粧品及び香粧品の情報からな
    る提示情報を生成し、該提示情報を顧客に提示する情報
    提示手段と、を具備することを特徴とする選択可能な化
    粧品の情報提示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の選択可能な化粧品の情
    報提示システムを用いて、顧客に対し化粧品及び香粧品
    の購買を促進させる方法であって、 顧客から、該顧客に適した配合成分を特定あるいは推定
    可能とする情報含む顧客情報を取得する段階と、 前記顧客情報を記憶する段階と、 化粧品及び香粧品の配合成分と該化粧品及び香粧品とを
    対応づけた配合成分情報と、前記顧客情報とを照合し、
    顧客に適しかつ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決
    定するとともに、該決定された化粧品及び香粧品の情報
    からなる提示情報を生成し、該提示情報を顧客に提示す
    る段階と、 前記提示情報の提示により、提示情報に示された化粧品
    及び香粧品の購買を顧客に促す段階と、を含むことを特
    徴とする化粧品販売促進方法。
  3. 【請求項3】 プログラム制御回路を含むコンピュータ
    装置にインストールすることにより、該コンピュータ装
    置が請求項1に記載のシステムを実現する装置となるソ
    フトウェアが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒
    体であって、 化粧品及び香粧品の配合成分と該化粧品及び香粧品とを
    対応づけた配合成分情報を記憶させる手順と、 顧客に適した配合成分を特定あるいは推定可能とする情
    報を含む顧客情報を記憶させる手順と、 前記配合成分情報と顧客情報とを照合し、顧客に適しか
    つ顧客が選択可能な化粧品及び香粧品を決定する手順
    と、 該決定された化粧品及び香粧品の情報からなる提示情報
    を生成する手順と、 該提示情報を顧客に提示する手順とをコンピュータに実
    行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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