JP2001344339A - 薬剤学的認知障害の測定 - Google Patents

薬剤学的認知障害の測定

Info

Publication number
JP2001344339A
JP2001344339A JP2001024686A JP2001024686A JP2001344339A JP 2001344339 A JP2001344339 A JP 2001344339A JP 2001024686 A JP2001024686 A JP 2001024686A JP 2001024686 A JP2001024686 A JP 2001024686A JP 2001344339 A JP2001344339 A JP 2001344339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
user
dementia
disease
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001024686A
Other languages
English (en)
Inventor
Mcdonald Comrie
マクドナルド・コムリー
David Michael Erlanger
デイヴィッド・マイケル・アーランガー
Darin F Kaplan
ダリン・エフ・カプラン
Alexis Theodoracopulos
アレクシス・セオドラコプロス
Philip Yee
フィリップ・イー
Vladislav Shchogolev
ヴラディスラフ・シュチョゴレフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PanMedix Inc
Original Assignee
PanMedix Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PanMedix Inc filed Critical PanMedix Inc
Publication of JP2001344339A publication Critical patent/JP2001344339A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/70ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to mental therapies, e.g. psychological therapy or autogenous training
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H70/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical references
    • G16H70/20ICT specially adapted for the handling or processing of medical references relating to practices or guidelines
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/67ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for remote operation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Social Psychology (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Developmental Disabilities (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 薬品に関する認知的効果を定量する。 【解決手段】 コンピュータ読取可能で、有形なメモリ
とともに使用するために標識されている薬品において、
前記メモリが、a) コンピュータ読取可能で、有形な媒
体上にあり、認知機能不全試験プロトコルを記憶する試
験メモリと、b)コンピュータ読取可能で、有形な媒体上
にあり、前記神経学的病理試験プロトコルに対するユー
ザ応答を受取って記憶できる応答メモリと、c) コンピ
ュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、ユーザ応答分
析ソフトウェアを記憶する統計メモリとを含む、薬品を
提供する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】背景 この特許明細書の開示の一部は、著作権により保護され
ている内容を含む。著作権所有者は、特許商標局の特許
書類または記録において行われるような、任意の人間に
よる、特許資料または特許開示のファクシミリによる複
製に異論はないが、他の場合のすべての著作権の権利を
保留する。
【0002】様々な形態での認知機能不全は、かなりの
一般的な健康問題となっている。薬品が、ある特定の形
態の認知機能不全を治療するのに有用である。このよう
な薬品は、有用であるが、このような薬品は、患者によ
り使用される薬品投与量が大きくなると、より重度にな
る副作用を有する。このようにして、ある特定の患者か
ら最適な治療的反応を得るために、薬品は、認知機能不
全に対する効力を得るのに充分に多いが、薬品の副作用
の重度を最小化するのに充分に少ない投与量で投与され
る。
【0003】ある特定の薬品において、最適な投与量
は、患者毎に変動する。投与量は、患者の体重、年齢、
遺伝的素質,疾患の段階などの多数の要因に依存して変
動する。このような薬品を投与するときの、当技術分野
における実施の標準的処方は、患者の体重または年齢に
基づいて、初回投薬量を処方することにある。
【0004】このような初回投与量は、次いで、調整さ
れる、または「滴定」される。投薬量は、最適には、患
者が、是認されない重度の副作用を受けることなしに、
最大の治療利益を与えるのに充分に多い投薬量を受ける
ことを保証するために、経時的に、各患者に対して、慎
重に、そして場合に応じて繰返し調整されるべきであ
る。滴定は、生物学的(例えば毛包または血清などの)
標本試験の結果、または、個人的に適用された認知試験
に対する患者の応答を含む、医者のいくらか主観的な評
価に基づいて行われる。滴定のこれらの方法は、高価で
あり、患者にとって潜在的に苦痛であり完全には正確で
ない。
【0005】例えば、注意欠陥障害の症候は、刺激性α
-フェニル-ピペリジン酢酸メチルエステル(通常、「メ
チルフェニデート」と呼ばれ、Novartis Pharmaceutica
l Corporation, East Hanover, New JersyからRITALIN
(TM)の商標で市販されている。注意欠陥障害の症候を治
療するのに、メチルフェニデートを使用することは、Pe
lham, W.E.ら, Journal of Consulting Clinical Psych
ology, v. 61, pp. 506以下参照 (1993); Klein, R.G.,
Encephale, v. 19, pp. 89以下参照 (1993)に説明され
ている。
【0006】しかし、患者へのメチルフェニデート投与
量が過小であると、患者は、充分な治療的利益を受け
ず、このようにして、注意欠陥障害の低い注意レベルを
示すこともある。しかし、同一の患者へのメチルフェニ
デート投与量が、過剰であると、患者は、身体的成長の
減退,鬱病または悲嘆、頭痛,不安または活動亢進など
の過度に重度の副作用を有することもある。メチルフェ
ニデートにおいて、この投与量調整は、現在、患者内の
ある特定のメチルフェニデート代謝産物の体内濃度を評
価するために、患者を生物学的試料採取にかけることに
より行われる。
【0007】最適な投薬量を決定する必要性と同一の必
要性が、各個別の患者と、認知機能不全を治療するのに
使用可能な多数の薬品を含む任意の薬品に対して、ある
程度まで存在する。例えば、注意欠陥障害の症候を治療
するのに使用される別の薬品は、最適の効果を達成する
ためには最適の投与量で投与されなければならない、通
常「アデラル(adderall)」と呼ばれるアンフェチミン
(amphetimine)である。
【0008】個別の患者に対して、薬品の正しい投与量
を決定することは、困難であることもある。何故なら
ば、患者の容態への薬品の効果の存在及び重度を定量的
に評価することは困難であるからである。評価は、通
常、医者が患者に、一連の絵画カードまたはワードを示
し、患者がこれらの画像に正しく応答する能力を評価す
ることを含む。このような個人的に適用された試験は、
時間がかかり、従って、いくらか高価である。さらに、
このような試験の結果は、試験を適用する特定の医者ま
たは介護者の個性及び精神医学的経験に依存して、ばら
つく。このようにして、しばしば異なる場所で働く、異
なる者により得られた結果は、しばしば比較困難であ
る。このようにして、間接的ではなく、直接的に、例え
ば薬品残留物または代謝副産物の体内の存在などによ
り、認知機能不全への薬品の効果により、薬品の認知で
きる効果を測定する方法の必要性が存在する。
【0009】出版された特許明細書は、次のものであ
る。Steven J. Brownは、米国特許第5,913,310号明細書
で、マイクロプロセッサベースのビデオゲームを使用し
て、心理的及び感情的障害の診断及び治療のための方法
を開示する。開示された例は、「精神分裂症、鬱病、活
動亢進,恐怖症,恐慌発作、不安、過食症」及び例えば
「人格障害、脅迫性障害、ヒステリー、及び偏執症」な
どの「他の心理的障害」を含む。Joel S. Douglasら
は、米国特許第5,872,713号明細書で、試験ストリップ
による分析物試験システムを開示する。これらの試験ス
トリップは、患者内のある特定の化学変化を評価するの
には効果的であるが、認知機能不全及び損傷を評価する
のには使用されない。Pacrick Lichterは、米国特許第
5,827,179号明細書で、生物学的データを収集するため
のパーソナルコンピュータカードを開示する。この特許
明細書では、空気圧トランスデューサで使用されるポー
タブルコンピュータカードをクレームし(この特許の請
求項1参照)、あるいは、「生物学的データ受信機」を
クレームする(同上の請求項6参照)。生物学的データ
受信機は、「脈波型酸素飽和度測定センサからの」また
は「ECGセンサからの生物学的データを受取ることが可
能である。」このシステムは、肺機能などの患者のある
特定の身体的変化を評価するのには効果的であるが、認
知機能不全及び損傷を評価するのには使用されない。
【0010】Tom Marlinは、米国特許第5,715,451号明
細書で、医療データを出力するための公式を作成するた
めのシステムを開示する。この特許明細書は、既成の統
計的分析包括体を提供するのではなく、Marilinは、医
療データの分析を容易にする統計的または他の数学的公
式を形成するコンピュータインターフェースを開示す
る。
【0011】Stephen Raymondらは、米国特許第5,778,8
82号明細書で、「収集データが認知機能不全のような特
定の医学容態に特異的に関連されていない」、「患者の
身体と接触するセンサからの複数の生理学的データを自
動的に測定及び記録するマルチパラメーターモニターを
使用して、患者の健康状態を追跡し、年代順病歴を編集
する」健康監視システムを開示する。
【0012】William Reberらは、米国特許第5,950,632
号明細書で、第1の医薬品及び第2の医薬品を摂取する
適切な時間のための警報信号を発生する処理装置を有す
る医学的通信調時システムを開示している。Michael Sw
ensonらは、米国特許第5,776,925号明細書で、医療診断
試験を行うためのバーチャル医療装置を開示する。この
装置は、「記憶されている異なる試験プロトコルに関連
する、多数の電気的接点及び電線管を有するユニバーサ
ルインターフェースを含む。」「このシステムは、対応
する電線管が、ユニバーサルインターフェース及び患者
に接続された後、選択された診断的試験プロトコルが、
患者に行われることを可能にする。」
【0013】Paul Tamburiniらは、米国特許第5,981,20
8号明細書で、アミロイド前駆体蛋白質の蛋白質分解に
基づいて、アルツハイマー病の診断検査法を開示する。
この検査法は、患者におけるある特定の身体的変化を検
査するのには効果的であるが、認知機能不全または損傷
を直接的に測定するのには使用されない。このようにし
て、認知機能不全を治療する薬品の投与量を滴定するの
に効果的であることは示されていない。
【0014】薬品の認知的作用を正確に測定し、これに
より、薬品の投与量を調整する、我々の非侵襲的コンピ
ュータ化発明は、従来技術において開示されず、提案さ
れていない。容易に適用することが可能であり、比較的
安価であり、最大限に有効な投与量と、投与計画とに、
このような薬品の量を調整することを可能にするのに充
分に正確であるような発明の必要性が存在する。
【0015】概要 我々は、認知機能不全のための薬品の影響をより良好に
評価することを可能にする解決法を発明した。我々の解
決法は、当技術分野で周知の、個人的に適用される評価
法すなわち検査法における、おおよそ55%-65%の精度検
査と、検査1回あたり約2,000ドルのコストに比べて、検
査一回ごとに最小のコストで稼働する。
【0016】さらに、我々の検査法は、治療する医者の
個性または経験レベルと無関係に、一貫的な結果を示
す。このようにして、我々の試験から得られた結果は、
異なる調査場所の患者の間でプールされ、比較されるこ
とが可能であり、これにより得られる、データの比較可
能性及び精度のレベルは、当技術分野において以前は入
手可能でなかった。このデータと比較できる可能性は、
試験応答の有用性及び情報の豊富性を大幅に改善する。
これにより、個別の患者における認知機能損傷の診断の
精度が、改善される。これにより、異なる場所で異なる
看護実施者により行われた薬品の医療調査が、容易に比
較されることが可能となる。これにより、薬品の認識で
きる効果を正確に評価するという薬剤研究を行う科学者
の能力が改善される。
【0017】詳細な説明 我々の発明は、コンピュータを使用して、薬品を摂取す
る患者に、一連の認知機能不全試験を示し、患者の試験
応答を受取り、これらの応答を分析して、患者の認知機
能不全を評価することを含む。これにより、認知機能不
全の症候が、患者内に推定的に存在するかまたは欠如す
るかに関する結論が得られ、認知機能不全に対する、薬
品の高確率的な作因的効果に関する結論が得られる。顕
著な点は、手作業での1回の試験を教示する従来技術と
対照的に、我々の発明は、経時的に複数の試験結果の比
較を行って、患者応答における経時変化を評価すること
を可能にすることにある。患者の経時変化の程度及び率
は、ある面で、静的な1回のスコアすなわち評点に比べ
て大幅により情報が豊富である。
【0018】「認知機能不全試験プロトコル」という用
語は、本願明細書において、患者またはユーザに、一連
の感覚刺激を印加し、前記刺激に対して意識的かつ自発
的に応答し、前記刺激を記憶する、ユーザの能力を測定
することにより、(例えば即座及び短期間の記憶及びパ
ターン認識などの)認知機能を測定する認知試験プロト
コルを意味する。我々の発明を実施するために、様々な
認知機能試験プロトコルのうちの任意のものを使用する
ことが可能である。当技術分野で周知の例は、The Univ
ersity of VriginiaのProfessor Jeffery T. Barthによ
り開発された、一連のハンドヘルド型フラッシュカー
ド、及び、Harcourt Brace Jovanovich Publishersの一
部門であるThe Psychological Corporation, New York,
New Yorkから市販の同様のフラッシュカードを含む。
試験プロトコルの正確な同一性は、重要でない。
【0019】我々の好ましい具体例では、認知機能不全
試験プロトコルは、視覚的または聴覚的である。すなわ
ち、これらの試験プロトコルは、ユーザに、一連の画像
または音響を示し、これらの画像または音響を記憶し、
これらの画像または音響に反応する、ユーザ能力を測定
することを含む。我々は、以下、認知機能不全試験プロ
トコルのいくつかの例の特異的詳細を開示及び説明す
る。しかし、我々の発明は、以下に開示されるこれらの
特定の試験プロトコルに制限されない。他の主観的な試
験プロトコルを使用して、我々の発明を容易に実施する
ことが可能である。他のタイプの感覚的な応答プロトコ
ルを使用して、我々の発明の変形を実施することも可能
である。例えば、視覚的刺激の代りに、聴覚的刺激を使
用して我々の発明を実施することも可能である。これ
は、盲目または視覚損傷のユーザを検査するのに必要で
あることもある。これは、認知的試験プロトコルに対す
る、患者の聴覚的、視覚的、及びさらには触知的応答の
より完全な像を収集するために好適であるので、好まし
いこともある。
【0020】本願明細書において、「メモリ」の用語
は、試験プロトコルを記憶し、ユーザ応答を受取り、応
答評価プロトコルを記憶し、前記応答評価プロトコルに
従って前記ユーザ応答を処理して、結果(すなわち「ス
コア」)を形成することが可能である、有形な媒体上の
コンピュータ読取可能なメモリを意味する。我々の発明
の1つの変形では、メモリは、所要の機能のすべてを行
うことが可能である、単一部品の電子ハードウェアであ
る。
【0021】メモリは、しかし、1つの物理的単一体で
ある必要はない。1つの好ましい変形では、患者の応答
を受取ってメモリに入力するメモリは、インターネット
に接続可能な無線電話内に物理的に配置され、認知機能
不全試験プロトコルの最新の変形を記憶し、複合的なユ
ーザの応答の評価を行うソフトウェアを記憶するメモリ
は、インターネットアクセス可能なコンピュータサーバ
ー内に物理的に配置されている。我々の発明の利点のう
ちの1つは、所要の機能のそれぞれを行うメモリを提供
するかぎり、非常に様々な物理的メモリを使用して、我
々の発明を実施することが可能であることにある。
【0022】本願明細書において、「計算装置(computi
ng apparatus)」という用語は、スタンドアローン型コ
ンピュータと、例えばインターネットなどの外部ネット
ワークあるいはソフトウェアソースに接続可能なコンピ
ュータとの双方のためのパーソナルコンピュータマイク
ロプロセッサを含む。この用語は、本願明細書に記載の
神経学的試験ルーチンを実行することが可能である任意
の電子的なハードウェアも含む。
【0023】このようにして、我々の発明は、例えば、
我々の発明は、例えばそれぞれPalmComputing, Inc. In
c., Santa Clara, Californiaから市販のPALM PILOT II
I (TM), PALM PILOT V (TM)またはPALM PILOT VI (TM)
などのパーソナルハンドヘルド型電子オーガナイザー、
WINDOWS CE (TM) (Windows CE (TM) (Microsoft Corpor
ation, Redmond, Washington)または無線アプリケーシ
ョンプロトコル標準またはブルートゥース(blue tooth)
標準装置、適切なメモリを有する無線電話、(例えばイ
ンターネットなどの)外部ソフトウェアソースに接続可
能な無線通信装置、または認知試験プロトコルを実行す
ることは唯一の機能である専用医学的装置を使用して、
実施されることが可能である。我々の発明は、テレビジ
ョンセットを使用して実施されることさえ可能である。
この場合、テレビジョンは、例えばテレビジョン遠隔制
御装置を介して、被験者から試験応答を受取ることが可
能である。これは、我々の発明の利点の1つである、す
なわち、我々の発明は、非常に融通性が高く、非常に様
々なハードウェアで、容易に提供されることが可能であ
る。我々の発明は、このようにして、与えられた種類の
ユーザにより望まれるように、持久性であり、ポータブ
ルであり、安価であるなどの様々な変形で実施されるこ
とが可能である。
【0024】本願明細書において、「ディスプレイ」の
用語は、ユーザが試験プロトコルを知覚することを可能
にする装置を示す。我々の好ましい変形では、ディスプ
レイは、ポータブルパーソナルコンピュータ上(または
PDA装置)または無線電話上の視覚できるディスプレイ
スクリーンである。しかし、テレビジョンスクリーンま
たは例えば検眼士における視力検査で使用されるものな
どのプロジェクターベースシステムを含む、他の視覚で
きるディスプレイを使用することも可能である。さら
に、非視覚的試験プロトコルを使用する場合、ディスプ
レイは、必然的に、視覚以外の情報を表示する能力を含
む。だいたい多くの場合、音響聴力検査プロトコルを使
用する場合、ディスプレイは、オーディオスピーカーな
どを含む必要がある。
【0025】本明細書において、「応答入力装置」は、
ユーザが、試験プロトコルに対するユーザ応答をメモリ
に入力するのに使用することが可能である装置を示す。
我々の好ましい変形では、応答入力装置は、キーボード
またはパーソナルコンピュータの「マウス」である。し
かし、ハンドヘルド計算装置のためのスタイラス、パン
チパッドまたはジョイスティックなど、または他のタイ
プの電子装置(例えば無線電話、ハンドヘルド計算装
置、タッチスクリーンディスプレイなど)及び適切なキ
ーボード以外の装置を使用することも可能である。例え
ば、テレビジョン赤外線遠隔制御装置を使用することも
可能であり、この場合、ディスプレイはテレビジョンで
ある。応答入力装置は、ユーザ応答をメモリに通信する
ことが可能である任意のものである。
【0026】本願明細書において、「ユーザ応答分析ソ
フトウェア」は、認知機能不全試験プロトコルに対する
ユーザ応答に基づいて、認知機能不全の症候が、ユーザ
において高確率的に存在するかまたは高確率的に欠如す
るかを評価するために、認知機能不全試験プロトコルに
対するユーザ応答を分析することが可能であるソフトウ
ェアである。ユーザ応答分析ソフトウェアは、患者応答
と、患者応答を変数入力値として使用する統計分析プロ
トコルとの双方を記憶する、コンピュータ読取可能で、
有形な媒体上のコンピュータ読取可能なデータ構造を含
む。このような統計分析により、最も多い情報が、これ
らの応答から得られることが可能となる。適切に使用さ
れると、統計分析により、ユーザは、ユーザ応答から、
より敏感で洗練された結論を得ることが可能となる。統
計分析能力は、本発明の以前、単一のシステム内で、認
知機能データ(応答)収集能力と組合せられることはな
かった。我々は、詳細に、以下、ユーザ応答分析ソフト
ウェアの我々の好ましい変形を開示する。「出力装置」
という用語は、ユーザ応答分析ソフトウェアの結果を処
理することが可能である装置を示す。我々の好ましい実
施例では、出力装置は2つの構成要素を含む、すなわ
ち、(a)患者に試験を表示する「ディスプレイ」として
使用されたものと同一のスクリーンと、(b)記憶と後の
検索とのためにユーザ応答分析ソフトウェアからメモリ
へ、ユーザの試験結果を通信する通信装置とである。代
替的に、プリンタ、(無線通信装置を含む)モデム、デ
ィスクドライブ、または、我々の発明の与えられた変形
に適切なハードウェアの任意の他の組合せを使用するこ
とも可能である。例えば、盲目のユーザでは、出力装置
は、オーディオスピーカーであることもできる。
【0027】「通信網」という用語は、(例えば地上線
電話,ラジオ、または同報通信テレビジョンネットワー
クまたはインターネットなどの)開いている通信網と、
(例えばイントラネットまたはアクセスが限定的な広域
網または構内通信網などの)閉じている通信網との双方
を含む。
【0028】前述のように、我々の発明は、メチルフェ
ニデート滴定のために特異的に有用である。より一般的
に、我々の方法は、アルツハイマー病を治療する薬品
(リバスチグミン(ricastigmine)、ラザベミド(lazabem
ide)、フィゾスチグミン(physostigmine)、イデベノン
(idebenone)、プロペントフィリン(propentofylline)、
ガランタミン(galantamine)、及びメトリホメート(metr
ifomate))、痴呆症を治療する薬品、不安障害及び精神
分裂症を治療する薬品を含む、多数の他の潜在的な認知
機能不全治療薬を含む、多数の他の薬品の認知機能不全
に対する効果を評価するのに有用である。
【0029】我々の発明の1つの利点は、、我々の発明
の用途が、いかなる分類の薬品にも制限されないことに
ある、すなわち、我々の発明は、任意の種類の薬品の認
知機能不全に対する効果を、安価で容易で正確に評価す
るのに使用されることが可能である。このようにして、
例えば、我々の発明は、任意の薬品において使用される
ことが可能であり、これにより、薬品が、臨床試験にお
いて被験者の集団において誘発する認知機能損傷の量を
定量することが可能であり、このようにして、このよう
な損傷の潜在的可能性を、薬品のラベル内に適切に開示
することができる。
【0030】このようにして、我々が現在知る最良の形
態は、非認知機能障害のために意図される薬品の認知機
能不全に対する効験(または副作用)を評価するのに、
我々の発明を使用することも含む。例は、眠気及び認知
機能損傷を誘発することが知られているまたは信頼され
ていないにかかかわらず、鎮痛薬、経口避妊薬または抗
生物質を含む。
【0031】認知機能不全試験プロトコル 薬品の認知的効験を評価するために特に有効な、我々の
発明の1つの変形は、少なくとも1回は、薬品が患者に
投与されることなしに患者評価を行い、少なくとも1回
は、患者に薬品が投与されて体内にある間に患者評価を
行うことを含む。この変形は、患者が、患者が薬品を摂
取していない間に一連の認知機能不全試験を受け、患者
の試験応答を受取り、これらの応答を分析して、患者に
おける「基線」作業レベルを形成する。また、患者が薬
品を摂取した場合、患者が一連の認知機能不全試験を受
けるようにし、患者の試験応答を受取り、これらの応答
を分析して、患者における新作業レベルを形成する。次
に、薬品影響下における新応答を、患者の早期(「基
線」)応答と比較して、推定的な認知機能不全の症候
が、存在するかどうか、そして、薬品により高確率的に
誘発されたかどうかに関する結論を形成する。
【0032】我々の発明の別の1つの変形では、患者
は、薬品欠如下での試験を与えられず、「基線」が、他
の人々により得られた試験の結果を複合して用いる。代
替的に、患者の薬品影響下での結果は、標準「基線」
と、薬品の使用の欠如下での患者の個人的な結果との双
方と比較することである。
【0033】我々の発明を実施するのに、我々が知る最
良の形態において、例えば次のものなどの神経学的病理
試験プロトコルが使用される。これらの特異的プロトコ
ルは、著作権2000 Head Minder Inc.及びXcape, Inc.に
より保護される。
【0034】試験プロトコルの適用の前に、試験結果の
プライバシーと、法律的権利放棄に関する倫理的陳述が
表示される。ユーザのアイデンティティーが、試験管理
者により、またはユーザの社会保険番号及び機密パスワ
ードなどのコードを入力する(S110)ユーザにより確証さ
れると(S170)、試験プロトコルは、初めて開始する。
試験プロトコルを開始する前、最近、認知能力に影響す
ることが可能であるアルコールまたは他の薬物を使用し
た場合、試験を受けるべきでないことが知らされる。
【0035】試験プロトコルの適用の前、さらに、ユー
ザに関する一般的情報が収集される(S130)。この情報
は、最良に試験を適用し試験結果を解釈するのに有用ま
たは必要であることもある。
【0036】この一般的情報は、患者の氏名、患者の電
子メールアドレス及び住所及び電話番号、患者のかかり
付けの医者、近所の病院、及び(当てはまる場合には)
患者の法的後見人(S130)を含み、このようにして、これ
らのうちのいずれも、緊急の場合に迅速に接触されるこ
とが可能である(S140)。我々の好ましい実施例におい
て、本装置は、無線電話機能またはモデムなどの通信装
置を有する。同様に、我々は、患者の健康保険プロバイ
ダーに接触するための情報を含むことを好む(S130)、何
故ならばこれにより、試験情報及び結果が、介在的な手
作業のデータの転記なしに、直接に保険会社に通信され
ることが可能となるからである。患者の生年月日及び学
年は、我々の好ましい実施例では、ソフトウェアに入力
され(S130)、ある試験プロトコルのいずれの変形(S230)
を適用するかを決定するのに使用される(S220)(我々
は、各変形がそれぞれ1つの年齢群に適切であるところ
のいくつかの異なる変形で、ある試験プロトコルを提供
することを好む)。
【0037】試験日は、計算装置がタイマー/クロック
機能を有する場合、計算装置により自動的に入力される
ことが可能である。患者の性別、行うスポーツ、利き手
(右、左、両手きき)、以前の発作のタイプ及び日付の
周知の前歴、震盪、読書障害、特別教育学級、母国語な
ど(S130)すべてが、試験プロトコル結果(S410,S450)を
調整または解釈するのに使用することが可能である(S22
0,S320)。瞳孔サイズのチャートが、患者(または他の
誰か)が、患者の瞳孔サイズを定量化する(S215,S315)
ことを可能にするために、含まれることが可能である。
【0038】試験プロトコルが、患者以外の誰かにより
監督される場合、我々は、誰が試験を監督したかを証明
する医療報告書を形成するために、試験監督者により入
力される電子「署名」を含むことを好む(S110)。
【0039】我々は、試験プロトコル自身(S260-S285,S
360-S385)が、最も重症の神経損傷を最も示す試験(S27
0,S370)を、開始時点になるように配置または配列され
ることを好む。これにより、ソフトウェアが、迅速に患
者の優先順位を決定し(S410,S420,S430)、重症損傷患者
に対しての、医療的関与が、患者が試験プロトコルのそ
れぞれをすべて完了する必要なしに、直ちに必要とされ
る可能性があることを示す(S492,S494,S486)。同様に、
我々は、優位の認知機能を有する患者が、所望の場合、
より多数の一連の分析評価(S290-S260, S390-S360)を受
け、認知機能の統計的により精密で正確な測定値を得る
ように、試験プロトコル(S260-S285, S360-S385)を配列
する(S250, S350)ことを好む。
【0040】試験プロトコルの開始時点で、ユーザは、
キーボードレイアウトを示され、いずれのキーが、応答
(S260, S360)のために必要とされるかを示される。各試
験プロトコルに対して、スクリーン命令が、ディスプレ
イ上に表示され、ユーザは、プロトコルが開始する(S26
0, S360)前に、適切に応答しなければならない。
【0041】各認知機能試験プロトコルは、ユーザに示
される一連の刺激を含み(S270, S370)、これらの刺激に
対してユーザは、応答しなければならない(S280-S285,
S380-S385)。ワードを使用する試験プロトコルを作成す
ることも可能であるが、我々は、現在のところ、ワード
ではなく画像を基礎とするプロトコルを使用することを
好む。これにより、試験プロトコルのために非母国語を
使用することに起因して不十分なデータの偏りなどが、
最小化される。
【0042】認知機能試験プロトコル(S270, S370)の例
は、次の視覚的試験プロトコルを含む。 追跡第I部 追跡パート第II部 付随的学習第I部 付随的学習第II部 マッチング 応答指導第I部 応答指導第II部 応答禁止 メモリキャビネット学習 メモリキャビネットの後からの想起 走査速度及び精度 合図された応答時間 視覚的記憶第I部 数字配列決定 視覚的記憶第II部 数字想起
【0043】これらのプロトコルは、例である。我々の
好ましい具体例は、多数の異なる試験プロトコル(S270,
S370)を使用する。これにより、ユーザが、特定の試験
プロトコルを記憶し(S344)、知覚された「正しい」応答
を記憶する(S346)確率が低くなる。
【0044】我々は、以下、より詳細に、試験プロトコ
ルのこれらの例のそれぞれを説明する。
【0045】追跡第1部試験プロトコル この試験プロトコルの開始時点で、ディスプレイは、次
のスクリーン命令を表示する。
【0046】貴方は、三目並べ盤のように、9つのスペ
ースを有する格子を見ることになる。ボールが、9つの
スペースのうちの1つの中に現れる。直後にボールは消
える。ボールは、次いで、再び現れる。ボールが、別の
1つのスペース内に現れる場合、何もしないこと。ボー
ルは、直前の回におけるのと同一のスペース内に現れる
場合、スペースバーを押すこと。貴方が、開始する準備
が完了であるならば、スペースバーを押すこと。
【0047】
【表1】
【0048】ボールが、1,500ミリ秒にわたり方形内に
表示され、ついで、すべての空の方形が500ミリ秒にわ
たり表示される。ボールが、連続的に2度にわたり同一
の方形内に現れる場合、患者は、スペースバーを押さな
ければならない。患者は、患者の応答を応答入力装置内
に入力し、ひいては、メモリ内に入力し、このようにし
て、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、
行われる。我々は、試験プロトコルが、約1分間にわた
り約30の刺激を提供することを好む。
【0049】追跡第II部試験プロトコル この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0050】貴方は、前の同一の格子を見ることにな
る。今回、ボールが、直前のスペース内に現れず、この
スペースより前のスペース内に現れる場合、スペースバ
ーを押す。
【0051】ボールは、1,500ミリ秒にわたり方形内に
表示され、次いで、500ミリ秒にわたりからの方形が表
示される。ボールが、前回より前の回におけるのと同一
の方形内に現れる場合、ユーザは、スペースバーを押さ
なければなければならない。患者は、患者の応答を、応
答入力装置に入力し、ひいては、メモリに入力し、この
ようにして、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる
処理が、行われる。我々は、約2分間にわたり約60の
刺激を表示することを好む。この試験は、二つ前の位置
または直前の位置ではなく、3つ前の位置に対する応答
を要求するために、高次認知機能を有する患者のため
に、改変されることが可能である。
【0052】付随的学習第II部 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0053】まもなく、貴方は、一連の絵画がスクリー
ン上に現れるのを見ることになる。貴方が、(例えば果
物、樹木または野菜などの)植物の絵画を見る場合は常
に、スペースバーを押すこと。貴方が、何らかの他のも
のを見る場合、何もしないこと。間違いをせずに迅速で
あることを試みること。貴方は、どの程度速く貴方が応
答するかを、時間が計られる。貴方が、開始する準備が
完了であるならば、スペースバーを押すこと。
【0054】ディスプレイは、次いで、植物、動物、及
び日常の対象物の絵画を表示する。各絵画は、2秒間に
わたり表示され、次いで1秒間にわたり、空のスクリー
ンが、表示される。患者は、患者の応答を、応答入力装
置に入力し、ひいては、メモリに入力し、このようにし
て、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、
行われる。我々は、約2分間にわたり、約40の刺激
(約10の植物、15の動物及び15の非生命体対象
物)を表示することを好む。
【0055】付随的学習第II部 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0056】まもなく、貴方は、一連の絵画を見る。い
くつかは、約2、3分前に見た一連の絵画からものであ
る。貴方が、貴方が少し前に見た覚えのある絵画を見る
場合、スペースバーを押すこと。貴方が、以前に見てい
ない絵画を見る場合、何もしないこと。間違いなしに迅
速であることを試みること。貴方は、いかに貴方が速い
かを、時間が計られる。貴方が、開始する準備が完了で
あるならば、スペースバーを押すこと。
【0057】ディスプレイは、次いで、植物、動物及び
日常の対象物の絵画を表示する。付随的学習第I部から
の約20の画像が、繰り返される。各絵画は、2.0秒間
にわたり表示され、次いで、1.0秒間にわたり、空のス
クリーンが、表示される。患者は、患者の応答を、応答
入力装置に入力し、ひいては、メモリに入力し、このよ
うにして、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる処
理が、行われる。
【0058】我々の好ましい実施例において、生命体絵
画応答と非生命体絵画応答とのための別個の統計が、収
集及び比較される。我々は、約2分間にわたる約40の
刺激を好む。我々は、付随的学習第I部及び別の合間の
タスクの後にこの試験を与えることを好む。
【0059】マッチング この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0060】貴方は、10秒間にわたり、格子内に配置
される、10のマッチング対の形状を見ることになる。
形状の位置を学習すること。形状は、次いで、小さい方
形の背後に隠蔽される。いったん形状が隠蔽されると、
貴方のマウスを使用して、任意の方形上でクリックする
こと。方形の背後に隠蔽された形状が、現れる。次い
で、貴方のマウスを使用して、マッチング形状を隠して
いると貴方が考えるところの方形上でクリックするこ
と。貴方が、マッチング形状を見つけない場合、双方の
形状は、再び、隠される。貴方が、すべてのマッチング
対を見つけるまで、このプロセスを繰り返すこと。でき
るだけ僅かな回数の試みで、すべてのマッチを形成する
ことを試みること。貴方は、調時されない。貴方が、開
始する準備が完了であるならば、スペースバーを押すこ
と。
【0061】ユーザは、形状の10のマッチング対を見
つけなければならない。すべての対は、最初、10秒間
にわたり表示され、次いで、隠される。前述の例では、
ディスプレイは、一方の形状を表示する。ユーザが正し
い場合、対内の双方の形状は、隠されないままである。
ユーザが正しくない場合、双方の形状は、再び隠され
る。試験は、すべてのマッチングが、形成されるまで、
または、ユーザが、40の推測を試みるまで、継続す
る。
【0062】応答指導第I部 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0063】まもなく、貴方は、数が、スクリーン上に
短時間現れるのを見ることになる。貴方の左の人差し指
を第1キー上に置き、貴方の右の人差し指を、第0キー
上に置くこと。貴方が、貴方のスクリーン上に数「1」
が表示されるのを見る場合、貴方のキーボード上の数1
を押すこと。貴方が、数「0」が貴方のスクリーン上に
表示されるのを見る場合、貴方のキーボード上の数0を
押すこと。貴方が、任意の他の数を見る場合、何もしな
いこと。間違いを行うことなしに、迅速であることを試
みること。貴方は、いかに速く貴方が応答するかを、調
時される。貴方が、開始する準備が完了であるならば、
スペースバーを押すこと。
【0064】ディスプレイは、次いで、約0.5秒間にわ
たり1つの数を表示し、次いで、1.5秒間にわたり、空
のスクリーンが表示される。応答は、次の数が表示され
る前の任意の時間に行われることが可能である。患者
は、患者の応答を、応答入力装置に入力し、ひいては、
メモリに入力し、このようにして、患者応答分析ソフト
ウェアによるさらなる処理が、行われる。我々は、約2
分間にわたる約60の刺激を表示することを好む。
【0065】応答指導第II部 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0066】まもなく、貴方は、数がスクリーン上に短
時間現れるのを見ることになる。貴方の左の人差し指を
第1キー上に置き、貴方の右の人差し指を第0キー上に
置くこと。貴方が、一つ前の試験で行ったこと逆を行う
こと。すなわち、貴方が、数「1」が貴方のスクリーン
上に表示されるのを見る場合、貴方のキーボード上の数
0を押すこと。貴方が、数「0」が貴方のスクリーン上
に表示されるのを見る場合、貴方のキーボード上の数1
を押すこと。貴方が、任意の他の数を見る場合、何もし
ないこと。間違いを行うことなしに、迅速であることを
試みること。貴方は、いかに速く貴方が応答するかを、
調時される。貴方が、開始する準備が完了であるなら
ば、スペースバーを押すこと。
【0067】ディスプレイは、次いで、約0.5秒間にわ
たり1つの数を表示し、次いで、1.5秒間にわたり空の
スクリーンが、表示される。応答は、次の数字が、表示
される前の任意の時間に行われることが可能である。患
者は、患者の応答を、応答入力装置に入力し、ひいて
は、メモリに入力し、このようにして、患者応答分析ソ
フトウェアによるさらなる処理が、行われる。我々は、
約2分間にわたり約60の刺激を表示することを好む。
【0068】応答禁止 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0069】まもなく、貴方が、一連の絵画を見る。絵
画が動物である場合以外、貴方が絵画を見る都度にスペ
ースバーを押すこと。可能なかぎり迅速にスペースバー
を押すこと。絵画が動物である場合以外、貴方が絵画を
見る都度にスペースバーを押すことに注意。貴方が、開
始する準備が完了であるならば、スペースバーを押すこ
と。
【0070】ディスプレイは、次いで、対象物、植物、
及び動物の絵画を表示する。各絵画は、約2.0秒間にわ
たり表示され、次いで、1.0秒間にわたり、空のスクリ
ーンが、表示される。患者は、患者の応答を、応答入力
装置に入力し、ひいては、メモリに入力し、このように
して、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理
が、行われる。我々は、3.3秒間にわたり約65の刺激
を使用することを好む。
【0071】メモリキャビネット学習 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0072】ただちに、貴方は、異なる棚上に置かれて
いる9つのありきたりの対象物を有するキャビネットを
見ることになる。貴方は、それぞれの対象物が記憶され
ている場所を記憶するために20秒を有する。一生懸命
学習すること。ドアが、次いで、閉じられて、対象物を
隠し、貴方は、1回に1つづつ、これらの対象物を見つ
けることを要求される。貴方は、(A)対象物が隠蔽され
ている場所と貴方が考えるドアと同一である、貴方のキ
ーボード上の数字キー1-9を押すことにより、または、
(B)対象物が隠蔽されている貴方が考えるドア上に、貴
方のコンピュータマウスを位置決めしてクリックするこ
とにより、これを行うことが可能である。貴方が、間違
いを行うと、試験は、対象物がある場所を貴方に喚起さ
せ、これにより、貴方は、対象物を後に見つけることが
可能となる。貴方は、全部で4回各対象物を見つけるこ
とを要求される。貴方が、開始する準備が完了であるな
らば、スペースバーを押すこと。
【0073】ユーザは、9つのありきたりの対象物の場
所を記憶しなければならない。1つの変形では、我々
は、対象物として玩具を使用することを好む。場所は、
ユーザが場所を「記憶する」可能性を最小化するため
に、各ユーザに対して無作為に形成される。ユーザは、
1回に1つ、場所について質問される。患者は、患者の
応答を、応答入力装置に入力し、ひいては、メモリに入
力し、このようにして、患者応答分析ソフトウェアによ
るさらなる処理が、行われる。1ラウンド(9つの質
問)の後、第2の10秒間にわたる絵画表示が行われ、
次いで、プロセスが、繰り返す。これは、ユーザは、4
回にわたり各対象物の場所を質問されるまで、継続す
る。ユーザが、間違って推測すると、正しい場所g、短
時間示される。ユーザが正しく推測すると、ディスプレ
イは、「正しい」と表示する。統計が、各ラウンドに対
して収集される。時間制限は無い。
【0074】メモリキャビネットの遅れた想起 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0075】少し前、貴方は、異なる棚上に置かれてい
る対象物を有するキャビネットを見た。直ぐに、貴方
は、貴方が前に行ったのとまったく同様に、1回に1
つ、これらの対象物を見つけることを、要求されること
になる。今回、貴方は、最初に対象物を見ず、貴方は、
貴方が正しいまたは間違っているこを通知されない。貴
方が、開始する準備が完了であるならば、スペースバー
を押すこと。
【0076】対象物が最初に表示されることはない。ユ
ーザは、対象物の場所を、メモリキャビネット学習から
想起しなければならない。患者は、患者の応答を、応答
入力装置に入力し、ひいては、メモリに入力し、このよ
うにして、患者応答分析ソフトウェアによるさらなる処
理が、行われる。ただ1ラウンドだけの質問が、行わ
れ、応答の正しさに関するフィードバックが無い。この
試験は、メモリキャビネット学習の後に与えられなけれ
ばならず、好ましくは、別の合間のタスクの後に与えら
れる。
【0077】走査速度及び精度 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0078】今回、以下の標本形状を見ること。形状
は、2つの群に分割されている。線の左側にある2つの
形状が、線の右側にもある場合、1度だけスペースバー
を押すこと。これら2つの形状が、双方ともには、右側
にない場合、スペースバーを2度押すこと。貴方は、各
対象物に対してそれぞれ1つの機会のみ、与えられる。
イエスに対しては1度、ノーに対しては2度押すことに
注意。いかなる間違いも行わずに、できるだけ迅速に作
業すること。貴方が、開始する準備が完了であるなら
ば、スペースバーを押すこと。
【0079】ディスプレイは、次いで、患者に、記号の
2つの群を表示し、1つの群は、ディスプレイの左側に
あり、他方の群は、ディスプレイの右側にあり、次のよ
うになっている。
【0080】
【表2】
【0081】記号の約30の群のそれぞれは、別個に現
れる。患者は、患者の応答を、応答入力装置に入力し、
ひいては、メモリに入力し、このようにして、患者応答
分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われる。我
々は、所要時間を90秒に固定することを好む。
【0082】この試験プロトコルの1つの代替変形で
は、患者は、1つの標的形状が、ディスプレイの右側に
存在する場合、数字「1」キーを押すことを要求され、
双方の評点形状が、その場所に存在する場合、数字
「2」キーを押すことを要求される。
【0083】応答時間 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0084】以下の標本は白色円を見ること。貴方が白
色円を見る都度、スペースバーを押すこと。間違いを行
わずに迅速であることを試みること。貴方が準備が完了
であるなららば、スペースバーを押すこと。
【0085】ディスプレイは、次いで、一連の絵画を患
者に表示し、表示される各数個の(この例では非白色円
である)非標的画像に対して1つの(この例では白色円
である)「標的」画像の比を使用する。
【0086】患者は、患者の応答を、応答入力装置に入
力し、ひいては、メモリに入力し、このようにして、患
者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われ
る。我々の好ましい実施例では、応答時間試験プロトコ
ルにおいて、視覚的刺激持続時間は、1.5秒であり、次
いで、0.5秒間にわたり、空のスクリーンが表示される。
患者の応答は、従って、前記1.5秒間にわたる刺激内の
任意の時点で行われることが可能であるが、その後に行
うことは、許容されない。
【0087】(例えばPALM PILOT (TM)ベースバージョ
ンと対照的に)我々の発明のパーソナルコンピュータバ
ージョンにおいて、我々は、この試験プロトコルの迅速
な応答時間制限に対応することが最大に可能であるある
特定のソフトウェアオペレーティングシステムを使用す
ることを好む。パーソナルコンピュータタイマーは、マ
イクロプロセッサ速度とは独立に動作する。このように
して、266 MHzマイクロプロセッサ450 MHzマイクロプロ
セッサを使用することは、タイマー速度に影響しない。
しかし、異なるオペレーティングシステムは、異なるタ
イマー更新率を有する。このようにして、WINDOWS 3.11
(TM), WINDOWS 95 (TM)及びWINDOWS98 (TM)(それぞ
れ、Microsoft Corp., Redmond, Washingtonから市販さ
れている)では、タイマーは、18.2回毎秒しか更新され
ない。多数の試験プロトコルにおいて、これは、有意の
影響を有しない。
【0088】合図される反応時間 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0089】白色円が、黒色円が表示された後に表示さ
れる場合のみ、スペースバーを押すこと。白色円が、任
意の他の形状または任意の他の色の方形の後に表示され
る場合、スペースバーを押さないこと。白色円が黒色円
の後に表示される場合のみ、スペースバーを押すことに
注意。間違いを行わずに迅速であることを試みること。
貴方が、開始する準備が完了であるならば、スペースバ
ーを押すこと。
【0090】ディスプレイは、次いで、他の刺激全部に
対して1:6の比で、黒色方形を表示し、次いで、白色円
対を表示する。標的プライマー(黒色方形)を有する標
的(白色円)対標的プライマー無しの標的の比は、2:1
である。患者は、患者の音を応答入力装置に入力し、ひ
いては、メモリに入力し、このようにして、患者応答分
析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われる。試験
プロトコルのこの部分は、3分間かかる。
【0091】視覚的記憶第I部 試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次のスク
リーン命令を表示する。
【0092】今回、貴方は、ディスプレイ上に一連の絵
画を見ることになる。時々、貴方は、1つの絵画を2度
見ることになる。貴方が2度目に1つの絵画を見る都度
スペースバーを押すこと。貴方が、開始する準備が完了
であるならば、スペースバーを押すこと。
【0093】ディスプレイは、次いで、例えば次のよう
な一連の絵画を示す。
【0094】
【表3】
【0095】単一の40の絵画のそれぞれが、2秒間に
わたり表示される。2分間にわたる試験時間において、
40の絵画のうち、20は、繰り返され、20は、繰り
返されず、患者は、患者の応答を応答入力装置に入力
し、ひいては、メモリに入力し、このようにして、患者
応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われ
る。
【0096】数字配列決定 試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次のスク
リーン命令を表示する。
【0097】以下、数字1〜9を、記号と対にするキー
が示されている。数字キーパッドを使用して、各記号に
対して正しい数字を書込むこと。貴方が、間違いを行っ
た場合、かまわずに進むこと。貴方ができるかぎり多数
の数字を書込むことを試みること。開始するには、スペ
ースバーを1度押すこと。ディスプレイは、90秒間に
わたり、次のようなスクリーンを表示する。
【0098】キー
【表4】 試験
【表5】
【0099】患者は、患者の応答を、応答入力装置に入
力し、ひいては、メモリに入力し、このようにして、患
者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われ
る。我々の好ましい具体例では、我々は、活版印刷的記
号ではなく、動物シルエットを使用するが、ワード、数
字、及び任意の他の視覚的表示物すべてが、許容され
る。
【0100】視覚的記憶第II部 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0101】僅か前に、貴方は、一連の絵画を見た。い
くつかは、貴方は1度見ており、他のものは、2度見て
いる。貴方が、以前に見た覚えのある絵画を見る場合、
スペースバーを押すこと。貴方が1度のみ見た絵画であ
ることも、貴方が2度見た絵画であることもる。貴方
が、開始する準備が完了であるならば、スペースバーを
押すこと。
【0102】ディスプレイは、次いで、2秒毎に1つづ
つ、一連の絵画を表示する。全部で2分間にわたり、視
覚的記憶第II部からのすべての40の絵画が、表示さ
れ、さらに20の新しい絵画が表示される。患者は、患
者の応答を、応答入力装置に入力し、ひいては、メモリ
に入力し、このようにして、患者応答分析ソフトウェア
によるさらなる処理が、行われる。
【0103】数字想起 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、次の
スクリーン命令を表示する。
【0104】今回、貴方は、一連の数字が、ディスプレ
イに現れるのを見ることになり、次いで、いくつかの空
欄を有する表示スクリーンが、表示される。数字キーを
使用して、貴方が数字を見る順序と正確に同一の順序
で、空欄に数字を入力すること。貴方は、貴方が間違い
を行ったと貴方が考える場合、貴方の解答を変更するた
めに、バックスペースキーを使用ことが可能である。貴
方が、開始する準備が完了であるならば、スペースバー
を押すこと。
【0105】ディスプレイは、次いで、次のように、1
度に1つの数字で、一連の個別の数字を表示する。
【0106】
【表6】
【0107】数字の各群は、750ミリ秒にわたり表示さ
れる。表示される最初の複数の複数の群は、それぞれだ
た2つの数字から成る。後の複数の群は、順次により多
くの数字から成る複数の群から成る。
【0108】
【表7】
【0109】患者は、患者の応答を、応答入力装置に入
力し、ひいては、メモリに入力し、このようにして、患
者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われ
る。試験プロトコルは、患者は、同一の困難レベルで、
2つの連続的なエラーを行うまで、継続する(すなわ
ち、数字群内に同一の数の数字を有する数字群におけ
る、2つの連続的なエラー)。患者が、これらの2つの
連続的エラーを行うと、試験プロトコルは、停止する。
【0110】数字配列決定 この試験プロトコルの開始時に、ディスプレイは、つぎ
のスクリーン命令を表示する。
【0111】今回、貴方は、数字から成る1つの群が、
ディスプレイ上に現れるのを見ることになり、次いで、
いくつかの空欄を有する表示スクリーンが、表示され
る。数字キーパッドを使用して、上昇順序で、空欄に数
字を入力すること。すなわち、数字を、最も低い数字か
ら最も高い数字へと配列すること。貴方は、貴方が間違
いを行ったと貴方が考える場合、貴方の解答を変更する
ために、バックスペースキーを使用することが可能であ
る。貴方が、開始する準備が完了であるならば、スペー
スバーを押すこと。
【0112】ディスプレイは、次いで、次のような、数
字から成る群を表示する。
【0113】
【表8】
【0114】患者は、患者の応答(正しい応答は、当面
の例では「3 4 5」である)を、メモリに入力する。数
字の各群は、2分間にわたり、提示される。表示される
最初の複数の群は、それぞれ3つの数字のみから成る。
後の複数の群は、順次により多くの数字から成る複数の
群から成る。
【0115】
【表9】
【0116】患者は、患者の応答を、応答入力装置に入
力し、ひいては、メモリに入力し、このようにして、患
者応答分析ソフトウェアによるさらなる処理が、行われ
る。試験プロトコルは、患者が、同一の困難レベルで
(すなわち、群内に同一の数の数字を有する、2つの連
続的な数字群)、2つの連続的なエラーを行うと、停止
される。この試験部分は、約3分間かかる。
【0117】概要 試験プロトコルを完了すると(S290, S390)、患者は、試
験が終了したことを通知される。すべてのプロトコルの
終了の後、または、試験プロセスの間、患者の応答デー
タ(S285, S385)は、患者応答分析ソフトウェアにおい
て、変数入力値(S410, S450)として使用される。
【0118】患者応答分析ソフトウェア 神経学的病理試験プロトコルにおける、ユーザの結果(S
410, S450)は、次いで、統計的に分析されて(S420, S46
0)、これらの結果から最も多くの情報が、得られる。我
々の発明では、統計的分析能力機能は、本システム内に
組込まれている。これは、我々のシステム内に、患者応
答分析ソフトウェアを直接的に組込むことにより行われ
る(S410-S470)。患者応答分析ソフトウェアは、変数入
力値として、前述の試験プロトコル結果を使用する。患
者応答分析ソフトウェアは、次いで、これらの応答を統
計的に分析し、各特定の試験プロトコルにおけるある
値、組合せられたある複数のプロトコルにおける値、及
び、組合せられたすべてのプロトコルにおける値を計算
する。我々は、それぞれを、順次説明する。
【0119】我々の好ましい変形では、我々は、次の統
計分析プロトコルを使用する。これらの統計プロトコル
のこのコンパイルは、著作権1999 Xcape, Inc.により保
護される。
【0120】個別の試験プロトコル 各別個の神経学的病理試験プロトコルに対して、患者応
答分析ソフトウェアは、次のものを計算する。 t=平均応答時間 y=正しい応答 O=不作為のエラー(ミスまたはエラー) C=過失のエラー(適用可能な場合、誤りの確証)
【0121】これらから、次の比が導出される。 熟練指数=(O+C)/t 識別度=100×[1-(O+C/刺激の数)] (我々の好ましい実施例において熟練指数も、識別度
も、実際には使用されていないことに注意。)。 応答偏り=(C-O)/(C+O);エラー無しの場合=0 応答変動性=応答時間の平均標準偏差
【0122】応答変動性は、連続的実行試験プロトコル
のみにおいて計算される(例えば、前述の「追跡」試験
プロトコル)。 Oレベル=y-C-O 記憶力指数=100×後の想起/即座の想起
【0123】記憶力指数は、記憶試験においてのみ、計
算される。
【0124】試験と再試験相関関係 基線データが、(患者プール、または特に、その患者に
適用された前の試験から)利用可能である場合、患者応
答分析ソフトウェアは、前述の値のそれぞれに対して、
所与の基線試験値(「a」)と、既存の試験で得られる
値(「b」)との間の相関関係も計算する。我々は、こ
の相関関係を「r(ab)」として示す。 r(ab)=S(ab)/sqrt[S(aa)×S(bb)] S=シグマ=標準偏差 Mu=平均値 S(aa)=SUM[(a-平均(a))^2] S(bb)=SUM[(b-平均(b))^2] S(ab)=SUM[abs[(a-平均(a))×(b-平均1(b))]]
【0125】選択的に組合せられた試験プロトコル分析 各試験プロトコルに対して別個にデータを分析すること
に加えて(S430)、患者応答分析ソフトウェアは、ある分
析のために、ある複数の試験プロトコルの結果を組合せ
る(S450)。 一般的注意力=数字配列決定及び数字想起プロトコルに
おける正しい応答の合計。 注意力一貫性=数字配列決定及び数字想起における数字
の重み付け数字。 注意力精度=(応答速度に対する識別度+応答合図及び
禁止における識別度)/2。 注意力効率=(応答速度に対する熟練度+応答合図及び
禁止における識別度)/2。 処理速度精度=(記号走査におけるQレベル+数字配列
決定におけるQレベル)/2。 処理速度効率=(記号操作における熟練度+数字配列決
定における熟練度)/2。 記憶精度=(視覚的記憶第I部におけるy+視覚的記憶
第II部におけるy)/2。 記憶効率=(視覚的記憶第I部における熟練度+視覚的
記憶第II部における熟練度)/2。 反応時間指数=反応速度に対する平均反応時間+反応合
図及び禁止に対する平均反応時間。 処理速度指数=記号操作における平均反応時間+数字配
列決定における平均反応時間。 複合反応時間=視覚的記憶第II部における平均反応時間
+応答合図及び禁止における平均反応時間
【0126】組合せ試験プロトコルの全体的な値 組合せられたすべての神経学的病理試験プロトコルにお
いて、患者応答分析ソフトウェアは、次のものを計算す
る。 全体的速度 全体的精度 全体的熟練度=全体的速度/全体的精度
【0127】我々の好ましい実施例では、速度、精度及
び効率結果指数は、ドメインレベルにおいて形成され
る、すなわち、基線における1つの神経学的病理試験プ
ロトコルが、通常の領域の外部にある場合、ソフトウェ
アは、なおも、統計的に有為な評点を形成することが可
能である。これが、行われない場合、すなわち、患者
が、命令を理解しない場合、または、注意欠陥障害を有
する場合、患者の誤りの結果は、一般的評点を歪めるこ
ともある系統的誤差を形成する。
【0128】高信頼性変動指数 患者応答分析ソフトウェアは、次いで、「高信頼性変動
指数」を計算する(S430, S470)。高信頼性変動指数は、
基線値からの変動を示し、この変動は、統計的に高信頼
性である。高信頼性変動指数を計算する多数の方法が、
当技術分野に存在する(S420, S460)。我々は、高信頼性
変動指数(RCI)を次のように計算することを好む。 RCI=X(b)-X(a)/s(d) X(a)=基線値 X(b)=当面の値 s(d)=前述の計算のように、サブ試験計算における標準
差 p=エラー確率
【0129】RCIを計算するのに使用される特定の統計
的方法と無関係に、RCI閾値は、最適には、一般に許容
される統計的原理を考慮して、設定されなければならな
い。片側試験(one tailed test)及び他の統計的試験
が、可能である。我々の好ましい変形において、正及び
負のRCI閾値は、許容される医学的神経学的標準から導
出される。許容される医学的神経学的標準の例は、Hint
on-Bayre, A.D., et al.,"Concussion In Contact Spor
ts: Reliabale Change Indeces of Impairment and Rec
overy," Journal of Clinical and Experimental Neuro
psychology, v. 21, pp. 70-86 (1999)で提供される。
しかし、他の値も、使用されることが可能である。
【0130】片側試験(one tailed test)において、我
々は、p<0.05で、-1.65の負のRCI閾値を使用することを
好む。我々は、同様に、p<0.15で、-1.04の正のRCI閾値
を使用することを好む。これらの量を使用して、RCI<-
1.65である試験結果は、神経学的病理の症候が患者内に
存在する確率が高いことをを示す。対照的に、RCI≧-1.
04は、神経学的病理の症候が、患者内に存在しない確率
が高いことを示す。他の閾値も、勿論、使用されること
が可能である。
【0131】RCI値が、RCI値の負のRCI閾値領域外にあ
る場合、または、予備試験プロトコルユーザ調査におい
て少なくとも1つの能動性外傷症候が存在する場合(例
えば、ユーザが、意識の喪失、悪心などを有する場
合)、ユーザ応答分析ソフトウェアは、神経学的病理の
症候が、ユーザ内に存在する確率が高い。逆に、すべて
のRCI値が、正RCI閾値領域内にある場合、かつ、能動性
外傷症候が存在しない場合、ユーザ応答分析ソフトウェ
アは、神経学的病理が、ユーザ内に存在しない確率が高
いことを示す。少なくとも1つのRCI値が負のRCI閾値領
域内にあるが、正RCI閾値領域外にある場合、かつ、能
動性外傷症候が存在しない場合、ユーザ応答分析ソフト
ウェアは、神経学的病理の症候が、ユーザ内において可
能性があることを示す。
【0132】例えば臨床試験などのある特定の用途にお
いて、患者は、薬品試験を開始前または薬品を使用する
前に「基線」評点を確立し(S210-S295)、この基線を使
用して、後の評点を評価することが可能である(S310-S3
95)。このような用途の場合、あまりにも離れて正常領
域外にあるRCI評点(我々は、平均値から2つの標準偏
差より小さい偏差を好む)は、拒絶される、何故ならば
認知機能障害は、重症である場合でさえ、すでにかなり
低い評点を統計的に低めることはないであろうからであ
る。このようにして、我々は、このようなユーザ(及び
ユーザの医者が)これらの評点を信頼して、ユーザが、
潜在的に有害な薬品の服用を続けることがないことを好
む。低い基線評点は、学習問題の病歴、注意散漫及び命
令に関する惑乱または、将来の試験結果を操作するため
に、低められた評点を偽造する意識的な試みを含む多数
の要因に起因することもある。
【0133】概要 本発明は、ある特定の変形に関連して、かなり詳細に説
明されたが、他の変形も、可能である。従って、添付の
特許請求の範囲の精神及び範囲は、前述の説明内に含ま
れている我々の好ましい変形のみに制限されるものでは
ない。本願明細書に開示されている特徴は、明示的に別
のように説明されていない限り、同一の等価物または同
様の目的に用いられる代替的特徴により置換されること
が可能である。このようにして、明示的に別のように説
明されていない限り、開示されている各特徴は、一般的
な一連の等価物または同様の特徴のただ1つの例にすぎ
ない。
【0134】添付の請求の範囲において、「1つの」と
の表現は、当該対象物が単一の場合も、複数の場合も含
む。「と通信する」との表現は、直接的な通信も、一つ
以上の介在的部品(たとえばマイクロプロセッサ、ケー
ブルなど)を介しての間接的な通信も含む。「臨床研
究」、「薬物」、「薬品」、「標識」、「標識され
た」、「標識する」及び「新薬品適用法」という用語
は、本願明細書において、連邦食品薬品化粧品法(Fede
ral Food, Drug & Cosmetic Act)と、この法の下で時折
成立した規則とにおいて、定義されているものとして使
用される。認知機能不全試験プロトコルでの使用のため
に標識されている」薬品を記載する請求項であって、認
知機能不全試験プロトコルにおける限定を記載する請求
項は、薬品標識が、認知機能不全試験プロトコルに関す
ることを要求するが、標識が、認知機能不全試験プロト
コルにおける、請求項記載の限定のそれぞれを記載する
ことを要求しない。請求の範囲において、「治療する」
という用語は、記載の疾患の望ましくない症候を最小化
することと、この疾患の存在または原因を最小化するこ
との両方を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分に分割された、プロセスの概略図である。
【図2】プロセスの第1の部分を示す。
【図3】プロセスの第2の部分を示す。
【図4】プロセスの第3の部分を示す。
【図5】プロセスの第4の部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイヴィッド・マイケル・アーランガー アメリカ合衆国ニューヨーク州10024,ニ ュー・ヨーク,ウェスト・エイティセカン ド・ストリート 139,#9エフ (72)発明者 ダリン・エフ・カプラン アメリカ合衆国ニューヨーク州10025,ニ ュー・ヨーク,ウェスト・エンド・アヴェ ニュー 698,スウィート 14シー (72)発明者 アレクシス・セオドラコプロス アメリカ合衆国ニューヨーク州10021,ニ ュー・ヨーク,イースト・セヴンティサー ド・ストリート 155,アパートメント 8−ディー (72)発明者 フィリップ・イー アメリカ合衆国ニューヨーク州10013,ニ ュー・ヨーク,モット・ストリート 151, #26 (72)発明者 ヴラディスラフ・シュチョゴレフ アメリカ合衆国ニューヨーク州11229,ブ ルックリン,イースト・トゥウェンティナ インス・ストリート 1868

Claims (94)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ読取可能で、有形なメモリ
    とともに使用するために標識されている薬品において、 前記メモリが、 a) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、認
    知機能不全試験プロトコルを記憶する試験メモリと、 b) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、前
    記神経学的病理試験プロトコルに対するユーザ応答を受
    取って記憶できる応答メモリと、 c) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、ユ
    ーザ応答分析ソフトウェアを記憶する統計メモリとを含
    む薬品。
  2. 【請求項2】 前記応答メモリが、前記ユーザの結果で
    はない「基線」を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフトウ
    ェアは、(i)前記ユーザにおける認知機能試験プロトコ
    ル結果と、(ii)前記基線結果と比較することができる請
    求項1に記載の薬品。
  3. 【請求項3】 前記応答メモリが、少なくとも2つの異
    なる回で得られた前記ユーザ認知病理試験プロトコル結
    果を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、複数
    の前記結果を互いに比較することが可能である請求項1
    に記載の薬品。
  4. 【請求項4】 前記データ構造が、少なくとも2つの異
    なる回で得られた、前記ユーザにおける応答を記憶し、
    前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、前記ユーザに対し
    て、複数の回における、前記ユーザの応答を比較するこ
    とが可能である請求項3に記載の薬品。
  5. 【請求項5】 前記複数の回が、前記薬品の欠如下にお
    ける少なくとも1つの回と、前記薬品の存在下における
    少なくとも1つの回とを含む請求項4に記載の薬品。
  6. 【請求項6】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、高
    信頼性変動指数を計算する請求項5に記載の薬品。
  7. 【請求項7】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、さ
    らに、前記ユーザに対する前記薬品の投与量を変更すべ
    きかどうかを示す請求項6に記載の薬品。
  8. 【請求項8】 前記メモリが、通信装置に通信できるよ
    うに接続され、前記ユーザの認知機能不全試験プロトコ
    ル応答が前記通信網を介して通信される、請求項5に記
    載の薬品。
  9. 【請求項9】 前記通信網が実質的にインターネットか
    ら成る請求項8に記載の薬品。
  10. 【請求項10】 前記通信網が実質的に無線電話網から
    成る請求項8に記載の薬品。
  11. 【請求項11】 前記薬品が、焦点性脳高次機能障害で
    の使用のために標識される請求項5に記載の薬品。
  12. 【請求項12】 前記薬品が、全体的散在性大脳疾患で
    の使用のために標識される請求項9に記載の薬品。
  13. 【請求項13】 前記全体的散在性大脳症が、機械的外
    傷と、クモ膜下出血と、テント上質損傷と、テント下損
    傷と、多重梗塞性痴呆症と、「正常」圧力を有する慢性
    交通性水頭症と、重度の頭部損傷に関連する痴呆症とか
    ら成る群から選択される請求項12に記載の薬品。
  14. 【請求項14】 前記全体的散在性大脳症が、無酸素症
    と、虚血と、癲癇と、発作後状態と、精神運動性癲癇重
    積持続状態とから成る群から選択される請求項12に記
    載の薬品。
  15. 【請求項15】 前記全体的散在性大脳症が、中枢神経
    系感染または外因性毒物または内因性毒物により誘発さ
    れる請求項12に記載の薬品。
  16. 【請求項16】 前記全体的散在性大脳疾患が、痴呆症
    である請求項12に記載の薬品。
  17. 【請求項17】 前記痴呆症が、慢性の薬物乱用、アル
    コール過剰消費、及び栄養過剰摂取を含む請求項16に
    記載の薬品。
  18. 【請求項18】 前記痴呆症が、ハンティングトン舞踏
    病と、麻痺性痴呆と、クロイツフェルト−ヤコブ病と、
    ウィルソン病と、パーキンソン病とから成る群から選択
    される請求項16に記載の薬品。
  19. 【請求項19】 前記痴呆症が、多発性硬化症と、筋萎
    縮性側索硬化症と、脱髄疾患とから成る群から選択され
    る請求項16に記載の薬品。
  20. 【請求項20】 前記痴呆症が、アルツハイマー初老痴
    呆と、アルツハイマー老年痴呆と、ピック病と、単純性
    すなわち特発性初老痴呆とから成る群から選択される請
    求項16に記載の薬品。
  21. 【請求項21】 前記薬品が、発作疾患を治療するため
    に標識される請求項6に記載の薬品。
  22. 【請求項22】 前記薬品が、脳血管疾患を治療するた
    めに標識される請求項6に記載の薬品。
  23. 【請求項23】 前記薬品が、心理的疾患を治療するた
    めに標識される請求項6に記載の薬品。
  24. 【請求項24】 前記心理的疾患が、精神分裂病と、鬱
    病と、活動亢進と、恐怖症と、恐慌発作と、不安症と、
    過食症と、人格障害と、脅迫性障害と、ヒステリーと、
    偏執症とから成る群から選択される請求項23に記載の
    薬品。
  25. 【請求項25】 前記薬品が、注意欠陥障害を治療する
    ために標識される請求項6に記載の薬品。
  26. 【請求項26】 薬品が、メチルフェニデートである請
    求項6に記載の薬品。
  27. 【請求項27】 前記薬品が、アデラルである請求項6
    に記載の薬品。
  28. 【請求項28】 前記薬品が、リバスチグミンと、ラザ
    ベミドと、フィゾスチグミンと、イデベノンと、プロペ
    ントフィリンと、ガランタミンと、メトリホマートとか
    ら成る群から選択される請求項6に記載の薬品。
  29. 【請求項29】 前記薬品が、新薬適用法による承認に
    従って市販されることが認可されている請求項6に記載
    の薬品。
  30. 【請求項30】 A) 薬品と、 B) コンピュータ読取可能で、有形なメモリとを含むシ
    ステムであって、前記メモリが、 a) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、認
    知機能不全試験プロトコルを記憶する試験メモリと、 b) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、前
    記神経学的病理試験プロトコルに対するユーザ応答を受
    取って記憶できる応答メモリと、 c) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、ユ
    ーザ応答分析ソフトウェアを記憶する統計メモリとを含
    むシステム。
  31. 【請求項31】 前記応答メモリが、前記ユーザの結果
    ではない「基線」を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフト
    ウェアが、(i)前記ユーザにおける認知機能不全試験プ
    ロトコル結果と、(ii)前記基線結果と比較する請求項3
    0に記載のシステム。
  32. 【請求項32】 前記応答メモリが、少なくとも2つの
    異なる回で得られたユーザの認知病理試験プロトコル結
    果を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、前記
    結果を互いに比較することが可能である請求項30に記
    載のシステム。
  33. 【請求項33】 前記データ構造が、少なくとも2つの
    異なる回で得られた、前記ユーザにおける前記応答を記
    憶し、前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、前記ユーザ
    のために、複数の回における前記ユーザの応答を比較す
    る請求項32に記載のシステム。
  34. 【請求項34】 前記複数の回が、前記薬品の欠如下で
    の少なくとも1つの回と、前記薬品の存在下での少なく
    とも1つの回とを含む請求項33に記載のシステム。
  35. 【請求項35】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、
    高信頼性変動指数を計算する請求項34に記載のシステ
    ム。
  36. 【請求項36】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、
    前記患者に対する前記薬品の投与量が、変更されるべき
    かどうかをさらに指示する請求項35に記載のシステ
    ム。
  37. 【請求項37】 前記メモリが、通信装置に通信できる
    ように接続され、前記ユーザの認知機能不全試験プロト
    コル応答を、前記通信網を介して、通信してもよい請求
    項34に記載のシステム。
  38. 【請求項38】 前記通信網が、実質的にインターネッ
    トから成る請求項37に記載のシステム。
  39. 【請求項39】 前記通信網が、実質的に無線電話網か
    ら成る請求項37に記載のシステム。
  40. 【請求項40】 前記薬品が、焦点性脳高次機能疾患で
    の使用のために標識される請求項33に記載のシステ
    ム。
  41. 【請求項41】 前記薬品が、全体的散在性大脳疾患で
    の使用のために標識される請求項38に記載のシステ
    ム。
  42. 【請求項42】 前記全体的散在性大脳疾患が、機械的
    外傷により誘発された疾患と、クモ膜下出血と、テント
    上質損傷と、テント下損傷と、多重梗塞性痴呆症と、
    「正常の」圧力を有する慢性交通性水頭症と、重度の頭
    部傷害に関連する痴呆症とから成る群から選択される請
    求項41に記載のシステム。
  43. 【請求項43】 前記全体的散在性大脳症が、無酸素症
    と、虚血と、癲癇と、発作後状態と、精神運動性癲癇重
    積持続状態とから成る群から選択される請求項41に記
    載のシステム。
  44. 【請求項44】 前記全体的散在性大脳疾患が、中枢神
    経系感染または外因性毒物または内因性毒物により誘発
    される請求項41に記載のシステム。
  45. 【請求項45】 前記全体的散在性大脳疾患が、痴呆症
    である請求項41に記載のシステム。
  46. 【請求項46】 前記痴呆症が、慢性の薬物乱用、アル
    コール過剰消費および栄養過剰摂取を含む請求項45に
    記載のシステム。
  47. 【請求項47】 前記痴呆症が、ハンティングトン舞踏
    病と、麻痺性痴呆と、クロイツフェルト−ヤコブ病と、
    ウィルソン病と、パーキンソン病とから成る群から選択
    される請求項45に記載のシステム。
  48. 【請求項48】 前記痴呆症が、多発性硬化症と、筋萎
    縮性側索硬化症と、脱髄疾患とから成る群から選択され
    る請求項45に記載のシステム。
  49. 【請求項49】 前記痴呆症が、アルツハイマー初老痴
    呆と、アルツハイマー老年痴呆と、ピック病と、単純性
    すなわち特発性初老痴呆とから成る群から選択される請
    求項45に記載のシステム。
  50. 【請求項50】 前記薬品が、発作疾患を治療するため
    に標識される請求項35に記載のシステム。
  51. 【請求項51】 前記薬品が、脳血管疾患を治療するた
    めに標識される請求項35に記載のシステム。
  52. 【請求項52】 前記薬品が、心理的疾患を治療するた
    めに標識される請求項35に記載のシステム。
  53. 【請求項53】 前記心理的疾患が、精神分裂病と、鬱
    病と、活動亢進と、恐怖症と、恐慌発作と、不安症と、
    過食症と、人格障害と、脅迫性障害と、ヒステリーと、
    偏執症とから成る群から選択される請求項52に記載の
    システム。
  54. 【請求項54】 前記薬品が、注意欠陥障害を治療する
    ために標識される請求項35に記載のシステム。
  55. 【請求項55】 前記薬品が、メチルフェニデートであ
    る請求項35に記載のシステム。
  56. 【請求項56】 前記薬品が、アデラルである請求項3
    5に記載のシステム。
  57. 【請求項57】 前記薬品が、リバスチグミンと、ラザ
    ベミドと、フィゾスチグミンと、イデベノンと、プロペ
    ントフィリンと、ガランタミンと、メトリホメートとか
    ら成る群から選択される請求項35に記載のシステム。
  58. 【請求項58】 前記薬品が、新薬適用法による承認に
    従って、市販されることが認可されている請求項35に
    記載のシステム。
  59. 【請求項59】 A) 患者に薬品を投与するステップ
    と、 B) 前記患者に、 a) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、認
    知機能不全試験プロトコルを記憶する試験メモリと、 b) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、前
    記神経学的病理試験プロトコルに対するユーザ応答を受
    取って記憶する応答メモリと、 c) コンピュータ読取可能で、有形な媒体上にあり、ユ
    ーザ応答分析ソフトウェアを記憶する統計メモリとを提
    供するステップとを含む、認知機能不全に対する薬剤の
    作用の監視方法。
  60. 【請求項60】 前記応答メモリが、前記ユーザの結果
    ではない「基線」を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフト
    ウェアは、(i)前記ユーザにおける認知機能不全試験プ
    ロトコル結果と、(ii)前記基線結果と比較する請求項5
    9に記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記応答メモリが、少なくとも2つの
    異なる回で得られた前記ユーザの認知病理試験プロトコ
    ル結果を記憶し、前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、
    前記結果を互いに比較する請求項59に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記データ構造が、少なくとも2つの
    異なる回で得られた、前記ユーザにおける応答を記憶
    し、前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、前記ユーザに
    対して、複数の回における前記ユーザの応答を互いに比
    較することが可能である請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記複数の回が、前記薬品の欠如下に
    おける少なくとも1つの回と、前記薬品の存在下におけ
    る少なくとも1つの回とを含む請求項62に記載の方
    法。
  64. 【請求項64】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、
    高信頼性変動指数を計算する請求項63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記ユーザ応答分析ソフトウェアが、
    さらに、前記患者のための前記薬品の投与量が、変更す
    べきかどうかを示す請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記メモリが、通信装置に通信ができ
    るように接続され、前記ユーザの認知機能不全試験プロ
    トコル応答が、前記通信網を介して通信されてもよい請
    求項63に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記通信網が、実質的にインターネッ
    トから成る請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記通信網が、実質的に無線電話網か
    ら成る請求項66に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記薬品が、焦点性脳高次機能疾患で
    の使用のために標識される請求項63に記載の方法。
  70. 【請求項70】 前記薬品が、全体的散在性大脳疾患で
    の使用のために標識される請求項67に記載の方法。
  71. 【請求項71】 前記全体的散在性大脳疾患が、機械的
    外傷と、クモ膜下出血と、テント上質損傷と、テント下
    損傷と、多重梗塞性痴呆症と、「正常の」圧力を有する
    慢性交通性水頭症と、重度の頭部傷害に関連する痴呆症
    とから成る群から選択される請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 前記全体的散在性大脳疾患が、無酸素
    症と、虚血と、癲癇と、発作後状態と、精神運動性癲癇
    重積持続状態とから成る群から選択される請求項70に
    記載の方法。
  73. 【請求項73】 前記全体的散在性大脳疾患が、中枢神
    経系感染または外因性または内因性毒物により誘発され
    る請求項70に記載の方法。
  74. 【請求項74】 前記全体的散在性大脳疾患が、痴呆症
    である請求項70に記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記痴呆症が、慢性の薬物乱用、アル
    コール過剰消費及び栄養過剰摂取を含む請求項74に記
    載の方法。
  76. 【請求項76】 前記痴呆症が、ハンティングトン舞踏
    病と、麻痺性痴呆と、クロイツフェルト−ヤコブ病と、
    ウィルソン病と、パーキンソン病とから成る群から選択
    される請求項74に記載の方法。
  77. 【請求項77】 前記痴呆症が、多発性硬化症と、筋萎
    縮性側索硬化症と、脱髄性疾患とから成る群から選択さ
    れる請求項74に記載の方法。
  78. 【請求項78】 前記痴呆症が、アルツハイマー初老痴
    呆と、アルツハイマー老年痴呆と、ピック病と、単純性
    すなわち特発性初老痴呆とから成る群から選択される請
    求項74に記載の方法。
  79. 【請求項79】 前記薬品が、発作疾患を治療するため
    に標識される請求項64に記載の方法。
  80. 【請求項80】 前記薬品が、脳血管疾患を治療するた
    めに標識される請求項64に記載の方法。
  81. 【請求項81】 前記薬品が、心理的疾患を治療するた
    めに標識される請求項64に記載の方法。
  82. 【請求項82】 前記心理的疾患が、精神分裂病と、鬱
    病と、活動亢進と、恐怖症と、恐慌発作と、不安症と、
    過食症と、人格障害と、脅迫性障害と、ヒステリーと、
    偏執症とから成る群から選択される請求項81に記載の
    方法。
  83. 【請求項83】 前記薬品が、注意欠陥障害を治療する
    ために標識される請求項64に記載の方法。
  84. 【請求項84】 前記薬品が、メチルフェニデートであ
    る請求項64に記載の方法。
  85. 【請求項85】前記薬品が、アデラルである請求項64
    に記載の方法。
  86. 【請求項86】 前記薬品が、リバスチグミン、ラザベ
    ミド、フィゾスチグミン、イデベノン、プロペントフィ
    リン、ガランタミン及びメトリホメートから成る群から
    選択される請求項64に記載の方法。
  87. 【請求項87】 前記薬品が、新薬適用法による承認に
    従って、市販されることが認可されている請求項64に
    記載の方法。
  88. 【請求項88】 請求項59から請求項87のうちのい
    ずれかの請求項に記載の方法を使用して行われる臨床研
    究を含む製造方法による製品。
  89. 【請求項89】 コンピュータが、請求項59から請求
    項87のうちのいずれかの請求項に記載の方法のステッ
    プBを実行させるためのプログラム命令を含むコンピュ
    ータプログラム。
  90. 【請求項90】 記録媒体上で実施される請求項89に
    記載のコンピュータプログラム。
  91. 【請求項91】 コンピュータメモリに記憶されている
    請求項89に記載のコンピュータプログラム。
  92. 【請求項92】 読み取り専用メモリで実施されている
    請求項89に記載のコンピュータプログラム。
  93. 【請求項93】 電気的搬送信号上で搬送される請求項
    89に記載のコンピュータプログラム。
  94. 【請求項94】 ユーザ応答分析ソフトウェアが、請求
    項89から請求項93のうちのいずれかの請求項に記載
    のコンピュータプログラムを含む、請求項1から請求項
    29のうちのいずれかの請求項に記載の薬品または請求
    項30から請求項58のうちのいずれかの請求項に記載
    のシステム。
JP2001024686A 2000-01-31 2001-01-31 薬剤学的認知障害の測定 Pending JP2001344339A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49447600A 2000-01-31 2000-01-31
US09/494476 2000-01-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001344339A true JP2001344339A (ja) 2001-12-14

Family

ID=23964646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024686A Pending JP2001344339A (ja) 2000-01-31 2001-01-31 薬剤学的認知障害の測定

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP1122678A2 (ja)
JP (1) JP2001344339A (ja)
KR (1) KR20030040195A (ja)
AU (1) AU2971701A (ja)
CA (1) CA2398641A1 (ja)
IL (1) IL150916A0 (ja)
WO (1) WO2001054650A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7837472B1 (en) 2001-12-27 2010-11-23 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Neurocognitive and psychomotor performance assessment and rehabilitation system
US8927546B2 (en) 2006-02-28 2015-01-06 Dart Neuroscience (Cayman) Ltd. Therapeutic piperazines
US9451916B2 (en) 2011-08-02 2016-09-27 Sway Medical Llc System and method for assessing postural sway and human motion
CA2959151A1 (en) * 2013-08-23 2015-02-26 Transparency Life Science, Llc Systems and methods for pre-qualifying clinical trial populations

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5913310A (en) * 1994-05-23 1999-06-22 Health Hero Network, Inc. Method for diagnosis and treatment of psychological and emotional disorders using a microprocessor-based video game
US5762953A (en) * 1996-08-22 1998-06-09 Theratech, Inc. Transdermal propentofylline compositions for the treatment of Alzheimers disease

Also Published As

Publication number Publication date
CA2398641A1 (en) 2001-08-02
AU2971701A (en) 2001-08-07
WO2001054650B1 (en) 2004-03-04
WO2001054650A3 (en) 2002-11-28
KR20030040195A (ko) 2003-05-22
IL150916A0 (en) 2003-02-12
WO2001054650A2 (en) 2001-08-02
EP1122678A2 (en) 2001-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Feys et al. The Nine-Hole Peg Test as a manual dexterity performance measure for multiple sclerosis
AU2018232920B2 (en) Systems and methods to assess cognitive function
KR102477327B1 (ko) 인지 능력 측정을 위한 프로세서 구현 시스템 및 방법
US6964638B2 (en) Measuring cognitive impairment
JP2002163361A (ja) 神経学的病理診断装置及び方法
Maseda et al. Multisensory stimulation on mood, behavior, and biomedical parameters in people with dementia: Is it more effective than conventional one-to-one stimulation?
Shafiq-Antonacci et al. Spectrum of saccade system function in Alzheimer disease
Wall et al. Long-and short-term variability of automated perimetry results in patients with optic neuritis and healthy subjects
US20110236864A1 (en) Memory test for alzheimer&#39;s disease
Chiaravalloti et al. An RCT to treat learning impairment in traumatic brain injury: the TBI-MEM trial
WO2009114795A2 (en) Non-natural pattern identification for cognitive assessment
Krooupa et al. Identification and evaluation of observational measures for the assessment and/or monitoring of level of consciousness in adult palliative care patients: A systematic review for I-CAN-CARE
Paragas Jr et al. Effects of message‐framed informational videos on diabetes management knowledge and self‐efficacy
Huang et al. Validity of a novel touch screen tablet-based assessment for mild cognitive impairment and probable AD in older adults
Raymond et al. Choosing a vibratory test to pair with Semmes Weinstein monofilament testing for evaluating lower extremity sensation in patients with diabetes: a comparison of three vibratory methodologies
JP2002078699A (ja) 神経毒性要素への偶発的または意図的曝露に起因する認知障害の測定
Mohammed et al. Association of performance on dichotic auditory tests with risk for incident dementia and Alzheimer dementia
Fisk et al. Exclusion failure does not demonstrate unconscious perception II: Evidence from a forced-choice exclusion task
Doppelbauer et al. Long-term stability of short-term intensive language–action therapy in chronic aphasia: A 1–2 year follow-up study
Ringer et al. Investigating visual crowding of objects in complex real-world scenes
JP2001344339A (ja) 薬剤学的認知障害の測定
Jørgensen et al. Coping with breathlessness among people with COPD: Distinct physiological and behavioural indicators
Chatterjee et al. Evaluating age-related variations of gaze behavior for a novel digitized-digit symbol substitution test
Hossain et al. When does an easy task become hard? A systematic review of human task-evoked pupillary dynamics versus cognitive efforts
Kosovicheva et al. What color was it? A psychophysical paradigm for tracking subjective progress in continuous tasks