JP2001344155A - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP2001344155A
JP2001344155A JP2000205896A JP2000205896A JP2001344155A JP 2001344155 A JP2001344155 A JP 2001344155A JP 2000205896 A JP2000205896 A JP 2000205896A JP 2000205896 A JP2000205896 A JP 2000205896A JP 2001344155 A JP2001344155 A JP 2001344155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の存在を世界的に通用する時刻をもって
証明可能な情報管理装置を提供すること等。 【解決手段】 情報の記憶手段14と、情報発信者20
が登録を申請した情報に原子時計12による登録時刻を
関連付けて記憶手段14に格納する処理手段13と、情
報利用者30の属性を記録した利用者データベースとを
備えている。処理手段13は、情報の登録申請を受け付
ける際に当該情報発信者20が意図する情報の利用制限
を受け付け、登録申請された登録情報と関連付けて記憶
手段14に格納する。情報利用者30から登録情報の取
得が要求されると、この情報利用者の属性を利用者デー
タベースから検索すると共に、登録情報の利用制限を記
憶手段14から検索し、情報利用者30の属性が登録情
報の利用制限を満たすことを条件に、登録情報を情報利
用者30に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理装置に係
り、特に、情報発信者が創造したあらゆる情報を登録
し、その情報を原始時計による登録時刻と共に管理する
情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を登録し、登録先からの証明を得る
手段として、特許庁への知的所有権の登録や文化庁への
著作権の登録がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、行政の
登録による強力な保護までを得られなくとも、リアルタ
イムかつ簡易で安価に情報を登録し、登録先からの証明
を得たい場合がある。特に、その情報が登録の時点で既
に存在したという事実の証明を得たい場合がある。ま
た、その時刻の証明も世界的に通用する証明として得た
い場合がある。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、情報の存在を世界的
に通用する時刻をもって証明可能な情報管理装置を提供
することを目的とする。また、登録した情報を第三者に
利用させることを目的とする。また、情報発信者の意図
によって情報の利用を制限できるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、情
報の記憶手段と、情報発信者が登録を申請した情報に原
始時計による登録時刻を関連付けて前記記憶手段に格納
する処理手段と、情報利用者の属性を記録した利用者デ
ータベースとを備えている。そして、前記処理手段は、
前記情報発信者から情報の登録申請を受け付ける際に当
該情報発信者が意図する情報の利用制限を受け付け、こ
の利用制限と前記登録申請された登録情報とを関連付け
て前記記憶手段に格納する。また、情報利用者から所定
の登録情報の取得が要求されると、この情報利用者の利
用者属性を前記利用者データベースから検索すると共
に、当該情報利用者が取得を要求した登録情報の利用制
限を前記記憶手段から検索し、検索された情報利用者の
属性が登録情報の利用制限を満たすことを条件に、当該
登録情報を前記情報利用者に提供する。
【0006】また、前記記憶手段に前記情報発信者の認
証情報を登録し、前記処理手段は、情報発信者から前記
利用制限の変更要求を受け付けると、前記情報発信者に
認証情報の入力を要求し、入力された認証情報を前記記
憶手段に照会し情報発信者を認証し、また当該情報発信
者に、利用制限を変更したい登録情報を選択させると共
に、選択した登録情報について変更後の利用制限を入力
させ、情報発信者によって選択された登録情報が本人所
有の情報であることを確認し、本人所有の登録情報であ
れば、その登録情報についての現在の利用制限を、新た
に入力された利用制限によって更新するようにしてもよ
い。
【0007】また、前記利用制限として登録情報の公開
の可否が設定され、前記処理手段は、前記公開の可否が
「否」に設定されている登録情報を情報利用者に公開し
ないようにしてもよい。
【0008】また、前記処理手段は、前記登録情報の記
録容量、記録期間又は属性(登録情報の種類)の少なく
とも一つに応じて前記情報発信者に情報登録料を課金す
るようにしてもよい。
【0009】また、前記利用制限として登録情報の利用
に対する情報利用者への課金額が当該登録情報ごとに設
定され、前記処理手段は、前記登録情報を取得した情報
利用者に対し前記登録情報ごとに設定された課金額を課
金するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0011】図1は、本願の情報管理装置を含む情報登
録利用システムの構成図である。発明者は、このシステ
ムを「Time−Permission−Syste
m」と名付けた。
【0012】システムは、主に、情報管理装置10、情
報発信者端末(情報発信者)20、及び情報利用者端末
30を通信ネットワーク40に接続することによって構
成されている。ここで、情報発信者20の数は実際には
複数存在する。また、情報利用者30も実際には複数存
在する。情報発信者端末20、情報利用者端末30、そ
して、後述する複製利用者端末50及び不正利用者端末
60は、いずれもデータ通信が可能なパーソナルコンピ
ュータを想定する。ただし、携帯端末、携帯電話機、双
方向データ通信が可能なテレビ、ゲーム機等でもよい。
また、本実施形態において通信ネットワーク40は、イ
ンターネットを想定するが、これに限らない。
【0013】一方、情報管理装置10は、通信ネットワ
ーク40と連絡する通信手段11、原始時計12、情報
発信者20から登録を申請された情報に原始時計12の
登録時刻(登録年月日を含む、以下同じ)を付与して登
録する処理手段13、登録情報を記憶する記憶手段1
4、及び登録する情報をオフラインで入力可能な入力手
段15を備えている。
【0014】このうち、通信手段11は、アナログモデ
ム、ターミナルアダプタ、ケーブルモデム、ルータ、ゲ
ートウェイ等である。
【0015】また、原始時計12は処理手段13に対し
てローカルに接続されたセシウム原始時計であるが、こ
れにかかわらず、通信ネットワーク40を介して遠隔地
にあるNTP(Network−Time−Proto
col)サーバから標準原始時刻を取得するようにして
もよいし、GPS(Grobal−Positioni
ng−System)から世界協定時を取得することも
可能である。
【0016】また、処理手段13はCPUを備え、プロ
グラム処理により各種の処理を実行する。処理手段13
は、単一のコンピュータで構成されている必要はなく、
LANやWANで接続された複数のコンピュータの分散
処理により実現されてもよい。ここで、原始時計12や
通信手段11とCPUとの間のインターフェースは図示
を省略する。また、処理手段13が実行する各種の処理
は後述する。
【0017】また、記憶手段14は、RAM、ROM、
HDD等のコンピュータ読取可能な記録媒体を含んでお
り、その中には、情報の利用先において情報の利用状態
を管理する管理プログラム141、登録された情報を管
理するデータベース(情報D/B)、情報の登録を申請
する情報発信者を管理するデータベース(発信者D/
B)、及び情報を利用する情報利用者を管理するデータ
ベース(利用者D/B)が格納されている。
【0018】このうち、情報D/Bには、登録される情
報毎に固有の情報登録番号、その情報の登録申請を行っ
た情報発信者の発信者ID、その情報が登録された登録
時刻、登録された情報(その情報のタイトル及びサマリ
ーを含む)、その情報の利用制限(利用者の地域的制
限、年齢制限、性別制限、利用に対する課金額、公開の
可否、利用先におけるファイルの移動可能回数・期限、
利用先におけるファイルの複製可能回数・期限等)、そ
の情報に対する第三者の作品評価、その情報の登録希望
期間、及びその情報の記録容量が、各登録情報ごとに管
理されている。
【0019】また、発信者D/Bには、情報発信者の個
人情報(国籍、住所、氏名、連絡先、IPアドレス、電
子メールアドレス、クレジットカード番号、振込口座
等)、情報発信者ごとに固有の発信者ID、発信者ID
に対応した発信者パスワード、情報発信者に情報利用料
として支払われる発信者別支払い額、及び情報発信者に
情報登録料として請求される発信者別課金が、各情報発
信者ごとに管理されている。
【0020】また、利用者D/Bには、利用者の属性
(国籍、住所、氏名、年齢、性別、連絡先、IPアドレ
ス、クレジットカード番号等)、各利用者に固有の利用
者ID、利用者IDに対応した利用者パスワード、情報
の利用料としての課金額、情報の利用履歴(利用日時、
利用した情報の内容又は利用した情報の情報登録番号
等)が、各情報利用者ごとに管理されている。
【0021】また、入力手段15は、登録する情報のデ
ータを処理手段13に入力可能な、記録媒体の読取装置
やスキャナ等である。
【0022】次に、本実施形態による情報登録利用シス
テムの機能を説明する。
【0023】まず、情報発信者20は、情報管理装置1
0に対して自らが創造した情報の登録申請を行う。登録
申請は、登録したい情報を情報管理機関にオフラインで
送付し、当該情報管理機関の担当者が送付された情報を
入力手段15から入力してもよいし、情報発信者端末2
0からオンラインで情報管理装置10に送付してもよ
い。登録申請にあたって、情報発信者は、少なくとも、
登録したい情報、情報発信者の発信者ID又は個人情
報、その情報の利用制限、その情報の登録希望期間を指
定する。ここで、情報発信者に関する情報は、情報管理
装置10の発信者D/Bに予め登録されている。
【0024】情報登録処理131は、入力手段15又は
通信手段11から登録申請を受け付ける。登録申請が通
信手段11を介して行われる場合、情報登録処理131
は、情報発信者20に発信者IDと発信者パスワードの
入力を求め、入力された発信者ID及び発信者パスワー
ドが発信者D/Bに登録されていれば、その情報発信者
からの登録申請を受理する。また、情報登録処理131
は、登録を申請された情報に、固有の情報登録番号、そ
の情報発信者の発信者ID、原始時計12から得られた
現在の登録時刻、情報発信者が今回指定した情報の利用
制限、情報発信者が今回指定した情報の登録希望期間、
登録を申請された情報の記録容量及び発信端末のIPア
ドレスを相互に関連付けて情報D/Bに登録する。ま
た、情報登録処理131は、登録された情報の記録容量
に応じた従量課金額又はある一定期間内の定量課金額
を、当該情報が登録されている間、発信者D/Bの該当
する情報発信者に、課金する。当該課金は、登録情報の
記録容量、記録期間及び属性(登録情報の種類)に応じ
て行われる。この場合、登録情報の記録容量、記録期間
及び属性(登録情報の種類)に応じた課金を料金テーブ
ルに予め定め、当該料金テーブルを参照して課金額を決
定することができる。また、情報登録処理131は、情
報D/Bに登録されている情報ごとに指定された登録希
望期間を定期的に監視し、登録希望期間を経過した登録
情報を発見すると、その登録情報の登録を情報D/Bか
ら削除する。
【0025】続いて、登録証発行処理132が作動し、
今登録した情報についての登録証を情報発信者に対し発
行する。登録証には、少なくとも、情報発信者の発信者
ID又は当該発信者の個人情報、登録情報を識別可能な
情報(情報登録番号等)、及び登録時刻、IPアドレス
を明記する。
【0026】また、登録証発行処理132は、暗号化処
理133及びカギ生成処理134を起動し、登録証の暗
号化(電子署名)と、その暗号化を解くためのカギ(電
子証明書)の生成とを実行する。カギ生成処理134
は、登録した情報に関する固有の情報(例えば、情報登
録番号等)、情報管理装置10が持つ固有の情報(ハー
ドウェアスイッチにより設定されたサーバID等)、情
報発信者の発信者ID又は当該発信者の個人情報の組合
せを用いて暗号化を解くカギの生成を行う。
【0027】登録証発行処理132は、暗号化処理13
3によって暗号化の施された登録証と、カギ生成処理1
34によって生成された暗号化を解くカギとを通信ネッ
トワーク40を介して情報発信者端末20に送付する。
この送付は、電子メールを利用して情報発信者のメール
アドレス宛てに行うこともできる。以降、登録証は、こ
れに添付されたカギによって暗号化が解けるという事実
により、情報管理装置10が発行した真正なものである
ことが認証される。
【0028】その後、情報利用者端末30から登録情報
のサマリー閲覧の要求があると、情報公開処理135が
作動する。情報公開処理135は、情報利用者からサマ
リーの閲覧が要求されると、まず、情報利用者に利用者
ID及び利用者パスワードの入力を求め、入力された利
用者ID及び利用者パスワードを利用者D/Bに照合す
る。この結果、登録済みの情報利用者であれば、情報公
開処理135は、情報D/Bに登録されている各情報の
内容を示すサマリーと、各情報の利用制限とを情報D/
Bから読み出し、各登録情報のサマリー及び利用制限の
リストを作成し、情報利用者端末30に送信する。この
際、情報公開処理135は、利用制限として公開可否が
「否」に設定されている登録情報を、公開するリストに
含めない。従って、公開可否が「否」に設定された登録
情報の存在は、情報利用者に明かされない。この場合、
情報D/Bは、情報発信者のための情報の倉庫としての
み機能する。
【0029】情報利用者20は、登録情報のサマリーと
利用制限を確認し、取得を望む情報のダウンロードを情
報管理装置10に要求する。このダウンロード要求が通
信ネットワーク40を通じて処理手段13に到着する
と、利用可否判定処理136が作動する。利用可否判定
処理136は、ダウンロードを要求した情報利用者の利
用者IDに基づいて利用者D/Bを検索し、その情報利
用者の利用者属性を取得する。そして、当該利用者属性
と、ダウンロードの要求された登録情報の利用制限とを
比較し、その情報利用者が利用制限を満たしていれば、
情報提供処理137を作動させる。情報提供処理137
は、情報利用者からダウンロードを要求された登録情報
を情報D/Bから読み出し、読み出した登録情報のファ
イルに管理プログラム141を付加する。また、読み出
した登録情報のファイルに当該登録情報の利用制限の情
報(利用先でのファイル移動可能回数・期限、利用先で
のファイル複製可能回数・期限等)を付加する。そし
て、当該情報利用者の端末30に向けて登録情報及び付
加情報を送信する。この際、情報提供処理137は、ダ
ウンロードした情報について情報発信者が設定した情報
利用料(課金額)を情報D/Bから読み出し、利用者D
/Bの該当する利用者の課金額に加算する。また、当該
利用者のダウンロードした登録情報の識別情報(情報登
録番号等)を利用者D/Bの該当する利用者の利用履歴
に追加する。
【0030】また、情報利用者は、ダウンロードして利
用した情報・作品に対する評価を情報管理装置10に入
力することができるようになっている。処理手段13
は、情報利用者端末30から入力された登録情報に対す
る評価(作品評価)受信すると、作品評価処理138を
作動する。作品評価処理138は、情報利用者から受信
した作品評価を、該当する登録情報に関連付けて情報D
/Bに格納する。また、作品評価処理138は、情報発
信者20から作品評価閲覧要求を受け付けると、その情
報発信者の登録情報に対する作品評価を情報D/Bから
読み出し、その情報発信者の端末20に送信する。
【0031】また、情報発信者は、情報D/Bに登録さ
れた自己の情報の利用制限を何時でも変更することがで
きる。情報発信者20が処理手段13に対し利用制限変
更要求を入力すると、利用制限変更処理139が作動す
る。利用制限変更処理139は、情報発信者20に発信
者ID及び発信者パスワードの入力を要求し、入力され
た発信者ID及び発信者パスワードを発信者D/Bに照
会し、情報発信者の認証を行う。また、利用制限変更処
理139は、情報発信者20に、利用制限を変更したい
登録情報を選択させると共に、選択した登録情報につい
て変更後の利用制限を入力させる。利用制限変更処理1
39は、情報発信者によって選択された登録情報が本人
の情報であることを確認し、本人の登録情報であれば、
その登録情報についての現在の利用制限を、新たに指定
された利用制限によって更新する。その後の登録情報の
利用については新しい利用制限が適用される。
【0032】次に、情報利用者端末30にダウンロード
された登録情報の利用について説明する。情報利用者端
末30において、情報利用者が、ダウンロードした情報
ファイルのファイルシステム上での移動や複製を行おう
とすると、当該情報ファイルに付加された管理プログラ
ムが作動し、当該登録情報に付加された利用制限(移動
可能回数・期限、複製可能回数・期限等)をチェックす
るようになっている。情報利用者が行おうとした情報フ
ァイルの移動又は複製が可能回数以内であれば、管理プ
ログラムは、当該情報ファイルの移動又は複製を許可
し、移動可能回数又は複製可能回数から1回分を減算す
る。一方、情報利用者が行おうとした情報ファイルの移
動又は複製の可能回数が0になった後は、管理プログラ
ムが当該情報ファイルの移動又は複製を禁止する。情報
ファイルの複製物は、複製利用者50に配布し利用させ
ることも可能である。ただし、情報ファイルが複製され
る場合、管理プログラムが当該複製ファイルに管理プロ
グラム自身の複製と利用制限の複製とを付加するように
なっており、複製利用者の端末50の内部でも引き続き
管理プログラムによって利用制限の監視が行われるよう
になっている。
【0033】また、不正利用者60が情報ファイルの移
動可能回数又は複製可能回数を超えて当該ファイルの移
動又は複製を行おうとした場合、不正利用者端末60に
格納された管理プログラムは、通信ネットワーク40に
自動発信し、情報管理装置10に自動接続し、当該情報
管理装置10に、不正利用が試みられた情報ファイルの
識別情報(例えば情報登録番号)等を通報する。この通
報を受けた処理手段13は、不正使用警告処理140を
作動する。不正使用警告処理140は、通報された情報
ファイルの情報登録番号等に基づいてその登録情報を所
有する情報発信者を情報D/Bから検索し、当該情報発
信者の端末20に不正利用が試みられたことを通報す
る。情報発信者への通報は、例えば電子メールで行われ
る。
【0034】また、処理手段13は、一定期間ごと又は
都度、情報利用者への課金の請求と、情報発信者への情
報利用料の支払い及び情報登録料の請求を行う。そし
て、利用者D/Bに記録された各利用者への課金、並び
に発信者D/Bに記録された発信者別支払い及び発信者
別課金をリセットする。情報利用者に請求する情報利用
料は、利用者D/Bに登録された各情報利用者のクレジ
ットカード、デビットカード、キャッシュカード、プリ
ペイドカード、電子マネーなど発信者が指定する決済手
段にて決済するように決済機関に依頼する。情報発信者
への請求は、発信者D/Bに登録された発信者のクレジ
ットカード宛てに行い、また、情報発信者への支払い
は、発信者D/Bに登録された発信者の振込口座や発信
者が指定する決済手段にて決済するよう、決済機関に依
頼する。
【0035】以上説明した本実施形態によれば、情報発
信者の申請した情報に原始時計の登録時刻を関連付けて
管理するので、世界的に通用する登録時刻の証明を得る
ことができ、情報管理装置に登録された情報が確かにそ
の時刻にそこに存在したという証明を得ることができ
る。
【0036】また、情報の登録希望期間を指定できるの
で、情報発信者は、必要な期間だけ登録を行うことがで
き、不必要に情報登録料を徴収される事態を回避でき
る。
【0037】また、情報の登録期間が過ぎると登録情報
が削除されるので、情報管理装置の記憶領域を有効活用
できる。
【0038】また、登録証は暗号化し、その暗号を解く
固有のカギを生成するので、登録証の発行元が確かに本
システムの情報管理装置であることを認証できる。
【0039】また、登録情報を第三者に公開し利用させ
ることができ、第三者は有益な情報を利用できると共
に、情報発信者は収益を上げることができる。
【0040】また、情報発信者が公開の可否を設定でき
るので、公開を希望しない情報を秘密にすることがで
き、情報発信者の倉庫として利用することもできる。
【0041】また、情報利用者に登録情報を利用させる
前に、その利用者が情報発信者の意図する属性の利用者
であるか否かを判断し、情報発信者の意図する属性の利
用者でない場合は登録情報の利用を制限するので、情報
発信者の意図する利用者だけに登録情報を利用させるこ
とができる。
【0042】また、登録情報を利用者に提供する際には
管理プログラムを付加し、この管理プログラムが情報の
利用先においてもファイルの移動回数・期限や複製回数
・期限を監視するので、登録情報が利用者の手に渡った
後も情報発信者の意図する範囲内で登録情報ファイルを
利用させることができる。
【0043】また、情報の利用者や登録された情報に関
する有識者、評論家などからその情報(作品)の評価を
得られるので、情報発信者は今後の情報創造にその評価
を生かすことができる。
【0044】また、情報発信者は、何時でも情報の利用
制限を変更できるので、時々の情報発信者の意思を速や
かに反映させて登録情報の利用をさせることができる。
【0045】また、ダウンロード後の情報ファイルに対
し不正利用が試みられた場合、その事実が速やかに情報
発信者に通報されるので、情報発信者は不正利用行為に
対し迅速な対応を検討することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、リアルタイムかつ簡易
で安価に情報の登録を行うことができ、原始時計の登録
時刻により世界的に共通する登録時刻の証明を得ること
が可能であり、その登録時刻からその情報が確かに情報
発信者によって登録され存在している、ということの証
明を得ることができる。また、登録情報を情報発信者の
意図に沿って利用させることができ、かつ、情報発信者
が収益を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報登録利用システムの構成
図である。
【符号の説明】
10 情報管理装置 11 通信手段 12 原始時計 13 処理手段 14 記憶手段 15 入力手段 131 情報登録処理 132 登録証発行処理 133 暗号化処理 134 カギ生成処理 135 情報公開処理 136 利用可否判定処理 137 情報提供処理 138 作品評価処理 139 利用制限変更処理 140 不正使用警告処理 141 管理プログラム
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 情報管理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理装置に係
り、特に、情報発信者が創造したあらゆる情報を登録
し、その情報を原子時計による登録時刻と共に管理する
情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を登録し、登録先からの証明を得る
手段として、特許庁への知的所有権の登録や文化庁への
著作権の登録がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、行政の
登録による強力な保護までを得られなくとも、リアルタ
イムかつ簡易で安価に情報を登録し、登録先からの証明
を得たい場合がある。特に、その情報が登録の時点で既
に存在したという事実の証明を得たい場合がある。ま
た、その時刻の証明も世界的に通用する証明として得た
い場合がある。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、情報の存在を世界的
に通用する時刻をもって証明可能な情報管理装置を提供
することを目的とする。また、登録した情報を第三者に
利用させることを目的とする。また、情報発信者の意図
によって情報の利用を制限できるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、情
報の記憶手段と、情報発信者が登録を申請した情報に
時計による登録時刻を関連付けて前記記憶手段に格納
する処理手段と、情報利用者の属性を記録した利用者デ
ータベースとを備えている。そして、前記処理手段は、
前記情報発信者から情報の登録申請を受け付ける際に当
該情報発信者が意図する情報の利用制限を受け付け、こ
の利用制限と前記登録申請された登録情報とを関連付け
て前記記憶手段に格納する。また、情報利用者から所定
の登録情報の取得が要求されると、この情報利用者の利
用者属性を前記利用者データベースから検索すると共
に、当該情報利用者が取得を要求した登録情報の利用制
限を前記記憶手段から検索し、検索された情報利用者の
属性が登録情報の利用制限を満たすことを条件に、当該
登録情報を前記情報利用者に提供する。
【0006】また、前記記憶手段に前記情報発信者の認
証情報を登録し、前記処理手段は、情報発信者から前記
利用制限の変更要求を受け付けると、前記情報発信者に
認証情報の入力を要求し、入力された認証情報を前記記
憶手段に照会し情報発信者を認証し、また当該情報発信
者に、利用制限を変更したい登録情報を選択させると共
に、選択した登録情報について変更後の利用制限を入力
させ、情報発信者によって選択された登録情報が本人所
有の情報であることを確認し、本人所有の登録情報であ
れば、その登録情報についての現在の利用制限を、新た
に入力された利用制限によって更新するようにしてもよ
い。
【0007】また、前記利用制限として登録情報の公開
の可否が設定され、前記処理手段は、前記公開の可否が
「否」に設定されている登録情報を情報利用者に公開し
ないようにしてもよい。
【0008】また、前記処理手段は、前記登録情報の記
録容量、記録期間又は属性(登録情報の種類)の少なく
とも一つに応じて前記情報発信者に情報登録料を課金す
るようにしてもよい。
【0009】また、前記利用制限として登録情報の利用
に対する情報利用者への課金額が当該登録情報ごとに設
定され、前記処理手段は、前記登録情報を取得した情報
利用者に対し前記登録情報ごとに設定された課金額を課
金するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0011】図1は、本願の情報管理装置を含む情報登
録利用システムの構成図である。発明者は、このシステ
ムを「Time−Permission−Syste
m」と名付けた。
【0012】システムは、主に、情報管理装置10、情
報発信者端末(情報発信者)20、及び情報利用者端末
30を通信ネットワーク40に接続することによって構
成されている。ここで、情報発信者20の数は実際には
複数存在する。また、情報利用者30も実際には複数存
在する。情報発信者端末20、情報利用者端末30、そ
して、後述する複製利用者端末50及び不正利用者端末
60は、いずれもデータ通信が可能なパーソナルコンピ
ュータを想定する。ただし、携帯端末、携帯電話機、双
方向データ通信が可能なテレビ、ゲーム機等でもよい。
また、本実施形態において通信ネットワーク40は、イ
ンターネットを想定するが、これに限らない。
【0013】一方、情報管理装置10は、通信ネットワ
ーク40と連絡する通信手段11、原子時計12、情報
発信者20から登録を申請された情報に原子時計12の
登録時刻(登録年月日を含む、以下同じ)を付与して登
録する処理手段13、登録情報を記憶する記憶手段1
4、及び登録する情報をオフラインで入力可能な入力手
段15を備えている。
【0014】このうち、通信手段11は、アナログモデ
ム、ターミナルアダプタ、ケーブルモデム、ルータ、ゲ
ートウェイ等である。
【0015】また、原子時計12は処理手段13に対し
てローカルに接続されたセシウム原子時計であるが、こ
れにかかわらず、通信ネットワーク40を介して遠隔地
にあるNTP(Network−Time−Proto
col)サーバから標準原子時刻を取得するようにして
もよいし、GPS(Grobal−Positioni
ng−System)から世界協定時を取得することも
可能である。
【0016】また、処理手段13はCPUを備え、プロ
グラム処理により各種の処理を実行する。処理手段13
は、単一のコンピュータで構成されている必要はなく、
LANやWANで接続された複数のコンピュータの分散
処理により実現されてもよい。ここで、原子時計12や
通信手段11とCPUとの間のインターフェースは図示
を省略する。また、処理手段13が実行する各種の処理
は後述する。
【0017】また、記憶手段14は、RAM、ROM、
HDD等のコンピュータ読取可能な記録媒体を含んでお
り、その中には、情報の利用先において情報の利用状態
を管理する管理プログラム141、登録された情報を管
理するデータベース(情報D/B)、情報の登録を申請
する情報発信者を管理するデータベース(発信者D/
B)、及び情報を利用する情報利用者を管理するデータ
ベース(利用者D/B)が格納されている。
【0018】このうち、情報D/Bには、登録される情
報毎に固有の情報登録番号、その情報の登録申請を行っ
た情報発信者の発信者ID、その情報が登録された登録
時刻、登録された情報(その情報のタイトル及びサマリ
ーを含む)、その情報の利用制限(利用者の地域的制
限、年齢制限、性別制限、利用に対する課金額、公開の
可否、利用先におけるファイルの移動可能回数・期限、
利用先におけるファイルの複製可能回数・期限等)、そ
の情報に対する第三者の作品評価、その情報の登録希望
期間、及びその情報の記録容量が、各登録情報ごとに管
理されている。
【0019】また、発信者D/Bには、情報発信者の個
人情報(国籍、住所、氏名、連絡先、IPアドレス、電
子メールアドレス、クレジットカード番号、振込口座
等)、情報発信者ごとに固有の発信者ID、発信者ID
に対応した発信者パスワード、情報発信者に情報利用料
として支払われる発信者別支払い額、及び情報発信者に
情報登録料として請求される発信者別課金が、各情報発
信者ごとに管理されている。
【0020】また、利用者D/Bには、利用者の属性
(国籍、住所、氏名、年齢、性別、連絡先、IPアドレ
ス、クレジットカード番号等)、各利用者に固有の利用
者ID、利用者IDに対応した利用者パスワード、情報
の利用料としての課金額、情報の利用履歴(利用日時、
利用した情報の内容又は利用した情報の情報登録番号
等)が、各情報利用者ごとに管理されている。
【0021】また、入力手段15は、登録する情報のデ
ータを処理手段13に入力可能な、記録媒体の読取装置
やスキャナ等である。
【0022】次に、本実施形態による情報登録利用シス
テムの機能を説明する。
【0023】まず、情報発信者20は、情報管理装置1
0に対して自らが創造した情報の登録申請を行う。登録
申請は、登録したい情報を情報管理機関にオフラインで
送付し、当該情報管理機関の担当者が送付された情報を
入力手段15から入力してもよいし、情報発信者端末2
0からオンラインで情報管理装置10に送付してもよ
い。登録申請にあたって、情報発信者は、少なくとも、
登録したい情報、情報発信者の発信者ID又は個人情
報、その情報の利用制限、その情報の登録希望期間を指
定する。ここで、情報発信者に関する情報は、情報管理
装置10の発信者D/Bに予め登録されている。
【0024】情報登録処理131は、入力手段15又は
通信手段11から登録申請を受け付ける。登録申請が通
信手段11を介して行われる場合、情報登録処理131
は、情報発信者20に発信者IDと発信者パスワードの
入力を求め、入力された発信者ID及び発信者パスワー
ドが発信者D/Bに登録されていれば、その情報発信者
からの登録申請を受理する。また、情報登録処理131
は、登録を申請された情報に、固有の情報登録番号、そ
の情報発信者の発信者ID、原子時計12から得られた
現在の登録時刻、情報発信者が今回指定した情報の利用
制限、情報発信者が今回指定した情報の登録希望期間、
登録を申請された情報の記録容量及び発信端末のIPア
ドレスを相互に関連付けて情報D/Bに登録する。ま
た、情報登録処理131は、登録された情報の記録容量
に応じた従量課金額又はある一定期間内の定量課金額
を、当該情報が登録されている間、発信者D/Bの該当
する情報発信者に、課金する。当該課金は、登録情報の
記録容量、記録期間及び属性(登録情報の種類)に応じ
て行われる。この場合、登録情報の記録容量、記録期間
及び属性(登録情報の種類)に応じた課金を料金テーブ
ルに予め定め、当該料金テーブルを参照して課金額を決
定することができる。また、情報登録処理131は、情
報D/Bに登録されている情報ごとに指定された登録希
望期間を定期的に監視し、登録希望期間を経過した登録
情報を発見すると、その登録情報の登録を情報D/Bか
ら削除する。
【0025】続いて、登録証発行処理132が作動し、
今登録した情報についての登録証を情報発信者に対し発
行する。登録証には、少なくとも、情報発信者の発信者
ID又は当該発信者の個人情報、登録情報を識別可能な
情報(情報登録番号等)、及び登録時刻、IPアドレス
を明記する。
【0026】また、登録証発行処理132は、暗号化処
理133及びカギ生成処理134を起動し、登録証の暗
号化(電子署名)と、その暗号化を解くためのカギ(電
子証明書)の生成とを実行する。カギ生成処理134
は、登録した情報に関する固有の情報(例えば、情報登
録番号等)、情報管理装置10が持つ固有の情報(ハー
ドウェアスイッチにより設定されたサーバID等)、情
報発信者の発信者ID又は当該発信者の個人情報の組合
せを用いて暗号化を解くカギの生成を行う。
【0027】登録証発行処理132は、暗号化処理13
3によって暗号化の施された登録証と、カギ生成処理1
34によって生成された暗号化を解くカギとを通信ネッ
トワーク40を介して情報発信者端末20に送付する。
この送付は、電子メールを利用して情報発信者のメール
アドレス宛てに行うこともできる。以降、登録証は、こ
れに添付されたカギによって暗号化が解けるという事実
により、情報管理装置10が発行した真正なものである
ことが認証される。
【0028】その後、情報利用者端末30から登録情報
のサマリー閲覧の要求があると、情報公開処理135が
作動する。情報公開処理135は、情報利用者からサマ
リーの閲覧が要求されると、まず、情報利用者に利用者
ID及び利用者パスワードの入力を求め、入力された利
用者ID及び利用者パスワードを利用者D/Bに照合す
る。この結果、登録済みの情報利用者であれば、情報公
開処理135は、情報D/Bに登録されている各情報の
内容を示すサマリーと、各情報の利用制限とを情報D/
Bから読み出し、各登録情報のサマリー及び利用制限の
リストを作成し、情報利用者端末30に送信する。この
際、情報公開処理135は、利用制限として公開可否が
「否」に設定されている登録情報を、公開するリストに
含めない。従って、公開可否が「否」に設定された登録
情報の存在は、情報利用者に明かされない。この場合、
情報D/Bは、情報発信者のための情報の倉庫としての
み機能する。
【0029】情報利用者20は、登録情報のサマリーと
利用制限を確認し、取得を望む情報のダウンロードを情
報管理装置10に要求する。このダウンロード要求が通
信ネットワーク40を通じて処理手段13に到着する
と、利用可否判定処理136が作動する。利用可否判定
処理136は、ダウンロードを要求した情報利用者の利
用者IDに基づいて利用者D/Bを検索し、その情報利
用者の利用者属性を取得する。そして、当該利用者属性
と、ダウンロードの要求された登録情報の利用制限とを
比較し、その情報利用者が利用制限を満たしていれば、
情報提供処理137を作動させる。情報提供処理137
は、情報利用者からダウンロードを要求された登録情報
を情報D/Bから読み出し、読み出した登録情報のファ
イルに管理プログラム141を付加する。また、読み出
した登録情報のファイルに当該登録情報の利用制限の情
報(利用先でのファイル移動可能回数・期限、利用先で
のファイル複製可能回数・期限等)を付加する。そし
て、当該情報利用者の端末30に向けて登録情報及び付
加情報を送信する。この際、情報提供処理137は、ダ
ウンロードした情報について情報発信者が設定した情報
利用料(課金額)を情報D/Bから読み出し、利用者D
/Bの該当する利用者の課金額に加算する。また、当該
利用者のダウンロードした登録情報の識別情報(情報登
録番号等)を利用者D/Bの該当する利用者の利用履歴
に追加する。
【0030】また、情報利用者は、ダウンロードして利
用した情報・作品に対する評価を情報管理装置10に入
力することができるようになっている。処理手段13
は、情報利用者端末30から入力された登録情報に対す
る評価(作品評価)受信すると、作品評価処理138を
作動する。作品評価処理138は、情報利用者から受信
した作品評価を、該当する登録情報に関連付けて情報D
/Bに格納する。また、作品評価処理138は、情報発
信者20から作品評価閲覧要求を受け付けると、その情
報発信者の登録情報に対する作品評価を情報D/Bから
読み出し、その情報発信者の端末20に送信する。
【0031】また、情報発信者は、情報D/Bに登録さ
れた自己の情報の利用制限を何時でも変更することがで
きる。情報発信者20が処理手段13に対し利用制限変
更要求を入力すると、利用制限変更処理139が作動す
る。利用制限変更処理139は、情報発信者20に発信
者ID及び発信者パスワードの入力を要求し、入力され
た発信者ID及び発信者パスワードを発信者D/Bに照
会し、情報発信者の認証を行う。また、利用制限変更処
理139は、情報発信者20に、利用制限を変更したい
登録情報を選択させると共に、選択した登録情報につい
て変更後の利用制限を入力させる。利用制限変更処理1
39は、情報発信者によって選択された登録情報が本人
の情報であることを確認し、本人の登録情報であれば、
その登録情報についての現在の利用制限を、新たに指定
された利用制限によって更新する。その後の登録情報の
利用については新しい利用制限が適用される。
【0032】次に、情報利用者端末30にダウンロード
された登録情報の利用について説明する。情報利用者端
末30において、情報利用者が、ダウンロードした情報
ファイルのファイルシステム上での移動や複製を行おう
とすると、当該情報ファイルに付加された管理プログラ
ムが作動し、当該登録情報に付加された利用制限(移動
可能回数・期限、複製可能回数・期限等)をチェックす
るようになっている。情報利用者が行おうとした情報フ
ァイルの移動又は複製が可能回数以内であれば、管理プ
ログラムは、当該情報ファイルの移動又は複製を許可
し、移動可能回数又は複製可能回数から1回分を減算す
る。一方、情報利用者が行おうとした情報ファイルの移
動又は複製の可能回数が0になった後は、管理プログラ
ムが当該情報ファイルの移動又は複製を禁止する。情報
ファイルの複製物は、複製利用者50に配布し利用させ
ることも可能である。ただし、情報ファイルが複製され
る場合、管理プログラムが当該複製ファイルに管理プロ
グラム自身の複製と利用制限の複製とを付加するように
なっており、複製利用者の端末50の内部でも引き続き
管理プログラムによって利用制限の監視が行われるよう
になっている。
【0033】また、不正利用者60が情報ファイルの移
動可能回数又は複製可能回数を超えて当該ファイルの移
動又は複製を行おうとした場合、不正利用者端末60に
格納された管理プログラムは、通信ネットワーク40に
自動発信し、情報管理装置10に自動接続し、当該情報
管理装置10に、不正利用が試みられた情報ファイルの
識別情報(例えば情報登録番号)等を通報する。この通
報を受けた処理手段13は、不正使用警告処理140を
作動する。不正使用警告処理140は、通報された情報
ファイルの情報登録番号等に基づいてその登録情報を所
有する情報発信者を情報D/Bから検索し、当該情報発
信者の端末20に不正利用が試みられたことを通報す
る。情報発信者への通報は、例えば電子メールで行われ
る。
【0034】また、処理手段13は、一定期間ごと又は
都度、情報利用者への課金の請求と、情報発信者への情
報利用料の支払い及び情報登録料の請求を行う。そし
て、利用者D/Bに記録された各利用者への課金、並び
に発信者D/Bに記録された発信者別支払い及び発信者
別課金をリセットする。情報利用者に請求する情報利用
料は、利用者D/Bに登録された各情報利用者のクレジ
ットカード、デビットカード、キャッシュカード、プリ
ペイドカード、電子マネーなど発信者が指定する決済手
段にて決済するように決済機関に依頼する。情報発信者
への請求は、発信者D/Bに登録された発信者のクレジ
ットカード宛てに行い、また、情報発信者への支払い
は、発信者D/Bに登録された発信者の振込口座や発信
者が指定する決済手段にて決済するよう、決済機関に依
頼する。
【0035】以上説明した本実施形態によれば、情報発
信者の申請した情報に原子時計の登録時刻を関連付けて
管理するので、世界的に通用する登録時刻の証明を得る
ことができ、情報管理装置に登録された情報が確かにそ
の時刻にそこに存在したという証明を得ることができ
る。
【0036】また、情報の登録希望期間を指定できるの
で、情報発信者は、必要な期間だけ登録を行うことがで
き、不必要に情報登録料を徴収される事態を回避でき
る。
【0037】また、情報の登録期間が過ぎると登録情報
が削除されるので、情報管理装置の記憶領域を有効活用
できる。
【0038】また、登録証は暗号化し、その暗号を解く
固有のカギを生成するので、登録証の発行元が確かに本
システムの情報管理装置であることを認証できる。
【0039】また、登録情報を第三者に公開し利用させ
ることができ、第三者は有益な情報を利用できると共
に、情報発信者は収益を上げることができる。
【0040】また、情報発信者が公開の可否を設定でき
るので、公開を希望しない情報を秘密にすることがで
き、情報発信者の倉庫として利用することもできる。
【0041】また、情報利用者に登録情報を利用させる
前に、その利用者が情報発信者の意図する属性の利用者
であるか否かを判断し、情報発信者の意図する属性の利
用者でない場合は登録情報の利用を制限するので、情報
発信者の意図する利用者だけに登録情報を利用させるこ
とができる。
【0042】また、登録情報を利用者に提供する際には
管理プログラムを付加し、この管理プログラムが情報の
利用先においてもファイルの移動回数・期限や複製回数
・期限を監視するので、登録情報が利用者の手に渡った
後も情報発信者の意図する範囲内で登録情報ファイルを
利用させることができる。
【0043】また、情報の利用者や登録された情報に関
する有識者、評論家などからその情報(作品)の評価を
得られるので、情報発信者は今後の情報創造にその評価
を生かすことができる。
【0044】また、情報発信者は、何時でも情報の利用
制限を変更できるので、時々の情報発信者の意思を速や
かに反映させて登録情報の利用をさせることができる。
【0045】また、ダウンロード後の情報ファイルに対
し不正利用が試みられた場合、その事実が速やかに情報
発信者に通報されるので、情報発信者は不正利用行為に
対し迅速な対応を検討することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、リアルタイムかつ簡易
で安価に情報の登録を行うことができ、原子時計の登録
時刻により世界的に共通する登録時刻の証明を得ること
が可能であり、その登録時刻からその情報が確かに情報
発信者によって登録され存在している、ということの証
明を得ることができる。また、登録情報を情報発信者の
意図に沿って利用させることができ、かつ、情報発信者
が収益を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報登録利用システムの構成
図である。
【符号の説明】 10 情報管理装置 11 通信手段 12 原子時計 13 処理手段 14 記憶手段 15 入力手段 131 情報登録処理 132 登録証発行処理 133 暗号化処理 134 カギ生成処理 135 情報公開処理 136 利用可否判定処理 137 情報提供処理 138 作品評価処理 139 利用制限変更処理 140 不正使用警告処理 141 管理プログラム
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記憶手段と、情報発信者が登録を
    申請した情報に原始時計による登録時刻を関連付けて前
    記記憶手段に格納する処理手段と、 情報利用者の属性を記録した利用者データベースとを備
    え、 前記処理手段は、 前記情報発信者から情報の登録申請を受け付ける際に当
    該情報発信者が意図する情報の利用制限を受け付け、こ
    の利用制限と前記登録申請された登録情報とを関連付け
    て前記記憶手段に格納し、 情報利用者から所定の登録情報の取得が要求されると、
    この情報利用者の利用者属性を前記利用者データベース
    から検索すると共に、当該情報利用者が取得を要求した
    登録情報の利用制限を前記記憶手段から検索し、検索さ
    れた情報利用者の属性が登録情報の利用制限を満たすこ
    とを条件に、当該登録情報を前記情報利用者に提供す
    る、 ことを特徴とした情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に前記情報発信者の認証情
    報を登録し、 前記処理手段は、情報発信者から前記利用制限の変更要
    求を受け付けると、前記情報発信者に認証情報の入力を
    要求し、入力された認証情報を前記記憶手段に照会し情
    報発信者を認証し、また当該情報発信者に、利用制限を
    変更したい登録情報を選択させると共に、選択した登録
    情報について変更後の利用制限を入力させ、情報発信者
    によって選択された登録情報が本人所有の情報であるこ
    とを確認し、本人所有の登録情報であれば、その登録情
    報についての現在の利用制限を、新たに入力された利用
    制限によって更新する、 ことを特徴とした請求項1記載の情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記利用制限として登録情報の公開の可
    否が設定され、 前記処理手段は、前記公開の可否が「否」に設定されて
    いる登録情報を情報利用者に公開しないことを特徴とし
    た請求項1記載の情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記登録情報の記録容
    量、記録期間又は属性の少なくとも一つに応じて前記情
    報発信者に情報登録料を課金することを特徴とした請求
    項1記載の情報管理装置。
  5. 【請求項5】 前記利用制限として登録情報の利用に対
    する情報利用者への課金額が当該登録情報ごとに設定さ
    れ、 前記処理手段は、前記登録情報を取得した情報利用者に
    対し前記登録情報ごとに設定された課金額を課金するこ
    とを特徴とした請求項1記載の情報管理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177849A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワークカメラシステム

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