JP2001343001A - アタッチメント制御用油圧回路 - Google Patents

アタッチメント制御用油圧回路

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JP2001343001A
JP2001343001A JP2000164623A JP2000164623A JP2001343001A JP 2001343001 A JP2001343001 A JP 2001343001A JP 2000164623 A JP2000164623 A JP 2000164623A JP 2000164623 A JP2000164623 A JP 2000164623A JP 2001343001 A JP2001343001 A JP 2001343001A
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hydraulic pump
hydraulic
spool
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Mitsuhisa Tougasaki
光久 東ヶ▲崎▼
Yoshizumi Nishimura
良純 西村
Yusaku Nozawa
勇作 野沢
Kinya Takahashi
欣也 高橋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と同等の機能を少ない部品点数で実現さ
せることができるアタッチメント制御用油圧回路の提
供。 【解決手段】 油圧ポンプ1,2と、油圧ポンプ1の圧
油で駆動するアクチュエータ3と、アクチュエータ用方
向制御弁4と、油圧ポンプ1から吐出される圧油のタン
ク6への流出を許容する切換位置、タンク6への流出を
阻止する切換位置を有する第1弁手段とを備えた油圧シ
ョベル用油圧回路に付加的に設置されるものであり、油
圧ポンプ2の圧油で駆動するアタッチメント12と、ア
タッチメント用方向制御弁13と、油圧ポンプ1の圧油
を油圧ポンプ2の圧油に合流させてアタッチメント用方
向制御弁13に供給可能にする切換位置、及び供給不能
にする切換位置を有する第2弁手段とを備えたアタッチ
メント制御用油圧回路において、第1弁手段と第2弁手
段とを内蔵する1個の切換弁28を設けた構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械用油圧回路に付加的に設置されるアタッチメン
ト制御用油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の従来のアタッチメント
制御用油圧回路を含む建設機械用油圧回路の要部構成を
示す回路図である。
【0003】この図6に示す油圧回路は、例えば油圧シ
ョベルに備えられるもので、この油圧ショベルは、必要
時にバケットに代えて破砕機、コンクリート圧砕機等の
アタッチメントが装着されるようになっている。
【0004】同図6に示す油圧回路は、第1油圧ポンプ
1及び第2油圧ポンプ2と、第1油圧ポンプ1から吐出
される圧油によって駆動するアクチュエータ3と、第1
油圧ポンプ1から主管路15を介してアクチュエータ3
に供給される圧油の流れを制御するアクチュエータ用方
向制御弁4と、このアクチュエータ用方向制御弁4を切
換操作するアクチュエータ用操作装置5と、第1油圧ポ
ンプ1から吐出される圧油のタンク6への流出を許容す
る切換位置、及び上述の圧油のタンク6への流出を阻止
する切換位置を有する第1弁手段、すなわち主管路15
から分岐した分岐管路7に設けられる第1切換弁8と、
アクチュエータ用操作装置5の操作に伴って出力される
パイロット圧を取り出すシャトル弁9と、このシャトル
弁9で取り出されたパイロット圧を第1切換弁8の制御
室に導くパイロット管路11とを備えている。以上の構
成は、この油圧ショベル用油圧回路の要部を構成するも
のである。
【0005】このような要部構成を有する油圧ショベル
用油圧回路に付加的に設置されるアタッチメント制御用
油圧回路について説明する。
【0006】このアタッチメント制御用油圧回路は、第
2油圧ポンプ2から吐出される圧油によって駆動し、前
述したアクチュエータ3の負荷圧に比べて例えば低負荷
となるアタッチメント12と、第2油圧ポンプ2から主
管路19を介してアタッチメント12に供給される圧油
の流れを制御するアタッチメント用方向制御弁13と、
第1油圧ポンプ1に連絡される主管路15側と第2油圧
ポンプ2に連絡される主管路19側とを接続する合流管
路22とを備えている。
【0007】この合流管路22の一端は、分岐管路7と
第1油圧ポンプ1側の主管路15との分岐点16と、第
1切換弁8との間に位置する分岐管路7部分に接続さ
れ、他端は、第2油圧ポンプ2側の主管路19から分岐
した分岐管路20に設けた逆止弁21と、アタッチメン
ト用方向制御弁13との間に位置する分岐管路20部分
に接続されている。
【0008】上述した分岐点16を挟むように第1油圧
ポンプ1側の主管路15の上流側には可変絞り17が設
けられ、下流側には可変絞り18が設けられている。ま
た、合流管路22には、第1油圧ポンプ1の圧油を第2
油圧ポンプ2の圧油に合流させてアタッチメント用方向
制御弁13に供給可能にする切換位置、及び供給不能に
する切換位置を有する第2弁手段、すなわち第2切換弁
23と、第1油圧ポンプ1側から第2油圧ポンプ2側へ
の圧油の供給を可能にし、逆方向の圧油の流れを阻止す
る逆止弁24とが設けられている。
【0009】アタッチメント用操作装置14の操作に伴
って出力されるパイロット圧を取り出すシャトル弁25
と、このシャトル弁25で取り出されたパイロット圧、
前述したシャトル弁9で取り出されたパイロット圧のう
ちの大きい方のパイロット圧を取り出し、前述したパイ
ロット管路11に供給するシャトル弁10と、このシャ
トル弁10と、前述したアタッチメント用操作装置14
側のシャトル弁25とを連絡するパイロット管路27a
に介設され、第1油圧ポンプ1の圧油を第2油圧ポンプ
2の圧油に合流させる指示操作をおこなう合流用操作弁
26とを備えている。
【0010】この合流用操作弁26は、例えばペダル操
作式に構成されており、シャトル弁25とシャトル弁1
0とを連絡するパイロット管路27aを遮断するととも
に、パイロット管路27aと、前述した第2切換弁23
の制御室に連なるパイロット管路27との接続を遮断す
る切換位置と、パイロット管路27aを連通させるとと
もに、パイロット管路27aとパイロット管路27とを
連通させる切換位置とを有している。
【0011】以上のように構成される従来のアタッチメ
ント制御用油圧回路の動作は以下のとおりである。
【0012】例えば、アタッチメント12がコンクリー
ト圧砕機のような速い作業速度が要求されるものである
場合には、同図6に示す合流用操作弁26が上段位置に
切換えられた状態でアタッチメント用操作装置14が操
作される。このアタチメント用操作装置14の操作に伴
ってアタッチメント用方向制御弁13が切換えられる。
また、上述のように合流用操作弁26が上段位置に切換
えられると、パイロット管路27aが連通し、アタッチ
メント用操作装置14の操作に伴って発生したパイロッ
ト圧が、パイロット管路27a、シャトル弁10、パイ
ロット管路11を介して第1切換弁8の制御室に与えら
れて、この第1切換弁8が上段位置に切換えられ、分岐
管路7が遮断される。
【0013】このとき同時に、パイロット管路27aと
パイロット管路27とが連通し、上述のアタッチメント
用操作装置14の操作に伴って発生したパイロット圧
が、パイロット管路27a,27を介して第2切換弁2
3の制御室に与えられて、この第2切換弁23が上段位
置に切換えられる。これにより合流管路22が連通し、
第1油圧ポンプ1から吐出された圧油が、分岐管路7、
合流管路22、第2切換弁23、逆止弁24、分岐管路
20を介してアタッチメント用方向制御弁13に、第2
油圧ポンプ2から吐出される圧油に合流されて供給され
る。
【0014】これにより、第1油圧ポンプ1、第2油圧
ポンプ2の合流された圧油が、アタッチメント用方向制
御弁13を介してアタッチメント12に供給され、この
アタッチメント12が速い作業速度で駆動し、所望の作
業を実施することができる。
【0015】また、上述したようにアタッチメント12
を速い作業速度で駆動することが要求された場合で、こ
のアタッチメント12とアクチュエータ3との複合操作
が実施されるときは、合流用操作弁26が同図6に示す
ような上段位置に保たれた状態で、アタッチメント用操
作装置14とアクチュエータ用操作装置5とが操作され
る。このときの合流用操作弁26の切換えに伴う第1切
換弁8、第2切換弁23の切換え動作、及びアタッチメ
ント用操作装置14の操作に伴うアタッチメント用方向
制御弁13の切換え動作については前述したとおりであ
る。
【0016】アクチュエータ用操作装置5が操作される
と、アクチュエータ用方向制御弁4が所定位置に切換え
られ、第1油圧ポンプ1の圧油の一部が主管路15、可
変絞り17,18、アクチュエータ用方向制御弁4を介
してアクチュエータ3に供給される。この第1油圧ポン
プ1の残りの圧油は合流管路22、第2切換弁23、ア
タッチメント用方向制御弁13を介してアタッチメント
12に供給され、これらのアクチュエータ3、アタッチ
メント12の複合操作がおこなわれて所望の作業が実施
される。このときアタッチメント12には、上述のよう
に第2油圧ポンプ2の圧油とともに、第1油圧ポンプ1
のアクチュエータ3に供給された残りの圧油が合流され
て供給され、これによりアタッチメント12を比較的速
い作業速度で駆動させることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、第2油圧ポンプ2の圧油に第1油圧
ポンプ1の圧油を合流させるものとして、別体に構成さ
れた第1切換弁8と第2切換弁23とを備えた構成にし
てあることから、部品点数が多くなり、これに伴って製
作コストが高くなり、運搬、保管管理などに際しての取
り扱いが煩雑になる問題がある。
【0018】また、配置スペースとして2つの切換弁分
の部品スペースを確保しなければならないことから、他
の油圧機器の配置に対して制約を与えやすい問題があ
る。
【0019】本発明は、上記した従来技術における実状
からなされたもので、その目的は、従来と同等の機能を
少ない部品点数で実現させることができるアタッチメン
ト制御用油圧回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプと、
第1油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動するア
クチュエータと、上記第1油圧ポンプから上記アクチュ
エータに供給される圧油の流れを制御するアクチュエー
タ用方向制御弁と、上記第1油圧ポンプから吐出される
圧油のタンクへの流出を許容する切換位置、及び上記圧
油のタンクへの流出を阻止する切換位置を有する第1弁
手段とを備えた建設機械用油圧回路に付加的に設置され
るものであり、上記第2油圧ポンプから吐出される圧油
によって駆動するアタッチメントと、上記第2油圧ポン
プから上記アタッチメントに供給される圧油の流れを制
御するアタッチメント用方向制御弁と、上記第1油圧ポ
ンプの圧油を上記第2油圧ポンプの圧油に合流させて上
記アタッチメント用方向制御弁に供給可能にする切換位
置、及び供給不能にする切換位置を有する第2弁手段と
を備えたアタッチメント制御用油圧回路において、上記
第1弁手段と上記第2弁手段とを含む1個の切換弁を設
けた構成にしてある。
【0021】このように構成した本発明によれば、1個
の切換弁を設けるだけで従来と同等の機能を確保するこ
とができる。すなわち、最少の部品点数とすることがで
きる。
【0022】上述した1個の切換弁は、例えば、ハウジ
ングと、このハウジング内に摺動自在に設けられるスプ
ールと、上記ハウジング内に上記スプールと別体に設け
られ、上記スプールと一体的に摺動可能なピストンとを
備え、このピストンの上記スプールから離れる側の一端
部に所定のパイロット圧が与えられたとき、このピスト
ンと上記スプールとが一体的に摺動し、上記ピストンの
上記スプール側に位置する他端部とこの他端部に対向す
るスプールの端部間に所定のパイロット圧が与えられた
とき、上記スプールのみが上記の摺動位置からさらに摺
動する構成とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,本発明のアタッチメント制
御用油圧回路の実施形態を図に基づいて説明する。
【0024】図1〜図4は本発明の一実施形態の説明図
で、図1は、この一実施形態の中立時の状態を含む建設
機械用油圧回路の要部構成を示す回路図、図2は、この
一実施形態におけるアクチュエータ単独操作時の状態を
含む建設機械用油圧回路の要部構成を示す回路図、図3
は、この一実施形態におけるアクチュエータとアタッチ
メントとの複合操作時の状態を含む建設機械用油圧回路
の要部構成を示す図、図4は、この一実施形態に備えら
れる切換弁の要部構成を示す拡大図である。
【0025】図1〜3は前述した図6に対応させて描い
てあり、図6に示したものと同等のものは同じ符号で示
してある。
【0026】すなわち、本実施形態にあっても、例えば
油圧ショベルに備えられるもので、第1油圧ポンプ1及
び第2油圧ポンプ2と、第1油圧ポンプ1から吐出され
る圧油によって駆動するアクチュエータ3と、第1油圧
ポンプ1から主管路15を介してアクチュエータ3に供
給される圧油の流れを制御するアクチュエータ用方向制
御弁4と、このアクチュエータ用方向制御弁4を切換操
作するアクチュエータ用操作装置5と、第1油圧ポンプ
1から吐出される圧油のタンク6への流出を許容する切
換位置、及び上述の圧油のタンク6への流出を阻止する
切換位置を有する第1弁手段を内蔵する後述の構造の切
換弁28と、アクチュエータ用操作装置5の操作に伴っ
て出力されるパイロット圧を取り出すシャトル弁9と、
このシャトル弁9で取り出されたパイロット圧を切換弁
28の制御室すなわちポートP1に導くパイロット管路
11とを備えている。
【0027】以上の構成は、この油圧ショベル用油圧回
路の要部を構成している。
【0028】このような要部構成を有する油圧ショベル
用油圧回路に付加的に設置されるアタッチメント制御用
油圧回路は、第2油圧ポンプ2から吐出される圧油によ
って駆動し、前述したアクチュエータ3の負荷圧に比べ
て例えば低負荷となるアタッチメント12と、第2油圧
ポンプ2から主管路19を介してアタッチメント12に
供給される圧油の流れを制御するアタッチメント用方向
制御弁13と、第1油圧ポンプ1に連絡される主管路1
5側と第2油圧ポンプ2に連絡される主管路19側とを
接続する合流管路22と、この合流管路22に設けら
れ、第1油圧ポンプ1側から第2油圧ポンプ2側への圧
油の供給を可能にし、逆方向の圧油の流れを阻止する逆
止弁24とを備えている。
【0029】また、アタッチメント用操作装置14の操
作に伴って出力されるパイロット圧を取り出すシャトル
弁25と、このシャトル弁25で取り出されたパイロッ
ト圧と、前述したシャトル弁9で取り出されたパイロッ
ト圧とのうちの大きい方のパイロット圧を取り出し、パ
イロット管路11に供給するシャトル弁10と、このシ
ャトル弁10と、シャトル弁25とを連絡するパイロッ
ト管路27aに介設され、第1油圧ポンプ1の圧油を第
2油圧ポンプ2の圧油に合流させる指示操作をおこなう
合流用操作弁26とを備えている。
【0030】合流用操作弁26は、例えば前述した図6
に示すものと同等のものであり、ペダル操作式に構成さ
れ、シャトル弁25とシャトル弁10とを連絡するパイ
ロット管路27aを遮断するとともに、パイロット管路
27aとパイロット管路27の接続を遮断する切換位置
と、パイロット管路27aを連通させるとともに、パイ
ロット管路27aとパイロット管路27とを連通させる
切換位置とを有している。
【0031】上述した切換弁28は、図4にも示すよう
に、第1ハウジング30と、この第1ハウジング30に
一体的に設けられる第2ハウジング31と、主に第1ハ
ウジング30内に摺動自在に設けられるスプール32
と、第2ハウジング31内にスプール32と別体に設け
られ、スプール32と一体的に摺動可能ピストン33
と、このピストン33を案内するとともに、第2ハウジ
ング31に螺合されるプラグ34と、スプール32を付
勢するばね29とを備えている。
【0032】図4にも示すように、前述したパイロット
管路11から導かれるパイロット圧が与えられるポート
P1は、プラグ34に形成してある。パイロット管路2
7から導かれるパイロット圧が与えられるポートP2は
第2ハウジング31に形成してある。
【0033】図1〜3に示す切換弁28の第1ハウジン
グ30のランド37、及びこのランド37に対向するス
プール32部分は、前述した第1切換手段、すなわち第
1油圧ポンプ1から吐出される圧油のタンク6への流出
を許容する切換位置、及び上述の圧油のタンク6への流
出を阻止する切換位置を有する第1弁手段を構成してい
る。また、第1ハウジング30のランド38、及びこの
ランド38に対向するスプール32部分は、第1油圧ポ
ンプ1の圧油を第2油圧ポンプ2の圧油に合流させてア
タッチメント用方向制御弁13に供給可能にする切換位
置、及び供給不能にする切換位置を有する第2弁手段を
構成している。
【0034】このように構成した本実施形態における動
作は以下のとおりである。
【0035】例えばアタッチメント12の単独駆動に際
し、このアタッチメント12がそれ程速い作業速度が要
求されないものである場合には、合流用操作弁26が図
1に示すような下段位置に保たれた状態で、アタッチメ
ント用操作装置14が操作される。このとき、切換弁2
8のスプール32が第1ハウジング30のランド38部
分を閉じるので、合流管路22は遮断される。アタッチ
メント用操作装置14の操作によりアタッチメント用方
向制御弁13が同図1に示す状態から所定の切換位置に
切換えられ、第2油圧ポンプ2の圧油が主管路19、分
岐管路20、逆止弁21、アタッチメント用方向制御弁
13を介してアタッチメント12に供給され、このアタ
ッチメント12が駆動して所望の作業を実施することが
できる。このときには、第2油圧ポンプ2の圧油のみに
よってアタッチメント12が駆動する。
【0036】また、アクチュエータ3の単独操作に際し
ても、合流用操作弁26が図1に示すような下段位置に
保たれた状態で、アクチュエータ用操作装置5が操作さ
れる。これにより合流管路22が遮断された状態でアク
チュエータ用方向制御弁4が同図1に示す状態から所定
の位置に切換えられる。このとき、アクチュエータ操作
装置5の操作によって発生したパイロット圧がシャトル
弁9,10、パイロット管路11を介して切換弁28の
ポートP1に導かれ、ばね29の力に抗してスプール3
2とピストン33とが一体的に左方に摺動し、図2に示
すように、ランド38部分が閉じられた状態を維持しな
がらランド37部分が閉じられる。これにより、第1油
圧ポンプ1の圧油が切換弁28、アクチュエータ用方向
制御弁4を介してアクチュエータ3に供給され、このア
クチュエータ3が駆動して所望の作業を実施することが
できる。このときには、第1油圧ポンプ1の圧油のみに
よってアクチュエータ3が駆動する。
【0037】また、上述のようにアタッチメント12が
それ程速い作業速度が要求されないものである場合で、
このアタッチメント12とアクチュエータ3との複合操
作が実施されるときには、合流用操作弁26が図1に示
すような下段位置に保たれた状態で、アタッチメント用
操作装置14とアクチュエータ用操作装置5とが操作さ
れる。このときの動作は、前述のアタッチメント12、
アクチュエータ3をそれぞれ個別に駆動させたときと同
様である。すなわち、第1油圧ポンプ1の圧油によって
アクチュエータ3が駆動し、第2油圧ポンプ2の圧油に
よってアタッチメント12が駆動し、このようなそれぞ
れ独立した駆動による複合操作がおこなわれて所望の作
業を実施することができる。
【0038】また、アタッチメント12がコンクリート
圧砕機のような速い作業速度が要求されるものである場
合で、このアタッチメント12とアクチュエータ3との
複合操作が実施されるときは、図3に示すように合流用
操作弁26が上段位置に切換えられる。この状態で、ア
タッチメント用操作装置14とアクチユエータ5とが操
作されると、これらの操作に伴ってアタッチメント用方
向制御弁13、アクチュエータ用方向制御弁4が所定の
切換位置に切換えられる。また、上述のように合流用操
作弁26が上段位置に切換えられると、パイロット管路
27aが連通し、アタッチメント用操作装置14の操作
に伴って発生したパイロット圧が、パイロット管路27
a、シャトル弁10、パイロット管路11を介して切換
弁28のポートP1に与えられ、上述のようにばね29
の力に抗してスプール32とピストン33が一体的に摺
動し、スプール32が過度的にランド38部分とともに
ランド37部分を閉じる。
【0039】また合流用操作弁26が上段位置に切換え
られると、パイロット管路27aとパイロット管路27
間も連通し、上述のアタッチメント用操作装置14の操
作に伴って発生したパイロット圧が、パイロット管路2
7a,27を介して切換弁28のポートP2に与えら
れ、このポートP2に供給されたパイロット圧が図4に
示すピストン33に形成した第1通路35、第2通路3
6を介してスプール32の端部に供給される。すなわち
図3に示すように、ピストン33とスプール32間に圧
力室39が形成され、スプール32は、この圧力室39
の圧力によりばね29の力に抗して、引き続いて左方に
移動する。この結果、同図3に示すように、切換弁28
のランド38部分が開き、合流管路22が連通する。し
たがって、第2油圧ポンプ2から吐出された圧油が主管
路19、分岐管路21、アタッチメント用方向制御弁1
3を介してアタッチメント12に供給され、第1油圧ポ
ンプ1から吐出された圧油の一部が主管路15、アクチ
ュエータ用方向制御弁4を介してアクチュエータ3に供
給されるとともに、第1油圧ポンプ1から吐出された残
りの圧油が、切換弁28、合流管路22、逆止弁24、
分岐管路20を介してアタッチメント用方向制御弁13
に、第2油圧ポンプ2から吐出される圧油に合流して供
給される。
【0040】すなわち、アクチュエータ3は第1油圧ポ
ンプ1の圧油で駆動し、アタッチメント12は第1油圧
ポンプ1と第2油圧ポンプ2の合流された圧油により比
較的速い作業速度で駆動し、これらの複合操作により所
望の作業を実施することができる。
【0041】図5は、本実施形態に備えられる切換弁2
8の特性を示す図である。
【0042】例えば、切換弁28のポートP1とポート
P2の受圧面積を1:2の関係に設定してある。この切
換弁28にあっては、ポートP1に例えば6kgf/c
のパイロット圧が与えられたときからスプール32
が摺動し始め、ポートP1に与えられるパイロット圧が
10.5kgf/cmに至ると、図4に示すピストン
33の端部が第1ハウジング30の壁面に当たり、それ
以上のピストン33の移動が阻止される。このときのス
プール32のストロークは、例えば4.5mmである。
このようなスプール32とピストン33の摺動動作によ
り、切換弁28のランド38部分とともにランド37部
分が閉じられる。すなわち、第1油圧ポンプ1とタンク
6とを連絡する通路が遮断されるとともに、合流管路2
2が遮断される。
【0043】上述の状態において、切換弁28のポート
P2に、例えば5.25kgf/cmのパイロット圧
が与えられたときからスプール32がさらに摺動し始
め、このポートP2に与えられるパイロット圧が7kg
f/cmに至ると、スプール32のストロークは、例
えば8mmとなる。これにより切換弁28のランド37
部分が閉じられた状態を維持しながらランド38部分が
上述したように開かれる。すなわち、第1油圧ポンプ1
とタンク6とを連絡する通路が遮断されるとともに、合
流管路22が開かれる。
【0044】なお、アタッチメント用操作装置14だけ
を操作してアタッチメント12を速い作業速度で駆動さ
せるときも、上述した複合操作とほぼ同様の操作で駆動
させることができる。すなわち、上述の複合操作におい
て、アクチュエータ用方向制御弁4を中立に保持した場
合と同様の動作をおこなわせることができ、第1油圧ポ
ンプ1の圧油を合流管路22を介して第2油圧ポンプ2
の圧油に合流させ、これらの合流させた圧油をアタッチ
メント用方向制御弁13を介してアタッチメント12に
供給し、このアタッチメント12を速い作業速度で駆動
させることができる。
【0045】このように構成した本実施形態によれば、
上述したように切換弁28が、第1油圧ポンプ1から吐
出される圧油のタンク6への流出を許容する切換位置、
及び上述の圧油のタンク6への流出を阻止する切換位置
を有する第1弁手段と、第1油圧ポンプ1の圧油を第2
油圧ポンプ2の圧油に合流させてアタッチメント用方向
制御弁13に供給可能にする切換位置、及び供給不能に
する切換位置を有する第2弁手段を内蔵していることか
ら、従来と同等の機能が得られるとともに、部品点数が
1点と最少点数で済む。これにより製作コストを安くす
ることができるとともに、運搬、保管管理などに際して
の取り扱いが容易になる。また、配置スペースとして1
点分の部品スペースを確保すればよいことから、他の油
圧機器の配置に対する制約を緩和させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来と同等の機能を少ない部品点数で実現させることがで
き、従来よりも製作コストを安くすることができるとと
もに、運搬、保管管理などに際しての取り扱いが従来に
比べて容易になり、また、配置スペースとして1点分の
部品スペースを確保すればよく、従来に比べて他の油圧
機器の配置に対する制約を緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアタッチメント制御用油圧回路の一実
施形態の中立時の状態を含む建設機械用油圧回路の要部
構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるアクチュエータ単
独操作時の状態を含む建設機械用油圧回路の要部構成を
示す回路図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるアクチュエータと
アタッチメントとの複合操作時の状態を含む建設機械用
油圧回路の要部構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に備えられる切換弁の要部
構成を示す拡大図である。
【図5】本発明の一実施形態に備えられる切換弁の特性
を示す図である。
【図6】従来のアタッチメント制御用油圧回路を含む建
設機械用油圧回路の要部構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1油圧ポンプ 2 第2油圧ポンプ 3 アクチュエータ 4 アクチュエータ用方向制御弁 5 アクチュエータ用操作装置 8 第1切換弁(第1弁手段) 9 シャトル弁 10 シャトル弁 11 パイロット管路 12 アタッチメント 13 アタッチメント用方向制御弁 14 アタッチメント用操作装置 20 分岐管路 21 逆止弁 22 合流管路 23 第2切換弁(第2弁手段) 24 逆止弁 25 シャトル弁 26 合流用操作弁 27 パイロット管路 27a パイロット管路 28 切換弁 29 ばね 30 第1ハウジング 31 第2ハウジング 32 スプール 33 ピストン 34 プラグ 35 第1通路 36 第2通路 37 ランド 38 ランド 39 圧力室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野沢 勇作 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 高橋 欣也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB04 CA02 DA03 3H089 AA72 BB27 CC01 CC08 CC11 DA02 DA07 DB33 DB46 DB49 DB75 DB76 EE14 EE17 GG02 JJ02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプと、
    第1油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動するア
    クチュエータと、上記第1油圧ポンプから上記アクチュ
    エータに供給される圧油の流れを制御するアクチュエー
    タ用方向制御弁と、上記第1油圧ポンプから吐出される
    圧油のタンクへの流出を許容する切換位置、及び上記圧
    油のタンクへの流出を阻止する切換位置を有する第1弁
    手段とを備えた建設機械用油圧回路に付加的に設置され
    るものであり、 上記第2油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動す
    るアタッチメントと、 上記第2油圧ポンプから上記アタッチメントに供給され
    る圧油の流れを制御するアタッチメント用方向制御弁
    と、 上記第1油圧ポンプの圧油を上記第2油圧ポンプの圧油
    に合流させて上記アタッチメント用方向制御弁に供給可
    能にする切換位置、及び供給不能にする切換位置を有す
    る第2弁手段とを備えたアタッチメント制御用油圧回路
    において、 上記第1弁手段と上記第2弁手段とを含む1個の切換弁
    を設けたことを特徴とするアタッチメント制御用油圧回
    路。
  2. 【請求項2】 上記切換弁は、 ハウジングと、 このハウジング内に摺動自在に設けられるスプールと、 上記ハウジング内に上記スプールと別体に設けられ、上
    記スプールと一体的に摺動可能なピストンとを備え、 このピストンの上記スプールから離れる側の一端部に所
    定のパイロット圧が与えられたとき、このピストンと上
    記スプールとが一体的に摺動し、上記ピストンの上記ス
    プール側に位置する他端部とこの他端部に対向するスプ
    ールの端部間に所定のパイロット圧が与えられたとき、
    上記スプールのみが上記の摺動位置からさらに摺動する
    ことを特徴とする請求項1記載のアタッチメント制御用
    油圧回路。
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