JP2001341600A - 駐車支援装置 - Google Patents

駐車支援装置

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JP2001341600A
JP2001341600A JP2000165724A JP2000165724A JP2001341600A JP 2001341600 A JP2001341600 A JP 2001341600A JP 2000165724 A JP2000165724 A JP 2000165724A JP 2000165724 A JP2000165724 A JP 2000165724A JP 2001341600 A JP2001341600 A JP 2001341600A
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parking
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parking operation
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Takeshi Akatsuka
健 赤塚
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駐車動作の開始時から自車両の位
置と駐車スペースや駐車動作中の障害物との位置関係を
容易に把握することができる駐車支援装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 走行中の自車両側方の映像を位置ごとに
記憶しておき、自車両1aの駐車動作が検出された場
合、自車両1aの現在位置に基づいて、記憶されている
映像35,41,47を読み出し、読み出した映像3
5,41,47と自車両1aを示すマーク37,43,
49とを合成して表示用の画像39,45,51を生成
し、ディスプレイに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車支援装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の駐車支援装置としては、例えば、
新型車解説書(M12−0)NISSANプレーリーリ
バティM12型系車の紹介(平成10年11月、日産自
動車株式会社発行)に示す装置が知られている。
【0003】これは、車両の後方にカメラを取り付け、
後退時にこのカメラで撮像した映像を車内のディスプレ
イに表示させることで、車両の運転者がディスプレイに
表示された車両後方の映像を確認しながら後退して例え
ば所定の駐車スペースに駐車することができるようにし
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の駐車支援装置にあっては、単に車両の後方に
取り付けたカメラからの映像を車内のディスプレイに表
示させるにすぎないので、例えば、駐車スペースの周囲
環境により、車両の方向が最終の駐車位置となる駐車ス
ペースに対して垂直または垂直に近い状態から駐車動作
を開始しなければならない場合には、駐車動作の開始時
に駐車スペースやその周囲に存在する障害物(他の車両
など)がカメラにより撮像されないため、運転者は、駐
車スペースや障害物がディスプレイに表示されない状態
から駐車動作を開始しなければならず、現在の車両位置
と駐車スペースとの位置関係や現在の車両位置と駐車動
作中の障害物との位置関係を把握しにくいという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、駐車動作の開始時から自車両の位置
と駐車スペースや駐車動作中の障害物との位置関係すな
わち駐車スペースやその周囲の状況を容易に把握するこ
とができる駐車支援装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車両に設けられ、車両側方の
映像を撮像する撮像手段と、車両の位置を検出する位置
検出手段と、前記撮像手段により撮像された映像を前記
位置検出手段により検出された車両の位置ごとに記憶す
る記憶手段と、車両の駐車動作を検出する駐車動作検出
手段と、前記駐車動作検出手段により車両の駐車動作が
検出された場合、前記位置検出手段により検出された車
両の現在位置に基づいて、前記記憶手段に記憶された映
像を読み出す映像読み出し手段と、前記映像読み出し手
段により読み出された映像と車両を示すマークとを合成
して表示用の画像を生成する画像生成手段と、前記画像
生成手段により生成された合成画像を表示する表示手段
とを有することを要旨とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記画像生成手段は、前記映像読み出し手段に
より読み出された映像を前記位置検出手段により検出さ
れた車両の現在位置に基づいて回転させる回転手段を有
し、前記回転手段により回転された映像と車両を示すマ
ークとを合成して表示用の画像を生成することを要旨と
する。
【0008】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記画像生成手段は、車両を示すマークを前記
位置検出手段により検出された車両の現在位置に基づい
て回転させる回転手段を有し、前記回転手段により回転
された車両を示すマークと前記映像読み出し手段により
読み出された映像とを合成して表示用の画像を生成する
ことを要旨とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記撮像手段は、少なくとも複数の時点で車両
側方の映像を撮像し、前記映像読み出し手段は、前記駐
車動作検出手段により車両の駐車動作が検出された場
合、前記位置検出手段により検出された車両の現在位置
に基づいて、前記記憶手段に記憶された映像の中から、
当該現在位置に対応する時点で撮像された映像およびそ
の前後の時点で撮像された映像を読み出すことを要旨と
する。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、車両側
方の映像を車両の位置ごとに記憶しておき、車両の駐車
動作が検出された場合、車両の現在位置に基づいて、記
憶されている映像を読み出し、読み出した映像と車両を
示すマークとを合成して表示用の画像を生成し、生成し
た合成画像を表示することで、駐車動作中は常に駐車ス
ペースやその周囲の状況が自車両を示すマークと共に表
示されることになり、駐車動作の開始時から自車両の位
置と駐車スペースや駐車動作中の障害物との位置関係す
なわち駐車スペースやその周囲の状況を容易に把握する
ことができる。
【0011】請求項2記載の本発明によれば、読み出し
た映像を車両の現在位置に基づいて回転させ、回転させ
た映像と車両を示すマークとを合成して表示用の画像を
生成することで、表示される画像が、運転者が後方を振
り返って見た場合と同じ視点からの映像となり、運転者
の視点感覚に近い画像を提供することができる。
【0012】請求項3記載の本発明によれば、車両を示
すマークを車両の現在位置に基づいて回転させ、回転さ
せた車両を示すマークと読み出した映像とを合成して表
示用の画像を生成することで、撮像された映像自体を回
転させる場合よりも合成処理(画像処理)が簡単になる
ため、処理能力の低い装置を用いることができ、コスト
の低減を図ることができる。
【0013】請求項4記載の本発明によれば、少なくと
も複数の時点で車両側方の映像を撮像し、車両の駐車動
作が検出された場合、車両の現在位置に基づいて、記憶
されている映像の中から、当該現在位置に対応する時点
で撮像された映像およびその前後の時点で撮像された映
像を読み出すことで、連続する時点における複数の映像
が合成されて表示されるため、撮像範囲の狭い(画角の
小さい)撮像手段を用いることができ、表示される画像
の歪みを減少させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0016】図1において、右CCDカメラ3(撮像手
段)は、図2に示すように、車両前方の右側側方に設け
られ、車両1の右側側方の所定の角度範囲(画角)内の
映像を撮像する。また、左CCDカメラ5(撮像手段)
は、同じく図2に示すように、車両前方の左側側方に設
けられ、車両1の左側側方の所定の角度範囲(画角)内
の映像を撮像する。これら左右のCCDカメラ3,5
は、システムを制御するためのコントロールユニット2
7にそれぞれ接続されており、それぞれの撮像映像をコ
ントロールユニット27へ出力する。
【0017】自車両の現在位置(広義の意味)、例え
ば、二次元の位置(緯度と経度)および進行方向は、現
在位置検出装置7(位置検出手段)により検出される。
現在位置検出装置7は、GPS衛星からの電波を受信す
るGPSアンテナ9、車両の旋回角度を検出するジャイ
ロ(角速度センサ)11、および車両1の走行速度を検
出する車速センサ13から構成されている。現在位置検
出装置7は、コントロールユニット27に接続されてお
り、GPSアンテナ9、ジャイロ11および車速センサ
13からの各信号をコントロールユニット27へ出力す
る。コントロールユニット27は、車速センサ13から
求まる車両の移動距離、ジャイロ11から求まる車両1
の旋回角度、およびGPSアンテナ9(GPS情報)か
ら求まる車両の位置および進行方向の3種類の信号から
現在の車両位置(緯度と経度)を計算する。なお、車両
の現在位置という用語は、車両の進行方向をも含む広義
の意味と、車両の進行方向を含まない狭義の意味とを有
するため、以下、狭義の意味で使用する場合は、その旨
を明示しておく。
【0018】駐車動作中か否かは、左右選択スイッチ1
5(駐車動作検出手段)により検出される。運転者によ
り右側または左側へのスイッチ操作が行われると、自車
両が駐車動作に入ったものと判断され、右側または左側
のCCDカメラ3,5により撮像された映像に基づいて
生成された表示用の画像(後で詳述する)が、ディスプ
レイ25に表示される。右側のスイッチ15aと左側の
スイッチ15bは、同時にはオンされない。なお、中間
位置が選択された場合は、駐車動作中でないと判断され
る。この左右選択スイッチ15もまたコントロールユニ
ット27に接続されており、選択された位置に対応する
それぞれの信号をコントロールユニット27へ出力す
る。
【0019】パーキングブレーキスイッチ17は、パー
キングブレーキがオンされたか否かを検出する。また、
シフト位置検出センサ(例えば、インヒビタースイッ
チ)19は、シフト位置がP(パーキング)位置か否か
を検出する。パーキングブレーキスイッチ17およびシ
フト位置検出センサ19もまたコントロールユニット2
7にそれぞれ接続されており、それぞれの検出信号をコ
ントロールユニット27へ出力する。
【0020】コントロールユニット27には、さらに、
地図CD−ROM21、TVアンテナ23およびディス
プレイ25(表示手段)がそれぞれ接続されている。地
図CD−ROM21は、地図データ(道路情報)を記憶
している。TVアンテナ23は、TV放送を受信するた
めのアンテナである。また、ディスプレイ25は、例え
ば、液晶パネルで構成されている。
【0021】コントロールユニット27は、各種の処理
を行うCPU29(映像読み出し手段、画像生成手
段)、制御プログラムを記憶するROM31、および制
御時のワークエリアとなるRAM33(記憶手段)を有
している。RAM33の所定の領域には、左右のCCD
カメラ3,5により撮像された映像が車両1の撮像時点
の位置情報(現在位置と進行方向)と対応付けられて記
憶される。このようなデータ(映像/位置情報)を記憶
するためのRAM33の所定領域の容量は、所定時間
(例えば、30秒)分のデータが入る容量になってい
る。
【0022】なお、本実施の形態では、同一のディスプ
レイ25に、通常は、ナビゲーション表示とTV放送と
を図示しないスイッチにより切り換えて表示するが、さ
らに、左右選択スイッチ15が右側または左側に操作さ
れるとともにパーキングブレーキがオフでかつシフト位
置がP位置でない場合には、駐車動作中の周囲の状況を
示す表示用の画像(後で詳述する)に切り換えて表示す
るようにしている。
【0023】次に、図3に示す制御フローチャートに従
って駐車支援装置の制御動作を説明する。なお、図3に
示す制御フローチャートは、コントロールユニット27
のROM31に制御プログラムとして記憶されており、
CPU29により実行される。この制御プログラムは、
図示しないイグニッションスイッチがオン操作されるこ
とによりスタートする。
【0024】まず、ステップS10では、コントロール
ユニット27は、図示しないスイッチの選択操作に従っ
て、ナビゲーション映像またはTV映像を表示または非
表示の状態にする。つまり、選択された映像をディスプ
レイ25に表示する。なお、TV映像は、車両の走行中
は表示されないようになっている。
【0025】そして、ステップS20では、右CCDカ
メラ3により撮像された車両右側の映像を入力する。
【0026】そして、ステップS30では、左CCDカ
メラ5により撮像された車両左側の映像を入力する。な
お、ステップS20とステップS30の各処理は、逆の
順序であってもよい。
【0027】そして、ステップS40では、現在位置検
出装置7を構成するGPSアンテナ9、ジャイロ11お
よび車速センサ13からの各信号を入力して、車両の現
在位置(緯度と経度)および進行方向を計算(検出)す
る。具体的には、前述したように、車速センサ13から
求まる車両の移動距離、ジャイロ11から求まる車両1
の旋回角度、およびGPSアンテナ9(GPS情報)か
ら求まる車両の位置および進行方向の3種類の信号か
ら、現在の車両位置(緯度と経度の二次元位置)を計算
する。なお、車両の進行方向は、現在位置(緯度と経
度)を計算する前に、既に、GPSアンテナ9(GPS
情報)から求められている。
【0028】そして、ステップS50では、映像/位置
情報(撮影された映像と車両の位置情報)を記憶するた
めのRAM33の所定領域に空きがあるか否かを判断す
る。RAM33に空きがない場合は(S50:NO)、
ステップS60に進み、RAM33に空きがある場合は
(S50:YES)、直ちにステップS70に進む。
【0029】ここで、ステップS60では、RAM33
の所定領域に記憶されているデータ(映像/位置情報)
の中から時間的に一番古いデータ(右側と左側の一対の
データ)を消去して、ステップS70に進む。すなわ
ち、ステップS50とステップS60の各処理を通じ
て、RAM33の所定領域には、常に最新のデータのみ
が記憶されるようになっている。
【0030】そして、ステップS70では、ステップS
40で検出された現在位置(緯度と経度)ごとに、現在
時刻(撮影時刻)、現在の進行方向、およびステップS
20で入力した車両右側映像をRAM33の所定領域に
記憶する。
【0031】そして、ステップS80では、ステップS
40で検出された現在位置(緯度と経度)ごとに、現在
時刻(撮影時刻)、現在の進行方向、およびステップS
30で入力した車両左側映像をRAM33の所定領域に
記憶する。なお、ステップS70とステップS80の各
処理は、逆の順序であってもよい。
【0032】そして、ステップS90では、パーキング
ブレーキスイッチ17からの信号を入力して、パーキン
グブレーキがオン状態か否かを検出する。パーキングブ
レーキがオン状態である場合は(S90:YES)、運
転者に駐車動作を行う意思がない、または、駐車動作が
完了したものと判断して、直ちにステップS10に戻
り、パーキングブレーキがオン状態でない場合は(S9
0:NO)、ステップS100に進む。
【0033】ステップS100では、さらに、シフト位
置検出センサ(インヒビタースイッチ)19からの信号
を入力して、シフト位置がP(パーキング)位置か否か
を検出する。シフト位置がP位置である場合は(S10
0:YES)、運転者に駐車動作を行う意思がない、ま
たは、駐車動作が完了したものと判断して、直ちにステ
ップS10に戻り、シフト位置がP位置でない場合は
(S100:NO)、ステップS110に進む。
【0034】ステップS110では、左右選択スイッチ
15からの信号を入力して、右側のスイッチ15aがオ
ン状態か否かを検出する。右側のスイッチ15aがオン
状態である場合は(S110:YES)、自車両が駐車
動作に入ったものと判断して、直ちにステップS130
に進み、右側のスイッチ15aがオン状態でない場合は
(S110:NO)、ステップS120に進む。
【0035】ステップS120では、同じく左右選択ス
イッチ15からの信号に基づいて、左側のスイッチ15
bがオン状態か否かを検出する。左側のスイッチ15b
がオン状態である場合は(S120:YES)、自車両
が駐車動作に入ったものと判断して、ステップS130
に進み、左側のスイッチ15bがオン状態でない場合は
(S120:NO)、結局、運転者に駐車動作を行う意
思がないものと判断して、直ちにステップS10に戻
る。なお、ステップS110とステップS120の各判
断は、逆の順序であってもよい。
【0036】そして、ステップS130では、再度、現
在位置検出装置7を構成するGPSアンテナ9、ジャイ
ロ11および車速センサ13からの各信号を入力して、
車両の現在位置(緯度と経度)および進行方向を計算
(検出)する。
【0037】そして、ステップS140では、RAM3
3の所定領域に記憶されている映像の中から、ステップ
S110またはステップS120の検出結果として左右
選択スイッチ15にて選択された側(右側または左側)
の映像であって、ステップS130で検出された現在位
置(緯度と経度)に対応する映像を読み込む。
【0038】この場合、図4に示すように、通常、CC
Dカメラ3,5で撮像した時の走行軌跡と駐車動作を行
っている時の走行軌跡(駐車軌跡)とは同一ではない場
合が多く、単純に同一の位置での映像を読み出そうとす
ると、同一の位置が存在しない場合が生じてしまう。
【0039】そこで、本実施の形態では、次の方法で、
読み込むべき映像を選択する。
【0040】ここで、図4に示すように、CCDカメラ
3,5で映像を撮像した時点での現在位置(緯度と経
度)の座標データであってRAM33に記憶されている
ものを{(xn ,yn ),(xn-1 ,yn-1 ),(xn-
2 ,yn-2 ),…}で表し、検出した駐車動作中の現在
位置(緯度と経度)の座標データを(xa ,ya )で表
す。
【0041】まず、RAM33に記憶されている座標デ
ータの座標点から走行軌跡に対して直角をなす垂線(L
1 ,L2 ,L3 )を引き、次いで、駐車動作中の現在位
置の座標点と各垂線(L1 ,L2 ,L3 )との距離(z
1 ,z2 ,z3 )を求める。そして、駐車動作中の現在
位置との距離が一番短い垂線に対応する撮像時点での映
像を、読み込むべき映像として選択する。すなわち、図
4に示す例では、距離z1 が一番短いので、z1 が選択
され、したがって、(xn-2 ,yn-2 )の地点で撮像さ
れた映像が特定される。
【0042】ここで、垂線Lの引き方は、前回特定され
た映像の撮影地点を加えて所定回数分の撮影地点につい
て垂線を引く。ただし、左右選択スイッチ15の選択操
作時(つまり、最初に映像を特定する時)は、あらかじ
め設定された回数分(例えば、5回分)だけ垂線を引
き、その中から一番距離が短いものを選択するようにす
る。
【0043】そして、ステップS150では、ステップ
S130で検出された現在の進行方向に基づいて、自車
両を示すマークを回転させる。マークを回転させる演算
は、例えば、次のようにして行われる。ステップS14
0で読み込んだ映像を撮像した時点における車両の進行
方向θと、現在の進行方向θ′との差(θ−θ′)を計
算し、この差(θ−θ′)に基づいて、所定の方向に自
車両を示すマークを回転させる。
【0044】そして、ステップS160では、ステップ
S140で読み込んだ映像とステップS150で回転さ
れた自車両を示すマークとを合成して表示用の画像を生
成する。そして、この合成画像をディスプレイ25に表
示して、ステップS90に戻る。
【0045】そして、ステップS90またはステップS
100で、駐車動作の完了によりパーキングブレーキが
オン状態になっていること(S90:YES)またはシ
フト位置がP位置になっていることが検出された場合は
(S100:YES)、ステップS10に戻り、駐車動
作が完了しておらずパーキングブレーキがオン状態でな
く(S90:NO)かつシフト位置がP位置でない場合
は(S100:YES)、駐車動作が完了するまでステ
ップS110以降を繰り返す。
【0046】次に、図5を参照して、駐車動作の動きに
従って表示される映像の具体例を説明する。ここで、図
5(A)は、駐車動作を始めるまでの自車両の動きを示
し、図5(B)は、駐車動作開始時の映像例を示し、図
5(C)は、駐車動作中の映像例を示し、図5(D)
は、駐車動作終了時の映像例を示している。
【0047】まず、駐車動作を始めるまでの自車両1a
の動きは、図5(A)に示すとおりである。
【0048】そして、図5(B)に示すように駐車動作
を開始すると、自車両1aの現在位置(緯度と経度)に
対応する車両側方の映像35が選択され、この映像35
での自車両1aの位置に対応するように自車両1aを示
すマーク37が回転、生成され、両者(映像35とマー
ク37)が合成されて表示用の画像39が生成される。
この時点において、ディスプレイ25には、画像39が
表示される。
【0049】その後、駐車動作が続き、例えば、図5
(C)に示す位置まで自車両1aが進むと、自車両1a
の現在位置(緯度と経度)に対応する車両側方の映像4
1が選択され、この映像41での自車両1aの位置に対
応するように自車両1aを示すマーク43が回転、生成
され、両者(映像41とマーク43)が合成されて表示
用の画像45が生成される。この時点において、ディス
プレイ25には、画像45が表示される。
【0050】そして、図5(D)に示すように、駐車動
作がさらに進んで目標の駐車スペース内にて駐車動作が
完了する地点まで自車両1aが移動すると、自車両1a
の現在位置(緯度と経度)に対応する車両側方の映像4
7が選択され、この映像47での自車両1aの位置に対
応するように自車両1aを示すマーク49が回転、生成
され、両者(映像47とマーク49)が合成されて表示
用の画像51が生成される。この時点において、ディス
プレイ25には、画像51が表示される。
【0051】この結果、第1の実施の形態に関する効果
としては、走行中の自車両側方の映像を位置ごとに記憶
しておき、自車両の駐車動作が検出された場合、自車両
の現在位置に基づいて、記憶されている映像を読み出
し、読み出した映像と自車両を示すマークとを合成して
表示用の画像を生成し、生成した合成画像を表示するこ
とで、駐車動作中は常に駐車スペースやその周囲の状況
が自車両を示すマークと共に表示されることになり、駐
車動作の開始時から自車両の位置と駐車スペースや駐車
動作中の障害物との位置関係すなわち駐車スペースやそ
の周囲の状況を容易に把握することができる。
【0052】また、自車両を示すマークを自車両の現在
位置に基づいて回転させ、回転させた自車両を示すマー
クと読み出した映像とを合成して表示用の画像を生成す
ることで、撮像された映像自体を回転させる場合よりも
合成処理(画像処理)が簡単になるため、処理能力の低
い装置を用いることができ、コストの低減を図ることが
できる。
【0053】なお、本実施の形態では、自車両が駐車動
作に入ったことを左右選択スイッチ15により検出する
ようにしているが、これに限定されるわけではない。例
えば、シフト位置検出センサ(インヒビタースイッチ)
19からリバース信号を入力し(シフト位置がR(リバ
ース)位置)、かつ、操舵角センサ(図示せず)から所
定値以上の信号を入力した(所定の操舵量以上操舵され
た)場合に、自車両が駐車動作に入ったものと判断する
ようにしてもよい。
【0054】また、本実施の形態では、自車両の現在位
置(緯度と経度)および進行方向を現在位置検出装置7
(GPSアンテナ9、ジャイロ11、車速センサ13)
により検出するようにしているが、これに限定されるわ
けではない。例えば、駐車場内に設けられた監視装置か
らの映像信号などを画像処理するなどして、自車両の現
在位置(広義)を検出するようにしてもよい。また、駐
車場内に磁気マーカを埋め込んでおき、これにより自車
両の現在位置(広義)を検出するようにしてもよい。
【0055】(第2の実施の形態)第2の実施の形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対応する駐車支援装
置と同じ構成を有するので、その説明を省略する。
【0056】第2の実施の形態の特徴は、読み出した映
像と自車両を示すマークとを合成する前に、第1の実施
の形態では自車両を示すマークの方を回転させるのに対
して、読み出した映像の方を回転させることにある。
【0057】次に、図6に示す制御フローチャートに従
って駐車支援装置の制御動作を説明する。なお、図6に
示す制御フローチャートは、コントロールユニット27
のROM31に制御プログラムとして記憶されている。
【0058】本実施の形態では、図6に示すように、ス
テップS155およびステップS165を図3に示すフ
ローチャートに挿入し、ステップS150およびステッ
プS160を削除している。
【0059】ステップS10〜S140は、図2に示す
フローチャートの各ステップと同様であるので、その説
明を省略する。
【0060】そして、ステップS155では、ステップ
S130で検出された現在の進行方向に基づいて、ステ
ップS140で読み込んだ映像を回転させる。なお、映
像を回転させる演算は、自車両を示すマークを回転させ
る演算と同様に行うことができるので、その説明を省略
する。
【0061】そして、ステップS165では、ステップ
S155で回転された映像と自車両を示すマークとを合
成して表示用の画像を生成する。そして、この合成画像
をディスプレイ25に表示して、ステップS90に戻
る。
【0062】この結果、第2の実施の形態に関する特有
の効果としては、読み出した映像を車両の現在位置に基
づいて回転させ、回転させた映像と車両を示すマークと
を合成して表示用の画像を生成することで、表示される
画像が、運転者が後方を振り返って見た場合と同じ視点
からの映像となり、運転者の視点感覚に近い画像を提供
することができる。
【0063】(第3の実施の形態)第3の実施の形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対応する駐車支援装
置と同じ構成を有するので、その説明を省略する。
【0064】第3の実施の形態の特徴は、自車両を示す
マークと合成する映像として、特定された映像とその前
後の映像とを合成して得られる映像を用いることにあ
る。
【0065】次に、図7に示す制御フローチャートに従
って駐車支援装置の制御動作を説明する。なお、図7に
示す制御フローチャートは、コントロールユニット27
のROM31に制御プログラムとして記憶されている。
【0066】本実施の形態では、図7に示すように、ス
テップS145を図3に示すフローチャートに挿入して
いる。
【0067】ステップS10〜S140は、図2に示す
フローチャートの各ステップと同様であるので、その説
明を省略する。
【0068】そして、ステップS145では、ステップ
S140で読み込まれた(特定された)映像に対して、
例えば、前5回分、後ろ5回分の映像をさらに読み込ん
で、読み込んだ映像すべて(合計11回分)を合成して
1つの映像にする。
【0069】ここで、図8を参照して、合成の具体的な
方法を説明する。例えば、図8において、P→Qのよう
に映像が移動したとする。まず、Pの右側とQの左側の
絵を同じ1画素分だけ削除して抜き出す(P1,Q
1)。そして、P1とQ1が同一か否かを比較して、そ
の相対度合いを求める。次に、2画素分だけ削除した絵
を抜き出し(P2,Q2)、同じように相対度合いを求
める。これを10画素分程度求めて比較し、相対度合い
が一番強い削除した画素数を求める。そして、その画素
数の分だけずらしてPとQを合成する。これを繰り返す
ことにより、映像の合成を行うことができる。
【0070】そして、ステップS150およびステップ
S160は、図2に示すフローチャートの各ステップと
同様であるので、その説明を省略する。
【0071】この結果、第3の実施の形態に関する特有
の効果としては、複数の時点で車両側方の映像を撮像し
ておき、車両の駐車動作が検出された場合、車両の現在
位置に基づいて、記憶されている映像の中から、当該現
在位置に対応する時点で撮像された映像およびその前後
の時点で撮像された映像を読み出すことで、連続する時
点における複数の映像が合成されて表示されるため、撮
像範囲の狭い(画角の小さい)CCDカメラを用いるこ
とができ、表示される画像の歪みを減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】車両に対するCCDカメラの取付位置を説明す
るための図である。
【図3】第1の実施の形態の駐車支援装置の制御動作を
説明するための制御フローチャートである。
【図4】読み込むべき映像を選択する方法を説明するた
めの図である。
【図5】駐車動作の動きに従って表示される映像の具体
例を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態の駐車支援装置の制御動作を
説明するための制御フローチャートである。
【図7】第3の実施の形態の駐車支援装置の制御動作を
説明するための制御フローチャートである。
【図8】複数の映像を合成する方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 車両 3,5 CCDカメラ 7 現在位置検出装置 9 GPSアンテナ 11 ジャイロ 13 車速センサ 15 左右選択スイッチ 17 パーキングブレーキスイッチ 19 シフト位置検出センサ 21 地図CD−ROM 23 TVアンテナ 25 ディスプレイ 27 コントロールユニット 29 CPU 31 ROM 33 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、車両側方の映像を撮像
    する撮像手段と、 車両の位置を検出する位置検出手段と、 前記撮像手段により撮像された映像を前記位置検出手段
    により検出された車両の位置ごとに記憶する記憶手段
    と、 車両の駐車動作を検出する駐車動作検出手段と、 前記駐車動作検出手段により車両の駐車動作が検出され
    た場合、前記位置検出手段により検出された車両の現在
    位置に基づいて、前記記憶手段に記憶された映像を読み
    出す映像読み出し手段と、 前記映像読み出し手段により読み出された映像と車両を
    示すマークとを合成して表示用の画像を生成する画像生
    成手段と、 前記画像生成手段により生成された合成画像を表示する
    表示手段と、 を有することを特徴とする駐車支援装置。
  2. 【請求項2】 前記画像生成手段は、 前記映像読み出し手段により読み出された映像を前記位
    置検出手段により検出された車両の現在位置に基づいて
    回転させる回転手段を有し、 前記回転手段により回転された映像と車両を示すマーク
    とを合成して表示用の画像を生成することを特徴とする
    請求項1記載の駐車支援装置。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段は、 車両を示すマークを前記位置検出手段により検出された
    車両の現在位置に基づいて回転させる回転手段を有し、 前記回転手段により回転された車両を示すマークと前記
    映像読み出し手段により読み出された映像とを合成して
    表示用の画像を生成することを特徴とする請求項1記載
    の駐車支援装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段は、 少なくとも複数の時点で車両側方の映像を撮像し、 前記映像読み出し手段は、 前記駐車動作検出手段により車両の駐車動作が検出され
    た場合、前記位置検出手段により検出された車両の現在
    位置に基づいて、前記記憶手段に記憶された映像の中か
    ら、当該現在位置に対応する時点で撮像された映像およ
    びその前後の時点で撮像された映像を読み出すことを特
    徴とする請求項1記載の駐車支援装置。
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