JP2001340742A - 液体中型コンテナ用攪拌装置 - Google Patents

液体中型コンテナ用攪拌装置

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JP2001340742A
JP2001340742A JP2000165278A JP2000165278A JP2001340742A JP 2001340742 A JP2001340742 A JP 2001340742A JP 2000165278 A JP2000165278 A JP 2000165278A JP 2000165278 A JP2000165278 A JP 2000165278A JP 2001340742 A JP2001340742 A JP 2001340742A
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JP
Japan
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stirring
container
opening
shaft
diameter
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Application number
JP2000165278A
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English (en)
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Yoshimitsu Kawasaki
嘉光 川崎
Yoichi Nakai
陽一 中井
Tetsuo Takase
哲雄 高瀬
Kaoru Kusumoto
薫 楠本
Nobuo Shisaka
信夫 四坂
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BRAIN FIVE KK
SHISAKA KOGYO KK
Original Assignee
BRAIN FIVE KK
SHISAKA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体用コンテナに使用するものであって、開
口部から挿入でき、且つ手で行なう重労働が回避でき、
できるだけデッドスペースを減少させる攪拌装置を提供
する。 【解決手段】 コンテナ内の液体を攪拌するためのもの
であって、該コンテナの上部開口部径よりわずかに小さ
い回転径を有する攪拌翼を有する攪拌軸、該攪拌軸を駆
動する攪拌用モータ、及び該攪拌軸を公転させるための
公転用モータがコンテナの上部に位置すべき支持台に設
けられているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体コンテナ用攪拌装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体中型コンテナとは、貨車やトラック
で液体を輸送するための容器であって、一般的には0.
5m3 から3m3 の容量のものがある。
【0003】液体コンテナも基本的には通常のものと同
様であるが、流体であるがゆえに気密性が要求され、且
つ上部に液体を導入(排出する場合もある)するための
開口部、下部に液体排出用の開口(ノズル等)が設けら
れている。外形としては、角型のもの、耐圧用の円筒型
のもの等がある。気密性を有するため、開口部も密閉容
易なように比較的小さいものである。最も大きなもので
も容器内径(円形として)の1/3程度である。
【0004】上記した液体コンテナには、次のような欠
点があった。まず、チクソトロピー性を有する液体を搬
送する場合、長時間放置することによって、液体が高粘
度になり、そのままでは下方の排出用開口から排出でき
ないか、又は長時間を要することとなる。このような場
合、液体を攪拌すれば再度もとの粘度に戻り、排出が容
易になる。換言すると、このような性質がチクソトロピ
ー性である。また、コンテナ内で複数の液体を混合攪拌
する場合もある。
【0005】このような攪拌は、開口部から攪拌翼を挿
入して、それを回転させて行われる。攪拌翼は攪拌軸に
直角に設けられており、開口部から挿入するためには、
攪拌翼の回転径は、当然ながら開口部の径よりも小さ
い。このため、攪拌翼は開口部の径の範囲内でしか回転
せず、容器内に所謂デッドスペースができる。
【0006】容器内の液体が比較的低粘度であったり、
混合の良いものの場合では問題はないが、粘度が高いも
のや混合の悪いものの場合、攪拌翼(攪拌されている部
分)から距離のある部分では、ほとんど混合されない
か、又は攪拌の効果が生じないという事態が生じる。
【0007】そこで従来では、攪拌翼から距離があり、
攪拌の効果が及んでいない部分があれば、その部分は手
動で攪拌したり、モータを有するハンド攪拌機を手で持
って攪拌したりしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、手動で攪拌す
る方法は粘度が高い場合には非常な重労働であり、緊急
事態や臨時の場合しか実施できない。また、モータを有
するハンド攪拌機を使用する方法では攪拌には力が不要
であるが、攪拌機自体が重量がありこれも相当な重労働
である。
【0009】また、開口部から挿入した後に回転半径が
大きくなる回転翼を用いればよいが非常に高価であり、
取扱いや保守管理も面倒になる。
【0010】よって、本業界では、開口部から挿入で
き、且つ手で行なう重労働が回避できできるだけデッド
スペースを減少させる攪拌装置が待望されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような状況に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明攪拌装置を完成し
たものであり、その特徴とするところは、コンテナ内の
液体を攪拌するためのものであって、該コンテナの上部
開口部径よりわずかに小さい回転径を有する攪拌翼を有
する攪拌軸、該攪拌軸を駆動する攪拌用モータ、及び該
攪拌軸を公転させるための公転用モータがコンテナの上
部に位置すべき支持台に設けられている点にある。
【0012】攪拌翼とは、攪拌するため回転するものを
言い、その形状は問わない。例えば、スクリューや扇風
機のような羽根構造、単なる棒や板、枠形状のもの、ア
ンカー型(いかり型)等どのようなものでもよい。この
回転翼の回転径(その中心で回転させた場合の径)は、
コンテナの開口部の径より小さいことは当然である。そ
うでなければ開口部から挿入できない。本発明の攪拌翼
は、開口部通過時と攪拌時にその回転径が変化するもの
ではないためである。
【0013】攪拌軸は、この攪拌翼が固定されるもの
で、直接又は間接的にモータに連結されている。軸は攪
拌翼の中心に取り付けるのが普通であるが、デッドスペ
ースをより減少させるために、攪拌翼の端部や、中心以
外の場所に固定してもよい。
【0014】ここでいう公転とは、水平方向の回転移動
をいう。公転させる方法は特に限定はしない。例えば、
油圧等で移動できる支持具の上に回転円盤と公転用モー
タを設け、この回転円盤に攪拌軸、攪拌翼、攪拌用モー
タ等を設けてもよい。攪拌翼をコンテナに挿入した後、
支持具を移動させ(これによって回転円盤も移動する)
所定位置で止める。そして、その位置で公転用モータを
駆動し、攪拌軸を公転させながら、攪拌軸も回転させ
る。また、他の方法としては、回転円盤が移動しないタ
イプも考えられる。即ち、回転円盤に中心部から周囲部
に延びる貫通溝を設け、攪拌翼等の全てを回転円盤に、
その溝の中で移動、固定できるようにすればよい。その
回転円盤を公転用モータで回転させる方法である。更
に、円盤を用いず枠やクランク等のみを用いて行っても
よい。
【0015】攪拌軸は攪拌翼が開口部である狭い部分を
通過すると、水平方向に移動できる余地がある。攪拌軸
が挿入した中心位置から、水平方向に移動させて開口部
に触れるまでの距離が軸の移動可能距離であるが、開口
部が円形でない場合には当然最も短い距離が移動可能距
離となる。
【0016】この移動(攪拌軸の公転径の変化)は、手
動で行なうのが簡単であるが、公転用モータで移動させ
てもよい。
【0017】支持台は、攪拌翼や攪拌軸、モータ等の各
構成要素が、一体的でも別個であっても、それらを支持
するものである。これはコンテナの上に位置するもので
ある。換言すると、この支持台の下にコンテナを移動さ
せるということである。
【0018】この支持台の高さを変化できるようにし、
それによって攪拌翼を上下し、コンテナに入れる。ま
た、支持台は上下できず、攪拌軸が上下できる構造にし
てもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明攪拌
装置1の1例の下方にコンテナ2を載置したところを示
す。支持台3は、脚部4と台部5から構成されている。
この脚部4は油圧ジャッキと同じ原理で、上下できる構
造となっている。
【0020】台部5には、攪拌軸6が貫通でき、公転で
きるように貫通孔7が設けられている。この貫通孔7を
跨ぐように支持具8が設けられ、その支持具8の上に回
転円盤9が支持具8に対して回転可能に固定され、且つ
公転用モータ10も固定されている。この回転円盤9に
は、攪拌用モータ11が固定され、それに攪拌翼12が
固定された攪拌軸6が固定されている。
【0021】この例では、攪拌翼12は枠構造のもので
ある。また、攪拌翼12の回転径d 1 は、コンテナ2の
開口部の径d2 より少し小さい。この例では、攪拌軸6
が中心位置から移動できる距離はL1 である。
【0022】次にこの例がどの程度従来のデッドスペー
スを減少することができるか、その原理を説明する。図
2は単なる原理図である。径が1.2mの容器に、径が
40cmの開口が開口部が設けられている。開口部が4
0cmであるため、回転径が40cmの攪拌翼が挿入で
きる。従来では、この開口部の真下部分以外は、(a)
に示すように当然デッドスペース13であり、攪拌翼が
まったく届かないエリアである。本発明装置では、
(b)に示すように、攪拌軸は開口部の端部まで移動で
きるため、攪拌翼の端部は容器の端部近くまで届くこと
となり、デッドスペースは大きく減少する。勿論、撹拌
軸は公転するため、図でいう左側にも届くことは言うま
でもない。
【0023】図2(c)は、上記と同様であるが、攪拌
軸が攪拌翼の端部に固定されている例である。この例で
も挿入できる翼の大きさは40cmであるが、回転中心
が端部であるため、翼の回転径は80cmとなる。
(d)は、この軸を(b)と同様開口部端部まで移動さ
せたとろこである。この場合、自転と公転を合わせる
と、その攪拌翼の前回転径は1.2mとなり、前記した
(b)より更にデッドスペースが減少し、容器の径が
1.2mであるので、ほとんど0である。
【0024】これが、本発明の特徴である。勿論、どの
程度デッドスペースが軽減できるかは、開口部と容器径
の比や撹拌翼の大きさ、軸と翼の固定位置等で決まるも
ので、すべてデッドスペースが0になる訳ではない。し
かし、どの場合でも従来の固定式と比較して改善される
ことは間違いない。
【0025】
【発明の効果】本発明コンテナには次のような効果があ
る。 (1) 攪拌翼の届かないデッドスペースが大きく減少
する。これによって、攪拌効率が大きく向上する。 (2) 手で攪拌したり、重いハンド攪拌機を持つ必要
がなくなり、作業が軽減されるだけでなく、安全性も向
上する。 (3) 本発明装置は、従来の攪拌装置と比較して、追
加しなければならないものは、公転用モータ等わずかで
あり、安価に製造できる。 (4) どのようなタイプの攪拌翼にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明攪拌装置の1例を示す側面図である。
【図2】本発明の原理を説明するための原理図である。
【符号の説明】
1 本発明攪拌装置 2 コンテナ 3 支持台 4 脚部 5 台部 6 攪拌軸 7 貫通孔 8 支持具 9 回転円盤 10 公転用モータ 11 攪拌用モータ 12 攪拌翼 d1 攪拌翼の回転径 d2 コンテナの開口部の径 L1 中心位置から移動できる距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 哲雄 愛知県知立市弘法町丁凪40−4 ダイヤパ レス知立三番館301号 (72)発明者 楠本 薫 愛知県知多市梅ヶ丘2丁目227−2 (72)発明者 四坂 信夫 愛知県西加茂郡三好町大字三好字井ノ花60 −2 株式会社四坂工業三好工場内 Fターム(参考) 4G078 AA02 AA26 BA05 CA01 CA19 DA01 DB04 DB08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ内の液体を攪拌するためのもの
    であって、該コンテナの上部開口部径よりわずかに小さ
    い回転径を有する攪拌翼を有する攪拌軸、該攪拌軸を駆
    動する攪拌用モータ、及び該攪拌軸を公転させるための
    公転用モータがコンテナの上部に位置すべき支持台に設
    けられていることを特徴とする液体コンテナ用攪拌装
    置。
  2. 【請求項2】 該攪拌軸の公転半径は手動で設定可能で
    ある請求項1記載の液体コンテナ用攪拌装置。
JP2000165278A 2000-06-02 2000-06-02 液体中型コンテナ用攪拌装置 Pending JP2001340742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011202A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Nakata Coating Co., Ltd. 攪拌装置及び攪拌装置用治具
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CN104474935A (zh) * 2014-11-24 2015-04-01 常熟市明瑞五金制品厂(普通合伙) 遮阳网原料混匀装置

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