JP2001339870A - 二次電池を内蔵する電気機器 - Google Patents

二次電池を内蔵する電気機器

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JP2001339870A
JP2001339870A JP2000160044A JP2000160044A JP2001339870A JP 2001339870 A JP2001339870 A JP 2001339870A JP 2000160044 A JP2000160044 A JP 2000160044A JP 2000160044 A JP2000160044 A JP 2000160044A JP 2001339870 A JP2001339870 A JP 2001339870A
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secondary battery
battery
circuit
charging
voltage
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Takahiko Mashima
隆彦 真嶋
Kensuke Fukui
憲介 福井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池を満充電した後、電池管理回路を動
作状態としながら、二次電池を理想的な状態にする。 【解決手段】 電気機器は、二次電池1と、二次電池1
を充電する充電回路11と、充電電流を遮断する充電ス
イッチ12と、二次電池1の満充電を検出して充電スイ
ッチ12を制御する充電制御回路13と、二次電池1の
状態を管理する電池管理回路3と、電池管理回路3の電
源回路14に接続している電源スイッチ15と、電源ス
イッチ15を制御する電圧検出回路12と、充電回路1
1の出力を電源スイッチ15に供給する電源ダイオード
17と、充電スイッチ12の出力側を電源スイッチ15
に接続して、二次電池1の出力を電源スイッチ15に供
給する電池ダイオード18とを備える。電気機器は、充
電回路11の出力を、電源ダイオード17と電源スイッ
チ15を介して電池管理回路3に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池を内蔵し
ている電気機器に関し、とくに、二次電池の充放電を管
理する電池管理回路を内蔵する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池を内蔵してこれを電源とする電
気機器は、図1に示すように、二次電池1の残容量を検
出して表示する電池管理回路3等を設けて便利に使用で
きる。それは、二次電池1の状態を管理しながら使用で
きるからである。たとえば、二次電池1の残容量を表示
する電池管理回路3は、二次電池1を満充電した後、満
充電であることを連続して表示するように設計してより
便利に使用できる。満充電した後、満充電である表示を
しないと、ユーザーは二次電池1が満充電できたかどう
かを確認できなくなるからである。このことを実現する
ために、図1に示す従来の電気機器は、電源スイッチ1
5を介して電池管理回路3を二次電池1に接続してい
る。電源スイッチ15は、電池電圧でオンオフに制御さ
れ、電池の残容量が残り少なくなって電池電圧が低下す
るまではオン状態に保持される。
【0003】この回路図の電気機器は、二次電池1を充
電回路11に接続すると、充電スイッチ12がオンにな
って二次電池1の充電が開始される。二次電池1を充電
しているとき、すなわち、充電スイッチ12がオンの状
態では、充電スイッチ12と電源スイッチ15を介し
て、充電回路11から電池管理回路3に電力が供給され
る。このため、電池管理回路3が動作状態となって、二
次電池1の残容量を表示する。二次電池1が満充電にな
ると、充電スイッチ12はオフに切り換えられるが、ト
リクル充電スイッチ23はオン状態となって、二次電池
1がトリクル充電される。トリクル充電される二次電池
1は、電池電圧が低下しない。したがって、電源スイッ
チ15はオン状態を保持されて、電池管理回路3を動作
状態に保持する。この状態で、電池管理回路3は、トリ
クル充電スイッチ23を介して電力が供給される。した
がって、二次電池1が満充電された後、長い時間、二次
電池1を充電回路11から分離しなくても、電池管理回
路3は動作状態に保持される。また、二次電池1もトリ
クル充電されて過放電されることもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】満充電された二次電池
を、トリクル充電しながら、電池管理回路を動作状態と
する回路は、かならずしも二次電池を理想的な状態では
充電できない。たとえば、二次電池をリチウムイオン二
次電池とする電気機器は、満充電した後に継続してトリ
クル充電すると、電池電圧が異常に高くなって過充電し
て電池の寿命が極端に短くなる。リチウムイオン二次電
池に限らず、たとえば、ニッケル−水素電池やニッケル
−カドミウム電池を内蔵する電気機器においても、電池
管理回路を動作させながらトリクル充電する場合、充電
電流を最適にするのが非常に難しい。トリクル充電する
充電電流が大きすぎると、二次電池が過充電されて寿命
が短くなり、反対に小さすぎると、電池管理回路が二次
電池を放電してしまう弊害が発生する。
【0005】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、二次
電池を満充電した後、電池管理回路を動作状態としなが
ら、二次電池を理想的な状態にできる二次電池を内蔵す
る電気機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気機器は、二
次電池1と、この二次電池1を充電する充電回路11
と、充電回路11と二次電池1との間に接続されて、充
電される二次電池1が満充電になると充電電流を遮断す
る充電スイッチ12と、二次電池1の満充電を検出して
充電スイッチ12をオンオフに制御する充電制御回路1
3と、二次電池1の充放電の状態を管理する電池管理回
路3と、電池管理回路3の電源回路14に接続している
電源スイッチ15と、この電源スイッチ15を二次電池
1の電圧でオンオフに制御する電圧検出回路16と、充
電回路11の出力を電源スイッチ15に供給する電源ダ
イオード17と、充電スイッチ12の出力側を電源スイ
ッチ15に接続して、二次電池1の出力を電源スイッチ
15に供給する電池ダイオード18とを備える。この電
気機器は、二次電池1を満充電して充電スイッチ12が
オフに切り換えられた後は、充電回路11の出力を、電
源ダイオード17と電源スイッチ15を介して電池管理
回路3に供給する。この状態で、充電回路11が電池管
理回路3に電力を供給して、電池管理回路3を動作状態
とする。満充電された二次電池1は、電池管理回路3に
電力を供給することなく、また、オフ状態の充電スイッ
チ12によって充電電流も遮断されて、過充電されるこ
とはない。
【0007】電気機器の電池管理回路3は、好ましく
は、二次電池1の残容量を演算して表示する残容量検出
表示回路である。さらに、本発明の電気機器は、二次電
池1の過放電を防止する保護回路4を備えている。この
保護回路4は、電池電圧が設定電圧よりも低くなると、
二次電池1の放電を停止する主保護回路4Aと、二次電
池1を補充電するサブ保護回路4Bとを備える。サブ保
護回路4Bは、二次電池1を補充電するサブ電池8と、
このサブ電池8を二次電池1に接続するサブダイオード
7とを備える。二次電池1の電圧が低下すると、サブ電
池8が二次電池1を補充電して、二次電池1が長期間放
置されたときの過放電を有効に防止する。この電気機器
は、二次電池1を、たとえばリチウムイオン二次電池と
して、サブ電池をリチウム一次電池とする。
【0008】さらに、電気機器が備える主保護回路4A
は、電流を遮断する設定電圧が異なる第1保護回路4a
と第2保護回路4bを備える。第1保護回路4aは負荷
2に直列に接続されて、二次電池1の電圧が第1設定電
圧以下になると負荷2に流れる電流を遮断する。第2保
護回路4bは、二次電池1と直列に接続されて、二次電
池1の電圧が第2設定電圧以下に低下すると、二次電池
1に流れる電流を遮断する。この電気機器は、好ましく
は、電圧検出回路16が電源スイッチ15をオフにする
電圧を、第1保護回路4aの第1設定電圧よりも高くし
て、第1設定電圧を第2保護回路4bの第2設定電圧よ
りも高くする。この電気機器は、第2保護回路4bを、
二次電池1を内蔵しているパック電池10に内蔵するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気機器を例示するもの
であって、本発明は電気機器を以下のものに特定しな
い。
【0010】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0011】本発明は電気機器を特定しないが、電気機
器は、電気かみそりや電動歯ブラシなどである。図2の
回路図は、電気かみそりに内蔵される回路構成を示して
いる。この図の電気機器は、二次電池1と、二次電池1
を電源として動作する負荷2と、二次電池1を充電する
充電回路11と、充電回路11と二次電池1との間に接
続されて、二次電池1が満充電になると充電電流を遮断
する充電スイッチ12と、二次電池1の満充電を検出し
て充電スイッチ12をオンオフに制御する充電制御回路
13と、二次電池1の充放電の状態を管理する電池管理
回路3と、電池管理回路3の電源回路14に接続してい
る電源スイッチ15と、この電源スイッチ15を二次電
池1の電圧でオンオフに制御する電圧検出回路16と、
充電回路11の出力を電源スイッチ15に供給する電源
ダイオード17と、充電スイッチ12の出力側を電源ス
イッチ15に接続して、二次電池1の出力を電源スイッ
チ15に供給する電池ダイオード18と、二次電池1を
過放電から防止する保護回路4とを備える。
【0012】二次電池1はリチウムイオン二次電池であ
る。リチウムイオン二次電池は、大きさや重さに対する
充電容量が大きく、小さくかつ軽くして充電容量を大き
くできる。ただ、二次電池は、リチウムイオン二次電池
にかぎらず、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウ
ム電池を使用することもできる。
【0013】負荷2は電気機器によって異なる。電気か
みそりや電動歯ブラシのように、機械的な駆動機構を内
蔵する電気機器の負荷2はモーターである。電気機器が
無線器の場合、負荷は送信回路または受信回路である。
さらに、コンピュータ等の場合は電子回路である。
【0014】充電回路11は、二次電池1を充電する電
圧と電流を出力する電源であって、電気機器に内蔵さ
れ、あるいは、電気機器の外部にあって電気機器を脱着
できるように連結する。電気機器に脱着できるように連
結される充電回路は、たとえば、電気機器とは別の充電
器に内蔵される。この充電回路は、電気機器を充電器に
セットした状態で、二次電池を充電する。充電回路11
を内蔵している電気機器は、たとえば、充電回路11の
入力側に電源コードや電源プラグを接続しており、電源
コードや電源プラグをコンセントに接続して、二次電池
1を充電する。
【0015】充電制御回路13は、二次電池1の電圧を
検出して二次電池1が満充電されたかどうかを判定し
て、充電スイッチ12をオンオフに制御する。二次電池
1が満充電されるまで、充電制御回路13は充電スイッ
チ12をオンとし、二次電池1が満充電されると充電ス
イッチ12をオフに切り換えて充電を終了する。充電ス
イッチ12は、FETやトランジスター等のスイッチン
グ素子で、充電制御回路13に接続されてオンオフに制
御される。
【0016】図の電池管理回路3は、電池の残容量を演
算して表示する残容量検出表示回路である。残容量検出
表示回路は、複数のLED19と、点灯するLED19
の数を二次電池1の残容量で変更する演算回路20とを
備える。演算回路20は、二次電池1の充電時間と放電
時間の差で残容量を演算し、あるいは、二次電池1の充
電電流の積分値と、放電電流の積分値から残容量を演算
する。二次電池1の充電時間は、充電スイッチ12がオ
ンになっている時間で検出できる。放電時間は、負荷2
と直列に接続しているスイッチのオン時間で検出でき
る。二次電池1の充電電流と放電電流は、図示しないが
二次電池と直列に電流検出抵抗を接続し、電流検出抵抗
の両端の電圧で検出する。演算回路20は、演算した二
次電池1の残容量に相当する数のLED19を点灯す
る。たとえば、満充電された状態で全てのLED19を
点灯し、残容量が少なくなるにしたがって点灯するLE
D19の数を少なくし、完全に放電した状態で全てのL
ED19を消灯する。
【0017】電池管理回路は、必ずしも残容量検出表示
回路とは限らない。電気機器によっては、二次電池の環
境を常に管理する回路とすることもできる。たとえば、
高温な環境で使用される電気機器においては、電池管理
回路が二次電池の温度を常に検出して、電池温度が設定
温度よりも高くなると、警報を発生し、あるいは、強制
冷却器を動作させる。
【0018】電源スイッチ15は、電池管理回路3の電
源回路14に接続されて、電池管理回路3の動作状態を
制御する。電源スイッチ15がオンになると、電池管理
回路3は動作状態となり、オフになると、電池管理回路
3は動作しなくなる。図の残容量検出表示回路は、電源
スイッチ15がオンになると、残容量を演算してLED
19を点灯して表示する。電源スイッチ15がオフにな
ると、残容量の演算が停止されると共に、全てのLED
19が消灯される。
【0019】電圧検出回路16は、二次電池1の電圧で
電源スイッチ15をオンオフに制御する。二次電池1の
電圧が設定電圧よりも高いときに、電圧検出回路16は
電源スイッチ15をオンとし、電池電圧が設定電圧より
も低下すると電源スイッチ15をオフに切り換えて、二
次電池1の放電を停止する。二次電池1が過放電になる
のを防止するためである。
【0020】電源スイッチ15は、電源ダイオード17
を介して充電回路11に、電池ダイオード18を介して
二次電池1に接続される。電源ダイオード17と電池ダ
イオード18は、充電回路11と二次電池1から電池管
理回路3に電力を供給する方向に接続している。したが
って、充電回路11が二次電池1を充電する電力を出力
するときは、充電回路11が、電源ダイオード17と電
源スイッチ15を介して電池管理回路3に電力を供給す
る。充電回路11は、充電スイッチ12を介することな
く、電源ダイオード17にバイパスされて電池管理回路
3に電力を供給する。したがって、二次電池1が満充電
されて、充電スイッチ12がオフに切り換えられた後に
おいても、充電回路11は、電源ダイオード17と電源
スイッチ15を介して電池管理回路3に電力を供給す
る。このため、二次電池1が満充電された後、充電回路
11が充電電力を出力する状態にあっては、充電回路1
1から電池管理回路3に電力が供給されて、電池管理回
路3を動作状態に保持する。この状態で、二次電池1は
電池管理回路3に電力を供給せず、電池管理回路3で放
電されることはない。電池管理回路3は、電源スイッチ
15とふたつのダイオードを介して、充電回路11と二
次電池1に接続される。ただ、充電回路11が二次電池
1の充電電力を出力する状態においては、充電回路11
の出力電圧は充電している二次電池1の実質的な電圧よ
りも高い。充電回路11から二次電池1に向かって電流
を流して充電するためである。このため、充電スイッチ
12がオンの状態においても、電池管理回路3には、二
次電池1よりも充電回路11から電力が供給される。二
次電池1が満充電されて、充電スイッチ12がオフにな
った後は、二次電池1の電圧は次第に低下する。したが
って、充電回路11の電圧は二次電池1の電圧よりもさ
らに高くなり、電池管理回路3に電力を供給する。充電
回路11よりも電圧が低くなった二次電池1には、電池
管理回路3に電力を全く、あるいはほとんど供給しなく
なる。
【0021】ふたつのダイオードを介して充電回路11
と二次電池1に接続される電池管理回路3は、電源スイ
ッチ15がオンのときに、電圧の高い一方から電力が供
給される。その後、電気機器を充電器から外し、あるい
は、充電回路11の電源プラグをコンセントから外す
と、充電回路11から二次電池1に充電電力が供給され
なくなる。この状態になると、二次電池1は電池ダイオ
ード18を介して電源スイッチ15に電力を供給する。
この状態で、電源スイッチ15がオンになると、二次電
池1から電池管理回路3に電力が供給される。電源スイ
ッチ15は常にオンには制御されない。電池管理回路3
の消費電力が大きいので、必要なときにかぎって、電源
スイッチ15をオンに制御する。
【0022】電源スイッチ15は、二次電池1の電圧が
設定電圧よりも高く、しかも、スイッチング回路21か
らオン信号が出力されときに限ってオンに制御される。
スイッチング回路21からオン信号が出力されるのは、
電気機器を使用するときである。したがって、スイッチ
ング回路21で電源スイッチ15を制御する電気機器
は、使用するときにかぎって、電池管理回路3である残
容量検出表示回路を動作状態として、LED19を点灯
して残容量を表示する。
【0023】スイッチング回路21は、操作スイッチ2
2を接続しており、操作スイッチ22が押されるとオン
信号を出力する。さらに操作スイッチ22が押される
と、スイッチング回路21はオフ信号を出力する。オン
信号は、電源スイッチ15をオンに切り換えると共に、
負荷2に接続しているスイッチング素子6もオンに切り
換える。
【0024】保護回路4は、主保護回路4Aとサブ保護
回路4Bとを備える。主保護回路4Aは、二次電池1の
電圧を検出して電池電圧が設定電圧よりも低くなると、
二次電池1の放電を停止する。図の電気機器は、第1保
護回路4aと第2保護回路4bからなる主保護回路4A
を備えている。第1保護回路4aは負荷2に直列に接続
されて、二次電池1の電圧が第1設定電圧以下になると
負荷2に流れる電流を遮断する。第2保護回路4bは二
次電池1と直列に接続されて、二次電池1の電圧が第2
設定電圧以下に低下すると、二次電池1から流れる電流
を遮断する。
【0025】第1保護回路4aと第2保護回路4bは、
電流を遮断する設定電圧が異なり、第1設定電圧は第2
設定電圧よりも高く、いいかえると、第2設定電圧を第
1設定電圧よりも低く設定している。二次電池1をリチ
ウムイオン二次電池とする電気機器は、たとえば、第1
設定電圧を3.1V/セルとし、第2設定電圧を2.7
V/セルとする。二次電池1が放電して、第1設定電圧
になると第1保護回路4aが負荷2に流れる電流を遮断
する。この状態で、第1保護回路4aは、電池管理回路
3に流れる電流を遮断しない。さらに二次電池1が放電
されて、第2設定電圧になると第2保護回路4bが、二
次電池1から流れる全ての電流を遮断する。この状態
で、負荷2と電池管理回路3の両方に流れる電流が遮断
される。
【0026】第1保護回路4aと第2保護回路4bは、
電圧検出回路5とスイッチング素子6とを備える。スイ
ッチング素子6は、FETまたはトランジスター等の半
導体スイッチング素子6で、オン状態で電池を放電でき
る方向に接続している。第1保護回路4aのスイッチン
グ素子6は、負荷2と直列に接続されて、負荷2に流れ
る電流を遮断する。第2保護回路4bのスイッチング素
子6は、二次電池1と直列に接続されて、二次電池1か
ら流れる電流を遮断する。電圧検出回路5は、二次電池
1の電圧を検出して設定電圧に比較し、電池電圧が設定
電圧以下になるとスイッチング素子6をオフとし、電池
電圧が設定電圧よりも高いときに、スイッチング素子6
をオンに制御する。
【0027】図の電気機器は、第2保護回路4bを、二
次電池1を内蔵するパック電池10に内蔵させている。
いいかえると、第2保護回路4bを内蔵しているパック
電池10を電気機器にセットしている。この電気機器
は、第2保護回路4bを内蔵しているパック電池10を
装着するので、パック電池10と並列、すなわち、二次
電池1と第2保護回路4bとを直列に接続してなる回路
と並列にサブ保護回路4Bを接続している。
【0028】サブ保護回路4Bはサブダイオード7とサ
ブ電池8とを備え、サブダイオード7を介してサブ電池
8を二次電池1に接続している。サブ保護回路4Bは、
二次電池1の電圧が低下すると、サブダイオード7を通
過して、サブ電池8で二次電池1を補充電する。サブ電
池8が二次電池1を補充電できるように、サブダイオー
ド7はサブ電池8が二次電池1を充電できる方向に接続
している。さらに、サブダイオード7は、二次電池1を
充電するときにサブ電池8に充電電流が流れるのを阻止
する。
【0029】さらにまた、サブダイオード7の両端に発
生する電圧降下は、サブ電池8が二次電池1を充電する
ときに、サブ電池8が二次電池1を補充電する状態を理
想的な電圧値に調整する。サブ電池8は、二次電池1が
過放電になる電圧に低下するまで、二次電池1を充電す
る必要がない。仮に、サブ電池8がつねに二次電池1を
充電すると、サブ電池8は短期間で放電されてしまい、
二次電池1の過放電を長期間にわたって防止できなくな
る。サブ電池8は、二次電池1の電圧が、過放電される
状態になるまで低下するときにかぎって、二次電池1の
充電を開始するのが理想である。サブ電池8と直列に接
続しているサブダイオード7は、両端に約0.6Vの電
圧降下が発生する。したがって、二次電池1の電圧がサ
ブ電池8の電圧よりも0.6V以下に低下するまで、サ
ブ電池8は二次電池1の充電をしない。二次電池1の電
圧が過放電になるまで低下すると、サブ電池8が二次電
池1を充電する。ダイオードは極めて安価なパーツで、
しかも両端の電圧降下がほぼ一定である。このため、二
次電池1とサブ電池8に、電圧値のほぼ等しい電池を使
用する電気機器において、サブ電池8と直列にサブダイ
オード7を接続して、サブ電池8が二次電池1を充電す
る電圧を理想的な電圧値に制御できる。また、ダイオー
ドの電圧降下はほぼ一定であるから、複数のダイオード
を直列に接続して、ダイオード全体での電圧降下を最適
電圧に調整することができる。ダイオードを直列接続す
る個数が多くして、サブ電池が二次電池の充電を開始す
るときの二次電池の電圧値を低くできる。
【0030】さらに、図のサブ保護回路4Bは、サブ電
池8が二次電池1を充電する充電電流を制限するため
に、サブダイオード7と直列に電流制限抵抗9を接続し
ている。電流制限抵抗9の抵抗値は、サブ電池8が二次
電池1を充電する充電電流で、二次電池1の自己放電を
補うことができるように設定する。
【0031】二次電池1は自己放電するがその放電電流
は極めて小さい。このため、電流制限抵抗9の抵抗値
は、たとえば、約10kΩと非常に大きな値に設定し
て、サブ電池8が二次電池1を充電する充電電流を小さ
くして、長期間にわたって二次電池1を補充電できるよ
うにする。さらに、サブ電池8は、長期間にわたって、
二次電池1の自己放電を補うことができるように、二次
電池1よりも自己放電の少ない電池を使用する。一次電
池は、二次電池に比較して自己放電が少ない。したがっ
て、サブ電池8には、好ましくは一次電池を使用する。
とくに、サブ電池8にはリチウム一次電池が最適であ
る。リチウム一次電池の自己放電が極めて少なく、長期
間にわたって二次電池1を補充電できるからである。こ
のため、二次電池1をリチウムイオン二次電池として、
サブ電池8をリチウム一次電池とする組合せは最適であ
る。とくに、この組合せは、サブ電池8と直列に接続さ
れたサブダイオード7でもって、サブ電池8が二次電池
1を充電する電圧も最適値に設定できる。
【0032】サブ電池8は、負荷2に電力を供給するた
めの電池ではない。二次電池1の自己放電を補償するた
めの電池である。二次電池1の自己放電による電流は極
めて小さい。したがって、サブ電池8は、二次電池1の
容量に比較して容量の小さい電池、たとえば、コイン電
池、とくにリチウム一次電池であるコイン電池が最適で
ある。狭いスペースに収納して、極めて長期間にわたっ
て二次電池1の過放電による劣化を有効に防止できるか
らである。
【0033】図2の電気機器は、二次電池1と直列に接
続している第2保護回路4bをパック電池10に内蔵し
て、パック電池10と並列にサブ保護回路4Bを接続し
ている。この電気機器は、保護回路4を内蔵しているパ
ック電池10を電気機器に装着できる。ただ、この電気
機器は、第2保護回路4bが二次電池1の電流を遮断す
る状態で、サブ電池8が電池管理回路3で放電される。
サブ電池8の放電電流は、電流制限抵抗9に制限されて
極めて微小な電流ではあるが、サブ電池8の容量も小さ
いので、好ましくは、この放電電流もできる限り小さく
するのがよい。図3に示すように、サブ保護回路4Bを
二次電池1に並列に接続して、サブ電池8が電池管理回
路3で放電されるのを阻止できる。第2保護回路4bの
スイッチング素子6がオフになると、サブ電池8の−側
が電池管理回路3から電気的に切り離されるからであ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は、二次電池を満充電した後、電
池管理回路を動作状態としながら、二次電池を理想的な
状態にできる特長がある。それは、本発明の電気機器
が、二次電池を満充電して充電スイッチをオフに切り換
えた後は、充電回路の出力を、電源ダイオードと電源ス
イッチを介して電池管理回路に供給しているからであ
る。この電気機器は、二次電池が満充電された状態で
は、充電回路が電池管理回路に電力を供給して、電池管
理回路を動作状態とするので、満充電された二次電池
が、電池管理回路に電力を供給することがない。また、
二次電池は、オフ状態の充電スイッチによって充電電流
が遮断されているので過充電されることはない。このよ
に、本発明の電気機器は、満充電された二次電池を理想
的な状態にしながら電池管理回路を動作状態にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の二次電池を内蔵する電気機器の回路図
【図2】本発明の実施例の二次電池を内蔵する電気機器
の回路図
【図3】本発明の他の実施例の二次電池を内蔵する電気
機器の回路図
【符号の説明】
1…二次電池 2…負荷 3…電池管理回路 4…保護回路 4A…主保護回路 4
B…サブ保護回路 4a…第1保護回路 4b…第2保護回路 5…電圧検出回路 6…スイッチング素子 7…サブダイオード 8…サブ電池 9…電流制限抵抗 10…パック電池 11…充電回路 12…充電スイッチ 13…充電制御回路 14…電源回路 15…電源スイッチ 16…電圧検出回路 17…電源ダイオード 18…電池ダイオード 19…LED 20…演算回路 21…スイッチング回路 22…操作スイッチ 23…トリクル充電スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 303 H02J 7/00 303C 7/04 7/04 G Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA11 DA13 EA02 EA05 5H030 AA01 AS11 BB01 BB04 BB08 BB21 FF41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池(1)と、この二次電池(1)を充電
    する充電回路(11)と、充電回路(11)と二次電池(1)との
    間に接続されて、充電される二次電池(1)が満充電にな
    ると充電電流を遮断する充電スイッチ(12)と、二次電池
    (1)の満充電を検出して充電スイッチ(12)をオンオフに
    制御する充電制御回路(13)と、二次電池(1)の充放電の
    状態を管理する電池管理回路(3)と、電池管理回路(3)の
    電源回路(14)に接続している電源スイッチ(15)と、この
    電源スイッチ(15)を二次電池(1)の電圧でオンオフに制
    御する電圧検出回路(16)と、充電回路(11)の出力を電源
    スイッチ(15)に供給する電源ダイオード(17)と、充電ス
    イッチ(12)の出力側を電源スイッチ(15)に接続して、二
    次電池(1)の出力を電源スイッチ(15)に供給する電池ダ
    イオード(18)とを備え、 充電回路(11)の出力が、電源ダイオード(17)と電源スイ
    ッチ(15)を介して電池管理回路(3)に供給されるように
    してなる二次電池を内蔵する電気機器。
  2. 【請求項2】 電池管理回路(3)が、二次電池(1)の残容
    量を演算して表示する残容量検出表示回路である請求項
    1に記載される二次電池を内蔵する電気機器。
  3. 【請求項3】 二次電池(1)の過放電を防止する保護回
    路(4)を備えており、保護回路(4)が、電池電圧が設定電
    圧よりも低くなると、二次電池(1)の放電を停止する主
    保護回路(4A)と、二次電池(1)を補充電するサブ保護回
    路(4B)とを備え、サブ保護回路(4B)は、二次電池(1)を
    補充電するサブ電池(8)と、このサブ電池(8)を二次電池
    (1)に接続するサブダイオード(7)とを備え、二次電池
    (1)の電圧が低下すると、サブ電池(8)が二次電池(1)を
    補充電するようにしてなる請求項1に記載される二次電
    池を内蔵する電気機器。
  4. 【請求項4】 二次電池(1)がリチウムイオン二次電池
    で、サブ電池(8)がリチウム一次電池である請求項3に
    記載される二次電池を内蔵する電気機器。
  5. 【請求項5】 主保護回路(4A)が、電流を遮断する設定
    電圧が異なる第1保護回路(4a)と第2保護回路(4b)を備
    え、第1保護回路(4a)は負荷(2)に直列に接続されて、
    二次電池(1)の電圧が第1設定電圧以下になると負荷(2)
    に流れる電流を遮断し、第2保護回路(4b)は二次電池
    (1)と直列に接続されて、二次電池(1)の電圧が第2設定
    電圧以下に低下すると、二次電池(1)に流れる電流を遮
    断する請求項3に記載される二次電池を内蔵する電気機
    器。
  6. 【請求項6】 電圧検出回路(16)が電源スイッチ(15)を
    オフにする電圧が、第1保護回路(4a)の第1設定電圧よ
    りも高く、第1設定電圧が第2保護回路(4b)の第2設定
    電圧よりも高い請求項5に記載される二次電池を内蔵す
    る電気機器。
  7. 【請求項7】 第2保護回路(4b)が、二次電池(1)を内
    蔵するパック電池(10)に内蔵され、このパック電池(10)
    と並列にサブ保護回路(4B)を接続している請求項5に記
    載される二次電池を内蔵する電気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043188A (ja) * 2006-07-12 2008-02-21 Nissan Motor Co Ltd 二次電池の入出力電力制御装置及び入出力電力制御方法

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