JP2001339465A - メッセージフロー制御方法および通信システム - Google Patents

メッセージフロー制御方法および通信システム

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JP2001339465A
JP2001339465A JP2000157211A JP2000157211A JP2001339465A JP 2001339465 A JP2001339465 A JP 2001339465A JP 2000157211 A JP2000157211 A JP 2000157211A JP 2000157211 A JP2000157211 A JP 2000157211A JP 2001339465 A JP2001339465 A JP 2001339465A
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JP
Japan
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cmip
message
control device
monitoring
communication device
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JP2000157211A
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English (en)
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Hironori Terauchi
弘典 寺内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くのCMIP要求メッセージが同一の監視
対象装置に対して発生すると、その監視対象装置が処理
輻輳状態になる可能性があった。 【解決手段】 監視制御装置1のメッセージ転送制御部
21により、CMIPメッセージに基づく処理により監
視対象装置2が過負荷状態に陥らないようにCMIPメ
ッセージの送信間隔が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMIPに従っ
てCMIPメッセージを監視制御装置(Operation Syst
em)または通信機器(Network Element)の間で送受信す
る通信システムおよびその通信システムにおけるメッセ
ージフロー制御方法に関し、特に、同一の監視制御装置
または通信機器宛のCMIPメッセージが短期間に集中
することを抑制するメッセージフロー制御方法および通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CMIP(Common Management Informat
ion Protocol)は、監視制御装置と監視対象装置との間
のプロトコルであり、ネットワーク管理用のプロトコル
である。図11は、伝送路を介して接続された監視制御
装置と監視対象装置を有する従来の通信システムを示す
図である。図において、201は監視制御装置であり、
202は監視対象装置であり、3は伝送路である。監視
制御装置201において、11は伝送路3を介してCM
IPメッセージの授受を実行する下位レイヤであり、1
2は監視制御装置201の下位レイヤ11に対応してC
MIPメッセージを送受するCMIPプロトコルスタッ
クであり、13はCMIPを使用して共通情報管理サー
ビスを実行するCMIPアプリケーションである。監視
対象装置202において、31は伝送路3を介してCM
IPメッセージの授受を実行する下位レイヤであり、3
2は監視対象装置202の下位レイヤ31に対応してC
MIPメッセージを送受するCMIPプロトコルスタッ
クであり、33はCMIPを使用して共通情報管理サー
ビスを実行するCMIPアプリケーションである。
【0003】次に動作について説明する。図12は、図
11の従来の通信システムにおける従来のメッセージフ
ロー制御方法を説明する図である。
【0004】図11の従来の通信システムでは、監視制
御装置201におけるCMIPアプリケーション13に
対するオペレータによる操作に基づいて監視対象装置2
02に対する処理要求が発生すると、その処理要求に対
応するコマンドがCMIPプロトコルスタック12に供
給される。そのCMIPプロトコルスタック12はその
コマンドに対応するCMIP要求メッセージを生成す
る。そのCMIP要求メッセージは下位レイヤ11によ
り伝送路3を介して送信される。
【0005】そのCMIP要求メッセージは伝送路3を
介して監視対象装置202の下位レイヤ31およびCM
IPプロトコルスタック32により受信され、そのCM
IP要求メッセージにより指示されたコマンドがCMI
Pアプリケーション33に供給される。
【0006】監視対象装置202のCMIPアプリケー
ション33は、そのコマンドを処理し、このCMIP要
求メッセージに対応するCMIP応答メッセージを発生
するためのコマンドをCMIPプロトコルスタック32
に供給する。CMIPプロトコルスタック32はそのコ
マンドに対応するCMIP応答メッセージを生成する。
そのCMIP応答メッセージは下位レイヤ31により伝
送路3を介して送信される。
【0007】そのCMIP応答メッセージは伝送路3を
介して監視制御装置201の下位レイヤ11およびCM
IPプロトコルスタック12により受信され、そのCM
IP応答メッセージの内容がCMIPアプリケーション
13に供給される。
【0008】監視制御装置201のCMIPアプリケー
ション13は、そのCMIP応答メッセージの内容に基
づき処理の結果などをオペレータに対して表示する。
【0009】図12に示すように、例えば10秒の処理
時間が必要なコマンドを有するCMIP要求メッセージ
が1秒間に100本発生した場合、その100本のCM
IP要求メッセージが監視制御装置201から監視対象
装置202へ伝送される。なお、この程度の数のメッセ
ージの伝送においてはデータ転送の輻輳は通常生じな
い。そしてその100本のCMIP要求メッセージによ
る100のコマンドが1000秒(=10秒×100)
で監視対象装置202により処理され、その後、各CM
IP要求メッセージに対するCMIP応答メッセージが
監視対象装置202から監視制御装置201へ伝送され
る。
【0010】このようにして共通情報管理サービスが実
行される。ITU(国際電信電話諮問委員会)で標準化
されたCMIPの規定では1つの通信制御装置に対する
CMIPメッセージの集中発生を規制する規約はない。
【0011】一方、一般的なデータ転送に関する下位レ
イヤでの輻輳制御方法としては、例えば特開平5−16
7622号公報に記載のものがある。
【0012】図13は複数の通信制御装置からなる通信
システムの一例を示すブロック図である。図14は特開
平5−167622号公報に記載の従来のメッセージフ
ロー制御方法において使用されるパケットフォーマット
を示す図である。
【0013】図13において、100〜105は図14
に示すパケットでデータを授受する通信制御装置であ
り、106〜111は伝送路である。
【0014】次に動作について説明する。伝送路106
〜111を伝送するパケットは、図14に示すように、
送信元である通信制御装置を示す送信IDフィールド1
20と受信先である通信制御装置を示す受信IDフィー
ルド121およびデータフィールド122を1組とし、
これらがn組連結された構成となっている。
【0015】通信制御装置101が通信制御装置102
に対してデータの送信を行う場合、通信制御装置101
は、送信IDフィールド120に自己のIDを、受信I
Dフィールド121に通信制御装置102のIDを書き
込んで、そのデータからパケットを生成し、伝送路10
8を介して通信制御装置104に送信する。通信制御装
置104はこのパケットを受信すると、受信IDフィー
ルド121を読み取り、このパケットの宛先が通信制御
装置102であることを検知し、このパケットを伝送路
111を介して通信制御装置102に転送する。同様
に、通信制御装置102は受信IDフィールド121を
読み取り、このパケットが自分宛のものであることを検
知し、このパケットを取り込む。
【0016】ここで、通信制御装置101が通信制御装
置104に対して通信制御装置102宛のパケットを送
信しようとするときに、通信制御装置100から通信制
御装置105宛のパケットが通信制御装置101に到着
したとする。このとき、通信制御装置101は通信制御
装置102へのパケットと通信制御装置105へのパケ
ットを1つのパケットに連結して伝送路108に送出す
る。すなわち、通信制御装置101のIDを送信IDと
し、通信制御装置102のIDを受信IDとしたパケッ
トの後に、通信制御装置100のIDを送信IDとし、
通信制御装置105のIDを受信IDとしたパケットを
連結して、2組のデータが1つのパケットとして通信制
御装置104に伝送される。
【0017】通信制御装置104は、このパケットを受
信すると、このパケットにおける2組のデータをそれぞ
れ解析し、通信制御装置105宛のデータを1つのパケ
ットとして伝送路110を介して送信し、通信制御装置
102宛のデータを1つのパケットとして伝送路111
を介して送信する。
【0018】このようにして、複数のパケットが同一の
伝送路を通過する場合にそれらのパケットを連結して1
つのパケットとして伝送するようにして、パケット数を
削減する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のメッセージフロ
ー制御方法および通信システムは以上のように構成され
ているので、同一の監視対象装置に対して多くのCMI
P要求メッセージやCMIP通知メッセージが送信され
ることがあり、長い処理時間を要する多くのCMIP要
求メッセージが同一の監視対象装置に対して発生する
と、その監視対象装置が処理輻輳状態になり、監視処理
を正常に実行することが困難になるなどの課題があっ
た。
【0020】なお、例えば特開平5−167622号公
報に記載の上述の従来のメッセージフロー制御方法で
は、下位レイヤにおいてパケット数を減少させて通信量
を減らすことにより伝送路の混雑や通信処理の輻輳を抑
制するようにしているが、下位レイヤでの転送制御レベ
ルでは通信量が正常であり転送輻輳が生じていなくても
CMIP要求メッセージに対応した処理に起因してCM
IPアプリケーションにおいて輻輳状態となり監視処理
を正常に実行することが困難になる可能性があった。
【0021】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、CMIPプロトコルスタックまた
はCMIPアプリケーションにおいて、同一の監視制御
装置または通信機器宛のCMIPメッセージに基づく処
理量を監視し、その処理量が所定の基準値を超えた場合
に送信レートを制限してCMIPメッセージを送信する
ようにして、CMIPアプリケーションにおける輻輳状
態の発生を抑制することができるメッセージフロー制御
方法および通信システムを得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメッセー
ジフロー制御方法は、CMIPプロトコルスタックまた
はCMIPアプリケーションにおいて同一の監視制御装
置または通信機器宛のCMIPメッセージに基づく処理
量を監視するステップと、同一の監視制御装置または通
信機器宛のCMIPメッセージに基づく処理量が所定の
基準値を超えた場合に送信レートを制限してCMIPメ
ッセージを送信するステップとを備えるものである。
【0023】この発明に係るメッセージフロー制御方法
は、同一の監視制御装置または通信機器宛のCMIPメ
ッセージに基づく処理量が所定の基準値を超えた場合
に、各CMIPメッセージを所定の時間以上の間隔で送
信して送信レートを制限するようにしたものである。
【0024】この発明に係るメッセージフロー制御方法
は、同一の監視制御装置または通信機器宛のCMIPメ
ッセージに基づく処理量が所定の基準値を超えた場合
に、所定の複数のCMIPメッセージを送信し、所定の
複数のCMIPメッセージに対応する応答メッセージを
受信した後に次の所定の複数のCMIPメッセージを送
信して送信レートを制限するようにしたものである。
【0025】この発明に係るメッセージフロー制御方法
は、ある監視制御装置または通信機器の処理量が所定の
処理量を超えた場合、その監視制御装置または通信機器
から他の監視制御装置または通信機器へ処理輻輳を通知
するメッセージを送信するステップと、その後、その監
視制御装置または通信機器の処理量が所定の処理量以下
になった場合に、その監視制御装置または通信機器から
他の監視制御装置または通信機器へ輻輳解除を通知する
メッセージを送信するステップとを備え、輻輳通知のメ
ッセージを送信した装置宛のCMIPメッセージについ
て輻輳解除のメッセージを送信するまでの間、送信レー
トを制限するようにしたものである。
【0026】この発明に係る通信システムは、監視制御
装置または通信機器が、CMIPプロトコルスタックま
たはCMIPアプリケーションにおいて同一の監視制御
装置または通信機器宛のCMIPメッセージに基づく処
理量を監視し、同一の監視制御装置または通信機器宛の
CMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値を超
えた場合に送信レートを制限してCMIPメッセージを
送信するようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による通
信システムの構成を階層的に示す図である。図におい
て、1はCMIPを使用して監視対象装置2を管理する
監視制御装置であり、2は監視対象の通信機器である監
視対象装置であり、3は伝送路である。監視制御装置1
において、11は伝送路3を介してメッセージの授受を
実行する下位レイヤであり、12は監視制御装置1の下
位レイヤ11に対応してCMIPメッセージを送受する
CMIPプロトコルスタックであり、13はCMIPを
使用して共通情報管理サービスを実行するCMIPアプ
リケーションであり、21はCMIPプロトコルスタッ
ク12またはCMIPアプリケーション13に設けら
れ、下記のメッセージフロー制御を実行するメッセージ
転送制御部である。監視対象装置2において、31は伝
送路3を介してメッセージの授受を実行する下位レイヤ
であり、32は監視対象装置2の下位レイヤ31に対応
してCMIPメッセージを送受するCMIPプロトコル
スタックであり、33はCMIPを使用して共通情報管
理サービスを実行するCMIPアプリケーションであ
る。なお、図1においては、監視制御装置1および監視
対象装置2はそれぞれ1台であるが、複数の監視制御装
置1や監視対象装置2が伝送路を介して接続可能であ
る。
【0028】次に動作について説明する。まず、通常時
(すなわち、同一の監視制御装置または通信機器宛のC
MIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値以下で
ある場合)のメッセージフロー制御について説明する。
なお、CMIPメッセージとしては、各種処理を要求す
るCMIP要求メッセージ、CMIP要求メッセージに
より要求された処理の結果を通知するCMIP応答メッ
セージ、各種情報を通知するCMIP通知メッセージな
どがある。
【0029】オペレータが監視制御装置1のCMIPア
プリケーション13に対して監視対象となる監視対象装
置2を指定してオペレーションを指示すると、CMIP
アプリケーション13は、そのオペレーションに対応す
る処理を行い、CMIP要求メッセージを送信するため
のコマンドをメッセージ転送制御部21に供給する。メ
ッセージ転送制御部21は、同一の通信機器宛のCMI
Pメッセージに基づく処理量を監視し、通常時にはその
ままそのコマンドをCMIPプロトコルスタック12に
転送する。CMIPプロトコルスタック12は、そのコ
マンドを受け取ると下位レイヤ11に対して監視対象装
置2宛のCMIP要求メッセージを供給する。下位レイ
ヤ11は伝送路3を介してそのCMIP要求メッセージ
を監視対象装置2に送信する。
【0030】監視対象装置2の下位レイヤ31は伝送路
3を介して受信したCMIP要求メッセージをCMIP
プロトコルスタック32に供給する。CMIPプロトコ
ルスタック32はそのCMIP要求メッセージに対応す
るコマンドをCMIPアプリケーション33に対して発
行する。CMIPアプリケーション33はそのコマンド
に対応する処理を実行し、必要であればさらに下位の監
視対象装置2に対するオペレーションを同様にして実行
する。
【0031】そして、そのコマンドに対応する処理が終
了した後、CMIPアプリケーション33は、その処理
結果を示すCMIP応答メッセージを送信するためのコ
マンドをCMIPプロトコルスタック32に供給する。
CMIPプロトコルスタック32は、そのコマンドを受
け取ると監視制御装置1宛のCMIP応答メッセージを
下位レイヤ31に供給する。下位レイヤ31は伝送路3
を介してそのCMIP応答メッセージを監視制御装置1
に送信する。
【0032】一方、CMIPプロトコルスタック32
は、下位の通信機器からのCMIP通知メッセージを受
信すると、その内容をCMIPアプリケーション33に
供給し、そのCMIP通知メッセージを上位の監視制御
装置1に向けて転送させる。
【0033】監視制御装置1のCMIPプロトコルスタ
ック12はCMIP応答メッセージやCMIP通知メッ
セージを受信すると、その内容をCMIPアプリケーシ
ョン13に供給する。CMIPアプリケーション13は
適宜処理した後、その内容をオペレータに対して表示す
る。
【0034】次に、同一の監視制御装置または通信機器
宛のCMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値
を超えた場合のメッセージフロー制御について説明す
る。図2は実施の形態1による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【0035】監視制御装置1のメッセージ転送制御部2
1には、処理時間を多く要するメッセージ種別と、CM
IP要求メッセージの送信時間間隔であるシェーピング
間隔Tが監視対象装置毎に予め設定されている。
【0036】オペレータにより監視制御装置1のCMI
Pアプリケーション13に対してオペレーションの指示
があると、CMIPアプリケーション13は、そのオペ
レーションに対応するコマンドをメッセージ転送制御部
21に供給する。
【0037】メッセージ転送制御部21は、供給された
コマンドからCMIPメッセージの宛先および種別を識
別し、同一の通信機器についてCMIP要求メッセージ
により指示された処理に要する時間が所定の基準値を超
えるか否かを各監視制御装置または通信機器毎に判断す
る。
【0038】同一の通信機器宛のCMIP要求メッセー
ジの処理に要する時間が所定の基準値を超えない場合に
は、すなわち通常時には、上述のようにCMIPメッセ
ージの伝送が実行される。
【0039】一方、オペレータの操作により多くのコマ
ンドが発生し、同一の通信機器についてCMIP要求メ
ッセージにより指示された処理に要する時間が所定の基
準値を超える場合、メッセージ転送制御部21は、複数
のCMIP要求メッセージのそれぞれを時間間隔Tで送
信するための複数のコマンドを、CMIPプロトコルス
タック12に対して時間T毎に順次発行する。
【0040】CMIPプロトコルスタック12は、各コ
マンドを供給されると、そのコマンドに対応するCMI
Pメッセージを下位レイヤ11に供給し、伝送路3を介
して送信させる。したがって、時間間隔TでCMIP要
求メッセージが送信される。
【0041】時間間隔Tで順次送信されたCMIP要求
メッセージは、監視対象装置2の下位レイヤ31により
順次受信される。そして下位レイヤ31は、受信したC
MIP要求メッセージをCMIPプロトコルスタック3
2に供給する。CMIPプロトコルスタック32は、そ
のCMIP要求メッセージにより指示されたコマンドを
CMIPアプリケーション33に供給する。したがって
CMIPアプリケーション33には、ほぼ時間間隔Tで
コマンドを供給される。
【0042】そしてCMIPアプリケーション33は時
間T後に次のコマンドを供給されるまでに現コマンドを
処理する。CMIPアプリケーション33は、その処理
結果を示すCMIP応答メッセージを送信するためのコ
マンドをCMIPプロトコルスタック32に順次供給す
る。CMIPプロトコルスタック32は、監視制御装置
1からのCMIP要求メッセージが伝送されない期間
に、そのCMIP応答メッセージを監視制御装置1に向
けて下位レイヤ31に送信させる。
【0043】また、時間間隔Tで監視制御装置1からの
複数のCMIP要求メッセージを受け付けている場合
に、図示せぬ下位の監視対象装置からCMIP通知メッ
セージを受信すると、CMIPプロトコルスタック32
は、監視制御装置1からのCMIPメッセージが伝送さ
れない期間に、下位レイヤ31に、そのCMIP通知メ
ッセージを監視制御装置1に向けて転送させる。
【0044】なお、通常の監視制御装置および監視対象
装置のCMIPアプリケーションはマルチタスク処理を
実施しているので、CMIP通知メッセージの転送を他
の処理と並行して実行することができる。すなわち、監
視制御装置1のCMIPアプリケーション13からのC
MIPメッセージに基づく処理などの優先度の高い処理
が連続して発生しないため、監視対象装置2には他の処
理を実行する余裕があり、監視対象装置2で検出した通
信警報などのCMIP通知メッセージを監視制御装置1
に転送することが可能となる。
【0045】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、監視制御装置1のメッセージ転送制御部21によ
り、同一の通信機器宛のCMIPメッセージに基づくそ
の通信機器での処理量を監視し、その処理量が所定の基
準値を超えた場合に、各CMIPメッセージを所定の時
間以上の間隔で送信して送信レートを制限するようにし
たので、CMIPアプリケーション33における輻輳状
態の発生を抑制することができるという効果が得られ
る。したがって監視対象装置2の処理負荷が異常に高く
なることなく正常に監視処理が実行される。
【0046】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による通信システムの構成を階層的に示す図であ
る。図において、41はCMIPプロトコルスタック3
2またはCMIPアプリケーション33に設けられ、下
記のメッセージフロー制御を実行するメッセージ転送制
御部である。なお、図3におけるその他の構成要素につ
いては実施の形態1によるものと同様であるので、その
説明を省略する。また、図3においては、監視制御装置
1および監視対象装置2はそれぞれ1台であるが、複数
の監視制御装置1や監視対象装置2が伝送路を介して接
続可能である。
【0047】次に動作について説明する。通常時のメッ
セージフロー制御については、実施の形態1によるもの
と同様であるので、その説明を省略する。ただし、監視
制御装置1ではCMIPメッセージに基づく処理量の監
視を行わず、監視対象装置2のメッセージ転送制御部4
1が、監視対象装置2における警報に対応するCMIP
通知メッセージおよび下位の監視対象装置からの警告通
知などのCMIP通知メッセージに基づく監視制御装置
1での処理量を監視する。
【0048】次に、同一の監視制御装置についてのCM
IP通知メッセージに基づく処理量が所定の基準値を超
えた場合のメッセージフロー制御について説明する。図
4は実施の形態2による通信システムにおけるメッセー
ジフロー制御方法を説明する図である。
【0049】監視対象装置2のメッセージ転送制御部4
1には、CMIP通知メッセージの送信時間間隔である
シェーピング間隔T2が予め設定されている。
【0050】下位の監視対象装置から多くのCMIP通
知メッセージが受信されると、メッセージ転送制御部4
1は、そのCMIP通知メッセージの宛先および種別を
識別し、同一の監視制御装置についてのCMIP通知メ
ッセージの処理に要する時間が所定の基準値を超えるか
否かを判断する。
【0051】同一の監視制御装置宛のCMIP通知メッ
セージの処理に要する時間が所定の基準値を超えない場
合には、すなわち通常時には、上述のようにCMIP通
知メッセージの転送が実行される。
【0052】一方、同一の監視制御装置についてのCM
IP通知メッセージの処理に要する時間が所定の基準値
を超える場合、メッセージ転送制御部41は、受信した
複数のCMIP通知メッセージのそれぞれを時間間隔T
2で転送するために、CMIPプロトコルスタック32
に対して時間T2毎に各コマンドを順次発行する。
【0053】CMIPプロトコルスタック32は、各コ
マンドを供給されると、そのコマンドに対応してCMI
P通知メッセージを下位レイヤ31に供給し、伝送路3
を介して送信させる。したがって、時間間隔T2でCM
IP通知メッセージが送信される。
【0054】時間間隔T2で順次送信されたCMIP通
知メッセージは、監視制御装置1の下位レイヤ11によ
り順次受信される。そして下位レイヤ11は、受信した
CMIP通知メッセージをCMIPプロトコルスタック
12に供給する。CMIPプロトコルスタック12は、
そのCMIP通知メッセージの内容をCMIPアプリケ
ーション13に供給する。したがってCMIPアプリケ
ーション13には、ほぼ時間間隔T2で各CMIP通知
メッセージの内容が供給される。
【0055】そしてCMIPアプリケーション13は、
時間T2後に次のCMIP通知メッセージの内容を供給
されるまでに、現CMIP通知メッセージの内容をオペ
レータに対して表示するなどの処理を実行する。
【0056】なお、通常の監視制御装置および監視対象
装置のCMIPアプリケーションはマルチタスク処理を
実施しているので、CMIP通知メッセージの授受を、
他の処理と並行して実行することができる。すなわち、
例えば、CMIP通知メッセージに基づく処理などの優
先度の高い処理が連続して発生しないため、監視制御装
置1には他の処理を実行する余裕があり、監視制御装置
1で発生したCMIP要求メッセージを監視対象装置2
に送信することが可能となる。
【0057】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、メッセージ転送制御部41により、同一の監視制御
装置宛のCMIP通知メッセージに基づく処理量を監視
し、その処理量が所定の基準値を超えた場合に、各CM
IP通知メッセージを所定の時間以上の間隔で送信して
送信レートを制限するようにしたので、CMIPアプリ
ケーション13における輻輳状態の発生を抑制すること
ができるという効果が得られる。したがって監視制御装
置1の処理負荷が異常に高くなることなく正常に監視処
理が実行される。
【0058】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による通信システムの構成を階層的に示す図であ
る。図において、21AはCMIPプロトコルスタック
12またはCMIPアプリケーション13に設けられ、
監視制御装置1において下記のメッセージフロー制御を
実行するメッセージ転送制御部であり、41AはCMI
Pプロトコルスタック32またはCMIPアプリケーシ
ョン33に設けられ、監視対象装置2において下記のメ
ッセージフロー制御を実行するメッセージ転送制御部で
ある。なお、図5におけるその他の構成要素については
実施の形態1によるものと同様であるので、その説明を
省略する。また、図5においては、監視制御装置1およ
び監視対象装置2はそれぞれ1台であるが、複数の監視
制御装置1や監視対象装置2が伝送路を介して接続可能
である。
【0059】次に動作について説明する。通常時のメッ
セージフロー制御については、実施の形態1によるもの
と同様であるので、その説明を省略する。なお、メッセ
ージ転送制御部21Aが、同一の通信機器についてのC
MIP要求メッセージに基づく処理量を監視し、メッセ
ージ転送制御部41Aが、監視制御装置1からのCMI
P要求メッセージの数を監視する。
【0060】次に、同一の監視制御装置または通信機器
宛のCMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値
を超えた場合のメッセージフロー制御について説明す
る。図6は実施の形態3による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【0061】監視制御装置1のメッセージ転送制御部2
1Aには、処理時間を多く要するメッセージ種別と、ま
とめて送信するCMIPメッセージの数(図6では、
5)が監視対象装置毎に予め設定されている。
【0062】オペレータにより監視制御装置1のCMI
Pアプリケーション13に対してオペレーションの指示
があると、CMIPアプリケーション13は、そのオペ
レーションに対応するコマンドをメッセージ転送制御部
21Aに供給する。
【0063】メッセージ転送制御部21Aは、供給され
たコマンドからCMIPメッセージの宛先および種別を
識別し、同一の通信機器についてCMIP要求メッセー
ジにより指示された処理に要する時間が所定の基準値を
超えるか否かを判断する。
【0064】同一の通信機器についてのCMIP要求メ
ッセージにより指示された処理に要する時間が所定の基
準値を超えない場合には、すなわち通常時には、上述の
ようにCMIP要求メッセージの伝送が実行される。
【0065】一方、同一の通信機器についてのCMIP
要求メッセージにより指示された処理に要する時間が所
定の基準値を超える場合、メッセージ転送制御部21A
は、複数のCMIP要求メッセージを所定の数毎にまと
めて送信するために、CMIPプロトコルスタック12
に対して所定の数毎にまとめてコマンドを発行した後、
待機する。
【0066】CMIPプロトコルスタック12は、所定
の数のコマンドを供給されると、それらのコマンドに対
応するCMIPメッセージを下位レイヤ11に供給し、
伝送路3を介して送信させる。したがって、所定の数の
CMIP要求メッセージがまとめて送信される。
【0067】その所定の数のCMIPメッセージは、監
視対象装置2の下位レイヤ31により受信される。そし
て下位レイヤ31は、受信したCMIPメッセージをC
MIPプロトコルスタック32に供給する。CMIPプ
ロトコルスタック32は、そのCMIPメッセージに対
応するコマンドをCMIPアプリケーション33に供給
する。したがってCMIPアプリケーション33には、
所定の数のコマンドが連続して供給される。
【0068】そしてCMIPアプリケーション33はそ
れらのコマンドに対応する処理を実行する。CMIPア
プリケーション33は、その処理結果を示すCMIP応
答メッセージを送信するためのコマンドをメッセージ転
送制御部41Aに供給する。メッセージ転送制御部41
Aは、CMIPアプリケーション33から、所定の数の
コマンドを受け取ると、その所定の数のコマンドをまと
めてCMIPプロトコルスタック32に供給する。CM
IPプロトコルスタック32は、下位レイヤ31に、そ
の所定の数のCMIP応答メッセージを監視制御装置1
に向けて送信させる。
【0069】その所定の数のCMIP応答メッセージ
は、監視制御装置1の下位レイヤ11により受信され
る。そして下位レイヤ11は、受信したCMIP応答メ
ッセージをCMIPプロトコルスタック12に供給す
る。CMIPプロトコルスタック12は、そのCMIP
応答メッセージの内容をCMIPアプリケーション13
に供給する。したがってCMIPアプリケーション13
には、所定の数の処理結果をまとめて供給される。
【0070】CMIPアプリケーション13はその処理
結果をオペレータに対して表示するとともに、次の所定
の数のCMIP要求メッセージを送信するためのコマン
ドをメッセージ転送制御部21Aに供給する。
【0071】以降、オペレータの操作により発生した多
くのCMIP要求メッセージのすべてが監視制御装置1
から監視対象装置2へ送信されるまで、所定の数のCM
IP要求メッセージおよびCMIP応答メッセージの送
受が繰り返される。
【0072】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、同一の監視制御装置または通信機器宛のCMIPメ
ッセージに基づく処理量を監視し、その処理量が所定の
基準値を超えた場合に、所定の複数毎にCMIPメッセ
ージを送信し、所定の複数のCMIPメッセージに対応
する応答メッセージを受信した後に次の所定の複数のC
MIPメッセージを送信して送信レートを制限するよう
にしたので、CMIPアプリケーション13,33にお
ける輻輳状態の発生を抑制することができるという効果
が得られる。
【0073】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による通信システムの構成を階層的に示す図であ
る。図において、21BはCMIPプロトコルスタック
12またはCMIPアプリケーション13に設けられ、
監視制御装置1において下記のメッセージフロー制御を
実行するメッセージ転送制御部であり、41BはCMI
Pプロトコルスタック32またはCMIPアプリケーシ
ョン33に設けられ、監視対象装置2において下記のメ
ッセージフロー制御を実行するメッセージ転送制御部で
ある。なお、図7におけるその他の構成要素については
実施の形態1によるものと同様であるので、その説明を
省略する。また、図7においては、監視制御装置1およ
び監視対象装置2はそれぞれ1台であるが、複数の監視
制御装置1や監視対象装置2が伝送路を介して接続可能
である。
【0074】次に動作について説明する。通常時のメッ
セージフロー制御については、実施の形態1によるもの
と同様であるので、その説明を省略する。なお、メッセ
ージ転送制御部21Bが、監視対象装置2から過負荷通
知メッセージを受信した場合にのみ、CMIP要求メッ
セージをシェーピングして送信し、メッセージ転送制御
部41Bが、監視制御装置1からのCMIP要求メッセ
ージに基づく処理量を監視し、負荷状態に応じて過負荷
通知メッセージや過負荷復旧通知メッセージを監視制御
装置1へ送信する。
【0075】次に、同一の監視制御装置または通信機器
についてのCMIPメッセージに基づく処理量が所定の
基準値を超えた場合のメッセージフロー制御について説
明する。図8は実施の形態4による通信システムにおけ
るメッセージフロー制御方法を説明する図である。
【0076】監視制御装置1のメッセージ転送制御部2
1Bには、処理時間を多く要するメッセージ種別と、メ
ッセージの時間間隔であるシェーピング間隔T3が監視
対象装置毎に予め設定されている。また、監視対象装置
2のメッセージ転送制御部41Bには、処理負荷大と判
断するための第1の基準値と、処理負荷が通常値に戻っ
たと判断するための第2の基準値が予め設定されてい
る。
【0077】オペレータにより監視制御装置1のCMI
Pアプリケーション13に対してオペレーションの指示
があると、CMIPアプリケーション13は、そのオペ
レーションに対応するコマンドをメッセージ転送制御部
21Bに供給する。
【0078】メッセージ転送制御部21Bは、監視対象
装置2からの最初の過負荷通知メッセージおよび過負荷
復旧通知メッセージ受取後の過負荷通知メッセージのい
ずれも受け取っていない場合、CMIPアプリケーショ
ン13からのコマンドに対応するCMIP要求メッセー
ジをシェーピングせずにそのままのレートでCMIPプ
ロトコルスタック12に生成させ、下位レイヤ11に送
信させる。
【0079】そのCMIP要求メッセージは、監視対象
装置2の下位レイヤ31により受信される。そして下位
レイヤ31は、受信したCMIP要求メッセージをCM
IPプロトコルスタック32に供給する。CMIPプロ
トコルスタック32は、そのCMIP要求メッセージに
対応するコマンドをメッセージ転送制御部41Bに供給
する。
【0080】そしてメッセージ転送制御部41Bは、そ
のコマンドをCMIPアプリケーション33に供給する
とともに、未処理のコマンドの処理に要する時間が上述
の第1の基準値を超えるか否かを判断する。未処理のコ
マンドの処理に要する時間が第1の基準値を超えると判
断した場合、メッセージ転送制御部41Bは、過負荷通
知メッセージを送信するためのコマンドをCMIPプロ
トコルスタック32に供給する。CMIPプロトコルス
タック32は、下位レイヤ31に、そのコマンドを受け
取ると、過負荷通知メッセージを監視制御装置1に向け
て送信させる。
【0081】その過負荷通知メッセージは、監視制御装
置1の下位レイヤ11により受信される。そして下位レ
イヤ11は、受信した過負荷通知メッセージをCMIP
プロトコルスタック12に供給する。CMIPプロトコ
ルスタック12は、その過負荷通知メッセージをメッセ
ージ転送制御部21Bに供給する。
【0082】メッセージ転送制御部21Bは、監視対象
装置2からの過負荷通知メッセージを受け取り、かつ過
負荷復旧通知メッセージをまだ受け取っていない場合に
は、実施の形態1と同様に、CMIPアプリケーション
13からのコマンドに対応するCMIP要求メッセージ
を時間間隔T3でシェーピングしてCMIPプロトコル
スタック12に生成させ、下位レイヤ11に順次送信さ
せる。
【0083】その後、監視対象装置2のメッセージ転送
制御部41Bは、未処理のコマンドの処理に要する時間
の監視を継続し、未処理のコマンドの処理に要する時間
が上述の第2の基準値以下であるか否かを判断する。
【0084】未処理のコマンドの処理に要する時間が第
2の基準値以下であると判断した場合、メッセージ転送
制御部41Bは、過負荷復旧通知メッセージを送信する
ためのコマンドをCMIPプロトコルスタック32に供
給する。CMIPプロトコルスタック32は、そのコマ
ンドを受け取ると、下位レイヤ31に、過負荷復旧通知
メッセージを監視制御装置1に向けて送信させる。
【0085】その過負荷復旧通知メッセージは、監視制
御装置1の下位レイヤ11により受信される。そして下
位レイヤ11は、受信した過負荷復旧通知メッセージを
CMIPプロトコルスタック12に供給する。CMIP
プロトコルスタック12は、その過負荷復旧通知メッセ
ージをメッセージ転送制御部21Bに供給する。
【0086】メッセージ転送制御部21Bはその過負荷
復旧通知メッセージを受け取ると、通常時に戻り、シェ
ーピングせずにCMIP要求メッセージをCMIPプロ
トコルスタック12に生成させ、下位レイヤ11に送信
させる。
【0087】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、監視対象装置2の負荷が重くなると過負荷通知メッ
セージを監視制御装置1に送信し、その後、監視対象装
置2の負荷が軽くなると過負荷復旧通知メッセージを監
視制御装置1に送信して、過負荷通知メッセージを受け
取ってから過負荷復旧通知メッセージを受け取るまでの
期間だけ、CMIP要求メッセージの送信間隔を制限し
てシェーピングを実行するようにしたので、監視対象装
置2の負荷の度合いに応じてCMIPメッセージが監視
対象装置2に伝送され、CMIPメッセージに対応する
処理を短時間で終了することができるという効果が得ら
れる。
【0088】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5による通信システムの構成を階層的に示す図であ
る。図において、21CはCMIPプロトコルスタック
12またはCMIPアプリケーション13に設けられ、
監視制御装置1において下記のメッセージフロー制御を
実行するメッセージ転送制御部である。なお、図9にお
けるその他の構成要素については実施の形態4によるも
のと同様であるので、その説明を省略する。また、図9
においては、監視制御装置1および監視対象装置2はそ
れぞれ1台であるが、複数の監視制御装置1や監視対象
装置2が伝送路を介して接続可能である。
【0089】次に動作について説明する。通常時のメッ
セージフロー制御については、実施の形態1によるもの
と同様であるので、その説明を省略する。なお、メッセ
ージ転送制御部21Cが、監視対象装置2から過負荷通
知メッセージを受信した場合にのみ、下記のようにCM
IP要求メッセージのシェーピングを実行する。
【0090】次に、同一の監視制御装置または通信機器
宛のCMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値
を超えた場合のメッセージフロー制御について説明す
る。図10は実施の形態5による通信システムにおける
メッセージフロー制御方法を説明する図である。
【0091】監視制御装置1のメッセージ転送制御部2
1Cには、処理時間を多く要するメッセージ種別、過負
荷通知メッセージを受信してからCMIP要求メッセー
ジを送信するまでのウェイト時間T4、およびCMIP
応答メッセージを受信してから次のCMIP要求メッセ
ージを送信するまでのウェイト時間T5が監視対象装置
毎に予め設定されている。
【0092】実施の形態5における監視制御装置1のメ
ッセージ転送制御部21Cは、監視対象装置2からの過
負荷通知メッセージを受け取ると、所定のウェイト時間
T4後に所定の数毎にまとめてCMIP要求メッセージ
をCMIPプロトコルスタック12に生成させ、下位レ
イヤ11に送信させる。そして、メッセージ転送制御部
21Cは、それらのCMIP要求メッセージに対応する
CMIP応答メッセージに対応するコマンドを受け取っ
た後、所定のウェイト時間T5後に、次の所定の数のC
MIP要求メッセージを送信させる。そして、メッセー
ジ転送制御部21Cは、監視対象装置2からの過負荷復
旧通知メッセージを受け取ると、通常時に戻り、シェー
ピングせずにCMIP要求メッセージを送信させる。
【0093】なお、その他の動作については実施の形態
4によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0094】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、監視対象装置2の負荷が重くなると過負荷通知メッ
セージを監視制御装置1に送信し、その後、監視対象装
置2の負荷が軽くなると過負荷復旧通知メッセージを監
視制御装置1に送信して、過負荷通知メッセージを受け
取ってから過負荷復旧通知メッセージを受け取るまでの
期間だけ、ウェイト時間T4,T5でCMIP要求メッ
セージの送信レートを制限してシェーピングを実行する
ようにしたので、監視対象装置2の負荷の度合いに応じ
てCMIPメッセージが監視対象装置2に伝送され、C
MIPメッセージに対応する処理を短時間で終了するこ
とができるという効果が得られる。
【0095】なお、実施の形態4および実施の形態5に
おいては、監視制御装置1において多くのCMIP要求
メッセージが発生した場合に、シェーピングを適宜実行
するようにしているが、監視対象装置2において多くの
CMIP通知メッセージが発生する場合には、監視制御
装置1が過負荷通知メッセージおよび過負荷復旧通知メ
ッセージを監視対象装置2に送信して、監視対象装置2
から監視制御装置1へのCMIP通知メッセージの転送
をシェーピングすることも勿論可能である。
【0096】また、上記実施の形態では、説明の便宜上
ウエイト時間や時間間隔は所定の固定値として説明した
が、処理負荷などの通信システムの状態に基づいて適応
的に決定するようにしてもよい。
【0097】さらに、上記実施の形態では、処理負荷が
設定値を超えたことを検出して過負荷通知を送信するよ
うにしているが、ある時間間隔で処理負荷状態を送受信
して受信側で送信側が過負荷であるか否かを判断するよ
うにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CM
IPプロトコルスタックまたはCMIPアプリケーショ
ンにおいて同一の監視制御装置または通信機器宛のCM
IPメッセージに基づく処理量を監視し、その処理量が
所定の基準値を超えた場合に送信レートを制限してCM
IPメッセージを送信するように構成したので、CMI
Pアプリケーションにおける輻輳状態の発生を抑制する
ことができるという効果がある。
【0099】この発明によれば、ある監視制御装置また
は通信機器の処理量が所定の処理量を超えた場合、その
監視制御装置または通信機器から他の監視制御装置また
は通信機器へ処理輻輳を通知するメッセージを送信し、
その後、その監視制御装置または通信機器の処理量が所
定の処理量以下になった場合に、その監視制御装置また
は通信機器から他の監視制御装置または通信機器へ輻輳
解除を通知するメッセージを送信するようにして、輻輳
通知のメッセージを送信した装置宛のCMIPメッセー
ジについて輻輳解除のメッセージを送信するまでの間、
送信レートを制限するようにしたので、監視制御装置ま
たは通信機器の負荷の度合いに応じてCMIPメッセー
ジが監視制御装置または通信機器に伝送され、CMIP
メッセージに対応する処理を短時間で終了することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による通信システム
の構成を階層的に示す図である。
【図2】 実施の形態1による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による通信システム
の構成を階層的に示す図である。
【図4】 実施の形態2による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による通信システム
の構成を階層的に示す図である。
【図6】 実施の形態3による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による通信システム
の構成を階層的に示す図である。
【図8】 実施の形態4による通信システムにおけるメ
ッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による通信システム
の構成を階層的に示す図である。
【図10】 実施の形態5による通信システムにおける
メッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図11】 伝送路を介して接続された監視制御装置と
監視対象装置を有する従来の通信システムを示す図であ
る。
【図12】 図11の従来の通信システムにおける従来
のメッセージフロー制御方法を説明する図である。
【図13】 複数の通信制御装置からなる通信システム
の一例を示すブロック図である。
【図14】 従来のメッセージフロー制御方法において
使用されるパケットフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 監視制御装置、2 監視対象装置(通信機器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/14 Fターム(参考) 5B089 GA01 GA21 GB01 HB10 JA35 JB16 KA06 KC28 KC52 5K030 GA13 LC01 LC11 MB02 MB09 5K034 AA07 FF01 FF02 HH01 HH64 MM08 MM12 TT02 5K035 AA02 BB02 CC01 CC03 DD01 EE25 FF01 FF02 LL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMIPに従ってCMIPメッセージを
    監視制御装置または通信機器の間で送受信する通信シス
    テムにおけるメッセージフロー制御方法において、 CMIPプロトコルスタックまたはCMIPアプリケー
    ションにおいて同一の前記監視制御装置または通信機器
    宛のCMIPメッセージに基づく処理量を監視するステ
    ップと、 前記同一の監視制御装置または通信機器宛のCMIPメ
    ッセージに基づく処理量が所定の基準値を超えた場合に
    送信レートを制限して前記CMIPメッセージを送信す
    るステップとを備えることを特徴とするメッセージフロ
    ー制御方法。
  2. 【請求項2】 同一の監視制御装置または通信機器宛の
    CMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値を超
    えた場合に、各CMIPメッセージを所定の時間以上の
    間隔で送信して送信レートを制限することを特徴とする
    請求項1記載のメッセージフロー制御方法。
  3. 【請求項3】 同一の監視制御装置または通信機器宛の
    CMIPメッセージに基づく処理量が所定の基準値を超
    えた場合に、所定の複数のCMIPメッセージを送信
    し、前記所定の複数のCMIPメッセージに対応する応
    答メッセージを受信した後に次の前記所定の複数のCM
    IPメッセージを送信して送信レートを制限することを
    特徴とする請求項1記載のメッセージフロー制御方法。
  4. 【請求項4】 ある監視制御装置または通信機器の処理
    量が所定の処理量を超えた場合、その監視制御装置また
    は通信機器から他の監視制御装置または通信機器へ処理
    輻輳を通知するメッセージを送信するステップと、その
    後、その監視制御装置または通信機器の処理量が所定の
    処理量以下になった場合に、その監視制御装置または通
    信機器から前記他の監視制御装置または通信機器へ輻輳
    解除を通知するメッセージを送信するステップとを備
    え、 前記処理輻輳を通知するメッセージを送信した装置宛の
    CMIPメッセージについて前記輻輳解除を通知するメ
    ッセージを送信するまでの間、送信レートを制限するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項記載のメッセージフロー制御方法。
  5. 【請求項5】 CMIPに従ってCMIPメッセージを
    監視制御装置または通信機器の間で送受信する通信シス
    テムにおいて、 前記監視制御装置または通信機器は、CMIPプロトコ
    ルスタックまたはCMIPアプリケーションにおいて同
    一の監視制御装置または通信機器宛のCMIPメッセー
    ジに基づく処理量を監視し、前記同一の監視制御装置ま
    たは通信機器宛のCMIPメッセージに基づく処理量が
    所定の基準値を超えた場合に送信レートを制限して前記
    CMIPメッセージを送信することを特徴とする通信シ
    ステム。
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