JP2001339437A - プロバイダ切換可能通信方法及びその装置 - Google Patents

プロバイダ切換可能通信方法及びその装置

Info

Publication number
JP2001339437A
JP2001339437A JP2000160606A JP2000160606A JP2001339437A JP 2001339437 A JP2001339437 A JP 2001339437A JP 2000160606 A JP2000160606 A JP 2000160606A JP 2000160606 A JP2000160606 A JP 2000160606A JP 2001339437 A JP2001339437 A JP 2001339437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
provider
user terminal
communication
terminal device
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000160606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3457259B2 (ja
Inventor
Toshimori Honjo
利守 本庄
Satoshi Ono
諭 小野
Hirohide Mikami
博英 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2000160606A priority Critical patent/JP3457259B2/ja
Publication of JP2001339437A publication Critical patent/JP2001339437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457259B2 publication Critical patent/JP3457259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】プロバイダを他のプロバイダに、容易に且つ動
的に切り換えることを可能とするプロバイダ切換可能通
信方法及びその装置の提供。 【解決手段】仮想ローカルエリア・ネットワークで構成
されたバックボーンネットワークであるギガビット・イ
ーサネット(登録商標)10を介して、第1プロバイダ
14又は第2プロバイダ15とユーザ端末11との間で
通信を行なう場合において、ユーザ端末11をギガビッ
ト・イーサネット10に接続するための装置をなす端末
装置12によって、当該ユーザ端末11から第1プロバ
イダ14又は第2プロバイダ15へ向けて送信された送
信情報に、当該プロバイダのIPアドレスに対応した情
報を含むVLANタグを付与し、当該VLANタグを用
いて、当該送信情報を前記バックボーンネットワークを
介して配送するものからなる特徴的構成手法の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どにおける通信接続事業を行なうプロバイダとそのプロ
バイダのユーザとの通信で用いられるプロバイダ切換可
能通信方法及びその装置に関し、特に、仮想ローカルエ
リア・ネットワーク(VLAN)をなすバックボーンネ
ットワークを介して、ユーザが複数のプロバイダと接続
しようとするときに、ユーザの希望によりあるプロバイ
ダとの接続から他のプロバイダとの接続に容易に切り換
えることを可能とするプロバイダ切換可能通信方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プロバイダとユーザとの間におい
て通信をする場合は、電話回線を用いてダイヤルアップ
接続するか、又は専用線を用いて接続することが行なわ
れてきた。ここで、ユーザが接続先となるプロバイダを
切り換えるためには、ダイヤルアップ接続に用いる電話
回線(電話番号)を変更するか、又は接続先とするプロ
バイダの数だけ専用線を設けることを必要とした。
【0003】一方、従来においては、ネットワークの物
理的な配置にとらわれずに、特定の端末群を論理的にグ
ループ化して構築したローカルエリア・ネットワークで
ある仮想ローカルエリア・ネットワーク(Virtual Loca
l Area Network;VLAN)が考え出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、仮想ロ
ーカルエリア・ネットワークのようなLAN技術を用い
て構築されたバックボーンネットワーク(基幹ネットワ
ーク)を介して、プロバイダとユーザとの間で通信サー
ビスを提供し、且つユーザの要望に応じてプロバイダを
他のプロバイダに切り換えることを可能とするには、以
下に述べるような問題がある。
【0005】第1に、各ユーザとプロバイダとの契約状
況に応じて、各ユーザはそのユーザが契約しているプロ
バイダのみ通信可能となり、契約していないプロバイダ
とは通信可能状態にはならないように、通信環境を設定
可能であることが必要となる。第2に、ユーザには各プ
ロバイダからそれぞれIPアドレスが割り振られるの
で、ユーザが操作する通信機器であるユーザ端末のIP
アドレスを、プロバイダの切り換えのたびに変更する必
要がある。第3に、ユーザがプロバイダに向かって行な
う通信以外の通信、すなわちユーザ同士の通信を防止す
る必要がある。第4に、通信網のトラフィック及びユー
ザの利用時間などの通信状態に関する情報収集、又はプ
ロバイダのMACアドレスの変更などプロバイダの通信
環境の変更などを管理する必要がある。
【0006】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、ユーザの希望によりあるプロバイダとの接続から他
のプロバイダとの接続に、容易に且つ動的に切り換える
ことを可能とするプロバイダ切換可能通信方法及びその
装置を提供せんとするものである。
【0007】本発明の第2の目的は、バックボーンネッ
トワークのオペレーションシステムの管理下で、ユーザ
が接続先とするプロバイダを動的に切り換えることを可
能とするプロバイダ切換可能通信方法及びその装置を提
供せんとするものである。
【0008】本発明の第3の目的は、ユーザが接続先と
するプロバイダを動的に切り換えることが可能であり、
且つユーザ同士が行なう通信を防止することを可能とす
るプロバイダ切換可能通信方法及びその装置を提供せん
とするものである。
【0009】本発明の第4の目的は、ユーザが接続先と
するプロバイダを動的に切り換えることが可能であり、
且つ、バックボーンネットワークのオペレーションシス
テムによって、プロバイダのMACアドレスの変更など
通信環境の変化に応じた通信機能の遠隔管理を可能とす
るプロバイダ切換可能通信方法及びその装置を提供せん
とするものである。
【0010】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、仮想ローカルエリア・ネットワークで
構成されたバックボーンネットワークを介して、プロバ
イダとユーザ端末との間で通信を行なう場合において、
当該ユーザ端末から当該プロバイダへ向けて送信された
送信情報に、当該プロバイダのIPアドレスに対応した
情報を含むVLANタグを付与し、当該VLANタグを
用いて当該送信情報を当該バックボーンネットワークに
おいて配送する構成手法を講じる特徴を有する。
【0012】本発明装置は、上記課題の解決に当たり、
ユーザ端末を仮想ローカルエリア・ネットワークに接続
する装置であって、前記ユーザ端末からプロバイダへ向
けて送信された送信情報に、当該プロバイダのIPアド
レスに対応した情報を含むVLANタグを付与する装置
である端末装置を、備えてなる構成手段を講じる特徴を
有する。
【0013】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手段又は手法を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0014】即ち、本発明方法の第1の特徴は、仮想ロ
ーカルエリア・ネットワークで構成されたバックボーン
ネットワークを介して、プロバイダとユーザ端末との間
で通信を行なう場合において、前記ユーザ端末を前記バ
ックボーンネットワークに接続するための装置をなす端
末装置によって、当該ユーザ端末から当該プロバイダへ
向けて送信された送信情報に、当該プロバイダのIPア
ドレスに対応した情報を含むVLANタグを付与し、当
該VLANタグを用いて、当該送信情報を前記バックボ
ーンネットワークを介して配送してなるプロバイダ切換
可能通信方法の構成採用にある。
【0015】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記端末装置が、前記ユーザ端
末が接続対象とするプロバイダを変更するに当り、当該
ユーザ端末から当該プロバイダの変更を示す情報を受信
することで、前記送信情報に付与する前記VLANタグ
を、当該変更後のプロバイダのIPアドレスに対応した
情報を含むVLANタグに変更してなるプロバイダ切換
可能通信方法の構成採用にある。
【0016】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記端末装置が、前記
バックボーンネットワークのオペレーションシステムを
なす管理ホストから送信された情報に基づく動作によっ
て、前記ユーザ端末が接続可能なプロバイダを制限して
なるプロバイダ切換可能通信方法の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴において、前記端末装置
が、前記ユーザ端末から送信された送信信号につき、M
ACアドレスを用いて前記ユーザ端末同士間の通信及び
不正アクセスのいずれかを排除するフィルタリング処理
を実行してなるプロバイダ切換可能通信方法の構成採用
にある。
【0018】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記端末
装置が、前記バックボーンネットワークのオペレーショ
ンシステムをなす管理ホストによって、当該バックボー
ンネットワークを介して、遠隔管理されてなるプロバイ
ダ切換可能通信方法の構成採用にある。
【0019】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第3、第4又は第5の特徴において、前記管理ホス
トが、前記ユーザ端末の接続対象となるプロバイダの通
信に関する属性が変更されたときは、当該変更後のプロ
バイダの通信に関する属性を当該バックボーンネットワ
ークを介して取得し、当該変更後のプロバイダの通信に
関する属性に基づいて、前記VLANタグの内容、前記
ユーザ端末が接続可能なプロバイダの内容、前記MAC
アドレスを用いたフィルタリング処理の内容のいずれか
を変更するよう、前記端末装置に、当該変更後のプロバ
イダの通信に関する属性を、当該バックボーンネットワ
ークを介して送信してなるプロバイダ切換可能通信方法
の構成採用にある。
【0020】本発明方法の第7の特徴は、ユーザが契約
している複数のプロバイダの中から接続対象とするプロ
バイダを、ユーザ端末においてWWWブラウザを用いて
選択するプロバイダ選択処理と、仮想ローカルエリア・
ネットワークで構成されたバックボーンネットワークに
前記ユーザ端末を接続するための装置をなす端末装置
が、当該バックボーンネットワークのオペレーションシ
ステムをなす管理ホストと必要に応じて通信するオペレ
ーション通信処理と、当該オペレーション通信処理の際
に、前記端末装置が、当該管理ホストから、前記ユーザ
が接続契約しているプロバイダに関する情報を、前記バ
ックボーンネットワークを介して取得するプロバイダ情
報取得処理と、前記ユーザ端末が前記接続対象とするプ
ロバイダに向けて通信を開始する通信開始処理と、当該
通信開始処理によって前記ユーザ端末から送信された送
信情報に、前記接続対象とするプロバイダのIPアドレ
スに対応した情報を含むVLANタグを前記端末装置が
付与し、当該送信情報に含まれる当該ユーザ端末のIP
アドレスを、当該プロバイダから割り振られたIPアド
レスに変換するVLANタグ付与処理と、当該VLAN
タグ付与処理で前記送信情報に付与された前記VLAN
タグを用いて、当該送信情報を前記バックボーンネット
ワークを介して配送する配送処理と、当該配送処理で配
送された前記送信情報から前記VLANタグを外し、当
該VLANタグが外された送信情報を前記接続対象とす
るプロバイダへ配送するVLANタグ外し処理と、を順
次一貫経由して実施してなるプロバイダ切換可能通信方
法の構成採用にある。
【0021】本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方
法の第7の特徴において、前記ユーザ端末が接続対象と
するプロバイダを変更するときは、前記プロバイダ選択
処理は、前記ユーザ端末が接続対象とするプロバイダを
変更する場合に、変更後の接続対象とするプロバイダ
を、ユーザ端末においてWWWブラウザを用いて選択す
る処理を有し、前記通信開始処理は、前記ユーザ端末が
当該ユーザ端末のIPアドレスを変更することなく、当
該ユーザ端末が前記変更後の接続対象とするプロバイダ
に向けて通信を開始する処理を有し、前記VLANタグ
付与処理は、当該通信開始処理によって前記ユーザ端末
から送信された送信情報に、前記変更後の接続対象とす
るプロバイダのIPアドレスに対応した情報を含むVL
ANタグを前記端末装置が付与し、当該送信情報に含ま
れる当該ユーザ端末のIPアドレスを、当該変更後の接
続対象とするプロバイダから割り振られたIPアドレス
に変換する処理を有し、前記配送処理は、当該VLAN
タグ付与処理で前記送信情報に付与された前記VLAN
タグを用いて、当該送信情報を前記バックボーンネット
ワークを介して配送する処理を有し、前記VLANタグ
外し処理は、当該配送処理で配送された前記送信情報か
ら前記VLANタグを外し、当該VLANタグが外され
た送信情報を前記変更後の接続対象とするプロバイダへ
配送する処理を有してなるプロバイダ切換可能通信方法
の構成採用にある。
【0022】本発明方法の第9の特徴は、上記本発明方
法の第7又は第8の特徴における前記VLANタグ付与
処理が、前記通信開始処理によって前記ユーザ端末から
送信された送信信号につき、MACアドレスを用いたフ
ィルタリング処理を前記端末装置が実施する処理を有
し、当該フィルタリング処理は、当該送信信号が持つM
ACアドレスが前記接続対象とするプロバイダ向けのM
ACアドレスではないときは、当該送信信号を破棄して
なるプロバイダ切換可能通信方法の構成採用にある。
【0023】本発明方法の第10の特徴は、上記本発明
方法の第7、第8又は第9の特徴における前記オペレー
ション通信処理が、前記プロバイダのMACアドレスが
変更されたときに、当該変更を前記管理ホストが前記バ
ックボーンネットワークを介して認識する処理と、当該
前記管理ホストが当該変更についての情報を前記端末装
置に前記バックボーンネットワークを介して送信する処
理と、送信された当該変更についての情報に基づいて、
当該端末装置が当該プロバイダについて認識していたM
ACアドレスを、送信されてきたMACアドレスに変更
する処理と、を有してなるプロバイダ切換可能通信方法
の構成採用にある。
【0024】本発明装置の第1の特徴は、仮想ローカル
エリア・ネットワークで構成されたバックボーンネット
ワークを介してプロバイダと通信を行なうユーザ端末に
つき、当該バックボーンネットワークに接続する端末装
置を有し、当該端末装置は、前記ユーザ端末から前記プ
ロバイダへ向けて送信された送信情報に、当該プロバイ
ダのIPアドレスに対応した情報を含むVLANタグの
付与機能を備えてなるプロバイダ切換可能通信装置の構
成採用にある。
【0025】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記ユーザ端末が、当該ユーザ
端末が接続対象とするプロバイダを変更する場合に、変
更後の接続対象とするプロバイダを、WWWブラウザを
用いて選択するものからなり、前記端末装置は、前記ユ
ーザ端末が前記変更後の接続対象とするプロバイダを、
WWWブラウザを用いて選択したときに、当該ユーザ端
末から送信された送信情報に、当該変更後の接続対象と
するプロバイダのIPアドレスに対応した情報を含むV
LANタグの付与機能を備えてなるプロバイダ切換可能
通信装置の構成採用にある。
【0026】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴において、前記バックボーンネ
ットワークのオペレーションシステムが、管理ホストを
有し、前記端末装置は、前記管理ホストと必要に応じて
通信して、当該管理ホストから、前記ユーザ端末が接続
契約しているプロバイダに関する情報を取得し、当該取
得した情報に基づいて、当該ユーザ端末にとって通信可
能となるプロバイダを制限する機能を備えてなるプロバ
イダ切換可能通信装置の構成採用にある。
【0027】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における前記端末装置
が、前記ユーザ端末から送信された送信信号につき、M
ACアドレスを用いて当該ユーザ端末同士間の通信及び
不正アクセスのいずれかについての前記送信信号を破棄
するフィルタリング処理を施す機能を備えてなるプロバ
イダ切換可能通信装置の構成採用にある。
【0028】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記管理
ホストが、前記端末装置を前記バックボーンネットワー
クを介して遠隔管理するものであって、前記プロバイダ
においてMACアドレスが変更されたことを、前記バッ
クボーンネットワークを介して認識して、当該変更され
たMACアドレスを含む情報を前記端末装置に送信する
機能を備え、前記端末装置は、当該管理ホストから送信
された情報に基づいて、当該端末装置が当該プロバイダ
につき今まで認識していたMACアドレスを、前記変更
されたMACアドレスに更新する機能を備えてなるプロ
バイダ切換可能通信装置の構成採用にある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を装置例及び方法例につき説明す
る。
【0030】なお、本発明は、仮想ローカルエリア・ネ
ットワークで構成されたバックボーンネットワークを介
して、プロバイダとユーザ端末との間で通信を行なう場
合に、ユーザ端末を仮想ローカルエリア・ネットワーク
に接続する端末装置が、前記ユーザ端末からプロバイダ
へ向けて送信された送信情報にVLANタグを付与する
ことで、接続先とするプロバイダの切換を可能とするも
のであるが、本実施形態例では、バックボーンネットワ
ークとしてもっぱらギガビット・イーサネット(Gigabi
t Ethernet)を代表例として説明するもこれ等に限定さ
れるものではない。
【0031】(装置例)図1は、本発明の装置例を示す
概念模式図である。図中、10は仮想ローカルエリア・
ネットワークで構成されたバックボーンネットワークで
あるギガビット・イーサネット、11はユーザ端末、1
2は本発明の主要部であってユーザ端末11をギガビッ
ト・イーサネット10に接続するための装置である端末
装置、13はギガビット・イーサネット10のオペレー
ションシステムをなす管理ホスト、14はユーザ端末1
1の接続先となる第1プロバイダ、15はユーザ端末1
1の接続先となる第2プロバイダである。
【0032】ギガビット・イーサネット10は、1[G
bit/S]の伝送速度を持つ光ファイバ網であり、所
定の端末間でデータ伝送を行なうバス型ネットワークの
LANをなしている。また、ギガビット・イーサネット
10は、特定の端末群を論理的にグループ化して構築し
た仮想ローカルエリア・ネットワーク(Virtual Local
Area Network;VLAN)として構成されており、バッ
クボーンネットワーク(基幹ネットワーク)をなしてい
る。
【0033】ユーザ端末11は、ギガビット・イーサネ
ット10を介して第1プロバイダ又は第2プロバイダと
通信を行なうものである。例えば、パーソナル・コンピ
ュータ、ワードプロセッサー、携帯電話機、PHS、ホ
ストコンピュータなどをユーザ端末11とする。また、
ユーザ端末11は、インターネット閲覧ソフトであるW
WWブラウザ(World Wide Web browser)を使用可能な
状態となっている。
【0034】端末装置12は、ユーザ端末11をギガビ
ット・イーサネット10に接続して、ユーザ端末11と
第1プロバイダ14又は第2プロバイダ15との通信を
仲介するものである。ここで、端末装置12としては、
スマート・イーサネット・ブリッジ(Smart Ethernet B
ridge;SEB)を用いる。
【0035】また、端末装置12は、ユーザ端末11か
ら第1プロバイダ14又は第2プロバイダ15へ向けて
送信された送信情報に、当該プロバイダのIPアドレス
に対応した情報を含むVLANタグを付与する。ここ
で、ユーザ端末11が接続対象とするプロバイダを、W
WWブラウザを用いて変更したときは、端末装置12は
ユーザ端末11から送信された送信情報に、変更後の接
続対象とするプロバイダのIPアドレスに対応した情報
を含むVLANタグを付与する。
【0036】また、端末装置12は、前記ユーザ端末か
ら送信された送信信号につき、MACアドレスを用いた
フィルタリング処理をする。なお、MAC(Media Acce
ss Control)アドレスとは、各ノード(各ユーザ端末)
からLANへのアクセスに用いられるアドレスである。
【0037】このフィルタリング処理により、ユーザ端
末11から送信された送信信号であって第1プロバイダ
14又は第2プロバイダ15に対するもの以外の不正な
通信、例えばユーザ端末同士間の通信を防止する。
【0038】また、端末装置12は、ギガビット・イー
サネット10を介して管理ホスト13に遠隔管理され
る。そして、第1プロバイダ14又は第2プロバイダ1
5のMACアドレスが変更されたことを管理ホスト13
が認識したときは、管理ホスト13から送信された情報
に基づいて、端末装置12が当該プロバイダにつき今ま
で認識していたMACアドレスを、変更されたMACア
ドレスに認識しなおす。これにより、前述のフィルタリ
ング処理において、ユーザ端末11からMACアドレス
が変更されたプロバイダへの通信が自動的に許可され
る。
【0039】また、端末装置12は、ユーザ端末11が
接続契約しているプロバイダに関する情報を、管理ホス
ト13からギガビット・イーサネット10を介して取得
する。そして、その取得した情報に基づいて、ユーザ端
末11にとって通信可能となるプロバイダを制限する。
【0040】端末装置12は、光網終端装置(Optical
Network Unit;ONU)及び受動光装置(Passive Opti
cal Unit;POU)を介して、ギガビット・イーサネッ
ト10に接続される。なお、光網終端装置及び受動光装
置は、ユーザ端末11を光ファイバ網であるギガビット
・イーサネット10に接続するための装置である。
【0041】管理ホスト13は、仮想ローカルエリア・
ネットワークで構成されたバックボーンネットワークで
あるギガビット・イーサネット10のオペレーションシ
ステム(Operation system;OPS)をなすものであ
る。そして、ギガビット・イーサネット10を良好な通
信状態に維持し、かつ効率的に運営するために、ギガビ
ット・イーサネット10の状態を常に監視している。
【0042】また、管理ホスト13は、ギガビット・イ
ーサネット10に接続される第1プロバイダ14又は第
2プロバイダ15のMACアドレスの変更などを検知し
たときは、その検知した情報を端末装置12などに送信
して、ギガビット・イーサネット10における通信の効
率化を図っている。
【0043】第1プロバイダ14及び第2プロバイダ1
5は、インターネットなどにおける通信接続事業を行な
うものである。第1プロバイダ14及び第2プロバイダ
15は、それそれユーザ端末11のユーザと接続契約を
している。したがって、ユーザ端末11は、第1プロバ
イダ14又は第2プロバイダ15のいずれかを経由して
インターネットなどを利用した通信を行なう。
【0044】(方法例)前記装置例に適用する本実施形
態の方法例につき図面を参照して説明する。図1は、本
発明の方法例の概要をも示している。この図を用いて本
方法例の概要について説明する。
【0045】本方法例では、ユーザ端末1が第1プロバ
イダ14又は第2プロバイダ15と通信をする場合を例
として説明する。ここで、第1プロバイダ14にはVL
ANタグ4が割り当てられており、第2プロバイダ15
にはVLANタグ7が割り当てられている。
【0046】まず、ユーザ端末1が端末装置12と接続
することで、ユーザ端末11は端末装置12が持つDH
CPサーバによって、プライベートなIPアドレスを自
動的に取得する。ここで、DHCP(Dynamic Host Con
figuration Protocol)サーバとは、各ノードに対して
動的に且つ自動的にIPアドレスを割り振るものであ
る。
【0047】そして、ユーザがユーザ端末11を操作し
て、WWWブラウザを用いて、ユーザが契約している複
数のプロバイダの中から接続対象とするプロバイダ(例
えば、第1プロバイダ14)を選択するプロバイダ選択
処理を行なう(ST1)。
【0048】プロバイダ選択処理(ST1)の際に、端
末装置12は、管理ホスト13が持つDHCPサーバに
よって、ギガビット・イーサネット10からグローバル
なIPアドレスを取得する。このIPアドレスを用いて
端末装置12と管理ホスト13は、ユーザー認証及びプ
ライバシー保護等のために暗号化通信であるIPsec
を用いて、必要に応じて通信して、オペレーション通信
処理を行なう(ST2)。なお、IPsecとは、イン
ターネット・プロトコルを用いて必要に応じた通信をす
るものである。
【0049】オペレーション通信処理(ST2)の際
に、管理ホスト13は、ユーザ端末11を識別し且つユ
ーザ端末11と接続契約しているプロバイダに関する情
報などを、端末装置12に提供するプロバイダ情報取得
処理を行なう(ST3)。なお、ユーザ端末11と接続
契約しているプロバイダとは、ユーザ端末11と接続可
能となるプロバイダである。
【0050】その後、ユーザ端末11が第1プロバイダ
14に向けて通信を開始する通信開始処理を行なう(S
T4)。
【0051】端末装置12は、通信開始処理(ST4)
によってユーザ端末11から送信された送信情報(パケ
ット)に、第1プロバイダ14のIPアドレスに対応し
た情報を含むVLANタグ4を付ける。さらに、端末装
置12は、ユーザ端末11から送信された送信情報に含
まれるユーザ端末11のIPアドレスを、端末装置12
が持つNAT機能によって、第1プロバイダ14から割
り振られたIPアドレスへ自動的に変換するVLANタ
グ付与処理を行なう(ST5)。
【0052】このVLANタグ付与処理(ST5)で
は、端末装置12は、ユーザ端末11から送信されてき
た送信情報のうちで第1プロバイダ14向けのMACア
ドレスを持つもののみを通過させるフィルタリング処理
をも行なう。
【0053】その後、VLANタグ付与処理(ST5)
でVLANタグ4が付与された送信情報を、そのVLA
Nタグ4によって、ギガビット・イーサネット10上を
配送する配送処理を行なう(ST6)。
【0054】その後、配送処理(ST6)で配送された
送信情報からVLANタグ4を外し、その送信情報を第
1プロバイダ14へ配送するVLANタグ外し処理を行
なう(ST7)。
【0055】これらのST1からST6の処理により、
ユーザ端末11は第1プロバイダ14を利用した送信を
実行する。なお、第1プロバイダ14からユーザ端末1
1へ向けての通信も、ST1からST6の処理と同様に
して行なわれる。
【0056】図2は、本方法例におけるプロバイダ切換
方法を示す概念模式図である。この図を用いて、ユーザ
が接続対象とするプロバイダを、第1プロバイダ14か
ら第2プロバイダ15へ切り換える方法につき説明す
る。
【0057】まず、ユーザがユーザ端末11を操作し
て、WWWブラウザを用いて、接続対象とするプロバイ
ダを第1プロバイダ14から第2プロバイダ15へ変更
する(ST21)。これは前述のプロバイダ選択処理
(ST1)において行なってもよい。
【0058】その後、ユーザ端末11は、自身のIPア
ドレスを変更することなく、第2プロバイダ15に向け
て通信を開始する(ST22)。これは前述の通信開始
処理(ST4)に対応するものである。
【0059】端末装置12は、ST21でユーザ端末1
1から送信された送信情報(パケット)に、第2プロバ
イダ15のIPアドレスに対応した情報を含むVLAN
タグ7を付ける。さらに、端末装置12は、ユーザ端末
11から送信された送信情報に含まれるユーザ端末11
のIPアドレスを、端末装置12が持つNAT機能によ
って、第2プロバイダ15から割り振られたIPアドレ
スへ自動的に変換する(ST23)。これは前述のVL
ANタグ付与処理(ST5)に対応するものである。
【0060】このST23では、端末装置12は、ユー
ザ端末11から送信されてきた送信情報のうちで第2プ
ロバイダ15向けのMACアドレスを持つもののみを通
過させるフィルタリング処理をも行なう。
【0061】その後、ST23でVLANタグ7が付与
された送信情報を、そのVLANタグ7によって、ギガ
ビット・イーサネット10上を配送する(ST24)。
これは前述の配送処理(ST6)に対応するものであ
る。
【0062】その後、ST24で配送された送信情報か
らVLANタグ7を外し、その送信情報を第2プロバイ
ダ15へ配送する(ST25)。これは前述のVLAN
タグ外し処理(ST7)に対応するものである。
【0063】これらのST21からST25の処理によ
り、ユーザ端末11の接続対象が第1プロバイダ14か
ら第2プロバイダ15へ切り換えられ、ユーザ端末11
は第1プロバイダ14を利用した送信を実行する。な
お、第2プロバイダ15からユーザ端末11へ向けての
通信も、ST21からST25の処理と同様にして行な
われる。
【0064】これらにより、ユーザ端末11は、端末装
置12によって、ユーザの希望によりあるプロバイダと
の接続から他のプロバイダとの接続に、容易に且つ動的
に切り換えることが可能となり、ユーザの労力を軽減す
ることが可能となる。
【0065】図3は、本方法例におけるユーザ間通信の
防止方法を示す概念模式図である。この図を用いて、ユ
ーザ端末11とユーザ端末31とがプロバイダを介さず
に直接通信することであるユーザ間通信を、防止する方
法につき説明する。
【0066】例えば、ユーザ端末11がユーザ端末31
に向けて通信を行なおうとする(ST31)。すると、
端末装置12は、ユーザ端末11から送信されてきた送
信情報が第1プロバイダ14又は第2プロバイダ15向
けのMACアドレスを持っていないので、フィルタリン
グ処理によりその送信情報を破棄する(ST32)。こ
れは前述のVLANタグ付与処理(ST5)におけるフ
ィルタリング処理に対応するものである。
【0067】これらにより、端末装置12は、ユーザ端
末11とユーザ端末31とがプロバイダを介さずに直接
通信することを防止する。
【0068】図4は、本方法例における遠隔管理方法を
示す概念模式図である。この図を用いて、管理ホスト1
3による端末装置12の遠隔管理がどのように行なわれ
るかにつき説明する。
【0069】例えば、ルータの交換などにより、第2プ
ロバイダ15のMACアドレスが変更されたとする(S
T41)。すると、管理ホスト13は、第2プロバイダ
15のMACアドレスが変更されたことを、ギガビット
・イーサネット10を介して認識する。そして、管理ホ
スト13は、第2プロバイダ15のMACアドレスの変
更についての情報を、第2プロバイダ15を利用する端
末装置12の全てに通知する(ST42)。
【0070】ここで、端末装置12と管理ホスト13
は、ユーザ認証及びプライバシー保護等のために暗号化
通信であるIPsecを用いて、必要に応じて通信をす
る(ST43)。これは前述のオペレーション通信処理
(ST2)に対応するものである。そして、端末装置1
2は、管理ホスト13から通知された情報に基づいて、
第2プロバイダ15のMACアドレスを更新する(ST
44)。
【0071】これらにより、端末装置12は、管理ホス
ト13によって遠隔管理され、プロバイダのMACアド
レスが変更されたときに、その新たなMACアドレスに
自動的に更新することが可能となり、ユーザの労力を軽
減することが可能となる。
【0072】以上、本発明の代表的な装置例及び方法例
について説明したが、本発明は、必ずしも上記した事項
に限定されるものではない。本発明の目的を達し、下記
する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能であ
る。例えば、遠隔管理方法では、ユーザのトラフィック
情報及び利用時間を管理ホスト13が測定及び管理し
て、これらの情報に端末装置12へ通知することとして
もよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮想ローカルエリア・ネットワークで構成されたバック
ボーンネットワークを介して、プロバイダとユーザ端末
との間で通信を行なう場合において、ユーザ端末からプ
ロバイダへ向けて送信された送信情報に、そのプロバイ
ダのIPアドレスに対応した情報を含むVLANタグを
端末装置が付与し、そのVLANタグを用いて当該送信
情報を当該バックボーンネットワークにおいて配送する
ので、端末装置が管理ホストと通信してVLANタグを
自動的に変更することが可能となり、ユーザの希望によ
りあるプロバイダとの接続から他のプロバイダとの接続
に、容易に且つ動的に切り換えることが可能となる。
【0074】また、端末装置がMACアドレスを用いた
フィルタリング処理をすることにより、不正なアクセス
であるユーザ端末間の通信を防止することが可能とな
る。
【0075】また、端末装置がバックボーンネットワー
クのオペレーションシステムをなす管理ホストと必要に
応じて通信することにより、プロバイダのMACアドレ
スの変更など通信環境の変化に応じた通信機能の遠隔管
理をすることが可能となる。
【0076】したがって、本発明は、今後、通信事業者
などがギガビット・イーサネットなどにより広帯域なネ
ットワークを仮想ローカルエリア・ネットワーク技術で
構築し、プロバイダとユーザ間の通信サービスを提供す
る際に、極めて有用な技術となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である装置例及び方法例の概
念模式図である。
【図2】同上におけるプロバイダ切換方法を示す概念模
式図である。
【図3】同上におけるユーザ間通信の防止方法を示す概
念模式図である。
【図4】同上における遠隔管理方法を示す概念模式図で
ある。
【符号の説明】
10…ギガビット・イーサネット 11、31…ユーザ端末 12、32…端末装置 13…管理ホスト 14…第1プロバイダ 15…第2プロバイダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 博英 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA06 HC14 HD07 JT06 MA01 5K033 BA13 CB08 DA05 EC03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想ローカルエリア・ネットワークで構成
    されたバックボーンネットワークを介して、プロバイダ
    とユーザ端末との間で通信を行なう場合において、 前記ユーザ端末を前記バックボーンネットワークに接続
    するための装置をなす端末装置によって、当該ユーザ端
    末から当該プロバイダへ向けて送信された送信情報に、
    当該プロバイダのIPアドレスに対応した情報を含むV
    LANタグを付与し、 当該VLANタグを用いて、当該送信情報を前記バック
    ボーンネットワークを介して配送する、 ことを特徴とするプロバイダ切換可能通信方法。
  2. 【請求項2】前記端末装置は、 前記ユーザ端末が接続対象とするプロバイダを変更する
    に当り、 当該ユーザ端末から当該プロバイダの変更を示す情報を
    受信することで、 前記送信情報に付与する前記VLANタグを、当該変更
    後のプロバイダのIPアドレスに対応した情報を含むV
    LANタグに変更する、 ことを特徴とする請求項1に記載のプロバイダ切換可能
    通信方法。
  3. 【請求項3】前記端末装置は、 前記バックボーンネットワークのオペレーションシステ
    ムをなす管理ホストから送信された情報に基づく動作に
    よって、前記ユーザ端末が接続可能なプロバイダを制限
    する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロバイダ切
    換可能通信方法。
  4. 【請求項4】前記端末装置は、 前記ユーザ端末から送信された送信信号につき、MAC
    アドレスを用いて前記ユーザ端末同士間の通信及び不正
    アクセスのいずれかを排除するフィルタリング処理を実
    行する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のプロバイ
    ダ切換可能通信方法。
  5. 【請求項5】前記端末装置は、 前記バックボーンネットワークのオペレーションシステ
    ムをなす管理ホストによって、当該バックボーンネット
    ワークを介して、遠隔管理される、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のプロ
    バイダ切換可能通信方法。
  6. 【請求項6】前記管理ホストは、 前記ユーザ端末の接続対象となるプロバイダの通信に関
    する属性が変更されたときは、 当該変更後のプロバイダの通信に関する属性を当該バッ
    クボーンネットワークを介して取得し、 当該変更後のプロバイダの通信に関する属性に基づい
    て、前記VLANタグの内容、前記ユーザ端末が接続可
    能なプロバイダの内容、前記MACアドレスを用いたフ
    ィルタリング処理の内容のいずれかを変更するよう、前
    記端末装置に、当該変更後のプロバイダの通信に関する
    属性を、当該バックボーンネットワークを介して送信す
    る、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載のプロバイ
    ダ切換可能通信方法。
  7. 【請求項7】ユーザが契約している複数のプロバイダの
    中から接続対象とするプロバイダを、ユーザ端末におい
    てWWWブラウザを用いて選択するプロバイダ選択処理
    と、 仮想ローカルエリア・ネットワークで構成されたバック
    ボーンネットワークに前記ユーザ端末を接続するための
    装置をなす端末装置が、当該バックボーンネットワーク
    のオペレーションシステムをなす管理ホストと必要に応
    じて通信するオペレーション通信処理と、 当該オペレーション通信処理の際に、前記端末装置が、
    当該管理ホストから、前記ユーザが接続契約しているプ
    ロバイダに関する情報を、前記バックボーンネットワー
    クを介して取得するプロバイダ情報取得処理と、 前記ユーザ端末が前記接続対象とするプロバイダに向け
    て通信を開始する通信開始処理と、 当該通信開始処理によって前記ユーザ端末から送信され
    た送信情報に、前記接続対象とするプロバイダのIPア
    ドレスに対応した情報を含むVLANタグを前記端末装
    置が付与し、当該送信情報に含まれる当該ユーザ端末の
    IPアドレスを、当該プロバイダから割り振られたIP
    アドレスに変換するVLANタグ付与処理と、 当該VLANタグ付与処理で前記送信情報に付与された
    前記VLANタグを用いて、当該送信情報を前記バック
    ボーンネットワークを介して配送する配送処理と、 当該配送処理で配送された前記送信情報から前記VLA
    Nタグを外し、当該VLANタグが外された送信情報を
    前記接続対象とするプロバイダへ配送するVLANタグ
    外し処理と、 を順次一貫経由して実施する、 ことを特徴とするプロバイダ切換可能通信方法。
  8. 【請求項8】前記ユーザ端末が接続対象とするプロバイ
    ダを変更するときは、 前記プロバイダ選択処理は、 前記ユーザ端末が接続対象とするプロバイダを変更する
    場合に、変更後の接続対象とするプロバイダを、ユーザ
    端末においてWWWブラウザを用いて選択する処理を有
    し、 前記通信開始処理は、 前記ユーザ端末が当該ユーザ端末のIPアドレスを変更
    することなく、当該ユーザ端末が前記変更後の接続対象
    とするプロバイダに向けて通信を開始する処理を有し、 前記VLANタグ付与処理は、 当該通信開始処理によって前記ユーザ端末から送信され
    た送信情報に、前記変更後の接続対象とするプロバイダ
    のIPアドレスに対応した情報を含むVLANタグを前
    記端末装置が付与し、当該送信情報に含まれる当該ユー
    ザ端末のIPアドレスを、当該変更後の接続対象とする
    プロバイダから割り振られたIPアドレスに変換する処
    理を有し、 前記配送処理は、 当該VLANタグ付与処理で前記送信情報に付与された
    前記VLANタグを用いて、当該送信情報を前記バック
    ボーンネットワークを介して配送する処理を有し、 前記VLANタグ外し処理は、 当該配送処理で配送された前記送信情報から前記VLA
    Nタグを外し、当該VLANタグが外された送信情報を
    前記変更後の接続対象とするプロバイダへ配送する処理
    を有する、 ことを特徴とする請求項7に記載のプロバイダ切換可能
    通信方法。
  9. 【請求項9】前記VLANタグ付与処理は、 前記通信開始処理によって前記ユーザ端末から送信され
    た送信信号につき、MACアドレスを用いたフィルタリ
    ング処理を前記端末装置が実施する処理を有し、 当該フィルタリング処理では、 当該送信信号が持つMACアドレスが前記接続対象とす
    るプロバイダ向けのMACアドレスではないときは、当
    該送信信号を破棄する、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載のプロバイダ切
    換可能通信方法。
  10. 【請求項10】前記オペレーション通信処理は、 前記プロバイダのMACアドレスが変更されたときに、
    当該変更を前記管理ホストが前記バックボーンネットワ
    ークを介して認識する処理と、 当該前記管理ホストが当該変更についての情報を前記端
    末装置に前記バックボーンネットワークを介して送信す
    る処理と、 送信された当該変更についての情報に基づいて、当該端
    末装置が当該プロバイダについて認識していたMACア
    ドレスを、送信されてきたMACアドレスに変更する処
    理と、を有する、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載のプロバイ
    ダ切換可能通信方法。
  11. 【請求項11】仮想ローカルエリア・ネットワークで構
    成されたバックボーンネットワークを介してプロバイダ
    と通信を行なうユーザ端末につき、当該バックボーンネ
    ットワークに接続する端末装置を有し、 当該端末装置は、 前記ユーザ端末から前記プロバイダへ向けて送信された
    送信情報に、当該プロバイダのIPアドレスに対応した
    情報を含むVLANタグの付与機能を備える、 ことを特徴とするプロバイダ切換可能通信装置。
  12. 【請求項12】前記ユーザ端末は、 当該ユーザ端末が接続対象とするプロバイダを変更する
    場合に、変更後の接続対象とするプロバイダを、WWW
    ブラウザを用いて選択するものからなり、前記端末装置
    は、 前記ユーザ端末が前記変更後の接続対象とするプロバイ
    ダを、WWWブラウザを用いて選択したときに、 当該ユーザ端末から送信された送信情報に、当該変更後
    の接続対象とするプロバイダのIPアドレスに対応した
    情報を含むVLANタグの付与機能を備える、 ことを特徴とする請求項11に記載のプロバイダ切換可
    能通信装置。
  13. 【請求項13】前記バックボーンネットワークのオペレ
    ーションシステムは、 管理ホストを有し、 前記端末装置は、 前記管理ホストと必要に応じて通信して、当該管理ホス
    トから、前記ユーザ端末が接続契約しているプロバイダ
    に関する情報を取得し、 当該取得した情報に基づいて、当該ユーザ端末にとって
    通信可能となるプロバイダを制限する機能を備える、 ことを特徴とする請求項11又は12に記載のプロバイ
    ダ切換可能通信装置。
  14. 【請求項14】前記端末装置は、 前記ユーザ端末から送信された送信信号につき、MAC
    アドレスを用いて当該ユーザ端末同士間の通信及び不正
    アクセスのいずれかについての前記送信信号を破棄する
    フィルタリング処理を施す機能を備える、 ことを特徴とする請求項11、12又は13に記載のプ
    ロバイダ切換可能通信装置。
  15. 【請求項15】前記管理ホストは、 前記端末装置を前記バックボーンネットワークを介して
    遠隔管理するものであって、 前記プロバイダにおいてMACアドレスが変更されたこ
    とを、前記バックボーンネットワークを介して認識し
    て、当該変更されたMACアドレスを含む情報を前記端
    末装置に送信する機能を備え、 前記端末装置は、 当該管理ホストから送信された情報に基づいて、当該端
    末装置が当該プロバイダにつき今まで認識していたMA
    Cアドレスを、前記変更されたMACアドレスに更新す
    る機能を備える、 ことを特徴とする請求項11、12、13又は14に記
    載のプロバイダ切換可能通信装置。
JP2000160606A 2000-05-30 2000-05-30 プロバイダ切換可能通信方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3457259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160606A JP3457259B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 プロバイダ切換可能通信方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160606A JP3457259B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 プロバイダ切換可能通信方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001339437A true JP2001339437A (ja) 2001-12-07
JP3457259B2 JP3457259B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=18664771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000160606A Expired - Fee Related JP3457259B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 プロバイダ切換可能通信方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457259B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095780A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Fujitsu Limited ネットワーク接続方法及びネットワーク接続システム及びそれを構成するレイヤ2スイッチ及び管理サーバ
JP2005524269A (ja) * 2002-04-26 2005-08-11 レッドバック・ネットワークス・インコーポレーテッド 非チャネル化媒体を介する加入者サービス選択
US7450584B2 (en) 2002-05-20 2008-11-11 Fujitsu Limited Network repeater apparatus, network repeater method and network repeater program
JP2009303275A (ja) * 2003-03-06 2009-12-24 Microsoft Corp 仮想ネットワーク・トポロジの生成
US7669235B2 (en) 2004-04-30 2010-02-23 Microsoft Corporation Secure domain join for computing devices
US7684964B2 (en) 2003-03-06 2010-03-23 Microsoft Corporation Model and system state synchronization
US7739380B2 (en) 2000-10-24 2010-06-15 Microsoft Corporation System and method for distributed management of shared computers
US7778422B2 (en) 2004-02-27 2010-08-17 Microsoft Corporation Security associations for devices
US7802144B2 (en) 2005-04-15 2010-09-21 Microsoft Corporation Model-based system monitoring
US7835367B2 (en) 2003-04-23 2010-11-16 Fujitsu Limited Network connection method, network connection system, and, layer 2 switch and management server forming the network connection system
US7886041B2 (en) 2003-03-06 2011-02-08 Microsoft Corporation Design time validation of systems
US7941309B2 (en) 2005-11-02 2011-05-10 Microsoft Corporation Modeling IT operations/policies
US8489728B2 (en) 2005-04-15 2013-07-16 Microsoft Corporation Model-based system monitoring
US8549513B2 (en) 2005-06-29 2013-10-01 Microsoft Corporation Model-based virtual system provisioning
US9521033B2 (en) 2014-02-23 2016-12-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) IPoE dual-stack subscriber for bridged residential gateway configuration

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7739380B2 (en) 2000-10-24 2010-06-15 Microsoft Corporation System and method for distributed management of shared computers
JP2005524269A (ja) * 2002-04-26 2005-08-11 レッドバック・ネットワークス・インコーポレーテッド 非チャネル化媒体を介する加入者サービス選択
US9319235B2 (en) 2002-04-26 2016-04-19 Ericsson Ab Authentication, authorization, and accounting based on an automatically generated username
US8321550B2 (en) 2002-04-26 2012-11-27 Ericsson Ab Media access control address based service selection
US7895304B1 (en) 2002-04-26 2011-02-22 Ericsson Ab Subscriber service selection over non-channelized media
US7450584B2 (en) 2002-05-20 2008-11-11 Fujitsu Limited Network repeater apparatus, network repeater method and network repeater program
US7684964B2 (en) 2003-03-06 2010-03-23 Microsoft Corporation Model and system state synchronization
JP2009303275A (ja) * 2003-03-06 2009-12-24 Microsoft Corp 仮想ネットワーク・トポロジの生成
US8122106B2 (en) 2003-03-06 2012-02-21 Microsoft Corporation Integrating design, deployment, and management phases for systems
US7890543B2 (en) 2003-03-06 2011-02-15 Microsoft Corporation Architecture for distributed computing system and automated design, deployment, and management of distributed applications
US7886041B2 (en) 2003-03-06 2011-02-08 Microsoft Corporation Design time validation of systems
US7835367B2 (en) 2003-04-23 2010-11-16 Fujitsu Limited Network connection method, network connection system, and, layer 2 switch and management server forming the network connection system
WO2004095780A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Fujitsu Limited ネットワーク接続方法及びネットワーク接続システム及びそれを構成するレイヤ2スイッチ及び管理サーバ
US7778422B2 (en) 2004-02-27 2010-08-17 Microsoft Corporation Security associations for devices
US7669235B2 (en) 2004-04-30 2010-02-23 Microsoft Corporation Secure domain join for computing devices
US7802144B2 (en) 2005-04-15 2010-09-21 Microsoft Corporation Model-based system monitoring
US8489728B2 (en) 2005-04-15 2013-07-16 Microsoft Corporation Model-based system monitoring
US8549513B2 (en) 2005-06-29 2013-10-01 Microsoft Corporation Model-based virtual system provisioning
US9317270B2 (en) 2005-06-29 2016-04-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Model-based virtual system provisioning
US9811368B2 (en) 2005-06-29 2017-11-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Model-based virtual system provisioning
US10540159B2 (en) 2005-06-29 2020-01-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Model-based virtual system provisioning
US7941309B2 (en) 2005-11-02 2011-05-10 Microsoft Corporation Modeling IT operations/policies
US9521033B2 (en) 2014-02-23 2016-12-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) IPoE dual-stack subscriber for bridged residential gateway configuration

Also Published As

Publication number Publication date
JP3457259B2 (ja) 2003-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10003405B2 (en) Data over cable service interface specification (DOCSIS) over passive optical network (PON)
US7489700B2 (en) Virtual access router
US9495327B2 (en) Service configuration method, device and system
JP2001339437A (ja) プロバイダ切換可能通信方法及びその装置
US7978694B2 (en) Method for transmitting layer 2 packet and access device thereof
US20030172170A1 (en) Providing multiple ISP access to devices behind NAT
JP2007228548A (ja) 加入者情報ストリングに基づいたvlanインターフェイスの動的な構築
JP5424007B2 (ja) 情報を提供するための方法、ホームゲートウェイおよびホームネットワークシステム
JP5295273B2 (ja) データストリームフィルタリング装置及び方法
US20050025165A1 (en) System and method for assigning IP address in ethernet passive optical network
KR101786620B1 (ko) 소프트웨어 정의 네트워크에서 서브넷을 지원하는 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
CN102143036B (zh) 前缀发送方法、前缀指定方法以及相应设备
JP2004187282A (ja) 仮想アクセスルータ
US7564850B2 (en) Method for transmitting layer 2 packet and access device thereof
US20030142684A1 (en) LAN type internet access network and subscriber line accommodation method for use in the same network
CN107547467B (zh) 一种电路认证处理方法、系统及控制器
US8305920B2 (en) Method, system and terminal for determining QoS level
US20040098468A1 (en) Multi internet service provider system and method of the same
CN102143027A (zh) 接入网络的方法和设备
CN111835879B (zh) 一种基于dhcp relay协议的报文处理方法及中继设备
JPH10164116A (ja) 通信装置およびパケット転送装置
CN114205192A (zh) 一种网关设备和网关通信方法
JP2002252631A (ja) Vpn情報提供システム及びその方法
KR101231942B1 (ko) 인터넷 단말의 포트 정보 관리 방법 및 그 관리 시스템
CN115987719A (zh) 边缘云网关系统

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees