JP2001338753A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2001338753A
JP2001338753A JP2000157775A JP2000157775A JP2001338753A JP 2001338753 A JP2001338753 A JP 2001338753A JP 2000157775 A JP2000157775 A JP 2000157775A JP 2000157775 A JP2000157775 A JP 2000157775A JP 2001338753 A JP2001338753 A JP 2001338753A
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JP
Japan
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cooling
magnetron
air
guide
frequency heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000157775A
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English (en)
Inventor
Susumu Idomoto
晋 井戸本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波加熱装置の冷却に関するもので、特に
マグネトロンの冷却性能を改善すること。 【解決手段】 マグネトロン9には冷却用ガイド11の
上面がマグネトロン9の冷却開口内の複数の放熱フィン
14の上端部とほぼ同位置よりオリフィス2のマグネト
ロン9の冷却開口に向けて延びた壁に沿うように取り付
ける構成により、放熱フィン14内に効率よく風を通過
させることができ、大幅に冷却性能を向上させることが
できるため簡単な構成で高出力化の課題であるマグネト
ロン9の温度性能を満足させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波加熱装置の冷
却に関するもので、特にマグネトロンの冷却性能の改善
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここ数年電子レンジ業界全体として高効
率化、高出力化競争が激化してきている。高出力化の課
題としてお客様の使用間違い等による負荷無し状態で使
用した場合でも製品の安全性をいかに確保するかという
ことである。
【0003】従来この種の高周波加熱装置は図3に示さ
れているように、電気室1の後面に吸気用パンチングあ
るいはル−バ−を設け、オリフィス2と電気室1の後面
で吸気室3を構成している。オリフィス2にはプロペラ
ファン4が配置され吸気室3内に配置したファンモ−タ
−5により回転駆動させ電気部品を冷却する。
【0004】電気室1の底面にはインバ−タ−電源6が
配置され、樹脂ブラケット7により電気室1底面に固定
されている。加熱室8の側面にはマグネトロン9より発
生させた高周波を食品に照射させるため導波管10が取
り付けられている。インバ−タ−電源6は多くの電気部
品で構成されているが発熱量の多い部品をプロペラファ
ン4側に配置している。マグネトロン9のプロペラファ
ン4側には冷却用ガイド11がマグネトロン9の冷却開
口を覆うように固定するのが一般的である。電気室1の
底面の前には排気用のパンチングあるいはル−バ−を設
けている。マグネトロン9を通過した冷却風はエア−ガ
イド12を介し加熱室8内に送風される構成となってい
る。
【0005】また、図4に従来の高周波加熱装置の要部
拡大図を示す。図4(a)は正面図、図4(b)は側面
図である。
【0006】図4(a)、(b)に示すようにマグネト
ロン9の冷却開口部の中央には、2450MHzで共振
するアノ−ドブロック13がありアノ−ドブロック13
にはアルミの放熱フィン14が複数枚圧接して取り付け
てあり、現在マグネトロン9はいわゆる空冷方式で冷却
している。
【0007】この構成によると、吸気部と排気部がオリ
フィス2により分離しているため常に室温に近い冷却風
をマグネトロン9,インバ−タ−電源6に送風すること
が出来る。さらにマグネトロン9に取り付けた冷却用ガ
イド11により冷却開口内へ効率よく送風させることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高周波加熱装置ではマグネトロン9の冷却用開口内には
効率よく送風できるが、アノ−ドブロック13を冷却す
るためにはいかに複数のアルミの放熱フィン14内に送
風できるかが決め手になるが、放熱フィン14間は隙間
が小さいため、圧力が高く放熱フィン14と外郭の圧力
の低い箇所を冷却風が通過し効率のよい冷却ができない
ため、高出力化への対応としてさらに放熱フィン14を
増やしたり、無負荷時にマグネトロン9温度の高くなら
ない加熱室8形状を試行錯誤を繰り返しながら決定しな
くてはならなかった。
【0009】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、マグネトロンの放熱フィン内に効率よく送風するこ
とのできる構成を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の高周波加熱装置は冷却用ガイドをマ
グネトロンの冷却開口内の複数の冷却フィンの端部とほ
ぼ同位置に配置し、複数の冷却フィン側に冷却ファンを
配置するようにした。これにより放熱フィン内に効率よ
く送風することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】被加熱物を加熱する加熱室と,高
周波を発生する空冷式マグネトロンと、高周波のエネル
ギ−量をコントロ−ルするインバ−タ−電源と、インバ
−タ−電源やマグネトロンといった発熱する電気部品を
冷却する冷却手段と、吸排気を仕切るオリフィスと、マ
グネトロンを冷却する冷却用ガイドとを備え,前記冷却
用ガイドをマグネトロンの空冷開口内の複数の冷却フィ
ンの端部とほぼ同位置に配置し、複数の放熱フィン側に
冷却手段を配置する構成とした。
【0012】上記発明によれば、マグネトロンの冷却開
口部内に送風された冷却風を複数枚のアルミの放熱フィ
ンを通過させることができ冷却効率を向上させることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。なお、従来例と同一機能を有する構成には
同一符号を付した。
【0014】図1は本発明の一実施例の高周波加熱装置
を示す側面断面図、図2は同高周波加熱装置の冷却用ガ
イドの取り付けを示す要部拡大図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【0015】図1及び図2において、1は電気室であり
後面には吸気用パンチングあるいはル−バ−を設けてあ
る。2はオリフィスで電気室1の後面間で吸気室3を構
成している。オリフィス2には冷却手段としてプロペラ
ファン4が配置され吸気室3内に配置したファンモ−タ
−5により回転駆動させ電気部品を冷却する。
【0016】電気室1の底面にはインバ−タ−電源6が
配置され、樹脂ブラケット7により電気室1底面に固定
されている。加熱室8の側面にはマグネトロン9より発
生させた高周波を食品に照射させるため導波管10が取
り付けられている。インバ−タ−電源6は多くの電気部
品で構成されているが発熱量の多い部品をプロペラファ
ン4側に配置している。前記オリフィス2からマグネト
ロン9の冷却開口の上面と外郭側側面に沿うように壁を
設けている。
【0017】マグネトロン9の冷却開口部の中央には、
2450MHzで共振するアノ−ドブロック13があり
アノ−ドブロック13にはアルミの放熱フィン14が複
数枚圧接して取り付けてあり、現在マグネトロン9はい
わゆる空冷方式で冷却している。
【0018】また、マグネトロン9のプロペラファン4
側には冷却用ガイド11が上面がマグネトロン9の冷却
開口内の複数の放熱フィン14の上端部とほぼ同位置よ
りオリフィス2のマグネトロン9の冷却開口に向けて延
びた壁に沿うように取り付ける。
【0019】また左右方向はマグネトロン9の冷却開口
を覆う構成としている。電気室1の底面の前側には排気
用のル−バ−を設けている。マグネトロン9を通過した
冷却風はエア−ガイド12を介し加熱室8内に送風され
る構成となっている。
【0020】次に動作、作用について説明すると、加熱
室8内に非加熱物がある場合は非加熱物に高周波が吸収
されるためマグネトロン9の温度は問題にならないが、
非加熱物が無い場合は、発生した高周波を吸収するもの
が少ないため、加熱室8から反射してきた高周波がマグ
ネトロン9に達し、マグネトロン9自体の温度が上昇し
てしまうこととなる。
【0021】本発明によると、調理をスタ−トすると、
各電気部品に電源が投入され高周波が発生し始める。マ
グネトロン9及びインバ−タ−電源6の発熱部品へはプ
ロペラファン4からの冷却風を2分してそれぞれに送風
するようにしている。マグネトロン9への冷却風はオリ
フィス2からマグネトロン9に向かって延びる壁と加熱
室8の壁面により効率よく送風される。また、マグネト
ロン9には冷却用ガイド11が上面がマグネトロン9の
冷却開口内の複数の放熱フィン14の上端部とほぼ同位
置にオリフィス2のマグネトロン9の冷却開口に向けて
延びた壁に沿うように取り付けているため、複数の放熱
フィン14内を通過させることができマグネトロン9の
冷却性能を大幅に改善することが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置によれば、マグネトロンには冷却用ガイドが上面が
マグネトロンの冷却開口内の複数の放熱フィンの上端部
とほぼ同位置よりオリフィスのマグネトロンの冷却開口
に向けて延びた壁に沿うように取り付ける構成により、
放熱フィン内に効率よく風を通過させることができ、大
幅に冷却性能を向上させることができる。
【0023】したがって、高出力化に対しても従来から
マグネトロンの冷却として使用していた冷却用ガイドの
取付位置を変えるだけで、コストをあげずに簡単な構成
で対応できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高周波加熱装置の側面図
【図2】(a)同高周波加熱装置の冷却用ガイドの取付
を示す要部正面図 (b)同高周波加熱装置の冷却用ガイドの取付を示す要
部側面図
【図3】従来の高周波加熱装置を示す側面図
【図4】(a)従来の高周波加熱装置の要部正面図 (b)従来の高周波加熱装置の要部側面図
【符号の説明】
2 オリフィス 4 プロペラファン(冷却手段) 5 ファンモ−タ−(冷却手段) 6 インバ−タ−電源 8 加熱室 9 マグネトロン 11 冷却用ガイド 14 放熱フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱する加熱室と,高周波を
    発生する空冷式マグネトロンと、高周波のエネルギ−量
    をコントロ−ルするインバ−タ−電源と、インバ−タ−
    電源やマグネトロン等の発熱する電気部品を冷却する冷
    却手段と、吸排気を仕切るオリフィスと、マグネトロン
    を冷却する冷却用ガイドとを備え,前記冷却用ガイドを
    マグネトロンの空冷開口内の複数の放熱フィンの端部と
    ほぼ同位置に配置し、複数の放熱フィン側に冷却手段を
    配置する構成とした高周波加熱装置。
JP2000157775A 2000-05-29 2000-05-29 高周波加熱装置 Pending JP2001338753A (ja)

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