JP2001337913A - データ転送システムとそのデバイス - Google Patents

データ転送システムとそのデバイス

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JP2001337913A
JP2001337913A JP2000154819A JP2000154819A JP2001337913A JP 2001337913 A JP2001337913 A JP 2001337913A JP 2000154819 A JP2000154819 A JP 2000154819A JP 2000154819 A JP2000154819 A JP 2000154819A JP 2001337913 A JP2001337913 A JP 2001337913A
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data
buffer memory
transfer
recording means
usb
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JP2000154819A
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Akira Kanehira
晃 兼平
Yasuo Mutsuro
靖雄 無津呂
Morio Aoki
盛男 青木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストからの読出コマンドに応じて記録手段
のデータをホストに転送する際のデータ転送速度を全体
として向上させる。 【解決手段】 図示しないホストから読出コマンドがあ
ると、システム制御部6の制御のもとに、この読出コマ
ンドで指定されるデータ量よりも小さいデータ量(分割
転送量)のデータが記録手段1からバッファメモリ2に
転送され、次いで、転送用バッファメモリ5に転送され
てUSBケーブル8に送出される。このバッファメモリ2
から転送用バッファメモリ5へのデータ転送が終了する
と、分割転送量の次のデータが記録手段1からバッファ
メモリ2に転送され、前のデータのUSBケーブル8への
送出の終了を待って、この次のデータのバッファメモリ
2から転送用バッファメモリ5への転送及び転送用バッ
ファメモリ5からUSBケーブル8に送出が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段に蓄えら
れたデータをディジタルインターフェイス(以下、I/Fと
いう)を介して転送するシステムに係り、特に、DVD-RAM
ドライブ,ハードディスクドライブなどの記録手段のデ
ータをUSB I/Fを介して転送するデータ転送システムと
そのデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、PCとい
う)とそのペリフェラル(周辺機器)とを結ぶ外部バス
の1つに規格「Universal Serial Bus Specification R
evision1.1」に定められているUSBがある。ここで、こ
のUSBで接続されるホストをUSBホストといい、ペリフェ
ラルをUSBデバイスということにする。
【0003】USBでのデータ転送は、データが転送単位
としての1msecの転送フレームという概念で時間分割さ
れ、この転送フレームを時系列で積み重ねていくことで
行なわれる。1転送フレームの間では、USBホストと各U
SBデバイスとの間でデータがパケット単位で転送され
る。パケットの最大サイズは、各USBデバイスが行なう
転送方式によってマックスパケットサイズとして規定さ
れる。各USBデバイスに対しては、最低でも、マックス
パケットサイズ分の転送用バッファメモリを持つこと
が、規格により、定められている。USBデバイスからUSB
ホストへのデータ転送においては、システム制御部が、
記録手段からデータを一旦バッファメモリに読み出した
後、転送用バッファメモリへ転送するものであり、これ
により、記録手段からのデータ読出し速度と USBでのデ
ータの転送速度との違いを吸収する。
【0004】ここで、一例として、記録手段がATAPI I/
Fを有する機器(これを、以下、ATAPI機器という。ATAP
I(AT Attachment Packet Interface):IDEコントローラ
にCD−ROMなどハードディスク以外の機器を接続するた
めのデータ転送方式の規格)の場合、このATAPI機器を有
するUSBデバイスをUSBホストとしてのPCと接続し、デー
タをUSBデバイスからPCへデータを転送する従来のシー
ケンスを図2に示す。
【0005】PCからATAPI機器へのアクセスは、まず、P
CがATAPI機器にデータの読出し,書込み,その他の動作
を指示するコマンドを発行することにより始まる。USB
での転送において、コマンド送信はUSBリクエストを用
いる。ここで、リクエストは、コントロール転送で行な
われることになっている。
【0006】図2において、上記のように、USBホスト
とUSBデバイスとの間のデータはパケット単位の転送が
行なわれる。パケットとしては、トークンパケットやデ
ータパケット,ハンドシェイクパケット,その他があ
り、夫々の先頭には、かかるパケットの種類を識別する
ための、図示するような SETUP,DATA0,DATA1といった
パケット識別子が付加されている。そして、かかるパケ
ットのうちでパケット識別子DATA0またはDATA1を持つパ
ケット(これらをDATA0パケット,DATA1パケットとい
う。以下同様)でリクエストやコマンド,データなどが
転送される。また、USB転送としては、コントロール転
送,バルク転送,インターラプト転送及びアイソクロナ
ス転送が規定されている。ここで、リクエストは、コン
トロール転送で行なわれることになっている。
【0007】図2で示すコントロール転送のシーケンス
では、データの読出しを指示するコマンドがPCからUSB
I/Fに転送され、さらに、USBデバイス内部で、システム
制御部を介し、記録手段、即ち、ここではATAPI機器へ
送られる。ATAPI機器は、このコマンドで要求されたデ
ータ量の読出しを行なう。ATAPI機器から読み出された
データは、システム制御部の制御のもとに、バッファメ
モリを介してUSB I/Fに転送される。USB I/Fに転送され
たデータは、USBのバルク転送により、PCに転送され
る。
【0008】なお、記録手段からデータを書き込む場合
も、同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、USBの転送速
度は最高12Mbpsである。一般に、映像データをMPEG2
規格で圧縮する場合、6Mbps程度で圧縮することが多
い。そこで、記録手段にMPEG2規格で6Mbpsに圧縮され
ているデータを格納し、これをUSBでPCに接続した場
合、PC上でこの映像データをリアルタイムに再生するこ
とは問題無くできるように思われる。
【0010】しかし、実際には、USBのプロトコルオー
バーヘッドや記録手段からUSB I/Fまでの転送時間を考
慮すると、PC上でこの映像データをリアルタイムに再生
することは困難になる。
【0011】本発明の目的は、かかる問題を解消し、記
録手段に蓄えられたデータをUSB I/F を介して転送する
際の全体的な転送速度を向上させることができるように
したデータ転送システムとそのデバイスを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録手段からのデータをバッファメモリ
を介してインターフェイスの転送用バッファメモリに転
送し、該転送用バッファメモリのデータを該インターフ
ェイスに接続されたバスを介して外部機器に転送するも
のであって、該転送用バッファメモリのデータの該イン
ターフェイスから該バスへの送出期間に、該記録手段か
ら該バッファメモリへのデータ転送を行なう構成とす
る。
【0013】また、本発明は、記録手段からのデータを
バッファメモリを介してインターフェイスの転送用バッ
ファメモリに転送し、該転送用バッファメモリのデータ
を該インターフェイスに接続されたバスを介して外部機
器に転送するものであって、該記録手段から該バッファ
メモリへのデータ転送量が予め規定されたデータ量に達
すると、該バッファメモリから該転送用バッファメモリ
へのデータ転送を行なう構成とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるデータ転送システ
ムとそのデバイスの一実施形態を示すブロック図であ
り、1は記録手段(ここでは、ATAPI機器とする)、2
はバッファメモリ、3はUSB IF、4はUSBコントロー
ラ、5は転送用バッファメモリ、6はシステム制御部、
7はシステム制御部6のデータ転送量監視機能、8はUS
Bケーブル、9は USBデバイスである。
【0015】同図において、USBデバイス9における記
録手段1はDVD-RAMドライブやハードディスクなどにデ
ータを記録し、読み出すものであって、ATAPI機器であ
る。バッファメモリ2は、記録手段1に記憶するデータ
や記録手段1から読み出されたデータを一旦蓄えておく
ためのものである。USB IF3はバスとしての外部ケーブ
ル8を介してUSBホスト(図示せず)などに接続されて
このUSBホストとの間でデータの送受信を行なうもので
あって、USBホストへ送るデータなどをUSBプロトコルに
則したデータストリームへの変換する手段やUSBホスト
からのデータやコマンド,リクエストなどのUSBプロト
コルに則したデータストリームを逆変換する手段やプロ
トコル情報の解釈などを行なう手段などを備えたUSBコ
ントローラ4と、転送用バッファメモリ5とを有してい
る。システム制御部6はUSBホストとの間のデータ転送
の制御を行なうものであって、バッファメモリ2から転
送用バッファメモリ5へのデータ転送を開始する時間を
決めるために、記録手段1からバッファメモリ2へのデ
ータ転送量を監視するデータ転送量監視機能7を有して
いる。
【0016】次に、この実施形態の動作について説明す
る。
【0017】ここで、USBデバイス9でのATAPI機器(記
録手段1)からのデータの読出しは、先に説明した従来
例のように、ATAPI機器がコマンドを受信することによ
り始まる。なお、ここでも、データの読出しを指示する
コマンド(以下、読出コマンドという)が指定する記録
手段1からのデータ読出し量は最大64Kbyte である。
【0018】USBデバイス9では、この読出コマンドをU
SB I/F3で受信すると、システム制御部6の指示によ
り、記録手段1に蓄えられているデータがバッファメモ
リ2に読み出される。このとき、システム制御部6のデ
ータ転送量監視機能7がバッファメモリ2に読み出され
ていくデータ量を監視しており、転送開始前にシステム
制御部6によって決められた読出コマンドが指定するデ
ータ量より小さいデータ転送量(以下、分割転送量とい
う)だけバッファメモリ2に転送されると、これをシス
テム制御部6に通知し、この通知に基づいてシステム制
御部6がバッファメモリ2からUSB I/F3内の転送用バ
ッファメモリ5にバッファメモリ2のデータを転送す
る。転送用バッファメモリ5に送られたデータは、USB
コントローラ4でUSBプロトコルに則したデータストリ
ームへ変換され、USBケーブル8を介してUSBホストに送
出される。
【0019】そして、このUSB I/F3から転送用バッフ
ァメモリ5のデータが送出されている間に、システム制
御部6は、記録手段1からデータを読み出してバッファ
メモリ2に格納する。転送用バッファメモリ5の容量が
読出コマンドで指定されるデータ量より大きい場合に
は、記録手段1からバッファメモリ2へのデータ転送量
が分割転送量に達する度に、システム制御部6はバッフ
ァメモリ2から転送用バッファメモリ5にデータを転送
する。この転送用バッファメモリ5の容量が読出コマン
ドで指定されるデータ量より小さい場合には、転送用バ
ッファメモリ5のデータが全て或いはある一定量送出さ
れると、USB I/F3はシステム制御部7に割り込みを出
し、割り込みを受けたシステム制御部6がバッファメモ
リ2から転送用バッファメモリ5にデータを転送する。
【0020】転送用バッファメモリ5に転送されたデー
タは、USBコントローラ4でUSBプロトコルに則したデー
タストリームへ変換された後、USBケーブル8を介してU
SBホストに送出される。
【0021】このように、記録手段1からバッファメモ
リ2及びバッファメモリ2から転送用バッファメモリ5
へのデータ転送を制御することにより、USB I/F3から
データがUSBケーブル8に送出されている間に、記録手
段1からバッファメモリ2へのデータ転送を行なうの
で、転送用バッファメモリ5からのデータ転送を頻繁に
行なうことができ、システム全体のデータ転送速度を高
速化できる。
【0022】なお、この実施形態は、記録手段1をATAP
I機器としたが、これに限るものではない。
【0023】図3はこの実施形態でのUSB転送シーケン
スの一具体例を示す図である。この具体例は、分割転送
量を読出コマンドが指定するデータ読出量の1/4とする
ものである。図3に示す記録手段1からバッファメモリ
2に転送されるデータ1,データ2,データ3,データ
4は夫々この分割転送量であって、これらの合計が読出
コマンドによって指定されるデータ読出量である。
【0024】図3において、コントロール転送の部分は
図2の場合と同様である。
【0025】記録手段1は、システム制御部6を介して
読出コマンドを受けると、分割転送量のデータ1を読み
出してバッファメモリ2に転送する。さらに、データ1
は、システム制御部6の制御のもとに、USB I/F3の転
送用バッファメモリ5に転送される。次に、ホストのPC
からデータ入力の了解を示すINパケットが送られてくる
と、システム制御部6の制御のもとに、転送用バッファ
メモリ5に格納されているデータ1は、USBコントロー
ラ4でUSBプロトコルに則したデータストリームに変換
された(これを USBデータという。以下同様)後、DATA
0パケットでUSBケーブル8に送出され、PCに転送され
る。
【0026】このUSBケーブル8へのUSBデータ1の送出
期間に、記憶手段1から次の分割転送量のデータ2が読
み出されてバッファメモリ2に転送され、ここで、転送
用バッファメモリ5の容量がPCからの読出コマンドによ
って指定される読出し量よりも大きい場合には、直ちに
転送用バッファメモリ5に転送され、転送用バッファメ
モリ5の容量がPCからの読出コマンドによって指定され
る読出し量よりも小さい場合には、PCがUSBデータ1を
受信することによって転送用バッファメモリ5への転送
が可能となった時点で、転送用バッファメモリ5に転送
される。そして、PCからINパケットを受けると、このデ
ータ2がUSBコントローラ4でUSBデータ2に変換されて
DATA0またはDATA1パケットでUSBケーブル8に送出さ
れ、PCに転送される。このUSBデータ2のPCへの転送期
間に記録手段1からさらに次の分割転送量のデータ3が
読み出されてバッファメモリ2に転送される。以下同様
にして、図示するように、データ3,4のPCへの転送が
行なわれる。
【0027】このように、転送用バッファメモリ5から
PCへのデータの転送中に記録手段1からの次のデータの
バッファメモリ2への転送が行なわれ、PCへのデータの
転送により、転送用バッファメモリ5への転送が可能と
なると、バッファメモリ2から転送用バッファメモリ5
への次のデータの転送が行なわれるので、PCがINパケッ
トによってデータを要求するときには、直ちにデータを
PCに転送することができ、記録手段1からバッファメモ
リ2へのデータ転送時間は吸収されてPCへの転送に無関
係となる。このため、PC上での映像データなどの再生を
リアルタイムで行なうことができるようになる。
【0028】なお、このUSB転送シーケンスの具体例で
は、分割転送量を読出コマンドが指定するデータ読出量
の1/4としたが、これに限るものではなく、読出コマン
ドが指定するデータ読出量やバッファメモリ2の容量,
転送用バッファメモリ5の容量などに応じて任意に設定
できることはいうまでもない。
【0029】また、この具体例では、記録手段1からバ
ッファメモリ2へのデータ1〜4の転送が等しい時間間
隔で行なわれているが、転送用バッファメモリ5のサイ
ズによっては、その時間間隔が変化する。
【0030】図4は上記実施形態でのデータ転送タイミ
ングを示す図であって、同図(a)は転送用バッファメ
モリ5のサイズ(容量)がPCからの読出コマンドが指定
する読出し量より大きい場合であり、同図(b)は転送
用バッファメモリ5のサイズがこの読出コマンドが指定
する読出し量より小さい場合である。また、Aは記録手
段からバッファメモリへの転送、Bはバッファメモリか
ら転送用バッファメモリへの転送、CはUSBケーブルで
の転送を夫々示し、この実施形態の場合には、A1〜C1
が図3でのデータ1に関するもの、A2〜C2が図3での
データ2に関するもの、A3〜C3が図3でのデータ3に
関するもの、A4〜C4が図3でのデータ4に関するもの
である。
【0031】転送用バッファメモリ5のサイズ(容量)
がPCからの読出コマンドが指定する読出し量より大きい
場合には、この実施形態の場合、転送用バッファメモリ
5に読出コマンドが指定する読出し量のデータを格納す
ることができる(但し、バッファメモリ2では、システ
ム制御部6のデータ転送量監視機能7により、記録手段
1から1回に転送されるデータ量が分割転送量として決
められている)。このために、図4(a)に示すよう
に、記録手段1からバッファメモリ2に分割転送量のデ
ータ1が転送されると(A1)、このデータ1が転送用バ
ッファメモリ5に転送され(B1)、この転送B1が終わ
ると、記録手段1からバッファメモリ2に次のデータ2
の転送(A2)が行なわれる。このようにして、記録手段
1からバッファメモリ2へのデータ転送は、前に転送さ
れたデータが転送用バッファメモリ5に転送されると、
直ちに次のデータが記録手段1からバッファメモリ2へ
転送され、バッファメモリ2では、記録手段1からのデ
ータ転送と転送用バッファメモリ5へのデータ転送とが
交互に行なわれることになる。
【0032】転送用バッファメモリ5では、バッファメ
モリ2から転送されてきたデータ1(B1)をUSBケーブ
ル8に送出するが(C1)、この送出期間中に次のデー
タ2がバッファメモリ2から転送されてくる(B2)の
で、データ1のUSBケーブル8での送出(C1)が終了す
ると、直ちに次のデータ2の送出(C2)が可能とな
り、以下同様にして、1つ前のデータのUSBケーブル8
への送出が終了する毎に、次のデータのUSBケーブル8
への送出が可能となる。
【0033】これに対し、図2で説明した従来のUSB転
送シーケンスでのデータ転送タイミングは、記録手段か
らバッファメモリへのデータの転送(A)が行なわれて
からこのバッファメモリから転送用バッファメモリへの
データ転送(B)が行なわれ、次いで、転送用バッファ
メモリのデータがUSBケーブルに送出される(C)こと
になる。
【0034】このように、従来のUSB転送シーケンスで
は、記録手段からバッファメモリへのデータ転送(A)
とバッファメモリから転送用バッファメモリへのデータ
転送(B)と転送用バッファメモリのデータのUSBケー
ブルへの送出(C)とが時系列で行なわれ、読出コマン
ドがあってからのPCへのデータ転送時間が記録手段から
バッファメモリへのデータ転送時間によって影響を受け
るのであるが、この実施形態の場合には、上記のよう
に、記録手段1からバッファメモリ2へのデータの転送
(A1〜A4)と転送用バッファメモリ5のデータのUSB
ケーブル8への送出(C1〜C4)とをほぼ並行して行な
うことができ、読出コマンドがあってからのPCへのデー
タ転送時間が記録手段1からバッファメモリ2へのデー
タ転送時間によってほとんど影響を受けることがないの
で、上記従来の場合に比べ、システム全体のデータ転送
速度が大幅に向上することになる。
【0035】また、転送用バッファメモリ5のサイズ
(容量)がPCからの読出コマンドが指定する読出し量よ
り小さい場合には、上記実施形態の場合、転送用バッフ
ァメモリ5に読出コマンドが指定する読出し量のデータ
全部を格納することができない。このために、図4
(b)に示すように、記録手段1からバッファメモリ2
へのデータ1の転送が行なわれると(A1)、このデー
タ1がバッファメモリ2から転送用バッファメモリ5に
転送され(B1)、次いで、このデータ1が転送用バッ
ファ5からUSBケーブル8に送出される(C1)。そし
て、このデータ1のバッファメモリ2から転送用バッフ
ァメモリ5への転送(B1)が終了すると、記録手段1
からバッファメモリ2への次のデータ2の転送が行なわ
れる(A2)。転送用バッファ5からUSBケーブル8への
データ1の送出(C1)が行なわれることで転送用バッ
ファメモリ5への転送が可能となると、バッファメモリ
2のデータ2が転送用バッファメモリ5へ転送され(B
2)、次いで、このデータ2が転送用バッファ5からUSB
ケーブル8へ送出される(C2)。以下同様にして、1
つ前のデータが転送用バッファ5からUSBケーブル8へ
送出されている期間に次のデータが記録手段1からバッ
ファメモリ2へ転送され、1つ前のデータのUSBケーブ
ル8へ送出が終了すると、あるいはその途中で、この次
のデータが転送用バッファメモリ5へ転送されて USBケ
ーブル8へ送出されることになる。
【0036】この場合も、記録手段1からバッファメモ
リ2へのデータの転送(A1〜A4)と転送用バッファメ
モリ5のデータのUSBケーブル8への送出(C1〜C4
とをほぼ並行して行なうことができ、この送出(C1
4)がバッファメモリ2から転送用バッファメモリ5
へのデータ転送(B1〜B4)と交互に行なわれている分
図4(a)に示した場合に比べてデータ転送時間が若干
長くなるが、それでも、上記従来の場合に比べ、システ
ムの全体のデータ転送速度が大幅に向上することにな
る。
【0037】また、この実施形態の図4(b)の場合に
は、転送用バッファメモリ5の容量を読出コマンドが指
定する読出し量よりも小さくできるので、転送用バッフ
ァメモリ5として容量の小さいメモリを用いることがで
きる。
【0038】なお、図4(a),(b)に示す具体例で
は、記録手段1からバッファメモリ2へのデータの転送
時間T1が転送用バッファメモリ5からUSBケーブル8へ
のデータの転送時間T2よりも短いものとしているが、
逆にデータ転送時間T1がデータ転送時間T2よりも長く
てもよい。この場合には、例えば、転送用バッファメモ
リ5からUSBケーブル8へのデータ送出が終了してから
次のデータの送出までに、このデータのバッファメモリ
2から転送用バッファメモリ5への転送を待つことにな
るが、これでも、記録手段1からバッファメモリ2への
データの転送と転送用バッファメモリ5のデータのUSB
ケーブル8への送出とがほぼ並行して行なわれることに
なるから、記録手段1からバッファメモリ2へのデータ
転送速度が従来の場合も同じとして、上記従来の場合に
比べ、やはりデータ転送速度が大幅に向上することにな
る。このことは、図4(a)の場合も同様である。但
し、この場合には、図4(a)と図4(b)とは同じこ
とになるので、結局は、図4(b)の場合のように、転
送用バッファメモリ5に小さい容量のメモリを用いるこ
とになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録手段からホストにデータ転送する場合、この転送に
要する時間が記憶手段からバッファメモリへのデータ転
送に要する時間によってほとんど影響されることがない
ため、システム全体でのデータ転送速度が大幅に向上す
ることになる。
【0040】また、バッファメモリからのデータを USB
ケーブルに送出するための転送用バッファメモリとし
て、容量の小さいメモリを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ転送システムの一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】従来のUSB転送シーケンスの一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示した実施形態でのUSB転送シーケンス
の一具体例を示す図である。
【図4】図1に示した実施形態でのデータ転送タイミン
グを示す図である。
【符号の説明】
1 記録手段 2 バッファメモリ 3 USB IF 4 USBコントローラ 5 転送用バッファメモリ 6 システム制御部 7 データ転送量監視機能 8 USBケーブル 9 USBデバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 盛男 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5B065 BA01 BA04 CA18 CE03 CE04 CE15 5B077 BA02 DD07 MM02 NN02 5D044 BC01 BC06 CC04 EF03 FG10 GK07 HH02 HH05 HH07 HL02 HL11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段からのデータをバッファメモリ
    を介してインターフェイスの転送用バッファメモリに転
    送し、該転送用バッファメモリのデータを該インターフ
    ェイスに接続されたバスを介して外部機器に転送するデ
    ータ転送システムにおいて、 該転送用バッファメモリのデータの該インターフェイス
    から該バスへの送出期間に、該記録手段から該バッファ
    メモリへのデータ転送を行なうことを特徴とするデータ
    転送システム。
  2. 【請求項2】 記録手段からのデータをバッファメモリ
    を介してインターフェイスの転送用バッファメモリに転
    送し、該転送用バッファメモリのデータを該インターフ
    ェイスに接続されたバスを介して外部機器に転送するデ
    ータ転送システムにおいて、 該記録手段から該バッファメモリへのデータ転送量が予
    め規定されたデータ量に達すると、該バッファメモリか
    ら該転送用バッファメモリへのデータ転送を行なうこと
    を特徴とするデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記記録手段がATAPIインターフェイスを持つ機器であ
    ることを特徴とするデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、 前記バスに接続された前記インターフェイスがUSBイン
    ターフェイスであることを特徴とするデータ転送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 データの記録手段と、 データを一時保存するバッファメモリと、 バスを介して外部機器と接続され、かつ転送用バッファ
    メモリを備えたインターフェイスと、 該記録手段と該バッファメモリとの間のデータ転送及び
    該バッファメモリと該転送用バッファメモリとの間のデ
    ータ転送を制御し、かつ該インターフェイスが該外部機
    器へデータ転送する期間に該記録手段から該バッファメ
    モリへのデータ転送を行なわせる制御を行なう制御手段
    とを備えたことを特徴とするデバイス。
  6. 【請求項6】 データの記録手段と、 データを一時保存するバッファメモリと、 バスを介して外部機器と接続され、かつ転送用バッファ
    メモリを備えたインターフェイスと、 該記録手段と該バッファメモリとの間のデータ転送及び
    該バッファメモリと該転送用バッファメモリとの間のデ
    ータ転送を制御し、かつ該記録手段から該バッファメモ
    リへのデータ転送量が予め設定された規定量に達する
    と、該バッファメモリから該転送用バッファメモリへの
    データ転送を開始させる制御を行なう制御手段とを備え
    たことを特徴とするデバイス。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記記録手段がATAPIインターフェイスを持つことを特
    徴とするデバイス。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1つにおいて、 前記インターフェイスがUSBインターフェイスであるこ
    とを特徴とするデバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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