JP2001337908A - ファイルアクセス方法 - Google Patents

ファイルアクセス方法

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JP2001337908A
JP2001337908A JP2000161130A JP2000161130A JP2001337908A JP 2001337908 A JP2001337908 A JP 2001337908A JP 2000161130 A JP2000161130 A JP 2000161130A JP 2000161130 A JP2000161130 A JP 2000161130A JP 2001337908 A JP2001337908 A JP 2001337908A
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Futoshi Nakamura
太 中村
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープン系OS配下のファイルを、汎用機OS上
で動作するAPからもアクセス可能にする。 【解決手段】 AP22は、ファイルをアクセスする際、汎
用機OS2のメモリ空間上のコマンド用I/O バッファに上
記ファイルをアクセスするためのコマンドを格納すると
共に、上記コマンド用I/O バッファへのポインタを含む
指令を記述したチャネルプログラムを汎用機OS2のメモ
リ空間に格納する。入出力管理手段21は、AP22のアクセ
ス対象ファイルがオープン系OS4配下のファイル42であ
る場合、OS間データ転送手段3を用いてチャネルプログ
ラムを、オープン系OS4のメモリ空間に転送する。オー
プン系ファイル用入出力手段41は、チャネルプログラム
中の指令が指し示す上記コマンド用I/O バッファ中のコ
マンドを、OS間データ転送手段3を用いて取得し、その
コマンドに対応するシステム提供関数を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オープン系システ
ムのオペレーティングシステム(オープン系OS)配下
のファイルを、汎用機用のオペレーティングシステム
(汎用機OS)上で動作するアプリケーションプログラ
ム(AP)からアクセス可能にするファイルアクセス方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードウェア,ソフトウェアの仕
様が公開され、標準化されているコンピュータシステム
(オープン系システム)の性能向上,価格低下には目覚
ましいものがある。このため、汎用機を使用しているユ
ーザの中にも、オープン系システムを導入するユーザが
現れるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、汎用機に代
えてオープン系システムを導入した場合には、汎用機で
使用していたAPやそのAPで作成したファイルを使用
できなくなってしまうという問題があり、その改善が望
まれている。
【0004】そこで、本発明は、オープン系OS配下の
ファイルを、汎用機OS上で動作するAPからもアクセ
ス可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、汎用機OSとオープン系OSとが動作するオ
ープン系システムにおいて、前記汎用機OS上で動作す
るAPは、ファイルをアクセスする際、前記汎用機OS
のメモリ空間上のコマンド用I/Oバッファに前記ファ
イルをアクセスするためのコマンドであって前記汎用機
OSのメモリ空間上のデータバッファへのポインタを含
むコマンドを格納し、前記データバッファに必要に応じ
て前記コマンドを実行するために必要になる付加情報を
格納し、前記汎用機OSのメモリ空間上に前記コマンド
用I/Oバッファへのポインタを含む第1の指令が記述
されたチャネルプログラムを格納し、前記汎用機OS内
の入出力管理手段は、前記APによってアクセス対象に
されているファイルが前記オープン系OS配下のファイ
ルである場合、前記APによって格納された前記チャネ
ルプログラムを、OS間データ転送手段を用いて前記オ
ープン系OSのメモリ空間に転送し、前記オープン系O
S内のオープン系ファイル用入出力手段は、前記OS間
データ転送手段によって転送されてきたチャネルプログ
ラム中の第1の指令によってポイントされる前記コマン
ド用I/Oバッファ中のコマンドを、前記OS間データ
転送手段を用いて取得し、該取得したコマンドに対応す
るシステム提供関数を実行する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0007】〔実施例の構成〕図1は本発明の実施例の
ブロック図である。本実施例のオープン系システム1
は、汎用機OS2と、OS間データ転送手段3と、オー
プン系OS4とを含んでいる。
【0008】汎用機OS2は、入出力管理手段21を含
んでいる。また、汎用機OS2上では、AP22が動作
する。
【0009】オープン系OS4は、オープン系ファイル
用入出力手段41を含み、その配下にファイル42を有
している。オープン系ファイル用入出力手段41は、本
発明のファイルアクセス方法を実現するために新たに組
み込んだ機能である。
【0010】AP22は、ファイルをアクセスする際、
図2に示すように、コマンド用I/Oバッファ53に上
記ファイルをアクセスするためのコマンドであってデー
タバッファ54へのポインタ53Pを有するコマンドを
格納する機能や、必要に応じてデータバッファ54に上
記ファイルをアクセスするために必要となる付加情報
(例えば、ファイルオープンを行う場合には、ファイル
名)を格納する機能や、チャネルプログラム5を汎用機
OS2のメモリ空間に格納する機能や、汎用機OS2に
対してI/Oを発行する機能等を有する。
【0011】チャネルプログラム5には、第1,第2の
指令としてコマンド用I/Oバッファ53へのポインタ
51Pを含むWRITE指令51と、実行結果格納用I
/Oバッファ55へのポインタ52Pを含むREAD指
令52とが記述されている。実行結果格納用I/Oバッ
ファ55には、コマンド用I/Oバッファ53中のコマ
ンドの実行結果が格納される。コマンド用I/Oバッフ
ァ53,データバッファ54,実行結果格納用I/Oバ
ッファ55は、汎用機OS2のメモリ空間に存在する。
【0012】汎用機OS2内の入出力管理手段21は、
オープン系ファイル用入出力手段41を、自OS2配下
の入出力装置と仮想的に認識しており、AP22から発
行されたI/Oが上記入出力装置に対するものである場
合(オープン系OS4配下のファイル42に対するもの
である場合)、OS間データ転送手段3を用いて、汎用
機OS2のメモリ空間に存在するチャネルプログラム5
をオープン系OS4のメモリ空間に転送する機能等を有
する。
【0013】OS間データ転送手段3は、入出力管理手
段21,オープン系ファイル用入出力手段41の要求に
従って、汎用機OS2のメモリ空間とオープン系OS4
のメモリ空間の間における双方向のデータ転送を行う機
能等を有する。
【0014】オープン系OS4内のオープン系ファイル
用入出力手段41は、OS間データ転送手段3によって
チャネルプログラム5が自OS4のメモリ空間に転送さ
れてきたとき、チャネルプログラム5に記述されている
WRITE指令51中のポインタ51Pが指し示してい
るコマンド用I/Oバッファ53の内容を、OS間デー
タ転送手段3を用いて自OS4のメモリ空間に転送する
機能や、転送されてきたコマンド用I/Oバッファ53
の内容(コマンド)を解析し、必要に応じてコマンド中
のポインタ53Pが示しているデータバッファ54の内
容を、OS間データ転送手段3を用いて自OS4のメモ
リ空間に転送する機能や、コマンド用I/Oバッファ5
3の内容の解析結果に基づき、該当するシステム提供の
API(Application Programming Interface) 等を実行
する機能を有する。更に、オープン系ファイル用入出力
手段41は、チャネルプログラム5の実行結果を入出力
管理手段21に通知する機能や、コマンド用I/Oバッ
ファ53内のコマンドの実行結果を、OS間データ転送
手段3を用いてREAD指令52中のポインタ52Pが
示している実行結果格納用I/Oバッファ55に転送す
る機能を有する。
【0015】〔実施例の動作の説明〕次に本実施例の動
作について詳細に説明する。
【0016】汎用機OS2上で動作しているAP22
は、オープン系OS4配下のファイル42をアクセスす
る場合、先ず、図3に示すように、コマンド用I/Oバ
ッファ53にOPENコマンドを格納すると共に、デー
タバッファ54にアクセス対象としているファイル42
のファイル名を格納する。尚、OPENコマンドは、デ
ータバッファ54へのポインタ53Pを含んでいる。
【0017】次いで、AP22は、図3に示すようなチ
ャネルプログラム5aを汎用機OS2のメモリ空間に格
納する。このチャネルプログラム5aには、WRITE
指令51,READ指令52がそれぞれ第1,第2の指
令として記述され、各指令51,52はそれぞれコマン
ド用I/Oバッファ53,実行結果格納用I/Oバッフ
ァ55へのポインタ51P,52Pを含んでいる。その
後、AP22は、チャネルプログラム5aの格納位置
と、ファイル42をアクセスするために使用するチャネ
ルのチャネル番号とを含むI/Oを、汎用機OS2に対
して発行する。
【0018】これにより、汎用機OS2内の入出力管理
手段21は、図4の流れ図に示すように、自OS2が持
っている、システムを構成するハードウェアとそれらの
間の関係を示す情報が登録されている制御テーブル(図
示せず)を参照し、上記I/Oがオープン系OS4配下
のファイル42に対するものであるか否かを判断する
(A1,A2)。尚、上記制御テーブルには、システム
生成時に、ファイル42をアクセスする際に使用するチ
ャネルのチャネル番号と対応付けてOS間データ転送手
段3を示す情報が登録されており、入出力管理手段21
は、AP22から発行されたI/Oに含まれているチャ
ネル番号がOS間データ転送手段3を示す情報と対応付
けて制御テーブルに格納されている場合、上記I/Oが
オープン系OS4配下のファイル42に対するものであ
ると判断する。
【0019】A2において、自OS2配下のファイルに
対するI/Oであると判断した場合(A2がNO)は、
入出力管理手段21は、自OS2配下のファイルに対す
る処理を行う(A4)。これに対して、オープン系OS
4配下のファイル42に対するI/Oであると判断した
場合(A2がYES)は、I/Oに含まれているチャネ
ルプログラム5aの格納位置をOS間データ転送手段3
に渡し、チャネルプログラム5aの転送を要求する(A
3)。
【0020】これにより、OS間データ転送手段3は、
チャネルプログラム5aをオープン系OS4のメモリ空
間に転送する。そして、チャネルプログラム5aの転送
が完了すると、オープン系ファイル用入出力手段41に
対して、チャネルプログラム5aの格納位置(転送位
置)を通知する。
【0021】これにより、オープン系ファイル用入出力
手段41は、図5の流れ図に示すように、自OS4のメ
モリ空間に転送されてきたチャネルプログラム5a中の
WRITE指令51,READ指令52を解析する(B
1)。その後、WRITE指令51を解析することによ
り得たポインタ51Pの値をOS間データ転送手段3に
渡し、ポインタ51Pが指し示すコマンド用I/Oバッ
ファ53の内容の転送を要求する(B2)。
【0022】これにより、OS間データ転送手段3は、
汎用機OS2のメモリ空間に存在するコマンド用I/O
バッファ53の内容「ポインタ53Pを含むOPENコ
マンド」を、オープン系OS4のメモリ空間に転送す
る。
【0023】オープン系ファイル用入出力手段41は、
コマンド用I/Oバッファ53の内容が転送されてくる
と、それに含まれているコマンドを実行するために付加
情報(データバッファ54の内容)が必要であるか否か
を判断する(B3)。この判断は、例えば、転送されて
きたコマンドの種類に基づいて行うものであり、「OP
ENコマンド」,「WRITEコマンド」,「CLOS
Eコマンド」の場合は付加情報が必要であると判断し、
「READコマンド」の場合は付加情報が不要であると
判断する。この例の場合、転送されてきたコマンドは、
「OPENコマンド」であるので、B3の判断結果は、
YESとなる。
【0024】B3の判断結果がYESとなると、オープ
ン系ファイル用入出力手段41は、転送されたきたOP
ENコマンドに含まれているポインタ53Pの値をOS
間データ転送手段3に渡し、データバッファ54の内容
の転送を要求する(B4)。これにより、OS間データ
転送手段3は、汎用機OS2のメモリ空間に存在するデ
ータバッファ54の内容「ファイル42のファイル名」
を、オープン系OS4のメモリ空間に転送する。
【0025】その後、オープン系ファイル用入出力手段
41は、OPENコマンドに対応するシステム提供関数
(OPEN関数)を実行し、データバッファ54の内容
によって示されるファイル42をオープンする(B
5)。
【0026】ファイル42のオープンに成功または失敗
すると、オープン系ファイル用入出力手段41は、その
実行結果およびREAD指令52中のポインタ52Pの
値をOS間データ転送手段3に渡し、実行結果格納用I
/Oバッファ55に上記実行結果を転送することを要求
する(B6)。これにより、OS間データ転送手段3
は、汎用機OS2のメモリ空間に存在する実行結果格納
用I/Oバッファ55にOPENコマンドの実行結果を
格納する。
【0027】その後、オープン系ファイル用入出力手段
41は、チャネルプログラム5aの実行結果と、予め定
められているアドレスをOS間データ転送手段3に渡
し、チャネルプログラム5aの実行結果の転送を要求す
る(B7)。これにより、OS間データ転送手段3は、
汎用機OS2のメモリ空間の上記アドレスに、チャネル
プログラム5aの実行結果を転送する。
【0028】汎用機OS2内の入出力管理手段21は、
上記予め決められているアドレスにチャネルプログラム
5aの実行結果が格納されると、それをAP22に渡
す。AP22は、チャネルプログラム5aの実行結果が
「失敗」であった場合は、再度ファイルオープンを試み
る等のエラー時の処理を行い、「成功」であった場合
は、実行結果格納用I/Oバッファ55の内容を参照す
る。
【0029】そして、その内容が「OPEN失敗」を示
している場合は、再度ファイルオープンを試みる等のエ
ラー時の処理を行い、「OPEN成功」であった場合
は、ファイル42をリード或いはライトするための処理
を行う。
【0030】ファイル42にデータをライトする場合
は、AP22は、先ず、図6に示すように、汎用機OS
2のメモリ空間に存在するコマンド用I/Oバッファ5
3に、データバッファ54へのポインタ53Pを含むW
RITEコマンドを格納すると共に、ファイル42にラ
イトするライトデータをデータバッファ54に格納す
る。次いで、ポインタ51P,52Pを含むWRITE
指令51,READ指令52が記述された図6に示すチ
ャネルプログラム5bを汎用機OS2のメモリ空間に格
納する。その後、チャネルプログラム5bの格納位置及
びファイル42をアクセスする際に使用するチャネルの
チャネル番号を含むI/Oを発行する。
【0031】これにより、入出力管理手段21は、OS
間データ転送手段3にチャネルプログラム5bの格納位
置を渡し、チャネルプログラム5bの転送を要求する
(図4,A1,A2がYES,A3)。これにより、O
S間データ転送手段3は、チャネルプログラム5bを汎
用機OS2のメモリ空間からオープン系OS4のメモリ
空間に転送する。
【0032】オープン系ファイル用入出力手段41は、
自OS4のメモリ空間に転送されてきたチャネルプログ
ラム5b中のWRITE指令51に含まれているポイン
タ51Pの値をOS間データ転送手段3に渡し、コマン
ド用I/Oバッファ53の内容の転送を要求する(図
5,B1,B2)。これにより、OS間データ転送手段
3は、コマンド用I/Oバッファ53の内容「ポインタ
53Pを含むWRITEコマンド」を、オープン系OS
4のメモリ空間に転送する。
【0033】コマンド用I/Oバッファ53の内容が自
OS4のメモリ空間に転送されてくると、オープン系フ
ァイル用入出力手段41は、それに含まれているコマン
ドが「WRITEコマンド」であることから、ポインタ
53Pの値をOS間データ転送手段3に渡し、データバ
ッファ54の内容(付加情報)を要求する(B3がYE
S,B4)。これにより、OS間データ転送手段3は、
データバッファ54に格納されているライトデータをオ
ープン系OS4のメモリ空間に転送する。
【0034】その後、オープン系ファイル用入出力手段
41は、「WRITEコマンド」に対応するシステム提
供関数(WRITE関数)を実行し、OS間データ転送
手段3によって転送されたきたライトデータをファイル
42にライトする(B5)。その後、OS間データ転送
手段3を利用して「WRITEコマンド」の実行結果,
チャネルプログラム5bの実行結果を転送する(B6,
B7)。
【0035】また、ファイル42からデータをリードす
る場合は、AP22は、図7に示すように、コマンド用
I/Oバッファ53にデータバッファ54へのポインタ
53Pを含むREADコマンドを格納し、更に、図7に
示すチャネルプログラム5cを汎用機OS2のメモリ空
間に格納する。このチャネルプログラム5cには、コマ
ンド用I/Oバッファ53へのポインタ51P,実行結
果格納用I/Oバッファ55へのポインタ52Pを含む
WRITE指令51,READ指令52が記述されてい
る。その後、AP22は、チャネルプログラム5cの格
納位置とファイル42をアクセスする際に使用するチャ
ネルのチャネル番号とを含むI/Oを発行する。
【0036】これにより、汎用機OS2内の入出力管理
手段21は、OS間データ転送手段3にチャネルプログ
ラム5cの格納位置を渡し、チャネルプログラム5cの
転送を要求する(図4,A1,A2がYES,A3)。
これにより、OS間データ転送手段3は、チャネルプロ
グラム5cを汎用機OS2のメモリ空間からオープン系
OS4のメモリ空間へ転送する。
【0037】オープン系ファイル用入出力手段41は、
チャネルプログラム5cが自OS4のメモリ空間に転送
されてくると、それに含まれているWRITE指令51
中のポインタ51Pの値をOS間データ転送手段3に渡
し、コマンド用I/Oバッファ53の内容の転送を要求
する(図5,B1,B2)。これにより、OS間データ
転送手段3は、コマンド用I/Oバッファ53の内容
「ポインタ53Pを含むREADコマンド」を、オープ
ン系OS4のメモリ空間に転送する。
【0038】これにより、オープン系ファイル用入出力
手段41は、転送されてきたコマンドが「READコマ
ンド」であることから、「READコマンド」に対応す
るシステム提供関数(READ関数)を実行し、ファイ
ル42からデータをリードする(B3がNO,B5)。
更に、B5においては、ファイル42からリードしたデ
ータ及びREADコマンド中のポインタ53Pの値をO
S間データ転送手段3に渡し、上記リードデータをデー
タバッファ54に転送することを要求する。これによ
り、OS間データ転送手段3は、上記リードデータを汎
用機OS2のメモリ空間上のデータバッファ54に転送
する。
【0039】その後、オープン系ファイル用入出力手段
41は、OS間データ転送手段3を使用して「READ
コマンド」の実行結果,チャネルプログラム5cの実行
結果を転送する(B6,B7)。
【0040】AP22は、「READコマンド」の実行
結果,チャネルプログラム5cの実行結果が両方とも成
功であらば、データバッファ54に転送されてきたリー
ドデータを入力する。
【0041】次に、ファイル42をクローズする場合の
動作を説明する。
【0042】この場合、AP22は、先ず、図8に示す
ように、コマンド用I/Oバッファ53にポインタ53
Pを含む「CLOSEコマンド」を格納すると共に、デ
ータバッファ54にクローズするファイル42のファイ
ル名を格納する。次いで、AP22は、図8に示すチャ
ネルプログラム5dを汎用機OS2のメモリ空間に格納
する。このチャネルプログラム5dには、コマンド用I
/Oバッファ53,実行結果格納用I/Oバッファ55
へのポインタ51P,52Pを含むWRITE指令5
1,READ指令52が記述されている。
【0043】その後、AP22は、チャネルプログラム
5dの格納位置と、ファイル42をアクセスする際に使
用するチャネルのチャネル番号とを含むI/Oを発行す
る。これにより、OS間データ転送手段3は、チャネル
プログラム5dをオープン系OS4のメモリ空間に転送
する。
【0044】オープン系ファイル用入出力手段41は、
転送されてきたチャネルプログラム5d中のWRITE
指令51に含まれているポインタ51Pの値をOS間デ
ータ転送手段3に渡し、コマンド用I/Oバッファ53
の内容の転送を要求する(図5,B1,B2)。これに
より、OS間データ転送手段3は、コマンド用I/Oバ
ッファ53の内容「ポインタ53Pを含むCLOSEコ
マンド」を、オープン系OS4のメモリ空間に転送す
る。
【0045】コマンド用I/Oバッファ53の内容が転
送されてくると、オープン系ファイル用入出力手段41
は、それに含まれているコマンドが「CLOSEコマン
ド」であることから、ポインタ53Pの値をOS間デー
タ転送手段3に渡し、データバッファ54の内容を要求
する(B3がYES,B4)。これにより、OS間デー
タ転送手段3は、データバッファ54に格納されている
ファイル42のファイル名をオープン系OS4のメモリ
空間に転送する。
【0046】次いで、オープン系ファイル用入出力手段
41は、「CLOSEコマンド」に対応するシステム提
供関数を実行し、ファイル42をクローズする(B
5)。その後、OS間データ転送手段3を利用して「C
LOSEコマンド」の実行結果,チャネルプログラム5
dの実行結果を入出力管理手段21に転送する(B6,
B7)。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オープン系OS配下のファイルを、汎用機OS上で動作
するAPからもアクセスすることが可能になる。その理
由は、汎用機OS上で動作するAPが汎用機OSのメモ
リ空間に格納したファイルをアクセスするためのコマン
ドやチャネルプログラムを、オープン系OSのメモリ空
間に転送し、オープン系OS内のオープン系ファイル用
入出力手段が上記コマンドに対応するシステム提供関数
を実行するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】チャネルプログラム5,コマンド用I/Oバッ
ファ53,データバッファ54及び実行結果格納用I/
Oバッファ55の関係を示す図である。
【図3】ファイルオープン時の動作を説明するための図
である。
【図4】入出力管理手段21の処理例を示す流れ図であ
る。
【図5】オープン系ファイル用入出力手段41の処理例
を示す流れ図である。
【図6】データライト時の動作を説明するための図であ
る。
【図7】データリード時の動作を説明するための図であ
る。
【図8】ファイルクローズ時の動作を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…オープン系システム 2…汎用機OS(汎用機オペレーティングシステム) 21…入出力管理手段 22…AP(アプリケーションプログラム) 3…OS間データ転送手段 4…オープン系OS(オープン系オペレーティングシス
テム) 41…オープン系ファイル用入出力手段 42…ファイル 5,5a〜5d…チャネルプログラム 51…WRITE指令 51P…ポインタ 52…READ指令 52P…ポインタ 53…コマンド用I/Oバッファ 53P…ポインタ 54…データバッファ 55…実行結果格納用I/Oバッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用機OSとオープン系OSとが動作す
    るオープン系システムにおいて、 前記汎用機OS上で動作するAPは、ファイルをアクセ
    スする際、前記汎用機OSのメモリ空間上のコマンド用
    I/Oバッファに前記ファイルをアクセスするためのコ
    マンドであって前記汎用機OSのメモリ空間上のデータ
    バッファへのポインタを含むコマンドを格納し、前記デ
    ータバッファに必要に応じて前記コマンドを実行するた
    めに必要になる付加情報を格納し、前記汎用機OSのメ
    モリ空間上に前記コマンド用I/Oバッファへのポイン
    タを含む第1の指令が記述されたチャネルプログラムを
    格納し、 前記汎用機OS内の入出力管理手段は、前記APによっ
    てアクセス対象にされているファイルが前記オープン系
    OS配下のファイルである場合、前記APによって格納
    された前記チャネルプログラムを、OS間データ転送手
    段を用いて前記オープン系OSのメモリ空間に転送し、 前記オープン系OS内のオープン系ファイル用入出力手
    段は、前記OS間データ転送手段によって転送されてき
    たチャネルプログラム中の第1の指令によってポイント
    される前記コマンド用I/Oバッファ中のコマンドを、
    前記OS間データ転送手段を用いて取得し、該取得した
    コマンドに対応するシステム提供関数を実行することを
    特徴とするファイルアクセス方法。
  2. 【請求項2】 前記APは、実行結果格納用I/Oバッ
    ファへのポインタを含む第2の指令が記述され、 前記オープン系ファイル用入出力手段は、前記OS間デ
    ータ転送手段によって転送されたきたチャネルプログラ
    ム中の第2の指令によってポイントされる実行結果格納
    用I/Oバッファに、前記OS間転送手段を用いて、前
    記コマンドの実行結果を格納することを特徴とする請求
    項1記載のファイルアクセス方法。
  3. 【請求項3】 前記入出力管理手段は、前記APから出
    力されるI/O中のチャネル番号に基づいて、前記AP
    がアクセス対象にしているファイルが前記オープン系O
    S配下のファイルであるか否かを判断することを特徴と
    する請求項2記載のファイルアクセス方法。
  4. 【請求項4】 前記APは、前記コマンド用I/Oバッ
    ファにファイルのオープン,クローズを指示するコマン
    ドを格納した場合は、該コマンドがポイントするデータ
    バッファに、前記ファイルのファイル名を格納すること
    を特徴とする請求項3記載のファイルアクセス方法。
  5. 【請求項5】 前記APは、前記コマンド用I/Oバッ
    ファにデータのライトを指示するコマンドを格納した場
    合は、該コマンドがポイントするデータバッファに、ラ
    イトするデータを格納することを特徴とする請求項3記
    載のファイルアクセス方法。
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