JP2001337296A - アド・ドロップ多重/分波モジュール - Google Patents

アド・ドロップ多重/分波モジュール

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JP2001337296A
JP2001337296A JP2000156014A JP2000156014A JP2001337296A JP 2001337296 A JP2001337296 A JP 2001337296A JP 2000156014 A JP2000156014 A JP 2000156014A JP 2000156014 A JP2000156014 A JP 2000156014A JP 2001337296 A JP2001337296 A JP 2001337296A
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Shohei Abe
昇平 阿部
Tomokazu Imura
智和 井村
Ikuo Maeda
育生 前田
Tsugio Tokumasu
次雄 徳増
Hiroaki Ono
博章 小野
Hideaki Wada
秀亮 和田
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アド・ドロップ多重/分波モジュールの小型
化と低コスト化を図る。 【解決手段】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
を分離し異なる光路の光を合成する第1の分離合成用複
屈折素子20、偏波方向に応じて光路を制御する第1及
び第2の光路制御用複屈折素子21,22、第2の分離
合成用複屈折素子23を、この順序で間隔をおいて配設
する。分離合成用複屈折素子と光路制御用複屈折素子と
の間に、偏波方向を直交から平行に又は平行から直交に
変換する第1及び第2の偏波回転手段24,27を配置
し、両光路制御用複屈折素子間に、45度ファラデー回
転子31と、アド・ドロップ光の波長を透過しそれ以外
の波長光を反射する帯域通過フィルタ32と、45度フ
ァラデー回転子33とを配置し、それら配列体の一方に
入力ポートと出力ポートを、他方にドロップポートとア
ドポートを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割多重方式
の光通信システムにおいて、多重化された複数波長の信
号光から特定波長光を合波及び分波するアド・ドロップ
多重/分波モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、波長多重光ネットワークにおい
て、大都市における中継点のように、大容量の信号を出
し入れするアド・ドロップ方式の光通信システムが検討
されている。これは、幹線の伝送路によって送られてく
る多重化された複数波長の信号光から特定波長光をネッ
トワークノードから取り出し(ドロップ)、他方、この
ノードからの信号を特定波長光に載せて送り出し(ア
ド)、再び伝送路に多重化された複数波長の信号光とし
て戻す技術である。
【0003】このような波長多重光ネットワークで使用
するアド・ドロップ光回路として、例えば、アレイ導波
路回折格子(AWG)等を用いた分波合波光集積回路が
開発されている。ここでは、幹線の伝送路からの多重化
された複数波長の信号光は、各波長毎にアレイ導波路回
折格子の出力ポートに分岐されて出力し、これら各波長
の光を合波して光ファイバなどで入力ポートへ戻すこと
により、再び伝送路へ送り出す構成になっている。しか
し、構造的に複雑で、特性的にも必ずしも十分なものと
はなっていない。
【0004】最近、波長が固定されたネットワークノー
ドの光アド・ドロップ装置として、2個の3ポート型光
サーキュレータと帯域通過フィルタを組み合わせた構成
が提案された。その一例を図10に示す。第1の光サー
キュレータ10の第2ポートP12と第2の光サーキュレ
ータ12の第2ポートP22との間に帯域通過フィルタ1
4を設置し、第1の光サーキュレータ10の第1ポート
11を入力ポート、第3ポートP13を出力ポートに、第
2の光サーキュレータ12の第1ポートP21をアドポー
ト、第3ポートP23をドロップポートにそれぞれ設定し
た構成である。帯域通過フィルタ14は、アド・ドロッ
プ光の波長を透過する波長選択機能を有するものであ
る。
【0005】ここで、帯域通過フィルタ14が波長λi
の光だけを透過する特性に設定されているとする。波長
多重化された入力光が第1の光サーキュレータ10の第
1ポートP11から入力すると、それらのうち波長λi の
光だけが帯域通過フィルタ14を透過し第2の光サーキ
ュレータ12に至り、第3ポートP23からドロップ光
(波長:λi )として取り出される。帯域通過フィルタ
14の反射光は、第1の光サーキュレータ10の第2ポ
ートP12に戻り第3ポートP12から出力する。第2の光
サーキュレータ12の第1ポートP21から入力したアド
光(波長:λi )は、第2の光サーキュレータ12の第
2ポートP22から出力して、帯域通過フィルタ14を透
過するため第1の光サーキュレータ10の第2ポートP
12に達し、第3のポートP13から出力することになる。
従って、第1の光サーキュレータ10の第3ポートP12
からの出力光は、入力光と同じ波長多重化された信号光
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、2個の光
サーキュレータと帯域通過フィルタを組み合わせる構成
は、比較的簡単な構造でありながら、波長が固定された
ネットワークノードにおけるアド・ドロップ機能を実現
でき、幹線の伝送路である光ファイバとの整合性も良好
であるなどの利点がある。しかし、光サーキュレータを
用いるために、装置が大型化する欠点がある。
【0007】また、単一の帯域通過フィルタにより波長
選択するものであるために、ドロップ光の出力ポートへ
の漏れ光が多く、高性能化の要求には対応し難い。
【0008】本発明の目的は、小型化できる構造のアド
・ドロップ多重/分波モジュールを提供することであ
る。本発明の他の目的は、小型化でき、且つドロップ光
の出力ポートへのクロストークを大幅に改善でき高性能
化に容易に対応できる構造のアド・ドロップ多重/分波
モジュールをを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏波方向が直
交関係にある同じ光路の光を分離し異なる光路の光を合
成する第1の分離合成用複屈折素子、偏波方向に応じて
光路を制御する第1及び第2の光路制御用複屈折素子、
偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を分離し異なる
光路の光を合成する第2の分離合成用複屈折素子を、こ
の順序で間隔をおいて配設し、第1の分離合成用複屈折
素子と第1の光路制御用複屈折素子との間に、偏波方向
を直交から平行に又は平行から直交に変換する第1の偏
波回転手段を配置し、同様に、第2の光路制御用複屈折
素子と第2の分離合成用複屈折素子との間にも、偏波方
向を直交から平行に又は平行から直交に変換する第2の
偏波回転手段を配置し、第1の光路制御用複屈折素子と
第2の光路制御用複屈折素子の間に、45度ファラデー
回転子と、アド・ドロップ光の波長を透過しそれ以外の
波長光を反射する帯域通過フィルタと、45度ファラデ
ー回転子とを配置し、それら配列体の一方の分離合成用
複屈折素子側に入力ポートと出力ポートを、他方の分離
合成用複屈折素子側にドロップポートとアドポートを設
置したアド・ドロップ多重/分波モジュールである。
【0010】ここで、第1の偏波回転手段及び第2の偏
波回転手段は、45度ファラデー回転子と、両側光路で
光学軸が対称となるように並設した2枚の1/2波長板
との組み合わせで構成する。あるいは、対角の位置関係
にある光路に挿入される2枚の1/2波長板でもよい。
【0011】また本発明は、偏波方向が直交関係にある
同じ光路の光を分離し異なる光路の光を合成する第1の
分離合成用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御す
る光路制御用複屈折素子、偏波方向が直交関係にある同
じ光路の光を分離し異なる光路の光を合成する第2の分
離合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配設
し、第1の分離合成用複屈折素子と光路制御用複屈折素
子との間に、片側光路に挿入される1/2波長板、1/
4波長板、光路の一部に挿入されアド・ドロップ光の波
長を透過しそれ以外の波長光を反射する帯域通過フィル
タ、1/4波長板を配置し、同様に、光路制御用複屈折
素子と第2の分離合成用複屈折素子との間に、1/4波
長板、光路の一部に挿入されアド・ドロップ光の波長を
透過しそれ以外の波長光を反射する帯域通過フィルタ、
1/4波長板、片側光路に挿入される1/2波長板を配
置して、両方の帯域通過フィルタ間でアド・ドロップ光
を除く波長多重光が複数回反射するようにし、それら配
列体の一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポートを、
他方の分離合成用複屈折素子側にドロップポートを設置
し、それら配列体のいずれか一方の分離合成用複屈折素
子側にアドポートを、他方の分離合成用複屈折素子側に
出力ポートを設置したアド・ドロップ多重/分波モジュ
ールである。
【0012】更に本発明は、偏波方向が直交関係にある
同じ光路の光を分離し異なる光路の光を合成する第1の
分離合成用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御す
る光路制御用複屈折素子、偏波方向が直交関係にある同
じ光路の光を分離し異なる光路の光を合成する第2の分
離合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配設
し、第1の分離合成用複屈折素子と光路制御用複屈折素
子との間に、両側光路で光学軸が対称となるように並置
した2枚の1/2波長板、光路の一部に挿入されアド・
ドロップ光の波長を透過しそれ以外の波長光を反射する
帯域通過フィルタ、45度ファラデー回転子を配置し、
同様に、光路制御用複屈折素子と第2の分離合成用複屈
折素子との間に、45度ファラデー回転子、光路の一部
に挿入されアド・ドロップ光の波長を透過しそれ以外の
波長光を反射する帯域通過フィルタ、両側光路で光学軸
が対称となるように並置した2枚の1/2波長板を配置
して、両方の帯域通過フィルタ間でアド・ドロップ光を
除く波長多重光が複数回反射するようにし、それら配列
体の一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポートを、他
方の分離合成用複屈折素子側にドロップポートを設置
し、それら配列体のいずれか一方の分離合成用複屈折素
子側にアドポートを、他方の分離合成用複屈折素子側に
出力ポートを設置したアド・ドロップ多重/分波モジュ
ールである。
【0013】波長板は、直交する直線偏波成分間に所定
の波長の位相差を与えるものであるが、本明細書におい
て1/2波長板あるいは1/4波長板は広義に解釈され
るものとし、それぞれ(1/2+整数)波長の位相差、
あるいは(1/4+整数)波長の位相差が生じるものも
含まれるものとする。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係るアド・ドロップ多重/分
波モジュールの一実施例を示す説明図であり、図2はそ
の光路説明図である。図1は、各光部品の配列状況と各
光部品間での偏波状況を示している。なお、光部品にお
ける両向き矢印は、光学軸の方向を示している。また、
説明を分かり易くするために、次のような座標軸を設定
する。光部品の配列方向をz方向(図面では奥行き方
向)とし、それに対して直交する2方向をx方向(図面
では水平方向)、y方向(図面では垂直方向)とする。
また回転方向は、z方向を見て時計回りをプラス側とす
る。
【0015】偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
x方向に分離しx方向で異なる光路の光を合成する第1
の分離合成用複屈折素子20、偏波方向に応じて常光は
直進し異常光はy方向に光路をシフトする第1の光路制
御用複屈折素子21、同様に偏波方向に応じて常光は直
進し異常光はy方向に光路をシフトする第2の光路制御
用複屈折素子22、偏波方向が直交関係にある同じ光路
の光をx方向に分離しx方向で異なる光路の光を合成す
る第2の分離合成用複屈折素子23を、この順序で間隔
をおいてz方向に配設する。
【0016】z方向を見て第1の分離合成用複屈折素子
20と第1の光路制御用複屈折素子21との間に、偏波
方向を直交から平行に(逆方向では平行から直交に)変
換する第1の偏波回転手段24を配置する。この第1の
偏波回転手段24は、45度ファラデー回転子25と、
左右両側光路で光学軸が対称となるように並設した2枚
の1/2波長板26の組み合わせからなる。この2枚の
1/2波長板26は、図3のAに示すように、左側光路
は光学軸がx方向から−22.5度傾き、右側光路は光
学軸がx方向から22.5度傾いて、互いにy軸に関し
対称となっていて一体化したものである。同様に、第2
の光路制御用複屈折素子22と第2の分離合成用複屈折
素子23との間に、偏波方向を平行から直交に(逆方向
では直交から平行に)変換する第2の偏波回転手段27
を配置する。この第2の偏波回転手段27も、左右両側
光路で光学軸が対称となるように並設した2枚の1/2
波長板28と45度ファラデー回転子29の組み合わせ
からなる。この2枚の1/2波長板28は、図3のBに
示すように、左側光路は光学軸がx方向から22.5度
傾き、右側光路は光学軸がx方向から−22.5度傾い
て、互いにy軸に関し対称となっている。
【0017】更に、z方向を見て、第1の光路制御用複
屈折素子21と第2の光路制御用複屈折素子22との間
に、45度ファラデー回転子30と、アド・ドロップ光
のみを透過し、それ以外の波長光は反射する帯域通過フ
ィルタ31と、45度ファラデー回転子32とを配置す
る。帯域通過フィルタ31は、例えばガラス等の透明基
板の表面に、アド・ドロップ光の波長λi のみに対応し
た波長透過性を有する干渉膜を形成したものである。従
って、波長λi を除く光は反射される。
【0018】z方向を見て、第1の分離合成用複屈折素
子20の側に、y方向にずらせて入力ポートと出力ポー
トを、第2の分離合成用複屈折素子23の側に、y方向
にずらせてアドポートとドロップポートを設置する。
【0019】次に、このアド・ドロップ多重/分波モジ
ュールの動作について説明する。入力ポートからz方向
に入力する波長多重光(入力光)は、第1の分離合成用
複屈折素子20で常光は直進し、異常光は屈折してx方
向に光分離する。そして第1の偏波回転手段24で、偏
波方向を直交から平行の関係に変換される。即ち、偏波
方向が直交する光は、45度ファラデー回転子25でそ
れぞれ偏波方向が45度回転して1/2波長板26に入
力する。1/2波長板は入力光の偏波方位をその光学軸
に関して対称に変換する性質があるので、入力光はx軸
に平行(同一方向)となる。それら両光は第1の光路制
御用複屈折素子21に対しては常光になっているので、
そのまま直進する。そして45度ファラデー回転子30
で偏波方向が45度回転し、帯域通過フィルタ31に至
る。
【0020】帯域通過フィルタ31では、波長多重光の
うち、ドロップする特定波長λi の光のみが通過し、そ
れ以外の波長光は反射する。透過光は、次の45度ファ
ラデー回転子32でそれぞれ偏波方向が更に45度回転
する。それらの光は第2の光路制御用複屈折素子22に
対しては異常光になっているので、屈折して光路がy方
向にシフトする。そして、第2の偏波回転手段27で、
偏波方向が平行から直交の関係に変換される。即ち、1
/2波長板28と45度ファラデー回転子29とでそれ
ぞれ偏波方向が45度回転して、両光は互いに直交する
関係となる。そして、第2の分離合成用複屈折素子23
でx方向で光が合成するため、ドロップポートから取り
出すことができる。
【0021】他方、アドポートから−z方向に入力する
波長λi のアド光は、第2の分離合成複屈折素子23で
常光は直進し、異常光は屈折して−x方向に光分離す
る。そして第2の偏波回転手段27で、偏波方向が直交
から平行の関係に変換される。それらの光はx軸に平行
(同一方向)であり、第2の光路制御用複屈折素子22
に対しては常光になっているので、そのまま直進する。
そして45度ファラデー回転子32で偏波方向が45度
回転し、帯域通過フィルタ31に至る。従って、波長λ
i のアド光は、そのまま帯域通過フィルタ31を透過す
る。
【0022】このように帯域通過フィルタ31を透過し
たアド光と、帯域通過フィルタ31で反射した光(入力
光からドロップ光が除かれた光)とは、それらの偏波方
向及び位置が完全に同一である。それらの光は、45度
ファラデー回転子30でそれぞれ偏波方向が45度回転
する。これらの光は第1の光路制御用複屈折素子21に
対しては異常光となるため、屈折して光路がy方向にシ
フトし、第1の偏波回転手段24で偏波方向が平行から
直交の関係に変換され、第1の分離合成用複屈折素子2
0で常光は直進し、異常光は−x方向に屈折して光の合
成がなされ、出力ポートから出力する。
【0023】このようにしてアド・ドロップ機能が実現
できる。帯域通過フィルタとして、所望の中心波長のフ
ィルタを用いることで、幹線系からフィルタに対応した
任意の波長の光をドロップし、あるいは任意の波長光を
幹線系にアドできる。
【0024】上記の例では第1の偏波回転手段及び第2
の偏波回転手段が、45度ファラデー回転子と、両側光
路で光学軸が対称となるように並設した2枚の1/2波
長板の組み合わせからなるが、それらの組み合わせを対
角の位置関係にある光路に挿入される2枚の1/2波長
板で置き換えることもできる。その場合、z方向を見
て、右上(+x,+y)側と左下(−x,−y)側の光
路に、光学軸がx方向から−45度傾く1/2波長板を
設ける。
【0025】次に、図4は本発明に係るアド・ドロップ
多重/分波モジュールの他の実施例を示す説明図であ
り、図5はその光路説明図である。図4は、各光部品の
配列状況と各光部品間での偏波状況を示している。ここ
でも、各光部品に表示した両向き矢印は、光学軸の方向
を示している。また、説明を分かり易くするために、図
1と同様の座標軸を設定する。
【0026】この実施例では、偏波方向が直交関係にあ
る同じ光路の光をx方向に分離しx方向で異なる光路の
光を合成する第1の分離合成用複屈折素子40、偏波方
向に応じて常光は直進し異常光はy方向に光路をシフト
する光路制御用複屈折素子41、偏波方向が直交関係に
ある同じ光路の光をx方向に分離しx方向で異なる光路
の光を合成する第2の分離合成用複屈折素子42を、こ
の順序で間隔をおいてz方向に配設する。
【0027】z方向を見て、第1の分離合成用複屈折素
子40と光路制御用複屈折素子41との間に、左側光路
に挿入される1/2波長板44、1/4波長板45、入
力光には作用しないように(入力光のみがバイパスする
ように)光路の一部(下側)に挿入されアド・ドロップ
光の波長λi を透過させる帯域通過フィルタ46、1/
4波長板47を、その順序で配置する。1/2波長板4
4は、図6のAに示すように光学軸がx方向から45度
傾き、1/4波長板45は、図6のBに示すように光学
軸がx方向から45度傾くように設けられている。ま
た、次の1/4波長板47は、光学軸がx方向から−4
5度傾くように設けられている。
【0028】同様に、光路制御用複屈折素子41と第2
の分離合成用複屈折素子42との間に、1/4波長板4
8、出力光には作用しないように(出力光のみがバイパ
スするように)光路の一部(上側)に挿入されアド・ド
ロップ光の波長λi を透過させる帯域通過フィルタ4
9、1/4波長板50、右側光路に挿入される1/2波
長板51を配置する。1/4波長板48は光学軸がx方
向から−45度傾き、次の1/4波長板50は光学軸が
x方向から45度傾き、1/2波長板51は光学軸がx
方向から−45度傾くように設けられている。
【0029】これによって、両方の帯域通過フィルタ4
6,49の間で、アド・ドロップ光(波長:λi )を除
く波長多重光が複数回(図5では4回)反射するように
構成する。そして、第1の分離合成用複屈折素子40の
側に、y方向にずらせてアドポートと入力ポートを、第
2の分離合成用複屈折素子42の側に、y方向にずらせ
て出力ポートとドロップポートを設置する。
【0030】このアド・ドロップ多重/分波モジュール
の動作は、以下の通りである。入力ポートからz方向に
入力する波長多重光(入力光)は、第1の分離合成用複
屈折素子40で常光は直進し、異常光は屈折してx方向
に光分離する。そして常光成分は1/2波長板44で偏
波方向が90度回転し、異常光成分は1/2波長板44
をバイパスするため、両光の偏波方向は直交から平行の
関係に変換され、1/4波長板45で円偏光となる。そ
れら入力光の光路には帯域通過フィルタが無いためにそ
のまま直進し、次の1/4波長板47でx軸に平行な偏
波方向の直線偏光になる。それら両光は光路制御用複屈
折素子41に対しては常光になっているので、そのまま
直進する。そして次の1/4波長板48で円偏光になり
帯域通過フィルタ49に至る。
【0031】帯域通過フィルタ49では、入力光のうち
ドロップする特定波長λi の光のみが通過し、それ以外
の波長光は反射する。透過光(波長:λi )は、次の1
/4波長板50でx軸に平行な偏波方向の直線偏光に戻
り、一方は1/2波長板51をバイパスし、他方は1/
2波長板51で偏波方向が90度回転して、両光は互い
に直交する関係となる。そして、第2の分離合成用複屈
折素子42でx方向で光が合成するため、ドロップポー
トから取り出すことができる。
【0032】帯域通過フィルタ49による反射光は、1
/4波長板48で偏光方向がy軸に平行な直線偏光にな
り、光路制御用複屈折素子41に対しては異常光になる
ので光路がy方向にシフトする。両光は、1/4波長板
47で円偏光になり、帯域通過フィルタ46で反射し、
1/4波長板47で偏光方向がx軸に平行な直線偏光に
なる。これらの光は、光路制御用複屈折素子41に対し
ては常光になるので光路はシフトせず直進する。このよ
うな動作が必要回数繰り返される。つまり、光は、光路
制御用複屈折素子41に対して、往路は常光で直進し、
復路は異常光となって光路シフトすることで、光路が重
ならないように工夫されている。
【0033】他方、アドポートからz方向に入力する波
長λi のアド光は、第1の分離合成複屈折素子40で常
光は直進し、異常光は屈折してx方向に光分離する。そ
して常光成分は1/2波長板44で偏波方向が90度回
転し、異常光成分は1/2波長板の横をそのまま通過す
るため、両光の偏波方向は直交から平行の関係に変換さ
れ、1/4波長板45で円偏光となる。それらの光路に
は帯域通過フィルタ46が存在するが、アド光の波長λ
i に対しては透過性であるためそのまま通過する。この
ように帯域通過フィルタ46を透過したアド光(波長:
λi )と、両帯域通過フィルタ間で多重反射した光(入
力光からドロップ光(波長:λi )が除かれた光)と
は、それらの偏波状態及び位置が完全に同一である。従
って、それらの光は一緒になり、1/4波長板47でx
軸に平行な偏波方向の直線偏光になる。それら両光は光
路制御用複屈折素子41に対しては常光になっているの
でそのまま直進し、1/4波長板48で円偏光になる。
それらの光路には帯域通過フィルタが無いためにそのま
ま直進し、1/4波長板50で直線偏光に戻る。一方の
光は1/2波長板の横をそのまま通過し、他方の光は1
/2波長板51で偏波方向が90度回転して、両光は互
いに直交する関係となる。そして、第2の分離合成用複
屈折素子42でx方向で光が合成して、出力ポートから
出力する。このようにしてアド・ドロップ機能が実現で
きる。
【0034】図7は本発明に係るアド・ドロップ多重/
分波モジュールの更に他の実施例を示す説明図であり、
図8はその光路説明図である。図7は、各光部品の配列
状況と各光部品間での偏波状況を示している。ここで
も、各光部品に表示した両向き矢印は、光学軸の方向を
示している。また、説明を分かり易くするために、図1
と同様の座標軸を設定する。
【0035】まず、偏波方向が直交関係にある同じ光路
の光をx方向に分離しx方向で異なる光路の光を合成す
る第1の分離合成用複屈折素子60、偏波方向に応じて
常光は直進し異常光はy方向に光路をシフトする光路制
御用複屈折素子61、偏波方向が直交関係にある同じ光
路の光をx方向に分離しx方向で異なる光路の光を合成
する第2の分離合成用複屈折素子62を、この順序で間
隔をおいてz方向に配設する。
【0036】z方向を見て、第1の分離合成用複屈折素
子60と光路制御用複屈折素子61との間に、左右両側
光路で光学軸が対称となるように並置した2枚の1/2
波長板64、入力光には作用しないように(入力光のみ
バイパスするように)光路の一部(下側)に挿入されア
ド・ドロップ光の波長λi を透過させる帯域通過フィル
タ65、45度ファラデー回転子66を、その順序で配
置する。1/2波長板64は、図9に示すように、左側
光路は光学軸がx方向から22.5度傾き、右側光路は
光学軸がx方向から−22.5度傾いて、互いにy軸に
関し対称となっているものである。
【0037】同様に、光路制御用複屈折素子61と第2
の分離合成用複屈折素子62との間に、45度ファラデ
ー回転子68、出力光には作用しないように(出力光の
みバイパスするように)光路の一部(上側)に挿入され
アド・ドロップ光の波長λiを透過させる帯域通過フィ
ルタ69、左右の両側光路で光学軸が対称となるように
並置した2枚の1/2波長板70を配置する。この1/
2波長板70は、図9に示すのと同様、左側光路は光学
軸がx方向から−22.5度傾き、右側光路は光学軸が
x方向から22.5度傾いて、互いにy軸に関し対称と
なるように並設したものである。
【0038】このようにして、両方の帯域通過フィルタ
65,69の間で、アド・ドロップ光(波長:λi )を
除く波長多重光が複数回(図8では4回)反射するよう
に構成する。そして、第1の分離合成用複屈折素子60
の側に、y方向にずらせてアドポートと入力ポートを、
第2の分離合成用複屈折素子62の側に、y方向にずら
せて出力ポートとドロップポートを設置する。
【0039】次に、このアド・ドロップ多重/分波モジ
ュールの動作について説明する。入力ポートからz方向
に入力する波長多重光(入力光)は、第1の分離合成用
複屈折素子60で常光は直進し、異常光は屈折してx方
向に光分離する。そして1/2波長板64で偏波方向が
45度回転するため、両光の偏波方向は直交から平行
(x軸に対して−45度の方向)に変換される。それら
の光路には帯域通過フィルタが無いためにそのまま直進
(バイパス)し、次の45度ファラデー回転子66で偏
光方向が45度回転して、ともにx軸に平行になる。そ
れら両光は光路制御用複屈折素子61に対しては常光に
なっているので、そのまま直進する。そして45度ファ
ラデー回転子68で偏光方向が45度回転し、帯域通過
フィルタ69に至る。
【0040】帯域通過フィルタ69は、入力光(波長多
重光)のうち、ドロップする特定波長λi の光のみを透
過し、それ以外の波長光は反射する。透過光は、次の1
/2波長板70で互いに直交する関係となる。そして、
第2の分離合成用複屈折素子62でx方向で光が合成す
るため、ドロップポートから取り出すことができる。
【0041】帯域通過フィルタ69による反射光(波長
多重光)は、45度ファラデー回転子68で偏光方向が
45度回転し、偏光方向がy軸に平行な直線偏光にな
り、光路制御用複屈折素子61に対しては異常光になる
ので光路がy方向にシフトし、45度ファラデー回転子
66で偏光方向が45度回転し、帯域通過フィルタ65
で反射して戻る。そして、45度ファラデー回転子66
で偏光方向が45度回転し、偏光方向がx軸に平行な直
線偏光になる。光路制御用複屈折素子61に対しては常
光になるので光路はシフトせず直進し、45度ファラデ
ー回転子68で偏光方向が45度回転し、帯域通過フィ
ルタ68で反射されて戻る。このような動作が繰り返さ
れる。この実施例でも、光は、光路制御用複屈折素子6
1に対して、往路は常光で直進し、復路は異常光となっ
て光路シフトすることで、光路が重ならないように工夫
されている。
【0042】他方、アドポートからz方向に入力する波
長λi のアド光は、第1の分離合成複屈折素子60で常
光は直進し、異常光は屈折してx方向に光分離する。そ
して1/2波長板64で偏波方向が45度回転するた
め、両光の偏波方向は直交から平行(x軸に対して−4
5度の方向)に変換される。それらの光路には帯域通過
フィルタ65があるが、アド光の波長λi に対してはそ
のまま透過する。このように帯域通過フィルタ65を透
過したアド光と、両帯域通過フィルタ間で多重反射した
光(入力光からドロップ光が除かれた光)とは、それら
の偏波状態及び位置が完全に同一である。それらの光
は、45度ファラデー回転子66でx軸に平行な偏波方
向の直線偏光になる。それら両光は光路制御用複屈折素
子61に対しては常光になっているのでそのまま直進
し、45度ファラデー回転子68で偏光方向が45度回
転する。それらの光路には帯域通過フィルタが無いため
にそのまま直進(バイパス)し、1/2波長板70で両
光は互いに直交する関係となる。そして、第2の分離合
成用複屈折素子62によりx方向で光が合成して、出力
ポートから出力する。このようにしてアド・ドロップ機
能が実現できる。
【0043】上記の2例では両方の帯域通過フィルタ間
で4回反射させているが、帯域通過フィルタの構成によ
って任意の回数反射させることができる。偶数回の反射
の場合には、一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポー
トとアドポートを、他方の分離合成用複屈折素子側にド
ロップポートと出力ポートを設置する構成となり、奇数
回の反射の場合には、一方の分離合成用複屈折素子側に
入力ポートと出力ポートを、他方の分離合成用複屈折素
子側にドロップポートとアドポートを設置する構成とな
る。帯域通過フィルタの反射特性を、例えば20dB程
度としても、4回の反射で約80dBとなるため、反射
特性があまり良好ではないフィルタを用いてもドロップ
光の出力ポートへの漏れ光を著しく低減でき、高性能化
できる利点が生じる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記のように、複屈折素子、フ
ァラデー回転子、位相板、帯域通過フィルタなどにより
構成しているので、小型化と低コスト化が実現でき、相
対向する2方向にポートを設けることができるので、光
ファイバの引き回しスペースも最小限で済み、その点で
も大幅な小型化を図ることができる。また、帯域通過特
性を呈する干渉膜フィルタを光路に対して垂直に設置で
きるために、偏波依存性が生じず、透過・反射特性は向
上する。
【0045】また本発明は、2個の帯域通過フィルタ間
でアド・ドロップ光以外の波長光の反射を繰り返させる
構成にできるので、さほど反射特性の良好ではない干渉
膜フィルタを用いていても、ドロップ光の出力ポートへ
のクロストークを大幅に改善でき高性能化に容易に対応
できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアド・ドロップ多重/分波モジュ
ールの一実施例を示す説明図。
【図2】その光路説明図。
【図3】その1/2波長板の光学軸の説明図。
【図4】本発明に係るアド・ドロップ多重/分波モジュ
ールの他の実施例を示す説明図。
【図5】その光路説明図。
【図6】その1/2波長板と1/4波長板の光学軸の説
明図。
【図7】本発明に係るアド・ドロップ多重/分波モジュ
ールの更に他の実施例を示す説明図。
【図8】その光路説明図。
【図9】その1/2波長板の光学軸の説明図。
【図10】従来技術の一例を示す説明図。
【符号の説明】
20 第1の分離合成用複屈折素子 21 第1の光路制御用複屈折素子 22 第2の光路制御用複屈折素子 23 第2の分離合成用複屈折素子 24 第1の偏波回転手段 25 45度ファラデー回転子 26 1/2波長板 27 第2の偏波回転手段 28 1/2波長板 29 45度ファラデー回転子 30 45度ファラデー回転子 31 帯域通過フィルタ 32 45度ファラデー回転子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 育生 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 徳増 次雄 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 小野 博章 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 和田 秀亮 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 Fターム(参考) 2H099 AA01 BA17 CA05 CA07 CA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
    を分離し異なる光路の光を合成する第1の分離合成用複
    屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する第1及び第
    2の光路制御用複屈折素子、偏波方向が直交関係にある
    同じ光路の光を分離し異なる光路の光を合成する第2の
    分離合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配設
    し、 第1の分離合成用複屈折素子と第1の光路制御用複屈折
    素子との間に、偏波方向を直交から平行に又は平行から
    直交に変換する第1の偏波回転手段を配置し、 同様に、第2の光路制御用複屈折素子と第2の分離合成
    用複屈折素子との間にも、偏波方向を直交から平行に又
    は平行から直交に変換する第2の偏波回転手段を配置
    し、 第1の光路制御用複屈折素子と第2の光路制御用複屈折
    素子の間に、45度ファラデー回転子と、アド・ドロッ
    プ光の波長を透過しそれ以外の波長光を反射する帯域通
    過フィルタと、45度ファラデー回転子とを配置し、 それら配列体の一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポ
    ートと出力ポートを、他方の分離合成用複屈折素子側に
    ドロップポートとアドポートを設置したことを特徴とす
    るアド・ドロップ多重/分波モジュール。
  2. 【請求項2】 第1の偏波回転手段及び第2の偏波回転
    手段が、45度ファラデー回転子と、両側光路で光学軸
    が対称になるように並設した2枚の1/2波長板との組
    み合わせからなる請求項1記載のアド・ドロップ多重/
    分波モジュール。
  3. 【請求項3】 第1の偏波回転手段及び第2の偏波回転
    手段が、対角の位置関係にある光路に挿入される2枚の
    1/2波長板からなる請求項1記載のアド・ドロップ多
    重/分波モジュール。
  4. 【請求項4】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
    を分離し異なる光路の光を合成する第1の分離合成用複
    屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用
    複屈折素子、偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
    分離し異なる光路の光を合成する第2の分離合成用複屈
    折素子を、この順序で間隔をおいて配設し、 第1の分離合成用複屈折素子と光路制御用複屈折素子と
    の間に、片側光路に挿入される1/2波長板、1/4波
    長板、光路の一部に挿入されアド・ドロップ光の波長を
    透過しそれ以外の波長光を反射する帯域通過フィルタ、
    1/4波長板を配置し、同様に、光路制御用複屈折素子
    と第2の分離合成用複屈折素子との間に、1/4波長
    板、光路の一部に挿入されアド・ドロップ光の波長を透
    過しそれ以外の波長光を反射する帯域通過フィルタ、1
    /4波長板、片側光路に挿入される1/2波長板を配置
    して、両方の帯域通過フィルタ間でアド・ドロップ光を
    除く波長多重光が複数回反射するようにし、 それら配列体の一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポ
    ートを、他方の分離合成用複屈折素子側にドロップポー
    トを設置し、それら配列体のいずれか一方の分離合成用
    複屈折素子側にアドポートを、他方の分離合成用複屈折
    素子側に出力ポートを設置したことを特徴とするアド・
    ドロップ多重/分波モジュール。
  5. 【請求項5】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
    を分離し異なる光路の光を合成する第1の分離合成用複
    屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用
    複屈折素子、偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
    分離し異なる光路の光を合成する第2の分離合成用複屈
    折素子を、この順序で間隔をおいて配設し、 第1の分離合成用複屈折素子と光路制御用複屈折素子と
    の間に、両側光路で光学軸が対称となるように並置した
    2枚の1/2波長板、光路の一部に挿入されアド・ドロ
    ップ光の波長を透過しそれ以外の波長光を反射する帯域
    通過フィルタ、45度ファラデー回転子を配置し、同様
    に、光路制御用複屈折素子と第2の分離合成用複屈折素
    子との間に、45度ファラデー回転子、光路の一部に挿
    入されアド・ドロップ光の波長を透過しそれ以外の波長
    光を反射する帯域通過フィルタ、両側光路で光学軸が対
    称となるように並置した2枚の1/2波長板を配置し
    て、両方の帯域通過フィルタ間でアド・ドロップ光を除
    く波長多重光が複数回反射するようにし、 それら配列体の一方の分離合成用複屈折素子側に入力ポ
    ートを、他方の分離合成用複屈折素子側にドロップポー
    トを設置し、それら配列体のいずれか一方の分離合成用
    複屈折素子側にアドポートを、他方の分離合成用複屈折
    素子側に出力ポートを設置したことを特徴とするアド・
    ドロップ多重/分波モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002029473A1 (fr) * 2000-10-03 2002-04-11 Fdk Corporation Circulateur optique et commutateur optique

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WO2002029473A1 (fr) * 2000-10-03 2002-04-11 Fdk Corporation Circulateur optique et commutateur optique
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